JP4660836B2 - コアドリル - Google Patents

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Description

本発明は、コンクリートや岩盤に円溝を切削するためのコアドリルに関しており、更に詳しくは、コンクリートや岩盤に円筒管を埋込み、固定するための円溝を切削するためのコアドリルに関している。
一般に、コンクリート構造物や岩盤の穿孔工事には、円筒状の台金の先端部周縁面にダイヤモンド砥粒をボンド等に混入し焼結した、所謂、ダイヤモンドチップの刃先を溶接し、他端部には、ねじやチャック等で駆動部に接合する部分を有するコアドリルが用いられてきた。又、切削時には、刃先の高温や切削性を良好に維持するため、更に切粉の排出のため、冷却として、コアドリルの上部より水が供給されていた。上記の従来のコアドリルは孔をあけるための工具であり、穿孔速度の関係から切削抵抗の低い薄い刃巾のダイヤモンドチップが用いられてきた。しかし、本発明の目的とする円筒状のパイプあるいは類するものを円溝に挿入し、接着剤あるいはモルタルで固定するには、溝巾が狭く問題があった。刃巾の広いダイヤモンドチップを用いると刃巾の中央部分には冷却水が十分に行かないため目詰まりを起こし、刃先は高温となり破損する原因となった。
この改善策として、刃先の目詰まりを解消し、目詰まりを無くすためドレッシングを切削中の刃先に供給することが行われたが、ドレッシングによりダイヤモンド砥粒の目は出て、目詰まりは無くなるが、今度は磨耗が早くなり、又、ドレッシングを供給するための装置も必要なため問題があった。又、刃巾の中央に溝を設ける案もあったが、溝に冷却水がまわりにくく、溝が無くなると、前記した目詰まりが発生し問題となった。更に又、刃先巾を広くすると切粉の発生も多くなり、従来の切粉の排出方法では不十分で、切粉により排出口がふさがれるという問題もあった。
実開昭62−68764(実公平4−37719) 特開平5−138646 特開平7−266329(特許2593409) 特開平8−303171 特開平11−42634(特許3473012) 特開2001−36124 特開2002−36124 特開2001−317251 特開2002−327542 特開2003−49546 特開2004−49547
特許文献1に記載の発明(考案)はパイプ体1の端部2に沿って、複数個の研粒セグメントAとブロンズセグメントBとをほぼ密接状で交互に・・・・・なるように溶接したと構造が開示され、又、従来技術として、パイプ体12の端部には複数の研粒セグメントA2が、間隔を設けてなる構造が開示されている。この発明では、研粒セグメントAとブロンズセグメントBが密接状で交互に溶接されているので、研粒セグメントAへの冷却が悪く、又、切削された切粉がパイプ体1内にも入り、冷却用の通孔より排出することになるので、排出が悪くなる問題があった。又、従来技術として図2が記載されているが、巾広の溝を加工するには研粒セグメントA2の巾を大きくする必要があるが、研粒セグメントA2の巾を大きくすると研粒セグメントA2の中央部には冷却が更に悪くなり、又、冷却方法の開示がされていないが、冷却として水を用いても、水が十分にとどかないため目詰まり等をおこし、切削性が極端に低下し問題があった。
特許文献2に記載の発明は、管状ボディ3の先端にダイヤモンド砥粒と金属粉末とを焼付した複数個の成形体2(いわゆるダイヤモンドチップ)をボディ3の周方向中心線に対し、一つおきに交互に出し入れした状態に配列することにより切削粉の排出が容易となり、ダイヤモンド砥粒の目詰まりを防止し、又、内側及び外側配置の成形体2Bおよび1Bの先端の内側および外側が磨耗し、先が鋭角となり切削砥粒が小さくなり、成形体を極度に薄肉化したのと同じ切削特性が得られ、連続した穿孔作業時に食いつき性が良くなり、次の作業が容易になると記載されている。この発明を用いると、溝巾が大きい円溝ができそうであるが、しかし、ボディ3の周方向中心に対し、一つおきに交互に出し入れした成形体2のオーバーラップ切削面が、周方向の内外に出た部分より多くなり、この周方向の内外に出た部分は非常に早く磨耗すること、又、均一な径の円溝を加工するには問題があった。
特許文献3に記載の発明は円筒体内の空洞部と、上下に二分割させることにより円筒体内の空洞部への給水をダイヤモンドチップ刃に分散供給させ、石材の切削によるダイヤモンドチップ刃の発熱の冷却効果、くずの狭着及び付着の防止効率、切削くずの排除効率を向上させ、又、円筒体内の下部空洞部を複重円筒体から仕切り壁を介して複分割させることにより、石材から円柱及び円筒を型抜きすることを目的とすることが開示されている。上記の構造で仕切壁(22)を1つにして、つまり二重円筒体にすると溝巾の大きい円溝は加工できそうであるが、コンクリートの組成は、石材の均一と異なり、骨材がバラバラの位置でコンクリート中にあるので、円筒体の刃先は、骨材に当ると抵抗の少ない方へ、筒自体が移動し、骨材の切削が終わると、又、元の位置に戻るため、この時筒体の干渉が発生し、筒自体が破損する問題があった。一般にコンクリートを穿孔するコアドリルの穿孔は、コアの断面は円で一定でも、コア心は蛇行している。
特許文献4に記載の発明は、請求項8において、ドリルビットチューブ(1)の断面が環状周壁に沿った波形パターンを有する請求項1〜7のいずれかに記載のドリルビットチューブとして第4実施例で(2)12〜14に示されている。この中で短い穿孔部21がドリルビットチューブ1の中心軸から各々最大距離22及び最小距離23の位置において内周方向でオーバーラップしない位置にすれば、円溝の加工は可能と思えるが、この発明ではドリルチューブビット1の製作には、鋼板をロール型押し後長手方向にシーム溶接するか、又は、同型を利用した引抜き加工が必要と記載されている。従い、一定量の生産をすれば生産コストは下がるが、多品種少量生産には向いていない問題があった。従い、その現場のみの対応には数少ない使用が多く、コストが上がり問題があった。
