JP6927384B2 - クライアント端末 - Google Patents

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本発明は、クライアント端末に関する。
特許文献1には、画像形成のパラメータを手動で設定する代わりに、予めパラメータを登録したジョブテンプレートを用いて設定を行う技術が開示されている。
特開平11−331446号公報
画像形成の指示を作成する際に、他の画像形成の指示において用いられた設定を利用したい場合がある。その場合に、例えばその設定を特許文献1の発明のようにテンプレートとして登録して利用する方法があるが、この方法だと、テンプレートを登録する操作と、登録したテンプレートを指定する操作が必要になり、ユーザにとって煩雑である。
そこで、本発明は、画像形成の指示において用いられた設定を、その設定をテンプレート化する場合に比べて簡単に利用できるようにすることを目的とする。
本発明の請求項1に係るクライアント端末は、コピー元である第1の設定を表す画像を選択し且つ操作メニューを表示させる操作と、表示された当該操作メニューからクリップボードへのデータのコピーを表す項目を選択する操作である第1の操作を受け付ける第1の操作受付部と、第2の画像形成の指示を表す画像を選択し且つ操作メニューを表示させる操作である第2の操作を受け付ける第2の操作受付部と、前記第2の操作により表示された操作メニューからクリップボードにコピーされたデータの貼り付けを表す項目を選択する操作が行われると、前記第1の設定をクリップボードから読み出して第2の設定に上書きして記憶させる処理を画像形成装置に要求する設定変更要求部とを有することを特徴とする。
本発明の請求項2に係るクライアント端末は、請求項1に記載の構成において、前記第1の設定は、画像形成の指示のうち、保留されている指示、待機中の指示、テンプレートとして記憶された指示、又は、過去に実行された指示のいずれかにおける設定であることを特徴とする。
本発明の請求項3に係るクライアント端末は、請求項1又は2に記載の構成において、設定変更要求部は、前記第1の設定及び前記第2の設定の相違点を出力する処理を画像処理装置に要求することを特徴とする。
本発明の請求項4に係るクライアント端末は、請求項3に記載の構成において、前記第1の操作には、出力された前記相違点を表す前記第1の設定を指定する操作が含まれ、前記第2の操作には、出力された前記相違点を表す前記第2の設定を指定する操作が含まれることを特徴とする。
本発明の請求項5に係るクライアント端末は、請求項3又は4に記載の構成において、設定変更要求部は、前記相違点がある場合に画像処理装置の出力部が当該相違点を出力せずに、画像処理装置の記憶制御部が前記第1の設定を上書きして記憶させる第1モードと、当該場合に前記出力部が当該相違点を出力して上書きを承諾する操作が行われてから前記記憶制御部が前記第1の設定を上書きして記憶させる第2モードとで動作する処理を画像処理装置に要求することを特徴とする。
本発明の請求項6に係るクライアント端末は、請求項1から5のいずれか1項に記載の構成において、前記第1の設定には複数の項目の設定が含まれ、 設定変更要求部は、前記複数の項目のうち特定の項目の設定は上書きして記憶させない処理を画像処理装置に要求することを特徴とする。
本発明の請求項7に係るクライアント端末は、請求項1から6のいずれか1項に記載の構成において、媒体に画像を形成する処理を画像処理装置に要求する画像形成操作受付部を備えることを特徴とする。
請求項1、8に係る発明によれば、画像形成の指示において用いられた設定を、その設定をテンプレート化する場合に比べて簡単に利用することができる。
請求項2に係る発明によれば、画像形成の指示において用いられた設定をコピー及び貼り付けの操作によって利用することができる。
請求項3に係る発明によれば、本発明に挙げた指示の設定を利用することができる。
請求項4に係る発明によれば、2つの設定の全体を比較する場合に比べて、ユーザが設定のコピーを行うか否かを判断しやすいようにすることができる。
請求項5に係る発明によれば、出力された相違点を表す第1の設定及び第2の設定を指定しない場合に比べて、その相違点を比較してから設定のコピーを行うまでの手間を小さくすることができる。
請求項6に係る発明によれば、設定をコピーする作業に求められる条件に応じてモードを選ばせることができる。
請求項7に係る発明によれば、設定の不整合によるエラーを防ぐことができる。
実施例に係る画像形成装置のハードウェア構成を表す図 クライアント端末のハードウェア構成を表す図 画像処理部及びクライアント端末が実現する機能構成を表す図 設定画面の一例を表す図 表示されたプレビューの一例を表す図 表示された指示データ一覧の一例を表す図 コピー元指定操作の一例を表す図 コピー先指定操作の一例を表す図 表示された警告画像の一例を表す図 コピー元指定操作の一例を表す図 コピー元指定操作の一例を表す図 コピー元指定操作の一例を表す図 コピー元指定操作の一例を表す図 画像形成処理における各装置の動作手順の一例を表す図 コピー処理における各装置の動作手順の一例を表す図 変形例のコピー元指定操作の一例を表す図 変形例のコピー元指定操作の一例を表す図 コピー元指定操作及びコピー先指定操作の別の一例を表す図 変形例における機能構成の一例を表す図 相違点表示操作の一例を表す図 相違点表示操作の一例を表す図 表示された相違点の一例を表す図 表示されたコピー操作用画像の一例を表す図 コピーが行われた場合の設定の一例を表す図 相違点を表示するための操作用画像の一例を表す図 コピー可否リストの一例を表す図 変形例における機能構成の一例を表す図
[1]実施例
図1は実施例に係る画像形成装置1のハードウェア構成を表す。画像形成装置1は、用紙等の媒体に画像を形成する装置である。図1では、画像形成装置1に対して画像形成を指示する操作を受け付けるクライアント端末2が表されている。ユーザがクライアント端末2を操作して媒体に形成する画像を指定する操作や画像形成における設定(用紙、レイアウト、カラー、画質などの設定)を決定する操作などを行うことで、クライアント端末2が、その画像形成の指示の内容を表す指示データ(ジョブともいう)を画像形成装置1に送信し、画像形成装置1が、受信した指示データが表す指示に従って画像を形成する。
