JP6915985B2 - 金属捕捉剤、金属捕捉剤の製造方法、及び流動接触分解触媒 - Google Patents

金属捕捉剤、金属捕捉剤の製造方法、及び流動接触分解触媒 Download PDF

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Description

本発明は、接触分解反応過程において、流動接触分解触媒の被毒元素の一つであるバナジウムを捕捉固定化する技術分野に関する。
原料油(炭化水素油)、例えば常圧蒸留残渣油の流動接触分解(Fluid Catalytic Cracking, FCC)プロセスに用いられる流動接触分解触媒は、固体酸であるゼオライトを含んでいる。さらに流動接触分解触媒は、流動状態で用いる際の耐摩耗性を持たせるためなどの目的でマトリックス成分、例えば炭化水素油の分解活性を持つシリカアルミナなどが添加される。
原料油中には不純物として金属元素の一つであるバナジウムが含まれているが、バナジウムは流動接触分解触媒を再生する再生塔内の雰囲気においてはバナジン酸を形成し、流動接触分解触媒中のゼオライトの結晶破壊や活性低下を引き起こすことが知られている。このため、流動接触分解触媒の被毒元素であるバナジウムの捕捉能を有する構成物を触媒中に組み込む手法や、前記構成物を添加剤として母体触媒と混合する手法が採用されている。
特許文献1には、流動接触分解触媒に添加する添加剤として、希土類元素、例えばランタン、ネオジウムをシュウ酸塩として沈殿させた添加剤が記載されている。この添加剤は、希土類元素の沈殿時に粗大粒子を形成しやすく、シュウ酸塩の表面の希土類元素がバナジウムの捕捉として機能している場合、シュウ酸塩として沈殿させた希土類元素の利用率が低いという課題がある。
また特許文献2には、流動接触分解触媒の活性を低下させる金属を不動態化するために用いる金属不動態化組成物として、MgO−Alスピネル及びLa/Nd酸化物を組み合わせたものが記載されている。しかしながらこの組成物はバナジウムの捕捉能が低く、例えば特許文献1に記載されている添加剤と比較しても捕捉能が劣るし、またスピネル構造は結晶性が高く、触媒中に存在すると、耐摩耗性の悪化が懸念される。
特開平6−136369号公報 特表平11−505280号公報
本発明の目的は、炭化水素油の接触分解反応過程にて用いられる流動接触分解触媒の被毒元素の一つであるバナジウムを捕捉固定化し、流動接触分解触媒の劣化を抑えることができ、また高い触媒活性を維持できる金属捕捉剤及び金属捕捉剤の製造方法を提供することにある。更に本発明の他の目的は、金属捕捉剤を含む流動接触分解触媒を提供することにある。
本発明は、
流動接触分解プロセスに使用される金属捕捉剤であって、
チタン酸化物からなる担体と、
前記担体に担持された第1の金属成分である第2族元素の酸化物と、
前記担体に担持された第2の金属成分である希土類金属の酸化物と、を含むことを特徴とする。
前記第1の金属成分は、例えばマグネシウム及びカルシウムの少なくとも一方であり、 前記第2の金属成分は、例えばランタン及びセリウムの少なくとも一方である。
本発明である、流動接触分解プロセスに使用される金属捕捉剤の製造方法は、
チタン酸化物スラリーを得る工程と、
前記チタン酸化物スラリーを用いてチタン酸化物の担体に第1の金属成分である第2族元素の酸化物またはその前駆物質および第2の金属成分である希土類金属の酸化物またはその前駆物質を担持した、金属捕捉剤前駆体を得る工程と、
前記金属捕捉剤前駆体を乾燥し、さらに焼成して金属捕捉剤を得る工程と、を含むことを特徴とする。
また本発明の流動接触分解触媒は、本発明の金属捕捉剤と、ゼオライトと、アルミナバインダーと、粘度鉱物成分と、を含み、必要に応じて活性マトリックス成分などを有する添加物を含有するようにしてもよい。



本発明は、金属捕捉剤として、チタン酸化物からなる担体の表面に、バナジウム捕捉機能を有する例えばマグネシウムあるいはカルシウムなどの第1の金属成分である第2族元素の酸化物を担持させ、更に第1の金属成分に対して助触媒となる例えばランタンあるいはセリウムなどの第2の金属成分である希土類金属の酸化物を担持させている。このため、流動接触分解触媒の劣化を抑えることができ、しかも使用した各酸化物を有効に利用することができ、言い換えると各酸化物の利用率が高く、各酸化物の使用量を抑えることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
[金属捕捉剤について]
本発明の金属捕捉剤は、チタン酸化物(TiO)からなる担体の表面にバナジウム(V)の捕捉機能を有する金属酸化物を担持させて構成されている。
<担体>
本発明で使用される担体は、チタン酸化物(チタニア)からなる。金属捕捉剤の担体としてチタン酸化物を用いることにより、チタニア担体に金属成分を担持した捕捉剤が、他のケイ素及び/またはアルミナからなる担体に担持した捕捉剤より熱的に安定であり、相転移が起こりにくく、さらにバナジウム(V)の捕捉機能を有する酸化物との相互作用が強く、担体表面に金属成分を容易に分散させやすいという利点がある。
捕捉剤は、平均粒子径が1〜30μmの範囲にあることが好ましく、さらに5〜25μmの範囲であることが好ましい。なお、粒子径評価は、乾式マイクロメッシュシーブ法により測定し、50質量%値を平均粒子径とした。平均粒子径が1μmよりも過度に小さいと金属捕捉効率が低下し、また30μmよりも過度に大きいと金属捕捉剤の耐摩耗性、強度が低下する。
