JP6924654B2 - 配線基板 - Google Patents
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Description
コア基板と、
前記コア基板を挟んで上下に設けられた絶縁層と、
前記コア基板及び前記絶縁層をそれぞれ貫通する複数の貫通導体と、
を備え、
前記コア基板の上側に設けられた第1の絶縁層の上面と、前記コア基板の下側に設けられた第2の絶縁層の下面との間には、前記貫通導体を介して前記コア基板及び前記絶縁層を貫通する信号伝送経路、電力供給経路及び接地経路がそれぞれ設けられ、
前記貫通導体のうち前記コア基板を貫通するコア貫通導体の少なくとも一部は、平面視で投影される面内で直交する所定の二軸方向についてそれぞれ所定の近接距離間隔で正方格子に二次元配列され、
前記二次元配列では、
前記信号伝送経路に含まれるシグナル用コア貫通導体と前記二軸方向のうち一方について前記近接距離間隔で隣り合う前記コア貫通導体は、前記電力供給経路に含まれる電力供給用コア貫通導体であり、
前記シグナル用コア貫通導体と前記二軸方向のうち他方について前記近接距離間隔で隣り合う前記コア貫通導体は、前記接地経路に含まれる接地用コア貫通導体である
ことを特徴とする配線基板である。
前記電力供給用コア貫通導体及び前記接地用コア貫通導体のうち少なくとも一部は、複数の前記シグナル用コア貫通導体と前記近接距離間隔で隣り合って配置されていること特徴としている。
前記電力供給用コア貫通導体及び前記接地用コア貫通導体に前記近接距離間隔でそれぞれ隣り合う前記コア貫通導体は、いずれも前記シグナル用コア貫通導体であることを特徴としている。
前記コア基板の上側に設けられた第1の絶縁層の上面には、前記信号伝送経路、前記電力供給経路及び前記接地経路をそれぞれ外部に接続するための複数の第1のパッドが設けられ、
前記コア基板の下側に設けられた第2の絶縁層の下面には、前記信号伝送経路、前記電力供給経路及び前記接地経路をそれぞれ外部に接続するための複数の第2のパッドが設けられている
ことを特徴としている。
前記第1の絶縁層は、積層された複数の絶縁層を有し、
前記貫通導体は、前記複数の絶縁層をそれぞれ当該絶縁層の積層方向に沿って貫通して複数設けられ、
前記第1のパッドのうち少なくとも前記信号伝送経路に接続される第1のシグナルパッドは、平面視で投影される面内で前記シグナル用コア貫通導体の配置と異なる配置がなされており、
前記複数の絶縁層の間の少なくとも一部には、隣り合う前記絶縁層をそれぞれ貫通する前記貫通導体の間を接続する第1の導体配線が設けられている
ことを特徴としている。
前記第2の絶縁層は、積層された複数の絶縁層を有し、
前記第2のパッドのうち少なくとも前記信号伝送経路に接続される第2のシグナルパッドは、平面視で投影される面内で前記シグナル用コア貫通導体の配置と異なる配置がされており、
前記複数の絶縁層の間の少なくとも一部には、隣り合う前記絶縁層をそれぞれ貫通する前記貫通導体の間を接続する第2の導体配線が設けられ、
前記近接距離間隔で二次元配列された前記コア貫通導体に含まれる前記シグナル用コア貫通導体の位置は、当該シグナル用コア貫通導体に接続される前記第1のシグナルパッド及び前記第2のシグナルパッドの位置よりも前記平面視で投影される面内で当該配線基板の中心から遠い
ことを特徴としている。
前記第2のパッドは、前記所定の二軸方向で定まる所定の格子点上に二次元配列され、
前記所定の二軸方向のうち一方の軸方向は、前記平面視で投影される面内で前記中心を通る所定の直線に対して垂直であり、
前記一方の軸方向に沿って前記近接距離間隔で配置された前記コア貫通導体の列のうち前記シグナル用コア貫通導体を含むものの前記中心からの最小距離は、当該シグナル用コア貫通導体に接続される前記第2のシグナルパッドを含む前記一方の軸方向に沿った前記第2のパッドの列の前記中心からの最大距離よりも大きい
ことを特徴としている。
比較的厚さのあるコア基板30を貫通するコア貫通導体331を狭い間隔で配置する場合にこのようなコア貫通導体331の配列パターンとすることで、配線基板1のサイズを大型化せずともシグナル用コア貫通導体331aが生じるノイズが他のシグナル用コア貫通導体331aに影響して信号のC/N比などを低下させるのを抑制し、精度よく信号の伝送を行うことができる。すなわち、コア貫通導体331の配置間隔を容易に狭く定めることが可能になる。
すなわち、この異なるピッチ(配置間隔)や配置順の信号、電力供給及び接地に係る接続端子を有する素子や装置の間、ここでは、半導体素子と当該半導体素子を用いる処理装置などとを接続する配線基板1において、効率良く容易に多くの信号伝送経路をサイズの増大の抑制とシグナルに対するノイズの影響の抑制を両立させながら配置することが可能となる。
