JP6916137B2 - 電線ツイスト装置およびツイスト電線の製造方法 - Google Patents

電線ツイスト装置およびツイスト電線の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数本の電線を撚り合わせる電線ツイスト装置およびツイスト電線の製造方法に関する。
従来から、複数本の電線の一端部および他端部をそれぞれ把持する一対のクランプを備え、少なくとも一方のクランプを回転させることにより、複数本の電線を撚り合わせる電線ツイスト装置が知られている。例えば特許文献1には、2本の電線の前端部および後端部をそれぞれ把持するフロント回転クランプおよびリア回転クランプを備え、フロント回転クランプおよびリア回転クランプを互いに逆方向に回転させることによって、それら2本の電線を撚り合わせる電線ツイスト装置が記載されている。
特開2017−10769号公報
ところで、電線は長くなると自重が大きくなる。長い電線は、両クランプに把持されているときに下方に撓みやすい。ところが、撓み部分はクランプの回転中心線から偏倚しているので、撚り合わせのためにクランプが回転したときに、撓み部分には遠心力が発生しやすい。そのため、電線の撓み量が大きいと、クランプを回転させたときに電線が大きく振れてしまい、撚りピッチがばらつくなど、良好に撚り合わせることができないという問題が生じる。
そこで、電線が撓みにくいように、両クランプにより電線を従来よりも強く引っ張ることが考えられる。しかし、強く引っ張ると電線に大きな張力がかかってしまい、電線にダメージが生じやすい。また、電線の張力が大きいと、電線の両端部における撚り残し長さが長くなってしまう傾向がある。そのため、電線を強く引っ張ることによって撓み量を小さくすることについては限界がある。
本願発明者は、電線の下方に電線を支持する支持部材を設置することを考えた。これにより、電線の撓み量を低減させることができる。ところが、電線の下方に回収トレイが設置された電線ツイスト装置では、電線の下方に支持部材が設置されていると、電線を撚り合わせた後、クランプの把持を解除することによってツイスト電線を回収トレイに落下させて回収することができなくなる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、比較的長い電線を撚り合わせる場合であっても、電線を良好に撚り合わせることができ、撚り合わせ後に電線を下方に落下させて回収することが可能な電線ツイスト装置およびツイスト電線の製造方法を提供することである。
本発明に係る電線ツイスト装置は、第1電線および第2電線の一端部を把持する第1クランプと、前記第1電線および前記第2電線の他端部を把持する第2クランプと、前記第1クランプから前記第2クランプに向けて延びる回転中心線周りに前記第1クランプおよび前記第2クランプの少なくとも一方を回転させる回転アクチュエータと、電線支持部材とを備える。前記電線支持部材は、前記第1クランプと前記第2クランプとの間であってかつ前記回転中心線の下方の位置である電線支持位置と、前記回転中心線の下方から外れた位置である退避位置との間で移動可能に構成され、前記電線支持位置にあるときに前記第1電線および前記第2電線を支持する。
上記電線ツイスト装置によれば、電線支持部材を電線支持位置に移動させることにより、第1クランプおよび第2クランプにより把持される第1電線および第2電線を電線支持部材によって支持することができる。よって、両電線の撓み量を低減させることができる。したがって、各電線に発生する張力を抑えることができ、各電線のダメージを抑えることができる。また、電線の両端部における撚り残し長さを短くすることができる。更に、撚り合わせ時に両電線の振れを低減することができるので、撚りピッチのばらつきを抑えることができ、両電線を良好に撚り合わせることができる。
また、上記電線ツイスト装置によれば、両電線を撚り合わせた後、電線支持部材を電線支持位置から退避位置に移動させることにより、電線支持部材は撚り合わされた両電線(以下、ツイスト電線という)の下方の位置から退避する。よって、両クランプの把持を解除すると、ツイスト電線は電線支持部材に邪魔されることなく下方に落下する。したがって、両クランプの把持を解除するだけでツイスト電線を容易に回収することができる。
以上のように、上記電線ツイスト装置によれば、比較的長い電線を撚り合わせる場合であっても、電線を良好に撚り合わせることができ、撚り合わせ後に電線を下方に落下させて回収することができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記電線ツイスト装置は、前記電線支持位置と前記退避位置との間で前記電線支持部材を回転自在に支持する回転軸を備えている。
上記態様によれば、電線支持部材をコンパクトに構成することができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記電線支持部材は、前記第1クランプと前記第2クランプとの間の領域を三等分したときの中央の領域に配置されている。
