JP6924214B2 - コアドリルビット - Google Patents

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Description

本発明は、ダイヤモンドチップなどを利用した切削具であるコアドリルビットに関するものであり、更に具体的には、円筒内に発生するコンクリートコア等の取り出し改善に関するものである。
従来のコアドリルビットとしては、例えば下記特許文献1に示すものがあり、円筒は、ヒューム管などの切削対象に開ける穴に対応する径となっており、切削用のダイヤモンドチップが取り付けられている。ダイヤモンドチップは、ダイヤモンドを含む金属粉末の燒結体で、前記円筒の開口側の周縁に所定の間隔で複数取り付けられている。具体的には、まず、開口周縁に、所定の間隔でろう材を盛り付けるとともに、このろう材上にダイヤモンドチップを置く。そして、加熱することで、ろう材を溶かし、ダイヤモンドチップをろう付け接合する。
実用新案登録第3068416号公報
図4(A)には、切削時の様子が示されており、円筒10が回転することで、ダイヤモンドチップ12によってヒューム管20が切削される。この場合において、切削作業を繰り返し行うと、同図(B)に示すように、ダイヤモンドチップ12の先端が摩耗し、角が取れて丸くなる。すると、切削された円柱状のコア22の表面側の外径が円筒10の内径よりも大きくなり、これが何らかの原因で円筒10の中に入ってしまうことがある。すると、同図(C)に示すような状態となり、コア22が円筒10内に引っ掛かって取れなくなってしまう。
本発明は、以上の点に着目したもので、切削された残材であるコアを円筒内から簡単に取り出すことができ、作業性の向上を図ることができるドリルビットを提供することを、その目的とする。
本発明は、対象物を切削するための複数の天場チップと、これらを取り付ける円筒体とを備えており、前記天場チップを、前記円筒体の円環先端面から突出するように所定の間隔で設けるとともに、前記円筒がその長手方向の回転軸を中心に回転することで、前記天場チップにより対象物を切削するコアドリルビットであって、前記円筒前記円環先端側の内側に、前記円筒体の後端方向に向けて、複数の内側チップを一定の間隔で設けるとともに、これら内側チップの先端側を、前記円筒体の前記円環先端面の位置としたことを特徴とする。主要な形態の一つによれば、前記円筒の前記回転軸に直交する径方向において、前記内側チップの内側表面が、前記天場チップの内側表面よりも回転軸側であることを特徴とする。他の形態によれば、前記円筒の先端のうち、前記天場チップに挟まれた部位の内側に、前記内側チップをそれぞれ設けるか、もしくは、一定の間隔で設けたことを特徴とする。更に他の形態によれば、前記天場チップと内側チップとを、前記円筒に対してろう付けしたことを特徴とする。更に他の形態によれば、前記円筒の後端に、回転駆動手段との連結具が設けられていることを特徴とする。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
本発明によれば、天場チップの他に、円筒円環先端側の内側に、前記円筒体の後端方向に向けて、複数の内側チップを一定の間隔で設け、これら内側チップの先端側を、前記円筒体の前記円環先端面の位置としたので、切削後のコアが円筒内に入り込んで引っ掛かることがなく、円筒内に残ったコアを簡単に取り出すことができ、作業性の向上を図ることができる。
本発明の一実施例を示し、(A)は主要部を示す斜視図であり、(B)は全体の断面図である。 前記実施例による切削時の様子を示す図である。 本発明の他の実施例の主要部を示す図である。 従来のコアドリルビットによる切削時の様子を示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。
図1には、本発明の実施例1のコアドリルビットが示されている。同図(A)には主要部が示されており、同図(B)には回転軸方向に沿った断面が示されている。これらの図において、コアドリルビット100の円筒(円筒体)102の円環先端には、ダイヤモンドチップ110が適宜の間隔で取り付けられている。ダイヤモンドチップ110は、例えば上述した背景技術と同様のろう付けなどの方法で、円筒102の先端に取り付けられる。この円筒先端のダイヤモンドチップ110を、後述する内側チップと区別するため、以下「天場チップ」という。
円筒102の後端には、連結部120が設けられている。連結部120は、円筒102の後端側の拡径部122と、この拡径部122内に挿入される駆動軸124と、これら拡径部122及び駆動軸124を貫通する連結ピン126によって構成されている。駆動軸124は、図示しないモーターなどの動力手段によって回転駆動されるようになっている。駆動軸124が回転すると、連結ピン126を介して円筒102が回転するようになっている。本例では、拡径部122となっているが、切削する孔の径や駆動軸124の径によっては縮径部となる。このような連結部120の構造としては各種のものが公知である。
ところで、本実施例では、円筒102の先端側の内側に、内側チップ130が設けられている。内側チップ130は、上述した天場チップ110と同様に、ダイヤモンドを含む金属粉末の燒結体によって、曲面かつ薄板状に形成されており、ろう付けなどの方法で、円筒102の内側に設けられている。なお、曲面の程度は円筒102の内径に沿った形状であり、その程度はわずかである。内側チップ130は、図示の例では、天場チップ110の間に、円筒102の先端位置から下方に向けて内側チップ130が設けられており、天場チップ110の間隔と内側チップ130の幅寸法がほぼ一致している。このように、天場チップ110と内側チップ130とが交互に配置された構成となっている。また、図1(B)に示すように、内側チップ130の内側表面130Sは、天場チップ110の内側面110Sよりも、円筒102の径方向に高くなっている。別言すれば、すなわち、円筒102の内側空間を径方向に見たとき、天場チップ110間の距離よりも、内側チップ130間の距離のほうが小さくなっている。
次に、図2を参照しながら、本実施例の作用を説明する。上述した背景技術と同様に、ヒューム管20に貫通孔を形成する場合、ヒューム管20の削孔部位にコアドリルビット100の先端を当て、モーターなどにより回転駆動する。すると、天場チップ110によって、図2(A)に示すように切削が行われる。切削が進んで天場チップ110がヒューム管20を貫通すると、同図(B)に示すようになる。本実施例においても、図4(B)に示したように、摩耗により天場チップ110の先端の角が取れて丸くなっていると、切削された円柱状のコア22の表面側の径が円筒102の内径よりも大きくなる(22H参照)。上述した従来技術であれば、大径部22Hが円筒102内に入り込むと、円筒内で引っかかって、取れなくなってしまう。
しかし、本実施例では、コア22の側面が、内側チップ130で切削されるようになり、コア22の径が上述した背景技術よりも小さくなる。このため、コア22が円筒102内に入り込もうとしても、内側チップ130に引っ掛かるようになり、コア22が円筒102内に入り込むことがない。
以上のように、本実施例によれば、コアドリルビット100に、天場チップ110の他に、円筒102の内側に内側チップ130を設けることとしたので、切削後のコア22が円筒102内に入り込んで引っ掛かることがなく、円筒102内のコア22を簡単に取り出すことができ、作業性が向上する。
次に、図3を参照しながら、本発明の実施例2について説明する。上述した実施例では、図1(A)に示したように、天場チップ110の間隔と内側チップ130の幅とが一致しているが、図3(A)の内側チップ132は、天場チップ110の間隔よりも、その幅が狭くなっている。前記実施例では、天場チップ110の間に内側チップ130を設けたが、図3(B)の例では、天場チップ110の2つに一つの割合で内側チップ132を設けている。これらの例に示すように、切削後のコア22が円筒102内に入り込んで引っ掛かることがないようにできれば、内側チップ130の数,形状,配置は適宜変更してよい。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えることができる。例えば、以下のものも含まれる。
(1)前記実施例で示した形状,寸法は一例であり、必要に応じて適宜変更してよい。天場チップや内側チップの取付個数や間隔も、必要に応じて適宜設定してよい。
(2)前記実施例で示した天場チップや内側チップとしては、ダイヤモンドチップが一般的であるが、鉄筋コンクリート等の切削加工に用いられるチップとして公知の各種のものを使用することができる。
(3)前記実施例では、鉄筋コンクリートを削孔する場合を例に挙げて説明したが、本発明のコアドリルビットは、各種の切削に適用可能である。
本発明によれば、天場チップの他に、円筒円環先端側の内側に、前記円筒体の後端方向に向けて、複数の内側チップを一定の間隔で設け、これら内側チップの先端側を、前記円筒体の前記円環先端面の位置としたので、切削後のコアが円筒内に入り込んで引っ掛かることがなく、円筒内に残ったコアを簡単に取り出すことができ、作業性の向上を図ることができ、ヒューム管の削孔などに好適である。

