JP5651208B2 - 立平葺き屋根用取付金具 - Google Patents

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Description

本発明は、立平葺き屋根上に突設されたハゼ部に取り付け固定して、適宜な屋根上設置物を立平葺き屋根上に設置するための立平葺き屋根用取付金具に関するものである。
出願人は、この種の立平葺き屋根用取付金具として、意匠登録第1385367号(特許文献1)と、意匠登録第1385811号(特許文献2)とを保有している。
この特許文献1,2を簡単に説明すると、屋根上に設置するソーラーパネルやソーラーパネル取付用架台などの屋根上設置物を取り付け可能な金具本体に、立平葺き屋根の前記ハゼ部を左右から挟持固定する左右一対の挟持部が設けられ、前記金具本体は、前記一対の挟持部のいずれか一方を具備する第一金具半体と、一対の挟持部のいずれか他方を具備する第二金具半体とから成ると共に、一方の挟持部と他方の挟持部とが接離移動するように前記第一金具半体と前記第二金具半体とがスライド自在に連結された構成である。
更に具体的には、前記第一金具半体は、天板部の左右いずれか一端部に前記一方の挟持部が垂設され、天板部の左右いずれか他端部に挟持操作ネジが水平方向に螺着される螺着孔部を具備するネジ受板部が垂設されると共に、このネジ受板部の上部に、前記第二金具半体をスライド自在に挿通連結可能なスライド連結孔が水平方向に貫通形成された構成とされ、前記第二金具半体は、前記第一金具半体のスライド連結孔にスライド挿脱自在に挿通連結する挿入板部の基端部に前記他方の挟持部が垂設されると共に、この他方の挟持部に、前記螺着孔部と連通して前記挟持操作ネジを挿通可能且つ挟持操作ネジの頭部は挿通不能なネジ通し孔が設けられた構成とされていて、このネジ通し孔から挿通して前記螺着部に螺着した挟持操作ネジを螺入方向に螺動操作することにより、前記一対の挟持部が接近方向にスライドして前記ハゼ部を締付挟持固定できるように構成されている。
意匠登録第1385367号公報 意匠登録第1385811号公報
本発明は、この種の立平葺き屋根用取付金具の改良に係るもので、第一金具半体に第二金具半体を容易に組み付けできると共に、立平葺き屋根のハゼ部を左右一対の挟持部で挟持固定する際や固定解除する際に第一金具半体に対し第二金具半体がガタつきにくくスムーズにスライド移動でき、その上、立平葺き屋根の棟部のエプロン部材の取付金具としても使用可能となる実用的な立平葺き屋根用取付金具を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
立平葺き屋根1のハゼ部2に取り付け固定する立平葺き屋根用取付金具であって、ソーラーパネル3やソーラーパネル取付用架台4などの屋根上設置物5を取り付け可能な金具本体6に、前記ハゼ部2を左右から挟持固定する左右一対の挟持部7を設け、前記金具本体6は、前記一対の挟持部7のうちの一方を備えた第一金具半体8と他方を備えた第二金具半体9とから成ると共に、一方の挟持部7と他方の挟持部7とが接離移動するように前記第一金具半体8と前記第二金具半体9とをスライド自在に連結した構成とし、前記第一金具半体8は、前記屋根上設置物5を取り付け可能な天板部10の左右いずれか一端部に前記一方の挟持部7を垂設し、天板部10の左右いずれか他端部に挟持操作ネジ11が螺着される螺着孔部12を備えたネジ受板部13を垂設すると共に、このネジ受板部13の上部に、前記第二金具半体9をスライド自在に挿通連結可能なスライド連結孔14を水平方向に貫通形成した構成とし、前記第二金具半体9は、前記スライド連結孔14にスライド挿脱自在に挿通連結する挿入板部15の基端部に前記他方の挟持部7を垂設して、この挿入板部15をスライド連結孔14に挿通連結した際に他方の挟持部7が前記ネジ受板部13の外方に配設するように設けると共に、この他方の挟持部7に、前記螺着孔部12と連通して前記挟持操作ネジ11を挿通可能且つ挟持操作ネジ11の頭部16は挿通不能なネジ通し孔17を設けた構成とし、このネジ通し孔17から挿通し前記螺着孔部12に螺着した挟持操作ネジ11を螺入方向に螺