JP6874642B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

この発明は、空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、タイヤのトラクション性能と耐久性能とを両立できる空気入りタイヤに関する。
砂地や岩場などの走行に使用されるオフロード用タイヤでは、タイヤのトラクション性を高めるために、傾斜ラグ溝およびブロック列を主体としたトレッドパターンが採用されている。かかる構成を採用する従来の空気入りタイヤとして、特許文献1に記載される技術が知られている。
特開2015−223884号公報
一方で、上記したオフロード用タイヤでは、走行時におけるブロックのもげ(いわゆるチャンク)等の損傷を抑制すべき課題がある。
一方で、上記したオフロード用タイヤでは、走行時におけるラグ溝の溝底の損傷を抑制すべき課題がある。
そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、タイヤのトラクション性能と耐久性能とを両立できる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかる空気入りタイヤは、タイヤ接地端に開口する複数のショルダーラグ溝と、タイヤ赤道面に交差すると共にタイヤ周方向に対して傾斜しつつ延在して前記ショルダーラグ溝に連通するセンターラグ溝と、前記ショルダーラグ溝および前記センターラグ溝に区画された複数のショルダーブロックおよび複数のセンターブロックとを備える空気入りタイヤであって、前記ショルダーラグ溝と前記センターラグ溝との接続点の溝底に形成されると共に、1つの前記ショルダーブロックと一対の前記センターブロックとを連結するショルダー連結部を備えることを特徴とする。
この発明にかかる空気入りタイヤによれば、ショルダー連結部がブロックの剛性を確保することにより、タイヤ転動時におけるブロックのもげが抑制される。また、ショルダー連結部がショルダーラグ溝とセンターラグ溝との接続点の溝底に形成されることにより、他の位置におけるラグ溝の溝容積が確保されて、タイヤのトラクション性が維持される。これにより、タイヤのトラクション性能を維持ししつつブロック耐久性を向上できる利点がある。
図1は、この発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤを示すタイヤ子午線方向の断面図である。 図2は、図1に記載した空気入りタイヤのトレッド面を示す平面図である。 図3は、図2に記載したトレッドパターンの要部を示す拡大図である。 図4は、図3に記載したショルダー連結部を示す説明図である。 図5は、図4に記載したショルダー連結部のA視断面図である。 図6は、図4に記載したショルダー連結部のB視断面図である。 図7は、図4に記載したショルダー連結部のC視断面図である。 図8は、図2に記載したトレッドパターンの要部を示す拡大図である。 図9は、この発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。また、この実施の形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
[空気入りタイヤ]
図1は、この発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤを示すタイヤ子午線方向の断面図である。同図は、タイヤ径方向の片側領域の断面図を示している。また、同図は、空気入りタイヤの一例として、乗用車用ラジアルタイヤを示している。
同図において、タイヤ子午線方向の断面とは、タイヤ回転軸(図示省略)を含む平面でタイヤを切断したときの断面をいう。また、符号CLは、タイヤ赤道面であり、タイヤ回転軸方向にかかるタイヤの中心点を通りタイヤ回転軸に垂直な平面をいう。また、タイヤ幅方向とは、タイヤ回転軸に平行な方向をいい、タイヤ径方向とは、タイヤ回転軸に垂直な方向をいう。
空気入りタイヤ1は、タイヤ回転軸を中心とする環状構造を有し、一対のビードコア11、11と、一対のビードフィラー12、12と、カーカス層13と、ベルト層14と、トレッドゴム15と、一対のサイドウォールゴム16、16と、一対のリムクッションゴム17、17とを備える(図1参照)。
一対のビードコア11、11は、スチールから成る1本あるいは複数本のビードワイヤを環状かつ多重に巻き廻して成り、ビード部に埋設されて左右のビード部のコアを構成する。一対のビードフィラー12、12は、一対のビードコア11、11のタイヤ径方向外周にそれぞれ配置されてビード部を補強する。
カーカス層13は、1枚のカーカスプライから成る単層構造あるいは複数枚のカーカスプライを積層して成る多層構造を有し、左右のビードコア11、11間にトロイダル状に架け渡されてタイヤの骨格を構成する。また、カーカス層13の両端部は、ビードコア11およびビードフィラー12を包み込むようにタイヤ幅方向外側に巻き返されて係止される。また、カーカス層13のカーカスプライは、スチールあるいは有機繊維材(例えば、アラミド、ナイロン、ポリエステル、レーヨンなど)から成る複数のカーカスコードをコートゴムで被覆して圧延加工して構成され、絶対値で80[deg]以上95[deg]以下のカーカス角度(タイヤ周方向に対するカーカスコードの長手方向の傾斜角として定義される)を有する。なお、図1の構成では、カーカス層13が単一のカーカスプライから成る単層構造を有するが、これに限らず、カーカス層13が複数のカーカスプライを積層して成る多層構造を有しても良い(図示省略)。
