本明細書には、中でも、脂肪分解用(adipolytic)製剤、非侵襲的な方法とシステム、及び、脂肪沈着物を含む、皮下脂肪を減少、乳化、及び/又は除去することを含む、身体の輪郭形成のためのキットが記載される。このような製剤は、例えば脂肪組織の細胞膜の乳化と破壊に有益であることを示された。また、本明細書には、現在使用される賦形剤(例えばエタノール)に関連した欠点をもたらすことなく、重要な温度安定性及び抗気泡性を提供することができる、適切な賦形剤を含有する製剤の特定が記載される。
実施形態において、ポリドカノールの洗浄剤/乳化活性の減少、及び脂肪破壊効果の妨害を回避する賦形剤が提供される。実施形態において、特定の界面活性剤賦形剤は、温度安定性を改善せず、起泡性に関する問題を悪化させる場合もある。実施形態において、本明細書において特定された賦形剤は、緩衝化された等張食塩水液において適切な可溶性を有している。本明細書で提供される賦形剤は、脂肪の局所的な破壊に使用される場合、高度な安全プロファイルを有する場合があり、これは、安全性の提示の上昇が望まれる審美的な指標であると考慮される場合がある。
ポリドカノール及びポリドカノール様化合物が本明細書に開示される。ポリドカノールは通常、水中で可溶性であり、典型的にはマイクロエマルジョンなどの、投与用のエマルジョン製剤を必要としない。ポリドカノールは典型的に、イオン性清浄剤のようにタンパク質を変性させるものではない。ポリドカノールは、細胞膜を可溶化し、それにより細胞及び組織を分裂させ、細胞及び組織の死を引き起こす場合もある。実施形態において、この可溶化は、脂肪組織に対してより選択的且つ標的とされた効果を引き起こし、標的とされない組織及び構造に対する付随的な効果を最小限にする。実施形態において、ポリドカノールは約13の平均のHLBを持つ。実施形態において、ポリドカノールは約12の平均のHLBを持つ。実施形態において、ポリドカノールは、約12の平均のHLB、約0.07−0.10ミリモルの臨界ミセル濃度、及び75−100の総数を有しており、中性洗剤又は界面活性剤であると考慮される。実施形態において、約2−40%(W/V)の範囲でポリドカノール溶液製剤の長期安定性を改善するために、共溶媒が使用されてもよい。
<定義>
他に示されない限り、濃度パーセンテージはW/Vパーセンテージとして提供される。
用語「ポリドカノール」は、その単純で通常の意味に従って本明細書で使用されるものであり、同じ名前による医薬品有効成分を含む。ポリドカノールは、親水性のポリエトキシレート部分(エチレングリコールユニット)及び無極性疎水性炭素鎖に繋げられる末端のアルコールを含む。ポリドカノールは典型的に、アルキルエトキシレート同族体の合成混合物として提供される。エトキシレート同族体は、約10〜約14(例えば約12)の平均の炭素鎖長を有し得る。エトキシレートユニットの平均数は、約6〜約12(例えば、約6、7、8、又は9)でもよい。エトキシレートユニットの平均数は、約7〜約11(例えば、約6、7、8、又は9)でもよい。実施形態において、エトキシレートユニットの平均数は約6である。実施形態において、エトキシレートユニットの平均数は約7である。実施形態において、エトキシレートユニットの平均数は約8である。実施形態において、エトキシレートユニットの平均数は約9である。実施形態において、ポリドカノールは、1モルの対応するC12アルコールを、9モルのエトキシド同等物(例えば、エチレンオキシド)と反応させることにより生成された混合物であり得る。実施形態において、ポリドカノールは、(例えば、水酸化カリウムなどの金属塩基を持つ)塩基性条件下で対応する1モルのC12アルコールを9モルのエトキシド同等物の9つのモルと反応させた生成物である。
実施形態において、ポリドカノール(アルキルエトキシレートの混合物)の平均分子量は、約400g/mol〜約800g/moleである。実施形態において、ポリドカノールの平均分子量は、約400g/molから約700g/moleである。実施形態において、ポリドカノールの平均分子量は、約400g/molから約650g/moleである。実施形態において、ポリドカノールの平均分子量は、約480g/molから約620g/moleである。実施形態において、ポリドカノールの平均分子量は、約480g/molから約600g/moleである。実施形態において、ポリドカノールの平均分子量は、約450g/molから約750g/moleである。実施形態において、ポリドカノールの平均分子量は、約450g/molである。実施形態において、ポリドカノールの平均分子量は、約460g/molである。実施形態において、ポリドカノールの平均分子量は、約470g/molである。実施形態において、ポリドカノールの平均分子量は、約480g/molである。実施形態において、ポリドカノールの平均分子量は、約490g/molである。実施形態において、ポリドカノールの平均分子量は、約500g/molである。実施形態において、ポリドカノールの平均分子量は、約510g/molである。実施形態において、ポリドカノールの平均分子量は、約520g/molである。実施形態において、ポリドカノールの平均分子量は、約530g/molである。実施形態において、ポリドカノールの平均分子量は、約540g/molである。実施形態において、ポリドカノールの平均分子量は、約550g/molである。実施形態において、ポリドカノールの平均分子量は、約560g/molである。実施形態において、ポリドカノールの平均分子量は、約570g/molである。実施形態において、ポリドカノールの平均分子量は、約580g/molである。実施形態において、ポリドカノールの平均分子量は、約590g/molである。実施形態において、ポリドカノールの平均分子量は、約600g/molである。実施形態において、ポリドカノールの平均分子量は、約625g/molである。実施形態において、ポリドカノールの平均分子量は、約650g/molである。実施形態において、ポリドカノールの平均分子量は、約493g/molである。実施形態において、ポリドカノールの平均分子量は、493g/molである。
実施形態において、ポリドカノールは、3−18のエトキシドユニットに及ぶ、(例えば、同族体との)C12エトキシレートの混合物を含有する。実施形態において、ポリドカノールは、1−23のエトキシドユニットに及ぶ、C12エトキシレートの混合物を含有する。実施形態において、ポリドカノールは、15−20のエトキシドユニットに及ぶ、C12エトキシレートの混合物を含有する。実施形態において、約15のエトキシル化されたC12分子種が存在する。実施形態において、エトキシル化された種は、20%より多く、場合によっては多くとも15%、及び場合によっては多くとも10%の合計のアルキルエトキシレートには存在しない。実施形態において、エトキシル化の平均度数は7である。実施形態において、エトキシル化の平均度数は、8、9、10、又は11である。
実施形態において、C14アルキルエトキシレートユニットはポリドカノール混合物に存在する。実施形態において、平均エトキシル化は6であり、場合によっては7、他の場合には8、及び他の場合には9である。実施形態において、エトキシレートユニットの範囲が狭いポリドカノールは、6−11の範囲でエトキシル化アルコールを生成する、金属酸化物などの触媒に関与する反応から生成される。実施形態において、アルキルエトキシル化同族体の平均分子量は、約440g/moleである。実施形態において、アルキルエトキシル化同族体の平均分子量は、約500g/mol、幾つかの実施形態では600g/moleである。
「C3−C6アルコール」は、本明細書で使用されるように、3〜6の炭素及び少なくとも1つのヒドロキシル部分を持つ化合物を指す。実施形態において、C3−C6アルコールは、3〜6の炭素のアルキル鎖を含有し、各炭素は水素又はヒドロキシルで置換される。実施形態において、C3−C6アルコールは、3〜6の炭素のアルキル鎖を含有し、各炭素は水素又はヒドロキシルで置換され、C3−C6アルコールは1〜6のヒドロキシル部分を含有する。実施形態において、C3−C6アルコールは、3〜6の炭素のアルキル鎖を含有し、各炭素は水素又はヒドロキシルで置換され、C3−C6アルコールは1〜3のヒドロキシル部分を含有する。実施形態において、C3−C6アルコールは、3〜6の炭素のアルキル鎖を含有し、各炭素は水素又はヒドロキシルで置換され、C3−C6アルコールは1又は2のヒドロキシル部分を含有する。実施形態において、C3−C6アルコールは、3〜6の炭素のアルキル鎖を含有し、各炭素は水素又はヒドロキシルで置換され、C3−C6アルコールは2のヒドロキシル部分を含有する。実施形態において、C3−C6アルコールは、3の炭素(即ち、C3アルコール)のアルキル鎖を含有し、各炭素は水素又はヒドロキシルで置換され、C3アルコールは1〜3のヒドロキシル部分を含有する。実施形態において、C3−C6アルコールは、3の炭素(即ち、C3アルコール)のアルキル鎖を含有し、各炭素は水素又はヒドロキシルで置換され、C3アルコールは1又は2のヒドロキシル部分を含有する。実施形態において、C3−C6アルコールは、3の炭素(即ち、C3アルコール)のアルキル鎖を含有し、各炭素は水素又はヒドロキシルで置換され、C3アルコールは2のヒドロキシル部分を含有する。実施形態において、C3−C6アルコールはプロパンジオールである。実施形態において、C3−C6アルコールはプロパン−1,2−ジオール(プロピレングリコール)である。
本明細書で使用されるように、用語「ポリドカノール様化合物」は、本明細書に記載される式I又は式IIの化合物を指し、その実施形態を含んでいる。
「有効な量」は、定められた目的を達成する(例えば、投与される効果を達成し、疾患を処置し、脂肪組織又は細胞を減少させ、細胞を溶解し、疾患又は疾病の1以上の症状を減少させる)のに十分な量である。「有効な量」の一例は、疾患又は疾病の症状の処置、予防、又は低減に寄与するのに十分な量であり、これは「治療上有効な量」と称されることもある。「治療上有効な量」は、本明細書で使用されるように、処置される疾患又は疾病の1以上の症状をある程度和らげる、投与される薬剤(例えばポリドカノール)又は他の化合物の十分な量を指す。その結果、疾患の兆候、症状、又は原因を減少及び/又は軽減し、或いは生物系の任意の他の所望の改変をもたらすことができる。例えば、治療用途に「有効な量」は、過度の有害な副作用を生じずに、疾患症状を臨床的に十分に減らすのに必要な、本明細書に開示される化合物を含む組成物の量であってもよい。任意の個々のケースにおいて適切で「有効な量」は、用量増加試験などの技術を使用して判定され得る。用語「治療上有効な量」は、例えば、予防に有効な量を含む。単独で、又は他の化合物と組み合わせて使用されるポリドカノールなどの、本明細書に開示される化合物の「有効な量」は、過度の有害な副作用を生じることなく、望ましい薬理学的効果又は治療の向上を達成するのに有効な量である。「有効な量」又は「治療上有効な量」は、本明細書に記載されるような式I又は式IIの化合物(ポリドカノールなど)の代謝、被験体の年齢、体重、一般状態、処置されている疾病、処置されている疾病の重症度、及び処方医師の判断における変化により、被験体間で変動し得ることを、理解されたい。「外見上有効な量(cosmetically effective amount)」は、本明細書で使用されるように、被験体の外面的な容貎を改善するのに十分な化合物の量を指す。被験体の外面的な容貎は、例えば、身体の中央部を含む身体の特定領域における脂肪沈着物の減少を含む。実施形態において、外見上有効な量は、処置の局在的部位において美的な外観を改善する薬剤(例えばポリドカノール)の十分な量を指す。ポリドカノールの外見上有効な量は、外見上望ましい改善を達成するのに有効な量であり得る。外見上有効な量は、例えば被験体の年齢、体重、全身状態、処置される疾病、処置される疾病の重篤度、及び主治医の判断を含む多数の要因により、被験体ごとに変動し得ることを理解されたい。例えば、薬剤(例えばポリドカノール)の外見上有効な量は、局在的な大きさで、又は処置の局在的な部位に隣接する領域にて脂肪組織又は細胞の量を減らすことにより処置の局在的な部位の外見上の外観を改善することが可能な量であり得る。
特定の実施形態において、句「薬学的に許容可能な塩及び他の適切な形態」、及び、本明細書で使用されるような同様の言語は、哺乳動物への投与に安全かつ有効な本明細書に記載される化合物の、塩、溶媒和物、水和物、及び他の適切な形態を意味する。薬学的に許容可能な塩は、本明細書に記載される化合物に存在する酸性又は塩基性の基の塩を含む。特定の実施形態において、薬学的に許容可能な付加塩は、限定されないが、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硝酸塩、硫酸塩、重硫酸塩、リン酸塩、酸性リン酸塩、イソニコチナート、酢酸塩、乳酸塩、サリチル酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、パントテン酸塩、酸性酒石酸塩、アスコルビン酸塩、コハク酸塩、マレイン酸塩、ゲンチジン酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、グルクロン酸塩、糖酸塩、ギ酸塩、安息香酸塩、グルタミン酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、及びパモ酸塩(即ち、1,1’−メチレン−ビス−(2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸塩))を含む。特定の実施形態において、本明細書に記載される1以上の化合物は、様々なアミノ酸を持つ薬学的に許容可能な塩を形成する。特定の実施形態において、塩基塩は、限定されないが、アルミニウム、カルシウム、リチウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、亜鉛、及びジエタノールアミン塩を含む。本明細書に記載される製剤の特定の実施形態における薬学的に許容可能な塩は、引用において全体に組み込まれる、Berge et al., J. Pharm. Sci. 66:1−19 (1977)に記載されるようなものである。
特定の実施形態において、用語「外見上許容可能な塩及び他の適切な形態」、並びに本明細書で使用される同様の言語は、外見上の処置に適切に使用される場合、特にヒト及び/又は哺乳動物に対して使用又は適用される場合に、外見上耐性のある任意の塩、水和物、溶媒和物、又は他の適切な形態を意味する。特定の実施形態において、このような塩は、限定されないが、無機(とりわけ例えば、限定されないがリチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、又はアルミニウム)又は有機(とりわけ例えば、限定されないが、エチルアミン、ジエチルアミン、エチレンジアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、アルギニン、リジン、ヒスチジン、又はピペラジン)の塩基付加塩;或いは、有機(とりわけ例えば、限定されないが、酢酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、マロン酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、フマル酸塩、安息香酸塩、アスパラギン酸塩、グルタミン酸塩、コハク酸塩、オレイン酸塩、トリフルオロ酢酸塩、シュウ酸塩、パモ酸塩、又はグルコン酸塩)又は無機(とりわけ例えば、限定されないが、塩化物、硫酸塩、ホウ酸塩、又は炭酸塩)の酸付加塩を形成するために使用される塩を含む。本明細書に記載される外見上許容可能な塩は、本明細書において引用により全体において組み込まれる、Berge et al., J. Pharm. Sci. Id.に記載されるような当該技術分野で周知の従来の方法によって獲得され得る。
「薬学的に許容可能な賦形剤」及び「薬学的に許容可能な担体」は、被験体への活性剤の投与を補助するとともに、患者に対し著しく有害な毒物学的効果を引き起こすことなく本明細書に記載される組成物に含まれ得る、物質を指す。薬学的に許容可能な賦形剤の限定されない例は、水、NaCl、生理食塩液、乳酸リンゲル液、標準のスクロース、標準のグルコース、結合剤、充填剤、崩壊剤、潤滑剤、コーティング、甘味料、着香料、食塩水(リンガー溶液など)、アルコール、油、ゼラチン、ラクトース、アミロース、又はデンプンなどの炭水化物、脂肪酸エステル、ヒドロキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン(polyvinyl pyrrolidine)、マンニトール、アラビアゴム、リン酸カルシウム、アルギン酸塩、トラガカント、ケイ酸カルシウム、微結晶性セルロース、セルロース、シロップ、及びメチルセルロース、着色料などを含む。製剤は付加的に以下のものを含み得る:タルク、ステアリン酸マグネシウム、及び鉱油などの平滑剤;湿潤剤;乳化剤及び懸濁化剤;安息香酸メチル及び安息香酸プロピルヒドロキシなどの保存料;甘味料;及び香料。本明細書に記載される組成物は、当該技術分野で既知の手順を利用することにより患者に投与した後に活性成分の迅速な、持続的、又は遅延した放出をもたらすように処方され得る。そのような調製物は滅菌され、所望される場合には、本発明の化合物と有害に反応しない、潤滑剤、防腐剤、安定剤、湿潤剤、乳化剤、浸透圧に影響を及ぼす塩、バッファー、着色料、及び/又は芳香剤などの助剤と混合され得る。当業者は、他の医薬賦形剤が本発明に有用であることを認識する。
特定の投与経路に適切な、任意の適切な薬学的に許容可能な賦形剤が使用され得る。薬学的に許容可能な担体の例は限定されないが、バッファー、食塩水、又は他の水性溶媒を含む。本発明の化合物は、その投与(例えば、皮下)に利用される担体において可溶性であることが好ましい。代替的に、適切な担体中の活性化合物の懸濁液(例えば、微小粒子の懸濁液)が利用される。幾つかの実施形態は、任意の適切な親油性担体、例えば、変性油(例えば、CREMOPHOR(登録商標)BASF, Germany)、大豆油、ポリエチレングリコール、誘導体化ポリエーテル、それらの組み合わせなどを含む。幾つかの実施形態は、微小粒子及び/又はナノ粒子の担体を含む。幾つかの実施形態は、1以上の持続放出又は制御放出の担体又は薬剤、例えばポリマー小球体を含む。幾つかの実施形態は、ポリドカノールの微粒子用の安定した懸濁液に適切な賦形剤を含む。更なる又は付加的な実施形態において、製剤は即時放出賦形剤を含む。実施形態において、薬学的な賦形剤は、C3−C6アルコール(例えば、プロピレングリコール)ではない。
用語「脂肪パッド」は、本明細書において、筋膜のポケットで作られ、ヒト又は哺乳動物に存在する脂肪沈着物(例えば脂肪酸)で満たされている任意のクッションを指す。
本明細書で使用されるように「投与」は、局所や非経口を含む任意の経路、注入、注射、移植、又は皮下投与による投与を意味する。例えば、本明細書に記載される製剤は皮下注射又は送達により投与され得る。例えば、本明細書に記載される製剤は静脈注射又は送達により投与され得る。本明細書で使用されるように、皮下注射のために処方された製剤は、滅菌の等張性水性バッファーを含み得る。必要な場合、組成物は可溶化剤も含み得る。
組成物の実施形態は、例えば、REMINGTON: THE SCIENCE AND PRACTICE OF PHARMACY (21st ed., Lippincott Williams & Wilkins)に記載されるような任意の適切な方法による投与のために処方される。典型的な投与経路は、限定されないが、非経口、経口、皮下、局所、筋肉内、経皮、口腔粘膜、舌下、鼻腔内、経血管、皮下、眼窩(orbital)、又は呼吸器を含む。幾つかの実施形態において、組成物は、例えば局所的な脂肪沈着物(例えば過度の頤下の脂肪過多)において処置が所望される領域の注射のために処方される。幾つかの実施形態において、皮下の送達に適切となるように処方される組成物及び製剤と同様に、皮下送達のための方法も提供される。
注射製剤は、例えば1本の針、複数の針、及び/又は針がない注射装置を使用する、当該技術分野で既知の任意の方法を用いて投与される。幾つかの実施形態において、活性成分の組織負荷量が、注射により送達される適切な担体において処方される。幾つかの実施形態において、送達は1本の針の注射を含む。幾つかの実施形態において、送達は複数の針のアレイを使用する注射を含み、これは幾つかの実施形態において、標的組織における製剤の広い分散をもたらす。幾つかの実施形態において、製剤は、局所的な脂肪が存在する領域における皮下脂肪の適切な層への分散を可能にする方法で注入される。幾つかの実施形態において、注射製剤を送達するためにマイクロポンプが使用される。
本明細書に記載される製剤は装置を介して投与されてもよい。多くの装置は、医薬製剤の自己投与を促進するために提案されたものである。装置は典型的に、投与される医薬製剤を含有する(例えば、予め充填された)リザーバを含む。例えば、マイクロポンプは、小量の液体医薬製剤の正確な皮下投与を提供することができる。そのようなマイクロポンプはコンパクト且つ持ち運び可能なものであり得る。医薬製剤の皮下送達又は投与に有用な別のタイプの装置は頻繁に、パッチ装置又はポンプ−パッチ装置と称される。パッチ装置は通常、患者の皮膚に直接付けられる。
従って、様々な実施形態において、マイクロポンプ又はパッチ装置などの装置は、医薬製剤を含有するリザーバ、患者の皮膚への取り外し可能な挿入のために構成された皮下注射針、リザーバと流体連通下にある入口及び皮下注射針と流体連通下にある出口を有するマイクロポンプ、リザーバから皮下注射針へと医薬製剤を送達するためにマイクロポンプを制御し、これにより医薬製剤が患者に皮下投与されるように構成された制御システム、及び、リザーバ、皮下注射針、マイクロポンプ、並びに制御システムを支持するためのハウジングを含み得、前記ハウジングは持ち運び可能であり、患者の皮膚に接触するように適合される。リザーバ内に含まれる医薬製剤は、本教示の医薬製剤、例えば、治療上又は外見上有効な量を含む有効な量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約0.5%W/V〜約10%W/Vのアルコール(即ちC3−C6アルコール)を含む医薬製剤の何れかであり得る。
特定の実施形態において、装置は単一体の構成であり得る。そのような装置は単一又は1回用の使用のためのものであり得る。特定の実施形態において、装置は多数個の構成であり得、そのような装置において、使い捨て又はサイズ変更可能な部品又はコンポーネントが存在し得る。例えば、リザーバを画定又は含むハウジングは、装置の使い捨て又は再使用可能なコンポーネントであり得、幾つかの実施形態において、リザーバを画定又は含む使い捨て又は再使用可能なハウジングは、本教示の医薬製剤を含有し得る。様々な実施形態において、皮下注射針は装置の使い捨てコンポーネントであり得る。特定の病状、疾病、又は障害の処置或いは阻害のために投与された時、有効量は、利用される特定の化合物又は治療上の組み合わせ、投与の形態、及び処置される疾病の重症度、同様に処置される個体に関連した様々な物理的要因といった多くの陽院に依存して変動し得ることが、理解される。治療用途において、本教示の化合物又は治療上の組み合わせは、既に障害に苦しむ患者(例えば、皮下脂肪組織)に対し、障害及びその合併症の症状を減少及び/又は予防するのに十分な量で提供され得る。特定の個体の処置に使用される用量は典型的に、主治医により主観的に判定されなければならない。関係する変動部分は、特定の疾病及びその状態、同様に患者の大きさ、年齢、及び反応パターンを含む。
用語「約」は、数値と共に使用されると、その値が数値の10%以内にあることを示す。実施形態において、「約」は数値の5%以内であることを意味する。実施形態において、「約」は数値の1%以内であることを意味する。例えば、約1.0%は、0.9%〜1.1%を意味する。示される値は、数値を指す「約」の使用により特定された範囲内にある実施形態として含まれることが理解される。実施形態において、「約(approximately)」は、数値に適用されると、「約(about)」同じ意味を有している。
用語「バッファー」は、生物科学内でその一般的な意味に従って使用されるものであり、弱酸とその共役塩基、又は弱塩基とその共役酸との混合物を含む溶液を指す。バッファーは、少量の酸又は塩基が加えられると、溶液のpHがほとんど変化しないという特性を持つ。バッファー溶液は、種々様々な化学用途においてほぼ一定の値でpHを維持する手段として使用される。適切なバッファーの例は、リン酸バッファー、及び文献中で知られるものを含む(例えば、Troy, D. B., ed. (2005) Remington: The Science and Practice of Pharmacy, 21st ed., Lippincott Williams & Wilkinsを参照)。
<組成物>
一態様において、約0.5%W/V〜約2.0%W/Vの量のポリドカノール;及び約0.5%W/V〜約10%W/Vの量のC3−C6アルコールを含む、医薬製剤が提供される。
実施形態において、医薬製剤は、約0.5%W/V〜約2.0%W/Vの量のポリドカノール;及び約0.5%W/V〜約10%W/Vの量のC3−C6アルコールから実質的に成る。この文脈における用語「〜から実質的に成る」は、ポリドカノール、C3−C6アルコールを含み、本明細書に記載される方法に従って脂肪を独立して減らすことが可能な他の成分を含まない、医薬製剤を指す。
実施形態において、本明細書に記載される医薬製剤は、ベータ−2−アドレナリン受容体アゴニスト(例えば、バンブテロール、ビトルテロール、ブロキサテロール、カルブテロール、カルモテロール、クレンブテロール、イブテロール、スルホンテロール、イソプロテレノール、トリメトキノール、ホルモテロール、デスホルモテロール、ヘキソプレナリン、イブテロール、インダカテロール、イソエタリン、イソプレナリン、イソプロテレノール、レバルブテロール、メタプロテレノール、ピクメテロール、ピルブテロール、プロカテロール、レプロテロール、リミテロール、サルブタモール、サルメテロール;スルホンテロール、テルブタリン、トリメトキノール、ツロブテロール、TA−2005(8−ヒドロキシ−5−((1R)−1−ヒドロキシ−2−(N−((1R)−2−(4−メトキシフェニル)−1−メチルエチル−)アミノ)エチル)−カルボスチリル塩酸塩)、QAB−149(Novartis)、TA−2005、GSK−159797、又はGSK−642444、或いはそれらの塩、光学異性体、ラセミ体、溶媒和物又は多形体)、又はその薬学的に許容可能或いは外見上許容可能な塩を含まない。
実施形態において、本明細書に記載される医薬製剤は、ケトチフェン又はケトチフェンのアナログ、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩を含まない。実施形態において、本明細書に記載される医薬製剤は、甲状腺ホルモン(例えば、チロキシン(T4)又はトリヨードサイロニン(T3))、その薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩を含まない。実施形態において、本明細書に記載される医薬製剤は、ナトリウム利尿ペプチド(例えば、心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)、脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)、C型ナトリウム利尿ペプチド、及びdendroaspisナトリウム利尿ペプチド、ナトリウム利尿ペプチド受容体A(NPrA)、ナトリウム利尿ペプチド受容体(NPrB))、その薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩を含まない。実施形態において、本明細書に記載される医薬製剤は、1,25−ジヒドロキシビタミンD3又はそのアナログ、その薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩を含まない。
実施形態において、本明細書に記載される医薬製剤はグリセロールを含まない。実施形態において、本明細書に記載される医薬製剤はポリエチレングリコールを含まない。実施形態において、本明細書に記載される医薬製剤は局所組成物(局所ゲル組成物など)ではない。実施形態において、本明細書に記載される医薬製剤はヒドロキシプロピルセルロースを含まない。実施形態において、本明細書に記載される医薬製剤はミリスチン酸イソプロピルを含まない。
実施形態において、本明細書に記載される医薬製剤は経口組成物ではない。実施形態において、本明細書に記載される医薬製剤はデンプンを含まない。実施形態において、本明細書に記載される医薬製剤はゼラチンを含まない。実施形態において、本明細書に記載される医薬製剤はヒドロキシプロピルメチルセルロースを含まない。
実施形態において、本明細書に記載される医薬製剤はエマルジョンではない。実施形態において、本明細書に記載される医薬製剤はマイクロエマルジョンではない。実施形態において、本明細書に記載される医薬製剤は、親油性物質(例えば、天然油、グリコールを含む中鎖アルキル酸のエステル、オクチル−ドデカノール、ケイ素油、パラフィン、及びビタミン)を含まない。実施形態において、本明細書に記載される医薬製剤は、6以下のHLBを持つ化合物を含まない。実施形態において、本明細書に記載される医薬製剤は、5以下のHLBを持つ化合物を含まない。実施形態において、本明細書に記載される医薬製剤は、4以下のHLBを持つ化合物を含まない。実施形態において、本明細書に記載される医薬製剤は、3以下のHLBを持つ化合物を含まない。実施形態において、本明細書に記載される医薬製剤は、7以下のHLBを持つ化合物を含まない。実施形態において、本明細書に記載される医薬製剤は、8以下のHLBを持つ化合物を含まない。
実施形態において、医薬製剤は、唯一の活性剤として、約0.5%W/V〜約2.0%W/Vの量のポリドカノール;及び約0.5%W/V〜約10%W/Vの量のC3−C6アルコールを含む。
実施形態において、ポリドカノールは、約0.5%W/V〜約2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.5%W/V〜約1.95%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.5%W/V〜約1.90%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.5%W/V〜約1.85%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.5%W/V〜約1.80%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.5%W/V〜約1.75%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.5%W/V〜約1.70%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.5%W/V〜約1.65%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.5%W/V〜約1.60%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.5%W/V〜約1.55%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.5%W/V〜約1.50%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.5%W/V〜約1.45%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.5%W/V〜約1.40%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.5%W/V〜約1.35%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.5%W/V〜約1.30%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.5%W/V〜約1.25%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.5%W/V〜約1.20%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.5%W/V〜約1.15%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.5%W/V〜約1.10%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.5%W/V〜約1.05%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.5%W/V〜約1.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.5%W/V〜約0.95%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.5%W/V〜約0.90%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.5%W/V〜約0.85%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.5%W/V〜約0.80%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.5%W/V〜約0.75%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.5%W/V〜約0.70%W/Vの量である。
実施形態において、ポリドカノールは、0.5%W/V〜2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.5%W/V〜1.95%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.5%W/V〜1.90%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.5%W/V〜1.85%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.5%W/V〜1.80%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.5%W/V〜1.75%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.5%W/V〜1.70%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.5%W/V〜1.65%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.5%W/V〜1.60%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.5%W/V〜1.55%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.5%W/V〜1.50%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.5%W/V〜1.45%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.5%W/V〜1.40%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.5%W/V〜1.35%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.5%W/V〜1.30%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.5%W/V〜1.25%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.5%W/V〜1.20%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.5%W/V〜1.15%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.5%W/V〜1.10%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.5%W/V〜1.05%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.5%W/V〜1.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.5%W/V〜0.95%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.5%W/V〜0.90%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.5%W/V〜0.85%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.5%W/V〜0.80%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.5%W/V〜0.75%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.5%W/V〜0.70%W/Vの量である。
実施形態において、ポリドカノールは、約0.55%W/V〜約2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.60%W/V〜約2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.65%W/V〜約2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.70%W/V〜約2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.75%W/V〜約2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.80%W/V〜約2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.85%W/V〜約2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.90%W/V〜約2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.95%W/V〜約2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約1.00%W/V〜約2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約1.05%W/V〜約2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約1.10%W/V〜約2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約1.15%W/V〜約2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約1.20%W/V〜約2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約1.25%W/V〜約2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約1.30%W/V〜約2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約1.35%W/V〜約2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約1.40%W/V〜約2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約1.45%W/V〜約2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約1.50%W/V〜約2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約1.55%W/V〜約2.00%W/Vの量である。
実施形態において、ポリドカノールは、0.55%W/V〜2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.60%W/V〜2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.65%W/V〜2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.70%W/V〜2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.75%W/V〜2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.80%W/V〜2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.85%W/V〜2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.90%W/V〜2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.95%W/V〜2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、1.00%W/V〜2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、1.05%W/V〜2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、1.10%W/V〜2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、1.15%W/V〜2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、1.20%W/V〜2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、1.25%W/V〜2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、1.30%W/V〜2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、1.35%W/V〜2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、1.40%W/V〜2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、1.45%W/V〜2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、1.50%W/V〜2.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、1.55%W/V〜2.00%W/Vの量である。
実施形態において、ポリドカノールは、約0.55%W/V〜約1.95%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.60%W/V〜約1.90%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.65%W/V〜約1.85%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.70%W/V〜約1.80%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.75%W/V〜約1.75%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.80%W/V〜約1.70%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.85%W/V〜約1.65%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.90%W/V〜約1.60%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.95%W/V〜約1.55%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約1.00%W/V〜約1.50%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約1.05%W/V〜約1.45%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約1.10%W/V〜約1.40%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約1.15%W/V〜約1.35%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約1.20%W/V〜約1.30%W/Vの量である。