画像形成装置1は、画像処理部10と、操作パネル部20と、画像形成部30とを備える。画像処理部10は、前述した指示データが表す画像を処理し、画像形成部30が媒体に画像を形成可能なフォーマットに変換する。操作パネル部20は、ディスプレイと、ディスプレイの表面に設けられたタッチパネルとを備え、画像を表示するとともに、ユーザからの操作を受け付ける。画像形成部30は、画像処理部10により変換された画像データに基づいて、その画像データが表す画像を例えば電子写真方式で媒体に形成する。
画像処理部10は、CPU(Central Processing Unit)11と、RAM(Random Acce ss Memory)12と、ROM(Read Only Memory)13と、NVRAM(Non-Volatile RA M)14と、ストレージ15と、パネルI/F(Interface)16と、エンジンI/F17と、外部I/F18とを備えるコンピュータである。
CPU11は、RAM12をワークエリアとして用いてROM13やNVRAM14、ストレージ15に記憶されているプログラムを実行することで各部の動作を制御する。NVRAM14は、読み書きが可能であり且つ自装置の電源を落としても記憶した内容を保持する記憶手段であり、CPU11が制御に用いるデータやプログラムを記憶している。ストレージ15は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの記憶手段であり、CPU11が制御に用いるデータやプログラムを記憶している。
パネルI/F16は、操作パネル部20が接続され、操作パネル部20が表示する画像の画像データや操作パネル部20が受け付けた操作を表す操作データのCPU11とのやり取りを中継する。エンジンI/F17は、画像形成部30が接続され、画像形成部30への画像形成の指示を表す指示データがCPU11から供給されるとそれを中継して画像形成部30に供給する。外部I/F18は、クライアント端末2が接続され、クライアント端末2とCPU11とのデータのやり取りを中継する。外部I/F18は、例えばクライアント端末2から送信されてきた指示データを受け取ってCPU11に供給する。
図2はクライアント端末2のハードウェア構成を表す。クライアント端末2は、CPU21と、RAM22と、ROM23と、I/F24と、ストレージ25と、UI部26とを備えるコンピュータである。CPU21、RAM22、ROM23、ストレージ25は、図1に表す同名のハードウェアと共通するハードウェアである。I/F24は、画像形成装置1が接続され、画像形成装置1とCPU21とのデータのやり取りを中継する。UI部26は、ディスプレイ、キーボード及びマウス等を備え、画像を表示するとともに、ユーザからの操作を受け付ける。
画像処理部10が備えるCPU11とクライアント端末2が備えるCPU21がそれぞれプログラムを実行して各部を制御することで、以下に述べる機能が実現される。なお、本実施例では、ユーザがクライアント端末2を操作する場合に動作する機能について説明する。
図3は画像処理部10及びクライアント端末2が実現する機能構成を表す。画像処理部10は、プレビュー情報生成部101と、指示データ記憶部102と、指示データ記憶制御部103と、画像形成制御部104とを備える。クライアント端末2は、設定画面表示部201と、設定操作受付部202と、プレビュー表示部203と、画像形成操作受付部204と、指示データ生成部205と、指示データ一覧表示部206と、設定変更要求部207とを備える。
設定画面表示部201は、画像形成装置1に画像形成の指示を行う際に、各種の設定を決めるための設定画面を表示する。
図4は設定画面の一例を表す。図4の例では、設定画面表示部201が、「簡易設定」、「用紙」、「レイアウト」、「カラー」、「画質」という設定項目のグループを表すタブと、「RIPの種類」から「用紙トレイ」までの「簡易設定」というグループの設定項目と、「RIPの種類」という項目の「CPSI」及び「APPE」という設定と、「用紙サイズ」という項目の「原稿サイズと同じ」という設定及び「拡大/縮小」の設定と、操作用のボタン画像(OKボタンA1、キャンセルボタンA2、プレビューボタンA3)とを表示している。設定画面表示部201は、他のタブを選択する操作や画面をスクロールする操作が行われることで、他の設定項目及び各項目の設定を表示する。
設定操作受付部202は、ユーザが画像形成を指示する際にその画像形成における設定を決めるための操作(以下「設定操作」という)を受け付ける。設定操作受付部202は、個別設定選択操作受付部221と、コピー元指定操作受付部222と、コピー先指定操作受付部223と、コピー実施操作受付部224とを備える。ここではまず、個別設定選択操作受付部221について説明する。
個別設定選択操作受付部221は、例えば、図4に表す設定画面が表示されているときに、ユーザがRIPの種類としてCPSI(Configurable PostScript Interpreter)を選択する操作やAPPE(Adobe PDF Print Engine)を選択する操作を設定操作として受け付ける。また、個別設定選択操作受付部221は、図4に表すOKボタンA1を押す操作を、現在選択されている設定を確定させる設定操作として受け付ける。
また、個別設定選択操作受付部221は、キャンセルボタンA2を押す操作を、現在選択されている設定を破棄して、設定画面が表示される前の状態に戻す設定操作として受け付ける。また、個別設定選択操作受付部221は、プレビューボタンA3を押す操作を、現在選択されている設定で画像が形成された場合の印刷イメージ、すなわちプレビューを表示する設定操作として受け付ける。個別設定選択操作受付部221は、プレビューを表示する設定操作を受け付けた場合、その旨を画像処理部10に通知する。
画像処理部10のプレビュー情報生成部101は、上記通知を受け取ると、現在選択されている設定で画像が形成された場合の印刷イメージを示すプレビュー情報を生成する。プレビュー情報生成部101は、生成したプレビュー情報をクライアント端末2に送信する。クライアント端末2のプレビュー表示部203は、送信されてきたプレビュー情報を受信すると、そのプレビュー情報に基づいて、現在選択されている設定で画像が形成された場合の印刷イメージ、すなわちプレビューを表示する。
