JP6295233B2 - 屋根用取付金具 - Google Patents

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Description

本発明は、折板屋根や立平葺き屋根上に突設されたハゼ部に取り付け固定して、適宜な屋根上設置物を屋根上に設置するための屋根用取付金具に関するものである。
この種の屋根用取付金具として、実公平4−11064号(特許文献1)のように、上板部が重合し且つ下板部が相対向する二個のコ状の挟着板を形成し、一方の挟着板の上板部にボルトを上方に向けて立設し、他方の挟着板の上板部に長孔を設けて前記ボルトを挿通して、突出したボルトにナットを螺合して成り、このボルト・ナットの締め付けにより挟着板の対向する下板部間を狭めて、この左右の下板部で屋根上に立設するハゼ部の首部を左右から締め付け挟持し屋根上に固定する構造のものが知られている。
実公平4−11064号公報
上記従来の屋根用取付金具は、ハゼ部を左右から挟持することによって屋根上に固定されるため、この屋根用取付金具を介して屋根上に取り付けた設置物に、これを上方へ引き上げようとする力が働くと、前記下板部が上動し易い懸念がある。そして、下板部が上動してしまうと、ハゼ部の巻締頭部に下方からぶつかることになるが、巻締頭部は下から加わる荷重に対して脆弱な構造であるためにこの巻締頭部が簡単に変形してしまい、これが原因で取付強度が低下したり屋根が傷んだりする懸念があった。
本発明は、このような懸念を解決しようとするもので、ハゼ部の巻締頭部に対し上下から挟持するようにしてハゼ部に固定することにより、巻締頭部の変形を抑制しながら強固な位置決め状態に固定可能となる屋根用取付金具を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
上部に平坦頂面8Aを有し下部に下アゴ部分8Bを有する巻締頭部8を備えた屋根1のハゼ部2に取り付け固定される屋根用取付金具であって、金具本体3は、前記ハゼ部2に挟着する左右一対の挟着部材4と、この左右の挟着部材4を連結する連結用ボルト5とから成り、前記各挟着部材4は、上部に前記連結用ボルト5により連結される連結天板部6を有し、下部に前記ハゼ部2付近の屋根1上面に載置する載置底板部7を有する形状に形成されて、この各挟着部材4の前記連結天板部6同士を前記連結用ボルト5で締付重合連結することにより前記載置底板部7同士が接近移動しつつ一方の挟着部材4Aの連結天板部6と他方の挟着部材4Bの載置底板部7とが接近移動するように構成され、一方の挟着部材4Aは、その前記連結天板部6に前記ハゼ部2の巻締頭部8の平坦頂面8Aに上方から圧接可能な上側挟持部9設けられ、他方の挟着部材4Bは、その前記連結天板部6より下方位置に前記ハゼ部2の巻締頭部8の下アゴ部分8Bに下方から圧接可能な下側挟持部10設けられて、各挟着部材4の前記連結天板部6同士を前記連結用ボルト5で締付重合連結すると、一方の挟着部材4Aの前記上側挟持部9と他方の挟着部材4Bの前記下側挟持部10とが接近移動して、前記ハゼ部2の巻締頭部8に上下から挟持圧接固定するように構成されており、前記下側挟持部10は、前記他方の挟着部材4Bの前記連結天板部6より下方位置の前後二箇所に設けられて、この前後二箇所の下側挟持部10が前記ハゼ部2の巻締頭部8の下アゴ部分8Bに下方から圧接するように構成されていることを特徴とする屋根用取付金具に係るものである。
