JP6921706B2 - 建物の空調設置構造 - Google Patents

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本発明は、建物の空調設置構造に関する。
住宅等の建物では、複数の部屋の空調を一括して行う全館空調システムが設けられている場合がある。全館空調システムは、室内機と、その室内機と冷媒管を介して接続される室外機とを有している。室内機は、空調空気(冷気又は暖気)を生成し、その空調空気を空調対象である複数の部屋へ空調ダクトを介して供給する。この室内機により供給される空調空気により各部屋の空調(冷暖房)が行われる。
特許文献1には、建物における一階部分及び二階部分にそれぞれ全館空調システムが設けられた構成が開示されている。この構成では、例えば二階部分の空調システムについて、その室内機が屋根裏空間に設置され、その室外機が屋外の地盤上に設置されている。
特許第6061695号
室内機が屋根裏空間に設置され、室外機が地盤上に設置されている上述の構成では、それら両者を接続する冷媒管が一階部分及び二階部分に跨がって上下に延びるよう配設されることになる。この場合、冷媒管の長さが長くなり空調効率の低下を招くおそれがある。
また、屋根裏空間は屋外の熱の影響を受け易い空間であるため、屋根裏空間に室内機が設置されていると運転効率の低下を招くおそれもある。そこで、建物本体(居住部)に室内機用の機械室を形成し、その機械室に室内機を設置することが考えられる。ただし、その場合、機械室の分だけ居住空間の床面積が低減することになってしまい好ましくない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、室内機と室外機とを有する空調設備を建物に設置するにあたり、居住空間の床面積の低減を抑制しながら、空調効率の低下を抑制することができる建物の空調設置構造を提供することを主たる目的とするものである。
上記課題を解決すべく、第1の発明の建物の空調設置構造は、室内機とその室内機と冷媒管を介して接続された室外機とを有する空調設備を備え、その空調設備が建物に設置されている建物の空調設置構造であって、前記建物は、外周に外壁部を有するとともにその外壁部により囲まれた内側に居住空間を有する建物本体を備え、前記建物本体は、前記外壁部のうち所定の外壁部から屋外側に張り出す張出部と、その張出部の内部空間を含んで形成された空調機械室とを有しており、前記空調機械室には、前記室内機が設置されており、前記張出部の張出方向と直交する方向において当該張出部と隣接する位置に前記室外機が設置されていることを特徴とする。
本発明によれば、建物本体に所定の外壁面から屋外側に張り出す張出部が設けられ、その張出部の内部空間を含んで空調機械室が形成されている。そして、この空調機械室に室内機が設置されている。この場合、建物本体に空調機械室を形成することで、居住空間の床面積が低減されてしまうのを抑制することができる。また、室外機が、張出部の張出方向と直交する方向において当該張出部と隣接する位置に配置されているため、室外機と、張出部内の室内機とを上記直交する方向に隣接して配置することができる。これにより、室内機と室外機とを接続する冷媒管の長さを短くすることができるため、空調効率の低下を抑制することができる。よって、以上より、室内機と室外機とを有する空調設備を建物に設置するにあたり、居住空間の床面積の低減を抑制しながら、空調効率の低下を抑制することができる。
第2の発明の建物の空調設置構造は、第1の発明において、前記空調機械室は、前記所定の外壁部よりも屋内側に跨がって形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、空調機械室が所定の外壁部よりも屋内側に跨がって形成されているため、空調機械室の全体が張出部に形成されている場合と比べて、所定の外壁部からの張出部の張出寸法を小さくすることができる。これにより、建物の外観が損なわれるのを抑制しながら、上記第1の発明の効果を得ることができる。
第3の発明の建物の空調設置構造は、第1又は第2の発明において、前記室外機は、前記張出部の上に設置されていることを特徴とする。
本発明によれば、室外機が張出部の上に設置されているため、建物本体に室外機を設置するための設置台を別途設ける必要がない。このため、構成の簡素化を図りながら、上記第1の発明の効果を得ることができる。
第4の発明の建物の空調設置構造は、第3の発明において、前記空調機械室は、床面から天井面までの高さ寸法である天井高が前記居住空間の天井高よりも小さくされていることを特徴とする。
本発明によれば、空調機械室の天井高が居住空間の天井高よりも小さくされているため、空調機械室に設置される室内機と、張出部上に設置される室外機とを上下に近づけて配置することができる。これにより、室内機と室外機とを繋ぐ冷媒管の長さをより短くすることができるため、空調効率の低下をより一層抑制することができる。
第5の発明の建物の空調設置構造は、第4の発明において、前記建物本体は、前記張出部としての屋外側張出部に加え、前記所定の外壁部から前記屋外側張出部とは反対側となる前記居住空間側に張り出す屋内側張出部を備え、前記空調機械室は、前記屋外側張出部の内部と前記屋内側張出部の内部とに跨がる空間とされ、前記屋内側張出部における前記空調機械室の上方部分は、前記居住空間の高さ方向の中間位置に設定された棚部となっていることを特徴とする。
