JP6922330B2 - 現像剤の収容容器および画像形成装置 - Google Patents
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特許文献1としての特開2016−48278号公報には、トナーコンテナ(30)の内部に、トナー排出口(377)の上方の位置に、撹拌部材(35)が配置され、撹拌部材(35)が回転することで、トナーの凝集を防止する技術が記載されている。
現像剤が排出される排出口と、
内部に現像剤を収容し、回転することで前記排出口に向けて現像剤を搬送する収容部と、
前記収容部に設けられ、前記収容部と共に回転して前記収容部により搬送される現像剤を撹拌する撹拌部と、
前記撹拌部に対して非接触且つ相対移動可能に配置され、前記撹拌部との間の現像剤の固まりに対してせん断力を作用させる撹拌補助部材と、
前記収容部を回転可能に支持し、前記排出口の接続先の部材に対し固定される固定部と、
前記固定部に固定支持された前記撹拌補助部材と、
前記収容部の回転軸と同軸の円筒部を有し、前記円筒部における前記収容部の前記回転軸の中心を通過する水平面よりも下方に前記排出口が形成された前記固定部と、
前記収容部の回転軸の中心を通過する水平面よりも下方、且つ、前記排出口に対応する位置から回転方向上流側の範囲に配置された前記撹拌補助部材と、
を備えたことを特徴とする。
現像剤が排出される排出口と、
内部に現像剤を収容し、回転することで前記排出口に向けて現像剤を搬送する収容部と、
前記収容部に設けられ、前記収容部と共に回転して前記収容部により搬送される現像剤を撹拌する撹拌部と、
前記撹拌部に対して非接触且つ相対移動可能に配置され、前記撹拌部との間の現像剤の固まりに対してせん断力を作用させる撹拌補助部材と、
前記撹拌部の回転方向に対して逆方向に回転する前記撹拌補助部材と、
を備えたことを特徴とする。
現像剤が排出される排出口と、
内部に現像剤を収容し、回転することで前記排出口に向けて現像剤を搬送する収容部と、
前記収容部に設けられ、前記収容部と共に回転して前記収容部により搬送される現像剤を撹拌する撹拌部と、
前記撹拌部に対して非接触且つ相対移動可能に配置され、前記撹拌部との間の現像剤の固まりに対してせん断力を作用させる撹拌補助部材と、
前記撹拌部の回転に対して速度差を有し且つ同方向に回転する前記撹拌補助部材と、
を備えたことを特徴とする。
前記撹拌部が延びる方向と同じ方向に延び、且つ、前記撹拌部が延びる方向で重なる前記撹拌補助部材、
を備えたことを特徴とする。
前記撹拌部と前記撹拌補助部材とが重なる位置が、前記排出口に対応して配置された
ことを特徴とする。
現像剤が排出される排出口と、
内部に現像剤を収容し、回転することで前記排出口に向けて現像剤を搬送する収容部と、
前記収容部に設けられ、前記収容部と共に回転して前記収容部により搬送される現像剤を撹拌する撹拌部と、
前記撹拌部に対して非接触且つ相対移動可能に配置され、前記撹拌部との間の現像剤の固まりに対してせん断力を作用させる撹拌補助部材と、
予め設定された間隔をあけて複数配置された前記撹拌補助部材と、
備えたことを特徴とする。
現像剤が排出される排出口と、
内部に現像剤を収容し、回転することで前記排出口に向けて現像剤を搬送する収容部と、
前記収容部に設けられ、前記収容部と共に回転して前記収容部により搬送される現像剤を撹拌する撹拌部と、
前記撹拌部に対して非接触且つ相対移動可能に配置され、前記撹拌部との間の現像剤の固まりに対してせん断力を作用させる撹拌補助部材と、
を備え、
前記撹拌補助部材どうしの間隔が、前記排出口の短辺の長さよりも短く設定された
ことを特徴とする。
前記撹拌補助部材と前記撹拌部との最近接距離が、前記排出口の短辺の長さよりも短く設定された
ことを特徴とする。
像保持体と、
前記像保持体の表面に潜像を形成する潜像形成装置と、
前記像保持体の表面の潜像を可視像に現像する現像装置と、
前記現像装置に補給される現像剤が収容された請求項1ないし8のいずれかに記載の現像剤の収容容器と、
