JP6919491B2 - スタビライザ支持装置 - Google Patents

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本発明は、スタビライザ支持装置に関する。
例えば特許文献1,2に示すように、車体のロール角を小さくするためのスタビライザは、左右のサスペンション装置を連結するトーションバーからなり、その両端部分がブッシュおよびブラケットを介して車体に支持されるようになっている。
例えば特許文献1,2では、スタビライザの外周にブッシュを嵌着し、このブッシュを覆うようにブラケットを取り付け、このブラケットの取付片を車体にボルト留めするようになっている。
なお、前記ブラケットのアーチにおける軸方向両端寄りの二ヶ所には、径方向外向きに突出する突条部が設けられることにより、前記アーチの全体が軸方向に波打つような形状になっている。また、前記ブッシュは、その外周面が前記ブラケットのアーチの内周面に倣った形状に弾性変形して密着するようになっている。
特許第4890371号公報 特許第6176196号公報
上記特許文献1,2では、前記スタビライザにこじり力が作用した場合に、前記ブッシュが弾性変形することにより当該ブッシュの軸方向一端側または他端側が外側へ逃げるとともに、当該ブッシュの軸方向一端側または他端側と前記ブラケットのアーチとの間に隙間が生じる可能性が高くなる。
前記のようなブッシュの逃げが発生すると、当該ブッシュからの反力が低下し、スタビライザの効率が低下することが懸念される。また、前記のような隙間が発生すると、当該隙間に例えば砂や泥水などの異物が入りやすくなって、異音が発生しやすくなることが懸念される。
このような事情に鑑み、本発明は、スタビライザ支持装置において、スタビライザにこじり力が作用した場合に、ブッシュの軸方向一端側または他端側が外側へ逃げないようにするとともに、当該ブッシュの軸方向一端側または他端側とブラケットのアーチとの間に隙間ができないようにすることを目的としている。
本発明は、車体にスタビライザを支持するためのスタビライザ支持装置であって、前記スタビライザに嵌着される筒状のブッシュと、このブッシュを前記車体に押し付けるようにして前記車体にボルト留めされるブラケットと、を備え、前記ブッシュの軸方向一端側および他端側には、軸方向中間領域よりも外径寸法が小さくされた小径部が設けられており、前記両方の小径部よりも軸方向内側には、径方向外向きに隆起する突条部が設けられており、前記ブラケットは、前記ブッシュの外周面に覆い被せられるアーチと、このアーチの周方向一端側および他端側に連接されかつ前記車体に面接触されるとともに前記ボルトの挿通孔が設けられている取付片と、を有し、前記アーチの軸方向一端側および他端側には、径方向内向きに延出するフランジが設けられており、前記アーチの軸方向中間領域には、径方向内向きに陥没する陥没部が設けられており、この陥没部の底面における軸方向中間領域には、径方向内向きに張り出す張り出し部が設けられており、この張り出し部が前記ブッシュの軸方向中間領域に接触されるようになっていて、前記フランジの内周面が前記ブッシュの小径部の外周面に接触されるようになっている、ことを特徴としている。
この構成では、前記スタビライザにこじり力が作用した場合に、前記ブッシュが弾性変形するものの、当該ブッシュの軸方向一端側または他端側の小径部と前記ブラケットのアーチのフランジとが密着するようになる。
この状態では、前記アーチのフランジによって、前記ブッシュの軸方向一端側または他端側が外側へ逃げることが阻止されるので、前記ブッシュからの反力が低下せずに済むなど、当該ブッシュの特性が可及的に高められることになる。
また、前記ブッシュの軸方向一端側または他端側とブラケットのアーチとの間に隙間ができなくなるので、前記ブッシュと前記ブラケットのアーチとの間に例えば砂や泥水などの異物が入ることを防止できるようになる。
本発明に係るスタビライザ支持装置によれば、ブッシュの特性が可及的に高められることに伴い前記スタビライザの効率を向上させるうえで有利になるとともに、前記ブッシュと前記ブラケットのアーチとの間に例えば砂や泥水などの異物が入ることを防止できることに伴い異音の発生を抑制または防止するうえで有利になる。
本発明に係るスタビライザ支持装置の一実施形態を示す断面図で、図6の(1)−(1)線断面を矢印方向から見た図に対応している。 図1の一点鎖線で囲んだ領域を拡大して示す図である。 図1のスタビライザ支持装置の使用状態を示す斜視図である。 図3の正面図である。 図3の下面図である。 ブラケットの単体を示す側面図である。 ブッシュの単体を示す側面図である。