実施形態において、ポリドカノールは、0.55%W/V〜1.95%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.60%W/V〜1.90%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.65%W/V〜1.85%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.70%W/V〜1.80%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.75%W/V〜1.75%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.80%W/V〜1.70%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.85%W/V〜1.65%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.90%W/V〜1.60%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.95%W/V〜1.55%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、1.00%W/V〜1.50%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、1.05%W/V〜1.45%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、1.10%W/V〜1.40%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、1.15%W/V〜1.35%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、1.20%W/V〜1.30%W/Vの量である。
実施形態において、ポリドカノールは、約0.55%W/VW/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.60%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.65%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.70%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.75%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.80%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.85%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.90%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約0.95%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約1.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約1.05%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約1.10%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約1.15%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約1.20%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約1.25%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約1.30%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約1.35%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約1.40%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約1.45%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約1.50%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、約1.55%W/Vの量である。
実施形態において、ポリドカノールは、0.55%W/VW/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.60%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.65%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.70%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.75%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.80%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.85%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.90%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、0.95%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、1.00%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、1.05%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、1.10%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、1.15%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、1.20%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、1.25%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、1.30%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、1.35%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、1.40%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、1.45%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、1.50%W/Vの量である。実施形態において、ポリドカノールは、1.55%W/Vの量である。
実施形態において、C3−C6アルコールはプロピレングリコールである。
実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約2.0%W/V〜約5.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約2.2%W/V〜約5.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約2.4%W/V〜約5.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約2.6%W/V〜約5.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約2.8%W/V〜約5.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約3.0%W/V〜約5.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約3.2%W/V〜約5.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約3.4%W/V〜約5.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約3.6%W/V〜約5.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約3.8%W/V〜約5.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約4.0%W/V〜約5.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約4.2%W/V〜約5.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約4.4%W/V〜約5.0%W/Vの量で存在する。
実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、2.0%W/V〜5.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、2.2%W/V〜5.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、2.4%W/V〜5.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、2.6%W/V〜5.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、2.8%W/V〜5.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、3.0%W/V〜5.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、3.2%W/V〜5.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、3.4%W/V〜5.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、3.6%W/V〜5.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、3.8%W/V〜5.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、4.0%W/V〜5.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、4.2%W/V〜5.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、4.4%W/V〜5.0%W/Vの量で存在する。
実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約2.0%W/V〜約5.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約2.0%W/V〜約4.8%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約2.0%W/V〜約4.6%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約2.0%W/V〜約4.4%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約2.0%W/V〜約4.2%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約2.0%W/V〜約4.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約2.0%W/V〜約3.8%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約2.0%W/V〜約3.6%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約2.0%W/V〜約3.4%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約2.0%W/V〜約3.2%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約2.0%W/V〜約3.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約2.0%W/V〜約2.8%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約2.0%W/V〜約2.6%W/Vの量で存在する。
実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、2.0%W/V〜5.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、2.0%W/V〜4.8%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、2.0%W/V〜4.6%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、2.0%W/V〜4.4%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、2.0%W/V〜4.2%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、2.0%W/V〜4.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、2.0%W/V〜3.8%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、2.0%W/V〜3.6%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、2.0%W/V〜3.4%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、2.0%W/V〜3.2%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、2.0%W/V〜3.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、2.0%W/V〜2.8%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、2.0%W/V〜2.6%W/Vの量で存在する。
実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約2.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約2.2%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約2.4%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約2.6%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約2.8%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約3.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約3.2%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約3.4%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約3.6%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約3.8%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約4.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約4.2%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約4.4%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約4.6%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約4.8%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、約5.0%W/Vの量で存在する。
実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、2.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、2.2%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、2.4%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、2.6%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、2.8%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、3.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、3.2%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、3.4%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、3.6%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、3.8%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、4.0%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、4.2%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、4.4%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、4.6%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、4.8%W/Vの量で存在する。実施形態において、C3−C6アルコール(例えばプロピレングリコール)は、5.0%W/Vの量で存在する。
幾つかの実施形態において、医薬組成物は皮下注射製剤である。実施形態において、医薬製剤は皮下注射製剤から成る。実施形態において、医薬製剤は、皮下注射製剤から実質的に成る。実施形態において、医薬製剤は皮下注射製剤を含む。実施形態において、医薬製剤は水性製剤である。実施形態において、医薬製剤は、(例えば、室温、生理的温度、正常なヒトの温度、摂氏約37度(「deg C」)、37deg C、約35deg C〜約41.5deg C、35deg C〜41.5deg C、約36deg C〜約37.5deg C、36.5deg C〜37.5deg Cでは)ゲルではない。
実施形態において、医薬製剤は、約400ミリオスモル/kg未満のオスモル濃度を有する。実施形態において、医薬製剤は、約380ミリオスモル/kg未満のオスモル濃度を有する。実施形態において、医薬製剤は、約360ミリオスモル/kg未満のオスモル濃度を有する。実施形態において、医薬製剤は、約340ミリオスモル/kg未満のオスモル濃度を有する。実施形態において、医薬製剤は、約320ミリオスモル/kg未満のオスモル濃度を有する。実施形態において、医薬製剤は、約300ミリオスモル/kg未満のオスモル濃度を有する。実施形態において、医薬製剤は、約280ミリオスモル/kg未満のオスモル濃度を有する。実施形態において、医薬製剤は、約260ミリオスモル/kg未満のオスモル濃度を有する。実施形態において、医薬製剤は、約240ミリオスモル/kg未満のオスモル濃度を有する。
実施形態において、医薬製剤は、400ミリオスモル/kg未満のオスモル濃度を有する。実施形態において、医薬製剤は、380ミリオスモル/kg未満のオスモル濃度を有する。実施形態において、医薬製剤は、360ミリオスモル/kg未満のオスモル濃度を有する。実施形態において、医薬製剤は、340ミリオスモル/kg未満のオスモル濃度を有する。実施形態において、医薬製剤は、320ミリオスモル/kg未満のオスモル濃度を有する。実施形態において、医薬製剤は、300ミリオスモル/kg未満のオスモル濃度を有する。実施形態において、医薬製剤は、280ミリオスモル/kg未満のオスモル濃度を有する。実施形態において、医薬製剤は、260ミリオスモル/kg未満のオスモル濃度を有する。実施形態において、医薬製剤は、240ミリオスモル/kg未満のオスモル濃度を有する。
実施形態において、医薬製剤は、約7〜約8のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7.1〜約8のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7.2〜約8のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7.3〜約8のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7.4〜約8のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7.5〜約8のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7.6〜約8のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7.7〜約8のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7.8〜約8のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7.9〜約8のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7〜約7.9のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7〜約7.8のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7〜約7.7のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7〜約7.6のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7〜約7.5のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7〜約7.4のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7〜約7.3のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7〜約7.2のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7〜約7.1のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7.1〜約7.9のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7.2〜約7.8のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7.3〜約7.7のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7.4〜約7.6のpHを有している。
実施形態において、医薬製剤は、7〜8のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7.1〜8のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7.2〜8のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7.3〜8のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7.4〜8のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7.5〜8のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7.6〜8のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7.7〜8のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7.8〜8のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7.9〜8のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7〜7.9のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7〜7.8のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7〜7.7のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7〜7.6のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7〜7.5のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7〜7.4のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7〜7.3のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7〜7.2のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7〜7.1のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7.1〜7.9のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7.2〜7.8のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7.3〜7.7のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7.4〜7.6のpHを有している。
実施形態において、医薬製剤は、約7.0のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7.1のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7.2のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7.3のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7.4のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7.5のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7.6のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7.7のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7.8のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約7.9のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、約8.0のpHを有している。
実施形態において、医薬製剤は、7.0のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7.1のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7.2のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7.3のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7.4のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7.5のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7.6のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7.7のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7.8のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、7.9のpHを有している。実施形態において、医薬製剤は、8.0のpHを有している。
実施形態において、医薬製剤は、約0.2cc〜約0.5ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、約0.25cc〜約0.5ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、約0.3cc〜約0.5ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、約0.35cc〜約0.5ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、約0.4cc〜約0.5ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、約0.45cc〜約0.5ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、約0.2cc〜約0.45ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、約0.2cc〜約0.4ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、約0.2cc〜約0.35ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、約0.2cc〜約0.3ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、約0.2cc〜約0.25ccの容積を有している。
実施形態において、医薬製剤は、0.2cc〜0.5ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、0.25cc〜0.5ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、0.3cc〜0.5ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、0.35cc〜0.5ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、0.4cc〜0.5ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、0.45cc〜0.5ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、0.2cc〜0.45ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、0.2cc〜0.4ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、0.2cc〜0.35ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、0.2cc〜0.3ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、0.2cc〜0.25ccの容積を有している。
実施形態において、医薬製剤は、約0.20ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、約0.25ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、約0.30ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、約0.35ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、約0.40ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、約0.45ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、約0.50ccの容積を有している。
実施形態において、医薬製剤は、0.20ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、0.25ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、0.30ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、0.35ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、0.40ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、0.45ccの容積を有している。実施形態において、医薬製剤は、0.50ccの容積を有している。
実施形態において、医薬製剤はバッファーを更に含む。実施形態において、バッファーは、リン酸バッファー(例えば、Na+、K+、又はその両方のカチオンを含む)である。
実施形態において、医薬製剤は、水、ポリドカノール、バッファー、プロピレングリコール、塩化物、並びに、ナトリウム、カリウム、又はナトリウムとカリウムの混合物から選択された一価金属イオンを含む。実施形態において、医薬製剤は、水、ポリドカノール、バッファー、プロピレングリコール、塩化物、並びに、ナトリウム、カリウム、又はナトリウムとカリウムの混合物から選択された一価金属イオンから実質的に成る。実施形態において、医薬製剤は、水、ポリドカノール、バッファー、プロピレングリコール、塩化物、並びに、ナトリウム、カリウム、又はナトリウムとカリウムの混合物から選択された一価金属イオンから成る。
実施形態において、医薬製剤は以下の1以上を含む:バッファー、希釈剤、平滑剤、可溶化剤、溶媒;界面活性剤、浸透促進剤、ポリマー、分散剤、湿潤剤、乳化剤及び懸濁化剤、又は保存料。分散剤の例は、限定されないがヒアルロニダーゼ及びコラゲナーゼを含む。幾つかの実施形態において、コラゲナーゼなどの分散剤は、本明細書に記載される医薬製剤の投与前に投与される。
実施形態において、医薬製剤は以下の1以上を含む:アセチレングリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、チオジグリコール、グリセリン、又は1,2,6−ヘキサントリオール。
実施形態において、医薬製剤はリバーゼ又はコリパーゼを含まない。
実施形態において、医薬製剤は以下の1以上を含む:抗微生物薬剤、血管収縮薬、抗血栓症薬剤、抗凝固薬剤、泡抑制剤(suds−depressant)、抗炎症剤、鎮痛薬、分散剤、抗分散剤、浸透促進剤、ステロイド、精神安定剤、筋弛緩薬、又は抗下痢薬剤。
実施形態において、医薬製剤のpHは、バッファーの使用により維持される場合がある。様々なバッファーが当該技術分野で既知であり、所望のpHでの緩衝能力を有している任意のバッファーは、本明細書に開示された製剤に使用され得ることが考慮される。実施形態において、バッファーはリン酸バッファーである。
実施形態において、医薬製剤に利用された水は滅菌水である。また更なる実施形態において、医薬製剤は保存料を含む場合もある。実施形態において、本明細書に記載される医薬製剤中の保存料はベンジルアルコールである。実施形態において、有効な量のベンジルアルコールは約0.9%w/vのベンジルアルコールである。実施形態において、有効な量のベンジルアルコールは0.9%w/vのベンジルアルコールである。
実施形態において、医薬製剤は、脂肪細胞へと別々に投与される、複数の個々のより小さな医薬製剤へと分割される。例えば、医薬製剤は、5、10、15、20、25、又は30の別個の医薬製剤へと、及び場合によっては50までの別個の医薬製剤へと分割される場合もある。実施形態において、そのようなより小さな医薬製剤はそれぞれ、医薬製剤そのものであり、本明細書に記載される容積を有する場合もある。
本明細書には、当該技術分野における以前の試みの欠点及び失敗を克服する、脂肪沈着物を減少させる乳化洗浄剤製剤のための、化粧品及び美容産業における長年にわたる未解決の必要性に対する解決策が提供される。特に、本明細書には、脂肪細胞、局所的な脂肪組織、局所肥満、又は局所的な脂肪蓄積を処置又は接触させるための注入可能な製剤である。実施形態において、本明細書に記載される製剤は、有効な量(例えば治療上又は外見上有効な量)のポリドカノール、ポリドカノール様化合物、或いは、その薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態;及び水性担体を含む液体担体を含んでおり;ここで、ポリドカノール、ポリドカノール様化合物、及び液体担体は、必要とする個体の皮下脂肪を含む脂肪の層への注射のために処方される。実施形態において、製剤はリバーゼを含んでいない。実施形態において、製剤はコリパーゼを含んでいない。
実施形態において、本明細書において生成されたポリドカノールは、様々なエトキシドユニットを有する、未分枝の飽和C12第1級アルコールエトキシレート同族体の混合物を結果としてもたらす(例えば、図1と2を参照)。例えば、本明細書において合成された生成物であるポリドカノールの実施形態のHPLC特性化は、異なる数のエトキシドユニットに関連した約15のピークを結果としてもたらす(図1)。図1において特徴化されたポリドカノール生成物において、例えば、単一ピークは合計の混合物の10%より多くを構成しない。図1において特徴化された(及び本明細書に提供される)ポリドカノールの平均エトキシル化数は6−7であり、平均分子量は約493g/molである。
実施形態において、エチレンオキシド(例えば9モル)とドデカノール(例えば1モル)からポリドカノールを生成するために、水酸化カリウムが触媒として使用される。
エトキシレート同族体の範囲又はパーセンテージが異なるポリドカノール生成物は、異なる触媒(例えば、異なる金属酸化物触媒)を使用して生成されてもよい。例えば、Van OS, N.M., Nonionic Surfactants−Organic Chemistry, Marcel Dekker Inc., New York, 1998, p. 101の図4A−4Cを参照。実施形態において、ポリドカノールはHPLC特徴化により示されるような15未満の主要なピーク(例えば10以下)を含む。ポリドカノールは約7〜約11のエトキシレートユニットを含み得る。
実施形態において、生成物であるポリドカノールは、(例えば、本明細書で提供された方法により)生成された混合物1グラムにつき高い比率の洗浄剤/界面活性剤同族体を含有するアルキルエトキシレート同族体混合物を含む。
実施形態において、ポリドカノールは共溶媒と共に処方される。共溶媒はプロピレングリコールでもよい。
実施形態において、ポリドカノールの血管内の製剤は、(特に、より低い温度で)製剤安定性を改善し、且つ発泡を減少させるために、約5%でエタノールを含有している。エタノールは、血液によるその急速な希釈のために血管内投与に適している。しかし、皮下投与に関しては、注入された製剤が投与部位にてより長い間存在する場合、エタノールは理想的ではない。エタノールは、皮下投与時に刺激性であり、熱傷、腫脹、発赤、及び炎症に付随して起こる皮膚変色を引き起こす場合がある。加えて、エタノールは通常、様々な組織に対し有毒であり、皮下脂肪組織に対するポリドカノールの選択効果を制限し、その結果より多くの合併症をもたらしかねない。
<式Iの化合物、式IIの化合物、又はポリドカノールを含む製剤>
一態様において、脂肪、局所的な脂肪、脂肪組織、局所肥満、又は局所的な脂肪蓄積を処置するための注射可能な製剤が提供され、該製剤は、有効な量(例えば治療上又は外見上有効な量)の式Iの化合物
、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態を含み、ここで、n=2〜55であり;Rは飽和した線状のC
7−C
24炭化水素(アルキル)、又は不飽和の線状のC
7−C
24炭化水素であり;及び前記製剤は更に液体担体を含む。
実施形態において、式Iの化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態、並びに液体担体は、必要とするヒトの皮下脂肪の層への注射のために処方される。実施形態において、注射可能な医薬製剤は、皮下注射のために処方される。
実施形態において、Rは、飽和した線状のC7−C24炭化水素である。幾つかの実施形態において、Rは飽和した線状のC7−C16炭化水素であり、幾つかの実施形態において、Rは飽和した線状のC7−C12炭化水素である。幾つかの実施形態において、Rは飽和した線状のC12−C18炭化水素である。一実施形態において、Rは飽和した線状のC18−C24炭化水素である。特定の実施形態において、Rは飽和した線状のC7−C24炭化水素である。幾つかの実施形態において、Rは飽和した線状のC7−C12炭化水素である。幾つかの実施形態において、Rは飽和した線状のC12−C18炭化水素である。一実施形態において、Rは飽和した線状のC18−C24炭化水素である。
実施形態において、Rは、不飽和の線状のC7−C24炭化水素である。幾つかの実施形態において、Rは不飽和の線状のC7−C12炭化水素である。一実施形態において、Rは不飽和の線状のC12−C18炭化水素である。幾つかの実施形態において、Rは不飽和の線状のC18−C24炭化水素である。特定の実施形態において、不飽和の線状の炭化水素は少なくとも1つのアルケン部分を含む。幾つかの実施形態において、不飽和の線状の炭化水素は、シス構成の少なくとも1つのアルケン部分を含む。一実施形態において、Rは不飽和の線状のC7−C24炭化水素である。幾つかの実施形態において、Rは不飽和の線状のC7−C12炭化水素である。一実施形態において、Rは不飽和の線状のC12−C18炭化水素である。幾つかの実施形態において、Rは不飽和の線状のC18−C24炭化水素である。特定の実施形態において、不飽和の線状の炭化水素は少なくとも1つのアルケン部分を含む。特定の実施形態において、不飽和の線状の炭化水素は、トランス構造の少なくとも1つのアルケン部分を含む。幾つかの実施形態において、不飽和の線状の炭化水素は少なくとも1つのアルキン部分を含む。
実施形態において、注射可能な製剤は脂肪を処置するためのものである。実施形態において、注射可能な医薬製剤は、局所的な脂肪を処置するためのものである。実施形態において、注射可能な医薬製剤は、脂肪組織を処置するためのものである。実施形態において、注射可能な医薬製剤は、局所的な脂肪組織を処置するためのものである。実施形態において、注射可能な医薬製剤は、局所的な脂肪蓄積を処置するためのものである。
実施形態において、注射可能な製剤は、有効な量(例えば、治療上又は外見上有効な量)の式Iの化合物を含み、
式中、Rは飽和又は不飽和の線状のC
11又はC
12炭化水素である。特定の実施形態において、不飽和の線状の炭化水素は少なくとも1つのアルケン部分を含む。幾つかの実施形態において、不飽和の線状の炭化水素は、シス構成の少なくとも1つのアルケン部分を含む。幾つかの実施形態において、不飽和の線状の炭化水素は、トランス構造の少なくとも1つのアルケン部分を含む。特定の実施形態において、不飽和の線状の炭化水素は少なくとも1つのアルキン部分を含む。
実施形態において、注射可能な製剤は、有効な量(例えば、治療上又は外見上有効な量)の式Iの化合物を含み、式中、nは5〜32である。幾つかの実施形態において、nは7〜21である。特定の実施形態において、nは7である。幾つかの実施形態において、nは9である。一実施形態において、nは11である。実施形態において、nは5〜32である。特定の実施形態において、nは7〜21である。特異的な実施形態において、Rは飽和した線状のC12炭化水素であり、nは9である。