前記像保持体の表面の可視像を媒体に転写する転写装置と、
前記媒体の表面の可視像を定着させる定着装置と、
を備えたことを特徴とする。
また、請求項1に記載の発明によれば、撹拌補助部材が移動する場合に比べて、構成を簡素化できる。
さらに、請求項1に記載の発明によれば、撹拌補助部材が排出口に対応する位置から回転方向上流側に設けられない場合に比べて、排出口が現像剤の固まりで詰まることが低減される。
また、請求項2に記載の発明によれば、撹拌補助部材が固定の場合に比べて、せん断力を大きくすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、撹拌部と撹拌補助部材とが重ならない場合に比べて、現像剤の固まりを崩す能力を向上させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、排出口に対応していない場合に比べて、崩された現像剤が速やかに排出できる。
さらに、請求項7に記載の発明によれば、補助撹拌部材どうしの間隔が短辺の長さよりも長い場合に比べて、排出口の詰まりを低減できる。
請求項8に記載の発明によれば、撹拌補助部材と撹拌部との最近接距離が、排出口の短辺の長さよりも長い場合に比べて、排出口の詰まりを低減できる。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図2は実施例1の可視像形成装置の拡大説明図である。
図1において、画像形成装置の一例としての複写機Uは、操作部UI、画像読取装置の一例としてのスキャナ部U1、媒体供給装置の一例としてのフィーダ部U2、画像記録装置の一例としての作像部U3、および媒体処理装置U4を有している。
操作部UIは、複写開始や複写枚数の設定などに用いられる入力ボタンUIaを有する。また、前記操作部UIは、前記入力ボタンUIaにより入力された内容や、複写機Uの状態が表示される表示部UIbを有する。
図1において、フィーダ部U2は、媒体収容容器の一例としての複数の給紙トレイTR1,TR2,TR3,TR4を有している。また、前記フィーダ部U2は、前記各給紙トレイTR1〜TR4に収容された画像記録用の媒体の一例としての記録用紙Sを取り出して、作像部U3に搬送する媒体供給路SH1等を有している。
図1において、作像部U3は、前記フィーダ部U2から搬送された記録用紙Sにスキャナ部U1により読み取った原稿画像に基づいて画像記録を行う画像記録部U3aを有する。
図1、図2において、作像部U3の潜像形成装置の駆動回路Dは、スキャナ部U1から入力された画像情報に基づいて、それに応じた駆動信号を予め設定された時期に、各色Y〜Kの潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkに出力する。各潜像形成装置ROSy〜ROSkの下方には、像保持体の一例としての感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pkが配置されている。
なお、現像装置Gy〜Gkにおいて、現像により消費された現像剤は、現像剤の収容容器の一例としてのトナーカートリッジKy,Km,Kc,Kkから補給される。トナーカートリッジKy,Km,Kc,Kkは、現像剤補給装置U3bに着脱可能に装着される。
なお、K色の画像情報のみの場合はK色の感光体ドラムPkおよび現像装置Gkのみが使用され、K色のトナー像のみが形成される。
1次転写後の感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pkは、像保持体の清掃器の一例としてのドラムクリーナCLy,CLm,CLc,CLkにより、表面に付着した残留現像剤や紙粉等の残留物が除去される。
また、K色の感光体ユニットUKと、現像剤保持体の一例としての現像ロールR0kを有する現像装置Gkとにより、K色の可視像形成装置UK+Gkが構成される。同様に、Y,M,C色の感光体ユニットUY,UM,UCと、現像ロールR0y,R0m,R0cを有する現像装置Gy,Gm,Gcとにより、それぞれ、Y,M,C色の可視像形成装置UY+Gy,UM+Gm,UC+Gcが構成される。