また、前記左右一対の挟着部材4は、平板状の前記連結天板部6に下方に向けて垂下板部11が突設されていると共に、この垂下板部11の下端に前記載置底板部7を有する形状に構成され、前記他方の挟着部材4Bは、その前記垂下板部11に前記一方の挟着部材4Aに向けて前記下側挟持部10突設されていて、前記連結天板部6同士を前記連結用ボルト5で締付重合連結すると、前記一方の挟着部材4Aの連結天板部6に他方の挟着部材4Bの連結天板部6が引き寄せられ、この引き寄せ移動に伴い前記下側挟持部10が前記ハゼ部2の巻締頭部8の下アゴ部分8Bに下方から圧接するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の屋根用取付金具に係るものである。
また、前記一方の挟着部材4Aの前記連結天板部6の下方に、前記他方の挟着部材4Bの前記連結天板部6配設されて、この上下の連結天板部6同士を前記連結用ボルト5で締付重合連結すると、一方の挟着部材4Aの連結天板部6に対し他方の挟着部材4Bの連結天板部6が上方へ引き寄せられ、この引き寄せ移動に伴い前記下側挟持部10が上昇移動して前記ハゼ部2の巻締頭部8の下アゴ部分8Bに下方から圧接するように構成されていることを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の屋根用取付金具に係るものである。
また、前記連結用ボルト5は、この連結用ボルト5で前記各挟着部材4の前記連結天板部6同士を締付重合連結した際に連結天板部6より上方に立設突出するように構成されて、この立設する連結用ボルト5にソーラーパネル12Aや雪止め12Bなどの屋根上設置物12を取り付け可能構成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の屋根用取付金具に係るものである。
また、前記上側挟持部9は、その下端に水平縁若しくは水平面を有するように構成されて、この下端水平縁9A若しくは下端水平面が、前記ハゼ部2の巻締頭部8の平坦頂面8Aに上方から圧接するように構成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の屋根用取付金具に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、上記特許文献1とは異なり、上側挟持部と下側挟持部とでハゼ部の巻締頭部に上下から挟持圧接固定でき、これにより金具本体がハゼ部(屋根)に対し上下方向に確固に位置決め固定されることとなり、しかもこの際、上側挟持部がハゼ部の巻締頭部を上方から圧接するから、金具本体を上方に引き上げるような力が働いた場合にも巻締頭部の変形を効果的に抑制でき、従ってこの巻締頭部の変形を原因とする取付強度の低下を招きにくく強固な位置決め作用を発揮でき、屋根の傷みも生じにくいなど、極めて実用性に優れた屋根用取付金具となる。
また、請求項2,3記載の発明においては、左右一対の挟着部材の連結天板部同士を連結用ボルトで締付重合連結することによって、各挟着部材の載置底板部同士が接近移動しつつ一方の挟着部材の上側挟持部と他方の挟着部材の下側挟持部とが接近移動する金具本体の構成を簡易に設計実現可能となる一層実用性に優れた構成の屋根用取付金具となる。
また、請求項記載の発明においては、連結用ボルトが屋根上設置物の取付用ボルトを兼ねる簡易構造の屋根用取付金具を実現可能となる。
また、請求項記載の発明においては、ハゼ部の巻締頭部を上方から圧接することによって巻締頭部の変形を効果的に抑制できる上側挟持部の構成を簡易構成にして容易に設計実現可能となる一層実用性に優れた構成の屋根用取付金具となる。
実施例を示す斜視図である。 実施例を示す分解斜視図である。 実施例を示す、左右の挟着部材を開いて屋根のハゼ部の上方に配した状態の説明正面図である。 図3に続いて、ハゼ部を挟むようにして左右の挟着部材を屋根上面に載置し、ナットを締付した状態を示す説明正面図である。 図4に続いて、ナットの締付により金具本体をハゼ部に固定し、押え込み部材を介して連結用天板部上にソ−ラーパネルを設置した状態(ソーラーパネル取付金具としての使用状態)を示す説明正面図である。 図5の斜視図である。 実施例のソーラーパネル取付金具としての使用状態を示す概略説明斜視図である。 実施例の雪止め取付金具としての使用状態を示す説明斜視図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
