JP6919501B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

この発明は、空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、タイヤのトラクション性能と耐久性能とを両立できる空気入りタイヤに関する。
砂地や岩場などの走行に使用されるオフロード用タイヤでは、タイヤのトラクション性を高めるために、傾斜ラグ溝およびブロック列を主体としたトレッドパターンが採用されている。かかる構成を採用する従来の空気入りタイヤとして、特許文献1に記載される技術が知られている。
特開2015−223884号公報
一方で、上記したオフロード用タイヤでは、走行時におけるブロックのもげ(いわゆるチャンク)等の損傷を抑制すべき課題がある。
そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、タイヤのトラクション性能と耐久性能とを両立できる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかる空気入りタイヤは、タイヤ接地端に開口する複数のショルダーラグ溝と、タイヤ赤道面に交差すると共にタイヤ周方向に対して傾斜しつつ延在して前記ショルダーラグ溝に連通するセンターラグ溝と、前記ショルダーラグ溝および前記センターラグ溝に区画された複数のショルダーブロックおよび複数のセンターブロックとを備える空気入りタイヤであって、前記センターブロックが、タイヤ幅方向外側のエッジ部であって前記ショルダーブロックのタイヤ幅方向内側のエッジ部に対向する位置に、矩形状の切欠部を備え、且つ、前記切欠部の最大段差量Hnと前記センターラグ溝の最大溝深さHgとが、0.30≦Hn/Hg2≦0.70の関係を有することを特徴とする。
この発明にかかる空気入りタイヤによれば、センターブロックの切欠部がショルダーブロックのタイヤ幅方向内側のエッジ部に対向する位置に配置されるので、センターブロックとショルダーブロックとの間の溝容積が確保されて、タイヤのトラクション性が向上する利点がある。また、矩形状の切欠部は、例えば三角形状の切欠部と比較して、ブロック踏面の幅を確保しつつ切欠部の容積を拡大できる利点がある。また、切欠部がラグ溝よりも浅いので、ブロックの剛性が確保されて、タイヤの耐久性能が確保される利点がある。
図1は、この発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤを示すタイヤ子午線方向の断面図である。 図2は、図1に記載した空気入りタイヤのトレッド面を示す平面図である。 図3は、図2に記載したトレッドパターンの要部を示す拡大図である。 図4は、図3に記載したセンターブロックを示す説明図である。 図5は、図4に記載したセンターブロックの切欠部を示す拡大図である。 図6は、図5に記載した切欠部を示すA視断面図である。 図7は、図3に記載したショルダーブロックおよびセンターブロックを示す説明図である。 図8は、この発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。また、この実施の形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
[空気入りタイヤ]
図1は、この発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤを示すタイヤ子午線方向の断面図である。同図は、タイヤ径方向の片側領域の断面図を示している。また、同図は、空気入りタイヤの一例として、乗用車用ラジアルタイヤを示している。
同図において、タイヤ子午線方向の断面とは、タイヤ回転軸(図示省略)を含む平面でタイヤを切断したときの断面をいう。また、符号CLは、タイヤ赤道面であり、タイヤ回転軸方向にかかるタイヤの中心点を通りタイヤ回転軸に垂直な平面をいう。また、タイヤ幅方向とは、タイヤ回転軸に平行な方向をいい、タイヤ径方向とは、タイヤ回転軸に垂直な方向をいう。
空気入りタイヤ1は、タイヤ回転軸を中心とする環状構造を有し、一対のビードコア11、11と、一対のビードフィラー12、12と、カーカス層13と、ベルト層14と、トレッドゴム15と、一対のサイドウォールゴム16、16と、一対のリムクッションゴム17、17とを備える(図1参照)。
一対のビードコア11、11は、スチールから成る1本あるいは複数本のビードワイヤを環状かつ多重に巻き廻して成り、ビード部に埋設されて左右のビード部のコアを構成する。一対のビードフィラー12、12は、一対のビードコア11、11のタイヤ径方向外周にそれぞれ配置されてビード部を補強する。
