JP7144341B2 - コンクリート床版の接合構造及びコンクリート床版の接合方法 - Google Patents

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本発明は、コンクリート床版の接合構造及びコンクリート床版の接合方法に関する。
コンクリート床版の補修のために、既設のコンクリート床版を新たな床版に取り換える技術が提案されている。例えば、特許文献1には、道路の幅員方向が一次施工部と二次施工部に分割され、一次施工部及び二次施工部の順に既設のコンクリート床版が新たな床版に取り換えられる技術が開示されている。特許文献1の技術では、二次施工部の既設の床版が道路として供用されつつ一次施工部の既設の床版が新たな床版に取り換えられる。一次施工部の新たな床版が道路として供用された後に、二次施工部の既設の床版が新たな床版に取り換えられる。一次施工部の新たな床版と二次施工部の新たな床版とが接合されて、一次施工部と二次施工部との全体が道路として供用される。
特許文献1の技術では、一次施工部にプレテンション方式によるプレストレスが導入されている新たなコンクリート床版が設置される。二次施工部に新たなコンクリート床版が設置された後に、二次施工部の床版の幅員方向の全範囲と、一次施工部の床版の幅員方向の一部の範囲とにまたがってポストテンション緊張材が挿通される。ポストテンション緊張材によって、二次施工部の床版の幅員方向の全範囲と、一次施工部の床版の幅員方向の一部とに、ポストテンション方式によるプレストレスが導入され、二次施工部の床版と一次施工部の床版とが接合される。
特許第6323776号公報
ところで、上記の技術では、一次施工部において、車両の通行のために供用される新たな床版にはプレストレスが導入されている必要がある。また、一次施工部の新たな床版と二次施工部の新たな床版との接合部にもプレストレスが導入されている必要がある。
しかし、二次施工部において、新たな床版にポストテンション方式によるプレストレスが導入されると、ポストテンション緊張材は二次施工部の床版の幅員方向の全範囲と、一次施工部の床版の幅員方向の一部の範囲とにまたがって挿通されているため、一次施工部の床版には、プレテンション方式によるプレストレスとポストテンション方式によるプレストレスとが重複して導入される部分が発生し、緊張材のために必要な鋼材が大量になり、不経済である。
そこで本発明は、接合部にプレストレスが導入されつつ、重複してプレストレスが導入されている範囲を無くすことができるコンクリート床版の接合構造及びコンクリート床版の接合方法を提供することを目的とする。
本発明は、第1コンクリート床版と第2コンクリート床版とが接合されているコンクリート床版の接合構造であって、第1コンクリート床版は、プレテンション緊張材によってプレテンション方式によるプレストレスが導入されており、第2コンクリート床版は、ポストテンション緊張材によってポストテンション方式によるプレストレスが導入されており、プレテンション緊張材とポストテンション緊張材とが連結されているコンクリート床版の接合構造である。
この構成によれば、第1コンクリート床版と第2コンクリート床版とが接合されているコンクリート床版の接合構造において、第1コンクリート床版はプレテンション緊張材によってプレテンション方式によるプレストレスが導入されており、第2コンクリート床版は、ポストテンション緊張材によってポストテンション方式によるプレストレスが導入されているため、第1コンクリート床版及び第2コンクリート床版はそれぞれ独立して別個にプレストレスが導入されている。さらに、プレテンション緊張材とポストテンション緊張材とが連結されていることにより、第1コンクリート床版と第2コンクリート床版との接合部にプレストレスが導入されつつ、重複してプレストレスが導入されている範囲を無くすことができる。
この場合、第1コンクリート床版と第2コンクリート床版とは間詰部を介して接合されており、間詰部は間詰コンクリートが充填されていることが好適である。
この構成によれば、第1コンクリート床版と第2コンクリート床版とは間詰部を介して接合されており、間詰部は間詰コンクリートが充填されているため、第1コンクリート床版と第2コンクリート床版とが接合されている部位の耐水性を向上させることができる。
