JP2018021361A5 - - Google Patents

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横葺屋根における機器搭載用支持装置
本発明は、屋根上に搭載される太陽電池モジュール等の機器を支持するための装置であり、特に横葺き屋根の馳に固着することにより屋根上に搭載される機器の架台を支持するための支持装置に関する。
従来、屋根上に太陽電池モジュールを搭載するための装置が提案されている。その多くは、瓦屋根に関する技術であるが、太陽光エネルギーを活用するためには、瓦屋根に限らず、横葺き屋根に関しても強いニーズがある。
この点に関して、本出願人は、特許文献1に示されるように、横葺き屋根の馳を上下から挟着することにより固定設置可能とした支持装置を提案している。
特開2016−44455号公報
特許文献1により提案した従来の支持装置を図6及び図7に示している。公知のように横葺屋根は、上流側Uの棟側から下流側Dの軒側に向けて下り勾配を有する屋根下地材1に屋根材2を敷設している。各屋根材2は、上流側Uの端部に位置してネジ釘やビス等の固着具3により下地材1に固着される座部2aと該座部2aから下流側Dに向けて上向きに突出するように折曲された内側馳部4aを形成すると共に、下流側Dの端部に位置して上流側Uに向けて下向きに折返された外側馳部4bを形成している。そこで、相互に隣り合って敷設される下流側の軒側屋根材2Dと上流側の棟側屋根材2Uの間において、軒側屋根材2Dの内側馳部4aに対し棟側屋根材2Uの外側馳部4aを外嵌させることにより馳4を構成している。
横葺屋根の屋根材2は、塗装された鋼板(以下、「通常鋼板」という。)が一般的であるが、近年、塗装に加えて石粒等を付着することにより硬い表層を形成した鋼板(以下、「硬層付き鋼板」という。)が提供され、遮音性・遮熱性・耐候性に優れるものとして好評を博している。通常鋼板は、折曲加工が容易であるため、内側馳部4a及び外側馳部4bを偏平状態に折曲することが可能であり、馳4の全体高さを比較的低く形成することができる。これに対して、硬層付き鋼板は、折曲加工が容易でないため、内側馳部4a及び外側馳部4bが分厚くなるように折曲され、馳4の全体高さも比較的高くなることが知られている。
支持装置5は、下流側で前記馳4の下面を押し上げる押上部材6と、上流側で前記馳4の上面を押し下げる押下部材7と、前記押上部材6と押下部材7を相互に締着する締結ボルト8により構成されている。
押上部材6は、馳4の下面に差し込まれる差込部9と、該差込部9の上方に位置する上動用締結部10を備えている。これに対して、押下部材7は、前記差込部9の先端部の直上に臨む下端部により馳4の上面に接支される押圧部11と、前記上動用締結部10の上に配置される下動用締結部12を備えている。締結ボルト8は、頭部を上動用締結部10に保持された状態で軸部を起立させており、押上部材6の上動用締結部10の上に押下部材7の下動用締結部12を臨ませた状態で、締結ボルト8の軸部を下動用締結部12に挿通させ、該軸部の先端から頭部に向けて締結ナット13を螺着している。
そこで、支持装置5を馳4に固着するためには、図6(A)に示すように、締結ナット13を弛め、押上部材6を後傾姿勢(上流側に傾いた姿勢)として、差込部9を下流側から馳4の下面に差し込むと共に、押下部材7の押圧部11を馳4の上面に接支させ、この状態から締結ナット13を締着することにより、図6(B)に示すように、上動用締結部10を引き上げると共に下動用締結部12を押し下げ、押圧部11と差込部9により上下から馳4を挟着する。従って、押圧部11と差込部9は、馳4を上下から挟着する挟着手段14を構成し、該挟着手段14を締結ボルト8の下方に配置すると共に、押圧部11を締結ボルト8の軸線Xから上流側Uに偏位する位置に配置し、これにより、馳4を挟着した状態で締結ボルト8を屋根の上面に対して垂直に起立させるように構成されている。
