JP6921687B2 - ワイパ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ウィンドシールドに付着した付着物を払拭するワイパ部材を揺動駆動するワイパ装置に関する。
従来、自動車等の車両には、ウィンドシールドに付着した雨水や埃等を払拭するためのワイパ装置が搭載されている。ワイパ装置は、ウィンドシールド上を揺動運動するワイパ部材と、当該ワイパ部材を揺動運動させるためのモータとを備えている。操作者が車室内に設けられたワイパスイッチをオン操作すると、モータは回転駆動し、これに応じて、ワイパ部材は、ウィンドシールド上で往復の払拭動作を行い付着物を払拭する。
このようなワイパ装置の技術として、例えば、特許文献1に記載されたワイパ装置が知られている。当該ワイパ装置は、払拭モードが高速モードの際には、低速モードの際よりも進角および通電角が大きい通電タイミングで電機子コイルに電流を供給する。これにより、回転磁界を低速モードの時よりも弱くする弱め界磁制御を行うことができ、ロータの回転速度・トルクを上昇させることが可能になる。
特開2014−195389号公報
一般的に、マグネットは、温度や外部磁界等によって減磁が生じることが知られている。減磁とは、マグネットの磁力が低下し、回復しない現象である。例えば、特許文献1に示されるような弱め界磁制御を行うと、弱め界磁によって、ロータのマグネットには、ロータの磁界とは逆方向の外部磁界が印加される。したがって、特に、ロータのマグネットが高温の際に弱め界磁制御を行うと、その大きさによっては減磁の発生が懸念される。減磁が生じると、モータの特性が劣化し、トルク不足や電流値の増加等を招くことになる。
本発明の目的は、モータの減磁を防止することが可能なワイパ装置を提供することにある。
本発明のワイパ装置は、ワイパスイッチの操作によって指示される目標回転速度に応じてデューティ比を制御し、モータを用いてワイパ部材に払拭動作を行わせるワイパ装置であって、前記モータの温度を検出する温度センサと、前記デューティ比が予め定めた上限値に達した場合で、前記モータの回転速度が前記目標回転速度を下回る場合に、前記目標回転速度に応じて前記モータの通電に伴う進角と通電角を変化させるブースト制御部と、前記モータの負荷状態を監視し、高負荷状態であることを検出した場合に、前記モータの回転速度を低下させる第1の保護制御を行う第1の保護部と、前記温度センサによる検出温度が第1の閾値を超え、かつ、前記第1の保護制御が行われている時に、前記ワイパスイッチからの操作信号を受信したことを第1の条件として、前記第1の条件を満たした場合に、前記ブースト制御部の動作を禁止することで前記モータの進角と通電角を固定化する第2の保護制御を行う第2の保護部と、を有する。
本発明の他の態様では、前記第2の保護部は、前記温度センサによる検出温度が、前記第1の閾値よりも高い前記第2の閾値を超えたことを第2の条件として、前記第1の条件または前記第2の条件を満たした場合に、前記第2の保護制御を行う。
本発明の他の態様では、前記第2の保護部は、前記第2の保護制御を行っているときに、前記温度センサによる検出温度が前記第1の閾値よりも低い第3の閾値を下回る場合に、前記第2の保護制御を解除する。
本発明の他の態様では、前記第2の保護部は、前記第2の保護制御を行っているときに、前記第1の保護制御が解除された場合に、前記第2の保護制御を解除する。
また、本発明のワイパ装置は、ワイパスイッチの操作によって指示される目標回転速度に応じてデューティ比を制御し、モータによってワイパ部材を揺動駆動するワイパ装置であって、前記モータの温度を検出する温度センサと、前記デューティ比が予め定めた上限値に達した場合で、前記モータの回転速度が前記目標回転速度を下回る場合に、前記目標回転速度に応じて前記モータの通電に伴う進角と通電角を変化させるブースト制御部と、前記モータの負荷状態を監視する負荷状態監視部と、前記温度センサによる検出温度が第1の閾値を超え、かつ、前記負荷状態監視部によって高負荷状態が検出された場合に、前記ブースト制御部の動作を禁止することで前記モータの進角と通電角を固定化する保護部と、を有する。
本発明の他の態様では、前記保護部は、前記温度センサによる検出温度が、前記第1の閾値よりも高い前記第2の閾値を超えた場合にも、前記ブースト制御部の動作を禁止することで前記モータの進角と通電角を固定化する。
本発明によれば、モータの温度が第1の閾値を超え、かつ、高負荷状態に伴いモータの回転速度を低下させる保護制御を行われている時に、ワイパスイッチからの操作信号を受信した場合に、モータの通電に伴う進角と通電角を変化させるブースト制御を禁止することができる。
これにより、ロータのマグネットの減磁を防止することが可能になる。また、これによって、トルク不足や、電流値の増加等が生じる事態を防止できる。さらに、減磁に対するマージンを拡大するためのモータ構造の変更等も不要となる。
ワイパ装置を搭載した車両の一部の構成例を示す概要図である。 図1のワイパ装置に含まれるモータの構成例を示す外観図である。 図2のモータの内部構造例を示す底面図である。 図2および図3における制御基板の構成例を示すブロック図である。 図4の制御基板を用いたモータの駆動シーケンスの一例を示す図である。 図5の駆動シーケンスに伴うピーク電流の変化の一例を示す図である。 図4における熱保護モード判定部の詳細な動作例を示すフロー図である。 図4におけるエナジーモード判定部の詳細な動作例を示すフロー図である。 図4における過温度保護部の詳細な動作例を示すフロー図である。 図4における減磁保護部の詳細な動作例を示すフロー図である。 図4におけるブースト制御部の詳細な動作例を示すフロー図である。 図3における回転軸センサからのホール信号および出力軸センサからのセンサ信号の一例を示すタイミングチャートである。 図4の比較例となる制御基板を用いたモータの駆動シーケンスの一例を示す図である。 図13の補足図であり、モータの駆動波形の一例を模式的に示す図である。 図13の駆動シーケンスに伴うピーク電流の変化の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