この場合、間詰コンクリートは、打設後の硬化時に膨張する膨張性のコンクリートであることが好適である。
この構成によれば、間詰コンクリートは打設後の硬化時に膨張する膨張性のコンクリートであるため、硬化後の収縮によるひび割れを低減することができる。
また、本発明は、プレテンション緊張材によってプレテンション方式によるプレストレスが導入されている第1コンクリート床版を設置する第1設置工程と、第1設置工程で設置された第1コンクリート床版が車両の通行のために供用された後に、第2コンクリート床版を設置する第2設置工程と、第1コンクリート床版と第2コンクリート床版とを接合する接合工程と、第2コンクリート床版にポストテンション緊張材によってポストテンション方式によるプレストレスを導入するポストテンション工程とを備え、接合工程では、プレテンション緊張材とポストテンション緊張材とを連結するコンクリート床版の接合方法である。
この場合、接合工程では、第1コンクリート床版と第2コンクリート床版とを間詰部を介して接合し、間詰部に間詰コンクリートを充填することが好適である。
この構成によれば、接合工程では、第1コンクリート床版と第2コンクリート床版とが間詰部を介して接合され、間詰部に間詰コンクリートが充填されるため、寸法にに柔軟性を有する間詰部により、第1コンクリート床版及び第2コンクリート床版の寸法のばらつき及び施工誤差等を吸収することができる。このため、第1コンクリート床版及び第2コンクリート床版の寸法のばらつき及び施工誤差等に対するロバスト性が向上する。
また、第1設置工程で設置される第1コンクリート床版を形成するコンクリートの打設前に、管状部材と、管状部材の一端部を塞ぐ閉鎖部とを有するプレテンション緊張材をコンクリートの打設部位に配置し、管状部材の内部に挿入され、管状部材の他端部から押圧されつつ閉鎖部を押圧する挿入部材により前記管状部材に引張力を付与し、打設部位にコンクリートを打設し、打設されたコンクリートの硬化後に、挿入部材により管状部材に付与された引張力を除去することによって、第1コンクリート床版にプレストレスを導入することが好適である。
この構成によれば、第1設置工程で設置される第1コンクリート床版を形成するコンクリートの打設前に、管状部材と管状部材の一端部を塞ぐ閉鎖部とを有するプレテンション緊張材がコンクリートの打設部位に配置され、管状部材の内部に挿入されて管状部材の他端部から押圧されつつ閉鎖部を押圧する挿入部材により管状部材に引張力が付与される。打設部位にコンクリートが打設される。打設されたコンクリートの硬化後に、挿入部材により管状部材に付与された引張力が除去されることによって、第1コンクリート床版にプレストレスが導入される。このため、大規模な装置を要さずに第1コンクリート床版にプレテンション方式によるプレストレスを導入することができる。
本発明のコンクリート床版の接合構造及びコンクリート床版の接合方法によれば、接合部にプレストレスが導入されつつ、重複してプレストレスが導入されている範囲を無くすことができる。
(A)は接合工程及びポストテンション工程の後の第1実施形態のコンクリート床版の接合構造を示す平面図であり、(B)は(A)のα線による縦断面図である。 (A)は第1実施形態のコンクリート床版の接合構造の第1設置工程を示す平面図であり、(B)は(A)のβ線による縦断面図である。 (A)は図2(B)の第1コンクリート床版の製造時にプレテンション緊張材がダミー緊張材により引張力を付与されつつコンクリートが打設される状態を示す縦断面図であり、(B)は(A)のコンクリートの硬化後にダミー緊張材が除去された状態を示す縦断面図であり、(C)は(B)の型枠が除去された第1コンクリート床版を示す縦断面図である。 (A)は第1実施形態のコンクリート床版の接合構造の第2設置工程を示す平面図であり、(B)は(A)のγ線による縦断面図である。 (A)は第1実施形態のコンクリート床版の接合構造の接合工程の間詰部に間詰コンクリートを充填する前の状態を示す平面図であり、(B)は(A)のδ線による縦断面図である。 (A)は第1実施形態のコンクリート床版の接合構造のポストテンション工程を示す平面図であり、(B)は(A)のδ線による縦断面図である。 (A)は第2実施形態のコンクリート床版の接合構造のプレテンション緊張材の引張力が付与される前の状態を示す縦断面図であり、(B)は(A)のプレテンション緊張材のコンクリートの打設前に引張力が付与された状態を示す縦断面図である。 (A)は図7(B)のプレテンション緊張材が第1コンクリート床版を形成するコンクリートの打設部位に配置された状態を示す縦断面図であり、(B)は(A)のコンクリートの硬化後にプレテンション緊張材により第1コンクリート床版にプレストレスが導入された状態を示す縦断面図であり、(C)は(B)の型枠、スリーブ及びストッパが除去された第1コンクリート床版を示す縦断面図である。 接合工程及びポストテンション工程の後の第2実施形態のコンクリート床版の接合構造を示す縦断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るコンクリート床版の接合構造及びコンクリート床版の接合方法について詳細に説明する。図1(A)及び図1(B)に示すように、本発明の第1実施形態に係るコンクリート床版の接合構造1Aは、第1コンクリート床版10Aと第2コンクリート床版20とが接合されている。
本実施形態のコンクリート床版の接合構造1Aは、例えば、道路の幅員方向が一次施工部81と二次施工部82に分割され、一次施工部81の既設のコンクリート床版が新たな第1コンクリート床版10Aに取り換えられた後に、二次施工部82の既設のコンクリート床版が新たな第2コンクリート床版20に取り換えられる場合に適用される。この場合、二次施工部82の既設の床版が道路として供用されつつ一次施工部81の既設の床版が新たな第1コンクリート床版10Aに取り換えられる。一次施工部81の新たな第1コンクリート床版10Aが道路として供用された後に、二次施工部82の既設の床版が新たな第2コンクリート床版20に取り換えられる。一次施工部81の新たな第1コンクリート床版10Aと二次施工部82の新たな第2コンクリート床版20とが接合されて、一次施工部81の第1コンクリート床版10Aと二次施工部82と第2コンクリート床版20との全体が道路として供用される。
第1コンクリート床版10Aの第1端面11と第2コンクリート床版20の第2端面21とが間詰部30を介して対向している。第1コンクリート床版10Aと第2コンクリート床版20とは間詰部30を介して接合されており、間詰部30は間詰コンクリート31が充填されている。間詰部30とは、第1コンクリート床版10Aの第1端面11と第2コンクリート床版20の第2端面21との間において、第1コンクリート床版10Aを形成するコンクリート及び第2コンクリート床版20を形成するコンクリートとは別個に充填された間詰コンクリート31により形成された部位であることを意味する。間詰コンクリート31は、打設後の硬化時に膨張する膨張性のコンクリートである。膨張性のコンクリートには、例えば、JIS A 6202に規定されるコンクリート用混和材が含まれている。
本実施形態のコンクリート床版の接合構造1Aは、第1端面11から間詰部30に突出した第1継手鉄筋12と、第2端面21から間詰部30に突出した第2継手鉄筋22とを備える。本実施形態では、間詰部30の延在方向(道路の延在方向)に等間隔で互いに交互に隣接する第1継手鉄筋12及び第2継手鉄筋22が上下方向に2段に間隔を隔てて配置されている。第1継手鉄筋12と第2継手鉄筋22との間詰部30の側の端部には、セラミックアンカーが取り付けられている。
本実施形態のコンクリート床版の接合構造1Aは、互いに隣接する第1継手鉄筋12と第2継手鉄筋22とに直交するように交差している補強鉄筋40を備える。本実施形態では、間詰部30の延在方向に等間隔で互いに交互に隣接する第1継手鉄筋12及び第2継手鉄筋22の上下方向の各段において、2本の補強鉄筋40が連結されている。したがって、本実施形態のコンクリート床版の接合構造1Aは、合計4本の補強鉄筋40を備える。第1継手鉄筋12、第2継手鉄筋22及び補強鉄筋40には、エポキシ樹脂塗装がなされている。補強鉄筋40は、結束線等により、第1継手鉄筋12と第2継手鉄筋22とに連結されている。