カーカス層13は、1枚のカーカスプライから成る単層構造あるいは複数枚のカーカスプライを積層して成る多層構造を有し、左右のビードコア11、11間にトロイダル状に架け渡されてタイヤの骨格を構成する。また、カーカス層13の両端部は、ビードコア11およびビードフィラー12を包み込むようにタイヤ幅方向外側に巻き返されて係止される。また、カーカス層13のカーカスプライは、スチールあるいは有機繊維材(例えば、アラミド、ナイロン、ポリエステル、レーヨンなど)から成る複数のカーカスコードをコートゴムで被覆して圧延加工して構成され、絶対値で80[deg]以上95[deg]以下のカーカス角度(タイヤ周方向に対するカーカスコードの長手方向の傾斜角として定義される)を有する。なお、図1の構成では、カーカス層13が単一のカーカスプライから成る単層構造を有するが、これに限らず、カーカス層13が複数のカーカスプライを積層して成る多層構造を有しても良い(図示省略)。
ベルト層14は、一対の交差ベルト141、142と、ベルトカバー143および一対のベルトエッジカバー144とを積層して成り、カーカス層13の外周に掛け廻されて配置される。一対の交差ベルト141、142は、スチールあるいは有機繊維材から成る複数のベルトコードをコートゴムで被覆して圧延加工して構成され、絶対値で20[deg]以上55[deg]以下のベルト角度を有する。また、一対の交差ベルト141、142は、相互に異符号のベルト角度(タイヤ周方向に対するベルトコードの長手方向の傾斜角として定義される)を有し、ベルトコードの長手方向を相互に交差させて積層される(いわゆるクロスプライ構造)。ベルトカバー143および一対のベルトエッジカバー144は、スチールあるいは有機繊維材から成るベルトコードをコートゴムで被覆して構成され、絶対値で0[deg]以上10[deg]以下のベルト角度を有する。また、ベルトカバー143および一対のベルトエッジカバー144は、例えば、1本あるいは複数本のベルトコードをコートゴムで被覆して成るストリップ材であり、このストリップ材を交差ベルト141、142の外周面に対してタイヤ周方向に複数回かつ螺旋状に巻き付けて構成される。
トレッドゴム15は、カーカス層13およびベルト層14のタイヤ径方向外周に配置されてタイヤのトレッド部を構成する。一対のサイドウォールゴム16、16は、カーカス層13のタイヤ幅方向外側にそれぞれ配置されて左右のサイドウォール部を構成する。一対のリムクッションゴム17、17は、左右のビードコア11、11およびカーカス層13の巻き返し部のタイヤ径方向内側にそれぞれ配置されて、ビード部のリム嵌合面を構成する。
[トレッドパターン]
図2は、図1に記載した空気入りタイヤのトレッド面を示す平面図である。同図は、オフロード用タイヤのトレッドパターンを示している。同図において、タイヤ周方向とは、タイヤ回転軸周りの方向をいう。また、符号Tは、タイヤ接地端であり、寸法記号TWは、タイヤ接地幅である。また、同図では、後述するショルダーラグ溝21およびセンターラグ溝22の溝中心線が仮想線により示されている。
図2に示すように、空気入りタイヤ1は、ショルダーラグ溝21、センターラグ溝22および連通溝23と、これらのラグ溝21〜23に区画されて成る複数のショルダーブロック31および複数のセンターブロック32とを備える。
ショルダーラグ溝21は、タイヤ接地端Tに開口するラグ溝であり、特にオフロード用タイヤにおいて、20[mm]以上の溝幅および10[mm]以上の溝深さを有する。また、複数のショルダーラグ溝21が、タイヤ周方向に所定ピッチで配列される。
センターラグ溝22は、タイヤ赤道面CLに交差すると共にタイヤ周方向に対して傾斜しつつ延在してショルダーラグ溝21に連通するラグ溝であり、特にオフロード用タイヤにおいて、8[mm]以上の溝幅および10[mm]以上の溝深さを有する。また、複数のセンターラグ溝22が、タイヤ周方向に所定ピッチで配列される。
連通溝23は、タイヤ周方向に隣り合う一対のセンターラグ溝22を接続する溝であり、8[mm]以上の溝幅および10[mm]以上の溝深さを有する。
タイヤ接地端Tは、タイヤを規定リムに装着して規定内圧を付与すると共に静止状態にて平板に対して垂直に置いて規定荷重に対応する負荷を加えたときのタイヤと平板との接触面におけるタイヤ軸方向の最大幅位置として定義される。
溝幅は、タイヤを規定リムに装着して規定内圧を充填した無負荷状態にて、溝開口部における左右の溝壁の距離の最大値として測定される。陸部が切欠部や面取部をエッジ部に有する構成では、溝長さ方向を法線方向とする断面視にて、トレッド踏面と溝壁の延長線との交点を測定点として、溝幅が測定される。また、溝がタイヤ周方向にジグザグ状あるいは波状に延在する構成では、溝壁の振幅の中心線を測定点として、溝幅が測定される。
溝深さは、タイヤを規定リムに装着して規定内圧を充填した無負荷状態にて、トレッド踏面から溝底までの距離の最大値として測定される。また、溝が部分的な凹凸部やサイプを溝底に有する構成では、これらを除外して溝深さが測定される。
