JP6919313B2 - デフレクタ装置 - Google Patents

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    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/22Wind deflectors for open roofs

Description

本発明は、デフレクタ装置に関する。
従来、車両のルーフに設けられたルーフ開口部が開放した際に車室内への風の巻き込みによる空気振動を抑えるようにするデフレクタ装置がある(例えば、特許文献1)。
特許文献1には、ルーフの開口を開閉するスライドパネルの開閉動作に伴い、当該ルーフの開口に沿って設けられたサンシェードレールに対して接近及び離間するように回動するデフレクタアームを備えるデフレクタ装置が記載されている。このデフレクタ装置では、スライドパネルが開動作する場合、デフレクタアームが解放されてサンシェードレールに対して離間するように回動し、これに連動してデフレクタブレードが展開されるように構成されている。また、スライドパネルが閉動作する場合、デフレクタアームが抑え込まれてサンシェードレールに対して接近するように回動し、これに連動してデフレクタブレードが格納されるように構成されている。そして、特許文献1のデフレクタ装置では、デフレクタアームをサンシェードレールから離間する方向に付勢する板ばねが設けられている。
特開2006−168439号公報
特許文献1のデフレクタ装置において、板ばねの一端は、サンシェードレールに取り付けられたベース部材に対して固着されている。また、板ばねの他端は、デフレクタアームの延びる方向に沿って設けられたサンシェードレール側に開口を有する溝に対して、当該サンシェードレール側から嵌め込まれている。これにより、板ばねは、デフレクタアームが回動する際、デフレクタアームの溝の底に線接触した状態で摺動する。この場合、板ばねは、デフレクタアームの溝の側壁に対しては面接触した状態で摺動する。そして、デフレクタアームが回動する際の摺動抵抗が大きいほど摺動に基づく摺動音が大きくなる懸念がある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、デフレクタアームが回動する際の摺動抵抗を低減できるデフレクタ装置を提供することにある。
上記課題を解決するデフレクタ装置は、車両のルーフに設けられたルーフ開口部の両側縁部に対して固定されるデフレクタベースと、前記ルーフ開口部の両側縁部に沿って延びるように前記デフレクタベースに組み付けられ、当該ルーフ開口部を開閉するパネルの開閉動作に応じて前記ルーフ開口部に対して接近及び離間するように回動可能に支持されるデフレクタアームと、前記デフレクタアームが前記ルーフ開口部に対して離間する場合に展開されるとともに、前記デフレクタアームが前記ルーフ開口部に対して接近する場合に格納されるように構成されるデフレクタ部と、一端側が前記デフレクタベースに組み付けられるとともに、他端側が前記デフレクタアームを前記ルーフ開口部に対して離間する方向に付勢するように当該デフレクタアームに当接する状態で設置される付勢部材と、を備え、前記付勢部材は、両先端が互いに接近するように全体としてU字状に折り曲げられた線材であり、当該線材の両先端が前記一端側となり、当該両先端からそれぞれ延びる部位が合流するR状の部位が前記他端側となるように設置されているデフレクタ装置であって、前記デフレクタアームには、前記付勢部材に対向する対向面に対して当該付勢部材側に突出する当接部が設けられており、前記付勢部材の前記他端側は、前記当接部を介して前記デフレクタアームと当接する
上記構成によれば、付勢部材のうち、デフレクタアームに当接する部位は、U字状に折り曲げられた線材のうち、R状の部位である。つまり、付勢部材は、デフレクタアームが回動する際、当該デフレクタアームにR状の部位で点接触した状態で摺動する。なお、上記構成では、付勢部材として線材を採用しているので、両先端からそれぞれ延びる部位がデフレクタアームと接触する場合であっても面接触することはなく線接触で済む。この場合、例えば、付勢部材として板ばねを採用する場合と比較して、付勢部材と、デフレクタアームとの摺動面積を小さくすることができるようになる。したがって、デフレクタアームが回動する際の摺動抵抗を低減することができ、ひいてはデフレクタアームの回動に基づく摺動音を低減することができる。
上記構成によれば、デフレクタアームのうち、付勢部材のR状の部位と当接する部位は、デフレクタアームの当接部、すなわち当該当接部の面上に限られる。これにより、付勢部材と、デフレクタアームとの摺動面積を小さくする状態を好適に維持することができる。したがって、デフレクタアームが回動する際の摺動抵抗を好適に低減することができる。
上記課題を解決するデフレクタ装置において、前記当接部は、前記デフレクタアームが回動するなかで前記付勢部材と当接する当接部位と、当該付勢部材と当接しない非当接部位とを有し、前記非当接部位は、前記当接部位と比較して前記付勢部材側への突出量が大きく構成されていることが好ましい。
例えば、デフレクタアームの付勢部材に対向する対向面では、デフレクタアームが回動する際に付勢部材と当接する部位に当接部が少なくとも設けられていればよく、付勢部材と当接しない部位に当接部が設けられていなくても上記効果を得ることができる。
これに対して、上記構成によれば、デフレクタアームが回動する際に付勢部材と当接しない部位にも当接部を設けるようにし、これに対応する当接部の非当接部位については当接部を補強部、所謂、リブとしての機能を付加している。これにより、デフレクタアームの剛性を高めることができる。
