JP6926474B2 - 反射フィルムおよび面光源装置用反射ユニット - Google Patents

反射フィルムおよび面光源装置用反射ユニット Download PDF

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Description

本発明は、液晶ディスプレイのバックライト(LCDバックライト)、照明用看板、自動車、車両等の表示装置に用いられる面光源装置に使用される反射フィルムおよび面光源装置用反射ユニットに関する。
液晶ディスプレイのバックライトユニットに用いられる面光源装置には、直下タイプとエッジタイプの2種類がある。直下タイプでは、バックライト底部に設けられた光源から、任意の厚みのエアギャップを設けて拡散板が設置され、その上部に光学フィルムが設置される。一方、エッジタイプは、バックライト側面に設けられた光源から、導光板を用いて光を面方向に均一化する。導光板は、板状の導光体であり、導光体の表面にはドット印刷や成型による凸凹などの光拡散部が形成されている。光学フィルムは、導光板上部に設置される。反射フィルムは、直下タイプでは光源の後方、エッジタイプでは導光板の背面に設置される。
ディスプレイの薄型化には、エッジタイプが適しているが、更なる薄型化のために、導光板と反射フィルムを貼り合わせる構成が検討されている。例えば、特許文献1には導光板と反射フィルムを貼り合わせる構成が記載されている。また、導光板と反射フィルムを貼り合わせた場合には、導光板と空気の屈折率差を用いた全反射が起こらなくなるため、導光板表面に低屈折率層を設ける構成が開示されている。特許文献2には、両面発光の光源装置が記載されており、導光体の少なくとも片側の表面に低屈折率層および半透過反射層を設ける構成が開示されている。また、特許文献3には、導光板の両面に低屈折率層を設け、導光板とは反対の面の低屈折率上には反射層を設ける構成が開示されている。
特開2013−93195号公報 特開2015−32565号公報 特開2015−15185号公報
特許文献1の構成により、導光は可能となるが、導光板の薄型化に伴い同じ距離を導光するために必要な全反射回数が増える傾向にある。光は波長により屈折率が異なるために、全反射角が異なり、反射回数の増加は、光源からの距離に依存する発光色ムラの原因となる懸念があった。
特許文献1に記載されている導光板表面に低屈折率層を形成した構成の場合、導光板上下面の全反射での導光であるため、反射面間の距離は、導光板厚みと同じになる。ディスプレイの薄型化のためには導光板の厚みを薄くする必要があるが、導光板を薄くすることにより、全反射回数は増加してしまうことになる。また、導光板に低屈折率層を設けるためには、枚葉処理が必要となり、凹凸パターンのある表面に均一に低屈折率層を形成することは難易度が高いことから、生産性も低下する。
また、特許文献2に開示されている低屈折率層および半透過反射層、特許文献3に開示されている低屈折率層および反射層の構成では、十分な導光性を得ることができない。
本発明では、液晶ディスプレイなどの面光源装置において、導光板と貼り合わせて用いられた場合でも、発光色ムラを低減し、導光性および生産性の良い反射フィルムおよび面光源装置用反射ユニットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は以下の構成を採る。
[1]反射シートの少なくとも片面に屈折率が1.01〜1.38である低屈折率層を有する反射フィルムであって、前記低屈折率層と前記反射シートとが接し、前記反射シートが設けられた側とは反対側の前記低屈折率層表面の凹み個数が、50個/mm以下であり、低屈折率層の厚みが150〜1,000nm、低屈折率層の表面粗さが、5〜50nmであることを特徴とする反射フィルム。
]前記低屈折率層がアクリル樹脂および中空粒子を含有することを特徴とする前記[1]に記載の反射フィルム。
]前記中空粒子の数平均粒子径が50〜100nmであることを特徴とする前記[]に記載の反射フィルム。
]導光板、粘着層および前記[1]〜[]いずれかに記載の反射フィルムの順に積層してなり、前記粘着層と前記低屈折率層とが接していることを特徴とする面光源装置用反射ユニット。