動操作することで、前記一対の挟持部7が接近方向にスライドして前記ハゼ部2を締付挟持固定するように構成した立平葺き屋根用取付金具において、前記ネジ受板部13の上部にして前記天板部10との連設角部に、横長スリット状の前記スライド連結孔14を貫通形成して、このスライド連結孔14に挿入した前記挿入板部15の上面が前記天板部10の下面に重合若しくは近接配設するように構成すると共に、このスライド連結孔14は、ネジ受板部13の上部から天板部10の他端部に至るまで開口する孔形状に形成して、このスライド連結孔14に天板部10の他端部の上方から前記挿入板部15を挿入し得るように構成し、前記第一金具半体8の前記天板部10の少なくとも前端部に、立平葺き屋根1の棟部18のエプロン部材19を取り付け可能なエプロン取付板部20を、この天板部10から一体的に設けたことを特徴とする立平葺き屋根用取付金具に係るものである。
また、前記スライド連結孔14の下部に、前記挿入板部15の下面をスライド自在に支承してこの挿入板部15の上面を前記天板部10に重合若しくは近接配設させる支承孔縁部21を設けたことを特徴とする請求項1記載の立平葺き屋根用取付金具に係るものである。
また、前記第一金具半体8は、平板状の前記天板部10の左右両端部に垂下板部が垂設する形状に形成して、この天板部10の左右いずれか一端部に垂設する垂下板部を前記一方の挟持部7とすると共に、天板部10の左右いずれか他端部に垂設する垂下板部を前記ネジ受板部13とし、前記第二金具半体9は、平板状の前記挿入板部15の基端部に垂下板部が垂設する形状に形成して、この挿入板部15の基端部に垂設する垂下板部を前記他方の挟持部7としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の立平葺き屋根用取付金具に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、第一金具半体のスライド連結孔に対して、水平方向からだけでなく上方からも第二金具半体の挿入板部を挿通することができるので、金具本体の組み付け作業を特許文献1,2のような従来品に比して容易にでき、また、スライド連結孔に挿通連結した挿入板部の上面が天板部の下面に重合若しくは近接配設するように構成したため、立平葺き屋根のハゼ部を左右一対の挟持部で挟持固定する際や固定解除する際に、第一金具半体と第二金具半体とが互いにガタつきにくい状態でスムーズにスライド移動でき、その上本発明は、エプロン取付板部を設けたことで、立平葺き屋根の棟部にエプロン部材を取り付けるための取付金具としても使用可能であると共に、このエプロン取付板部は、例えば第一金具半体を構成する板材を折曲して形成する簡易な構成に設計することも可能であるなど、極めて実用性に優れた立平葺き屋根用取付金具となる。
また、請求項2記載の発明においては、第一金具半体の天板部の下面が、スライド連結孔に挿通連結した挿入板部のスライドガイドとして機能する構成を簡易に設計実現可能となる一層実用性に優れた構成の立平葺き屋根用取付金具となる。
また、請求項3記載の発明においては、金具本体の第一金具半体と第二金具半体とを、夫々一枚板を折曲して形成できる簡易な構成に設計することもでき、一層量産性の向上を図ることができる極めて実用性に優れた立平葺き屋根用取付金具となる。
本実施例を示す斜視図である。 本実施例の分解斜視図である。 本実施例の第一金具半体のスライド連結孔に、天板部の斜め上方から第二金具半体の挿入板部を挿入した状態を示す説明正面図である。 本実施例を示す正断面図である。 本実施例を示す平面図である。 本実施例を、立平葺き屋根のハゼ部に挟持固定した状態を示す説明正面図である。 本実施例の天板部に取付ボルトを取り付けた状態を示す斜視図である。 取付ボルトを取り付けた本実施例の使用状態を示す説明側面図である。 本実施例のエプロン部材取付金具としての使用状態を示す概略説明斜視図である。 