JP4280191B2 - ウインドディフレクタ構造 - Google Patents

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本発明は、車両用サンルーフ装置のウインドディフレクタ構造に関し、特に、車両の固定ルーフに形成した開口部の前縁に沿って昇降するブレード状の整流部を備えたウインドディフレクタ構造に関する。
車両の固定ルーフに開口部を設けたサンルーフ装置付き車両にあっては、開口部を開放して走行すると、ウインドスロッブと呼ばれる低周波の不快な振動音が発生する。図4にこのウインドスロッブ発生機構の説明図を示す。図4に示すように、サンルーフ装置付き車両130の固定ルーフ131に設けた開口部132を開放して走行すると、開口部132に向かって、前方から入る気流133または側方から入る気流134が、室内から吸い出される気流135と干渉する。その結果、開口部132の後方で周期的な気圧変動が生じることによって、ウインドスロッブが発生する。特に、開口部132の後方の室内のコーナー部近傍132a,132bにおいては、前方から入る気流133と側方から入る気流134とが重なって、室内から吸い出され気流135と干渉するため、ウインドスロッブが顕著に発生すると考えられている。
ウインドスロッブの発生を抑えるための技術として、固定ルーフに対してチルトアップが可能な第1の可動パネルと、第1の可動パネルの後方に取り付けられる第2の可動パネルを備えたサンルーフ装置におけるウインドスロッブの抑制に関する発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
この発明では、第1の可動パネルの後縁部に固定したライナに空気撹拌部を形成している。このような第1の可動パネルの構成は、本願発明のウインドディフレクタ構造に相当するものである。
そして、第1の可動パネルの後縁部に設けられた空気撹拌部によって空気の流れを互いに干渉させて、第2の可動パネルが開放されたとき室内に侵入する空気の流れを少なくすることによってウインドスロッブの抑制を図ったものである。
特開2002−356113号公報(段落0006〜0007、図7)
しかしながら、特許文献1の発明では空気撹拌部が車幅方向に均一に形成されているため、第2の可動パネル(本願発明のスライドルーフに相当)を開放したとき生じる開口部の後方の室内両コーナー部近傍でのウインドスロッブの発生を抑えることが難しいという問題があった。すなわち、ウインドスロッブの発生を十分に抑制できるものではなかった。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、ウインドスロッブの発生を抑えることができるウインドディフレクタ構造を提供することを目的とする。
前記課題を解決した本発明の請求項1に記載の発明は、車両の前方に対して左右方向に起立して設けられた整流部と、端部において車両の固定ルーフに支点を設けて回動自在に係合されたアームと、前記整流部に前記アームを連結するコーナー部とを備え、前記整流部が車両の固定ルーフに形成された開口部の前縁に沿って昇降するように取り付けられたウインドディフレクタ構造であって、前記コーナー部および前記コーナー部近傍の風受け面の車両前後方向に対する起立角度θ 2 を、前記整流部の風受け面の起立角度θ 1 より大きく設定したことを特徴とする。
また、本発明は、前記整流部の風受け面に、車両の後方へ気流が抜けるように貫通孔を設けたことを特徴とする。
また、本発明は、前記アームの前端部の風受け面の前記固定ルーフからの突出量D2を、前記整流部の風受け面の同突出量D1よりも大きく設定したことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、整流部の風受け面に傾斜を設け、さらにコーナー部における風受け面の起立角度を大きくとることにより、開口部後方の室内両コーナー部近傍の気流が変化し効率的にウインドスロッブの発生を抑制することができる。
請求項1に記載の発明によれば、整流部の風受け面に傾斜を設け、さらにコーナー部における風受け面の起立角度を大きくとることにより、開口部後方の室内両コーナー部近傍の気流が変化し効率的にウインドスロッブの発生を抑制することができる。