このようにして支持装置5を馳4に固着した後、押上部材6と押下部材7の上面を支持面として、架台15を載置し、該支持面から上向きに突出する締結ボルト8のボルト軸部を取付手段15として、固定ナット17を締着することにより、支持装置5の上に架台14を固定支持する。
前記締結ボルト8を締着することにより馳4を上下から挟着する際、屋根材2が上述の通常鋼板により形成されている場合は、馳4が比較的変形容易なため、差込部9が馳4を上向きに変形させ、押圧部11が馳4を下向きに変形させることができ、押上部材6と押下部材7の両者を後傾姿勢から姿勢を起こし、締結ボルト8の締着完了時には、屋根の上面に対して垂直に起立させることができる。
しかしながら、従来の支持装置の場合、次のような問題がある。
図6(A)に示すように、締結ナット13を弛め、押上部材6の差込部9を馳4の下面に差し込み、押下部材7の押圧部11を馳4の上面に臨ませた状態から、締結ナット13を締結ボルト8に締結し、馳4を上下から押圧部11と差込部9により強く狭着したとき、図6(B)に示すように、下動用締結部12が偏位姿勢とされた状態で上動用締結部10に圧接される等、上動用締結部10と下動用締結部12が締結ボルト8の軸線Xに対して正しい姿勢で締結されない場合を生じることがあり、図示のように、押上部材6と押下部材7の上面が面一に整合されず、架台15を支持するための良好な支持面が形成されないという問題がある
更に、重要な問題として、締結ボルト8により架台15を固定する取付手段16を構成しているので、締結ボルト8の直上に取付手段16が配置され、締結ボルト8の直下に挟着手段14が配置されている。このため、図7に示すように、架台15を真上に向けて引き上げる方向の力が作用したとき、取付手段16の引き上げ力がそのまま締結ボルト8の直下に位置する挟着手段14に対する引き上げ力として作用するので、馳4を持ち上げ、ビス等の固着具3が屋根下地材1から引き抜かれるおそれがある。特に、このような引き上げ力は、架台15に太陽電池モジュール等のパネル状機器を搭載している場合、台風等の強風により煽られたときに生じる可能性が高く、煽られたパネル状機器と共に屋根材2が吹き飛ぶ危険がある。
本発明は、上記課題を解決した横葺屋根における機器搭載用支持装置を提供するものであり、その手段として構成したところは、上流の棟側から下流の軒側に向けて下り勾配を有する屋根下地材に敷設される屋根材に関して、各屋根材は、上流側の端部に位置して固着具により屋根下地材に固着される座部から下流側に向けて上向きに突出する内側馳部を形成すると共に、下流側の端部に位置して上流側に向けて下向きに折返された外側馳部を形成しており、下流側の軒側屋根材と上流側の棟側屋根材の相互に、内側馳部に外側馳部を外嵌させることにより馳を構成する横葺屋根において、前記馳に固着することにより屋根上に搭載される機器の架台を支持する支持装置であって、下流側から前記馳の下面を押し上げる押上部材と、上流側から前記馳の上面を押し下げる押下部材と、前記押上部材と押下部材の締結部を相互に締着する締結ボルトから成り、馳の下面に差し込まれる押上部材の差込部と、馳の上面に接支される押下部材の押圧部により、前記締結ボルトを締着したとき馳を上下から挟着する挟着手段を構成し、該挟着手段を前記締結ボルトの下方に配置しており、前記押下部材は、上流側に向けて延長された翼部と、該翼部に前記架台を支持した状態で取付固定する取付手段を設け、前記取付手段を前記挟着手段から上流側に向けて距離Lを介して離間配置して成る点にある。
この際、前記馳における座部の固着具と、前記支持装置における挟着手段及び取付手段の相互は、馳を挟着する挟着手段から上流側に向けて距離L1を介して離間された位置に前記固着具が配置され、該固着具から上流側に向けて距離L2を介して離間された位置に前記取付手段が配置されるように構成することが好ましい。