電線支持部材がない場合、第1クランプおよび第2クランプに把持された電線は、第1クランプと第2クランプとの中間の位置において撓み量が最大となる。上記態様によれば、電線支持部材は両クランプ間の中央の領域に配置されているので、両電線の撓み量が大きくなる中央の部分を支持することとなる。よって、各電線の撓み量を小さくすることができる。したがって、両電線を良好に撚り合わせることができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記電線ツイスト装置は、前記電線支持部材に連結され、前記電線支持部材を前記電線支持位置と前記退避位置との間で移動させる移動アクチュエータを備えている。
上記態様によれば、電線支持部材の電線支持位置から退避位置への移動、および、退避位置から電線支持位置への移動を自動で行うことができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記電線支持部材は、前記電線支持位置にあるときに前記回転中心線の下方に位置する支持部と、前記電線支持位置にあるときに前記支持部に対して前記回転中心線と交差する水平方向の一方および他方に位置し、前記支持部よりも上方に位置する振れ止め部と、を有している。
電線の撚り合わせ中に、電線が回転中心線から横方向に振れる場合がある。しかし、上記態様によれば、振れ止め部により、電線の横方向の振れが抑制される。したがって、電線を更に良好に撚り合わせることができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記電線支持部材は、前記電線支持位置にあるときに平面視において前記回転中心線と交差する方向に延び、かつ、前記回転中心線に沿った方向から見たときに下方に凹んだ凹部を有する支持棒部を有している。
上記態様によれば、上記凹部により電線の横方向の振れが抑制される。したがって、電線を良好に撚り合わせることができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記第1クランプおよび前記第2クランプの少なくとも一方は、前記回転中心線の方向に移動可能に構成されている。
上記態様によれば、第1クランプおよび第2クランプの少なくとも一方を回転中心線の方向に移動させることにより、電線の長さに応じて第1クランプと第2クランプとの間隔を調整することができる。よって、様々な長さの電線を撚り合わせることができる。ところで、電線支持部材が電線支持位置にある場合、クランプを回転中心線の方向に移動させるときに電線支持部材が邪魔になることが懸念される。しかし、電線支持部材は退避位置に移動可能である。電線支持部材を退避位置に移動させることにより、電線支持部材に邪魔されることなくクランプを回転中心線の方向に移動させることができる。また、第1クランプまたは第2クランプの位置によっては、電線支持部材が退避位置から電線支持位置に移動するときに、第1クランプまたは第2クランプに当たってしまうことが懸念される。しかし、上記態様によれば、そのような懸念がある場合には、電線支持部材を退避位置に保持することにより、電線支持部材と第1クランプまたは第2クランプとの衝突を回避することができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記電線支持部材は、前記回転中心線と平行な方向に沿って複数設けられている。
上記態様によれば、第1クランプおよび第2クランプに把持された両電線を複数の箇所で支持することができる。したがって、各電線の撓み量を更に低減することができ、両電線を更に良好に撚り合わせることができる。
本発明に係るツイスト電線の製造方法は、前記電線ツイスト装置によりツイスト電線を製造する方法であって、前記第1クランプおよび前記第2クランプにより前記第1電線および前記第2電線の一端部および他端部をそれぞれ把持し、かつ、前記電線支持部材を前記電線支持位置に移動させる準備工程と、前記第1クランプおよび前記第2クランプの少なくとも一方を回転させることにより、前記第1電線および前記第2電線を撚り合わせるツイスト工程と、前記電線支持部材を退避位置に移動させ、前記第1クランプおよび前記第2クランプの把持を解除することにより、撚り合わされた前記第1電線および前記第2電線を落下させて回収する回収工程と、を含んでいる。
上記製造方法によれば、比較的長い電線を撚り合わせる場合でも、電線を良好に撚り合わせることができ、撚り合わせ後に電線を下方に落下させて回収することができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記準備工程において、前記第1クランプおよび前記第2クランプにより、前記各電線の最も高い位置と最も低い位置との差が前記各電線の直径の10〜50倍となるような張力を前記各電線に与える。
