JP6931410B1 - 検修管理システム、検修管理サーバおよび検修管理方法 - Google Patents

検修管理システム、検修管理サーバおよび検修管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】鉄道車両の検査において必要な検査項目を反映した検査票を作成可能な検修管理システムを得ること。【解決手段】鉄道車両10に搭載された機器の状態を示す稼働データを取得する取得装置20と、稼働データに基づいて、各機器の検査項目の要否を判断した判断結果を出力する稼働データ収集サーバ30と、判断結果に基づいて、鉄道車両10の検査の際に使用される検査票を作成して出力する検修管理サーバ40と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、鉄道車両の検査を支援する検修管理システム、検修管理サーバおよび検修管理方法に関する。
従来、鉄道会社の保守担当者は、定期的に鉄道車両の検査を行い、不具合が発見された機器等を修理または交換して、鉄道車両の運行中に不具合が発生する事態を回避している。保守担当者は、鉄道車両の検査において、対象の機器が多くなるほど、全ての検査項目を実施するための検査時間が長くなる。近年、鉄道車両の高性能化に伴って、検査項目も増加する傾向にある。このような問題に対して、特許文献1には、電気車の営業運転中に、検査項目の記録条件に合致した動作条件時のデータを測定し、判定基準と比較して異常のない場合は次の検査の際に検査項目から外すことで、検査時間を短縮させる技術が開示されている。
特開2009−54190号公報
保守担当者は、実際に鉄道車両を検査する際、検査票に記載されている検査項目に従って検査を行う。しかしながら、上記従来の技術によれば、検査項目を減らす判断ができても、検査票に反映させることができない。そのため、保守担当者は、検査票に従って検査を行うと、検査が不要な項目か否かを判断できず、検査不要とされた項目も検査してしまう、という問題があった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、鉄道車両の検査において必要な検査項目を反映した検査票を作成可能な検修管理システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示の検修管理システムは、鉄道車両の走行中における鉄道車両に搭載された機器の状態を示す稼働データを取得する取得装置と、稼働データに基づいて、各機器の検査項目の要否を判断した判断結果を出力する稼働データ収集サーバと、判断結果に基づいて、鉄道車両の検査の際に使用される検査結果を入力可能な検査項目を含む検査票を作成して出力する検修管理サーバと、を備える。稼働データ収集サーバは、検査が必要な検査項目および検査が不要な検査項目を明示した判断結果を出力し、検修管理サーバは、検査が必要な検査項目および検査が不要な検査項目を反映し、検査が不要な検査項目の検査を省略するために、稼働データで代用可能な検査項目については、検査結果として稼働データを含む検査票を作成して出力することを特徴とする。
本開示によれば、検修管理システムは、鉄道車両の検査において必要な検査項目を反映した検査票を作成できる、という効果を奏する。
実施の形態1に係る検修管理システムの構成例を示す図 実施の形態1に係る検修管理システムの動作を示すフローチャート 実施の形態1に係る稼働データ収集サーバの提示部に提示される稼働データの例を示す図 実施の形態1に係る検修管理サーバの作成部で作成される検査票の例を示す図 実施の形態1に係る稼働データ収集サーバおよび検修管理サーバが備える処理回路をプロセッサおよびメモリで構成する場合の例を示す図 実施の形態1に係る稼働データ収集サーバおよび検修管理サーバが備える処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の例を示す図 実施の形態2に係る検修管理システムの構成例を示す図
以下に、本開示の実施の形態に係る検修管理システム、検修管理サーバおよび検修管理方法を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る検修管理システム1の構成例を示す図である。検修管理システム1は、鉄道車両10と、取得装置20と、稼働データ収集サーバ30と、検修管理サーバ40と、を備える。