上記課題を解決するデフレクタ装置車両のルーフに設けられたルーフ開口部の両側縁部に対して固定されるデフレクタベースと、前記ルーフ開口部の両側縁部に沿って延びるように前記デフレクタベースに組み付けられ、当該ルーフ開口部を開閉するパネルの開閉動作に応じて前記ルーフ開口部に対して接近及び離間するように回動可能に支持されるデフレクタアームと、前記デフレクタアームが前記ルーフ開口部に対して離間する場合に展開されるとともに、前記デフレクタアームが前記ルーフ開口部に対して接近する場合に格納されるように構成されるデフレクタ部と、一端側が前記デフレクタベースに組み付けられるとともに、他端側が前記デフレクタアームを前記ルーフ開口部に対して離間する方向に付勢するように当該デフレクタアームに当接する状態で設置される付勢部材と、を備え、前記付勢部材は、両先端が互いに接近するように全体としてU字状に折り曲げられた線材であり、当該線材の両先端が前記一端側となり、当該両先端からそれぞれ延びる部位が合流するR状の部位が前記他端側となるように設置されているデフレクタ装置であって、前記デフレクタベースは、前記デフレクタアームが延びる方向に直交する方向で対向する一対の側壁を有し、各側壁には、対向する前記側壁に向かって延び、断面形状が、対向する一対の直線部と、各直線部の端同士をそれぞれ接続するように対向する一対の円弧部とを有する長円形の軸部がそれぞれ設けられており、前記デフレクタアームは、前記各側壁の軸部に挿入されるように当該各側壁の間に配置される回動部を有し、前記回動部には、対向する前記各側壁側の開口から当該各側壁が対向する方向に深さを有する軸穴が設けられており、前記軸穴は、前記デフレクタアームが回動する範囲よりも大きい範囲で、前記軸部の一対の円弧部の表面である摺動面と摺動可能な内周面を有する筒状をなし、前記軸部に挿入される際に当該軸部の一対の直線部を通過させるべく、前記内周面のうち、前記デフレクタアームが回動する際に前記摺動面と摺動しない範囲で、当該内周面を径方向に貫通するように設けられる挿入口を有するとともに、対向する前記各側壁側の開口の間を通過不能に塞ぐように設けられる底壁を有する。
上記構成によれば、付勢部材のうち、デフレクタアームに当接する部位は、U字状に折り曲げられた線材のうち、R状の部位である。つまり、付勢部材は、デフレクタアームが回動する際、当該デフレクタアームにR状の部位で点接触した状態で摺動する。なお、上記構成では、付勢部材として線材を採用しているので、両先端からそれぞれ延びる部位がデフレクタアームと接触する場合であっても面接触することはなく線接触で済む。この場合、例えば、付勢部材として板ばねを採用する場合と比較して、付勢部材と、デフレクタアームとの摺動面積を小さくすることができるようになる。したがって、デフレクタアームが回動する際の摺動抵抗を低減することができ、ひいてはデフレクタアームの回動に基づく摺動音を低減することができる。
上記構成によれば、デフレクタ装置を組み立てる際、軸部の一対の直線部を軸穴の挿入口を通過させることによって、デフレクタアームをデフレクタベースに組み付ければよい。これにより、軸部に軸穴を挿入する際、軸部の一対の円弧部や軸穴の挿入口が変形したりすることを抑制することができる。これと合わせて、軸穴の挿入口は、内周面のうち、デフレクタアームが回動する際に軸部の摺動面と摺動しない範囲で設けられているので、デフレクタアームが回動したとしても、デフレクタベースからのデフレクタアームの脱落を抑制することができる。
また、上記構成の軸穴は、底壁が設けられることによって、当該底壁が設けられない場合と比較して、回動部の剛性が高められている。これにより、デフレクタアームが回動を繰り返したとしても、軸穴の挿入口が広がること、所謂、口開きについても抑制することができ、上記デフレクタベースからのデフレクタアームの脱落を抑制する状態を好適に維持することができる。したがって、デフレクタ装置20の耐久性を高めることができ、信頼性を向上することができる。
上記課題を解決するデフレクタ装置において、前記デフレクタアームは、前記回動部と、前記デフレクタベースとの間に前記付勢部材を挟み込むように、前記回動部の軸穴に前記デフレクタベースの前記各側壁の軸部がそれぞれ挿入された状態で組み付けられており、前記回動部のうち、前記付勢部材と対向する部位は、当該付勢部材を避けるべく他の部位と比較して薄肉であることが好ましい。
上記構成によれば、回動部と、付勢部材との組み付けスペースについて、回動部を薄肉にした分だけ互いにラップさせることができる。これにより、回動部と、付勢部材との組み付けスペースを縮小することができる。この場合、デフレクタベースを小型化してデフレクタ装置自体を小型化するのに効果的である。
上記課題を解決するデフレクタ装置において、前記各側壁の軸部は、前記摺動面の対角線上の位置に対して径方向の外側に突出する一対の突出部を有することが好ましい。
上記構成によれば、デフレクタアームがデフレクタベースに組み付けられた状態で、回動部の内周面と、軸部の摺動面とは、当該摺動面に設けられた突出部を介して当接する。すなわち、デフレクタアームにおける回動部の内周面と、デフレクタベースにおける各側壁の軸部の一対の円弧部との間で、部材の製造公差や寸法公差に基づく隙間をガタ詰めすることができる。これにより、デフレクタアームが回動する際、ガタつきの発生を抑制することができ、スムーズな動きの実現が可能になる。
上記課題を解決するデフレクタ装置車両のルーフに設けられたルーフ開口部の両側縁部に対して固定されるデフレクタベースと、前記ルーフ開口部の両側縁部に沿って延びるように前記デフレクタベースに組み付けられ、当該ルーフ開口部を開閉するパネルの開閉動作に応じて前記ルーフ開口部に対して接近及び離間するように回動可能に支持されるデフレクタアームと、前記デフレクタアームが前記ルーフ開口部に対して離間する場合に展開されるとともに、前記デフレクタアームが前記ルーフ開口部に対して接近する場合に格納されるように構成されるデフレクタ部と、一端側が前記デフレクタベースに組み付けられるとともに、他端側が前記デフレクタアームを前記ルーフ開口部に対して離間する方向に付勢するように当該デフレクタアームに当接する状態で設置される付勢部材と、を備え、前記付勢部材は、両先端が互いに接近するように全体としてU字状に折り曲げられた線材であり、当該線材の両先端が前記一端側となり、当該両先端からそれぞれ延びる部位が合流するR状の部位が前記他端側となるように設置されているデフレクタ装置であって、前記デフレクタベースは、前記付勢部材の前記一端側が組み付けられる際に、前記付勢部材の前記両先端と、当該両先端とは異なる部位とをそれぞれ個別に係止するための第1の係止部と、第2の係止部とを有する。
上記構成によれば、付勢部材のうち、デフレクタアームに当接する部位は、U字状に折り曲げられた線材のうち、R状の部位である。つまり、付勢部材は、デフレクタアームが回動する際、当該デフレクタアームにR状の部位で点接触した状態で摺動する。なお、上記構成では、付勢部材として線材を採用しているので、両先端からそれぞれ延びる部位がデフレクタアームと接触する場合であっても面接触することはなく線接触で済む。この場合、例えば、付勢部材として板ばねを採用する場合と比較して、付勢部材と、デフレクタアームとの摺動面積を小さくすることができるようになる。したがって、デフレクタアームが回動する際の摺動抵抗を低減することができ、ひいてはデフレクタアームの回動に基づく摺動音を低減することができる。
