JP6930132B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
排水性能を高めるために、タイヤ周方向に延びる複数本の主溝とタイヤ赤道線に対して傾斜する複数本のラグ溝とをトレッドに設けた空気入りタイヤが知られている(例えば、特許文献1)。
特許第3946197号公報
特許文献1に記載の空気入りタイヤは、耐偏摩耗性能および操縦安定性能を維持しつつ排水性能を高めることについて、改善の余地がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は排水性能を高めるとともに、耐偏摩耗性能および操縦安定性能を悪化させないようにすることのできる空気入りタイヤを提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のある態様による空気入りタイヤは、タイヤ赤道線からタイヤ幅方向左右の少なくとも一方において、タイヤ周方向に延在する1本以上のセンター主溝と、タイヤ接地端から前記センター主溝に連通する第一連通ラグ溝とを備え、前記センター主溝はタイヤ幅方向に振幅を有し、前記第一連通ラグ溝は前記センター主溝に接し、前記センター主溝の溝幅は、タイヤ周方向の位置によって変化し、前記センター主溝の溝幅は、前記センター主溝と前記第一連通ラグ溝との合流部分において、他の部分よりも狭い
前記センター主溝をタイヤ周方向にシースルー構造で形成すると共に、前記センター主溝のタイヤ幅方向最外縁がタイヤ赤道線から離間する距離をL1、トレッド展開幅の半分をTWとした場合に比L1/TWが0.15以上0.25以下の範囲であることが好ましい。
前記センター主溝のタイヤ幅方向の振幅をW、トレッド展開幅の半分をTWとした時に比W/TWが0.04以上0.10以下の範囲にあり、かつ前記センター主溝の繰返しピッチ長Pが60mm以上100mm以下の範囲にあることが好ましい。
前記センター主溝を2つ有し、2つの前記センター主溝は、タイヤ幅方向の振幅の最大位置が相互に±20°の範囲内で位相をずらして配置されることが好ましい。
前記第一連通ラグ溝内において、前記センター主溝のタイヤ幅方向内側の最大振幅位置と前記センター主溝のタイヤ幅方向外側の最大振幅位置とを結ぶ仮想線と、前記センター主溝のタイヤ幅方向外側の最大振幅位置同士を結ぶ仮想線とのなす角度αが20°以上50°以下であり、前記ラグ溝内において、前記センター主溝のタイヤ幅方向外側の最大振幅位置とタイヤ接地端での前記第一連通ラグ溝のタイヤ周方向の幅の中心位置とを結ぶ仮想線と、タイヤ周方向に沿った仮想線とのなす角度βが50°以上80°以下であることが好ましい。
前記センター主溝の溝幅は、前記第一連通ラグ溝の溝幅よりも広いことが好ましい。
前記センター主溝のタイヤ幅方向外側に、タイヤ周方向に延在する最外主溝と、前記第一連通ラグ溝同士の間において、前記タイヤ接地端から前記センター主溝と前記最外主溝との間の第二陸部の途中で終端する第二連通ラグ溝とをさらに含むことが好ましい。
前記第二連通ラグ溝はタイヤ接地端から第二陸部内の終端に向けて溝幅が狭くなることが好ましい。
前記第二連通ラグ溝の第二陸部内の終端位置についてタイヤ赤道線からの距離をL3とし、トレッド展開幅の半分をTWとした時に、比L3/TWが0.15以上0.20以下となることが好ましい。
本発明にかかる空気入りタイヤによれば、排水性能を高めるとともに、耐偏摩耗性能および操縦安定性能を悪化させないようにすることができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る空気入りタイヤを示す子午断面図である。 図2は、図1に示す空気入りタイヤのトレッド部を示す平面図である。 図3は、図2において、トレッド部の溝の一部を省略して示す図である。 図4は、図2において、トレッド部の溝の一部を省略して示す図である。 図5は、本発明の他の実施形態に係る空気入りタイヤのトレッド部を示す平面図である。 図6は、比較例のトレッドパターンを示す図である。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。この実施形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。なお、以下の各図の説明において、他の図と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る空気入りタイヤを示す子午断面図である。図1は、タイヤ径方向の片側領域の断面図を示している。また、図1は、空気入りタイヤ1(以下、適宜、タイヤ1と呼ぶ)の一例として、乗用車用ラジアルタイヤを示している。図2は、図1に示す空気入りタイヤ1のトレッド部3を示す平面図である。
