JP3872713B2 - 多層配線基板 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フリップチップ型のICチップが基板主面に搭載される多層配線基板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、フリップチップ型のICチップが基板主面に搭載される多層配線基板が知られている。
例えば、図83に簡略化した縦断面図を示す多層配線基板9001が挙げられる。この多層配線基板9001は、図中に破線で示すICチップIC1を搭載する基板主面9002と、図示しないマザーボードに接続される基板裏面9003とを有する略板形状である。多層配線基板9001は、4層の絶縁層(第1絶縁層9011、第2絶縁層9012、第3絶縁層9013及び第4絶縁層9014)を備え、その基板主面9002側には主面側ソルダーレジスト層9016が、基板裏面9003側には裏面側ソルダーレジスト層9017が積層されている。
【0003】
基板内部を基板主面9002側から基板裏面9003側に向かって順に説明すると、第1絶縁層9011の主面側表面には、図83及び図84に示すように、その略中央にICチップIC1のIC端子に接続される端子9021が略格子状に多数形成され、主面側ソルダーレジスト層9016の主面側開口9016K内にそれぞれ露出している。これらの端子9021には、電源電位や接地電位とされる端子の他、信号を伝送する信号端子9021Sが多数ある。なお、図84は基板主面9002側から見た平面図のうち、略格子状に並んだ端子9021の外周近傍の領域を示す部分拡大平面図である。
第1絶縁層9011には、図83に示すように、これを貫通し端子9021に1対1で接続する第1ビア導体9023が多数形成されている。これらの第1ビア導体9023には、電源電位や接地電位とされるビア導体と、信号端子9021Sに接続し、信号を伝送する第1信号ビア導体9023Sがある。
【0004】
第1絶縁層9011と第2絶縁層9012の層間には、電源電位とされる電源プレーン層9025が略ベタ状に形成されている。電源プレーン層9025には、多数の第1貫通孔9025Kが設けられ、第1貫通孔9025K内には、接地電位とされる第1ビア導体9023と第1信号ビア導体9023Sが配置されている。
第2絶縁層9012には、これを貫通し電源プレーン層9025または第1ビア導体9023の一部にそれぞれ接続する第2ビア導体9027が多数形成されている。これらの第2ビア導体9027には、電源電位や接地電位とされるビア導体と、第1信号ビア導体9023Sに1対1で接続し、信号を伝送する第2信号ビア導体9027Sがある。
【0005】
第2絶縁層9012と第3絶縁層9013との層間には、接地電位とされる接地プレーン層9029が略ベタ状に形成されている。接地プレーン層9029には、多数の第2貫通孔9029Kが設けられ、第2貫通孔9029K内には、電源電位とされる第2ビア導体9027と第2信号ビア導体9027Sが配置されている。
第3絶縁層9013には、これを貫通し接地プレーン層9029または第2ビア導体9027の一部にそれぞれ接続する第3ビア導体9031が多数形成されている。これらの第3ビア導体9031には、電源電位や接地電位とされるビア導体と、第2信号ビア導体9027Sに1対1で接続し、信号を伝送する第3信号ビア導体9031Sがある。
【0006】
第3絶縁層9013と第4絶縁層9014の層間には、図83及び図85に示すように、一端で第3信号ビア導体9031Sにそれぞれ接続し、外周側に向かって延びる引き出し配線9033が多数形成されている。なお、図85は図83におけるA−A横断面のうち図84に対応した領域を示す部分拡大横断面図である。
第4絶縁層9014には、図83に示すように、これを貫通し引き出し配線9033の他端または第3ビア導体9031の一部にそれぞれ接続する第4ビア導体9035が多数形成されている。これらの第4ビア導体9035には、電源電位や接地電位とされるビア導体と、引き出し配線9033の他端にそれぞれ接続し、信号を伝送する第4信号ビア導体9035Sがある。
【0007】
第4絶縁層9014の裏面側表面には、マザーボードの端子に接続される裏面端子9037が多数形成され、裏面側ソルダーレジスト層9017の裏面側開口9017K内にそれぞれ露出している。これらの裏面端子9037には、電源電位や接地電位とされる端子と、第4信号ビア導体9035Sに1対1で接続し、信号を伝送する信号裏面端子9037Sがある。
以上の説明から明らかなように、この多層配線基板9001は、端子9021と裏面端子9037がそれぞれ導通している。このため、マザーボードからICチップIC1に電源電位や接地電位を供給したり、マザーボードとICチップIC1との間で信号を伝送することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このような多層配線基板9001は、近年、搭載するICチップIC1の高密度化に伴い、高密度化が進んでいる。具体的に言うと、ICチップIC1が高密度化し、ICチップIC1のIC端子が狭い間隔で配置されるようになってきたため、多層配線基板9001の端子9021も同様に狭い間隔で配置される。その結果、端子9021に第1,第2信号ビア導体9023S,9027Sを介して接続する第3信号ビア導体9031Sも、端子9021と同様に狭い間隔で配置される。
このように狭い間隔で第3信号ビア導体9031Sが配置されると、外周側の2列に配置された第3信号ビア導体9031Sしか、信号配線を一挙に外周側に引き出すことができない(図85参照)。このため、外周側の3列に第3信号ビア導体9031Sが配置されている場合、即ち、外周側の3列に信号端子9021が配置されている場合には、2層以上に分けて信号配線を外周側に引き出す必要が生じ、絶縁層数が増加する。絶縁層数の増加は、多層配線基板の高密度化に逆行するものであり、また、製品コストも増加することになる。
【0009】
本発明はかかる現状に鑑みてなされたものであって、フリップチップ型のICチップが基板主面に搭載される多層配線基板について、外周側の3列に配置された信号端子から延びる信号配線を一挙に外周側に引き出すことができる多層配線基板を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
その解決手段は、フリップチップ型のICチップを搭載する基板主面と、基板裏面を有し、複数の絶縁層を備える多層配線基板であって、上記絶縁層の主面側最表面に略格子状に配置され、上記ICチップのIC端子に接続される多数の端子であって、外周側の3列に配置され信号を伝送する複数の信号端子を含む端子と、上記絶縁層のうち少なくとも主面側の一層を貫通し、上記3列に配置された信号端子に1対1で対応して直接または間接的に接続する複数の信号ビア導体と、上記絶縁層の主面側最表面に形成され、上記信号端子とこれに間接的に接続する上記信号ビア導体とを結ぶ複数のシフト配線と、上記絶縁層の層間または裏面側最表面に形成され、上記信号ビア導体に1対1で対応して接続し、外周側に向かって延びる複数の引き出し配線と、を備える多層配線基板である。
【0011】
本発明によれば、略格子状に並ぶ端子の外周側の3列には、信号端子が配置されている。そして、これらの信号端子は、1対1で対応して、シフト配線を介して間接的にあるいは直接的に信号ビア導体に接続している。さらに、これらの信号ビア導体は、1対1で対応して、引き出し配線に接続している。
つまり、この多層配線基板は、シフト配線により、信号ビア導体の位置をこれに導通する信号端子の位置から移動させておき、その後、引き出し配線により、信号端子から延びる信号配線を外周側に引き出している。従って、この多層配線基板では、外周側の3列に配置された信号端子から延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
【0012】
また、他の解決手段は、フリップチップ型のICチップを搭載する基板主面と、基板裏面を有し、複数の絶縁層を備える多層配線基板であって、上記絶縁層の主面側最表面に略格子状に配置され、上記ICチップのIC端子に接続される多数の端子であって、最外周から数えて1列目に配置され信号を伝送する複数の1列目信号端子、最外周から数えて2列目に配置され信号を伝送する複数の2列目信号端子、及び、最外周から数えて3列目に配置され信号を伝送する複数の3列目信号端子、を含む端子と、上記絶縁層のうち少なくとも主面側の一層を貫通し、上記3列に配置された信号端子に1対1で対応して直接または間接的に接続する複数の信号ビア導体であって、上記1列目信号端子及び2列目信号端子に導通する信号ビア導体は、上記3列と直交し所定間隔をあけて並ぶ複数の仮想直線上に2n(nは2以上の自然数)個ずつ配置されている信号ビア導体と、上記絶縁層の主面側最表面に形成され、上記信号端子とこれに間接的に接続する上記信号ビア導体とを結ぶ複数のシフト配線と、上記絶縁層の層間または裏面側最表面に形成され、上記信号ビア導体に1対1で対応して接続し、外周側に向かって延びる複数の引き出し配線と、を備える多層配線基板である。
【0013】
本発明によれば、略格子状に並ぶ端子の外周側の3列には、信号端子が配置されている。そして、これらの信号端子は、1対1で対応して、シフト配線を介して間接的にあるいは直接的に信号ビア導体に接続している。これらの信号ビア導体のうち、1列目信号端子及び2列目信号端子に導通する信号ビア導体は、信号端子のなす外周側の3列と直交し所定の間隔をあけて並ぶ複数の仮想直線上に2n個ずつ配置されている。また、これらの信号ビア導体は、1対1で対応して、引き出し配線に接続している。
つまり、この多層配線基板は、シフト配線により、信号ビア導体の位置をこれに導通する信号端子の位置から移動させている。即ち、1列目信号端子及び2列目信号端子に導通する信号ビア導体が、信号端子のなす外周側の3列と直交し所定の間隔をあけて並ぶ複数の仮想直線上に2n個ずつ配置されるように、移動させている。そしてその後、引き出し配線により、信号端子から延びる信号配線を外周側に引き出している。従って、この多層配線基板では、外周側の3列に配置された信号端子から延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
【0014】
さらに、上記の多層配線基板であって、前記シフト配線の長さは、いずれも前記端子のなす格子間隔の7倍以下である多層配線基板とすると良い。
【0015】
本発明によれば、シフト配線の長さは、いずれも端子のなす格子間隔の7倍以下と短くされている。このため、信号ビア導体の移動距離、即ち、信号ビア導体とこれに導通する信号端子との距離を小さくすることができる。つまり、信号ビア導体の位置を僅かに移動させるだけで、外周側の3列に配置された信号端子から延びる信号配線を、一挙に外周側に引き出すことができる。
【0016】
さらに、上記のいずれかに記載の多層配線基板であって、前記3列目信号端子は、前記信号ビア導体に直接接続する多層配線基板とすると良い。
【0017】
本発明によれば、3列目信号端子は、信号ビア導体に直接接続している。従って、これらの信号ビア導体はシフト配線により移動させる必要がない。このため、1列目信号端子及び2列目信号端子に導通する信号ビア導体だけを移動させることにより、外周側の3列に配置された信号端子から延びる信号配線を、一挙に外周側に引き出すことができる。
【0018】
さらに、上記のいずれかに記載の多層配線基板であって、前記nは2である多層配線基板とすると良い。
【0019】
nの数が大きくなるほど、仮想直線上に並ぶ信号ビア導体の数(2n)が多くなるので、一部の信号ビア導体は、それに導通する信号端子の位置から大きく移動させる必要が生じる。
これに対し、本発明では、n=2としているので、各々の仮想直線上に並ぶ信号ビア導体の数(4個)が最も少ない。このため、信号ビア導体の移動距離を小さくすることができる。つまり、信号ビア導体の位置を僅かに移動させるだけで、外周側の3列に配置された信号端子から延びる信号配線を、一挙に外周側に引き出すことができる。
【0020】
さらに、上記の多層配線基板であって、前記複数の仮想直線は、いずれも前記信号端子上を通り、一の上記仮想直線上に配置された4個の前記信号ビア導体のうち、2個の信号ビア導体は、前記1列目信号端子及び2列目信号端子のうち、この仮想直線上に位置する線上1列目信号端子及び線上2列目信号端子に導通し、残り2個の信号ビア導体は、これら線上1列目信号端子及び線上2列目信号端子と隣り合う全部で4個の上記1列目信号端子及び2列目信号端子のうちから選択した2個の信号端子に、前記シフト配線を介して接続する多層配線基板とすると良い。
【0021】
本発明によれば、仮想直線はいずれも信号端子上を通る。そして、一の仮想直線に着目すると、この仮想直線上に配置された4個の信号ビア導体のうち2個は、この仮想直線上に位置する線上1列目信号端子と線上2列目信号端子に、直接またはシフト配線を介して導通する。従って、これら2個の信号ビア導体は、これらに導通する信号端子と同じ位置にあるか、あるいは、これらに導通する信号端子から近い位置にある。一方、この仮想直線上に配置された4個の信号ビア導体のうち残り2個は、これらの線上1列目信号端子及び線上2列目信号端子と隣り合う全部で4個の1列目信号端子及び2列目信号端子のうちから選択した2個の信号端子に、シフト配線を介して接続する。従って、これら2個の信号ビア導体も、これらに導通する信号端子から近い位置にある。
つまり、本発明では、信号ビア導体の位置を僅かに移動させるだけで、外周側の3列に配置された信号端子から延びる信号配線を、一挙に外周側に引き出すことができる。
なお、「接続する」とは、特に明示がない限り、2つのものが直接接続することを指す。一方、「導通する」とは、2つのものが電気的に繋がっている状態を指し、2つのものが直接接続する場合の他、2つのものが他のビア導体や他の配線など介して間接的に接続する場合も含まれる。
【0022】
さらに、上記の多層配線基板であって、前記線上1列目信号端子は、前記信号ビア導体に直接接続する多層配線基板とすると良い。
【0023】
本発明によれば、線上1列目信号端子は、信号ビア導体に直接接続している。従って、これらの信号ビア導体はシフト配線により移動させる必要がない。このため、残りの1列目信号端子と、2列目信号端子及び3列目信号端子とに導通する信号ビア導体だけを移動させることにより、外周側の3列に配置された信号端子から延びる信号配線を、一挙に外周側に引き出すことができる。
【0024】
さらに、上記の多層配線基板であって、前記線上2列目信号端子も、前記信号ビア導体に直接接続する多層配線基板とすると良い。
【0025】
本発明によれば、線上1列目信号端子だけでなく線上2列目信号端子も、信号ビア導体に直接接続している。従って、これらの信号ビア導体はシフト配線により移動させる必要がない。このため、残りの1列目信号端子と残りの2列目信号端子と3列目信号端子とに導通する信号ビア導体だけを移動させることにより、外周側の3列に配置された信号端子から延びる信号配線を、一挙に外周側に引き出すことができる。
【0026】
さらに、前記の多層配線基板であって、前記複数の仮想直線は、それぞれ前記信号端子の間を通り、一の上記仮想直線上に配置された4個の前記信号ビア導体は、この仮想直線の両側に最も近接して位置する2個の前記1列目信号端子と2個の前記2列目信号端子とに、前記シフト配線を介して接続する多層配線基板としても良い。
【0027】
本発明によれば、仮想直線はいずれも信号端子の間を通る。そして、一の仮想直線に着目すると、この仮想直線上に配置された4個の信号ビア導体のうち2個は、この仮想直線上の両側に最も近接して位置する2個の1列目信号端子と、シフト配線を介して接続している。従って、これら2個の信号ビア導体は、これらに導通する1列目信号端子から近い位置にある。一方、この仮想直線上に配置された4個の信号ビア導体のうち残り2個は、この仮想直線上の両側に最も近接して位置する2個の2列目信号端子と、シフト配線を介して接続している。従って、これら2個の信号ビア導体も、これらに導通する1列目信号端子から近い位置にある。
つまり、本発明では、信号ビア導体の位置を僅かに移動させるだけで、外周側の3列に配置された信号端子から延びる信号配線を、一挙に外周側に引き出すことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
本実施形態1の多層配線基板101について、図1に簡略化した縦断面図を示す。また、図2に基板主面102側から見た平面図のうち略格子状に並んだ端子121の外周近傍の領域を示す。また、図3に図1におけるA−A横断面のうち図2に対応した領域を、図4にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図5に図1におけるB−B横断面のうち図2に対応した領域を、図6に図1におけるC−C横断面のうち図2に対応した領域を示す。また、図7に図1におけるD−D横断面のうち図2に対応した領域を、図8に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0029】
この多層配線基板101は、フリップチップ型のICチップICが搭載されると共にマザーボードに接続されるものであり、マザーボードからICチップICに電源電位や接地電位を供給したり、マザーボードとICチップICとの間で信号を伝送することができる。
多層配線基板101は、図1中に破線で示すICチップICを搭載する基板主面102と、図示しないマザーボードに接続される基板裏面103とを有する略矩形の略板形状である。多層配線基板101は、エポキシ樹脂等からなり厚さがそれぞれ約30μmの4層の絶縁層(第1絶縁層111、第2絶縁層112、第3絶縁層113及び第4絶縁層114)を備える。そして、その基板主面102側にはエポキシ樹脂等からなる厚さ約25μmの主面側ソルダーレジスト層116が、基板裏面103側には同じくエポキシ樹脂等からなる厚さ約25μmの裏面側ソルダーレジスト層117が積層されている。
【0030】
基板内部の詳細を基板主面102側から基板裏面103側に向かって順に説明すると、絶縁層の主面側最表面、即ち、第1絶縁層111の主面側表面には、図1〜図3に示すように、ICチップICのIC端子とそれぞれ接続される端子121が多数形成されている。具体的には、これらの端子121は、基板主面102のうちICチップICを搭載する略中央のIC搭載領域下に約200μmの間隔で略格子状に配置されている。各々の端子121は、直径約125μmの平面視円形状の略板形状をし、その中央部が主面側ソルダーレジスト層116に形成された直径約90μmの主面側開口116K内に露出している。これらの端子121には、電源電位や接地電位とされる端子の他、信号を伝送する信号端子121Sが多数ある。
このうち信号端子121Sについて説明すると、信号端子121Sは、略格子状に配置された端子121のうち、外周側の3列にそれぞれ配置されている。即ち、信号端子121Sには、最外周から数えて1列目に配置された多数の1列目信号端子121S1と、最外周から数えて2列目に配置された多数の2列目信号端子121S2と、最外周から数えて3列目に配置された多数の3列目信号端子121S3がある。
【0031】