ベルト層14は、一対の交差ベルト141、142と、ベルトカバー143および一対のベルトエッジカバー144とを積層して成り、カーカス層13の外周に掛け廻されて配置される。一対の交差ベルト141、142は、スチールあるいは有機繊維材から成る複数のベルトコードをコートゴムで被覆して圧延加工して構成され、絶対値で20[deg]以上55[deg]以下のベルト角度を有する。また、一対の交差ベルト141、142は、相互に異符号のベルト角度(タイヤ周方向に対するベルトコードの長手方向の傾斜角として定義される)を有し、ベルトコードの長手方向を相互に交差させて積層される(いわゆるクロスプライ構造)。ベルトカバー143および一対のベルトエッジカバー144は、スチールあるいは有機繊維材から成るベルトコードをコートゴムで被覆して構成され、絶対値で0[deg]以上10[deg]以下のベルト角度を有する。また、ベルトカバー143および一対のベルトエッジカバー144は、例えば、1本あるいは複数本のベルトコードをコートゴムで被覆して成るストリップ材であり、このストリップ材を交差ベルト141、142の外周面に対してタイヤ周方向に複数回かつ螺旋状に巻き付けて構成される。
トレッドゴム15は、カーカス層13およびベルト層14のタイヤ径方向外周に配置されてタイヤのトレッド部を構成する。一対のサイドウォールゴム16、16は、カーカス層13のタイヤ幅方向外側にそれぞれ配置されて左右のサイドウォール部を構成する。一対のリムクッションゴム17、17は、左右のビードコア11、11およびカーカス層13の巻き返し部のタイヤ径方向内側にそれぞれ配置されて、ビード部のリム嵌合面を構成する。
[トレッドパターン]
図2は、図1に記載した空気入りタイヤのトレッド面を示す平面図である。同図は、オフロード用タイヤのトレッドパターンを示している。同図において、タイヤ周方向とは、タイヤ回転軸周りの方向をいう。また、符号Tは、タイヤ接地端であり、寸法記号TWは、タイヤ接地幅である。また、同図では、後述するショルダーラグ溝21およびセンターラグ溝22の溝中心線が仮想線により示されている。
図2に示すように、空気入りタイヤ1は、ショルダーラグ溝21、センターラグ溝22および連通溝23と、これらのラグ溝21〜23に区画されて成る複数のショルダーブロック31および複数のセンターブロック32とを備える。
ショルダーラグ溝21は、タイヤ接地端Tに開口するラグ溝であり、特にオフロード用タイヤにおいて、20[mm]以上の溝幅および10[mm]以上の溝深さを有する。また、複数のショルダーラグ溝21が、タイヤ周方向に所定ピッチで配列される。
センターラグ溝22は、タイヤ赤道面CLに交差すると共にタイヤ周方向に対して傾斜しつつ延在してショルダーラグ溝21に連通するラグ溝であり、特にオフロード用タイヤにおいて、8[mm]以上の溝幅および10[mm]以上の溝深さを有する。また、複数のセンターラグ溝22が、タイヤ周方向に所定ピッチで配列される。
連通溝23は、タイヤ周方向に隣り合う一対のセンターラグ溝22を接続する溝であり、8[mm]以上の溝幅および10[mm]以上の溝深さを有する。
タイヤ接地端Tは、タイヤを規定リムに装着して規定内圧を付与すると共に静止状態にて平板に対して垂直に置いて規定荷重に対応する負荷を加えたときのタイヤと平板との接触面におけるタイヤ軸方向の最大幅位置として定義される。
溝幅は、タイヤを規定リムに装着して規定内圧を充填した無負荷状態にて、溝開口部における左右の溝壁の距離の最大値として測定される。陸部が切欠部や面取部をエッジ部に有する構成では、溝長さ方向を法線方向とする断面視にて、トレッド踏面と溝壁の延長線との交点を測定点として、溝幅が測定される。また、溝がタイヤ周方向にジグザグ状あるいは波状に延在する構成では、溝壁の振幅の中心線を測定点として、溝幅が測定される。
溝深さは、タイヤを規定リムに装着して規定内圧を充填した無負荷状態にて、トレッド踏面から溝底までの距離の最大値として測定される。また、溝が部分的な凹凸部やサイプを溝底に有する構成では、これらを除外して溝深さが測定される。
規定リムとは、JATMAに規定される「適用リム」、TRAに規定される「Design Rim」、あるいはETRTOに規定される「Measuring Rim」をいう。また、規定内圧とは、JATMAに規定される「最高空気圧」、TRAに規定される「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」の最大値、あるいはETRTOに規定される「INFLATION PRESSURES」をいう。また、規定荷重とは、JATMAに規定される「最大負荷能力」、TRAに規定される「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」の最大値、あるいはETRTOに規定される「LOAD CAPACITY」をいう。ただし、JATMAにおいて、乗用車用タイヤの場合には、規定内圧が空気圧180[kPa]であり、規定荷重が最大負荷能力の88[%]である。