図1において、タイヤ子午線方向の断面とは、タイヤ回転軸(図示省略)を含む平面でタイヤを切断したときの断面をいう。また、符号CLは、タイヤ赤道面であり、タイヤ回転軸方向にかかるタイヤの中心点を通りタイヤ回転軸に垂直な平面をいう。また、タイヤ径方向とは、タイヤ回転軸に垂直な方向をいう。図2において、タイヤ幅方向とは、タイヤ回転軸に平行な方向をいい、タイヤ周方向とは、タイヤ回転軸周りの方向をいう。タイヤ赤道線とは、タイヤ赤道面CL上にあって空気入りタイヤ1のタイヤ周方向に沿う線をいう。本実施形態では、タイヤ赤道線にタイヤ赤道面と同じ符号「CL」を付す。
この空気入りタイヤ1は、タイヤ回転軸を中心とする環状構造を有し、一対のビードコア11、11と、一対のビードフィラー12、12と、カーカス層13と、ベルト層14と、トレッドゴム2と、一対のサイドウォールゴム16、16と、一対のリムクッションゴム17、17とを備える。また、カーカス層13の内側、或いは、当該カーカス層13の、空気入りタイヤ1における内部側には、インナーライナ15がカーカス層13に沿って形成されている。
一対のビードコア11、11は、複数のビードワイヤを束ねて成る環状部材であり、左右のビード部10のコアを構成する。一対のビードフィラー12、12は、一対のビードコア11、11のタイヤ径方向外周にそれぞれ配置されてビード部10を構成する。
カーカス層13は、1枚のカーカスプライから成る単層構造あるいは複数のカーカスプライを積層して成る多層構造を有し、左右のビードコア11、11間にトロイダル状に架け渡されてタイヤの骨格を構成する。また、カーカス層13の両端部は、ビードコア11およびビードフィラー12を包み込むようにタイヤ幅方向外側に巻き返されて係止される。また、カーカス層13のカーカスプライは、スチールあるいは有機繊維材(例えば、アラミド、ナイロン、ポリエステル、レーヨンなど)から成る複数のカーカスコードをコートゴムで被覆して圧延加工して構成される。
ベルト層14は、一対の交差ベルト141、142と、ベルトカバー143とを積層して成り、カーカス層13の外周に掛け廻されて配置される。一対の交差ベルト141、142は、スチールあるいは有機繊維材から成る複数のベルトコードをコートゴムで被覆して圧延加工して構成される。また、一対の交差ベルト141、142は、相互に異符号のベルト角度(タイヤ周方向に対するベルトコードの長手方向の傾斜角として定義される)を有し、ベルトコードの長手方向を相互に交差させて積層される。ベルトカバー143は、コートゴムで被覆されたスチールあるいは有機繊維材から成る複数のコードを圧延加工して構成される。また、ベルトカバー143は、交差ベルト141、142のタイヤ径方向外側に積層されて配置される。
トレッドゴム2は、カーカス層13およびベルト層14のタイヤ径方向外周に配置されてタイヤのトレッド部3を構成する。一対のサイドウォールゴム16、16は、カーカス層13のタイヤ幅方向外側にそれぞれ配置されて左右のサイドウォール部6を構成する。一対のリムクッションゴム17、17は、左右のビードコア11、11およびカーカス層13の巻き返し部のタイヤ径方向内側にそれぞれ配置されて、リムフランジに対する左右のビード部10の接触面を構成する。
[トレッドパターン]
図2に示すように、本例の空気入りタイヤ1は、タイヤ周方向に延在する4本の周方向主溝20と、4本の周方向主溝20によって5列に区画されたセンター陸部31、第二陸部32、ショルダー陸部33と、複数の第一連通ラグ溝41と、複数の第二連通ラグ溝42と、センターラグ溝51とをトレッド部3に備える。
トレッド部3は、タイヤ周方向に所定間隔で配置されて第二陸部32、ショルダー陸部33をタイヤ幅方向に貫通する複数の第一連通ラグ溝41と、複数の第二連通ラグ溝42とを備えている。そして、各第二陸部32、ショルダー陸部33が、周方向主溝20ならびに第一連通ラグ溝41および第二連通ラグ溝42に区画されてブロック列となっている。
