JP6926457B2 - 濃縮型液体義歯洗浄剤組成物 - Google Patents
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特許文献2〜4(特開2008−179615号公報、特開2010−6720号公報、特開2011−241167号公報)には、特定の界面活性剤、プロテアーゼ等を含有し、デンチャーバイオフィルムの除去効果及び殺菌効果に優れる濃縮タイプの義歯洗浄用液体組成物が提案され、特許文献5(特開平6−183942号公報)には、過酸化物及びヒドロキシエタンジホスホン酸を含有し、タバコヤニ汚れの漂白、除去効果に優れる液体義歯洗浄剤及び義歯洗浄方法が提案されているが、ステイン汚れ除去効果は不明であり、カンジダ菌殺菌力に関する言及もない。また、特許文献6、7(特開2010−168352号公報、特開2010−280588号公報)には、亜硫酸塩と共に特定の界面活性剤を含有し、ステイン汚れ除去力を発揮する義歯洗浄用液体組成物が提案されているが、カンジダ菌殺菌力に関して言及がない。
なお、液体義歯洗浄剤組成物を用い、例えば15分間以内、更には5分間程度の比較的短時間で義歯洗浄するには、洗浄用容器、特に超音波洗浄器を用いた義歯浸漬が好適であるが、とりわけ義歯用の超音波洗浄器は、通常の多目的の超音波洗浄器よりも小型であるため、その洗浄槽中に洗浄液を入れる際、特に液垂れや容器外への液ハネなどの使用性の課題が生じ易く、これらの不具合を改善するには洗浄剤に粘度を付与することが有効である。一方で、水にて希釈する際には速やかに水に均一分散して溶解することも求められる。これに対して、本発明では、(C)成分、特に(B)及び(C)成分の併用系によって、前記のような課題が全て解消し、しかも、濃縮タイプとしては比較的低粘度である粘度範囲において、優れた使用性を付与できる。
また更に、本発明では、(A)、(B)及び(C)成分の組み合わせにおいて、香料の(D)メントールが粘度を適度に調整するという予想外の作用を奏し、使用性がより改善する。
なお、過酸化水素及びヒドロキシエタンジホスホン酸によって液体義歯洗浄剤によるタバコヤニ洗浄力を向上した特許文献5から、本発明の(A)、(B)及び(C)成分の組み合わせによるステイン汚れ除去効果及びカンジダ菌殺菌効果の向上は予測できない。
〔1〕
(A)ヒドロキシエタンジホスホン酸、
(B)アルキルアミンオキシド、及び
(C)安息香酸又はその誘導体
を含有してなることを特徴とする濃縮型液体義歯洗浄剤組成物。
〔2〕
(B)アルキルアミンオキシドが、アルキル基の炭素数が12〜18のアルキルアミンオキシドである〔1〕記載の濃縮型液体義歯洗浄剤組成物。
〔3〕
(B)アルキルアミンオキシドが、ラウリルジメチルアミンオキシドである〔2〕記載の濃縮型液体義歯洗浄剤組成物。
〔4〕
(C)安息香酸又はその誘導体が、安息香酸、安息香酸塩及び安息香酸エステルから選ばれる1種以上である〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の濃縮型液体義歯洗浄剤組成物。
〔5〕
(C)安息香酸又はその誘導体が、安息香酸ナトリウムである請求項4記載の濃縮型液体義歯洗浄剤組成物。
〔6〕
(A)成分を0.5〜5質量%、(B)成分を1〜10質量%、(C)成分を0.1〜1質量%含有する〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の濃縮型液体義歯洗浄剤組成物。
〔7〕
更に、(D)メントールを0.05〜0.5質量%含有する〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の濃縮型液体義歯洗浄剤組成物。
〔8〕
組成物の25℃におけるpHが5〜6.5である〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の濃縮型液体義歯洗浄剤組成物。
〔9〕
25℃における粘度が15〜100mPa・sである〔1〕〜〔8〕のいずれかに記載の濃縮型液体義歯洗浄剤組成物。
〔10〕
過酸化物を含有しない〔1〕〜〔9〕のいずれかに記載の濃縮型液体義歯洗浄剤組成物。
〔11〕
使用時に水で希釈した希釈液を義歯に適用する濃縮型液体義歯洗浄剤組成物であって、水での希釈倍率が10〜100倍希釈であり、かつ前記希釈液中の(A)成分の濃度が0.05質量%以上、(B)成分の濃度が0.1質量%以上である〔1〕〜〔10〕のいずれかに記載の濃縮型液体義歯洗浄剤組成物。