ショルダーブロック31は、タイヤ幅方向の最も外側にあるブロック列を構成するブロックとして定義される。センターブロック32は、ショルダーブロック31のブロック列よりもタイヤ幅方向内側にあるブロック列を構成するブロックとして定義される。
例えば、図2の構成では、タイヤ赤道面CLを境界とする一方の領域にて、ショルダーラグ溝21が、一方の端部にてタイヤ接地端Tに開口し、タイヤ周方向に湾曲しつつタイヤ幅方向に延在して、他方の端部にてタイヤ赤道面CLを越えることなく終端している。また、複数のショルダーラグ溝21が、所定ピッチで配列されている。また、センターラグ溝22が、傾斜主溝であり、JATMAに規定されるウェアインジケータ(図示省略)を有している。また、センターラグ溝22が、緩やかなS字状の湾曲形状を有し、ショルダーラグ溝21に対してタイヤ周方向の逆方向に傾斜しつつトレッド部センター領域を横断して、ショルダーラグ溝21に接続している。また、センターラグ溝22のタイヤ周方向に対する傾斜角が、30[deg]以上60[deg]以下の範囲内にある。また、複数のセンターラグ溝22が、ショルダーラグ溝21のピッチと同一のピッチで配列されている。また、連通溝23が、タイヤ赤道面CLに交差して配置され、タイヤ幅方向に略平行に延在している。また、連通溝23が、タイヤ周方向に隣り合う一対のセンターラグ溝22、22に接続して、これらのセンターラグ溝22、22を連通させている。また、単一の連通溝23が、隣り合うセンターラグ溝22、22にそれぞれ配置されている。
より具体的には、図2の右側領域にて、第一のセンターラグ溝22(22A)が第一のショルダーラグ溝21(21A)の側方から第一のショルダーラグ溝21(21A)にT字状に接続して終端し、第二のショルダーラグ溝21(21B)が第一のセンターラグ溝22(22A)の側方から第一のセンターラグ溝22(22A)にT字状に接続して終端し、第二のセンターラグ溝22(22B)が第二のショルダーラグ溝21(21B)の側方から第二のショルダーラグ溝21(21B)にT字状に接続して終端する。そして、複数組のショルダーラグ溝21およびセンターラグ溝22が、タイヤ周方向に繰り返し配列される。このため、1つのショルダーラグ溝21が2つのセンターラグ溝22に接続し、また、1つのセンターラグ溝22が2つのショルダーラグ溝21に接続する。また、連通溝23が、タイヤ赤道面CL上に配置されて、隣り合うセンターラグ溝22、22に接続している。また、空気入りタイヤ1が、タイヤ赤道面CL上の点を中心とする略点対称なトレッドパターンを有している。これにより、トレッド全体として、網目状の溝パターンが形成されている。
また、ブロック列に着目すると、ショルダーブロック31およびセンターブロック32から成る4つのブロック列が形成されている。また、左右のショルダーブロック31の列が、タイヤ接地端T上にあり、また、2つのセンターブロック列が、トレッドセンター領域に配置されている。また、ショルダーブロック31およびセンターブロック32がタイヤ周方向に千鳥状に配列され、センターブロック32が2列かつ並列に配列されている。また、各センターブロック32が、タイヤ赤道面CLに交差して配置されている。
また、図2の構成では、上記のように複数組のショルダーラグ溝21およびセンターラグ溝22がT字状かつタイヤ周方向に交互に接続することにより、ショルダーラグ溝21およびセンターラグ溝22から成るジグザグ状の周方向溝(図中の符号省略)が形成されている。ここでは、ショルダーラグ溝21とセンターラグ溝22との接続点、すなわち上記ジグザグ状の周方向溝の屈曲点を、点P1、P2として定義する。
接続点P1、P2は、ショルダーラグ溝21およびセンターラグ溝22の溝中心線の交点として定義される。
ラグ溝の溝中心線は、トレッド平面視にて、溝幅の測定点の中点を結ぶ曲線を滑らかな円弧あるいは直線で近似した線として定義される。このため、図2のように、ブロックが屈曲形状のエッジ部を有する場合であっても、溝中心線が滑らかな円弧あるいは直線として近似される。
また、タイヤ接地端Tから接続点P1、P2までの距離Dp1、Dp2が、タイヤ接地幅TWに対して、0.10≦Dp1/TW、Dp2/TW≦0.40および0.10≦Dp2−Dp1≦0.30の条件を満たすことが好ましい。これにより、ラグ溝パターンが適正化されて、オフロード走行時のタイヤのトラクション性が向上する。
タイヤ接地幅TWは、タイヤを規定リムに装着して規定内圧を付与すると共に静止状態にて平板に対して垂直に置いて規定荷重に対応する負荷を付与したときのタイヤと平板との接触面におけるタイヤ軸方向の最大直線距離として測定される。
距離Dp1、Dp2は、タイヤを規定リムに装着して規定内圧を付与すると共に無負荷状態として測定される。
なお、図2の構成では、上記のように、空気入りタイヤ1が、タイヤ赤道面CL上の点を中心とする略点対称なトレッドパターンを有している。しかし、これに限らず、空気入りタイヤ1が、例えば、タイヤ赤道面CLを中心とする左右線対称なトレッドパターンあるいは左右非対称なトレッドパターンを有しても良いし、タイヤ回転方向に方向性を有するトレッドパターンを有しても良い(図示省略)。
