JP5601498B2 - ドリルビット - Google Patents

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Description

本発明はドリルビットに関し、特にコンクリート、モルタル、硬質タイル等の被削材の穴あけに使用されるドリルビットに関する。
コンクリート、モルタル、硬質タイル等の穴あけ作業に用いられるドリルビットには切れ味と耐久性が要求されている。そのため先端刃部にはダイヤモンド砥粒が一般に用いられているが、穿孔を行うとダイヤモンド砥粒が摩耗し、早期に穿孔性能の低下を招いていた。
コンクリート等への穿孔では穿孔時に切り屑が生じるが、切り屑が先端刃部に滞留するとダイヤモンド砥粒のコンクリートへの食い込みが阻害され、切れ味が低下するという問題があった。切れ味の低下は同一箇所での穿孔時間が長くなるため熱の発生が助長され、ダイヤモンド砥粒が摩耗しやすくなり耐久性の悪化を招いていた。
上記課題を解決するため、特許文献1に記載されているように先端刃部から軸方向に延びるV字状の縦溝を形成して切り屑を排出し易くしている。
実用新案登録 第2515111号公報
特許文献1のようにV字状の縦溝を備えた場合、先端刃部で最も摩耗しやすい外周側のダイヤ層面積が小さくなってしまうためビットの耐久性が劣っていた。よって本発明は耐久性を向上させたドリルビットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、略円形を成す一端面と該一端面の外周から他端側に延出される外周面とから画成されて略円柱状を成す本体部と、該本体部の一端面に設けられ被削材を研削する研削部と、該本体部の他端に設けられ駆動用工具を取り付けるための取付軸と、を備え、該本体部の外周面には螺旋状突起が設けられると共に、該螺旋状突起と該取付軸との間には該本体部と該取付軸の幅の広い鍔部が設けられ、該本体部には該一端面から該本体部の他端側に向けて該外周面に開口する開口端が画成されるように穿設されたスリットが形成され、該研削部と該鍔部との間の該本体部の有効長のうち該鍔部側の1/2の領域に該スリットが形成されない非スリット領域が画成され、該螺旋状突起は該スリット領域と該非スリット領域に跨って延びるドリルビットを提供する。
また該断面において該拡大底部の該円形状の中心は、該軸心から該開口端に向かう方向において該該軸心と該開口端との間に位置していることが好ましい。
また該断面において該スリットは、該本体部の該円形状の半径方向に延びていることが好ましい。
このような構成によると、遠心力がかかる方向とスリットが延びる方向とが同じ方向になる。よって拡大底部で取り込まれる切り屑を遠心力により好適にスリット内を通して開口端から排出することができる。
また該開口端は、該スリットの該一端面から該スリットの他端までに亘って形成されいることが好ましい。
また該スリットの該一端面から他端側までの距離は、該本体部の有効長さの1/5以上であることが好ましい。このような構成によると、より効果的にスリットから切り屑を排出することができる。
本発明のドリルビットによれば、耐久性を向上させることができる。
本発明の実施の形態にかかるドリルビットの側面図。 本発明の実施の形態にかかるドリルビットの平面図。 図1のIII−III線に沿った断面図。
以下、本発明の実施の形態によるドリルビットについて、図1乃至図3に基づき説明する。図1に示されるドリルビット1は、図示せぬドリルドライバ等に装着されてコンクリート、モルタル、硬質タイル等の被削材の穴あけに使用される先端工具であり、互いに一体成型される六角軸部2と、鍔部3と、本体部4と、から構成されている。
六角軸部2は、図示せぬドリルドライバ等にドリルビット1が装着される際の装着箇所になる。鍔部3は、六角軸部2の軸方向一端側に位置しており、ドリルビット1における穿孔深さを規定するとともに、六角軸側への粉塵の飛散を抑制している。以下の説明では、六角軸部2の軸方向一端側を先端若しくは前端としてドリルビット1の先(前)後方向を規定する。
本体部4は、略円形を成す一端面である前端面41と、前端面41の外周から後側に延出される外周面42から外形が規定され、六角軸部2の中心軸と同心の軸心G1(図2、3)を有する略円柱状を成しており、鍔部3の前面から突出して構成されている。本体部4の鍔部3からの突出量がドリルビット1で穿孔可能な深さである有効長Lに該当する。
本体部4において、先端位置には、ダイヤモンド砥粒を固着させた研削部である刃部1Aが固着されている。刃部1Aは、前端面41の全面及び外周面42の前端面41近傍位置に配置されており、摩擦により被削材に対して穿孔することを可能としている。この刃部1Aの前後方向と直交する外径は、本体部4の外径より僅かに大きくなるように構成されている。また本体部4には前端面41から本体部4の後端側に向けて穿設されたスリット4aが形成されている。
スリット4aは、第一スリット41aと第二スリット42aとから形成されている。第一スリット41aは、前端面41に開口すると共に外周面42に開口して開口端を成し、この開口端と同じスリット幅に形成されている。第一スリット41aの前端面41から後端までの距離L1は切り屑を取り込むに十分な容積である有効長Lの略1/5以上の値である略1/2×Lである。また図2に示されるように、前後方向と直交する平面において、第一スリット41aは、本体部4の円柱形状の半径方向に延びるように形成されている。
第二スリット42aは、第一スリット41aに連通すると共に、前後方向と直交する平面においてスリット4aの底部の一部を成す拡大底部であり、第一スリット41aのスリット幅より大径の円形状を成している。第二スリット42aは、その円形状の半径がr1に形成され、その円形状の中心G2が、本体部4の軸心G1に対して偏心して、軸心G1から第一スリット41aの開口端に向かう方向において軸心G1と該開口端との間に位置している。また第二スリット42aは前端面41に開口しており、第二スリット42aの前端面41から後端までの距離L2は略1/2×L1である。