特許文献5に記載の発明は、指示筒の円環状最端に、複数のダイヤモンドチップを所定間隔を置いて固定したダイヤモンドチップにおいて、全ての前記ダイヤモンドチップの配置内径を前記円環状先端の内径と、ほぼ等しくしたことを特徴とするダイヤモンドビットである。一般に、ダイヤモンドビットを円環状先端に配置したコアドリルは、ダイヤモンドビットの切削時の冷却と、冷却と同時にコンクリートの切削粉の排出が問題となる。特許文献5の発明は、ダイヤモンドチップへの冷却のための水は、支持筒の後端の駆動部への接続部の軸内に設けられた孔から供給し、支持筒1の外側面8へ切粉と共に排出するか穿孔した支持筒1の外側面8と穿孔孔部9の内側面9aとの間隙7から供給し、支持筒の内部から切粉を吸引するのいずれかであるが、切削を始めると、支持筒1の内部には支持筒1の内側面10と円柱状のコンクリート11の外側面11aとは接触状態で、間隙は殆ど存在しないため、コアドリルの内部から冷却水が供給されてもダイヤモンドビットへは給水されない。又、間隙7側から冷却水が供給されても、冷却水の排出口が無く、従い、切削が始まりしばらくすると、ダイヤモンドチップは冷却されず、高温となり、ダイヤモンドチップ中のダイヤモンド砥粒は、焼結したメタルボンドの中で破損し、目詰まりを起こし、切削能力は無くなるという大問題があった。従い、特許文献5の特許は、非常に浅い穿孔ならダイヤモンドチップは高温に上昇せず使用できるが、少し深い穿孔は困難である。
特許文献6に記載の発明は、特許文献5と同じように、チューブ1の一端の外周面に取付けたチップの冷却についてはまったく記載されていない。チップの冷却は一般的には水が多いが、手持ち式の円盤式でφ75〜φ150のカッターは、円盤の外周につけたチップは、モーターを強制空冷した後の風をチップに当て空冷し、又、被切削物を切断していない刃は空気中にあり、空冷されている。この特許文献6の記事の発明が成立するには、チップの冷却方法の開示が必要と思われる。又、切粉の排出口がチップより螺旋状の溝のみで連なっているのでは、螺旋状の入口に切粉がたまりやすく、排出が困難になる場合が多く問題があった。
特許文献7に記載の発明は、シャンク3の上端面5にセグメント9を固着し、このセグメントには、その上端面にシャンクと同心の円周方向に延びる溝15を形成している。この発明は、前記の溝9を設けることにより初期での被削物への食いつきおよび切れ味を良くして、安定した堀削切能力を維持することを目的としているが、次の問題がある。先ず、溝15を設けることにより、使いはじめは目詰まりがなく、切れ味は良いが、時間の経過によりセグメントが磨耗すると、溝15は浅くなり、冷却水は入りにくく、ついには溝が無くなり、目詰まりが発生し問題があった。
特許文献8、9、10に記載の発明は、同一出願人からされた発明で、既存する建物の耐震、制震補強工法の構造に関するものである。この発明の中で、特許文献8の接続コア4、特許文献9の接続コッター6、特許文献10の接続コッター9は円筒状のパイプ構造で、鉄骨建物の構造体である柱、梁、壁面等にコアドリルで穿孔して用いられているが、既存建物を使用しながら、耐震、制震補強工事を行うため、穿孔に騒音、振動、粉塵が発生し、早速な穿孔が求められていたが、従来のコアドリルでは、ダイヤモンドチップの刃巾が狭く、円溝加工には向いていないので問題があった。
本発明の課題は、コンクリート構造物や岩盤に円溝を作る作業において、従来から孔あけように用いてきたコアドリルを使用すると、コアドリルの刃先であるダイヤモンドチップの刃巾が不足し、刃巾を大きくすると刃先に目詰まりが発生し、又、切粉の排出等に問題が発生するので、従来のコアドリルの切削速度を有し、又、従来の刃巾の刃を用いて、大きな溝巾の円溝を切削することができるコアドリルを提供することである。
解決手段の第1は、円筒状の台金の先端部あるいは全長の外周及び内周を交互に切欠き、前記切欠きにより、台金の先端部あるいは全長の内周と外周に薄肉部と凹部を設け、前記薄肉部の周縁面にダイヤモンドチップを溶接したことを特徴とするものである。
解決手段の第2は、円筒状の台金の先端部あるいは全長の外周及び内周を交互に切欠き、前記切欠きにより、台金の先端部あるいは全長の内周と外周に薄肉部と凹部を設け、前記薄肉部の周縁面にダイヤモンドチップを溶接し、前記台金の先端部の内周あるいは外周に設けた凹部より、台金の後端部に向け螺旋状またはストレートな巾を有する溝を設けたことを特徴とするものである。
解決手段の第3は、前記解決手段の第1、第2において、切欠き形状は、平面又はテーパ面又は曲面であることを特徴とするものである。
解決手段の第4は、前記解決手段の第1から3において、台金の内周側の薄肉部に溶接されるダイヤモンドチップの外径は台金の外周側の薄肉部に溶接されるダイヤモンドチップの内径より小さいことを特徴とするものである。
解決手段の第5は、前記解決手段の第1から第4において、台金の内周側の薄肉部に溶接されるダイヤモンドチップの切削面と、台金の外周側の薄肉部に溶接されるダイヤモンドチップの切削面は、被切削物をオーバーラップして切削しないことを特徴とするものである。
解決手段の第6は、前記解決手段の第1から5において、台金の内周側に形成された薄肉部の周縁面に溶接されるダイヤモンドチップの内径は、台金の内周より小さく前記台金の内周に突き出し、かつ、台金の外周に形成された薄肉部の周縁面の溶接されるダイヤモンドチップの外径は、台金の外周に突き出していることを特徴とするものである。
解決手段の第7は、前記解決手段の第1から第5において台金の内周側に形成された薄肉部の周縁面に溶接されるダイヤモンドチップの内径は、台金の内周と面一であり、かつ、台金の外周側に形成された薄肉部の周縁面の溶接されるダイヤモンドチップの外径は、台金の外周に突き出していることを特徴とするものである。
解決手段の第8は、前記解決手段の第1から5において、台金の内周側に形成された薄肉部の周縁面に溶接されるダイヤモンドチップの内径は、台金の内周より小さく前記台金の内周に突き出し、かつ、台金の外周側に形成された薄肉部の周縁面の溶接されるダイヤモンドチップの外径は、台金の外周と面一でることを特徴とするものである。