また、図2の構成では、上記のように、空気入りタイヤ1が2列のセンターブロック列を備えている。しかし、これに限らず、空気入りタイヤ1が、3列以上のセンターブロック列を備えても良い(図示省略)。
[ショルダー連結部]
図3は、図2に記載したトレッドパターンの要部を示す拡大図である。図4は、図3に記載したショルダー連結部を示す説明図である。同図は、1つのショルダー連結部41と、一対のショルダーブロック31、31の部分および1つのセンターブロック32を抽出して示している。図5〜図7は、図4に記載したショルダー連結部のA視断面図(図5)、B視断面図(図6)およびC視断面図(図7)である。
図3に示すように、空気入りタイヤ1は、ブロック31、32を補強するショルダー連結部41を備える。
ショルダー連結部41は、1つのショルダーブロック31と一対のセンターブロック32、32とを連結する補強要素であり、ショルダーラグ溝21とセンターラグ溝22との接続点P2の溝底に形成される。このショルダー連結部41により、ブロック31、32の剛性が確保されて、タイヤ転動時におけるブロック31、32のもげが抑制される。
例えば、図3の構成では、上記のように、タイヤ赤道面CLの片側領域にて、ショルダーブロック31とセンターブロック32とがタイヤ周方向に千鳥状に配列されている(図2参照)。また、ショルダーラグ溝21がセンターラグ溝22の側方からセンターラグ溝22に接続して、T字状の三叉路が形成されている。そして、ショルダー連結部41が、このショルダーラグ溝21とセンターラグ溝22との接続点P2に形成されている。言い換えると、ショルダー連結部41が、ショルダーラグ溝21の一部とセンターラグ溝22の一部とから成るジグザグ状の周方向主溝のタイヤ赤道面CL側の屈曲点(接続点P2)に形成されている。一方で、ジグザグ状の周方向主溝のタイヤ接地端T側の屈曲点(接続点P1)には、ブロックの連結部が形成されていない(図2参照)。これにより、ショルダーラグ溝の溝容積が確保されている。
また、図3に示すように、ショルダー連結部41が、トレッド平面視にてタイヤ周方向に頂部を向けたU字形状(ないしはV字形状)を有している。すなわち、ショルダー連結部41が、ショルダーラグ溝21とセンターラグ溝22との接続点P2に形成され、接続点P2からT字状の三叉路のうちの二方向にのみ延在している。これにより、ショルダー連結部41により連結された3つのブロック31、32、32の剛性のバランスが適正化されて、ブロックのもげが効果的に抑制されている。
具体的には、ショルダー連結部41が、ショルダーラグ溝21とセンターラグ溝22との接続点P2にてU字状に湾曲した形状を有し、接続点P2からショルダーラグ溝21とセンターラグ溝22の片側との二方向のみに延在している。また、ショルダー連結部41のショルダーラグ溝21側の延在部が、他の接続点P1の手前で終端している。また、ショルダー連結部41のセンターラグ溝22側の延在部が、接続点P2からタイヤ幅方向内側に向かって延在して、センターラグ溝22と連通溝23との接続部の手前(すなわち、センターブロック32の角部)で終端している。また、ショルダー連結部41が延在していない方向(すなわち、接続点P2からからタイヤ幅方向外側の方向)では、ショルダー連結部41が、後述するセンターブロック32の切欠部51の手前で終端している。これにより、切欠部51の配置位置におけるセンターラグ溝22の溝容積が確保されている。
なお、上記に限らず、ショルダー連結部41が、ショルダーラグ溝21とセンターラグ溝22との接続点P2から三方向に延在しても良い(図示省略)。これにより、ブロック31、32のもげが効果的に抑制される。
また、図3の構成では、図4に示すように、センターブロック32が、センターラグ溝22の溝長さ方向に長尺な形状を有し、その長手方向をタイヤ周方向に傾斜させて配置されている。また、センターブロック32が、タイヤ幅方向内側の端部からブロック幅Lc2の10[%]以上30[%]以下の領域にて、タイヤ赤道面CLに交差している。また、センターブロック32が、多角形状を有することにより、タイヤのトラクション性が高められている。また、センターブロック32が、タイヤ幅方向外側のセンターラグ溝22に面するエッジ部、すなわち長尺なエッジ部に、切欠部51を備えている。また、センターブロック32が、タイヤ赤道面CLの端部に鋭角な角部を有し、この角部に面取部52を備えている。また、センターブロック32が、タイヤ赤道面CL側のセンターラグ溝22に面するエッジ部に、段差部53を備えている。そして、この段差部53により、センターブロック32の幅のタイヤ赤道面CL側で狭められ、センターブロック32が、全体としてタイヤ赤道面CL側からタイヤ幅方向外側に向かって拡幅した形状を有している。また、センターブロック32が、サイプを有しておらず、したがって連続した踏面を有している。