上記態様によれば、第1クランプおよび第2クランプに把持されたときの各電線の最も高い位置と最も低い位置との差が各電線の直径の10倍以上であり、各電線の張力は比較的小さい。よって、各電線のダメージを十分に抑えることができる。また、両電線の両端部の撚り残し長さを短くすることができる。一方、各電線の最も高い位置と最も低い位置との差は各電線の直径の50倍以下であり、撓み量が過大となることはない。よって、撚り合わせ時の各電線の振れを抑えることができ、両電線を良好に撚り合わせることができる。
以上のように、本発明によれば、比較的長い電線を撚り合わせる場合であっても、電線を良好に撚り合わせることができ、撚り合わせ後に電線を下方に落下させて回収することが可能となる。
一実施形態に係る電線ツイスト装置の斜視図である。 回転中心線に沿った方向から見た電線支持装置の図であり、(a)は電線支持部材が電線支持位置にある状態を表し、(b)は電線支持部材が退避位置にある状態を表す。 電線ツイスト装置の一部の平面図である。 電線ツイスト装置の一部の側面図である。 ツイスト電線の製造方法のフローチャートである。 ツイスト工程のときの電線ツイスト装置の斜視図である。 第1クランプおよび第2クランプの把持を解除したときの電線ツイスト装置の一部の平面図である。 ツイスト電線を回収するときの電線ツイスト装置の斜視図である。 電線支持部材がない場合の電線の撓みを説明するための図である。 他の実施形態に係る電線支持装置を回転中心線に沿った方向から見た図である。 他の実施形態に係る電線支持装置を回転中心線に沿った方向から見た図であり、(a)は電線支持部材が電線支持位置にある状態を表し、(b)は電線支持部材が退避位置にある状態を表す。 電線を両側から挟んで支持する方法を説明する概念図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の一形態について説明する。図1に示すように、本実施形態に係る電線ツイスト装置1は、第1電線51および第2電線52の一端部を把持する第1クランプ11と、第1電線51および第2電線52の他端部を把持する第2クランプ12とを備えている。また、電線ツイスト装置1は、第1クランプ11を回転させる回転アクチュエータとして、モータ13を備えている。モータ13は、第1クランプ11を回転中心線CL周りに回転させるように構成されている。回転中心線CLは、第1クランプ11から第2クランプ12に向けて延びる仮想的な直線であり、ここでは水平方向に延びる直線である。
第1クランプ11およびモータ13は第1ホルダ21に支持され、第2クランプ12は第2ホルダ22に支持されている。電線ツイスト装置1は、回転中心線CLと平行に延びるレール14を備えている。第1ホルダ21および第2ホルダ22は、レール14に支持されている。また、第1ホルダ21および第2ホルダ22の少なくとも一方は、レール14にスライド可能に係合している。これにより、第1クランプ11および第2クランプ12の少なくとも一方は回転中心線CLの方向に移動可能であり、第1クランプ11と第2クランプ12との間隔が調整可能となっている。ここでは、第1ホルダ21はレール14にスライド可能に係合し、第2ホルダ22はレール14にスライド不能に係合している。そのため、第1クランプ11は回転中心線CLの方向に移動可能であり、第2クランプ12は回転中心線CLの方向に移動しないようになっている。ただし、第2ホルダ22がレール14にスライド可能に係合し、第1ホルダ21がレール14にスライド不能に係合していてもよい。また、第1ホルダ21および第2ホルダ22の両方がレール14にスライド可能に係合していてもよい。
図示は省略するが、第1ホルダ21の内部には、第1ホルダ21をレール14に沿って移動させるアクチュエータが配置されている。アクチュエータの形態は特に限定されず、例えばモータであってもよい。
電線ツイスト装置1は、第1電線51および第2電線52を支える電線支持装置30を備えている。本実施形態では、3つの電線支持装置30が回転中心線CLと平行な方向に沿って配置されている。なお、レール14および各電線支持装置30は、図示しない架台に支持されている。
図2(a)に示すように、電線支持装置30は、上記架台に支持された第1支柱41と、第1支柱41から横に延びる第2支柱42と、電線支持部材31と、電線支持部材31を回転自在に支持する回転軸32と、電線支持部材31を回転させるエアシリンダ33とを備えている。回転軸32は回転中心線CLの側方(図2(a)の左側)に配置されている。
電線支持部材31は、回転中心線CLの方向に関して、第1クランプ11と第2クランプ12との間に配置されている(図1参照)。図2(a)および図2(b)に示すように、電線支持部材31は、回転中心線CLの下方の位置である電線支持位置と、回転中心線CLの下方から外れた位置である退避位置との間で回転可能に構成されている。ここでは、図2(a)に示す位置が電線支持位置であり、図2(b)に示す位置が退避位置である。なお、回転中心線CLの下方の位置とは、回転中心線CLよりも低い位置であって、かつ、回転中心線CLを通る鉛直線A3上の位置のことである。
