JP6924654B2 - 配線基板 - Google Patents

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Description

この発明は、配線基板に関する。
絶縁層を挟んで複数の配線層を積層させた配線基板(積層基板)がある。また、この積層基板の中には、複数の配線層の中間にコア基板を挟んで形成したものがある。このような積層基板では、絶縁層やコア基板を貫通して他の配線層の配線と電気的に接続する貫通導体が設けられる。
しかしながらコア基板などの厚みのある絶縁層を貫通する電源電圧や接地電圧の供給用の貫通導体(スルーホール)が設けられると、流れる電流などに応じてノイズが発生しやすい。そして、このような複数の貫通導体の間隔が狭くなると、他の貫通導体にノイズの影響が及んで問題を生じる。これに対し、特許文献1には、通常のスルーホールに加えて通常の外部接続端子間の接続に用いられない付加スルーホールを設けることで、外部接続端子の数を増やさずにインダクタンスを低下させてノイズを低減させる技術が開示されている。
特開2002−353365号公報
しかしながら、必要なスルーホールが多くなってくると、通常の用途に用いられないスルーホールの配置スペースがなくなり、サイズの大型化につながるという課題がある。
この発明の目的は、より効率的にサイズの大型化抑制とノイズの影響の抑制を両立させる配線基板を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、
コア基板と、
前記コア基板を挟んで上下に設けられた絶縁層と、
前記コア基板及び前記絶縁層をそれぞれ貫通する複数の貫通導体と、
を備え、
前記コア基板の上側に設けられた第1の絶縁層の上面と、前記コア基板の下側に設けられた第2の絶縁層の下面との間には、前記貫通導体を介して前記コア基板及び前記絶縁層を貫通する信号伝送経路、電力供給経路及び接地経路がそれぞれ設けられ、
前記貫通導体のうち前記コア基板を貫通するコア貫通導体の少なくとも一部は、平面視で投影される面内で直交する所定の二軸方向についてそれぞれ所定の近接距離間隔で正方格子に二次元配列され、
前記二次元配列では、
前記信号伝送経路に含まれるシグナル用コア貫通導体と前記二軸方向のうち一方について前記近接距離間隔で隣り合う前記コア貫通導体は、前記電力供給経路に含まれる電力供給用コア貫通導体であり、
前記シグナル用コア貫通導体と前記二軸方向のうち他方について前記近接距離間隔で隣り合う前記コア貫通導体は、前記接地経路に含まれる接地用コア貫通導体である
ことを特徴とする配線基板である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の配線基板において、
前記電力供給用コア貫通導体及び前記接地用コア貫通導体のうち少なくとも一部は、複数の前記シグナル用コア貫通導体と前記近接距離間隔で隣り合って配置されていること特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の配線基板において、
前記電力供給用コア貫通導体及び前記接地用コア貫通導体に前記近接距離間隔でそれぞれ隣り合う前記コア貫通導体は、いずれも前記シグナル用コア貫通導体であることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の配線基板において、
前記コア基板の上側に設けられた第1の絶縁層の上面には、前記信号伝送経路、前記電力供給経路及び前記接地経路をそれぞれ外部に接続するための複数の第1のパッドが設けられ、
前記コア基板の下側に設けられた第2の絶縁層の下面には、前記信号伝送経路、前記電力供給経路及び前記接地経路をそれぞれ外部に接続するための複数の第2のパッドが設けられている
ことを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の配線基板において、
前記第1の絶縁層は、積層された複数の絶縁層を有し、
前記貫通導体は、前記複数の絶縁層をそれぞれ当該絶縁層の積層方向に沿って貫通して複数設けられ、
前記第1のパッドのうち少なくとも前記信号伝送経路に接続される第1のシグナルパッドは、平面視で投影される面内で前記シグナル用コア貫通導体の配置と異なる配置がなされており、
前記複数の絶縁層の間の少なくとも一部には、隣り合う前記絶縁層をそれぞれ貫通する前記貫通導体の間を接続する第1の導体配線が設けられている
ことを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の配線基板において、
前記第2の絶縁層は、積層された複数の絶縁層を有し、
前記第2のパッドのうち少なくとも前記信号伝送経路に接続される第2のシグナルパッドは、平面視で投影される面内で前記シグナル用コア貫通導体の配置と異なる配置がされており、
前記複数の絶縁層の間の少なくとも一部には、隣り合う前記絶縁層をそれぞれ貫通する前記貫通導体の間を接続する第2の導体配線が設けられ、
前記近接距離間隔で二次元配列された前記コア貫通導体に含まれる前記シグナル用コア貫通導体の位置は、当該シグナル用コア貫通導体に接続される前記第1のシグナルパッド及び前記第2のシグナルパッドの位置よりも前記平面視で投影される面内で当該配線基板の中心から遠い
