JP6923953B2 - 横葺屋根用の屋根上設置物取付金具 - Google Patents

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Description

本発明は、ソーラーパネルや融雪装置などの取付けに用いる横葺屋根用の屋根上設置物取付金具に関するものである。
従来から、屋根上にソーラーパネルなどの屋根上設置物を設置するための取付金具が実施されており、例えば、横葺屋根用のこの種取付金具としては、特許第5863879号(特許文献1)がある。
この特許文献1を簡単に説明すると、ソーラーパネルや融雪装置などの屋根上設置物を支持する金具本体と、この金具本体の上部に設けられ金具本体に支持した前記屋根上設置物を固定する固定ボルトと、前記金具本体の一側に設けられ横葺屋根の軒側ハゼ部に挟持固定可能な軒側挟持部と、前記金具本体の他側に設けられ横葺屋根の棟側ハゼ部に挟持固定可能な棟側挟持部とから成り、前記金具本体の下部に、この金具本体の一側から他側にかけて長窓状に開口するガイド窓部が設けられ、このガイド窓部に位置変更可能に挿通支持した第一取付ボルトにより前記金具本体の下部一側に前記軒側挟持部が取り付けられていると共に、このガイド窓部に位置変更可能に挿通支持した第二取付ボルトにより前記金具本体の下部他側に前記棟側挟持部が取り付けられ、前記第一取付ボルト若しくはこの第一取付ボルトに螺着した第一ナットと、前記第二取付ボルト若しくはこの第二取付ボルトに螺着した第二ナットを、前記金具本体の上方から締付操作して前記軒側挟持部と前記棟側挟持部を前記金具本体の下部に位置変更不能状態に固定するための操作用窓部が金具本体の上部に設けられていると共に、この操作用窓部は、金具本体の一側から他側にかけて長窓状に開口する形状に形成され、この操作用窓部の上方を、この操作用窓部の長さ方向に沿ってスライド移動可能な移動体が金具本体の上部に設けられ、この移動体に前記固定ボルトが設けられているものである。
特許第5863879号公報
本発明は、この種横葺屋根用の屋根上設置物取付金具の改良に係るもので、横葺屋根のハゼ部を挟持する挟持部の上側挟持部が、この挟持部を金具本体に取付けるための取付ボルトのボルト先端で上方から押え込まれることにより、挟持時にハゼ部から受ける反力による上側挟持部の変形を抑制できて良好な挟持固定作用が得られる実用性に優れた横葺屋根用の屋根上設置物取付金具を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
ソーラーパネル1Aや融雪装置などの屋根上設置物1を支持する金具本体2と、この金具本体2の上部に設けられ前記屋根上設置物1を固定する固定具3と、前記金具本体2の下部に設けられ横葺屋根4のハゼ部5に挟持固定可能な挟持部6とから成る横葺屋根用の屋根上設置物取付金具において、前記挟持部6は、前記ハゼ部5を挟んで前記横葺屋根4の棟側に配設される棟側挟持半体7と、前記横葺屋根4の軒側に配設される軒側挟持半体8とを備え、前記棟側挟持半体7には、前記ハゼ部5の上面に当接する上側挟持部9が設けられ、また、前記軒側挟持半体8には、前記ハゼ部5の下面に当接する下側挟持部10が設けられ、また、前記棟側挟持半体7の上部に設けられている棟側取付部11の下側には、前記軒側挟持半体8の上部に設けられている軒側取付部12が配され、前記棟側挟持半体7の前記棟側取付部11上には、前記金具本体2が設けられ、この金具本体2は、上下方向に貫通し且つボルト先端13Aを下に向けた取付ボルト13により前記棟側取付部11と固定され、さらに、この取付ボルト13は、前記棟側取付部11を貫通して前記軒側挟持半体8の軒側取付部12に螺着され、前記下向きのボルト先端13A前記棟側挟持半体7の上側挟持部9に上方から当接し且つ前記取付ボルト13の回動操作により前記軒側挟持半体8は昇降移動するように構成され、前記ハゼ部5の上下面は、前記取付ボルト13のボルト先端13Aが上方から当接する前記棟側挟持半体7の上側挟持部9と、前記取付ボルト13の回動操作により上昇移動する前記軒側挟持半体8の下側挟持部10とで挟持固定されるように構成されていることを特徴とする横葺屋根用の屋根上設置物取付金具に係るものである。