捕捉剤は、BET法で測定した比表面積(SA)が、5〜100m/gの範囲にあることが好ましく、さらに20〜70m/gの範囲であることが好ましい。比表面積が5m/gよりも過度に小さいと、酸化物が凝集しやすくなり、金属捕捉効率が低下する。また比表面積が100m/gよりも過度に大きいと、捕捉剤として強度が小さくなり、捕捉剤としての形状保持が低下する。
捕捉剤の細孔容積は、水のポアフィリング法により測定し、0.10〜0.40ml/gの範囲にあることが好ましく、さらに0.35以下であることがこのましく、0.30以下であることがより一層好ましい。0.10ml/gよりも過度に小さいと金属捕捉効率が低下し、0.40ml/gよりも過度に大きいと、触媒にした時の強度が得られないおそれがある。なお、細孔容積は細孔直径41Å以上の細孔直径を有する細孔の容積を表す。
<金属酸化物>
チタニア担体上に、担持する金属成分として、第1の金属成分である第2族元素の酸化物またはその前駆物質と、第2の金属成分である希土類金属の酸化物またはその前駆物質と、が担持される。チタニア担体上に前駆物質が担持される場合には、熱処理を行うことで、前駆物質が酸化物となる。
第1の金属成分は、Mg、Caであってもよいし、Mg及びCaの両方であってもよい。第1の金属成分の含有量(担持量)は、チタニア担体100質量%(質量部)に対して、酸化物換算として20〜80質量%であることが必要である。
第1の金属成分の含有量が酸化物換算として20質量%より過度に小さいと、反応に必要な金属捕捉能が確保できないおそれがあり、80質量%より過度に大きいと、金属成分が凝集しやすくなり、分散性を阻害するおそれがある。
第2の金属成分は、La、Ceであってもよいし、La及びCeの両方であってもよい。第2の金属成分の含有量(担持量)は、チタニア担体100質量%に対して、酸化物換算として20〜80質量%であることが必要である。第2の金属成分は、第1の金属成分に対して助触媒として働き、含有量が酸化物換算として第1の金属成分/第2の金属成分の割合が0.25〜4.0の範囲であることが必要である。0.25よりも少なくなると活性金属成分である第1の金属成分及び第2の金属成分が適切な構造を保つことが困難になり、含有量が酸化物換算として4.0を越えると、活性金属成分の凝集が進みやすくなり、触媒性能が低下する。
[金属捕捉剤の製造方法]
本発明に係る金属捕捉剤の製造方法の1例としては、
(1)チタン酸化物スラリーを得る工程と、
(2)前記チタン酸化物スラリーを用いてチタン酸化物の担体に第1の金属成分および第2の金属成分を担持した、金属捕捉剤前駆体を得る第2工程と、
(3)前記前駆体を乾燥し、さらに焼成して金属捕捉剤を得る第3工程と、を有する。 以下、各工程について説明する。
<第1工程:チタニアスラリーを得る工程>
水和酸化チタンのゲルまたはゾルのチタニアスラリーを調製する。水和酸化チタンのゲルは、たとえば塩化チタン、硫酸チタンなどのチタン塩の水溶液にアルカリを加えて中和し、洗浄することによって得ることができる。また水和酸化チタンゾルは、チタン塩の水溶液をイオン交換樹脂に通して陰イオンを除去するか、あるいはチタンアルコキシドを加水分解することによって得ることができる。この時得られたゲルまたはゾル中の水和酸化チタン粒子の比表面積は150m/g以上、好ましくは155m/g以上であることが好ましい。
ここでいう水和酸化チタンとは、前記のような方法で得られる酸化チタンの水和物あるいはチタン水酸化物(水酸化チタン)または含水チタン酸を含むチタニアスラリー総称である。
<第2工程:チタニアスラリーと2種の金属成分を混合し、混合スラリーを得る工程> 前記第1工程で得られたスラリーに、2種の金属成分を溶解して得られる含浸液または2種の金属成分を同時に加えて得られる含浸液を撹拌混合する。
混合条件は、通常20〜90℃、好ましくは25〜80℃に加温して保持し、この溶液の温度の±5℃、好ましくは±2℃、より好ましくは±1℃に加温した混合水溶液を、pHが3.0〜10.0、好ましくは3.5〜9.5、より好ましくは3.5〜9.0になるように、通常5〜20分、好ましくは7〜15分の間に連続添加し沈殿を生成させ、水和物のスラリーを得る。
<第3工程>
第2工程で含浸液と接触させて得られる金属成分を担持した担体を、100〜600℃、好ましくは110〜600℃、さらに好ましくは400〜600℃で、0.5〜10時間、好ましくは1〜8時間で乾燥および/または焼成加熱処理することにより、本発明の金属捕捉剤を製造する。
乾燥は、乾燥機または噴霧乾燥であってもよい。噴霧乾燥の方がより実用的である。噴霧乾燥条件は、下記条件内で行うことが好ましい。
詳細には、第2工程で得られるスラリーを噴霧乾燥機のスラリー貯槽に充填し、150〜450℃の範囲の例えば230℃に調整された気流(例えば空気)が流れる乾燥チャンバー内にスラリーを噴霧することにより、噴霧乾燥粒子が得られる。スラリーの噴霧乾燥によって前記気流の温度は低下するが、乾燥チャンバーの出口の温度は、ヒーターなどを用いて110〜350℃の範囲の例えば130℃に維持される。
さらに、焼成処理を行う場合は、詳細には、300〜700℃の範囲の例えば600℃に調整された空気雰囲気下で前記噴霧乾燥粒子の焼成を行う。焼成温度が300℃より過度に低いと、残存水分による操作性が悪くなり、また金属担持状態が均一になりにくいおそれがあり、700℃を過度に超えると、金属が凝集を起こし、分散維持効果が期待できなくなるおそれがあるので好ましくない。