上記構成によれば、デフレクタ装置を組み立てる際、第1の係止部と、第2の係止部とを通じて、付勢部材をデフレクタベースに組み付ければよい。この場合、付勢部材の両先端を係止するだけではなく、当該両先端とは異なる部位を個別に係止することができるので、デフレクタアームと関係なく、付勢部材を単独でデフレクタベースに固定することができる。このように付勢部材を単独でデフレクタベースに固定する機能を、デフレクタベースの構成である第1の係止部と、第2の係止部とによって、当該デフレクタベースに付加することができる。したがって、付勢部材を固定するための他の部品を設けたりする必要がなくなり、部品点数を削減することができる。つまり、デフレクタ装置自体を小型化することができる。
また、付勢部材をデフレクタベースに組み付けた状態では、付勢部材の位置ずれを気にすることなくデフレクタアームを続けてデフレクタベースに組み付けることができる。この場合、デフレクタ装置の組み立ての際の作業性を向上するのに効果的である。
本発明によれば、デフレクタアームが回動する際の摺動抵抗を低減することができる。
デフレクタ装置が適用されるルーフを示す斜視図。 同デフレクタ装置についてその概略構成を示す平面図。 同デフレクタ装置についてその構成を示す分解斜視図。 図3の範囲Aを拡大して示す斜視図。 図2のV−V線の端面構造を示す端面図。 同デフレクタ装置についてそのデフレクタベースの構成を示す平面図。 図6のVII−VII線の断面構造を示す断面図。 図5のVIII−VIII線の端面構造を示す端面図。 図5のIX−IX線の端面構造を示す端面図。 (a)〜(c)は同デフレクタ装置の組み立ての方法を説明する図。
以下、デフレクタ装置の一実施形態について説明する。以下では、車両の前後方向を「前後方向」といい、車両の幅方向を「幅方向」といい、車両の上下方向を「上下方向」という。
図1に示すように、自動車などの車両のルーフ10は、角筒状のルーフ開口部11を備えている。ルーフ10には、ルーフ開口部11を開閉可能なパネル12を備えるサンルーフ装置1が設けられている。パネル12は、長辺及び短辺を有する矩形状をなしており、例えば、ガラス板である。パネル12は、ルーフ開口部11に対して前後方向に動作(開閉動作)することによって、当該ルーフ開口部11を開閉する。ルーフ開口部11の周縁である、前後方向で対向する前縁部11a及び後縁部11cと、幅方向で対向する両側縁部11bとには、ウェザーストリップ13が設けられている。ウェザーストリップ13は、ルーフ開口部11がパネル12によって閉じられた状態で、ルーフ開口部11とパネル12との間の隙間を塞ぐ機能を有している。
図2に示すように、ルーフ開口部11において、両側縁部11bには、当該両側縁部11bに沿って前後方向に延びる一対のレール部14aを有するガイドレール14が設けられている。前縁部11aには、当該前縁部11aに沿って延び、一対のガイドレール14の前端同士を幅方向で接続するフロントハウジング15が設けられている。各ガイドレール14のレール部14aには、パネル12を開閉動作させるための図示しない駆動機構が摺動可能に組み付けられている。一対のガイドレール14と、フロントハウジング15とには、その上方向において重なるようにデフレクタ装置20が設けられている。
次に、デフレクタ装置20の構成について詳しく説明する。
図2及び図3に示すように、デフレクタ装置20は、フロントハウジング15、すなわちルーフ開口部11の前縁部11aに沿って設けられるロアフレーム21を備えている。ロアフレーム21は、棒状の外郭を有し、例えば、ポリエチレン樹脂等の樹脂材からなる。
ロアフレーム21は、前縁部11aに沿って幅方向に延びる棒状のロア本体22を有している。ロア本体22の両端には、当該両端からそれぞれ後方に延びる片状の取付部23が設けられている。取付部23の先端側には、幅方向の外側に突出するボス状の保持突起24が設けられている。保持突起24は、フロントハウジング15に設けられた図示しない固定孔等にそれぞれ挿通される。これにより、ロアフレーム21は、ロア本体22の両端に設けられた保持突起24を介してフロントハウジング15、すなわち車両に固定されている。
また、デフレクタ装置20は、ルーフ開口部11に対して接近及び離間するように回動(上下動)可能なデフレクタフレーム25を備えている。デフレクタフレーム25は、略C字状の外郭を有し、例えば、ポリエチレン樹脂等の樹脂材からなる。
デフレクタフレーム25は、前縁部11aに沿って幅方向に延びる棒状のデフレクタ本体26を有している。デフレクタ本体26は、ロアフレーム21のロア本体22に対して上下方向で対向している。デフレクタ本体26の両端には、当該両端からそれぞれ後方に両側縁部11bに沿って延びる一対のデフレクタアーム27が設けられている。
また、デフレクタ装置20は、デフレクタフレーム25をルーフ開口部11に対して離間する方向に付勢するように、一対のデフレクタアーム27をそれぞれ個別に付勢する一対の付勢部材28を備えている。付勢部材28は、両先端28aが互いに接近するように全体としてU字状に折り曲げられた、例えば、銅等の円形の断面を有する線材である。
付勢部材28は、延びる方向の中央の部位からルーフ開口部11側に全体的に撓んだ状態をなしている。付勢部材28の両先端28aの反対側には、当該両先端28aからそれぞれ延びる部位である一対の延在部28bが合流するR状の部位であるR部28cが設けられている。付勢部材28の両先端28aは、一対の延在部28bが撓む方向と反対方向に向かって延びるように鍵状に折り曲げられている。
また、デフレクタ装置20は、一対のデフレクタアーム27と、一対の付勢部材28とがそれぞれ個別に組み付けられる一対のデフレクタベース29を備えている。デフレクタベース29は、ガイドレール14のフロントハウジング15側において、レール部14aの幅方向の外側に固定されている。デフレクタベース29は、ガイドレール14に沿って延びる長辺及び短辺を有する直方体状をなし、例えば、ポリエチレン樹脂等の樹脂材からなる。
