JP3157209U - 外装パネルの取付装置 - Google Patents

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新三郎 原田
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Abstract

【課題】段葺や横葺と呼ばれる屋根において、太陽電池モジュールパネルを屋根面に取付できる外装パネルの取付装置を提供する。【解決手段】屋根板材2の上方に配置され太陽電池モジュールパネル8を支持する支持部材10と、支持部材10の一側に設けられ屋根板材2の一側に設けられる凹嵌部4に係止する一側係止部材11と、支持部材10の他側に設けられ屋根板材2の他側に設けられる凸嵌部6に係止する他側係止部材12とを設ける。一側係止部材11を凹嵌部4に係止すると共に、他側係止部材12を凸嵌部6に係止させることで、支持部材10を屋根板材2上に固定する。【選択図】図1

Description

本考案は、太陽電池モジュールパネルなどの外装パネルの取付装置に関するものである。
近年普及している太陽電池モジュールパネルは太陽電池(セル)を複数枚直並列接続して必要な電圧と電流を得られるようにしたパネル状の製品単体であって、太陽電池パネル、太陽電池モジュール等とも呼ばれている。そして、このような太陽電池モジュールパネルパネルを屋根に固定するためのとして、交互に連続する山部分と谷部分とを備えた折版材の外面に設置され、太陽電池モジュールパネルは、折版材のはぜ締め構造からなる連結部分に装着した締結金具で直接支持されるベース体と、ベース体に貼り付け固定されるシート状の電池本体とからなるものが知られている。(例えば、特許文献1)。
特開2009−2138号公報
ところで、一般に段葺や横葺と呼ばれる屋根においては、平面状になる金属製の屋根板材の高面部、低面部をおいて鉤状の嵌合部をそれぞれ設け、そして隣接する屋根板材相互を鉤状に嵌合して連結するものである。したがって、このようなため、段葺や横葺と呼ばれる屋根では従来技術のようなものでは太陽電池モジュールパネルを屋根面に連結することはできなかった。
解決しようとする問題点は、段葺や横葺と呼ばれる屋根において、太陽電池モジュールパネルなどの外装パネルを屋根面に取り付けできるようにする。
請求項1の考案は、一側に凹嵌部を設けると共に他側に凸嵌部を設けられた屋根板材を並設して、隣接した前記屋根板材相互の前記凹嵌部に前記凸嵌部を嵌合した屋根に取り付けられ、該屋根に外装パネルを固定する外装パネルの取付装置であって、前記屋根板材の上方に配置され前記外装パネルを支持する支持部材と、該支持部材の一側に設けられ前記屋根板材の一側に設けられる前記凹嵌部に係止して固定される一側係止部材と、前記支持部材の他側に設けられ前記屋根板材の他側に設けられる前記凸嵌部に係止する他側係止部材とを設けたことを特徴とする外装パネルの取付装置である。
請求項2の考案は、前記一側係止部材は、前記支持部材の一側に該一側に向かって略略L字状に設けられ、該一側係止部材は前記支持部材に対してスライド自在に設けられると共に、これら前記支持部材と前記一側係止部材間にスライド固定用固定具を介在し、前記他側係止部材は、前記支持部材の他側に前記一側に向かって略略L字状に設けられたことを特徴とする請求項1記載の外装パネルの取付装置である。
請求項3の考案は、前記一側係止部材と一体に、該一側係止部材の他側に前記支持部材を支持する上向き凸部を設けたことを特徴とする請求項2記載の外装パネルの取付装置である。
請求項4の考案は、前記上向き凸部に前記支持部材が載置すると共に、該支持部材の第一の左右両側部が前記上向き凸部の第二の左右両側部にそれぞれ嵌合し、前記支持部材に外装パネル固定用固定具を設けたことを特徴とする請求項3記載の外装パネルの取付装置である。