本実施形態では、電線支持部材31はL型の支持棒によって構成されている。電線支持部材31は、電線支持位置にあるときに平面視において回転中心線CLと交差する方向に延びる真っ直ぐな支持棒部31aと、支持棒部31aに対して垂直な根元棒部31bと、根元棒部31bに設けられた連結部31cとを有している。なお、「交差する方向」には、垂直に交差する方向と、斜めに交差する方向とが含まれる。本実施形態では図3に示すように、支持棒部31aは、平面視において回転中心線CLと垂直に交差している。
図2(a)に示すように、第2支柱42の先端部には、下方に延びるブラケット35が設けられている。回転軸32は電線支持部材31の連結部31cをブラケット35に回転可能に連結している。
第1支柱41の下端部にはブラケット36が設けられており、このブラケット36にはエアシリンダ33の根元部33aが回転可能に連結されている。エアシリンダ33の先端部33bは、電線支持部材31の連結部31cに回転可能に連結されている。図2(a)に示すように、エアシリンダ33のロッド33Rが伸びると、電線支持部材31は矢印A1に示すように電線支持位置に移動する。図2(b)に示すように、エアシリンダ33のロッド33Rが縮むと、電線支持部材31は矢印A2に示すように退避位置に移動する。
各電線支持装置30の電線支持部材31の位置は特に限定されないが、本実施形態では図4に示すように、第1クランプ11と第2クランプ12との間の領域を三等分したときに、第1クランプ11側の領域B1と、中央の領域B2と、第2クランプ12側の領域B3とのそれぞれに、電線支持装置30の電線支持部材31が配置されている。
図4に示すように、レール14よりも下方には、ツイスト電線50を回収する回収トレイ45が配置されている。回収トレイ45は回転中心線CLの下方であって、電線支持部材31の電線支持位置よりも下方に配置されている。
以上が電線ツイスト装置1の構成である。次に、電線ツイスト装置1を用いてツイスト電線50を製造する方法について説明する。図5は、ツイスト電線50の製造方法のフローチャートである。
まず、準備工程S1を行う。準備工程S1では、第1クランプ11により両電線51,52の一端部を把持し、第2クランプ12により両電線51,52の他端部を把持する。また、エアシリンダ33を駆動し、電線支持部材31を電線支持位置に移動させる。その結果、両電線51,52は第1クランプ11および第2クランプ12に把持されると共に、電線支持部材31によって支持された状態となる(図1、図2(a)、図3、および図4参照)。
電線ツイスト装置1では、第1電線51および第2電線52の長さに応じて、第1クランプ11と第2クランプ12との間隔を調整することができる。また、第1クランプ11と第2クランプ12との間隔(以下、クランプ間隔という)を調整することにより、両電線51,52の張力を調整することができる。例えば、クランプ間隔を大きくすることにより、電線51,52を強く引っ張り、張力を大きくすることができる。逆に、クランプ間隔を小さくすることにより、張力を小さくすることができる。ただし、張力が小さいと、電線51,52の撓み量が大きくなる。一方、張力が大きいと、電線51,52にダメージが生じやすく、また、撚り合わせの時に電線51,52の両端部に撚り残しが生じやすい。そこで、電線51,52にダメージや両端部の撚り残しが生じにくく、かつ、撓み量が過大とならないような張力を与えるように、クランプ間隔を調整することが好ましい。本実施形態では、各電線51,52の最も高い位置H1と最も低い位置H2との差ΔH(図4参照)が、各電線51,52の直径の10〜50倍となるようにクランプ間隔を調整する(なお、図4では電線51,52の直径を実際よりも大きく誇張して図示している)。これにより、各電線51,52に好適な張力を与えることができる。ただし、好適な張力は電線51,52の長さ、外径、材料などによって相違する。上記は好適な張力の一例に過ぎず、電線51,52に与える張力は特定の値に限定される訳ではない。
次に、ツイスト工程S2を行う。図6に示すように、ツイスト工程S2ではモータ13を駆動し、第1クランプ11を回転中心線CL周りに回転させる。これにより、第1電線51および第2電線52が撚り合わされ、ツイスト電線50となる。ところで、両電線51,52を撚り合わせる際に、両電線51,52は回転中心線CLから振れるおそれがある。しかし、本実施形態によれば、両電線51,52の下方に電線支持部材31が配置されているので、電線51,52の下方への振れが抑えられる。よって、電線51,52を良好に撚り合わせることができ、ツイスト電線50の撚りピッチのばらつきを抑えることができる。高品質のツイスト電線50を得ることができる。
モータ13を停止すると、ツイスト工程S2が終了する。ツイスト工程S2の終了後、ツイスト電線50を回収する回収工程S3を行う。回収工程S3では、エアシリンダ33を駆動し、電線支持部材31を退避位置に移動させる(図2(b)参照)。これにより、電線支持部材31は、ツイスト電線50を通る鉛直線上から外れた位置に退避する。そして、図7に示すように、第1クランプ11および第2クランプ12を開き、第1クランプ11および第2クランプ12による把持を解除する。すると、図8に示すように、ツイスト電線50は自重により落下し、回収トレイ45(図4参照)に回収される。この際、電線支持部材31は退避位置にあるので、ツイスト電線50の回収の邪魔になることはない。