周方向主溝20とは、摩耗末期を示すウェアインジケータを有する周方向溝であり、一般に、5.0mm以上の溝幅および7.5mm以上の溝深さを有する。また、ラグ溝とは、2.0mm以上の溝幅および3.0mm以上の溝深さを有する横溝をいう。
周方向主溝20は、タイヤ赤道線CLの近傍に、タイヤ周方向に延在するセンター主溝21と、センター主溝21のタイヤ幅方向外側に、タイヤ周方向に延在する最外主溝22とを含む。図2に示すように、センター主溝21は、タイヤ周方向に延在すると共に波状形状を有する主溝である。「波状形状」とは、タイヤ幅方向に振幅を有することをいう。本例では、センター主溝21は、正弦波状主溝である。正弦波状とは、タイヤ周方向に延在し、かつ、タイヤ周方向への位置に応じて赤道線CLからのタイヤ幅方向の距離が周期的に変化する形状である。正弦波状には、タイヤ幅方向の距離の変化の周期が完全に一定ではなく誤差がある場合や、タイヤ周方向の波長が完全に一定ではなく誤差がある場合も含まれる。また、正弦波状に限らず、センター主溝21が、タイヤ幅方向に屈曲あるいは湾曲しつつタイヤ周方向に延在するジグザグ形状を有しても良い(図示省略)。
図2において、符号Tは、タイヤ接地端である。タイヤ接地端Tとは、タイヤ1を正規リムにリム組みして、正規内圧を充填して、平面上に垂直に置いて、正規荷重を加えた負荷状態のときにトレッド部3が接地する部分のタイヤ幅方向の端部をいう。
また、図2の構成では、トレッド部3は、タイヤ赤道面CLを中心として左右に同様のトレッドパターンを有している。これに限らず、トレッド部3は、タイヤ赤道面CLを中心として左右いずれか一方のみに図2に示すトレッドパターンを有し、他方は別のトレッドパターンを有しても良い(図示省略)。
溝幅は、タイヤ1を規定リムに装着して規定内圧を充填した無負荷状態にて、溝開口部における左右の溝壁の距離の最大値として測定される。陸部が切欠部や面取部をエッジ部に有する構成では、溝長さ方向を法線方向とする断面視にて、トレッド踏面と溝壁の延長線との交点を基準として、溝幅が測定される。また、溝がタイヤ周方向にジグザグ状あるいは波状に延在する構成では、溝壁の振幅の中心線を基準として、溝幅が測定される。
溝深さは、タイヤ1を規定リムに装着して規定内圧を充填した無負荷状態にて、トレッド踏面から溝底までの距離の最大値として測定される。また、溝が部分的な凹凸部やサイプを溝底に有する構成では、これらを除外して溝深さが測定される。
「規定リム」とは、タイヤ1が基づく規格を含む規格体系において、その規格がタイヤ1毎に定めているリムであり、JATMAであれば標準リム、TRAであれば“Design Rim”、ETRTOであれば“Measuring Rim”である。但し、タイヤ1が新車装着タイヤの場合には、このタイヤ1が組まれる純正ホイールを用いる。
「規定内圧」とは、タイヤ1が基づく規格を含む規格体系において、その規格がタイヤ1毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表“TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES”に記載の最大値、ETRTOであれば“INFLATION PRESSURE”である。但し、タイヤ1が新車装着タイヤの場合には、車両に表示された空気圧とする。
「規定荷重」とは、タイヤ1が基づく規格を含む規格体系において、その規格がタイヤ1毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表“TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES”に記載の最大値、ETRTOであれば“LOAD CAPACITY”である。但し、タイヤ1が乗用車である場合には前記荷重の88[%]に相当する荷重とする。タイヤ1が新車装着タイヤの場合には、車両の車検証記載の前後軸重をそれぞれタイヤの数で除して求めた輪荷重とする。