また、ショルダー連結部41が、上記のように1つのショルダーブロック31と一対のセンターブロック32とを連結している。また、図3および図4に示すように、タイヤ周方向に隣り合う一方のセンターブロック32の長尺なエッジ部と、他方のセンターブロック32の短尺なエッジ部とが、センターラグ溝22を挟んで対向している。そして、ショルダー連結部41が、センターラグ溝22の溝底に形成されて、隣り合うセンターブロック32、32の長尺なエッジ部の壁部と短尺なエッジ部の壁部とを連結している。
また、図4において、センターブロック32に対してタイヤ幅方向から接続するショルダー連結部41のタイヤ周方向の接触幅Wr1と、センターブロック32の周方向長さLc1とが、0.30≦Wr1/Lc1≦0.45の関係を有することが好ましく、0.33≦Wr1/Lc1≦0.42の関係を有することがより好ましい。上記下限により、センターブロック32がショルダー連結部41により適正に補強されてセンターブロック32のもげが適正に抑制される。また、上記上限により、センターブロック32を区画するラグ溝21、22の溝容積が確保されて、タイヤのトラクション性が確保される。
また、センターブロック32に対してタイヤ周方向から接続するショルダー連結部41のタイヤ幅方向の接触幅Wr2と、センターブロック32の幅方向長さLc2とが、0.50≦Wr2/Lc2≦0.65の関係を有することが好ましく、0.53≦Wr2/Lc2≦0.62の関係を有することがより好ましい。上記下限により、センターブロック32がショルダー連結部41により適正に補強されてセンターブロック32のもげが適正に抑制される。また、上記上限により、センターブロック32を区画するラグ溝21、22の溝容積が確保されて、タイヤのトラクション性が確保される。
また、図4において、ショルダー連結部41のタイヤ接地端T側の端部とセンターブロック32のタイヤ接地端T側の端部とのタイヤ幅方向の距離Deが、タイヤ接地幅TW(図2参照)に対して、0≦De/TW≦0.05の関係を有することが好ましく、0≦De/TW≦0.03の関係を有することがより好ましい。すなわち、ショルダー連結部41のタイヤ接地端T側の端部が、センターブロック32のタイヤ接地端T側の端部に対してタイヤ幅方向の同位置にあることが好ましい。これにより、ショルダー連結部41により連結された3つのブロック31、32、32の剛性のバランスが適正化されて、ブロックのもげが効果的に抑制される。
また、図4において、ショルダー連結部41のU字形状の頂部がタイヤ幅方向に延在するストレート形状を有し、この頂部の接線とタイヤ幅方向とのなす角θrが、−10[deg]≦θr≦10[deg]の範囲にあることが好ましい。すなわち、タイヤ周方向に向いているショルダー連結部41のU字形状の頂部が、タイヤ幅方向に略平行であることが好ましい。これにより、タイヤのトラクション性が向上する。
また、図5において、ショルダー連結部41の配置位置におけるショルダーラグ溝21の溝壁角度φg1とセンターラグ溝22の溝壁角度φg2とが、φg2<φg1の関係を有する。具体的には、溝壁角度φg1、φg2が、3[deg]≦φg1−φg2≦10[deg]の範囲にあることが好ましい。また、センターラグ溝22の、特にセンターブロック32側の溝壁角度φg2が、2[deg]≦φg2≦10[deg]の範囲にあることが好ましい。これにより、センターブロック32の剛性を確保しつつブロック31、32のもげを抑制できる。
溝壁角度φg1、φg2は、タイヤを規定リムに装着して規定内圧を充填した無負荷状態におけるタイヤ子午線方向の断面視にて、陸部のエッジ部を通り陸部の踏面に垂直な直線と、溝壁面とのなす角として測定される。
また、図6において、ショルダー連結部41の配置位置の近傍における、センターラグ溝22の最大溝深さHg2とショルダー連結部41の最大高さHrとが、0.20≦Hr/Hg2≦0.45の関係を有することが好ましく、0.25≦Hr/Hg2≦0.40の関係を有することがより好ましい。上記下限により、ショルダー連結部41によるブロック31、32の補強作用が確保されて、ブロック31、32のもげが適正に抑制される。また、上記上限により、ラグ溝21、22の溝容積が確保されて、タイヤのトラクション性が確保される。
ショルダー連結部の最大高さHrは、センターラグ溝の最大溝深さ位置からのショルダー連結部の最大突出量として測定される。
また、図5〜図7に示すように、ショルダー連結部41が、ラグ溝21、22の溝長さ方向および溝幅方向でフラットな頂部を有することにより、一定の高さHrを有することが好ましい。これにより、ショルダー連結部41によるブロック31、32の補強作用が確保され、また、異物の侵入による溝底の損傷が抑制される。また、図7の構成では、ショルダー連結部41が、ラグ溝21、22の溝長さ方向の端部にて、85[deg]以上95[deg]以下の略直角な断面形状のエッジ部を有している。
[センター連結部]
図8は、図2に記載したトレッドパターンの要部を示す拡大図である。同図は、特に一対のセンターブロック32、32と1つのセンター連結部42とを示している。
図2および図8に示すように、この空気入りタイヤ1は、上記したショルダー連結部41に加えて、センター連結部42を備える。
センター連結部42は、タイヤ幅方向に隣り合う一対のセンターブロック32、32を連結する補強要素であり、センターラグ溝22の溝底に形成される。このセンター連結部42により、センターブロック32、32の剛性が確保されて、タイヤ転動時におけるセンターブロック32のもげが抑制される。
