JP6915330B2 - ネガワット取引支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力事業者の要請に応じて電力の需要削減を取引するネガワット取引を支援するネガワット取引支援装置に関する。
需要家には、受電電力が契約電力閾値以下の電力になるように受電電力を調整する受電電力調整設備を有した需要家(以下、受電電力調整需要家という)がある。受電電力調整設備としては、常用発電設備(蓄電池システム、自家発電設備)やデマンドコントローラ等がある。常用発電設備は受電電力調整需要家の負荷が増大したときに常用発電設備から受電電力調整需要家の負荷に電力を供給して受電電力を契約電力閾値以下の電力になるようにするものであり、デマンドコントローラは受電電力調整需要家の負荷が増大したときにデマンドコントローラにより受電電力調整需要家内の負荷を選択遮断し受電電力を契約電力閾値以下の電力になるようにするものである。
例えば、受電電力調整設備が常用発電設備であり常用発電設備として蓄電池システムを有する受電電力調整需要家では、受電電力のピークカットを目的とし、受電電力に応じて蓄電池システムの充放電電力を制御装置にて自動的に調整している。
図7は、受電電力調整設備が蓄電池システムを有した受電電力調整需要家の構成の一例を示す構成図である。受電電力調整需要家は受電電力調整設備として蓄電池システム11を有し、電力供給事業者からの受電電力を受電電力調整需要家内の負荷12に供給するとともに、受電電力調整需要家の負荷12が増大したときは、蓄電池システム11の蓄電池13を放電制御し、蓄電池13から電力変換装置14を介して負荷12に電力(蓄電池システム出力Pbat)を供給する。これにより、受電電力調整需要家は電力供給事業者からの受電電力が契約電力閾値以下の電力になるように調整している。また、蓄電池システム11の蓄電池13に対して予め定めたスケジュールに従って充放電するようにしている。
蓄電池システム11の制御装置15は、蓄電池システム出力Pbatを調整制御するものであり、受電電力Pjを契約電力閾値Pjref以下に維持するように蓄電池システム出力Pbatを調整する受電電力制御部16と、スケジュールに従って蓄電池システム出力Pbatを調整するスケジュール運転部17の二つの制御部を有している。受電電力制御部16とスケジュール運転部17とのいずれを選択するかは、受電電力調整需要家の負荷電力PLが契約電力閾値Pjrefを超えたか否かを負荷電力超過判定部18により判定し、負荷電力PLが契約電力閾値Pjrefを超えたときは選択回路19のa接点19aをオンして受電電力制御部16を選択し、一方、負荷電力PLが契約電力閾値Pjref以下であるときは選択回路19のb接点19bをオンに維持してスケジュール運転部17を選択する。負荷電力PLは、受電電力制御部16の負荷電力算出部20により、受電電力Pjと蓄電池システム出力Pbatとの和として算出され、負荷電力超過判定部18及び蓄電池システム出力目標値算出部21に出力される。
なお、制御装置15は、電力の交直変換を行う電力変換装置14を制御する制御要素を有しているが、図7では、その制御要素については図示を省略している。この制御要素は、蓄電池システム出力Pbatが蓄電池システム出力目標値Pbatrefとなるように電力変換装置14を制御するものである。
負荷電力超過判定部18により負荷電力PLが契約電力閾値Pjref以下であると判定されているときは、選択回路19によりスケジュール運転部17が選択されている。スケジュール運転部17がスケジュール運転をしないときは蓄電池システム出力目標値Pbatrefは0である。スケジュール運転部17がスケジュール運転を行っているときは、スケジュール運転部17により予め定められたスケジュールで蓄電池13の充放電運転を行うための蓄電池システム出力目標値Pbatrefが電力変換装置14に出力される。なお、この場合、負荷電力PLが契約電力閾値Pjref以下であるので、受電電力Pjが契約電力閾値Pjrefを超えることはない。
一方、負荷電力PLが契約電力閾値Pjrefを超えたと判定されたときは、そのままでは受電電力Pjが契約電力閾値Pjrefを超えることがある。そこで、蓄電池システムの蓄電池13の放電制御を行うべく、たとえ、スケジュール運転部17で充放電運転中であったとしても、受電電力制御部16により、負荷電力PLが契約電力閾値Pjrefを超えない蓄電池システム出力目標値Pbatrefが演算され、電力変換装置14に出力される。これにより、受電電力Pjが契約電力閾値Pjrefを超えないように制御される。