本発明の好ましい実施形態は、押上部材の締結部の上に押下部材の締結部を配置し、両締結部に挿通した締結ボルトに締結ナットを締着することにより、両締結部を締結する構成において、両締結部の相互にガイド制御手段を設けており、前記ガイド制御手段は、両締結部にそれぞれ設けられた、下流側に臨む定規面と、上流側に臨む押圧面により構成されており、前記定規面と押圧面は、相互に離反させられた状態から両締結部を近接させたとき相互に接触し、該接触状態から締結ボルト・ナットにより両締結部を締結したとき相互に摺動することにより、両締結部を所定姿勢に導き一体結合させるように構成されている。
前記ガイド制御手段を構成する定規面と押圧面は、締結ボルトの軸線に対して傾斜する傾斜面を形成しており、傾斜する押圧面と定規面の摺動を介して押上部材を上動させ押下部材を下動させたとき、差込部を上流側に向けて偏位する方向に上昇させ、押圧部を下流側に向けて偏位する方向に下降させるように構成することが好ましい。
請求項1又は2に記載の本発明によれば、押下部材7から上流側に向けて延設された翼部25に架台15を取付固定する取付手段28を設けることにより、取付手段28を馳4の挟着手段14から上流側に向けて距離Lを介して離間配置しているので、台風等の予想外の強風を受けた場合でも、引き上げ力Fにより作用する引張荷重は、挟着手段14から上流側に離間した取付手段28に作用し、その結果、固着具3に対する引き抜き力を剪断力に変換することが可能であり、しかも、翼部25の変形により吸収することが可能であるから、ビス等の固着具3が屋根下地材1から引き抜かれ、煽られたパネル状機器と共に屋根材2が吹き飛ぶ危険を防止することができる。
請求項3又は4に記載の本発明によれば、締結ボルト8により締着される押上部材6の上動用締結部10と押下部材7の下動用締結部12の相互間に、下流側に臨む定規面32aと上流側に臨む押圧面32bにより構成されたガイド制御手段32を設けているので、締結ボルト8及びナット13で両締結部10、12を締結したとき、定規面32aと押圧面32bが相互に摺動することにより、両締結部10、12を所定姿勢に導くと共に、好適に一体結合させることができる。
横葺屋根の1例を示しており、(A)は本発明の1実施形態に係る支持装置を横葺屋根に設置した状態を示す斜視図、(B)は横葺屋根の馳の部分の拡大図である。 本発明の1実施形態に係る支持装置の各部材を分解した状態で架台と共に示す斜視図である。 本発明の1実施形態に係る支持装置に関して、押上部材と押下部材を締結ボルトにより組付けた状態を示す断面図である。 本発明の1実施形態に係る支持装置を横葺屋根に設置する方法と設置する際の作用を示しており、(A)は差し込み部を馳の下面に差し込む方法を示す断面図、(B)は差し込み部を馳の下面に差し込むと共に押圧部を馳の上面に接支した状態で締結ボルトを締着したときの状態を示す断面図である。 本発明の1実施形態に係る支持装置に関して、(A)はガイド制御手段の作用を示す断面図、(B)は支持装置を横葺屋根に設置完了し、架台を固定支持した状態を示す断面図である。 本出願人が先に提案した従来技術に係る支持装置を横葺屋根に設置する方法を示しており、(A)は締結ボルトに対して締結ナットを弛めた状態を示す断面図、(B)は締結ボルトに対して締結ナットを締着した状態を示す断面図である。 従来技術に係る支持装置を横葺屋根に設置完了し、架台を固定支持した状態を示す断面図である。
以下、図1ないし図5に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。尚、横葺屋根の構成と、支持装置の概括的構成は、従来技術について上述した構成と同様であるから、上述と同様の構成部分は、同一符号を図示することにより説明する。
本発明において、太陽電池モジュール等の機器を搭載するための屋根は、図1に示すように、棟側の上流側Uから軒側の下流側Dに向けて下り勾配を有する横葺屋根であり、屋根下地材1の上に薄金属板等から成る屋根材2を敷設すると共に、該屋根材2に下流側に向けて突出する馳4を設けている。