また、第1絶縁層111の表面には、図1及び図3に示すように、信号端子121Sとこれに間接的に接続する後述する第1信号ビア導体123Sとを結ぶ線幅約25μmのシフト配線122が多数形成されている。
その詳細を図4を参照しつつ説明する。本実施形態1では、外周側の3列に配置された信号端子121Sは、いずれもシフト配線122を介して、第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の7倍以下である。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔(端子121のなす格子間隔の2倍の間隔)をあけて並ぶ多数(図中2本)の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。一方、3列目信号端子121S3に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と平行に配置されている。
【0032】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうち、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1L及び線上2列目信号端子121S2Lに、シフト配線122を介して接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これら線上1列目信号端子121S1L及び線上2列目信号端子121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中右側の1列目信号端子121S1と2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
【0033】
第1絶縁層111には、図1及び図5に示すように、これを貫通し、シフト配線122の他端または端子121の一部にそれぞれ接続する直径約65μmのフィルドビア導体である第1ビア導体123が多数形成されている。第1ビア導体123には、電源電位や接地電位とされる端子121に接続し、電源電位や接地電位とされるビア導体と、信号端子121Sにシフト配線122を介して接続し、信号を伝送するビア導体(第1信号ビア導体123S)がある。なお、第1信号ビア導体123Sは、信号端子121Sに1対1で対応して形成されている。
【0034】
第1絶縁層111と第2絶縁層112の層間には、図1及び図5に示すように、図5中に破線で示す電源電位とされる第1ビア導体123に接続し、電源電位とされる電源プレーン層125が略ベタ状に形成されている。電源プレーン層125には、第1貫通孔125Kが多数設けられ、第1貫通孔125K内には、接地電位とされる第1ビア導体123と第1信号ビア導体123Sが、電源プレーン層125と絶縁しつつ配置されている。
【0035】
第2絶縁層112には、図1及び図6に示すように、これを貫通し、電源プレーン層125または第1ビア導体123の一部にそれぞれ接続する直径約65μmのフィルドビア導体である第2ビア導体127が多数形成されている。これらの第2ビア導体127には、電源プレーン層125に接続し、電源電位とされるビア導体と、接地電位とされる第1ビア導体123に接続し、接地電位とされるビア導体と、第1信号ビア導体123Sに1対1で接続し、信号を伝送するビア導体(第2信号ビア導体127S)がある。
【0036】
第2絶縁層112と第3絶縁層113の層間には、図1及び図6に示すように、図6中に破線で示す接地電位とされる第2ビア導体127に接続し、接地電位とされる接地プレーン層129が略ベタ状に形成されている。この接地プレーン層129には、第2貫通孔129Kが多数設けられ、第2貫通孔129K内には、電源電位とされる第2ビア導体127と第2信号ビア導体127Sが、接地プレーン層129と絶縁しつつ配置されている。
【0037】
第3絶縁層113には、図1及び図7に示すように、これを貫通し、接地プレーン層129または第2ビア導体127の一部にそれぞれ接続する直径約65μmのフィルドビア導体である第3ビア導体131が多数形成されている。これらの第3ビア導体131には、電源電位とされる第2ビア導体127に接続し、電源電位とされるビア導体と、接地プレーン層129に接続し、接地電位とされるビア導体と、第2信号ビア導体127Sに1対1で接続し、信号を伝送するビア導体(第3信号ビア導体131S)がある。
【0038】
第3絶縁層113と第4絶縁層114との層間には、図1、図7及び図8に示すように、一端で第3信号ビア導体131Sにそれぞれ接続し、外周側に向かって延びる線幅約25μmの引き出し配線133が多数形成されている。即ち、引き出し配線133は、第3信号ビア導体131Sに1対1で対応して形成されている。これにより、3列に並んだ信号端子121Sから延びる信号配線が、一挙に外周側に引き出される。具体的には、前述のシフト配線122により第1信号ビア導体123Sの間隔(仮想直線KTの間隔)が2倍に拡がることで、これらに第2信号ビア導体127Sを介して接続する第3信号ビア導体131Sの間隔(仮想直線KTの間隔)も同じく2倍に拡がっているので、この間隙にそれぞれ5本の引き出し配線133を形成することができる。従って、3列に並んだ信号端子121Sから延びる信号配線を、この第3絶縁層113と第4絶縁層114との層間だけで、一挙に外周側に引き出すことができる。
【0039】
第4絶縁層114には、図1に示すように、これを貫通し、引き出し配線133の他端または第3ビア導体131の一部にそれぞれ接続する直径約65μmのフィルドビア導体である第4ビア導体135が多数形成されている。これらの第4ビア導体135には、電源電位や接地電位とされる第3ビア導体131に接続し、電源電位や接地電位とされるビア導体と、引き出し配線133に1対1で接続し、信号を伝送するビア導体(第4信号ビア導体135S)がある。
【0040】
絶縁層の裏面側最表面、即ち、第4絶縁層114の裏面側表面には、図1に示すように、マザーボードの端子にそれぞれ接続される裏面端子137が多数形成されている。具体的には、裏面端子137は、表面全体に約1.0mmの間隔で略格子状に配置されている。各々の裏面端子137は、直径約700μmの平面視円形状の略板形状をなし、その中央部が裏面側ソルダーレジスト層117に形成された直径約550μmの裏面側開口117K内に露出している。裏面端子137には、電源電位や接地電位とされる第4ビア導体135に接続し、電源電位や接地電位とされる端子と、第4信号ビア導体135Sに接続し、信号を伝送する端子(信号裏面端子137S)がある。
【0041】
以上の説明から明らかなように、この多層配線基板101は、端子121と裏面端子137がそれぞれ導通している。信号を伝送する経路に着目すると、信号配線は、信号端子121Sから、シフト配線122、第1信号ビア導体123S、第2信号ビア導体127S、第3信号ビア導体131S、引き出し配線133、第4信号ビア導体135Sを介して、信号裏面端子147Sに至る。つまり、信号配線は、信号端子121Sから、シフト配線122により僅かに移動され、第1信号ビア導体123S、第2信号ビア導体127S及び第3信号ビア導体131Sからなるビア導体を介した後、引き出し配線133により外周側に引き出される。そして、第4信号ビア導体135Sを介して、信号裏面端子147Sまで延びる。
【0042】
以上で述べたように、この多層配線基板101は、略格子状に並ぶ端子121の外周側の3列に、信号端子121Sが配置されている。そして、これらの信号端子121Sは、1対1で対応して、シフト配線122を介して間接的に信号ビア導体(第1ビア導体123S)に接続している。これらの第1信号ビア導体123Sのうち、1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、信号端子121Sのなす外周側の3列と直交し所定の間隔をあけて並ぶ複数の仮想直線KT上に2n個(4個)ずつ配置されている。また、これらの第1信号ビア導体123Sと第2信号ビア導体127Sを介して接続する第3信号ビア導体131Sは、即ち、第1〜第3信号ビア導体123S,127S,131Sからなるビア導体は、1対1で対応して、引き出し配線133に接続している。
【0043】
つまり、この多層配線基板101は、シフト配線122により、信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)の位置をこれに導通する信号端子121Sの位置から移動させている。即ち、1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sが、信号端子121Sのなす外周側の3列と直交し所定の間隔をあけて並ぶ複数の仮想直線KT上に2n個(4個)ずつ配置されるように、移動させている。そしてその後、引き出し配線133により、信号端子121Sから延びる信号配線を外周側に引き出している。従って、この多層配線基板101では、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
【0044】
さらに、本実施形態1では、シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の7倍以下と短くされている。このため、信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)の移動距離、即ち、第1信号ビア導体123Sとこれに導通する信号端子121Sとの距離を小さくすることができる。つまり、第1信号ビア導体123Sの位置を僅かに移動させるだけで、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、一挙に外周側に引き出すことができる。
また、本実施形態1では、各々の仮想直線KT上に並ぶ信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)の数(4個)が最も少なくされている。このため、第1信号ビア導体123Sの移動距離を小さくすることができる。つまり、第1信号ビア導体123Sの位置を僅かに移動させるだけで、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、一挙に外周側に引き出すことができる。
【0045】
また、本実施形態1では、仮想直線KTはいずれも信号端子121S上を通る。そして、一の仮想直線KTに着目すると、この仮想直線KT上に配置された4個の信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)のうち2個は、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lと線上2列目信号端子121S2Lに、シフト配線122を介して導通する。従って、これら2個の第1信号ビア導体123Sは、これらに導通する信号端子121Sから近い位置にある。一方、この仮想直線KT上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち残り2個は、これらの線上1列目信号端子121S1L及び線上2列目信号端子121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121Sに、シフト配線122を介して接続する。従って、これら2個の第1信号ビア導体123Sも、これらに導通する信号端子121Sから近い位置にある。つまり、第1信号ビア導体123Sの位置を僅かに移動させるだけで、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、一挙に外周側に引き出すことができる。
【0046】
(実施形態2)
次いで、第2の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態2の多層配線基板201は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図9にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図10に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0047】
図9に示すように、外周側の3列に配置された信号端子121Sのうち、1列目信号端子121S1と2列目信号端子121S2は、いずれもシフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の7倍以下である。一方、3列目信号端子121S3は、第1信号ビア導体123Sに直接接続している。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交する仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。
【0048】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1L及び線上2列目信号端子121S2Lに、シフト配線122を介して接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの信号端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中右側の1列目信号端子121S1と2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図10に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0049】
このような多層配線基板201も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
その上、本実施形態2では、3列目信号端子121S3が、信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)に直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sはシフト配線122により移動させる必要がない。このため、1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sだけを移動させれば足りる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0050】
(実施形態3)
次いで、第3の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態3の多層配線基板301は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図11にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図12に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0051】
図11に示すように、1列目信号端子121S1のうち、仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の1列目信号端子121S1は、シフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。一方、2列目信号端子121S2と3列目信号端子121S3は、いずれもシフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の6倍以下である。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。一方、3列目信号端子121S3に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と平行に配置されている。
【0052】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lに直接接続し、また、線上2列目信号端子121S2Lにシフト配線122を介して接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの信号端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中右側の1列目信号端子121S1と2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図12に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0053】
このような多層配線基板301は、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
その上、本実施形態3では、線上1列目信号端子121S1Lが信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)に直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sはシフト配線122により移動させる必要がない。このため、線上1列目信号端子121S1L以外の信号端子121S1に導通する第1信号ビア導体123Sだけを移動させれば足りる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0054】
(実施形態4)
次いで、第4の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態4の多層配線基板401は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図13にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図14に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0055】
図13に示すように、1列目信号端子121S1のうち、仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の1列目信号端子121S1は、シフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。一方、2列目信号端子121S2は、いずれもシフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の6倍以下である。他方、3列目信号端子121S3は、いずれも第1信号ビア導体123Sに直接接続している。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。