図2において、センターラグ溝51は一端が他端よりも太くなっている。そして、センターラグ溝51の太い一端はセンター主溝21のタイヤ赤道線CL側に設けられた延長部21Eに連通し、センターラグ溝51の細い他端はタイヤ周方向に並ぶ他のセンターラグ溝51の太い一端に連通している。また、第二陸部32には、センター主溝21と最外主溝22との間で、センター主溝21の最大振幅部からタイヤ幅方向外側に最外主溝22に連通してタイヤ周方向に並ぶように第一連通ラグ溝41が配置される。このため、第二陸部32は、第一連通ラグ溝41によりタイヤ周方向に分断され、複数の円弧形状のブロック32aがタイヤ周方向に並んで配置された状態になる。
なお、図2において、矢印Yは空気入りタイヤ1の回転方向を示す。図2の上側は路面への先着側(踏み込み側)であり、図2の下側は路面への後着側(蹴り出し側)である。
図3および図4は、図2において、トレッド部3の溝の一部を省略して示す図である。
図3に示すように、空気入りタイヤ1は、タイヤ赤道線CLからタイヤ幅方向左右の少なくとも一方において、1本以上のセンター主溝21と、タイヤ接地端Tからセンター主溝21に連通する第一連通ラグ溝41とを備えている。センター主溝21は、タイヤ幅方向に振幅を有する。第一連通ラグ溝41はセンター主溝21に接する。空気入りタイヤ1は、このような構成を有するため、センター陸部31の水をトレッド部3のトレッドパターンの外側へ効果的に排出させることができる。
図3に示すように、センター主溝21は、その延在方向すなわちタイヤ周方向の位置によって、タイヤ赤道線CLとのタイヤ幅方向の距離が周期的に変化する。第一連通ラグ溝41がセンター主溝21に接する位置としては、センター主溝21とタイヤ赤道線CLとのタイヤ幅方向の距離が最大の位置(以下、最大振幅位置と呼ぶ)、センター主溝21とタイヤ赤道線CLとのタイヤ幅方向の距離が最小の位置(以下、最小振幅位置と呼ぶ)、最大振幅位置と最小振幅位置との中間の位置(以下、中間振幅位置と呼ぶ)、が考えられる。最大振幅位置、最小振幅位置および中間振幅位置のうち、図3に示すように最大振幅位置において、第一連通ラグ溝41がセンター主溝21に接することにより、センター陸部31の水をトレッド部3のトレッドパターンの外側へより効果的に排出させることができる。
また、空気入りタイヤ1は、センター主溝21をタイヤ周方向にシースルー構造で形成することが好ましい。シースルー構造とは、センター主溝21をタイヤ周方向に投影したときに連続空間が形成されている構造である。より具体的には、センター主溝21が図3に示すように正弦波状になっていても、そのタイヤ幅方向の中央位置(一点鎖線210で示す)にはシースルー部分が残存するようになっている。さらに、図4に示すように、空気入りタイヤ1は、センター主溝21のタイヤ幅方向最外縁がタイヤ赤道線CLから離間する距離をL1、トレッド展開幅の半分をTWとした場合に比L1/TWが0.15以上0.25以下の範囲であることが好ましい。
空気入りタイヤ1において、比L1/TWが0.15未満であるとセンター陸部31の偏摩耗が発生し易くなる。一方、比L1/TWが0.25よりも大きいと排水性能が低下する。なお、トレッド展開幅TWは、空気入りタイヤ1が規定リムに装着されて規定内圧を付与されると共に荷重を加えない無負荷状態のときの、トレッド部3の展開図におけるタイヤ幅方向の両端の直線距離である。
図4において、空気入りタイヤ1は、センター主溝21のタイヤ幅方向の振幅をW、トレッド展開幅の半分をTWとした時に、比W/TWが0.04以上0.10以下の範囲にあり、かつ、センター主溝21の繰返しピッチ長Pが60mm以上100mm以下の範囲にあることが好ましい。比W/TWが0.04未満になると排水性能を向上させることができるが、偏摩耗が発生し易くなる。一方、比W/TWが0.10より大きくなると排水性能が悪化する。また、センター主溝21のピッチ長Pが100mmより大きくなると排水性能を向上させることができるが、偏摩耗が発生し易くなる。一方で、ピッチ長Pが60mm未満になると偏摩耗が発生し易くなる。なお、タイヤ周方向に並ぶセンター主溝21の振幅の数すなわちピッチ数は、例えば15以上30以下であることが好ましい。
空気入りタイヤ1は、センター主溝21を2つ有し、2つのセンター主溝21は、タイヤ幅方向の振幅の最大位置が相互に+20°以下−20°以上の位相をずらして配置されることが好ましい。すなわち、2つのセンター主溝21は、タイヤ幅方向の振幅の最大位置の位相差PHが±20°の範囲でずらして配置される。センター主溝21同士の位相のずれ量が±20°の範囲を超える場合には、センター陸部31の水をトレッド部3のトレッドパターンの外側へ効果的に排出できない。
