JP6924117B2 - 製品固定パッド、および固定片の保持構造 - Google Patents

製品固定パッド、および固定片の保持構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6924117B2
JP6924117B2 JP2017207172A JP2017207172A JP6924117B2 JP 6924117 B2 JP6924117 B2 JP 6924117B2 JP 2017207172 A JP2017207172 A JP 2017207172A JP 2017207172 A JP2017207172 A JP 2017207172A JP 6924117 B2 JP6924117 B2 JP 6924117B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
connecting piece
top plate
notch
storage container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017207172A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019077484A (ja
Inventor
健太郎 嶋田
健太郎 嶋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rengo Co Ltd
Original Assignee
Rengo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rengo Co Ltd filed Critical Rengo Co Ltd
Priority to JP2017207172A priority Critical patent/JP6924117B2/ja
Publication of JP2019077484A publication Critical patent/JP2019077484A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6924117B2 publication Critical patent/JP6924117B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Description

この発明は、上方に開口する筒状の製品収容容器内に載置された製品を製品収容容器内で浮き上がらないように固定することが可能な製品固定パッドに関する。
例えば鉢植えなどの製品を輸送する際、その製品を保護するために、製品が動かないように固定する製品固定パッドが用いられることがある。製品固定パッドとして、例えば、特許文献1、2に記載のものが知られている。
特許文献1の製品固定パッドは、鉢植え(製品)を挟んで対向する一対の側板と、その各側板から鉢植えの上方に水平に延び出す頂板とを有し、その頂板で鉢植えを上側から押さえることで、鉢植えを浮き上がらないように固定するようにしている。
特許文献2の製品固定パッドは、鉢植え(製品)に嵌合する形状の開口をもつ対向一対の側板と、その各側板の開口上縁に設けられた浮上阻止片とを有し、その浮上阻止片で鉢植えを上側から押さえることで、鉢植えを浮き上がらないように固定するようにしている。
実用新案登録第3168975号公報 特開2013−159369号公報
ところで、贈答などに用いられる鉢植えは、上方に開口する筒状の鉢カバーに収容した状態で扱われることが多い。そして、鉢カバーは、通常、鉢植えよりもひとまわり大きく作られているので、鉢植えを鉢カバー内に挿入したときに、鉢カバーの開口縁よりも低い位置に、鉢植えの上端がくる。この場合、特許文献1、2のような製品固定パッドを用いることで、鉢カバーを上側から押さえることはできるが、鉢カバー内に載置された鉢植えは、鉢カバーの開口縁よりも低い位置にあるため、鉢植えを上側から押さえることができず、鉢カバー内での鉢植えの浮き上がりを防止することが難しいという問題があった。このように、上方に開口する筒状の製品収容容器内に製品を載置する場合、製品収容容器の開口縁よりも低い位置に製品がくると、製品を上側から押さえにくくなり、製品収容容器内での製品の浮き上がりを防止することが難しいという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、上方に開口する筒状の製品収容容器内に載置された製品を製品収容容器内で浮き上がらないように固定することが可能な製品固定パッドを提供することである。
上記課題を解決するため、この発明では、以下の構成の製品固定パッドを提供する。
具体的には、上方に開口する筒壁をもつ製品収容容器内に載置された製品を、前記製品収容容器内で浮き上がらないように固定する製品固定パッドであって、