次に、本発明の実施形態に係るウインドディフレクタ構造について、適宜図面を参照して説明する。
参照する図1は、本発明の一実施の形態に係るウインドディフレクタ構造が適用された車両について、サンルーフ(以下、スライドルーフと称す)の全開時における開口部の斜視図である。
図1に示すように、スライドルーフ7の全開時の開口部6において、本発明の一実施の形態に係るウインドディフレクタ1は、車両の前方に対して左右方向に起立して設けられた整流部2と、車両の固定ルーフ5に支点を設けて回動自在に係合して整流部2を昇降するアーム3と、整流部2にアーム3を連結するコーナー部8とを備え、整流部2が車両の固定ルーフ5に形成された開口部6の前縁に沿って昇降するように取り付けられている。すなわち、整流部2は、車両の固定ルーフ5に形成された開口部6に装着されるスライドルーフ7が前後移動する際に、その動作と連動して、図中白抜き矢印方向に昇降するように構成されている。また、整流部2には、車両の後方へ気流が抜けるように貫通孔4が設けられている。
なお、図中矢印にて、車両前方および車両後方が示されている。
図2は、図1のA部を車両の側方から見た側面図であり、ウインドディフレクタ1が、開口部6の前縁6aに沿って起立した状態を示している。図2に示すように、車両の固定ルーフ5(図1参照)に形成された開口部6に対するコーナー部8およびコーナー部8の風受け面の起立角度θ2を、整流部2の風受け面の起立角度θ1より大きく設定している。
なお、風受け面とは、起立角度θ1,θ2から形成されるウインドディフレクタ1の表面を言う。
また、図2に示すように、整流部2は、アーム3の前端部3aに支持されるとともに、側部フレーム11に設けられた前部支持部材18に、リンク19を介して支持されている。そして、アーム3は、その後端が側部フレーム11に設けられた後部支持部材20に枢着され、さらに、後部支持部材20に一端を固着した板ばね21により、常時上向きに弾発付勢されている。
また、車両の開口部6に対するアーム3の前端部3aの風受け面の突出量D2を、整流部2の風受け面の突出量D1に対して、アーム3の支点(アームの後端部3b)に行くにしたがって滑らかに漸減させている。
なお、整流部2の突出量D1が大きくなるにつれ、風切り音が増大するので、風切り音が顕著にならない程度に整流部2の突出量D1を調節するのが好ましい。
次に、ウインドディフレクタ構造の動作について、図2および図3を参照して説明する。
図2に示すように、ウインドスロッブの発生を抑えるために、開口部6の前縁6aに沿って昇降する整流部2を備えたウインドディフレクタ1が使用されている。
整流部2は、その一端が固定ルーフ5と回動自在に係合されたアーム3の他端で支持され、さらに、アーム3は板ばね21により、常時上向きに弾発付勢されている。これにより、スライドルーフ7(図1参照)が全閉時、すなわち、開口部6にスライドルーフ7(図1参照)が装着された状態にあっては、アーム3がスライドルーフ7(図1参照)で下向きに押されることによって、整流部2がスライドルーフ7(図1参照)の下方に収納され、スライドルーフ7(図1参照)が後方に移動すると、スライドルーフ7(図1参照)の下面による規制が解除されたアーム3が、板ばね21の弾発力によって起き上がり、整流部2が開口部6の前縁6aに沿って起立する。
なお、図2には、ウインドディフレクタ1が、開口部6の前縁6aに沿って起立した状態を示している。
図3は、気流の状態を示す説明図である。図3に示すように、サンルーフ装置付き車両30の固定ルーフ5に形成された開口部6に対して、車両の前方からの気流33a,33b、側方からの気流34、前方から貫通孔4(図2参照)を抜けて来た気流36、および室内から吸い出される気流35が、開口部6を中心に流動している。
これにより、図3に示すように、開口部6を開放して走行すると、開口部6に向かって、車両の前方からの気流33a,33bは、整流部2の風受け面に沿って上方へ押し上げられ、上向きの気流に変わるので、開口部6を越えたところで固定ルーフ5の上面と接触する。