<式II>
式IIの化学構造が以下に提供され、式中、nは2〜55(例えば約9)である。
本明細書に記載される製剤の特定の実施形態において、式IIの化合物が提供され、式中、nは2〜55である。nが約9である場合、式IIの化合物は本明細書においてポリドカノールと称される場合もある。幾つの実施形態において、nは5〜32(例えば9)の範囲から選択される。特定の実施形態において、nは7〜21の範囲から選択される。実施形態において、nは7〜15である。実施形態において、nは7〜14である。特定の実施形態において、n=7である。特定の実施形態において、n=8である。特定の実施形態において、n=9である。特定の実施形態において、n=10である。特定の実施形態において、n=11である。特定の実施形態において、n=12である。
一態様において、本明細書には、脂肪組織、局所的な脂肪組織、局所肥満、又は局所的な脂肪蓄積を処置又は接触させるための注射可能な製剤が提供され、該製剤は、有効な量(例えば治療上又は外見上有効な量)の式IIの化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態、及び液体担体を含んでいる。
実施形態において、化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態、並びに液体担体は、必要とするヒトの皮下脂肪の層への注射のために処方される。実施形態において、注射可能な医薬製剤は、皮下注射のために処方される。
実施形態において、ポリドカノールは、約0.1%−10%W/V又は約0.1%−5%W/Vの量で存在する。幾つかの実施形態において、ポリドカノールは、約0.5%−3%W/V、約0.5%W/V未満、約1%W/V未満、約2%W/V未満、約3%W/V未満、約4%W/V未満、約5%W/V未満、又は約10%W/V未満の量で存在する。更なる又は付加的な実施形態において、ポリドカノールは、1%W/Vより多く、1.5%W/Vより多く、2%W/Vより多く、2.5%W/Vより多く、3%W/Vより多く、4%W/Vより多く、5%W/Vより多く、6%W/Vより多く、又は約10%W/Vより多くの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約0.75%〜約1.50%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約0.80%〜約1.45%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約0.85%〜約1.40%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約0.90%〜約1.35%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約0.95%〜約1.30%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.00%〜約1.25%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.05%〜約1.20%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.10%〜約1.15%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.00%〜約1.30%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.00%〜約1.35%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.00%〜約1.40%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.00%〜約1.45%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.00%〜約1.50%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.00%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.05%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.10%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.15%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.20%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.25%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.30%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.35%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.40%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.45%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.50%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、0.75%〜1.50%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、0.80%〜1.45%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、0.85%〜1.40%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、0.90%〜1.35%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、0.95%〜1.30%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、1.00%〜1.25%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、1.05%〜1.20%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、1.10%〜1.15%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、1.00%〜1.30%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、1.00%〜1.35%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、1.00%〜1.40%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、1.00%〜1.45%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、1.00%〜1.50%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.00%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.05%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.10%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.15%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.20%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.25%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.30%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.35%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.40%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.45%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.50%W/Vの量で存在する。
実施形態において、式IIの化合物は、約0.1%−10%W/V又は約0.1%−5%W/Vの量で存在する。幾つかの実施形態において、式IIの化合物は、約0.5%−3%W/V、約0.5%W/V未満、約1%W/V未満、約2%W/V未満、約3%W/V未満、約4%W/V未満、約5%W/V未満、又は約10%W/V未満の量で存在する。更なる又は付加的な実施形態において、式IIの化合物は、1%W/Vより多く、1.5%W/Vより多く、2%W/Vより多く、2.5%W/Vより多く、3%W/Vより多く、4%W/Vより多く、5%W/Vより多く、6%W/Vより多く、又は約10%W/Vより多くの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約0.75%〜約1.50%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約0.80%〜約1.45%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約0.85%〜約1.40%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約0.90%〜約1.35%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約0.95%〜約1.30%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約1.00%〜約1.25%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約1.05%〜約1.20%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約1.10%〜約1.15%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約1.00%〜約1.30%W/Vの量で存在する。
実施形態において、式IIの化合物は、約1.00%〜約1.35%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約1.00%〜約1.40%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約1.00%〜約1.45%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約1.00%〜約1.50%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約1.00%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約1.05%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約1.10%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約1.15%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約1.20%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約1.25%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約1.30%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約1.35%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約1.40%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約1.45%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約1.50%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、0.75%〜1.50%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、0.80%〜1.45%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、0.85%〜1.40%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、0.90%〜1.35%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、0.95%〜1.30%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、1.00%〜1.25%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、1.05%〜1.20%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、1.10%〜1.15%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、1.00%〜1.30%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、1.00%〜1.35%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、1.00%〜1.40%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、1.00%〜1.45%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、1.00%〜1.50%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約1.00%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約1.05%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約1.10%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約1.15%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約1.20%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約1.25%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約1.30%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約1.35%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約1.40%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約1.45%W/Vの量で存在する。実施形態において、式IIの化合物は、約1.50%W/Vの量で存在する。
実施形態において、式Iの化合物は、約0.1%−10%W/V又は約0.1%−5%W/Vの量で存在する。幾つかの実施形態において、式Iの化合物は、約0.5%−3%W/V、約0.5%W/V未満、約1%W/V未満、約2%W/V未満、約3%W/V未満、約4%W/V未満、約5%W/V未満、又は約10%W/V未満の量で存在する。更なる又は付加的な実施形態において、式Iの化合物は、1%W/Vより多く、1.5%W/Vより多く、2%W/Vより多く、2.5%W/Vより多く、3%W/Vより多く、4%W/Vより多く、5%W/Vより多く、6%W/Vより多く、又は約10%W/Vより多くの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約0.75%〜約1.50%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約0.80%〜約1.45%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約0.85%〜約1.40%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約0.90%〜約1.35%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約0.95%〜約1.30%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.00%〜約1.25%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.05%〜約1.20%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.10%〜約1.15%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.00%〜約1.30%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.00%〜約1.35%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.00%〜約1.40%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.00%〜約1.45%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.00%〜約1.50%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.00%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.05%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.10%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.15%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.20%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.25%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.30%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.35%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.40%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.45%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.50%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、0.75%〜1.50%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、0.80%〜1.45%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、0.85%〜1.40%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、0.90%〜1.35%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、0.95%〜1.30%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、1.00%〜1.25%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、1.05%〜1.20%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、1.10%〜1.15%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、1.00%〜1.30%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、1.00%〜1.35%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、1.00%〜1.40%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、1.00%〜1.45%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、1.00%〜1.50%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.00%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.05%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.10%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.15%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.20%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.25%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.30%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.35%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.40%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.45%W/Vの量で存在する。実施形態において、式Iの化合物は、約1.50%W/Vの量で存在する。
理論に縛られることは望ましくない一方、実施形態において、ポリドカノール、及び式I又は式IIの関連化合物は脂肪細胞を優先的に溶解しつつ、周囲の組織の大部分が影響を受けないようにする(例えば、溶解されない、或いは、脂肪細胞の溶解ほど溶解しない(例えば、溶解細胞のパーセンテージ、溶解細胞の数、組織又は細胞集団の溶解の程度))。従って、実施形態において、本明細書に記載される製剤は、脂肪組織、及びセルライトを含む脂肪細胞の、局所及び/又は皮下の蓄積の選択的な減少(例えば、隣接した脂肪を含まない細胞又は組織よりも大きな量での脂肪細胞又は組織の減少)をもたらす。幾つかの実施形態において、本明細書に記載される組成物は、蜂巣炎性(cellulitic)脂肪蓄積及び/又は脂肪腫を処置するのに有用である。
理論に縛られることは望ましくない一方、実施形態において、ポリドカノール、及び式I又は式IIの関連化合物は脂肪細胞を優先的に溶解しつつ、周囲の組織の大部分が影響を受けないようにする(例えば、溶解されない、或いは、脂肪細胞の溶解ほど溶解しない(例えば、溶解細胞のパーセンテージ、溶解細胞の数、組織又は細胞集団の溶解の程度))。従って、幾つかの実施形態において、本明細書に記載される製剤は、ポリドカノール、又は式I又は式IIのポリドカノール様化合物の投与による、脂肪組織、及びセルライトを含む脂肪細胞の、局所及び/又は皮下の蓄積の選択的な減少(例えば、隣接した脂肪を含まない細胞又は組織よりも大きな量での脂肪細胞又は組織の減少)をもたらす。幾つかの実施形態において、本明細書に記載される組成物は、蜂巣炎性脂肪蓄積及び/又は脂肪腫を処置するのに有用である。
特定の実施形態において、下記の1つ以上を提供する式I又は式IIの化合物(例えばポリドカノール)を含む製剤又は組成物が提供される:(a)約5ミリモル未満の臨界ミセル濃度(「CMC」);(b)約10〜約15のHLB値;及び(c)非イオン性。幾つかの実施形態において、このような製剤は、脂肪組織、腹部脂肪蓄積、局所肥満、頤下脂肪過多、及び眼球突出症(例えば、甲状腺眼疾患による)を接触させるために、及び/又は、1以上の脂肪細胞を乳化、壊死、溶解、又は破壊する一方で、特定の状況において周囲の組織の大部分が影響を受けないようにする(例えば、溶解されない、或いは、脂肪細胞の溶解ほど溶解しない(例えば、溶解細胞のパーセンテージ、溶解細胞の数、組織又は細胞集団の溶解の程度))ために、使用される。特定の実施形態において、化合物はポリドカノールである。
実施形態において、ポリドカノールは、約0.1%−10%W/V又は約0.1%−5%W/Vの量で存在する。幾つかの実施形態において、ポリドカノールは、約0.5%−3%W/V、約0.5%W/V未満、約1%W/V未満、約2%W/V未満、約3%W/V未満、約4%W/V未満、約5%W/V未満、又は約10%W/V未満の量で存在する。更なる又は付加的な実施形態において、ポリドカノールは、1%W/Vより多く、1.5%W/Vより多く、2%W/Vより多く、2.5%W/Vより多く、3%W/Vより多く、4%W/Vより多く、5%W/Vより多く、6%W/Vより多く、又は約10%W/Vより多くの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約0.75%〜約1.50%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約0.80%〜約1.45%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約0.85%〜約1.40%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約0.90%〜約1.35%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約0.95%〜約1.30%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.00%〜約1.25%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.05%〜約1.20%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.10%〜約1.15%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.00%〜約1.30%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.00%〜約1.35%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.00%〜約1.40%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.00%〜約1.45%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.00%〜約1.50%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.00%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.05%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.10%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.15%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.20%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.25%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.30%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.35%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.40%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.45%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.50%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、0.75%〜1.50%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、0.80%〜1.45%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、0.85%〜1.40%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、0.90%〜1.35%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、0.95%〜1.30%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、1.00%〜1.25%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、1.05%〜1.20%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、1.10%〜1.15%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、1.00%〜1.30%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、1.00%〜1.35%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、1.00%〜1.40%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、1.00%〜1.45%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、1.00%〜1.50%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.00%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.05%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.10%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.15%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.20%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.25%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.30%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.35%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.40%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.45%W/Vの量で存在する。実施形態において、ポリドカノールは、約1.50%W/Vの量で存在する。
<臨界ミセル濃度(「CMC」)>
幾つかの実施形態において、5ミリモル未満、約4ミリモル未満、約3ミリモル未満、約2ミリモル未満、約1ミリモル未満、約0.9ミリモル未満、約0.7ミリモル未満、約0.5ミリモル未満、又は約0.1ミリモル未満の臨界ミセル濃度(「CMC」)をもたらす、式I又は式IIの化合物(例えばポリドカノール)を含む製剤が提供される。幾つかの実施形態において、CMCは約0.01〜約10ミリモルである。幾つかの実施形態において、CMCは0.5〜約1.0である。更なる又は付加的な実施形態において、CMCは0.7〜0.8である。幾つかの実施形態において、脂肪組織、腹部脂肪蓄積、局所肥満、頤下脂肪過多、及び眼球突出症(例えば、甲状腺眼疾患による)を接触させるために、及び/又は、1以上の脂肪細胞を乳化、壊死、溶解、又は破壊する一方で、特定の状況において周囲の組織の大部分が影響を受けないようにする(例えば、溶解されない、或いは、脂肪細胞の溶解ほど溶解しない(例えば、溶解細胞のパーセンテージ、溶解細胞の数、組織又は細胞集団の溶解の程度))ために使用される製剤が、提供される。特定の実施形態において、化合物はポリドカノールである。幾つかの実施形態において、本明細書で提供される製剤は、皮下の脂肪過多組織を含む組織への投与後にミセルを形成する。
<親水親油バランス値(「HLB」)>
幾つかの実施形態において、約10〜15のHLB値を持つ式I又は式IIのポリドカノール(例えばポリドカノール)を含む製剤が提供される。長さ又は飽和度を増大又は減少させるような、式I又はIIの化合物の疎水性炭化水素アルキルのテールの性質を変化させることで、HLBが影響を受ける場合がある。式I又はIIの化合物の親水性の頭部(例えばポリエーテル)の長さも、HLBに影響を及ぼしかねない。例えば、あまりにも多くのポリエーテルにより、化合物は過度に水溶性になり且つイオン性清浄剤のように作用し、健康な組織(例えば、隣接した、周囲の、脂肪を含まない組織)に対して有害反応を持ってしまう場合もある。他方、ポリエーテルグループが少なすぎると、化合物は水溶液中で可溶性又は不混和性でなくなり(例えば結晶化、凝集)、製剤及び製造の複雑化(例えば、不均一な製剤)を引き起こし、続いて有効性を減少させた(例えば、領域にわたる不均一な脂肪の減少、又は領域にわたる脂肪細胞の減少、脂肪減少の不均一性(patchiness))。故に、本明細書に記載されるような式I及びIIの化合物の開示されたn値が望ましい。
幾つかの実施形態において、約11−14、約12−13、約12.5−13.5、約11、約12、約13、約14、又は約15のHLB値を持つ、式I又は式IIの化合物(例えばポリドカノール)を含む製剤が提供される。幾つかの実施形態において、このような製剤は、脂肪組織、腹部脂肪蓄積、局所肥満、頤下脂肪過多、及び眼球突出症(例えば、甲状腺眼疾患による)を接触させるために、及び/又は、1以上の脂肪細胞を乳化、壊死、溶解、又は破壊する一方で、特定の適用において周囲の組織の大部分が影響を受けないようにする(例えば、溶解されない、或いは、脂肪細胞の溶解ほど溶解しない(例えば、溶解細胞のパーセンテージ、溶解細胞の数、組織又は細胞集団の溶解の程度))ために、使用される。特定の実施形態において、化合物はポリドカノールである。
上記のように、ポリドカノールはC12アルキルエトキシレート同族体の混合物でもよい。実施形態において、混合物の約10%〜約90%が約10〜約15のHLBを有している。実施形態において、混合物の約20%〜約80%が約10〜約15のHLBを有している。実施形態において、混合物の約30%〜約70%が約10〜約15のHLBを有している。実施形態において、混合物の約40%〜約60%が約10〜約15のHLBを有している。実施形態において、混合物の約50%が約10〜約15のHLBを有している。実施形態において、混合物の約10%〜約20%が約10〜約15のHLBを有している。実施形態において、混合物の約15%が約10〜約15のHLBを有している。実施形態において、混合物の約5%〜約20%が約10より下のHLBを有している。実施形態において、混合物の約10%〜約20%が10より下のHLBを有している。実施形態において、混合物の約10%が、約10より下のHLBを有している。実施形態において、混合物の約20%が、約10より下のHLBを有している。実施形態において、混合物の約20%が、約10より下のHLBを有している。実施形態において、混合物の約1%〜約20%が約10より上のHLBを有している。実施形態において、混合物の約1%〜約15%が10より上のHLBを有している。実施形態において、混合物の約1%〜約10%が約10より上のHLBを有している。実施形態において、混合物の約1%〜約5%が約10より上のHLBを有している。実施形態において、混合物の約10%が、約10より上のHLBを有している。
上記のように、ポリドカノールはC12アルキルエトキシレート同族体の混合物でもよい。実施形態において、混合物の10%〜90%が、10〜15のHLBを有している。実施形態において、混合物の20%〜80%が、10〜15のHLBを有している。実施形態において、混合物の30%〜70%が、10〜15のHLBを有している。実施形態において、混合物の40%〜60%が、10〜15のHLBを有している。実施形態において、混合物の50%が、10〜15のHLBを有している。実施形態において、混合物の10%〜20%が、10〜15のHLBを有している。実施形態において、混合物の15%が、10〜15のHLBを有している。実施形態において、混合物の5%〜20%が、10より下のHLBを有している。実施形態において、混合物の10%〜20%が、10より下のHLBを有している。実施形態において、混合物の10%が、10より下のHLBを有している。実施形態において、混合物の20%が、10より下のHLBを有している。実施形態において、混合物の20%が、10より下のHLBを有している。実施形態において、混合物の1%〜20%が、10より上のHLBを有している。実施形態において、混合物の1%〜15%が、10より上のHLBを有している。実施形態において、混合物の1%〜10%が、10より上のHLBを有している。実施形態において、混合物の1%〜5%が、10より上のHLBを有している。実施形態において、混合物の10%が、10より上のHLBを有している。
<ヒトへの投与のための非イオン性化合物/安全性のプロファイル>
幾つかの実施形態において、製剤は、非イオン性である式I又は式IIの化合物を含む。そのような化合物は、投与後、より優れた安全性及び耐性のプロファイルへと通じる、タンパク質を含む非標的組織を変性させる傾向がない。加えて、このような化合物は、注射の痛みを改善するとともに耐性を改善することが可能な、天然麻酔の特性を持つ。幾つかの実施形態において、非イオン性の清浄剤を含むこのような製剤は、脂肪組織、腹部脂肪蓄積、局所肥満、頤下脂肪過多、及び眼球突出症(例えば、甲状腺眼疾患による)を接触させるために、及び/又は、1以上の脂肪細胞を乳化、壊死、溶解、又は破壊する一方で、特異的な適用において周囲の組織の大部分が影響を受けないようにする(例えば、溶解されない、或いは、脂肪細胞の溶解ほど溶解しない(例えば、溶解細胞のパーセンテージ、溶解細胞の数、組織又は細胞集団の溶解の程度))ために、使用される。特定の実施形態において、化合物はポリドカノールである。
例示的実施形態において、製剤は、約0.1mg〜約100mg(例えば、約0.5mg、0.7mg、1mg、1.5mg、2.0mg、2.5mg、3mg、3.5mg、4mg、4.5mg、5mg、5.5mg、6mg、6.5mg、7mg、8mg、9mg、10mg、15mg、20mg、25mg、50mg、75mg、又は100mg、或いは約0.1mg〜約100mgの他の量)の、ポリドカノールなどの式I又は式IIの化合物を含む。製剤中の活性成分の量は、処方された投与の期間(ほぼ毎日、約3日〜約12か月ごと、例えば、4日、5日、7日、10日、1か月、45日、2か月、3か月、6か月、8か月、9か月、又はほぼ毎日〜12か月の他の放出期間)に依存する。
例示的実施形態において、製剤は、0.1mg〜100mg(例えば、0.5mg、0.7mg、1mg、1.5mg、2.0mg、2.5mg、3mg、3.5mg、4mg、4.5mg、5mg、5.5mg、6mg、6.5mg、7mg、8mg、9mg、10mg、15mg、20mg、25mg、50mg、75mg、又は100mg、或いは0.1mg〜100mgの他の量)の、ポリドカノールなどの式I又は式IIの化合物を含む。製剤中の活性成分の量は、処方された投与の期間(毎日、3日〜12か月ごと、例えば、4日、5日、7日、10日、1か月、45日、2か月、3か月、6か月、8か月、9か月、又は毎日〜12か月の他の放出期間)に依存する。製剤中の活性成分の量は、総体的に単回処置(例えば、被験体へ一度に合計1回の投与を行う)である、個々の投与(例えば、領域にわたって広がる注射)の数に依存する。
<共溶媒及び添加剤>
本明細書には、中でも、ポリドカノールを注入された時に、プロピレングリコールなどC3−C6アルコールは非刺激性であることが発見されている。故に、実施形態において、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールは、(例えば非刺激的な量で)本明細書に記載されるポリドカノール組成物において共溶媒として投与される。
本明細書には更に、共溶媒としてのプロピレングリコールなどのC3−C6アルコールの使用は、共溶媒(例えばプロピレングリコール)が無い場合と比べて、不均一且つ不完全な脂肪組織壊死の量の減少をもたらすことが見出されている。故に、実施形態において、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールは、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールが無い場合と比べて、不均一且つ不完全な脂肪組織壊死の量を減少させるのに有効な量で(例えば、ポリドカノールなどの活性成分を含む組成物において)提供される。
本明細書には更に、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールは、共溶媒(例えばプロピレングリコール)が無い場合と比べて、被験体への注射後に、ポリドカノールが凝固又は結晶化する傾向性を減少させる場合があることが見出されている。実施形態において、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールは、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールが無い場合と比べて、被験体におけるポリドカノールの血漿化又は固形化の量を減少させるのに有効な量で(例えば、ポリドカノールなどの活性成分を含む組成物において)提供される。
本明細書には更に、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールは、本明細書で提供されるポリドカノール組成物の発泡形成を減少させ、及び/又は、本明細書で提供されるポリドカノール組成物の安定性を増大させる場合があることが見出されている。実施形態において、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールは、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールが無い場合と比べてポリドカノール組成物中の発泡形成の量を減少させるのに有効な量で提供される。実施形態において、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールは、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールが無い場合と比べてポリドカノール組成物の安定性を増大させるのに有効な量で提供される。
実施形態において、2.5%のプロピレングリコールなどのC3−C6アルコールが、(例えば、ポリドカノールなどの活性成分を含む組成物において)提供される。
本明細書にはまた、約600osmより大きなオスモル濃度を持つポリドカノール組成物が提供される。実施形態において、ポリドカノール組成物は、リン酸バッファーなどのバッファーを含んでもよい。リン酸バッファーは、ポリドカノール組成物内で1%(w/w)の濃度で提供されてもよい(例えば、下記の表2−6を参照)。組成物は更に、(例えば、約2.5%又は5%の濃縮で)プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールを含み得る。実施形態において、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールの量は約2.5%であり、ポリドカノールの量は約2.0%以下であり、ここで、組成物は等張性である(例えば、600osmより上)。C3−C6アルコールを含有する、本明細書で提供される実施形態において、C3−C6アルコールはグリセリンでもよい。