解決手段の第9は、前記解決手段の第1から5において、台金の内周側に形成された薄肉部の周縁面に溶接されるダイヤモンドチップの内径は、台金の内周と面一であり、かつ、台金の外周に形成された薄肉部の周縁面の溶接されるダイヤモンドチップの外径は、台金の外周と面一でることを特徴とするものである。
本発明は、円筒状の台金の先端部あるいは全長の外周及び内周をオーバーラップしないように交互に切欠き、外周の切欠きにより内周側に薄肉部と凹部を形成し、又内周の切欠きにより外周側に薄肉部と凹部を形成し、前記した各薄肉部に従来から使用している刃巾を有する円弧状のダイヤモンドチップを溶接し、コンクリート等の被切削物を切削する時、台金の内周側と外周側に溶接したダイヤモンドチップの切削面はオーバーラップしないが、近接した構造としているので、内周側と外周側のダイヤモンドチップは、それぞれ別々の異なるコンクリート等の被切削面を切削し、あたかも、従来の台金の先端周縁に一列に並べてダイヤモンドチップを等間隔に溶接したコアドリルを、1台は本発明の内周側に相当する台金の周縁にダイヤモンドチップを溶接し、もう1台は、本発明の外周側に相当する台金の周縁にダイヤモンドチップを溶接し、前記各1台づつをを同時に使用したのと同じ切削効果を本発明では得ている。しかも、本発明の台金の内周側と外周側のダイヤモンドチップは、切削面がオーバーラップせず、近接することにより、切削後の円溝が1つの巾の広い円溝を得られる効果がある。この巾の広い円溝の切削は、次に説明するコアドリルへの給水と切粉の排出方法により解決している。
台金の先端部の内周側と外周側のダイヤモンドチップにより切削され排出される切粉は、前記の内周側と外周側のダイヤモンドチップによる切削と合せ、両ダイヤモンドチップのオーバーラップはしないが、近接している間隙分の切粉も排出されるので、多量の切粉が排出される。従い、ダイヤモンドチップの刃先への給水も、排出される切粉は、切粉の混じった泥水として排出するため、給水が抵抗少なくなく、スムーズに行われる必要がある。このため、台金の先端部の内周側には、給水がスムーズに、より多い水が流れるように切欠き凹部を設けている。更に、給水の効率を上げるため、切欠き凹部より台金の後端部に向け、螺旋状の溝や、ストレート巾の溝を設けていることも提案している。
次に切粉の混じった泥水の排出は、ダイヤモンドチップの溶接している付近が、初めの排出口となるが、この排出口が狭いと、ここに泥水がたまりやすいので、排出の抵抗を小さくして、排出がスムーズに行われないと、切削性が改善され、良くなっても、切削性の改善の効果は打ち消される結果となる。このため本発明では、台金の先端外周に切欠き凹部を等間隔設け、又、更に排出を良くするため、凹部より台金の後端部に向け、螺旋状の溝やストレート巾の溝を内周側に設けている。
実施例では、台金の先端あるいは全長の外周、内周の各形状の異なる切欠き凹部、又、台金、後端部に向けた異なる螺旋状やストレート巾の溝の組合せた例を示しているが、切欠きの組合せあるいは螺旋溝、ストレート巾の溝は目的に応じ、自由に組合せができる。以上の本発明の構造から、本発明のコアドリルを用いれば、巾の広い円溝が切削できるので、特許文献8〜10に開示された接続コッター用の円溝が容易に加工でき、又、コンクリート構造物においては、建物、土木で従来、円筒管の埋込みにコアドリルで穿孔し、孔をあけて、被切削物のコンクリートの円筒状のコアを取り出し、孔に固定に用いるモルタルや接着剤を入れ、固定する円筒管を挿入する場合と違い、本発明では、円溝なので、円筒管の仮固定もしやすく、固定に用いるモルタルや接着剤も少なくてすむ利点がある。特に円筒管を用いる道路のガードレールの支柱、高速道路の防音壁を取付ける支柱、海岸や高台の安全柵が使用する支柱など、幅広く使用できる。又、岩盤に対しても同じように使用できる。
本発明は、円溝を加工するためのコアドリルであり、以下の形態で目的を実現した。
円筒状の台金の先端部あるいは全長の外周及び内周を交互に切欠き、前記切欠きにより、台金の先端部あるいは全長の内周と外周に薄肉部と凹部を設け、前記薄肉部の周縁面にダイヤモンドチップを溶接し、又、円筒状の台金の先端部あるいは全長の外周及び内周を交互に切欠き、前記切欠きにより、台金の先端部あるいは全長の内周と外周に薄肉部と凹部を設け、前記薄肉部の周縁面にダイヤモンドチップを溶接し、前記台金の先端部の内周あるいは外周に設けた凹部より、台金の後端部に向け螺旋状またはストレートな巾を有する溝を設けたことである。
以下、本発明のコアドリルについて、実施する形態を各図に基づいて詳細に説明するが、各実施するための形態において、同じ構成は図が変わっても、同じ符号を付けて、説明し、異なる構成にのみ異なる符合をつけて説明する。又、同じ構成が幾つもある場合は見やすい代表的なところに符号を付け、他は省略している。
図1(a)、(b)、図2(a)、(b)は実施例1であって、図1(a)はコアドリル全体101の全体の斜視図であり、円筒状の台金5aの先端部の周縁6には、刃先であるダイヤモンドチップ2a、2cが溶接され、又、台金5aの先端部は切欠きにより薄肉部1a、1gおよび凹部3a、凹部3eが形成され、台金5aの後端部にはコアドリル101を回転させるための駆動部に接続するためのおねじMが設けられている。図1(b)は図1(a)の斜視図を左側からダイヤモンドチップの切削刃面を見た左側面図であり、図2(a)は、図1(b)のA−A断面図である。図2(b)は図1(b)の部分拡大図である。
図1(a)、(b)、図2(a)、(b)において、台金5aの先端部の外周及び内周を交互に切欠き、外周の切欠きにより台金5aの内周側には薄肉部1aを形成すると共に台金5aの外周側には凹部3aを形成し、又、前記内周の切欠きにより、台金5aの外周側に薄肉部1gと共に台金5aの内周側に凹部3eを形成している。薄肉部1a、1gの周縁面6にはダイヤモンドチップ2a、2cを溶接する。台金5aの先端部の外周及び内周の交互の切欠きは、台金5aの先端部にダイヤモンドチップを溶接する隣り合う周縁面が同一面として薄肉部に残るようにして行う。台金5aの内周側の薄肉部1aの先端周縁面と外周側の薄肉部1gの先端周縁面とは同一面の周縁面7の両側に形成されているので、前記薄肉部1aと薄肉部1gは同じ面で連続する構造となるので、十分な剛性を有している。