左右一対の挟着部材4で屋根1のハゼ部2を挟むようにして屋根1上に金具本体3を配置し、左右の挟着部材4の上部の連結天板部6同士を連結用ボルト5で締付重合連結すると、左右の挟着部材4の下部の載置底板部7同士が接近移動しつつ一方の挟着部材4Aの連結天板部6に設けた上側挟持部9と他方の挟着部材4Bの連結天板部6より下方位置に設けた下側挟持部10とが接近移動し、この上側挟持部9と下側挟持部10が前記ハゼ部2の巻締頭部8に上下から挟持圧接して、金具本体3(本発明の屋根用取付金具)が屋根1上に固定されることになる。
従って、上記特許文献1のように屋根1のハゼ部2に対して左右から挟着する構成でなく、ハゼ部2の巻締頭部8を上下から挟持圧接固定するので、金具本体3がハゼ部2に対し上下方向に確固に位置決めされた状態となり、本屋根用取付金具を介して取り付けた屋根上設置物12を上方に引き上げるような力が働いた場合でも金具本体3が上動しにくく、しかもこの際、ハゼ部2の巻締頭部8を上方から圧接する上側挟持部9が巻締頭部8の変形抑制作用を発揮することになるので、この巻締頭部8の変形を原因とする取付強度の低下や屋根1の傷みが生じにくい。
本発明の具体的な実施例について図1〜図8に基づいて説明する。
本実施例は、屋根1の勾配方向に連続して突設されたハゼ部2に取付固定して屋根1上に設置するものであって、適宜な屋根上設置物12を屋根1上に設置するために使用する屋根用取付金具に関するものである。尚、本実施例は、固定対象の屋根1として角ハゼタイプの折板屋根1を示しているが、巻きハゼ式のたてひら葺き屋根や、嵌合式のたてひら葺き屋根などのハゼ部2を有する他の屋根1を固定対象としても良い。図中符号18はタイトフレーム、19は吊子である。
以下、本実施例では、この屋根1のハゼ部2の長さ方向、即ち屋根1の勾配方向に沿う方向を、後述する金具本体3における前後方向と定めて説明する(後述の実施例2についても同様である。)。
本実施例の金具本体3は、前記ハゼ部2に挟着する左右一対の挟着部材4と、この左右の挟着部材4を連結する連結用ボルト5とから成り、前記各挟着部材4は、上部に前記連結用ボルト5により連結される連結天板部6を有し、下部に前記ハゼ部2付近の屋根1上面に載置する載置底板部7を有する形状に形成して、この各挟着部材4の前記連結天板部6同士を前記連結用ボルト5で連結し得るように構成している。
具体的には、前記左右一対の挟着部材4は、図1〜図5に示すように、一枚の金属板をプレス加工等により折曲して、平板状の前記連結天板部6に垂下板部11が連設垂下し、この垂下板部11の下端に前記載置底板部7が連設する形状に構成している。
更に詳しくは、左右の挟着部材4は、平面視方形状の前記連結天板部6の対向外側に存する辺部から側面視方形状の側板部11Cが折曲垂下し、連結天板部6の前側辺部から正面視略転L字形状の前板部11Dが折曲垂下し、連結天板部6の後側辺部から前記前板部11Dと同形状の後板部11Eが折曲垂下する形状に形成すると共に、側板部11Cの前後端縁に形成した係止凸部24を、前板部11D及び後板部11Eの外側端縁に形成した係合凹部25に凹凸係合することによって各板部11C,11D,11Eを平断面コ字状に接続した構成としている。