ことを特徴としている。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の配線基板において、
前記第2のパッドは、前記所定の二軸方向で定まる所定の格子点上に二次元配列され、
前記所定の二軸方向のうち一方の軸方向は、前記平面視で投影される面内で前記中心を通る所定の直線に対して垂直であり、
前記一方の軸方向に沿って前記近接距離間隔で配置された前記コア貫通導体の列のうち前記シグナル用コア貫通導体を含むものの前記中心からの最小距離は、当該シグナル用コア貫通導体に接続される前記第2のシグナルパッドを含む前記一方の軸方向に沿った前記第2のパッドの列の前記中心からの最大距離よりも大きい
ことを特徴としている。
本発明に従うと、配線基板においてより効率的にサイズの大型化抑制とノイズの影響の抑制を両立させることができるという効果がある。
本実施形態の配線基板の断面構造の一部を模式的に説明する図である。 ビルドアップ層の配線層の一部を上面側から透視して見た平面図である。 ビルドアップ層の配線層の一部及び貫通導体を上面側から透視して見た平面図である。 コア基板の上側導体層の一部及び貫通導体を上面側から透視して見た平面図である。 コア基板の下側導体層の一部及びコア貫通導体を上面側から透視して見た平面図である。 ビルドアップ層の配線層の一部及び貫通導体を上面側から透視して見た平面図である。 ビルドアップ層の配線層の一部及び貫通導体を下面側から透視して見た底面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の配線基板1の断面構造の一部を模式的に説明する図である。
この配線基板1は、平面視で正方形又は長方形であって、コア基板30をビルドアップ層20、40で挟み、当該ビルドアップ層20、40のコア基板30と接する側とは反対側をそれぞれソルダーレジスト層10、50で覆ったものである。
配線基板1の積層方向について、コア基板30の上側に設けられたビルドアップ層20(第1の絶縁層)は、2つの絶縁層I21、I22(積層された複数の絶縁層)と、当該絶縁層I21、I22の上面側に設けられた配線層L21、L22とを含む。絶縁層I21、I22には、貫通導体231、232(スルービア)(図2、図3参照。ここでは、シグナル用貫通導体231a、232a及び接地用貫通導体232c)が積層方向に沿って内部を貫通して設けられて、配線層L21、L22及び上側導体層L31の間を電気的に接続している。
コア基板30は、絶縁層I31の上面側に上側導体層L31が設けられ、下面側に下側導体層L32が設けられている。絶縁層I31には、内部を貫通するスルーホール320が設けられ、当該スルーホール320の表面を導電性のコア貫通導体331(図4参照。ここでは、シグナル用コア貫通導体331a及び接地用コア貫通導体331c)で被覆することで、当該コア貫通導体331により上側導体層L31と下側導体層L32とを電気的に接続している。
配線基板1の積層方向について、コア基板30の下側に設けられたビルドアップ層40(第2の絶縁層)は、2つの絶縁層I43、I44(積層された複数の絶縁層)と、当該絶縁層I43、I44の下面側に設けられた配線層L43、L44とを含む。絶縁層I43、I44には、貫通導体433、434(図5〜図7参照。ここでは、シグナル用貫通導体433a、434a及び接地用貫通導体433c)が積層方向に沿って内部を貫通して設けられて、配線層L43、L44及び下側導体層L32の間を電気的に接続している。
ビルドアップ層20の上面側(第1の絶縁層の上面)には、絶縁層I21に設けられた貫通導体の位置に合わせて外部の半導体素子に接続する(外部接続する)ための電極パッド211(第1のパッド)(図2参照。ここでは、シグナルパッド211a)が設けられている。ソルダーレジスト層10には、これらの電極パッド211が露出されるように開口が設けられている。
ビルドアップ層40の下面側(第2の絶縁層の下面)には、絶縁層I44に設けられた貫通導体の配列に応じた配列パターンで外部装置などに接続する(外部接続する)ための出力パッド414(第2のパッド)(図7参照。ここでは、シグナル出力パッド414a)が設けられている。ソルダーレジスト層50には、これらの出力パッド414が露出されるように開口が設けられている。
各配線層や導体層には、所定の電圧面が設けられている。ここでは、配線層L21、L22及び下側導体層L32には接地電圧の接地面241、242、342がそれぞれ設けられ、上側導体層L31及び配線層L43、L44には供給される電源電圧の供給電圧面341、443、444がそれぞれ設けられている。
絶縁層I21、I22、I31、I43、I44としては、例えば、絶縁性の各種樹脂材料が用いられるが、その他各種有機化合物や無機材料(セラミクス)が用いられても良い。貫通導体には、タングステンや銅などのうち、絶縁層の材質に応じて適切な組み合わせとなるものが用いられる。
なお、絶縁層I21、I22、I43、I44、I31及び配線層L21、L22、L43、L44、上側導体層L31、下側導体層L32の厚さの比や、貫通導体、電極パッド211及び出力パッド414の形状、サイズなどは、説明のため強調又は簡略化したものであり、特定の値や形状を反映したものではない。また、ここでいう上下は、説明の便宜上のものであり、固定されるものではない。保管時や利用時の向きなどは、適宜変更され得る。