請求項5の考案は、前記一側係止部材の一側上方に、折り返し部を介して前記凹嵌部を乗り越えて延長する延長部を設けることを特徴とする請求項3又は4記載の外装パネルの取付装置である。
請求項6の考案は、前記一側係止部材又はその支持部に、屋根側に固定する固定具を設けたことを特徴とする請求項3又は4記載の外装パネルの取付装置である。
請求項7の考案は、前記一側係止部材と、この一側係止部材の上方に間隔を有して設けられる頂板とで、嵌合状態の前記凹嵌部と前記凸嵌部を挟んで前記一側係止部材を前記屋根板材に固定することを特徴とする請求項3又は4記載の外装パネルの取付装置である。
請求項8の考案は、前記外装パネルが太陽電池モジュールパネルであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の外装パネルの取付装置である。
請求項1の考案によれば、一側係止部材を凹嵌部に係止すると共に、他側係止部材を凸嵌部に係止させることで、支持部材を屋根板材上に固定させ、そして、支持部材によって外装パネルを支持することができる。
請求項2の考案によれば、一側係止部材と他側係止部材との長さを調節して固定できると共に、一側係止部材、他側係止部材の凹嵌部、凸嵌部側への係止も簡単に行うことができる。
請求項3の考案によれば、凸部によって支持部材、ひいては外装パネルを確実に支持させることができる。
請求項4の考案によれば、支持部材に対する一側係止部材のスライドを長手方向に規制できる。
請求項5の考案によれば、延長部が凹嵌部を乗り越えさせて直接的に野地板等下地材に固定することができる。
請求項6の考案によれば、固定具を屋根側に固定することで、既設の屋根板材にでも一側係止部材側を屋根に固定することができる。
請求項7の考案によれば、一側係止部材と頂板で嵌合状態の前記凹嵌部と前記凸嵌部を挟んで屋根側に固定することで、既設の屋根板材にでも一側係止部材側を屋根に固定することができる。
請求項8の考案によれば、太陽電池モジュールパネルを屋根に容易に取り付けることができる。
本考案の第1実施例を示す分解斜視図である。 同断面図である。 本考案の第2実施例を示す分解斜視図である。 本考案の第3実施例を示す分解斜視図である。 本考案の第4実施例を示す組立状態の斜視図である。 同分解斜視図である。 本考案の第5実施例を示す組み立て状態を示す正面図である。 同要部の正面図である。 同要部の背面図である。
本考案における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本考案の必須要件であるとは限らない。
図1、2は実施例1を示しており、傾斜状態にある下地材である野地板1上に並設される段葺屋根における屋根板材2は、平面状の板材本体3の高位置側にある高面部3Aである一側には所定の形状に上方向に曲折した凹嵌部4と、この凹嵌部4の延長方向にある凸段部5を一側に形成すると共に、低位置側にある低面部3Bである他側には鈎手状に下方に曲折して凸嵌部6を形成する。
さらに、凸段部5の一側を延長して設けられ野地板1に直接、或いは防水シート(図示せず)を介して直接的に野地板1に載置する延長部5Aを釘や螺子など屋根板用固定具7を介して固定している。そして、低位置にある屋根板材2と高位置にある屋根板材2との連結は、低位置にある屋根板材2の凹嵌部4に、高位置にある屋根板材2Aの凸嵌部6を上方から嵌合することによって形成されている。
このような段葺屋根における金具製の外装パネルである太陽電池モジュールパネル8の取付装置9は、板材本体3の上面上に該板材本体3とほぼ平行に配置される太陽電池モジュールパネル8が直接的或いは間接的に載置して据え付けられる支持部材10と、この支持部材10の一側に着脱自在に設けられ凹嵌部4に係止可能な一側係止部材11と、支持部材10の他側に設けられ凸嵌部6に係止可能な他側係止部材12とを備える。