本発明により、液晶ディスプレイなどの面光源装置において、導光板と貼り合わせて用いられた場合でも、発光色ムラを低減し、生産性の良い反射フィルムおよび面光源装置用反射ユニットを提供することができる。発光色ムラを低減するためには、反射回数の低減が重要であり、全反射する2つの面の距離はできるだけ離れていることが好ましい。本発明では、全反射する面は、導光板上面と反射シート表面に設けた低屈折率層であるため、全反射面は、導光板と粘着層を足し合わせた厚み分の距離をとることができる。また、導光板のような凸凹パターンの無い反射シート表面に連続処理で低屈折率層を形成できるため、生産性も向上させることができる。
本発明の反射フィルムが用いられる面光源装置用反射ユニットの一例を示す断面模式図である。 低屈折率層表面の表面凹みの一例を示す断面模式図である。 低屈折率層表面の表面凹みの一例を示すSEM画像である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
面光源装置用反射ユニット1は、反射フィルム6、粘着層4、導光板5を有する。反射フィルム6は反射シート2の少なくとも片面に低屈折率層3を有する反射フィルムであって、低屈折率層3と反射シート2とが接している。低屈折率層3は、反射シート2の導光板5と対向する面に形成される。また、導光板5は、導光体5aと光拡散部5bを有する。
反射シート2の材料としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリ乳酸(PLA)等のポリエステル系樹脂や、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、シクロオレフィン系(COC、COP)樹脂等のポリオレフィン系樹脂や三酢酸セルロース、アセテート等のセルロース系樹脂や、ポリメチルメタクレート(PMMA)等のアクリル系樹脂や、ポリカーボネート(PC)樹脂や、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素系樹脂などを用いることができる。このような材料の中でも、可視光の光線吸収の少ないポリエチレンテレフタレート(PET)、環状ポリオレフィン(COC、COP)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリカーボネート(PC)等を用いることが好ましい。
本発明における反射シート2は例えば前述の材料に、無機粒子、有機粒子や基材樹脂に非相溶な樹脂(以下、非相溶樹脂という)を添加させて得ることができる。
前記無機粒子としては、炭酸カルシウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、二酸化珪素、硫酸バリウム、アルミナ、タルク、酸化ジルコニウム、硫化亜鉛および塩基性炭酸鉛(鉛白)等を挙げることができる。中でも炭酸カルシウム、酸化亜鉛、硫酸バリウムおよび二酸化チタンからなる群より選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
前記有機粒子としては、ポリプロピレン、ポリスチレン等の熱架橋性樹脂粒子挙げることができる。非相溶樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメチルペンテンなどのポリオレフィン樹脂、環状ポリオレフィン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂、フッ素樹脂等が挙げられる。
なお、本発明において、反射シート2は単層であっても、2層以上の積層体であってもよい。
本発明における反射シート2は、反射性能や耐熱性の観点から白色ポリエステルフィルムであることが好ましい。また、ポリエステルで構成された実質的に空洞を含有しないA層と空洞を含有するB層との少なくとも2層以上の積層体であってもよい。
A層およびB層を構成する樹脂はポリエステルが好ましく、特に、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)が好ましい。また、このポリエステルの中には、公知の各種添加剤、例えば、酸化防止剤、帯電防止剤などが添加されていてもよい。
A層は実質的に気泡を含有しない層であることが好ましい。実質的に気泡を含有しないとは、空隙率が10%未満である層状態をいう。A層の厚みは、断面を電子顕微鏡観察したときに表面から実質的に気泡が含有されていない断面方向深さまでの厚みとして求まり、実質的に気泡が含有されていない層の厚みをA層厚みとする。