図5は表示されたプレビューの一例を表す。図5の例では、プレビュー表示部203が、画像形成の指示の対象となっている複数の画像のサムネイルと、そのうちの選択された画像の印刷イメージと、閉じるボタンA4とを含むプレビューB1を表示している。ユーザが閉じるボタンA4を押す操作を行うと、プレビュー表示部203はプレビューの表示を終了する。ユーザは、プレビューを見て意図した画像が印刷されると思ったら、画像形成を開始させる操作を行う。
画像形成操作受付部204は、画像形成に関する操作を受け付ける。画像形成操作受付部204は、例えば、現在選択されている設定で画像形成を開始させる開始操作や画像形成を中止させる中止操作を画像形成操作として受け付ける。画像形成操作受付部204は、開始操作を受け付けると、その旨を指示データ生成部205に通知し、中止操作を受け付けると、その旨を画像形成装置1に通知する。
指示データ生成部205は、画像形成操作受付部204により開始操作が受け付けられると、現在選択されている設定での画像形成を指示する旨を表す指示データを生成する。指示データには、画像形成部30に形成させる画像を示す画像情報と、その画像形成における設定を示す設定情報とが含まれている。指示データ生成部205は、生成した指示データを画像形成装置1に送信する。
指示データ記憶部102は、画像形成を指示する指示データを記憶する機能であり、例えばクライアント端末2から送信されてきた指示データを記憶する。これにより、指示データ記憶部102は、画像形成の指示(指示データ)が作成された場合にその画像形成の設定を記憶する。指示データ記憶部102は本発明の「記憶部」の一例である。指示データ記憶部102は、指示データを格納するキューを形成する。このキューに格納された指示データは、順番に取り出されて画像形成に用いられることになる。
指示データ記憶制御部103は、指示データ記憶部102に記憶される情報を制御する。指示データ記憶制御部103は、指示データ記憶部102に指示データを書き込む書込み処理、記憶された指示データの設定を変更する設定変更処理、指示データの状態を管理する管理処理、及び、記憶された指示データを削除する削除処理等を行う。書込み処理には、キューに指示データを格納する格納処理が含まれる。管理処理には、指示データの状態をその指示データに対応付けて記憶させる処理が含まれる。
指示データ記憶制御部103は、画像形成の開始操作が行われることでキューに格納されて画像形成の処理に用いられる順番を待っている状態の指示データには「保留」という状態を対応付けて記憶させ、画像形成の開始操作が行われておらず又は開始操作が一度行われたがその後中止されて処理されるのを待っている指示データには「処置待ち」という状態を対応付けて記憶させる。また、指示データ記憶制御部103は、媒体への画像形成が完了した指示データには「完了」という状態を対応付けて記憶させ、媒体への画像形成が失敗した状態の指示データには「エラー」という状態を対応付けて記憶させ、媒体への画像形成が完了してから決められた期間が経過した状態の指示データには「履歴」という状態を対応付けて記憶させる。
画像形成制御部104は、画像形成部30による画像形成を制御する。画像形成制御部104は、指示データ記憶部102に「保留」の状態で指示データが記憶されている場合、その指示データを順番に読み出し、読み出した指示データが示す指示に従って画像を形成するよう画像形成部30に指示する。その結果、媒体に画像が形成されると、指示データ記憶制御部103が、その指示データの状態を「保留」から「完了」に変更し、「完了」に変更してから決められた期間が経過すると、その指示データの状態を「履歴」に変更する。
また、指示データ記憶制御部103は、クライアント端末2の画像形成操作受付部204から中止操作を受け付けた旨が通知されると、指示データ記憶部102に記憶されている対象の指示データの状態を「保留」から「処置待ち」に変更する。また、指示データ記憶制御部103は、画像形成を指示したもののエラーが発生して画像が形成されなかった場合には、読み出した指示データの状態を「保留」から「エラー」に変更する。
指示データ一覧表示部206は、指示データ記憶部102に記憶されている指示データの一覧を表示する。指示データ一覧表示部206は、この一覧を表示させる操作がユーザによって行われると、画像処理部10に指示データを要求する。指示データ記憶部102は、この要求を受け取ると、記憶している指示データ及びその状態をクライアント端末2に送信する。指示データ一覧表示部206は、送信されてきた指示データ及びその状態に基づいて指示データの一覧を表示する。
図6は表示された指示データ一覧の一例を表す。図6の例では、指示データ一覧表示部206が、「履歴」、「保留」、「処置待ち」、「完了」、「エラー」という各状態を表すタブと、そのうちの「完了」という状態になっている指示データの一覧を表示している。ユーザは、媒体に画像を形成させた結果、例えば意図した色や配置になっていない画像が形成されていた場合に、指示データが表す設定を変更して再度画像を形成させることがある。その場合、ユーザは、例えば指示データ一覧を表示させて、設定を変更したい指示データを選択する操作を行う。
個別設定選択操作受付部221は、この操作を設定操作として受け付け、選択された指示データが表す設定の設定画面を表示するよう設定画面表示部201に指示する。設定画面表示部201は、この指示に従って、選択された指示データを指示データ一覧表示部206から取得して、取得した指示データに含まれる設定情報を表す設定画面を表示する。この設定画面でユーザが設定を変更して図4に表すOKボタンA1を押す操作を行うと、個別設定選択操作受付部221は、この指示データが表す設定を変更する変更操作を設定操作として受け付け、その旨を設定変更要求部207に通知する。
設定変更要求部207は、設定操作受付部202により変更操作が受け付けられた場合、画像処理部10に対して、指示データ記憶部102に記憶されている指示データが表す設定の現在選択されている設定への変更を要求する。設定変更要求部207は、この要求を表す要求データを画像処理部10に送信する。
画像処理部10の指示データ記憶制御部103は、設定変更要求部207によって要求された設定の変更を、対象となる指示データに反映する。指示データ記憶制御部103は、設定変更要求部207から送信されてきた要求データを受け取ると、その要求データが表す指示データを指示データ記憶部102から読み出して、その指示データに含まれる設定情報を要求データが表す設定情報に変更してから指示データ記憶部102に上書き保存する。その後にユーザがこの指示データを指定して画像形成の開始操作を行うことで、設定の変更が反映された画像形成が行われる。