前記支持部材10は細長平坦な金属板材であって、その中心軸線13は一側から他側に向かっており、中心軸線13上の中央に太陽電池モジュールパネル8の第一の固定具14が設けられている。実施例では第一の固定具14は、支持部材10より立設する第一の雄螺子軸15と、この第一の雄螺子軸15に上方から螺着するボルトなどの第一の雌螺子部材16と、これに螺着するナットなどの第一の雌螺子部材16によって形成されている。尚、支持部材10の中心軸線13上には一側から他側に沿って間隔をおいて第一の貫通部17が複数、実施例では3箇所に設けられており、第一の雄螺子軸15はいずれかの第一の貫通部17に設けられる。
前記一側係止部材11は、一側に板材本体3の上面に載置すると共に凹嵌部4に係止可能な平板状の一側係止部18と、この一側係止部18の他側に上方へ突設するように連続する凸部19と、この凸部19の他側に連続し板材本体3の上面に係止して載置する支持部18Aを有する。このため、一側係止部材11は一側に向くような正面略略L字形状に形成されている。そして、この支持部材10の左右両側に下向きに設けた第一の左右両側部20Aであるリブが、凸部19の第二の左右両側部19Aである左右端面に嵌合できるように、左右リブの内幅Xと、凸部19の幅Yはほぼ同じ長さに形成されている。
そして、支持部材10と一側係止部18との間に両者を固定するスライド固定用固定具である第二の固定具20が設けられている。この第二の固定具20は、凸部19の上面のほぼ中央には雌螺子部21が設けられ、一方支持部材10に中心軸線13に沿って細長な第二の貫通部22が形成されており、この第二の貫通部22の上方からボルト等の第二の雄螺子部材23を貫通すると共に雌螺子部21に緊締することで、第二の貫通部22の長手方向長さの範囲内で任意の位置で固定することができるようになっている。尚、第二の固定具は、例えば凸部から雄螺子軸を立設すると共に、雄螺子軸を第二の貫通部22に貫通させて、その上部に雌螺子部材を螺着させるようにしてもよい。
さらに、一側係止部材11の上方に折り返し部24を介して、一側方向に延長する延長部25を設けたものであり、折り返し部24の下部は一側係止部18からいったん上方で他側に向かってその上端から一側に向かうように、倒略U字形状、或いは倒略V字形状に形成されており、折り返し部24には延長部25が一側に連続しており、この延長部25は一側係止部材11と同じ幅を有するものである。そして、この延長部25は、凹嵌部4、凸段部5を乗り越えて一側に隣接する屋根板材2Aが直接或いは防水シート(図示せず)等を介して直接的に載置する野地板1の上面に至るように延長部25は形成されおり、この延長部25の折り返し部24側の第一の上面部26は平坦であって、延長部25の先端側には木螺子や釘等の第五の固定具27を貫通することで野地板1に打ち付けるための第五の貫通部27Aが設けられている。
前記他側係止部材12は、凸嵌部6に他側から回り込んで凸嵌部6に係止するものであり、この他側係止部材12は支持部材10の他端に下向きに設けた下向き部28と、この下向き部28の下端から一側に折り曲げて向けた他側係止部29とを設けたものであり、この他側係止部材12は内幅Xとほぼ同じになって正面略略L字形状に形成されている。
次に前記構成について、その作用を説明する。予め、屋根には屋根板材2が段葺に配置されている。このような屋根において、太陽電池モジュールパネル8を取り付ける場合は、まず一側係止部材11の一側係止部18を板材本体3に載置した状態で凹嵌部4側に差し込んで係止する。この際、一側係止部材11、支持部18Aは板材本体3の上面に載置されている。そして、折り返し部24を凹嵌部4、さらには凸段部5を乗り上げて延長部25を野地板1上に配置すると共に、第五の貫通部27Aに第五の固定具27を設けて延長部25を野地板1に固定する。
次に高位置にある屋根板材2Aの凸嵌部6を、一側係止部材11及び第一の上面部26を介して凹嵌部4に嵌合する。尚、一側係止部材11及び第一の上面部26のない箇所では凸嵌部6を凹嵌部4に直接嵌合する。