10:円筒
12:ダイヤモンドチップ
20:ヒューム管
22:コア
100:コアドリルビット
102:円筒
110:天場チップ(ダイヤモンドチップ)
110S:内側面
120:連結部
122:拡径部
124:駆動軸
126:連結ピン
130:内側チップ
130S:内側表面
132:内側チップ

Claims (5)

  1. 対象物を切削するための複数の天場チップと、これらを取り付ける円筒体とを備えており、前記天場チップを、前記円筒体の円環先端面から突出するように所定の間隔で設けるとともに、前記円筒がその長手方向の回転軸を中心に回転することで、前記天場チップにより対象物を切削するコアドリルビットであって、
    前記円筒前記円環先端側の内側に、前記円筒体の後端方向に向けて、複数の内側チップを一定の間隔で設けるとともに、
    これら内側チップの先端側を、前記円筒体の前記円環先端面の位置とした、
    ことを特徴とするコアドリルビット。
  2. 前記円筒の前記回転軸に直交する径方向において、前記内側チップの内側表面が、前記天場チップの内側表面よりも回転軸側であることを特徴とする請求項1記載のコアドリルビット。
  3. 前記円筒の先端のうち、前記天場チップに挟まれた部位の内側に、前記内側チップをそれぞれ設けるか、もしくは、一定の間隔で設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のコアドリルビット。
  4. 前記天場チップと内側チップとを、前記円筒に対してろう付けしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のコアドリルビット。
  5. 前記円筒の後端に、回転駆動手段との連結具が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のコアドリルビット。
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