本発明によれば、建物本体に所定の外壁部から屋外側及び屋内側(居住空間側)にそれぞれ張り出す張出部が設けられ、それら各張出部に跨がって空調機械室が形成されている。この場合、屋外側張出部の張出量を低減させることができるため、上記第2の発明と同様の効果を得ることができる。また、屋内側張出部における空調機械室の上方部分が、居住空間の高さ方向の中間部に設定された棚部となっているため、その棚部上に物品を載せる等して屋内側張出部を有効利用することが可能となる。
第6の発明の建物の空調設置構造は、第1乃至第5のいずれかの発明において、前記空調設備は、空調空気を生成する前記室内機に加え、その室内機に接続され当該室内機により生成された空調空気を空調対象の部屋へ搬送する空調ダクトを有しており、前記建物本体は、前記外壁部に沿って設けられた基礎の上に設置されており、前記基礎により囲まれた内側は一階床部の下方となる床下空間となっており、前記空調機械室は、その床部が前記一階床部により形成されているとともに、前記基礎の上方にて当該基礎よりも屋外側及び屋内側のそれぞれに跨がるよう形成されており、前記空調機械室の床部には、前記床下空間へ通じる孔部が設けられ、その孔部を通じて前記空調ダクトが前記空調機械室から前記床下空間へと導かれていることを特徴とする。
本発明によれば、空調機械室が、外壁部に沿って設けられた基礎の上方において、当該基礎よりも屋外側及び屋内側のそれぞれに跨がるよう形成されている。この場合、基礎上方に位置する所定の外壁部からの張出部の張出寸法を小さくすることができる。そのため、基礎の一部を張出部(例えば張出部の屋外側の端縁部)の下方に張り出して形成する等しなくても、張出部を支持することが可能となる。したがって、一階部分に張出部が設けられる構成にあって、基礎の構成が複雑になるのを回避することができる。
また、空調機械室が基礎よりも屋内側に跨がっている関係で、その床部には床下空間へ通じる孔部が設けられている。これにより、基礎の構成が複雑になるのを回避しながら、空調ダクトを上記孔部を通じて空調機械室から床下空間へ導いて配設することが可能となる。
第7の発明の建物の空調設置構造は、第1乃至第6のいずれかの発明において、前記建物本体は、上下に隣接して設けられた下階部及び上階部を有する複数階建てとされ、前記下階部及び前記上階部にそれぞれ前記空調設備が設けられており、前記建物本体は、前記張出部として、前記下階部に設けられた下階張出部と、前記上階部に設けられた上階張出部とを有しており、前記下階張出部と前記上階張出部とは上下方向に並んで配置されており、前記下階部では、前記下階張出部と当該下階部の前記室外機とが上下に並んで配置され、前記上階部では、前記上階張出部と当該上階部の前記室外機とが上下に並んで配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、下階部と上階部とにそれぞれ空調設備が設けられる構成にあって、下階部及び上階部に設けられた各張出部が上下に並んで配置されている。また、下階部及び上階部のそれぞれにおいて、張出部と室外機とが上下に並んで配置されている。この場合、下階部及び上階部の各張出部と各室外機とが上下一列になって配置されるため、これら張出部及び室外機により建物の外観が損なわれるのを抑制することができる。
第8の発明の建物の空調設置構造は、第7の発明において、前記下階部では、前記下階張出部が下側に、当該下階部の前記室外機が上側に配置され、前記上階部では、前記上階張出部が上側に、当該上階部の前記室外機が下側に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、下階部及び上階部の各室外機が上下に隣接して配置されるため、それら各室外機のメンテナンス作業等を行う際、その作業をし易くすることができる。
第1の実施形態における空調設備が設けられた建物を示す概略縦断面図。 (a)が空調設置構造を示す縦断面図であり、(b)が空調設置構造を示す正面図である。 第2の実施形態における空調設置構造を示す縦断面図。 第3の実施形態における空調設置構造を示す縦断面図。 空調設置構造を示す正面図。
〔第1の実施形態〕
以下に、本発明を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、図1は、空調設備が設けられた建物を示す概略縦断面図である。
図1に示すように、住宅等の建物10は、基礎11上に設けられた建物本体12と、その建物本体12の上方に設けられた屋根部13とを備える。建物本体12は、下階部としての一階部分15と、上階部としての二階部分16とを有する二階建てとされている。また、屋根部13は、寄せ棟式の屋根となっている。
建物本体12には、その外周部に外壁部18が設けられ、その外壁部18により囲まれた内側には居住空間が形成されている。居住空間として、建物本体12の一階部分15には複数の部屋21〜23が設けられ、二階部分16には複数の部屋24,25が設けられている。これらの部屋21〜25には、例えばリビングやダイニング、和室、寝室等が含まれている。
一階部分15の各部屋21〜23は、その床部27(以下、一階床部27という)により床下空間28と仕切られている。床下空間28は、基礎11により囲まれた内側空間として形成されている。基礎11は、布基礎からなり、建物本体12の外周部に沿って(換言すると外壁部18に沿って)配設されている。