図2は、ビルドアップ層20の配線層L21の一部及び当該配線層L21の下方で絶縁層I21を貫通して設けられた貫通導体231を上面側から透視(投影)して見た平面図である。ここでは、配線層L21のうち配線基板1の左上角を含む1/4を示すが、残りの部分もほぼ同様の配置となっている。
ここでは、配線層L21の中央領域200内に全ての電極パッド211が設けられている。電極パッド211には、信号の伝送に係るシグナルパッド211a(第1のシグナルパッド)、電源電圧の供給に係る電力供給パッド211b及び接地電圧の供給に係る接地パッド211cが含まれる。中央領域200の外側は、接地面241となっている。シグナルパッド211aは、それぞれ信号伝送経路を介していずれかのシグナル出力パッド414a(第2のシグナルパッド)に接続されている。電力供給パッド211bは、それぞれ電力供給経路を介して少なくともいずれかの電力供給出力パッド414b(図7参照)に接続されている。接地パッド211cは、それぞれ接地経路を介して少なくともいずれかの接地出力パッド414c(図7参照)に接続されている。これら電極パッド211と出力パッド414との間の信号伝送経路、電力供給経路及び接地経路における電気的な接続は、貫通導体231、232、433、434及びコア貫通導体331(まとめて絶縁層を貫通する貫通導体)を介してなされている。
全てのシグナルパッド211aは、中央領域200の周縁部付近に設けられている。この部分では、シグナルパッド211aの行(列)と電力供給パッド211b及び接地パッド211cの行(列)とが交互に設けられている。電力供給パッド211b及び接地パッド211cの行(列)では、電力供給パッド211bと接地パッド211cとが交互に設けられている。また、ここでは、シグナルパッド211aの行(列)のうち、左上頂点付近の2点でのみ電力供給パッド211b及び接地パッド211cがそれぞれ1つずつ設けられている。シグナルパッド211a及び電力供給パッド211bは、それぞれ周囲を絶縁部分により囲まれて接地面241と分離されている。
シグナルパッド211aを含むこの周縁部の内側には、電力供給パッド211b及び接地パッド211cのみが図2内で縦横にそれぞれ交互に配列されている。この配置により、電力供給パッド211b及び接地パッド211cはそれぞれ斜め方向に連続して配列されるので、配線層L21には、それぞれの配列に応じて斜め方向に連続した接地領域と供給電圧領域とが設けられ、供給電圧領域は、絶縁部分により接地領域及び接地面241と分離されている。
配線層L21の裏側(下方側)には、平面視で(すなわち上方側から)透視して見た場合の投影される面内での位置(以降、平面視位置と記す)が各電極パッド211と同一の位置に絶縁層I21を貫通する貫通導体231(信号を伝送するためのシグナル用貫通導体231a、供給電圧(電源電圧)を供給する電力供給用貫通導体231b及び接地電圧を供給する接地用貫通導体231c。それぞれ太丸で示す)が設けられて、各電極パッド211と接続されている。また、接地面241の裏側には、主に周縁部に複数の接地用貫通導体231c(細丸)が設けられて、それぞれ接地面241と接続されている。
図3は、ビルドアップ層20の配線層L22の一部及び当該配線層L22の一部の下方で絶縁層I22を貫通して設けられた貫通導体232を上面側から透視して見た平面図である。以降の平面図では、一部として平面視で図2と同一の範囲を示す。
配線層L22では、中央領域200の内部と外部とをつなぐ配線252(第1の導体配線)が設けられ、シグナル用貫通導体231aの根元位置212aと、中央領域200の外部で絶縁層I22を貫通するシグナル用貫通導体232aとの間(すなわち、隣り合う絶縁層I21、I22をそれぞれ貫通するシグナル用貫通導体231a、232aの間)を接続している。
このとき、接続されるシグナル用貫通導体232aは、大部分が中央領域200の内部での電極パッド211(貫通導体231)の配置間隔よりも広い間隔で正方格子上の位置に二次元配列される。これらの配置された位置は、平面視位置で配線層L44の出力パッド414の位置(図7参照)に対応している。
しかしながら、一部分では、中央領域200の外側の面積に比して配置されるべきシグナル用貫通導体232aの数が多く、一度で全てのシグナル出力パッド414aの平面視位置に配線することが難しい。このため、ここでは、中央領域200の外側のうち更に配線基板1の外縁付近の一部を集中配置領域205として、一部のシグナル用貫通導体232aが他の部分よりも狭い近接配置間隔(近接距離間隔)でこの集中配置領域205の内部に二次元配列される。ここでは、二次元配列に係る二軸方向は、出力パッド414の位置に対応する二次元配列と集中配置領域205の内部における二次元配列とで同一である。また、この二軸方向のうち一方(図2以降の各図面において横向き方向)は、図2以降の各図面において配線基板1の中心を通る上下方向の直線(所定の直線)に対して垂直である。
電力供給用貫通導体231bの根元位置212bのうち、連続した供給電圧領域内の一部(細丸)を除いたものは、同一の平面視位置に設けられた電力供給用貫通導体232bにそのまま接続される。供給電圧領域は、配線層L21と同一の平面視位置に設けられている。