また、請求項1記載の横葺屋根用の屋根上設置物取付金具において、前記棟側挟持半体7は、前記金具本体2の裏側において昇降移動不能状態に設けられ、この昇降移動不能な棟側挟持半体7の前記上側挟持部9に前記取付ボルト13の下向きのボルト先端13Aが上方から当接するように構成され、この昇降移動不能な前記棟側挟持半体7の上側挟持部9に対して、前記取付ボルト13の回動操作により前記軒側挟持半体8の下側挟持部10が上昇移動することにより、前記上側挟持部9と前記下側挟持部10とで前記ハゼ部5の上下面挟持固定されるように構成されていることを特徴とする横葺屋根用の屋根上設置物取付金具に係るものである。
また、請求項1,2いずれか1項に記載の横葺屋根用の屋根上設置物取付金具において、前記金具本体2は、前記横葺屋根4の勾配方向に沿った長さを有する形状に形成され、この金具本体2の長さ方向の一側に、前記横葺屋根4の棟側の前記ハゼ部5に挟持固定可能な前記挟持部6が設けられ、前記金具本体2の長さ方向の他側に前記横葺屋根4の軒側の前記ハゼ部5に挟持固定可能な前記挟持部6が設けられ、この金具本体2の一側と他側に設けられている挟持部6のいずれか一方が、前記金具本体2の長さ方向にスライド移動可能に設けられていることを特徴とする横葺屋根用の屋根上設置物取付金具に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、挟持部を構成する棟側挟持半体の上側挟持部と軒側挟持半体の下側挟持部とで横葺屋根のハゼ部の上下面を挟持して横葺屋根上に固定でき、この際、ハゼ部の上面に当接する上側挟持部が取付ボルトの下向きのボルト先端で上方から直接押え込まれているために、ハゼ部から受ける反力によってこの上側挟持部が変形しようとすることが抑制されて良好な挟持固定作用を発揮でき、しかも変形抑制効果を奏するが故に、上側挟持部が設けられている棟側挟持半体は強度的にやや性能の劣る素材製を採用することができ、例えば棟側挟持半体をアルミニウム製若しくはアルミニウム合金製として軽量で取扱いが容易な製品とすることも可能となるなど、極めて実用性に優れた横葺屋根用の屋根上設置物取付金具となる。
また、請求項2,3記載の発明においては、棟側挟持半体の上側挟持部を取付ボルトのボルト先端で上方から確実に押え込みながらハゼ部を締付挟持固定できる挟持部を、簡易構成にして容易に設計実現可能となる一層実用性に優れた構成の横葺屋根用の屋根上設置物取付金具となる。
また、請求項4記載の発明においては、横葺屋根の棟側と軒側の二箇所のハゼ部を確実に挟持して横葺屋根上に安定的に固定できる一層実用性に優れた構成の横葺屋根用の屋根上設置物取付金具となる。
本実施例を示す斜視図である。 本実施例の金具本体と挟持部を示す分解斜視図である。 本実施例の使用状態を示す概略説明側面図である。 本実施例を示す、横葺屋根のハゼ部にセットした状態(ハゼ部を挟持部の上側挟持部と下側挟持部の間に配設した状態)の説明部分拡大側断面図である。 図4に続いて、取付ボルトの締付操作により挟持部でハゼ部を締付挟持固定した状態を示す説明部分拡大側断面図である。 本実施例を示す、説明部分拡大正断面図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明は、金具本体2の下部に設けられている挟持部6を横葺屋根4のハゼ部5に挟持固定することによって横葺屋根4上に固定でき、金具本体2にソーラーパネル1Aや融雪装置などの屋根上設置物1を支持して、金具本体2の上部に設けられている固定具3で固定すると、横葺屋根4上に(本発明を介して)屋根上設置物1が取付けられる。