各屋根材2は、上流側Uの端部に位置してネジ釘やビス等の固着具3により屋根下地材1に固着される座部2aと該座部2aから下流側Dに向けて上向きに突出するように折曲された内側馳部4aを形成すると共に、下流側Dの端部に位置して上流側Uに向けて下向きに折返された外側馳部4bを形成している。そこで、相互に隣り合って敷設される下流側の軒側屋根材2Dと上流側の棟側屋根材2Uの間において、軒側屋根材2Dの内側馳部4aに対し棟側屋根材2Uの外側馳部4aを外嵌させることにより馳4を構成している。
上述のように、横葺屋根の屋根材2は、通常鋼板が使用されている場合と、硬層付き鋼板が使用されている場合があるところ、本発明の支持装置5は、何れの鋼板から成る屋根材2であっても好適に実施できる利点がある。
支持装置5は、下流側に配置される押上部材6と上流側に配置される押下部材7から成り、両部材6、7を締着する締結ボルト8及び締結ナット13を備えている。支持装置5は、図1及び図2に示すように、馳4を挟着することにより屋根材2の上に設置された状態で、その上に架台15が取付けられ、該架台15に太陽電池モジュール等の機器が搭載される。
前記押上部材6及び押下部材7は、金属板の折曲により形成しても良いが、図示のように、それぞれアルミニウム等の金属を素材とする押出材を所定長さに裁断することにより形成することが好ましい。
[押上部材の構成]
前記押上部材6は、図3に示すように、下流側に配置される横向き筒状の本体部18と、該本体部18の底壁19から上流側に向けて突出された差込部9と、該差込部9の上方に位置して前記本体部18から上流側に向けて突出する上動用締結部10を一体に備えている。
前記本体部18は、下流側に臨む壁部により殴打面20を形成すると共に、上部壁により平坦な架台搭載面6aを形成し、本体部18と上動用締結部10の間に上部開口状の溝部21を形成している。前記本体部18の底壁19は、前記殴打面20を形成する壁部の下端に設けられた接支部22から上流側に向けて上向き傾斜する傾斜底壁19aを形成し、該傾斜底壁19aから前記差込部9を更に上向き傾斜するように延設している。従って、押上部材6の底面は、前記接支部22から、上流側に向けて、傾斜底壁19aと差込部9が連続する上向き傾斜面を形成している。そして、前記差込部9の先端には、銛先状の爪部9aが設けられている。
前記上動用締結部10は、上部に横向きのスリット状開口部を形成する一対のレール部を設けた有底溝部10aを形成し、該有底溝部10aには、前記締結ボルト8の頭部8aが摺動自在かつ回動不能かつ抜止め状に嵌入され、起立するボルト軸部8bに締結ナット13を螺着するように構成されている。
[押下部材の構成]
前記押下部材7は、図3に示すように、横向き筒状の下動用締結部12と、該下動用締結部12の上流側に臨む壁部から垂設された脚壁23を一体に備え、該脚壁23の下端部に下流側に向けてL形に突出する押圧部11を設け、更に、下動用締結部12の下流側の端部から舌片24を垂設すると共に、該下動用締結部12の上面に形成された架台搭載面7aから面一状態として上流側に向けて延長された翼部25を一体に形成している。
前記下動用締結部12は、横向き筒状体の下側壁部に締結ボルト8のボルト軸部8bを挿通する挿通孔26を穿設すると共に、上側壁部に締結ナット13を通過させる窓孔27を穿設し、該筒状体の内部空間により締結ナット13の格納室を形成している。
前記翼片部25の延長端部には、一対のレール部を設けた有底溝部25aが形成され、該溝部25aには、架台15を取付固定する取付手段28を構成する固定ボルト29の頭部29aが摺動自在かつ回動不能かつ抜止め状に嵌入され、起立するボルト軸部29bに固定ナット30を螺着するように構成されている。
[架台の構成]
前記架台15は、図2に示すように、支持装置5から上流側及び下流側に向けて延びる溝型部材により構成され、該溝型部材の底壁部に長手方向に延びる長孔31を開設している。架台15は、後述するように馳4に固着された支持装置5の架台搭載面6a、7aと翼部25の上に載置され、前記締結ボルト8のボルト軸部8bと前記固定ボルト29のボルト軸部29bを長孔31に受入れた状態で、前記固定ボルト29のボルト軸部29bに固定ナット30を螺着することにより固定支持される。
[締結ボルト及び挟着手段と取付手段の配置構成]