本明細書には、中でも、式IIの化合物を注入された時に、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールは非刺激性であることが発見されている。故に、実施形態において、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールは、(例えば非刺激的な量で)本明細書に記載される式IIの化合物の組成物において共溶媒として投与される。本明細書には更に、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールの使用は、共溶媒(例えばプロピレングリコール)が無い場合と比べて、不均一且つ不完全な脂肪組織壊死の量の減少をもたらすことが見出されている。故に、実施形態において、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールは、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールが無い場合と比べて、不均一且つ不完全な脂肪組織壊死の量を減少させるのに有効な量で(例えば、式IIの化合物などの活性成分を含む組成物において)提供される。本明細書には更に、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールは、共溶媒(例えばプロピレングリコール)が無い場合と比べて、被験体への注射後に、式IIの化合物が凝固又は結晶化する傾向性を減少させる場合があることが見出されている。実施形態において、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールは、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールが無い場合と比べて、被験体における式IIの化合物の血漿化又は固形化の量を減少させるのに有効な量で(例えば、式IIの化合物などの活性成分を含む組成物において)提供される。本明細書には更に、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールは、本明細書で提供される式IIの化合物の組成物の発泡形成を減少させ、及び/又は、本明細書で提供される式IIの化合物の組成物の安定性を増大させる場合があることが見出されている。実施形態において、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールは、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールが無い場合と比べて式IIの化合物の組成物中の発泡形成の量を減少させるのに有効な量で提供される。実施形態において、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールは、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールが無い場合と比べて式IIの化合物の組成物の安定性を増大させるのに有効な量で提供される。実施形態において、2.5%のプロピレングリコールなどのC3−C6アルコールが、(例えば、式IIの化合物などの活性成分を含む組成物において)提供される。
本明細書にはまた、約600osmより大きなオスモル濃度を持つ式IIの化合物の組成物が提供される。実施形態において、式IIの化合物の組成物は、リン酸バッファーなどのバッファーを含んでもよい。リン酸バッファーは、ポリドカノール組成物内で1%(w/w)の濃度で提供されてもよい(例えば、下記の表2−6を参照)。組成物は更に、(例えば、約2.5%又は5%の濃縮で)プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールを含み得る。実施形態において、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールの量は約2.5%であり、式IIの化合物の量は約2.0%以下であり、ここで、組成物は等張性である(例えば、600osmより上)。実施形態において、C3−C6アルコールはグリセリンである。
本明細書には、式Iの化合物を注入された時に、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールは非刺激性であることが発見されている。故に、実施形態において、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールは、(例えば非刺激的な量で)本明細書に記載される式Iの化合物の組成物において共溶媒として投与される。本明細書には更に、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールの使用は、共溶媒(例えばプロピレングリコール)が無い場合と比べて、不均一且つ不完全な脂肪組織壊死の量の減少をもたらすことが見出されている。故に、実施形態において、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールは、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールが無い場合と比べて、不均一且つ不完全な脂肪組織壊死の量を減少させるのに有効な量で(例えば、式Iの化合物などの活性成分を含む組成物において)提供される。本明細書には更に、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールは、共溶媒(例えばプロピレングリコール)が無い場合と比べて、被験体への注射後に、式Iの化合物が凝固又は結晶化する傾向性を減少させる場合があることが見出されている。実施形態において、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールは、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールが無い場合と比べて、被験体における式Iの化合物の血漿化又は固形化の量を減少させるのに有効な量で(例えば、式Iの化合物などの活性成分を含む組成物において)提供される。本明細書には更に、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールは、本明細書で提供される式Iの化合物の組成物の発泡形成を減少させ、及び/又は、本明細書で提供される式Iの化合物の組成物の安定性を増大させる場合があることが見出されている。実施形態において、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールは、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールが無い場合と比べて式Iの化合物の組成物中の発泡形成の量を減少させるのに有効な量で提供される。実施形態において、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールは、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールが無い場合と比べて式Iの化合物の組成物の安定性を増大させるのに有効な量で提供される。実施形態において、2.5%のプロピレングリコールなどのC3−C6アルコールが、(例えば、式Iの化合物などの活性成分を含む組成物において)提供される。本明細書にはまた、約600osmより大きなオスモル濃度を持つ式Iの化合物の組成物が提供される。実施形態において、式Iの化合物の組成物は、リン酸バッファーなどのバッファーを含んでもよい。リン酸バッファーは、ポリドカノール組成物などのC3−C6アルコール内で1%(w/w)の濃度で提供されてもよい(例えば、下記の表2−6を参照)。組成物は更に、(例えば、約2.5%又は5%の濃縮で)プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールを含み得る。実施形態において、プロピレングリコールなどのC3−C6アルコールの量は約2.5%であり、式Iの化合物の量は約2.0%以下であり、ここで、組成物は等張性である(例えば、600osmより上)。実施形態において、C3−C6アルコールはグリセリンである。
<製剤担体>
特定の実施形態において、液体担体は、親油性液体担体である。特定の実施形態において、液体担体は水性である。実施形態において、本明細書に記載される式I又はIIの化合物(例えばポリドカノール)を含む製剤は、以下の1つ以上から選択された、局所的な脂肪部位において皮下脂肪の層への化合物、又はその塩或いは他の適切な形態の分散を可能にする:頤下領域、腹部領域、腰、尻、外側臀部、大腿、眼窩周囲領域、眼窩内領域、及び筋肉内領域、並びにそれらの組み合わせ。
特定の実施形態において、局所的な脂肪組織、局所肥満、又は局所的な脂肪蓄積を処置するための製剤が提供される。特定の実施形態において、製剤は、有効な量の式I又は式IIの少なくとも1つの化合物(例えばポリドカノール)、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩及び他の適切な形態;及び液体担体を含み;ここで、式I又は式IIの化合物(例えばポリドカノール)、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態、及び液体担体は、必要とする個体の皮下脂肪の層への注射のために処方される。特定の実施形態において、式IIの化合物はポリドカノールである。幾つかの実施形態において、製剤は、約0℃から約50℃までの温度で少なくとも6か月の期間にわたり安定している。特定の実施形態において、本明細書に記載される製剤が提供され、ここで式I又はIIの化合物は、ヒトへの投与のために塩又は他の適切な形態として提供される。
特定の実施形態において、製剤が提供され、ここで、ポリドカノールなどの式I又は式IIの化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態は、約20%重量/容量(W/V)以下の量で存在する。特定の実施形態において、ポリドカノールなどの式I又は式IIの化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態は、約0.1%W/V以上〜約10%W/V以下の量で存在する。別の実施形態において、ポリドカノールなどの化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態は、約0.2%W/V以上〜約8%W/V以下の量で存在する。また、本明細書に記載される製剤の実施形態も提供され、ここで、ポリドカノールなどの式I又は式IIの化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態は、約0.3%W/V以上〜約6%W/V以下の量で存在する。実施形態において、ポリドカノールなどの化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態は、約0.4%W/V以上〜約4%W/V以下の量で存在する。幾つかの実施形態において、ポリドカノールなどの式I又は式IIの化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態は、約0.5%W/V以上〜約3%W/V以下の量で存在する。本明細書に記載される製剤の更なる実施形態において、式I又は式IIの化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態は、約3%W/Vに等しい量で存在する。一実施形態において、式I又は式IIの化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態は、約0.5%W/Vに等しい量で存在する。また、式I又は式IIの化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態が、約1%W/Vに等しい量で存在する製剤も提供される。特定の実施形態において、式IIの化合物はポリドカノール又はポリドカノール様化合物である。
特定の実施形態において、ポリドカノール、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態は、約10%重量/容量(W/V)以下の量で存在する。特定の実施形態において、ポリドカノール、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態は、約0.1%W/V以上〜約10%W/V以下の量で存在する。他の幾つかの実施形態において、ポリドカノール、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態は、約0.2%W/V以上〜約8%W/V以下の量で存在する。特定の実施形態において、ポリドカノール、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態は、約0.3%W/V以上〜約6%W/V以下の量で存在する。他の幾つかの実施形態において、ポリドカノール、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態は、約0.4%W/V以上〜約4%W/V以下の量で存在する。選択された実施形態において、ポリドカノール、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態は、約0.5%W/V以上〜約3%W/V以下の量で存在する。他の幾つかの実施形態において、ポリドカノール、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態は、約3%W/Vに等しい量で存在する。特定の更なる実施形態において、ポリドカノール、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態は、約0.5%W/Vに等しい量で存在する。他の幾つかの実施形態において、ポリドカノール、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態は、約1%W/Vに等しい量で存在する。
特定の実施形態において、式I又は式IIの化合物(例えばポリドカノール)、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、約20%重量/容量(W/V)以下の量で存在する。実施形態において、化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、約0.1%W/V〜約10%W/Vである。実施形態において、化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、約0.2%W/V〜約8%W/Vである。実施形態において、化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、約0.3%W/V〜約6%W/Vである。実施形態において、化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、約0.4%W/V〜約4%W/Vである。実施形態において、化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、約0.5%W/V〜約3%W/Vである。実施形態において、化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、約3%W/Vである。実施形態において、化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、約0.5%W/Vである。実施形態において、化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、約1%W/Vである。特定の実施形態において、化合物は、ポリドカノール又はポリドカノール様化合物である。
特定の実施形態において、ポリドカノール、或いは薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、約10%重量/容量(W/V)未満である。特定の実施形態において、ポリドカノール、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、約0.1%W/V〜約10%W/Vである。特定の実施形態において、ポリドカノール、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、約0.2%W/V〜約8%W/Vである。特定の実施形態において、ポリドカノール、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、約0.3%W/V〜約6%W/Vである。特定の実施形態において、ポリドカノール、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、約0.4%W/V〜約4%W/Vである。特定の実施形態において、ポリドカノール、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、約0.5%W/V〜約3%W/Vである。特定の実施形態において、ポリドカノール、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、約3%W/Vである。特定の実施形態において、ポリドカノール、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、約0.5%W/Vである。特定の実施形態において、ポリドカノール、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、約1%W/Vである。
特定の実施形態において、式I又は式IIの化合物(例えばポリドカノール)、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、20%重量/容量(W/V)以下の量で存在する。実施形態において、化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、0.1%W/V〜10%W/Vである。実施形態において、化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、0.2%W/V〜8%W/Vである。実施形態において、化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、0.3%W/V〜6%W/Vである。実施形態において、化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、0.4%W/V〜4%W/Vである。実施形態において、化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、0.5%W/V〜3%W/Vである。実施形態において、化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、3%W/Vである。実施形態において、化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、0.5%W/Vである。実施形態において、化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、1%W/Vである。特定の実施形態において、化合物は、ポリドカノール又はポリドカノール様化合物である。特定の実施形態において、ポリドカノール、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、10%重量/容量(W/V)未満である。特定の実施形態において、ポリドカノール、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、0.1%W/V〜10%W/Vである。特定の実施形態において、ポリドカノール、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、0.2%W/V〜8%W/Vである。特定の実施形態において、ポリドカノール、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、0.3%W/V〜6%W/Vである。特定の実施形態において、ポリドカノール、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、0.4%W/V〜4%W/Vである。特定の実施形態において、ポリドカノール、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、0.5%W/V〜3%W/Vである。特定の実施形態において、ポリドカノール、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、3%W/Vである。特定の実施形態において、ポリドカノール、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、0.5%W/Vである。特定の実施形態において、ポリドカノール、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩は、1%W/Vである。
本明細書には、ヒトの脂肪組織の減少及び乳化に関連した安全性及び耐性が、有効な量(例えば、治療上又は外見上有効な量)のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約0.5%〜約10%のアルコールを含む製剤により改善されるという判定が、記載される。また、2.0%未満のポリドカノール(例えば、約0.1%〜約1.5%、約0.5%〜約1.25%、又は約1%未満)を含む製剤に関する利点も確認される。本明細書には、ヒトの脂肪組織の減少及び乳化に関連した安全性及び耐性が、有効な量(例えば、治療上又は外見上有効な量)のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ0.5%〜10%のアルコールを含む製剤により改善されるという判定が、記載される。また、2.0%未満のポリドカノール(例えば、0.1%〜1.5%、0.5%〜1.25%、又は1%未満)を含む製剤に関する利点も確認される。また、14日ごとに多くとも1回の(例えば、多くとも28日(例えば、ほぼ毎月の投与))、本明細書に記載されるポリドカノール製剤の投与に関する利点も確認される。
幾つかの実施形態において、本明細書には、有効な量(例えば、治療上又は外見上有効な量)のポリドカノール、及び約0.5%W/V〜約10%W/Vのプロピレングリコールを含む製剤が記載される。幾つかの実施形態において、本明細書には、有効な量のポリドカノール、及び約0.5%W/V〜約10%W/Vの量のグリセリンを含む製剤が記載される。プロピレングリコールとグリセリンは、小さくて水溶性のヒドロキシル化有機分子であり、これはポリドカノールと共に使用した時に製剤の安定性と安全性を確保する。プロピレングリコール及びグリセリンは共に、ほぼ無毒且つ非刺激性であり、皮下注射に適している。幾つかの実施形態において、製剤は、有効な量(例えば、治療上又は外見上有効な量)のポリドカノール、及び0.5%、1.0%、1.5%、2.0%、2.5%、3.0%、3.5%、4.0%、4.5%、5.0%、5.5%、6.0%、6.5%、7.0%、7.5%、8.0%、8.5%、9.0%、9.5%、又は10%W/Vのプロピレングリコールを含み、エタノール又はエーテルはその中に含有されていない。幾つかの実施形態において、製剤は、有効な量(例えば、治療上又は外見上有効な量)のポリドカノール、及び0.5%、1.0%、1.5%、2.0%、2.5%、3.0%、3.5%、4.0%、4.5%、5.0%、5.5%、6.0%、6.5%、7.0%、7.5%、8.0%、8.5%、9.0%、9.5%、又は10%W/Vのグリセリンを含み、エタノール又はエーテルはその中に含有されていない。幾つかの実施形態において、製剤は、有効な量(例えば、治療上又は外見上有効な量)のポリドカノール、及び約0.5%W/V〜約10%W/Vのプロピレングリコールを含み、脂肪族ポリエーテルはその中に含まれていない。幾つかの実施形態において、製剤は、有効な量(例えば、治療上又は外見上有効な量)のポリドカノール、及び約0.5%W/V〜約10%W/Vのグリセリンを含み、脂肪族ポリエーテルはその中に含まれていない。幾つかの実施形態において、製剤は、有効な量(例えば、治療上又は外見上有効な量)のポリドカノール、及び約0.5%W/V〜約10%W/Vのプロピレングリコールを含み、ポリエチレングリコールはその中に含まれていない。幾つかの実施形態において、製剤は、有効な量(例えば、治療上又は外見上有効な量)のポリドカノール、及び約0.5%W/V〜約10%W/Vのグリセリンを含み、ポリエチレングリコールはその中に含まれていない。幾つかの実施形態において、製剤は、有効な量(例えば、治療上又は外見上有効な量)のポリドカノール、及び約0.5%W/V〜約10%W/Vのプロピレングリコールを含み、ポロクサマーはその中に含まれていない。幾つかの実施形態において、製剤は、有効な量(例えば、治療上又は外見上有効な量)のポリドカノール、及び約0.5%W/V〜約10%W/Vのグリセリンを含み、ポロクサマーはその中に含まれていない。幾つかの実施形態において、製剤は皮下注射のために処方される。幾つかの実施形態において、製剤は、必要とするヒトの頤下領域への注射のためのものである。幾つかの実施形態において、製剤は脂肪パッドへの注射のためのものである。
幾つかの実施形態において、製剤は、有効な量(例えば、治療上又は外見上有効な量)のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含む。
幾つかの実施形態において、製剤は、有効な量(例えば、治療上又は外見上有効な量)のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約5.0%W/Vのアルコールを含む。幾つかの実施形態において、製剤は、1.0%W/Vより多くの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含む。幾つかの実施形態において、製剤は、1.0%W/Vより多くの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約5.0%W/Vのアルコールを含む。幾つかの実施形態において、製剤は、1.0%W/Vより多くの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含み、ポリエチレングリコールはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、1.0%W/Vより多くの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含み、エタノール又はエーテルはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、1.0%W/Vより多くの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含み、脂肪族ポリエーテルはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、1.0%W/Vより多くの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含み、ポロクサマーはその中に含まれない。
実施形態において、製剤は、約0.1%W/V〜約20.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含む。実施形態において、製剤は、約0.1%W/V〜約20.0%W/Vより多くの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約5.0%W/Vのアルコールを含む。幾つかの実施形態において、製剤は、約0.1%W/V〜約20.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含み、ポリエチレングリコールはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、約0.1%W/V〜約20.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含み、エタノール又はエーテルはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、約0.1%W/V〜約20.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含み、脂肪族ポリエーテルはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、約0.1%W/V〜約20.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含み、ポロクサマーはその中に含まれない。
幾つかの実施形態において、製剤は、約0.5%W/V〜約10.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含む。幾つかの実施形態において、製剤は、約0.5%W/V〜約10.0%W/Vより多くの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約5.0%W/Vのアルコールを含む。幾つかの実施形態において、製剤は、約0.5%W/V〜約10.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含み、ポリエチレングリコールはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、約0.5%W/V〜約10.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含み、エタノール又はエーテルはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、約0.5%W/V〜約10.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含み、脂肪族ポリエーテルはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、約0.5%W/V〜約10.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含み、ポロクサマーはその中に含まれない。
幾つかの実施形態において、製剤は、約0.5%W/V〜約2.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含む。幾つかの実施形態において、製剤は、約0.5%W/V〜約2.0%W/Vより多くの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約5.0%W/Vのアルコールを含む。幾つかの実施形態において、製剤は、約0.5%W/V〜約2.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含み、ポリエチレングリコールはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、約0.5%W/V〜約2.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含み、エタノール又はエーテルはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、約0.5%W/V〜約2.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含み、脂肪族ポリエーテルはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、約0.5%W/V〜約2.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含み、ポロクサマーはその中に含まれない。
幾つかの実施形態において、製剤は、約0.5%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含む。幾つかの実施形態において、製剤は、約0.5%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約5.0%W/Vのアルコールを含む。幾つかの実施形態において、製剤は、約0.5%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含み、ポリエチレングリコールはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、約0.5%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含み、エタノール又はエーテルはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、約0.5%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含み、脂肪族ポリエーテルはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、約0.5%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含み、ポロクサマーはその中に含まれない。
幾つかの実施形態において、製剤は、約1.25%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含む。幾つかの実施形態において、製剤は、約1.25%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約5.0%W/Vのアルコールを含む。幾つかの実施形態において、製剤は、約1.25%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含み、ポリエチレングリコールはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、約1.25%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含み、エタノール又はエーテルはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、約1.25%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含み、脂肪族ポリエーテルはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、約1.25%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含み、ポロクサマーはその中に含まれない。
幾つかの実施形態において、製剤は、約2.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含む。幾つかの実施形態において、製剤は、約2.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約5.0%W/Vのアルコールを含む。幾つかの実施形態において、製剤は、約2.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含み、ポリエチレングリコールはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、約2.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含み、エタノール又はエーテルはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、約2.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含み、脂肪族ポリエーテルはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、約2.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ約1.0%W/V〜約5.0%W/Vのアルコールを含み、ポロクサマーはその中に含まれない。
幾つかの実施形態において、本明細書には、有効な量(例えば、治療上又は外見上有効な量)のポリドカノール、及び0.5%W/V〜10%W/Vのプロピレングリコールを含む製剤が記載される。幾つかの実施形態において、本明細書には、有効な量のポリドカノール、及び0.5%W/V〜10%W/Vの量のグリセリンを含む製剤が記載される。プロピレングリコールとグリセリンは、小さくて水溶性のヒドロキシル化有機分子であり、これはポリドカノールと共に使用した時に製剤の安定性と安全性を確保する。プロピレングリコール及びグリセリンは共に、ほぼ無毒且つ非刺激性であり、皮下注射に適している
幾つかの実施形態において、製剤は、有効な量(例えば、治療上又は外見上有効な量)のポリドカノール、及び0.5%、1.0%、1.5%、2.0%、2.5%、3.0%、3.5%、4.0%、4.5%、5.0%、5.5%、6.0%、6.5%、7.0%、7.5%、8.0%、8.5%、9.0%、9.5%、又は10%W/Vのプロピレングリコールを含み、エタノール又はエーテルはその中に含有されていない。幾つかの実施形態において、製剤は、有効な量(例えば、治療上又は外見上有効な量)のポリドカノール、及び0.5%、1.0%、1.5%、2.0%、2.5%、3.0%、3.5%、4.0%、4.5%、5.0%、5.5%、6.0%、6.5%、7.0%、7.5%、8.0%、8.5%、9.0%、9.5%、又は10%W/Vのグリセリンを含み、エタノール又はエーテルはその中に含有されていない。幾つかの実施形態において、製剤は、有効な量(例えば、治療上又は外見上有効な量)のポリドカノール、及び0.5%W/V〜10%W/Vのプロピレングリコールを含み、脂肪族ポリエーテルはその中に含まれていない。幾つかの実施形態において、製剤は、有効な量(例えば、治療上又は外見上有効な量)のポリドカノール、及び0.5%W/V〜10%W/Vのグリセリンを含み、脂肪族ポリエーテルはその中に含まれていない。幾つかの実施形態において、製剤は、有効な量(例えば、治療上又は外見上有効な量)のポリドカノール、及び0.5%W/V〜10%W/Vのプロピレングリコールを含み、ポリエチレングリコールはその中に含まれていない。幾つかの実施形態において、製剤は、有効な量(例えば、治療上又は外見上有効な量)のポリドカノール、及び0.5%W/V〜10%W/Vのグリセリンを含み、ポリエチレングリコールはその中に含まれていない。幾つかの実施形態において、製剤は、有効な量(例えば、治療上又は外見上有効な量)のポリドカノール、及び0.5%W/V〜10%W/Vのプロピレングリコールを含み、ポロクサマーはその中に含まれていない。幾つかの実施形態において、製剤は、有効な量(例えば、治療上又は外見上有効な量)のポリドカノール、及び0.5%W/V〜10%W/Vのグリセリンを含み、ポロクサマーはその中に含まれていない。幾つかの実施形態において、製剤は皮下注射のために処方される。幾つかの実施形態において、製剤は、必要とするヒトの頤下領域への注射のためのものである。幾つかの実施形態において、製剤は脂肪パッドへの注射のためのものである。
幾つかの実施形態において、製剤は、有効な量(例えば、治療上又は外見上有効な量)のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含む。幾つかの実施形態において、製剤は、有効な量(例えば、治療上又は外見上有効な量)のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ5.0%W/Vのアルコールを含む。幾つかの実施形態において、製剤は、1.0%W/Vより多くの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含む。幾つかの実施形態において、製剤は、1.0%W/Vより多くの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ5.0%W/Vのアルコールを含む。幾つかの実施形態において、製剤は、1.0%W/Vより多くの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含み、ポリエチレングリコールはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、1.0%W/Vより多くの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含み、エタノール又はエーテルはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、1.0%W/Vより多くの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含み、脂肪族ポリエーテルはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、1.0%W/Vより多くの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含み、ポロクサマーはその中に含まれない。
実施形態において、製剤は、0.1%W/V〜20.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含む。実施形態において、製剤は、0.1%W/V〜20.0%W/Vより多くの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ5.0%W/Vのアルコールを含む。幾つかの実施形態において、製剤は、0.1%W/V〜20.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含み、ポリエチレングリコールはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、0.1%W/V〜20.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含み、エタノール又はエーテルはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、0.1%W/V〜20.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含み、脂肪族ポリエーテルはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、0.1%W/V〜20.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含み、ポロクサマーはその中に含まれない。
幾つかの実施形態において、製剤は、0.5%W/V〜10.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含む。幾つかの実施形態において、製剤は、0.5%W/V〜10.0%W/Vより多くの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ5.0%W/Vのアルコールを含む。幾つかの実施形態において、製剤は、0.5%W/V〜10.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含み、ポリエチレングリコールはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、0.5%W/V〜10.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含み、エタノール又はエーテルはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、0.5%W/V〜10.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含み、脂肪族ポリエーテルはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、0.5%W/V〜10.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含み、ポロクサマーはその中に含まれない。