二階部分16の各部屋24,25は、その床部31(以下、二階床部31という)により一階部分15の各部屋21〜23と仕切られている。二階床部31は、一階部分15と二階部分16との境界部に配置されていることから階間部分ということもできる。この階間部分により一階部分15の各部屋21〜23の天井部も形成されている。また、二階部分16の各部屋24,25は、その天井部32(二階天井部32)により屋根裏空間33と仕切られている。屋根裏空間33は、屋根部13に形成されている。
なお、図示は省略するが、外壁部18と一階床部27と二階天井部32とにはそれぞれグラスウール等の断熱材が設けられることで断熱層(断熱区画)が形成されている。断熱層は、外壁部18、一階床部27及び二階天井部32の全域に亘って形成されている。
建物10には、一階部分15及び二階部分16にそれぞれ全館式の空調設備40,50が設けられている。一階部分15の空調設備40は、一階部分15の各部屋21〜23の空調(冷暖房)を行うものであり、二階部分16の空調設備50は、二階部分16の各部屋24,25の空調(冷暖房)を行うものである。以下、これら各空調設備40,50について説明する。
まず、一階部分15の空調設備40について説明すると、空調設備40は、屋内に設けられた室内機41(空調室内機)と、屋外に設けられた室外機42(空調室外機)とを有している。これら室内機41と室外機42とは冷媒管43を介して互いに接続されている。
室内機41は、一階部分15に設けられた機械室45(空調機械室に相当)に設置されている。室内機41は、機械室45内の空気を取り込みその空気を温度調整することで空調空気(冷気又は暖気)を生成する。室内機41には、空調ダクト46が接続されている。空調ダクト46は、機械室45から下方に延びて床下空間28に入り込んでいる。空調ダクト46は、床下空間28において一階部分15の各部屋21〜23に向けて延びるように配設されている。
空調ダクト46は、各部屋21〜23の床部(一階床部27)に設けられた吹出口47に接続されている。室内機41により生成された空調空気は、室内機41より空調ダクト46を介して各部屋21〜23の吹出口47に供給される。そして、それら供給された空調空気が各吹出口47よりそれぞれ各部屋21〜23に向けて吹き出される。これにより、それら吹き出された空調空気によって各部屋21〜23の空調(冷房又は暖房)が行われるようになっている。
なお、図示は省略するが、一階部分15には、各部屋21〜23に吹き出された空調空気が機械室45へ向けて還流する還流経路が設けられている。このため、各部屋21〜23に吹き出された空調空気はその還流経路を通じて機械室45へと還流し、その後、室内機41に再び取り込まれることになる。
続いて、二階部分16の空調設備50について説明する。二階部分16の空調設備50も、一階部分15の空調設備40と同様、屋内に設けられる室内機51(空調室内機)と、屋外に設けられる室外機52(空調室外機)とを有している。これら室内機51と室外機52とは冷媒管53を介して互いに接続されている。
室内機51は、二階部分16に設けられた機械室55(空調機械室に相当)に設置されている。室内機51は、機械室55内の空気を取り込みその空気を温度調整することで空調空気(冷気又は暖気)を生成する。室内機51には、空調ダクト56が接続されている。空調ダクト56は、機械室55から上方に延びて屋根裏空間33に入り込んでいる。空調ダクト56は、屋根裏空間33において二階部分16の各部屋24,25に向けて延びるように配設されている。
空調ダクト56は、各部屋24,25の天井部(二階天井部32)に設けられた吹出口57に接続されている。室内機51により生成された空調空気は、室内機51より空調ダクト56を介して各部屋24,25の吹出口57に供給される。そして、それら供給された空調空気が各吹出口57よりそれぞれ各部屋24,25に向けて吹き出される。これにより、それら吹き出された空調空気によって各部屋24,25の空調(冷房又は暖房)が行われるようになっている。
ここで、本建物10では、空調設備40,50の室内機41,51及び室外機42,52を設置するための空調設置構造に特徴を有している。そこで以下においては、かかる空調設置構造について図2に基づいて説明する。なお、図2は(a)が空調設置構造を示す縦断面図であり、(b)が空調設置構造を示す正面図である。
まず、一階部分15の空調設置構造について説明する。図2(a)及び(b)に示すように、建物本体12の外周部に設けられた外壁部18のうち、建物本体12の一側面を形成する所定の外壁部18(以下、外壁部18aという)には一階部分15の部屋21が隣接している。この部屋21は外壁部18aによって屋外と区画されている。また、二階部分16では、部屋24が外壁部18aに隣接しており、その外壁部18aにより部屋24と屋外とが区画されている。なお、外壁部18aが「所定の外壁部」に相当する。
建物本体12の一階部分15には、外壁部18aから屋外側に向けて張り出す屋外側張出部61と、外壁部18aから屋外側張出部61とは反対側に向けてつまり屋内側(詳しくは部屋21)に向けて張り出す屋内側張出部62とが設けられている。これら各張出部61,62は、一階部分15の下部に設けられている。各張出部61,62は、その幅寸法(詳しくは外壁部18aの幅方向の長さ)が略同じとされ、当該幅方向において同じ位置に配置されている。また、各張出部61,62は、その高さ寸法が略同じとされ、高さ方向において同じ位置に配置されている。さらに、各張出部61,62は、外壁部18aからの張出寸法(換言すると外壁部18aの厚み方向の長さ)がいずれも同じとされている。なお、屋外側張出部61が張出部及び下階張出部に相当する。