また、前板部11Dと後板部11Eとは、左右方向の中間部より対向外側に存する部分が、対向内側に存する部分より長く垂下する形状とすることによって正面視略転L字形状をなす構成とし、更にこの各前板部11Dの長垂下部分の下端を略直角前方に折曲してこの各折曲片部7を前記載置底板部7とすると共に、各後板部11Eの長垂下部分の下端を略直角後方に折曲してこの各折曲片部7も前記載置底板部7としている。即ち、本実施例の金具本体3は、前後左右四箇所に載置底板部7を備えた構成としている。
また、この各載置底板部7は、折板屋根1の山部上面の傾斜に同調させて、正面視及び背面視で対向内側が上り傾斜した構造となるように前板部11D,後板部11Eから折曲形成している。
また、一方の挟着部材4A(図1〜図5における右側の挟着部材4)に対して、他方の挟着部材4B(図1〜図5における左側の挟着部材4)は、その前記前板部11D及び前記後板部11Eの長垂下部分の垂下長を、一方の挟着部材4Aのそれらより連結天板部6の厚さ分短く設定し、これにより左右の挟着部材4の各載置底板部7をハゼ部2を挟んだ折板屋根1の山部上面の左右位置に載置すると、一方の挟着部材4Aの連結天板部6の下方に他方の挟着部材4Bの連結天板部6が丁度重合することになる構成としている(図5参照)。
また、この左右一対の挟着部材4の、前記連結用ボルト5による連結構造は、図2〜図4に示すように、一方の挟着部材4Aの前記連結天板部6に、この連結天板部6の中心部から前記側板部11Cの近傍に至るまでの範囲に長孔状のボルト通し孔13を貫通形成し、他方の挟着部材4Bの前記連結天板部6には、この連結天板部6上面から立設状態にして前記連結用ボルト5を回り止め状態に設け、この連結用ボルト5を前記ボルト通し孔13に下方から挿通することで、一方の挟着部材4Aの連結天板部6の下方に他方の挟着部材4Bの連結天板部6を配設して上下の連結天板部6同士を重合させることができるように構成し、このボルト通し孔13より上方に突出している連結用ボルト5の上端から座金14とともにナット15を螺着することにより、左右の挟着部材4を連結した構造としている。
そして、この連結用ボルト5に対してナット15を締め付けすると、連結用ボルト5が徐々に鉛直状態に近づいていって最終的に直立状態になると共に、連結天板部6同士が徐々に接近移動して最終的に重合連結することになる構成とし、この動きに連動して、一方の挟着部材4Aの載置底板部7と他方の挟着部材4Bの載置底板部7とが徐々に左右方向の間隔を狭めるように接近移動しつつ、一方の挟着部材4Aの連結天板部6と他方の挟着部材4Bの載置底板部7とが徐々に上下方向の間隔を狭めるように接近移動することになる構成としている(図4,図5参照)。
逆に、ナット15を緩めると、ボルト通し孔13が長孔であるがために連結用ボルト5を傾けて左右の挟着部材4を離反させることができ、左右の挟着部材4を離反させた状態で金具本体3をハゼ部2の左右へ容易に配置できる構成としている。
また、図示した一方の挟着部材4Aは、その前記連結天板部6の、前記側板部11Cが存する側と反対側の側辺部を下方に向けて折曲形成して、この折曲先端部を他方の挟着部材4Bの側板部11Cの上方部分に外方から重合して双方の連結天板部6同士を適正な重合位置に誘導案内するガイド片部23とし、更に、前記前板部11Dと前記後板部11Eの長垂下部分の内側縁部を、前記ハゼ部2への挟着時にハゼ部2の首部16に一側(図4,図5において右側)から接して一方の挟着部材4Aを位置決めする位置決め当接縁部26としている。
また、本実施例では、前記ボルト通し孔13を介して一方の挟着部材4Aの連結天板部6より上方へ立設突出する連結用ボルト5が、屋根上設置物12を取付するための取付用ボルトとして機能する(連結用ボルト5が屋根上設置物12の取付用ボルトを兼用する)構成としている。