なお、図7および図8では、第1クランプ11および第2クランプ12が縦になった状態(一対の把持片が横に並んだ状態)を図示しているが、第1クランプ11および第2クランプ12は、横になった状態(一対の把持片が縦に並んだ状態。図6参照)で把持を解除するようになっていてもよい。回収工程S3のときの両クランプ11,12の状態は特に限定されない。
以上のように、本実施形態に係る電線ツイスト装置1によれば、電線支持部材31を電線支持位置に移動させることにより、第1クランプ11および第2クランプ12により把持される電線51,52を電線支持部材31によって支持することができる。よって、電線51,52を両クランプ11,12により強く引っ張らなくても、電線51,52の撓み量を低減させることができる。したがって、電線51,52が比較的長くても、各電線51,52に発生する張力を抑えることができ、各電線51,52のダメージを抑えることができる。また、電線51,52の両端部における撚り残し長さを短くすることができる。更に、撚り合わせ時に両電線51,52の振れを低減することができるので、撚りピッチのばらつきを抑えることができ、両電線51,52を良好に撚り合わせることができる。
また、本実施形態に係る電線ツイスト装置1によれば、両電線51,52を撚り合わせた後、電線支持部材31を電線支持位置から退避位置に移動させることにより、電線支持部材31はツイスト電線50の下方の位置から退避する。その後、両クランプ11,12の把持を解除すると、ツイスト電線50は電線支持部材31に邪魔されることなく下方に落下する。したがって、両クランプ11,12の把持を解除するだけでツイスト電線50を容易に回収することができる。なお、両電線51,52を撚り合わせた後、ツイスト電線50のピッチ測定を行う場合がある。本実施形態に係る電線ツイスト装置1によれば、電線支持部材31に邪魔されずにピッチ測定を行うことができるという効果も得ることができる。
このように、本実施形態に係る電線ツイスト装置1によれば、比較的長い電線51,52を撚り合わせる場合であっても、電線51,52を良好に撚り合わせることができ、撚り合わせ後にツイスト電線50を下方に落下させて回収することができる。
電線支持部材31は、電線支持位置と退避位置との間で移動可能であればよく、その移動の形態および移動軌跡は何ら限定されない。しかし、本実施形態によれば、電線支持装置30は電線支持部材31を回転自在に支持する回転軸32を備えており、電線支持部材31は回転することによって電線支持位置と退避位置との間で移動するように構成されている。図2(a)および(b)に示すように、電線支持部材31は回転するように構成されているので、電線支持部材31の移動軌跡は比較的小さい。したがって、移動のためのスペースが小さくて済み、電線支持部材31をコンパクトに構成することができる。回転軸32は電線51,52の側方にあり、コンパクトな機構により電線51,52の中央部を支持することができる。
図9に示すように、電線支持部材31がない場合、両クランプ11,12に把持された電線51,52は大きく撓み、長手方向の中央において最も撓み量が大きくなる。しかし、本実施形態に係る電線ツイスト装置1によれば、図4に示すように、第1クランプ11と第2クランプ12との間の領域を三等分したときの中央の領域B2に、電線支持部材31が配置されている。両電線51,52の中央の部分を支持することができるので、各電線51,52の撓み量を小さくすることができる。したがって、両クランプ11,12により電線51,52を大きな力で引っ張らなくても、電線51,52を良好に撚り合わせることができる。
ところで、電線支持装置30は電線支持部材31を移動させる移動アクチュエータ(前記実施形態ではエアシリンダ33)を備えていなくてもよく、電線支持部材31の電線支持位置と退避位置との間の移動を手動で行ってもよい。ただし、本実施形態によれば、電線支持部材31を移動させる移動アクチュエータとしてエアシリンダ33を備えているので、電線支持部材31の電線支持位置から退避位置への移動、および、退避位置から電線支持位置への移動を自動で行うことができる。
本実施形態によれば、電線支持部材31は、電線支持位置にあるときに平面視において回転中心線CLと交差する方向に真っ直ぐに延びる支持棒部31aを有している(図2(a)参照)。支持棒部31aは簡易な構成を有している。よって、安価かつ簡易な構成により、前述の効果を得ることができる。
本実施形態に係る電線ツイスト装置1は、電線支持部材31の電線支持位置よりも下方に配置された回収トレイ45を備えている(図4参照)。電線51,52を撚り合わせた後、両クランプ11,12による把持を解除し、ツイスト電線50を自重により落下させることによって、回収トレイ45に容易に回収することができる。