一階部分15には、屋外側張出部61の内部と屋内側張出部62の内部とに跨がって機械室45が形成されている。機械室45は、その床部64が一階床部27により形成されている。一階床部27は、基礎11よりも屋外側に延出して屋外側張出部61の一部を構成する張出床部63を有している。そして、その張出床部63を含めて機械室45の床部64が形成されている。また、機械室45は、その床面から天井面までの高さ寸法である天井高H1が、部屋21(ひいては居住空間)の天井高H2よりも小さくされている。詳しくは、機械室45の天井高H1は部屋21の天井高H2の略半分とされている。
屋外側張出部61は、機械室45を3方から囲む平面視コ字状の周壁部65と、機械室45の下側に設けられる上記張出床部63と、機械室45の上側に設けられる張出天井部66とを有する。周壁部65、張出床部63及び張出天井部66はいずれも機械室45を屋外と区画する屋外側区画部を構成している。なお、図示は省略するが、周壁部65、張出床部63及び張出天井部66(つまり屋外側区画部)にも、外壁部18と同様に、グラスウール等の断熱材が設けられることで断熱層(断熱区画)が形成されている。この断熱層は、屋外側区画部の全域に亘って形成されている。したがって、機械室45は断熱区画の内側に形成されていることになる。また、張出天井部66は、防水鋼板(防水シート)等により形成された防水層を有している。これにより、張出天井部66を介して雨水等が機械室45へ入り込むことが防止されている。
屋内側張出部62は、機械室45を3方から囲む平面視コ字状の周壁部67と、機械室45の上側に設けられる張出天井部68とを有する。周壁部67と張出天井部68とはいずれも機械室45を部屋21(ひいては居住空間)と区画する屋内側区画部を構成している。なお、図示は省略するが、周壁部67には、その一部に機械室45と部屋21とを連通するメンテナンス開口部が設けられ、このメンテナンス開口部を通じて室内機41のメンテナンスを行うことが可能となっている。また、メンテナンス開口部には扉部が設けられ、その扉部が周壁部67の一部を構成している。
張出天井部68は、その高さ位置が部屋21(ひいては居住空間)の高さ方向の中間部詳しくは中央部に設定されている。張出天井部68は、木製の板材からなる棚板を有して形成されている。張出天井部68では、その上面が棚板により形成されている。これにより、張出天井部68の上面には物品を載置することが可能となっており、張出天井部68を棚部として利用することが可能となっている。
機械室45には、上述したように室内機41が設置されている。室内機41は、機械室45において床置きされている。また、室内機41は、機械室45において外壁部18aよりも屋外側及び屋内側のそれぞれに跨がって配置されている。
屋外側張出部61の張出天井部66の上には室外機42が設置されている。室外機42は、張出天井部66の上に載置されており、当該張出天井部66に固定金具等を介して固定されている。この場合、室外機42と屋外側張出部61とは上下に並んで配置されており、そのため、室外機42と屋外側張出部61内の室内機41とが上下に並んで配置されている。そして、かかる配置状態において、室内機41と室外機42とを繋ぐ冷媒管43は張出天井部66を貫通して上下に延びている。
機械室45の床部64(詳しくは当該床部64において基礎11よりも屋内側)には、機械室45と床下空間28とを連通する孔部69が形成されている。室内機41に接続された空調ダクト46はこの孔部69を通じて機械室45から床下空間28へと導かれている。
続いて、二階部分16の空調設置構造について説明する。
建物本体12の二階部分16には、外壁部18aから屋外側に向けて張り出す屋外側張出部71と、外壁部18aから屋外側張出部71とは反対側に向けてつまり屋内側(詳しくは部屋24)に向けて張り出す屋内側張出部72とが設けられている。これら各張出部71,72は、二階部分16の下部に設けられている。各張出部71,72は、その幅寸法(詳しくは外壁部18aの幅方向の長さ)が略同じとされ、当該幅方向において同じ位置に配置されている。また、各張出部71,72は、その高さ寸法が略同じとされ、高さ方向において同じ位置に配置されている。さらに、各張出部71,72は、外壁部18aからの張出寸法(換言すると外壁部18aの厚み方向の長さ)がいずれも同じとされている。なお、屋外側張出部71が張出部及び上階張出部に相当する。
二階部分16には、屋外側張出部71の内部と屋内側張出部72の内部とに跨がって機械室55が形成されている。機械室55は、その床部74が二階床部31により形成されている。二階床部31は、外壁部18aよりも屋外側に延出して屋外側張出部71の一部を構成する張出床部73を有している。そして、その張出床部73を含めて機械室55の床部74が形成されている。また、機械室55は、その天井高が部屋24(ひいては居住空間)の天井高よりも小さくされ、詳しくは部屋24の天井高の略半分とされている。
屋外側張出部71は、機械室55を3方から囲む平面視コ字状の周壁部75と、機械室55の下側に設けられる上記張出床部73と、機械室55の上側に設けられる張出天井部76とを有する。周壁部75、張出床部73及び張出天井部76はいずれも機械室55を屋外と区画する屋外側区画部を構成している。なお、周壁部75、張出床部73及び張出天井部76(つまり屋外側区画部)には、一階部分15と同様、グラスウール等の断熱材が設けられることで断熱層が形成されている。また、張出天井部76は、防水鋼板(防水シート)等により形成された防水層を有している。