シグナル用貫通導体231aの根元位置212a、配線252及びシグナル用貫通導体232a、電力供給用貫通導体231bの根元位置212b及び供給電圧領域、並びにこれらの周囲の絶縁部分以外の部分は、接地面242となっている。絶縁層I22を貫通して設けられ、接地面242に裏面側で接続する接地用貫通導体232cの平面視位置(細丸)は、接地面241と接地面242をつなぐ接地用貫通導体231cの根元位置212c(太丸)とは別個に定められている。接地用貫通導体232cは、集中配置領域205の内部では、近接配置間隔でシグナル用貫通導体232aと交互に当該シグナル用貫通導体232aの二次元配列に係る正方格子の格子点上に配置される。
集中配置領域205及び中央領域200の外部では、集中配置領域205の外部におけるシグナル用貫通導体232aの二次元配列に係る正方格子の格子点上でシグナル用貫通導体232aが設けられていない点の一部に接地用貫通導体232cが配置される。配線252及びこの周囲の絶縁部分は、これら接地用貫通導体232cの配置を可能な限り妨げないように設けられるのが好ましい。
中央領域200内では、接地領域の配置がシグナル用貫通導体232aの二次元配列に係る正方格子の格子点位置と必ずしも重ならない。この場合には、格子点位置の近傍に接地用貫通導体232cが設けられる。
図4は、コア基板30の上側導体層L31の一部及び絶縁層I31内のコア貫通導体331を上面側から透視して見た平面図である。
上側導体層L31では、シグナル用貫通導体232aの根元位置311aと同一の平面視位置に設けられて(すなわち、シグナルパッド211aとは異なる平面視位置に配置されて)絶縁層I31を貫通するシグナル用コア貫通導体331aが根元位置311aと接続されている。
中央領域200の外側では、接地用貫通導体232cの根元位置311cと同一の平面視位置に設けられて絶縁層I31を貫通する接地用コア貫通導体331cが根元位置311cと接続されている。中央領域200の内部では、上述のように、接地用貫通導体232cの根元位置311cが接地用コア貫通導体331cの位置と同一の平面視位置に設けられていない場合がある。この場合には、上側導体層L31には、根元位置311cと接地用コア貫通導体331cとを接続する長円状のランド351cが設けられる。なお、長円状の代わりに根元位置311c(接地用貫通導体232c)と接地用コア貫通導体331cとをつなぐ配線であってもよい。
上側導体層L31は、根元位置311a(シグナル用コア貫通導体331a)、根元位置311c、接地用コア貫通導体331c及びランド351c、並びにこれらの周囲の絶縁部分以外は、供給電圧面341である。この供給電圧面341における電力供給用貫通導体232bの根元位置311b(太丸)と電力供給用コア貫通導体331b(細丸)とは、平面視位置が異なる。配線層L22における接地用貫通導体232cと根元位置212cの関係と同様に、電力供給用コア貫通導体331bは、集中配置領域205の内部において当該集中配置領域205内でのシグナル用コア貫通導体331aの二次元配列に係る正方格子の格子点上に配置される。集中配置領域205の外側では、当該集中配置領域205の外側でのシグナル用コア貫通導体331aの二次元配列に係る正方格子の格子点上に配置される。
集中配置領域205の内側では、シグナル用コア貫通導体331aが近接配置間隔で隣り合わないように配置される。コア貫通導体331の配置に係る正方格子の二軸方向(図4内で縦横方向;直交する二軸方向であって、一方の軸方向が配線基板1の中心を通る所定の直線に対して垂直)のうち一方の軸方向に沿ってシグナル用コア貫通導体331aに近接配置間隔で隣り合うコア貫通導体331は、電力供給用コア貫通導体331bであり、他方の軸方向に沿ってシグナル用コア貫通導体331aに近接配置間隔で隣り合うコア貫通導体331は、接地用コア貫通導体331cである。すなわち、シグナル用コア貫通導体331aは、一方の軸方向について電力供給用コア貫通導体331bに挟まれ、他方の軸について接地用コア貫通導体331cに挟まれて配置される。このような配置とすることで、複数のシグナル用コア貫通導体331a間でノイズの影響が及ぶのを抑制する。
ここでは、集中配置領域205の内部において、シグナル用コア貫通導体331aと電力供給用コア貫通導体331bとが交互に配置され、また、シグナル用コア貫通導体331aと接地用コア貫通導体331cとが交互に配置されている。すなわち、電力供給用コア貫通導体331b及び接地用コア貫通導体331cの少なくとも一部は、複数のシグナル用コア貫通導体331aと近接配置間隔で隣り合って配置され、また、電力供給用コア貫通導体331b及び接地用コア貫通導体331cがそれぞれ近接配置間隔で隣り合って配置されているコア貫通導体331は、いずれもシグナル用コア貫通導体331aである。
図5は、コア基板30の下側導体層L32の一部及び絶縁層I43を貫通する貫通導体433を上面側から透視して見た平面図である。
下側導体層L32では、シグナル用コア貫通導体331aの根元位置312a、電力供給用コア貫通導体331bの根元位置312b、及び接地用コア貫通導体331cの根元位置312cのうち、集中配置領域205の内部の接地用コア貫通導体331cの根元位置312cを除いたそれぞれ同一の平面視位置に絶縁層I43を貫通する貫通導体433(シグナル用貫通導体433a、電力供給用貫通導体433b、接地用貫通導体433c)が設けられて接続されている。