以下、本発明を実施するための最良の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1から図7に本発明の一実施形態を示している。図中、1は車体、2はスタビライザ、3はスタビライザ支持装置を示している。
スタビライザ2は、車体1左右のサスペンション(図示省略)を連結するものであって、詳細に図示していないが、車体1の幅方向に向けて配置される直線形状のトーションバー部分と、このトーションバー部分の両端部分が車体1の前後方向に延びるように屈曲されてなるアーム部分とを備えている。前記両アーム部分が前記左右のサスペンションに連結される。
このスタビライザ2は、例えばコーナリング走行中などにおいて不図示の左右車輪が逆相にストロークするとき、前記両アーム部分の上下方向の相対変位によって前記トーションバー部分が捩られて、車体1のロール角を小さくする方向の捩れ反力を発生する。
スタビライザ支持装置3は、スタビライザ2の前記トーションバー部分の長手方向に離隔した二ヶ所を車体1に支持するものであって、ブッシュ10、ブラケット20などを備えている。
ブッシュ10は、筒状に形成されており、その中心孔にスタビライザ2のトーションバー部分が挿通されるようになっている。なお、ブッシュ10の円周方向の所定領域は車体1に面接触するように平坦面11とされている。
このブッシュ10は、その全体がゴムなどの弾性材で形成されていて、円周1ヶ所が分離されている(図7の分離線16参照)。
また、ブッシュ10の内部には、インターリング12が埋設されている。インターリング12の円周数ヶ所には貫通孔12aが設けられている。
このようにインターリング12に貫通孔12aを設けているのは、ブッシュ10の成形時に金型にインターリング12をインサートするので、前記金型に溶融状態の前記弾性材を注入する際の流動性を良好とするためである。
また、インターリング12の軸方向両端には、当該インターリング12を前記金型にインサートする際に位置決めするために、突起12bが設けられている。
さらに、ブッシュ10の軸方向一端側および他端側には、小径部13が設けられている。両方の小径部13は、ブッシュ10の軸方向中間領域よりも外径寸法が小さくされている。両方の小径部13よりも軸方向内側には、径方向外向きに隆起する突条部14が設けられている。この突条部14は、山形状に形成されている。
ブラケット20は、アーチ21、一対の取付片22、補強リブ23を有する。このブラケット20は、例えばアルミニウム合金で鋳造することにより製作される。
アーチ21は、側面視でほぼU字形に湾曲する形状とされており、ブッシュ10の外周に覆い被される。このアーチ21の軸方向中間領域には、径方向内向きに陥没する陥没部21aが設けられており、アーチ21の軸方向一端側および他端側には、径方向内向きに延出するフランジ21bが設けられている。
陥没部21aの底面における軸方向中間領域には、径方向内向きに張り出す張り出し部21cが設けられている。この張り出し部21cがブッシュ10の軸方向中間領域に接触されるようになっていて、フランジ21bの内周面がブッシュ10の小径部13の外周面に接触されるようになっている。
一対の取付片22は、アーチ21の周方向一端側および他端側に連接された平面視矩形の平板とされており、車体1に面接触された状態でボルト30により留められる。一対の取付片22には、ボルト30が挿通される挿通孔22aが設けられている。挿通孔22aは取付片22の板厚方向に貫通するように設けられている。
補強リブ23は、アーチ21から一対の取付片22にかけて一体に設けられており、ブラケット20全体の剛性を高めるために設けられている。
そして、図2に示すように、ブッシュ10において小径部13から立ち上がり壁面15に至る入隅部分、およびブッシュ10において前記立ち上がり壁面15から突条部14に至る角部は、それぞれ曲面形状に形成されている。
一方、ブラケット20のフランジ21bの内端(張り出し方向先端)の内側角部、およびブラケット20においてフランジ21bの内端から陥没部21aの内周面に至る入隅部分は、それぞれ曲面形状に形成されている。
これにより、スタビライザ2にこじり力が作用する場合に、ブッシュ10が弾性変形することによりブラケット20に面で圧接するようになってエッジ当たりしなくなるので、ブラケット20がブッシュ10を攻撃せずに済むようになる。これにより、ブッシュ10の耐久性を向上するうえで有利になる。
