JP6920779B2 - フックキーパ取付構造及びフックキーパ付き釣竿 - Google Patents
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Description
また、糸を巻き付けてフックキーパの脚部を固定する際、フックキーパが位置ずれし易く、取り付け作業性が良くなかった。
又は、前記課題を解決するため、本発明は、糸巻き部により固定されたフックキーパを備えたフックキーパ付き釣竿であって、竿杆の外周面上には、軸方向に延在する溝が形成され、前記フックキーパは、釣針を引っ掛けるための係止部と、前記竿杆に固定される固定部と、を備え、前記固定部は、前記溝内に配置されて前記軸方向に延在し、前記糸巻き部に締め付けられる脚部と、前記脚部の端から立ち上がり、前記脚部が前記糸巻き部から抜けることを防止する返し部と、を備え、前記脚部は、周方向に分岐する分岐脚部により構成され、前記溝は、前記脚部に対応して周方向に分岐する分岐溝により構成され、前記分岐脚部の周方向の幅は、前記分岐溝の周方向の幅よりも狭く形成され、前記分岐脚部は、前記分岐溝内に配置されて弾性変形により前記分岐溝を挟持していることを特徴とする。
また、脚部を溝内に配置すると、脚部が溝内の側面に係止し、フックキーパの位置ずれが抑制される。よって、フックキーパの取り付け作業性が向上するとともに、フックキーパの固定強度が高くなる。
また、従来の構成によれば、脚部を中心に回動して係止部が周方向に倒れるおそれがあったが、前記構成によれば、脚部を中心に回動し難い。よって、係止部が周方向に倒れることを抑制できる。
なお、糸巻き部5は、巻き糸を軸O方向(図2(b)参照)にずらしながら元竿杆2の外周面に何重にも巻き付け、その巻き糸に樹脂を塗布して巻き糸を元竿杆2の外周面に固着させることで形成されている。
分岐溝8は、周方向に分岐しながらそれぞれ直線状に延出する2つの直線溝8a,8aを備えている。また、直線溝8a,8aの竿元側の端部同士は連続している。一方で、直線溝8a,8aの竿先側の端部同士は、離間して周方向の幅がL1となっている。
分岐脚部23は、周方向に分岐しながらそれぞれ直線状に延出する2つの直線脚部23a,23aを備えている。
直線脚部23aの軸O方向の長さは、直線溝8aの軸O方向の長さと略同等に形成されており、直線脚部23aは直線溝8a内に配置されている。
また、フックキーパ6の取り付け時において、フックキーパ6の位置ずれを抑制できるため、取り付け作業性が向上する。
また、分岐脚部23が分岐溝8の側面を挟持することにより、フックキーパ6の固定強度も向上する。
しかしながら、第1実施形態の脚部21は、周方向に分岐した分岐脚部23により構成されているため、従来の脚部よりも回動し難い。よって、係止部10が周方向に倒れることを抑制することができる。
図3に示すように、第2実施形態の竿杆2には、第1実施形態で説明した溝7(分岐溝8)の他にさらに、外周面2aを周回する周溝30が形成されている。
よって、溝7(分岐溝8)内に分岐脚部23を配置し、糸巻き部5を形成すると、糸巻き部5と返し部22が周溝30内に配置される。
このように第2実施形態によれば、糸巻き部5及び返し部22は、周溝30内に配置され、竿杆2の外周面2aから突出しない。よって、外周面2aから突出する部位を無くすことが出来る。このため、従来の竿杆よりも竿杆2の外周面2aが平滑となり、糸巻き部5及び返し部22に手指や釣り糸が接触せず、魚釣操作性が更に向上する。
なお、第2実施形態に関し、特に図示しないが、元竿杆2の外周面の凹凸をなくすため、周溝30内を埋めるように樹脂材料を充填してもよい。
本発明において、溝7及び脚部21は、上記した分岐溝8や分岐脚部23に限定されない。つまり、溝7及び脚部21は、上方から視てI字状の溝7及び脚部21であってもよい。
このようなI字状の溝7及び脚部21であっても、脚部21が溝7内に配置されて糸巻き部5及び返し部22の突出量が低減する。よって、糸巻き部5及び返し部22に手指や釣り糸102が接触し難くすることができる。更には、脚部21が溝7内に配置されると、脚部21が溝7内の側面に係止して位置ずれし難くなる。よって、フックキーパ6の取り付け作業性が向上するとともに、フックキーパ6の固定強度も向上する。
例えば、図4に示すように、分岐溝8A及び分岐脚部23Aは、上方から視てU字状に形成されていてもよい。
または、図5に示すように、分岐溝8B及び分岐脚部23Bは、上方から視てコ字状に形成されていてもよい。
2 元竿杆(竿杆)
5 糸巻き部
6 フックキーパ
7 溝
8 分岐溝
8a 直線溝
10 係止部
20 固定部
21 脚部
22 係止部
23,23A,23B,23C 分岐脚部
23a 直線脚部
30 周溝
101 釣針
Claims (4)
- 竿杆の外周面に軸方向に延在する溝が形成された釣竿に装着されるフックキーパのフックキーパ取付構造であり、
釣針を引っ掛けるための係止部と、糸巻き部により前記竿杆に固定される固定部と、を備え、
前記固定部は、前記溝内に配置されて前記軸方向に延在し、前記糸巻き部に締め付けられる脚部と、前記脚部の端から立ち上がり、前記脚部が前記糸巻き部から抜けることを防止する返し部と、を備えており、
前記脚部は、周方向に分岐する分岐脚部により構成され、
前記溝は、前記脚部に対応して周方向に分岐する分岐溝により構成され、
前記分岐脚部の周方向の幅は、前記分岐溝の周方向の幅よりも狭く形成され、
前記分岐脚部は、前記分岐溝内に配置されて弾性変形により前記分岐溝を挟持していることを特徴とするフックキーパ取付構造。 - 前記竿杆には、外周面を周回する周溝が形成され、
前記溝は、前記周溝の底面に形成され、
前記糸巻き部及び前記返し部は、前記周溝内に収容されることを特徴とする請求項1に記載のフックキーパ取付構造。 - 糸巻き部により固定されたフックキーパを備えたフックキーパ付き釣竿であって、
竿杆の外周面上には、軸方向に延在する溝が形成され、
前記フックキーパは、釣針を引っ掛けるための係止部と、前記竿杆に固定される固定部と、を備え、
前記固定部は、
前記溝内に配置されて前記軸方向に延在し、前記糸巻き部に締め付けられる脚部と、
前記脚部の端から立ち上がり、前記脚部が前記糸巻き部から抜けることを防止する返し部と、を備え、
前記脚部は、周方向に分岐する分岐脚部により構成され、
前記溝は、前記脚部に対応して周方向に分岐する分岐溝により構成され、
前記分岐脚部の周方向の幅は、前記分岐溝の周方向の幅よりも狭く形成され、
前記分岐脚部は、前記分岐溝内に配置されて弾性変形により前記分岐溝を挟持していることを特徴とするフックキーパ付き釣竿。 - 前記竿杆には、外周面を周回する周溝が形成され、
前記溝は、前記周溝の底面に形成され、
前記糸巻き部及び前記返し部は、前記周溝内に収容されることを特徴とする請求項3に記載のフックキーパ付き釣竿。
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