このように、負荷電力超過判定部18により、負荷電力PLが契約電力閾値Pjref以下であると判定されているときは、選択回路19のa接点19aはオフ、b接点19bがオンであり、スケジュール運転部17がスケジュール運転を行っているときは、電力変換装置14にはスケジュール運転部17からの蓄電池システム出力目標値Pbatrefが出力される。スケジュール運転部17がスケジュール運転をしないときは蓄電池システム出力目標値Pbatrefは0である。
一方、負荷電力PLが契約電力閾値Pjrefを超えたと判定されたときは、選択回路19のa接点19aがオンし、選択回路19のb接点19bがオフとなり、受電電力制御部16による受電電力制御運転での蓄電池システム出力目標値Pbatrefが電力変換装置14に出力される。前述したように、受電電力制御部16の負荷電力算出部20は、受電電力Pjと蓄電池システム出力Pbatとの和を負荷電力PLとして算出し蓄電池システム出力目標値算出部21に出力する。
ここで、受電電力Pjに蓄電池システム出力Pbatを加算した負荷電力PLを求めているのは、スケジュール運転部17が蓄電池システム11の充放電のスケジュール運転をしているときは、受電電力Pjに蓄電池システム11の出力Pbatを加算した電力が負荷電力PLとなるからである。これにより、受電電力制御部16による受電電力制御運転での蓄電池システム出力目標値Pbatrefには、スケジュール運転部17によるスケジュール運転出力Pbatの目標値も含まれる。
次に、蓄電池システム出力目標値算出部21は負荷電力算出部20で求められた負荷電力PLから契約電力閾値Pjrefを減算して蓄電池システム出力目標値Pbatrefを算出する。この蓄電池システム出力目標値Pbatrefは、負荷電力PLが契約電力閾値Pjrefを超えないように、蓄電池システム出力Pbatを制御するための目標値である。
すなわち、制御装置15は、負荷電力PLが契約電力閾値Pjrefを超えたときは、受電電力制御部16により、負荷電力PLが契約電力閾値Pjrefと等しくなる蓄電池システム出力目標値Pbatref(Pbatref=(PL−Pjref)={(Pj+Pbat)−Pjref}を算出して電力変換装置14に出力する。
前述したように、制御装置15は、蓄電池システム出力Pbatが蓄電池システム出力目標値Pbatrefとなるように電力変換装置14を制御する制御要素を有しているので、負荷電力PLが契約電力閾値Pjref以下のスケジュール運転であるときは、スケジュール運転での蓄電池システム出力目標値Pbatrefに蓄電池システム出力Pbatが調整され、負荷電力PLが契約電力閾値Pjrefを超えたときは、受電電力制御部16による受電電力制御運転での蓄電池システム出力目標値Pbatrefで蓄電池システム出力Pbatが調整され、受電電力Pjを契約電力閾値Pjref以下の電力になるように調整する。
ここで、電力制御システムとして、電力供給事業者が供給可能な最大電力を超えないように電力の需要のピークを制御しつつ、ピーク時以外などでは各施設の電力消費の制限を緩やかにして需要家に電力の利用を促すことができるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。これは、電力供給事業者から電力情報と比較するための電力閾値情報を受信して、電力閾値情報と電力情報とを比較し、比較結果に応じて閾値を超える超過時間が猶予時間に達するまで蓄電池から放電させ、電気負荷の消費電力を低減させることで系統の送配電網の負荷を軽減するものである。
特開2016−73003号公報
しかし、特許文献1のものは、電力供給事業者が供給可能な最大電力を超えないように電力の需要のピークを制御するものであるので、受電電力を契約電力閾値以下の電力になるように制御できるが、ネガワット取引についての考慮がないので、電力の需要のピークを制御しつつネガワット取引をできるものではない。
受電電力調整需要家が電力事業者の要請に応じて電力の需要削減を取引するネガワット取引を行う場合、受電電力調整設備は、自律制御であり外部からの制御指令を受け付ける構成とはなっていないので、既設の受電電力調整設備をネガワット取引に利用するには、外部から受電電力の目標値を変更できるように制御装置の改造または取替が必要になる。すなわち、受電電力調整設備の制御装置に通信機能を持たせ、かつ外部から受電電力目標値を変更できるように、制御装置のハード及びソフト両面での改造または取替が必要になる。標準仕様で製作された受電電力調整設備の改造や取替には多額の費用がかかり、また改造した場合には非標準品扱いの機器となってしまうことが懸念される。