第1コンクリート床版10Aは、本実施形態のコンクリート床版の接合構造1Aが適用される施工現場以外の工場等で打設されたプレキャストコンクリートにより形成されている。第1コンクリート床版10Aは、プレテンション緊張材13Aによってプレテンション方式によるプレストレスが導入されている。プレテンション緊張材13Aには、鋼棒及び鋼管のいずれかを適用することができる。本実施形態では、プレテンション緊張材13Aには、異形PC鋼棒が適用される。なお、第1コンクリート床版10Aは、本実施形態のコンクリート床版の接合構造1Aが適用される施工現場で打設された場所打ちコンクリートにより形成されていてもよい。
第2コンクリート床版20は、プレキャストコンクリートにより形成されている。第2コンクリート床版20及び間詰部30は、ポストテンション緊張材23によってポストテンション方式によるプレストレスが導入されている。第2コンクリート床版20は、ポストテンション緊張材23を収容するシース管24を有する。シース管24は、例えば、ポリエチレン製である。シース管24とポストテンション緊張材23との空隙間にはグラウトが充填されている。なお、第2コンクリート床版20は、場所打ちコンクリートにより形成されていてもよい。
ポストテンション緊張材23は、プレグラウトPC鋼材である。プレグラウトPC鋼材は、表面にグラウト材として常温硬化性樹脂が塗布された鋼より線がポリエチレン等のシースに被覆されているものである。プレグラウトPC鋼材では、プレストレスの導入後に常温硬化性樹脂が硬化して、プレグラウトPC鋼材とコンクリートとが一体化する。なお、ポストテンション緊張材23は、鋼棒や鋼管等の円柱形状を有するものでもよい。
本実施形態では、プレテンション緊張材13Aとポストテンション緊張材23とが第1コンクリート床版10Aに埋設された略円管形状を有するカップラー50により連結されている。本実施形態では、互いに連結されているプレテンション緊張材13A及びポストテンション緊張材23の端部は円柱形状を有し、外周面にネジ溝を有するため、内周面にネジ溝を有するカップラー50により、容易に互いに連結することができる。間詰部30の延在方向におけるプレテンション緊張材13A及びポストテンション緊張材23の間隔は600mm~750mmである。例えば、プレテンション緊張材13A及びポストテンション緊張材23は、第1コンクリート床版10A及び第2コンクリート床版20の一枚あたりに3~4本配置される。
以下、本実施形態のコンクリート床版の接合方法について説明する。図2(A)及び図2(B)に示すように、プレテンション緊張材13Aによってプレテンション方式によるプレストレスが導入されている第1コンクリート床版10Aを設置する第1設置工程が行われる。本実施形態では、第1設置工程でプレキャストコンクリートにより形成されている第1コンクリート床版10Aが設置される。
第1設置工程は、例えば、道路の幅員方向が一次施工部81と二次施工部82に分割された場合において、二次施工部82の既設の床版が道路として供用されつつ一次施工部81の既設の床版が新たな第1コンクリート床版10Aに取り換えられるために行われる。設置された第1コンクリート床版10Aは車両の通行のために供用されている。第1コンクリート床版10Aには、車両の通行による荷重Fがかかる。なお、本実施形態では、第1コンクリート床版10Aと第2コンクリート床版20とが間詰部30を介して接合され、間詰部30に間詰コンクリート31が充填されるため、第1コンクリート床版10Aの道路の幅員方向の幅は、一次施工部81の既設の床版の道路の幅員方向の幅よりも小さい。
なお、第1コンクリート床版10Aの製造は、以下のようにして行われる。図3(A)に示すように、型枠201の内部に、第1継手鉄筋12等の鉄筋と共に、プレテンション緊張材13Aと、型枠201の型枠面201pの付近でプレテンション緊張材13Aの一端に連結されたカップラー50とが配置される。カップラー50には、型枠201の型枠面201pの外側からダミー緊張材180が連結される。カップラー50を介してダミー緊張材180に連結されたプレテンション緊張材13Aは、ダミー緊張材180により引張力Pを付与される。型枠201にコンクリートCが打設される。
図3(B)に示すように、コンクリートCの硬化後にダミー緊張材180をカップラー50から除去することにより、コンクリートCにプレストレスSが導入される。図3(C)に示すように、型枠201を除去することにより、第1コンクリート床版10Aが製造される。