〔12〕
超音波洗浄用である〔1〕〜〔11〕のいずれかに記載の濃縮型液体義歯洗浄剤組成物。
(A)ヒドロキシエタンジホスホン酸の配合量は、組成物全体の0.5〜5%(質量%、以下同様)が好ましく、より好ましくは2〜5%である。配合量が0.5%以上であると、十分なステイン汚れ除去効果が得られる。5%以下であると、製剤の低温保存安定性を良好に維持できる。
アルキルアミンオキシドは、好ましくはアルキル基の炭素数が12〜18、特に12〜16であり、アルキルアミンオキシドやアルキルジメチルアミンオキシドを使用することができる。中でもアルキルジメチルアミンオキシド、特にラウリルジメチルアミンオキシドが好ましい。具体的には、ラウリルジメチルアミンオキシドとしてライオン・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製の商品名「カデナックスDM12D−W」等の市販品を使用し得る。
(C)安息香酸又はその誘導体は、安息香酸、安息香酸塩及び安息香酸エステルから選ばれる1種又は2種以上であり、特に安息香酸塩、とりわけ安息香酸ナトリウムが好ましい。
安息香酸の塩としては、ナトリウム塩等のアルカリ金属塩が好ましく、例えば安息香酸ナトリウム等が挙げられる。安息香酸のエステルとしては、炭素数1〜5のアルコールとのエステルが挙げられ、例えば安息香酸メチル、安息香酸エチル等が挙げられる。
また、本発明では、(B)成分と(C)成分の配合比率が特定範囲内であると、より適度な粘度になり、使用性に優れる。(B)成分と(C)成分との配合割合を示す(B)/(C)は、質量比として1〜100が好ましく、より好ましくは2〜50である。
なお、作用機序については不明であるが、両者のベンゼン環が使用性改善に何らかの作用を示し関与するものと推測される。
メントールは、単独香料としてメントールをそのまま使用してもよいが、例えばハッカ油、ペパーミント油等のメントールを含む精油なども使用可能である。
メントールの配合量は、メントールとして、組成物全体の0.05〜0.5%が好ましい。0.05%以上であると、使用性が十分に改善し、0.5%以下であると、不具合なく配合することができる。
なお、メントールを含む香料は、上記(D)成分量の範囲内で使用し得る。
また、(B)アルキルアミンオキシド以外の界面活性剤は、本発明の効果を妨げない範囲で0.01〜10%程度配合してもよい。
更にまた、本発明では、義歯洗浄剤成分として一般に使用されている過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム等の過酸化物、次亜塩素酸又はその塩、亜硫酸塩などの酸化剤や漂白剤は、配合しなくてもよい(配合量0%)。なお、配合する場合は、それぞれの配合量が0.03%以下、特に0.01%以下が好ましい。
pHはなりゆきでもよいが、pH調整剤を添加して調整してもよい。pH調整剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、塩酸、リン酸又はその塩、クエン酸又はその塩、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、ホウ酸又はその塩等が挙げられる。
本発明では、上記希釈倍率で希釈した希釈液を義歯浸漬液として使用することができるが、この場合、希釈液中の各成分の濃度として、(A)成分の濃度が0.05%以上、特に0.1%以上であり、(B)成分の濃度が0.1%以上、特に0.15%以上、とりわけ0.2%以上となるように水で希釈し使用することが、殺菌効果、洗浄効果及び使用性の点で、より好ましい。
なお、義歯の浸漬時間は5分間以上、特に10分間以上が好ましい。浸漬時間の上限は特に限定されないが、通常、8時間以内、特に6時間以内とすることが好ましい。また、超音波洗浄を行う場合は、15分間以下が好ましく、特に5分間程度が好ましい。
超音波洗浄は、周波数25〜120kHzが好ましく、40〜100kHzがより好ましい。超音波周波数が前記下限値以上であれば、洗浄時の音が小さく、また義歯の変形や割れなどの為害性なく洗浄できる。超音波周波数が前記上限値以下であれば、高い洗浄力が得られる。また、出力は5〜200Wが好ましく、10〜100Wがより好ましい。超音波出力が前記下限値以上であれば高い洗浄力が得られる。超音波出力が前記上限値以下であれば義歯の変形や割れなどの為害性なく洗浄できる。