規定リムとは、JATMAに規定される「適用リム」、TRAに規定される「Design Rim」、あるいはETRTOに規定される「Measuring Rim」をいう。また、規定内圧とは、JATMAに規定される「最高空気圧」、TRAに規定される「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」の最大値、あるいはETRTOに規定される「INFLATION PRESSURES」をいう。また、規定荷重とは、JATMAに規定される「最大負荷能力」、TRAに規定される「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」の最大値、あるいはETRTOに規定される「LOAD CAPACITY」をいう。ただし、JATMAにおいて、乗用車用タイヤの場合には、規定内圧が空気圧180[kPa]であり、規定荷重が最大負荷能力の88[%]である。
ショルダーブロック31は、タイヤ幅方向の最も外側にあるブロック列を構成するブロックとして定義される。センターブロック32は、ショルダーブロック31のブロック列よりもタイヤ幅方向内側にあるブロック列を構成するブロックとして定義される。
例えば、図2の構成では、タイヤ赤道面CLを境界とする一方の領域にて、ショルダーラグ溝21が、一方の端部にてタイヤ接地端Tに開口し、タイヤ周方向に湾曲しつつタイヤ幅方向に延在して、他方の端部にてタイヤ赤道面CLを越えることなく終端している。また、複数のショルダーラグ溝21が、所定ピッチで配列されている。また、センターラグ溝22が、傾斜主溝であり、JATMAに規定されるウェアインジケータ(図示省略)を有している。また、センターラグ溝22が、緩やかなS字状の湾曲形状を有し、ショルダーラグ溝21に対してタイヤ周方向の逆方向に傾斜しつつトレッド部センター領域を横断して、ショルダーラグ溝21に接続している。また、センターラグ溝22のタイヤ周方向に対する傾斜角が、30[deg]以上60[deg]以下の範囲内にある。また、複数のセンターラグ溝22が、ショルダーラグ溝21のピッチと同一のピッチで配列されている。また、連通溝23が、タイヤ赤道面CLに交差して配置され、タイヤ幅方向に略平行に延在している。また、連通溝23が、タイヤ周方向に隣り合う一対のセンターラグ溝22、22に接続して、これらのセンターラグ溝22、22を連通させている。また、単一の連通溝23が、隣り合うセンターラグ溝22、22にそれぞれ配置されている。
より具体的には、図2の右側領域にて、第一のセンターラグ溝22(22A)が第一のショルダーラグ溝21(21A)の側方から第一のショルダーラグ溝21(21A)にT字状に接続して終端し、第二のショルダーラグ溝21(21B)が第一のセンターラグ溝22(22A)の側方から第一のセンターラグ溝22(22A)にT字状に接続して終端し、第二のセンターラグ溝22(22B)が第二のショルダーラグ溝21(21B)の側方から第二のショルダーラグ溝21(21B)にT字状に接続して終端する。そして、複数組のショルダーラグ溝21およびセンターラグ溝22が、タイヤ周方向に繰り返し配列される。このため、1つのショルダーラグ溝21が2つのセンターラグ溝22に接続し、また、1つのセンターラグ溝22が2つのショルダーラグ溝21に接続する。また、連通溝23が、タイヤ赤道面CL上に配置されて、隣り合うセンターラグ溝22、22に接続している。また、空気入りタイヤ1が、タイヤ赤道面CL上の点を中心とする略点対称なトレッドパターンを有している。これにより、トレッド全体として、網目状の溝パターンが形成されている。
また、ブロック列に着目すると、ショルダーブロック31およびセンターブロック32から成る4つのブロック列が形成されている。また、左右のショルダーブロック31の列が、タイヤ接地端T上にあり、また、2つのセンターブロック列が、トレッドセンター領域に配置されている。また、ショルダーブロック31およびセンターブロック32がタイヤ周方向に千鳥状に配列され、センターブロック32が2列かつ並列に配列されている。また、各センターブロック32が、タイヤ赤道面CLに交差して配置されている。
また、図2の構成では、上記のように複数組のショルダーラグ溝21およびセンターラグ溝22がT字状かつタイヤ周方向に交互に接続することにより、ショルダーラグ溝21およびセンターラグ溝22から成るジグザグ状の周方向溝(図中の符号省略)が形成されている。ここでは、ショルダーラグ溝21とセンターラグ溝22との接続点、すなわち上記ジグザグ状の周方向溝の屈曲点を、点P1、P2として定義する。
接続点P1、P2は、ショルダーラグ溝21およびセンターラグ溝22の溝中心線の交点として定義される。
ラグ溝の溝中心線は、トレッド平面視にて、溝幅の測定点の中点を結ぶ曲線を滑らかな円弧あるいは直線で近似した線として定義される。このため、図2のように、ブロックが屈曲形状のエッジ部を有する場合であっても、溝中心線が滑らかな円弧あるいは直線として近似される。