図4(A)及び図4(B)に示すように、第1設置工程で設置された第1コンクリート床版10Aが車両の通行のために供用された後に、第2コンクリート床版20を設置する第2設置工程が行われる。第1端面11から間詰部30に突出した第1継手鉄筋12と、第2端面21から間詰部30に突出した第2継手鉄筋22とが互いに隣接させられる。第1コンクリート床版10Aには、車両の通行による荷重Fがかかる。なお、本実施形態では、第1コンクリート床版10Aと第2コンクリート床版20とが間詰部30を介して接合され、間詰部30に間詰コンクリート31が充填されるため、第2コンクリート床版20の道路の幅員方向の幅は、二次施工部82の既設の床版の道路の幅員方向の幅よりも小さい。
図5(A)及び図5(B)に示すように、第1コンクリート床版10Aと第2コンクリート床版20とを接合する接合工程が行われる。接合工程では、異形PC鋼棒等のプレテンション緊張材13Aと第2コンクリート床版20のシース管24に挿入されたプレグラウトPC鋼材等のポストテンション緊張材23とがカップラー50により連結される。
接合工程では、間詰部30に補強鉄筋40が配置される。第1継手鉄筋12、第2継手鉄筋22及び補強鉄筋40には、エポキシ樹脂塗装がなされる。補強鉄筋40は、結束線等により、第1継手鉄筋12と第2継手鉄筋22とに連結される。図1(A)及び図1(B)に示すように、接合工程では、第1コンクリート床版10Aと第2コンクリート床版20とが間詰部30を介して接合され、間詰部30に間詰コンクリート31が充填される。上述したように、間詰コンクリート31は打設後の硬化時に膨張する膨張性のコンクリートである。
図6(A)及び図6(B)に示すように、間詰部30の間詰コンクリート31が硬化した後に、第2コンクリート床版20にポストテンション緊張材23によってポストテンション方式によるプレストレスを導入するポストテンション工程が行われる。プレグラウトPC鋼材等のポストテンション緊張材23に引張力Pが付与されると、第2コンクリート床版20及び間詰部30にプレストレスSが導入される。プレストレスSの導入後に、シース管24とポストテンション緊張材23との空隙間にはグラウトが充填される。
本実施形態では、第1コンクリート床版10Aと第2コンクリート床版20とが接合されているコンクリート床版の接合構造1Aにおいて、第1コンクリート床版10Aはプレテンション緊張材13Aによってプレテンション方式によるプレストレスが導入されており、第2コンクリート床版20は、ポストテンション緊張材23によってポストテンション方式によるプレストレスが導入されているため、第1コンクリート床版10A及び第2コンクリート床版20はそれぞれ独立して別個にプレストレスが導入されている。さらに、プレテンション緊張材13Aとポストテンション緊張材23とが連結されていることにより、第1コンクリート床版10Aと第2コンクリート床版20との接合部にプレストレスが導入されつつ、重複してプレストレスが導入されている範囲を無くすことができる。つまり、緊張材のために必要な鋼材は最小限の量となる。
また、本実施形態によれば、接合工程では、第1コンクリート床版10Aと第2コンクリート床版20とは間詰部30を介して接合され、間詰部30は間詰コンクリート31が充填されるため、一次施工部81及び二次施工部82の既設の床版に対して、第1コンクリート床版10A及び第2コンクリート床版20の道路の幅員方向の幅を小さくすることができ、道路の幅員方向の幅に柔軟性を有する間詰部30により、第1コンクリート床版10A及び第2コンクリート床版20の寸法のばらつき及び施工誤差等を吸収することができる。このため、第1コンクリート床版10A及び第2コンクリート床版20の寸法のばらつき及び施工誤差に対するロバスト性が向上する。また、間詰コンクリート31の硬化後には、第1コンクリート床版10Aと第2コンクリート床版20とが接合されている部位の耐水性を向上させることができる。また、本実施形態によれば、間詰コンクリート31は、打設後の硬化時に膨張する膨張性のコンクリートであるため、ひび割れを低減することができる。