屋内側張出部72は、機械室55を3方から囲む平面視コ字状の周壁部77と、機械室55の上側に設けられる張出天井部78とを有する。周壁部77と張出天井部78とはいずれも機械室55を部屋24(ひいては居住空間)と区画する屋内側区画部を構成している。なお、一階部分15と同様、周壁部77にはメンテナンス開口部が設けられ、メンテナンス開口部には扉部が設けられている。
張出天井部78は、その高さ位置が部屋24(ひいては居住空間)の高さ方向の中間部詳しくは中央部に設定されている。張出天井部78は、木製の板材からなる棚板を有し、その上面が棚板により形成されている。これにより、張出天井部78についても棚部としての利用が可能となっている。
機械室55には、上述したように室内機51が設置されている。室内機51は、機械室55において床置きされている。また、室内機51は、機械室55において外壁部18aよりも屋外側及び屋内側のそれぞれに跨がって配置されている。
屋外側張出部71の張出天井部76の上には室外機52が設置されている。室外機52は、張出天井部76の上に載置されており、当該張出天井部76に固定金具等を介して固定されている。この場合、室外機52と屋外側張出部71とは上下に並んで配置され、そのため、室外機52と屋外側張出部71内の室内機51とが上下に並んで配置されている。そして、かかる配置状態にて、室内機51と室外機52とを繋ぐ冷媒管53は張出天井部76を貫通して上下に延びている。
なお、室内機51に接続された空調ダクト56は機械室55から屋内側張出部72の張出天井部78と二階天井部32とをそれぞれ貫通して上方に延び屋根裏空間33に入り込んでいる。
上述したように、一階部分15と二階部分16とにはそれぞれ屋外側張出部61,71が設けられている。この場合、これら各屋外側張出部61,71は、上下方向に並んで配置されている。また、各屋外側張出部61,71はいずれも同じ大きさを有して形成されており、詳しくは、いずれも幅寸法が同じで、いずれも高さ寸法が同じで、いずれも外壁部18aからの張出寸法が同じとなっている。
また、上述したように、一階部分15では、屋外側張出部61と室外機42とが上下に並び、二階部分16では、屋外側張出部71と室外機52とが上下に並んでいる。このため、一階部分15及び二階部分16の各屋外側張出部61,71と各室外機42,52とは上下に一列になって配置されている。これにより、外壁部18aから張り出して屋外側張出部61,71と室外機42,52とが設けられる構成にあって、それら張出部61,71及び室外機42,52により建物10の外観が損なわれるのを抑制することができる。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
建物本体12に、外壁部18aから屋外側に張り出す屋外側張出部61,71を設け、その屋外側張出部61,71の内部空間を含んで機械室45,55を形成した。これにより、建物本体12に機械室45,55を形成するにあたり、居住空間の床面積が低減されてしまうのを抑制することができる。
また、室外機42,52を、屋外側張出部61,71の上方に隣接配置したため、室外機42,52と、屋外側張出部61,71内の室内機41,51とを上下に隣接配置することができる。これにより、室内機41,51と室外機42,52とを接続する冷媒管43,53の長さを短くすることができるため、空調効率の低下を抑制することができる。よって、以上より、室内機41,51と室外機42,52とを有する空調設備40,50を建物10に設置するにあたり、居住空間の床面積の低減を抑制しながら、空調効率の低下を抑制することができる。
室外機42,52を屋外側張出部71,61の上に設置したため、建物本体12に室外機42,52を設置するための設置台を別途設ける必要がない。このため、構成の簡素化を図りながら、上述の効果を得ることができる。
機械室45,55の天井高H1を部屋21,24(居住空間)の天井高H2よりも小さくしたため、機械室45,55に設置される室内機41,51と、屋外側張出部61,71上に設置される室外機42,52とを上下に近づけて配置することができる。これにより、室内機41,51と室外機42,52とを繋ぐ冷媒管43,53をより短くすることができるため、空調効率の低下をより一層抑制することができる。
外壁部18aから屋外側張出部61,71とは反対側となる居住空間(部屋21,24)側に張り出す屋内側張出部62,72を設け、屋外側張出部61,71と屋内側張出部62,72とに跨がって機械室45,55を形成した。この場合、屋外側張出部61,71の張出量を低減させることができるため、建物10の外観が損なわれるのを抑制しながら、上述の各効果を得ることができる。
また、一階部分15において屋外側張出部61の張出量を低減させたことで、基礎11の一部を屋外側張出部61の下方に張り出して形成する等しなくても、屋外側張出部61を支持することが可能となる。これにより、屋外側張出部61が設けられる構成にあって、基礎11の構成が複雑になるのを回避することができる。