表1、2に示す組成の濃縮型液体義歯洗浄剤組成物を常法によって調製し、下記の実験例に示す方法で評価した。結果を表に併記した。
なお、pH(25℃)は水酸化ナトリウム(NaOH)で調整した。
組成物の粘度は、下記の条件で測定した値である。
・粘度計:VISCOMETER TVB−10(東機産業(株)製)
・ローターNo.:M1
・回転数:50rpm
・測定時間:60秒
なお、実施例1の義歯洗浄剤組成物は、保存(50℃で1ヶ月間)による物性変化がなく、保存安定性に優れた組成物であった。
(1)被検菌液の調製
カンジダ菌(Candida albicans ATCC10231)をDifco社製Potato Dextrose Agar培地(PDA培地)に白金耳にて植菌し、25℃で24時間培養して起菌した。更に、白金耳を用いて増殖したコロニーをPDA培地に植菌し、25℃で48時間前培養を行った。増殖したコロニーを白金耳にて採取し、生理食塩水に懸濁後の濁度がOD660nm=2.0になるように調製した。
(2)被検サンプルの調製
調製した濃縮型液体義歯洗浄剤組成物を水で20倍希釈して洗浄剤希釈液を調製し、サンプルとして使用した。
上記(2)にて調製したサンプルの洗浄剤希釈液4mL中に、上記(1)にて調製した被検菌液0.1mLを添加し、ボルテックスミキサーにて混和後、室温にて5分間放置した。その後、上記の混和液0.444mLを、ダイゴ社製SCDLP液体培地4mLと混合し、反応を不活化させた(この段階で101希釈)。続いて、不活化培地にて10倍希釈系列を作成し、101、103、105希釈液を50μLずつPDA培地に塗抹し、25℃にて培養後、生育したコロニー数をカウントし、生菌数を算出した。
得られた生菌数から、下記の評価基準によりカンジダ菌に対する殺菌力を判定した。
カンジダ菌に対する殺菌力の評価基準
A:5分間の作用で対数減少値が3Log10以上
B:5分間の作用で対数減少値が3Log10未満
(1)タンニン鉄ステイン付着アクリル板の作製方法
アクリル板表面((株)クラレ製、縦10mm×横10mm×厚さ5mm)をサンドブラストにて処理後、中性洗剤を入れた超音波洗浄器(商品名:超音波洗浄器AU−80C、アイワ医科工業(株)製)に5分間かけ、水で漱いで洗浄した。前記超音波洗浄を3回繰り返した後、自然乾燥し、タンニン鉄ステイン付着前のアクリル板のLab値(L0)を測定した。上記のアクリル板に対し、0.5%アルブミン水溶液→タンニン抽出液→0.6%クエン酸鉄(III)アンモニウム水溶液という順番で、これらに30分間ずつ繰り返し浸漬する操作を3回繰り返し、常温で1日風乾した後、流水で洗浄し、再び風乾して着色アクリル板を作製した。
タンニン抽出液は、沸騰させたイオン交換水1,200mL中に、日本茶((株)伊藤園製)50g、紅茶(リプトン社製、ブリスクティーバック)5袋、インスタントコーヒー(ネスレ社製、ネスカフェ)12gを入れて一晩放置し、日本茶及び紅茶をろ過にて取り除き作製した。作製した着色アクリル板の表面の色を測定し、その値をLab値(L1)とした。
(2)被検サンプルの調製
調製した濃縮型液体義歯洗浄剤組成物を水で20倍希釈して洗浄剤希釈液を調製し、サンプルとして使用した。
上記(2)にて調製した洗浄剤希釈液100mLに、上記(1)にて作製したタンニン鉄ステイン付着アクリル板を5分間浸漬して流水下ですすいで洗浄し、乾燥した後のアクリル板のLab値(L2)を測定した。下記に示す式(1)によって、タンニン鉄ステイン除去率を求めた。
式(1);
タンニン鉄ステイン除去率(%)=〔(L1−L2)/(L1−L0)〕×100
得られたタンニン鉄ステイン除去率から、下記の評価基準に従ってステイン除去力を判定した。
ステイン除去力の評価基準
A:タンニン鉄ステイン除去率50%以上
B:タンニン鉄ステイン除去率40%以上50%未満
C:タンニン鉄ステイン除去率30%以上40%未満
D:タンニン鉄ステイン除去率30%未満
(1)被検サンプルの調製
調製した濃縮型液体義歯洗浄剤組成物(原液)をそのまま洗浄剤としてサンプルに使用した。
(2)使用性の評価方法
評価者10人を用いた官能試験により評価した。内容量250mLのPET製のプラスチックボトル容器本体に、サンプル約250mLを充填し、ボトルの注出口を、内径2mmの注出口を有するヒンジキャップで封をした。このプラスチックボトル容器を片手で持ってヒンジキャップの蓋を外し、内径2mmの注出口から洗浄用容器の洗浄槽(直径約7.5cm、深さ約5cmの円型)にサンプルを約5g注ぎ入れた際の使用性として液垂れのなさ、洗浄用容器への入れやすさを、下記の評価基準により評価した。なお、実施例の洗浄剤は、いずれも洗浄用容器に注ぎ入れると水に速やかに分散した。
