JP5536988B2 - 鋼板コンクリート構造体の構築方法 - Google Patents
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Description
従来、鋼板コンクリート構造体100は、図5に示すように、鋼板120から突設されたスタッドボルト121を巻き込んだ状態でコンクリートを打設することによりコンクリート体110と鋼板120とが一体に形成されていた。
また、コンクリート体に後施工により鋼板を一体化するため、高品質かつ高精度に構築することができる。
第1の実施の形態では、図1に示すように、コンクリート体10とコンクリート体10に一端が突出した状態で植設された埋め込みボルト20とコンクリート体10の片面に添設された鋼板30とを有する鋼板コンクリート構造体1の構築方法について説明する。
なお、コンクリート体10に配筋される鉄筋11の鉄筋径や配筋ピッチは限定されるものではなく、適宜設定することが可能である。また、鋼板コンクリート構造体1は、コンクリート体10の一面側と他面側との両面に鋼板30が固定されていてもよい。
埋め込みボルト20の頭部21側は、コンクリート体10に配筋された鉄筋11の同等のコンクリート被りを確保できるように、頭部21が鉄筋11と同等の位置(深さ)に埋設されている。
鋼板コンクリート部材1の構築は、コンクリート打設工程と、鋼板載置工程と、支圧接合工程と、を備えている。
鋼板30のコンクリート12の表面(打設上面)への載置は、コンクリート12を打設後、コンクリート表面を均した後に行なう。鋼板30は、コンクリート12の表面から突出した埋め込みボルト20,20,…を鋼板30に設けたボルト孔31,31,…から突出させた状態で載置する。
鋼板30は、コンクリート体10の表面積と同形状またはやや小さい形状に形成されており、養生時のコンクリート12に当該鋼板30の全重量が作用するように構成されている。
また、コンクリート12は、鋼板30が密着した状態で養生されているため、コンクリート体10と鋼板30との間に隙間が形成されることがなく、高品質に鋼板コンクリート構造体1が形成される。
また、コンクリートに収縮低減剤を投入する必要がないため、製造コストが安価である。
第2の実施の形態では、図4に示すように、コンクリート体10とコンクリート体10に一端が突出した状態で植設された埋め込みボルト20とコンクリート体10の片面に添設された鋼板30とを有する鋼板コンクリート構造体2の構築方法について説明する。
なお、コンクリート体10の構成は、第1の実施の形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
この他の鋼板30に関する事項は、第1の実施の形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
鋼板コンクリート部材2の構築は、コンクリート打設工程と、鋼板配置工程と、充填工程と、支圧接合工程と、を備えている。
埋め込みボルト20の先端部分には、予めレベル調整用ナット23が設置されている。
この他打設工程に関する事項は第1の実施の形態で示した内容と同様なため詳細な説明は省略する。
グラウト材40の充填は、鋼板30に予め形成された充填孔からグラウト材40を注入することにより行う。なお、グラウト材40の充填方法は限定されるものではなく、適宜公知の方法から選定して行えばよい。
また、コンクリートに収縮低減剤を投入する必要がないため、製造コストが安価である。
例えば、前記各実施の形態で示したコンクリート構造体は、鋼板と反対側にのみ鉄筋が配筋されたいわゆるシングル配筋により構成されている場合について説明したが、コンクリート体は、いわゆるダブル配筋であってもよく、コンクリート体の構成は、前記の構成に限定されるものではない。
10 コンクリート体
12 コンクリート
20 埋め込みボルト
30 鋼板
40 グラウト材(充填材)
Claims (2)
- コンクリート体と前記コンクリート体に植設された埋め込みボルトと前記埋め込みボルトを利用して前記コンクリート体と一体化された鋼板とを有する鋼板コンクリート構造体の構築方法であって、
埋め込みボルトを型枠内に配置された前記鋼板と平行をなすように配筋された前記コンクリート体の鉄筋に固定した状態で前記型枠内にコンクリートを打設する工程と、
固まらない状態で前記コンクリートの打設上面に鋼板を載置し、前記鋼板に設けたボルト孔から前記埋め込みボルトを突出させる工程と、
前記コンクリートの打設上面に鋼板を載置した状態で養生し、所定強度の前記コンクリート体を形成する工程と、
前記埋め込みボルトに螺合したナットを締め付けて前記鋼板と前記コンクリート体を支圧接合する工程と、
を備えることを特徴とする、鋼板コンクリート構造体の構築方法。 - コンクリート体と前記コンクリート体に植設された埋め込みボルトと前記埋め込みボルトを利用して前記コンクリート体と一体化された鋼板とを有する鋼板コンクリート構造体の構築方法であって、
埋め込みボルトを型枠内に配置された前記鋼板と平行をなすように配筋された前記コンクリート体の鉄筋に固定した状態で前記型枠内にコンクリートを打設する工程と、
前記コンクリートの乾燥収縮が安定した後、該コンクリートの打設上面に鋼板を配置し、前記鋼板に設けたボルト孔から前記埋め込みボルトを突出させる工程と、
前記コンクリートと前記鋼板との間に充填材を充填する工程と、
前記充填材を硬化させる工程と、
前記埋め込みボルトに螺合したナットを締め付けて前記充填材を介して前記鋼板と前記コンクリート体を支圧接合する工程と、
を備えることを特徴とする、鋼板コンクリート構造体の構築方法。
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