また、機械室45を屋内側張出部62,72にも跨がって形成した関係で、つまり基礎11よりも屋内側に跨がって形成した関係で、その床部64の一部を床下空間28上方に位置させた。そして、この床下空間28上方の床部64に当該床下空間28へ通じる孔部69を設けた。これにより、基礎11の構成が複雑になるのを回避しながら、空調ダクト46を当該孔部69を通じて機械室45から床下空間28へ導き配設することが可能となる。
屋内側張出部62,72において機械室45,55の上方に設けられる張出天井部68,78を、居住空間(部屋21,24)の高さ方向の中間部に配置して棚部として利用可能とした。これにより、その棚部(つまり張出天井部68,78)上に物品を載せる等して屋内側張出部62,72を有効利用することが可能となる。
〔第2の実施形態〕
本実施形態では、建物における空調設置構造が上記第1の実施形態と異なる。以下、かかる本実施形態の空調設置構造について図3に基づいて説明する。図3は、本実施形態における空調設置構造を示す縦断面図である。なお、以下においては、上記第1の実施形態と共通の構成については同じ符号を付してその説明を割愛する。
図3に示すように、本実施形態の建物80では、その建物本体81に、外壁部18aから屋外側に張り出す屋外側張出部82,83が設けられている一方で、外壁部18aから屋内側に張り出す屋内側張出部が設けられていない。その点が、上記第1の実施形態と相違する点であり、以下においてはその相違点に関する構成について説明する。
各屋外側張出部82,83のうち、屋外側張出部82が一階部分15に配置され、屋外側張出部83が二階部分16に配置されている。これら各屋外側張出部82,83はいずれも、外壁部18aからの張出寸法が、上記第1の実施形態の屋外側張出部61,71と比べて大きくなっており、具体的には屋外側張出部61,71の張出寸法の2倍程度となっている。なお、各屋外側張出部82,83がそれぞれ張出部に相当する。また、屋外側張出部82が下階張出部に相当し、屋外側張出部83が上階張出部に相当する。
一階部分15では、屋外側張出部82の内部に機械室84(空調機械室に相当)が形成されている。機械室84は、その全域が屋外側張出部82に形成されている。この機械室84には室内機41が設置され、屋外側張出部82の上には室外機42が設置されている。屋外側張出部82の下方には、基礎11の一部が張り出しており、その張り出した部分が張出基礎部11aとなっている。張出基礎部11aは、屋外側張出部82の屋外側縁部に沿って平面視コ字状に配設されている。この場合、この張出基礎部11aの上に屋外側張出部82が支持された状態となっている。これにより、屋外側張出部82の張出量が大きいにもかかわらず当該張出部82が安定した状態で支持されている。
二階部分16では、屋外側張出部83の内部に機械室85(空調機械室に相当)が形成されている。機械室85は、その全域が屋外側張出部83に形成されている。この機械室85には室内機51が設置され、屋外側張出部83の上には室外機52が設置されている。詳しくは、室外機52は、屋外側張出部83の上において屋外寄りに配置されている。室内機51に接続された空調ダクト56は室外機52と外壁部18aとの間を通って上方に延び、屋根裏空間33に入り込んでいる。なお、外壁部18aには、空調ダクト56の屋外露出部分を覆い隠すダクトカバー87が取り付けられている。
上述した本実施形態の構成によれば、屋外側張出部82,83に室内機41,51を設置する機械室84,85を形成し、その屋外側張出部82,83の上に室外機42,52を設置したため、上記第1の実施形態と同様、建物80に室内機41,51及び室外機42,52を設置するに際し、居住空間の床面積の低減を抑制しながら、空調効率の低下を抑制することができる。特に、本実施形態の構成では、機械室84,85の全体を屋外側張出部82,83に形成したことで、床面積の低減を回避しながら室内機41,51を設置することが可能となる。
〔第3の実施形態〕
本実施形態では、建物における空調設置構造が、上記第1の実施形態及び上記第2の実施形態と異なる。以下、かかる本実施形態の空調設置構造について図4及び図5に基づいて説明する。図4は本実施形態における空調設置構造を示す縦断面図であり、図5は同構造を示す正面図である。なお、以下においては、上記第1の実施形態と共通の構成については同じ符号を付してその説明を割愛する。
図4及び図5に示すように、本実施形態の建物90では、その建物本体91の外周部に外壁部92が設けられている。建物本体91には、上記外壁部92のうち、当該建物本体91の一側面を形成する所定の外壁部92aから屋内側に向けて凹む凹部94が形成されている。この凹部94は、建物本体91の高さ方向の中間部において一階部分15と二階部分16とに跨がって形成されている。なお、以下では、外壁部92のうち、凹部94の底部に位置する外壁部92を外壁部92bという。また、外壁部92bが「所定の外壁部」に相当する。
建物本体91には、凹部94の周囲に外壁部92bよりも屋外側に張り出した張出部分91aが形成されている。この張出部分91aは外壁部92aを含んで形成されている。張出部分91aは、その一部が凹部94を挟んだ上下両側に配置されており、それら上下両側に配置された各部分を以下では屋外側張出部95,96という。これら各屋外側張出部95,96のうち、屋外側張出部95が凹部94の下側、屋外側張出部96が凹部94の上側に配置されている。この場合、下側の屋外側張出部95は一階部分15の下部に配置され、上側の屋外側張出部96は二階部分16の上部に配置されている。なお、屋外側張出部95が張出部及び下階張出部に相当し、屋外側張出部96が張出部及び上階張出部に相当する。