【0056】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lに直接接続し、また、線上2列目信号端子121S2Lにシフト配線122を介して接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの信号端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中右側の1列目信号端子121S1と2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図14に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0057】
このような多層配線基板401も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
その上、本実施形態4では、3列目信号端子121S3が信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)に直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sはシフト配線122により移動させる必要がない。さらに、線上1列目信号端子121S1Lも第1信号ビア導体123Sに直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sもシフト配線122により移動させる必要がない。このため、線上1列目信号端子121S1Lと3列目信号端子121S3を除いた信号端子121Sに導通する第1信号ビア導体123Sだけを移動させれば足りる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0058】
(実施形態5)
次いで、第5の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態5の多層配線基板501は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図15にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図16に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0059】
図15に示すように、1列目信号端子121S1のうち、仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の1列目信号端子121S1は、シフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。同様に、2列目信号端子121S2のうち、仮想直線KT上に位置する線上2列目信号端子121S2Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の2列目信号端子121S2は、シフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。一方、3列目信号端子121S3は、いずれもシフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の5倍以下である。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。一方、3列目信号端子121S3に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と平行に配置されている。
【0060】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1L及び線上2列目信号端子121S2Lに直接接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの信号端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中右側の1列目信号端子121S1と2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図16に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0061】
このような多層配線基板501も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
その上、本実施形態5では、線上1列目信号端子121S1Lが信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)に直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。さらに、線上2列目信号端子121S1Lも第1信号ビア導体123Sに直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sもシフト配線122により移動させる必要がない。このため、線上1列目信号端子121S1Lと線上2列目信号端子121S2Lを除いた信号端子121Sに導通する第1信号ビア導体123Sだけを移動させれば足りる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0062】
(実施形態6)
次いで、第6の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態6の多層配線基板601は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図17にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図18に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0063】
図17に示すように、1列目信号端子121S1のうち、仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の1列目信号端子121S1は、シフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。同様に、2列目信号端子121S2のうち、仮想直線KT上に位置する線上2列目信号端子121S2Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の2列目信号端子121S2は、シフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の5倍以下である。一方、3列目信号端子121S3は、いずれも第1信号ビア導体123Sに直接接続している。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。
【0064】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1L及び線上2列目信号端子121S2Lに直接接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの信号端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中右側の1列目信号端子121S1と2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図18に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0065】
このような多層配線基板601も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
その上、本実施形態6では、線上1列目信号端子121S1Lが、信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)に直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。さらに、線上2列目信号端子121S2Lも、第1信号ビア導体123Sに直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sもシフト配線122により移動させる必要がない。また、3列目信号端子121S3も、第1信号ビア導体123Sに直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sもシフト配線122により移動させる必要がない。このため、線上1列目信号端子121S1Lと線上2列目信号端子121S2Lと3列目信号端子121S3を除いた信号端子121Sに導通する第1信号ビア導体123Sだけを移動させれば足りる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0066】
(実施形態7)
次いで、第7の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態7の多層配線基板701は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図19にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図20に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0067】
図19に示すように、1列目信号端子121S1のうち、仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の1列目信号端子121S1は、シフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。同様に、2列目信号端子121S2のうち、仮想直線KT上に位置する線上2列目信号端子121S2Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の2列目信号端子121S2は、シフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。一方、3列目信号端子121S3は、いずれもシフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の3倍以下である。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。一方、3列目信号端子121S3に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と平行に配置されている。
【0068】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1L及び線上2列目信号端子121S2Lに直接接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの信号端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中右側の1列目信号端子121S1と2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図20に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0069】
このような多層配線基板701も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
その上、本実施形態7では、線上1列目信号端子121S1Lが、信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)に直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。さらに、線上2列目信号端子121S2Lも、第1信号ビア導体123Sに直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sもシフト配線122により移動させる必要がない。このため、線上1列目信号端子121S1Lと線上2列目信号端子121S2Lを除いた信号端子121Sに導通する第1信号ビア導体123Sだけを移動させれば足りる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0070】
(実施形態8)
次いで、第8の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態8の多層配線基板801は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図21にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図22に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0071】
図21に示すように、1列目信号端子121S1のうち、仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の1列目信号端子121S1は、シフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。同様に、2列目信号端子121S2のうち、仮想直線KT上に位置する線上2列目信号端子121S2Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の2列目信号端子121S2はシフト配線122を介して、第1信号ビア導体123Sに接続している。一方、3列目信号端子121S3は、いずれも第1信号ビア導体123Sに直接接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の3倍以下である。1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。
【0072】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1L及び線上2列目信号端子121S2Lに直接接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中右側の1列目信号端子121S1と2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図22に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0073】
このような多層配線基板801も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
その上、本実施形態8では、線上1列目信号端子121S1Lが、信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)に直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。さらに、線上2列目信号端子121S2Lも、第1信号ビア導体123Sに直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sもシフト配線122により移動させる必要がない。また、3列目信号端子121S3も、第1信号ビア導体123Sに直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sもシフト配線122により移動させる必要がない。このため、線上1列目信号端子121S1Lと線上2列目信号端子121S2Lと3列目信号端子121S3を除いた信号端子121Sに導通する第1信号ビア導体123Sだけを移動させれば足りる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0074】
(実施形態9)
次いで、第9の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態9の多層配線基板901は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図23にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図24に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0075】
図23に示すように、1列目信号端子121S1、2列目信号端子121S2及び3列目信号端子121S3は、いずれもシフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の6倍以下である。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。一方、3列目信号端子121S3に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と平行に配置されている。
【0076】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1L及び線上2列目信号端子121S2Lに、シフト配線122を介して接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中右側の1列目信号端子121S1と図中左側の2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図24に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0077】
このような多層配線基板901も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。また、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0078】
(実施形態10)
次いで、第10の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態10の多層配線基板1001は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図25にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図26に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0079】
図25に示すように、1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2は、いずれもシフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。一方、3列目信号端子121S3は、いずれも第1信号ビア導体123Sに直接接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の6倍以下である。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。