前記筒壁の上側に対向して配置される頂板と、
前記頂板から前記筒壁の内径側を下方に延びるように前記頂板に折目線を介して連設され、前記製品を上側から押さえる製品固定片と、
前記頂板から前記筒壁の外径側を下方に延びるように前記頂板に折目線を介して連設され、前記筒壁を挟んで前記製品固定片と対向する側板と、
前記製品固定片から前記頂板に向かって延びる2本の切目線により形成され、前記製品固定片から延び出す連結片と、を有し、
前記側板には、前記連結片を受け入れる切欠きが設けられ、
前記連結片には、前記連結片を前記切欠きから抜け止めする係止部が設けられている、
製品固定パッドを提供する。
このようにすると、製品固定パッドの頂板を製品収容容器の筒壁の上側に対向させた状態で、頂板に連設された製品固定片を下向きに折ることにより、製品収容容器内の製品を製品固定片で上側から押さえることができる。そして、製品固定片から延び出す連結片を、側板に設けられた切欠きに挿入して係止することで、製品固定片の向きを保持し、製品収容容器内の製品を製品固定片で上側から押さえた状態を維持することが可能となる。このようにして、上方に開口する筒状の製品収容容器内に載置された製品を製品収容容器内で浮き上がらないように固定することができる。
前記係止部としては、前記切欠きの幅よりも広幅に形成した前記連結片の先端部分を採用することができる。
このようにすると、係止部は、切欠きの幅よりも広幅に形成されているので、連結片の長手方向に係止部が切欠きを通り抜けるのを阻止することができ、連結片を切欠きから抜け止めすることができる。
前記切欠きは、前記連結片を上方から受け入れるように上方に向かって開放する溝状に形成され、前記切欠きの内縁に、前記切欠きに受け入れた状態の前記連結片の上方への移動を阻止する内向き突起が形成されている構成を採用すると好ましい。
このようにすると、切欠きが上方に向かって開放しているので、連結片を側板の上方から切欠きに導入することができ、連結片を切欠きに導入する作業が容易となる。また、切欠きに導入された連結片は、切欠きの内縁に形成した内向き突起で上方への移動が阻止されるので、連結片が切欠きから外れるのを効果的に防止することが可能である。
前記製品収容容器が嵌合する形状の嵌合開口が形成され、前記頂板から下方に延びる第2側板と、
前記第2側板の下端に折目線を介して連設され、前記製品収容容器を下側から支持する底板を更に有する構成を追加することができる。
このようにすると、製品収容容器を下側から支持する底板が、第2側板を介して頂板に連結されているので、頂板が製品収容容器に対して上方に移動するのが防止され、頂板に連設した製品固定片も、製品収容容器に対して上方に移動するのが防止される。そのため、製品固定片で製品を確実に固定することが可能となる。
前記側板の下端に折目線を介して連設され、前記製品収容容器を下側から支持する底板を更に有する構成を追加することができる。
このようにすると、製品収容容器を下側から支持する底板が、側板を介して頂板に連結されているので、頂板が製品収容容器に対して上方に移動するのが防止され、頂板に連設した製品固定片も、製品収容容器に対して上方に移動するのが防止される。そのため、製品固定片で製品を効果的に固定することが可能となる。
また、この発明では、固定片の向きを保持する構造として、
折目線を介して断面コ字状に順に連設された側板、頂板、固定片と、
前記固定片から前記頂板に向かって延びる2本の切目線により形成され、前記固定片から延び出す連結片と、を有し、
前記側板には、前記連結片を受け入れる切欠きが設けられ、
前記連結片には、前記連結片を前記切欠きから抜け止めする係止部が設けられている、
固定片の保持構造、を提供する。
この発明の製品固定パッドを使用すると、製品固定パッドの頂板を製品収容容器の筒壁の上側に対向させた状態で、頂板に連設された製品固定片を下向きに折ることにより、製品収容容器内の製品を製品固定片で上側から押さえることができる。そして、製品固定片から延び出す連結片を、側板に設けられた切欠きに挿入して係止することで、製品固定片の向きを保持し、製品収容容器内の製品を製品固定片で上側から押さえた状態を維持することが可能となる。このようにして、上方に開口する筒状の製品収容容器内に載置された製品を製品収容容器内で浮き上がらないように固定することができる。