指示データが表す設定の変更方法には、上記のとおり設定画面を表示させて必要な設定を変更する操作を行う方法の他に、別の指示データが表す設定をコピーする方法がある。クライアント端末2のコピー元指定操作受付部222は、この方法において、コピー元となる設定を指定するコピー元指定操作を受け付ける。このコピー元となる設定は本発明の「第1の設定」の一例であり、コピー元指定操作は本発明の「第1の操作」の一例である。
コピー先指定操作受付部223は、コピー元指定操作により指定された設定のコピー先となる指示データを指定するコピー先指定操作を受け付ける。このコピー先の指示データの設定は本発明の「第2の設定」の一例であり、コピー先指定操作は本発明の「第2の操作」の一例である。
コピー実施操作受付部224は、コピー元指定操作により指定された設定を、コピー先指定操作により指定された指示データにコピーするコピー実施操作を受け付ける。コピー元指定操作、コピー先指定操作及びコピー実施操作は、例えば図6に表す指示データ一覧が表示された画面で行われる。
図7はコピー元指定操作の一例を表す。図7の例では、「完了」の状態の指示データの一覧が表示されており、一覧に含まれる指示データのうちIDが「002」の指示データが選択されている。この状態でユーザが右クリックの操作を行うと、操作メニューが表示され、操作メニューに含まれている設定コピーボタンA5を押す操作が行われると、コピー元指定操作受付部222は、この操作をコピー元指定操作として受け付ける。
このように、本実施例では、コピー元となる設定を表す画像を選択し且つ操作メニューを表示させる操作と、その操作により表示された操作メニューからクリップボードへのデータのコピーを表す項目を選択する操作(設定コピーボタンA5を押す操作)とがコピー元指定操作に含まれる。コピー元となる設定を表す画像を選択し且つ操作メニューを表示させる操作とは、具体的にはこの画像を右クリックする操作である。
なお、この操作は、右クリックに限らず、例えばダブルクリックの操作等でもよいし、ユーザインターフェースがタッチスクリーンであれば長押しの操作等であってもよい。コピー元指定操作受付部222は、コピー元指定操作を受け付けると、コピー元として指定された設定を表す指示データを特定する第1特定用情報(例えば指示データのID)を、設定変更要求部207に供給する。
図8はコピー先指定操作の一例を表す。図8の例では、「処理待ち」の状態の指示データの一覧が表示されており、一覧に含まれる指示データのうちIDが「038」の指示データが選択されている。この状態でユーザが右クリックの操作を行うと、操作メニューが表示される。コピー先指定操作受付部223は、この指示データを選択した状態で操作メニューを表示させる操作をコピー先指定操作として受け付ける。
このように、本実施例では、コピー先となる別の画像形成の指示(図8の例ではIDが「038」の指示データ)を表す画像を選択し且つ操作メニューを表示させる操作(この例では右クリック)がコピー先指定操作に含まれる。表示された操作メニューに含まれている設定貼り付けボタンA6を押す操作が行われると、コピー実施操作受付部224は、この操作をコピー実施操作として受け付け、その旨を設定画面表示部201に通知する。設定画面表示部201は、設定貼り付けボタンA6を押す操作が行われた旨が通知されると、設定が上書きされることを警告する警告画像を表示する。
図9は表示された警告画像の一例を表す。図9の例では、設定画面表示部201が、「ID002の指示データの設定をID038の指示データの設定に上書きします。よろしいですか?」という文字列を含む警告画像B2を表示している。また、設定画面表示部201は、「はい」ボタンA7と、「いいえ」ボタンA8とを表示している。この状態でユーザが「いいえ」ボタンA8を押す操作を行うと設定のコピーが行われず指示データ一覧の表示に戻る。この状態でユーザが「はい」ボタンA7を押す操作を行うと、コピー実施操作受付部224は、この操作をコピー実施操作として受け付ける。
このように、本実施例では、コピー先指定操作により表示された操作メニューからクリップボードにコピーされたデータの貼り付けを表す項目を選択する操作(設定貼り付けボタンA6を押す操作)と、設定の上書きを了承する操作(「はい」ボタンA7を押す操作)とがコピー実施操作に含まれる。コピー先指定操作受付部223は、コピー実施操作受付部224によりこれらのコピー実施操作が受け付けられると、コピー先として指定された指示データを特定する第2特定用情報(例えば指示データのID)を、設定変更要求部
207に供給する。
設定変更要求部207は、コピー先指定操作受付部223から供給された第2特定用情報により特定される指示データが表す設定を、コピー元指定操作受付部222から供給された第1特定用情報により特定される指示データが表す設定に変更することを要求する要求データを画像処理部10に送信する。指示データ記憶制御部103は、この要求データを受け取ると、要求データが示す2つの指示データを読み出し、コピー先として指定された指示データの設定を、コピー元として指定された指示データの設定に変更してから指示データ記憶部102に記憶させる。
このようにして、指示データ記憶制御部103は、前述したコピー実施操作が行われると、指示データ記憶部102に記憶された設定のうちコピー元指定操作により指定された第1の設定を、コピー先指定操作により指定された別の指示データにおける設定に上書きして記憶させる。指示データ記憶制御部103は本発明の「記憶制御部」の一例である。
より詳細には、指示データ記憶制御部103は、コピー先指定操作により表示された操作メニューから、クリップボードにコピーされたデータの貼り付けを表す項目を選択する操作(図8に表す設定貼り付けボタンA6を押す操作)が行われると、コピー元の設定をクリップボードから読み出してコピー先の指示データが表す設定に上書きして記憶させる。
なお、図7の例では、コピー元指定操作により「完了」の状態の指示データ、すなわち過去に実行された指示における設定がコピー元の設定(第1の設定の一例)として指定されたが、これに限らない。例えば、保留されている指示における設定や待機中の指示における設定がコピー元の設定として指定されてもよい。