【0080】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1L及び線上2列目信号端子121S2Lに、シフト配線122を介して接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中右側の1列目信号端子121S1と図中左側の2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図26に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0081】
このような多層配線基板1001も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
その上、本実施形態10では、3列目信号端子121S3が、信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)に直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。このため、1列目信号端子121S1と2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sだけを移動させれば足りる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0082】
(実施形態11)
次いで、第11の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態11の多層配線基板1101は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図27にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図28に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0083】
図27に示すように、1列目信号端子121S1、2列目信号端子121S2及び3列目信号端子121S3は、いずれもシフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の5倍以下である。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。一方、3列目信号端子121S3に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と平行に並んでいる。
【0084】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1L及び線上2列目信号端子121S2Lに、シフト配線122を介して接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中右側の1列目信号端子121S1と図中左側の2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図28に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0085】
このような多層配線基板1101も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。また、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0086】
(実施形態12)
次いで、第12の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態12の多層配線基板1201は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図29にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図30に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0087】
図29に示すように、1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2は、いずれもシフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の5倍以下である。一方、3列目信号端子121S3は、いずれも第1信号ビア導体123Sに直接接続している。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。
【0088】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1L及び線上2列目信号端子121S2Lに、シフト配線122を介して接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中右側の1列目信号端子121S1と図中左側の2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図30に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0089】
このような多層配線基板1201も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
その上、本実施形態12では、3列目信号端子121S3が、信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)に直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。このため、1列目信号端子121S1と2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sだけを移動させれば足りる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0090】
(実施形態13)
次いで、第13の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態13の多層配線基板1301は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図31にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図32に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0091】
図31に示すように、1列目信号端子121S1、2列目信号端子121S2及び3列目信号端子121S3は、いずれもシフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の5倍以下である。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。一方、3列目信号端子121S3に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と平行に配置されている。
【0092】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1L及び線上2列目信号端子121S2Lに、シフト配線122を介して接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中左側の1列目信号端子121S1と2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図32に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0093】
このような多層配線基板1301も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。また、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0094】
(実施形態14)
次いで、第14の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態14の多層配線基板1401は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図33にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図34に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0095】
図33に示すように、1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2は、いずれもシフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の5倍以下である。一方、3列目信号端子121S3は、いずれも第1信号ビア導体123Sに直接接続している。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。
【0096】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1L及び線上2列目信号端子121S2Lに、シフト配線122を介して接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中左側の1列目信号端子121S1と2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図34に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0097】
このような多層配線基板1401も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
その上、本実施形態14では、3列目信号端子121S3が、信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)に直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。このため、1列目信号端子121S1と2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sだけを移動させれば足りる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0098】
(実施形態15)
次いで、第15の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態15の多層配線基板1501は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図35にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図36に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0099】
図35に示すように、1列目信号端子121S1、2列目信号端子121S2及び3列目信号端子121S3は、いずれもシフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の5倍以下である。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。一方、3列目信号端子121S3に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と平行に配置されている。
【0100】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1L及び線上2列目信号端子121S2Lに、シフト配線122を介して接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中右側の1列目信号端子121S1と図中左側の2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図36に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0101】
このような多層配線基板1501も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。また、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0102】
(実施形態16)
次いで、第16の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態16の多層配線基板1601は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図37にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図38に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0103】
図37に示すように、1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2は、いずれもシフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の5倍以下である。一方、3列目信号端子121S3は、いずれも第1信号ビア導体123Sに直接接続している。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。
【0104】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1L及び線上2列目信号端子121S2Lに、シフト配線122を介して接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中右側の1列目信号端子121S1と図中左側の2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図38に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0105】
このような多層配線基板1601も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
その上、本実施形態16では、3列目信号端子121S3が信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)に直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。このため、1列目信号端子121S1と2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sだけを移動させれば足りる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0106】
(実施形態17)
次いで、第17の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態17の多層配線基板1701は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図39にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図40に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0107】
図39に示すように、1列目信号端子121S1、2列目信号端子121S2及び3列目信号端子121S3は、いずれもシフト配線122を介して、第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の5倍以下である。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。一方、3列目信号端子121S3に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と平行に配置されている。
【0108】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1L及び線上2列目信号端子121S2Lに、シフト配線122を介して接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中左側の1列目信号端子121S1と2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図40に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0109】
このような多層配線基板1701も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。また、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0110】
(実施形態18)
次いで、第18の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態18の多層配線基板1801は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図41にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図42に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0111】
図41に示すように、1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2は、いずれもシフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の5倍以下である。一方、3列目信号端子121S3は、第1信号ビア導体123Sに直接接続している。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。
【0112】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1L及び線上2列目信号端子121S2Lに、シフト配線122を介して接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中左側の1列目信号端子121S1と2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図42に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0113】
このような多層配線基板1801も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