フィルムのハンドリング性を確保するため、A層には無機粒子を含有させることが好ましい。A層に含有させる無機粒子の種類としては、例えば炭酸カルシウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、二酸化珪素、硫酸バリウム、アルミナ、タルクなどが挙げられる。
A層に含有させる無機粒子は、A層全体100質量%に対して3質量%以下であることが好ましく、より好ましくは0.1質量%以上、さらに好ましくは1質量%以上である。A層に含有する無機粒子が多すぎると、低屈折率層3の表面が荒れてしまい、導光性が低下する場合がある。また、下限は特に限定されるものではないが、0.01質量%以上であることが好ましい。
A層に含有させる無機粒子の好ましい粒子径は、前記の特性が得られれば特に限定されないが、導光板と反射フィルムの密着ムラが少ない点から、5μm以下が好ましく、より好ましくは3μm以下、さらに好ましくは1μm以下である。
B層はフィルム内部に微細な気泡を含有することによって白色化されている層であることが好ましい。微細な気泡の形成は、フィルム基材、例えばポリエステルフィルム中に、ポリエステルとは非相溶なポリマーを細かく分散させ、それを延伸(たとえば二軸延伸)することにより達成できる。
B層はB層を構成する樹脂に非相溶な樹脂を含有することが好ましい。非相溶樹脂を含有することにより、延伸時に非相溶樹脂を核とした空洞が生まれ、この空洞界面により光反射が起きる。ポリエステルに非相溶な樹脂としては、単独重合体であっても共重合体であってもよい。ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメチルペンテンなどのポリオレフィン樹脂、環状ポリオレフィン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂、フッ素樹脂などが好適に用いられる。これらは2種以上を併用してもよい。
特にポリエステルとの臨界表面張力差が大きく、延伸後の熱処理によって変形しにくい樹脂が好ましく、具体的には、ポリオレフィン系樹脂が好ましい。ポリオレフィン系樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメチルペンテンなどのポリオレフィン樹脂、環状ポリオレフィン樹脂、および、これらの共重合体を挙げることができる。これらの中でも特に環状オレフィン共重合体であるエチレンとビシクロアルケンの共重合体が好ましい。
B層中に含有させる非相溶樹脂の好ましい含有量は5質量%以上25質量%以下である。また、B層中に含有させる非相溶樹脂は、ポリエステル樹脂からなるマトリックス中に数平均粒径が0.4μm以上3.0μm以下で分散していることが、適切な反射界面数、フィルム強度を得る上で好ましく、さらに好ましくは0.5μm以上1.5μm以下の範囲である。
ここでいう数平均粒径とは、フィルムの幅方向(TD)の断面を切り出し、その断面のB層部分を(株)日立製作所製走査型電子顕微鏡(FE−SEM)S−2100A形を用いて観測される粒子100個の面積を求め、真円に換算した際の直径の平均値である。
B層中には、無機粒子を含有させてもよく、例えば炭酸カルシウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、硫化亜鉛、塩基性炭酸鉛(鉛白)、硫酸バリウムなどが挙げられる。これらの中で、400〜700nmの可視光域において吸収の少ない炭酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタンなどが反射特性や隠蔽性、製造コスト等の観点で好ましい。本発明において、フィルムの巻き取り性、長時間の製膜安定性、反射特性向上の観点から、硫酸バリウム、二酸化チタンが最も好ましい。無機粒子の粒径としては、数平均粒径で0.1μm以上3.0μm以下のものを使用することが優れた反射性、隠蔽性を実現する上で好適である。
B層には、共重合ポリエステルを用いることが好ましい。B層に高濃度に無機粒子を含有する場合であっても安定して製膜することができ、また、B層中の非相溶樹脂の分散剤として役割を有する。