前記バックアップロールT2a、2次転写ロールT2b及びコンタクトロールT2cにより、2次転写器T2が構成されている。
中間転写ベルトB上のトナー像は、2次転写領域Q4を通過する際に、2次転写器T2により記録用紙Sに転写される。なお、カラートナー像の場合は中間転写ベルトB表面に重ねて1次転写されたトナー像が一括して記録用紙Sに2次転写される。
前記1次転写ロールT1y〜T1k、前記2次転写器T2、中間転写ベルトBにより、実施例1の転写装置T1y〜T1k+T2+Bが構成されている。
定着装置Fは、加熱部材の一例としての加熱ロールFhと加圧部材の一例としての加圧ロールFpとを有する。記録用紙Sは、加熱ロールFhと加圧ロールFpとが接触する領域である定着領域Q5に搬送される。記録用紙Sのトナー像は、定着領域Q5を通過する際に、定着装置Fにより加熱および加圧されて、定着される。
前記可視像形成装置UY+Gy〜UK+Gk、転写装置T1y〜T1k+T2+B、定着装置Fにより、実施例1の画像記録部U3aが構成されている。
このとき、記録用紙Sの画像定着面を下向きに排出する場合には、第2のゲートGT2を記録用紙Sの搬送方向後端が通過した後に、記録用紙Sの搬送方向を逆転させる。ここで、実施例1の第2のゲートGT2は、薄膜状の弾性部材により構成されている。したがって、第2のゲートGT2は、反転路SH4に搬送されてきた記録用紙Sをそのまま一旦通過させ、通過した記録用紙Sが反転、いわゆるスイッチバックされてくると、搬送路SH3,SH5側に案内する。そして、スイッチバックされた記録用紙Sは、カール補正部材U4aを通過して、画像定着面が下を向いた状態で排出トレイTH1に排出される。
前記切替ゲートGT1を通って反転路SH4に搬送された記録用紙Sは、第3のゲートGT3により前記媒体処理装置U4の反転路SH7側に搬送される。実施例1の第3のゲートGT3は、第2のゲートGT2と同様に、薄膜状の弾性部材により構成されている。したがって、第3のゲートGT3は、反転路SH4を搬送されてきた記録用紙Sを、一旦通過させ、通過した記録用紙Sがスイッチバックされてくると、循環路SH6側に案内する。
前記符号SH1〜SH7で示された要素により用紙搬送路SHが構成されている。また、前記符号SH,Ra,Rr,Rh,SGr,SG1,SG2,BH,GT1〜GT3で示された要素により、実施例1の用紙搬送装置SUが構成されている。
図3は実施例1のトナーカートリッジの斜視図である。
図4は実施例1のトナーカートリッジの説明図であり、図4Aは側面図、図4Bは図4Aの矢印IVB方向から見た図である。
図5は実施例1のトナーカートリッジの要部断面図であり、図5Aは図4BのVA−VA線断面図、図5Bは図4BのVB−VB線断面図である。
図7は実施例1のフィン部材の説明図である。
図5〜図7において、ボトル1の後側には、崩し部材の一例としてのフィン部材11が配置されている。フィン部材11は、前側の円筒部12と、後側のフィン本体13とを有する。円筒部12は、前部の内周面に、締結部の一例としてのネジ部12aが形成されている。ネジ部12aは、ネジ部4に対応して形成されている。よって、ネジ部12aとネジ部4とが噛み合って、フィン部材11とボトル1とが締結され固定される。したがって、フィン部材11とボトル1とにより、収容部の一例としての実施例1の回転部1,11が構成されている。
また、円筒部12には、後部の外周に、被支持部の一例としてのリング状の凹溝12bが形成されている。凹溝12bの後側には、第1の被規制部の一例としての凸リング12cが形成されている。凸リング12cは、凹溝12bよりも外径が大きく形成されている。