台金5aの先端部の内周側に形成される薄肉部1aの切欠き形状は、台金5aの外周面を台金5aと同心の曲面で切欠き、曲面4aを形成している。従い、形成される薄肉部1aの外周面は台金5aと同心なので、薄肉部1aの肉厚は同じ厚さとなる。切欠きされた曲面4aの円周方向の両端部9a、9a及び後端部9c、9cは、切欠きによる強度低下の軽減及び被切削物の切削時の切粉の排出を良好にするためアール形状で、径の大きい台金5aの外周面につなげている。本実施例では、切欠き形状の曲面4aは台金5aと同心としているが、コアドリル101の回転方向とは逆方向に角度を付けて、曲面がねじられるように切欠きを行っても良い。
一方、台金5aの外周側に形成される薄肉部1gの形状は、切欠きする形状が、台金5aの内周側より台金5aの後端部に向け、台金5aの内周側の肉厚が漸次増加するテーパ線を中心に含むテーパ面4eを形成している。前記テーパ面4eの内周方向の入口部の両端9b、9bはアール形状で、台金5aの後端部にテーパ面の切欠きが浅くなって行くので、アール形状は徐々に小さくなり、最後は台金5aの内周面となる。従い、テーパ面4eの始まる内周方向の両端部9b、9bの近傍の周縁部の肉厚は薄肉部1aと近接し、一番薄くなっているが、薄肉部1gの周縁面は同一面の周縁面7と薄肉部1aの同一面の周縁面につながり、テーパ面4eにより薄肉部1gの肉厚は台金5aの後端部に向い、増すので、薄肉部1gの強度は十分に確保された形状となっている。切欠き形状のテーパ面4eは、前記テーパ面4eの巾の中心が、台金5aの心と同じになっているが、テーパ面4eは、コアドリル101の回転方向とは逆方向に角度を付けてテーパ面4eが、ねじられるように切欠きを行っても良い。
次に、ダイヤモンドチップ2a、2cと台金5aとの関係について説明する。
図1(b)には実施例1で用いられているダイヤモンドチップ2a、2cの一方向から見た刃面形状と台金5aの先端部に溶接した時の配置を示している。又、図2(b)は図1(b)の部分拡大図である。ダイヤモンドチップ2a、2cは共に台金5aと同心で、円弧状の形状であるが、台金5aの内周の薄肉部1aと外周の薄肉部1gにそれぞれ溶接されているので、円弧状の半径は異なっている。ダイヤモンドチップ2aは、台金5aの先端部の外周面を切欠き、台金5aの内周側に形成される薄肉部1aの周縁面に溶接される。ダイヤモンドチップ2aは、上記したように台金5aと同心の円弧状の形状で、ダイヤモンドチップ2aの内周面は台金5aの内周面より内側に突き出た状態で溶接されている。
一方、ダイヤモンドチップ2cは、台金5aの先端部の内周面を切欠き、台金5aの外周側に形成される薄肉部1gの周縁に溶接されている。ダイヤモンドチップ2cは、ダイヤモンドチップ2aと同じように台金5aと同心の円弧状で、ダイヤモンドチップ2cの外周面は、台金5aの外周面より外側に突き出た状態で溶接される。すなわち、台金5aの内周面、外周面よりダイヤモンドチップ2a、2cの一部分の各周面が突き出した状態で溶接されているわけである。
図2(b)において、ダイヤモンドチップ2aの外周面D2は、ダイヤモンドチップ2cの内周面D1より小さく、ダイヤモンドチップ2aの外周面D2とダイヤモンドチップ2cの内周面D1は、台金5aの中心方向から見るとスキマ巾Sがあり、ダイヤモンドチップ2a、2cは近接しているが、ダイヤモンドチップ2aの切削面と、ダイヤモンドチップ2cの切削面は被切削物をオーバーラップして切削しない構造となっている。
以上が本発明の構造であるが、使い方は、従来のコアドリルと同じで、先ず、図示しない水の注入口を有するコアドリル駆動装置に本発明のコアドリル101のおねじM部を用いて接続する。次に、水をコアドリル101のねじMの内側より注入し、コアドリル101をコアドリル駆動装置により回転させ、コンクリート面に押し当て切削を始める。コアドリル101内に注入された水は、コアドリル101の内周に沿って台金5aの先端部に溶接したダイヤモンドチップ2a、2cに当るように流れる。切削は、コンクリート面に直接当るダイヤモンドチップ2a、2cで行うが、前記ダイヤモンドチップ2a、2cの間には、図2(b)に示すようにスキマ巾Sが設けてあり、このスキマ巾Sのコンクリート面にはダイヤモンドチップ2aも2cも当らず、直接の切削が行われないが、次の3つの理由によりスキマ巾Sがあっても、スキマ巾Sを切削したのと同じに近い状態となる。
先ず、第1の理由は、被切削物がコンクリートである場合切削が始まると、一般のコアドリルでも大小はあるが、切削面は、大小バラバラに入った骨材をモルタルで固めたコンクリートを切削するので骨材にダイヤモンドチップの切削面が当るたびに小さいが切削抵抗があり、コアドリル自体に小さな振動が発生する。本発明のコアドリル101は、2枚のダイヤモンドチップ2c、2aを径を異にして、オーバーラップしないようにコンクリート面を切削するが、切削面も広く、本発明のコアドリル101も例外ではなく、コアドリル自体に振動が発生する。
第2の理由は、一般のコアドリルにも共通しているが、穿孔時に、コンクリートの骨材の端部にコアドリルの一部刃面が当ると、骨材の無い、切削抵抗の小さい方へ、わずかではあるがコアドリルの心はズレる。しかし、穿孔装置の剛性あるいは穿孔した孔にコアドリル自体がガイドされ、心ズレは切削抵抗が無くなるとコアドリルの心はもとに戻る。従い、一般に穿孔により取り出した円筒状のコアの外径は一定しているが、円筒状の心は心ズレがわずかではあるがあり、コアの外周面にはゆるいうねりのような曲面を有しているが、本発明でも実験結果は同じである。