空気入りタイヤ1は、第一連通ラグ溝41内において、センター主溝21のタイヤ幅方向内側の最大振幅位置とセンター主溝21のタイヤ幅方向外側の最大振幅位置とを結ぶ仮想線と、センター主溝21のタイヤ幅方向外側の最大振幅位置同士を結ぶ仮想線とのなす角度αが20°以上50°以下であることが好ましい。
また、空気入りタイヤ1は、第一連通ラグ溝41内において、センター主溝21のタイヤ幅方向外側の最大振幅位置とタイヤ接地端Tでの第一連通ラグ溝41のタイヤ周方向の幅の中心位置とを結ぶ仮想線と、タイヤ周方向に沿った仮想線とのなす角度βが50°以上80°以下であることが好ましい。
センター主溝21に接続する第一連通ラグ溝41について、センター主溝21内での曲がり具合と、センター主溝21外での曲がり具合とを上記の角度範囲で規定することにより、特に第二陸部32の剛性バランスが良く、排水性能を向上させつつ耐偏摩耗性能を向上させることができる。
空気入りタイヤ1において、センター主溝21の溝幅は、センター主溝21全体に亘って、第一連通ラグ溝41の最大溝幅よりも広いことが好ましい。このため、センター主溝21の溝幅よりも第一連通ラグ溝41の溝幅の方が細くなり、第一連通ラグ溝41が形成されている部分の剛性を確保することができる。これにより、特に第二陸部32の剛性バランスが良くなり、排水性能を向上させつつ耐偏摩耗性能を向上させることができる。
空気入りタイヤ1において、センター主溝21の溝幅は、タイヤ周方向の位置によって変化し、センター主溝21と第一連通ラグ溝41との合流部分において、他の部分よりも狭いことが好ましい。具体的には、図4に示す長さL4が、他の部分よりも短いことが好ましい。例えば、長さL4は、センター主溝21の最大溝幅の90%以上95%以下であればよい。このように、センター主溝21と第一連通ラグ溝41との合流部分において、センター主溝21の溝幅が他の部分よりも狭いことにより、センター陸部31と第二陸部32との剛性バランスが良く、排水性能を向上させつつ耐偏摩耗性能を向上させることができる。
空気入りタイヤ1は、第一連通ラグ溝41同士の間にタイヤ接地端Tから第二陸部32の途中で終端する第二連通ラグ溝42をさらに含む。このように第二連通ラグ溝42が存在することにより、排水性能を向上させつつ、偏摩耗性能を悪化させないようにすることができる。
第二連通ラグ溝42はタイヤ接地端Tから第二陸部32内の終端に向けて溝幅が狭くなる。このように第二連通ラグ溝42が存在することにより、特にショルダー陸部33及び第二陸部32の剛性バランスが良く、排水性能を向上させつつ耐偏摩耗性能を向上させることができる。
空気入りタイヤ1は、第二連通ラグ溝42の第二陸部32内の終端位置についてタイヤ赤道線CLからの距離をL3、トレッド展開幅の半分をTWとした時に、比L3/TWが0.15以上0.20以下であることが好ましい。比L3/TWが0.15未満となるとセンター陸部31の偏摩耗が発生し易くなる。一方、比L3/TWが0.20よりも大きくなると排水性能が低下する。
空気入りタイヤ1は、接地端T同士の距離すなわち接地幅CWに対する、センター陸部31のタイヤ幅方向の幅W2の比W2/CWが0.15以上0.20以下であることが好ましい。比W2/CWが0.15未満となるとセンター陸部31の偏摩耗が発生し易くなる。一方、比W2/CWが0.20よりも大きくなると排水性能が低下する。
[他の実施形態]
図5は、本発明の他の実施形態に係る空気入りタイヤ1のトレッド部3を示す平面図である。図5に示すように、本例の空気入りタイヤ1は、タイヤ周方向に延在する3本の周方向主溝20と、3本の周方向主溝20によって4列に区画された陸部32、33と、複数の第一連通ラグ溝41と、複数の第二連通ラグ溝42とをトレッド部3に備える。
周方向主溝20は、センター主溝21と、センター主溝21のタイヤ幅方向外側に、タイヤ周方向に延在する最外主溝22とを含む。図5に示すように、正弦波状のセンター主溝21は、タイヤ赤道線CL上に位置していてもよい。
[実施例]
