JP6916002B2 - コンクリート部材と鋼板との接合構造、及びコンクリート部材と鋼板との接合方法 - Google Patents
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Description
前記鋼板(3,13)に穿設された鋼板貫通孔(3a,13a)に挿通されると共に前記鋼板(3,13)と略直交する方向(x)に延設されてなるねじ節鉄筋(4)と、
該鋼板貫通孔(3a,13a)の内部であって該ねじ節鉄筋(4)との隙間に充填されてなる充填剤(不図示)と、
該鋼板(3,13)の表裏両面に当接するように該ねじ節鉄筋(4)に螺合されることにより前記鋼板貫通孔(3a,13a)を閉塞するように構成された一対のナット部材(5,6)と、
を備え、
前記ねじ節鉄筋(4)の少なくとも一部及び前記一対のナット部材(5,6)は前記コンクリート部材(2)に埋設されてなることを特徴とする。
前記ナット部材(5,6)を締め付けた状態では前記ねじ節鉄筋(4)は前記鋼板(13)における厚みが小さい方に偏るように配置されることを特徴とする。
前記充填剤を前記鋼板貫通孔(3a)の内部に充填するための充填用貫通孔(図3(c)の符号17a参照)が該ワッシャ部材(7,17)に形成されてなることを特徴とする。
該鋼板(3)の表面には該突起部(17b)が嵌め込まれる凹部が形成されて該突起部(17b)を該凹部に嵌め込むことにより前記ワッシャ(17)の位置が適正位置に保持されるように構成され、
前記ナット部材(5,6)を締め付けた状態では前記ねじ節鉄筋(4)は前記ワッシャ部材(17)における厚みが小さい方に偏るように配置されることを特徴とする。
該鋼板貫通孔(3a,13a)の内部であって該ねじ節鉄筋(4)との隙間に充填剤を充填する工程と、
該鋼板(3,13)の表裏両面に当接するように一対の第1ナット部材(5,6)を前記ねじ節鉄筋(4)に螺合して該ねじ節鉄筋(4)を所定位置に保持すると共に前記鋼板貫通孔(3a,13a)を閉塞する工程と、
前記充填剤が硬化した後に、前記ねじ節鉄筋(4)及び前記鋼板(3,13)の少なくとも一部を覆うようにコンクリートを打設してコンクリート部材(2)を形成する工程と、を備えたことを特徴とするコンクリート部材と鋼板との接合方法に関する。
該充填材が硬化した後に該第1ナット部材(5,6)及び該ワッシャ部材(7,17)を取り外して鋼製の第2ナット部材(不図示)を前記ねじ節鉄筋(4)に螺合させて該ねじ節鉄筋(4)を前記鋼板(3)に固定するようにしたことを特徴とする。
・ 鋼板3に穿設された鋼板貫通孔3aにねじ節鉄筋4を挿通して該鋼板3と略直交する方向xに延設するように配置する工程と、
・ 該鋼板貫通孔3aの内部であって該ねじ節鉄筋4との隙間に充填剤を充填する工程と、
・ 該鋼板3の表裏両面に当接するように一対の第1ナット部材5,6を前記ねじ節鉄筋4に螺合して該ねじ節鉄筋4を所定位置に保持すると共に前記鋼板貫通孔3aを閉塞する工程と、
・ 前記充填剤が硬化した後に、前記ねじ節鉄筋4及び前記鋼板3の少なくとも一部を覆うようにコンクリートを打設してコンクリート部材2を形成する工程と、
を備えている。
2 コンクリート部材
3 鋼板
3a 鋼板貫通孔
4 ねじ節鉄筋
5,6 ナット部材(第1ナット部材)
5a,6a 充填用貫通孔
7 ワッシャ部材
13 鋼板
13a 鋼板貫通孔
17 ワッシャ部材
17b 突起部
x 鋼板と略直交する方向
Claims (7)
- コンクリート部材と、該コンクリート部材に埋設された鋼板と、を接合する、コンクリート部材と鋼板との接合構造において、
前記鋼板に穿設された鋼板貫通孔に挿通されると共に前記鋼板と略直交する方向に延設されてなるねじ節鉄筋と、
該鋼板貫通孔の内部であって該ねじ節鉄筋との隙間に充填されてなる充填剤と、