図4に示すように、デフレクタベース29には、フロントハウジング15側である前方と、ルーフ開口部11側と反対側である上方とに開口する長辺及び短辺を有する直方体状の収容部30が設けられている。収容部30には、デフレクタアーム27と、付勢部材28とがそれぞれ組み付けられている。
具体的には、収容部30には、ルーフ開口部11の両側縁部11bに沿って延びるようにデフレクタアーム27が組み付けられている。デフレクタアーム27は、当該デフレクタアーム27の先端側に設けられた回動部40が、デフレクタベース29に対して回動可能に設置されている。これにより、デフレクタアーム27は、両側縁部11bに沿って設けられたガイドレール14、すなわちルーフ開口部11に対して回動部40を中心に接近及び離間するように回動可能に支持されている。
また、収容部30には、デフレクタベース29と、デフレクタアーム27との間で挟むように付勢部材28が組み付けられている。付勢部材28は、一端側の部位である両先端28aが、デフレクタベース29に係止されるように設置されている。また、付勢部材28は、他端側の部位であるR部28cが、デフレクタアーム27に対してデフレクタベース29側から当接するように設置されている。これにより、付勢部材28は、デフレクタアーム27をルーフ開口部11に対して離間する方向に付勢すべく、当該デフレクタアーム27に対して付勢力を作用させる。これらは、図3で示す範囲A側のデフレクタアーム27、付勢部材28、及びデフレクタベース29に対して、もう一方側のデフレクタアーム27、付勢部材28、及びデフレクタベース29についても同様である。
また、図2及び図3に示すように、デフレクタ装置20は、ルーフ開口部11が開放した際に展開されることによって、車室内への風の巻き込みによる空気振動を抑えるデフレクタ部50を備えている。デフレクタ部50は、ロアフレーム21と、デフレクタフレーム25とを接続するように、これらの間に掛け渡されている。デフレクタ部50は、帯状をなし、例えば、ナイロン等で網目状(メッシュ状)に織られたメッシュ部材である。
図2の端面構造を示す図5に示すように、ロアフレーム21のロア本体22には、デフレクタ部50の長手方向全長に亘った幅方向の一方側である下方側の端末部50aが埋設されている。デフレクタフレーム25のデフレクタ本体26には、デフレクタ部50の長手方向全長に亘った幅方向の他方側である上方側の端末部50bが埋設されている。なお、デフレクタ部50の各端末部50a,50bは、例えば、インサート成形によりロア本体22やデフレクタ本体26に一体に成形される。
そして、図5に実線で示すように、パネル12の開動作に伴い当該パネル12側からデフレクタフレーム25が解放されると、付勢部材28の付勢力によって、デフレクタアーム27が回動部40を中心にルーフ開口部11に対して離間するように回動(以下「上動」という)する。この場合、デフレクタ本体26は、ロア本体22に対して上下方向で離間するように動作する。これにより、デフレクタ装置20は、デフレクタ部50を短手方向である幅方向に伸長させて、ルーフ10の上面10aに対して突出するように展開させるように動作する(展開動作)。
一方、図5に二点鎖線で示すように、パネル12が閉動作に伴い当該パネル12側からデフレクタフレーム25が押さえ込まれると、付勢部材28の付勢力に抗して、デフレクタアーム27が回動部40を中心にルーフ開口部11に対して接近するように回動(以下「下動」という)する。この場合、デフレクタ本体26は、ロア本体22に対して上下方向で接近するように動作する。これにより、デフレクタ装置20は、デフレクタ部50を幅方向に短縮させて、ルーフ10の上面10aの下側(例えば、フロントハウジング15)に収まるように格納させるように動作する(格納動作)。
次に、デフレクタアーム27、付勢部材28、及びデフレクタベース29の組み付けに関わる構成について詳しく説明する。
まずデフレクタベース29の構成について説明する。
図6及びその断面構造を示す図7に示すように、デフレクタベース29は、収容部30が設けられた長辺及び短辺を有する箱状のベース本体31を備えている。ベース本体31は、当該ベース本体31の長手方向に沿って延びる底部32と、当該底部32から立設された一対の側壁33と、収容部30を画成するように各側壁33を収容部30の長手方向の一方側の端部で接続する本体部34とを有している。
底部32には、ガイドレール14との係合を通じて、当該ガイドレール14に対してベース本体31、すなわちデフレクタベース29を固定する複数(本実施形態では5個)の爪部35が設けられている。各爪部35は、底部32に対して各側壁33が立設する側と反対側から突出している。収容部30において、底部32には、付勢部材28の一対の延在部28b(図6及び図7中、二点鎖線で示す)が設置される底面32aが設けられている。
底面32aには、一対の延在部28bを係止する第1の係止部(以下「係止片」という)36が設けられている。係止片36は、底面32aに対して収容部30の内側に向かって延びている。また、係止片36は、底面32aのうち、収容部30が延びる範囲の略中央、且つ各側壁33の間の略中央に配置されている。係止片36には、対向する各側壁33に向かって突出する一対の係止爪36aが設けられている。
また、底面32aには、当該底面32aを厚み方向に貫通する貫通孔37が設けられている。貫通孔37は、本体部34に隣接して設けられている。
本体部34には、付勢部材28の両先端28aを係止する第2の係止部(以下「係止溝」という)38が設けられている。係止溝38は、底部32側に開口し、各側壁33が立設する方向に深さを有している。係止溝38は、本体部34のうち収容部30側と反対側に配置されている。係止溝38は、底面32aに設けられた貫通孔37を通じて収容部30と連通している。
そして、図6及び図7に二点鎖線で示すように、デフレクタベース29には、両先端28aが係止溝38に挿入されて係止されるとともに、貫通孔37を通じて収容部30へと延びる一対の延在部28bが係止片36の一対の係止爪36aに引っ掛けられて係止された状態で、付勢部材28が組み付けられている。つまり、付勢部材28は、付勢部材28の両先端28aと、一対の延在部28bとがそれぞれ個別に係止されている。この場合、係止片36は、一対の延在部28bの線間に配置されている。
収容部30において、各側壁33には、デフレクタアーム27の回動部40が挿入される一対の軸部39が設けられている。一対の軸部39は、各側壁33の互いに対向する各内壁面33aから対向する内壁面33aに向かって柱状に延びている。一対の軸部39の先端39aは、各側壁33が対向する方向で隙間を空けた状態で対向している。軸部39は、内壁面33aのうち、本体部34側に配置されている。