また、本実施形態によれば、状況に応じて第1コンクリート床版10Aをプレキャストコンクリートにより形成することができる。また、本実施形態によれば、第2コンクリート床版20はポストテンション緊張材23を収容するシース管24を有するため、ポストテンション緊張材23によるプレストレスがより容易に導入されたものとなる。また、本実施形態によれば、互いに連結されているプレテンション緊張材13A及びポストテンション緊張材23のいずれかの端部は円柱形状を有するため、連結が容易であり、連結強度を向上させることができる。また、本実施形態によれば、ポストテンション緊張材23はプレグラウトPC鋼材であるため、施工現場でのグラウト作業を低減させることができ、施工性がより優れたものとなる。
以下、本発明の第2実施形態について説明する。図9に示すように、本実施形態のコンクリート床版の接合構造1Bでは、第1コンクリート床版10Bは、プレテンション緊張材13Bによってプレテンション方式によるプレストレスが導入されており、第1設置工程では、プレテンション緊張材13Bによってプレテンション方式によるプレストレスが導入されている第1コンクリート床版10Bが設置される。
まず、本実施形態のプレテンション緊張材13Bについて説明する。図7(A)はプレテンション緊張材13Bの引張力Pが付与される前の状態を示す縦断面図であり、図7(B)はプレテンション緊張材13Bの引張力Pが付与された状態を示す縦断面図である。図7(A)及び図7(B)に示すように、本実施形態のプレテンション緊張材13Bは、第1設置工程で設置される第1コンクリート床版10Bを形成するコンクリートの打設前に、コンクリートの打設部位に配置される管状部材131と、管状部材131の一端部131aを塞ぐ閉鎖部132とを有する。図7(B)に示すように、コンクリートの打設前に、管状部材131の内部に挿入され、管状部材131の他端部131bから押圧されつつ閉鎖部132を押圧する挿入部材133により、管状部材131は引張力Pを付与される。
なお、図7(A)及び図7(B)の例では、管状部材131と閉鎖部132とは別個の部材であるが、管状部材131と閉鎖部132とは鋳造等により一体化した部材であってもよい。また、図7(A)及び図7(B)の例では、挿入部材133は円柱状の部材であるが、挿入部材133は管状の部材でもよい。
図7(A)及び図7(B)に示すように、管状部材131は、スリーブ134、ストッパ137、押込部材136、ロッド135を介して管状部材131の他端部131bから押圧される。管状部材131の他端部131bの近傍の外周面のネジ溝とスリーブ134の内周面のネジ溝とが噛み合うことにより、スリーブ134は管状部材131の他端部131bに固定されている。
スリーブ134の内周面のネジ溝とストッパ137の外周面のネジ溝とが噛み合うことにより、ストッパ137はスリーブ134にねじ込まれている。ストッパ137は、押込部材136及びロッド135を介して、挿入部材133を押圧する。また、ストッパ137は、ロッド139を挿入するためのロッド挿入孔部137hを含む。管状部材131の他端部131bの近傍の外周面のネジ溝と、アンカーナット138の内周面のネジ溝とが噛み合うことにより、管状部材131の他端部131bの近傍にアンカーナット138が固定されている。
図7(B)に示すように、ストッパ137のロッド挿入孔部137hにロッド139が挿入される。油圧ジャッキで押し込まれたロッド139により、押込部材136、ロッド135及び挿入部材133を介して閉鎖部132に圧縮力pが付与されることによって、管状部材131が引張力Pを付与される。ストッパ137はスリーブ134の内部にねじ込まれて、押込部材136、ロッド135及び挿入部材133の移動を制限する。以上により、プレテンション緊張材13Bの引張力Pが付与される。
次に、プレテンション緊張材13Bを用いた第1コンクリート床版10Bの製造方法について説明する。なお、第1コンクリート床版10Bは、本実施形態のコンクリート床版の接合構造1Bが適用される施工現場以外の工場等で打設されたプレキャストコンクリートにより形成されていてもよく、本実施形態のコンクリート床版の接合構造1Bが適用される施工現場で打設された場所打ちコンクリートにより形成されていてもよい。また、以下の説明において、第1継手鉄筋12及びその他の鉄筋については、説明及び図示を省略する。
図8(A)に示すように、第1設置工程では、第1設置工程で設置される第1コンクリート床版10Bを形成するコンクリートCの打設前に、管状部材131と、管状部材131の一端部131aを塞ぐ閉鎖部132とを有するプレテンション緊張材13BがコンクリートCの打設部位に配置される。上記のように、管状部材131の内部に挿入され、管状部材131の他端部131bから押圧されつつ閉鎖部132を押圧する挿入部材133により管状部材131に引張力Pが付与されている。打設部位を囲繞するように、型枠202が配置される。