鉄道車両10は、走行中において、搭載されている機器の状態を示す稼働データを収集し、稼働データを取得装置20に送信する。搭載されている機器には、構成部品の一部が動く機械類の他、構成が単純な器具類が含まれる。搭載されている機器は、例えば、ブレーキ装置、車輪を回転させるモータ、車輪などである。稼働データは、例えば、ブレーキ装置の空気圧、モータに流れる電流、車輪のフランジの形状などである。本実施の形態において、鉄道車両10は、無線通信によって、稼働データを送信する。なお、鉄道車両10は、各種の稼働データを収集したときの鉄道車両10の通算の走行距離、路線上の走行位置などの情報を稼働データに含めて送信してもよい。
取得装置20は、鉄道車両10から、鉄道車両10に搭載された機器の状態を示す稼働データを取得する。本実施の形態において、取得装置20は、走行中の鉄道車両10から無線通信によって送信された稼働データを受信することによって、稼働データを取得する。取得装置20は、例えば、無線LAN(Local Area Network)アクセスポイントなどの無線通信装置である。取得装置20は、鉄道車両10から取得した稼働データを稼働データ収集サーバ30に出力する。
稼働データ収集サーバ30は、取得装置20から取得した稼働データに基づいて、鉄道車両10に搭載される各機器の検査項目の要否を判断した判断結果を検修管理サーバ40に出力する。具体的には、稼働データ収集サーバ30は、各機器の稼働データのうち検査票に設定されている検査項目の検査結果として使用可能な稼働データに対応する検査について、要否を判断した判断結果を検修管理サーバ40に出力する。検査票に設定されている検査項目は、各機器に対して1つに限定されず、2つ以上であってもよい。前述の判断結果は、機器単位ではなく、検査項目単位である。稼働データ収集サーバ30は、稼働データを検修管理システム1の管理者に提示する提示部31と、提示された稼働データを確認した検修管理システム1の管理者から、各機器の検査項目の要否の判断結果を受け付ける受付部32と、を備える。
検修管理サーバ40は、稼働データ収集サーバ30から取得した判断結果に基づいて、鉄道車両10の検査の際に使用される検査票を作成して出力する。検修管理サーバ40は、稼働データ収集サーバ30から、判断結果を取得する取得部41と、判断結果に基づいて、鉄道車両10の検査の際に使用される検査票を作成する作成部42と、検査票を出力する出力部43と、を備える。
本実施の形態において、稼働データ収集サーバ30は、検査が必要な検査項目および検査が不要な検査項目を明示した判断結果を出力する。検修管理サーバ40の取得部41は、稼働データ収集サーバ30から、検査が必要な検査項目および検査が不要な検査項目を明示した判断結果を取得する。検修管理サーバ40の作成部42は、検査が必要な検査項目および検査が不要な検査項目を反映した検査票を作成する。検修管理サーバ40の出力部43は、検査が必要な検査項目および検査が不要な検査項目が反映された検査票を出力する。
また、本実施の形態において、稼働データ収集サーバ30は、検査が必要な検査項目について、検査の緊急性を表す検査必要段階を示す判断結果を出力する。検修管理サーバ40の取得部41は、稼働データ収集サーバ30から、検査が必要な検査項目について、検査の緊急性を表す検査必要段階を示す判断結果を取得する。検修管理サーバ40の作成部42は、検査必要段階を反映した検査票を作成する。検修管理サーバ40の出力部43は、検査必要段階が反映された検査票を出力する。
検修管理システム1の動作について説明する。図2は、実施の形態1に係る検修管理システム1の動作を示すフローチャートである。検修管理システム1において、鉄道車両10は、走行中に、搭載されている機器の状態を示す稼働データを収集し、稼働データを取得装置20に送信する。取得装置20は、鉄道車両10から稼働データを取得する(ステップS1)。取得装置20は、鉄道車両10から取得した稼働データを稼働データ収集サーバ30に出力する。
稼働データ収集サーバ30は、取得装置20から取得した稼働データに基づいて、鉄道車両10に搭載される各機器の検査項目の要否を判断した判断結果を出力する(ステップS2)。具体的には、稼働データ収集サーバ30において、提示部31は、稼働データを検修管理システム1の管理者に提示する。受付部32は、提示部31に提示された稼働データを確認した検修管理システム1の管理者から、各機器の検査項目の要否の判断結果を受け付ける。