ここで、洗浄用容器への入れやすさとは、投入時に容器外への液ハネが防止されることで達成される。
液垂れのなさ評価基準
4点:全く液垂れしない
3点:ヒンジキャップの口元に液垂れする
2点:ヒンジキャップのネジ元部まで液垂れする
1点:ボトルまで液垂れする
洗浄用容器への入れやすさの評価基準
4点:非常に入れやすい
3点:やや入れやすい
2点:やや入れにくい
1点:非常に入れにくい
液垂れのなさ、洗浄用容器への入れやすさのそれぞれについて、10人の評価結果を平均し、平均値から下記の評価基準で評価した。
A:3.5点以上4.0点以下
B:3.0点以上3.5点未満
C:2.0点以上3.0点未満
D:2.0点未満
(A)ヒドロキシエタンジホスホン酸:
イタルマッチ社製(商品名:デイクエスト2010)
(B)ラウリルジメチルアミンオキシド:
ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製(商品名:カデナックスDM12D−W)
(C)安息香酸ナトリウム:(株)伏見製薬所製(商品名:安息香酸ナトリウム)
(D)ハッカ油:メントール濃度39%、塩野香料(株)製
[処方例1]濃縮型液体義歯洗浄剤
(A)ヒドロキシエタンジホスホン酸 3%
(B)ラウリルジメチルアミンオキシド 6
(C)安息香酸メチル 0.5
(D)ハッカ油 0.5
(メントール量 0.195)
グリセリン 10
水酸化ナトリウム 適量
水 残
合計 100%
(B)/(C)=12
pH(25℃)6、粘度35.3mPa・s
(A)ヒドロキシエタンジホスホン酸 3%
(B)ラウリルジメチルアミンオキシド 6
(C)安息香酸エチル 0.5
(D)ハッカ油 0.5
(メントール量 0.195)
グリセリン 10
水酸化ナトリウム 適量
水 残
合計 100%
(B)/(C)=12
pH(25℃)6、粘度39.3mPa・s
(A)ヒドロキシエタンジホスホン酸 3%
(B)ラウリルジメチルアミンオキシド 6
(C)安息香酸ブチル 0.5
(D)ハッカ油 0.5
(メントール量 0.195)
グリセリン 10
水酸化ナトリウム 適量
水 残
合計 100%
(B)/(C)=12
pH(25℃)6、粘度46.1mPa・s
Claims (12)
- (A)ヒドロキシエタンジホスホン酸、
(B)アルキルアミンオキシド、及び
(C)安息香酸、安息香酸塩及び安息香酸エステルから選ばれる1種以上の安息香酸又はその誘導体
を含有してなることを特徴とする濃縮型液体義歯洗浄剤組成物。 - (B)アルキルアミンオキシドが、アルキル基の炭素数が12〜18のアルキルアミンオキシドである請求項1記載の濃縮型液体義歯洗浄剤組成物。
- (B)アルキルアミンオキシドが、ラウリルジメチルアミンオキシドである請求項2記載の濃縮型液体義歯洗浄剤組成物。
- (C)成分が、安息香酸ナトリウムである請求項1〜3のいずれか1項記載の濃縮型液体義歯洗浄剤組成物。
- (A)成分を0.5〜5質量%、(B)成分を1〜10質量%、(C)成分を0.1〜1質量%含有する請求項1〜4のいずれか1項記載の濃縮型液体義歯洗浄剤組成物。
- (B)/(C)が質量比として1〜100である請求項1〜5のいずれか1項記載の濃縮型液体義歯洗浄剤組成物。
- 更に、(D)メントールを0.05〜0.5質量%含有する請求項1〜6のいずれか1項記載の濃縮型液体義歯洗浄剤組成物。
- 組成物の25℃におけるpHが5〜6.5である請求項1〜7のいずれか1項記載の濃縮型液体義歯洗浄剤組成物。
- 25℃における粘度が15〜100mPa・sである請求項1〜8のいずれか1項記載の濃縮型液体義歯洗浄剤組成物。
- 過酸化物を含有しない請求項1〜9のいずれか1項記載の濃縮型液体義歯洗浄剤組成物。
- 使用時に水で希釈した希釈液を義歯に適用する濃縮型液体義歯洗浄剤組成物であって、水での希釈倍率が10〜100倍希釈であり、かつ前記希釈液中の(A)成分の濃度が0.05質量%以上、(B)成分の濃度が0.1質量%以上である請求項1〜10のいずれか1項記載の濃縮型液体義歯洗浄剤組成物。
- 超音波洗浄用である請求項1〜11のいずれか1項記載の濃縮型液体義歯洗浄剤組成物。
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