本発明の目的は、既設の受電電力調整設備を改造したり取替ることなくネガワット取引が可能となるネガワット取引支援装置を提供することである。
請求項1の発明に係るネガワット取引支援装置は、受電電力が契約電力閾値以下の電力になるように受電電力を調整する受電電力調整設備を有した受電電力調整需要家がネガワット取引を行う際に受電電力調整需要家が受電している実受電電力が前記契約電力閾値を超えないように前記受電電力調整設備を制御する制御装置の前段に設けられ、ネガワット取引による電力需要の削減量を受信する通信器と、ネガワット取引の要請がなかった場合に想定される電力需要量であるベースラインから前記通信器で受信した電力需要の削減量を減算してネガワット取引目標値を算出するネガワット取引目標値算出部と、前記制御装置に設定された前記契約電力閾値から前記ネガワット取引目標値算出部で算出されたネガワット取引目標値を減算して算出した受電電力バイアス値を、前記実受電電力に加算してネガワット取引時の仮想受電電力を算出し実受電電力に代えて前記制御装置に出力する仮想受電電力算出部とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明に係るネガワット取引支援装置は、受電電力が契約電力閾値以下の電力になるように受電電力を調整する受電電力調整設備を有した受電電力調整需要家がネガワット取引を行う際に受電電力調整需要家が受電している実受電電力が前記契約電力閾値を超えないように前記受電電力調整設備を制御する制御装置の前段に設けられ、ネガワット取引による電力需要の削減量を受信する通信器と、ネガワット取引の要請がなかった場合に想定される電力需要量であるベースラインから前記通信器で受信した電力需要の削減量を減算してネガワット取引目標値を算出するネガワット取引目標値算出部と、前記実受電電力と前記ネガワット取引目標値算出部で算出されたネガワット取引目標値との偏差をゼロとするための前記受電電力調整設備の出力目標値を演算する制御要素と、前記制御要素で演算した前記受電電力調整設備の出力目標値が前記制御装置から出力される前記受電電力調整設備の出力目標値になるように、前記制御要素で演算した前記受電電力調整設備の出力目標値に前記契約電力閾値を加算するとともに前記受電電力調整設備の出力を減算する加減算器と、ネガワット取引時でないときは前記実受電電力を前記制御装置に出力しネガワット取引時には前記加減算器で得られた出力値をネガワット取引時の仮想受電電力として実受電電力に代えて前記制御装置に出力するゲート切替部とを備えたことを特徴とする。
請求項3の発明に係るネガワット取引支援装置は、請求項1または請求項2の発明において、上位装置から前記通信器を介して前記ベースラインを受信することを特徴とする。
請求項4の発明に係るネガワット取引支援装置は、請求項1または請求項2の発明において、過去の受電電力データに基づいて前記ベースラインを算出するベースライン算出部を備えたことを特徴とする。
請求項5の発明に係るネガワット取引支援装置は、受電電力が契約電力閾値以下の電力になるように受電電力を調整する受電電力調整設備を有した受電電力調整需要家がネガワット取引を行う際に受電電力調整需要家が受電している実受電電力が前記契約電力閾値を超えないように前記受電電力調整設備を制御する制御装置の前段に設けられ、ネガワット取引による電力出力指令値を受信する通信器と、前記通信器で受信した電力出力指令値が前記制御装置から出力される前記受電電力調整設備の出力目標値になるように、前記通信器で受信した電力出力指令値に前記契約電力閾値を加算するとともに前記受電電力調整設備の出力を減算する加減算器と、ネガワット取引時でないときは前記実受電電力を前記制御装置に出力しネガワット取引時には前記加減算器で得られた出力値をネガワット取引時の仮想受電電力として実受電電力に代えて前記制御装置に出力するゲート切替部とを備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、既存の受電電力調整設備の制御装置の前段に、ネガワット取引発動時には、ベースラインから通信器で受信した電力需要の削減量を減算して算出した受電電力バイアス値を、前記実受電電力に加算してネガワット取引時の仮想受電電力を算出し実受電電力に代えて制御装置15に出力するネガワット取引支援装置を設けるので、制御装置は仮想受電電力を基にして、実受電電力がネガワット取引目標値になるように制御することで、実受電電力が契約電力閾値以下となるように制御でき、既存の受電電力調整設備を改造したり取替ることなくネガワット取引が可能となる。従って、既存の受電電力調整設備の型式によることなく既存の受電電力調整設備を利用してネガワット取引を行うことができる。