図3は、実施の形態1に係る稼働データ収集サーバ30の提示部31に提示される稼働データの例を示す図である。提示部31は、図3に示すように、ある稼働データの時間ごとの推移、および正常な状態である正常範囲を示す閾値を提示する。提示部31は、図3の例では、閾値を上限値および下限値で提示している。検修管理システム1の管理者は、図3のように提示部31に提示される稼働データを確認することによって、当該稼働データに相当する機器の検査項目について、鉄道車両10の次の検査時に検査が必要か否かを判断することができる。また、検修管理システム1の管理者は、稼働データの分布が上限値または下限値の付近に分布している場合、稼働データが正常範囲から外れる可能性があることから、検査必要段階、すなわち検査の優先順位を上げるように判断することができる。なお、提示部31は、稼働データ収集サーバ30の外部の表示装置などを介して、稼働データを検修管理システム1の管理者に提示してもよい。受付部32は、鉄道車両10の次の検査時に検査の必要な検査項目について、検修管理システム1の管理者から、検査必要段階を受け付ける。稼働データ収集サーバ30は、受付部32で受け付けられた、各機器の検査項目の要否の判断、および検査の必要な検査項目の検査必要段階の判断を含む判断結果を、検修管理サーバ40に出力する。
図2の説明に戻る。検修管理サーバ40において、取得部41は、稼働データ収集サーバ30から判断結果を取得する。作成部42は、取得部41で取得された判断結果に基づいて、鉄道車両10の検査の際に使用される検査票を作成する(ステップS3)。出力部43は、作成部42で作成された検査票を出力する(ステップS4)。出力部43は、例えば、鉄道車両10の検査を行う作業者が検査時に使用する図示しない携帯端末に、検査票を出力する。この場合、出力部43は、携帯端末において検査票を表示可能な、検査票のデータを出力する。なお、出力部43は、紙などに検査票を印刷することによって、検査票を出力してもよい。
図4は、実施の形態1に係る検修管理サーバ40の作成部42で作成される検査票の例を示す図である。図4は、検修管理サーバ40の作成部42で作成される検査票の一部分を抜粋したものである。検修管理サーバ40は、図4に示すように、検査が不要な検査項目を網掛表示し、検査が必要な項目を網掛表示ではない通常表示することによって、検査が必要な検査項目および検査が不要な検査項目を明確にすることができる。図4の例では、フランジの厚さの検査項目について、鉄道車両10から取得した稼働データにおいて「10ミリメートル」であり、上限値および下限値で示される範囲内にあることから、鉄道車両10の次の検査時に検査が不要と判断されていることを示している。これにより、鉄道車両10の検査を行う作業者は、図4に示す検査票を使用することによって、検査が必要な検査項目、および検査が不要な検査項目を容易に認識することができる。
また、図4に示す検査票では、検査が必要な検査項目について、検査の優先順位を示す検査必要段階が示されている。ここでは、検査必要段階の値が小さいほど、検査の優先順位が高いものとする。図4の例では、タイヤの厚さ、フランジの高さ、の検査項目を早急に検査し、次に、フランジ角、および踏面勾配の検査項目を検査し、次に、すり板摩耗量、およびバネ圧力の検査項目を検査するように検査の順番を示している。これにより、鉄道車両10の検査を行う作業者は、図4に示す検査票を使用することによって、緊急度の高い検査項目から検査を行うことができる。
なお、検修管理サーバ40において、作成部42は、稼働データ収集サーバ30において検査が必要か否か判断されていない機器についての検査項目を含む検査票を作成する。鉄道車両10は、作業者が行う全ての検査に対応する稼働データを収集している訳では無く、作業者が行う検査のうち一部の検査について対応する稼働データを収集している。稼働データ収集サーバ30は、検修管理サーバ40で作成される検査票に含まれる検査項目のうち、対応する稼働データのない検査項目については、検査が必要か否かを判断できない。そのため、検修管理サーバ40の作成部42は、検査漏れのないように、稼働データ収集サーバ30で検査が必要か否か判断されていない検査項目を含む検査票を作成する。これにより、作業者は、鉄道車両10の検査時、検修管理サーバ40から出力される検査票を確認することによって、検査が必要な検査項目、および検査が不要な検査項目を容易に把握することができる。
また、検修管理システム1の管理者は、作業者が検査を終えた後の検査票を用いて、検査が必要か否かを判断する際の閾値を変更してもよい。検修管理システム1の管理者は、例えば、ある検査項目について、対応する稼働データが閾値付近であったため検査必要と判断したが、実際の検査では閾値に対して余裕があった場合、検査が必要か否かを判断する際の閾値を変更してもよい。これにより、検修管理システム1の管理者は、作業者が検査を終えた後の検査票を、次回以降に検査票を作成する際のフィードバックに利用することができる。
つづいて、検修管理システム1のハードウェア構成について説明する。検修管理システム1において、鉄道車両10は、センサなど各種のデータを収集可能な機器を備えた車両である。取得装置20は、無線通信装置である。稼働データ収集サーバ30は処理回路により実現される。検修管理サーバ40は処理回路により実現される。処理回路は、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサおよびメモリであってもよいし、専用のハードウェアであってもよい。