図10、図11、図12はそれぞれコピー元指定操作の一例を表す。図10の例では、設定コピーボタンA5を押すコピー元指定操作により、「履歴」の状態の指示データにおける設定がコピー元の設定として指定されている。図11の例では、設定コピーボタンA5を押すコピー元指定操作により、「保留」の状態の指示データにおける設定がコピー元の設定として指定されており、図12の例では、設定コピーボタンA5を押すコピー元指定操作により、「処理待ち」の状態の指示データにおける設定がコピー元の設定として指定されている。
また、画像処理部10が予め定められた設定を登録した指示を表すテンプレートを記憶している場合、そのテンプレートとして記憶された指示における設定がコピー元の設定として指定されてもよい。
図13はコピー元指定操作の一例を表す。図13の例では、テンプレート一覧画面において表示されているテンプレートのうちIDが「01」のテンプレートが選択された状態で設定コピーボタンA5を押すコピー元指定操作が行われ、選択されたテンプレートにおける設定がコピー元の設定として指定されている。
画像形成装置1及びクライアント端末2は、上記の構成に基づいて、媒体に画像を形成する画像形成処理と、画像形成の設定をコピーするコピー処理とを行う。
図14は画像形成処理における各装置の動作手順の一例を表す。この動作手順は、例えばユーザによって設定画面を表示させる操作が行われることを契機に開始される。まず、クライアント端末2(設定画面表示部201)は、設定画面を表示する(ステップS11)。
次に、クライアント端末2(個別設定選択操作受付部221)は、各項目の設定を個別に選択する操作を受け付ける(ステップS12)。続いて、クライアント端末2(画像形成操作受付部204)は、画像形成を開始させる操作を受け付ける(ステップS13)。次に、クライアント端末2(指示データ生成部205)は、指示データを生成し(ステップS14)、生成した指示データを画像形成装置1に送信する(ステップS15)。
画像処理部10(指示データ記憶部102及び指示データ記憶制御部103)は、ステップS15で指示データを受信すると、受信した指示データをキューに格納する(ステップS21)。次に、画像処理部10(画像形成制御部104)は、指示データをキューから取り出し(ステップS22)、取り出した指示データが表す指示に基づいて画像形成の指示を画像形成部30に対して行う(ステップS23)。画像形成部30は、ステップS23で受け取った指示に基づいて媒体に画像を形成する(ステップS24)。
図15はコピー処理における各装置の動作手順の一例を表す。この動作手順は、例えばユーザによって指示データ一覧画面を表示させる操作が行われることを契機に開始される。まず、クライアント端末2は、指示データの一覧画面を表示する(ステップS31)。次に、クライアント端末2(コピー元指定操作受付部222)は、例えばコピー元の設定を表す指示データを右クリックする操作及び図7の設定コピーボタンA5を押す操作をコピー元を指定する操作として受け付ける(ステップS32)。続いて、クライアント端末2(コピー先指定操作受付部223)は、例えばコピー先の指示データを右クリックする操作をコピー先を指定する操作として受け付ける(ステップS33)。
次に、クライアント端末2(コピー実施操作受付部224)は、設定貼り付けボタンA6を押す操作を設定のコピーを実施させる操作として受け付ける(ステップS34)。続いて、クライアント端末2は、例えば図9に表す警告画像を表示する(ステップS35)。次に、クライアント端末2(コピー実施操作受付部224)は、例えば警告画像に含まれる「はい」ボタンA7を押す操作を設定のコピーを実施させる操作として受け付ける(ステップS36)。続いて、クライアント端末2(設定変更要求部207)は、コピー元の設定をコピー先の設定に上書きする処理を画像処理部10に要求する(ステップS37)。そして、画像処理部10(指示データ記憶部102及び指示データ記憶制御部103)は、要求された上書きの処理を実施し、指定されたコピー元の設定を指定されたコピー先の指示データに上書きして記憶する(ステップS38)。
第1の指示データの設定を第2の指示データで利用するには、例えば図13の説明で述べたテンプレートを利用する方法がある。例えば画像処理部が或る指示データの設定をテンプレートとして抽出する機能と、テンプレートの設定を或る指示データに適用する機能を有する場合に、ユーザは、まず、第1の指示データを選択する操作を行い、選択した第1の指示データの設定をテンプレートとして抽出する操作を行う。ユーザは、次に、図13に表すようにテンプレート一覧を表示させる操作を行い、そこから前述の操作で生成されたテンプレートを選択する操作を行い、そのテンプレートの設定を第2の指示データに適用する操作を行う。
しかし、この方法では、第1の設定を指定する操作及び第2の指定データを指定する操作に加え、第1の設定が抽出されたテンプレートを選択するための操作(テンプレート一覧を表示させる操作及びその一覧から対象のテンプレートを選択する操作)を行わなければならず、手間がかかる。本実施例では、設定をコピーする際に、第1の設定を指定する操作及び第2の指定データを指定する操作を行えばよいので、画像形成の指示において用いられた設定が、その設定をテンプレート化する場合に比べて簡単に利用されることになる。
また、本実施例では、第1の設定を指定する操作及び第2の指定データを指定する操作として、テキストのコピー及び貼り付けの操作と共通する操作が用いられている。これにより、画像形成の指示において用いられた設定がコピー及び貼り付けの操作によって利用されることになる。また、本実施例によれば、図7、図10、図11、図12の説明で述べたように、上述した完了、履歴、保留、処理待ちの状態の指示データの設定が利用されることになる。また、本実施例では、図13の説明で述べたように、テンプレートが表す設定を第1の設定として指定することで、テンプレートの設定も利用されることになる。
[2]変形例
上述した実施例は本発明の実施の一例に過ぎず、以下のように変形させてもよい。また、実施例及び各変形例は、必要に応じて組み合わせて実施してもよい。
[2−1]コピー元指定操作及びコピー先指定操作
コピー元指定操作及びコピー先指定操作は実施例で述べたコピー及び貼り付けの操作に限らない。