また、挟持部6は、前記ハゼ部5を挟んで横葺屋根4の棟側に配設される棟側挟持半体7と、横葺屋根4の軒側に配設される軒側挟持半体8とを備え、前記棟側挟持半体7に、前記ハゼ部5の上面に当接する上側挟持部9が設けられていると共に、前記軒側挟持半体8に、前記ハゼ部5の下面に当接する下側挟持部10が設けられ、更にこの挟持部6は、前記棟側挟持半体7の上部に設けられている棟側取付部11と、前記軒側挟持半体8の上部に設けられている軒側取付部12とが、前記金具本体2を上下方向に貫通し且つボルト先端13Aを下に向けた取付ボルト13により金具本体2の下部に取付けられている。
そして、この取付ボルト13は、下向きのボルト先端13Aが前記棟側挟持半体7の上側挟持部9に上方から当接し得るように構成されていると共に、前記軒側挟持半体8の軒側取付部12に螺着されてこの取付ボルト13の回動操作により軒側挟持半体8が螺動昇降移動するように構成され、この取付ボルト13のボルト先端13Aが上方から当接している上側挟持部9と、取付ボルト13の回動操作により螺動上昇移動した軒側挟持半体8の下側挟持部10とで前記ハゼ部5の上下面を挟持固定し得るように構成されている。
従って、挟持部6がハゼ部5を挟持した際には、上側挟持部9にハゼ部5からの反力が生じてこの反力が上側挟持部9を変形させようとする力として作用するが、本発明は、この反力を受ける上側挟持部9が取付ボルト13のボルト先端13Aで上方から押え込まれており、これによりこの反力も押え込まれて上側挟持部9の変形が抑制されることとなる。
また、このように挟持固定時の変形が抑制される上側挟持部9付の棟側挟持半体7は、強度的にやや性能の劣る素材製としても足りる構成であり、例えば棟側挟持半体7をアルミニウム製若しくはアルミニウム合金製として軽量で取扱いが容易な製品を設計実現可能である。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、横葺屋根4用のソーラーパネル1A(屋根上設置物1)取付金具に適用した場合であって、ソーラーパネル1Aを支持する金具本体2と、この金具本体2の上部に設けられ金具本体2に支持した前記ソーラーパネル1Aを固定する固定具3としての固定ボルト3と、前記金具本体2の下部に設けられ横葺屋根4のハゼ部5に挟持固定可能な挟持部6とから構成されている。尚、屋根上設置物1は、本実施例のソーラーパネル1Aに限らず、融雪装置や雪止めなどの他の設置物でも良く適宜設計変更可能である。
本実施例の金具本体2は、所定長さに切断されたアルミニウム若しくはアルミニウム合金の押出成形品であって、前記横葺屋根4の勾配方向に沿った長さを有する角棒状体に形成されている。本実施例では、この金具本体2の長さ方向を前後方向と定めて以下を説明する。
また、この金具本体2は、図1,図2に示すような中空角筒形に形成されていて、その天板部14にソーラーパネル1Aを載置支承でき、底板部15に前記挟持部6を沿わせて取付け可能に構成されている。
また、この金具本体2の天板部14は、その左右幅方向の中央部が金具本体2の前後長さ方向に沿って一直線状に開口する形状(直線状開口部16を有する形状)に形成されていると共に、この天板部14には、金具本体2の前後方向にスライド移動可能な移動体17が設けられ、この移動体17に前記固定具3としての固定ボルト3(六角ボルト3)が設けられている。
即ち、固定ボルト3とソーラーパネル1Aの位置が合わない場合に、固定ボルト3(移動体17)を金具本体2の長さ方向に沿って横葺屋根4の勾配方向にスライド移動して適正な位置へと動かすことができ、位置是正したこの固定ボルト3を利用してソーラーパネル1Aを確固に固定し得るように構成されている。
更に詳しくは、移動体17は、前記金具本体2の天板部14の上側板面に沿設配設される上側スライド体18と、金具本体2内に挿入配設される下側スライド体19とから成り、この上側スライド体18と下側スライド体19とが、ボルト先端を上向きにして縦設した固定ボルト3によって連結されている(図6参照)。