また、タイヤ接地端Tから接続点P1、P2までの距離Dp1、Dp2が、タイヤ接地幅TWに対して、0.10≦Dp1/TW、Dp2/TW≦0.40および0.10≦Dp2−Dp1≦0.30の条件を満たすことが好ましい。これにより、ラグ溝パターンが適正化されて、オフロード走行時のタイヤのトラクション性が向上する。
タイヤ接地幅TWは、タイヤを規定リムに装着して規定内圧を付与すると共に静止状態にて平板に対して垂直に置いて規定荷重に対応する負荷を付与したときのタイヤと平板との接触面におけるタイヤ軸方向の最大直線距離として測定される。
距離Dp1、Dp2は、タイヤを規定リムに装着して規定内圧を付与すると共に無負荷状態として測定される。
なお、図2の構成では、上記のように、空気入りタイヤ1が、タイヤ赤道面CL上の点を中心とする略点対称なトレッドパターンを有している。しかし、これに限らず、空気入りタイヤ1が、例えば、タイヤ赤道面CLを中心とする左右線対称なトレッドパターンあるいは左右非対称なトレッドパターンを有しても良いし、タイヤ回転方向に方向性を有するトレッドパターンを有しても良い(図示省略)。
また、図2の構成では、上記のように、空気入りタイヤ1が2列のセンターブロック列を備えている。しかし、これに限らず、空気入りタイヤ1が、3列以上のセンターブロック列を備えても良い(図示省略)。
[センターブロックの切欠部]
図3は、図2に記載したトレッドパターンの要部を示す拡大図である。図4は、図3に記載したセンターブロックを示す説明図である。同図は、単体のセンターブロック32を抽出して示している。
図3に示すように、センターブロック32は、トレッド平面視にて矩形状を有する切欠部51を備える。かかる矩形状の切欠部51により、ブロックのエッジ成分が増加して、タイヤのトラクション性が向上する。また、切欠部51がラグ溝21、22よりも浅いので、ブロック32の剛性が確保されて、ブロック32のもげが抑制される。
切欠部51は、センターブロック32の踏面に平行な底面をもつステップ状の凹部(すなわち段差部)であり、ブロック踏面と溝壁面とを接続する面取部に対して区別される。また、矩形状には、例えば、正方形、長方形、台形、平行四辺形、ひし形が含まれる。
また、切欠部51が、センターブロック32のタイヤ幅方向外側のエッジ部に形成される。例えば、図3の構成では、センターブロック32が、センターラグ溝22の溝長さ方向に長尺な形状を有し、その長手方向をタイヤ周方向に傾斜させて配置されている。また、センターブロック32が、多角形状を有することにより、タイヤのトラクション性が高められている。そして、センターブロック32が、タイヤ幅方向外側のセンターラグ溝22に面するエッジ部、すなわち長尺なエッジ部に、切欠部51を備えている。
また、切欠部51が、ショルダーブロック31のタイヤ幅方向内側のエッジ部に対向する位置に配置される。例えば、図3の構成では、上記のように、タイヤ赤道面CLの片側領域にて、ショルダーブロック31とセンターブロック32とがタイヤ周方向に千鳥状に配列されている(図2参照)。また、ショルダーラグ溝21がセンターラグ溝22の側方からセンターラグ溝22に接続して、T字状の三叉路が形成されている。そして、センターブロック32が、このショルダーラグ溝21とセンターラグ溝22との接続点P2に面するエッジ部に、切欠部51を備えている。
なお、図3の構成では、図4に示すように、センターブロック32が、タイヤ幅方向内側の端部からブロック幅Lc2の10[%]以上30[%]以下の領域にて、タイヤ赤道面CLに交差している。また、センターブロック32が、タイヤ赤道面CLの端部に鋭角な角部を有し、この角部に面取部52を備えている。また、センターブロック32が、タイヤ赤道面CL側のセンターラグ溝22に面するエッジ部に、段差部53を備えている。そして、この段差部53により、センターブロック32の幅がタイヤ赤道面CL側で狭められ、センターブロック32が、全体としてタイヤ赤道面CL側からタイヤ幅方向外側に向かって拡幅した形状を有している。また、センターブロック32が、サイプを有しておらず、したがって連続した踏面を有している。
また、図4において、切欠部51のタイヤ幅方向の最大開口幅Wnと、センターブロック32のタイヤ幅方向の長さLc2とが、0.10≦Wn/Lc2≦0.40の関係を有することが好ましく、0.15≦Wn/Lc2≦0.35の関係を有することがより好ましい。これにより、切欠部51の最大開口幅Wnが適正化される。
また、図4において、切欠部51の最大厚さTnと、切欠部51の奥壁511の法線方向におけるセンターブロック32の踏面の最大幅Wc1とが、0.10≦Tn/Wc1≦0.40の関係を有することが好ましく、0.15≦Tn/Wc1≦0.35の関係を有することがより好ましい。これにより、切欠部51の最大厚さTnが適正化される。