本願金属捕捉剤の粒度調整のために、焼成後に適度に粉砕処理を施しても良い。
また金属捕捉剤の製造方法は、上述の方法に限られず、次のようにして行ってもよい。まずチタン酸化物の粉体を純水に溶解させ、撹拌することによりチタン酸化物のスラリーを得、このスラリーを噴霧乾燥して造粒し、チタン酸化物からなる担体を得る。次いでこの担体に、第1の酸化物及び第2の酸化物を含む含侵液を含侵させる。含侵の方法としては、例えばポアフィリング法や真空含浸法により行われる。そして含侵液を含侵した担体を乾燥し、更に例えば400〜600℃で、0.5〜10時間焼成して金属捕捉剤を得る。
[流動接触分解触媒]
本発明触媒には、ゼオライトが10〜50質量%、アルミナバインダーが5〜30質量%、粘土鉱物成分が10〜40質量%含まれ、更に金属捕捉剤が10質量%を上限として含まれる。該触媒を使用した接触分解処理は、固定床反応装置に触媒を充填して水素雰囲気下、高温高圧条件で行なわれる。
<アルミナバインダー>
本発明触媒にはアルミナバインダーが含まれる。アルミナバインダーの原料としては、例えば塩基性塩化アルミニウム([Al(OH)Cl6-n(但し、0<n<6、m≦10))を用いる。塩基性塩化アルミニウムは、ゼオライトなどに含まれるアルミニウム及びナトリウムやカリウムなどのカチオンの存在下で200〜450℃程度の比較的低温で分解する。この結果、塩基性塩化アルミニウムの一部が分解して、水酸化アルミニウムなどの分解物が存在するサイトがゼオライトの近傍に形成されるものと考えられる。さらに分解した塩基性塩化アルミニウムを300〜600℃の範囲の温度で焼成することにより、アルミナバインダー(アルミナ)が形成される。このとき、ゼオライト近傍の分解物が焼成されてアルミナバインダーになる際に、細孔径が4nm以上、50nm以下の範囲のメソ孔が比較的多く形成され、本発明触媒の比表面積を増大させることができると推定される。一方で、耐摩耗性を低下させる要因となる、細孔径が50nmより大きく、1000nm以下の範囲のマクロ孔の形成を抑えることも確認している。
本発明触媒においてアルミナバインダーは、マトリックス成分中のアルミナとして検出される。アルミナバインダーは、マトリックス成分の一部を構成すると共に、ゼオライトとマトリックス成分を結合する目的で添加される。
本発明触媒には、アルミナバインダーが5〜30質量%、好ましくは5〜25質量%、さらに好ましくは10〜20質量%で含まれる。アルミナバインダーの含有量が5質量%よりも少ないと、嵩密度が低くなりすぎたり、耐摩耗性が不十分となる。一方、アルミナバインダーの含有量が30質量%よりも多いと、余剰のバインダー成分が細孔閉塞等を引き起こし、活性が不十分となる。
<ゼオライト>
本発明触媒にはゼオライト(結晶性アルミナシリケート)が含まれる。ゼオライトは、接触分解プロセス、特に流動接触分解プロセスにて炭化水素供給原料油に対する接触分解活性を持つゼオライトであれば、特段の限定はない。例えば、フォージャサイトゼオライト、ZSMゼオライト、βゼオライト、モルデナイトゼオライト、天然ゼオライトから選択された1種、または2種以上のゼオライトを含むことができる。好適には本発明触媒は、合成フォージャサイトゼオライトであるUSY型(Ultra-Stable Y-Type)を含むことが望ましい。
本発明触媒には、ゼオライトが10〜50質量%、好ましくは15〜45質量%、さらに好ましくは20〜40質量%で含まれる。ゼオライトの含有量が10質量%よりも少ないと、ゼオライトが少ないために活性が不十分となる。一方、ゼオライトの含有量が50質量%よりも多いと、活性が高すぎて過分解となり、選択性が低下する場合があり、また、ゼオライト以外のマトリックス成分の含有量が少なくなるために嵩密度が低くなりすぎたり、耐摩耗性が不十分となり、流動触媒として使用した場合、容易に粉化して触媒が飛散する要因ともなる。
<粘土鉱物成分>
粘土鉱物成分としては、カオリン、ハロイサイトなどが使用され、好適にはカオリンが選択される。
<添加物>
本発明の流動接触分解触媒は、前述の金属捕捉剤、ゼオライト、アルミナバインダー、粘土鉱物成分に加え、添加物を加えてもよい。添加物としては、活性マトリックス成分、オクタン価向上や低級オレフィン成分を増加させる成分等を例示することができる。
活性マトリックス成分としては、活性アルミナ、シリカ−アルミナ、シリカ−マグネシア、アルミナ−マグネシア、シリカ−マグネシア−アルミナなどの固体酸を有する物質が挙げられる。
本発明触媒には、活性マトリックス成分が1〜30質量%、好ましくは5〜25質量%、さらに好ましくは5〜20質量%で含まれる。活性マトリックス成分の含有量が1質量%よりも少ないと、マトリックスでの粗分解能が十分得られず、活性面で悪影響を与えるとともに、嵩密度の低下や耐摩耗性や流動性の悪化を引き起こすことが懸念される。一方、活性マトリックス成分の含有量が30質量%よりも多いと、主要な活性成分であるゼオライトの含有量が低くなり、分解活性が不十分となる場合がある。
本発明触媒には、粘土鉱物が10〜40質量%、好ましくは15〜40質量%、さらに好ましくは20〜35質量%で含まれる。粘土鉱物の含有量が10質量%よりも少ないと、細孔構造の維持や触媒形状の悪化を引き起こすとともに。耐摩耗性や流動性が不十分となる。一方、粘土鉱物の含有量が40質量%よりも多いと、主要な活性成分であるゼオライトの含有量が低くなり、分解活性が不十分となる場合がある。