表1および表2は、この発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤの性能試験の結果を示す表である。この性能試験では、複数種類の試験タイヤについて、排水性能に関する評価が行われた。評価に用いた車両は、Super−formula Dallara SF14である。フロントタイヤのサイズを250/620R13、リアタイヤのサイズを360/620R13とし、以下の条件にて排水性能を確認した。空気圧は車両の走行前でフロントタイヤが120kPa、リアタイヤが130kPaである。評価車両の重量は、ドライバー搭乗時で660kgである。評価コースは、岡山国際サーキット(3.703km/周)である。評価ラップ数は、34Lap(34Lap×3.703km=125.902km)である。なお、サーキットの天気は雨である。
実施例1から実施例16の空気入りタイヤ1は、図1から図4に記載した構成を有する。実施例1から実施例16の空気入りタイヤ1は、タイヤ赤道線CLからタイヤ幅方向左右の少なくとも一方において、タイヤ周方向に延在する1本以上のセンター主溝21と、タイヤ接地端Tからセンター主溝21に連通する第一連通ラグ溝41とを備える。第一連通ラグ溝41がセンター主溝21に接する位置は、実施例1から実施例3が最小振幅位置、実施例4から実施例6が中間振幅位置、実施例7から実施例16が最大振幅位置である。
実施例1から実施例16の空気入りタイヤ1は、センター主溝21をタイヤ周方向にシースルー構造で形成しており、比L1/TWが、実施例1については0.12、実施例2から実施例16については0.15以上0.25以下の範囲内の値である。
空気入りタイヤ1は、比W/TWが、実施例1から実施例3については0.02、実施例4については0.15、実施例5から実施例16については0.04以上0.10以下の範囲内の値である。また、空気入りタイヤ1は、センター主溝21の繰返しピッチ長Pが、実施例1から実施例3については50mm、実施例4から実施例6については110mm、実施例7から実施例16については60mm以上100mm以下の範囲内の値である。
空気入りタイヤ1は、2つのセンター主溝21のタイヤ幅方向の振幅の最大位置の位相差PHが、実施例1から実施例3については−40°、実施例4から実施例6については+30°、実施例7から実施例16については±20°の範囲内の値である。
また、空気入りタイヤ1は、実施例1から実施例16については角度αが20°以上50°以下であり、かつ、角度βが50°以上80°以下の範囲内の値である。
空気入りタイヤ1は、実施例1から実施例3についてはセンター主溝21の溝幅が第一連通ラグ溝41の溝幅よりも狭く、実施例4から実施例16についてはセンター主溝21の溝幅が第一連通ラグ溝41の溝幅よりも広い。
空気入りタイヤ1は、第二連通ラグ溝42を有し、第二連通ラグ溝42の形状が、実施例1から実施例3についてはトレッドパターンの外側端へ向かって先細り、実施例4から実施例16についてはセンターに向かって先細り、である。また、空気入りタイヤ1は、比L3/TWが、実施例1から実施例15については0.15、実施例16については0.20である。
比較例として、図6のトレッドパターンを有するタイヤを用意した。図6は、比較例のトレッドパターンを示す図である。図6に示すように、比較例のトレッドパターンは、周方向に延在する主溝20がいずれもストレート形状であり、正弦波状になっていない。比較例のトレッドパターンは、第一連通ラグ溝41に相当する連通ラグ溝40を有し、第二連通ラグ溝42に相当するラグ溝を有していない。比較例のトレッドパターンは、比L1/TWが0.32である。また、比較例のトレッドパターンは、中央の主溝20の溝幅が18mm、連通ラグ溝40の溝幅が20mmである。
比較例を「100」として、ラップタイムを比較することによって、排水性能を評価した。計測したラップタイム[秒]を逆数で示し、比較例に対して値が大きいほどラップタイムが良く、値が小さいほどラップタイムが悪いことを示す。
表1、表2に示すように、実施例1から実施例16の空気入りタイヤは、比較例よりもラップタイムが良く、排水性能が高い。特に、比L1/TWが0.15以上0.25以下の範囲内である場合、比W/TWが0.04以上0.10以下の範囲内かつ繰返しピッチ長Pが60mm以上100mm以下の範囲内である場合、センター主溝の位相差PHが±20°の範囲内である場合、角度αが20°以上50°以下の範囲内かつ角度βが50°以上80°以下の範囲内である場合、センター主溝21の溝幅が第一連通ラグ溝41の溝幅よりも広い場合、第二連通ラグ溝がタイヤ接地端Tから第二陸部内の終端に向けて溝幅が狭くなる形状である場合、比L3/TWが0.15以上0.20以下の範囲内である場合に、良好な結果を示すことがわかった。