この発明の第1実施形態の製品固定パッドのブランクを示す図 図1のブランクの連結片の近傍を拡大して示す斜視図 図1のブランクを組み立てて得られる製品固定パッドを示す斜視図 図3の側板の凹部に折り込み部を嵌合させることで側板を起立状態に保持した状態を示す斜視図 図3に示す製品固定パッドで製品収容容器内の製品を固定した状態を示す正面部分断面図 図5に示す製品固定パッドを上方から見た部分断面図 図5に示す製品と製品収容容器を製品固定パッドごと外箱で梱包した状態を示す正面断面図 図7の製品固定パッドの近傍の拡大断面図 図7に示す外箱のブランクを示す図 この発明の第2実施形態の製品固定パッドのブランクを示す図 図10のブランクを組み立てて得られる製品固定パッドを示す斜視図 図11の製品固定パッドを上方から見た部分断面図 図12に示す製品固定パッドの正面断面図 この発明の第3実施形態の製品固定パッドのブランクを示す図 図14のブランクを組み立てて得られる製品固定パッドを示す斜視図 図15の製品固定パッドを上方から見た部分断面図 図16のXVII−XVII線に沿った断面図 この発明の第4実施形態の製品固定パッドのブランクを示す図 図18のブランクを組み立てて得られる製品固定パッドを示す斜視図 図19の製品固定パッドを上方から見た部分断面図 図20のXXI−XXI線に沿った断面図 図2に示す連結片の変形例を示す図 図2に示す連結片の他の変形例を示す図 図2に示す連結片のさらに他の変形例を示す図
図1に、この発明の第1実施形態の製品固定パッド1(図3参照)のブランクを示す。ブランクは、底板2と、底板2を挟む両側のうち一方の側(図では右側)に順に連設された第2側板5、頂板4、側板3と、他方の側(図では左側)に順に連設された第2側板5、頂板4、側板3とを有する。このブランクは段ボールで形成されている。
このブランクは、底板2に対して左右対称の同一構成とされている。そのため、以下、底板2に対して一方の側(図の右側)の構成について説明し、他方の側(図の左側)の構成については対応する部分に同一の符号を付して説明を省略する。
底板2と第2側板5の間、第2側板5と頂板4の間、頂板4と側板3の間には、それぞれ折目線6,7,8が形成されている。これらの折目線6,7,8は、互いに平行である。第2側板5には、製品収容容器50(図5、図6参照)が嵌合する形状(ここでは上下に延びる平面で製品収容容器50を切断したときの製品収容容器50の断面に対応する形状)の嵌合開口9が形成されている。嵌合開口9は、その一端が頂板4に至り、他端が底板2に至るように形成されている。頂板4には、頂板4から折目線10を介して嵌合開口9の内側に突出する製品固定片11が連設されている。また、方形の底板2には、底板2から折目線を介さずに嵌合開口9の内側に突出する底板拡張部12が形成されている。
第2側板5には、底板2と頂板4を結ぶ方向に直交する方向の両側に、折目線13を介して一対の枠板14が連設されている。一対の枠板14のうち一方の枠板14と第2側板5の間には、折目線13に交差する2本の切目線15が形成されている。
側板3の中央部分には、側板3を横切る折目線16が形成されている。折目線16は、折目線8と平行に延びている。また側板3には、取手穴17が形成されている。取手穴17は、折目線8と折目線16の間に配置されている。また、側板3の頂板4の側とは反対側の縁には、底板拡張部12に対応する幅をもつ角溝状の凹部18が形成されている。側板3の、底板2と頂板4を結ぶ方向に直交する方向の端縁にも、第2側板5と枠板14の間の2本の切目線15に対応する幅をもつ角溝状の凹部19が形成されている。
図2に示すように、製品固定片11と頂板4の接続部分には、製品固定片11から頂板4に向かって延びる2本の切目線20が形成されている。2本の切目線20は、製品固定片11の内部から頂板4を経由して側板3に至っており、この2本の切目線20によって、製品固定片11から側板3に向かって延び出す帯状の連結片21が形成されている。連結片21の製品固定片11の側の端縁は、製品固定片11に連結した連結端とされ、連結片21の側板3の側の端縁は、頂板4と側板3のいずれからも切り離された自由端とされている。連結片21は、製品固定片11から側板3に向かって延び出す基部22と、基部22に連設された係止部23とを有する。
側板3には、2本の切目線20の間から連結片21を抜き出したときに形成される空所に向かって開放する溝状の切欠き24が形成されている。ここで、切欠き24が連結片21の基部22を受け入れることができるように(図3参照)、切欠き24の幅は、連結片21の基部22の幅と同一かそれより大きく設定されている。また、切欠き24が連結片21の基部22を受け入れた状態で、連結片21の係止部23が切欠き24を連結片21の長手方向に通過しないように(図3参照)、係止部23の幅は、切欠き24の幅よりも広幅に設定されている。基部22と係止部23の間には、基部22の側から係止部23の側に向かって広幅となる段差25が形成されている。係止部23は連結片21の先端部分である。
切欠き24の内縁には、対向一対の内向き突起26が形成されている。対向一対の内向き突起26の先端同士の間隔は、連結片21の基部22の幅よりも狭い。一対の内向き突起26の頂板4の側の縁には、頂板4から遠ざかるにつれて次第に狭幅となるように傾斜したガイド縁部27が形成されている。