また、前記固定ボルト3が、前記直線状開口部16に配設されることによって移動体17の金具本体2に対するスライド移動が許容されていると共に、この固定ボルト3の上側スライド体18より上方に露出する部分に固定用ナット20が螺着されていることによって移動体17に対し固定ボルト3が脱落不能状態に設けられている。
また、この固定ボルト3は、そのボルト頭部が下側スライド体19の下面に垂設されている回り止め片21に接することによって回り止め状態に設けられており、この回り止め状態の固定ボルト3に対し固定用ナット20を締付け回動操作すると、上側スライド体19と下側スライド体19とが天板部14を圧接挟持して移動体17が天板部14に対しスライド移動不能な位置決め状態となるように構成されている(固定用ナット20を緩めると、移動体17が金具本体2対しその前後方向にスライド移動可能となるように構成されている。)。
また、上側スライド体18は、上面に前記ソーラーパネル1Aを載置可能な平面視長方形状の平板に形成されていると共に、上面に帯板状の金属製アース板22が載置重合されている。そして、前記固定ボルト3を挟んだ上側スライド体18の前後両側(横葺屋根4の棟側と軒側)にソーラーパネル1A(の金属フレーム部)を一枚ずつ載置支持(してアース)できるように構成されている。
即ち、実質的に上側スライド体18(のアース板22)上にソーラーパネル1Aが載置支持され、この上側スライド体18(移動体17)を介して間接的にソーラーパネル1Aが金具本体2上に載置支持されるように構成されている。
また、上側スライド体18と下側スライド体19とは、所定長さに切断されたアルミニウム若しくはアルミニウム合金の押出成形品で構成されている。
図中符号23はソーラーパネル1A(の金属フレーム)に喰い込み接触する接触突起、24は下側スライド体19が当接することで移動体17が金具本体2から横葺屋根4の軒側(屋根勾配下方側)へスライド移動して脱落することを阻止するスライドストッパー、37は下側スライド体19がスライド自在に装着されるスライド溝である。
また、ここで、移動体17(上側スライド体18)上に載置支持されたソーラーパネル1Aの固定構造を説明すると、上側スライド体18上の二枚のソーラーパネル1Aの外周縁部(金属フレーム部)を上方から押え込み固定する押え金具23が前記固定ボルト3に装着されている。
本実施例の押え金具25は、一枚の金属板が側面視略コ字状に折曲されて両側の突出板部が上部となり中間板部が下部となる形状に形成されていると共に、両側突出板部の上部が夫々対向外側に折曲形成されてこの上部折曲部がソーラーパネル1Aの外周縁部の上面に当接して押え込む押え片部26として構成されている。
また、この押え金具25下部の中間板部には、図示省略の孔が貫通形成されていて、この孔に前記固定ボルト3を挿通した上で固定ボルト3に押え込みナット27が螺着されることにより固定ボルト3に押え金具25が装着され、この押え込みナット27を締付回動操作することにより、二枚のソーラーパネル1Aの外周縁部(金属フレーム部)を押え片部26で上方から押え込み固定できる構成としている(図3参照)。
また、この金具本体2には、前記直線状開口部16の真下位置の前記底板部15を上下方向に貫通するようにして、この底板部15の後側(棟側)と前側(軒側)の二箇所にボルト通し孔28が貫通形成されており、この二箇所のボルト通し孔28に挿通した取付ボルト13により、金具本体2下部の前後二箇所に前記挟持部6が取付けられている。
即ち、この前後の挟持部6を横葺屋根4の棟側と軒側の二箇所の前記ハゼ部5に挟持固定することで、本実施例が横葺屋根4上に安定的に固定されるように構成されている。
また、前記底板部15の後側(棟側)に形成されているボルト通し孔28は、金具本体2の長さ方向に沿った長さを有する長孔28Aに形成されていて、この長孔28Aに取付ボルト13を介して取付けられた前記挟持部6(横葺屋根4に対し棟側に配設される挟持部6)は、この長孔28Aに沿って金具本体2の前後方向にスライド移動自在となるように構成されている。