《ワイパ装置の概略構成》
図1は、ワイパ装置を搭載した車両の一部の構成例を示す概要図であり、図2は、図1のワイパ装置に含まれるモータの構成例を示す外観図である。図3は、図2のモータの内部構造例を示す底面図であり、図2のモータが備えるギヤハウジングからギヤカバーを取り外した状態を示している。図1に示すように、自動車等の車両10には、ウィンドシールドとしてのフロントガラス11が設けられ、当該フロントガラス11に近接するようにしてワイパ装置12が搭載される。ワイパ装置12は、車室内のワイパスイッチ70(図示せず)をオン操作することで作動し、フロントガラス11に付着した付着物を払拭する。
ワイパ装置12は、モータ20と、モータ20の揺動運動を各ピボット軸13a,13bに伝達する動力伝達機構14と、基端側が各ピボット軸13a,13bにそれぞれ固定され、先端側が各ピボット軸13a,13bの揺動運動によりフロントガラス11上で往復の払拭動作を行う一対のワイパ部材15a,15bとを備える。モータ20は、例えば、ブラシレスモータである。各ワイパ部材15a,15bは、それぞれ、運転席側および助手席側に対応して設けられ、ワイパアーム16a,16bと、各ワイパアーム16a,16bに装着されたワイパブレード17a,17bとを備える。
モータ20は、ワイパ部材15a,15bに往復の払拭動作を行わせる。すなわち、モータ20が回転すると、モータ20の揺動運動が動力伝達機構14を介して各ピボット軸13a,13bに伝達され、各ピボット軸13a,13bは、揺動運動するようになる。このようにして、モータ20の駆動力が各ワイパ部材15a,15bに伝達され、各ワイパブレード17a,17bは、フロントガラス11の各払拭範囲11a,11b内に付着した付着物を払拭する。
図2および図3において、モータ20は、モータ本体部30と減速機構部40とを備える。モータ本体部30は、鋼板をプレス加工等することにより有底筒状に形成されたヨーク31を備え、当該ヨーク31の内部には、環状に形成されたステータ32が固定されている。ステータ32には、U相,V相,W相(3相)のコイル(後述する図4の32a,32b,32c)が、スター結線の巻き方で巻装されている。
図3に示すように、ステータ32の内側には、所定の隙間(エアギャップ)を介してロータ33が回転自在に設けられる。ロータ33は、ここでは、複数極の永久磁石を埋設したIPM(Interior Permanent Magnet)構造となっている。実施の形態では、交互に極性が異なる永久磁石がロータ33の周方向に沿って60°間隔で配置された6極構造(図4参照)を例とするが、4極構造や、8極構造等であってもよい。また、ロータ33は、IPM構造に限らず、ロータの外周表面に複数の永久磁石を貼り付けたSPM(Surface Permanent Magnet)構造であってもよい。
ロータ33の回転中心には、回転軸33bが貫通して固定される。回転軸33bの基端側(図3中の上側)は、ヨーク31の底部に設けられた軸受(図示せず)によって回転自在に支持され、回転軸33bの先端側(図3中の下側)は、減速機構部40を形成するギヤハウジング41の内部にまで延在している。回転軸33bのギヤハウジング41内への延在部分、つまり回転軸33bのギヤハウジング41内に位置する先端側および略中央部分は、ギヤハウジング41に設けられた一対の軸受(図示せず)によってそれぞれ回転自在に支持される。
回転軸33bの先端側には、減速機構50を形成するウォーム51が一体に設けられる。また、回転軸33bのウォーム51とロータ33との間でウォーム51寄りの部分には、環状に形成された回転軸用磁石34が一体に設けられる。回転軸用磁石34は、回転軸33bのギヤハウジング41内への延在部分に設けられ、回転軸33bの周方向に沿って配置された複数極の永久磁石を備える。回転軸用磁石34の永久磁石は、例えば、前述したロータ33の永久磁石と同じ極数で構成され、この例では、回転軸用磁石34の周方向に沿って60°間隔で配置された6極構造となっている。
回転軸用磁石34は、回転軸33bの回転速度を検出するために用いられるのに加えて、ロータ33のステータ32に対する回転位置を、回転軸33bを介して検出するために用いられる。したがって、回転軸用磁石34の永久磁石は、回転軸33bの回転位置に対するロータ33の永久磁石の極性と、回転軸用磁石34の永久磁石の極性とが逐次一致するように取り付けられる。このように互いに極性を一致させることで、ロータ33の回転位置を検出する際に、極性の位相ズレ等を補正するための補正制御が不要となり、ひいてはモータ20の制御の複雑化を回避できるようになる。
なお、回転軸用磁石34の永久磁石の極数は、必ずしもロータ33の永久磁石の極数と同じである必要はなく、整数倍であってもよい。すなわち、回転軸用磁石34は、ロータ33の永久磁石の極性が変化する回転軸33bの各回転位置において、回転軸用磁石34の永久磁石の極性も変化するような構成であればよい。回転軸用磁石34の永久磁石の極数をロータ33の永久磁石の極数の2倍以上にすると、ロータ33のステータ32に対する回転位置がより細分化して得られるため、より細かなロータ33の制御が可能となる場合がある。
図2および図3に示すように、減速機構部40は、アルミ製のギヤハウジング41と、ギヤハウジング41の開口部41a(図3中の手前側)を閉塞するプラスチック製のギヤカバー42とを備える。ギヤハウジング41には、図示しない締結部材(固定ネジ等)を介してヨーク31が固定される。これにより、モータ本体部30と減速機構部40は、一体化され、回転軸33bに設けたウォーム51と回転軸用磁石34は、ギヤハウジング41内に配置されることになる。
ギヤハウジング41の内部には、ウォームホイール52(詳細図示せず)が回転自在に設けられる。ウォームホイール52は、例えばPOM(ポリアセタール)プラスチック等の樹脂材料により円盤状に形成され、その外周部分にはギヤ歯52a(詳細図示せず)が形成される。ウォームホイール52のギヤ歯52aは、ウォーム51と噛み合わされており、ウォームホイール52はウォーム51と共に減速機構50を構成する。