幾つかの実施形態において、製剤は、0.5%W/V〜2.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含む。幾つかの実施形態において、製剤は、0.5%W/V〜2.0%W/Vより多くの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ5.0%W/Vのアルコールを含む。幾つかの実施形態において、製剤は、0.5%W/V〜2.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含み、ポリエチレングリコールはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、0.5%W/V〜2.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含み、エタノール又はエーテルはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、0.5%W/V〜2.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含み、脂肪族ポリエーテルはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、0.5%W/V〜2.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含み、ポロクサマーはその中に含まれない。
幾つかの実施形態において、製剤は、0.5%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含む。幾つかの実施形態において、製剤は、0.5%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ5.0%W/Vのアルコールを含む。幾つかの実施形態において、製剤は、0.5%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含み、ポリエチレングリコールはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、0.5%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含み、エタノール又はエーテルはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、0.5%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含み、脂肪族ポリエーテルはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、0.5%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含み、ポロクサマーはその中に含まれない。
幾つかの実施形態において、製剤は、1.25%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含む。幾つかの実施形態において、製剤は、1.25%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ5.0%W/Vのアルコールを含む。幾つかの実施形態において、製剤は、1.25%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含み、ポリエチレングリコールはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、1.25%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含み、エタノール又はエーテルはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、1.25%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含み、脂肪族ポリエーテルはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、1.25%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含み、ポロクサマーはその中に含まれない。
幾つかの実施形態において、製剤は、2.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含む。幾つかの実施形態において、製剤は、2.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ5.0%W/Vのアルコールを含む。幾つかの実施形態において、製剤は、2.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含み、ポリエチレングリコールはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、2.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含み、エタノール又はエーテルはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、2.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含み、脂肪族ポリエーテルはその中に含まれない。幾つかの実施形態において、製剤は、2.0%W/Vの量のポリドカノール、及び3〜6の炭素原子を持つ1.0%W/V〜5.0%W/Vのアルコールを含み、ポロクサマーはその中に含まれない。
幾つかの実施形態において、製剤のオスモル濃度は700ミリオスモル未満である。幾つかの実施形態において、製剤のオスモル濃度は400ミリオスモル未満である。幾つかの実施形態において、製剤は、5%のプロピレングリコール、及び700ミリオスモル未満のオスモル濃度を持つ。幾つかの実施形態において、製剤は、2.5%のプロピレングリコール、及び400ミリオスモル未満のオスモル濃度を持つ。プロピレングリコールを使用する許容可能なオスモルを持つ製剤の限定されない例は、図9Cに示される。幾つかの実施形態において、製剤のオスモル濃度は700ミリオスモル/kg未満である。幾つかの実施形態において、製剤のオスモル濃度は400ミリオスモル/kg未満である。幾つかの実施形態において、製剤は、5%のプロピレングリコール、及び700ミリオスモル/kg未満のオスモル濃度を持つ。幾つかの実施形態において、製剤は、2.5%のプロピレングリコール、及び400ミリオスモル/kg未満のオスモル濃度を持つ。プロピレングリコールを使用する許容可能なオスモルを持つ製剤の限定されない例は、図9Cに示される。
幾つかの実施形態において、製剤は、約6〜約9のpHを有している。幾つか実施形態において、製剤は、約7〜約8のpHを有している。
幾つかの実施形態において、製剤は、約0.5%W/Vのポリドカノール及び約5.0%のプロピレングリコールを含み、ポリエチレングリコール又はポロクサマーを含まず、約7〜約8のpHを有し、及び必要とするヒトの頤下領域への皮下注射のために処方される。
幾つかの実施形態において、製剤は、約0.5%W/Vのポリドカノール及び約5.0%のグリセリンを含み、ポリエチレングリコール又はポロクサマーを含まず、約7〜約8のpHを有し、及び必要とするヒトの頤下領域への皮下注射のために処方される。
幾つかの実施形態において、製剤は、約1.25%W/Vの量のポリドカノール及び約5.0%のプロピレングリコールを含み、ポリエチレングリコール又はポロクサマーを含まず、約7〜約8のpHを有し、及び必要とするヒトの頤下領域への皮下注射のために処方される。
幾つかの実施形態において、製剤は、約1.25%W/Vの量のポリドカノール及び約5.0%のグリセリンを含み、ポリエチレングリコール又はポロクサマーを含まず、約7〜約8のpHを有し、及び必要とするヒトの頤下領域への皮下注射のために処方される。
幾つかの実施形態において、製剤は、約2.0%W/Vの量のポリドカノール及び約5.0%のプロピレングリコールを含み、ポリエチレングリコール又はポロクサマーを含まず、約7〜約8のpHを有し、及び必要とするヒトの頤下領域への皮下注射のために処方される。
幾つかの実施形態において、製剤は、約2.0%W/Vの量のポリドカノール及び約5.0%のグリセリンを含み、ポリエチレングリコール又はポロクサマーを含まず、約7〜約8のpHを有し、及び必要とするヒトの頤下領域への皮下注射のために処方される。
幾つかの実施形態において、製剤は、6〜9のpHを有している。幾つか実施形態において、製剤は、7〜8のpHを有している。
幾つかの実施形態において、製剤は、0.5%W/Vのポリドカノール及び5.0%のプロピレングリコールを含み、ポリエチレングリコール又はポロクサマーを含まず、7〜8のpHを有し、及び必要とするヒトの頤下領域への皮下注射のために処方される。
幾つかの実施形態において、製剤は、0.5%W/Vのポリドカノール及び5.0%のグリセリンを含み、ポリエチレングリコール又はポロクサマーを含まず、7〜8のpHを有し、及び必要とするヒトの頤下領域への皮下注射のために処方される。
幾つかの実施形態において、製剤は、1.25%W/Vの量のポリドカノール及び5.0%のプロピレングリコールを含み、ポリエチレングリコール又はポロクサマーを含まず、7〜8のpHを有し、及び必要とするヒトの頤下領域への皮下注射のために処方される。
幾つかの実施形態において、製剤は、1.25%W/Vの量のポリドカノール及び5.0%のグリセリンを含み、ポリエチレングリコール又はポロクサマーを含まず、7〜8のpHを有し、及び必要とするヒトの頤下領域への皮下注射のために処方される。
幾つかの実施形態において、製剤は、2.0%W/Vの量のポリドカノール及び5.0%のプロピレングリコールを含み、ポリエチレングリコール又はポロクサマーを含まず、7〜8のpHを有し、及び必要とするヒトの頤下領域への皮下注射のために処方される。
幾つかの実施形態において、製剤は、2.0%W/Vの量のポリドカノール及び5.0%のグリセリンを含み、ポリエチレングリコール又はポロクサマーを含まず、7〜8のpHを有し、及び必要とするヒトの頤下領域への皮下注射のために処方される。
<式I及びIIの化合物(例えばポリドカノール)の注入量>
幾つかの実施形態において、本明細書に記載される製剤は、皮下注射の手段により注入可能である。皮下投与には、局所の標的化された投与の利益がある。投与の他の全身形態とは異なり、皮下投与は、結果として活性剤の局在的分布をもたらす。特定の実施形態において、このような注射可能な製剤は、約0.01mL〜約100mLの注入量で、式I又は式IIの化合物(例えばポリドカノール)、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態を含み、この範囲の間の各注入量は、約0.01mL〜約100mL、0.5mL〜約50mL、約1mL〜約25mL、約2mL〜約20mL、約3mL〜約10mLの範囲を更に含む。
幾つかの実施形態において、注入可能な製剤は、約2mL以下の注入量で、式I又は式IIの化合物(例えばポリドカノール)、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態を含む。他の幾つかの実施形態において、式I又は式IIの化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態の注入量は、約0.05mL以上〜約2mL以下である。他の特定の実施形態において、式I又は式IIの化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態の注入量は、約0.1mL以上〜約1.8mL以下である。幾つかの実施形態において、式I又は式IIの化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態の注入量は、約0.2mL以上〜約1.6mL以下である。特定の実施形態において、式I又は式IIの化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態の注入量は、約0.3mL以上〜約1.4mL以下である。選択された実施形態において、式I又は式IIの化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態の注入量は、約0.4mL以上〜約1.2mL以下である。幾つかの実施形態において、式I又は式IIの化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態の注入量は、約0.5mL以上〜約1mL以下である。幾つかの実施形態において、式I又は式IIの化合物、或いは薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態は、約0.1mLに等しい。幾つかの更なる実施形態において、式I又は式IIの化合物、或いは薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態は、約0.2mLに等しい。特定の実施形態において、式I又は式IIの化合物、或いは薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態は、約0.5mLに等しい。選択された実施形態において、式I又は式IIの化合物、或いは薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態は、約1mLに等しい。特定の実施形態において、式I又は式IIの化合物、或いは薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態は、約2mLに等しい。
一態様において、局所的な脂肪組織、局所肥満、又は局所的な脂肪蓄積を処置するための注射可能な製剤が提供され、該製剤は、式I又は式IIの化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態の少なくとも1つの有効な量;及び液体担体を含み;式I又は式IIの化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態、並びに液体担体は、必要とするヒトの皮下脂肪の層への注射のために処方される。
特定の実施形態において、注ポリドカノール及びポリドカノール様化合物を含む式I又は式IIの化合物ポリドカノール、或いは薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態を含む製剤が提供され、ここで注入量は約2mL以下である。他の特定の実施形態において、注入量は、約0.05mL以上〜約2mL以下である。実施形態において、注入量は、約0.1mL以上〜約1.8mL以下である。幾つかの実施形態において、注入量は、約0.2mL以上〜約1.6mL以下である。実施形態において、注入量は、約0.3mL以上〜約1.4mL以下である。また、注入量が約0.4mL以上〜約1.2mL以下である実施形態も提供される。実施形態において、注入量は、約0.5mL以上〜約1mL以下である。1つの実施形態において、ポリドカノールなどの式IIの化合物、或いは薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態を含む製剤であって、注入量は約0.1mLに等しい。特定の実施形態において、注入量は約0.2mLに等しい。実施形態において、注入量は約0.5mLに等しい。幾つかの実施形態において、注入量は約1mLに等しい。実施形態において、注入量は約2mLに等しい。
特定の実施形態において、1%mg/mlの、ポリドカノール及びポリドカノール様化合物を含む式I又は式IIの化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態は、ヒトを含む動物への投与後に適切な被覆領域をもたらすために、少なくとも5mlの無菌水溶液として提供される。特定の実施形態において、0.5ml未満の溶液が、複数の場所において皮下脂肪へと注入される。例えば、1つの実施形態において、複数の注射剤は、約1〜5センチメートル離れて間隔を置かれ、下唇亜基節などの脂肪処置領域にわたって格子状のパターンを形成する。別の実施形態において、少なくとも50mgより多くの、ポリドカノール及びポリドカノール様化合物を含む式I又は式IIの化合物、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態は、無水リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素カリウム、又は他の適切な緩衝剤を使用して6.5−8.0のpHに調製された、3〜6の炭素原子を持つ10%(v/v)までのアルコールを用いる、注射用の5mlの水の中で提供される。更なる又は付加的な実施形態において、3〜6の炭素原子を持つアルコールは、注射耐性を改善するために、グリセリン又はシクロデキストリンなど他の可溶化剤と、0.1−10%(v/v)で置き換えられる。代替的なpH緩衝剤は、クエン酸、重炭酸ナトリウム、リン酸ナトリウムなどを含んでもよい。幾つかの実施形態において、製剤は、保管中、及び患者への投与前に、製剤のより大きな安定性をもたらすような溶液として製剤のpHを調整するのに適切な化合物を含む。例えば、特定の実施形態において、pHは、約4−12、約5−11から、約6−10、約6−8.5、約6.5−8、又は約7−9の範囲となるように調整される。
幾つかの実施形態において、本明細書に記載される製剤は、皮下注射の手段により注入可能である。皮下投与には、局所の標的化された投与の利益がある。投与の他の全身形態とは異なり、皮下投与は、結果として活性剤の局所分布をもたらす。特定の実施形態において、このような注射可能な製剤は、約0.01mL〜約100mLの注入量で、式I又は式IIの化合物(例えばポリドカノール)、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態を含み、この範囲の間の各注入量は、約0.01mL〜約100mL、0.5mL〜約50mL、約1mL〜約25mL、約2mL〜約20mL、約3mL〜約10mLの範囲を含む。
幾つかの実施形態において、注入可能な製剤は、約2mL以下の注入量で、式I又は式IIの化合物(例えばポリドカノール)、或いはその薬学的に許容可能又は外見上許容可能な塩又は他の適切な形態を含む。幾つかの実施形態において、注入量は約0.05mL〜約2mLである。幾つかの実施形態において、注入量は約0.1mL〜約1.8mLである。幾つかの実施形態において、注入量は約0.2mL〜約1.6mLである。幾つかの実施形態において、注入量は約0.3mL〜約1.4mLである。幾つかの実施形態において、注入量は約0.4mL〜約1.2mLである。幾つかの実施形態において、注入量は約0.5mL〜約1mLである。実施形態において、注入量は約0.1mLである。実施形態において、注入量は約0.2mLである。実施形態において、注入量は約0.5mLである。実施形態において、注入量は約1mLである。実施形態において、注入量は約2mLである。
一態様では、以下を含む、局所脂肪組織、局所肥満、または局所脂肪蓄積を処置するための注射可能な製剤が提供される:式Iまたは式IIの有効な量の化合物の少なくとも1つ(例えばポリドカノール)、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態;および液体担体;必要としているヒトにおいて皮下脂肪の層への注射のために処方された、式Iまたは式IIの化合物(例えばポリドカノール)、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩、または他の適切な形態、および液体担体。
実施形態では、注入量は、約2mL未満である。実施形態では、注入量は、約0.05mL乃至約2mLである。実施形態では、注入量は、約0.1mL乃至約1.8mLである。実施形態では、注入量は、約0.2mL乃至約1.6mLである。実施形態では、注入量は、約0.3mL乃至約1.4mLである。実施形態では、注入量は、約0.4mL乃至約1.2mLである。実施形態では、注入量は、約0.5mL乃至約1mLである。実施形態では、注入量は、約0.1mLである。実施形態では、注入量は、約0.2mLである。実施形態では、注入量は、約0.5mLである。実施形態では、注入量は、約1mLである。実施形態では、注入量は、約2mLである。
特定の実施形態では、ポリドカノールおよびポリドカノール様化合物を含む、1%mg/mlを超える式Iまたは式IIの化合物、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態は、ヒトを含む動物への投与で十分な被覆領域を提供するための少なくとも5mlの無菌水溶液として提供される。特定の実施形態では、0.5ml未満の溶液が、複数の場所で皮下脂肪に注入される。例えば、一実施形態では、複数の注射剤は、約1乃至5センチメートル離れておおよその間隔を置かれ、下唇亜基節などの脂肪処置領域にわたって格子状のパターンを形成する。別の実施形態では、ポリドカノールおよびポリドカノール様化合物を含む、式Iまたは式IIの少なくとも50mgを超える化合物、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態は、無水リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素カリウム、または他の適切な緩衝剤を使用して、6.5−8.0のpHに調節された3乃至6の炭素原子を有しているアルコールの最大10%(v/v)までを用いる注射のための5mlの水中で提供される。更なる又は追加の実施形態では、3乃至6の炭素原子を有しているアルコールは、注射耐性を改善するために、PEG 300、PEG 400、ポリソルベート(TWEEN(登録商標))80、グリセリン、シクロデキストリン、またはCREMOPHOR(登録商標)などの他の可溶化剤と0.1−10%(v/v)で交換される。代替的なpH緩衝剤は、クエン酸、炭酸水素ナトリウム、リン酸ナトリウムなどを含んでもよい。幾つかの実施形態では、製剤は、保存の間に及び患者への投与前に製剤のより大きな安定性を提供するための溶液として製剤のpHを調節するのに適した化合物を含む。例えば、特定の実施形態では、pHは、約4−12、または約5−11、または約6−10、約6−8.5、約6.5−8、または約7−9の範囲に調節される。
幾つかの実施形態では、本明細書に記載される製剤は、皮下注射によって注射可能である。皮下投与には、局所の、標的とされた投与の恩恵がある。投与の他の全身形態とは異なり、皮下投与は、結果として活性剤の局所分布をもたらす。特定の実施形態では、これらの注射可能な製剤は、0.01mLから100mLまでの注入量で、式Iまたは式IIの化合物(例えばポリドカノール)、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩、または他の適切な形態を含み、この範囲の間の各注入量は、0.01mLから100mL、0.5mLから50mL、1mLから25mL、2mLから20mL、3mLから10mLまでの範囲をさらに含む。
幾つかの実施形態では、注射可能な製剤は、式Iまたは式IIの化合物(例えばポリドカノール)、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態を、2mL以下である注入量で含む。実施形態では、注入量は、0.05mL乃至2mLである。実施形態では、注入量は、0.1mL乃至1.8mLである。実施形態では、注入量は、0.2mL乃至1.6mLである。実施形態では、注入量は、0.3mL乃至1.4mLである。実施形態では、注入量は、0.4mL乃至1.2mLである。実施形態では、注入量は、0.5mL乃至1mLである。実施形態では、注入量は、0.1mLである。実施形態では、注入量は、0.2mLである。実施形態では、注入量は、0.5mLである。実施形態では、注入量は、1mLである。実施形態では、注入量は、2mLである。
一態様では、以下を含む、局所脂肪組織、局所肥満、または局所脂肪蓄積を処置するための注射可能な製剤が提供される:式Iまたは式IIの有効な量の化合物の少なくとも1つ(例えばポリドカノール)、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩またはその他の適切な形態;および液体担体;必要としているヒトにおいて皮下脂肪の層への注射のために処方された、式Iまたは式IIの化合物(例えばポリドカノール)、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩、または他の適切な形態、および液体担体。
実施形態では、注入量は、2mL未満である。実施形態では、注入量は、0.05mL乃至2mLである。実施形態では、注入量は、0.1mL乃至1.8mLである。実施形態では、注入量は、0.2mL乃至1.6mLである。実施形態では、注入量は、0.3mL乃至1.4mLである。実施形態では、注入量は、0.4mL乃至1.2mLである。実施形態では、注入量は、0.5mL乃至1mLである。実施形態では、注入量は、0.1mLである。実施形態では、注入量は、0.2mLである。実施形態では、注入量は、0.5mLである。実施形態では、注入量は、1mLである。実施形態では、注入量は、2mLである。
特定の実施形態では、ポリドカノールおよびポリドカノール様化合物を含む、1%mg/mlを超える式Iまたは式IIの化合物、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態は、ヒトを含む動物への投与で十分な被覆領域を提供するための少なくとも5mlの無菌水溶液として提供される。特定の実施形態では、0.5ml未満の溶液が、複数の場所で皮下脂肪に注入される。例えば、一実施形態では、複数の注射剤は、1乃至5センチメートル離れて間隔を置かれ、下唇亜基節などの脂肪処置領域にわたって格子状のパターンを形成する。別の実施形態では、ポリドカノールおよびポリドカノール様化合物を含む、式Iまたは式IIの少なくとも50mgを超える化合物、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態は、無水リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素カリウム、または他の適切な緩衝剤を使用して、6.5−8.0のpHに調節された3乃至6の炭素原子を有しているアルコールの最大10%(v/v)までを用いる注射のための5mlの水中で提供される。更なる又は追加の実施形態では、3乃至6の炭素原子を有しているアルコールは、注射耐性を改善するために、PEG 300、PEG 400、ポリソルベート(TWEEN(登録商標))80、グリセリン、シクロデキストリン、またはCREMOPHOR(登録商標)などの他の可溶化剤と0.1−10%(v/v)で交換される。代替的なpH緩衝剤は、クエン酸、炭酸水素ナトリウム、リン酸ナトリウムなどを含んでもよい。幾つかの実施形態では、製剤は、保存の間に及び患者への投与前に製剤のより大きな安定性を提供するための溶液として製剤のpHを調節するのに適した化合物を含む。例えば、特定の実施形態では、pHは、4−12、または5−11、または6−10、6−8.5、6.5−8、あるいは7−9までの範囲に調節される。
<ポリドカノールを含む式IおよびIIの化合物の処置部位>
特定の実施形態では、本明細書に記載される製剤は、個体の膝の内部領域、上腕の中位から上位の領域(三頭筋領域を含む)、頤下領域、腹部、尻、内腿、外腿、臀部、下背、上背、または胸部に提供される。
特定の実施形態では、製剤は持続放出製剤である。特定の他の実施形態では、製剤は、急速放出または即時放出の製剤である。幾つかの実施形態では、治療上有効な量のポリドカノールは、約12時間から約45日(例えば、約3日から約10日)の間放出される。
幾つかの実施形態では、治療上有効な量のポリドカノールは、12時間から45日(例えば、3日から10日)の間放出される。
別の態様において、本明細書には、以下の1つ以上から選択される局所肥満部位での皮下脂肪の層への、式IIのポリドカノール、またはポリドカノール様化合物、およびその塩並びに他の適切な形態の分散を促進する方法および製剤が提供される:頤下領域、腹部領域、腰、尻、外側臀部、大腿、眼窩周囲領域および筋肉内領域。特定の実施形態では、以下の1つ以上の処置のための製剤が提供される:腹部脂肪蓄積、局所肥満、頤下領域における脂肪過多、および甲状腺眼疾患によって引き起こされた眼球突出症。特定の実施形態では、人体の形状、輪郭または外見に影響を与える製剤が提供される。
幾つかの実施形態では、処置される被験体には、非徐放性製剤が提供される。幾つかの実施形態では、非徐放性製剤は、単回投与後に、約4時間から約24時間、例えば、約6時間、8時間、10時間、12時間、16時間、18時間、21時間の持続時間の間、または約4時間から約24時間までのポリドカノールの他の持続時間の間、ポリドカノールなどの式IIの化合物の活性を提供する。幾つかの実施形態では、処置される被験体には、非徐放性製剤が提供される。幾つかの実施形態では、非徐放性製剤は、単回投与後に、4時間から24時間、例えば、6時間、8時間、10時間、12時間、16時間、18時間、21時間の持続時間の間、または約4時間から約24時間までのポリドカノールの他の持続時間の間、ポリドカノールなどの式IIの化合物の活性を提供する。
別の態様において、本明細書には、以下の1つ以上から選択される局所肥満部位での皮下脂肪の層への、ポリドカノール、ポリドカノール様化合物、およびその塩並びに他の適切な形態の分散を促進する方法および製剤が提供される:頤下領域、腹部領域、腰、尻、外側臀部、大腿、眼窩周囲領域、眼窩内領域、および筋肉内領域、およびそれらの組み合わせ。特定の実施形態では、以下の1つ以上の処置のための製剤が提供される:腹部脂肪蓄積、局所肥満、甲状腺眼疾患によって引き起こされた眼球突出症、および脂肪過多、または二重顎として一般に示す、頤下領域における脂肪組織。特定の実施形態では、人体の形状、輪郭または外見に影響を与える製剤が提供される。
一実施形態では、(一態様、実施形態、請求項、実施例、表、または図面で含む)本明細書に記載されるような医薬製剤は、(一態様、実施形態、請求項、実施例、表、または図面で含む)本明細書に記載される方法で使用される。実施形態では、(一態様、実施形態、請求項、実施例、表、または図面で含む)本明細書に記載されるような注射可能な製剤は、(一態様、実施形態、請求項、実施例、表、または図面で含む)本明細書に記載される方法で使用される。実施形態では、(一態様、実施形態、請求項、実施例、表、または図面で含む)本明細書に記載されるような製剤は、(一態様、実施形態、請求項、実施例、表、または図面で含む)本明細書に記載される方法で使用される。実施形態では、(一態様、実施形態、請求項、実施例、表、または図面で含む)本明細書に記載されるような組成物(例えば、医薬組成物、注射可能組成物)は、(一態様、実施形態、請求項、実施例、表、または図面で含む)本明細書に記載される方法で使用される。
<処置の方法>
一態様では、必要としている被験体の皮下脂肪組織を減少させる方法が提供され、該方法は、本明細書に記載される医薬製剤を被験体に投与する工程を含む。
実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、(例えば、アポトーシスまたは壊死、あるいは医薬製剤によって又は脂肪細胞を死滅させることによって直接誘発された細胞溶解によって)脂肪細胞を破壊することを含む。実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、被験体の領域の輪郭を形成する(contouring)(例えば、被験体の皮下組織の輪郭を形成する)ことを含む。実施形態では、輪郭を形成することは、領域のサイズを縮小することを含む。実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、皮下脂肪組織のサイズ(例えば、容積または質量)を縮小させることを含む。実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、皮下脂肪組織の重量を減少させることを含む。実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、皮下脂肪組織の物理的完全性(例えば、剛性、形状、硬度、固体性、または密度)を減少させることを含む。実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、医薬製剤と直接接触させて皮下脂肪組織を減少させることを含む。実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、医薬製剤と直接接触させて脂肪細胞を減少させることを含む。実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、医薬製剤が投与される皮下脂肪組織を減少させることを含む。実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、医薬製剤が投与される皮下脂肪組織に実質的に結合された皮下脂肪組織を減少させることを含む。実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、医薬製剤が投与される皮下脂肪組織に結合された皮下脂肪組織を減少させることを含む。
実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、(例えば、アポトーシスまたは壊死、あるいは医薬製剤によって又は脂肪細胞を死滅させることによって直接誘発された細胞溶解によって)脂肪細胞を破壊することから本質的に成る。実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、被験体の領域の輪郭を形成する(例えば、被験体の皮下組織の輪郭を形成する)ことから本質的に成る。実施形態では、輪郭を形成することは、領域のサイズを縮小することから本質的に成る。実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、皮下脂肪組織のサイズ(例えば、容積または質量)を縮小することから本質的に成る。実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、皮下脂肪組織の重量を減少させることから本質的に成る。実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、皮下脂肪組織の物理的完全性(例えば、剛性、形状、硬度、固体性、または密度)を減少させることから本質的に成る。実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、医薬製剤と直接接触させて皮下脂肪組織を減少させることから本質的に成る。実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、医薬製剤と直接接触させて脂肪細胞を減少させることから本質的に成る。実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、医薬製剤が投与される皮下脂肪組織を減少させることから本質的に成る。実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、医薬製剤が投与される皮下脂肪組織に実質的に結合された皮下脂肪組織を減少させることから本質的に成る。実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、医薬製剤が投与される皮下脂肪組織に結合された皮下脂肪組織を減少させることから本質的に成る。
実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、(例えば、アポトーシスまたは壊死、あるいは医薬製剤によって又は脂肪細胞を死滅させることによって直接誘発された細胞溶解によって)脂肪細胞を破壊することから成る。実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、被験体の領域の輪郭を形成する(例えば、被験体の皮下組織の輪郭を形成する)ことから成る。実施形態では、輪郭を形成することは、領域のサイズを縮小することから成る。実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、皮下脂肪組織のサイズ(例えば、容積または質量)を縮小することから成る。実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、皮下脂肪組織の重量を減少させることから成る。実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、皮下脂肪組織の物理的完全性(例えば、剛性、形状、硬度、固体性または密度)を減少させることから成る。実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、医薬製剤と直接接触させて皮下脂肪組織を減少させることから成る。実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、医薬製剤と直接接触させて脂肪細胞を減少させることから成る。実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、医薬製剤が投与される皮下脂肪組織を減少させることから成る。実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、医薬製剤が投与される皮下脂肪組織に実質的に結合された皮下脂肪組織を減少させることから成る。実施形態では、皮下脂肪組織を減少させることは、医薬製剤が投与される皮下脂肪組織に結合された皮下脂肪組織を減少させることから成る。
実施形態では、皮下脂肪組織の減少は、約1%より大きな減少である(例えば、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、 32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、 73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、または100%)。実施形態では、皮下脂肪組織の減少は、約1%未満の減少である(例えば、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、または100%)。実施形態では、皮下脂肪組織の減少は、約1%の減少である(例えば、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、または100%)。
実施形態では、皮下脂肪組織の減少は、1%より大きな減少である(例えば、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、または100%)。実施形態では、皮下脂肪組織の減少は、1%未満の減少である(例えば、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、または100%)。実施形態では、皮下脂肪組織の減少は、1%の減少である(例えば、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、または100%)。
実施形態では、医薬製剤は、複数の治療セッション内に投与される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも14日間の間隔を置かれる。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも7日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも8日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも9日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも10日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも11日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも12日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも13日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも14日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも15日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも16日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも17日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも18日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも19日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも20日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも21日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも22日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも23日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも24日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも25日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも26日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも27日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも28日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも29日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも30日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも31日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも4週間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも5週間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも6週間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも7週間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも8週間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも1か月間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも2か月間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも3か月間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも4か月間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも5か月間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも6か月間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも9か月間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも1年間、別の治療セッションから分離される。