本発明触媒には、金属捕捉剤は10質量%を上限として含まれる。10質量%を超えると物性面で悪影響を及ぼすとともに、過剰の活性金属成分がゼオライトの被毒等の活性面への悪影響の要因ともなるので好ましくない。
<平均粒子径>
触媒試料の粒度分布の測定を、堀場製作所(株)製レーザー回折・散乱式粒度分布測定装置(LA−950V2)にて行った。具体的には、光線透過率が70〜95%の範囲となるように試料を溶媒(水)に投入し、循環速度 2.8L/min,超音波 3min、反復回数 30で測定した。メディアン径(D50)を平均粒子径として採用し、本発明の流動接触分解触媒の平均粒子径は、40〜90μmが好適であり、50〜80μmがより一層好ましい。
<比表面積(SA)>
本発明触媒は、BET(Brunauer−Emmett−Teller)法で測定した比表面積が、180〜320m/gの範囲であることが必要である。比表面積が、180m/gよりも小さいと、流動接触分解プロセスなどにおいて短い接触時間で接触分解反応を十分に進行させることができないおそれがある。一方、320m/gより大きいと流動触媒として、十分な強度が得られない。
<細孔容積(PV)>
本発明の流動接触分解触媒は、水のポアフィリング法により測定した全細孔径範囲の細孔容積(PV)が0.25〜0.45ml/g、好適には0.26〜0.35ml/gの範囲内にある。細孔容積が0.25ml/gを下回ると、十分な接触分解活性が得られないおそれがある。また、既述のようにマクロ孔の細孔容積割合を所定の範囲内に抑えた本発明においては、細孔容積が0.45ml/gを超えるものを製造することは困難である。
<嵩密度(ABD)>
嵩密度(ABD)の測定方法について説明する。25mlのシリンダーを用いて、流動接触分解触媒の重量を測定し、単位体積当たりの重量から嵩密度を計算した。その結果、嵩密度は0.68を下限とする。嵩密度が0.68より低い場合は、耐摩耗性が不十分となり、流動触媒として使用した場合、容易に粉化して触媒が飛散する要因となる。
[流動接触分解触媒の製造方法]
本発明の流動接触分解触媒は、例えばゼオライト(結晶性アルミナシリケート)と、アルミナバインダーと、粘土鉱物成分と、既述の添加物と、本発明の金属捕捉剤と、を含むスラリーを調整し、噴霧乾燥を行い、噴霧乾燥して得られた粉体を例えばマッフル炉にて例えば400〜600℃で、0.5〜10時間焼成して得られる。
[実施例1]
<金属捕捉剤T1の調製>
28質量%の四塩化チタン水溶液897gを純水 1638gで希釈した。この希釈四塩化チタン水溶液を濃度15質量%のアンモニア水230gに添加して加水分解し、チタニアヒドロゲルを調製した。このゲルを洗浄、ろ過することで、TiOの濃度が18質量%のチタニアゲル1400g(TiOとして、250g)を得た。このチタニアゲル1400gに純水2523gを添加し、TiOとして6質量%のチタニアヒドロゲルスラリーを得た。
硝酸マグネシウム6水和物(和光純薬製)954g、硝酸ランタン6水和物(和光純薬製)266gを純水1500gに溶解し、固形分濃度(MgO+ La)9質量%の混合溶液220gを得た。この溶液をチタニアゲルスラリーに添加し、15分撹拌した。原料スラリーを液滴として、入口温度200〜230℃、 出口温度130℃の噴霧乾燥機で噴霧乾燥を行った。噴霧乾燥後の試料は、600℃にて3時間焼成を行い、金属捕捉剤T1とした。
<金属捕捉剤T1のバナジウム捕捉能確認試験>
38質量%の硫酸バナジウム3gを純水3gに溶解させ、Vに換算して約19質量%の硫酸バナジウム水溶液を得た。固形分濃度として97質量%の金属捕捉剤T1を21g量りとり、この金属捕捉剤T1に硫酸バナジウム溶液を含浸処理することで、Vとして5質量%が担持された金属捕捉剤を得た。このV含浸金属捕捉剤6gをゼオライト粉末33gと混合し、顆粒とした後、100%スチーム雰囲気下、780℃で13時間焼成した。スチーム条件での焼成前及び焼成後の試料について比表面積(SA)、単位格子定数(UD)、Y−contを測定し、各物性値についてスチーム条件焼成後の保持率を次式で算出した。
保持率=(焼成後の測定値)/(焼成前の測定値) ×100
単位格子定数の測定については、粉末X線回折装置(理学電機工業製:RINT-2200, ブルカーエックス D8 ADVANCE)を使用した。Cu-Kα線を用い、格子定数の算出は管電圧30kV、管電流20mAの条件で行い、ASTM D3942−97に従って求めた。
またY−contに関しては、X線回折で(331)、(511)、(440)、(533)、(642)および(555)面の総ピーク高さ(H)を求め、基準に市販のフオージャサイト型ゼオライト(ユニオンカーバイド社製、SK-40)について同様に総ピーク高さ(H)を求め、次式により求めた。
Y−cont.=H/H×100(%)
<金属捕捉剤T1を含む流動接触分解触媒(1)の調製>
濃度が24質量%の塩基性塩化アルミニウム水溶液429gと純水551gとを混合し撹拌した。次いでこの混合溶液に、濃度30質量%ゼオライトスラリーを1320g添加するとともに、添加物として粘土鉱物成分であるカオリン414g、活性マトリックス成分である活性アルミナ203g、金属捕捉剤T1を14gを順次添加し、原料スラリーを得た。ホモジナイザ―を用いて分散処理を行い、得られた原料スラリーは固形分濃度が35%、pHが4.4であった。