ただし、ツイスト電線50の回収方法は特に限定されない。例えば、回転中心線CLの下方にベルトコンベアが配置され、ベルトコンベアの搬送方向の下流端部に回収トレイが配置されていてもよい。この場合、両クランプ11,12による把持を解除すると、ツイスト電線50はベルトコンベアの上に落下し、ベルトコンベアによって搬送された後、回収トレイに回収されることになる。
本実施形態に係る電線ツイスト装置1では、第1クランプ11は回転中心線CLの方向に移動可能に構成されている。そのため、電線51,52の長さに応じて第1クランプ11と第2クランプ12との間隔(クランプ間隔)を調整することができる。よって、様々な長さの電線51,52を撚り合わせることができる。例えば、図3に示す電線51,52の2/3の長さの電線を撚り合わせる場合、第1クランプ11を第2クランプ12側に移動させることにより、クランプ間隔を2/3に調整することができる。よって、撚り合わせ対象の電線を2/3の長さの電線に変更した場合であっても、張力を所定範囲内に保ちつつ、それら電線を第1クランプ11および第2クランプ12により把持することができる。
ところで、上記のようにクランプ間隔を2/3に調整した場合、第1クランプ11側の電線支持部材31と第1クランプ11とは、回転中心線CLの方向に関して同じ位置にあることになる。そのため、各電線支持部材31が退避位置にあるときに第1クランプ11を移動させ、その後に各電線支持部材31を退避位置から電線支持位置に移動させようとすると、第1クランプ11側の電線支持部材31は第1クランプ11に衝突することになる。そこで、そのような場合には、第1クランプ11側の電線支持部材31は退避位置に保ちつつ、それ以外の電線支持部材31を電線支持位置に移動させればよい。これにより、第1クランプ11側の電線支持部材31と第1クランプ11との衝突を避けながら、他の電線支持部材31によって電線51,52を支持することができる。
なお、クランプ間隔を調整するにあたって、電線支持部材31が電線支持位置にあるときに、第1クランプ11を回転中心線CLの方向に移動させることも可能である。この場合、電線支持位置にある第1クランプ11側の電線支持部材31が、第1クランプ11の移動の邪魔になる。しかし、このような場合には、第1クランプ11側の電線支持部材31を予め退避位置に移動させておけばよい。これにより、第1クランプ11との衝突を回避することができ、第1クランプ11の移動の際に電線支持部材31が邪魔になることを防止することができる。
本実施形態に係る電線ツイスト装置1によれば、電線支持部材31は回転中心線CLと平行な方向に沿って複数設けられている。電線支持部材31の数は特に限定されないが、本実施形態では3つ設けられている。よって、第1クランプ11および第2クランプ12に把持された電線51,52を3箇所で支持することができる。したがって、各電線51,52の撓み量を十分に低減することができ、両電線51,52を良好に撚り合わせることができる。
準備工程S1において、第1クランプ11および第2クランプ12が電線51,52に与える張力の値は何ら限定されないが、本実施形態では、各電線51,52の最も高い位置H1と最も低い位置H2との差ΔHが各電線51,52の直径の10〜50倍となるような張力に設定している。張力が大きすぎないので、各電線51,52のダメージを十分に抑えることができ、また、ツイスト電線50の両端部の撚り残し長さを短くすることができる。また、張力が小さすぎないので、電線51,52の撓み量が大きくなることを防ぐことができ、電線51,52を良好に撚り合わせることができる。ツイスト電線50の撚りピッチのばらつきを抑えることができ、高品質のツイスト電線50を得ることができる。
以上、本発明の実施の一形態について説明したが、本発明が前記実施形態に限定されないことは勿論である。本発明は他にも種々の形態にて実施することができる。次に、他の実施形態の例について簡単に説明する。
図10に示すように、前記実施形態において支持棒部31aは、電線支持部材31が電線支持位置にあるときに回転中心線CLの下方に位置する支持部31sと、支持部31sに対して回転中心線CLと垂直な水平方向(図10における左右方向)の一方および他方に位置し、支持部31sよりも上方に位置する振れ止め部37とを有していてもよい。振れ止め部37は、例えば、上方に突出する凸部からなっていてもよい。このように電線支持部材31が振れ止め部37を有していれば、電線51,52を撚り合わせるときに、振れ止め部37により、電線51,52の横方向の振れを防止することができる。したがって、電線51,52を更に良好に撚り合わせることができる。