軸部39について、突出する方向の断面形状は、対向する一対の直線部39bと、各直線部39bの端同士をそれぞれ接続するように対向する一対の円弧部39cとを有する長円形をなしている。本実施形態において、長円形の上記断面形状は、互いに直交する図示しない2本の対称軸を有している。一対の直線部39bは、各側壁33が立設する方向に延びている。つまり、一対の円弧部39cは、各側壁33が立設する方向で対向している。一対の円弧部39cの表面には、対角線上の位置に対して径方向の外側に突出する突出部39dが一つずつ設けられている。突出部39dは、軸部39が延びる方向に沿って延びるように設けられている。突出部39dの表面について、軸部39が突出する方向の断面形状は、他の部位と比較して大きい曲率が設定された円弧を有している。
そして、図6及び図7に二点鎖線で示すように、デフレクタベース29には、対向する各側壁33の間において、回動部40が軸部39に挿入されることによって、デフレクタアーム27が組み付けられている。
ここで、デフレクタアーム27の構成について説明する。
図4に示すように、デフレクタアーム27の回動部40には、一対の軸部39に挿入される軸穴41が設けられている。軸穴41は、デフレクタアーム27の幅方向の両側に開口42を有し、当該幅方向に深さを有している。軸穴41は、軸部39の一対の円弧部39cの表面である摺動面39eと摺動可能な内周面43aを有する周壁43に囲まれた筒状をなし、各開口42の間を通過不能に塞ぐ底壁44によってデフレクタアーム27の幅方向で、一対の軸穴41a,41bに分断されている。
周壁43には、軸穴41が軸部39に挿入される際に当該軸部39の一対の直線部39bを通過させる挿入口45が設けられている。挿入口45は、一対の軸穴41a,41b毎に設けられている。挿入口45は、周壁43の内周面43aと外周面43bとを連通させるように、周壁43を径方向に貫通している。挿入口45は、周壁43のうち、デフレクタアーム27が延びる側と反対側に配置されている。挿入口45において、軸部39の一対の直線部39bを通過させる開口の大きさである開口長D2は、軸部39の一対の直線部39bの表面の間の大きさである表面間長D1(図7中に示す)よりも若干大きく設定されている。
本実施形態において、周壁43のうち、デフレクタアーム27が延びる側と反対側は、当該デフレクタアーム27が上下動する際に、軸部39の摺動面39eと摺動しない部位である。つまり、各挿入口45は、デフレクタアーム27が上下動する際に、軸部39の摺動面39eと摺動しない範囲で設けられている。これに対して、周壁43のうち、挿入口45以外の範囲では、軸部39の摺動面39eと摺動する内周面43aが設けられていることになる。この場合、内周面43aは、デフレクタアーム27が上下動する際に、軸部39の摺動面39eと摺動する範囲を少なくも含み、当該範囲よりも大きい範囲で設けられている。
また、周壁43の外周面43bのうち、付勢部材28の一対の延在部28bと対向する部位には、当該一対の延在部28bとの接触を避けるべく、薄肉部46が設けられている。薄肉部46は、挿入口45の周壁43の周方向の両端からデフレクタアーム27が延びる側に向かって、付勢部材28が組み付けられる側の外周面43bに沿って延びている。なお、薄肉部46は、デフレクタアーム27が上下動する際の回動量よりも大きい範囲で設けられている。
そして、図5及びその端面構造を示す図8に示すように、デフレクタアーム27は、デフレクタベース29に組み付けられた状態で、回動部40が軸穴41の内周面43aを介して軸部39の突出部39dが設けられた摺動面39eと当接するように構成されている。この場合、デフレクタアーム27は、回動部40の薄肉部46において、付勢部材28の一対の延在部28bと組み付けのスペースを一部ラップするように構成されている。
また、図5及びその端面構造を示す図9に示すように、デフレクタアーム27には、付勢部材28が設置される設置溝60が設けられている。設置溝60は、デフレクタベース29に組み付けられた付勢部材28側に開口し、当該付勢部材28と対向する方向に深さを有している。設置溝60の底であり、デフレクタベース29に組み付けられた付勢部材28に対向する対向面である溝底61には、当該溝底61に対して開口側に突出する一対の当接部62が設けられている。一対の当接部62は、溝底61が延びる方向に沿って互いに平行をなして延びるように設けられている。当接部62は、突出量の異なる低部62aと、高部62bとを有している。高部62bは、低部62aと比較して突出量が大きく設定されている。本実施形態において、当接部62は、デフレクタアーム27の剛性を高める補強部、所謂、リブである。
そして、デフレクタアーム27は、デフレクタベース29に組み付けられた状態で、設置溝60において、付勢部材28のR部28cが一対の当接部62の低部62aにそれぞれ点接触した状態で当接するように構成されている。つまり、デフレクタ装置20が展開動作又は格納動作する場合、設置溝60において、付勢部材28のR部28cが一対の当接部62の低部62aにそれぞれ点接触した状態で、当該一対の当接部62の範囲Ra1の間をそれぞれ摺動するように構成されている。本実施形態において、低部62aは当接部62の当接部位である。
当接部62において、溝底61が延びる方向に沿って延びるうち、低部62aは、デフレクタアーム27が上下動する際に付勢部材28のR部28cが摺動する範囲Ra1を含み、当該範囲Ra1よりも大きい範囲Ra2で設けられている。これに対して、当接部62において、溝底61が延びる方向に沿って延びるうち、低部62a以外の範囲では、高部62bが設けられていることになる。この場合、高部62bは、デフレクタアーム27が上下動する際に付勢部材28のR部28cが摺動しない範囲で設けられている。本実施形態において、高部62bは当接部62の非当接部位である。
以下、デフレクタ装置20の組み立ての方法について説明する。この組み立ての方法には、デフレクタベース29に付勢部材28を組み付ける第1の工程と、デフレクタベース29にデフレクタアーム27を組み付ける第2の工程との大きく2つの工程がある。
図10(a)に示すように、第1の工程では、デフレクタベース29の収容部30に対して、両先端28aから付勢部材28を挿入する。なお、ここでは、デフレクタベース29の収容部30に対して、貫通孔37を通じてR部28cから付勢部材28を挿入するようにしてもよい。