なお、この実施形態では、ブラケット20のアーチ21の周方向中間に、不図示の他部品をボルト留めするための台座24および雌ねじ穴25が設けられている。
上述したような構成のスタビライザ支持装置3でもってスタビライザ2を車体1に取り付ける場合、スタビライザ2にブッシュ10を嵌着し、このブッシュ10にブラケット20のアーチ21を嵌め合わせてから、例えば図3に示すように、ブラケット20の両取付片22を車体1にボルト30で留める。これにより、ブッシュ10が若干弾性変形した状態で当該ブッシュ10の平坦面11が車体1に押し付けられることになる。
そして、このように取り付けた状態において、スタビライザ2にこじり力が作用した場合には、ブッシュ10が弾性変形するものの、このブッシュ10の軸方向一端側または他端側の小径部13とブラケット20のアーチ21のフランジ21bとが密着させられることになる。
この状態では、アーチ21のフランジ21bによって、ブッシュ10の軸方向一端側または他端側が外側へ逃げることが阻止されるので、ブッシュ10からの反力が低下せずに済むなど、当該ブッシュ10の特性を可及的に高めることができる。その結果、スタビライザ2の効率を向上させるうえで有利になる。
また、ブッシュ10の軸方向一端側または他端側とブラケット20のアーチ21との間に隙間ができなくなるので、ブッシュ10とブラケット20のアーチ21との間に例えば砂や泥水などの異物が入ることを防止できるようになる。その結果、異音の発生を抑制または防止するうえで有利になる。
以上説明したように本発明を適用した実施形態のスタビライザ支持装置3によれば、スタビライザ2の効率を向上できるとともに、異音の発生を抑制または防止できるなどの優れた効果が得られる。
なお、本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内および当該範囲と均等の範囲内で適宜に変更することが可能である。
(1)上記実施形態では、ブラケット20に台座24および雌ねじ穴25を設けた例を挙げているが、本発明はこれのみに限定されるものではなく、例えばブラケット20に台座24および雌ねじ穴25を設けていないものも本発明に含まれる。
(2)上記実施形態では、ブッシュ10にインターリング12を設けた例を挙げているが、本発明はこれのみに限定されるものではなく、例えばブッシュ10にインターリング12を設けていないものも本発明に含まれる。
(3)上記実施形態では、ブラケット20をアルミニウム合金で鋳造することにより製作する例を挙げているが、本発明はこれのみに限定されるものではない。
前記ブラケット20は例えば鉄系金属でもよく、また、例えば絞り成形などで製作することが可能である。
本発明は、車体にスタビライザを支持するためのスタビライザ支持装置に好適に利用することが可能である。
1 車体
2 スタビライザ
3 スタビライザ支持装置
10 ブッシュ
12 インターリング
13 小径部
14 突条部
15 立ち上がり壁面
20 ブラケット
21 アーチ
21a 陥没部
21b フランジ
21c 張り出し部
22 取付片
22a 挿通孔
30 ボルト

Claims (1)

  1. 車体にスタビライザを支持するためのスタビライザ支持装置であって、
    前記スタビライザに嵌着される筒状のブッシュと、このブッシュを前記車体に押し付けるようにして前記車体にボルト留めされるブラケットと、を備え、
    前記ブッシュの軸方向一端側および他端側には、軸方向中間領域よりも外径寸法が小さくされた小径部が設けられており、前記両方の小径部よりも軸方向内側には、径方向外向きに隆起する突条部が設けられており、
    前記ブラケットは、前記ブッシュの外周面に覆い被せられるアーチと、このアーチの周方向一端側および他端側に連接されかつ前記車体に面接触されるとともに前記ボルトの挿通孔が設けられている取付片と、を有し、
    前記アーチの軸方向一端側および他端側には、径方向内向きに延出するフランジが設けられており、前記アーチの軸方向中間領域には、径方向内向きに陥没する陥没部が設けられており、この陥没部の底面における軸方向中間領域には、径方向内向きに張り出す張り出し部が設けられており、この張り出し部が前記ブッシュの軸方向中間領域に接触されるようになっていて、前記フランジの内周面が前記ブッシュの小径部の外周面に接触されるようになっている、ことを特徴とするスタビライザ支持装置。
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