共重合ポリエステルは、主たるジカルボン酸成分がテレフタル酸であり、主たるグリコール成分がエチレングリコールであって、共重合成分が、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸等の芳香族カルボン酸または脂肪族カルボン酸、およびテトラメチレングリコール、シクロヘキサンジメタノール、ポリエチレングリコールおよびポリテトラメチレングリコール等の脂肪族ジオールからなる群より選ばれる少なくとも1種を含有するポリエステルである。
用いられる共重合ポリエステルとしては、ポリエチレンテレフタレートを基本構成とし、ポリエチレンテレフタレートとイソフタル酸との共重合体、ポリエチレンテレフタレートとシクロヘキサンジメタノールとの共重合体、ポリブチレンテレフタレートとポリテトラメチレンテレフタレートとの共重合体から選ばれる少なくとも2種類以上の共重合ポリエステルを含有することが好ましい。
また、低屈折率層3との密着性向上のため、反射シート2の表面には易接着層を設けてもよい。反射シートに易接着層が設けられている場合は、易接着層も含めて反射シートという。
低屈折率層3の構成材料としては、酸化珪素膜やフッ化マグネシウム膜等の無機材料や、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などの含フッ素樹脂等の他、アクリル樹脂などのバインダ成分にシリカ等の中空粒子を含有させる方法、多孔質シリカを含有させる方法等が挙げられる。中空粒子とは、粒子の内部に空洞を有する粒子であり、数平均粒子径が50nm以上100nm以下であることが好ましく、60nm以上100nm以下であることがより好ましい。数平均粒子径が50nm未満では、粒子中の空隙比率が低下する場合があり、100nmよりも大きくなると、光が散乱する起点となりヘイズが上昇する場合がある。中空粒子の材質としては、例えばケイ素化合物又は有機珪素化合物の重合(縮合)体のいずれかからなる組成物が挙げられる。多孔質シリカは、粒子状であっても、膜状であっても構わない。導光板と貼りあわせる際の粘着層との密着性の観点から、低屈折率層3に含有されるバインダ成分としてはアクリル樹脂が好ましく、より低屈折率で且つ透明な光学膜を得るために、アクリル樹脂および中空粒子を含有することがより好ましく、アクリル樹脂および中空シリカ粒子を含有することがさらに好ましい。
低屈折率層3の厚みは、その構成材料や形成方法に合わせて適宜選択できるが、塗布性および生産性の観点から、150nm以上1,000nm以下が好ましく、200nm以上400nm以下がより好ましい。
また、低屈折率層3の屈折率は、1.01以上1.38以下が好ましく、1.01以上1.34以下がより好ましく、1.01以上1.25以下が更に好ましく、1.10以上1.25以下が最も好ましい。屈折率が1.38を超える場合は、低屈折率層と粘着層の全反射角が小さくなることで、導光されない光が増加するために、後述する導光性が不足する場合がある。屈折率が1.01未満の場合は、低屈折率層の膜強度が低下する場合がある。
低屈折率層3の形成は、その構成材料によっても異なるが、浸漬コーティング法、スプレーコーティング法、スピンナーコーティング法、ビードコーティング法、ワイヤーバーコーティング法、ブレードコーティング法、ローラーコーティング法、カーテンコーティング法、スリットダイコーター法、グラビアコーター法、スリットリバースコーター法、マイクログラビア法、コンマコーター法等の湿式法、または真空蒸着法、スパッタリング法等の乾式法により形成することができる。
低屈折率層3の表面凹み個数は、実施例の項に記載の方法で測定する。図2は低屈折率層の表面凹みの一例を示す断面模式図である。また図3には、低屈折率層の表面凹みの一例を示す表面SEM観察画像(倍率2,500倍、表面に対して30度傾斜)を示す。
図2に示すように、低屈折率層の厚みをT2、低屈折率層表面から凹み部の最深部までの距離をT1とした場合、T1/T2が0.9以下であるものを表面凹みとし、任意の長さ1mm上に存在する表面凹みの個数を測定し、その平均値を表面凹み個数とする。ここで、表面凹み個数は、200個/mm以下であることが好ましく、100個/mm以下であることがより好ましく、50個/mm以下が更に好ましい。
低屈折率層表面に存在する凹みにより、低屈折率層と粘着層との界面において、導光する光が散乱してしまい、導光性が低下する場合があるため、表面凹みの個数は少ない方が好ましい。表面凹み個数は、例えば低屈折率層形成時の温度条件や塗布液の乾燥速度、反射シートの表面粗さ等を調整することで制御することができる。