図5、図7において、崩しアーム13bの径方向の外端部には、撹拌部の一例としての崩し突起13cが形成されている。実施例1の崩し突起13cは、前後方向に延びる棒状に形成されている。図4において、実施例1の崩し突起13cは、後述する排出口28に対応して、軸方向において排出口28に重なる位置まで延びている。また、実施例1の崩し突起13cは、崩しアーム13bに対応して、周方向に対して90°間隔で4つ設けられている。
フィン部材11の後側には、固定部の一例であって、排出部の一例としてのフランジ部21が支持されている。フランジ部21は、円筒状に構成されている。フランジ部21は、円筒部の一例として、円筒状の前部22と、前部22よりも小径の円筒状の後部24とを有する。フランジ部21は、トナーカートリッジKy〜Kkが現像剤補給装置U3bに装着された際に、現像剤補給装置U3bに設けられた受け入れ口と排出口28とが対応する位置で、現像剤補給装置U3bに対し固定される。
また、実施例1の前部22の内周面22bは、凸リング12cおよび凸部12dに近接するように、内径が設定されている。すなわち、凸リング12cに対向、近接する内周面22b1により、実施例1の第1の規制部が構成されている。また、凸部12dに対向、近接する内周面22b2により、実施例1の第2の規制部が構成されている。
図5において、前部22と後部24との境界部分には、上下方向および左右方向に延びる板状の壁部26が形成されている。実施例1では、前部22と壁部26で囲まれた空間には、現像剤が存在する。壁部26には、カップリング16が貫通した状態で、回転可能に支持されている。
排出路27の下部には、開閉部材の一例としてのシャッタ29が前後方向に移動可能に支持されている。シャッタ29は、トナーカートリッジKy〜Kkの挿抜に伴って、排出口28を開放する開放位置と、排出口28を閉塞する閉塞位置との間で移動する。なお、トナーカートリッジKy〜Kkの挿抜に伴って、シャッタ29を移動させる構成は、例えば、特開2009−229938号公報等、従来公知の種々の構成を採用可能であるため、詳細な説明は省略する。
また、後部24の上部には、識別部の一例としてのメカキー32が配置されている。メカキー32は、前後方向に延びる複数の突起を有する。そして、メカキー32は、トナーカートリッジKy〜Kkの色に応じて、突起の個数および位置が異なる。
なお、図8と図5Aとでは、回転部1,11の回転位置、位相が異なっている。
図5、図8において、フランジ部21には、撹拌補助部材の一例としての補助突起41が設けられている。実施例1の補助突起41は、排出口28の上方に対応する位置に形成されている。
補助突起41は、壁部26から後方に延びる棒状に形成されている。すなわち、補助突起41は、回転しないフランジ部21と一体的に形成されており、フランジ部21に固定されている。また、補助突起41は、崩し突起13cと同じ前後方向に延びていると共に、前後方向において排出口28の上方を覆うように重なって配置、いわゆる、オーバーラップして配置されている。
さらに、補助突起41は、フランジ部21の内面42に対して隙間43を開けて配置されている。なお、隙間43を、崩し突起13cが通過可能に構成されている。なお、補助突起41と崩し突起13cとは、崩し突起13cの通過時には、互いに非接触且つ近接した状態となるように、崩し突起13cおよび補助突起41の位置が設定されている。
さらに、補助突起41と崩し突起13cとの最近接距離L3が、排出口28の短辺の長さ(La,Lb)よりも短く設定されている。したがって、補助突起41と内面42との隙間43の長さをL1とし、補助突起41どうしの間隔をL2とし、補助突起41と崩し突起13cとの最近接距離をL3とし、排出口28の前後方向の長さをLaとし、排出口28の左右方向の長さLbとした場合に、
L1<La,Lb、
L2<La,Lb、
L3<La,Lb、
を満たすように設定されている。
前記構成を備えた実施例1の複写機Uでは、トナーカートリッジKy〜Kkが現像剤補給装置U3bに装着された状態で、トナーの消費に応じてカップリング16に駆動が伝達されると、フィン部材11およびボトル1が回転する。ボトル1が回転すると、螺旋状の溝部2に沿って現像剤が後方に搬送される。ボトル1の回転に伴って後方に搬送された現像剤は、排出口28を通じて現像剤補給装置U3bに補給される。