原料スラリーを液滴として入口温度が250℃、 出口温度が150℃の噴霧乾燥機で噴霧乾燥を行い、平均粒子径が65μmの球状粒子を得た。この噴霧乾燥粒子を電気炉にて空気雰囲気下で450℃にて1時間焼成し、焼成粒子を得た。
60℃の純水1500gに、得られた焼成粒子300gを添加し、5分間撹拌した。このスラリーのpHは3.6であった。吸引濾過した後、濾過残渣を60℃の純水1500gで洗浄し、洗浄粒子ケーキ(1)を得た。
60 ℃の純水1500gと洗浄粒子ケーキ(1)を混合し、再懸濁した後、硫酸アンモニウム30.5gを添加し、20分間撹拌した。吸引濾過した後、濾過残渣を60℃の純水1500gで洗浄し、洗浄粒子ケーキ(1´)を得た。
60℃の純水1500gと洗浄粒子ケーキ(1´)を混合し、再懸濁した後、ゼオライトのイオン交換用の多価のカチオン源である22質量%の塩化ランタン水溶液29gを添加し、20分間撹拌した。吸引濾過した後、濾過残渣粒子を60℃の純水1500gで洗浄した。この操作を2回行った後、濾過残渣粒子を135℃で2時間乾燥して、流動接触分解触媒(1)を得た。
[実施例2](TiO/MgO/ La =50/10/40)
<金属捕捉剤T2の調製>
実施例1と同様の手順により、TiOとして6 質量%のチタニアヒドロゲルスラリーを得た。硝酸マグネシウム6水和物(和光純薬製) 289g、硝酸ランタン6水和物(和光純薬製) 532gを純水1899gに溶解し、固形分濃度(MgO+ La) 9質量%の混合溶液2720gを得た。この溶液をチタニアゲルスラリーに添加し、15分撹拌した。原料スラリーを液滴として、入口温度200〜230℃, 出口温度130℃の噴霧乾燥機で噴霧乾燥を行った。噴霧乾燥後の試料は、600℃にて3時間焼成を行い、金属捕捉剤T2とした。
<金属捕捉剤T2のバナジウム捕捉能確認試験>
調製した金属捕捉剤T2に対して、実施例1の金属捕捉剤のバナジウム捕捉能確認試験と同様の手順で、捕捉能試験を行った。
[実施例3](TiO/MgO/La =50/40/10)
<金属捕捉剤T3の調製>
実施例1と同様の手順により、TiOとして6質量%のチタニアヒドロゲルスラリーを得た。硝酸マグネシウム6水和物(和光純薬製) 1163g, 硝酸ランタン6水和物(和光純薬製) 133gを純水1424gに溶解し、固形分濃度(MgO+La) 9質量%の混合溶液 2720gを得た。この溶液をチタニアゲルスラリーに添加し、15分撹拌した。原料スラリーを液滴として、入口温度200〜230℃, 出口温度130℃の噴霧乾燥機で噴霧乾燥を行った。噴霧乾燥後の試料は、600℃にて3時間焼成を行い、金属捕捉剤T3とした。
<金属捕捉剤T3のバナジウム捕捉能確認試験>
調製した金属捕捉剤T3に対して、実施例1の金属捕捉剤のバナジウム捕捉能確認試験と同様の手順で、捕捉能試験を行った。
[実施例4](金属捕捉剤MgOをCaOに変更)
<金属捕捉剤T4の調製>
実施例1と同様の手順により、TiOとして6質量%のチタニアヒドロゲルスラリーを得た。硝酸カルシウム4水和物(和光純薬製) 632g、 硝酸ランタン6水和物(和光純薬製) 266gを純水1822.3gに溶解し、固形分濃度(CaO+La) 9質量%の混合溶液 2720gを得た。この溶液をチタニアゲルスラリーに添加し、15分撹拌した。原料スラリーを液滴として、入口温度200〜230℃, 出口温度130℃の噴霧乾燥機で噴霧乾燥を行った。噴霧乾燥後の試料は、600℃にて3時間焼成を行い、金属捕捉剤T4とした。
<金属捕捉剤T4のバナジウム捕捉能確認試験>
調製した金属捕捉剤T4に対して、実施例1の金属捕捉剤のバナジウム捕捉能確認試験と同様の手順で、捕捉能試験を行った。
なお、バナジウム捕捉能試験により、MgO系と同様の結果が得られたので、当該金属捕捉剤T4を含む触媒は調製していない。
[実施例5] (金属捕捉剤LaをCeに変更)
<金属捕捉剤T5の調製>
実施例1と同様の手順により、TiOとして6質量%のチタニアヒドロゲルスラリーを得た。硝酸マグネシウム4水和物(和光純薬製) 954g, 硝酸セリウム6水和物(和光純薬製) 199gを純水1568gに溶解し、固形分濃度(MgO+Ce)9質量%の混合溶液 2720gを得た。この溶液をチタニアゲルスラリーに添加し、15分撹拌した。原料スラリーを液滴として、入口温度200〜230℃, 出口温度130℃の噴霧乾燥機で噴霧乾燥を行った。噴霧乾燥後の試料は、600℃にて3時間焼成を行い、金属捕捉剤T5とした。
<金属捕捉剤T5のバナジウム捕捉能確認試験>
調製した金属捕捉剤T5に対して、実施例1の金属捕捉剤のバナジウム捕捉能確認試験と同様の手順で、捕捉能試験を行った。
なお、バナジウム捕捉能試験により、La系と同様の結果が得られたので、当該金属捕捉剤T5を含む触媒は調製していない。
[実施例6]
<金属捕捉剤T1を1質量%を含む流動接触分解触媒(2)の調製>
24質量%の塩基性塩化アルミニウム水溶液429gと純水550gを混合し、撹拌した。次いでこの混合溶液に、30質量%ゼオライトスラリーを1320g添加するとともに、添加物として粘土鉱物であるカオリン418g、活性マトリックスである活性アルミナ203g、金属捕捉剤(T1) 11gを順次添加し、原料スラリーを得た。ホモジナイザ―を用いて分散処理を行い、得られた原料スラリーは固形分濃度が35質量%、pHが4.4であった。