低屈折率層3の表面粗さは、JIS B0601(2001)に基づき、(株)小坂研究所製、触針式表面粗さ計(型番:ET 4000A)を用いて測定した中心面平均粗さ(SRa)により表される。任意の3サンプルを測定し、それらの平均値を低屈折率層の表面粗さとする。表面粗さは、5nm以上50nm以下であることが好ましく、10nm以上30nm以下であることがより好ましい。表面粗さが、5nm未満である場合は、低屈折率層表面のすべり性が低下するため、低屈折率層形成後のフィルムロールのハンドリング性が低下する場合があり、50nmを超える場合は、導光性が低下する場合がある。全反射の繰り返しにより導光されることが理想的であり、表面粗さが50nmを超える場合、光源から出た光が、低屈折率層3の表面で散乱されてしまうことが、その理由と推定される。
粘着層4を構成する材料としては、例えば、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ブタジエン系粘着剤、ウレタン系粘着剤等が挙げられ、特にアクリル系粘着剤が好ましいものとして挙げられる。アクリル系粘着剤は、アクリル系単量体単位を主成分として含む重合体である。アクリル系単量体としては、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、(無水)マレイン酸、(無水)フマル酸、クロトン酸、これらのアルキルエステルが挙げられる。ここで、「(メタ)アクリル酸」は、アクリル酸およびメタクリル酸を総称するものとして使用する。
導光板5としては、例えば平板状のもののほか、光源が配置される一方の側面側が厚く、この側面側から離れるにつれて徐々に薄くなる楔形状のものが挙げられる。
導光体5aの構成材料としては、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の透明な樹脂材料やガラス材料が挙げられるが、薄型化においては、ガラス材料が好ましい。
光拡散部5bは、スクリーン印刷などによるドット印刷パターンなどであり、高分子樹脂、架橋剤及び充填剤を含む。高分子樹脂として用いる材料には、ポリエステル、ポリカーボネート、ビニール、ポリウレタン及びアクリル系樹脂等が挙げられる。架橋剤は、高分子樹脂を構成する分子を相互接続する機能を果たし、メラミン、トルエンジイソシアネート、メチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等が挙げられる。充填剤としては二酸化ケイ素、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化マグネシウム等の粒子が挙げられる。
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこの実施例によって限定されるものではない。尚、本実施例における、測定方法、評価方法および使用材料を以下に示す。
[測定方法および評価方法]
(1)低屈折率層の厚みの測定
サンプルの断面を超薄切片に切り出し、透過型電子顕微鏡(日立製H−7100FA型)で加速電圧100kVにて観察(10万倍の倍率で観察)し、その断面写真から低屈折率層の厚みを測定した。
(2)低屈折率層の屈折率の測定
低屈折率層の屈折率は、屈折率が既知のフィルム上に低屈折率層(例えば、厚み約100nm)を積層したサンプルを用い、低屈折率層の厚みと低屈折率層の反射スペクトルを用いて算出した。低屈折率層の厚みは、上記(1)と同様の方法で算出した。反射スペクトルは、(株)島津製作所の分光光度計UV−3150を用いて300〜800nmの反射率を10nm刻みで測定した。反射スペクトル測定時には、低屈折率層とは反対側のポリエステルフィルム面に#320〜400の耐水サンドペーパーで均一に傷をつけた後、黒色塗料(黒マジックインキ(登録商標)液)を塗布して、低屈折率層とは反対側の面からの反射を完全に無くした状態にして測定した。
(3)低屈折率層を構成する材料の組成分析、中空粒子の数平均粒子径
低屈折率層に含有される材料の組成はEDX,FT−IR等の分析手法を適宜選択することで確認できる。また、低屈折率層に含有される中空粒子の数平均粒子径は、透過型電子顕微鏡(日立製H−7100FA型)で加速電圧100kVにて観察(10万倍の倍率で観察)し、任意の粒子30点の円相当直径を測定し、その平均値を数平均粒子径とした。また、同時に数平均粒子径の測定を行った粒子の切断面を観察し、内部が空洞になっていれば中空粒子であると判断した。