具体的には、図10(b)に示すように、収容部30において、底部32の底面32aに設けられた貫通孔37に両先端28aが配置し、各側壁33が立設する方向に一対の延在部28bが延びる状態となるように付勢部材28を挿入する。
その後、第1の工程では、貫通孔37を通過した両先端28aが本体部34の係止溝38に挿入されて係止されるように付勢部材28を回動させる。この場合、収容部30において、一対の延在部28bが係止片36を線間に挟む状態となる。
また、第1の工程では、係止片36を線間に挟んだ一対の延在部28bが当該係止片36の一対の係止爪36aに引っ掛けられて係止されるように付勢部材28をさらに回動させる。これにより、デフレクタベース29に付勢部材28が固定され、デフレクタベース29に対する付勢部材28の組み付けが完了する。
続いて、図10(c)に示すように、第2の工程では、デフレクタベース29の収容部30に対して、回動部40からデフレクタアーム27を挿入する。具体的には、収容部30において、一対の直線部39bが延びる方向で軸部39に対向するように回動部40の軸穴41(41a,41b)の挿入口45を配置し、当該軸部39が当該挿入口45を通過するようにデフレクタアーム27を挿入する。この場合、回動部40において、一対の円弧部39cの一方側から順に、軸部39に軸穴41が挿入されて行く。
軸部39に軸穴41を挿入した後、第2の工程では、軸部39を中心にデフレクタアーム27を回動(下動)させる。これにより、デフレクタアーム27の設置溝60において、一対の当接部62の低部62aが既に組み付けられている付勢部材28のR部28cにそれぞれ当接し、デフレクタベース29に対するデフレクタアーム27の組み付けが完了する。その他、デフレクタアーム27をデフレクタ本体26に組み付ける工程や、デフレクタベース29をガイドレール14に固定する工程を経ることで、デフレクタ装置20の組み立てが完了する。
以下、本実施形態の作用及び効果について説明する。
(1)図5に示すように、付勢部材28のうち、デフレクタアーム27に当接する部位は、U字状に折り曲げられた線材のうち、R部28cである。つまり、付勢部材28は、デフレクタアーム27が上下動する際、当該デフレクタアーム27にR部28cで点接触した状態で摺動する。なお、本実施形態では、付勢部材28として線材を採用しているので、一対の延在部28bがデフレクタアーム27と接触する場合であっても面接触することはなく線接触で済む。この場合、例えば、付勢部材28として板ばねを採用する場合と比較して、付勢部材28と、デフレクタアーム27との摺動面積を小さくすることができるようになる。したがって、デフレクタアーム27が上下動する際の摺動抵抗を低減することができ、ひいてはデフレクタアーム27の回動に基づく摺動音を低減することができる。
また、付勢部材28として線材を採用する本実施形態では、例えば、付勢部材28の設置状態で露出部位があったとしても尖った角等を露出させることがなくなる。この場合、ユーザーの安全性を向上させるのに効果的である。
また、図6に示すように、付勢部材28として線材を採用する本実施形態では、付勢部材28の一対の延在部28bの線間にスペースを確保することができる。このスペースには、デフレクタベース29に付勢部材28を組み付けるための構成として、係止片36を配置するようにしている。例えば、付勢部材28として板ばねを採用する場合、板ばねに上記スペースを確保すべく孔を空ける等すると、当該板ばねの強度確保のために幅を大きくしなければいけないのに対して、このような必要が本実施形態ではいらなくなる。したがって、本実施形態では、付勢部材28として板ばねを採用する場合と比較して、デフレクタベース29を小型化してデフレクタ装置20自体を小型化することができる。
(2)図5及び図9に示すように、デフレクタアーム27のうち、付勢部材28のR部28cと当接する部位は、デフレクタアーム27の一対の当接部62の面上に限られる。これにより、付勢部材28と、デフレクタアーム27との摺動面積を小さくする状態を好適に維持することができる。したがって、デフレクタアーム27が回動する際の摺動抵抗を好適に低減することができる。
(3)例えば、デフレクタアーム27の溝底61では、当該デフレクタアーム27が上下動する際に付勢部材28と当接する部位に当接部62が少なくとも設けられていればよく、付勢部材28と当接しない部位に当接部62が設けられていなくても上記(2)の効果を得ることができる。
これに対して、本実施形態では、デフレクタアーム27が上下動する際に付勢部材28と当接しない部位にも当接部62を設けるようにし、これに対応する当接部62の高部62bについては補強部、所謂、リブとしての機能を付加するようにしている。これにより、デフレクタアーム27の剛性を高めることができる。
(4)図10(c)に示すように、デフレクタ装置20を組み立てる際、軸部39の一対の直線部39bを軸穴41の挿入口45を通過させることによって、デフレクタアーム27をデフレクタベース29に組み付ければよい。これにより、軸部39に軸穴41を挿入する際、軸部39の一対の円弧部39cや軸穴41の挿入口45が変形したりすることを抑制することができる。これと合わせて、軸穴41の挿入口45は、内周面43aのうち、デフレクタアーム27が回動する際に軸部39の摺動面39eと摺動しない範囲で設けられているので、デフレクタアーム27が回動したとしても、デフレクタベース29からのデフレクタアーム27の脱落を抑制することができる。
また、図5に示すように、本実施形態の軸穴41は、底壁44が設けられることによって、当該底壁44が設けられない場合と比較して、回動部40の剛性が高められている。これにより、デフレクタアーム27が上下動を繰り返したとしても、軸穴41の挿入口45(本実施形態では、間隔D2)が広がること、所謂、口開きについても抑制することができ、上記デフレクタベース29からのデフレクタアーム27の脱落を抑制する状態を好適に維持することができる。したがって、デフレクタ装置20の耐久性を高めることができ、信頼性を向上することができる。
(5)図8に示すように、本実施形態では、回動部40と、付勢部材28との組み付けスペースについて、回動部40に薄肉部46を設けた分だけ互いにラップさせることができる。これにより、回動部40と、付勢部材28との組み付けスペースを縮小することができる。この場合、デフレクタベース29を小型化してデフレクタ装置20自体を小型化するのに効果的である。