本実施例では、前記一方の挟着部材4Aの連結天板部6に前記ハゼ部2の巻締頭部8に上方から圧接可能な上側挟持部9を設け、前記他方の挟着部材4Bは、その連結天板部6より下方位置に前記ハゼ部2の巻締頭部8に下方から圧接可能な下側挟持部10を設けて、各挟着部材4の前記連結天板部6同士を前記連結用ボルト5で締付重合連結した際に、一方の挟着部材4Aの前記上側挟持部9と他方の挟着部材4Bの前記下側挟持部10とが接近移動して、前記ハゼ部2の巻締頭部8に上下から挟持圧接固定するように構成している。
具体的には、図1,図2に示すように、一方の挟着部材4Aの前記前板部11Dと前記後板部11Eの夫々の短垂下部分の下端縁を前記上側挟持部9としている。即ち、本実施例では、一方の挟着部材4Aの連結天板部6の前後二箇所に上側挟持部9を一体成形している。
また、この前後の上側挟持部9は、図3〜図5に示すように、左右方向に長さを有する水平ストレート縁(下端水平縁)に形成して、この前後の各上側挟持部9(下端水平縁)が、前記ハゼ部2の巻締頭部8の平坦頂面8Aに線接触により圧接する構成としている。尚、この上側挟持部9は、例えば前記前板部11Dと前記後板部11Eの夫々の短垂下部分の下端を水平方向に折曲するなどして、この折曲板部の下面を上側挟持部9とし、この面状の上側挟持部9が平坦頂面8Aに面接触により圧接する構成としても良い。
また、この上側挟持部9は、その形成位置を、前記一方の挟着部材4Aの前記載置底板部7が、前記ハゼ部2近傍の屋根1上面に載置すると共に、前記位置決め当接縁部26がハゼ部2の首部16に一側(図3,図5において右側)から接した際に、ハゼ部2の巻締頭部8の平坦頂面8Aに上方から当接若しくは近接することとなるように設定構成している。
他方の前記挟着部材4Bは、その前記前板部11Dと前記後板部11Eの長垂下部分の内側垂下縁部の中ほどより下方側に、一方の挟着部材4に向かって一体的に延設突出する突片27を形成し、この突片27の上縁部を前記下側挟持部10としている。即ち、本実施例では、他方の挟着部材4Bの連結天板部6より下方位置の前後二箇所に下側挟持部10を一体成形している。
また、この下側挟持部10は、左右方向に長さを有するストレート縁に形成して、この下側挟持部10(ストレート縁)が、前記ハゼ部2の巻締頭部8下部の巻締先端縁が存する下アゴ部分8Bに線接触により圧接する構成としている(図5参照)。尚、この下側挟持部10は、例えば突片27の上部を前方あるいは後方に折曲するなどして、この折曲板部の上面が下アゴ部分8Bに面接触により圧接する構成としても良い。
また、この下側挟持部10は、その形成位置を、前記他方の挟着部材4Bの前記載置底板部7が、前記ハゼ部2近傍の屋根1上面に載置した際にハゼ部2の巻締頭部8の下アゴ部分8Bに下方から当接若しくは近接することになるように設定構成している。
従って、このように構成した本実施例によれば、前記ナット15を緩めて左右一対の挟着部材4を離反させ、この離反させた左右の挟着部材4で屋根1のハゼ部2を挟むようにして屋根1上に金具本体3を配置し、各載置底板部7を屋根1上面に載置すると共に、前記位置決め当接縁部26をハゼ部2の首部16に一側から当接すると、前後の上側挟持部9がハゼ部2の巻締頭部8の平坦頂面8Aに上方から接触することになり(図11,図12参照)、続いて、前記ナット15を締付回動操作すると、上下の連結天板部6同士が徐々に重合状態へと近づいて一方の挟着部材4Aの連結天板部6に対し他方の挟着部材4Bの連結天板部6が上方へ引き寄せられ、これに連動して前記下側挟持部10が上昇移動してこの下側挟持部10が前記ハゼ部2の巻締頭部8の下アゴ部分8Bに下方から圧接することになる。そして、一方の挟着部材4Aの上側挟持部9と他方の挟着部材4Bの下側挟持部10とが前記ハゼ部2の巻締頭部8に上下から挟持圧接して金具本体3がハゼ部2(屋根1上)に位置決め固定されることになる構成としている。