(4)低屈折率層の表面凹み個数
日本ミクロトーム研究所(株)製ロータリー式ミクロトームを使用し、ナイフ傾斜角度3°にて反射フィルム平面に垂直な方向に切断して作成したサンプルを、走査型電子顕微鏡((株)日立製作所製S−3400N)で観察して測定した。図2に示すように、低屈折率層の厚みをT2、低屈折率層表面から凹み部の最深部まで距離をT1とした場合、T1/T2が0.9以下であるものを表面凹みとし、その個数を測定した。任意の3箇所について、長さ1mmを観察し、長さ1mm上に存在する表面凹みの個数を測定し、その平均値を表面凹み個数とした。観察方法における倍率は適宜調整可能であるが、例としては、表面観察(倍率2,500倍)で厚み測定を実施する凹み部分を選定し、断面観察(倍率50,000倍)で厚み測定を実施することで、表面凹み個数を測定する。
(5)低屈折率層の表面粗さ
JIS B0601(2001)に基づき、低屈折率層表面の中心面平均粗さ(SRa)を(株)小坂研究所製、触針式表面粗さ計(型番:ET 4000A)を用いて測定した。1つのサンプルについて5回測定を行い、それらの平均値を当該サンプルにおける低屈折率層の表面粗さとした。これを異なる3つのサンプルについて行い、各サンプルにおける低屈折率層の表面粗さを算出した。当該3つのサンプルそれぞれについて得られた低屈折率層の表面粗さをさらに平均し、平均値を低屈折率層の表面粗さとした。測定条件は以下の通りである。
<測定条件>
触針先端半径:0.1μm
触針荷重:100μN
測定長:1.0mm
カットオフ値:0.25mm。
(6)導光評価
導光評価には、CHIMEI製24型LEDモニター(型番:24LH)から取り出した導光板を用いた。モニターのLEDバー長さ方向中央部に対応する位置から、LEDバーに平行方向に5cm、垂直方向に10cmの長方形を切り出した。低屈折率層を有する反射フィルムと切り出した導光板を、低屈折率層とドット面が対向するように、厚み20μmに調整したアクリル系粘着剤で貼り合わせ、ドット周辺の気泡を取り除くために適宜オートクレーブ処理して評価用サンプルを作成した。モニター内で入光部となる端面から光を入光させて、導光板表面から目視観察し、明るさおよびムラを比較評価した。また比較評価のために、モニターに搭載されていた光学シート(導光板側から、拡散シート、プリズムシート、拡散シートの順)を用いた。導光が良好である場合は、正面から観察したときに均一な明るさであり、導光が良好でない場合は、入光部付近にLEDバーに平行な明部ムラが発生する。評価基準は以下のとおりである。
A級:LEDに対して垂直方向の明るさ分布がほぼ均一である
B級:LED付近に弱い明部ムラが視認される
C級:LED付近に強い明部ムラが視認されるが、光学シートを載せて観察すると視認されない
D級:LED付近に強い明部ムラが視認され、光学シートを載せて観察しても視認される。
(7)輝度ムラ評価
輝度ムラ評価は、(6)導光評価と同一のサンプルを観察した。低屈折率層の厚みムラなどがある場合は、入光部の明部ムラとは別に、明暗が面内に分布する輝度ムラが発生するため、LEDから5cm以上離れた部分の輝度ムラについて、目視観察による比較評価を実施した。評価基準は以下のとおりである。
A級:輝度ムラが視認されない
B級:薄い輝度ムラが視認される
C級:輝度ムラが視認されるが、光学シートを載せて観察すると視認されない
D級:輝度ムラが視認され、光学シートを載せて観察しても視認される。
(8)密着性評価
反射フィルムの低屈折率層側の面を、株式会社巴川製紙製アクリル粘着剤“TD43A”を使用して、三菱レイヨン株式会社製アクリル板“アクリライト”Sに貼り合わせて測定用サンプルを作成した。サンプル幅は25mmとし、空気が噛みこまないように2kg/25mmの加圧条件でゴムローラーを1往復して圧着した。作成した測定サンプルは、温度23℃、相対湿度50%の雰囲気下で30分保管後、同雰囲気下で、引張試験機(株式会社オリエンテック製“テンシロン”RTM−100を用い、JIS−Z2337(2000)に準拠して引張速度300mm/分で180度剥離した際の剥離強度を測定した。判定基準は以下のとおりである。
A級:0.3N/25mm以上
B級:0.3N/25mm未満。
参考例1
以下の要領で反射フィルムを作製した。