図5は、実施の形態1に係る稼働データ収集サーバ30および検修管理サーバ40が備える処理回路をプロセッサおよびメモリで構成する場合の例を示す図である。処理回路がプロセッサ91およびメモリ92で構成される場合、稼働データ収集サーバ30および検修管理サーバ40の各処理回路の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ92に格納される。処理回路では、メモリ92に記憶されたプログラムをプロセッサ91が読み出して実行することにより、各機能を実現する。すなわち、処理回路は、稼働データ収集サーバ30または検修管理サーバ40の処理が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ92を備える。また、これらのプログラムは、稼働データ収集サーバ30または検修管理サーバ40の手順および方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
ここで、プロセッサ91は、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、またはDSP(Digital Signal Processor)などであってもよい。また、メモリ92には、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(登録商標)(Electrically EPROM)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、またはDVD(Digital Versatile Disc)などが該当する。
図6は、実施の形態1に係る稼働データ収集サーバ30および検修管理サーバ40が備える処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の例を示す図である。処理回路が専用のハードウェアで構成される場合、図6に示す処理回路93は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。稼働データ収集サーバ30または検修管理サーバ40の各機能を機能別に処理回路93で実現してもよいし、各機能をまとめて処理回路93で実現してもよい。
なお、稼働データ収集サーバ30または検修管理サーバ40の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、処理回路は、専用のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、検修管理システム1において、稼働データ収集サーバ30は、鉄道車両10で得られた各機器の状態を示す稼働データを提示し、提示された稼働データを確認した管理者から、各機器の検査項目の要否の判断結果を受け付け、検査が必要か否かを示す判断結果を出力する。検修管理サーバ40は、稼働データ収集サーバ30から出力された判断結果を反映した検査票を作成して出力する。これにより、検修管理システム1は、鉄道車両10の検査を行う作業者に対して、稼働データで代用可能な検査項目については検査を行わないようにして、検査が必要か否かを認識可能な検査票を提供することができる。鉄道車両10の検査を行う作業者は、検修管理サーバ40で作成された検査票を使用することで、検査の必要のない検査項目を把握でき、さらに、優先して検査すべき検査項目を認識することができる。この結果、鉄道車両10の検査を行う作業者は、全ての検査項目を検査する場合と比較して、検査時間を短くすることができる。
なお、本実施の形態において、取得装置20は、無線通信装置であって、走行中の鉄道車両10から稼働データを取得している。これは、鉄道車両10は、各機器の状態を監視して稼働データを得る動作を定期的に実施しているため、運行が終了するまでの走行中の全ての稼働データを鉄道車両10に記憶するためには、容量の大きなメモリが必要になるためである。しかしながら、鉄道車両10の運行時間が比較的短い場合、または、鉄道車両10に搭載可能であって大容量、省スペース、および安価なメモリがある場合、鉄道車両10は、走行中の稼働データを鉄道車両10が備えるメモリに蓄積しておいてもよい。この場合、取得装置20は、鉄道車両10が運行を終えて車庫などに戻ってきてから、無線通信、有線通信、または記憶媒体経由で、鉄道車両10から稼働データを取得してもよい。
実施の形態2.