一階部分15には、外壁部92bから屋外側張出部95とは反対側に向けてつまり屋内側に向けて張り出す屋内側張出部97が設けられている。屋外側張出部95と屋内側張出部97とはいずれも外壁部92bからの張出寸法が同じとなっている。一階部分15には、これら屋外側張出部95と屋内側張出部97とに跨がって機械室98(空調機械室に相当)が形成されている。その機械室98には室内機41が設置され、屋外側張出部95の上には室外機42が設置されている。この場合、室外機42は、建物本体91の凹部94に配設されている。
二階部分16には、外壁部92bから屋外側張出部96とは反対側に向けてつまり屋内側に向けて張り出す屋内側張出部101が設けられている。屋外側張出部96と屋内側張出部101とはいずれも外壁部92bからの張出寸法が同じとなっている。二階部分16には、これら屋外側張出部96と屋内側張出部101とに跨がって機械室102(空調機械室に相当)が形成されている。機械室102は、その床部が二階部分16の部屋24の高さ方向の中間部(詳しくは中央部)に設定されている。また、機械室102は、その天井部が二階天井部32により形成されている。
機械室102には室内機51が設置されている。この場合、機械室102が二階天井部32を隔てて屋根裏空間33と隣接しているため、室内機51に接続された空調ダクト56は機械室102から屋根裏空間33に二階天井部32を貫通して導かれている。このため、屋根裏空間33に空調ダクト56が配設される構成にあって、空調ダクト56の取り回しに関する構成を簡素化することができる。
二階部分16には、屋外側張出部96の下方に室外機52が設置されている。この場合、室外機52は、外壁部92bの屋外側に張り出して設けられた設置台104の上に設置されている。設置台104は、二階床部31と略同じ高さ位置に配置されている。この場合、室外機52は、建物本体91の凹部94に配設され、一階部分15の室外機42と上下に並んで配置されている。
上述した本実施形態の構成によれば、屋外側張出部95,96と屋内側張出部97,101とに跨がる機械室98,102を形成し、それら機械室98,102に室内機41,51を設置した。また、一階部分15では、屋外側張出部95の上に室外機42を設置し、二階部分16では、屋外側張出部96の下方に室外機52を設置した。これにより、上記第1の実施形態と同様、建物90に室内機41,51及び室外機42,52を設置するにあたり、居住空間の床面積の低減を抑制しながら、空調効率の低下を抑制することができる。
また、一階部分15では、屋外側張出部95の上に室外機42を設置し、二階部分16では、屋外側張出部96の下方に室外機52を設置したため、これら各室外機42,52を上下に隣接配置することができる。これにより、各室外機42,52のメンテナンス作業等を行う際、その作業をまとめて行い易くすることができる。
〔他の実施形態〕
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
・上記第1の実施形態では、機械室45,55の天井高H1を部屋21の天井高H2よりも小さくしたが、機械室45,55の天井高H1を部屋21の天井高H2と同じとしてもよい。上記第2の実施形態においても、これと同様、機械室の天井高を部屋21の天井高と同じとしてもよい。
・上記第1の実施形態では、室外機42,52を屋外側張出部61,71の上方に設置したが、これを変更して、室外機42,52を屋外側張出部61,71の左側又は右側に設置してもよい。つまり、室外機42,52を、外壁部18aの壁幅方向において屋外側張出部61,71と隣接する位置に設置してもよい。この場合にも、室外機42,52と、屋外側張出部61,71内(機械室45,55)の室内機41,51とを左右に隣接して配置することができるため、室内機41,51と室外機42,52とを繋ぐ冷媒管43,53の長さを短くすることができ空調効率の低下を抑制することができる。なお、この場合、外壁部18aの屋外側に室外機42,52の設置台を設け、その設置台の上に室外機42,52を設置するようにすればよい。
また、上記第2の実施形態においても、これと同様に、室外機42,52を屋外側張出部82,83の左側又は右側に設置するようにしてもよい。
・上記各実施形態では、一階部分15及び二階部分16のそれぞれに本発明の空調設置構造を適用したが、一階部分15及び二階部分16のうちいずれか一方にのみ本発明の空調設置構造を適用してもよい。
・上記各実施形態では、各空調設備40,50の空調ダクト46,56をそれぞれ床下空間28と屋根裏空間33とに配設したが、空調ダクト46,56の配設場所は必ずしもこれに限らない。例えば、一階部分15の空調ダクト46を、床下空間28に代えて、一階天井部(換言すると二階床部31)に設けるようにしてもよい。一階天井部は、一階部分15と二階部分16との間の階間部分となっており、この階間部分には、一階部分15の天井面材と二階部分16の床面材との間の階間空間が形成されている。そこで、この階間空間(換言すると一階天井裏空間)に一階部分15の空調ダクト46を配設することが考えられる。
また、二階部分16の空調ダクト56を、屋根裏空間33に代えて、二階部分16の天井部に設けるようにしてもよい。この場合、二階部分16の天井部において二階天井部32よりも下方に下がり天井を設け、その下がり天井上方の天井裏空間に空調ダクト56を配設することが考えられる。また、二階部分16の空調ダクト56を、二階床部31に設けるようにしてもよい。この場合、二階床部31は階間部分であるため、その階間空間(換言すると二階床下空間)に空調ダクト56を配設することが考えられる。