(6)図8に示すように、デフレクタアーム27がデフレクタベース29に組み付けられた状態で、回動部40の内周面43aと、軸部39の摺動面39eとは、当該摺動面39eに設けられた突出部39dを介して当接する。すなわち、回動部40の内周面43aと、軸部39の一対の円弧部39cとの間で、部材の製造公差や寸法公差に基づく隙間をガタ詰めすることができる。これにより、デフレクタアーム27が上下動する際、ガタつきの発生を抑制することができ、スムーズな動きの実現が可能になる。
(7)本実施形態では、デフレクタ装置20を組み立てる際、係止片36と、係止溝38とを通じて、付勢部材28をデフレクタベース29に組み付ければよい。この場合、付勢部材28の両先端28aを係止するだけではなく、一対の延在部28bを個別に係止することができるので、デフレクタアーム27と関係なく、付勢部材28を単独でデフレクタベース29に固定することができる。このように付勢部材28を単独でデフレクタベース29に固定する機能を、デフレクタベース29の構成である係止片36と、係止溝38とによって、当該デフレクタベース29に付加することができる。したがって、付勢部材28を固定するための他の部品を設けたりする必要がなくなり、部品点数を削減することができる。つまり、デフレクタ装置20自体を小型化することができる。
また、付勢部材28をデフレクタベース29に組み付けた状態では、付勢部材28の位置ずれを気にすることなくデフレクタアーム27を続けてデフレクタベース29に組み付けることができる。この場合、デフレクタ装置20の組み立ての際の作業性を向上するのに効果的である。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・デフレクタベース29は、付勢部材28を固定可能に構成されていればよく、固定の方法は適宜変更可能である。例えば、付勢部材28の両先端28aは、係止片36と同様の構成で係止されるようにしてもよい。その他、一対の係止爪36aは、各側壁33の内壁面33aに対して対向する内壁面33aに向かって突出するように設けてもよい。
・また、付勢部材28の固定は、両先端28aの係止で十分な場合には係止片36を設けない構成としてもよい。これは、係止溝38についても同様である。また、上記実施形態は、付勢部材28を単独でデフレクタベース29に固定するのではなく、デフレクタアーム27と関わって付勢部材28をデフレクタベース29に固定する構成としてもよい。
・上記実施形態では、軸部39に突出部39dを設ける替わりに、軸穴41の内周面43aから径方向の内側に突出するように突出部39dを設けるようにしてもよい。なお、部材の製造公差や寸法公差が小さい場合には、突出部39dを設けない構成としてもよい。
・突出部39dは、回動部40の内周面43aと、軸部39の一対の円弧部39cとの間で、部材の製造公差や寸法公差に基づく隙間をガタ詰めすることができればよく、例えば、軸部39が延びる方向に沿って断続的に設けられるようにしてもよいし、軸部39が延びる方向の一部にのみ設けられるようにしてもよい。また、突出部39dの表面は、断面形状が、例えば、錘状や凸状であってもよい。
・デフレクタアーム27がデフレクタベース29に組み付けられた状態で、回動部40と、付勢部材28の一対の延在部28bとの組み付けのスペースが互いにラップしない構成では、回動部40、すなわちデフレクタベース29の補強を優先して薄肉部46を設けない構成としてもよい。
・軸部39では、断面形状として、一対の直線部39bの替わりに、一対の曲線部を設ける構成としてもよい。なお、曲線部では、一対の円弧部39cと比較して小さい曲率が設定されていればよい。この場合、挿入口45では、軸部39の一対の曲線部の表面の間の大きさの最大よりも若干大きい開口長D2が設定されていればよい。
・軸部39は、断面形状が、円形を有していてもよい。この場合、デフレクタベース29にデフレクタアーム27を組み付ける際は、挿入口45を弾性変形させることによって、軸部39に軸穴41を挿入可能に構成すればよい。
・軸穴41では、底壁44を設けないで、各開口42の間を通過可能に開放する貫通孔としてもよい。この場合、軸部39は、対向する各側壁33の間を繋ぐように延びる1本の軸であってもよい。
・軸穴41では、挿入口45を設けないで、デフレクタアーム27の幅方向から軸部39に挿入する構成としてもよい。
・設置溝60では、デフレクタアーム27の剛性に合わせて、低部62aと、高部62bとを設ける範囲を適宜変更可能である。例えば、当接部62の突出量は、全体で同一にしてもよい。また、当接部62は、溝底61が延びる方向に沿って延びる1本や、3本以上のリブとしてもよいし、設置溝60の幅方向にも延びるようにした格子状のリブとしてもよい。また、設置溝60では、デフレクタアーム27が上下動する際に付勢部材28のR部28cが摺動する範囲Ra1で少なくとも当接部62(低部62a)を設けていればよい。また、設置溝60では、デフレクタアーム27の剛性が十分確保されている場合には当接部62を設けない構成としてもよい。
・デフレクタ部50は、車室内への風の巻き込みによる空気振動を抑えることができれば網目を有さないものであったり、網目の替わりにスリットを有するものであったり、金属であったりしてもよい。
・デフレクタ装置20は、ロアフレーム21を備えない構成としてもよい。この場合、デフレクタ部50の端末部50aは、ルーフ10の上面10aの下側(例えば、フロントハウジング15)に固定されるようにすればよい。
・デフレクタフレーム25は、少なくともデフレクタアーム27を備えていればよく、デフレクタ本体26を備えない構成としてもよい。この場合、デフレクタ部50の端末部50bは、一対のデフレクタアーム27の先端に固定されるようにすればよい。
・各変形例は、互いに組み合わせて適用してもよく、例えば、ロアフレーム21やデフレクタ本体26を備えない構成とすることと、その他の変形例の構成とは、互いに組み合わせて適用してもよい。
10…ルーフ、11…ルーフ開口部、11b…側縁部、12…パネル、20…デフレクタ装置、27…デフレクタアーム、28…付勢部材、28a…先端、28b…延在部、28c…R部、29…デフレクタベース、33…側壁、36…係止片(第1の係止部)、38…係止溝(第2の係止部)、39…軸部、39b…直線部、39c…円弧部、39d…突出部、39e…摺動面、40…回動部、41(41a,41b)…軸穴、42…開口、43…周壁、43a…内周面、45…挿入口、46…薄肉部、50…デフレクタ部、62…当接部、62a…低部(当接部位)、62b…高部(非当接部位)、Ra1,Ra2…範囲。