図1に示すブランクを組み立てると、図5〜図8に示すように、上方に開口する筒状の製品収容容器50(図では鉢カバー)内に載置された製品51(図では鉢植え)を、製品収容容器50内で浮き上がらないように固定する製品固定パッド1を得ることができる。製品収容容器50は、図8に示すように、上方に開口する筒壁52と、筒壁52の下端を閉じる底部53とを有する。製品収容容器50は、製品51を製品収容容器50内に載置したときに、製品51の上端51aの位置が製品収容容器50の開口縁の位置よりも低くなるように、製品51の高さ(筒壁52の内側に対向する部分の上端51aの高さ)よりも深く形成されている。
図1に示すブランクは、例えば、次のようにして組み立てることができる。まず、底板2の中央に製品収容容器50を載せ、その状態で底板2の両側の第2側板5をそれぞれ折目線6に沿って上方に曲げ起こし、製品収容容器50に嵌合開口9を嵌合させる。さらに、各第2側板5の外側に側板3が対向するように、側板3と頂板4とを折目線7,8に沿って外側に折り曲げる。これにより、図5、図6に示すように、頂板4は、製品収容容器50の筒壁52の上側に対向して配置された状態となり、底板2は、製品収容容器50を下側から支持する状態となり、側板3は、頂板4から製品収容容器50の筒壁52の外径側を下方に延びた状態となり、第2側板5も、頂板4から下方に延びた状態となる。次に、図4に示すように、枠板14を折目線13に沿って外側に折り曲げ、枠板14と第2側板5の間の稜線の2本の切目線15の間の部分を折り込み、その部分を側板3の凹部19に嵌合させる。この嵌合により、側板3と第2側板5が底板2から起立した状態に保持される。次に、製品固定片11を折目線10に沿って下向きに折り、その製品固定片11の下端で製品収容容器50内の製品51の上端51aを上側から押さえる。このとき、図5、図6に示すように、製品固定片11は、製品収容容器50の筒壁52を挟んで側板3と対向するように、頂板4から筒壁52の内径側を下方に延びた状態(すなわち側板3、頂板4、製品固定片11が断面コ字状に配置された状態)となる。またこのとき、連結片21が、下向きの製品固定片11から上方に延び出すとともに、側板3の切欠き24が、上方に向かって開放する。その後、連結片21を折目線28に沿って外向きに折り、その連結片21の基部22を、上方から切欠き24に挿入する。このとき内向き突起26は、一時的に変形することで連結片21の通過を許容する。連結片21の基部22が切欠き24に受け入れられると、内向き突起26は元の形状に戻り、連結片21の基部22の上方への移動を阻止する。また連結片21の係止部23が、切欠き24の幅よりも広幅に形成されているので、係止部23が連結片21の長手方向に切欠き24を通り抜けるのが阻止され、連結片21が切欠き24から抜け止めされる。これにより、製品固定パッド1は組み立てが完了する(図3、図5、図6)。
製品固定パッド1を組み立てた後、図7、図8に示すように、製品51と、製品51を収容する製品収容容器50とを、製品固定パッド1ごと外箱30で梱包することができる。外箱30は、製品固定パッド1の底板2と底板拡張部12とが嵌り込む方形の筒壁31と、筒壁31の下端を塞ぐ底部32と、筒壁31の上端を塞ぐ蓋部33とを有する。筒壁31の稜線部には、製品固定パッド1の頂板4の上側に対向する位置に折り込み部34が設けられ、この折り込み部34によって外箱30内での製品固定パッド1の上方への移動が規制されている。図9に示すように、外箱30には、筒壁31を構成する4枚の側板35のうち、1枚の側板35に、その側板35の部分を全面開口とすることが可能な開封用破断線36が設けられている。
上述のように、この製品固定パッド1は、頂板4を製品収容容器50の筒壁52の上側に対向させた状態で、頂板4に連設された製品固定片11を下向きに折ることにより、製品収容容器50内の製品51を製品固定片11で上側から押さえることができる。そして、製品固定片11から延び出す連結片21を、側板3に設けられた切欠き24に挿入して係止することで、製品固定片11の向きを保持し、製品収容容器50内の製品51を製品固定片11で上側から押さえた状態を維持することが可能となる。このようにして、上方に開口する筒状の製品収容容器50内に載置された製品51を製品収容容器50内で浮き上がらないように固定することができる。
また、この製品固定パッド1は、図3に示すように、切欠き24が上方に向かって開放しているので、連結片21を側板3の上方から切欠き24に導入することができ、連結片21を切欠き24に導入する作業が容易である。また、切欠き24が上方に向かって開放しているので、製品固定パッド1を組み立てる作業者にとって連結片21の係止構造が見た目に分かりやすい。また、切欠き24に導入された連結片21は、切欠き24の内縁に形成した内向き突起26で上方への移動が阻止されるので、連結片21が切欠き24から外れるのを効果的に防止することが可能である。