その上、本実施形態18では、3列目信号端子121S3が信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)に直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。このため、1列目信号端子121S1と2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sだけを移動させれば足りる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0114】
(実施形態19)
次いで、第19の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態19の多層配線基板1901は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図43にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図44に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0115】
図43に示すように、1列目信号端子121S1、2列目信号端子121S2及び3列目信号端子121S3は、いずれもシフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の6倍以下である。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。一方、3列目信号端子121S3に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列に平行に配置されている。
【0116】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1L及び線上2列目信号端子121S2Lに、シフト配線122を介して接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中左側の1列目信号端子121S1と2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図44に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0117】
このような多層配線基板1901も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。また、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0118】
(実施形態20)
次いで、第20の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態20の多層配線基板2001は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図45にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図46に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0119】
図45に示すように、1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2は、いずれもシフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の6倍以下である。一方、3列目信号端子121S3は、いずれも第1信号ビア導体123Sに直接接続している。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。
【0120】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1L及び線上2列目信号端子121S2Lに、シフト配線122を介して接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中左側の1列目信号端子121S1と図中左側の2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図46に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0121】
このような多層配線基板2001も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
その上、本実施形態20では、3列目信号端子121S3が信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)に直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。このため、1列目信号端子121S1と2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sだけを移動させれば足りる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0122】
(実施形態21)
次いで、第21の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態21の多層配線基板2101は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図47にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図48に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0123】
図47に示すように、1列目信号端子121S1のうち、仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の1列目信号端子121S1は、シフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。一方、2列目信号端子121S2及び3列目信号端子121S3は、いずれもシフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の5倍以下である。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。一方、3列目信号端子121S3に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と平行に配置されている。
【0124】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lに直接接続し、また、線上2列目信号端子121S2Lにシフト配線122を介して接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中右側の1列目信号端子121S1と図中左側の2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図48に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0125】
このような多層配線基板2101も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
その上、本実施形態21では、線上1列目信号端子121S1Lが信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)に直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。このため、線上1列目信号端子121S1Lを除いた信号端子121Sに導通する第1信号ビア導体123Sだけを移動させれば足りる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0126】
(実施形態22)
次いで、第22の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態22の多層配線基板2201は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図49にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図50に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0127】
図49に示すように、1列目信号端子121S1のうち、仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の1列目信号端子121S1は、シフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。一方、2列目信号端子121S2は、いずれもシフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の5倍以下である。他方、3列目信号端子121S3は、いずれも第1信号ビア導体123Sに直接接続している。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。
【0128】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lに直接接続し、また、線上2列目信号端子121S2Lにシフト配線122を介して接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中右側の1列目信号端子121S1と図中左側の2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図50に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0129】
このような多層配線基板2201も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
その上、本実施形態22では、線上1列目信号端子121S1Lが信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)に直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。さらに、3列目信号端子121S3が第1信号ビア導体123Sに直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。このため、線上1列目信号端子121S1及び3列目信号端子121S3を除いた信号端子121Sに導通する第1信号ビア導体123Sだけを移動させれば足りる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0130】
(実施形態23)
次いで、第23の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態23の多層配線基板2301は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図51にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図52に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0131】
図51に示すように、1列目信号端子121S1のうち、仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の1列目信号端子121S1は、シフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。一方、2列目信号端子121S2及び3列目信号端子121S3は、いずれもシフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の4倍以下である。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。一方、3列目信号端子121S3に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と平行に配置されている。
【0132】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lに直接接続し、また、線上2列目信号端子121S2Lにシフト配線122を介して接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中右側の1列目信号端子121S1と図中左側の2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図52に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0133】
このような多層配線基板2301も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
その上、本実施形態23では、線上1列目信号端子121S1Lが信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)に直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。このため、線上1列目信号端子121S1Lを除いた信号端子121Sに導通する第1信号ビア導体123Sだけを移動させれば足りる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0134】
(実施形態24)
次いで、第24の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態24の多層配線基板2401は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図53にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図54に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0135】
図53に示すように、1列目信号端子121S1のうち、仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の1列目信号端子121S1は、シフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。一方、2列目信号端子121S2は、いずれもシフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の4倍以下である。他方、3列目信号端子121S3は、第1信号ビア導体123Sに直接接続している。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。
【0136】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lに直接接続し、また、線上2列目信号端子121S2Lにシフト配線122を介して接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中右側の1列目信号端子121S1と図中左側の2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図54に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0137】
このような多層配線基板2401も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
その上、本実施形態24では、線上1列目信号端子121S1Lが信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)に直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。さらに、3列目信号端子121S3が第1信号ビア導体123Sに直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。このため、線上1列目信号端子121S1L及び3列目信号端子121S3を除いた信号端子121Sに導通する第1信号ビア導体123Sだけを移動させれば足りる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0138】
(実施形態25)
次いで、第25の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態25の多層配線基板2501は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図55にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図56に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0139】
図55に示すように、1列目信号端子121S1のうち、仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の1列目信号端子121S1は、シフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。一方、2列目信号端子121S2及び3列目信号端子121S3は、いずれもシフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の4倍以下である。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。一方、3列目信号端子121S3に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列に平行に配置されている。
【0140】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lに直接接続し、線上2列目信号端子121S2Lにシフト配線122を介して接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中左側の1列目信号端子121S1と2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図56に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0141】
このような多層配線基板2501も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