次に、他側係止部材12を、低位置である他側に隣接した屋根板材2Bに載置した状態で予め凹嵌部4に嵌合してある凸嵌部側6に低位置側より差し込んで係止する。この際、第一の左右両側部20Aが凸部19の第二の左右両側部19Aに嵌合することで、支持部材10は凸部19に対して第二の貫通部22の長手方向にスライド自在に設けられ、一側係止部18を予め凹嵌部4に固定した状態で、他側係止部12を凸嵌部6に係止するように、他側係止部材12と凸部19間の長さ調節をスライドによって行った後、第二の雄螺子部材23を第二の貫通部22を貫通すると共に、雌螺子部21に螺着して緊締することで、一側係止部材11を凹嵌部4に係止すると共に固定し、さらに他側係止部材12を凸嵌部6に係止した状態で、取付装置9を屋根板材2に固定できるようになっている。
そして、支持部材10の上面に太陽電池モジュールパネル8の取り付け部材30を固定する。この固定は取り付け部材30に設けた貫通孔31に第一の雄螺子軸15を貫通し、その上面を第一の雌螺子部材16を螺着するものである。さらに、この取り付け部材30の上面に太陽電池モジュールパネル8を載置すると共に、押さえ金具32によって固定するものである。尚、この太陽電池モジュールパネル8の支持部材10への固定は直桔など各種方式が知られている。
以上のように、前記実施例では請求項1に対応して、一側に凹嵌部4を設けると共に他側に凸嵌部6を設けられた屋根板材2を並設して、隣接した屋根板材2相互の凹嵌部4に凸嵌部6を嵌合した屋根に取り付けられ、該屋根に太陽電池モジュールパネル8を固定するための取付装置であって、屋根板材2の上方に配置され太陽電池モジュールパネル8を支持する支持部材10と、支持部材10の一側に設けられ屋根板材2の一側に設けられる凹嵌部4に係止する一側係止部材11と、支持部材10の他側に設けられ屋根板材2の他側に設けられる凸嵌部6に係止する他側係止部材12とを設けたことにより、一側係止部材11を凹嵌部4に係止すると共に、他側係止部材12を凸嵌部6に係止させることで、支持部材10を屋根板材2上に位置決めすると共に、この支持部材10によって太陽電池モジュールパネル8を取り付け部材28、押さえ金具30を介して支持するので、太陽電池モジュールパネル8は、支持部材10、一側係止部材11及び他側係止部材12を介して屋根上に固定することができる。
また、前記実施例では請求項2に対応して、一側係止部材11は、支持部材10の一側に該一側に向かって略略L字状に設けられたことで、一側係止部材11を凹嵌部4に差し込み係止でき、一側係止部材11は支持部材10に対してスライド自在に設けられると共に、これら支持部材10と一側係止部材11間にスライド固定用固定具である第二の固定具20を介在したことで、支持部材10に対する一側係止部材11の位置を調節できるので、予め一側係止部材11を凹嵌部4に係止した状態で、他側係止部材12を支持部材10と共に、スライドさせて位置調節できるので、他側係止部材12の凸嵌部6への係止を簡単に行うことが出来る。さらに、他側係止部材12は、支持部材10の他側に一側に向かって略略L字状に設けられたことで他側係止部材12を凸嵌部6に差し込み係止できる。
また、前記実施例では請求項3に対応して、一側係止部材11と一体に、一側係止部材11の他側に支持部材10を支持する上向き凸部19を設けたことで、この凸部19によって支持部材10を確実に支持させることができる。
また、前記実施例では請求項4に対応して、上向き凸部19に支持部材10が載置すると共に、支持部材10の第一の左右両側部20Aであるリブが、上向き凸部19の第二の左右両側部19Aである端面にそれぞれ嵌合することで、支持部材10と上向き凸部19、ひいては一側係止部材11との幅方向の位置決めを行うことができ、支持部材10に対する一側係止部材11のスライドを長手方向にのみに規制して位置調節を容易に行うことができる。