請求項2の発明によれば、既存の受電電力調整設備の制御装置の前段に、ネガワット取引発動時には、ベースラインから通信器で受信した電力需要の削減量を減算したネガワット取引目標値と実受電電力との偏差をゼロとするための受電電力調整設備の出力目標値を制御要素で演算し制御装置内で契約電力閾値及び受電電力調整設備の出力を相殺できる出力値を求めネガワット取引時の仮想受電電力として実受電電力に代えて制御装置15に出力するネガワット取引支援装置を設けるので、制御装置は仮想受電電力を基にして、受電電力調整設備の出力が制御要素で演算した受電電力調整設備の出力目標値になるように制御することで、実受電電力が契約電力閾値以下となるように制御できる。これにより、既存の受電電力調整設備を改造したり取替ることなくネガワット取引が可能となる。従って、既存の受電電力調整設備の型式によることなく既存の受電電力調整設備を利用してネガワット取引を行うことができる。
請求項3の発明によれば、請求項1または請求項2の発明の効果に加え、上位装置から通信器を介してベースラインを受信するので、ネガワット取引支援装置の構成が簡略化できる。
請求項4の発明によれば、請求項1または請求項2の発明の効果に加え、過去の受電電力データに基づいてベースラインを算出するので、上位装置からベースラインを受信する必要がなくなり上位装置の負担が軽減される。
請求項5の発明によれば、既存の受電電力調整設備の制御装置の前段に、ネガワット取引発動時には、通信器で受信した電力出力指令値に契約電力閾値を加算するとともに受電電力調整設備の出力を減算して制御装置内で契約電力閾値及び受電電力調整設備の出力を相殺できる出力値を求めネガワット取引時の仮想受電電力として実受電電力に代えて制御装置15に出力するネガワット取引支援装置を設けるので、制御装置は仮想受電電力を基にして、受電電力調整設備の出力が通信器で受信した電力出力指令値になるように制御することで、実受電電力が契約電力閾値以下となるように制御できる。これにより、既存の受電電力調整設備を改造したり取替ることなくネガワット取引が可能となる。従って、既存の受電電力調整設備の型式によることなく既存の受電電力調整設備を利用してネガワット取引を行うことができる。
本発明の第1実施形態のネガワット取引支援装置の構成図。 ネガワット取引発動がなく実受電電力PjAが契約電力閾値Pjrefを超えない場合の本発明の第1実施形態のネガワット取引支援装置を有した蓄電池システムの通常動作の一例を示す説明図。 ネガワット取引発動がなく実受電電力PjAが契約電力閾値Pjrefを超えた場合の本発明の第1実施形態のネガワット取引支援装置を有した蓄電池システムの動作の一例を示す説明図。 ネガワット取引発動があり実受電電力PjAが契約電力閾値Pjrefを超えた場合の本発明の第1実施形態のネガワット取引支援装置を有した蓄電池システムの動作の一例を示す説明図。 本発明の第2実施形態のネガワット取引支援装置の構成図。 本発明の第3実施形態のネガワット取引支援装置の構成図。 受電電力調整設備が蓄電池システムである場合の受電電力調整設備の構成の一例を示す構成図。
以下、本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の第1実施形態のネガワット取引支援装置の構成図である。図1では、受電電力調整設備が蓄電池システム11である場合を示しており、図7に示した受電電力調整設備に対し、制御装置15の前段にネガワット取引支援装置23が接続されている。これは、既存の受電電力調整設備が外部の計測信号として入力するのは受電電力だけであることに着目し、受電電力の計測信号を入力する制御装置15に対し、受電電力の計測信号にネガワット取引に関する信号を重畳させることに着目したものである。
ネガワット取引支援装置23は、上位装置からネガワット取引によるDR(ディマンドレスポンス)情報を受信する通信器24を有している。上位装置は、電力供給事業者あるいはアグリゲーターに設置されたネガワット取引装置である。電力供給事業者は需要家に直接的にDR(ディマンドレスポンス)による電力需要の削減量PDRをDR情報として要請する。また、アグリゲーターは複数の需要家を束ねてDR(ディマンドレスポンス)による電力需要の削減量PDRをDR情報として電力供給事業者と取引する。