その上、本実施形態25では、線上1列目信号端子121S1Lが信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)に直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。このため、線上1列目信号端子121S1Lを除いた信号端子121Sに導通する第1信号ビア導体123Sだけを移動させれば足りる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0142】
(実施形態26)
次いで、第26の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態26の多層配線基板2601は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図57にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図58に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0143】
図57に示すように、1列目信号端子121S1のうち、仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の1列目信号端子121S1は、シフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。一方、2列目信号端子121S2は、いずれもシフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の4倍以下である。他方、3列目信号端子121S3は、第1信号ビア導体123Sに直接接続している。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。
【0144】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lに直接接続し、また、線上2列目信号端子121S2Lにシフト配線122を介して接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中左側の1列目信号端子121S1と2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図58に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0145】
このような多層配線基板2601も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
その上、本実施形態26では、線上1列目信号端子121S1Lが信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)に直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。さらに、3列目信号端子121S3が第1信号ビア導体123Sに直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。このため、線上1列目信号端子121S1L及び3列目信号端子121S3を除いた信号端子121Sに導通する第1信号ビア導体123Sだけを移動させれば足りる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0146】
(実施形態27)
次いで、第27の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態27の多層配線基板2701は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図59にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図60に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0147】
図59に示すように、1列目信号端子121S1のうち、仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の1列目信号端子121S1は、シフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。一方、2列目信号端子121S2及び3列目信号端子121S3は、いずれもシフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の4倍以下である。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。一方、3列目信号端子121S3に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列に平行に配置されている。
【0148】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lに直接接続し、また、線上2列目信号端子121S2Lにシフト配線122を介して接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中右側の1列目信号端子121S1と図中左側の2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図60に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0149】
このような多層配線基板2701も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
その上、本実施形態27では、線上1列目信号端子121S1Lが信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)に直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。このため、線上1列目信号端子121S1を除いた信号端子121Sに導通する第1信号ビア導体123Sだけを移動させれば足りる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0150】
(実施形態28)
次いで、第28の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態28の多層配線基板2801は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図61にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図62に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0151】
図61に示すように、1列目信号端子121S1のうち、仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の1列目信号端子121S1は、シフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。一方、2列目信号端子121S2は、いずれもシフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の4倍以下である。他方、3列目信号端子121S3は、第1信号ビア導体123Sに直接接続している。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。
【0152】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lに直接接続し、また、線上2列目信号端子121S2Lにシフト配線122を介して接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中右側の1列目信号端子121S1と図中左側の2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図62に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0153】
このような多層配線基板2801も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
その上、本実施形態28では、線上1列目信号端子121S1Lが信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)に直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。さらに、3列目信号端子121S3が第1信号ビア導体123Sに直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。このため、線上1列目信号端子121S1L及び3列目信号端子121S3を除いた信号端子121Sに導通する第1信号ビア導体123Sだけを移動させれば足りる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0154】
(実施形態29)
次いで、第29の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態29の多層配線基板2901は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図63にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図64に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0155】
図63に示すように、1列目信号端子121S1のうち、仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の1列目信号端子121S1は、シフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。一方、2列目信号端子121S2及び3列目信号端子121S3は、いずれもシフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の4倍以下である。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。一方、3列目信号端子121S3に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列に平行に配置されている。
【0156】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lに直接接続し、線上2列目信号端子121S2Lにシフト配線122を介して接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中左側の1列目信号端子121S1と2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図64に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0157】
このような多層配線基板2901も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
その上、本実施形態29では、線上1列目信号端子121S1Lが信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)に直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。このため、線上1列目信号端子121S1Lを除いた信号端子121Sに導通する第1信号ビア導体123Sだけを移動させれば足りる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0158】
(実施形態30)
次いで、第30の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態30の多層配線基板3001は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図65にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図66に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0159】
図65に示すように、1列目信号端子121S1のうち、仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の1列目信号端子121S1は、シフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。一方、2列目信号端子121S2は、いずれもシフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の4倍以下である。他方、3列目信号端子121S3は、第1信号ビア導体123Sに直接接続している。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。
【0160】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lに直接接続し、また、線上2列目信号端子121S2Lにシフト配線122を介して接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中左側の1列目信号端子121S1と2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図66に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0161】
このような多層配線基板3001も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
その上、本実施形態30では、線上1列目信号端子121S1Lが信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)に直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。さらに、3列目信号端子121S3も第1信号ビア導体123Sに直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。このため、線上1列目信号端子121S1及び3列目信号端子121S3を除いた信号端子121Sに導通する第1信号ビア導体123Sだけを移動させれば足りる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0162】
(実施形態31)
次いで、第31の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態31の多層配線基板3101は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図67にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図68に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0163】
図67に示すように、1列目信号端子121S1のうち、仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の1列目信号端子121S1は、シフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。一方、2列目信号端子121S2及び3列目信号端子121S3は、いずれもシフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の5倍以下である。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。一方、3列目信号端子121S3に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と平行に配置されている。
【0164】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lに直接接続し、また、線上2列目信号端子121S2Lにシフト配線122を介して接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中左側の1列目信号端子121S1と2列目信号端子121S2)に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図68に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0165】
このような多層配線基板3101も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
その上、本実施形態31では、線上1列目信号端子121S1Lが信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)に直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。このため、線上1列目信号端子121S1を除いた信号端子121Sに導通する第1信号ビア導体123Sだけを移動させれば足りる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0166】
(実施形態32)
次いで、第32の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態32の多層配線基板3201は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図69にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図70に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0167】
図69に示すように、1列目信号端子121S1のうち、仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の1列目信号端子121S1は、シフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。一方、2列目信号端子121S2は、いずれもシフト配線122を介して、第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の5倍以下である。他方、3列目信号端子121S3は、いずれも第1信号ビア導体123Sに直接接続している。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。一方、3列目信号端子121S3に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と平行に配置されている。