このように、積層された絶縁層I21、I22の間に配線層L22を設け、当該配線層L22の配線252により、接続される素子や装置における信号などの入出力に係る接続端子のピッチや配列順を適切に調整するので、小型かつ高密度な配置で信号伝送が可能な配線基板1を容易かつ的確に得ることができる。
信号伝送に係る配線数が増加すると、全てのシグナル用コア貫通導体をシグナル出力パッドと同一の平面視位置に設けようとすると、シグナルパッドの平面視位置からシグナル用コア貫通導体の平面視位置への配線が複雑になり、更には、配線が困難になるという課題がある。これに対し、配線基板1において容易かつ適切に信号伝送経路を定めるために、ここでは、シグナルパッド211a、シグナル用コア貫通導体331a及びシグナル出力パッド414aが接続された信号伝送経路において、シグナル用コア貫通導体331aの位置は、シグナルパッド211a及びシグナル出力パッド414aよりも配線基板1の中心から離れている。配線基板1の中心から距離が離れるほど当該距離を結んで周回する長さが増大するので、このようにシグナル伝送に用いられる配線を一度配線基板1の平面視位置で周縁部付近に引き出して、シグナル用コア貫通導体331aを中心から離れた位置に配置することで、シグナル用コア貫通導体331aの数に比してこれらシグナル用コア貫通導体331aの間隔を容易に広げることが可能となる。
また、このようにスペースを確保することで複数のシグナル用コア貫通導体331aの間に電力供給用コア貫通導体331b及び接地用コア貫通導体331cを配置することが可能となる。これにより、シグナル用コア貫通導体331aのノズルの影響をより効果的に低減させることができる。特に、シグナル用コア貫通導体331aの平面視位置に対して近接配置間隔で隣り合う電力供給用コア貫通導体331b及び接地用コア貫通導体331cを対称に配置することで、より効果的にノイズの影響が低減される。
このように集中配置されるシグナル用コア貫通導体331aを対応するシグナル出力パッド414aの配置範囲よりもまとめて中心から離れた範囲に引き出してから中心寄りに戻すことで、配線252、453を必要以上に複雑化せずとも効率よく容易に電力供給用コア貫通導体331b及び接地用コア貫通導体331cを間に挟んでシグナル用コア貫通導体331aを配置可能とすることができる。よって、配線基板1の大型化とノイズの影響をいずれも容易かつ適切に抑制することができる。
例えば、上記実施の形態では、集中配置領域205の内部において、シグナル用コア貫通導体331aと、電力供給用コア貫通導体331b及び接地用コア貫通導体331cとをそれぞれ交互に配置することとしたが、2つのシグナル用コア貫通導体331aの間に複数の電力供給用コア貫通導体331bや接地用コア貫通導体331cが挟まれた配列であってもよい。すなわち、電力供給用コア貫通導体331bや接地用コア貫通導体331cは、他の電力供給用コア貫通導体331bや接地用コア貫通導体331cと同種別のものを含めて近接配置間隔で隣り合って配置されていてもよい。
その他、上記実施の形態で示した構成、構造、各構成の配置(配列)や位置関係などの具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
10、50 ソルダーレジスト層
20、40 ビルドアップ層
200 中央領域
205 集中配置領域
211 電極パッド
211a シグナルパッド
211b 電力供給パッド
211c 接地パッド
212a〜212c、413a〜413c 根元位置
231、232、433、434 貫通導体
231a、232a、433a、434a シグナル用貫通導体
231b、232b、433b、434b 電力供給用貫通導体
231c、232c、433c、434c 接地用貫通導体
241、242 接地面
252、453 配線
414 出力パッド
414a シグナル出力パッド
414b 電力供給出力パッド
414c 接地出力パッド
443、444 供給電圧面
30 コア基板
351c ランド
312a〜312c 根元位置
320 スルーホール
331 コア貫通導体
331a シグナル用コア貫通導体
331b 電力供給用コア貫通導体
331c 接地用コア貫通導体
341 供給電圧面
342 接地面
I21、I22、I31、I43、I44 絶縁層
L21、L22、L43、L44 配線層
L31 上側導体層
L32 下側導体層
Claims (7)
- コア基板と、
前記コア基板を挟んで上下に設けられた絶縁層と、
前記コア基板及び前記絶縁層をそれぞれ貫通する複数の貫通導体と、
を備え、
前記コア基板の上側に設けられた第1の絶縁層の上面と、前記コア基板の下側に設けられた第2の絶縁層の下面との間には、前記貫通導体を介して前記コア基板及び前記絶縁層を貫通する信号伝送経路、電力供給経路及び接地経路がそれぞれ設けられ、
前記貫通導体のうち前記コア基板を貫通するコア貫通導体の少なくとも一部は、平面視で投影される面内で直交する所定の二軸方向についてそれぞれ所定の近接距離間隔で正方格子に二次元配列され、
前記二次元配列では、