Figure 0006930132
Figure 0006930132
1 空気入りタイヤ
2 トレッドゴム
3 トレッド部
6 サイドウォール部
10 ビード部
11 ビードコア
12 ビードフィラー
13 カーカス層
14 ベルト層
15 インナーライナ
16 サイドウォールゴム
17 リムクッションゴム
20 周方向主溝
21 センター主溝
21E 延長部
22 最外主溝
31 センター陸部
32 第二陸部
32a ブロック
33 ショルダー陸部
41 第一連通ラグ溝
42 第二連通ラグ溝
51 センターラグ溝
141、142 交差ベルト
143 ベルトカバー
CL タイヤ赤道線
T タイヤ接地端

Claims (9)

  1. タイヤ赤道線からタイヤ幅方向左右の少なくとも一方において、タイヤ周方向に延在する1本以上のセンター主溝と、タイヤ接地端から前記センター主溝に連通する第一連通ラグ溝とを備え、
    前記センター主溝はタイヤ幅方向に振幅を有し、
    前記第一連通ラグ溝は前記センター主溝に接し、
    前記センター主溝の溝幅は、タイヤ周方向の位置によって変化し、
    前記センター主溝の溝幅は、前記センター主溝と前記第一連通ラグ溝との合流部分において、他の部分よりも狭い空気入りタイヤ。
  2. 前記センター主溝をタイヤ周方向にシースルー構造で形成すると共に、前記センター主溝のタイヤ幅方向最外縁がタイヤ赤道線から離間する距離をL1、トレッド展開幅の半分をTWとした場合に比L1/TWが0.15以上0.25以下の範囲である請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記センター主溝のタイヤ幅方向の振幅をW、トレッド展開幅の半分をTWとした時に比W/TWが0.04以上0.10以下の範囲にあり、かつ前記センター主溝の繰返しピッチ長Pが60mm以上100mm以下の範囲にある請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記センター主溝を2つ有し、2つの前記センター主溝は、タイヤ幅方向の振幅の最大位置が相互に±20°の範囲内で位相をずらして配置される請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記第一連通ラグ溝内において、前記センター主溝のタイヤ幅方向内側の最大振幅位置と前記センター主溝のタイヤ幅方向外側の最大振幅位置とを結ぶ仮想線と、前記センター主溝のタイヤ幅方向外側の最大振幅位置同士を結ぶ仮想線とのなす角度αが20°以上50°以下であり、
    前記ラグ溝内において、前記センター主溝のタイヤ幅方向外側の最大振幅位置とタイヤ接地端での前記第一連通ラグ溝のタイヤ周方向の幅の中心位置とを結ぶ仮想線と、タイヤ周方向に沿った仮想線とのなす角度βが50°以上80°以下である請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記センター主溝の溝幅は、前記第一連通ラグ溝の溝幅よりも広い請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記センター主溝のタイヤ幅方向外側に、タイヤ周方向に延在する最外主溝と、前記第一連通ラグ溝同士の間において、前記タイヤ接地端から前記センター主溝と前記最外主溝との間の第二陸部の途中で終端する第二連通ラグ溝とをさらに含む請求項1から請求項6のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記第二連通ラグ溝はタイヤ接地端から前記第二陸部内の終端に向けて溝幅が狭くなる請求項7に記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記第二連通ラグ溝の第二陸部内の終端位置についてタイヤ赤道線からの距離をL3とし、トレッド展開幅の半分をTWとした時に、比L3/TWが0.15以上0.20以下となる請求項7または8に記載の空気入りタイヤ。
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