図16は本変形例のコピー元指定操作の一例を表す。図16の例では、「完了」や「履歴」の状態にある指示データの設定を表すプロパティ画面B11が表示されている。
プロパティ画面B11には、プリント開始ボタンA11と、設定コピーボタンA12とが表示されている。プリント開始ボタンA11を押す操作が行われると、画像形成操作受付部204がこの操作を画像形成を開始させる操作として受け付け、表示されている設定で画像が形成される。設定コピーボタンA12を押す操作が行われると、コピー元指定操作受付部222がこの操作をコピー元指定操作として受け付ける。
図17は本変形例のコピー元指定操作の一例を表す。図17の例では、図16に表すプロパティ画面に重ねて設定のコピー先を選択させる選択用画像B13が表示されている。選択用画像B13には、例えば「完了」や「履歴」の状態にある指示データの一覧と、OKボタンA13とが含まれている。ユーザが指示データの一覧からいずれかの指示データを選択する操作を行うと、コピー先指定操作受付部223がこの操作をコピー先指定操作として受け付ける。また、ユーザがOKボタンA13を押す操作を行うと、コピー実施操作受付部224がこの操作をコピー実施操作として受け付ける。この後は、図9に表す警告画像B2のように設定の上書きを警告する画像が表示され、そこで「はい」ボタンA7を押す操作が行われると、設定の上書きが行われる。
上記例以外にも、例えば、第1の操作が、第1の設定(コピー元の設定)を表す画像を選択する操作であり、第2の操作が、第2の設定を表す指示データ(コピー先の指示)を表す画像を選択する操作であってもよい。
図18はコピー元指定操作及びコピー先指定操作の別の一例を表す。図18の例では、設定のコピーを行うための設定コピー画面B14が表示されている。設定コピー画面B14には、指示データ一覧と共通する指示データの一覧と、コピー元決定ボタンA14と、コピー先決定ボタンA15とが表示されている。
この例では、ユーザが、指示データの一覧からいずれかの指示データを選択し、コピー元決定ボタンA14を押す操作を行うと、コピー元指定操作受付部222がこの操作をコピー元指定操作として受け付ける。また、ユーザが、指示データの一覧からいずれかの指示データを選択し、コピー先決定ボタンA15を押す操作を行うと、コピー先指定操作受付部223がこの操作をコピー先指定操作として受け付ける。
また、この例では、コピー元決定ボタンA14を押す操作及びコピー先決定ボタンA15を押す操作のどちらが先に行われてもよく、コピー実施操作受付部224が、後から行われた操作をコピー実施操作として受け付ける。このように、コピー元指定操作及びコピー先指定操作はどちらが先に行われてもよいし、コピー元指定操作及びコピー先指定操作のいずれかとコピー実施操作とが共通の操作であってもよい。
[2−2]相違点の表示
2つの設定の相違点を比較したうえで設定をコピーするか否かが決められてもよい。
図19は本変形例における機能構成の一例を表す。図19の例では、図3に表す各部に加えて、相違点表示操作受付部225と、相違点表示部208とを備えるクライアント端末2aと、図3に表す各部に加えて、相違点出力部105を備える画像処理部10aとが表されている。
相違点表示操作受付部225は、2つの設定の相違点を表示させる相違点表示操作を受け付ける。この相違点は、設定をコピーするか否かを決める際の参考になる情報であり、相違点表示操作は設定操作の1つである。従って、相違点表示操作受付部225は、設定操作受付部202が備える機能である。相違点表示操作受付部225は、2つの設定を指定する操作を相違点表示操作として受け付ける。相違点表示操作受付部225は、受け付けた操作により指定された2つの設定を特定する特定用情報(例えば指示データのID)を画像処理部10aに送信する。
相違点出力部105は、相違点表示操作受付部225が受け付けた操作により指定された2つの設定の相違点を出力する。相違点出力部105は、相違点表示操作受付部225から送信されてきた特定用情報を受け取ると、その特定用情報により特定される2つの設定を表す指示データを指示データ記憶部102から読み出す。相違点出力部105は、読み出した2つの指示データがそれぞれ表す設定のうち、互いに相違している設定を抽出し、抽出した設定を表す相違点データを生成する。相違点出力部105は、生成した相違点データをクライアント端末2aに対して出力する。
相違点表示部208は、相違点出力部105から出力されてきた2つの設定の相違点を表示する。2つの設定の相違点が表示されるまでの画面遷移について図20から図22を参照して説明する。
図20は相違点表示操作の一例を表す。図20の例では、指示データ一覧画面B16に、「完了」の状態の指示データの一覧と、相違点表示ボタンA16とが表示され、IDが「003」の指示データが選択された状態になっている。
図21は相違点表示操作の一例を表す。図21の例では、図20に表す指示データ一覧画面B16に重ねて、比較する指示データを指定するための指示データ一覧画像B17が表示され、IDが「005」の指示データが選択された状態になっている。指示データ一覧画像B17には、OKボタンA17が含まれている。図20の状態でユーザが相違点表示ボタンA16を押す操作を行うと、設定画面表示部201が指示データ一覧画像B17を表示する。図21の状態でユーザがOKボタンA17を押す操作を行うと、相違点表示操作受付部225は、ここまでの操作(各指示データを選択する操作、相違点表示ボタンA16を押す操作、OKボタンA17を押す操作)を相違点表示操作として受け付ける。
図22は表示された相違点の一例を表す。図22の例では、相違点表示部208が、「ID003」の指示データの設定を比較対象1とし、「ID005」の指示データの設定を比較対象2としてそれらの設定の相違点を表す相違点表示画面B18を表示している。この例では、「RIPの種類」が比較対象1は「APPE」で、比較対象2は「CPSI」だという相違点1と、「出力ページ範囲」が比較対象1は「全ページ」で、比較対象2は「1−4」だという相違点2とが表示されている。このように相違点が出力及び表示されることで、2つの設定の全体を比較する場合に比べて、ユーザは設定のコピーを行うか否かを判断しやすくなる。
相違点表示画面B18には設定の保存ボタンA18が表示されている。また、ユーザが、相違点1及び相違点2のいずれかを選択して右クリックの操作を行うと、設定のコピーを行うためのコピー操作用画像が表示される。