これに対して、実施例1のトナーカートリッジKy〜Kkでは、崩し突起13cに加えて、補助突起41を有している。図9Aにおいて、実施例1では、現像剤の固まり46に対して、回転する崩し突起13cが接触すると、現像剤の固まり46は、崩し突起13cから回転方向の力F1を受けるとともに、補助突起41から反作用で回転方向と逆方向の力F2を受ける。したがって、現像剤の固まり46は、せん断力を受け、固まりが崩される。
また、実施例1では、崩し突起13cと補助突起41とがオーバーラップして配置されている。オーバーラップしていないと、現像剤の固まり46が崩し突起13cと補助突起41で両側から力を受けても、上方に逃げる場合がある。これに対して、崩し突起13cと補助突起41とがオーバーラップしていると、崩し突起13cと補助突起41との間で現像剤が挟まれやすく、確実に崩しやすい。また、オーバーラップする位置が排出口28の上方であり、崩された現像剤が排出口28から速やかに排出されやすい。
そして、実施例1では、隙間43でせき止められた大きな塊は、隙間43を通過する崩し突起13cで崩される。よって、隙間43よりも大きな現像剤の固まり46が通過することが抑制されている。
なお、実施例1では、補助突起41がフランジ部21に固定されている。したがって、補助突起41が移動する場合に比べて、駆動機構との部品点数が削減され、製造費用が低減される。
この実施例は下記の点で、前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成される。
図10において、実施例2のトナーカートリッジKy〜Kkでは、フィン部材11の軸部13aに、伝達部材の一例としての伝達ギア51が支持されている。伝達ギア51には、被伝達部材の一例としての被伝達ギア52が噛み合っている。被伝達ギア52は、フランジ部21の壁部26に回転可能に支持されている。なお、被伝達ギア52には、補助突起41′が複数配置されている。各補助突起41′は、被伝達ギア52の回転に伴って、排出口28の上方を順次通過する様に構成されている。
また、実施例2では、被伝達ギア52が伝達ギア51に直接噛み合っており、回転部1,11の回転方向とは逆方向に回転する。したがって、排出口28の上方において、補助突起41′と崩し突起13cとは互いに逆方向に移動する。
前記構成を備えた実施例2のトナーカートリッジKy〜Kkでは、補助突起41′が崩し突起13cとが互いに逆方向に回転している。したがって、補助突起41′と崩し突起13cとに挟まれた現像剤の固まり46が挟まれた場合に、図9Aにおける力F2が大きくなる。よって、現像剤の固まり46に対して作用するせん断力が大きくなる。したがって、実施例1に示すように補助突起41′が固定の構成に比べて、現像剤を崩す能力が向上している。
また、補助突起41′の回転に伴い、崩し突起13cと近接する下方の位置だけでなく、上方の位置でも現像剤を撹拌し、崩すことが可能である。よって、現像剤を崩す能力が向上している。
図10において、伝達ギア51と被伝達ギア52とを直接噛み合わせず、奇数個の中間ギアを間に噛み合わせた場合、補助突起41′と崩し突起13cとを同方向に回転させることが可能である。この時、各ギアの歯数や半径等を変えることで、補助突起41′と崩し突起13cとに速度差を発生させることが可能である。よって、この場合でも、補助突起41′と崩し突起13cとの間の現像剤にせん断力を作用させることが可能である。また、実施例2と同様に、補助突起41′が回転することで、現像剤を崩すことが可能である。
この実施例は下記の点で、前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成される。