また、図5に示すように、製品収容容器50を下側から支持する底板2が、第2側板5を介して頂板4に連結されているので、頂板4が製品収容容器50に対して上方に移動するのが防止され、頂板4に連設した製品固定片11も、製品収容容器50に対して上方に移動するのが防止される。そのため、製品固定片11で製品51を確実に固定することが可能である。
図10に、この発明の第2実施形態の製品固定パッド1のブランクを示す。以下、第1実施形態に対応する部分は同一の符号を付して説明を省略する。
ブランクは、底板2と、底板2を挟む両側のうち一方の側(図では右側)に順に連設された第2側板5、頂板4、側板3、外底板40と、他方の側(図では左側)に順に連設された第2側板5、頂板4、側板3、外底板40とを有する。
底板2と第2側板5の間、第2側板5と頂板4の間、頂板4と側板3の間、側板3と外底板40の間には、それぞれ折目線6,7,8,41が形成されている。これらの折目線6,7,8,41は、互いに平行である。側板3には、外底板40に向かって開放するコ字状の切目線42が形成されている。コ字状の切目線42の開放端は、折目線41に接続している。
図10に示すブランクを組み立てると、図11〜図13に示すように、上方に開口する筒状の製品収容容器50(図では浅型容器)内に載置された製品51(図では底網等の扁平体)を、製品収容容器50内で浮き上がらないように固定する製品固定パッド1を得ることができる。製品収容容器50は、図8に示すように、上方に開口する筒壁52と、筒壁52の下端を閉じる底部53とを有する。製品収容容器50は、製品51を製品収容容器50内に載置したときに、製品51の上端51aの位置が製品収容容器50の開口縁の位置よりも低くなるように、製品51の高さよりも深く形成されている。
図10に示すブランクは、例えば、次のようにして組み立てることができる。まず、底板2の中央に製品収容容器50を載せ、その状態で底板2の両側の第2側板5をそれぞれ折目線6に沿って上方に曲げ起こし、製品収容容器50に嵌合開口9を嵌合させる。さらに、各第2側板5の外側に側板3が対向するように、側板3と頂板4とを折目線7,8に沿って外側に折り曲げ、外底板40を折目線41に沿って折り曲げて底板2の下側に重ね合わせる。これにより、図12、図13に示すように、頂板4は、製品収容容器50の筒壁52の上側に対向して配置された状態となり、底板2は、製品収容容器50を下側から支持する状態となり、側板3は、頂板4から製品収容容器50の筒壁52の外径側を下方に延びた状態となり、第2側板5も、頂板4から下方に延びた状態となる。またこのとき、図10のコ字状の切目線42で囲まれた部分が、図11に示すように、方形の底板2から折目線を介さずに外側に突出する底板拡張部12を形成する。次に、製品固定片11を折目線10に沿って下向きに折り、その製品固定片11の下端で製品収容容器50内の製品51の上端51aを上側から押さえる。このとき、製品固定片11は、製品収容容器50の筒壁52を挟んで側板3と対向するように、頂板4から筒壁52の内径側を下方に延びた状態となる。またこのとき、連結片21が、下向きの製品固定片11から上方に延び出すとともに、側板3の切欠き24が、上方に向かって開放した状態となる。その後、連結片21を折目線28に沿って外向きに折り、その連結片21の基部22を、上方から切欠き24に挿入する。このとき内向き突起26は、一時的に変形することで連結片21の通過を許容する。連結片21の基部22が切欠き24に受け入れられると、内向き突起26は元の形状に戻り、連結片21の基部22の上方への移動を阻止する。また連結片21の係止部23が、切欠き24の幅よりも広幅に形成されているので、係止部23が連結片21の長手方向に切欠き24を通り抜けるのが阻止され、連結片21が切欠き24から抜け止めされる。これにより、製品固定パッド1は組み立てが完了する(図11〜図13)。
製品固定パッド1を組み立てた後、図13に示すように、製品51と、製品51を収容する製品収容容器50とを、製品固定パッド1ごと外箱30で梱包することができる。外箱30は、製品固定パッド1の底板2と底板拡張部12とが嵌り込む方形の筒壁31と、筒壁31の下端を塞ぐ底部32と、筒壁31の上端を塞ぐ蓋部33とを有する。蓋部33は、外箱30内での製品固定パッド1の上方への移動を規制している。
上述のように、この第2実施形態の製品固定パッド1は、頂板4を製品収容容器50の筒壁52の上側に対向させた状態で、頂板4に連設された製品固定片11を下向きに折ることにより、製品収容容器50内の製品51を製品固定片11で上側から押さえることができる。そして、製品固定片11から延び出す連結片21を、側板3に設けられた切欠き24に挿入して係止することで、製品固定片11の向きを保持し、製品収容容器50内の製品51を製品固定片11で上側から押さえた状態を維持することが可能である。このようにして、上方に開口する筒状の製品収容容器50内に載置された製品51を製品収容容器50内で浮き上がらないように固定することができる。その他の作用効果も第1実施形態と同様である。