Claims (6)

  1. 車両のルーフに設けられたルーフ開口部の両側縁部に対して固定されるデフレクタベースと、
    前記ルーフ開口部の両側縁部に沿って延びるように前記デフレクタベースに組み付けられ、当該ルーフ開口部を開閉するパネルの開閉動作に応じて前記ルーフ開口部に対して接近及び離間するように回動可能に支持されるデフレクタアームと、
    前記デフレクタアームが前記ルーフ開口部に対して離間する場合に展開されるとともに、前記デフレクタアームが前記ルーフ開口部に対して接近する場合に格納されるように構成されるデフレクタ部と、
    一端側が前記デフレクタベースに組み付けられるとともに、他端側が前記デフレクタアームを前記ルーフ開口部に対して離間する方向に付勢するように当該デフレクタアームに当接する状態で設置される付勢部材と、を備え、
    前記付勢部材は、両先端が互いに接近するように全体としてU字状に折り曲げられた線材であり、当該線材の両先端が前記一端側となり、当該両先端からそれぞれ延びる部位が合流するR状の部位が前記他端側となるように設置されているデフレクタ装置であって、
    前記デフレクタアームには、前記付勢部材に対向する対向面に対して当該付勢部材側に突出する当接部が設けられており、
    前記付勢部材の前記他端側は、前記当接部を介して前記デフレクタアームと当接するデフレクタ装置。
  2. 請求項に記載のデフレクタ装置において、
    前記当接部は、前記デフレクタアームが回動するなかで前記付勢部材と当接する当接部位と、当該付勢部材と当接しない非当接部位とを有し、
    前記非当接部位は、前記当接部位と比較して前記付勢部材側への突出量が大きく構成されている、ことを特徴とするデフレクタ装置。
  3. 車両のルーフに設けられたルーフ開口部の両側縁部に対して固定されるデフレクタベースと、
    前記ルーフ開口部の両側縁部に沿って延びるように前記デフレクタベースに組み付けられ、当該ルーフ開口部を開閉するパネルの開閉動作に応じて前記ルーフ開口部に対して接近及び離間するように回動可能に支持されるデフレクタアームと、
    前記デフレクタアームが前記ルーフ開口部に対して離間する場合に展開されるとともに、前記デフレクタアームが前記ルーフ開口部に対して接近する場合に格納されるように構成されるデフレクタ部と、
    一端側が前記デフレクタベースに組み付けられるとともに、他端側が前記デフレクタアームを前記ルーフ開口部に対して離間する方向に付勢するように当該デフレクタアームに当接する状態で設置される付勢部材と、を備え、
    前記付勢部材は、両先端が互いに接近するように全体としてU字状に折り曲げられた線材であり、当該線材の両先端が前記一端側となり、当該両先端からそれぞれ延びる部位が合流するR状の部位が前記他端側となるように設置されているデフレクタ装置であって、
    前記デフレクタベースは、前記デフレクタアームが延びる方向に直交する方向で対向する一対の側壁を有し、
    各側壁には、対向する前記側壁に向かって延び、断面形状が、対向する一対の直線部と、各直線部の端同士をそれぞれ接続するように対向する一対の円弧部とを有する長円形の軸部がそれぞれ設けられており、
    前記デフレクタアームは、前記各側壁の軸部に挿入されるように当該各側壁の間に配置される回動部を有し、
    前記回動部には、対向する前記各側壁側の開口から当該各側壁が対向する方向に深さを有する軸穴が設けられており、
    前記軸穴は、前記デフレクタアームが回動する範囲よりも大きい範囲で、前記軸部の一対の円弧部の表面である摺動面と摺動可能な内周面を有する筒状をなし、前記軸部に挿入される際に当該軸部の一対の直線部を通過させるべく、前記内周面のうち、前記デフレクタアームが回動する際に前記摺動面と摺動しない範囲で、当該内周面を径方向に貫通するように設けられる挿入口を有するとともに、対向する前記各側壁側の開口の間を通過不能に塞ぐように設けられる底壁を有するデフレクタ装置。
  4. 請求項に記載のデフレクタ装置において、
    前記デフレクタアームは、前記回動部と、前記デフレクタベースとの間に前記付勢部材を挟み込むように、前記回動部の軸穴に前記デフレクタベースの前記各側壁の軸部がそれぞれ挿入された状態で組み付けられており、
    前記回動部のうち、前記付勢部材と対向する部位は、当該付勢部材を避けるべく他の部位と比較して薄肉である、ことを特徴とするデフレクタ装置。
  5. 請求項又は請求項に記載のデフレクタ装置において、
    前記各側壁の軸部は、前記摺動面の対角線上の位置に対して径方向の外側に突出する一対の突出部を有する、ことを特徴とするデフレクタ装置。
  6. 車両のルーフに設けられたルーフ開口部の両側縁部に対して固定されるデフレクタベースと、
    前記ルーフ開口部の両側縁部に沿って延びるように前記デフレクタベースに組み付けられ、当該ルーフ開口部を開閉するパネルの開閉動作に応じて前記ルーフ開口部に対して接近及び離間するように回動可能に支持されるデフレクタアームと、
    前記デフレクタアームが前記ルーフ開口部に対して離間する場合に展開されるとともに、前記デフレクタアームが前記ルーフ開口部に対して接近する場合に格納されるように構成されるデフレクタ部と、
    一端側が前記デフレクタベースに組み付けられるとともに、他端側が前記デフレクタアームを前記ルーフ開口部に対して離間する方向に付勢するように当該デフレクタアームに当接する状態で設置される付勢部材と、を備え、
    前記付勢部材は、両先端が互いに接近するように全体としてU字状に折り曲げられた線材であり、当該線材の両先端が前記一端側となり、当該両先端からそれぞれ延びる部位が合流するR状の部位が前記他端側となるように設置されているデフレクタ装置であって、
    前記デフレクタベースは、前記付勢部材の前記一端側が組み付けられる際に、前記付勢部材の前記両先端と、当該両先端とは異なる部位とをそれぞれ個別に係止するための第1の係止部と、第2の係止部とを有するデフレクタ装置。
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