本実施例のエプロン部材取付金具としての使用状態を示す拡大説明斜視図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明は、第一金具半体8の左右いずれか他端部のネジ受板部13の上部に貫通形成したスライド連結孔14に、第二金具半体9の挿入板部15を挿脱自在に挿通連結することで、第一金具半体8に備えられた一方の挟持部7と第二金具半体9に備えられた他方の挟持部7とが水平方向に接離移動するように第一金具半体8と第二金具半体9とをスライド自在に連結し金具本体6を構成するが、この際、第一金具半体8のネジ受板部13の上部にしてこの第一金具半体8の天板部10との連設角部に、この天板部10の他端部に至るまで開口する孔形状とした前記スライド連結孔14には、例えば図3に示すように、このスライド連結孔14に対して、第二金具半体9の挿入板部15を天板部10の上方から挿入して挿通連結することもできる。
従って、上記特許文献1,2のように、第一金具半体に設けるスライド連結孔が水平方向にのみ貫通形成された構成であると、第一金具半体に第二金具半体を組み付ける際に、第一金具半体のスライド連結孔に対して第二金具半体の挿入板部を一方向(例えば第一金具半体を水平にした状態では水平方向)からしか挿入できなかったが、本発明によれば、第一金具半体8のネジ受板部13のスライド連結孔14に対して水平方向からはもちろん、天板部10の上方からも第二金具半体9の挿入板部15を挿通することができるので、金具本体6の第一金具本体8と第二金具本体9の組み付けが従来品に比して容易に行われ、工場でのこの組み付け作業や、第一金具本体8と第二金具本体9とが分離した状態で出荷された本取付金具の現場等での組み付け作業が容易に行われる。
また、横長スリット状のスライド連結孔14に挿入板部15を挿入すると、このスライド連結孔14に挿入した挿入板部15の上面が天板部10の下面に重合若しくは近接配設することになり、これにより第一金具半体8に対し第二金具半体9を接離スライド移動させる際には、天板部10の下面が挿入板部15のスライドガイドとなって第一金具半体8と第二金具半体9とが互いにガタつきにくい状態でスムーズにスライド移動することになる。
スライド連結孔14に挿入板部15を挿通連結することで第一金具半体8と第二金具半体9とを組み付けると、第一金具半体8の天板部10の他端部に垂設するネジ受板部13の外方に、第二金具半体9の他方の挟持部7が配設することになり、この他方の挟持部7に設けたネジ通し孔17から挟持操作ネジ11を挿通し、このネジ通し孔17と連通するようにしてネジ受板部13に備えられた螺着孔部12に挟持操作ネジ11を螺着すると、ネジ通し孔17に挿通不能な挟持操作ネジ11の頭部16によって第二金具半体9がこの頭部16より外方へ移動しようとすることが阻止される(第一金具半体8のスライド連結孔14に対し第二金具半体9の挿入板部15が抜止状態に維持された本発明の立平葺き屋根用取付金具が完成する。)。
本取付金具の立平葺き屋根1への取付方法は、立平葺き屋根1のハゼ部2の上部に金具本体6を配設すると共に、第一金具半体8の一方の挟持部7と第二金具半体9の他方の挟持部7とをハゼ部2の左右に配設して挟持操作ネジ11を螺入方向に螺動操作すると、この挟持操作ネジ11の頭部16が他方の挟持部7のネジ通し孔17に対し挿通不能なことから挟持操作ネジ11の頭部16に他方の挟持部7が押圧され、これにより左右一対の挟持部7が接近方向にスライドしてハゼ部2を左右から挟持固定することができる。
このようにして立平葺き屋根1に取り付けられた本取付金具の天板部10に、例えば、ソーラーパネル3やソーラーパネル取付用架台4などの屋根上設置物5を取り付けできる。
また、本取付金具は、立平葺き屋根1の棟部18にエプロン部材19を取り付けるための取付金具としても使用可能である。
具体的には、立平葺き屋根1の棟部18のエプロン部材19取付位置に、上記のようにして本取付金具を固定し、第一金具半体8の天板部10の少なくとも前端部に設けたエプロン取付板部20にエプロン部材19を取り付けできる。