前記信号伝送経路に含まれるシグナル用コア貫通導体と前記二軸方向のうち一方について前記近接距離間隔で隣り合う前記コア貫通導体は、前記電力供給経路に含まれる電力供給用コア貫通導体であり、
前記シグナル用コア貫通導体と前記二軸方向のうち他方について前記近接距離間隔で隣り合う前記コア貫通導体は、前記接地経路に含まれる接地用コア貫通導体である
ことを特徴とする配線基板。 - 前記電力供給用コア貫通導体及び前記接地用コア貫通導体のうち少なくとも一部は、複数の前記シグナル用コア貫通導体と前記近接距離間隔で隣り合って配置されていること特徴とする請求項1記載の配線基板。
- 前記電力供給用コア貫通導体及び前記接地用コア貫通導体に前記近接距離間隔でそれぞれ隣り合う前記コア貫通導体は、いずれも前記シグナル用コア貫通導体であることを特徴とする請求項2記載の配線基板。
- 前記コア基板の上側に設けられた第1の絶縁層の上面には、前記信号伝送経路、前記電力供給経路及び前記接地経路をそれぞれ外部に接続するための複数の第1のパッドが設けられ、
前記コア基板の下側に設けられた第2の絶縁層の下面には、前記信号伝送経路、前記電力供給経路及び前記接地経路をそれぞれ外部に接続するための複数の第2のパッドが設けられている
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の配線基板。 - 前記第1の絶縁層は、積層された複数の絶縁層を有し、
前記貫通導体は、前記複数の絶縁層をそれぞれ当該絶縁層の積層方向に沿って貫通して複数設けられ、
前記第1のパッドのうち少なくとも前記信号伝送経路に接続される第1のシグナルパッドは、平面視で投影される面内で前記シグナル用コア貫通導体の配置と異なる配置がなされており、
前記複数の絶縁層の間の少なくとも一部には、隣り合う前記絶縁層をそれぞれ貫通する前記貫通導体の間を接続する第1の導体配線が設けられている
ことを特徴とする請求項4記載の配線基板。 - 前記第2の絶縁層は、積層された複数の絶縁層を有し、
前記第2のパッドのうち少なくとも前記信号伝送経路に接続される第2のシグナルパッドは、平面視で投影される面内で前記シグナル用コア貫通導体の配置と異なる配置がされており、
前記複数の絶縁層の間の少なくとも一部には、隣り合う前記絶縁層をそれぞれ貫通する前記貫通導体の間を接続する第2の導体配線が設けられ、
前記近接距離間隔で二次元配列された前記コア貫通導体に含まれる前記シグナル用コア貫通導体の位置は、当該シグナル用コア貫通導体に接続される前記第1のシグナルパッド及び前記第2のシグナルパッドの位置よりも前記平面視で投影される面内で当該配線基板の中心から遠い
ことを特徴とする請求項5記載の配線基板。 - 前記第2のパッドは、前記所定の二軸方向で定まる所定の格子点上に二次元配列され、
前記所定の二軸方向のうち一方の軸方向は、前記平面視で投影される面内で前記中心を通る所定の直線に対して垂直であり、
前記一方の軸方向に沿って前記近接距離間隔で配置された前記コア貫通導体の列のうち前記シグナル用コア貫通導体を含むものの前記中心からの最小距離は、当該シグナル用コア貫通導体に接続される前記第2のシグナルパッドを含む前記一方の軸方向に沿った前記第2のパッドの列の前記中心からの最大距離よりも大きい
ことを特徴とする請求項6記載の配線基板。
Priority Applications (1)
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JP2017165542A JP6924654B2 (ja) | 2017-08-30 | 2017-08-30 | 配線基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017165542A JP6924654B2 (ja) | 2017-08-30 | 2017-08-30 | 配線基板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019046858A JP2019046858A (ja) | 2019-03-22 |
JP6924654B2 true JP6924654B2 (ja) | 2021-08-25 |
Family
ID=65816608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017165542A Active JP6924654B2 (ja) | 2017-08-30 | 2017-08-30 | 配線基板 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP6924654B2 (ja) |
-
2017
- 2017-08-30 JP JP2017165542A patent/JP6924654B2/ja active Active
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