原料スラリーを液滴として入口温度が250℃、出口温度が150℃の噴霧乾燥機で噴霧乾燥を行い、平均粒子径が65μmの球状粒子を得た。この噴霧乾燥粒子を電気炉にて空気雰囲気下、450℃にて1時間焼成し、焼成粒子とした。
60℃の純水1500gに、得られた焼成粒子300gを添加し、5分間撹拌した。このスラリーのpHは3.6だった。吸引濾過した後、濾過残渣の60℃の純水1500gで洗浄し、洗浄粒子ケーキ(2)を得た。
60℃の純水1500gと洗浄粒子ケーキ(2)を混合し、再懸濁した後、硫酸アンモニウム30.5gを添加し、20分間撹拌した。吸引濾過した後、濾過残渣を60℃の純水1500gで洗浄し、洗浄粒子ケーキ(2)を得た。
60℃の純水1500gと洗浄粒子ケーキ(2)を混合し、再懸濁した後、多価のカチオン源である22質量%の塩化ランタン水溶液29gを添加し、20分間撹拌した。吸引濾過した後、濾過残渣粒子を60℃の純水1500gで洗浄した。この操作を2回行った後、濾過残渣粒子を135℃で2時間乾燥して、流動接触分解触媒(2)を得た。
[実施例7]
<金属捕捉剤T1を10質量%を含む流動接触分解触媒(3)の調製>
24質量%の塩基性塩化アルミニウム水溶液429gと純水563gを混合し、撹拌した。次いでこの混合溶液に、30質量%ゼオライトスラリーを1320gを添加するとともに、添加物として粘土鉱物であるカオリン307g、活性マトリックスである活性アルミナ203g、金属捕捉剤(T1) 109gを順次添加し、原料スラリーを得た。ホモジナイザ―を用いて分散処理を行い、得られた原料スラリーは固形分濃度が35質量%、 pHが4.4であった。
原料スラリーを液滴として入口温度が250℃, 出口温度が150℃の噴霧乾燥機で噴霧乾燥を行い、平均粒子径が65μmの球状粒子を得た。この噴霧乾燥粒子を電気炉にて空気雰囲気下、450℃にて1時間焼成し、焼成粒子とした。
60℃の純水1500gに、得られた焼成粒子300gを添加し、5分間撹拌した。このスラリーのpHは3.6だった。吸引濾過した後、濾過残渣の60℃の純水1500gで洗浄し、洗浄粒子ケーキ(1)を得た。
60℃の純水1500gと洗浄粒子ケーキ(3)を混合し、再懸濁した後、硫酸アンモニウム30.5gを添加し、20分間撹拌した。吸引濾過した後、濾過残渣を60℃の純水1500gで洗浄し、洗浄粒子ケーキ(3)を得た。
60℃の純水1500gと洗浄粒子ケーキ(3)を混合し、再懸濁した後、多価のカチオン源である22 質量%の塩化ランタン水溶液29gを添加し、20分間撹拌した。吸引濾過した後、濾過残渣粒子を60℃の純水1500gで洗浄した。この操作を2回行った後、濾過残渣粒子を135℃で2時間乾燥して、流動接触分解触媒(3)を得た。
[参考例1]
<金属捕捉剤T1を15質量%を含む流動接触分解触媒(3)の調製>
24質量%の塩基性塩化アルミニウム水溶液429gと純水570gを混合し、撹拌した。次いでこの混合溶液に、30質量%ゼオライトスラリーを1320gを添加するとともに、添加物として粘土鉱物であるカオリン2456g、活性マトリックスである活性アルミナ203g、金属捕捉剤(T1) 163gを順次添加し、原料スラリーを得た。ホモジナイザ―を用いて分散処理を行い、得られた原料スラリーは固形分濃度が35質量%、pHが4.4であった。
原料スラリーを液滴として入口温度が250℃, 出口温度が150℃の噴霧乾燥機で噴霧乾燥を行い、平均粒子径が65μmの球状粒子を得た。この噴霧乾燥粒子を電気炉にて空気雰囲気下, 450℃にて1時間焼成し、焼成粒子とした。
60℃の純水1500gに、得られた焼成粒子300gを添加し、5分間撹拌した。このスラリーのpHは3.6だった。吸引濾過した後、濾過残渣の60℃の純水1500gで洗浄し、洗浄粒子ケーキ(4)を得た。
60℃の純水1500gと洗浄粒子ケーキ(4)を混合し、再懸濁した後、硫酸アンモニウム30.5gを添加し、20分間撹拌した。吸引濾過した後、濾過残渣を60℃の純水1500gで洗浄し、洗浄粒子ケーキ(4)を得た。
60℃の純水1500gと洗浄粒子ケーキ(4)を混合し、再懸濁した後、多価のカチオン源である22質量%の塩化ランタン水溶液29gを添加し、20分間撹拌した。吸引濾過した後、濾過残渣粒子を60℃の純水1500gで洗浄した。この操作を2回行った後、濾過残渣粒子を135℃で2時間乾燥して、流動接触分解触媒(R2)を得た。
ABD(嵩密度)が0.68よりも低かったため、実使用に耐えうることができないとして、性能評価はしなかった。
[比較例1]
<ゼオライトにVを含浸した場合の物性値の測定>
として38質量%の硫酸バナジウム1gを純水1gに溶解させ、約19質量%(V)の硫酸バナジウム水溶液を得た。 固形分濃度として91質量%のゼオライト52gを量りとり、硫酸バナジウム溶液を含浸処理することで、Vとして1質量%が担持されたゼオライトを得た。この試料を顆粒とした後、100%スチーム雰囲気下、780℃で13時間焼成した。スチーム条件での焼成前後での試料のSA(比表面積)、単位格子定数(UD)、Y−cont.を測定し、各測定でのスチーム条件焼成後の保持率を算出した。
[比較例2](TiO/MgO = 50/50)
<金属捕捉剤RT1の調製>