図23は表示されたコピー操作用画像の一例を表す。図23の例では、「出力ページ範囲」の相違点2が選択された状態で、「比較対象1の設定を比較対象2にコピー」という文字列を表すコピー操作用画像A19と、「比較対象2の設定を比較対象1にコピー」という文字列を表すコピー操作用画像A20とが表示されている。
ユーザがコピー操作用画像A19又はコピー操作用画像A20を押す操作を行うと、コピー元指定操作受付部222及びコピー先指定操作受付部223がこの操作をコピー元指定操作及びコピー先指定操作として受け付ける。例えば図23の例のように「出力ページ範囲」が選択された状態でコピー操作用画像A20を押す操作が受け付けられると、コピー元指定操作受付部222は比較対象2をコピー元の設定とするコピー元指定操作としてこの操作を受け付け、コピー先指定操作受付部223は比較対象1をコピー先の設定とするコピー先指定操作としてこの操作を受け付ける。そして、そのようにコピー元及びコピー先が指定されてコピーが行われた場合の設定が相違点表示画面B18に表示される。
図24はコピーが行われた場合の設定の一例を表す。図24の例では、比較対象1の「出力ページ範囲」が比較対象2の「1−4」という設定に変更されて表示されている。この状態で設定の保存ボタンA18を押す操作が行われると、コピー実施操作受付部224がこの操作をコピー実施操作として受け付け、指示データ記憶制御部103による設定の上書き保存が行われる。
このように、本変形例では、相違点出力部105により出力された相違点を表すコピー元の設定を指定する操作がコピー元指定操作として行われる。また、出力された相違点を表すコピー先の設定を指定する操作が行われると、コピー先の指示データを指定することになるので、この操作がコピー先指定操作として行われる。これにより、出力された相違点を表すコピー元の設定及びコピー先の設定を指定しない場合に比べて、2つの設定の相違点を比較してから設定のコピーを行うまでの手間が小さくなる。
[2−3]相違点の表示方法
上記の変形例で述べた相違点の表示方法は上述したものに限らない。例えば、ユーザがコピー元の設定を指定し、コピー先の指示データを指定する操作を行ったときに、相違点を表示するための操作用画像を表示してもよい。
図25は相違点を表示するための操作用画像の一例を表す。図25の例では、図8に表す指示データ一覧でコピー先の指示データを指定する右クリックの操作が行われて表示された操作メニューが表されている。この操作メニューには、設定貼り付けボタンA6に加え、相違点の表示ボタンA21が相違点を表示するための操作用画像として表されている。ユーザが相違点の表示ボタンA21を押す操作を行うと、相違点出力部105がコピー元の指示データの設定とコピー先の指示データの設定との相違点を出力し、例えば図22の例のように相違点表示画面が表示される。
なお、相違点の表示ボタンA21を表示せずに、コピー元の設定及びコピー先の指示データが指定されたら必ず相違点出力部105がそれらの設定の相違点を出力し、出力された相違点を相違点表示部208が表示してもよい。また、相違点出力部105は、設定の相違点があっても必ずしもその相違点を出力しなくてもよい。例えば、設定の相違点がある場合に、相違点出力部105がその相違点を出力せずに指示データ記憶制御部103がコピー元の設定をコピー先の指示データの設定に上書きして記憶させる第1モードで各部が動作してもよい。
その代わり、設定の相違点がある場合に、相違点出力部105がその相違点を出力して上書きを承諾する操作が行われてから指示データ記憶制御部103がコピー元の設定をコピー先の指示データの設定に上書きして記憶させる第2モードでも各部が動作するようにしておき、ユーザが第1モード及び第2モードを選べるようにしてもよい。上書きを承諾する操作とは、例えば図24に表す設定の保存ボタンA18を押す操作(コピーした設定を保存させるということは当然上書きを承諾していることになる)である。
また、図9に表す警告画像B2を表示させ、「はい」ボタンA7を押す操作を上書きを承諾する操作としてもよい。このように第1モード及び第2モードで各部を動作させることで、ユーザは例えば設定作業の早く行いたい場合には第1モードを選び、コピーする設定の中身を確認しながら必要なコピーだけを行いたい場合には第2モードを選ぶというように、設定をコピーする作業に求められる条件に応じて動作のモードが選ばれることになる。
[2−4]設定項目毎のコピーの可否
コピー元の設定には複数の項目の設定が含まれるが、それらの項目毎に設定のコピーの可否が決まっていてもよい。その場合、指示データ記憶制御部103は、それら複数の項目のうち特定の項目の設定は上書きして記憶させない。また、指示データ記憶制御部103は、反対に、特定の項目以外の項目の設定は、上書きして記憶させる。指示データ記憶制御部103は、例えば、コピーが可能な項目とコピー不可の項目とを表すコピー可否リストを用いてこの記憶制御を行う。
図26はコピー可否リストの一例を表す。図26に表すコピー可否リストでは、「RIP種類」という設定項目はコピーが「可能」であり、「用紙サイズ」及び「出力ページ範囲」という設定項目はコピーが「不可」であることが示されている。「用紙サイズ」及び「出力ページ範囲」は設定が上書き保存されない特定の項目の一例である。例えば100ページの画像形成を指示する指示データの設定がコピー元で、10ページの画像形成を指示する指示データがコピー先である場合に、出力ページ範囲をコピーすると、コピー先の出力ページ範囲が画像のページ数を超える11ページ以上になり、エラーの元になる。本変形例では、そのように特定の項目の設定はコピーしないことで、設定の不整合によるエラーが防がれるようにしている。
[2−5]各機能を実現する装置
図3等に表す各機能は、実施例とは異なる装置によって実現されてもよい。
図27は本変形例における機能構成の一例を表す。図27の例では、図3に表す画像処理部10が備える各部に加えてクライアント端末2が備える各部も備える画像処理部10bが表されている。この場合、ユーザは、クライアント端末2ではなく画像形成装置1が備える操作パネル部20に表示される画面を見て、操作パネル部20に対して操作を行う。
[2−6]設定の連動