図3に示すように、馳4の下面に差し込まれる押上部材6の差込部9と、馳4の上面に接支される押下部材7の押圧部11は、前記締結ボルト8を締着したとき馳4を上下から挟着する挟着手段14を構成し、該挟着手段14を前記締結ボルト8の下方に配置すると共に、該挟着手段14を構成する差込部9と押圧部11のうち、押圧部11を締結ボルト8の軸線Xよりも上流側に偏位して配置している。そこで、前記架台15を取付固定するための取付手段28は、翼部25を介して設けられているため、前記挟着手段14から上流側に向けて距離Lで示すように離間した位置に配置されている。
この点の配置関係は、屋根材2における固着具3の位置に関して、図5(B)に示すように、前記挟着手段14から上流側に向けて距離L1を介して離間された位置に前記固着具3が配置され、該固着具3から上流側に向けて距離L2を介して離間された位置に前記取付手段28が配置されるように構成されていることが好ましい。
[押上部材と押下部材の相互におけるガイド制御手段]
図3に示すように、前記押上部材6と押下部材7を締結ボルト8と締結ナット13により仮止め状態として組付けたとき、前記舌片24の先端部が前記溝部21に遊挿させられ、該舌片24と溝部21の間においてガイド制御手段32が形成されている。
前記ガイド制御手段32は、前記溝部21の両側の溝壁面のうち下流側に臨む溝壁面に形成された定規面32aと、前記舌片24の両側の側壁面のうち上流側に臨む側壁面に形成された押圧面32bにより構成されており、後述するように差込部9と押圧部11により馳4を挟持した状態で締結ボルト8を強く締着したとき、前記押圧面32bを定規面32aに圧接させ、これにより、上動用締結部10と下動用締結部12を正しい姿勢で一体結合された状態として締着させるように構成している。
[屋根上に設置する方法と設置する際の作用]
上記のように構成した支持装置5を横葺屋根に設置する方法と、設置の際の作用を説明する。
先ず、図4(A)に示すように、締結ナット13を弛めた状態で締結ボルト8により相互に仮止め状態として組付けられた押上部材6と押下部材7を後傾姿勢(屋根の上流側に向けて傾斜する傾斜姿勢)として、押上部材6の差込部9下流側から馳4の下面に臨ませる。この状態から殴打面20をハンマー等の工具で殴打すれば、差込部9が馳4の下面に進入し、先端の爪部9aを外側馳部4bの折返し状の端縁に係止する。
次いで、図4(B)に示すように、締結ナット13を締結ボルト8のボルト軸部8bに螺進させると、押下部材7の下動用締結部12が下動することにより、押圧部11を馳4の上面に接支する。この際、図示のように、押圧部11は、締結ボルト8の軸線Xから上流側に偏位した位置で馳4の上面に接支される。
この状態から締結ナット13を強く締着し、下動用締結部12が上動用締結部10に圧接されるまで締着する。屋根材2が上述の通常鋼板により形成されている場合は、馳4が比較的変形容易なため、差込部9が馳4を上向きに変形させ、押圧部11が馳4を下向きに変形させながら、押上部材6と押下部材7の両者を後傾姿勢から姿勢を起こし、締結ボルト8の締着完了時には、屋根の上面に対して垂直に起立させられる。
これに対して、屋根材2が上述の硬層付き鋼板により形成されている場合は、馳4が比較的変形困難であり、締結ナット13を締着しても、馳4の下面に拘束された差し込み部9が簡単には上向きに移動しないので、押下部材7は、馳4に接支された押圧部11を支点として、矢印M1で示す方向のモーメントを受けながら、上動用締結部10と下動用締結部12を締結し、馳4を上下から押圧部11と差込部9により挟着する。
以上の作用は、上述した従来の支持装置の作用と同様であるが、本発明は、ガイド制御手段32を設けた点と、翼部25に取付手段28を設けた点に特徴があり、次のような作用を可能とする。
締結ナット13を締結ボルト8に螺進させることにより、下動用締結部12が上動用締結部10に向けて移動させられ、溝部21に対して舌片24が遊挿状態から溝底に向けて進入するとき、押圧面32bを定規面32aに圧接するので、下動用締結部12は、ボルト軸線Xに沿う姿勢とされた状態で上動用締結部10に一体結合される。