切欠部の最大厚さTnは、トレッド平面視にて、切欠部を有するブロックのエッジ部から切欠部の奥壁までの最大距離として測定される。
センターブロックの最大幅Wc1は、切欠部の奥壁の法線方向における切欠部の奥壁から反対側のエッジ部までの踏面の最大幅として測定される。
また、図4において、切欠部51の開口面積Snと、センターブロック32の踏面の面積Sbとが、0.05≦Sn/Sb≦0.10の関係を有することが好ましい。これにより、切欠部51の開口面積Snが適正化される。
図5は、図4に記載したセンターブロックの切欠部を示す拡大図である。図6は、図5に記載した切欠部を示すA視断面図である。
図5に示すように、切欠部51が、奥壁511側を窄めた台形状を有することが好ましい。これにより、ブロックの剛性を確保しつつブロックのエッジ成分を増加させ得る。
また、図5において、切欠部51の第一の側壁512とタイヤ周方向とのなす角θn1が、−20[deg]≦θn1≦20[deg]の範囲にあることが好ましく、−15[deg]≦θn1≦15[deg]の範囲にあることがより好ましい。また、切欠部51の第二の側壁513とタイヤ幅方向とのなす角θn2が、−10[deg]≦θn2≦10[deg]の範囲にあることが好ましく、−5[deg]≦θn2≦5[deg]の範囲にあることがより好ましい。これにより、切欠部51の側壁512、513の向きが適正化されて、タイヤのトラクション性が向上する。
第一の側壁512は、タイヤ幅方向外側に壁面を向ける側壁として定義され、第二の側壁513は、タイヤ周方向に壁面を向ける側壁として定義される。また、角度θn1、θn2は、トレッド平面視にて側壁512、513の壁面を直線で近似し、この直線とタイヤ周方向およびタイヤ幅方向とのなす角として、それぞれ測定される。
また、図5において、切欠部51の第一および第二の側壁512、513の長さLn2、Ln3が、0.5≦Ln3/Ln2≦2.0の関係を有する。したがって、第一および第二の側壁512、513の長さLn2、Ln3が略同一に設定される。また、比Ln3/Ln2が、1.1≦Ln3/Ln2≦2.0の関係を有することが好ましく、1.2≦Ln3/Ln2≦1.8の関係を有することが好ましい。すなわち、壁面をタイヤ周方向に向けている第二の側壁513の長さLn3が、第一の側壁512の長さLn2よりも大きいことが好ましい。これにより、切欠部51の側壁512、513の長さが適正化されて、タイヤのトラクション性が向上する。
また、図5に示すように、切欠部51の奥壁511の長さLn1が、第一および第二の側壁512、513の長さLn2、Ln3よりも大きいことが好ましい。
また、図6において、切欠部51の最大段差量Hnとセンターラグ溝22の最大溝深さHg2とが、0.30≦Hn/Hg2≦0.70の関係を有することが好ましく、0.40≦Hn/Hg2≦0.60の関係を有することがより好ましい。これにより、切欠部51の最大段差量Hnが適正化されて、タイヤのトラクション性が向上する。なお、図6の構成では、切欠部51が、フラットな底面を有することにより、一定の段差量Hnを有している。
切欠部の最大段差量Hnは、ブロックの踏面から切欠部の底面までの距離の最大値として測定される。
また、図6において、切欠部51の壁面の壁角度φnが、5[deg]≦φn≦20[deg]の範囲にあることが好ましい。これにより、切欠部51の容積を確保しつつブロック31、32のもげを抑制できる。
また、切欠部51の配置位置におけるショルダーラグ溝21の溝壁角度φg1(図示省略)とセンターラグ溝22の溝壁角度φg2とが、φg2<φg1の関係を有する。具体的には、溝壁角度φg1、φg2が、3[deg]≦φg1−φg2≦10[deg]の範囲にあることが好ましい。また、センターラグ溝22の、特にセンターブロック32側の溝壁角度φg2が、2[deg]≦φg2≦10[deg]の範囲にあることが好ましい。これにより、切欠部51の容積を確保しつつブロック31、32のもげを抑制できる。
溝壁角度φn、φg1、φg2は、タイヤを規定リムに装着して規定内圧を充填した無負荷状態におけるタイヤ子午線方向の断面視にて、陸部のエッジ部を通り陸部の踏面に垂直な直線と、溝壁面とのなす角として測定される。
図7は、図3に記載したショルダーブロックおよびセンターブロックを示す説明図である。同図は、1つのセンターブロック32と、このセンターブロック32に対向する一対のショルダーブロック31、31との関係を示している。
図3の構成では、上記のように、2つのショルダーブロック31、31が、1つのセンターブロック32に対向している。具体的には、図7に示すように、第一のショルダーブロック31(31A)のタイヤ幅方向内側のエッジ部が、センターブロック32の短尺なエッジ部(すなわち切欠部51を有さないエッジ部)に対してショルダーラグ溝21を挟んで対向している。また、第二のショルダーブロック31(31B)のタイヤ幅方向内側のエッジ部が、センターブロック32の長尺なエッジ部(すなわち切欠部51を有するエッジ部)に対してセンターラグ溝22を挟んで対向している。