また、DR(ディマンドレスポンス)は、電力供給状況に応じてスマートに消費パターンを変化させることをいう。電力供給事業者あるいはアグリゲーターからのDRによる電力需要の削減量PDRは、DR発動時間とその継続時間とともに通信器24で受信され、またDR発動指令XはDR発動時間とその継続時間に基づき作成される。つまり、DR発動指令Xは、DR発動時間の開始時刻に発せられ継続時間が経過すると消滅する指令であるので、DR発動時間とその継続時間に基づき作成される。
通信器24は上位装置から電力需要の削減量PDRを受信すると、ネガワット取引目標値算出部25に出力する。ネガワット取引目標値算出部25は、ベースラインP0から電力需要の削減量PDRを減算してネガワット取引目標値Pnref(=P0−PDR)を算出し、受電電力バイアス値算出部26に出力する。ベースラインP0は、DRの要請がなかった場合に想定される電力需要量であり、DR発動の予告よりも前の一定時間帯の需要データの平均値として算出され、過去の受電電力データに基づいて算出されるものである。
このベースラインP0は、上位装置で算出し通信器24を介してネガワット取引支援装置23に送信するようにしてもよいし、ネガワット取引支援装置23にベースライン算出部を設けて算出するようにしてもよい。このように、ベースラインP0はDRの要請がなかった場合に想定される電力需要量であることから、そのベースラインP0から電力需要の削減量PDRを減算したネガワット取引目標値Pnrefは、ネガワット取引発動時の実受電電力の目標値である。
ネガワット取引目標値算出部25で算出されたネガワット取引目標値Pnref(=P0−PDR)は、受電電力バイアス値算出部26に出力される。受電電力バイアス値算出部26は、制御装置15に設定された契約電力閾値Pjrefからネガワット取引目標値算出部25で算出されたネガワット取引目標値Pnrefを減算して受電電力バイアス値Pbias(=Pjref−Pnref)を算出し、ゲート部27を介して仮想受電電力算出部実受電電力に出力する。受電電力バイアス値算出部26への契約電力閾値Pjrefの入力は、例えば、設定器で設定することで行われ、蓄受電電力制御部16で設定される契約電力閾値Pjrefと同値である。仮想受電電力算出部実受電電力では受電電力バイアス値Pbiasを実受電電力PjAに加算してネガワット取引時の仮想受電電力PjB(=PjA+Pbias)を算出し、実受電電力に代えて制御装置15に出力する。
ゲート部27は、電力供給事業者あるいはアグリゲーターからDR発動指令X(DR発動時刻とその継続時間)に基づき、DR発動時刻からその継続時間だけゲートを開き受電電力バイアス値算出部26で算出された受電電力バイアス値Pbiasを仮想受電電力算出部実受電電力に出力する。これにより、仮想受電電力算出部28は、DR発動指令Xがあったときは実受電電力PjAに受電電力バイアス値Pbiasを加算してネガワット取引時の仮想受電電力PjBを算出し、実受電電力PjAに代えて制御装置15に出力することになる。なお、DR発動指令Xがないときには、ネガワット取引支援装置23は実受電電力PjAを制御装置15に出力する。つまり、実受電電力PjAと仮想受電電力PjBとは同値となる。
以下、DR発動指令Xがあった場合について説明する。なお、DR発動指令Xがない場合は、図7に示した受電電力調整設備と同じ動作となる。制御装置15はDR発動指令Xがあったときは実受電電力PjAに受電電力バイアス値Pbiasを加算した仮想受電電力PjBを基に制御する。すなわち、受電電力制御部16の負荷電力算出部20は、仮想受電電力PjBに蓄電池システム出力Pbatを加算して仮想負荷電力PLBを算出し、負荷電力超過判定部18及び蓄電池システム出力目標値算出部21に出力する。負荷電力超過判定部17は仮想負荷電力PLBが契約電力閾値Pjrefを超えているか否かを判定し、仮想負荷電力PLBが契約電力閾値Pjref以下と判定したときは、選択回路19のa接点19aをオフ、選択回路19のb接点19bをオンとする。これにより、電力変換装置14にはスケジュール運転部17からの蓄電池システム出力目標値Pbatrefが出力される状態となる。
一方、仮想負荷電力PLBが契約電力閾値Pjrefを超えたと判定したときは、選択回路19のa接点19aをオン、選択回路19のb接点19bをオフとする。これにより、受電電力制御部16による受電電力制御運転での蓄電池システム出力目標値Pbatrefが電力変換装置14に出力される。