また、天板部10の前端部に一体的に設けられるエプロン取付板部20は、例えば第一金具半体8を構成する板材を折曲して形成する簡易な構成に設計することも可能である。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、立平葺き屋根1のハゼ部2に取り付け固定して、ソーラーパネル3やソーラーパネル取付用架台4や雪止め金具などの屋根上設置物5を立平葺き屋根1上に取り付けするための立平葺き屋根用取付金具に係るもので、前記ハゼ部2を挟持固定する一対の挟持部7を有する金具本体2は、図1,図2に示すように前記一対の挟持部7のうちの一方を備えた第一金具半体8と、一対の挟持部7のうちの他方を備えた第二金具半体9とから成り、一方の挟持部7と他方の挟持部7とが接離移動するように前記第一金具半体8と前記第二金具半体9とをスライド自在に連結した構成としている。尚、図示した立平葺き屋根1は、嵌合式の立平葺き屋根1を示しているが、巻きハゼ式の立平葺き屋根1に対しても本実施例は適用可能である。
具体的には、本実施例の前記第一金具半体8は、図1〜図4に示すように、一枚の金属製帯板を略転コ字状に折曲して、前記屋根上設置物5を取り付け可能な水平方向に面方向を有する平板状の天板部10の左右両端部に垂下板部が垂設する構成とし、この天板部10の左右いずれか一端部(図1〜図4における左側端部)から一体的に垂設する垂下板部を前記一方の挟持部7とし、一方の挟持部7の反対側に存する垂設板部、即ち天板部10の他端部(図1〜図4における右側端部)から一体的に垂設する垂設板部を、挟持操作ネジ11が螺着される螺着孔部12を備えたネジ受板部13としている。
更に詳しくは、前記天板部10は、図1,図2,図5,図6に示すように、中心部に取付ボルト26を挿通して立設状態に取り付け可能なボルト取付孔27を貫通形成し(図7参照。)、図8に示すようにこのボルト取付孔27に取り付けた取付ボルト26を利用して屋根上設置物5を立平葺き屋根1上に取り付け固定できる構成としている。尚、図面は、取付ボルト26に屋根上設置物5としてのソーラーパネル取付用架台4を取り付け固定し、このソーラーパネル取付用架台4にソーラーパネル3を固定した場合を示している。図中符号28は取付ボルト26に螺着する屋根上設置物5固定用のナットである。
前記一方の挟持部7は、図1〜図4に示すように、前記天板部10の一側端部から直角に折曲垂下する平板状の鉛直板部22と、この鉛直板部22の下端から前記ネジ受板部13に向かって水平方向に直角に折曲突出する平板状の水平板部23とから成る正面視略L字板状に構成し、更にこの水平板部23の突出先端部をネジ受板部13に向かって斜め上方に折曲突出する挟着板部24に形成すると共に、その突出先端縁を前後部が凸となり中間部が凹となる凹凸縁形状に形成して、この凹凸縁25が前記ハゼ部2の根本部位に確固に当接係止する構成としている。
前記ネジ受板部13は、前記天板部10の他端部から直角に平板状に折曲垂下する構成とし、このネジ受板部13の略中心部に水平方向に貫通する貫通孔を形成し、この貫通孔に例えばバーリング加工を施して内側に突出する立ち上がり孔縁を形成すると共に、この立ち上がり孔縁の内面にネジ孔加工を施すことでこの貫通孔を前記螺着孔部12としている。
また、このネジ受板部13の上部にして前記天板部10との連設角部に、前記第二金具半体9をスライド自在に挿通連結可能なスライド連結孔14を水平方向に貫通形成している。
また、このスライド貫通孔14は、横長スリット状とし、このスライド連結孔14の水平方向に長さを有する下側孔縁部を、後述する第二金具半体9の挿入板部15の下面をスライド自在に支承する支承孔縁部21とすると共に、この支承孔縁部21に支承した挿入板部15の上面が前記天板部10に重合若しくは近接配設するように、スライド連結孔14の形状並びに形成位置を設定構成している。即ち、このスライド連結孔14に後述の挿入板部15を挿入することで第一金具半体8に第二金具半体9を挿通連結すると、挿入板部15の上面が前記天板部10の下面に重合若しくは近接配設し、これにより天板部10の下面が挿入板部15のスライドガイドとなって第一金具半体8と第二金具半体9とが互いにガタつきにくい状態でスムーズにスライド移動することになる構成としている。