ウォームホイール52の回転中心には、出力軸52bの基端側が固定されており、出力軸52bは、ギヤハウジング41のボス部41bに、軸受(図示せず)を介して回転自在に支持される。出力軸52bの先端側は、ギヤハウジング41の外部に延出し、当該出力軸52bの先端部分には、図1に示すように動力伝達機構14が固定される。これにより、回転軸33bの回転速度がウォーム51およびウォームホイール52(減速機構50)を介して減速され、この減速によって高トルク化された出力が、出力軸52bを介して動力伝達機構14に出力されるようになっている。
図3に示すように、出力軸52bのギヤハウジング41内への延出部分には、ウォームホイール52を介してタブレット状の出力軸用磁石53が設けられる。出力軸用磁石53は、出力軸52bと一体で回転するように取り付けられる。出力軸用磁石53は、その周方向に沿う略180°の範囲がS極に着磁され、その他の略180°の範囲がN極に着磁される。当該出力軸用磁石53は、出力軸52bのギヤハウジング41に対する回転位置を検出するために用いられる。
ギヤハウジング41の開口部41aは、ギヤハウジング41の内部にウォームホイール52等の構成部品を収容するために形成され、当該開口部41aは、図2に示すようにギヤカバー42によって閉塞される。ギヤハウジング41とギヤカバー42との間にはシール部材(図示せず)が設けられ、これによりギヤハウジング41とギヤカバー42との間から減速機構部40の内部に雨水等が浸入するのを防止している。ギヤカバー42の内側には、図2および図3に示すように制御基板60が装着される。当該制御基板60は、ギヤカバー42に設けたコネクタ接続部(図示せず)に接続される車両10側の外部コネクタ(図示せず)を介して、外部電源100およびワイパスイッチ70(図4参照)に電気的に接続される。
制御基板60には、図3に示すように、3つの回転軸センサ65a,65b,65cと、出力軸センサ66とが実装される。3つの回転軸センサ65a,65b,65cは、それぞれ、3相(U相,V相,W相)に対応して設けられ、ホールICで構成される。ホールICは、極性の変化(N極からS極への変化またはS極からN極への変化)に応じて論理レベルが推移するホール信号(パルス信号)を生成する。出力軸センサ66は、例えば、磁気抵抗素子よりなるMRセンサで構成される。MRセンサは、磁界の大きさに応じた出力電圧を生成する。
各回転軸センサ65a〜65cは、回転軸用磁石34と対向する位置に実装される。具体的には、各回転軸センサ65a〜65cは、回転軸用磁石34の外周面(側面)と対向するよう、それぞれ等間隔で並んで制御基板60に実装される。これにより、各回転軸センサ65a〜65cは、回転軸用磁石34の回転に伴って、所定の位相差でホール信号を順次生成する。なお、明細書では、各回転軸センサ65a〜65cを総称して回転軸センサ65と呼ぶ。出力軸センサ66は、制御基板60上で、出力軸用磁石53と対向する位置に実装される。これにより、各出力軸センサ66は、出力軸用磁石53の回転に応じて電圧値が連続的に変化するセンサ信号を生成する。
モータ20には、図3に示すように、モータ20の温度を検出する温度センサ45が設けられる。温度センサ45は、例えば、サーミスタ素子であり、ここでは、ロータ33の近辺に設けられる。制御基板60は、温度センサ45を介して、モータ20(特にロータ33)の温度を検出することができる。
《制御基板の詳細》
図4は、図2および図3における制御基板の構成例を示すブロック図である。図12は、図3における回転軸センサからのホール信号および出力軸センサからのセンサ信号の一例を示すタイミングチャートである。図4において、制御基板60には、前述した回転軸センサ65および出力軸センサ66に加えて、制御部71と、PWM信号生成部72と、3相インバータ回路73とが実装される。制御部71およびPWM信号生成部72は、例えば、CPU,RAM,ROM等を含んだマイクロコンピュータによるプログラム処理によって構成される。ただし、勿論、当該プログラム処理の代わりに専用のハードウェアを設けることや、あるいは、当該プログラム処理の一部を専用のハードウェアに担わせることも可能である。
3相インバータ回路73は、図示は省略されているが、例えばFET等によって構成される3相(U相、V相、W相)のハイサイドスイッチ素子およびロウサイドスイッチ素子と、当該6個のスイッチ素子をスイッチング制御するドライバ回路とを備える。3相のハイサイドスイッチ素子は、外部電源100(例えばバッテリ電源)の正極と、3相の出力端子(Vu,Vv,Vw)との間にそれぞれ結合され、3相のロウサイドスイッチ素子は、外部電源の負極と、3相の出力端子(Vu,Vv,Vw)との間にそれぞれ結合される。
制御部71は、進角・通電角設定部75と、回転速度検出部76と、目標回転速度指令部77と、ワイパ位置検出部78と、減磁保護部79と、エナジーモード判定部80と、過温度保護部81と、熱保護モード判定部82と、電圧値検出部83とを備える。電圧値検出部83は、外部電源100の電圧値を検出する。回転速度検出部76は、回転軸センサ65からのホール信号をカウントすることで、モータ20の回転速度を検出し、当該検出した回転速度をPWM信号生成部72へ通知する。ワイパ位置検出部78は、出力軸センサ66からのセンサ信号に基づいて、ワイパ(例えば図1のワイパブレード17a,17b)の位置を検出する。
具体的には、図12に示されるように、各回転軸センサ65a,65b,65cからは、ロータ33の回転位置に応じて、それぞれ電気角が120°異なるホール信号が出力される。ロータ33が6極構造の場合、ロータ33が1回転する間に(すなわち360°の機械角の中に)に360°の電気角の周期が3周期分含まれることになる。回転速度検出部76は、このような各ホール信号のパルス数をカウントすることでモータ20の回転速度を検出することができる。