図14に、この発明の第3実施形態の製品固定パッド1のブランクを示す。以下、第1実施形態に対応する部分は同一の符号を付して説明を省略する。
ブランクは、底板2と、底板2を挟む両側のうち一方の側(図では右側)に順に連設された側板3、頂板4、製品固定片11と、他方の側(図では左側)に順に連設された側板3、頂板4、製品固定片11とを有する。底板2と側板3の間、側板3と頂板4の間、頂板4と製品固定片11の間には、それぞれ折目線43,8,10が形成されている。これらの折目線43,8,10は、互いに平行である。
図14に示すブランクを組み立てると、図16、図17に示すように、上方に開口する筒状の製品収容容器50(図では鉢カバー)内に載置された製品51(図では鉢植え)を、製品収容容器50内で浮き上がらないように固定する製品固定パッド1を得ることができる。
図14に示すブランクは、例えば、次のようにして組み立てることができる。まず、底板2の中央に製品収容容器50を載せ、その状態で底板2の両側の側板3をそれぞれ折目線43に沿って上方に曲げ起こし、頂板4を折目線8に沿って内側に折り曲げる。これにより、図16、図17に示すように、頂板4は、製品収容容器50の筒壁52の上側に対向して配置された状態となり、側板3は、頂板4から製品収容容器50の筒壁52の外径側を下方に延びた状態となり、側板3の下端に折目線43を介して連設された底板2は、製品収容容器50を下側から支持する状態となる。次に、製品固定片11を折目線10に沿って下向きに折り、その製品固定片11の下端で製品収容容器50内の製品51の上端51aを上側から押さえる。このとき、製品固定片11は、製品収容容器50の筒壁52を挟んで側板3と対向するように、頂板4から筒壁52の内径側を下方に延びた状態となる。またこのとき、連結片21が、下向きの製品固定片11から上方に延び出すとともに、側板3の切欠き24が、上方に向かって開放した状態となる。その後、連結片21を折目線28に沿って外向きに折り、その連結片21の基部22を、上方から切欠き24に挿入する。このとき内向き突起26は、一時的に変形することで連結片21の通過を許容する。連結片21の基部22が切欠き24に受け入れられると、内向き突起26は元の形状に戻り、連結片21の基部22の上方への移動を阻止する。また連結片21の係止部23が、切欠き24の幅よりも広幅に形成されているので、係止部23が連結片21の長手方向に切欠き24を通り抜けるのが阻止され、連結片21が切欠き24から抜け止めされる。これにより、製品固定パッド1は組み立てが完了する(図15〜図17)。
この第3実施形態の製品固定パッド1は、図17に示すように、製品収容容器50を下側から支持する底板2が、側板3を介して頂板4に連結されているので、頂板4が製品収容容器50に対して上方に移動するのが防止され、頂板4に連設した製品固定片11も、製品収容容器50に対して上方に移動するのが防止される。そのため、製品固定片11で製品51を効果的に固定することが可能である。その他の作用効果も第1実施形態と同様である。
図18に、この発明の第4実施形態の製品固定パッド1のブランクを示す。以下、第1実施形態に対応する部分は同一の符号を付して説明を省略する。
ブランクは、連結側板44と、連結側板44を挟む両側のうち一方の側に連設された側板3と、側板3から見て連結側板44のある方向と直交する方向に順に連設された頂板4および製品固定片11と、連結側板44を挟む両側のうち他方の側に連設された側板3と、側板3から見て連結側板44のある方向と直交する方向に順に連設された頂板4および製品固定片11とを有する。連結側板44と側板3の間、側板3と頂板4の間、頂板4と製品固定片11の間には、それぞれ折目線45,8,10が形成されている。連結側板44と側板3の間の折目線45は、側板3と頂板4の間の折目線8の方向と直交する方向に延びている。側板3と頂板4の間の折目線8は、頂板4と製品固定片11の間の折目線10と平行である。
図18に示すブランクを組み立てると、図19〜図21に示すように、上方に開口する筒状の製品収容容器50(図では鉢カバー)内に載置された製品51(図では鉢植え)を、製品収容容器50内で浮き上がらないように固定する製品固定パッド1を得ることができる。