図5(A)に示すように、ガイド制御手段32を構成する定規面32aと押圧面32bは、ボルト軸線Xに対して角度θで傾斜する傾斜面を形成しており、傾斜する押圧面32bと定規面32aの摺動を介して、押上部材6を上動させ、押下部材7を下動させるので、図示鎖線で示すように、差込部9は上流側に向けて偏位しながら上昇し、押圧部11は下流側に向けて偏位しながら下降し、相互に相対する方向から馳4を狭着することができる。
そして、このように、前記定規面32aと押圧面32bから成るガイド制御手段32により、下動用締結部12を正しい姿勢に保持することができ、上動用締結部10に一体結合することができる。この一体結合状態で、更に、締結ナット13を締結ボルト8に強く締着すれば、該締着力が上動用締結部10と下動用締結部12のそれぞれに等しく伝達され、上動用締結部10と下動用締結部12を相互に好適に引き寄せ、これにより、差込部9が変形困難な馳4を上向きに変形させ、押圧部11が変形困難な馳4を下向きに変形させながら、押上部材6と押下部材7の両者を馳4に設置することができ、締結ボルト8の締着完了時には、図5(B)に示すように、支持装置5が屋根の上面に対して垂直姿勢として支持される
この際、図5(B)に示すように、馳4に固着された支持装置5は、架台搭載面6a、7aと翼部25の上面により、整合された面一状の支持面を形成しているので、架台15を好適に支持することができ、該架台15は、翼部25の有底溝部25aに設けた固定ボルト29から成る取付手段28により取付固定され、その上に太陽電池モジュール等の機器が搭載される。
搭載された機器が太陽電池モジュール等のパネル状機器とされている場合、強風を受けて煽られることにより、架台15の取付手段28を真上に向けて引き上げる方向の力Fを受ける場合がある。
この点に関して、図示のように、支持装置5は、馳4を挟着した差込部9と押圧部11により構成された挟着手段14から、上流側に向けて距離Lで示すように十分に離間した位置に取付手段28を配置しており、その間に固着具3が配置されている。従って、取付手段28に作用する引き上げ力Fは、挟着手段14の部分を支点とするモーメントM2に変換させられるので、固着具3に対する引き抜き力ではなく、剪断力として作用し、固着具3が屋根下地材1から引き抜かれることを防止する。
前記引き上げ力Fにより生じるモーメントM2は、支持装置5の押上部材6を介して屋根材2に対する圧接力として支持され、更に引き上げ力Fが増したときは、翼部25の変形により吸収することができる。
このため、台風等の予想外の強風を受けた場合でも、引き上げ力Fにより作用する引張荷重は、従来技術のような締結ボルト8による支持ではなく、上流側に離間した取付手段28により支持されるので、その結果、固着具3に対する引き抜き力を剪断力に変換することが可能であり、しかも、翼部25の変形により吸収することが可能であるから、ビス等の固着具3が屋根下地材1から引き抜かれ、煽られたパネル状機器と共に屋根材2が吹き飛ぶ危険を防止することができる。
本発明が図示実施形態に限定されないことは勿論であり、例えば、馳4に対する取付方法に関して、上述のような後傾姿勢から垂直方向に向けて起立させながら馳4を狭着する方法は、取付方法の1例であることを理解されたい。本発明の支持装置は、取付けられた後の状態が垂直姿勢を保持されているものであれば良く、その取付方法を問うものではない。
1 屋根下地材
2 屋根材
2a 座部
2D 軒側屋根材
2U 棟側屋根材
3 固着具
4 馳
4a 内側馳部
4b 外側馳部
5 支持装置
6 押上部材
6a 架台搭載面
7 押下部材
7a 架台搭載面
8 締結ボルト
8a 頭部
8b ボルト軸部
8c 角形首部
9 差込部
9a 爪部
10 上動用締結部
10a 有底溝部
11 押圧部
12 下動用締結部
13 締結ナット
14 挟着手段
15 架台
16 取付手段
17 固定ナット
18 本体部
19 底壁
19a 傾斜底壁