一方、出力軸センサ66からは、出力軸52bの回転位置(ひいてはワイパの位置)を表すセンサ信号が出力される。この例では、出力軸52bは、0秒〜1秒の期間で正転駆動され、ワイパブレード17a,17bは、出力軸52bが正転方向に所定の角度(<360°)だけ回転した段階で上反転位置に到達する。一方、出力軸52bは、1秒〜2秒の期間で逆転駆動され、ワイパブレード17a,17bは、出力軸52bが逆転方向に所定の角度だけ回転した段階で下反転位置に戻る。すなわち、ワイパブレード17a,17bは、2秒間でフロントガラス11上を一往復する。
出力軸センサ(ここではMRセンサ)66は、出力軸用磁石53の回転に伴い変化する磁界の大きさに応じて抵抗値が変化する。これにより、出力軸センサ66は、所定の電圧範囲(例えば、0〜500mV)で略リニア状に変化するセンサ信号を出力する。また、出力軸センサ66は、各ワイパブレード17a,17bの反転位置となる1秒の時点で最大電圧を出力するように設置される。ワイパ位置検出部78は、このようなセンサ信号に基づき、ワイパブレード17a,17bの位置を検出することができる。なお、このような動作に伴い、各ホール信号およびセンサ信号は、反転位置(1秒のタイミング)を境界に左右対称となる。
図4に戻り、目標回転速度指令部77は、車両10の車室内に設けられたワイパスイッチ70の操作信号と、ワイパ位置検出部78の検出結果とに応じて、PWM信号生成部72へモータ20の目標回転速度を適宜指示する。ワイパスイッチ70の操作信号は、操作者が、例えば、高速払拭モードや、低速払拭モードや、間欠払拭モード等を指示するための信号であり、言い換えれば、モータ20の目標回転速度を指示するための信号である。
目標回転速度指令部77は、例えば、払拭モード毎に、ワイパの位置とモータ20の目標回転速度との対応関係を定めた速度マップを備える。当該速度マップでは、例えば、ワイパの下反転位置から中間部分に向けて徐々に目標回転速度を上げ、中間部分で所定の目標回転速度を維持したのち、ワイパの上反転位置に向けて徐々に目標回転速度を下げるといった内容が定められる。当該目標回転速度は、低速払拭モードに比べて高速払拭モードの方が相対的に速くなる。目標回転速度指令部77は、当該速度マップに基づき、PWM信号生成部72へ、順次、目標回転速度を指示する。
進角・通電角設定部75は、例えば、目標回転速度指令部77からの目標回転速度、またはPWM信号生成部72からのデューティ比等に応じて、PWM信号生成部72へ、進角および通電角を指示する。減磁保護部79、エナジーモード判定部80、過温度保護部81および熱保護モード判定部82は、モータの各種保護を担う。これらの詳細に関しては後述する。
PWM信号生成部72は、PI制御部85や、進角・通電角制御部86を備える。PI制御部85は、回転速度検出部76からの回転速度と、目標回転速度指令部77からの目標回転速度との誤差を入力としてPI制御(比例・積分制御)を行い、当該誤差をゼロに近づけるためのPWM信号のデューティ比を決定する。また、PWM信号生成部72は、回転軸センサ65(ホールIC65a〜65c)からのホール信号に基づき、3相(U相、V相、W相)の通電タイミングを定める。この際に、進角・通電角制御部86は、進角・通電角設定部75からの指示に基づき、当該通電タイミングの進角および通電角を制御する。
ここで、進角・通電角制御部86は、ブースト制御部87を備える。ブースト制御部87は、PI制御部85からのデューティ比が予め定めた上限値に達した場合で、モータ20の回転速度が目標回転速度を下回る場合に、目標回転速度に応じてモータ20の通電に伴う進角と通電角を変化させる。具体的には、ブースト制御部87は、目標回転速度が速くなるにつれて進角と通電角を大きくし、弱め界磁制御を利用してモータの回転速度を上昇させる。なお、ここでは、PWM信号生成部72は、ホール信号に基づき通電タイミングを定めたが、誘起電圧を検出して通電タイミングを定める方式(所謂センサレス方式)であってもよい。
《モータの駆動方法(比較例)》
図13は、図4の比較例となる制御基板を用いたモータの駆動シーケンスの一例を示す図である。図14は、図13の補足図であり、モータの駆動波形の一例を模式的に示す図である。図15は、図13の駆動シーケンスに伴うピーク電流の変化の一例を示す図である。比較例となる制御基板では、図4における減磁保護部79が設けられない。図13において、例えば、時刻t1〜t2の期間は、ワイパブレード17a,17bが下反転位置から上反転位置へ向かう期間であり、時刻t2〜t3の期間は、ワイパブレード17a,17bが上反転位置から下反転位置へ戻る期間である。
時刻t1の後、目標回転速度指令部77は、目標回転速度を徐々に上げていく。また、進角・通電角設定部75は、進角103を30°に、通電角102を120°にそれぞれ設定する。PWM信号生成部72は、目標回転速度の上昇に応じてデューティ比91を上げ、当該デューティ比が設定されたPWM信号を、当該進角および通電角が設定された通電タイミングで3相の出力端子(Vu,Vv,Vw)に出力する。その後、目標回転速度が所定の速度に達すると(または、デューティ比が所定の値に達すると)、進角・通電角設定部75は、進角103を20°に、通電角102を150°にそれぞれ変更する(時刻ts1)。
図14には、進角が0°、通電角が120°の場合の各相(U相、V相、W相)の通電タイミングと、これを基準に、進角および通電角を変更した場合の通電タイミングとが示される。進角が0°の場合、PWM信号生成部72は、各相のホール信号(ここではU相のみを図示)の一方のエッジに応じて、通電角120°でハイサイドスイッチ素子の通電を行い、ホール信号の他方のエッジに応じて、通電角120°でロウサイドスイッチ素子の通電を行う。このため、ハイサイドスイッチ素子の通電期間と、ロウサイドスイッチ素子の通電期間との間には、電気角60°の無通電期間が設けられる。
また、各通電期間において、PWM信号生成部72は、所定のデューティ比が設定されたPWM信号で各相を駆動する。デューティ比は、PWM周期Tpwmにおける対応するスイッチ素子のオン期間Tonの比率を表し、デューティ比を上げると、オン期間Tonが延びる。このような通電タイミングを用いると、各相の通電タイミングは、対応相の誘起電圧(ここではU相のみを図示)に同期する。