実施の形態1では、検修管理システム1の稼働データ収集サーバ30は、検修管理システム1の管理者などによる判断に基づく判断結果を出力していた。実施の形態2では、検修管理システムの稼働データ収集サーバは、取得装置20から取得した稼働データに基づいて、鉄道車両10に搭載される各機器の必要な検査項目を自動で判断して、判断結果を出力する場合について説明する。
図7は、実施の形態2に係る検修管理システム1aの構成例を示す図である。検修管理システム1aは、鉄道車両10と、取得装置20と、稼働データ収集サーバ30aと、検修管理サーバ40と、を備える。稼働データ収集サーバ30aは、取得装置20から取得した稼働データに基づいて、鉄道車両10に搭載される各機器の検査要否を判断した判断結果を出力する。稼働データ収集サーバ30aは、稼働データに基づいて、各機器の検査項目について必要か否かを判断する判断部33を備える。判断部33は、例えば、人工知能を用いて、各機器の検査項目について必要か否かを判断する。判断部33は、稼働データに鉄道車両10の通算の走行距離、路線上の走行位置などの情報が含まれている場合、これらの情報を用いて、各機器の検査項目について必要か否かを判断してもよい。また、判断部33は、検修管理サーバ40が出力した検査票で示される検査項目を確認した作業者からの検査項目の妥当性の評価を受け付け、機械学習を行ってもよい。検修管理システム1aの管理者は、例えば、作業者が検査を終えた後の検査票を学習用データとして用いて、判断部33に機械学習をさせてもよい。
なお、稼働データ収集サーバ30aは、一部の稼働データについて、提示部31および受付部32を用いて判断結果を出力し、残りの稼働データについて、判断部33を用いて判断結果を出力するようにしてもよい。
稼働データ収集サーバ30aのハードウェア構成は、実施の形態1の稼働データ収集サーバ30と同様である。稼働データ収集サーバ30aを実現する処理回路は、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサおよびメモリであってもよいし、専用のハードウェアであってもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、検修管理システム1aにおいて、稼働データ収集サーバ30aは、検査項目の要否を判断部33が判断し、判断結果を出力する。この場合においても、検修管理システム1aは、鉄道車両10の検査を行う作業者に対して、検査が必要か否かを認識可能な検査票を提供することができる。鉄道車両10の検査を行う作業者は、検修管理サーバ40で作成された検査票を使用することで、検査の必要のない検査項目を把握でき、さらに、優先して検査すべき検査項目を認識することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,1a 検修管理システム、10 鉄道車両、20 取得装置、30,30a 稼働データ収集サーバ、31 提示部、32 受付部、33 判断部、40 検修管理サーバ、41 取得部、42 作成部、43 出力部。

Claims (19)

  1. 鉄道車両の走行中における前記鉄道車両に搭載された機器の状態を示す稼働データを取得する取得装置と、
    前記稼働データに基づいて、各機器の検査項目の要否を判断した判断結果を出力する稼働データ収集サーバと、
    前記判断結果に基づいて、前記鉄道車両の検査の際に使用される検査結果を入力可能な検査項目を含む検査票を作成して出力する検修管理サーバと、
    を備え、
    前記稼働データ収集サーバは、検査が必要な検査項目および検査が不要な検査項目を明示した前記判断結果を出力し、
    前記検修管理サーバは、検査が必要な検査項目および検査が不要な検査項目を反映し、検査が不要な検査項目の検査を省略するために、稼働データで代用可能な検査項目については、前記検査結果として前記稼働データを含む前記検査票を作成して出力する、
    ことを特徴とする検修管理システム。
  2. 前記稼働データ収集サーバは、検査が必要な検査項目について、検査の緊急性を表す検査必要段階を示す前記判断結果を出力し、
    前記検修管理サーバは、前記検査必要段階を反映した前記検査票を作成して出力する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の検修管理システム。
  3. 前記稼働データ収集サーバは、
    前記稼働データを提示する提示部と、
    提示された前記稼働データを確認した管理者から、各機器の検査項目の要否の判断結果を受け付ける受付部と、
    を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の検修管理システム。
  4. 前記稼働データ収集サーバは、
    前記稼働データに基づいて、各機器の検査項目について必要か否かを判断する判断部、
    を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の検修管理システム。
  5. 前記判断部は、人工知能を用いて、各機器の検査項目について必要か否かを判断する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の検修管理システム。
  6. 前記判断部は、前記検修管理サーバが出力した前記検査票で示される検査項目を確認した作業者からの検査項目の妥当性の評価を受け付け、機械学習を行う、
    ことを特徴とする請求項5に記載の検修管理システム。