20 殴打面
21 ガイド溝部
22 接支部
23 脚座
24 ガイド舌片
25 翼部
25a 有底溝部
26 挿通孔
27 窓孔
28 取付手段
29 固定ボルト
29a 頭部
29b ボルト軸部
30 固定ナット
31 長孔
32 ガイド制御手段
32a 定規面
32b 押圧面

Claims (4)

  1. 上流の棟側から下流の軒側に向けて下り勾配を有する屋根下地材に敷設される屋根材に関して、各屋根材は、上流側の端部に位置して固着具(3)により屋根下地材(1)に固着される座部(2a)から下流側に向けて上向きに突出する内側馳部(4a)を形成すると共に、下流側の端部に位置して上流側に向けて下向きに折返された外側馳部(4b)を形成しており、下流側の軒側屋根材(2D)と上流側の棟側屋根材(2U)の相互に、内側馳部(4a)に外側馳部(4b)を外嵌させることにより馳(4)を構成する横葺屋根において、前記馳に固着することにより屋根上に搭載される機器の架台を支持する支持装置であって、
    下流側から前記馳(4)の下面を押し上げる押上部材(6)と、上流側から前記馳(4)の上面を押し下げる押下部材(7)と、前記押上部材と押下部材の締結部(10)(12)を相互に締着する締結ボルト(8)から成り、
    馳の下面に差し込まれる押上部材(6)の差込部(9)と、馳の上面に接支される押下部材(7)の押圧部(11)により、前記締結ボルトを締着したとき馳(4)を上下から挟着する挟着手段(14)を構成し、該挟着手段(14)を前記締結ボルト(8)の下方に配置しており、
    前記押下部材(7)は、上流側に向けて延長された翼部(25)と、該翼部に前記架台を支持した状態で取付固定する取付手段(28)を設け、前記取付手段(28)を前記挟着手段(14)から上流側に向けて距離Lを介して離間配置して成ることを特徴とする横葺屋根における機器搭載用支持装置。
  2. 前記馳(4)における座部(2a)の固着具(3)と、前記支持装置(5)における挟着手段(14)及び取付手段(28)の相互は、馳を挟着する挟着手段(14)から上流側に向けて距離L1を介して離間された位置に前記固着具(3)が配置され、該固着具から上流側に向けて距離L2を介して離間された位置に前記取付手段(28)が配置されるように構成されて成ることを特徴とする請求項1に記載の横葺屋根における機器搭載用支持装置。
  3. 押上部材(6)の締結部(10)の上に押下部材(7)の締結部(12)を配置し、両締結部に挿通した締結ボルト(8)に締結ナット(13)を締着することにより、両締結部(10)(12)を締結する構成において、両締結部(10)(12)の相互にガイド制御手段(32)を設けており、
    前記ガイド制御手段(32)は、両締結部(10)(12)にそれぞれ設けられた、下流側に臨む定規面(32a)と、上流側に臨む押圧面(32b)により構成されており、
    前記定規面(32a)と押圧面(32b)は、相互に離反させられた状態から両締結部(10)(12)を近接させたとき相互に接触し、該接触状態から締結ボルト・ナット(8)(13)により両締結部(10)(12)を締結したとき相互に摺動することにより、両締結部(10)(12)を所定姿勢に導き一体結合させるように構成されて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の横葺屋根における機器搭載用支持装置。
  4. 前記ガイド制御手段(32)を構成する定規面(32a)と押圧面(32b)は、締結ボルト(8)の軸線(X)に対して傾斜する傾斜面を形成しており、傾斜する押圧面(32b)と定規面(32a)の摺動を介して押上部材(6)を上動させ押下部材(7)を下動させたとき、差込部(9)を上流側に向けて偏位する方向に上昇させ、押圧部(11)を下流側に向けて偏位する方向に下降させるように構成して成ることを特徴とする請求項3に記載の横葺屋根における機器搭載用支持装置。
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