ここで、モータ効率を高めるためには、各相において誘起電圧と駆動電流を同期させる必要があるが、実際の動作では、通電タイミングに基づき駆動電圧が印加されることになる。このため、駆動電流の位相は、モータ20のインダクタンス成分と抵抗成分の比率等に応じて、通電タイミングに対して遅れることになる。そこで、図13における時刻t1直後では、進角θaを30°、通電角θwを120°等に設定した状態でモータ20の回転を開始する。そして、時刻tcでは、進角θaを20°、通電角θwを150°等に変更することで、駆動電流の位相遅れを補償しつつ、波形形状をより正弦波に近づけることでモータ効率を高める。
図13の時刻ts1〜ts2の期間では、目標回転速度指令部77によって目標回転速度が略一定に保たれ、PWM信号生成部72は、モータ20の負荷状態に応じてデューティ比91を適宜制御する。時刻ts2〜t2の期間では、目標回転速度指令部77によって徐々に低下する目標回転速度が指示され、これに応じて、PWM信号生成部72は、デューティ比91を徐々に下げる。また、デューティ比91に対しては、モータ20を保護するため、予め上限値90が設定される。この例では、目標回転速度が低い場合には、低めの上限値が設定され、目標回転速度が高い場合には、高めの上限値(ここでは略100%)が設定される。すなわち、目標回転速度が低いにも関わらず、デューティ比が過剰に高くなるような事態(ひいては、大電流が流れるような事態)を防止している。
時刻t2〜t3の期間に関しても、時刻t1〜t2の期間とほぼ同様である。ただし、この例では、時刻t1〜t2の期間と異なり、デューティ比91が上限値90(略100%)に達する期間104が生じている。この期間104では、例えば、車両10の速度が高く、風圧に伴う高負荷状態によって、ワイパブレード17a,17bを所定の目標回転速度で下反転位置へ戻せないような状況が生じている。言い換えれば、目標回転速度に達するのに(または目標回転速度を維持するのに)必要なトルク(すなわち、駆動電流)が十分に得られないような状況が生じている。
このように、デューティ比91が上限値90に達した場合で、モータ20の回転速度が目標回転速度を下回る場合、図4のブースト制御部87は、図13に示されるように、目標回転速度(具体的には、例えば目標回転速度と回転速度の誤差)に応じて進角および通電角を大きくするブースト制御を行う。この例では、進角103は、20°の状態から60°に向けて大きくなり、通電角102は、150°の状態から165°に向けて大きくなっている。すなわち、ブースト制御部87は、図14において、進角の増分Δθaと通電角の増幅Δθwを共に大きくしている。
当該ブースト制御では、弱め界磁制御を利用してトルクを上げ、回転速度を速めている。具体的には、進角を大きくすることで弱め界磁(ロータ33の界磁方向とは逆方向の界磁)を生成し、その結果、誘起電圧を下げることで、駆動電流(すなわちトルク)の更なる増加や、回転速度の更なる上昇を図っている。この際には、特に、IPM構造のロータ33を用いると、弱め界磁によってもトルク(リアクタンストルク)を発生させることが可能となる。
しかし、このようなブースト制御(弱め界磁制御)を行うと、図15の期間105に示されるように、ピーク電流が増大し、これに伴い、ステータ32から大きな磁界が生成される。特に、ロータ33のマグネットが高温の際に、ステータ32から大きな外部磁界(弱め界磁)が印加されると、マグネットに減磁が生じる恐れがある。マグネットは、例えば、ネオジウム磁石等である。減磁が生じると、モータ20の特性が劣化し、トルク不足や、必要なトルクを得るための電流値の増加(ひいてはモータ効率の低下)等を招くことになる。
《モータの駆動方法(実施の形態)》
図5は、図4の制御基板を用いたモータの駆動シーケンスの一例を示す図である。図5に示す駆動シーケンスは、図13に示した駆動シーケンスと異なり、期間94において、ブースト制御が禁止され、モータ20の進角93と通電角92がそれぞれ20°と150°に固定化されている。概略的には、図4に示したエナジーモード判定部80は、モータ20の負荷状態を監視する負荷状態監視部として機能し、高負荷状態を検出する。高負荷状態とは、例えば、回転速度検出部76で検出されたモータ20の回転速度に対して、PWM信号生成部72からのデューティ比が大きい(すなわち駆動電流が大きい)状態であり、図13で述べたように、例えば、風圧が大きいような状態である。
減磁保護部(第2の保護部)79は、温度センサ45による検出温度が第1の閾値(例えば65℃)を超え、かつ、エナジーモード判定部80によって高負荷状態が検出された場合に、ブースト制御部87の動作を禁止することで進角93と通電角92を固定化する。また、減磁保護部79は、温度センサ45による検出温度が、第2の閾値(例えば95℃)を超えた場合にも、ブースト制御部87の動作を禁止する。
図6は、図5の駆動シーケンスに伴うピーク電流の変化の一例を示す図である。図5の駆動シーケンスを用いることで、ブースト制御が禁止されるため、図6の期間95に示されるように、図15の期間105の場合と異なりピーク電流の増大を抑制できる。その結果、ステータ32からロータ33に対して大きな外部磁界が印加される事態が生じず、ロータ33のマグネットの減磁を防止することが可能になる。また、これによって、トルク不足や、電流値の増加等が生じる事態を防止できる。さらに、減磁に対するマージンを拡大するためのモータ構造の変更等も不要となる。
ここで、モータ20は、一般的に、デューティ比に比例する駆動電圧に対して、回転速度とトルクとがバランスするように駆動される。デューティ比が上限値に達する状況として、例えば、トルク(すなわち駆動電流)はさほど大きくはないが、回転速度が非常に速い状況(A)と、回転速度は比較的遅いが、トルク(すなわち駆動電流)が非常に大きい状況(B)とが考えられる。