コピー元からコピー先に設定がコピーされた場合に、一方の設定の変更を他方の設定に連動させてもよい。ここでいう連動とは、一方の設定が変化すると、他方の設定も同じく変化させるという意味である。この場合、例えば指示データ記憶制御部103がコピー先の設定にコピー元の設定を上書きして記憶させる際に、両方(コピー元及びコピー先)の設定にコピー相手(コピー元にとってのコピー先又はコピー先にとってのコピー元)の設定を特定する情報を対応付けて記憶させる。
その後、設定の変更が行われると、指示データ記憶制御部103は、変更された設定にコピー相手の設定を特定する情報が対応付けられていれば、その情報により特定されるコピー相手の設定を、変更された設定に上書きして記憶させる。これにより、例えばコピー元の設定が変更された場合にユーザが操作しなくてもコピー先の設定がコピー元に合わせられることになる。
[2−7]設定のアドレスのコピー
設定をコピーする際に、その設定が記憶されている記憶領域におけるアドレスがコピーされてもよい。この場合、指示データ記憶制御部103は、コピー元の設定をコピー先の指示データが表す設定に上書きして記憶させる代わりに、コピー元の設定が記憶されているアドレスを、コピー先の指示データが表す設定に対応付けて記憶させる。
そして、画像形成制御部104は、読み出した指示データが表す設定にアドレスが対応付けられている場合、その設定についてはそのアドレスに記憶されている設定を用いて画像形成を制御する。また、指示データ記憶制御部103は、コピー元の設定を表す指示データを読み出してその設定をクリップボードにコピーする代わりに、その設定のアドレスをクリップボードに書き込んでもよい。
その場合、指示データ記憶制御部103は、コピー元の設定をクリップボードから読み出す代わりにそのアドレスを読み出して、読み出したアドレスをコピー先の設定に対応付けて記憶させる。このようにコピー元の設定の代わりにそのアドレスがコピー先の設定に対応付けて記憶されることで、コピー元の設定が変化したときにユーザが操作しなくてもその変化後の設定がコピー先の設定として用いられることになる。
[2−8]複数設定のコピー
複数の設定のコピーをまとめて行う操作が用いられてもよい。例えばユーザがコピー元の設定を表す指示データを複数選択する操作と、それと同じ数のコピー先の指示データを選択する操作と、それらの設定のコピーをまとめて指示する操作とを行う。これらの操作が行われると、指示データ記憶制御部103は、例えば選択された順番が同じ指示データ同士を組み合わせて設定をコピーする。このように、複数のコピーを行う際の操作の手間を小さくしてもよい。
[2−9]発明のカテゴリ
本発明は、画像処理部10のように画像を処理する画像処理装置の他、その画像処理装置及び画像形成部を備える画像形成装置としても捉えられるし、画像形成装置にクライアント端末2のようにユーザインターフェースとなる装置を加えた画像形成システムとしても捉えられる。また、本発明は、各装置が実施する処理を実現するための画像処理方法としても捉えられるし、各装置を制御するコンピュータを機能させるためのプログラムとしても捉えられる。このプログラムは、それを記憶させた光ディスク等の記録媒体の形態で提供されてもよいし、インターネット等の通信回線を介してコンピュータにダウンロードさせ、それをインストールして利用可能にするなどの形態で提供されてもよい。
1…画像形成装置、2…クライアント端末、10…画像処理部、20…操作パネル部、30…画像形成部、101…プレビュー情報生成部、102…指示データ記憶部、103… 指示データ記憶制御部、104…画像形成制御部、105…相違点出力部、201…設定画面表示部、202…設定操作受付部、203…プレビュー表示部、204…画像形成操作受付部、205…指示データ生成部、206…指示データ一覧表示部、207…設定変更要求部、208…相違点表示部、221…個別設定選択操作受付部、222…コピー元指定操作受付部、223…コピー先指定操作受付部、224…コピー実施操作受付部、225…相違点表示操作受付部。

Claims (7)

  1. コピー元である第1の設定を表す画像を選択し且つ操作メニューを表示させる操作と、表示された当該操作メニューからクリップボードへのデータのコピーを表す項目を選択する操作である第1の操作を受け付ける第1の操作受付部と、
    第2の画像形成の指示を表す画像を選択し且つ操作メニューを表示させる操作である第2の操作を受け付ける第2の操作受付部と、
    前記第2の操作により表示された操作メニューからクリップボードにコピーされたデータの貼り付けを表す項目を選択する操作が行われると、前記第1の設定をクリップボードから読み出して第2の設定に上書きして記憶させる処理を画像形成装置に要求する設定変更要求部と
    を有するクライアント端末。
  2. 前記第1の設定は、画像形成の指示のうち、保留されている指示、待機中の指示、テンプレートとして記憶された指示、又は、過去に実行された指示のいずれかにおける設定である
    請求項1に記載のクライアント端末。
  3. 前記第1の設定及び前記第2の設定の相違点を出力する処理を画像処理装置に要求する第3の操作受付部を有する
    請求項1又は2に記載のクライアント端末。
  4. 前記第1の操作には、出力された前記相違点を表す前記第1の設定を指定する操作が含まれ、
    前記第2の操作には、出力された前記相違点を表す前記第2の設定を指定する操作が含まれる
    請求項3に記載のクライアント端末。
  5. 前記相違点がある場合に画像処理装置の出力部が当該相違点を出力せずに、画像処理装置の記憶制御部が前記第1の設定を上書きして記憶させる第1モード、および当該場合に前記出力部が当該相違点を出力して上書きを承諾する操作が行われてから前記記憶制御部が前記第1の設定を上書きして記憶させる第2モードのうちユーザにより選択された動作モードで動作する処理を画像処理装置に要求する設定変更要求部を有する
    請求項3又は4に記載のクライアント端末。
  6. 前記第1の設定には複数の項目の設定が含まれ、
    前記複数の項目のうち特定の項目の設定は上書きして記憶させない処理を画像処理装置に要求する設定変更要求部を有する
    請求項1からのいずれか1項に記載のクライアント端末。
  7. 媒体に画像を形成する処理を画像処理装置に要求する画像形成操作受付部を備える
    請求項1から6のいずれか1項に記載のクライアント端末。
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