図11において、実施例3の補助突起41″は、排出口28の上流側において、内面42から、フランジ部21の径方向の内側に向けて突出して配置されている。実施例3の補助突起41″は、前後方向に間隔をあけて複数配置されている。したがって、補助突起41″は、櫛歯状に形成されている。
また、実施例3では崩し突起13cに、径方向外側、すなわち、内面42に向けて延びる第2の崩し突起61が形成されている。撹拌部の一例としての第2の崩し突起61も、前後方向に間隔をあけて複数配置されている。したがって、第2の崩し突起61も櫛歯状に形成されている。そして、第2の崩し突起61は、補助突起41″どうしの間を通過するように、前後方向の位置が設定されている。
前記構成を備えた実施例3のトナーカートリッジKy〜Kkでは、回転部1,11の回転に伴って、第2の崩し突起61と補助突起41″との間で現像剤の固まり46にせん断力を作用させて崩すことが可能である。特に、実施例3では、第2の崩し突起61と補助突起41″との間が複数存在し、現像剤の固まり46が大きな場合は、複数の箇所でせん断力を作用させることが可能である。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H09)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置の一例としての複写機Uによる構成を例示したが、これに限定されず、FAX、あるいはこれら複数の機能を備えた複合機等に適用可能である。また、多色現像の画像形成装置に限定されず、単色、いわゆるモノクロの画像形成装置により構成することも可能であり、いわゆるタンデム式の画像形成装置に限定されず、ロータリ式等の画像形成装置にも適用可能である。
(H03)前記実施例1において、補助突起41はフランジ部21に一体形成する構成を例示したがこれに限定されない。例えば、補助突起41は別体で構成し、フランジ部21に貼り付ける等で固定することも可能である。別体で構成する場合には、例えば、フランジ部21を樹脂で構成し、補助突起41は金属で構成する等、強度、剛性の異なる材料とすることも可能である。
(H05)前記実施例において、崩し突起13bと補助突起41,41′,41″とが排出口28の上方でオーバラップするように配置することが望ましいが、これに限定されない。例えば、排出口28の半分だけオーバーラップするようなオーバーラップが少ない状態としたり、崩し突起13cの前端と補助突起41,41′,41″の後端が一致するようなオーバーラップしないように配置することも可能である。また、排出口28の上方でオーバラップさせることが望ましいが、排出口28から離れた位置に現像剤を崩す領域を設定し、現像剤を崩す領域においてオーバーラップさせることも可能である。
(H07)前記実施例において、長さL1〜L3,La,Lbの関係は、例示した関係とすることが望ましいが、例示した関係を満たさない構成とすることも可能である。
(H09)前記実施例1,2において、補助突起41,41′と内面42との間に隙間43の間を、崩し突起13cが通過することが望ましいが、補助突起41,41′の上方を通過することも可能である。
1,11…回転部、
13c,61…撹拌部、
21…固定部、
22…円筒部、
28…排出口、
41,41′,41″…撹拌補助部材、
42…回転部の内面、
43…隙間、
F…定着装置、
Gy,Gm,Gc,Gk…現像装置、
Ky,Km,Kc,Kk…現像剤の収容容器、
L1…隙間の距離、
L2…撹拌補助部材どうしの間隔、
L3…撹拌補助部材と撹拌部との最近接距離、
La,Lb…排出口の短辺の長さ、
Py,Pm,Pc,Pk…像保持体、
ROSy,ROSm,ROSc,ROSk…潜像形成装置、
S…媒体、
T1y〜T1k+T2+B…転写装置、
U…画像形成装置。
Claims (9)
- 現像剤が排出される排出口と、
内部に現像剤を収容し、回転することで前記排出口に向けて現像剤を搬送する収容部と、
前記収容部に設けられ、前記収容部と共に回転して前記収容部により搬送される現像剤を撹拌する撹拌部と、