前者の状況(A)では、駆動電流はさほど大きくはなく、駆動電流の観点からは減磁に対してある程度のマージンがあるが、温度が過大になると、駆動電流の観点からも減磁に対するマージンが低下する。そこで、減磁保護部79は、ロータ33の温度が第2の閾値(95℃)を超えた場合には、ブースト制御を禁止する。一方、後者の状況では、駆動電流が非常に大きいため、温度が第2の閾値(95℃)よりもある程度低い場合であっても、減磁に対するマージンが低下する。そこで、減磁保護部79は、高負荷状態が検出された場合(すなわち、駆動電流が非常に大きくなり得る状況が検出された場合)で、温度が第1の閾値(65℃)を超えた場合には、ブースト制御を禁止する。
このように、第2の閾値(95℃)を超えた場合と、第1の閾値(65℃)を超え、かつ、高負荷状態である場合との2通りの条件を用いることで、いずれか一方のみの条件を用いる場合と比較して、減磁に対する保護をより適切に図ることが可能になる。なお、ブースト制御を禁止すると、ワイパの払拭速度が目標よりも遅い状態になり得るが、それよりもモータ20の保護の方が優先され、ワイパの払拭速度は、モータ20の保護を図れる最速の払拭速度に制限されることになる。例えば、ワイパ装置は、操作者がワイパの払拭速度を速めたいような意向を持つ場合、操作者の意向を反映しつつ、保護が図れる最速の払拭速度で払拭動作を行う。
《モータ保護の詳細》
図7は、図4における熱保護モード判定部の詳細な動作例を示すフロー図である。熱保護モード判定部82は、当該フローを繰り返し実行する。また、ここでは、熱保護モード判定部82は、初期状態として、熱保護モードを無効状態に設定しているものとする。図7において、熱保護モード判定部82は、まず、温度センサ45による検出温度が起動温度(第2の閾値(例えば95℃))を超えたか否かを判定する(ステップS101)。起動温度を超えた場合、熱保護モード判定部82は、熱保護モードが有効状態か否かを判定し(ステップS102)、有効状態で無い場合には、熱保護モードを有効化する(ステップS103)。
一方、ステップS101において、温度センサ45による検出温度が起動温度に満たない場合、熱保護モード判定部82は、温度センサ45による検出温度が解除温度(例えば93℃)を下回ったか否かを判定する(ステップS104)。解除温度を下回る場合、熱保護モード判定部82は、熱保護モードが無効状態か否かを判定し(ステップS105)、無効状態でない場合には、熱保護モードを無効化する(ステップS106)。また、ステップS104において、温度センサ45による検出温度が解除温度を下回らない場合(例えば、94℃等の場合)、熱保護モード判定部82は、これまでの熱保護モードの有効状態/無効状態をそのまま維持する。その結果、例えば、検出温度が、一旦、95℃を超えた場合、93℃を下回るまでは、熱保護モードの有効状態が維持される。
図8は、図4におけるエナジーモード判定部の詳細な動作例を示すフロー図である。エナジーモード判定部80は、当該フローを繰り返し実行する。また、ここでは、エナジーモード判定部80は、初期状態として、エナジーモードを無効状態に設定しているものとする。図8において、エナジーモード判定部80は、まず、PWM信号生成部72からのデューティ比と、回転速度検出部76からの回転速度と、電圧値検出部83からの電圧値とを取得する(ステップS201)。
続いて、エナジーモード判定部80は、デューティポイント(DP)、モータ回転速度ポイント(RP)、および電圧ポイント(VP)を算出する(ステップS202)。デューティポイント(DP)は、取得したデューティ比の大きさに比例する値であり、当該デューティ比に所定の係数を乗算することで算出される。モータ回転速度ポイント(RP)は、取得した回転速度に比例する値であり、当該回転速度に所定の係数を乗算することで算出される。電圧ポイント(VP)は、取得した電圧値に比例する値であり、当該電圧値に所定の係数を乗算することで算出される。
次いで、エナジーモード判定部80は、負荷ポイント(LP)を算出する(ステップS203)。負荷ポイント(LP)は、例えば、“デューティポイント(DP)−モータ回転速度ポイント(RP)+電圧ポイント(VP)”によって算出される。負荷ポイント(LP)は、例えば、デューティポイント(DP)や電圧ポイント(VP)が大きくなるほど(すなわち、デューティ比や外部電源100の電圧値が上がるほど)、また、モータ回転速度ポイント(RP)が小さくなるほど(すなわち、回転速度が低くなるほど)大きくなる。
続いて、エナジーモード判定部80は、負荷ポイント(LP)が起動閾値を超えたか否かを判定する(ステップS204)。起動閾値を超えた場合、エナジーモード判定部80は、エナジーモードが有効状態か否かを判定し(ステップS205)、有効状態でない場合には、エナジーモードを有効化する(ステップS206)。ここで、エナジーモードの有効状態とは、高負荷状態であることを意味する。
一方、ステップS204において、負荷ポイント(LP)が起動閾値に満たない場合、エナジーモード判定部80は、負荷ポイント(LP)が解除閾値(<起動閾値)を下回ったか否かを判定する(ステップS207)。解除閾値を下回る場合、エナジーモード判定部80は、エナジーモードが無効状態か否かを判定し(ステップS208)、無効状態でない場合には、エナジーモードを無効化する(ステップS209)。また、ステップS207において、負荷ポイント(LP)が解除閾値を下回らない場合、エナジーモード判定部80は、これまでのエナジーモードの有効状態/無効状態をそのまま維持する。その結果、例えば、負荷ポイント(LP)が、一旦、起動閾値を超えた場合、解除閾値を下回るまでは、エナジーモードの有効状態が維持される。
図9は、図4における過温度保護部の詳細な動作例を示すフロー図である。図9において、過温度保護部81は、まず、熱保護モードが有効状態か否かを判定する(ステップS301)。熱保護モードが有効状態の場合、過温度保護部81は、目標回転速度指令部77へ、払拭モードを下げる指示を発行する(ステップS302)。これに応じて、目標回転速度指令部77は、例えば、ワイパスイッチ70の操作によって高速払拭モードが指示されている場合には低速払拭モードの速度マップに変更し、低速払拭モードが指示されている場合には間欠払拭モードの速度マップに変更する。このように、過温度保護部81は、モータ20の温度が図7で述べた起動温度(第2の閾値(95℃))を超える場合には、モータ20の払拭モードを下げることでモータ20を冷ます。