また、このスライド連結孔14は、ネジ受板部13の上部から天板部10の他端部に至るまで開口する孔形状に形成して、図3に示すように、このスライド連結孔14に天板部10の他端部の上方から前記挿入板部15を挿入し得るように構成している(図面は天板部10の他端部の斜め上方からスライド連結孔14に挿入板部15を挿入した場合を示しているが、鉛直上方からスライド連結孔14に挿入板部15を挿入することも可能である。)。
また、このネジ受板部13の下端を水平外方へ略直角に折曲突設して、この折曲突出部をガイド片部31とし、このガイド片部31は、前記スライド連結孔14に前記挿入板部15を挿通連結した際に、その下面が第二金具半体9の前記水平板部23の上面に重合若しくは近接配設する構成として、このガイド片部31の下面が水平板部23のスライドガイドとなるように構成している。即ち、前記天板部10の下面とこのガイド片部31の下面とが第二金具半体9のスライドガイドとなって、第一金具半体8と第二金具半体9とが互いにガタつきにくい状態でスムーズにスライド移動することになる構成としている。
本実施例の第二金具半体9は、図1〜図4に示すように、一枚の金属製帯板を略コ字状に折曲して、前記第一金具半体8のスライド連結孔14にスライド挿脱自在に挿通連結可能な水平方向に面方向を有する平板状の挿入板部15の基端部に、前記他方の挟持部7が垂設する構成とし、この第二金具半体9の前記挿入板部15を前記第一金具半体8のスライド連結孔14に挿通連結した際に他方の挟持部7が前記ネジ受板部13の外方に配設するように設けている。
更に詳しくは、前記挿入板部15は、前記スライド連結孔14の左右開口幅よりやや小さい板幅を有し且つスライド連結孔14の上下開口幅よりやや小さい板厚を有する細帯板状であって、第二金具半体9の第一金具半体1に対するスライドストロークを確保できるだけの長さ(他方の挟持部7からの突出長)を有する構成としている。
前記他方の挟持部7は、前記一方の挟持部7と左右対称形状に構成し(図面に一方の挟持部7と同符号を付すことで詳しく説明することは省略する。)、第二金具半体9の前記挿入板部15を前記第一金具半体8のスライド連結孔14に挿通連結した際には、この他方の挟持部7の鉛直板部22は前記ネジ受板部13の外方に配設するが、この他方の挟持部7の挟着板部24は、ネジ受板部13の下方に配設する水平板部23を介してネジ受板部13より第一金具半体8の内方に位置して前記一方の挟持部7の挟着板部24と左右対向状態に配設する構成としている。
また、この他方の挟持部7の鉛直板部22の略中心部に、前記螺着孔部12と連通して前記挟持操作ネジ11を挿通可能且つ挟持操作ネジ11の頭部16は挿通不能な孔径寸法のネジ通し孔17を貫通形成した構成としている。
上記のように構成した本実施例の第一金具半体8と第二金具半体9のスライド自在な連結構造は、第二金具半体9の前記挿入板部15を第一金具半体8の前記スライド連結孔14に挿通連結した上で、前記他方の挟持部7のネジ通し孔17から六角ボルト11を採用した挟持操作ネジ11を挿通して前記螺着孔部12に螺着した構成としている。即ち、挟持操作ネジ11の頭部16によって第一金具半体8(のスライド連結孔14)に対し第二金具半体9(の挿入板部15)が外方へ抜止状態に連結されると共に、この挟持操作ネジ11を螺入方向に螺動操作することで、前記他方の挟持部7が螺入方向(ネジ受板部13に接近する方向)に移動する頭部16に押圧されて一対の挟持部7が互いに接近方向にスライド移動する連結構造としている。そして、この挟持操作ネジ11の螺動操作により一対の挟持部7で前記ハゼ部2を締付挟持固定できる構成としている(図6参照。)。
本実施例では、前記第一金具半体8の前記天板部10に、立平葺き屋根1の棟部18の長さ方向の両外側に配設されるエプロン部材19(棟エプロン)を取り付け可能なエプロン取付板部20を、この天板部10から一体的に垂設している。
具体的には、第一金具半体8の天板部の前後端部を夫々直角に折曲垂下し、この前後の平板状の垂下板部を前記エプロン取付板部20としている。
また、このエプロン取付板部20は、前記ネジ受板部13の垂下長の1/3程度の垂下長を有するものとし、このエプロン取付板部20に、エプロン部材19両端部の上方に突設する取付片部29を重合してビスなどの止着具30により止着固定できる構成としている。