例えば、図2の構成では、上記のようにセンターブロック32が、ショルダーラグ溝21、一対のセンターラグ溝22および連通溝23により区画されて成る。また、一対のセンターラグ溝22、22が傾斜主溝であり、また、連通溝23がタイヤ幅方向に対して略平行(具体的には10[deg]未満)に延在して、隣り合うセンターラグ溝22、22を接続している。また、複数のセンターブロック32から成る2列のブロック列が形成され、左右のブロック列のセンターブロック32が同一ピッチでタイヤ周方向に略並列に配置されている。より具体的には、図8に示すように、左右のブロック列のセンターブロック32が、タイヤ周方向に所定のピッチ差Pdをもって配列されている。このピッチ差Pdは、連通溝23の溝幅に略等しい。
また、図8に示すように、センターブロック32が、センターラグ溝22の溝長さ方向に長尺な形状を有し、その長手方向をタイヤ周方向に傾斜させて配置されている。また、タイヤ幅方向に隣り合う一対のセンターブロック32、32が、長尺なエッジ部を対向させつつセンターラグ溝22を挟んで配置されている。また、一対のセンターブロック32、32が、相互に対向するエッジ部に段差部53をそれぞれ有している。これらの段差部53により、センターブロック32、32間のセンターラグ溝22の溝幅がステップ状に拡幅されている。また、センターラグ溝22の拡幅部が、タイヤ赤道面CL上に位置している。
そして、センター連結部42が、センターラグ溝22の上記拡幅部の溝底に形成されて、左右のセンターブロック32、32を連結している。具体的には、センター連結部42が、センターラグ溝22の上記拡幅部の全域に形成され、また、他の幅狭部には形成されていない。また、このセンター連結部42と上記した一対のショルダー連結部41、41とにより、1つのセンターブロック32が三方向から補強されている。これにより、センターブロック32のもげが効果的に抑制される。
なお、センター連結部42の断面形状および最大高さについては、上記したショルダー連結部41の構成(図6および図7参照)と同様であるので、その説明を省略する。
[効果]
以上説明したように、この空気入りタイヤ1は、タイヤ接地端Tに開口する複数のショルダーラグ溝21と、タイヤ赤道面CLに交差すると共にタイヤ周方向に対して傾斜しつつ延在してショルダーラグ溝21に連通するセンターラグ溝22と、ショルダーラグ溝21およびセンターラグ溝22に区画された複数のショルダーブロック31および複数のセンターブロック32とを備える(図2参照)。また、ショルダーラグ溝21とセンターラグ溝22との接続点P2の溝底に形成されると共に、1つのショルダーブロック31と一対のセンターブロック32、32とを連結するショルダー連結部41を備える(図3参照)。
かかる構成では、ショルダー連結部41がブロック31、32の剛性を確保することにより、タイヤ転動時におけるブロック31、32のもげが抑制される。また、ショルダー連結部41がショルダーラグ溝21とセンターラグ溝22との接続点P2の溝底に形成されることにより、他の位置におけるラグ溝の溝容積が確保されて、タイヤのトラクション性が維持される。これにより、タイヤのトラクション性能を維持ししつつブロック耐久性を向上できる利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、センターブロック32に対してタイヤ幅方向から接続するショルダー連結部41のタイヤ周方向の接触幅Wr1と、センターブロック32の周方向長さLc1とが、0.30≦Wr1/Lc1≦0.45の関係を有する(図4参照)。これにより、ショルダー連結部41のタイヤ周方向の接触幅Wr1が適正化される利点がある。すなわち、上記下限により、センターブロック32がショルダー連結部41により適正に補強されてセンターブロック32のもげが適正に抑制される。また、上記上限により、センターブロック32を区画するラグ溝21、22の溝容積が確保されて、タイヤのトラクション性が確保される。
また、この空気入りタイヤ1では、センターブロック32に対してタイヤ周方向から接続するショルダー連結部41のタイヤ幅方向の接触幅Wr2と、センターブロック32の幅方向長さLc2とが、0.50≦Wr2/Lc2≦0.65の関係を有する(図4参照)。これにより、ショルダー連結部41のタイヤ幅方向の接触幅Wr2が適正化される利点がある。すなわち、上記下限により、センターブロック32がショルダー連結部41により適正に補強されてセンターブロック32のもげが適正に抑制される。また、上記上限により、センターブロック32を区画するラグ溝21、22の溝容積が確保されて、タイヤのトラクション性が確保される。