一方、車両の前方からの気流33bは、コーナー部8及びアーム3の前端部3aの風受け面に当る。このとき、コーナー部8の起立角度θ2が整流部2の起立角度θ1より大きいため気流33bは気流33aよりも大きく減衰され、気流33bの車両後方への流速は気流33aよりも小さくなる。この結果、コーナー部8と整流部2の起立角度が等しい場合と比較すると、車両の前方から開口部6の後方の室内両コーナー部へ向かう気流が弱くなる。このように気流が変化することによって、開口部6の後方の室内両コーナー部におけるウインドスロッブが抑制される。
同様に、側方から入る気流34もコーナー部8およびアーム3の前端部3aの風受け面に沿って、上方へ押し上げられ、開口部6を越えたところで、固定ルーフ5の上面と接触するとともに、室内から吸い出される気流35との干渉を防止することができ、ウインドスロッブが抑制される。
また、車両の前方から貫通孔4を抜けて来た気流36は、開口部6の上面を流動するが、予め風量が設定されているため、貫通孔4の形状を調節することによって不快な音が発生しないように調節することができる。
以上、好ましい実施の形態について説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱することのない範囲内において適宜の変更が可能なものである。例えば、本実施の形態においては、整流部の昇降手段について、前記実施の形態に限定されるものではない。例えば、前記実施の形態においては、スライドルーフ7の前後移動と連動して昇降する構成を用いていたが、整流部の昇降動作を独立して行える機構を別途設けても良い。また、アームの前端部の風受け面の突出量D2を、整流部2の風受け面の突出量D1に対して、アーム3の支点に行くにしたがって滑らかに漸減させているが、アームの前端部の風受け面の突出量D2を、整流部2の風受け面の突出量D1より大きく設定しても良い。
なお、整流部2の突出量D1が大きくなるにつれ、風切り音が増大するので、風切り音が顕著にならない程度に整流部2の突出量D1を調節するのが好ましい。
本発明の一実施の形態に係るウインドディフレクタ構造が適用された車両について、スライドルーフの全開時における開口部の斜視図である。 図1のA部を車両の側方から見た側面図である。 本発明の一実施の形態に係るウインドディフレクタ構造が適用された気流の状態を示す説明図である。 従来のウインドスロッブ発生機構の説明図である。
符号の説明
1 ウインドディフレクタ
2 整流部(フロントブレード)
3 アーム
3a アームの前端部
3b アームの後端部
4 貫通孔
5 固定ルーフ
6 開口部
6a 開口部の前縁
7 スライドルーフ
8 コーナー部
9 排水溝
11 側部フレーム
18 前部支持部材
19 リンク
20 後部支持部材
21 板ばね
30 サンルーフ装置付き車両
33a,33b,34,35,36 気流
θ1 起立角度(整流部)
θ2 起立角度(コーナー部およびコーナー部近傍)
D1 突出量(整流部)
D2 突出量(アームの前端部)

Claims (3)

  1. 車両の前方に対して左右方向に起立して設けられた整流部と、
    端部において車両の固定ルーフに支点を設けて回動自在に係合されたアームと、
    前記整流部に前記アームを連結するコーナー部と
    を備え、前記整流部が車両の固定ルーフに形成された開口部の前縁に沿って昇降するように取り付けられたウインドディフレクタ構造であって、
    記コーナー部および前記コーナー部近傍の風受け面の車両前後方向に対する起立角度θ 2 を、前記整流部の風受け面の起立角度θ 1 より大きく設定したことを特徴とするウインドディフレクタ構造。
  2. 前記整流部の風受け面に、車両の後方へ気流が抜けるように貫通孔を設けたことを特徴とする請求項1に記載のウインドディフレクタ構造。
  3. 前記アームの前端部の風受け面の前記固定ルーフからの突出量D2を、前記整流部の風受け面の同突出量D1よりも大きく設定したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のウインドディフレクタ構造。
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