打設部位を囲繞する型枠202にコンクリートCが注入されることにより、コンクリートCが打設される。図8(B)に示すように、打設されたコンクリートCの硬化後に、挿入部材133により管状部材131に付与された引張力Pを除去することにより、コンクリートCにプレストレスSが導入される。引張力Pの除去は、スリーブ134からストッパ137を取り外すことにより行われる。図8(C)に示すように、管状部材131からスリーブ134、ロッド135及び押込部材136が取り外され、型枠202が除去されることにより、プレテンション緊張材13Bによってプレテンション方式によるプレストレスが導入されている第1コンクリート床版10Bが製造される。
図9に示すように、第1設置工程では、プレテンション緊張材13Bによってプレテンション方式によるプレストレスが導入されている第1コンクリート床版10Bが設置される。第2設置工程では、上記第1実施形態と略同様に第2コンクリート床版20が設置されるが、第1コンクリート床版10Bの第1端面11の外側に位置するカップラー50を間詰コンクリート31から絶縁するために、シース管24は、接合工程でカップラー50で設置されるカップラー50の第2コンクリート床版20の側の端部まで延在させられる。
接合工程では、上記第1実施形態と略同様にプレテンション緊張材13Bの管状部材131の他端部131bとポストテンション緊張材23とがカップラー50により連結されるが、第1コンクリート床版10Bの第1端面11の外側に位置するカップラー50を間詰コンクリート31から絶縁するために、カップラー50は、シース管24に連結されたカップラーシース25により被覆される。ポストテンション工程では、上記第1実施形態と同様に第2コンクリート床版20及び間詰部30にポストテンション緊張材23によってポストテンション方式によるプレストレスが導入される。
本実施形態では、第1設置工程で設置される第1コンクリート床版10Bを形成するコンクリートCの打設前に、管状部材131と管状部材131の一端部131aを塞ぐ閉鎖部132とを有するプレテンション緊張材13BがコンクリートCの打設部位に配置され、管状部材131の内部に挿入されて管状部材131の他端部131bから押圧されつつ閉鎖部132を押圧する挿入部材133により管状部材131に引張力Pが付与される。打設部位にコンクリートCが打設される。打設されたコンクリートCの硬化後に、挿入部材133により管状部材131に付与された引張力Pが除去されることによって、第1コンクリート床版10BにプレストレスSが導入される。このため、大規模な装置を要さずに第1コンクリート床版10Bにプレテンション方式によるプレストレスSを導入することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく様々な形態で実施される。例えば、上記実施形態におけるプレテンション緊張材13A,13B、ポストテンション緊張材23及びカップラー50の構成、形状及び配置については適宜変更し得る。
1A,1B…接合構造、10A,10B…第1コンクリート床版、11…第1端面、12…第1継手鉄筋、13A,13B…プレテンション緊張材、20…第2コンクリート床版、21…第2端面、22…第2継手鉄筋、23…ポストテンション緊張材、24…シース管、25…カップラーシース、30…間詰部、31…間詰コンクリート、40…補強鉄筋、50…カップラー、81…一次施工部、82…二次施工部、131…管状部材、131a…一端部、131b…他端部、132…閉鎖部、133…挿入部材、134…スリーブ、135…ロッド、136…押込部材、137…ストッパ、137h…ロッド挿入孔部、138…アンカーナット、139…ロッド、180…ダミー緊張材、201,202…型枠、201p…型枠面、F…荷重、P…引張力、p…圧縮力、S…プレストレス、C…コンクリート。

Claims (8)

  1. 第1コンクリート床版と第2コンクリート床版とが接合されているコンクリート床版の接合構造であって、