この際、本実施例では、ハゼ部2の巻締頭部8を上下から挟持圧接固定するので、金具本体3がハゼ部2に対し上下方向に確固に位置決めされることとなり、本屋根用取付金具を介して取り付けた屋根上設置物12を上方に引き上げるような力が働いた場合でも金具本体3が上動しにくく、しかもこの際、ハゼ部2の巻締頭部8の平坦頂面8Aを上方から圧接する上側挟持部9が巻締頭部8の変形を抑制することになるので、この巻締頭部8の変形を原因とする取付強度の低下を招きにくく、屋根板も傷みにくい。
また更に、位置決め当接縁部26がハゼ部2の首部16に当接していることによって左右方向への位置ズレ防止作用が得られると共に、左右の載置底板部7が屋根1上面に載置していることによって下方への沈み込み防止作用も得られて強固な位置決め固定状態となる。
また、例えば、特許第4726878号のように、左右一対の挟持部材間に締付ボルトを架設し、この左右一対の挟持部材の夫々の下端部を挟持部とし、前記締付ボルトに螺着したナットを締付回動することにより前記挟持部間を狭めて、この左右の挟持部によって立設する立ハゼ部の首部を締め付け挟持して固定する構成の屋根用取付金具も従来から実施されているが、このタイプの屋根用取付金具に比して、本実施例のような屋根用取付金具は、一箇所のボルト・ナット(連結用ボルト5とナット15)を締付するだけで屋根上設置物12の取付用ボルトとしても機能する連結用ボルト5の金具本体3への取付と、ハゼ部2の締め付け作業(金具本体3の屋根1への固定作業)とを完了でき、しかもこの連結用ボルト5とナット15の締付操作を、作業者が金具本体3を真上から見下ろす楽な姿勢で容易に行うことができるというメリットがある。
また、特許第4726878号のような屋根用取付金具は、テコの原理を応用した締付挟持力を得るために、支点と力点を離す必要があり、その結果金具が高さを有するものとなってしまうが、本実施例の構成によれば、金具高さを低く設計可能であり、これにより重心が低く風などの影響を受けにくく体裁も良好となる屋根用取付金具を容易に設計実現可能となる。
図5〜図8は、本実施例の具体的な使用例を示している。
先ず、図5〜図7は、本実施例の屋根用取付金具を用いて、屋根上設置物12としてのソーラーパネル12Aを屋根1上に取付した場合である。
具体的には、金具本体3の連結天板部6上に載置板28を載置し、この載置板28上にソーラーパネル12Aを載置し、連結用ボルト5の前記ナット15より上方側に押え込み部材20を固定用ナット22(座付きナットを採用した場合を図示している)により抜け止め状態に設け、前記載置板28上に載置したソーラーパネル12Aの外周端部を、前記固定用ナット22の締付操作により押え込み部材20の押え片21で上方から押え込み固定している。
また、押え込み部材20は、押え片21が一箇所にだけあって一枚のソーラーパネル12Aに対してその外周端部を押え込み固定可能なタイプと、押え片21が対向二箇所にあって隣接する二枚のソーラーパネル12Aに対してその双方の外周端部を同時に押え込み固定可能なタイプとの二タイプを併用して屋根1上に多数のソーラーパネル12Aを並設状態に敷設した場合を示している(図6,図7参照)。
次に、図8は、本実施例の屋根用取付金具を用いて、屋根上設置物12としての雪止め12Bを屋根1上に取付した場合である。
具体的には、雪止め12Bの取付基部に、図示省略のボルト孔を貫通形成し、前記連結用ボルト5の前記ナット15より上方側をこのボルト孔に挿通すると共に、このボルト孔より上方へ突出する連結用ボルト5のボルト先端に固定用ナット22を螺着し締付することで、雪止め12Bを締付固定した場合を示している
、本発明は、実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 屋根
2 ハゼ部
3 金具本体
4 挟着部材
4A 一方の挟着部材
4B 他方の挟着部材
5 連結用ボルト
6 連結天板部
7 載置底板部