該鋼板の表裏両面に当接するように該ねじ節鉄筋に螺合されることにより前記鋼板貫通孔を閉塞するように構成された一対のナット部材と、
を備え、
前記ねじ節鉄筋の少なくとも一部及び前記一対のナット部材は前記コンクリート部材に埋設され、
前記鋼板の一部であって前記ナット部材が当接する部分の厚みが漸次小さくなるように該鋼板の表裏両面であって該ナット部材が当接する表裏両面が勾配を有するように形成され、
前記ナット部材を締め付けた状態では前記ねじ節鉄筋は前記鋼板における厚みが小さい方に偏るように配置される、
ことを特徴とする、コンクリート部材と鋼板との接合構造。 - コンクリート部材と、該コンクリート部材に埋設された鋼板と、を接合する、コンクリート部材と鋼板との接合構造において、
前記鋼板に穿設された鋼板貫通孔に挿通されると共に前記鋼板と略直交する方向に延設されてなるねじ節鉄筋と、
該鋼板貫通孔の内部であって該ねじ節鉄筋との隙間に充填されてなる充填剤と、
該鋼板の表裏両面に当接するように該ねじ節鉄筋に螺合されることにより前記鋼板貫通孔を閉塞するように構成された一対のナット部材と、
を備え、
前記ねじ節鉄筋の少なくとも一部及び前記一対のナット部材は前記コンクリート部材に埋設され、
前記充填剤を前記鋼板貫通孔の内部に充填するための充填用貫通孔が前記ナット部材に形成されてなる、
ことを特徴とする、コンクリート部材と鋼板との接合構造。 - 前記鋼板と前記ナット部材との間にワッシャ部材が介装され、
前記充填剤を前記鋼板貫通孔の内部に充填するための充填用貫通孔が該ワッシャ部材に形成されてなる、
ことを特徴とする請求項1に記載の、コンクリート部材と鋼板との接合構造。 - 前記鋼板と前記ナット部材との間に、テーパーを有すると共に該鋼板に接する面に突起部が設けられたワッシャ部材が介装され、
該鋼板の表面には該突起部が嵌め込まれる凹部が形成されて該突起部を該凹部に嵌め込むことにより前記ワッシャ部材の位置が適正位置に保持されるように構成され、
前記ナット部材を締め付けた状態では前記ねじ節鉄筋は前記ワッシャ部材における厚みが小さい方に偏るように配置される、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の、コンクリート部材と鋼板との接合構造。 - 請求項1又は請求項2記載のコンクリート部材と鋼板との接合構造を用いたコンクリート部材と鋼板との接合方法であって、
前記鋼板に穿設された前記鋼板貫通孔に前記ねじ節鉄筋を挿通して該鋼板と略直交する方向に延設するように配置する工程と、
該鋼板貫通孔の内部であって該ねじ節鉄筋との隙間に前記充填剤を充填する工程と、
該鋼板の表裏両面に当接するように前記ナット部材を前記ねじ節鉄筋に螺合して該ねじ節鉄筋を所定位置に保持すると共に前記鋼板貫通孔を閉塞する工程と、
前記充填剤が硬化した後に、前記ねじ節鉄筋及び前記鋼板の少なくとも一部を覆うようにコンクリートを打設してコンクリート部材を形成する工程と、
を備えたことを特徴とする、コンクリート部材と鋼板との接合方法。 - 前記充填剤の充填は、前記ナット部材、又は該ナット部材と前記鋼板と間に介装されるワッシャ部材に形成された充填用貫通孔から行う、
ことを特徴とする、請求項5記載の、コンクリート部材と鋼板との接合方法。 - 前記ナット部材は、樹脂製の第1ナット部材と、鋼製の第2ナット部材から構成され、
前記第1ナット部材及び前記ワッシャ部材は透明な樹脂製であって前記充填剤の充填具合を外部から視認できるように構成されており、
該充填剤が硬化した後に該第1ナット部材及び該ワッシャ部材を取り外して第2ナット部材を前記ねじ節鉄筋に螺合させて該ねじ節鉄筋を前記鋼板に固定するようにした、
ことを特徴とする請求項6に記載の、コンクリート部材と鋼板との接合方法。
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