即ち、例えば、後側(棟側)の挟持部6を予め軒方向にスライド移動させておき、前側の挟持部6を横葺屋根4の軒側のハゼ部5に挟持した後、後側の挟持部6を棟方向にスライド移動させて棟側のハゼ部5に挟持することによって本実施例は横葺屋根4上に容易に取付けできるように構成されている。また、横葺屋根4用の屋根板は、メーカーによってハゼ部5間の距離寸法に多少の差があるが、本実施例によれば、棟側に配設される挟持部6の位置を様々なメーカーの屋根板に対応させて金具本体2に対しスライド位置変更調整して取付け可能に構成されている。
本実施例の挟持部6は、前記ハゼ部5を挟んで横葺屋根4の棟側に配設される棟側挟持半体7と、横葺屋根4の軒側に配設される軒側挟持半体8とを備え、前記棟側挟持半体7に、前記ハゼ部5の上面に当接する上側挟持部9が設けられていると共に、前記軒側挟持半体8に、前記ハゼ部5の下面に当接する下側挟持部10が設けられている。
また、この挟持部6は、前記棟側挟持半体7の上部に設けられている棟側取付部11と、前記軒側挟持半体8の上部に設けられている軒側取付部12とが、前記ボルト通し孔28を介して金具本体2を上下方向に貫通し且つボルト先端13Aを下に向けた取付ボルト13により金具本体2の下部に取付けられている。
また、棟側挟持半体7と軒側挟持半体8とは、所定長さに切断されたアルミニウム若しくはアルミニウム合金の押出成形品で構成されている。
具体的には、棟側挟持半体7は、図2,図4,図5に示すように、水平板状の前記棟側取付部11と、この棟側取付部11の軒側端部から下方へ垂下突設される板状のガイド片部29と、棟側取付部11の棟側端部から前記ガイド片部29より長く下方へ垂下突設される板状の脚片部30と、この脚片部30から軒側へ略水平に突設される板状の前記上側挟持部9とを備えている。
また、この棟側挟持半体7の前記棟側取付部11には、前記取付ボルト13を挿通するボルト挿通孔31が貫通形成されていると共に、このボルト挿通孔31の真下に前記上側挟持部9が配設するようにボルト挿通孔31の形成位置や、脚片部30からの上側挟持部9の突出度等が設定構成され、このボルト挿通孔31に、前記ボルト通し孔28(長孔28A)に上方からボルト先端13Aを下向きにして挿通した取付ボルト13を挿通すると、ボルト先端13Aを上側挟持部9の上面に上方から当接し得るように構成されている。
軒側挟持半体8は、水平貫通穴が上下二段形成されている筒形の基体部32と、この基体部32の上部から棟側に略水平に突設される板状の前記軒側取付部12と、基体部32の下部から棟側に略水平に突設され下面が前記横葺屋根4上に載置される板状の前記下側挟持部10と、前記基体部32と前記軒側取付部12との間に設けられて前記ガイド片部29が昇降移動自在に嵌挿されるガイド溝部33と、前記軒側取付部12の下部に設けられ前記取付ボルト13が螺着可能なナット34を回り止め状態に配設可能なナット配設溝35とを備えている。
また、この軒側挟持半体8の前記軒側取付部12には、この軒側取付部12を前記棟側取付部11の下方に重ねて配設した際に前記ボルト挿通孔31に連通させて前記取付ボルト13を挿通するボルト孔36が貫通形成されていて、このボルト孔36に、前記ボルト通し孔28(長孔28A),前記ボルト挿通孔31を介してボルト先端13Aを下向きにした前記取付ボルト13を挿通し得るように構成されている。
そして、このボルト挿通孔31に挿通した取付ボルト13が、前記ナット配設溝35に回り止め状態で配設されているナット34に螺着されていることにより、取付ボルト13(金具本体2)に対し前記棟側挟持半体7と軒側挟持板半体8とが脱落不能状態に設けられていると共に、ナット34より下方に突出する取付ボルト13のボルト先端13Aが前記上側挟持部9の上面に上方から当接し得るように構成されており、更に取付ボルト13の回動操作によって軒側挟持半体8が取付ボルト13に対し螺動昇降移動するように構成されている。