図11(a)および(b)に示すように、電線支持部材31の支持棒部31aは、電線支持位置にあるときに平面視において回転中心線CLと交差する方向に延び、かつ、回転中心線CLに沿った方向から見たときに下方に凹んだ凹部31dを有していてもよい。この実施形態では、凹部31dの底部が支持部となり、凹部31dの両側部が振れ止め部を構成する。凹部31dの一方の側部31fは、上方に行くほど回転中心線CLから離れるように延びている。他方の側部31gは、鉛直線状に延びている。ただし、側部31f,31gの形状は特に限定されない。例えば、側部31f,31gの両方が上方に行くほど回転中心線CLから離れるように延びていてもよく、あるいは、鉛直線状に延びていてもよい。その他の構成は前記実施形態と同様であるので、説明を省略する。なお、図11(a)および(b)では、前記実施形態と同様の部分には同様の符号を付している。
この実施形態では、支持棒部31aが凹部31dを有しているので、前記実施形態と同様、電線51,52を撚り合わせる際に電線51,52が横方向に振れることを防止することができる。
ところで、第1クランプ11および第2クランプ12が電線51,52を把持したときに、両電線51,52は互いに側方に離間している(図1参照)。この実施形態では、支持棒部31aの側部31fが鉛直線から傾斜しており、凹部31dの横幅は下方に行くほど小さくなっている。そのため、電線支持部材31を退避位置から電線支持位置に移動させたときに、凹部31dにより両電線51,52を回転中心線CLの近くに寄せることができる。これにより、両電線51,52を更に良好に撚り合わせることができる。
ただし、前述の電線支持部材31は例示に過ぎず、電線支持部材31の形状や寸法は特に限定されない。電線支持部材31の断面形状は円形に限らず、四角形であってもよく、その他の形状であってもよい。
前記実施形態では、電線支持部材31が3つ設けられていたが、電線支持部材31の数は1つであってもよい。その場合、電線支持部材31は、第1クランプ11と第2クランプ12との間の領域を三等分したときの中央の領域B2に配置されていることが好ましい。ただし、特に限定される訳ではなく、電線支持部材31を他の領域B1,B3に配置することも可能である。
前記実施形態において、電線支持装置30は回転中心線CLと平行な方向に移動可能であってもよい。例えば、回転中心線CLと平行なレールを設け、電線支持装置30を当該レールにスライド可能に係合させてもよい。また、電線支持装置30は、回転中心線CLと平行な方向に関して、複数の位置に着脱可能に構成されていてもよい。
電線支持部材31を複数設ける場合、回転中心線CLの方向に関して、第1クランプ11と第1クランプ11側の電線支持部材31との間隔と、第2クランプ12と第2クランプ12側の電線支持部材31との間隔とは、等しくてもよく、異なっていてもよい。また、隣り合う2つの電線支持部材31の間隔は、第1クランプ11と第1クランプ11側の電線支持部材31との間隔、または、第2クランプ12と第2クランプ12側の電線支持部材31との間隔と等しくてもよく、異なっていてもよい。電線支持部材31を3つ以上設ける場合、隣り合う2つの電線支持部材31の間隔同士は等しくてもよく、異なっていてもよい。
本明細書において、「電線を支持する」とは、電線が下方に移動しないようにすることを意味する。「電線を支持する」には、電線を下から支える場合に限らず、例えば、電線を両側から挟み込むことによって下方に移動しないようにする場合も含まれる。例えば図12に示すように、電線支持部材31の凹部31dにより、第1電線51および第2電線52を両側から挟み込むことによって下方に移動しないようにしてもよい。この場合、電線51,52と凹部31dとの間に隙間Sが生じていてもよい。
電線支持部材31は、電線支持位置にあるときに第1電線51および第2電線52を支持するものであるが、両電線51,52を撚り合わせている最中に両電線51,52の一方または両方が電線支持部材31から一時的に離れることがある。ここで言う「支持する」には、両電線51,52が電線支持部材31に常時接触しながら支持される場合に限らず、上記のように撚り合わせ中に一時的に離れる場合も含まれる。
電線ツイスト装置1によって撚り合わされる電線の本数は2本に限らず、3本以上であってもよい。
第1クランプ11および第2クランプ12の構造は何ら限定されない。第1クランプ11は、前記実施形態のように第1電線51および第2電線52の一端部を合わせて把持するものであってもよく、第1電線51の一端部と第2電線52の一端部とを個別に把持する2つの把持部を有していてもよい。同様に、第2クランプ12は第1電線51および第2電線52の他端部を合わせて把持するものであってもよく、第1電線51の他端部と第2電線52の他端部とを個別に把持する2つの把持部を有していてもよい。
前記実施形態では、ツイスト工程のときに、第1クランプ11は回転中心線CL周りに回転し、第2クランプ12は回転しないようになっている。しかし、第2クランプ12は回転中心線CL周りに回転可能に構成され、電線ツイスト装置1は、第2クランプ12を回転させる回転アクチュエータ(例えばモータ)を備えていてもよい。第1クランプ11および第2クランプ12は、ツイスト工程のときに互いに逆方向に回転するように構成されていてもよく、第2クランプ12のみが回転するように構成されていてもよい。