図18に示すブランクは、例えば、次のようにして組み立てることができる。まず、連結側板44とその両側の側板3を、製品収容容器50の外周に沿ってコ字状をなすように折り曲げ、頂板4を折目線8に沿って内側に折り曲げる。これにより、図20、図21に示すように、頂板4は、製品収容容器50の筒壁52の上側に対向して配置された状態となり、側板3は、頂板4から製品収容容器50の筒壁52の外径側を下方に延びた状態となる。次に、製品固定片11を折目線10に沿って下向きに折り、その製品固定片11の下端で製品収容容器50内の製品51の上端51aを上側から押さえる。このとき、製品固定片11は、製品収容容器50の筒壁52を挟んで側板3と対向するように、頂板4から筒壁52の内径側を下方に延びた状態となる。またこのとき、連結片21が、下向きの製品固定片11から上方に延び出すとともに、側板3の切欠き24が、上方に向かって開放した状態となる。その後、連結片21を折目線28に沿って外向きに折り、その連結片21の基部22を、上方から切欠き24に挿入する。このとき内向き突起26は、一時的に変形することで連結片21の通過を許容する。連結片21の基部22が切欠き24に受け入れられると、内向き突起26は元の形状に戻り、連結片21の基部22の上方への移動を阻止する。また連結片21の係止部23が、切欠き24の幅よりも広幅に形成されているので、係止部23が連結片21の長手方向に切欠き24を通り抜けるのが阻止され、連結片21が切欠き24から抜け止めされた状態となる。これにより、製品固定パッド1は組み立てが完了する(図19〜図21)。
製品固定片11から延びる連結片21は、図2に示すように、側板3まで延びるように形成してもよく、図22に示すように、側板3には至らずにその手前の頂板4まで延びるように形成してもよい。また、連結片21の基部22は、図2に示すように、製品固定片11から頂板4に向かって一定の幅を有するストレート形状としてもよく、図23に示すように、製品固定片11から頂板4に向かって次第に幅広となるテーパ形状としてもよい。また、図24に示すように、連結片21の基部22の長さを、頂板4の長さよりも短く設定してもよい。このようにすると、製品収容容器50の筒壁52の内周を製品固定片11で押圧保持することが可能となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 製品固定パッド
2 底板
3 側板
4 頂板
5 第2側板
6 折目線
8 折目線
9 嵌合開口
10 折目線
11 製品固定片
20 切目線
21 連結片
23 係止部
24 切欠き
26 内向き突起
43 折目線
50 製品収容容器
51 製品
52 筒壁

Claims (6)

  1. 上方に開口する筒壁(52)をもつ製品収容容器(50)内に載置された製品(51)を、前記製品収容容器(50)内で浮き上がらないように固定する製品固定パッドであって、
    前記筒壁(52)の上側に対向して配置される頂板(4)と、
    前記頂板(4)から前記筒壁(52)の内径側を下方に延びるように前記頂板(4)に折目線(10)を介して連設され、前記製品(51)を上側から押さえる製品固定片(11)と、
    前記頂板(4)から前記筒壁(52)の外径側を下方に延びるように前記頂板(4)に折目線(8)を介して連設され、前記筒壁(52)を挟んで前記製品固定片(11)と対向する側板(3)と、
    前記製品固定片(11)から前記頂板(4)に向かって延びる2本の切目線(20)により形成され、前記製品固定片(11)から延び出す連結片(21)と、を有し、
    前記側板(3)には、前記連結片(21)を受け入れる切欠き(24)が設けられ、
    前記連結片(21)には、前記連結片(21)を前記切欠き(24)から抜け止めする係止部(23)が設けられている、
    製品固定パッド。
  2. 前記係止部(23)は、前記切欠き(24)の幅よりも広幅に形成した前記連結片(21)の先端部分である請求項1に記載の製品固定パッド。
  3. 前記切欠き(24)は、前記連結片(21)を上方から受け入れるように上方に向かって開放する溝状に形成され、前記切欠き(24)の内縁に、前記切欠き(24)に受け入れた状態の前記連結片(21)の上方への移動を阻止する内向き突起(26)が形成されている請求項1または2に記載の製品固定パッド。
  4. 前記製品収容容器(50)が嵌合する形状の嵌合開口(9)が形成され、前記頂板(4)から下方に延びる第2側板(5)と、
    前記第2側板(5)の下端に折目線(6)を介して連設され、前記製品収容容器(50)を下側から支持する底板(2)を更に有する請求項1から3のいずれかに記載の製品固定パッド。
  5. 前記側板(3)の下端に折目線(43)を介して連設され、前記製品収容容器(50)を下側から支持する底板(2)を更に有する請求項1から3のいずれかに記載の製品固定パッド。
  6. 折目線を介して断面コ字状に順に連設された側板(3)、頂板(4)、固定片(11)と、
    前記固定片(11)から前記頂板(4)に向かって延びる2本の切目線(20)により形成され、前記固定片(11)から延び出す連結片(21)と、を有し、