前記撹拌部に対して非接触且つ相対移動可能に配置され、前記撹拌部との間の現像剤の固まりに対してせん断力を作用させる撹拌補助部材と、
前記収容部を回転可能に支持し、前記排出口の接続先の部材に対し固定される固定部と、
前記固定部に固定支持された前記撹拌補助部材と、
前記収容部の回転軸と同軸の円筒部を有し、前記円筒部における前記収容部の前記回転軸の中心を通過する水平面よりも下方に前記排出口が形成された前記固定部と、
前記収容部の回転軸の中心を通過する水平面よりも下方、且つ、前記排出口に対応する位置から回転方向上流側の範囲に配置された前記撹拌補助部材と、
を備えたことを特徴とする現像剤の収容容器。 - 現像剤が排出される排出口と、
内部に現像剤を収容し、回転することで前記排出口に向けて現像剤を搬送する収容部と、
前記収容部に設けられ、前記収容部と共に回転して前記収容部により搬送される現像剤を撹拌する撹拌部と、
前記撹拌部に対して非接触且つ相対移動可能に配置され、前記撹拌部との間の現像剤の固まりに対してせん断力を作用させる撹拌補助部材と、
前記撹拌部の回転方向に対して逆方向に回転する前記撹拌補助部材と、
を備えたことを特徴とする現像剤の収容容器。 - 現像剤が排出される排出口と、
内部に現像剤を収容し、回転することで前記排出口に向けて現像剤を搬送する収容部と、
前記収容部に設けられ、前記収容部と共に回転して前記収容部により搬送される現像剤を撹拌する撹拌部と、
前記撹拌部に対して非接触且つ相対移動可能に配置され、前記撹拌部との間の現像剤の固まりに対してせん断力を作用させる撹拌補助部材と、
前記撹拌部の回転に対して速度差を有し且つ同方向に回転する前記撹拌補助部材と、
を備えたことを特徴とする現像剤の収容容器。 - 前記撹拌部が延びる方向と同じ方向に延び、且つ、前記撹拌部が延びる方向で重なる前記撹拌補助部材、
を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の現像剤の収容容器。 - 前記撹拌部と前記撹拌補助部材とが重なる位置が、前記排出口に対応して配置された
ことを特徴とする請求項4に記載の現像剤の収容容器。 - 現像剤が排出される排出口と、
内部に現像剤を収容し、回転することで前記排出口に向けて現像剤を搬送する収容部と、
前記収容部に設けられ、前記収容部と共に回転して前記収容部により搬送される現像剤を撹拌する撹拌部と、
前記撹拌部に対して非接触且つ相対移動可能に配置され、前記撹拌部との間の現像剤の固まりに対してせん断力を作用させる撹拌補助部材と、
予め設定された間隔をあけて複数配置された前記撹拌補助部材と、
備えたことを特徴とする現像剤の収容容器。 - 現像剤が排出される排出口と、
内部に現像剤を収容し、回転することで前記排出口に向けて現像剤を搬送する収容部と、
前記収容部に設けられ、前記収容部と共に回転して前記収容部により搬送される現像剤を撹拌する撹拌部と、
前記撹拌部に対して非接触且つ相対移動可能に配置され、前記撹拌部との間の現像剤の固まりに対してせん断力を作用させる撹拌補助部材と、
を備え、
前記撹拌補助部材どうしの間隔が、前記排出口の短辺の長さよりも短く設定された
ことを特徴とする現像剤の収容容器。 - 前記撹拌補助部材と前記撹拌部との最近接距離が、前記排出口の短辺の長さよりも短く設定された
ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の現像剤の収容容器。 - 像保持体と、
前記像保持体の表面に潜像を形成する潜像形成装置と、
前記像保持体の表面の潜像を可視像に現像する現像装置と、
前記現像装置に補給される現像剤が収容された請求項1ないし8のいずれかに記載の現像剤の収容容器と、
前記像保持体の表面の可視像を媒体に転写する転写装置と、
前記媒体の表面の可視像を定着させる定着装置と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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