また、本実施例の挟持部6は、前記棟側挟持半体7が前記金具本体2の下部に昇降移動不能状態に設けられていて、この昇降移動不能な棟側挟持半体7の前記上側挟持部9に、前記棟側取付部11と前記軒側取付部12を貫通する前記取付ボルト13の下向きのボルト先端13Aが上方から当接し得るように構成されており、この昇降移動不能な棟側挟持半体7の前記上側挟持部9に対して、前記取付ボルト13の回動操作により前記軒側挟持半体8の前記下側挟持部10が螺動上昇移動することにより、上側挟持部9と下側挟持部10とで前記ハゼ部5の上下面を挟持固定し得るように構成されている。
具体的には、金具本体2の下部に、この金具本体2に対して昇降移動不能な介在体39が装着され、この昇降移動不能な介在体39に前記棟側挟持半体7が取付けられることによって、介在体39とともに棟側挟持半体7が金具本体2に対し昇降移動不能状態に設けられている。
本実施例の介在体39は、所定長さに切断されたアルミニウム若しくはアルミニウム合金の押出成形品で構成されており、左右方向に長さを有する帯板状の基板部40と、この基板部40の右寄りと左寄りの位置から上方へ突設されている正面視L字状のスライド片部41と、この左右のスライド片部41間に前記基板部40から上方へ突設されて前記底板部15に下方から当接可能な左右一対の当接片部42と、この左右の当接片部42間に貫通形成され前記ボルト通し孔28(長孔28A)及び前記ボルト挿通孔31と連通させて前記取付ボルト13を挿通させる連通孔43と、前記基板部40の左右両端部から垂設され前記棟側挟持半体7の棟側取付部11の左右両端部に係止する係止爪片部44とを備えている。
この介在体39が、前記左右の係止爪片部44を棟側取付部11の左右両端部に上方から係止することで棟側挟持半体7の上部に取付けられており、この介在体39の左右の前記スライド片部41を、前記金具本体2の左右両側の長手方向縁の下部に一体成形されているレール溝38に金具本体2の前端部若しくは後端部から嵌合させることによって、棟側挟持半体7は介在体39と共に金具本体2に対し昇降移動不能状態となるように構成され、この昇降移動不能な棟側挟持半体7(金具本体2)に対し、軒側挟持半体8は昇降移動可能に構成されている。また、前記長孔28Aに取付けられている後側の挟持部6だけは、この介在体39(とレール溝38)を介して、長孔28Aに取付ボルト13がスライド移動を許容される範囲で金具本体2に対し前後方向にスライド移動可能に構成されている。
また、前記取付ボルト13は、六角ボルトが採用されていると共に、そのボルト頭部が前記底板部15の上面に近接若しくは当接している状態では、昇降移動不能な棟側挟持半体7の前記上側挟持部9に対してボルト先端13Aが上方から当接し得る長さ寸法のものが採用されている。
従って、予め取付ボルト13を緩めて軒側挟持半体8を降下させておけば、棟側挟持半体7は昇降移動不能状態であるために、本実施例を上方へ持ち上げた際に、上側挟持部9と下側挟持部10とが上下に離間した状態となり、この離間状態の上側挟持部9と下側挟持部10との間に前記ハゼ部5を容易に挟み込むことができ、続いて取付ボルト13を締付けて軒側挟持半体8を取付ボルト13に対し上昇移動させることで、上側挟持部9に下側挟持部10を接近可動させてハゼ部5に締付挟持固定し得るように構成されている(図4,図5参照)。
この際、上側挟持部9と下側挟持部10とにハゼ部5から反力が作用し、この反力によって上側挟持部9の上面に取付ボルト13のボルト先端13Aが当接することになり、これによりハゼ部5の上面に当接する上側挟持部9が取付ボルト13のボルト先端13Aで上方から直接押え込まれて、強度的にさほど有利ではないアルミニウム若しくはアルミニウム合金製の上側挟持部9がこの反力によって変形しようとすることが抑制されることになる。