実施例1と同様の手順により、TiOとして6質量%のチタニアヒドロゲルスラリーを得た。硝酸マグネシウム4水和物(和光純薬製) 1454gを純水1267gに溶解し、MgOとして、9質量%の溶液 2720gを得た。この溶液をチタニアゲルスラリーに添加し、15分撹拌した。原料スラリーを液滴として、入口温度200〜220℃, 出口温度130℃の噴霧乾燥機で噴霧乾燥を行った。噴霧乾燥後の試料は、600℃にて3時間焼成を行い、金属捕捉剤RT1とした。
<金属捕捉剤RT1のバナジウム捕捉能確認試験>
調製した金属捕捉剤RT1に対して、実施例1の金属捕捉剤のバナジウム捕捉能確認試験と同様の手順で、捕捉能試験を行った。
[比較例3] (TiO/La=50/50)
<金属捕捉剤RT2の調製>
実施例1と同様の手順により、TiOとして6質量%のチタニアヒドロゲルスラリーを得た。硝酸ランタン6水和物(和光純薬製) 665gを純水2055gに溶解し、Laとして、9質量%の溶液 2720gを得た。この溶液をチタニアゲルスラリーに添加し、15分撹拌した。原料スラリーを液滴として、入口温度200〜220℃, 出口温度130℃の噴霧乾燥機で噴霧乾燥を行った。噴霧乾燥後の試料は、600℃にて3時間焼成を行い、金属捕捉剤RT2とした。
<金属捕捉剤RT1のバナジウム捕捉能確認試験>
調製した金属捕捉剤RT2に対して、実施例1の金属捕捉剤のバナジウム捕捉能確認試験と同様の手順で、捕捉能試験を行った。
[比較例4]
<金属捕捉剤を含まない流動接触分解触媒R1の調製>
実施例1の触媒調製方法に準じて、金属捕捉剤を調合スラリーに添加しない系での試作を行い、流動接触分解触媒(R1)を得た。
[比較例5]
<既知金属捕捉剤RT3の調製>
既存の金属捕捉剤として、特開平6-136369に報告されている添加剤を当該公報に記載された調製法(当該公報の実施例5に準じる)にて調製した。具体的な調製方法は下記の通りである。
O193gあたりに41gのシュウ酸を添加してシュウ酸溶液(18質量%)を製造し、45℃に加熱した。ついで、22質量%のLaを含有する希土類水和物94gを、このシュウ酸溶液 233.6gと混和した。5gのMgOを添加して混合物のpHを4.0に調整した。こうして得られたシュウ酸塩/MgOスラリーを、酸と反応させたメタカオリン/アルミニウムゾル結合剤スラリー(固体分22質量%)に添加し、その後このスラリーを177℃でスプレー乾燥し、593℃で1時間空気か焼(air calcined)して金属捕捉剤RT3を調製した。
<金属捕捉剤RT3のバナジウム捕捉能確認試験>
調製した既知金属捕捉剤RT3に対して、実施例1の金属捕捉剤のバナジウム捕捉能確認試験と同様の手順で、捕捉能試験を行った。
<金属捕捉剤RT3を含む流動接触触媒R3の調製>
調製した既知金属捕捉剤RT3を添加した流動接触分解触媒を実施例1の触媒調製方法と同様の手順で流動接触触媒(R3)を得た。
[比較例6]
<既知金属捕捉剤RT4の調製>
既存の金属捕捉剤として、特開平6-134297に報告されている添加剤を当該公報に記載された調製法(当該公報の実施例1に準じる)にて調製した。具体的な調製方法は下記の通りである。
1つの酸性流と1つの塩基性流を多重口付き高速混合ポンプ反応器に同時に供給し、良好な撹拌下に38〜40℃に保たれた反応がま内のヒール水(heel water)1000g中に粘性生成物流を沈殿させることにより共沈試験を行った。酸性供給流は、2460mlの全容積中にすべて硝酸塩の形態において、MgO 164g及びLaに富んだ希土類酸化物103gを含有していた。塩基性供給流は、2460mlの全容積中50重量%の水酸化ナトリウム溶液80gと共にAl164gを有するアルミン酸ナトリウム溶液を有していた。これらの2つの流れは、100ml/分の等しい速度で供給されたが、16重量%の水酸化ナトリウムを伴う流れNo.3の供給速度は、反応がまの中のスラリーのpHを9.4−9.5に制御するように調節された。この条件下に15分間スラリーを熟成しそして熟成の終わりにpHが9.5であることを確かめた後スラリーを直ちに真空ろ過した。フィルターケークを次いで高剪断ミキサーを使用してホモジナイズし、一度ドライス粉砕し(Drais milled)、再ホモジナイズしそして噴霧乾燥する。
上記の得られる微小球100gの部分を室3温の水道水250g中で3分間一度スラリー化し、次いで他の250gの室温水道水で一度洗浄しそしてろ過した。115℃のオーブン内で一夜乾燥下後、この材料を704℃で2時間空気か焼した(air calcined)。この試料を既知金属捕捉剤RT4とした。
<金属捕捉剤RT4のバナジウム捕捉能確認試験>
調製した既知金属捕捉剤RT4に対して、実施例1の金属捕捉剤のバナジウム捕捉能確認試験と同様の手順で、捕捉能試験を行った。
[金属捕捉剤、触媒の組成及び物性値]
上述の実施例及び比較例の金属捕捉剤の組成及び物性値を表1に示す。
また上述の実施例に係る流動接触分解触1〜3及び比較例の流動接触分解触R1〜R3の組成及び物性値を表2に示す。表2中、PACはアルミナバインダーである。
Figure 0006915985
Figure 0006915985
[バナジウム(V)の捕捉能確認試験結果]
上述の実施例及び比較例の金属捕捉剤について行ったバナジウム捕捉能確認試験及び金属捕捉剤を含まない場合のバナジウム捕捉能確認試験の結果を表3に示す。
Figure 0006915985