反射シートとして、東レ株式会社製“ルミラー”(登録商標)E6SR(厚み225μm)を用いた。反射シート2の片面に、JGC C&C製ELCOM P−5062(固形分3質量%、中空粒子)用い、メタバー#12で塗布、80℃で2分乾燥後、フュージョン製UV照射機でUV400mJ/cm照射し、低屈折率層3を形成した。低屈折率層3の厚みは、300nm、屈折率は1.38であった。
参考例10
(中空シリカ粒子の作成)
平均粒径5nm、SiO2濃度20質量%のシリカゾル100gと純水1,900gの混合物を80℃に加温した。この反応母液のpHは10.5であり、同母液にSiO2として1.17質量%の珪酸ナトリウム水溶液9,000gとAl23として0.83質量%のアルミン酸ナトリウム水溶液9,000gとを同時に添加した。その間、反応液の温度を80℃に保持した。添加終了後、反応液を室温まで冷却し、限外濾過膜で洗浄して固形分濃度20質量%のSiO2・Al23一次粒子分散液を調製した。この一次粒子分散液500gに純水1,700gを加えて98℃に加温し、この温度を保持しながら、濃度0.5質量%の硫酸ナトリウム50,400gを添加し、ついでSiO2として濃度1.17質量%の珪酸ナトリウム水溶液3,000gとAl23としての濃度0.5質量%のアルミン酸ナトリウム水溶液9,000gを添加して複合酸化物微粒子の分散液を得た。ついで、限外濾過膜で洗浄して固形分濃度13質量%になった複合酸化物微粒子の分散液500gに純水1125gを加え、さらに濃塩酸(濃度35.5質量%)を滴下してpH1.0とし、脱アルミニウム処理を行った。次いで、pH3の塩酸水溶液10Lと純水5Lを加えながら限外濾過膜で溶解したアルミニウム塩を分離して固形分濃度20質量%の中空シリカ粒子の水分散液とし、ついで限外濾過膜を用いて溶媒をエタノールに置換した固形分濃度20質量%の中空シリカ粒子のアルコール分散液を調製した。
(塗布液の作成)
中空シリカ粒子のアルコール分散液をエタノールで固形分濃度5質量%に希釈した分散液50gと、アクリル樹脂(ヒタロイド1007、日立化成(株)製)3gおよびイソプロパノールとn−ブタノールの1/1(質量比)、混合溶媒47gとを充分に混合して塗布液を調製した(調合1)。
(塗布膜の形成)
この塗布液(調合1)を白色フィルム(東レ株式会社製“ルミラー”(登録商標)E81E(厚み50μm)にバーコーター法で塗布し、80℃で、1分間乾燥させて、厚みが130nmの低屈折率層を形成し、反射フィルムを作成した。
参考例11、実施例〜9]
参考例10と同じ塗布液(調合1)を用い、表1に記載の低屈折率の厚みとなるよう、バーコーターの番手を調整して、反射シート(東レ株式会社製“ルミラー”(登録商標)E81E(厚み50μm)にバーコーター法で塗布して低屈折率層を形成し、反射フィルムを作成した。
[実施例10]
参考例10と同じ塗布液(調合1)を用い、表1に記載の低屈折率層の厚みとなるよう、バーコーターの番手を調整して、反射シート(東レ株式会社製“ルミラー”(登録商標)E81E(厚み50μm)にバーコーター法で塗布して低屈折率層を形成し、反射フィルムを作成した。ただし、塗布膜形成時の乾燥温度は90℃に変更した。
[参考例2]
参考例10と同じ塗布液(調合1)を用い、表1に記載の低屈折率層の厚みとなるよう、バーコーターの番手を調整して、反射シート(東レ株式会社製“ルミラー”(登録商標)E81E(厚み50μm)にバーコーター法で塗布して低屈折率層を形成し、反射フィルムを作成した。ただし、塗布膜形成時の乾燥温度は100℃に変更した。
[参考例3]
参考例10と同じ塗布液(調合1)を用い、表1に記載の低屈折率層の厚みとなるよう、バーコーターの番手を調整して、反射シート(東レ株式会社製“ルミラー”(登録商標)E81E(厚み50μm)にバーコーター法で塗布して低屈折率層を形成し、反射フィルムを作成した。ただし、塗布膜形成時の乾燥温度は110℃に変更した。
[参考例4]
参考例10と同じ塗布液(調合1)を用い、表1に記載の低屈折率層の厚みとなるよう、バーコーターの番手を調整して、反射シート(東レ株式会社製“ルミラー”(登録商標)E81E(厚み50μm)にバーコーター法で塗布して低屈折率層を形成し、反射フィルムを作成した。ただし、塗布膜形成時の乾燥温度は120℃に変更した。
[参考例5]
参考例10と同じ塗布液(調合1)を用い、表1に記載の低屈折率層の厚みとなるよう、バーコーターの番手を調整して、反射シート(東レ株式会社製“ルミラー”(登録商標)E81E(厚み50μm)にバーコーター法で塗布して低屈折率層を形成し、反射フィルムを作成した。ただし、塗布膜形成時の乾燥温度は130℃に変更した。