実施形態では、医薬製剤は、複数の治療セッション内に投与される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約14日間の間隔を置かれる。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約7日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約8日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約9日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約10日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約11日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約12日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約13日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約14日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約15日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約16日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約17日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約18日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約19日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約20日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約21日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約22日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約23日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約24日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約25日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約26日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約27日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約28日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約29日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約30日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約31日間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約4週間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約5週間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約6週間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約7週間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約8週間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約1か月間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約2か月間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約3か月間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約4か月間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約5か月間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約6か月間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約9か月間、別の治療セッションから分離される。実施形態では、治療セッションはそれぞれ、約1年間、別の治療セッションから分離される。
実施形態では、治療セッションはそれぞれ、被験体の脂肪組織への医薬製剤の複数回の皮下注射を行うことを含む。実施形態では、複数回の皮下注射は約2回である。実施形態では、複数回の皮下注射は約3回である。実施形態では、複数回の皮下注射は約4回である。実施形態では、複数回の皮下注射は約5回である。実施形態では、複数回の皮下注射は約6回である。実施形態では、複数回の皮下注射は約7回である。実施形態では、複数回の皮下注射は約8回である。実施形態では、複数回の皮下注射は約9回である。実施形態では、複数回の皮下注射は約10回である。実施形態では、複数回の皮下注射は約15回である。実施形態では、複数回の皮下注射は約20回である。実施形態では、複数回の皮下注射は約25回である。実施形態では、複数回の皮下注射は約30回である。
実施形態では、治療セッションはそれぞれ、被験体の脂肪組織への医薬製剤の複数回の皮下注射を行う工程を含む。実施形態では、複数回の皮下注射は2回である。実施形態では、複数回の皮下注射は3回である。実施形態では、複数回の皮下注射は4回である。実施形態では、複数回の皮下注射は5回である。実施形態では、複数回の皮下注射は6回である。実施形態では、複数回の皮下注射は7回である。実施形態では、複数回の皮下注射は8回である。実施形態では、複数回の皮下注射は9回である。実施形態では、複数回の皮下注射は10回である。実施形態では、複数回の皮下注射は15回である。実施形態では、複数回の皮下注射は20回である。実施形態では、複数回の皮下注射は25回である。実施形態では、複数回の皮下注射は30回である。実施形態では、複数回の皮下注射は、約2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、または30回である。実施形態では、複数回の皮下注射は、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、または30回である。
実施形態では、投与は皮下投与である。
実施形態では、方法は、皮下脂肪組織を局所的に減少させる。
実施形態では、投与は、被験体の脂肪組織への医薬製剤の複数回の皮下注射を含む。実施形態では、複数回の皮下注射は、約2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、または30回である。実施形態では、複数回の皮下注射は、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、または30回である。
実施形態では、複数回の皮下注射は、約0.1cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、約0.2cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、約0.3cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、約0.4cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、約0.5cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、約0.6cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、約0.7cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、約0.8cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、約0.9cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、約1.0cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、約1.5cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、約2.0cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、約2.5cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、約3.0cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、約3.5cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、約4.0cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、約4.5cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、約5.0cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、約10.0cmの間隔を置かれる。
実施形態では、複数回の皮下注射は、0.1cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、0.2cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、0.3cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、0.4cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、0.5cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、0.6cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、0.7cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、0.8cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、0.9cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、1.0cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、1.5cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、2.0cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、2.5cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、3.0cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、3.5cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、4.0cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、4.5cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、5.0cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、10.0cmの間隔を置かれる。
実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で約0.1cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で約0.2cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で約0.3cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で約0.4cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で約0.5cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で約0.6cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で約0.7cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で約0.8cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で約0.9cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で約1.0cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で約1.5cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で約2.0cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で約2.5cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で約3.0cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で約3.5cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で約4.0cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で約4.5cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で約5.0cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で約10.0cmの間隔を置かれる。
実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で0.1cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で0.2cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で0.3cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で0.4cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で0.5cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で0.6cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で0.7cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で0.8cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で0.9cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で1.0cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で1.5cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で2.0cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で2.5cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で3.0cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で3.5cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で4.0cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で4.5cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で5.0cmの間隔を置かれる。実施形態では、複数回の皮下注射は、平均で10.0cmの間隔を置かれる。
実施形態では、方法は、頤下脂肪組織を局所的に減少させる。
実施形態では、医薬製剤は、約0.1ccから約5.0ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約1.0ccから約2.0ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約0.1ccから約0.5ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約0.2ccから約0.5ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約0.3ccから約0.5ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約0.4ccから約0.5ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約0.1ccから約0.4ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約0.1ccから約0.3ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約0.1ccから約0.2ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約0.1ccから約0.6ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約0.1ccから約0.7ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約0.1ccから約0.8ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約0.1ccから約0.9ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約0.1ccから約1.0ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約0.3ccから約0.4ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約0.2ccから約0.3ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約0.2ccから約0.4ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約0.2ccから約0.5ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約0.2ccから約0.6ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約0.2ccから約0.7ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約0.2ccから約0.8ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約0.2ccから約0.9ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約0.2ccから約1.0ccまでの容積で投与される。
実施形態では、医薬製剤は、約0.1ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約0.2ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約0.3ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約0.4ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約0.5ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約0.6ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約0.7ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約0.8ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約0.9ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約1.0ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約2.0ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約3.0ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約4.0ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、約5.0ccの容積で投与される。
実施形態では、医薬製剤は、1.0ccから2.0ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、0.1ccから0.5ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、0.2ccから0.5ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、0.3ccから0.5ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、0.4ccから0.5ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、0.1ccから0.4ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、0.1ccから0.3ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、0.1ccから0.2ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、0.1ccから0.6ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、0.1ccから0.7ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、0.1ccから0.8ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、0.1ccから0.9ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、0.1ccから1.0ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、0.3ccから0.4ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、0.2ccから0.3ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、0.2ccから0.4ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、0.2ccから0.5ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、0.2ccから0.6ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、0.2ccから0.7ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、0.2ccから0.8ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、0.2ccから0.9ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、0.2ccから1.0ccまでの容積で投与される。
実施形態では、医薬製剤は、0.1ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、0.2ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、0.3ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、0.4ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、0.5ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、0.6ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、0.7ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、0.8ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、0.9ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、1.0ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤は、2.0ccの容積で投与される。
実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.1ccから約5.0ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約1.0ccから約2.0ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.1ccから約0.5ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.2ccから約0.5ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.3ccから約0.5ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.4ccから約0.5ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.1ccから約0.4ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.1ccから約0.3ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.1ccから約0.2ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.1ccから約0.6ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.1ccから約0.7ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.1ccから約0.8ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.1ccから約0.9ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.1ccから約1.0ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.3ccから約0.4ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.2ccから約0.3ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.2ccから約0.4ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.2ccから約0.5ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.2ccから約0.6ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.2ccから約0.7ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.2ccから約0.8ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.2ccから約0.9ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.2ccから約1.0ccまでの容積で投与される。
実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.1ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.2ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.3ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.4ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.5ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.6ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.7ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.8ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約0.9ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約1.0ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約2.0ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約3.0ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約4.0ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、約5.0ccの容積で投与される。
実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.1ccから0.5ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.2ccから0.5ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.3ccから0.5ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.4ccから0.5ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.1ccから0.4ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.1ccから0.3ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.1ccから0.2ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.1ccから0.6ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.1ccから0.7ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.1ccから0.8ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.1ccから0.9ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.1ccから1.0ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.3ccから0.4ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.2ccから0.3ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.2ccから0.4ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.2ccから0.5ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.2ccから0.6ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.2ccから0.7ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.2ccから0.8ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.2ccから0.9ccまでの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.2ccから1.0ccまでの容積で投与される。
実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.1ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.2ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.3ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.4ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.5ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.6ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.7ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.8ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、0.9ccの容積で投与される。実施形態では、医薬製剤の個々の投与(例えば個々の注射 )は、1.0ccの容積で投与される。
実施形態では、医薬組成物は、約0.1ccからの容積で約20.0ccまで供給される。実施形態では、医薬組成物は、約0.1ccから約15.0ccまでの容積で供給される。実施形態では、医薬組成物は、約0.1ccから約10.0ccまでの容積で供給される。実施形態では、医薬組成物は、約1.0ccから約20.0ccまでの容積で供給される。実施形態では、医薬組成物は、約1.0ccから約15.0ccまでの容積で供給される。実施形態では、医薬組成物は、約1.0ccから約10.0ccまでの容積で供給される。実施形態では、医薬組成物は、約0.1ccから約20.0ccまでの容積で供給される。実施形態では、医薬組成物は、約5.0ccの容積で供給される。実施形態では、医薬組成物は、約6.0ccの容積で供給される。実施形態では、医薬組成物は、約7.0ccの容積で供給される。実施形態では、医薬組成物は、約8.0ccの容積で供給される。実施形態では、医薬組成物は、約9.0ccの容積で供給される。実施形態では、医薬組成物は、約10.0ccの容積で供給される。実施形態では、医薬組成物は、約11.0ccの容積で供給される。実施形態では、医薬組成物は、約12.0ccの容積で供給される。実施形態では、医薬組成物は、約13.0ccの容積で供給される。実施形態では、医薬組成物は、約14.0ccの容積で供給される。実施形態では、医薬組成物は、約15.0ccの容積で供給される。実施形態では、医薬組成物は、約16.0ccの容積で供給される。実施形態では、医薬組成物は、約17.0ccの容積で供給される。実施形態では、医薬組成物は、約18.0ccの容積で供給される。実施形態では、医薬組成物は、約19.0ccの容積で供給される。実施形態では、医薬組成物は、約20.0ccの容積で供給される。
方法の実施形態では、医薬製剤はポリドカノールを含む。方法の実施形態では、医薬製剤は、主としてポリドカノールから成る。方法の実施形態では、医薬製剤はポリドカノールから成る。
方法の実施形態では、医薬製剤は共溶媒を含む。実施形態では、共溶媒は、本明細書には記載されるようなC3−C6アルコールである。実施形態では、共溶媒はプロピレングリコールである。実施形態では、共溶媒は、(例えば、対照に対する、例えば共溶媒の欠如に対する)ポリドカノールの結晶化を減少させる。実施形態、共溶媒は、(例えば、対照に対する、例えば共溶媒の欠如に対する)ポリドカノールの溶解化を増加させる。
実施形態では、共溶媒は、(例えば、対照に対する、例えば共溶媒の欠如に対する)患部におけるポリドカノールによる皮下脂肪組織の減少の均一性を増大させる。実施形態では、共溶媒は、(例えば、対照に対する、例えば共溶媒の欠如に対する)患部におけるポリドカノールによる皮下脂肪組織の減少の不均一性を低下させる。実施形態では、共溶媒は、(例えば、対照に対する、例えば共溶媒の欠如に対する)患部におけるポリドカノールによる皮下脂肪組織の減少の均等性を増大させる。
実施形態では、共溶媒は、(例えば、対照に対する、例えば共溶媒の欠如に対する)患部における医薬製剤による皮下脂肪組織の減少の均一性を増大させる。実施形態では、共溶媒は、(例えば、対照に対する、例えば共溶媒の欠如に対する)患部における医薬製剤による皮下脂肪組織の減少の不均一性を低下させる。実施形態では、共溶媒は、(例えば、対照に対する、例えば共溶媒の欠如に対する)患部における医薬製剤による皮下脂肪組織の減少の均等性を増大させる。
実施形態では、共溶媒は、(例えば、対照に対する、例えば共溶媒の欠如に対する)患部におけるポリドカノールによる脂肪細胞(adipocytes)(脂肪細胞(fat cells))の壊死の均一性を増大させる。実施形態では、共溶媒は、(例えば、対照に対する、例えば共溶媒の欠如に対する)患部におけるポリドカノールによる(例えば、アポトーシス、壊死、または溶解による)脂肪細胞(脂肪細胞)の破壊の均一性を増大させる。実施形態では、共溶媒は、(例えば、対照に対する、例えば共溶媒の欠如に対する)患部におけるポリドカノールによる脂肪細胞(脂肪細胞)の壊死の均等性を増大させる。実施形態では、共溶媒は、(例えば、対照に対する、例えば共溶媒の欠如に対する)患部におけるポリドカノールによる脂肪細胞(脂肪細胞)破壊(例えば、アポトーシス、壊死、または溶解による)の均等性を増大させる。
実施形態では、共溶媒は、(例えば、対照に対する、例えば共溶媒の欠如に対する)患部における医薬製剤による脂肪細胞(脂肪細胞)の壊死の均一性を増大させる。実施形態では、共溶媒は、(例えば、対照に対する、例えば共溶媒の欠如に対する)患部における医薬製剤による(例えば、アポトーシス、壊死、または溶解による)脂肪細胞(脂肪細胞)の破壊の均一性を増大させる。実施形態では、共溶媒は、(例えば、対照に対する、例えば共溶媒の欠如に対する)患部における医薬製剤による脂肪細胞(脂肪細胞)の壊死の均等性を増大させる。実施形態では、共溶媒は、(例えば、対照に対する、例えば共溶媒の欠如に対する)患部における医薬製剤による(例えばアポトーシス、壊死または溶解による)脂肪細胞(脂肪細胞)の破壊の均等性を増大させる。一態様では、必要としている被験体の皮下脂肪組織を減少させる方法が提供され、該方法は、ポリドカノールおよび共溶媒を含む医薬製剤を被験体に投与する工程を含み、ここで、医薬製剤は、複数の治療セッション内に投与され、治療セッションはそれぞれ、少なくとも14日間の間隔を置かれる。
実施形態では、治療セッションはそれぞれ、少なくとも28日間の間隔を置かれる。
一態様において、本明細書には、哺乳動物の眼、顎、または腕の下の他に、臀部、ふくらはぎ、背中、大腿、足首、または胃の下の脂肪沈着物を減少させるための本明細書に記載される1つ以上の方法が提供される。別の実施形態では、本明細書に記載される方法は、眼瞼脂肪ヘルニア、脂肪腫、リポジストロフィー、野牛肩のリポジストロフィー、またはセルライトに関係する脂肪沈着物などの、特定のタイプの脂肪沈着物を減少させる。別の実施形態では、該方法は、脂肪再分布症候群、眼瞼脂肪ヘルニア、脂肪腫、ダーカム病、リポジストロフィー、野牛肩のリポジストロフィー、頸背部脂肪、内臓脂肪症、乳房腫大、脂肪過剰症、胴体および腕のまわりのびまん性体脂肪、およびセルライトに関係する脂肪沈着物に関係する脂肪を減少させる。
本明細書には、必要としている個体における選択的な、切除の及び/又は非切除の脂肪減少の方法が提供され、該方法は、本明細書に記載される有効な量の製剤を個体に投与する工程を含む。本明細書にはまた、個体の脂肪腫を処置する方法が提供され、該方法は、本明細書に記載される製剤を個体に皮下に投与する又は提供する工程を含む。本明細書には、脂肪分解用の組成物および製剤、非侵襲的な方法およびシステム、および脂肪沈着物を含む皮下脂肪組織を減少させる、乳化する、及び/又は除去することを含む、身体の輪郭形成用のキットが記載される。
一態様において、本明細書には、必要としている被験体の筋肉質量を増大させる方法が提供され、該方法は、本明細書に記載される徐放性製剤または急速放出製剤を被験体に投与する工程を含む。
一態様では、局所的な脂肪減少のための方法が提供される。
該方法は、有効な量のポリドカノールを投与する工程を含み得る。ポリドカノールは、C12アルキルエトキシレート同族体の混合物を含有し得、ここで、C12アルキルエトキシレート同族体の混合物の少なくとも約10%(例えば少なくとも約15%)は、約10から約15までのHLBを有している。ポリドカノールは、共溶媒、例えばプロピレングリコールを有する製剤中に提供され得る。ポリドカノールは、C12アルキルエトキシレート同族体の混合物を含有し得、ここで、C12アルキルエトキシレート同族体の混合物の少なくとも10%(例えば少なくとも15%)は、10から15までのHLBを有している。ポリドカノールは、共溶媒、例えばプロピレングリコールを有する製剤中に提供され得る。
実施形態では、本明細書に提供されるポリドカノールは、クロマトグラフィー的に純粋である。他の実施形態では、ポリドカノールは、クロマトグラフィー的に純粋ではない。
該方法は、有効な量のポリドカノールを(例えば皮下に)投与する工程を含み得る。ポリドカノールは、0.1%を超えて1.5%未満の濃度であり得る。ポリドカノールは、プロピレングリコールなどの共溶媒で処方され得る。実施形態では、投与頻度は、14日以上(例えば、28日以上)である。
ポリドカノールは、約1.5%未満の濃度であり得る。容積は、1回の注射当たり約0.5cc未満であり得る。ポリドカノールは、1.5%未満の濃度であり得る。容積は、1回の注射当たり0.5cc未満であり得る。ポリドカノールは、プロピレングリコールなどの共溶媒で処方され得る。実施形態では、投与頻度は、14日以上(例えば、28日以上)である。
実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、約2.0%未満のポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、約1.75%未満のポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、約1.5%未満のポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、約1.4%未満のポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、約1.3%未満のポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、約1.25%未満のポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、約1.2%未満のポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、約1.1%未満のポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、約1.0%未満のポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、約0.9%未満のポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、約0.8%未満のポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、約0.7%未満のポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、約0.6%未満のポリドカノールの濃度を使用して達成される。