このとき、図7に示すように、第二のショルダーブロック31(31B)のエッジ部から切欠部51の壁面までの距離D1〜D3が、第一のショルダーブロック31(31A)のエッジ部からセンターブロック32の壁面までの距離D4に対して、±20[%]の範囲内にあることが好ましく、±15[%]の範囲内にあることがより好ましい。かかる構成では、センターブロック32の切欠部51の壁面から一方のショルダーブロック31(31B)のエッジ部までの距離D1〜D3が、センターブロック32の他の壁面と他方のショルダーブロック31(31A)との距離D4に対して均一化される。これにより、センターブロック32の周囲の溝容積が均一化されて、タイヤのトラクション性が向上する。
[効果]
以上説明したように、この空気入りタイヤ1は、タイヤ接地端Tに開口する複数のショルダーラグ溝21と、タイヤ赤道面CLに交差すると共にタイヤ周方向に対して傾斜しつつ延在してショルダーラグ溝21に連通するセンターラグ溝22と、ショルダーラグ溝21およびセンターラグ溝22に区画された複数のショルダーブロック31および複数のセンターブロック32とを備える(図2参照)。また、センターブロック32が、タイヤ幅方向外側のエッジ部であってショルダーブロック31のタイヤ幅方向内側のエッジ部に対向する位置に、矩形状の切欠部51を備える。
かかる構成では、(1)センターブロック32が切欠部51を有することにより、例えばブロックが面取部を有する構成と比較して、タイヤのトラクション性が向上する利点がある。また、(2)センターブロック32の切欠部51がショルダーブロック31のタイヤ幅方向内側のエッジ部に対向する位置に配置されるので、センターブロック32とショルダーブロック31との間の溝容積が確保されて、タイヤのトラクション性が向上する利点がある。また、(3)矩形状の切欠部51は、例えば三角形状の切欠部と比較して、ブロック踏面の幅を確保しつつ切欠部51の容積を拡大できる利点がある。また、(4)切欠部51がラグ溝21、22よりも浅いので、ブロック32の剛性が確保される。これにより、ブロック32のもげが抑制されて、タイヤの耐久性能が確保される利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、切欠部51が、奥壁511側を窄めた台形状を有する(図4参照)。かかる構成では、例えば三角形状の切欠部と比較して、ブロック踏面の幅を確保しつつ切欠部51の容積を拡大できる利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、切欠部51のタイヤ幅方向の最大開口幅Wnと、センターブロック32のタイヤ幅方向の長さLc2とが、0.10≦Wn/Lc2≦0.40の関係を有する(図4参照)。これにより、切欠部51の最大開口幅Wnが適正化される利点がある。すなわち、上記下限により、切欠部51の最大開口幅Wnが確保されて、タイヤのトラクション性が向上する。また、上記上限により、ブロック32の剛性が確保されて、ブロック32のもげが抑制される。
また、この空気入りタイヤ1では、切欠部51の最大厚さTnと、切欠部51の奥壁511の法線方向におけるセンターブロック32の踏面の最大幅Wc1とが、0.10≦Tn/Wc1≦0.40の関係を有する(図4参照)。これにより、切欠部51の最大厚さTnが適正化される利点がある。すなわち、上記下限により、切欠部51の最大厚さTnが確保されて、タイヤのトラクション性が向上する。また、上記上限により、ブロック32の剛性および接地面積が確保される。
また、この空気入りタイヤ1では、切欠部51の開口面積Snと、センターブロック32の踏面の面積Sbとが、0.05≦Sn/Sb≦0.10の関係を有する(図4参照)。これにより、切欠部51の開口面積Snが適正化される利点がある。すなわち、上記下限により、切欠部51の開口面積Snが確保されて、タイヤのトラクション性が向上する。また、上記上限により、ブロック32の剛性および接地面積が確保される。
また、この空気入りタイヤ1では、切欠部51の第一の側壁512とタイヤ周方向とのなす角θn1が、−20[deg]≦θn1≦20[deg]の範囲にあり、且つ、第二の側壁513とタイヤ幅方向とのなす角θn2が、−10[deg]≦θn2≦10[deg]の範囲にある(図5参照)。これにより、切欠部51の側壁512、513の向きが適正化されて、タイヤのトラクション性が向上する利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、切欠部51の第一および第二の側壁512、513の長さLn2、Ln3が、0.5≦Ln3/Ln2≦2.0の関係を有する(図5参照)。これにより、切欠部51の側壁512、513の長さが適正化されて、タイヤのトラクション性が向上する利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、切欠部51の最大段差量Hnとセンターラグ溝32の最大溝深さHgとが、0.30≦Hn/Hg2≦0.70の関係を有する(図6参照)。これにより、切欠部51の最大段差量Hnが適正化される利点がある。すなわち、上記下限により、センターブロック32の剛性が確保されてセンターブロック32のもげが抑制される。また、上記上限により、切欠部51の容積が確保されてタイヤのトラクション性が向上する。