下側導体層L32は、シグナル用コア貫通導体331aの根元位置312a及び電力供給用コア貫通導体331bの根元位置312b、並びにこれらの周囲の絶縁部分を除いて接地面342とされている。
中央領域200と集中配置領域205との間の平面視位置でコア貫通導体331が設けられていない部分について、貫通導体433の二次元配列に係る正方格子の格子点上の一部には、接地用貫通導体433cが設けられて接地面342と接続されている。
図6は、ビルドアップ層40の配線層L43の一部及び絶縁層I44を貫通する貫通導体434を上面側から透視して見た平面図である。
配線層L43において、集中配置領域205の内側のシグナル用貫通導体433aの根元位置413aは、配線453(第2の導体配線)によりシグナル用貫通導体434aの位置と接続されている。このシグナル用貫通導体434aの平面視位置は、集中配置領域205の外側における貫通導体433の二次元配列に係る正方格子の格子点上であり、いずれも配線453により接続された根元位置413a(シグナル用貫通導体433a、すなわち、シグナル用コア貫通導体331aの平面視位置)よりも平面視位置が配線基板1の中心に近い位置(異なる位置)とされている(すなわち、シグナル用コア貫通導体331aの二次元配列における図内での横向きの列の配線基板1の中心からの最小距離は、シグナル用貫通導体434a(シグナル出力パッド414a)の二次元配列における図内での横向きの列の配線基板1の中心からの最大距離よりも大きい)。ここでは、これらのシグナル用貫通導体434aの平面視位置には、貫通導体433が設けられていない。また、シグナル用貫通導体434aが適切に配置可能なように、配線453及びその周囲の絶縁部分は、シグナル用貫通導体434aの平面視位置を避けて設けられる。
電力供給用貫通導体433bの根元位置413bと電力供給用貫通導体434bの平面視位置は、互いに等しい。また、接地用貫通導体433cの根元位置413cと接地用貫通導体434cの平面視位置は、互いに等しい。配線層L43は、根元位置413a、配線453、シグナル用貫通導体434a及び接地用貫通導体433cの根元位置413c並びにこれらの周囲の絶縁部分以外は、電力供給用貫通導体433bの根元位置413bを含めて供給電圧面443となっている。
図7は、ビルドアップ層40の配線層L44の一部及び絶縁層I44を貫通する貫通導体434を下面側から透視して見た底面図である。
配線層L44には、貫通導体434の各平面視位置に出力パッド414が設けられており、それぞれ、貫通導体434により配線層L43と接続されている。この図7でも示されているように、貫通導体434の二次元配列に係る正方格子の格子点の間隔は、各出力パッド414のサイズに基づいて定められている。配線層L44は、シグナル出力パッド414a、接地出力パッド414c及びこれらの周囲の絶縁部分以外は、電力供給出力パッド414bの部分を含めて供給電圧面444とされている。ソルダーレジスト層50には、これら出力パッド414の範囲が露出されるように各々開口が設けられている。
以上のように、本実施形態の配線基板1は、コア基板30(絶縁層I31)と、コア基板30を挟んで上下に設けられたビルドアップ層20、40の絶縁層I21、I22、I43、I44と、コア基板30及びビルドアップ層20、40の絶縁層をそれぞれ貫通する複数の貫通導体と、を備える。コア基板30の上側に設けられたビルドアップ層20の絶縁層I21、I22の上面と、コア基板30の下側に設けられたビルドアップ層40の絶縁層I43、I44の下面との間には、貫通導体を介してコア基板30(絶縁層I31)及び絶縁層I21、I22、I43、I44を貫通する信号伝送経路、電力供給経路及び接地経路がそれぞれ設けられている。貫通導体のうちコア基板30を貫通するコア貫通導体331のうち少なくとも一部である集中配置領域205内のものは、平面視で投影される面内で直交する所定の二軸方向についてそれぞれ所定の近接配置間隔で二次元配列され、この二次元配列では、信号伝送経路に含まれるシグナル用コア貫通導体331aと二軸方向のうち一方について近接配置間隔で隣り合うコア貫通導体331は、電力供給経路に含まれる電力供給用コア貫通導体331bであり、シグナル用コア貫通導体331aと二軸方向のうち他方について近接配置間隔で隣り合うコア貫通導体331は、接地経路に含まれる接地用コア貫通導体331cである。
比較的厚さのあるコア基板30を貫通するコア貫通導体331を狭い間隔で配置する場合にこのようなコア貫通導体331の配列パターンとすることで、配線基板1のサイズを大型化せずともシグナル用コア貫通導体331aが生じるノイズが他のシグナル用コア貫通導体331aに影響して信号のC/N比などを低下させるのを抑制し、精度よく信号の伝送を行うことができる。すなわち、コア貫通導体331の配置間隔を容易に狭く定めることが可能になる。
また、電力供給用コア貫通導体331b及び接地用コア貫通導体331cのうち少なくとも一部は、複数のシグナル用コア貫通導体331aと近接配置間隔で隣り合って配置されている。このように、電力供給用コア貫通導体331b及び接地用コア貫通導体331cを複数のシグナル用コア貫通導体331aにそれぞれ隣り合うものとして共用することで、必要以上に多くの電力供給用コア貫通導体331bや接地用コア貫通導体331cを複数のシグナル用コア貫通導体331aの間に挟ませないこととして、配線基板1のサイズの増大を抑制することができる。