また、この空気入りタイヤ1では、ショルダーラグ溝21が、センターラグ溝22に対して側方からT字状に接続し、且つ、ショルダー連結部41が、T字状の接続部P2に形成される(図3参照)。これにより、タイヤのトラクション性を確保しつつブロック31、32の剛性を補強できる利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、ショルダー連結部41が、ショルダーラグ溝21とセンターラグ溝22との接続点P2からショルダーラグ溝21とセンターラグ溝22の片側との二方向のみに延在する(図3参照)。これにより、ショルダー連結部41により連結された3つのブロック31、32、32の剛性のバランスが適正化されて、ブロックのもげが効果的に抑制される利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、ショルダー連結部41が、ストレート形状の頂部をもつU字形状を有すると共に、頂部の接線とタイヤ幅方向とのなす角θrが、−10[deg]≦θr≦10[deg]の範囲にある(図4参照)。かかる構成では、ショルダー連結部41のU字形状の頂部がタイヤ幅方向に略平行なので、タイヤのトラクション性が向上する利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、ショルダー連結部41のタイヤ接地端T側の端部とセンターブロック32のタイヤ接地端T側の端部とのタイヤ幅方向の距離Deが、タイヤ接地幅TWに対して、0≦De/TW≦0.05の関係を有する(図4参照)。これにより、ショルダー連結部41により連結された3つのブロック31、32、32の剛性のバランスが適正化されて、ブロックのもげが効果的に抑制される利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、センターラグ溝22の最大溝深さHg2とショルダー連結部41の最大高さHrとが、0.20≦Hr/Hg2≦0.45の関係を有する(図6参照)。これにより、ショルダー連結部41の最大高さHrが適正化される利点がある。すなわち、上記下限により、ショルダー連結部41による補強作用が確保されて、ブロック31、32のもげが適正に抑制される。また、上記上限により、ラグ溝21、22の溝容積が確保されて、タイヤのトラクション性が確保される。
また、この空気入りタイヤ1では、ショルダー連結部41の配置位置におけるショルダーラグ溝21の溝壁角度φg1とセンターラグ溝22の溝壁角度φg2とが、φg2<φg1の関係を有する(図5参照)。これにより、センターブロック32の剛性を確保しつつブロック31、32のもげを抑制できる利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、センターラグ溝22を挟んでタイヤ幅方向に隣り合う一対のセンターブロック32、32と、センターラグ溝22の溝底に形成されて一対のセンターブロック32を連結するセンター連結部42とを備える(図8参照)。これにより、センター連結部42がセンターブロック32の剛性を補強して、センターブロック32のもげが効果的に抑制される利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、ショルダーブロック31から成る一対のショルダーブロック列と、センターブロック32から成る2列以上のセンターブロック列とを備える(図2参照)。隣り合うショルダーブロック列のショルダーブロック31とセンターブロック列のセンターブロック32とが、タイヤ周方向に千鳥状に配列される。また、隣り合うセンターブロック列のセンターブロック32が、タイヤ周方向に並列に配置される。かかるブロックパターンにより、タイヤのトラクション性が効果的に確保される利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、センターブロック32が、サイプで分断されていない連続した踏面を有する(図4参照)。これにより、センターブロック32の剛性が確保されて、ブロックのもげが抑制される利点がある。
図9は、この発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
この性能試験では、複数種類の試験タイヤについて、(1)トラクション性能および(2)耐久性能に関する評価が行われた。また、タイヤサイズ39X13.50R17 X1265の試験タイヤがJATMAの規定リムに組み付けられ、この試験タイヤに280[kPa]の内圧およびJATMAの規定荷重が付与される。また、試験タイヤが、車両重量2580[kg]、875[HP]のオフロード用試験車両の総輪に装着される。
(1)トラクション性能に関する評価では、試験車両が1周40[mile]の評価コースを4周して、そのラップタイムが測定される。そして、測定結果に基づいて従来例を基準(100)とした指数評価が行われる。この評価は、数値が大きいほどラップタイムが早く、好ましい。
(2)耐久性能に関する評価では、試験車両が所定の評価コースを走行し、その後に試験タイヤのブロックに発生した20[mm]四方以上のもげの発生数が測定される。この評価では、ブロックのもげの発生数が少ないほど、好ましい。
実施例1〜10の試験タイヤは、図1および図2の構成を備え、ブロック31、32を補強するショルダー連結部41をラグ溝21、22の接続点P2の溝底に備える。また、センターブロック32の周方向長さLc1および幅方向長さLc2(図4参照)が、Lc1=75[mm]およびLc2=80[mm]である。また、センターラグ溝22の最大溝深さHg2が、Hg2=13.4[mm]である。