さらに、前記一側係止部材11の一側上方に、折り返し部24を介して凹嵌部4を乗り越えて延長する延長部25を設け、この延長部25が野地板1に直接又は直接的に野地板1に第五の固定具27を介して固定することで、一側係止部材11を野地板1に確実に固定することができる。
以下、本考案の他の実施例について説明する。尚、前記実施例1と同様な部分には同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図3に示す実施例2では、延長部25における第二の上面部26Aを正面山形形状にしたものであり、実施例1と同様な作用効果を奏する。
図4に示す実施例3では、延長部25における平坦な第三の上面部26Bの先端側を複数段、実施例では二段に順次低くして、その低いほうに第五の固定具27の第五の貫通部27Aを設けたものであり、第五の固定具27を第五の貫通部27Aに貫通させることで、延長部25を野地板1に固定するものである。このような実施例3においても、実施例1と同様な作用効果を奏する。
図5,6は実施例4を示しており、この実施例4及び後述する実施例5は屋根板材2,2A,2Bが設置された後に取り付ける、いわゆる後付けの実施例であり、実施例4の一側係止部材11は、一側に板材本体3の上面に載置すると共に凹嵌部4に係止可能な平板状の一側係止部18と、この一側係止部18の他側に上方へ突設するように連続する凸部19と、この凸部19の他側に連続し板材本体3の上面に係止して載置する支持部18Aを有する。このため、一側係止部材11は一側に向くような正面略略L字形状に形成されている。
そして、一側係止部18、支持部18Aには、それぞれ第六の貫通部33Aが縦方向に形成されており、この第六の貫通部33Aに、釘などの第六の固定具33が上方から打ち込んで、屋根板材2,2A,2Bを貫通して野地板1に固定できるようになっている。
次に前記構成について、その作用を説明する。予め、屋根には屋根板材2,2A,2Bが段葺に配置されている。このような屋根において、太陽電池モジュールパネル8を取り付ける場合は、まず一側係止部材11の一側係止部18を板材本体3に載置した状態で凹嵌部4側に差し込んで係止する。そして、第六の固定具33を第六の貫通部33Aを通して板材本体3、ひいては野地板1に固定する。次に、他側係止部材12を、他側に隣接した屋根板材2Bに載置した状態で凸嵌部側6に差し込んで係止する。この際、第一の左右両側部20Aが凸部19の第二の左右両側部19Aに嵌合することで、支持部材10は凸部19に対して第二の貫通部22の長手方向にスライド自在に設けられ、一側係止部18を凹嵌部4に係止し、同時に他側係止部12を凸嵌部6に係止するように、支持部材10と凸部19間の長さ調節をスライドによって行った後、第二の雄螺子部材23を第二の貫通部22を貫通すると共に、雌螺子部21に螺着して緊締することで、一側係止部材11を支持部材10に固定すると同時に、一側係止部材11を凹嵌部4に係止すると共に他側係止部材12を凸嵌部6に係止することで、取付装置9を屋根板材2に固定できるようになっている。そして、実施例1と同様に太陽電池モジュールパネル8を支持部材10上に固定するものである。
以上のように、前記実施例では請求項1に対応して、第六の固定具33によって固定された一側係止部材11を凹嵌部4に係止すると共に、他側係止部材12を凸嵌部6に係止させることで、支持部材10を屋根板材2上に固定すると共に、この支持部材10によって太陽電池モジュールパネル8を支持するので、太陽電池モジュールパネル8は、支持部材10、一側係止部材11及び他側係止部材12を介して屋根上に固定することなどができる。
さらに、一側係止部材11又はこの支持部18Aに野地板1側に固定する第六の固定具33を設けることで、一側係止部材11を凹嵌部4に係止した状態で該一側係止部材11を野地板1側に固定して、太陽電池モジュールパネル8の支持部材10を、すでに設置されている屋根板材2,2A,2Bに固定することができる。