表3から分かるように、Vが存在する状態でY型ゼオライトに対し、スチーム処理による加速被毒試験を行うと、Y型ゼオライトの結晶の崩壊の程度が大きく、また比表面積も小さくなっており、金属捕捉剤T1を含まないY型ゼオライト(比較例1)については、前記結晶及び比表面積の保持率がおよそ26%とかなり小さくなっている。これに対して金属捕捉剤T1〜T5(実施例1〜5)を含む系については、結晶および比表面積の保持率が40%以上であり、金属捕捉剤T1を含む試料では、43%となっている。一方、比較例2、3、5、6で作成した金属捕捉剤を含む試料を用いた場合は、金属捕捉剤を含まない場合(比較例1)に比べると保持率は高いが、金属捕捉剤T1〜T5よりは、保持率が劣ることが分かる。この結果から、本発明の金属捕捉剤は、流動接触分解触媒に用いられるY型ゼオライトについてバナジウムによる劣化を抑えることができる効果が大きいことが分かる。
[触媒の性能評価試験]
前記した各実施例、比較例の触媒について、ACE−MAT(Advanced Cracking Evaluation-Micro Activity Test)を用い、同一原油、同一反応条件下で触媒の性能評価試験を行った。触媒の性能評価試験の結果を表4(C/O=3.75の場合)に示す。
Figure 0006915985
ただし、これらの性能評価試験を行う前に、各触媒の表面に、予めニッケルおよびバナジウムをそれぞれ1000質量ppm(ニッケルの質量を触媒の質量で除算している)および2000質量ppm(バナジウムの質量を触媒の質量で除算している)沈着させ、次いでスチーミングして擬平衡化処理を行った。具体的には、各触媒を予め600℃で2時間焼成した後、所定量のナフテン酸ニッケル、およびナフテン酸バナジウムのトルエン溶液を吸収させ、次いで110℃で乾燥後、600℃で1.5時間焼成し、次いで780℃で13時間スチーム処理を行った。
性能評価試験における運転条件は以下の通りである。
原料油:原油の脱硫常圧残渣油(DSAR)+脱硫減圧軽油(DSVGO)(50+50)
触媒/通油量の質量比(C/O):3.75
反応温度:520℃
1)転化率=100−(LCO+HCO+CLO)
2)触媒/油の質量比を3.75にて測定し、同一転化率(=73質量%)での各収率を内挿して求めた。
3)ガソリンの沸点範囲:30〜216℃
4)LCOの沸点範囲:216〜343℃(LCO:Light Cycle Oil)
5)HCOおよびCLOの沸点範囲:343℃+(HCO:Heavy Cycle Oil、CLO:Clarified Oil)
[評価結果]
活性評価結果によれば、比較例4、5の試料(触媒R1、R3)に比べ、実施例1、6、7の試料(触媒1、2、3)方が、転化率が高く、触媒として優れていることが分かる。同一転化率でみた場合でも、ガソリン収率が高い一方で、ドライガス、Coke選択性は低いことより、耐メタル性に優れた触媒であることが分かる。

Claims (10)

  1. 流動接触分解プロセスに使用される金属捕捉剤であって、
    チタン酸化物からなる担体と、
    前記担体に担持された第1の金属成分である第2族元素の酸化物と、
    前記担体に担持された第2の金属成分である希土類金属の酸化物と、を含むことを特徴とする金属捕捉剤。
  2. 金属捕捉剤は、
    平均粒子径が1〜30μmの範囲にあり、
    比表面積が5〜100m/gの範囲にあり、
    細孔容積が0.1〜0.4ml/gの範囲にあることを特徴とする請求項1記載の金属捕捉剤。
  3. 前記第1の金属成分は、マグネシウム及びカルシウムの少なくとも一方であることを特徴とする請求項1または2記載の金属捕捉剤。
  4. 前記担体に担持された第1の金属成分の含有量は、前記担体100質量%に対して、酸化物換算で20〜80質量%であることを特徴とする請求項3に記載の金属捕捉剤。
  5. 前記第2の金属成分は、ランタン及びセリウムの少なくとも一方であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の金属捕捉剤。
  6. 前記担体に担持された第2の金属成分の含有量は、前記担体100質量%に対して、酸化物換算で20〜80質量%であることを特徴とする請求項5記載の金属捕捉剤。
  7. 前記第2の金属成分に対する第1の金属成分の含有割合が酸化物換算で0.25〜4.0であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の金属捕捉剤。
  8. 流動接触分解プロセスに使用される金属捕捉剤を製造する方法であって、
    チタン酸化物スラリーを得る工程と、
    前記チタン酸化物スラリーを用いてチタン酸化物の担体に第1の金属成分である第2族元素の酸化物またはその前駆物質および第2の金属成分である希土類金属の酸化物またはその前駆物質を担持した、金属捕捉剤前駆体を得る工程と、
    前記金属捕捉剤前駆体を乾燥し、さらに焼成して金属捕捉剤を得る工程と、を含むことを特徴とする金属捕捉剤の製造方法。
  9. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の金属捕捉剤と、ゼオライトと、アルミナバインダーと、粘土鉱物成分と、を含むことを特徴とする流動接触分解触媒。
  10. 更に固体酸を有する物質からなる活性マトリックス成分を有する添加物を含むことを特徴とする請求項9に記載の流動接触分解触媒。
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