また、この空気入りタイヤ1では、切欠部51の壁面の壁角度φnが、5[deg]≦φn≦20[deg]の範囲にある(図6参照)。これにより、切欠部51の容積を確保しつつブロック31、32のもげを抑制できる利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、切欠部51の配置位置におけるショルダーラグ溝21の溝壁角度φg1(図示省略)とセンターラグ溝22の溝壁角度φg2(図6参照)とが、φg2<φg1の関係を有する。これにより、切欠部51の容積を確保しつつブロック31、32のもげを抑制できる利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、第一のショルダーブロック31(31A)のタイヤ幅方向内側のエッジ部が、1つのセンターブロック32の切欠部51を有さないエッジ部に対向すると共に、第二のショルダーブロック31(31B)のタイヤ幅方向内側のエッジ部が、センターブロック32の切欠部51を有するエッジ部に対向する(図7参照)。また、第二のショルダーブロック31(31B)のエッジ部からセンターブロック32の切欠部51の壁面までの距離D1〜D3が、第一のショルダーブロック31(31A)のエッジ部からセンターブロック32のエッジ部までの距離D4に対して、±20[%]の範囲内にある。かかる構成では、センターブロック32の切欠部51の壁面から一方のショルダーブロック31(31B)のエッジ部までの距離D1〜D3が、センターブロック32の他の壁面と他方のショルダーブロック31(31A)との距離D4に対して均一化される。これにより、センターブロック32の周囲の溝容積が均一化されて、タイヤのトラクション性が向上する利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、ショルダーブロック31から成る一対のショルダーブロック列と、センターブロック32から成る2列以上のセンターブロック列とを備える(図2参照)。隣り合うショルダーブロック列のショルダーブロック31とセンターブロック列のセンターブロック32とが、タイヤ周方向に千鳥状に配列される。また、隣り合うセンターブロック列のセンターブロック32が、タイヤ周方向に並列に配置される。かかるブロックパターンにより、タイヤのトラクション性が効果的に確保される利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、センターブロック32が、サイプで分断されていない連続した踏面を有する(図4参照)。これにより、センターブロック32の剛性が確保されて、ブロック32のもげが抑制される利点がある。
図8は、この発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
この性能試験では、複数種類の試験タイヤについて、(1)トラクション性能および(2)耐久性能に関する評価が行われた。また、タイヤサイズ39X13.50R17 X1265の試験タイヤがJATMAの規定リムに組み付けられ、この試験タイヤに280[kPa]の内圧およびJATMAの規定荷重が付与される。また、試験タイヤが、車両重量2580[kg]、875[HP]のオフロード用試験車両の総輪に装着される。
(1)トラクション性能に関する評価では、試験車両が1周40[mile]の評価コースを4周して、そのラップタイムが測定される。そして、測定結果に基づいて従来例を基準(100)とした指数評価が行われる。この評価は、数値が大きいほどラップタイムが早く、好ましい。
(2)耐久性能に関する評価では、試験車両が所定の評価コースを走行し、その後に試験タイヤのブロックに発生した20[mm]四方以上のもげの発生数が測定される。この評価では、ブロックのもげの発生数が少ないほど、好ましい。
実施例および比較例の試験タイヤは、図1および図2の構成を備え、センターブロック32が台形状の切欠部51を備える。また、センターブロック32の周方向長さLc1(図示省略)および幅方向長さLc2(図4参照)が、Lc1=75[mm]およびLc2=80[mm]である。また、センターラグ溝22の最大溝深さHg2が、Hg2=13.4[mm]である。
従来例の試験タイヤは、比較例1の試験タイヤにおいて、切欠部51を備えていない。