図7〜9は実施例5を示しており、実施例5では他側係止部材12を設けた支持部材10上に第一の雄螺子軸15を設け、そして、凹嵌部4に係止する一側係止部材11Aは、一側係止部18を横向きに設けると共にその先端をやや上向きに形成して全体形状を正面が略L字形状をなしており、この一側係止部材11Aの縦向き部の上部に頂板34が接続して片持ち支持状に頂板34が設けられている。この頂板34は一側係止部18側と間隔Zをおいて略並設されていると共に、この頂板34の先端34Aは下向きに形成されており、また基端34Bは一側係止部材11Aの縦向き部の上部にいったん低くなってから接続している。このように一側係止部材11Aと頂板34により、前方及び左右を開口した正面形状が略コ字型のクランプ本体が形成される。そしてスライド固定用固定具20Aを設ける。このスライド固定用固定具20Aは支持部材10に対してスライド自在に設けられた一側係止部材11Aを固定すると共に、一側係止部材11Aの横向き部と頂板34との間に、両者間の間隔Zを狭めたり開いたりするものである。実施例ではこのスライド固定用固定具20Aは、下端を一側係止部材11Aの横向き部に固定すると共に、頂板34及び支持部材10の第二の貫通部22を貫通した雄螺子軸35の上部にナット等の雌螺子部材36が螺着している。
次に前記構成について、その作用を説明する。予め、屋根には屋根板材2,2A,2Bが段葺に配置されている。このような屋根において、太陽電池モジュールパネル8を取り付ける場合は、まず一側係止部材11Aの一側係止部18を板材本体3に載置した状態で凹嵌部4側に差し込んで係止する。次に雌螺子部材36を締めることで、頂板34を下降させると、頂板34の先端が凸嵌部6の上面に接し、さらに頂板34の上方への復元力に抗して圧接されることで、凹嵌部4に係止して固定されている一側係止部材11の先端に、頂板34の先端が近づき、この結果一側係止部材11の先端と頂板34の先端とで嵌合状態の凹嵌部4、凸嵌部6を挟み込んで固定できるようになっている。
この際、支持部材10は一側係止部材11の縦向き部の上部に支持部材10の下面が接して、支持部材10が支持されるようになっており、さらに他側係止部材12を、他側に隣接した屋根板材2Bに載置した状態で凸嵌部側6に差し込んで係止する。また、第一の左右両側部20Aが凸部19の第二の左右両側部19Aに嵌合することで、支持部材10は凸部19に対して第二の貫通部22の長手方向にスライド自在に設けられ、一側係止部18を凹嵌部4に係止し、同時に他側係止部12を凸嵌部6に係止するように、支持部材10と凸部19間の長さ調節をスライドによって行った後、前述のように雌螺子部材36を緊締することで、一側係止部材11を支持部材10に固定すると同時に、一側係止部材11を凹嵌部4に係止すると共に他側係止部材12を凸嵌部6に係止することで、取付装置9を屋根板材2に固定できるようになっている。そして、実施例1と同様に太陽電池モジュールパネル8を支持部材10上に固定するものである。
以上のように、前記実施例では請求項1に対応して、雄螺子軸35、雌螺子部材36によって固定された一側係止部材11Aを凹嵌部4に係止すると共に、他側係止部材12を凸嵌部6に係止させることで、支持部材10を屋根板材2上に固定すると共に、この支持部材10によって太陽電池モジュールパネル8を支持するので、太陽電池モジュールパネル8は、支持部材10、一側係止部材11A及び他側係止部材12を介して屋根上に固定することなどができる。
さらに、請求項7に対応して凹嵌部4とこれに嵌合している凸嵌部6との上下を挟み込みができるように、一側係止部材11とこの一側係止部材11に頂板34を設けると共に、両者間に雄螺子軸35及び雌螺子部材36からなる開閉用固定具を設けたことで、一側係止部材11と頂板34によって嵌合されている凹嵌部4、凸嵌部6を挟み込んで固定することで一側係止部材11を屋根板材2に固定して、太陽電池モジュールパネル8の支持部材10を、すでに設置されている屋根板材2,2A,2Bに固定することができる。