実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、2.0%未満のポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、1.75%未満のポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、1.5%未満のポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、1.4%未満のポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、1.3%未満のポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、1.25%未満のポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、1.2%未満のポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、1.1%未満のポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、1.0%未満のポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、0.9%未満のポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、0.8%未満のポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、0.7%未満のポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、0.6%未満のポリドカノールの濃度を使用して達成される。
実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は約0.1%から、約1.5%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、約0.2%から約1.5%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、約0.3%から約1.5%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、約0.4%から約1.5%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、約0.5%から約1.5%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。
実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、0.1%から1.5%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、0.2%から1.5%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、0.3%から1.5%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、0.4%から1.5%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、0.5%から1.5%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。
実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、約0.1%から約1.25%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、約0.2%から約1.25%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、約0.3%から約1.25%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、約0.4%から約1.25%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、約0.5%から約1.25%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。
実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、0.1%から1.25%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、0.2%から1.25%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、0.3%から1.25%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、0.4%から1.25%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、0.5%から1.25%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。
実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、約0.1%から約1.0%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、約0.2%から約1.0%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、約0.3%から約1.0%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、約0.4%から約1.0%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、約0.5%から約1.0%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。
実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、0.1%から1.0%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、0.2%から1.0%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、0.3%から1.0%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、0.4%から1.0%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。実施形態では、鼠径部の脂肪沈着物の実質的な脂肪破壊は、0.5%から1.0%までのポリドカノールの濃度を使用して達成される。
実施形態では、ポリドカノールは、塩基性条件下(例えば、水酸化カリウムなどの金属塩基を有する)で1モルの対応するC12アルコールを9モルのエトキシド同等物と反応させる生成物である。関連する実施形態では、ポリドカノールのエトキシレート単位の平均数は、約6である。関連する実施形態では、ポリドカノールのエトキシレート単位の平均数は、約7である。関連する実施形態では、ポリドカノールのエトキシレート単位の平均数は、約8である。関連する実施形態では、ポリドカノールのエトキシレート単位の平均数は、約9である。関連する実施形態では、ポリドカノールのエトキシレート単位の平均数は、約10である。関連する実施形態では、ポリドカノールの平均分子量は、約480g/mol乃至約620g/moleである。関連する実施形態では、ポリドカノールの平均分子量は、約494g/molである。
該方法は、必要としている被験体の皮下脂肪に(例えば、水性製剤中の)有効な量のポリドカノールを注入する工程を含み得る。実施形態では、ポリドカノール(polidocanal)は、1日1回未満投与される。実施形態では、ポリドカノールは、1週間当たり約1回投与される。実施形態では、ポリドカノールは、14日ごとに約1回(例えば1か月当たり2回)投与される。実施形態では、ポリドカノールは、28日ごとに約1回(例えば1か月当たり1回)投与される。実施形態では、ポリドカノールは、1週間当たり1回投与される。実施形態では、ポリドカノールは、14日ごとに1回(例えば1か月当たり2回)投与される。実施形態では、ポリドカノールは、28日ごとに1回(例えば1か月当たり1回)注射剤は、14日以上もの間隔(例えば28日以上もの間隔)で投与される。実施形態では、ポリドカノールは、(例えば、プロピレングリコールなどの共溶媒とともに)本明細書に記載される組成物中に提供される。
実施形態では、ポリドカノールの投与は、皮膚細胞(例えば真皮細胞)と比較して脂肪細胞を選択的に破壊する方法で提供される。
一態様では、脂肪組織を処置する方法が提供され、該方法は、有効な量、例えば、治療上または外見上有効な量のポリドカノール、および3乃至6の炭素原子を有しているアルコール(例えば、約0.5%W/Vから約10%W/Vまで)を含む製剤を、皮下注射によってヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含む。幾つかの実施形態では、3乃至6の炭素原子を有しているアルコールは、約1%W/Vから約5%W/Vまでの量で存在する。幾つかの実施形態では、3乃至6の炭素原子を有しているアルコールは、およそ5%W/Vの量で存在する。幾つかの実施形態では、該方法は、1.0%W/Vを超える量のポリドカノールおよび3乃至6の炭素原子を有している約0.5%W/Vから約10%W/Vまでのアルコールを含む製剤を、皮下注射によってヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含む、脂肪組織を処置する工程を含む。幾つかの実施形態では、該方法は、約0.1%W/Vから約20.0%W/Vまでの量のポリドカノールおよび3乃至6の炭素原子を有している約0.5%W/Vから約10%W/Vまでのアルコールを含む製剤を、皮下注射によってヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含む、脂肪組織を処置する工程を含む。幾つかの実施形態では、該方法は、約0.5%W/Vから約10.0%W/Vまでの量のポリドカノールおよび3乃至6の炭素原子を有している約0.5%W/Vから約10%W/Vまでのアルコールを含む製剤を、皮下注射によってヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含む、脂肪組織を処置する工程を含む。幾つかの実施形態では、該方法は、約0.1%W/Vから約2.0%W/Vまでの量のポリドカノールおよび3乃至6の炭素原子を有している約0.5%W/Vから約10%W/Vまでのアルコールを含む製剤を、皮下注射によってヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含む、脂肪組織を処置する工程を含む。幾つかの実施形態では、該方法は、約0.5%W/V、1.25%、または2.0%W/Vの量のポリドカノールおよび3乃至6の炭素原子を有している約0.5%W/Vから約10%W/Vまでのアルコールを含む製剤を、皮下注射によってヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含む、脂肪組織を処置する工程を含む。幾つかの実施形態では、製剤は、約6から9までのpHを有する。幾つかの実施形態では、製剤は、約7から8までのpHを有する。
一態様では、脂肪組織を処置する方法が提供され、該方法は、有効な量、例えば、治療上または外見上有効な量のポリドカノール、および3乃至6の炭素原子を有しているアルコール(例えば、0.5%W/Vから10%W/Vまで)を含む製剤を、皮下注射によってヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含む。幾つかの実施形態では、3乃至6の炭素原子を有しているアルコールは、1%W/Vから5%W/Vまでの量で存在する。幾つかの実施形態では、3乃至6の炭素原子を有しているアルコールは、およそ5%W/Vの量で存在する。幾つかの実施形態では、該方法は、1.0%W/Vを超える量のポリドカノールおよび3乃至6の炭素原子を有している0.5%W/Vから10%W/Vまでのアルコールを含む製剤を、皮下注射によってヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含む、脂肪組織を処置する工程を含む。幾つかの実施形態では、該方法は、0.1%W/Vから20.0%W/Vまでの量のポリドカノールおよび3乃至6の炭素原子を有している0.5%W/Vから10%W/Vまでのアルコールを含む製剤を、皮下注射によってヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含む、脂肪組織を処置する工程を含む。幾つかの実施形態では、該方法は、0.5%W/Vから10.0%W/Vまでの量のポリドカノールおよび3乃至6の炭素原子を有している0.5%W/Vから10%W/Vまでのアルコールを含む製剤を、皮下注射によってヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含む、脂肪組織を処置する工程を含む。幾つかの実施形態では、該方法は、0.1%W/Vから2.0%W/Vまでの量のポリドカノールおよび3乃至6の炭素原子を有している0.5%W/Vから10%W/Vまでのアルコールを含む製剤を、皮下注射によってヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含む、脂肪組織を処置する工程を含む。幾つかの実施形態では、該方法は、0.5%W/V、1.25%、または2.0%W/Vの量のポリドカノールおよび3乃至6の炭素原子を有している0.5%W/Vから10%W/Vまでのアルコールを含む製剤を、皮下注射によってヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含む、脂肪組織を処置する工程を含む。幾つかの実施形態では、製剤は、6から9までのpHを有する。幾つかの実施形態では、製剤は、7から8までのpHを有する。
一態様では、皮下脂肪組織の減少及び/又は予防のための方法が提供され、該方法は、ポリドカノールを皮下注射によってヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含む(例えば、ここで、前記投与は、28日ごとに1回以下実行される)。ポリドカノールは、水性製剤中に提供され得る。製剤は、プロピレングリコールなどの共溶媒との組成物を含む、本明細書に記載される任意の適切な組成物であり得る。
一態様では、皮下脂肪組織の減少及び/又は予防のための方法が提供される。幾つかの実施形態では、該方法は、約0.5%W/Vから2.0%W/Vまでの量のポリドカノールおよび約1%W/Vから5%W/Vまでの量のプロピレングリコールを含む製剤を、皮下注射によってヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含み、ここで、製剤は、ポリエチレングリコールまたはポロクサマーを含有していない。幾つかの実施形態では、該方法は、約0.5%W/Vから2.0%W/Vまでの量でポリドカノール、および約1%W/Vから5%W/Vまでの量のグリセリンを含む製剤を、皮下注射によってヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含み、ここで、製剤は、ポリエチレングリコールまたはポロクサマーを含有していない。幾つかの実施形態では、該方法は、0.5%W/Vから2.0%W/Vまでの量のポリドカノールおよび1%W/Vから5%W/Vまでの量のプロピレングリコールを含む製剤を、皮下注射によってヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含み、ここで、製剤は、ポリエチレングリコールまたはポロクサマーを含有していない。幾つかの実施形態では、該方法は、0.5%W/Vから2.0%W/Vまでの量のポリドカノールおよび1%W/Vから5%W/Vまでの量のグリセリンを含む製剤を、皮下注射によってヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含み、ここで、製剤は、ポリエチレングリコールまたはポロクサマーを含有していない。
一態様では、脂肪組織を処置する方法が提供され、該方法は、本明細書に記載される製剤または組成物を投与する工程を含む。幾つかの実施形態において、本明細書には、脂肪組織を処置する方法が記載され、該方法は、例えば、治療上または外見上有効な量を含む、有効な量のポリドカノール、および約0.5%W/Vから約10%W/Vまでのプロピレングリコールを含む製剤を、皮下注射によって必要としているヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含む。幾つかの実施形態において、本明細書には、脂肪組織を処置する方法が記載され、該方法は、例えば、治療上または外見上有効な量を含む、有効な量のポリドカノール、および約0.5%W/Vから約10%W/Vまでのグリセリンを含む製剤を、皮下注射によって必要としているヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含む。幾つかの実施形態では、脂肪組織を処置するための方法は、例えば、治療上または外見上有効な量を含む、有効な量のポリドカノール、および約0.5%W/Vから約10%W/Vまでのプロピレングリコールを含む製剤を、皮下注射によって必要としているヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含み、ここで、製剤は、エタノールまたはエーテルを含有していない。幾つかの実施形態では、脂肪組織を処置するための方法は、例えば、治療上または外見上有効な量を含む、有効な量のポリドカノール、および約0.5%W/Vから約10%W/Vまでのグリセリンを含む製剤を、皮下注射によって必要としているヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含み、ここで、製剤は、エタノールまたはエーテルを含有していない。幾つかの実施形態では、脂肪組織を処置するための方法は、例えば、治療上または外見上有効な量を含む、有効な量のポリドカノール、および約0.5%W/Vから約10%W/Vまでのプロピレングリコールを含む製剤を、皮下注射によって必要としているヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含み、ここで、製剤は、ポリエチレングリコールまたはポロクサマーなどの、脂肪族ポリエーテルを含有していない。幾つかの実施形態では、脂肪組織を処置するための方法は、例えば、治療上または外見上有効な量を含む、有効な量のポリドカノール、および約0.5%W/Vから約10%W/Vまでのグリセリンを含む製剤を、皮下注射によって必要としているヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含み、ここで、製剤は、ポリエチレングリコールまたはポロクサマーなどの、脂肪族ポリエーテルを含有していない。幾つかの実施形態では、製剤は、エタノールまたはエーテルあるいはポリエチレングリコールまたはポロクサマーなどの脂肪族ポリエーテルを含有していない。
幾つかの実施形態において、本明細書には、脂肪組織を処置する方法が記載され、該方法は、例えば、治療上または外見上有効な量を含む、有効な量のポリドカノール、および0.5%W/Vから10%W/Vまでのプロピレングリコールを含む製剤を、皮下注射によって必要としているヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含む。幾つかの実施形態において、本明細書には、脂肪組織を処置する方法が記載され、該方法は、例えば、治療上または外見上有効な量を含む、有効な量のポリドカノール、および0.5%W/Vから10%W/Vまでのグリセリンを含む製剤を、皮下注射によって必要としているヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含む。幾つかの実施形態では、脂肪組織を処置するための方法は、例えば、治療上または外見上有効な量を含む、有効な量のポリドカノール、および0.5%W/Vから10%W/Vまでのプロピレングリコールを含む製剤を、皮下注射によって必要としているヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含み、ここで、製剤は、エタノールまたはエーテルを含有していない。幾つかの実施形態では、脂肪組織を処置するための方法は、例えば、治療上または外見上有効な量を含む、有効な量のポリドカノール、および0.5%W/Vから10%W/Vまでのグリセリンを含む製剤を、皮下注射によって必要としているヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含み、ここで、製剤は、エタノールまたはエーテルを含有していない。幾つかの実施形態では、脂肪組織を処置するための方法は、例えば、治療上または外見上有効な量を含む、有効な量のポリドカノール、および0.5%W/Vから10%W/Vまでのプロピレングリコールを含む製剤を、皮下注射によって必要としているヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含み、ここで、製剤は、ポリエチレングリコールまたはポロクサマーなどの、脂肪族ポリエーテルを含有していない。幾つかの実施形態では、脂肪組織を処置するための方法は、例えば、治療上または外見上有効な量を含む、有効な量のポリドカノール、および0.5%W/Vから10%W/Vまでのグリセリンを含む製剤を、皮下注射によって必要としているヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含み、ここで、製剤は、ポリエチレングリコールまたはポロクサマーなどの、脂肪族ポリエーテルを含有していない。幾つかの実施形態では、製剤は、エタノールまたはエーテルあるいはポリエチレングリコールまたはポロクサマーなどの脂肪族ポリエーテルを含有していない。
一態様では、外見上または治療上の方法が提供され、該方法は、必要としているヒトにおける又はヒトへの皮下脂肪の層への注射のために処方される、式Iまたは式IIの化合物、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または投与に適した他の形態、および液体担体を含む製剤を、ヒトに皮下に投与する又は提供する工程を含む。実施形態では、式IIのポリドカノールを含む製剤は、以下の1つ以上から選択される疾患を処置するためにヒトに投与される:脂肪組織、腹部脂肪蓄積、局所肥満、頤下脂肪過多、および甲状腺眼疾患による眼球突出症。特定の実施形態では、製剤は、人体の形状、輪郭または外見に影響を与えるためにヒトに提供される。一実施形態では、形状、輪郭、または外見は、身体の領域(例えば、ヒトの腹部領域または眼領域)にある。特定の他の実施形態では、製剤は、腹部、眼窩周囲、眼窩内、または頤下の注射として皮下にヒトに投与されるか又は提供される。一実施形態では、本明細書に記載される製剤は、ヒトの腹部、眼領域、または頤下領域に皮下に投与されるか又は提供される。本明細書に記載される外見上及び/又は治療上の方法の特定の実施形態では、製剤は、ヒトの膝の内部領域、上腕の中位から上位の領域(三頭筋領域を含む)、頤下領域(顎下の領域、例えば肉垂(これは、ヒトの頤下領域の皮膚の肉の襞(fleshy fold)を指すと理解される)を含む)、腹部、腰、内腿、外腿、臀部、下背、上背、または胸部に投与されるか又は提供される。
一態様では、提供されるとともに、脂肪蓄積を処置する方法が提供され、該方法は、必要としているヒトにおいて皮下脂肪の層への注射のために処方される、式Iまたは式IIの化合物、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態、および液体担体を含む注射可能な製剤を投与する工程を含む。特定の実施形態では、脂肪蓄積を処置する方法が提供され、該方法は、必要としているヒトにおいて皮下脂肪の層への注射のために処方される、式Iまたは式IIのポリドカノールまたはポリドカノール様化合物、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態、および液体担体を含む注射可能な製剤を投与する工程を含む。さらに、局所脂肪組織を処置する方法が提供され、該方法は、必要としているヒトにおいて皮下脂肪の層への注射のために処方される、式Iまたは式IIの少なくとも1つの化合物、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態、またはそれらの組み合わせ、および液体担体を含む注射可能な製剤を投与する工程を含む。さらに、局所脂肪組織を処置する方法が提供され、該方法は、必要としているヒトにおいて皮下脂肪の層への注射のために処方される、式IIのポリドカノール、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態、および液体担体を含む注射可能な製剤を投与する工程を含む。さらに、局所肥満を処置する方法が提供され、該方法は、必要としているヒトにおいて皮下脂肪の層への注射のために処方される、式IIのポリドカノール、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態、および液体担体を含む注射可能な製剤を投与する工程を含む。
一態様では、必要としているヒトにおいて皮下脂肪の層への注射のために処方された、式Iまたは式IIの化合物の少なくとも1つ、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態、またはそれらの組み合わせ、および液体担体を含む注射可能な製剤を投与する工程を含む方法が提供され、ここで、投与は、結果として、1つ以上の脂肪細胞の乳化、壊死、溶解、または破壊をもたらす。一実施形態では、必要としているヒトにおいて皮下脂肪の層への注射のために処方された、式IIのポリドカノール、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態、および液体担体を含む注射可能な製剤を投与する工程を含み、ここで、投与は、結果として、1つ以上の脂肪細胞の乳化、壊死、溶解、または破壊をもたらす。特定の実施形態では、本明細書には記載される方法はさらに、結果として、破壊された又は溶解された脂肪細胞を少なくとも部分的に除去する又は減少させる、付随する炎症反応をもたらす。
本明細書には、必要としているヒトにおいて皮下脂肪の層への注射のために処方される、ポリドカノールなどの式Iまたは式IIの化合物、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態、および液体担体を含む注射可能な製剤を投与する工程を含む方法が提供され、ここで前記投与は、結果として、1つ以上の脂肪細胞を選択的に乳化する、壊死させる、溶解する、または破壊する一方で、特定の状況では、周囲の組織の大部分に影響を与えないままとなる。
特定の実施形態では、以下の1つ以上を提供する式Iまたは式IIの化合物(例えばポリドカノール)を含む製剤または組成物が提供される:(a)約5ミリモル未満の臨界ミセル濃度(「CMC」);(b)約10から約15までのHLB値;および(c)非イオン性である。幾つかの実施形態では、これらの製剤は、脂肪組織、腹部脂肪蓄積、局所肥満、頤下脂肪過多、および眼球突出症(例えば、甲状腺眼疾患による)と接触させるために、及び/又は1つ以上の脂肪細胞を乳化する、壊死させる、溶解する、または破壊する一方で、特定の状況では、周囲の組織の大部分に影響を与えないままとするために使用される(例えば、脂肪細胞の溶解と比較して(例えば、溶解された細胞のパーセンテージ、溶解された細胞の数、組織または細胞集団の溶解の程度)溶解されていない又はそれほど溶解されていない)。
特定の実施形態では、化合物はポリドカノールである。本明細書にはまた、皮下組織への投与の方法が提供され、該方法は、皮下組織を薬学的に有効な量のポリドカノールと接触させる工程を含み、但し、ポリドカノールは、約0.1%の−10%W/Vまたは約0.1%−5%W/Vの量で存在する。幾つかの実施形態では、ポリドカノールは、約0.5%W/V−3%W/V、または約0.5%W/V未満、または約1%W/V未満、または約2%W/V未満、または約3%W/V未満、または約4%W/V未満、または約5%W/V未満、または約10%W/V未満の量で存在する。さらなる又は追加の実施形態では、ポリドカノールは、1%W/Vを超える、1.5%W/Vを超える、2%W/Vを超える、2.5%W/Vを超える、3%W/Vを超える、4%W/Vを超える、5%W/Vを超える、または6%W/Vを超える量、あるいは約10%W/Vの量で存在する。
一態様では、個体の脂肪腫を処置する方法が提供され、該方法は、本明細書に記載される製剤を個体の皮下に投与する又は提供する工程を含む。特定の実施形態では、脂肪腫を処置する方法は、例えば、治療上または外見上有効な量を含む、有効な量の式IIのポリドカノールまたはポリドカノール様化合物、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態、および液体担体を含む製剤を個体に投与する工程を含み、ここで、ポリドカノール、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態および液体担体は、必要としている個体の皮下脂肪の層への注射のために処方される。
別の態様では、本明細書には、以下の1つ以上から選択される局所肥満部位での皮下脂肪の層への、ポリドカノールなどの式Iまたは式IIの化合物、およびその塩および他の適切な形態の分散を促進する方法および製剤が提供される:頤下領域、腹部、腰、尻、外側臀部、大腿、眼窩周囲領域、眼窩内領域、および筋肉内領域。特定の実施形態では、以下の1つ以上の処置のための製剤が提供される:腹部脂肪蓄積、局所肥満、頤下領域における脂肪過多、および甲状腺眼疾患によって引き起こされた眼球突出症。特定の実施形態では、人体の形状、輪郭、または外見に影響を与えるための製剤が提供される。
一態様において、本明細書には、個体の局所脂肪組織、局所肥満、または局所脂肪蓄積を処置する方法が提供され、該方法は、ポリドカノールなどの式Iまたは式IIの化合物の少なくとも1つ、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態、および液体担体を含む、有効な量の製剤を個体に投与する工程を含み、ここで、式Iまたは式IIの化合物、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態、および液体担体は、必要としている個体の皮下脂肪の層への注射のために処方される。
一態様では、必要としている個体における選択的な、切除の及び/又は非切除の脂肪減少の方法が提供され、該方法は、本明細書に記載される有効な量の製剤を前記個体に投与する工程を含む。一態様では、個体の脂肪腫を処置する方法が提供され、該方法は、本明細書に記載される製剤を個体の皮下に投与する工程を含む。
本明細書には提供される別の態様では、必要としている被験体の筋肉質量を増大させる方法が提供され、該方法は、本明細書に記載される徐放性製剤または即時放出製剤または急速放出製剤を被験体に投与する工程を含む。
一態様では、必要としている哺乳動物の眼、頤下領域を含む顎、腕、臀部、ふくらはぎ、背中、大腿、足首、または胃に隣接する(例えば、その下、上、側面、近く、成形部)脂肪沈着物を減少させるための方法が提供される。別の実施形態では、本明細書に記載される方法は、眼瞼脂肪ヘルニア、脂肪腫、リポジストロフィー、野牛肩のリポジストロフィー、またはセルライトに関係する脂肪沈着物などの、特定のタイプの脂肪沈着物を減少させる。
また別の態様では、ポリドカノールなどの式IまたはIIの有効な量の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態、 および液体担体を含む、局所脂肪組織、局所肥満、または局所脂肪蓄積を処置するための製剤を、ヒトの皮下組織を含んで、ヒトの皮下に投与または提供する工程を含む、外見上または治療上の方法が提供され、ポリドカノール、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態、および液体担体は、必要としているヒトにおいて皮下脂肪の層への注射のために処方される。一実施形態では、以下の1つ以上から選択される徴候を処置するために、本明細書に記載される製剤がヒトに投与される方法が提供される:腹部肥満、頤下脂肪過多、局所肥満、および甲状腺眼疾患による眼球突出症。一実施形態では、製剤は皮下注射によってヒトに提供される。別の実施形態では、製剤は、患者の別の皮膚への経皮的適用によってヒトに提供される。幾つかの実施形態では、本明細書に記載される製剤が、人体の形状、輪郭、または外見に影響を与えるためにヒトに提供される外見上の方法が提供される。特定の実施形態では、形状、輪郭、または外見は、身体の領域(例えば、ヒトの腹部領域、頤下領域、または眼領域)にある。特定の実施形態では、本明細書に記載される製剤は、眼窩周囲、眼窩内、または頤下の注射としてヒトの皮下に投与または提供される。一実施形態では、本明細書に記載される製剤は、腹部、眼または頤下の領域にヒトの皮下に投与または提供される。特定の実施形態では、本明細書に記載される製剤は、ヒトの膝の内部領域、上腕の中位から上位の領域(三頭筋領域を含む)、頤下領域(顎下の領域、例えば肉垂(これは、ヒトの頤下領域の皮膚の肉の襞を指すと理解される)を含む)、腹部、尻、内腿、外腿、臀部、下背、上背、または胸部に投与されるか又は提供される。
追加の態様において、本明細書には、脂肪蓄積を処置する方法が提供され、該方法は、本明細書に記載される注射可能な製剤を投与する工程を含む。一実施形態では、局所脂肪組織を処置する方法が提供され、該方法は、本明細書に記載される少なくとも1つの式IIの化合物を含む注射可能な製剤を投与する工程を含む。特定の実施形態では、局所肥満を処置する方法が提供され、該方法は、本明細書に記載されるポリドカノールを含む注射可能な製剤を投与する工程を含む。
別の態様において、本明細書には、本明細書に記載される式Iまたは式IIの化合物を含む注射可能な製剤を投与する工程を含む方法が提供され、これは、結果として、1つ以上の脂肪細胞の溶解または破壊をもたらす。
一態様では、本明細書には記載されるポリドカノールを含む注射可能な製剤を投与する工程を含む方法が提供され、これによって、結果として、1つ以上の脂肪細胞を選択的に乳化または破壊する一方で、特定の適用では、周囲の組織の大部分に影響を与えないままにする。
一態様において、本明細書には、個体の局所脂肪組織、局所肥満、または局所脂肪蓄積を処置する方法が提供され、該方法は、ポリドカノールなどの式Iまたは式IIの化合物、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態、 および液体担体を含む、有効な量の製剤を個体に投与する工程を含み、ここで、式Iまたは式IIの化合物、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態、および液体担体は、必要としている個体の皮下脂肪の層への注射のために処方される。
一態様において、本明細書には、必要としている個体における選択的な、切除の及び/又は非切除の脂肪減少の方法が提供され、該方法は、ポリドカノールなどの式Iまたは式IIの化合物、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態、および液体担体を含む、有効な量の製剤を前記個体に投与する工程を含み、ここで、式Iまたは式IIの化合物、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態、および液体担体は、個体の皮下脂肪の層への注射のために処方される。
特定の実施形態では、本明細書に記載される製剤は、以下の1つ以上から選択される徴候を処置するために個体に投与される:腹部肥満、局所肥満、二重顎としてしばしば示す頤下脂肪組織過多、および甲状腺眼疾患による眼球突出症。特定の実施形態では、人体の形状、輪郭、または外見に影響を与える製剤が提供される。幾つかの実施形態では、外見上の方法および製剤が提供され、ここで、製剤は、眼窩周囲、眼窩内、または頤下の注射としてヒトの皮下に投与または提供される。特定の実施形態では、本明細書に記載される製剤は、個体の腹部、眼、または頤下の領域に皮下に投与または提供される。さらなる又は追加の実施形態では、本明細書に記載される製剤は、例えば、患者の前頭領域、ブロウリフト、クロウズリフト(Crow’s lift)、眼窩周囲陥没、頬増強、唇褶(「笑線」とも呼ばれる)、眉間、唇増強、または頤下脂肪における必要性に対処することを含んで、患者の頭部領域に投与される。
薬学的または外見上の効果を達成するために、領域にわたる複数の注射剤が適用される。これらの注射剤は、0.1cmから5cmまでの間隔を置かれ得る。1回の注射当たりの小さな容量(0.5ml未満)は、1.0cm以下の間隔を必要とし得、1回の注射当たりのより大きな容量は、より大きな間隔を可能にし、それによって、1回の注射当たりの1.0mlから2.0mlは、1cm以上の間隔を可能にし、領域を処置するのに必要とされる注射剤の数を減少させ得る。外見上の効果の改善および副作用の低減も、より大きな1回の注入量、およびポリドカノール、ポリドカノール様化合物、あるいは外見上許容可能な塩のより低い濃度(W/V)を用いることによって達成され得る。特定の実施形態では、1回の注入量当たり1mlである0.1−1.0%(W/V)が、より少ない副作用で望ましい外見上の効果に提供される。
幾つかの実施形態では、1−8週間の間隔を空けられた特定の領域の1つを超える治療セッションが、望ましい薬学的または化粧的な効果を達成するために提供される。特定の実施形態では、治療セッションは、1日当たり1回より少ない頻繁で提供される。1回の治療セッションの実施形態では、約0.5%、約1.0%、約1.5%、約2.0%、約2.5%、約3.0%、約3.5%、約4.0%、約4.5%、約5.0%、約5.5%、約6.0%、約6.5%、約7.0%、約7.5%、約8.0%、約8.5%、約9.0%、約9.5%、または約10.0%のポリドカノール、ポリドカノール様化合物、あるいはその外見上または薬学的に許容可能な塩または他の適切な形態を含む、0.1%から10.0%の重量/容積(本明細書には使用されるように、「W/V」)の0.1cmから1.0cmの間隔を空けられた、5〜20回の0.1mlから1.0mlの注射剤が、患者の頤下(顎の下)領域に注入される。1回の治療セッションの実施形態では、0.5%、1.0%、1.5%、2.0%、2.5% 3.0% 3.5% 4.0% 4.5%、5.0%、5.5%、6.0%、6.5%、7.0%、7.5%、8.0%、8.5%、9.0%、9.5%、または10.0%のポリドカノール、ポリドカノール様化合物、あるいはその外見上または薬学的に許容可能な塩または他の適切な形態を含む、0.1%から10.0%の重量/容積(本明細書には使用されるように、「W/V」)の0.1cmから1.0cmの間隔を空けられた、5〜20回の0.1mlから1.0mlの注射剤が、患者の頤下(顎の下)領域に注入される。一例として、治療セッションは、望ましい外見上の効果が達成されるまで、2〜4週の間隔で最大6回まで繰り返される。別の治療セッションの実施形態では、ポリドカノール、またはポリドカノール様化合物、あるいはその外見上または薬学的に許容可能な塩の約0.5%、約1.0%、約3.0%、約5.0%、または約10.0%の重量/容積の0.5cmの間隔を空けられた10回の0.2mlの注射剤が、患者の頤下(顎の下)領域に注入される。一実施形態では、治療セッションは、望ましい外見上の効果が達成されるまで、4週間の間隔で4回繰り返される。別の治療セッションの実施形態では、ポリドカノール、またはポリドカノール様化合物、あるいはその外見上または薬学的に許容可能な塩または他の適切な形態の1.0%の重量/容積の1.0cmの間隔を空けられた10回の0.2mlの注射剤が、患者の頤下(顎の下)領域に注入される。1回の治療セッションの実施形態では、治療セッションは、望ましい外見上の効果が達成されるまで、4週間の間隔で4回繰り返される。また別の治療セッションの実施形態では、ポリドカノール、またはポリドカノール様化合物、あるいはその外見上または薬学的に許容可能な塩または他の適切な形態の0.5%の重量/容積の1.0cmの間隔を空けられた10回の0.4mlの注射剤が、患者の頤下(顎の下)領域に注入される。例えば、治療セッションは、望ましい外見上の効果が達成されるまで、4週間の間隔で4回繰り返される。別の治療セッションの実施形態では、ポリドカノール、またはポリドカノール様化合物、あるいはその外見上または薬学的に許容可能な塩または他の適切な形態の1.0%の重量/容積の1.0cmの間隔を空けられた最大10回の0.2mlの注射剤が、患者の頤下(顎の下)領域に注入される。治療セッションは、望ましい外見上の効果が達成されるまで、4週間の間隔で4回繰り返される。治療セッションは、望ましい外見上の効果が達成されるまで、4週間の間隔で4回繰り返される。また別の治療セッションの実施形態は、ポリドカノール、またはポリドカノール様化合物、あるいはその外見上または薬学的に許容可能な塩または他の適切な形態の0.5%の重量/容積の1.0cmの間隔を空けられた最大20回の0.2mlの注射剤が、患者の頤下(顎の下)領域に注入される。治療セッションは、望ましい外見上の効果が達成されるまで、4週間の間隔で4回繰り返される。
例えば、15%の鼠径部の脂肪パッド質量の減少は、0.5%および1.25%の用量でのポリドカノールの単一の処置の28日後に見られた(図3)。より高い濃度(2.0%)が、わずかにより少ない(10%)脂肪パッド質量の減少をもたらすことが示された。したがって、実施形態では、ポリドカノールは、1か月でおよそ1回及び/又は約2.0%未満の濃度で投与される。治療セッションは、本明細書には提供される濃度で約0.1mlから0.3ml(例えば0.2ml)のポリドカノールを利用し得る。実施形態では、ポリドカノールは、約0.5%から1.25%の濃度である。投与は注射を介し得る。実施形態では、注射は、鼠径部の脂肪パッドにわたって約0.2から0.8cmの間隔を空けて行われる。したがって、実施形態では、ポリドカノールは、1か月でおよそ1回及び/又は2.0%未満の濃度で投与される。治療セッションは、本明細書には提供される濃度で0.1mlから0.3ml(例えば0.2ml)のポリドカノールを利用し得る。実施形態では、ポリドカノールは、0.5%から1.25%の濃度である。投与は注射を介し得る。実施形態では、注射は、鼠径部の脂肪パッドにわたって0.2から0.8cmの間隔を空けて行われる。実施形態では、注射は、鼠径部の脂肪パッドにわたって約0.5cmの間隔を空けて行われる(図4のA−C)。図3に示されるように、本例における脂肪パッド質量の減少は、同じ最適化された投薬頻度、容量および注射間隔で投与されたデオキシコール酸塩と少なくとも同等であった。さらに、鼠径部の脂肪パッドの充満度の外部から見える減少が観察され、その結果、体輪郭の目に見える変化の恩恵と一致する鼠径部の筋目(crease)の増強がもたらされた(図5のA−B)。
一態様において、本明細書には、個体の局所脂肪組織、局所肥満、頤下脂肪または局所脂肪蓄積を処置する方法が提供され、該方法は、ポリドカノールなどの式Iまたは式IIの化合物の少なくとも1つ、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態、 および液体担体を含む、有効な量の製剤を個体に投与する工程を含み、式Iまたは式IIの化合物、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態、および液体担体は、必要としている個体の皮下脂肪の層への注射のために処方される。
一実施形態では、ポリドカノールの投与は、皮膚細胞(例えば真皮細胞)と比較して脂肪細胞を選択的に破壊する方法で提供される。図4、5A、5B、6、7および8A−8Cでは、約1.25%より大きなポリドカノール濃度が、皮膚壊死、炎症、および身体からゆっくり取り除かれる大きな皮下脂肪滴の形成などの、より高い割合の副作用に関係していることが示される。
図6は、ポリドカノールが、皮膚組織と比較して脂肪組織を選択的に破壊することを示す。注射可能な皮下脂肪の破壊のための現在の洗浄剤/界面活性剤の基準と比較したときに、0.5%および1.25%でのデオキシコール酸塩(イオン性モノマー分子種用の洗浄剤(ionic monomeric molecular species detergent))、ポリドカノールの注射によって、結果として、9のうち1(11%)の動物は、軽度の皮膚の損傷を示し、一方で1%のデオキシコール酸塩を注入した5のうちの3(60%)の動物は、重度の皮膚壊死(図6)を進行させた。さらに、2%のポリドカノールは、デオキシコール酸塩よりも低い皮膚壊死(33%)をもたらした。したがって、実施形態では、ポリドカノールは、局所脂肪の減少用のデオキシコール酸塩より安全である。
幾つかの実施形態では、本明細書には記載される組成物のいずれかでの被験体の処置に加えて、医師または他の認可された医療介護者は、被験体への脂肪吸引の処置を処方するか、または被験体上で脂肪吸引の処置を実行して、局所脂肪沈着物をさらに減少させる。
幾つかの実施形態では、脂肪吸引の処置は、ポリドカノールなどの式Iまたは式IIの治療上有効な量の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態を含む組成物を投与された、被験体上で実行される。理論に縛られることなく、脂肪吸引の前に本明細書に記載される薬学的な及び外見上の組成物のいずれかを被験体に投与することは、脂肪吸引の処置の効果を高める傾向にある。