さらに、一階部分15の空調ダクト46と二階部分16の空調ダクト56とをまとめて階間空間に配設するようにしてもよい。
10…建物、11…基礎、12…建物本体、15…下階部としての一階部分、16…上階部としての二階部分、18…外壁部、18a…所定の外壁部としての外壁部、27…一階床部、28…床下空間、40…空調設備、41…室内機、42…室外機、43…冷媒管、45…空調機械室としての機械室、46…空調ダクト、50…空調設備、51…室内機、52…室外機、53…冷媒管、55…空調機械室としての機械室、56…空調ダクト、61…張出部及び下階張出部としての屋外側張出部、62…屋内側張出部、68…棚部としての張出天井部、69…孔部、71…張出部及び上階張出部としての屋外側張出部、72…屋内側張出部、78…棚部としての張出天井部、80…建物、81…建物本体、82…張出部及び下階張出部としての屋外側張出部、83…張出部及び上階張出部としての屋外側張出部、84…空調機械室としての機械室、85…空調機械室としての機械室、90…建物、91…建物本体、92…外壁部、92b…所定の外壁部としての外壁部、95…張出部及び下階張出部としての屋外側張出部、96…張出部及び上階張出部としての屋外側張出部、97…屋内側張出部、98…空調機械室としての機械室、101…屋内側張出部、102…空調機械室としての機械室。

Claims (7)

  1. 空調空気を生成する室内機と、その室内機に接続され当該室内機により生成された空調空気を空調対象の部屋へ搬送する空調ダクトと、前記室内機と冷媒管を介して接続された室外機とを有する空調設備を備え、
    その空調設備が建物に設置されている建物の空調設置構造であって、
    前記建物は、外周に外壁部を有するとともにその外壁部により囲まれた内側に居住空間を有する建物本体を備え、
    前記建物本体は、前記外壁部のうち所定の外壁部から屋外側に張り出す張出部と、その張出部の内部空間を含んで形成された空調機械室とを有しており、
    前記空調機械室には、前記室内機が設置されており、
    前記張出部の張出方向と直交する方向において当該張出部と隣接する位置に前記室外機が設置されており、
    前記建物本体は、前記外壁部に沿って設けられた基礎の上に設置されており、
    前記基礎により囲まれた内側は一階床部の下方となる床下空間となっており、
    前記空調機械室は、その床部が前記一階床部により形成されているとともに、前記基礎の上方にて当該基礎よりも屋外側及び屋内側のそれぞれに跨がるよう形成されており、
    前記空調機械室の床部には、前記床下空間へ通じる孔部が設けられ、
    その孔部を通じて前記空調ダクトが前記空調機械室から前記床下空間へと導かれていることを特徴とする建物の空調設置構造。
  2. 前記空調機械室は、前記所定の外壁部よりも屋内側に跨がって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の建物の空調設置構造。
  3. 前記室外機は、前記張出部の上に設置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の建物の空調設置構造。
  4. 前記空調機械室は、床面から天井面までの高さ寸法である天井高が前記居住空間の天井高よりも小さくされていることを特徴とする請求項3に記載の建物の空調設置構造。
  5. 前記建物本体は、前記張出部としての屋外側張出部に加え、前記所定の外壁部から前記屋外側張出部とは反対側となる前記居住空間側に張り出す屋内側張出部を備え、
    前記空調機械室は、前記屋外側張出部の内部と前記屋内側張出部の内部とに跨がる空間とされ、
    前記屋内側張出部における前記空調機械室の上方部分は、前記居住空間の高さ方向の中間位置に設定された棚部となっていることを特徴とする請求項4に記載の建物の空調設置構造。
  6. 前記建物本体は、上下に隣接して設けられた下階部及び上階部を有する複数階建てとされ、
    前記下階部及び前記上階部にそれぞれ前記空調設備が設けられており、
    前記建物本体は、前記張出部として、前記下階部に設けられた下階張出部と、前記上階部に設けられた上階張出部とを有しており、
    前記下階張出部の内部空間を含んで形成された前記空調機械室に、前記床下空間に導かれた前記空調ダクトが接続されている前記室内機が設置されており、
    前記下階張出部と前記上階張出部とは上下方向に並んで配置されており、
    前記下階部では、前記下階張出部と当該下階部の前記室外機とが上下に並んで配置され、
    前記上階部では、前記上階張出部と当該上階部の前記室外機とが上下に並んで配置されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の建物の空調設置構造。
  7. 前記下階部では、前記下階張出部が下側に、当該下階部の前記室外機が上側に配置され、
    前記上階部では、前記上階張出部が上側に、当該上階部の前記室外機が下側に配置されていることを特徴とする請求項に記載の建物の空調設置構造。
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