以上のように本考案にかかる外装パネルの取付装置は太陽電池モジュールパネル以外の各種の用途に適用できる。
2 屋根板材
4 凹嵌部
6 凸嵌部
8 太陽電池モジュールパネル(外装パネル)
10 支持部材
11 11A 一側係止部材
12 他側係止部材
19 上向き凸部
19A 20A 左右両側部
20 20A 第二の固定具(スライド固定用固定具)
24 25 34 第三の固定具
31 折り返し部
32 延長部
33 第六の固定具
34 頂板

Claims (8)

  1. 一側に凹嵌部を設けると共に他側に凸嵌部を設けられた屋根板材を並設して、隣接した前記屋根板材相互の前記凹嵌部に前記凸嵌部を嵌合した屋根に取り付けられ、該屋根に外装パネルを固定する外装パネルの取付装置であって、前記屋根板材の上方に配置され前記外装パネルを支持する支持部材と、該支持部材の一側に設けられ前記屋根板材の一側に設けられる前記凹嵌部に係止して固定される一側係止部材と、前記支持部材の他側に設けられ前記屋根板材の他側に設けられる前記凸嵌部に係止する他側係止部材とを設けたことを特徴とする外装パネルの取付装置。
  2. 前記一側係止部材は、前記支持部材の一側に該一側に向かって略略L字状に設けられ、該一側係止部材は前記支持部材に対してスライド自在に設けられると共に、これら前記支持部材と前記一側係止部材間にスライド固定用固定具を介在し、前記他側係止部材は、前記支持部材の他側に前記一側に向かって略略L字状に設けられたことを特徴とする請求項1記載の外装パネルの取付装置。
  3. 前記一側係止部材と一体に、該一側係止部材の他側に前記支持部材を支持する上向き凸部を設けたことを特徴とする請求項2記載の外装パネルの取付装置。
  4. 前記上向き凸部に前記支持部材が載置すると共に、該支持部材の第一の左右両側部が前記上向き凸部の第二の左右両側部にそれぞれ嵌合し、前記支持部材に外装パネル固定用固定具を設けたことを特徴とする請求項3記載の外装パネルの取付装置。
  5. 前記一側係止部材の一側上方に、折り返し部を介して前記凹嵌部を乗り越えて延長する延長部を設けることを特徴とする請求項3又は4記載の外装パネルの取付装置。
  6. 前記一側係止部材又はその支持部に、屋根側に固定する固定具を設けたことを特徴とする請求項3又は4記載の外装パネルの取付装置。
  7. 前記一側係止部材と、この一側係止部材の上方に間隔を有して設けられる頂板とで、嵌合状態の前記凹嵌部と前記凸嵌部を挟んで前記一側係止部材を前記屋根板材に固定することを特徴とする請求項3又は4記載の外装パネルの取付装置。
  8. 前記外装パネルが太陽電池モジュールパネルであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の外装パネルの取付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4780810B1 (ja) * 2011-02-09 2011-09-28 株式会社ビルド 屋根上モジュール架台取付金具
JP2012117246A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Nojima Kakusei Seisakusho:Kk 屋根用設置物取付金具
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JP2015221987A (ja) * 2014-05-23 2015-12-10 ニイガタ製販株式会社 横葺屋根用の屋根上設置物取付金具
JP2018071091A (ja) * 2016-10-26 2018-05-10 西川鋼販株式會社 太陽光パネル取付金具

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