従って、図9,図10に示すように、本取付金具を立平葺き屋根1の棟部18のエプロン部材19取付位置に前記一対の挟持部7で挟持固定すると、第一金具半体8の天板部10の少なくとも前側に垂設したエプロン取付板部20にエプロン部材19を取り付け可能である。また、天板部10の前後両側にエプロン取付板部20を設けたため、金具本体6を立平葺き屋根1に対し前後逆向きに取り付けてもエプロン部材19を取り付け可能である。
図中符号32は屋根下地板、33は防水材である。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 立平葺き屋根
2 ハゼ部
3 ソーラーパネル
4 ソーラーパネル取付用架台
5 屋根上設置物
6 金具本体
7 挟持部
8 第一金具半体
9 第二金具半体
10 天板部
11 挟持操作ネジ
12 螺着孔部
13 ネジ受板部
14 スライド連結孔
15 挿入板部
16 頭部
17 ネジ通し孔
18 棟部
19 エプロン部材
20 エプロン取付板部
21 支承孔縁部

Claims (3)

  1. 立平葺き屋根のハゼ部に取り付け固定する立平葺き屋根用取付金具であって、ソーラーパネルやソーラーパネル取付用架台などの屋根上設置物を取り付け可能な金具本体に、前記ハゼ部を左右から挟持固定する左右一対の挟持部を設け、前記金具本体は、前記一対の挟持部のうちの一方を備えた第一金具半体と他方を備えた第二金具半体とから成ると共に、一方の挟持部と他方の挟持部とが接離移動するように前記第一金具半体と前記第二金具半体とをスライド自在に連結した構成とし、前記第一金具半体は、前記屋根上設置物を取り付け可能な天板部の左右いずれか一端部に前記一方の挟持部を垂設し、天板部の左右いずれか他端部に挟持操作ネジが螺着される螺着孔部を備えたネジ受板部を垂設すると共に、このネジ受板部の上部に、前記第二金具半体をスライド自在に挿通連結可能なスライド連結孔を水平方向に貫通形成した構成とし、前記第二金具半体は、前記スライド連結孔にスライド挿脱自在に挿通連結する挿入板部の基端部に前記他方の挟持部を垂設して、この挿入板部をスライド連結孔に挿通連結した際に他方の挟持部が前記ネジ受板部の外方に配設するように設けると共に、この他方の挟持部に、前記螺着孔部と連通して前記挟持操作ネジを挿通可能且つ挟持操作ネジの頭部は挿通不能なネジ通し孔を設けた構成とし、このネジ通し孔から挿通し前記螺着孔部に螺着した挟持操作ネジを螺入方向に螺動操作することで、前記一対の挟持部が接近方向にスライドして前記ハゼ部を締付挟持固定するように構成した立平葺き屋根用取付金具において、前記ネジ受板部の上部にして前記天板部との連設角部に、横長スリット状の前記スライド連結孔を貫通形成して、このスライド連結孔に挿入した前記挿入板部の上面が前記天板部の下面に重合若しくは近接配設するように構成すると共に、このスライド連結孔は、ネジ受板部の上部から天板部の他端部に至るまで開口する孔形状に形成して、このスライド連結孔に天板部の他端部の上方から前記挿入板部を挿入し得るように構成し、前記第一金具半体の前記天板部の少なくとも前端部に、立平葺き屋根の棟部のエプロン部材を取り付け可能なエプロン取付板部を、この天板部から一体的に設けたことを特徴とする立平葺き屋根用取付金具。
  2. 前記スライド連結孔の下部に、前記挿入板部の下面をスライド自在に支承してこの挿入板部の上面を前記天板部に重合若しくは近接配設させる支承孔縁部を設けたことを特徴とする請求項1記載の立平葺き屋根用取付金具。
  3. 前記第一金具半体は、平板状の前記天板部の左右両端部に垂下板部が垂設する形状に形成して、この天板部の左右いずれか一端部に垂設する垂下板部を前記一方の挟持部とすると共に、天板部の左右いずれか他端部に垂設する垂下板部を前記ネジ受板部とし、前記第二金具半体は、平板状の前記挿入板部の基端部に垂下板部が垂設する形状に形成して、この挿入板部の基端部に垂設する垂下板部を前記他方の挟持部としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の立平葺き屋根用取付金具。
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