また、電力供給用コア貫通導体331b及び接地用コア貫通導体331cに近接配置間隔でそれぞれ隣り合うコア貫通導体331は、いずれもシグナル用コア貫通導体331aであることとすることができる。すなわち、電力供給用コア貫通導体331bとシグナル用コア貫通導体331aとをそれぞれ交互に配列し、かつ接地用コア貫通導体331cとシグナル用コア貫通導体331aとをそれぞれ交互に配列する配置とすることで、シグナル用コア貫通導体331aの数に比して最小限のコア貫通導体331により効率よく複数のシグナル用コア貫通導体331aの間でのノイズによる悪影響を抑制することができる。
また、コア基板30の上側に設けられたビルドアップ層20の絶縁層I21の上面には、信号伝送経路、電力供給経路及び接地経路をそれぞれ外部に接続するための複数の電極パッド211が設けられ、コア基板30の下側に設けられたビルドアップ層40の絶縁層I44の下面には、信号伝送経路、電力供給経路及び接地経路をそれぞれ外部に接続するための複数の出力パッド414が設けられている。
すなわち、この異なるピッチ(配置間隔)や配置順の信号、電力供給及び接地に係る接続端子を有する素子や装置の間、ここでは、半導体素子と当該半導体素子を用いる処理装置などとを接続する配線基板1において、効率良く容易に多くの信号伝送経路をサイズの増大の抑制とシグナルに対するノイズの影響の抑制を両立させながら配置することが可能となる。
また、ビルドアップ層20は、積層された複数の絶縁層I21、I22を有し、貫通導体は、複数の絶縁層I21、I22をそれぞれ当該絶縁層I21、I22の積層方向に沿って貫通して複数設けられ、電極パッド211のうち少なくとも信号伝送経路に接続されるシグナルパッド211aは、平面視で投影される面内でシグナル用コア貫通導体331aの配置と異なる配置がなされており、複数の絶縁層I21、I22の間の少なくとも一部には、隣り合う絶縁層I21、I22をそれぞれ貫通するシグナル用貫通導体231a、232aの間を接続する配線252が設けられている。
このように、積層された絶縁層I21、I22の間に配線層L22を設け、当該配線層L22の配線252により、接続される素子や装置における信号などの入出力に係る接続端子のピッチや配列順を適切に調整するので、小型かつ高密度な配置で信号伝送が可能な配線基板1を容易かつ的確に得ることができる。
また、ビルドアップ層40は、積層された複数の絶縁層I43、I44を有し、出力パッド414のうち少なくとも信号伝送経路に接続されるシグナル出力パッド414aは、平面視で投影される面内でシグナル用コア貫通導体331aの配置と異なる配置がされており、複数の絶縁層I43、I44の間の少なくとも一部には、隣り合う絶縁層I43、I44をそれぞれ貫通するシグナル用貫通導体433a、434aの間を接続する配線453が設けられている。また、近接配置間隔で二次元配列されたコア貫通導体331に含まれるシグナル用コア貫通導体331aの位置は、当該シグナル用コア貫通導体331aに接続されるシグナルパッド211a及びシグナル出力パッド414aの位置よりも平面視で投影される面内で当該配線基板1の中心から遠くなるように定められる。
信号伝送に係る配線数が増加すると、全てのシグナル用コア貫通導体をシグナル出力パッドと同一の平面視位置に設けようとすると、シグナルパッドの平面視位置からシグナル用コア貫通導体の平面視位置への配線が複雑になり、更には、配線が困難になるという課題がある。これに対し、配線基板1において容易かつ適切に信号伝送経路を定めるために、ここでは、シグナルパッド211a、シグナル用コア貫通導体331a及びシグナル出力パッド414aが接続された信号伝送経路において、シグナル用コア貫通導体331aの位置は、シグナルパッド211a及びシグナル出力パッド414aよりも配線基板1の中心から離れている。配線基板1の中心から距離が離れるほど当該距離を結んで周回する長さが増大するので、このようにシグナル伝送に用いられる配線を一度配線基板1の平面視位置で周縁部付近に引き出して、シグナル用コア貫通導体331aを中心から離れた位置に配置することで、シグナル用コア貫通導体331aの数に比してこれらシグナル用コア貫通導体331aの間隔を容易に広げることが可能となる。
また、このようにスペースを確保することで複数のシグナル用コア貫通導体331aの間に電力供給用コア貫通導体331b及び接地用コア貫通導体331cを配置することが可能となる。これにより、シグナル用コア貫通導体331aのノズルの影響をより効果的に低減させることができる。特に、シグナル用コア貫通導体331aの平面視位置に対して近接配置間隔で隣り合う電力供給用コア貫通導体331b及び接地用コア貫通導体331cを対称に配置することで、より効果的にノイズの影響が低減される。