従来例の試験タイヤは、実施例1の試験タイヤにおいて、ショルダー連結部41を備えていない。
試験結果が示すように、実施例1〜10の試験タイヤでは、タイヤのトラクション性能を維持ししつつブロック耐久性を向上できることが分かる。
1:空気入りタイヤ、11:ビードコア、12:ビードフィラー、13:カーカス層、14:ベルト層、141、142:交差ベルト、143:ベルトカバー、144:ベルトエッジカバー、15:トレッドゴム、16:サイドウォールゴム、17:リムクッションゴム、21:ショルダーラグ溝、22:センターラグ溝、23:連通溝、31:ショルダーブロック、32:センターブロック、41:ショルダー連結部、42:センター連結部、51:切欠部、52:面取部、53:段差部

Claims (12)

  1. タイヤ接地端に開口する複数のショルダーラグ溝と、タイヤ赤道面に交差すると共にタイヤ周方向に対して傾斜しつつ延在して前記ショルダーラグ溝に連通するセンターラグ溝と、前記ショルダーラグ溝および前記センターラグ溝に区画された複数のショルダーブロックおよび複数のセンターブロックとを備える空気入りタイヤであって、
    前記ショルダーラグ溝と前記センターラグ溝との接続点の溝底に形成されると共に、1つの前記ショルダーブロックと一対の前記センターブロックとを連結するショルダー連結部を備えることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記センターブロックに対してタイヤ幅方向から接続する前記ショルダー連結部のタイヤ周方向の接触幅Wr1と、前記センターブロックの周方向長さLc1とが、0.30≦Wr1/Lc1≦0.45の関係を有する請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記センターブロックに対してタイヤ周方向から接続する前記ショルダー連結部のタイヤ幅方向の接触幅Wr2と、前記センターブロックの幅方向長さLc2とが、0.50≦Wr2/Lc2≦0.65の関係を有する請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記ショルダーラグ溝が、前記センターラグ溝に対して側方からT字状に接続し、且つ、前記ショルダー連結部が、前記T字状の接続部に形成される請求項1〜3のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記ショルダー連結部が、前記ショルダーラグ溝と前記センターラグ溝との接続点から前記ショルダーラグ溝と前記センターラグ溝の片側との二方向のみに延在する請求項1〜4のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記ショルダー連結部が、ストレート形状の頂部をもつU字形状を有すると共に、前記頂部の接線とタイヤ幅方向とのなす角θrが、−10[deg]≦θr≦10[deg]の範囲にある請求項1〜5のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記ショルダー連結部のタイヤ接地端側の端部と前記センターブロックのタイヤ接地端側の端部とのタイヤ幅方向の距離Deが、タイヤ接地幅TWに対して、0≦De/TW≦0.05の関係を有する請求項1〜6のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記センターラグ溝の最大溝深さHg2と前記ショルダー連結部の最大高さHrとが、0.20≦Hr/Hg2≦0.45の関係を有する請求項1〜7のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記ショルダー連結部の配置位置における前記ショルダーラグ溝の溝壁角度φg1と前記センターラグ溝の溝壁角度φg2とが、φg2<φg1の関係を有する請求項1〜8のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  10. 前記センターラグ溝を挟んでタイヤ幅方向に隣り合う一対の前記センターブロックと、
    前記センターラグ溝の溝底に形成されて前記一対のセンターブロックを連結するセンター連結部とを備える請求項1〜9のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  11. 前記ショルダーブロックから成る一対のショルダーブロック列と、前記センターブロックから成る2列以上のセンターブロック列とを備え、隣り合う前記ショルダーブロック列の前記ショルダーブロックと前記センターブロック列の前記センターブロックとが、タイヤ周方向に千鳥状に配列され、且つ、隣り合う前記センターブロック列の前記センターブロックが、タイヤ周方向に並列に配置される請求項1〜10のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  12. 前記センターブロックが、サイプで分断されていない連続した踏面を有する請求項1〜11のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
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