8 巻締頭部
8A 平坦頂面
8B 下アゴ部分
9 上側挟持部
9A 下端水平縁
10 下側挟持部
11 垂下板部
12 屋根上設置物
12A ソーラーパネル
12B 雪止め

Claims (5)

  1. 上部に平坦頂面を有し下部に下アゴ部分を有する巻締頭部を備えた屋根のハゼ部に取り付け固定される屋根用取付金具であって、金具本体は、前記ハゼ部に挟着する左右一対の挟着部材と、この左右の挟着部材を連結する連結用ボルトとから成り、前記各挟着部材は、上部に前記連結用ボルトにより連結される連結天板部を有し、下部に前記ハゼ部付近の屋根上面に載置する載置底板部を有する形状に形成されて、この各挟着部材の前記連結天板部同士を前記連結用ボルトで締付重合連結することにより前記載置底板部同士が接近移動しつつ一方の挟着部材の連結天板部と他方の挟着部材の載置底板部とが接近移動するように構成され、一方の挟着部材は、その前記連結天板部に前記ハゼ部の巻締頭部の平坦頂面に上方から圧接可能な上側挟持部設けられ、他方の挟着部材は、その前記連結天板部より下方位置に前記ハゼ部の巻締頭部の下アゴ部分に下方から圧接可能な下側挟持部設けられて、各挟着部材の前記連結天板部同士を前記連結用ボルトで締付重合連結すると、一方の挟着部材の前記上側挟持部と他方の挟着部材の前記下側挟持部とが接近移動して、前記ハゼ部の巻締頭部に上下から挟持圧接固定するように構成されており、前記下側挟持部は、前記他方の挟着部材の前記連結天板部より下方位置の前後二箇所に設けられて、この前後二箇所の下側挟持部が前記ハゼ部の巻締頭部の下アゴ部分に下方から圧接するように構成されていることを特徴とする屋根用取付金具。
  2. 前記左右一対の挟着部材は、平板状の前記連結天板部に下方に向けて垂下板部が突設されていると共に、この垂下板部の下端に前記載置底板部を有する形状に構成され、前記他方の挟着部材は、その前記垂下板部に前記一方の挟着部材に向けて前記下側挟持部突設されていて、前記連結天板部同士を前記連結用ボルトで締付重合連結すると、前記一方の挟着部材の連結天板部に他方の挟着部材の連結天板部が引き寄せられ、この引き寄せ移動に伴い前記下側挟持部が前記ハゼ部の巻締頭部の下アゴ部分に下方から圧接するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の屋根用取付金具。
  3. 前記一方の挟着部材の前記連結天板部の下方に、前記他方の挟着部材の前記連結天板部配設されて、この上下の連結天板部同士を前記連結用ボルトで締付重合連結すると、一方の挟着部材の連結天板部に対し他方の挟着部材の連結天板部が上方へ引き寄せられ、この引き寄せ移動に伴い前記下側挟持部が上昇移動して前記ハゼ部の巻締頭部の下アゴ部分に下方から圧接するように構成されていることを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の屋根用取付金具。
  4. 前記連結用ボルトは、この連結用ボルトで前記各挟着部材の前記連結天板部同士を締付重合連結した際に連結天板部より上方に立設突出するように構成されて、この立設する連結用ボルトにソーラーパネルや雪止めなどの屋根上設置物を取り付け可能構成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の屋根用取付金具。
  5. 前記上側挟持部は、その下端に水平縁若しくは水平面を有するように構成されて、この下端水平縁若しくは下端水平面が、前記ハゼ部の巻締頭部の平坦頂面に上方から圧接するように構成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の屋根用取付金具。
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