第3の理由は、本発明の原因によるものであるが、切削が始まると、ダイヤモンドチップ2aと2cの切削面のオーバーラップしない図2(b)で示すスキマ巾S部分のコンクリートは、前記スキマ巾Sの外周はダイヤモンドチップ2cの内周面D1により切削され、又、スキマ巾Sの内周面はダイヤモンドチップ2aの外周面D2により切削される。すなわちスキマ巾Sのコンクリートは両側面より切削されるので、スキマ巾Sにあるコンクリートには歪が残り、くずれやすい状態になっているが、特にコンクリートの場合は、骨材、砂セメント等、硬さが違い、性質の異なる材料より成り、骨材を切削する時の切削抵抗は、骨材を固めているモルタルに影響し、接着力を弱め、スキマ巾Sが小さいと、前記スキマ巾Sはくずれてしまう。
以上の第1から第3の理由はスキマ巾Sに個別に作用するのではなく、総合的に加わるのでスキマ巾Sがあっても、切削される円溝は、ダイヤモンドチップ2cの外周側とダイヤモンドチップ2aの内周側の円溝の巾となる。
スキマ巾Sは本発明で共通するところであり、以後の実施例でも同じであり、スキマ巾Sは、コアドリルの外径、切削深さ、被切削物により、違いはあるが、コンクリートの場合は、実験によれば、コンクリート圧縮強度21N/mm、コアドリル外径80ミリ、ダイヤモンドチップの巾3.2ミリ、切削深さ100ミリの場合で、2ミリである。岩盤の場合は、コンクリートと違い、材質が均一なので、スキマ巾Sは更に小さくなる。本発明でスキマ巾Sが無いと、ダイヤモンドチップ2と2cの切削がオーバーラップしていると、前記オーバーラップしているところは、円周方向の刃面は長いので、磨耗は遅く、逆にオーバーラップしていない刃面は磨耗が極端に早くなり、問題となる。
次にダイヤモンドチップを冷却する水についての本発明の作用と効果について説明する。
ダイヤモンドチップ2a、2cへの冷却と切粉の混じった泥水のための水は、本発明では、コアドリル101内部から、台金5aの先端部に供給されやすいように台金5aの先端部内周面にテーパ面より成る凹部3eを設け、水の流れる抵抗を小さくして水を流れやすくしている。又、ダイヤモンドチップ2a、2cの冷却は、台金5aの先端部の内周側と外周側に交互に形成した薄肉部1a、1gにダイヤモンドチップ2a、2cを溶接しているので、従来のように台金の先端周縁面に隣り合わせに順に並べ溶接したダイヤモンドチップと比べ、同じ円周上のダイヤモンドチップは、ほぼ等間隔離れているので切削による熱の上昇は小さく、冷却効果は良くなっている。
次に本発明のコアドリルによる切粉の排出について説明する。
実施例1では、台金5aの先端の内周側には、形成した薄肉部1aにダイヤモンドチップ2aを溶接し、台金5aの先端の外周に形成した薄肉部1gにダイヤモンドチップ2cを溶接し、ダイヤモンドチップ2aと2cの巾を合せ、更に図2(b)のスキマ巾Sを加えた巾の円溝を切削するので、従来の台金の先端周縁に順に隣り合わせに一列にダイヤモンドチップを溶接した場合に比べ、切粉は多くなり、従い、切粉の混じった泥水も多くなる。
本発明のように、同じ外径の穿孔径でも、円溝の巾があるので、従来よりコンクリートの切粉が増え、従い、切粉の混じった泥水が大量に増えると大きな問題が発生するが、切粉の混じった泥水の排出で、コアドリルの場合の問題は、刃先に隣接する排出口である。従来は、台金の外周と、前記台金の外周より突き出したダイヤモンドチップとの間に出来るスキマを利用していたが、この場合、切粉の量が増え、従い、切粉の混じった泥水が増えると排出口につまりやすく、又、泥水の流れが悪くなりバック圧となり、結果、切削効率も下がる問題があった。
ダイヤモンドチップを溶接している台金の先端部近くが切粉の混じった泥水のはじめの排出口となるが、前記排出口を切粉の混じった泥水がスムーズに流れれば、後は、図示しないコアドリル101をコンクリート表面でおおう吸塵パットによる真空を利用した吸塵ポンプの力により切粉の混じった泥水は排出できる。
そこで本発明は、増えた切粉の混じった泥水の排出をよくするため、台金5aの先端の外周を等間隔で切欠き曲面4aから成る凹部3aを4ヶ所設けるとともに、切欠き曲面4aは薄肉部1aを形成するので、薄肉部1aの周縁にダイヤモンドチップ2aを溶接し、前記ダイヤモンドチップ2aが切削した切粉を直接、ダイヤモンドチップ2aの真下の凹部3aに排出する。前記凹部3aは曲面4aを有する広い容積を有するので、泥水の流れは抵抗が小さく、凹部3aに流れ込み、その後、台金5aの外周に沿って排出される。
ダイヤモンドチップ2cの切削した切粉は、台金5aの外周と、前記台金5aの外周より突き出したダイヤモンドチップ2cとの間にできるスキマより排出するが、凹部3aが隣接して設けられているので、一部は、前記凹部3aに流れ排出するので、全体として、切粉の混じった泥水の排出が良好に行える効果がある。
図3(a)、(b)、図4は、本発明の実施例2の図面で、図3(a)は実施例2のコアドリル102の全体の斜視図であり、図3(b)は、図3(a)の左側からダイヤチップの切削刃面を見た左側面図であり、図4は、図3(b)のB−B断面図である。
図3(a)、(b)、図4において、台金5bの先端部の外周及び内周を交互に切欠き、外周の切欠きにより、台金5bの内周側には薄肉部1bを形成すると共に、台金5bの外周側には凹部3bを4ヶ所形成し、内周の切欠きにより、台金5bの外周側には、薄肉部1eを形成すると共に、台金5bの内周側には凹部3fを形成する。ダイヤモンドチップ2a、2dを溶接する周縁6は、同一面で連続し、剛性を有しているのは、以後の実施例も同じで、実施例1と同じである。実施例1と異なるところは、先ず、切欠きの形状が異なるので、薄肉部1b、1eの肉厚の形状が異なり、次に、台金5bの先端部の外周側の薄肉部1eに溶接するダイヤモンドチップ2dの外周面と台金5bの外周が面一である違いがあり、更に又、切欠き形状が異なることから台金5bの先端部外周及び内周に設けた凹部3b、凹部3fの形状が異なり、更に又、前記凹部3b、3fより螺旋状の溝8a、8bが、台金5bの後端部に向け設けられているところが異なっている。
次に台金5bの先端部の外周及び内周の切欠き形状と、薄肉部1b、1eについて説明する。