一方、ステップS301で熱保護モードが無効状態の場合、過温度保護部(第1の保護部)81は、エナジーモードが有効状態か否かを判定する(ステップS303)。エナジーモードが有効状態の場合、過温度保護部81は、目標回転速度指令部77へ、モータ20の回転速度を段階的に下げる指示を発行する(ステップS304)。これに応じて、目標回転速度指令部77は、例えば、現在の目標回転速度をその半分の速度に落とすべく、目標回転速度を時間をかけて段階的に下げていく。目標回転速度指令部77は、このようなエナジーモード用の速度マップも備えている。
このように、過温度保護部(第1の保護部)81は、エナジーモードが有効状態の場合(すなわち、高負荷状態であることを検出した場合)には、モータ20の回転速度を低下させる保護制御(第1の保護制御)を行う。この際には、過温度保護部81は、熱保護モードの場合と異なり、モータ20の回転速度を時間をかけて段階的に下げていくことで、操作者に速度低下の認識を明確に生じさせないようにしつつ、モータ20の温度が上昇するのを防止する。すなわち、高負荷状態は、熱保護モードに到達し易い状況であるため、過温度保護部81は、その前に、エナジーモードによって予防を図る。
図10は、図4における減磁保護部の詳細な動作例を示すフロー図である。ここでは、減磁保護部(第2の保護部)79は、初期状態として、ブースト制御を許可状態に設定しているものとする。図10において、減磁保護部79は、まず、熱保護モードが有効状態か否かを判定する(ステップS401)。熱保護モードが有効状態の場合、減磁保護部79は、ブースト制御が禁止状態か否かを判定し(ステップS402)、禁止状態でなければ、ブースト制御を禁止状態に設定する(ステップS403)。
一方、ステップS401で熱保護モードが無効状態の場合、減磁保護部79は、エナジーモードが有効状態か否かを判定する(ステップS404)。エナジーモードが無効状態の場合、減磁保護部79は、ブースト制御が許可状態か否かを判定し(ステップS407)、許可状態でなければ、ブースト制御を許可状態に設定する(ステップS408)。一方、エナジーモードが有効状態の場合、減磁保護部79は、温度センサ45による検出温度が起動温度(第1の閾値)(例えば65℃)を超えたか否かを判定する(ステップS405)。
ステップS405で起動温度を超えた場合、減磁保護部79は、ワイパスイッチ70の操作信号(詳細には、速度アップの操作信号)を受信したか否かを判定する(ステップS406)。減磁保護部79は、操作信号を受信した場合にはブースト制御を禁止状態に設定し(ステップS402,S403)、操作信号を受信しない場合にはブースト制御を許可状態に設定する(ステップS407,S408)。
一方、ステップS405で温度センサ45による検出温度が起動温度(第1の閾値(65℃))を下回る場合、減磁保護部79は、当該温度が更に解除温度(第3の閾値(例えば55℃))を下回ったか否かを判定する(ステップS409)。減磁保護部79は、解除温度を下回った場合、ブースト制御を許可状態に設定し(ステップS407,S408)、解除温度を下回らない場合、現在のブースト制御の状態をそのまま維持する。
このように、ブースト制御は、熱保護モードが有効状態の場合、つまり、温度センサ45による検出温度が図7の起動温度(第2の閾値(95℃))を超えた場合(第2の条件)に、禁止状態に設定される(ステップS401〜S403)。または、ブースト制御は、エナジーモードが有効状態の場合、かつ、温度センサによる検出温度が起動温度(第1の閾値(65℃))を超えた場合で、ワイパスイッチ70からの操作信号を受信した場合(第1の条件)に、禁止状態に設定される(ステップS404〜S406,S402,S403)。ここで、エナジーモードが有効状態の場合とは、図8および図9に示したように、高負荷状態が検出され、モータの回転速度を低下させる保護制御(第1の保護制御)が行われている場合である。
一方、禁止状態に設定されたブースト制御は、エナジーモードが無効状態となった場合か、または、温度センサによる検出温度が解除温度(第3の閾値(55℃))を下回った場合に、許可状態に変更される(ステップS404,S405,S407〜S409)。例えば、起動温度(第1の閾値)(65℃)を超えて禁止状態に設定されたブースト制御は、解除温度(第3の閾値)(55℃)を下回るまで禁止状態に維持される。このようなヒステリシス制御によって、例えば、ブースト制御が、禁止状態から許可状態に変更されたのち、即座に禁止状態に戻るといった不安定な状況を回避することができる。
図11は、図4におけるブースト制御部の詳細な動作例を示すフロー図である。ブースト制御部87は、PI制御部85からのデューティ比が予め定めた上限値に達したか否かを判定する(ステップS501)。上限値に達した場合、ブースト制御部87は、減磁保護部79によってブースト制御が禁止状態に設定されているか否かを判定する(ステップS502)。ブースト制御が禁止状態に設定されている場合、ブースト制御部87は、図5に示したように、進角および通電角を固定化した通電タイミングを定める(ステップS503)。一方、ブースト制御が許可状態に設定されている場合、ブースト制御部87は、図13に示したように、目標回転速度(具体的には、例えば目標回転速度と回転速度の誤差)に応じて進角および通電角を変化させた通電タイミングを定める(ステップS504)。
前述したように、減磁保護部79は、概略的には、温度センサ45による検出温度が起動温度(第1の閾値(65℃))を超え、かつ、負荷状態監視部によって高負荷状態が検出された場合に、ブースト制御部87の動作を禁止する。この際に、実施の形態では、負荷状態監視部として、図8および図10に示したように、エナジーモード判定部80を利用している。エナジーモード判定部80を利用すると、図9に示したように、エナジーモードが有効状態の場合(すなわち高負荷状態が検出された場合)に、モータの回転速度を低下させる保護制御(第1の保護制御)が働くため、ブースト制御は行われ難くなり、実質的に、減磁に対しても保護が働くことになる。