  7. 前記検修管理サーバは、前記稼働データ収集サーバにおいて検査が必要か否か判断されていない機器についての検査項目を含む前記検査票を作成して出力する、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の検修管理システム。
  8. 前記取得装置は、無線通信装置であり、走行中の前記鉄道車両から無線通信によって送信された前記稼働データを受信することによって、前記稼働データを取得する、
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の検修管理システム。
  9. 鉄道車両の走行中における前記鉄道車両に搭載された機器の状態を示す稼働データに基づいて各機器の検査項目の要否を判断した判断結果を出力する稼働データ収集サーバから、前記判断結果を取得する取得部と、
    前記判断結果に基づいて、前記鉄道車両の検査の際に使用される検査結果を入力可能な検査項目を含む検査票を作成する作成部と、
    前記検査票を出力する出力部と、
    を備え、
    前記取得部は、前記稼働データ収集サーバから、検査が必要な検査項目および検査が不要な検査項目を明示した前記判断結果を取得し、
    前記作成部は、検査が必要な検査項目および検査が不要な検査項目を反映し、検査が不要な検査項目の検査を省略するために、稼働データで代用可能な検査項目については、前記検査結果として前記稼働データを含む前記検査票を作成する、
    ことを特徴とする検修管理サーバ。
  10. 前記取得部は、前記稼働データ収集サーバから、検査が必要な検査項目について、検査の緊急性を表す検査必要段階を示す前記判断結果を取得し、
    前記作成部は、前記検査必要段階を反映した前記検査票を作成する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の検修管理サーバ。
  11. 前記作成部は、前記稼働データ収集サーバにおいて検査項目が判断されていない機器についての検査項目を含む前記検査票を作成する、
    ことを特徴とする請求項9または10に記載の検修管理サーバ。
  12. 取得装置が、鉄道車両の走行中における前記鉄道車両に搭載された機器の状態を示す稼働データを取得する第1のステップと、
    稼働データ収集サーバが、前記稼働データに基づいて、各機器の検査項目の要否を判断した判断結果を出力する第2のステップと、
    検修管理サーバが、前記判断結果に基づいて、前記鉄道車両の検査の際に使用される検査結果を入力可能な検査項目を含む検査票を作成して出力する第3のステップと、
    を含み、
    前記第2のステップにおいて、前記稼働データ収集サーバは、検査が必要な検査項目および検査が不要な検査項目を明示した前記判断結果を出力し、
    前記第3のステップにおいて、前記検修管理サーバは、検査が必要な検査項目および検査が不要な検査項目を反映し、検査が不要な検査項目の検査を省略するために、稼働データで代用可能な検査項目については、前記検査結果として前記稼働データを含む前記検査票を作成して出力する、
    ことを特徴とする検修管理方法。
  13. 前記第2のステップにおいて、前記稼働データ収集サーバは、検査が必要な検査項目について、検査の緊急性を表す検査必要段階を示す前記判断結果を出力し、
    前記第3のステップにおいて、前記検修管理サーバは、前記検査必要段階を反映した前記検査票を作成して出力する、
    ことを特徴とする請求項12に記載の検修管理方法。
  14. 前記稼働データ収集サーバは提示部および受付部を備え、前記第2のステップは、
    前記提示部が、前記稼働データを提示する提示ステップと、
    前記受付部が、提示された前記稼働データを確認した管理者から、各機器の検査項目の要否の判断結果を受け付ける受付ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項12または13に記載の検修管理方法。
  15. 前記稼働データ収集サーバは判断部を備え、前記第2のステップは、
    判断部が、前記稼働データに基づいて、各機器の検査項目について必要か否かを判断する判断ステップ、
    を含むことを特徴とする請求項12または13に記載の検修管理方法。
  16. 前記判断ステップにおいて、前記判断部は、人工知能を用いて、各機器の検査項目について必要か否かを判断する、
    ことを特徴とする請求項15に記載の検修管理方法。
  17. 前記判断ステップにおいて、前記判断部は、前記検修管理サーバが出力した前記検査票で示される検査項目を確認した作業者からの検査項目の妥当性の評価を受け付け、機械学習を行う、
    ことを特徴とする請求項16に記載の検修管理方法。
  18. 前記第3のステップにおいて、前記検修管理サーバは、前記稼働データ収集サーバにおいて検査項目が判断されていない機器についての検査項目を含む前記検査票を作成して出力する、
    ことを特徴とする請求項12から17のいずれか1つに記載の検修管理方法。
  19. 前記取得装置は無線通信装置であり、
    前記第1のステップにおいて、前記取得装置は、走行中の前記鉄道車両から無線通信によって送信された前記稼働データを受信することによって、前記稼働データを取得する、
    ことを特徴とする請求項12から18のいずれか1つに記載の検修管理方法。
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