台金5bの先端部の外周面を切欠き、台金5bの内周側に形成される薄肉部1bの切欠き形状は、台金5bの円筒状の心と平行な線を中心に含む平面4bを形成し、前記平面4bの切欠きにより凹部3bを設けている。切欠いた平面4bの台金5bの後端部9e,9eは、図4に示すようにアール形状で、台金5bの外周につながっている。平面4bは、台金5bの円筒状の心と平行な線を含む中心に平材として形成しているが、平面4bは、コアドリル102の回転方向とは逆方向に角度を付けた平面としても良い。後記する実施例3でも同じである。一方、台金5bの先端部の内周面を切欠き、台金5bの外周側に形成される薄肉部1eの切欠き形状は、台金5bと同心の曲面4fを形成して、凹部3fを形成している。曲面4fは台金5bと同心なので薄肉部1eの肉厚は同じ厚さである。曲面4fは、台金5bと同じで内周を切欠き、曲面4fを形成しているが、コアドリル102の回転方向とは逆方向に角度を付けて、曲面がねじられるように切欠きを行っても良い。
次にダイヤモンドチップ2a、2dと台金5bとの関係を説明する。
ダイヤモンドチップ2a、2dは共に台金5bと同心で、円弧状であるが、台金5bの内周の薄肉部1bと外周の薄肉部1eにそれぞれ溶接されているので、円弧状の半径は異なっている。ダイヤモンドチップ2aは、台金5bの先端部の外周面を切欠き、台金5bの内周側に形成される薄肉部1bの周縁面に溶接されている。ダイヤモンドチップ2aは、上記したように台金5bと同心の円弧状の形状で、ダイヤモンドチップ2aの内周面は、台金5bの内周面より内側に突き出た状態で溶接される。実施例1のダイヤモンドチップ2aと同じである。
一方、ダイヤモンドチップ2dは、台金5bの先端部の内周面を切欠き、台金5bの外周側に形成される薄肉部1eの周縁面に溶接されている。ダイヤモンドチップ2dは、ダイヤモンドチップ2aと同じように台金5bと同心の円弧状で、ダイヤモンドチップ2dの外周面は、台金5aの外周面と面一に溶接されている。実施例1のダイヤモンドチップ2cのように台金5aの外周から突き出して溶接されると、切削によりダイヤモンドチップ2cの外周は徐々に磨耗して、切削する孔径もダイヤモンドチップ2cの磨耗に従い、孔径が徐々に小さくなっていくが、実施例2では、コンクリートにあけられる孔径はダイヤモンドチップ2dの外径であり、台金5bの外周と同じであり、同一径の孔があけられる利点がある。
図3(b)において、ダイヤモンドチップ2aの外周面の径は、ダイヤモンドチップ2dの内周面の径より小さく、前記2つの径の間にはスキマ巾があることは実施例1で記載したとおりであり、作用、効果も同じである。
次に、実施例2の特徴であるダイヤモンドチップ2a、2dへの給水と切削による切粉の排出について説明する。。
実施例2におけるダイヤモンドチップ2a、2dへの給水と切削により発生した切粉の排出方法は実施例1とは異なっている。即ち、実施例2の給水は、台金5bの内周に回転と逆方向で180度の対称位置から、2本の螺旋溝8bを台金5bの内周の後端部から、台金5bの先端部の凹部3fまで設けた点である。螺旋溝8bを台金5bの後部内周端から台金5bの先端に向け設けることにより、給水する水は回転に伴い、螺旋溝8bを通りダイヤモンドチップ2a、2dに確実に、強制的に供給される利点があり、実施例1よりもダイヤモンドチップへの冷却効果は良くなる。特に切削が始まり、切削したコンクリートの円筒状のコアが台金5bの内側に入ってくると、給水される水は、実施例1の場合は、台金5aの内周とコンクリートの円筒状のコアの外周とのスキマから入ってくるだけであり、実施例2のように前記スキマと溝8bの合せた箇所から多量の給水があるのとでは大きな違いがある。
切粉の排出については、従来は台金の外周面と、前記台金の外周より突き出したダイヤモンドチップとのスキマから行っていたが、前記スキマだけでは切粉の排出の抵抗があり、実施例1では切粉の排出抵抗を下げるため、切欠きにより凹部3aを形成したが、本実施例では、切欠きにより台金5bの先端部外周側に設けた凹部3bより、台金5bの後端に向け回転と逆方向で180度の対称位置から2本の螺旋溝8aを設けたことである。
凹部3bは、台金5bの先端の外周側に、外周を4等分した位置に4ヶ所設けられ、2本の独立した螺旋溝8bが、台金5bの後端部まで設けられている。凹部3bは4ヶ所あり、異なる独立した螺旋溝が2本通っているので、ダイヤモンドチップ2dによる切削した切り粉も、水の混じった泥水として十分排出する能力があり、排出効果を高めている。
図5(a)、(b)、図6は、本発明の実施例3の図面で、図5(a)は実施例3のコアドリル103の全体の斜視図であり、図5(b)は図5(a)の左側からダイヤモンドチップの切削刃面を見た左側面図であり、図6は図5(b)のC−C断面図である。
図5(a)、(b)、図6において、台金5cの先端部の外周および内周の全長を交互に切欠き、外周の切欠きにより台金5cの内周側には、薄肉部1bを形成すると共に台金5cの外周側には凹部3bを形成し、又、内周全長の切欠きにより、台金5cの外周側には薄肉部1hを形成すると共に、台金5cの内周側には凹部3hを、台金5cの後端部から先端部まで形成する。薄肉部1b、1hの周縁面にはダイヤモンドチップ2b、2cを溶接する。
実施例3は、実施例1、2と異なるところは、先ず、台金5cの先端部の内周の切欠き形状が異なり、関連して、薄肉部1hの形状が異なっている。次に異なる点は、薄肉部1bに溶接するダイヤモンドチップ2bと台金5cとの関係が異なり、次に異なる点は、台金5cの外周に設けた螺旋溝8aが、実施例2より短い点である。
以下、順に実施例1、2と異なる点を説明する。
先ず、台金5cの先端部の内周側の切欠き形状と薄肉部1hについて説明する。台金5cの内周に形成される薄肉部1hの切欠き形状は、底部が平面4hで、前記平面4hの両端9f、9fはアール形状で、台金5cの内周面につながり、凹部3hを形成し、前記凹部3hは台金5cの後端部から先端部まで連続して形成されている。薄肉部1hのダイヤモンドチップを溶接する周縁面の形状は実施例1と同じである。