試験結果が示すように、実施例〜10の試験タイヤでは、ブロック耐久性を維持しつつタイヤのトラクション性能を向上できることが分かる。
1:空気入りタイヤ、11:ビードコア、12:ビードフィラー、13:カーカス層、14:ベルト層、141、142:交差ベルト、143:ベルトカバー、144:ベルトエッジカバー、15:トレッドゴム、16:サイドウォールゴム、17:リムクッションゴム、21:ショルダーラグ溝、22:センターラグ溝、23:連通溝、31:ショルダーブロック、32:センターブロック、51:切欠部、52:面取部、53:段差部

Claims (11)

  1. タイヤ接地端に開口する複数のショルダーラグ溝と、タイヤ赤道面に交差すると共にタイヤ周方向に対して傾斜しつつ延在して前記ショルダーラグ溝に連通するセンターラグ溝と、前記ショルダーラグ溝および前記センターラグ溝に区画された複数のショルダーブロックおよび複数のセンターブロックとを備える空気入りタイヤであって、
    前記センターブロックが、タイヤ幅方向外側のエッジ部であって前記ショルダーブロックのタイヤ幅方向内側のエッジ部に対向する位置に、矩形状の切欠部を備え、且つ、
    前記切欠部の最大段差量Hnと前記センターラグ溝の最大溝深さHgとが、0.30≦Hn/Hg2≦0.70の関係を有することを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記切欠部が、奥壁側を窄めた台形状を有する請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記切欠部のタイヤ幅方向の最大開口幅Wnと、前記センターブロックのタイヤ幅方向の長さLc2とが、0.10≦Wn/Lc2≦0.40の関係を有する請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記切欠部の最大厚さTnと、前記切欠部の奥壁の法線方向における前記センターブロックの踏面の最大幅Wc1とが、0.10≦Tn/Wc1≦0.40の関係を有する請求項1〜3のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記切欠部の開口面積Snと、前記センターブロックの踏面の面積Sbとが、0.05≦Sn/Sb≦0.10の関係を有する請求項1〜4のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記切欠部の第一の側壁とタイヤ周方向とのなす角θn1が、−20[deg]≦θn1≦20[deg]の範囲にあり、且つ、第二の側壁とタイヤ幅方向とのなす角θn2が、−10[deg]≦θn2≦10[deg]の範囲にある請求項1〜5のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記切欠部の第一および第二の側壁の長さLn2、Ln3が、0.5≦Ln3/Ln2≦2.0の関係を有する請求項1〜6のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記切欠部の壁面の壁角度φnが、5[deg]≦φn≦20[deg]の範囲にある請求項1〜のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  9. 第一の前記ショルダーブロックのタイヤ幅方向内側のエッジ部が、1つのセンターブロックの前記切欠部を有さないエッジ部に対向すると共に、第二の前記ショルダーブロックのタイヤ幅方向内側のエッジ部が、前記センターブロックの前記切欠部を有するエッジ部に対向し、且つ、
    前記第二のショルダーブロックの前記エッジ部から前記センターブロックの前記切欠部の壁面までの距離が、前記第一のショルダーブロックの前記エッジ部から前記センターブロックの前記エッジ部までの距離に対して、±20[%]の範囲内にある請求項1〜8のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  10. 前記ショルダーブロックから成る一対のショルダーブロック列と、前記センターブロックから成る2列以上のセンターブロック列とを備え、隣り合う前記ショルダーブロック列の前記ショルダーブロックと前記センターブロック列の前記センターブロックとが、タイヤ周方向に千鳥状に配列され、且つ、隣り合う前記センターブロック列の前記センターブロックが、タイヤ周方向に並列に配置される請求項1〜のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  11. 前記センターブロックが、サイプで分断されていない連続した踏面を有する請求項1〜10のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
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