また外周面42の表面には、刃部1A近傍位置から鍔部3までに掛けて螺旋状に形成された螺旋状突起43が設けられている。螺旋状突起43は、刃部1Aにより発生した粉塵を後端側に誘導するよう形成されている。
上記構成のドリルビット1を図示せぬドライバドリルに六角軸部2で装着して穿孔作業を行う際には、刃部1Aを図示せぬ被削材に押し当てた状態でドリルビット1を回転させる。刃部1Aは、ダイヤモンド砥粒であるので、摩擦により被削材を研削し、穿孔することができる。穿孔の内周面は、刃部1Aの外周側により研削されるが、本実施の形態では、スリット4aの外周面42におけるスリット幅(開口端幅)を大きくする必要がないため、刃部1Aの周長を大きくすることができ、最も摩耗の進行が早い刃部1A外周側の耐久性の低下を抑制できる。またスリット4aの前後方向と直交する平面における断面積(図2におけるスリット4aの開口面積)は、第二スリット42aの直径(2×r2)が第一スリット41aのスリット幅より大きく形成されているため、スリット4aのスリット幅を一定とした場合に比べて大きくすることができる。これにより、前端面41からスリット4a内に取り込まれる切り屑の量を増やすことができるので、刃部1Aと被削材との間に滞留する切り屑を減らして、好適な研削状態を保つことができる。
また図2に示されるように、第二スリット42aはその中心G2が本体部4の軸心G1と偏心し、かつ第一スリット41aの開口端に近くなるように配置されている。よってドリルビット1を回転させると、第二スリット42aが軸心G1周りを回転するが、この時の回転の軌跡Tの半径r2は、第二スリット42aの半径r1より大きくなる。よって第二スリット42aの半径r1を過度に大きくせずとも、偏心させることによって広範囲の領域の切り屑を第二スリット42a内に取り込むことができる。またドリルビット1を回転させた場合には、第二スリット42aにおいて軸心G1周辺に位置する被削材は研削されず、コアとして残留する。しかし、この残留したコアは、細長く形成されるため、研削時の振動等で折れ、研削された切り屑と一緒にスリット4aより排出される。
第二スリット42a内に取り込まれた切り屑は第一スリット41aからスリット4a外に排出されるが、第二スリット42aを第一スリット41aの開口側に偏心させることにより、第一スリット41aの第二スリット42aから開口端までの距離を短くすることができる。この距離が短くなることにより更に好適に切り屑をスリット4a外に排出することができる。
また第一スリット41aは、図2において半径方向に延びるため、ドリルビット1が回転した場合の遠心力の方向と、第一スリット41aの第二スリット42aから開口端までの方向とが一致する。よって第二スリット42a内の切り屑は、第一スリット41aを画成する壁部に過度に接触することが無く、スムーズに第一スリット41aを通過してスリット4a外に排出される。
第一スリット41a及び第二スリット42aは、前端面41から穿設されると共に、第二スリット42aは、有効長Lの約1/4であり、第一スリット41aは有効長の約1/2である。このような構成によると本体部4の曲げ強度は鍔部3側ほど高くなる。一般に穿孔深さが大きくなるほど、本体部4の被削材内に未だ挿通していない位置(鍔部3側の位置)に掛かる曲げ応力が大きくなるが、上述のように本体部4において鍔部3側の強度を高めることにより、ドリルビット1の曲げに対する耐久性を増すことができる。
尚、本体部4の外径より刃部1Aの外径が大径であるため、本体部4と被削材の穿孔された内周面との間には、隙間が形成される。また外周面42には螺旋状突起43が設けられているため、この螺旋状突起43により、本体部4と被削材の穿孔された内周面との間の切り屑を穿孔外に排出することができる。よってスリット4aを、有効長Lの1/2程度としても、スリット4a外に排出された切り屑が本体部4と被削材のない周面との間で穿孔外に排出される。
1・・ドリルビット 1A・・刃部 2・・六角軸部 3・・鍔部 4・・本体部
4a・・スリット 41・・前端面 41a・・第一スリット 42・・外周面
42a・・第二スリット 43・・螺旋状突起 G1・・軸心 G2・・中心
L・・有効長 L1・・距離 L2・・距離 r1・・半径 r2・・半径 T・・軌跡

Claims (4)

  1. 略円形を成す一端面と該一端面の外周から他端側に延出される外周面とから画成されて略円柱状を成す本体部と、
    該本体部の一端面に設けられ被削材を研削する研削部と、
    該本体部の他端に設けられ駆動用工具を取り付けるための取付軸と、を備え、
    該本体部の外周面には螺旋状突起が設けられると共に、該螺旋状突起と該取付軸との間には該本体部と該取付軸より幅の広い鍔部が設けられ、
    該本体部には該一端面から該本体部の他端側に向けて該外周面に開口する開口端が画成されるように穿設されたスリットが形成され、
    該研削部と該鍔部との間の該本体部の有効長のうち該鍔部側の1/2の領域に該スリットが形成されない非スリット領域が画成され、該螺旋状突起は該スリット領域と該非スリット領域に跨って延びることを特徴とするドリルビット。
  2. 該断面において該スリットは、該本体部の該円柱状の半径方向に延びていることを特徴とする請求項1に記載のドリルビット。
  3. 該開口端は、該スリットの該一端面から該スリットの他端までに亘って形成れていることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一に記載のドリルビット。
  4. 該スリットの該一端面から他端側までの距離は、該本体部の有効長さの1/5以上であることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一に記載のドリルビット。
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