実施形態では、方法は、リパーゼの投与を含まない。実施形態では、方法は、コリパーゼの投与を含まない。
実施形態では、方法は、(一態様、実施形態、請求項、実施例、表、または図面で含む)本明細書に記載されるような医薬製剤を含む。実施形態では、方法は、(一態様、実施形態、請求項、実施例、表、または図面で含む)本明細書に記載されるような注射可能な製剤を含む。実施形態では、方法は、(一態様、実施形態、請求項、実施例、表、または図面で含む)本明細書に記載されるような製剤を含む。実施形態では、方法は。(一態様、実施形態、請求項、実施例、表、または図面で含む)本明細書に記載されるような組成物(例えば、医薬組成物、注射可能組成物)を含む。
<キット>
一態様では、キットが提供され、該キットは、例えば、治療上または外見上有効な量を含む、外見上又は治療上有効な量の式Iまたは式IIの化合物(例えばポリドカノール)、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態;注射器;および使用説明書を含む。キットの特定の実施形態では、式Iまたは式IIの化合物(例えばポリドカノール)、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態は、水性形態である。キットの特定の実施形態では、ポリドカノール、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態は、水性形態である。キットの特定の実施形態では、式Iまたは式IIの化合物(例えばポリドカノール)、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態は、結晶相である。特定の他の実施形態では、式Iまたは式IIの化合物(例えばポリドカノール)、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態は、非晶相である。実施形態では、式Iまたは式IIの化合物(例えばポリドカノール)、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態は、半結晶相である。キットの特定の実施形態では、式Iまたは式IIの化合物(例えばポリドカノール)、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態は、半非晶相である。幾つかの実施形態では、式Iまたは式IIの化合物(例えばポリドカノール)、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態は、結晶形態または非晶質形態である。本明細書に記載されるキットの幾つかの実施形態では、式IIの化合物はポリドカノールである。キットの特定の実施形態では、注射器は、針を含むか、針を含まないか、あるいは皮下用アプリケーターを含む。
一態様では、記載された製剤および使用説明書を含む、脂肪組織を処置するためのキットが提供される。幾つかの実施形態において、本明細書には、脂肪組織を処置するためのキットが記載され、該キットは、有効な量、例えば、治療上または外見上有効な量のポリドカノールおよびプロピレングリコール(例えば、約0.5%W/Vから約10%W/Vまで)を含む製剤および使用説明書を含む。幾つかの実施形態において、本明細書には、脂肪組織を処置するためのキットが記載され、該キットは、有効な量、例えば、治療上または外見上有効な量のポリドカノールおよびグリセリン(例えば、約0.5%W/Vから約10%W/Vまで)を含む製剤および使用説明書を含む。幾つかの実施形態では、脂肪組織を処置するためのキットは、有効な量、例えば、治療上または外見上有効な量のポリドカノールおよびプロピレングリコール(例えば、約0.5%W/Vから約10%W/Vまで)を含む製剤を含み、該製剤は、エタノールまたはエーテルを含有していない。幾つかの実施形態では、脂肪組織を処置するためのキットは、有効な量、例えば、治療上または外見上有効な量のポリドカノールおよびグリセリン(例えば、約0.5%W/Vから約10%W/Vまで)を含む製剤を含み、該製剤は、エタノールまたはエーテルを含有していない。幾つかの実施形態では、脂肪組織を処置するためのキットは、有効な量、例えば、治療上または外見上有効な量のポリドカノールおよびプロピレングリコール(例えば、約0.5%W/Vから約10%W/Vまで)を含む製剤を含み、該製剤は、ポリエチレングリコールまたはポロクサマーなどの、脂肪族ポリエーテルを含有していない。幾つかの実施形態では、脂肪組織を処置するためのキットは、有効な量、例えば、治療上または外見上有効な量のポリドカノールおよびグリセリン(例えば、約0.5%W/Vから約10%W/Vまで)を含む製剤を含み、該製剤は、ポリエチレングリコールまたはポロクサマーなどの、脂肪族ポリエーテルを含有していない。幾つかの実施形態では、該製剤は、エタノールまたはエーテルあるいはポリエチレングリコールまたはポロクサマーなどの脂肪族ポリエーテルを含有していない。
一態様では、記載された製剤および使用説明書を含む、脂肪組織を処置するためのキットが提供される。幾つかの実施形態において、本明細書には、脂肪組織を処置するためのキットが記載され、該キットは、有効な量、例えば、治療上または外見上有効な量のポリドカノールおよびプロピレングリコール(例えば、0.5%W/Vから10%W/Vまで)を含む製剤および使用説明書を含む。幾つかの実施形態において、本明細書には、脂肪組織を処置するためのキットが記載され、該キットは、有効な量、例えば、治療上または外見上有効な量のポリドカノールおよびグリセリン(例えば、0.5%W/Vから10%W/Vまで)を含む製剤および使用説明書を含む。幾つかの実施形態では、脂肪組織を処置するためのキットは、有効な量、例えば、治療上または外見上有効な量のポリドカノールおよびプロピレングリコール(例えば、0.5%W/Vから10%W/Vまで)を含む製剤を含み、該製剤は、エタノールまたはエーテルを含有していない。幾つかの実施形態では、脂肪組織を処置するためのキットは、有効な量、例えば、治療上または外見上有効な量のポリドカノールおよびグリセリン(例えば、0.5%W/Vから10%W/Vまで)を含む製剤を含み、該製剤は、エタノールまたはエーテルを含有していない。幾つかの実施形態では、脂肪組織を処置するためのキットは、有効な量、例えば、治療上または外見上有効な量のポリドカノールおよびプロピレングリコール(例えば、0.5%W/Vから10%W/Vまで)を含む製剤を含み、該製剤は、ポリエチレングリコールまたはポロクサマーなどの、脂肪族ポリエーテルを含有していない。幾つかの実施形態では、脂肪組織を処置するためのキットは、有効な量、例えば、治療上または外見上有効な量のポリドカノールおよびグリセリン(例えば、0.5%W/Vから10%W/Vまで)を含む製剤を含み、該製剤は、ポリエチレングリコールまたはポロクサマーなどの、脂肪族ポリエーテルを含有していない。幾つかの実施形態では、該製剤は、エタノールまたはエーテルあるいはポリエチレングリコールまたはポロクサマーなどの脂肪族ポリエーテルを含有していない。
一態様では、脂肪組織を処置するためのキットが提供され、該キットは、有効な量、例えば、治療上または外見上有効な量のポリドカノールおよび3乃至6の炭素原子を有しているアルコール(例えば、約0.5%W/Vから約10%W/Vまで)を含む製剤および使用説明書を含む。幾つかの実施形態では、3乃至6の炭素原子を有しているアルコールは、約1%W/Vから約5%W/Vまでの量で存在する。幾つかの実施形態では、3乃至6の炭素原子を有しているアルコールは、およそ5%W/Vの量で存在する。幾つかの実施形態では、キットは、1.0%W/Vを超える量のポリドカノールおよび3乃至6の炭素原子を有している約0.5%W/Vから約10%W/Vまでのアルコールを含む製剤を含む。幾つかの実施形態では、キットは、約0.1%W/Vから約20.0%W/Vまでの量のポリドカノールおよび3乃至6の炭素原子を有している約0.5%W/Vから約10%W/Vまでのアルコールを含む製剤を含む。幾つかの実施形態では、キットは、約0.5%W/Vから約10.0%W/Vまでの量のポリドカノールおよび3乃至6の炭素原子を有している約0.5%W/Vから約10%W/Vまでのアルコールを含む製剤を含む。幾つかの実施形態では、キットは、約0.1%W/Vから約2.0%W/Vまでの量のポリドカノールおよび3乃至6の炭素原子を有している約0.5%W/Vから約10%W/Vまでのアルコールを含む製剤を含む。幾つかの実施形態では、キットは、約0.5%W/V、1.25%、または2.0%W/Vの量のポリドカノールおよび3乃至6の炭素原子を有している約0.5%W/Vから約10%W/Vまでのアルコールを含む製剤を含む。幾つかの実施形態では、製剤は、約6から9までのpHを有する。幾つかの実施形態では、製剤は、約7から8までのpHを有する。
一態様では、脂肪組織を処置するためのキットが提供され、該キットは、有効な量、例えば、治療上または外見上有効な量のポリドカノールおよび3乃至6の炭素原子を有しているアルコール(例えば、0.5%W/Vから10%W/Vまで)を含む製剤および使用説明書を含む。幾つかの実施形態では、3乃至6の炭素原子を有しているアルコールは、1%W/Vから5%W/Vまでの量で存在する。幾つかの実施形態では、3乃至6の炭素原子を有しているアルコールは、5%W/Vの量で存在する。幾つかの実施形態では、キットは、1.0%W/Vを超える量のポリドカノールおよび3乃至6の炭素原子を有している0.5%W/Vから10%W/Vまでのアルコールを含む製剤を含む。幾つかの実施形態では、キットは、0.1%W/Vから20.0% W/Vまでの量のポリドカノールおよび3乃至6の炭素原子を有している0.5%W/Vから10%W/Vまでのアルコールを含む製剤を含む。幾つかの実施形態では、キットは、0.5%W/Vから10.0%W/Vまでの量のポリドカノールおよび3乃至6の炭素原子を有している0.5%W/Vから10%W/Vまでのアルコールを含む製剤を含む。幾つかの実施形態では、キットは、0.1%W/Vから2.0%W/Vまでの量のポリドカノールおよび3乃至6の炭素原子を有している0.5%W/Vから10%W/Vまでのアルコールを含む製剤を含む。幾つかの実施形態では、キットは、0.5%W/V、1.25%、または2.0%W/Vの量でポリドカノールおよび3乃至6の炭素原子を有している0.5%W/Vから10%W/Vまでのアルコールを含む製剤を含む。幾つかの実施形態では、製剤は、6から9までのpHを有する。幾つかの実施形態では、製剤は、7から8までのpHを有する。
一態様において、本明細書にはキットが提供され、該キットは、ポリドカノールなどの式Iまたは式IIの有効な量の化合物の少なくとも1つ、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態;注射器;および使用説明書を含む。特定の実施形態では、キットは、水性形態でポリドカノールあるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態を含む。幾つかの実施形態、ポリドカノールあるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態は、結晶相である。一実施形態では、ポリドカノールあるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態は、非晶相である。特定の実施形態、ポリドカノールあるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態は、半結晶相である。特定の実施形態では、ポリドカノールあるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態は、半非晶相である。一実施形態では、ポリドカノールあるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態は、結晶形態または非晶質形態である。キットの特定の実施形態では、注射器は、針を含むか、針を含まないか、あるいは皮下用アプリケーターを含む。
特定の実施形態において、本明細書には、キットが提供され、該キットは、外見上又は治療上有効な量のポリドカノール、式Iの化合物、式IIの化合物、式IIのポリドカノール様化合物、あるいはその薬学的に許容可能な又は外見上許容可能な塩または他の適切な形態;注射器;および使用説明書を含む。実施形態では、キットはリパーゼを含まない。実施形態では、キットはコリパーゼを含まない。
特定の実施形態が記載されているが、これらの実施形態は、ほんの一例として示され、本開示の範囲を限定するようには意図されていない。本明細書に記載される製剤、方法、およびシステムは、様々な他の形態で具体化されてもよい。さらに、本明細書に記載される製剤、方法、およびシステムの形態での様々な省略、置換および変更が、本開示の精神から逸脱することなく行われてもよい。付随する請求項およびそれらの同等物は、そのような形態または修正をカバーするように意図されている。
実施形態では、キットは、(一態様、実施形態、請求項、実施例、表、または図面で含む)本明細書に記載されるような医薬製剤を含む。実施形態では、キットは、(一態様、実施形態、請求項、実施例、表、または図面で含む)本明細書に記載されるような注射可能な製剤を含む。実施形態では、キットは、(一態様、実施形態、請求項、実施例、表、または図面で含む)本明細書に記載されるような製剤を含む。実施形態では、キットは、(一態様、実施形態、請求項、実施例、表、または図面で含む)本明細書に記載されるような組成物(例えば、医薬組成物、注射可能組成物)を含む。
<追加の活性剤>
実施形態では、本明細書には提供されるポリドカノールを含む組成物または製剤はさらに、局部麻酔薬などの麻酔薬を含み得る。同様に、ポリドカノールの製剤または組成物を投与する工程を含む、本明細書には提供される方法は、局部麻酔薬を投与する工程をさらに含み得る。実施形態では、投与は、(例えば、同じ時間またはほぼ同じ時間での)同時投与である。実施形態では、局部麻酔薬は、ポリドカノールの製剤または組成物の前に(例えば、1分、5分、10分、30分、1時間、2時間、3時間、4時間または5時間以内に)投与される。実施形態では、局部麻酔薬は、ポリドカノールの製剤または組成物の後に(例えば、1分、5分、10分、30分、1時間、2時間、3時間、4時間または5時間以内に)投与される。
適切な麻酔薬は、例えば、リドカイン、プロカイン、ブピバカイン、または他の関連化合物を含む。実施形態では、局部麻酔薬の濃度は、約0.01%W/Vから約10.0%W/Vまでである。実施形態では、局部麻酔薬の濃度は、約0.05%W/Vから約5.0%W/Vまでである。実施形態では、局部麻酔薬の濃度は、約0.1%W/Vから約3.0%W/Vまでである。実施形態では、局部麻酔薬の濃度は、約0.1%W/Vから約2.5%W/Vまでである。実施形態では、局部麻酔薬の濃度は、約0.1%W/Vから約2.0%W/Vまでである。
実施形態では、局部麻酔薬は、拡張持続製剤として提供される。実施形態では、局部麻酔薬は、麻酔効果の拡張持続のためのブピバカインのリポソーム形態などのブピバカインである。実施形態では、局部麻酔薬は、エピネフリンなどの血管収縮薬または別の適切な血管収縮薬である。実施形態では、エピネフリンは、拡張持続製剤として提供される。実施形態では、エピネフリンは、1:100,000(0.01mg/mL)から1:50,000(0.02mg/mL)の濃度で提供される。エピネフリンは、追加の局部麻酔薬とともにポリドカノールの製剤または組成物と組み合わせられてもよい。エピネフリンは、追加の局部麻酔薬とともにポリドカノールの製剤または組成物と組み合わせられる場合、本明細書に提供される方法に関係する腫脹及び/又は発赤を減少させるのに有効な量で提供され得る。
<実施形態>
本明細書に開示される実施形態は、以下の実施形態1から20を含む。
実施形態1。(i)約0.5%W/Vから約2.0%W/Vまでの量のポリドカノール;および(ii)約0.5%W/Vから約10%W/Vまでの量のC3−C6アルコール、を含む医薬製剤が提供される。
実施形態2。前記ポリドカノールが、約0.5%W/Vから約1.25%W/Vまでの量である、請求項1に記載の医薬製剤が提供される。
実施形態3。C3−C6アルコールがプロピレングリコールである、請求項1に記載の医薬製剤が提供される。
実施形態4。製剤が皮下注射可能な製剤である、請求項1に記載の医薬製剤が提供される。
実施形態5。製剤が水性製剤である、請求項1に記載の医薬製剤が提供される。
実施形態6。前記C3−C6アルコールが、約2.0%W/Vから約5.0%W/Vまでの量で存在する、請求項1に記載の医薬製剤が提供される。
実施形態7。約400ミリオスモル/kg未満のオスモル濃度を有している、請求項1に記載の医薬製剤が提供される。
実施形態8。約7から約8mでのpHを有している、請求項1に記載の医薬製剤が提供される。
実施形態9。約1.0ccから約2.0ccまでの容積を有している、請求項1に記載の医薬製剤が提供される。
実施形態10。必要としている被験体の皮下脂肪を減少させる方法であって、該方法が、請求項1に記載の医薬製剤を被験体に投与する工程を含む、方法が提供される。
実施形態11。医薬製剤が複数の治療セッション内に投与される場合 治療セッションはそれぞれ、少なくとも14日間の間隔を置かれる、請求項10に記載の方法が提供される。
実施形態12。治療セッションがそれぞれ、前記医薬製剤の複数回の皮下注射を前記被験体の脂肪組織に施すことを含む、請求項11に記載の方法が提供される。
実施形態13。前記投与が皮下投与である、請求項10に記載の方法が提供される。
実施形態14。前記方法が皮下脂肪を局所的に減少させる、請求項10に記載の方法が提供される。
実施形態15。前記投与が、前記被験体の脂肪組織への前記医薬製剤の複数回の皮下注射を含む、請求項14に記載の方法が提供される。
実施形態16。前記複数回の皮下注射が、約0.5cmの間隔を空けられる、請求項15に記載の方法が提供される。
実施形態17。前記方法が頤下脂肪組織を局所的に減少させる、請求項10に記載の方法が提供される。
実施形態18。前記医薬製剤が、約0.2ccから約0.5ccまでの容積で投与される、請求項10に記載の方法が提供される。
実施形態19。必要としている被験体において皮下脂肪組織を減少させる方法であって、該方法が、ポリドカノールおよび共溶媒を含む有効な量の医薬製剤を被験体に投与する工程を含み、ここで、医薬製剤が、複数の治療セッション内に投与され、治療セッションがそれぞれ、少なくとも14日間の間隔を置かれる、方法が提供される。
実施形態20。治療セッションがそれぞれ、少なくとも28日間の間隔を置かれる、請求項19に記載の方法が提供される。
<追加の実施形態>
追加の実施形態は、以下の実施形態P1からP58および実施形態Q1からQ33を含む。
実施形態P1。治療上または外見上有効な量のポリドカノール、および3乃至6の炭素原子を有している約0.5%W/Vから約10%W/Vまでのアルコール、を含む製剤が提供される。
実施形態P2。3乃至6の炭素原子を有しているアルコールがプロピレングリコールである、実施形態P1の製剤が提供される。
実施形態P3。3乃至6の炭素原子を有しているアルコールがグリセリンである、実施形態P1の製剤が提供される。
実施形態P4。製剤がエタノールまたはエーテルを含有していない、実施形態P1の製剤が提供される。
実施形態P5。製剤が脂肪族ポリエーテルを含有していない、実施形態P1の製剤が提供される。
実施形態P6。製剤がポリエチレングリコールを含有していない、実施形態P4の製剤が提供される。
実施形態P7。製剤がポロクサマーを含有していない、実施形態P4の製剤が提供される。
実施形態P8。製剤が皮下注射のために処方される、実施形態P1の製剤が提供される。
実施形態P9。3乃至6の炭素原子を有しているアルコールが、約1%W/Vから約5%W/Vまでの量で存在する、実施形態P1の製剤が提供される。
実施形態P10。3乃至6の炭素原子を有しているアルコールがおよそ5%W/Vの量で存在する、実施形態P1の製剤が提供される。
実施形態P11。ポリドカノールが1.0%W/Vを超える量で存在することを前提とする、実施形態P1の製剤が提供される。
実施形態P12。ポリドカノールが、約0.1%W/Vから約20.0%W/Vまでの量で存在することを前提とする、実施形態P1の製剤が提供される。
実施形態P13。ポリドカノールが、約0.5%W/Vから約10.0%W/Vまでの量で存在することを前提とする、実施形態P12の製剤が提供される。
実施形態P14。ポリドカノールが、約0.5%W/Vから約2.0%W/Vまでの量で存在することを前提とする、実施形態P13の製剤が提供される。
実施形態P15。ポリドカノールが、0.5%W/V、1.25%W/V、または2.0%W/Vの量で存在することを前提とする、実施形態P1の製剤が提供される。
実施形態P16。製剤が約6から9までのpHを有することを前提とする、実施形態P1の製剤が提供される。
実施形態P17。製剤が約7から8までのpHを有することを前提とする、実施形態P16の製剤が提供される。
実施形態P18。皮下注射が必要としているヒトの頤下領域への注射である、実施形態P8の製剤が提供される。
実施形態P19。皮下注射が脂肪パッドへの注射である、実施形態P8の製剤が提供される。
実施形態P20。脂肪組織を処置する方法であって、該方法が、a.治療上または外見上有効な量のポリドカノール; およびb. 3乃至6の炭素原子を有している約0.5%W/Vから約10%W/Vまでのアルコールを含む、製剤を皮下注射によってヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含む、方法が提供される。
実施形態P21。3乃至6の炭素原子を有しているアルコールがプロピレングリコールである、実施形態P20の方法が提供される。
実施形態P22。3乃至6の炭素原子を有しているアルコールがグリセリンである、実施形態P20の方法が提供される。
実施形態P23。製剤がエタノールまたはエーテルを含有していない、実施形態P20の方法が提供される。
実施形態P24。製剤が脂肪族ポリエーテルを含有していない、実施形態P20の方法が提供される。
実施形態P25。製剤がポリエチレングリコールを含有していない、実施形態P24の方法が提供される。
実施形態P26。製剤がポロクサマーを含有していない、実施形態P24の方法が提供される。
実施形態P27。製剤が皮下注射のために処方される、実施形態P20の方法が提供される。
実施形態P28。3乃至6の炭素原子を有しているアルコールが、約1%W/Vから約5%W/Vまでの量で存在する、実施形態P20の方法が提供される。
実施形態P29。3乃至6の炭素原子を有しているアルコールがおよそ5%W/Vの量で存在する、実施形態P20の方法が提供される。
実施形態P30。ポリドカノールが1.0%W/Vを超える量で存在することを前提とする、実施形態P20の方法が提供される。
実施形態P31。ポリドカノールが、約0.1%W/Vから約20.0%W/Vまでの量で存在することを前提とする、実施形態P20の方法が提供される。
実施形態P32。ポリドカノールが、約0.5%W/Vから約10.0%W/Vまでの量で存在することを前提とする、実施形態P31の方法が提供される。
実施形態P33。ポリドカノールが、約0.5%W/Vから約2.0%W/Vまでの量で存在することを前提とする、実施形態P32の方法が提供される。
実施形態P34。ポリドカノールが、0.5%W/V、1.25%W/V、または2.0%W/Vの量で存在することを前提とする、実施形態P20の方法が提供される。
実施形態P35。製剤が約6から9までのpHを有することを前提とする、実施形態P20の方法が提供される。
実施形態P36。製剤が約7から8までのpHを有することを前提とする、実施形態P35の方法が提供される。
実施形態P37。皮下注射が必要としているヒトの頤下領域への注射である、実施形態P27の方法が提供される。
実施形態P38。皮下注射が脂肪パッドへの注射である、実施形態P27の方法が提供される。
実施形態P39。皮下脂肪組織の減少及び/又は予防のための方法であって、該方法が、約0.5%W/Vから2.0%W/Vまでの量のポリドカノールおよび約1%W/Vから5%W/Vまでの量のプロピレングリコールを含む製剤を、皮下注射によってヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含み、該製剤が、ポリエチレングリコールまたはポロクサマーを含有していない、方法が提供される。
実施形態P40。脂肪組織を処置するためのキットであって、該キットが、a.i. 治療上または外見上有効な量のポリドカノール; およびii. 3乃至6の炭素原子を有している約0.5%W/Vから約10%W/Vまでのアルコール、を含む製剤;およびb. 使用説明書を含む、キットが提供される。
実施形態P41。3乃至6の炭素原子を有しているアルコールがプロピレングリコールである、実施形態P40のキットが提供される。
実施形態P42。3乃至6の炭素原子を有しているアルコールがグリセリンである、実施形態P40のキットが提供される。
実施形態P43。製剤がエタノールまたはエーテルを含有していない、実施形態P40のキットが提供される。
実施形態P44。製剤が脂肪族ポリエーテルを含有していない、実施形態P40のキットが提供される。
実施形態P45。製剤がポリエチレングリコールを含有していない、実施形態P44のキットが提供される。
実施形態P46。製剤がポロクサマーを含有していない、実施形態P44のキットが提供される。
実施形態P47。製剤が皮下注射のために処方される、実施形態P40のキットが提供される。
実施形態P48。3乃至6の炭素原子を有しているアルコールが、約1%W/Vから約5%W/Vまでの量で存在する、実施形態P40のキットが提供される。
実施形態P49。3乃至6の炭素原子を有しているアルコールがおよそ5%W/Vの量で存在する、実施形態P40のキットが提供される。
実施形態P50。ポリドカノールが1.0%W/Vを超える量で存在することを前提とする、実施形態P40のキットが提供される。
実施形態P51。ポリドカノールが、約0.1%W/Vから約20.0%W/Vまでの量で存在することを前提とする、実施形態P40のキットが提供される。
実施形態P52。ポリドカノールが、約0.5%W/Vから約10.0%W/Vまでの量で存在することを前提とする、実施形態P51のキットが提供される。
実施形態P53。ポリドカノールが、約0.5%W/Vから約2.0%W/Vまでの量で存在することを前提とする、実施形態P52のキットが提供される。
実施形態P54。ポリドカノールが、0.5%W/V、1.25%W/V、または2.0%W/Vの量で存在することを前提とする、実施形態P40のキットが提供される。
実施形態P55。製剤が約6から9までのpHを有することを前提とする、実施形態P40のキットが提供される。
実施形態P56。製剤が約7から8までのpHを有することを前提とする、実施形態P55のキットが提供される。
実施形態P57。皮下注射が必要としているヒトの頤下領域への注射である、実施形態P47のキットが提供される。
実施形態P58。皮下注射が脂肪パッドへの注射である、実施形態P47のキットが提供される。
実施形態Q1。(a)治療上または外見上有効な量のポリドカノール;および(b)3乃至6の炭素原子を有している約0.5%W/Vから約10%W/Vまでのアルコール、を含む製剤が提供される。
実施形態Q2。3乃至6の炭素原子を有しているアルコールがプロピレングリコールである、実施形態Q1の製剤が提供される。
実施形態Q3。3乃至6の炭素原子を有しているアルコールがグリセリンである、実施形態Q1の製剤が提供される。
実施形態Q4。製剤がエタノールまたはエーテルを含有していない、実施形態Q1乃至Q3の1つの製剤が提供される。
実施形態Q5。製剤が脂肪族ポリエーテルを含有していない、実施形態Q1乃至Q4の1つの製剤が提供される。
実施形態Q6。製剤がポリエチレングリコールを含有していない、実施形態Q1乃至Q5の1つの製剤が提供される。
実施形態Q7。製剤がポロクサマーを含有していない、実施形態Q1乃至Q6の1つの製剤が提供される。
実施形態Q8。製剤が皮下注射のために処方される、実施形態Q1乃至Q7の1つの製剤が提供される。
実施形態Q9。3乃至6の炭素原子を有しているアルコールが、約1%W/Vから約5%W/Vまでの量で存在する、実施形態Q1乃至Q8の1つの製剤が提供される。
実施形態Q10。3乃至6の炭素原子を有しているアルコールがおよそ5%W/Vの量で存在する、実施形態Q1乃至Q8の1つの製剤が提供される。
実施形態Q11。ポリドカノールが1.0%W/Vを超える量で存在することを前提とする、実施形態Q1乃至Q10の1つの製剤が提供される。
実施形態Q12。ポリドカノールが、約0.1%W/Vから約20.0%W/Vまでの量で存在することを前提とする、実施形態Q1乃至Q10の1つの製剤が提供される。
実施形態Q13。ポリドカノールが、約0.5%W/Vから約10.0%W/Vまでの量で存在することを前提とする、実施形態Q1乃至Q10の1つの製剤が提供される。
実施形態Q14。ポリドカノールが、約0.5%W/Vから約2.0%W/Vまでの量で存在することを前提とする、実施形態Q1乃至Q10の1つの製剤が提供される。
実施形態Q15。ポリドカノールは、0.5%W/V、1.25%W/V、または2.0%W/Vの量で存在することを前提とする、実施形態Q1乃至Q10の1つの製剤が提供される。
実施形態Q16。製剤が約6から9までのpHを有することを前提とする、実施形態Q1乃至Q15の1つの製剤が提供される。
実施形態Q17。製剤が約7から8までのpHを有することを前提とする、実施形態Q1乃至Q15の1つの製剤が提供される。
実施形態Q18。皮下注射が必要としているヒトの頤下領域への注射である、実施形態Q1乃至Q17の1つの製剤が提供される。
実施形態Q19。皮下注射が脂肪パッドへの注射である、実施形態Q1乃至Q17の1つの製剤が提供される。
実施形態Q20。ポリドカノールが、少なくとも3つのC12アルキルエトキシレート同族体と界面活性剤特性との混合物である、実施形態Q1乃至Q19の1つの製剤が提供される。
実施形態Q21。前記少なくとも3つのC12アルキルエトキシレート同族体が、10−15の親水性脂質バランス(HLB)を有している、実施形態Q20の製剤が提供される。
実施形態Q22。前記少なくとも3つのC12アルキルエトキシレート同族体が、前記混合物の15%である、実施形態Q20またはQ21の製剤が提供される。
実施形態Q23。前記ポリドカノールが、0.1%を超えて1.5%未満の濃度で存在する、実施形態Q1乃至Q22の1つの製剤が提供される。
実施形態Q24。前記製剤が水性製剤である、実施形態Q1乃至Q23の1つの製剤が提供される。
実施形態Q25。容積が1回の注射当たり約0.5cc未満である、実施形態Q1乃至Q24の1つの製剤が提供される。
実施形態Q26。脂肪組織を処置する方法であって、該方法が、実施形態Q1乃至Q25の1つの製剤を、皮下注射によってヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含む、方法が提供される。
実施形態Q27。皮下脂肪組織の減少及び/又は予防のための方法であって、該方法が、実施形態Q1乃至Q25の1つの製剤を、皮下注射によってヒトまたは動物の被験体に投与する工程を含む、方法が提供される。
実施形態Q28。製剤が、約0.5%W/Vから2.0%W/Vまでの量のポリドカノールおよび約1%W/Vから5%W/Vまでの量のプロピレングリコールを含み、ここで、製剤がポリエチレングリコールまたはポロクサマーを含有していない、実施形態Q26またはQ27の方法が提供される。
実施形態Q29。前記投与が28日ごとに1回以下実行される、実施形態Q26乃至Q28の1つの方法が提供される。
実施形態Q30。脂肪組織を処置するためのキットであって、該キットが、実施形態Q1乃至Q25の1つの製剤および使用説明書を含む、キットが提供される。
実施形態Q31。皮下注射用の針をさらに含む、実施形態Q30のキットが提供される。
実施形態Q32。皮下注射用のシリンジをさらに含む、実施形態Q30またはQ31のキットが提供される。
実施形態Q33。製剤が、シリンジへの分注のために設計された容器に提供される、実施形態Q30乃至Q32の1つのキットが提供される。
実施例17:前臨床研究 − ハムスターの鼠径部−外側の脂肪パッド(ILFP)に対するポリドカノールの効果
ポリドカノール溶液の濃度:0.5%、1.25%および2%;デオキシコール酸塩の用量濃度:1.0%
種:LVG Syrian Golden Hamster、退役繁殖(retired breeders)。
体重:165−187グラム(治療期間の1日目);性別:雄;ベンダー:Charles River;食餌:研究室で与える標準的な餌;無作為化:平均体重が処置亜群間でほぼ等しくなるように、動物をグループ分けした。
モデル:鼠径部の脂肪パッドをモデル組織として使用した。ゴールデンハムスターにおいて、鼠径部の両側に並べたこれらの皮下脂肪パッドを、それぞれの側腹部上の外側に置かれた脂肪パッドと連続にし、したがって、鼠径部外側の脂肪パッドまたはILFPとして言及した。各脂肪パッドの長さは、各脂肪パッド内でのおよそ4cmの間隔を置かれた2回の注射、および同じ動物の対側性の脂肪パッドでの同様に施される対照の注射の機会を提供した。このモデルにおける片側の実験的処置は、個々の動物内の処置および未処置の脂肪パッドの一対比較法の利点をもたらし、試験化合物の脂肪分解効果を評価するためのモデルとして機能した。
被験物質:ポリドカノール:Advantar(または他のもの)によって提供された溶液、0.5%、1.25%および2.0%、プロピレングリコールとともに処方した。
処置:イソフルラン麻酔の下で、右のILFPに、0.5cmの間隔を空けて、2つの部位(ILFPの内側および外側の部分)において0.2ccの薬液を注入した。左のILFPに、内側および外側の部位において濾過されたビヒクル対照溶液を注入した。合計36の動物を、3つの用量群に分け、以下の表に概説した:
採取:28日目(Day 0で注射)および56日目(Day 0およびDay 28での注射)に、動物を屠殺し、ILFPを切除し、計量した(下記の「鼠径部/外側の脂肪パッドの採取手順」を参照)。各ILFPの内側および外側の部分を一緒に計量した。計量後、各部分を、ドライアイス上で別々に冷凍し、組織学的解析のために冷凍保存した。
脂肪重量分析:結果を、主にグラムでの右のILFPと左のILFPとの間の平均差(ΔR−L)として、およびパーセント差(ΔR−L%)として表わした。統計分析を実行した。
組織学的解析:すべての6の被験体の右の(ポリドカノール処置した)内側の注射部位、および各処置群(動物#3および#5)からの1つの左の(生理食塩水処置した)部位を、組織学的に分析して、脂肪組織内の壊死の証拠を確定した。選択したサンプルを、組織にわたって0.5mmの間隔で20ミクロンの厚さで切断した。切片を、マウントして、H&Eで染色し、壊死または炎症の証拠を顕微鏡で検査した。各組織の代表的な画像を、Carl Zeissのカラーカメラで記録した。H&E染色した切片の目視検査によって壊死または炎症を決定的に確定することはできないが、異質(非脂肪)細胞による組織の浸潤は、炎症反応として解釈される(これは壊死の事象を暗示し得る)。
正常な脂肪組織の組織病理学的検査は、炎症性細胞浸潤についてはほぼ言及しておらず、脂肪滴を、脂肪細胞の異なる小葉を分離する結合組織の一時的な(occasional)鎖で囲む非常に薄い細胞膜を示す。ポリドカノールで処置した脂肪組織の組織病理学的検査は、脂肪細胞の壊死およびアポトーシスの用量依存性の変化を示し、これは、より厚い線維化中隔(fibrotic septa)によって分離された大きな空胞領域および一般化した線維性変化につながる。さらに、脂質細胞片のマクロファージ食作用を有するリンパ単核性の(lymphomononuclear)炎症性浸潤がある。
<注射および採取の手順>
鼠径部の注射手順 (0.2ccの容積、0.5cmの間隔を空けた)
動物に、0.5cmの間隔を空けて、上方から尾側にかけて、最大4つの部位で(ILFPの内側、中心、および外側の部分において)0.2mL/注射の被験物質溶液を経皮的に注入した。針を右鼠径部に挿入し、針の先端を腹膜壁と右脚との間の脂肪パッドの真中に入れることによって、注射を行った。ハムスターにおいて、脂肪を、皮膚下の光領域としておおむね視覚化することができた。針の先端は、脚筋および腹膜を回避しながら(針先端部が、その最終位置にある間にわずかに上方に上げられるときに、組織の厚さによって判別されるように)鼠径部の脂肪に入れるのに十分な深さであった。針先端部を、膝の膝蓋骨から胸骨の剣状虫垂(xyphoid appendix)に引かれたラインのおよそ0.5cm内側に入れた。
<鼠径部−外側の脂肪パッドの採取手順(ハムスター)>
動物の腹部側を上にして、皮膚を、臍から陰嚢の下部近くの陰茎の尾方にある地点まで腹部中心線に沿って切断した。皮膚を、陰茎領域から後肢の後部へと後外側方向に切断した。正中切開の上端(臍の近く)から、皮膚を、脊髄領域への背側方向に側腹部に沿って両側を切断して、腹部上に三角形の皮弁を形成した。ILFPの領域に重なる皮膚から、楕円状切片(elipse)を採取し、ホルマリンに入れて、保存した。必要に応じて筋膜の切開と組み合わせた鈍的切開を使用して、各皮弁を脂肪から遠ざけて注意深く反映させた(reflected)(皮膚に付けられた脂肪を除去する)。腹膜および陰嚢を暴露させ、鼠径部も膝を越えて側腹部に沿って同様に暴露した。鼠径部の脂肪パッドは、黄褐色であり、主として対角線上に内側に尾部から側方に頭部へと腹部と後脚との間の鼠径部の筋目に置いた。脂肪パッドは、動物の外側上を背側に及び対側性の脂肪パッドに沿って内側に包む皮下脂肪の薄シートに隣接していた。腹部中心線に沿った脂肪を切断し、右と左の脂肪パッドに分離した。鼠径部の脂肪を、筋目において腹膜から切り離した。パッドの真下で鈍的切開を使用して、パッドを、腹側正中線部分からパッドの下位の内側および背側外側の端部まで、下層にある付着した筋肉から分離し、動物の側部にわたって背側外側に扇形に広がり始める薄い領域の除去を回避した。上縁を、膝から剣状突起までのラインに沿って平行に切断した。他方の面に対して片面上で脂肪を過度に採取しないように、同じ解剖学的境界に従って右と左の脂肪パッドの両方を採取することに注意を払った。処置した側面はより線維性であり、ビヒクル側でサイズが縮小した。
実施例2:第三相臨床試験
多施設の、第三相の、無作為化した、二重盲検の、プラセボ対照の、並行群の研究は、0.5%W/Vおよび1.0%W/Vの固定量で投与されたポリドカノールの効果および安全性を評価することができる。研究を、スクリーニング時期(−8週からベースラインまで;訪問1)、続く12週間の治療期間(訪問2−5)および12週間の有効性および安全性のフォローアップ期間(訪問6および7)に分割する。ポリドカノール製剤は、表2に示されるように処方される。
上記の製剤の実施形態では、グリセリンは、全体的または部分的にプロピレングリコールで代用される。
<包含および除外の基準>
中程度または重度の頤下脂肪(「SMF」)を示す[5点のClinician−Reported Sub−mental Fat Rating Scale(CR−SMFRS)でグレード2または3]および訪問2で頤下領域の不満足な様相を表わす[Subject Self−Rating Scale(SSRS)スコア0−3]18−65歳の男性および女性が、参加に適格である。患者は、臨床評価および臨床検査を受け、研究の間に安定した体重、食事および運動の慣例を維持することに合意する。出産年齢の女性は、研究の間に妊娠および授乳していない且つ避妊を実行している必要がある。主要除外基準は以下の通りである:SMFの処置に対する過去の介入;SMF評価に干渉する又は結果として処置後に美的に許容しがたい転帰をもたらす傾向にある解剖学的特徴または過去の外傷;SMF以外の頤下の腫大のあらゆる原因の証拠;および安全性または有効性の評価あるいは研究処置を受ける又はインフォームドコンセントを提供する患者の能力に影響を与えるであろうあらゆる病状。肥満度指数(BMI)>30kg m−2を有する患者、減量プログラムを受けている又は考慮している患者、および研究材料のあらゆる成分あるいは局所または局部の麻酔薬に対する感受性の履歴を有する患者も、除外される。
<無作為化>
患者は、コンピューター化されたウェブ/音声応答システムを使用して、固有の無作為化番号の割り当てによって、ベースライン評価の完了後に、訪問2で無作為化される(1:1:1)。ポリドカノールおよびプラセボの処置キットは、同一の様相を呈し、無作為なキット番号を有する盲検標識が付随し、これらは、コンピューター化されたシステムを使用して、患者に割り当てられる。
<介入>
すべての無作為化された患者は、28±5日の間隔(訪問2−5)によって分離された、最大で4回のセッションで、少なくとも1回の治療セッションを受ける。患者は、1回の治療セッション当たり最大10mLの試験薬を受け、セッションの数は、残りのSMFの量および各患者の顔および顎の外見に対する満足感に依存する。注射剤は、1回の注射当たり0.2mLの容量で前広頚筋(pre−platysma)のSMFへと直接皮下に投与され、グリッドを使用しておよそ1cmの間隔を空けられ、均一な適用範囲を提供する。必要であれば、局所麻酔薬が提供される。有害事象(AE)、初期段階の治療の成功、または患者の要望で、処置は早期に中止され得る。各処置および併用薬の使用がそれぞれ報告された7±3日後に、処置領域は評価される。患者は、最後の治療セッションの4週間(±5日)および12週間(±7日)後の2回のフォローアップ訪問(訪問6および7)を受ける。
<有効性の評価項目>
有効性エンドポイントは、訪問7(最後の処置の12週間後)で評価される。以下の2つの共一次有効性エンドポイントがある:治療レスポンダーの割合(つまり、ベースラインに対して5点のCR−SMFRSで≧1点のSMFの減少を有する)および顔および顎に関係した外見に満足した患者の割合(つまり、7点のSSRS評定尺度で≧4のスコアを有する)。主要エンドポイント結果を確証するために、治療セッションによって、CR−SMFRSおよびSSRSのスコアでのベースラインからの変化およびSMFの厚さのキャリパー測定値の変化の二次パラメーターに関して、感受性分析が行われる。皮膚弛緩症に対する処置の効果(Skin Laxity Rating Scale、SLRS)も評価され、患者報告アウトカムは、Patient−Reported Submental Fat Rating Scale (PR−SMFRS)およびPatient−Reported Submental Fat Impact Scale (PR−SMFIS)を使用して評価された。追加の患者報告機器も使用される。
<安全性評価項目>
AEは、各訪問および各治療セッションのおよそ7日後に評価され、開始日および停止日、および重度および強度によって記述的に特徴付けられた。治療中に発生したAEは、最初の処置用量後の発症または悪化を有するAEとして定義される。臨床検査室パラメーターおよび他の試験におけるベースラインからの変化、および生命徴候、体温および体重の変動も、測定される。
<統計学的方法論>
2つのプラセボ−対照で観察された効果量(effect size)の80%、および2つの割合に対するPearsonのカイ二乗検定(α=0.025deno両側検定)を用いる1処置群当たりの10%の中断率を使用して、90%のパワーを保証するために、1処置群当たり120人の患者の控えめに丸みを帯びた(conservatively rounded)サンプルサイズが使用される。
有効性分析は、包括解析母集団(intention−to−treat population)(ベースラインで少なくとも1回の効果評価を受けたすべての無作為化された患者)に基づいており、訪問7での欠測値は実行される最後の観察を使用して帰属される(imputed)。処置比較に対する帰無仮説は、2つの共一次有効性エンドポイントに関するポリドカノールおよびプラセボの各用量間の差がなかったということである。
プラセボと2つのポリドカノール用量群の比較は、バイナリロジスティック回帰分析からオッズ比を介して行われる。多様性の調節を行った。2つの共一次エンドポイントがあったため、両方の変数に対する帰無仮説は、同じ有意水準(α=0.05)で拒絶されざるをえなかった。これは、Bonferroni−Holmの手順において2つのP値のうちのより大きいP値を使用することによって説明される。
二次エンドポイントに関して、CR−SMFRSおよびキャリパースコアにおけるベースラインからの変化は、混合モデルの反復測定の分析を使用して分析される。SSRSスコアにおけるベースラインからの変化は、分散分析(ANOVA)によって分析される。≧1点のPR−SMFRSの改善は、バイナリロジスティック回帰分析によって分析される。SLRSスコアにおけるベースラインからの変化は、度数分布表に記録され、Pearsonのカイ二乗検定は、各ポリドカノール群とプラセボを比較するために適用された。ANOVAが全体的な処置効果を示す場合にのみ、PR−SMFISスコアのために記述統計量を計算し、ベースラインからの変化を、連続変数のための事後のFisherの最小二乗誤差試験によって分析した。AEに対する統計的概要は、安全性母集団(試験薬での少なくとも1つの処置を受けたすべての患者)における治療中に発生したAEに基づく。AEの数および各AEを示す患者の数は、処置、研究中止、脂肪、重度、強度、器官別大分類および好ましい条件との関連に従って分類される。
本明細書に記載される実施例および実施形態は、例示目的のみであり、様々な修正または変更が、本出願の精神および範囲および添付の請求項の範囲内に含まれる。本明細書で言及される、すべての公報、特許、および特許出願は、あらゆる目的のための引用によって本明細書に組み込まれる。