また、この際、軒側取付部12が棟側取付部11に下方から重合することになるまで取付ボルト13を強く締付けると、ハゼ部5への締付挟持作用と同時に、前記底板部15(金具本体2)の下面と軒側取付部12(軒側挟持半体8)の上面との間に棟側取付部11(棟側挟持半体7)と一緒に介在体39が挟み込まれて前記スライド片部41と前記当接片部42の上縁部が底板部15の下面に圧接し、これによって前記長孔28Aに取付ボルト13を介して取付けられている棟側の挟持部6が金具本体2に対し位置決め固定されるように構成されている。即ち、本実施例は、取付ボルト13の締付け方によっては、挟持部6のハゼ部5への締付挟持固定作用と、(棟側の)挟持部6の金具本体2への位置決め固定作用とが同時に発揮されるように構成されている。
本実施例は、上述のように金具本体2,挟持部6,移動体17,介在体39をアルミニウム製若しくはアルミニウム合金製としているため、軽量で取扱い容易な構成となる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 屋根上設置物
1A ソーラーパネル
2 金具本体
3 固定具
4 横葺屋根
5 ハゼ部
6 挟持部
7 棟側挟持半体
8 軒側挟持半体
9 上側挟持部
10 下側挟持部
11 棟側取付部
12 軒側取付部
13 取付ボルト
13A ボルト先端

Claims (3)

  1. ソーラーパネルや融雪装置などの屋根上設置物を支持する金具本体と、この金具本体の上部に設けられ前記屋根上設置物を固定する固定具と、前記金具本体の下部に設けられ横葺屋根のハゼ部に挟持固定可能な挟持部とから成る横葺屋根用の屋根上設置物取付金具において、前記挟持部は、前記ハゼ部を挟んで前記横葺屋根の棟側に配設される棟側挟持半体と、前記横葺屋根の軒側に配設される軒側挟持半体とを備え、前記棟側挟持半体には、前記ハゼ部の上面に当接する上側挟持部が設けられ、また、前記軒側挟持半体には、前記ハゼ部の下面に当接する下側挟持部が設けられ、また、前記棟側挟持半体の上部に設けられている棟側取付部の下側には、前記軒側挟持半体の上部に設けられている軒側取付部が配され、前記棟側挟持半体の前記棟側取付部上には、前記金具本体が設けられ、この金具本体は、上下方向に貫通し且つボルト先端を下に向けた取付ボルトにより前記棟側取付部と固定され、さらに、この取付ボルトは、前記棟側取付部を貫通して前記軒側挟持半体の軒側取付部に螺着され、前記下向きのボルト先端前記棟側挟持半体の上側挟持部に上方から当接し且つ前記取付ボルトの回動操作により前記軒側挟持半体は昇降移動するように構成され、前記ハゼ部の上下面は、前記取付ボルトのボルト先端が上方から当接する前記棟側挟持半体の上側挟持部と、前記取付ボルトの回動操作により上昇移動する前記軒側挟持半体の下側挟持部とで挟持固定されるように構成されていることを特徴とする横葺屋根用の屋根上設置物取付金具。
  2. 請求項1記載の横葺屋根用の屋根上設置物取付金具において、前記棟側挟持半体は、前記金具本体の裏側において昇降移動不能状態に設けられ、この昇降移動不能な棟側挟持半体の前記上側挟持部に前記取付ボルトの下向きのボルト先端が上方から当接するように構成され、この昇降移動不能な前記棟側挟持半体の上側挟持部に対して、前記取付ボルトの回動操作により前記軒側挟持半体の下側挟持部が上昇移動することにより、前記上側挟持部と前記下側挟持部とで前記ハゼ部の上下面挟持固定されるように構成されていることを特徴とする横葺屋根用の屋根上設置物取付金具。
  3. 請求項1,2いずれか1項に記載の横葺屋根用の屋根上設置物取付金具において、前記金具本体は、前記横葺屋根の勾配方向に沿った長さを有する形状に形成され、この金具本体の長さ方向の一側に、前記横葺屋根の棟側の前記ハゼ部に挟持固定可能な前記挟持部が設けられ、前記金具本体の長さ方向の他側に前記横葺屋根の軒側の前記ハゼ部に挟持固定可能な前記挟持部が設けられ、この金具本体の一側と他側に設けられている挟持部のいずれか一方が、前記金具本体の長さ方向にスライド移動可能に設けられていることを特徴とする横葺屋根用の屋根上設置物取付金具。
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