[参考例6]
参考例10と同じ塗布液(調合1)を用い、表1に記載の低屈折率層の厚みとなるよう、バーコーターの番手を調整して、反射シート(東レ株式会社製“ルミラー”(登録商標)E6SR(厚み188μm)にバーコーター法で塗布して低屈折率層を形成し、反射フィルムを作成した。
[参考例7]
参考例10と同じ塗布液(調合1)を用い、表1に記載の低屈折率層の厚みとなるよう、バーコーターの番手を調整して、反射シート(東レ株式会社製“ルミラー”(登録商標)E81C(厚み188μm)にバーコーター法で塗布して低屈折率層を形成し、反射フィルムを作成した。
[参考例8]
参考例10と同じ塗布液(調合1)を用い、表1に記載の低屈折率層の厚みとなるよう、バーコーターの番手を調整して、反射シート(東レ株式会社製“ルミラー”(登録商標)E6SJ(厚み188μm)にバーコーター法で塗布して低屈折率層を形成し、反射フィルムを作成した。
[参考例9]
参考例10と同じ塗布液(調合1)を用い、表1に記載の低屈折率層の厚みとなるよう、バーコーターの番手を調整して、反射シート(東レ株式会社製“ルミラー”(登録商標)E82C(厚み188μm)にバーコーター法で塗布して低屈折率層を形成し、反射フィルムを作成した。
[実施例19〜21]
中空シリカ粒子の作成製造条件において各工程の温度、時間を適宜調整し、表1に記載した数平均粒子径となるように、中空シリカ粒子を作成した。作成した中空シリカ粒子のアルコール分散液をエタノールで固形分濃度5質量%に希釈した分散液50gと、アクリル樹脂(ヒタロイド1007、日立化成(株)製)3gおよびイソプロパノールとn−ブタノールの1/1(質量比)、混合溶媒47gとを充分に混合して塗布液を調製した(調合2〜4)。
この塗布液(調合2〜4)を白色フィルム(東レ株式会社製“ルミラー”(登録商標)E81E(厚み50μm)にバーコーター法で塗布し、80℃で、1分間乾燥させて、厚みが300nmの低屈折率層を形成し 、反射フィルムを作成した。
[実施例22]
DIC株式会社製“ディフェンサ”OP−3801(フッ素樹脂、屈折率1.38)を白色フィルム(東レ株式会社製“ルミラー”(登録商標)E81E(厚み50μm)にバーコーター法で塗布し、メタルハライドランプでUV照射(20kJ/m)後、厚み300nmの低屈折率層を形成し、反射フィルムを作成した。
[実施例23]
日産化学工業株式会社製“HIPRETECH”(登録商標)FM−107M(屈折率1.29)を白色フィルム(東レ株式会社製“ルミラー”(登録商標)E81E(厚み50μm)にバーコーター法で塗布し、120℃で3分乾燥後、メタルハライドランプでUV照射(400mJ/cm)後、厚み300nmの低屈折率層を形成し、反射フィルムを作成した。
[比較例1]
反射シート2として、東レ製“ルミラー”(登録商標)E6SR(厚み225μm)を用いた。
[評価]
上記の実施例および比較例で作製した反射フィルムについて、前述した測定および評価を行った。その結果を表2に示す。
Figure 0006926474
Figure 0006926474
1 面光源装置用反射ユニット
2 反射シート
3 低屈折率層
4 粘着層
5 導光板
5a 導光体
5b 光拡散部
6 反射フィルム

Claims (4)

  1. 反射シートの少なくとも片面に屈折率が1.01〜1.38である低屈折率層を有する反射フィルムであって、前記低屈折率層と前記反射シートとが接し、前記反射シートが設けられた側とは反対側の前記低屈折率層表面の凹み個数が、50個/mm以下であり、低屈折率層の厚みが150〜1,000nm、低屈折率層の表面粗さが、5〜50nmであることを特徴とする反射フィルム。
  2. 前記低屈折率層がアクリル樹脂および中空粒子を含有することを特徴とする請求項1に記載の反射フィルム。
  3. 前記中空粒子の数平均粒子径が50〜100nmであることを特徴とする請求項に記載の反射フィルム。
  4. 導光板、粘着層および前記請求項1〜のいずれかに記載の反射フィルムの順に積層してなり、前記粘着層と前記低屈折率層とが接していることを特徴とする面光源装置用反射ユニット。
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