また、出力パッド414は、集中配置領域205におけるコア貫通導体331の配列と同一の二軸方向で定まる所定間隔の格子点上に二次元配列され、これら二軸方向のうち一方の軸方向は、平面視で投影される面内で配線基板1の中心を通る所定の直線に対して垂直である。そして、この一方の軸方向に沿って集中配置領域205内に近接配置間隔で配置されたコア貫通導体331の列のうちシグナル用コア貫通導体331aを含むものの中心からの最小距離は、これら集中配置領域205内のシグナル用コア貫通導体331aに接続されるシグナル出力パッド414aを含む一方の軸方向に沿った出力パッド414の列の配線基板1の中心からの最大距離よりも大きいように定められる。
このように集中配置されるシグナル用コア貫通導体331aを対応するシグナル出力パッド414aの配置範囲よりもまとめて中心から離れた範囲に引き出してから中心寄りに戻すことで、配線252、453を必要以上に複雑化せずとも効率よく容易に電力供給用コア貫通導体331b及び接地用コア貫通導体331cを間に挟んでシグナル用コア貫通導体331aを配置可能とすることができる。よって、配線基板1の大型化とノイズの影響をいずれも容易かつ適切に抑制することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、集中配置領域205の内部において、シグナル用コア貫通導体331aと、電力供給用コア貫通導体331b及び接地用コア貫通導体331cとをそれぞれ交互に配置することとしたが、2つのシグナル用コア貫通導体331aの間に複数の電力供給用コア貫通導体331bや接地用コア貫通導体331cが挟まれた配列であってもよい。すなわち、電力供給用コア貫通導体331bや接地用コア貫通導体331cは、他の電力供給用コア貫通導体331bや接地用コア貫通導体331cと同種別のものを含めて近接配置間隔で隣り合って配置されていてもよい。
また、集中配置領域205のサイズや形状は特に限られるものではない。また、上記実施の形態では、集中配置領域205を平面視位置で配線基板1の周縁部付近に設けることで、コア貫通導体331の配列を容易に行うことを可能としたが、周縁部付近に限られなければならないものではなく、例えば、一部又は全部が中央領域200の内部に含まれていてもよい。
また、上記実施の形態では、上側導体層L31において接地用のランド351cを設けて接地パッド211cの配置間隔と接地出力パッド414c(接地用コア貫通導体331c)の配置間隔との違いを調整したが、調整が不要な構成であればランド351cは不要である。例えば、上記実施の形態では、ビルドアップ層20の絶縁層の数をそれぞれ2層としたが、より多くの絶縁層を設けて当該絶縁層上に設けられる配線層に供給電圧面や接地面を追加することで、より容易に接地用や電力供給用の貫通導体の配置を可能としてもよい。
また、ビルドアップ層20、40の絶縁層の数及びこれに応じた供給電圧面や接地面の数を追加することで、配線層L22で配線252が設けられ、当該配線層L22と配線層L43との間に貫通導体が設けられなかった領域にも電力供給用の貫通導体や接地用の貫通導体が設けられる構成であってもよい。
また、上記実施の形態では、方形形状の配線基板1の各辺に平行な軸に応じて定められた正方格子の格子点上に電極パッド211、貫通導体(コア貫通導体を含む)や出力パッド414が設けられたが、正方格子が配線基板1の各辺に対して傾いていてもよい。また、配線基板が方形形状でなく、取り付け部位などに応じて凹凸を有していたり、角が丸められていたりしてもよい。角が丸められている場合は、当該角があるものとして求められる配線基板1の平面視位置での中心位置を基準として集中配置領域205が定められてよい。
また、電極パッド211、貫通導体や出力パッド414の二次元配列に係る正方格子は、厳密に直交する二軸に沿って定められていなくてもよい。すなわち、ここでいう直交には、複数のシグナル用コア貫通導体331aが近接配置間隔程度で近接しない範囲の傾き、二軸間の角度が90度から若干(数度程度など)傾いている略直交の場合を含み得る。
また、上記実施の形態では、集中配置領域205でコア貫通導体331が単一の近接配置間隔で配列されている場合にシグナル用コア貫通導体331aに当該近接配置間隔で配置されるコア貫通導体331を他のシグナル用コア貫通導体331aとしないように定めたが、集中配置領域205が複数設けられ、各々近接配置間隔が異なっていてもよい。基準となる距離以下でまとめて近接して配置される場合における当該複数の近接配置間隔について、それぞれ同様にコア貫通導体331が配置される。
また、信号伝送経路を配線基板1の平面視位置での周縁部に引き出してシグナル用コア貫通導体331aをこれらに接続されるシグナル出力パッド414aの配置範囲や中央領域200よりも中心から遠い集中配置領域205の内部に設ける場合については、シグナル用コア貫通導体331aを挟んで両側で隣り合うコア貫通導体331の種別は、同一の種別のものに限られない。例えば、図4の集中配置領域205において、シグナル用コア貫通導体331aの上下のコア貫通導体331がそれぞれ電力供給用コア貫通導体331b及び接地用コア貫通導体331cであってもよい。
その他、上記実施の形態で示した構成、構造、各構成の配置(配列)や位置関係などの具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
1 配線基板
10、50 ソルダーレジスト層
20、40 ビルドアップ層
200 中央領域
205 集中配置領域
211 電極パッド
211a シグナルパッド