ただし、この状態で、操作者から速度アップの操作信号を受信した場合に問題が生じる。この場合、操作者は、例えば、前方の視界を確保するために速度アップの指示を発行することもあるため、ワイパ装置は、エナジーモードよりも操作者の指示を優先し、速度アップの制御が行う必要がある。そうすると、高負荷状態で速度アップの制御が行われるため、そのままではブースト制御が生じ、減磁の問題が発生する。
そこで、図10の例では、減磁保護部79は、ステップS406に示したように、ワイパスイッチ70からの操作信号を受信したことを条件として、ブースト制御を禁止状態に設定する。これにより、エナジーモードに伴い例えば通常の半分適度に減速されたモータの回転速度は、操作者からの指示に応じて、ブースト制御を用いずに上昇可能な最速の回転速度まで上昇することになる。また、このように、エナジーモードによる保護制御を併用して減磁保護を行うことで、より効率的に減磁保護を行うことができる。すなわち、基本的には、エナジーモードによって、過温度保護に加えて減磁保護を行うことができ、この保護が強制的に解除される状況(すなわち、操作者からの速度アップの指示が生じた状況)での減磁保護を減磁保護部79によってカバーすることができる。よって、永久磁石や回転軸用磁石34としてネオジム磁石などの温度上昇に伴い減磁する性質をもつ磁石を使用した場合であっても、各磁石の減磁を抑え、モータ20の性能の悪化を防ぐことができる。
本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記実施の形態では、モータ20を、払拭パターンがタンデム型のワイパ装置12の駆動源に用いたものを示したが、本発明はこれに限らず、対向払拭型等、他の払拭パターンのワイパ装置の駆動源にも用いることができる。
また、上記各実施の形態では、モータ20を、車両10の前方側に設けられたワイパ装置12に適用したものを示したが、本発明はこれに限らず、車両10の後方側,鉄道車両および航空機等に設けられるワイパ装置に適用することもできる。さらに、ここでは、負荷状態監視部は、図8に示したように、デューティ比とモータ20の回転速度との関係に基づき、高負荷状態を検出したが、駆動電流を直接検出することで、高負荷状態を検出する方式であってもよい。
その他、上記各実施の形態における各構成要素の材質,形状,寸法,数,設置箇所等は、本発明を達成できるものであれば任意であり、上記各実施の形態に限定されない。
10 車両
11 フロントガラス(ウィンドシールド)
11a,11b 払拭範囲
12 ワイパ装置
13a,13b ピボット軸
14 動力伝達機構
15a,15b ワイパ部材
16a,16b ワイパアーム
17a,17b ワイパブレード
20 モータ(ブラシレスモータ)
30 モータ本体部
31 ヨーク
32 ステータ
32a,32b,32c コイル
33 ロータ
33b 回転軸
34 回転軸用磁石
40 減速機構部
41 ギヤハウジング
41a 開口部
41b ボス部
42 ギヤカバー
45 温度センサ
50 減速機構
51 ウォーム
52 ウォームホイール
52a ギヤ歯
52b 出力軸
53 出力軸用磁石
60 制御基板
65,65a,65b,65c 回転軸センサ
66 出力軸センサ
70 ワイパスイッチ
71 制御部
72 PWM信号生成部
73 3相インバータ回路
75 進角・通電角設定部
76 回転速度検出部
77 目標回転速度指令部
78 ワイパ位置検出部
79 減磁保護部(第2の保護部)
80 エナジーモード判定部
81 過温度保護部(第1の保護部)
82 熱保護モード判定部
83 電圧値検出部
85 PI制御部
86 進角・通電角制御部
87 ブースト制御部
90 上限値
91 デューティ比
92 通電角
93 進角
94 期間
95 期間
100 外部電源
102 通電角
103 進角
105 期間

Claims (4)

  1. ワイパスイッチの操作によって指示される目標回転速度に応じてデューティ比を制御し、モータを用いてワイパ部材に払拭動作を行わせるワイパ装置であって、
    前記モータの温度を検出する温度センサと、
    前記デューティ比が予め定めた上限値に達した場合で、前記モータの回転速度が前記目標回転速度を下回る場合に、前記目標回転速度に応じて前記モータの通電に伴う進角と通電角を変化させるブースト制御部と、
    前記モータの負荷状態を監視し、高負荷状態であることを検出した場合に、前記モータの回転速度を低下させる第1の保護制御を行う第1の保護部と、
    前記温度センサによる検出温度が第1の閾値を超え、かつ、前記第1の保護制御が行われている時に、前記ワイパスイッチから前記目標回転速度を上昇させる操作信号を受信したことを第1の条件として、前記第1の条件を満たした場合に、前記ブースト制御部の動作を禁止することで前記モータの進角と通電角を固定化する第2の保護制御を行う第2の保護部と、
    を有する、
    ワイパ装置。
  2. 請求項1記載のワイパ装置において、
    前記第2の保護部は、前記温度センサによる検出温度が、前記第1の閾値よりも高い第2の閾値を超えたことを第2の条件として、前記第1の条件または前記第2の条件を満たした場合に、前記第2の保護制御を行う、
    ワイパ装置。
  3. 請求項1または2記載のワイパ装置において、
    前記第2の保護部は、前記第2の保護制御を行っているときに、前記温度センサによる検出温度が前記第1の閾値よりも低い第3の閾値を下回る場合に、前記第2の保護制御を解除する、
    ワイパ装置。
  4. 請求項1または2記載のワイパ装置において、
    前記第2の保護部は、前記第2の保護制御を行っているときに、前記第1の保護制御が解除された場合に、前記第2の保護制御を解除する、
    ワイパ装置。
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