    前記側板(3)には、前記連結片(21)を受け入れる切欠き(24)が設けられ、
    前記連結片(21)には、前記連結片(21)を前記切欠き(24)から抜け止めする係止部(23)が設けられている、
    固定片の保持構造。
JP2017207172A 2017-10-26 2017-10-26 製品固定パッド、および固定片の保持構造 Active JP6924117B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017207172A JP6924117B2 (ja) 2017-10-26 2017-10-26 製品固定パッド、および固定片の保持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017207172A JP6924117B2 (ja) 2017-10-26 2017-10-26 製品固定パッド、および固定片の保持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019077484A JP2019077484A (ja) 2019-05-23
JP6924117B2 true JP6924117B2 (ja) 2021-08-25

Family

ID=66627983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017207172A Active JP6924117B2 (ja) 2017-10-26 2017-10-26 製品固定パッド、および固定片の保持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6924117B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58136459U (ja) * 1982-03-09 1983-09-13 ジエコ−株式会社 包装固定装置
JPS59147082U (ja) * 1983-03-23 1984-10-01 社団法人日本生花商協会 鉢保持材
JPS6435825U (ja) * 1987-08-25 1989-03-03
JP3168975U (ja) * 2011-04-25 2011-07-07 東海紙器株式会社 段ボール製緩衝材
JP6099351B2 (ja) * 2012-06-08 2017-03-22 サッポロビール株式会社 瓶保持体及び補助部材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019077484A (ja) 2019-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6924117B2 (ja) 製品固定パッド、および固定片の保持構造
JP6413928B2 (ja) トレイ
JP6554127B2 (ja) トレイ及びトレイのブランク
JP6286194B2 (ja) トレイ
JP6549391B2 (ja) 収納箱
JP3202341U (ja) トレイ
JP2000203562A (ja) 梱包箱
JP6772722B2 (ja) トレイ
JP7176862B2 (ja) トレイ及びトレイのブランク
JP6896512B2 (ja) 包装箱
JP6710438B2 (ja) 円形物品収容箱
JP6604285B2 (ja) トレイ
JP6894183B2 (ja) 収納容器
JP7443961B2 (ja) ブランクシート
JP7310157B2 (ja) トレイおよびブランクシート
JP7444015B2 (ja) トレイ
JPS6217377Y2 (ja)
JP4354745B2 (ja) 紙製緩衝材
JP7318452B2 (ja) 包装箱
JP2010228787A (ja) 段ボール製トレー
JP5149037B2 (ja) 仕切材
JP2023038830A (ja) 包装箱
JP4488874B2 (ja) プラスチック箱
JP2023178647A (ja) 包装箱
JP2994608B2 (ja) 包装用箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200828

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210706

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210730

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6924117

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250