    前記第1コンクリート床版は、プレテンション緊張材によってプレテンション方式によるプレストレスが導入されており、
    前記第2コンクリート床版は、ポストテンション緊張材によってポストテンション方式によるプレストレスが導入されており、
    前記プレテンション緊張材と前記ポストテンション緊張材とが連結されており、
    前記第1コンクリート床版と前記第2コンクリート床版とは間詰部を介して接合されており、前記間詰部は間詰コンクリートが充填されている、
    コンクリート床版の接合構造。
  2. 前記間詰コンクリートは、打設後の硬化時に膨張する膨張性のコンクリートである、請求項に記載のコンクリート床版の接合構造。
  3. 第1コンクリート床版と第2コンクリート床版とが接合されているコンクリート床版の接合構造であって、
    前記第1コンクリート床版は、プレテンション緊張材によってプレテンション方式によるプレストレスが導入されており、
    前記第2コンクリート床版は、ポストテンション緊張材によってポストテンション方式によるプレストレスが導入されており、
    前記プレテンション緊張材と、前記プレテンション緊張材とは異なる前記ポストテンション緊張材とが連結されている、
    コンクリート床版の接合構造。
  4. 第1コンクリート床版と第2コンクリート床版とが接合されているコンクリート床版の接合構造であって、
    前記第1コンクリート床版は、プレテンション緊張材によってプレテンション方式によるプレストレスが導入されており、
    前記第2コンクリート床版は、ポストテンション緊張材によってポストテンション方式によるプレストレスが導入されており、
    前記プレテンション緊張材と前記ポストテンション緊張材とがカップラーを介して連結されている、
    コンクリート床版の接合方法。
  5. プレテンション緊張材によってプレテンション方式によるプレストレスが導入されている第1コンクリート床版を設置する第1設置工程と、
    前記第1設置工程で設置された前記第1コンクリート床版が車両の通行のために供用された後に、第2コンクリート床版を設置する第2設置工程と、
    前記第1コンクリート床版と前記第2コンクリート床版とを接合する接合工程と、
    前記第2コンクリート床版にポストテンション緊張材によってポストテンション方式によるプレストレスを導入するポストテンション工程と、
    を備え、
    前記接合工程では、前記プレテンション緊張材と前記ポストテンション緊張材とを連結する、コンクリート床版の接合方法。
  6. プレテンション緊張材によってプレテンション方式によるプレストレスが導入されている第1コンクリート床版を設置する第1設置工程と、
    2コンクリート床版を設置する第2設置工程と、
    前記第1コンクリート床版と前記第2コンクリート床版とを接合する接合工程と、
    前記第2コンクリート床版にポストテンション緊張材によってポストテンション方式によるプレストレスを導入するポストテンション工程と、
    を備え、
    前記接合工程では、前記プレテンション緊張材と前記ポストテンション緊張材とを連結する、
    コンクリート床版の接合方法。
  7. 前記接合工程では、前記第1コンクリート床版と前記第2コンクリート床版とを間詰部を介して接合し、前記間詰部に間詰コンクリートを充填する、
    請求項5又は6に記載のコンクリート床版の接合方法。
  8. 前記第1設置工程で設置される前記第1コンクリート床版を形成するコンクリートの打設前に、管状部材と、前記管状部材の一端部を塞ぐ閉鎖部とを有する前記プレテンション緊張材を前記コンクリートの打設部位に配置し、
    前記管状部材の内部に挿入され、前記管状部材の他端部から押圧されつつ前記閉鎖部を押圧する挿入部材により前記管状部材に引張力を付与し、
    前記打設部位に前記コンクリートを打設し、
    打設された前記コンクリートの硬化後に、前記挿入部材により前記管状部材に付与された前記引張力を除去することによって、前記第1コンクリート床版にプレストレスを導入する、
    請求項5~7のいずれか一項に記載のコンクリート床版の接合方法。
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