211b 電力供給パッド
211c 接地パッド
212a〜212c、413a〜413c 根元位置
231、232、433、434 貫通導体
231a、232a、433a、434a シグナル用貫通導体
231b、232b、433b、434b 電力供給用貫通導体
231c、232c、433c、434c 接地用貫通導体
241、242 接地面
252、453 配線
414 出力パッド
414a シグナル出力パッド
414b 電力供給出力パッド
414c 接地出力パッド
443、444 供給電圧面
30 コア基板
351c ランド
312a〜312c 根元位置
320 スルーホール
331 コア貫通導体
331a シグナル用コア貫通導体
331b 電力供給用コア貫通導体
331c 接地用コア貫通導体
341 供給電圧面
342 接地面
I21、I22、I31、I43、I44 絶縁層
L21、L22、L43、L44 配線層
L31 上側導体層
L32 下側導体層

Claims (7)

  1. コア基板と、
    前記コア基板を挟んで上下に設けられた絶縁層と、
    前記コア基板及び前記絶縁層をそれぞれ貫通する複数の貫通導体と、
    を備え、
    前記コア基板の上側に設けられた第1の絶縁層の上面と、前記コア基板の下側に設けられた第2の絶縁層の下面との間には、前記貫通導体を介して前記コア基板及び前記絶縁層を貫通する信号伝送経路、電力供給経路及び接地経路がそれぞれ設けられ、
    前記貫通導体のうち前記コア基板を貫通するコア貫通導体の少なくとも一部は、平面視で投影される面内で直交する所定の二軸方向についてそれぞれ所定の近接距離間隔で正方格子に二次元配列され、
    前記二次元配列では、
    前記信号伝送経路に含まれるシグナル用コア貫通導体と前記二軸方向のうち一方について前記近接距離間隔で隣り合う前記コア貫通導体は、前記電力供給経路に含まれる電力供給用コア貫通導体であり、
    前記シグナル用コア貫通導体と前記二軸方向のうち他方について前記近接距離間隔で隣り合う前記コア貫通導体は、前記接地経路に含まれる接地用コア貫通導体である
    ことを特徴とする配線基板。
  2. 前記電力供給用コア貫通導体及び前記接地用コア貫通導体のうち少なくとも一部は、複数の前記シグナル用コア貫通導体と前記近接距離間隔で隣り合って配置されていること特徴とする請求項1記載の配線基板。
  3. 前記電力供給用コア貫通導体及び前記接地用コア貫通導体に前記近接距離間隔でそれぞれ隣り合う前記コア貫通導体は、いずれも前記シグナル用コア貫通導体であることを特徴とする請求項2記載の配線基板。
  4. 前記コア基板の上側に設けられた第1の絶縁層の上面には、前記信号伝送経路、前記電力供給経路及び前記接地経路をそれぞれ外部に接続するための複数の第1のパッドが設けられ、
    前記コア基板の下側に設けられた第2の絶縁層の下面には、前記信号伝送経路、前記電力供給経路及び前記接地経路をそれぞれ外部に接続するための複数の第2のパッドが設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の配線基板。
  5. 前記第1の絶縁層は、積層された複数の絶縁層を有し、
    前記貫通導体は、前記複数の絶縁層をそれぞれ当該絶縁層の積層方向に沿って貫通して複数設けられ、
    前記第1のパッドのうち少なくとも前記信号伝送経路に接続される第1のシグナルパッドは、平面視で投影される面内で前記シグナル用コア貫通導体の配置と異なる配置がなされており、
    前記複数の絶縁層の間の少なくとも一部には、隣り合う前記絶縁層をそれぞれ貫通する前記貫通導体の間を接続する第1の導体配線が設けられている
    ことを特徴とする請求項4記載の配線基板。
  6. 前記第2の絶縁層は、積層された複数の絶縁層を有し、
    前記第2のパッドのうち少なくとも前記信号伝送経路に接続される第2のシグナルパッドは、平面視で投影される面内で前記シグナル用コア貫通導体の配置と異なる配置がされており、
    前記複数の絶縁層の間の少なくとも一部には、隣り合う前記絶縁層をそれぞれ貫通する前記貫通導体の間を接続する第2の導体配線が設けられ、
    前記近接距離間隔で二次元配列された前記コア貫通導体に含まれる前記シグナル用コア貫通導体の位置は、当該シグナル用コア貫通導体に接続される前記第1のシグナルパッド及び前記第2のシグナルパッドの位置よりも前記平面視で投影される面内で当該配線基板の中心から遠い
    ことを特徴とする請求項5記載の配線基板。
  7. 前記第2のパッドは、前記所定の二軸方向で定まる所定の格子点上に二次元配列され、
    前記所定の二軸方向のうち一方の軸方向は、前記平面視で投影される面内で前記中心を通る所定の直線に対して垂直であり、
    前記一方の軸方向に沿って前記近接距離間隔で配置された前記コア貫通導体の列のうち前記シグナル用コア貫通導体を含むものの前記中心からの最小距離は、当該シグナル用コア貫通導体に接続される前記第2のシグナルパッドを含む前記一方の軸方向に沿った前記第2のパッドの列の前記中心からの最大距離よりも大きい
    ことを特徴とする請求項6記載の配線基板。
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