前記実施形態では、電線支持部材31は水平線周りに回転可能に構成されているが、回転の方向は特に限定されない。例えば、電線支持部材31は鉛直線周りに回転可能に構成され、水平方向に回転移動するようになっていてもよい。また、電線支持部材31の移動の形態は回転に限られない。電線支持部材31は、平面視において回転中心線CLと交差する方向に移動するように構成されていてもよい。電線支持部材31は、平面視において回転中心線CLと交差する方向に伸縮することにより、電線支持位置と退避位置との間で移動するように構成されていてもよい。また、電線支持部材31は、平行移動することにより、電線支持位置と退避位置との間で移動するように構成されていてもよい。
電線支持部材31を移動させる移動アクチュエータはエアシリンダ33に限定されない。移動アクチュエータは、油圧シリンダ、ソレノイド、モータなどの他の種類のアクチュエータであってもよい。
第1クランプ11または第2クランプ12を回転させる回転アクチュエータはモータ13に限定されない。
本発明に係る電線ツイスト装置およびツイスト電線製造方法は、長い電線(例えば、4〜5mの電線など)に対して特に効果的であるが、電線の長さは特に限定される訳ではない。
1 電線ツイスト装置
11 第1クランプ
12 第2クランプ
13 モータ(回転アクチュエータ)
30 電線支持装置
31 電線支持部材
31a 支持棒部
31d 凹部
31s 支持部
32 回転軸
33 エアシリンダ(移動アクチュエータ)
37 振れ止め部
45 回収トレイ
50 ツイスト電線
51 第1電線
52 第2電線
CL 回転中心線

Claims (10)

  1. 第1電線および第2電線の一端部を把持する第1クランプと、
    前記第1電線および前記第2電線の他端部を把持する第2クランプと、
    前記第1クランプから前記第2クランプに向けて延びる回転中心線周りに前記第1クランプおよび前記第2クランプの少なくとも一方を回転させる回転アクチュエータと、
    前記第1クランプと前記第2クランプとの間であってかつ前記回転中心線の下方の位置である電線支持位置と、前記回転中心線の下方から外れた位置である退避位置との間で移動可能に構成され、前記電線支持位置にあるときに前記第1電線および前記第2電線を支持する電線支持部材と、
    を備えた電線ツイスト装置。
  2. 前記電線支持位置と前記退避位置との間で前記電線支持部材を回転自在に支持する回転軸を備えている、請求項1に記載の電線ツイスト装置。
  3. 前記電線支持部材は、前記第1クランプと前記第2クランプとの間の領域を三等分したときの中央の領域に配置されている、請求項1または2に記載の電線ツイスト装置。
  4. 前記電線支持部材に連結され、前記電線支持部材を前記電線支持位置と前記退避位置との間で移動させる移動アクチュエータを備えている、請求項1〜3のいずれか一つに記載の電線ツイスト装置。
  5. 前記電線支持部材は、前記電線支持位置にあるときに前記回転中心線の下方に位置する支持部と、前記電線支持位置にあるときに前記支持部に対して前記回転中心線と交差する水平方向の一方および他方に位置し、前記支持部よりも上方に位置する振れ止め部と、を有している、請求項1〜4のいずれか一つに記載の電線ツイスト装置。
  6. 前記電線支持部材は、前記電線支持位置にあるときに平面視において前記回転中心線と交差する方向に延び、かつ、前記回転中心線に沿った方向から見たときに下方に凹んだ凹部を有する支持棒部を有している、請求項1〜5のいずれか一つに記載の電線ツイスト装置。
  7. 前記第1クランプおよび前記第2クランプの少なくとも一方は、前記回転中心線の方向に移動可能に構成されている、請求項1〜6のいずれか一つに記載の電線ツイスト装置。
  8. 前記電線支持部材は、前記回転中心線と平行な方向に沿って複数設けられている、請求項1〜7のいずれか一つに記載の電線ツイスト装置。
  9. 請求項1に記載の電線ツイスト装置によりツイスト電線を製造する方法であって、
    前記第1クランプおよび前記第2クランプにより前記第1電線および前記第2電線の一端部および他端部をそれぞれ把持し、かつ、前記電線支持部材を前記電線支持位置に移動させる準備工程と、
    前記第1クランプおよび前記第2クランプの少なくとも一方を回転させることにより、前記第1電線および前記第2電線を撚り合わせるツイスト工程と、
    前記電線支持部材を退避位置に移動させ、前記第1クランプおよび前記第2クランプの把持を解除することにより、撚り合わされた前記第1電線および前記第2電線を落下させて回収する回収工程と、
    を含んだツイスト電線の製造方法。
  10. 前記準備工程において、前記第1クランプおよび前記第2クランプにより、前記各電線の最も高い位置と最も低い位置との差が前記各電線の直径の10〜50倍となるような張力を前記各電線に与える、請求項9に記載のツイスト電線の製造方法。
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