【0168】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lに直接接続し、また、線上2列目信号端子121S2Lにシフト配線122を介して接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中左側の1列目信号端子121S1と図中左側の2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図70に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0169】
このような多層配線基板3201も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
その上、本実施形態32では、線上1列目信号端子121S1Lが信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)に直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。さらに、3列目信号端子121S3も第1信号ビア導体123Sに直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。このため、線上1列目信号端子121S1L及び3列目信号端子121S3を除いた信号端子121Sに導通する第1信号ビア導体123Sだけを移動させれば足りる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0170】
(実施形態33)
次いで、第33の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態33の多層配線基板3301は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図71にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図72に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0171】
図71に示すように、1列目信号端子121S1のうち、仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の1列目信号端子121S1は、シフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。同様に、2列目信号端子121S2のうち、仮想直線KT上に位置する線上2列目信号端子121S2Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の2列目信号端子121S2は、シフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。一方、3列目信号端子121S3は、いずれもシフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の4倍以下である。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。一方、3列目信号端子121S3に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と平行に配置されている。
【0172】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1L及び線上2列目信号端子121S2Lに、直接接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中右側の1列目信号端子121S1と図中左側の2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。また、シフト方法が異なることによって、図72に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0173】
このような多層配線基板3301も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
その上、本実施形態33では、線上1列目信号端子121S1Lが信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)に直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。さらに、線上2列目信号端子121S2Lも第1ビア導体123Sに直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sもシフト配線122により移動させる必要がない。このため、線上1列目信号端子121S1L及び線上2列目信号端子121S2Lを除いた信号端子121Sに導通する第1信号ビア導体123Sだけを移動させれば足りる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0174】
(実施形態34)
次いで、第34の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態34の多層配線基板3401は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図73にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図74に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0175】
図73に示すように、1列目信号端子121S1のうち、仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の1列目信号端子121S1は、シフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。また、2列目信号端子121S2のうち、仮想直線KT上に位置する線上2列目信号端子121S2Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の2列目信号端子121S2はシフト配線122を介して、第1信号ビア導体123Sに接続している。一方、3列目信号端子121S3は、いずれも第1信号ビア導体123Sに直接接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の4倍以下である。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。
【0176】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1L及び線上2列目信号端子121S2Lに直接接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中右側の1列目信号端子121S1と図中左側の2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図74に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0177】
このような多層配線基板3401も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
その上、本実施形態34では、線上1列目信号端子121S1Lが信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)に直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。さらに、線上2列目信号端子121S2Lも第1信号ビア導体123Sに直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sもシフト配線122により移動させる必要がない。また、3列目信号端子121S3も第1信号ビア導体123Sに直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sもシフト配線122により移動させる必要がない。このため、線上1列目信号端子121S1L、線上2列目信号端子121S2L及び3列目信号端子121S3を除いた信号端子121Sに導通する第1信号ビア導体123Sだけを移動させれば足りる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0178】
(実施形態35)
次いで、第35の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態35の多層配線基板3501は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図75にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図76に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0179】
図75に示すように、1列目信号端子121S1のうち、仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の1列目信号端子121S1は、シフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。また、2列目信号端子121S2のうち、仮想直線KT上に位置する線上2列目信号端子121S2Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の2列目信号端子121S2は、シフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。一方、3列目信号端子121S3は、いずれもシフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の3倍以下である。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。一方、3列目信号端子121S3は、上記3列と平行に配置されている。
【0180】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1L及び線上2列目信号端子121S2Lに、直接接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中右側の1列目信号端子121S1と図中左側の2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。また、シフト方法が異なることによって、図76に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0181】
このような多層配線基板3501も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
その上、本実施形態35では、線上1列目信号端子121S1Lが信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)に直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。さらに、線上2列目信号端子121S2Lも第1信号ビア導体123Sに直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sもシフト配線122により移動させる必要がない。このため、線上1列目信号端子121S1L及び線上2列目信号端子121S2Lを除いた信号端子121Sに導通する第1信号ビア導体123Sだけを移動させれば足りる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0182】
(実施形態36)
次いで、第36の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態36の多層配線基板3601は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図77にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図78に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0183】
図77に示すように、1列目信号端子121S1のうち、仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の1列目信号端子121S1は、シフト配線122を介して第1信号ビア導体123Sに接続している。また、2列目信号端子121S2のうち、仮想直線KT上に位置する線上2列目信号端子121S2Lは、第1信号ビア導体123Sに直接接続し、その他の2列目信号端子121S2はシフト配線122を介して、第1信号ビア導体123Sに接続している。一方、3列目信号端子121S3は、いずれも第1信号ビア導体123Sに直接接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の3倍以下である。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。
【0184】
一の仮想直線KTに着目すると、この上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち、2個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KT上に位置する線上1列目信号端子121S1L及び線上2列目信号端子121S2Lに、直接接続している。また、残り2個の第1信号ビア導体123Sは、これらの端子121S1L,121S2Lと隣り合う全部で4個の1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2のうちから選択した2個の信号端子121S、具体的には、仮想直線KTよりも図中右側の1列目信号端子121S1と図中左側の2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。また、シフト方法が異なることによって、図78に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0185】
このような多層配線基板3601も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
その上、本実施形態36では、線上1列目信号端子121S1Lが信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)に直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sをシフト配線122により移動させる必要がない。さらに、線上2列目信号端子121S2Lも第1信号ビア導体123Sに直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sもシフト配線122により移動させる必要がない。また、3列目信号端子121S3も第1信号ビア導体123Sに直接接続しているので、これらの第1信号ビア導体123Sもシフト配線122により移動させる必要がない。このため、線上1列目信号端子121S1L、線上2列目信号端子121S2L及び3列目信号端子121S3を除いた信号端子121Sに導通する第1信号ビア導体123Sだけを移動させれば足りる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0186】
(実施形態37)
次いで、第37の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態37の多層配線基板3701は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図79にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図80に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0187】
図79に示すように、1列目信号端子121S1、2列目信号端子121S2及び3列目信号端子121S3は、いずれもシフト配線122を介して、第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の6倍以下である。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約400μmの間隔をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に4個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121Sの間(真中)を通っている。一方、3列目信号端子121S3に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と平行に配置されている。
【0188】
一の仮想直線KTに着目すると、仮想直線KT上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sは、この仮想直線KTの両側に最も近接して位置する2個の1列目信号端子121S1と2個の2列目信号端子121S2に、シフト配線122を介して接続している。
また、シフト方法が異なることによって、図80に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0189】
このような多層配線基板3701も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。
一方、本実施形態37では、仮想直線KTは、いずれも信号端子121Sの間を通る。そして、この仮想直線KT上に配置された4個の信号ビア導体(第1信号ビア導体123S)のうち2個は、この仮想直線KT上の両側に最も近接して位置する2個の1列目信号端子と、シフト配線122を介して接続している。従って、これら2個の第1信号ビア導体123Sは、これらに導通する信号端子121Sから近い位置にある。また、この仮想直線KT上に配置された4個の第1信号ビア導体123Sのうち残り2個は、この仮想直線KT上の両側に最も近接して位置する2個の2列目信号端子121S2と、シフト配線122を介して接続している。従って、これら2個の第1信号ビア導体123Sも、これらに導通する信号端子121Sから近い位置にある。つまり、本実施形態36では、第1信号ビア導体123Sの位置を僅かに移動させるだけで、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、一挙に外周側に引き出すことができる。
なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0190】
(実施形態38)
次いで、第38の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態38の多層配線基板3801は、シフト配線122によるシフト方法が上記実施形態1と異なる。図81にシフト配線122等の一部を模式的に示した説明図を示す。また、図82に引き出し配線133等の一部を模式的に示した説明図を示す。
【0191】
図81に示すように、1列目信号端子121S1、2列目信号端子121S2及び3列目信号端子121S3は、いずれもシフト配線122を介して、第1信号ビア導体123Sに接続している。シフト配線122の長さは、いずれも端子121のなす格子間隔の10倍以下である。
1列目信号端子121S1及び2列目信号端子121S2に導通する第1信号ビア導体123Sは、上記3列と直交し約600μmの間隔(端子121の格子間隔の3倍の間隔)をあけて並ぶ多数の仮想直線KT上に6個ずつ配置されている。これらの仮想直線KTは、いずれも信号端子121S上を通っている。
また、シフト方法が異なることによって、図82に示すように、引き出し配線133の長さや形状が上記実施形態1と異なっている。
【0192】
このような多層配線基板3801も、上記実施形態1と同様に、外周側の3列に配置された信号端子121Sから延びる信号配線を、2層以上に分けることなく、一挙に外周側に引き出すことができる。なお、その他、上記実施形態1と同様な部分は同様な効果を奏する。
【0193】
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上記各実施形態1〜38に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、上記各実施形態1〜38では、4層の絶縁層を有する多層配線基板を示したが、これよりも少ない層数の絶縁層、あるいは、多い層数の絶縁層を有する多層配線基板に本発明を適用することもできる。また、1または複数層からなるコア基板を有する多層配線基板にも本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る多層配線基板の簡略化した縦断面図である。
【図2】実施形態1に係る多層配線基板の基板主面側から見た平面図のうち、略格子状に並んだ端子の外周近傍の領域を示す部分拡大平面図である。
【図3】実施形態1に係る多層配線基板について、図1におけるA−A横断面のうち、図2に対応した領域を示す部分拡大横断面図である。
【図4】実施形態1に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図5】実施形態1に係る多層配線基板について、図1におけるB−B横断面のうち、図2に対応した領域を示す部分拡大横断面図である。
【図6】実施形態1に係る多層配線基板について、図1におけるC−C横断面のうち、図2に対応した領域を示す部分拡大横断面図である。
【図7】実施形態1に係る多層配線基板について、図1におけるD−D横断面のうち、図2に対応した領域を示す部分拡大横断面図である。
【図8】実施形態1に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図9】実施形態2に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図10】実施形態2に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図11】実施形態3に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図12】実施形態3に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図13】実施形態4に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図14】実施形態4に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図15】実施形態5に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図16】実施形態5に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図17】実施形態6に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図18】実施形態6に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図19】実施形態7に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図20】実施形態7に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図21】実施形態8に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図22】実施形態8に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図23】実施形態9に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図24】実施形態9に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図25】実施形態10に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図26】実施形態10に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図27】実施形態11に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図28】実施形態11に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図29】実施形態12に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図30】実施形態12に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図31】実施形態13に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図32】実施形態13に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図33】実施形態14に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図34】実施形態14に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図35】実施形態15に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図36】実施形態15に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図37】実施形態16に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図38】実施形態16に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図39】実施形態17に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図40】実施形態17に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図41】実施形態18に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図42】実施形態18に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図43】実施形態19に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図44】実施形態19に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図45】実施形態20に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図46】実施形態20に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図47】実施形態21に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図48】実施形態21に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図49】実施形態22に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図50】実施形態22に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図51】実施形態23に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図52】実施形態23に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図53】実施形態24に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図54】実施形態24に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図55】実施形態25に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図56】実施形態25に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図57】実施形態26に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図58】実施形態26に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図59】実施形態27に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図60】実施形態27に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図61】実施形態28に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図62】実施形態28に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図63】実施形態29に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図64】実施形態29に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図65】実施形態30に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図66】実施形態30に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図67】実施形態31に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図68】実施形態31に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図69】実施形態32に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図70】実施形態32に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図71】実施形態33に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図72】実施形態33に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図73】実施形態34に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図74】実施形態34に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図75】実施形態35に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図76】実施形態35に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図77】実施形態36に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図78】実施形態36に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図79】実施形態37に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図80】実施形態37に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図81】実施形態38に係る多層配線基板について、一部のシフト配線等を模式的に示した説明図である。
【図82】実施形態38に係る多層配線基板について、一部の引き出し配線等を模式的に示した説明図である。
【図83】従来技術に係る多層配線基板の簡略化した縦断面図である。
【図84】従来技術に係る多層配線基板の基板主面側から見た平面図のうち、略格子状に並んだ端子の外周近傍の領域を示す部分拡大平面図である。
【図85】従来技術に係る多層配線基板について、図83におけるA−A横断面のうち、図84に対応した領域を示す部分拡大横断面図である。
【符号の説明】
101 多層配線基板
102 基板主面
103 基板裏面
111 第1絶縁層
112 第2絶縁層
113 第3絶縁層
114 第4絶縁層
121 端子
121S 信号端子
121S1 1列目信号端子
121S1L 線上1列目信号端子
121S2 2列目信号端子
121S2L 線上2列目信号端子
121S3 3列目信号端子
122 シフト配線
123S 第1信号ビア導体
127S 第2信号ビア導体
131S 第3信号ビア導体
133 引き出し配線
IC ICチップ
KT 仮想直線

Claims (9)

  1. フリップチップ型のICチップを搭載する基板主面と、基板裏面とを有し、複数の絶縁層を備える多層配線基板であって、
    上記絶縁層の主面側最表面に略格子状に配置され、上記ICチップのIC端子に接続される多数の端子であって、外周側の3列に配置され信号を伝送する複数の信号端子を含む端子と、
    上記絶縁層のうち少なくとも主面側の一層を貫通し、3列に配置された上記信号端子に1対1で対応して直接または間接的に接続する複数の信号ビア導体と、
    上記絶縁層の主面側最表面に形成され、上記信号端子とこれに間接的に接続する上記信号ビア導体とを結ぶ複数のシフト配線と、
    上記絶縁層の層間または裏面側最表面に形成され、上記信号ビア導体に1対1で対応して接続し、外周側に向かって延びる複数の引き出し配線と、
    を備える多層配線基板。
  2. フリップチップ型のICチップを搭載する基板主面と、基板裏面とを有し、複数の絶縁層を備える多層配線基板であって、
    上記絶縁層の主面側最表面に略格子状に配置され、上記ICチップのIC端子に接続される多数の端子であって、
    最外周から数えて1列目に配置され信号を伝送する複数の1列目信号端子、
    最外周から数えて2列目に配置され信号を伝送する複数の2列目信号端子、及び、
    最外周から数えて3列目に配置され信号を伝送する複数の3列目信号端子、
    を含む端子と、
    上記絶縁層のうち少なくとも主面側の一層を貫通し、3列に配置された上記信号端子に1対1で対応して直接または間接的に接続する複数の信号ビア導体であって、上記1列目信号端子及び2列目信号端子に導通する信号ビア導体は、上記3列と直交し所定間隔をあけて並ぶ複数の仮想直線上に2n(nは2以上の自然数)個ずつ配置されている信号ビア導体と、
    上記絶縁層の主面側最表面に形成され、上記信号端子とこれに間接的に接続する上記信号ビア導体とを結ぶ複数のシフト配線と、
    上記絶縁層の層間または裏面側最表面に形成され、上記信号ビア導体に1対1で対応して接続し、外周側に向かって延びる複数の引き出し配線と、
    を備える多層配線基板。
  3. 請求項2に記載の多層配線基板であって、
    前記シフト配線の長さは、いずれも前記端子のなす格子間隔の7倍以下である多層配線基板。
  4. 請求項2または請求項3に記載の多層配線基板であって、
    前記3列目信号端子は、前記信号ビア導体に直接接続する
    多層配線基板。
  5. 請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の多層配線基板であって、
    前記nは2である
    多層配線基板。
  6. 請求項5に記載の多層配線基板であって、
    前記複数の仮想直線は、いずれも前記信号端子上を通り、
    一の上記仮想直線上に配置された4個の前記信号ビア導体のうち、
    2個の信号ビア導体は、前記1列目信号端子及び2列目信号端子のうち、この仮想直線上に位置する線上1列目信号端子及び線上2列目信号端子に導通し、
    残り2個の信号ビア導体は、これら線上1列目信号端子及び線上2列目信号端子と隣り合う全部で4個の上記1列目信号端子及び2列目信号端子のうちから選択した2個の信号端子に、前記シフト配線を介して接続する
    多層配線基板。
  7. 請求項6に記載の多層配線基板であって、
    前記線上1列目信号端子は、前記信号ビア導体に直接接続する
    多層配線基板。
  8. 請求項7に記載の多層配線基板であって、
    前記線上2列目信号端子も、前記信号ビア導体に直接接続する
    多層配線基板。
  9. 請求項5に記載の多層配線基板であって、
    前記複数の仮想直線は、いずれも前記信号端子の間を通り、
    一の上記仮想直線上に配置された4個の前記信号ビア導体は、この仮想直線の両側に最も近接して位置する2個の前記1列目信号端子と2個の前記2列目信号端子とに、前記シフト配線を介して接続する
    多層配線基板。
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