内周面の凹部3hは、台金5cの後端部から先端部まで連続して形成されているので、実施例2の螺旋溝8bと異なり、給水はコアドリル103の回転方向に関係なく、又、切削によりコンクリートの円筒状のコアが台金5cの内部に入ってきても、台金5cの内周より深い凹部3hなので、給水に問題はない。凹部3hの加工は、台金5cを円筒状の筒とおねじ付のフランジに分け、円筒状の筒に凹部3hを加工し、後からフランジ部分を溶接すると加工しやすい。凹部3hは台金5cの後端部から、先端部まで台金5cの心と平行して形成しているが、凹部3hをコアドリル103の回転方向とは逆方向の巾の広い螺旋溝にしても良い。
次にダイヤモンドチップ2bと台金5cとの関係を説明する。
ダイヤモンドチップ2bは、台金5cの先端部の外周面を切欠き、台金5cの内周側に形成される薄肉部1bの周縁面に溶接されている。ダイヤモンドチップ2bは、台金5cと同心の円弧状の形状で、前記ダイヤモンドチップ2bの内周面は台金5cの内周面と面一に溶接されている。
一般にダイヤモンドチップの内周面が台金の内周面より突き出している場合は、ダイヤモンドチップの内周面は、切削を繰り返すに従い、徐々に磨耗して、切削した内径は徐々に大きくなってくる欠点がある。
本実施例3では、ダイヤモンドチップ2bの内周面と台金5cの内周面が面一に溶接されているので、切削されるコンクリート円溝の内周は、ダイヤモンドチップ2bの内周および台金5cの内周面と同径になり、円溝の内周径が変化しない設計が求められる場合に利点となる。
次に台金5cの外周に設けた螺旋溝8aについて説明する。
切粉の排出に関する螺旋溝8aは実施例2と同じ2本の螺旋溝8aであるが、本実施例3では、螺旋溝8aは台金5cの途中まで形成し、後は螺旋溝8aの溝底の径で、台金5cの後端部まで連続している。螺旋溝8aは浅い円溝加工の時などは、螺旋溝8aを全長に渡り設ける必要は無く、又軽量化にもなる利点がある。従い、本実施例の螺旋溝8aの切粉の排出の作用、効果は実施例3と同じである。
図7(a)、(b)、図8は実施例4の図で、図7(a)は実施例4のコアドリル104の全体の斜視図であり、図7(b)は図7(a)の左側から切削刃面を見た左側面図であり、図8は図7(b)のD−D断面図である。
実施例4は、図7(a)、(b)、図8において、台金5dの先端部の外周及び内周の全長を交互に切欠き、外周の切欠きは台金5dの先端部から後端部に向け台金5dの肉厚が漸次厚くなっていくようにテーパ面4cを形成し、前記テーパ面4cは凹部3cを形成する。又、内周の切欠きは台金5dと同心の曲面4jで、台金5dの後端部内周から先端部に向け形成し、曲面4jは凹部3jを形成する。又、の切欠きによりダイヤモンドチップ2b、2dを溶接する薄肉部1c、1jを形成している。
実施例1から3と異なるところは、先ず、台金5dの先端部の外周の切欠きがテーパ面3cなので異なり、次に、台金5dの内周面の切欠きにより形成される溝凹部3hが異なっている。
先ず、台金5dの外周に形成した切欠形状と薄肉部1c、1jについて説明する。
台金5dのテーパ面4cは、台金5dの先端部の外周面を、台金5dの後端部に向い、台金5dの肉厚が、先端部より後端部に向け、漸次厚くなるように形成し、テーパ面凹部4cを形成すると共に薄肉部1cを形成している。。テーパ面なので加工しやすい利点がある。テーパ面4cは、コアドリル104の回転方向とは逆方向に角度を付けて、切欠きしても良い。
一方、台金5dの先端の内周に形成される薄肉部1jの切欠き形状は、台金5dと同心の曲面4jで、台金5dの後端部から先端部まで形成し、凹部3jを形成している。凹部3jの切欠きの両端9h、9hはアール形状で、台金5dの内周面に接する構造としている。
次にダイヤモンドチップ2b、2dと合金5dとの関係を説明する。
図7(b)は、実施例4のダイヤモンドチップ2b、2cの台金5dにおける配置を示したもので、ダイヤモンドチップ2b、2cは共に台金5dと同心で円弧状の形状であるが、半径は異なっているのは実施例1〜3と同じである。ダイヤモンドチップ2bは、台金5dの先端部の外周面をテーパ面4cで切欠き、台金5dの内周側に形成される薄肉部1cの周縁面に溶接され、前記ダイヤモンドチップ2dの内周面は、台金5dの内周面と面一に溶接しているので、実施例3と同じである。
一方、ダイヤモンドチップ2dは、台金5dの内周部を切欠き、台金5dの外周側に形成される薄肉部1jの周縁面に溶接されている。ダイヤモンドチップ2dは台金5dと同心の円弧状で、ダイヤモンドチップ2dの外周面と面一に、台金5dに溶接されているので実施例2と同じである。
ダイヤモンドチップ2bの内周面が台金5dの内周面と面一で、又ダイヤモンドチップ2dの外周面が台金5dの外周面と面一に溶接されているので、切削される孔は台金5dの外周、内周と同じになり、上記した実施例2ではダイヤモンドチップ2aの内周の磨耗で、徐々に大きくなり、又、上記した実施例3では、切削される外径がダイヤモンドチップ2cの外周の磨耗により、徐々に小さくなっていくが、本実施例4では、ダイヤモンドチップの磨耗は先端部の切削面だけなので、台金5dの外周と同径になり、結果台金5dの外周、内径と同じ孔が切削される利点がある。従来のように、穿孔した円溝の外径、内径がダイヤモンドチップの磨耗で小さくなったり、大きくなったりしないので、例えば円溝にパイプを固定する場合、用いる接着剤やモルタル等は定量なので、大変便利である。
次に本実施例の給水関係について説明する。
実施例4の給水は、図7(a)、(b)、図8において、台金5dの内周に台金5dの後端部から台金5dの先端まで、台金5dと同心の曲面4hを有するストレートな凹部3hの溝を設けている。
実施例3の溝は底面が平面であるが、本実施例4では曲面4jなので、開口巾が同じでも凹部3jの断面積が曲面分だけ広く、又、曲面なので水の流れも良く、冷却効果が更に良い方法を提案している。又、実施例3同様、水の流れは回転に関係しない。曲面4jの加工は、台金5dを円筒状の筒とおねじ付フランジの2つに分け、円筒状で曲面4jを加工し、後から台金5dの後端部をフランジとして溶接すると加工しやすい。凹部3jは台金5dの後端部から先端部まで台金5dの心と平行してストレートな巾を形成しているが、凹部3jをコアドリル104の回転方向とは逆方向の巾の広い螺旋溝としても良い。
切粉の排出するに関する台金5dの外周に設けた溝8aは、実施例3と同じ2本の独立した螺旋溝であるが、切粉の排出をよくするため、又、テーパ面4cであるため、テーパ面凹部3eに対し、5本の螺旋溝8aを形成している。
図9(a)、(b)は実施例5の図で、図9(a)はコアドリル105の全体斜視図であり、図9(b)は、図9(a)の左側からダイヤモンドチップの切削刃面を見た左側面図である。
図9(a)、(b)、図10において、台金5eの外周面、内周面を交互に全長に渡り切欠き、前記切欠きにより、外周面には台金5eの外周面よりへこんだ平面4dを形成し、内周面には、実施例3と同じ曲面凹部3jを形成し、切欠きにより、台金5eの内周側と外周側に形成された薄肉部1d、1jにはダイヤモンドチップ2b、2dを溶接している。
実施例1〜4と異なる点は、先ず、台金5eの外周面全長に渡り、切欠きにより台金5eの外周面よりへこんだ平面4dを台金5eの心と平行して形成していることである。切欠き面が平面なので、実施例2〜4に比べ加工しやすく、又、切粉などが付着しにくい利点がある。台金5eの内周に形成した曲面凹部3jは、実施例3と同じであり、作用、効果も同じである。平面4は、台金5eの心と平行して形成しているが、コアドリル105の回転方向とは逆方向に回転させて、台金5eの表面を切削する切欠きとしても良い。
本発明は、コンクリート構造物、岩盤に円溝を切削するためのコアドリルであるが、被切削物はコンクリート構造物、岩盤に限定されることはなく、石材をはじめ、ダイヤモンドチップの刃物で切削できる硬い材質に応用できる。
本発明の実施例1を示し、(a)はコアドリルの斜視図、(b)は(a)の左側面図 (a)は図1(b)のA−A断面図、(b)は図1(b)の部分拡大図 本発明の実施例2を示し、(a)はコアドリルの斜視図、(b)は(a)の左側面図 図3(b)のB−B断面図 本発明の実施例3を示し、(a)はコアドリルの斜視図、(b)は(a)の左側面図 図5(b)のC−C断面図 本発明の実施例4を示し、(a)はコアドリルの斜視図、(b)は(a)の左側面図 図7(b)のD−D断面図 本発明の実施例5を示し、(a)はコアドリルの斜視図、(b)は(a)の左側面図 図9(b)のE−E断面図
符号の説明
101、102、103、104、105 コアドリル斜視図
1a、1b、1c 内周側薄肉部
1e、1f、1g、1h、1j 外周側薄肉部
2a、2b、2c、2d ダイヤモンドチップ
3a、3b、3c、3d 外周側の切欠き凹部
3e、3f、3g、3h、3j 内周側の切欠き凹部
4a、4b、4c、4d 外周側の切欠き形状
4e、4f、4g、4h、4j、 内周側の切欠き形状
5a、5b、5c、5d、5e 台金
7 先端周縁面
8a、8b 螺旋溝
9a、9b、9c、9d、9e、9f、9g、9h 切欠きの両端部

Claims (9)

  1. 円筒状の台金の先端部あるいは全長の外周及び内周を交互に切欠き、前記切欠きにより、台金の先端部あるいは全長の内周と外周に薄肉部と凹部を設け、前記薄肉部の周縁面にダイヤモンドチップを溶接したことを特徴とする円溝を切削するコアドリル。
  2. 円筒状の台金の先端部あるいは全長の外周及び内周を交互に切欠き、前記切欠きにより、台金の先端部あるいは全長の内周と外周に薄肉部と凹部を設け、前記薄肉部の周縁面にダイヤモンドチップを溶接し、前記台金の先端部の内周あるいは外周に設けた凹部より、台金の後端部に向け螺旋状またはストレートな巾を有する溝を設けたことを特徴とする円溝を切削するコアドリル。
  3. 切欠き形状は、平面又はテーパ面又は曲面であることを特徴とする請求項1又は2に記載の円溝を切削するコアドリル。
  4. 台金の内周側の薄肉部に溶接されるダイヤモンドチップの外径は台金の外周側の薄肉部に溶接されるダイヤモンドチップの内径より小さいことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の円溝を切削するコアドリル。
  5. 台金の内周側の薄肉部に溶接されるダイヤモンドチップの切削面と、台金の外周側の薄肉部に溶接されるダイヤモンドチップの切削面は、被切削物をオーバーラップして切削しないことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の円溝を切削するコアドリル。
  6. 台金の内周側に形成された薄肉部の周縁面に溶接されるダイヤモンドチップの内径は、台金の内周より小さく台金の内周に突き出し、かつ、台金の外周に形成された薄肉部の周縁面の溶接されるダイヤモンドチップの外径は、台金の外周に突き出していることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の円溝を切削するコアドリル。
  7. 台金の内周側に形成された薄肉部の周縁面に溶接されるダイヤモンドチップの内径は、台金の内周と面一であり、かつ、台金の外周に形成された薄肉部の周縁面の溶接されるダイヤモンドチップの外径は、台金の外周に突き出していることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の円溝を切削するコアドリル。
  8. 台金の内周側に形成された薄肉部の周縁面に溶接されるダイヤモンドチップの内径は、台金の内周より小さく前記台金の内周に突き出し、かつ、台金の外周に形成された薄肉部の周縁面の溶接されるダイヤモンドチップの外径は、台金の外周と面一でることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の円溝を切削するコアドリル。
  9. 台金の内周側に形成された薄肉部の周縁面に溶接されるダイヤモンドチップの内径は、台金の内周と面一であり、かつ、台金の外周に形成された薄肉部の周縁面の溶接されるダイヤモンドチップの外径は、台金の外周と面一でることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の円溝を切削するコアドリル。
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