すなわち、受電電力制御部16の負荷電力算出部20は、仮想受電電力PjBと蓄電池システム11の出力Pbatとの和を仮想負荷電力PLB(=PjB+Pbat)として算出し、蓄電池システム出力目標値算出部21は仮想負荷電力PLBから契約電力閾値Pjrefを減算して蓄電池システム出力目標値Pbatref(=PLB−Pjref)を算出する。制御装置15は、DR発動指令Xがあり仮想負荷電力PLBが契約電力閾値Pjrefを超えているときは、仮想負荷電力PLBが契約電力閾値Pjrefと等しくなる蓄電池システム出力目標値Pbatrefを電力変換装置14に出力する。
このときの蓄電池システム出力目標値Pbatrefは(1)式で示され、また仮想受電電力PjBは(2)式で示される。
Pbatref=PLB−Pjref=PjB+Pbat−Pjref …(1)
PjB=PjA−P0+PDR+Pjref …(2)
従って、蓄電池システム出力目標値Pbatrefは(2)式を(1)式に代入すると(3)式で示される。
Pbatref=(PjA−P0+PDR+Pjref)+Pbat−Pjref
=PjA−(P0−PDR)+Pbat …(3)
(3)式から分かるように、受電電力制御部16は、実受電電力PjAがネガワット取引目標値Pnref(=P0−PDR)と等しくなる蓄電池システム出力目標値Pbatref(Pbatref={PjA−(P0−PDR)+Pbat}を算出して電力変換装置14に出力する。
電力変換装置14では、蓄電池システム11の出力が蓄電池システム出力目標値Pbatrefとなるように蓄電池13の直流電力を交流電力に変換する。
仮想負荷電力PLBが契約電力閾値Pjref以下のときスケジュール運転部17がスケジュール運転を行うときは、蓄電池システム出力Pbatはスケジュール運転での蓄電池システム出力目標値Pbatrefが調整される。一方、仮想負荷電力PLBが契約電力閾値Pjrefを超えたときは、受電電力制御部16による受電電力制御運転での蓄電池システム出力目標値Pbatrefで蓄電池システム出力Pbatが調整される。これによって、仮想負荷電力PLBが契約電力閾値Pjrefと等しくなるように制御され、結果的に実受電電力PjAがネガワット取引目標値Pnref(=P0−PDR)と等しくなるように受電電力が制御され、実受電電力PjAを契約電力閾値Pjref以下の電力になるように調整される。
次に、本発明の第1実施形態に係るネガワット取引支援装置23による受電電力調整設備の動作を説明する。以下の説明では、受電電力調整設備が蓄電池システムである場合について説明する。蓄電池システム11は、深夜の安価な電力を充電し、日中放電して最大需要を抑制する。通常の運用状態としては、スケジュール運転部17のスケジュール運転により蓄電池13の充電放電が行われる。スケジュール運転は、例えば、日中において、放電開始時刻、放電終了時刻、その間の放電電力値が設定され、夜間についても、充電開始時刻、充電電力値が設定され、これらの設定値どおりに充電放電が行われる。
図2はネガワット取引発動がなく実受電電力PjAが契約電力閾値Pjrefを超えない場合の本発明の第1実施形態のネガワット取引支援装置を有した蓄電池システムの通常動作の一例を示す説明図であり、図2(a)は受電電力調整需要家内の負荷電力PL及び実受電電力PjAのグラフ、図2(b)は蓄電池システム出力Pbat(正が放電、負が充電)のグラフ、図2(c)は実受電電力PjA及び仮想受電電力PjBのグラフである。
図2(a)において、時点t1以前において負荷電力PLは実受電電力PjAで賄っており、実受電電力PjAは契約電力閾値Pjrefを超えていない。図2(b)に示すように、時点t1においてスケジュール運転での放電が放電電力値Pxで開始され、時点t2で放電を終了したとする。そうすると、負荷電力PLは実受電電力PjAと蓄電池システム出力Pbatとの和となり、図2(a)に示すように、実受電電力PjAは減少する。これにより、日中の電力需要を軽減している。この状態において、実受電電力PjAは契約電力閾値Pjrefを超えていない。また、ネガワット取引がないので、図2(c)に示すように、実受電電力PjAと仮想受電電力PjBとは同値となる。
時点t2〜時点t3において負荷電力PLは実受電電力PjAで賄っており、実受電電力PjAは契約電力閾値Pjrefを超えていない。そして、図2(b)に示すように、時点t3においてスケジュール運転での充電が充電電力値Pyで開始されるとする。そうすると、蓄電池13への充電であるので蓄電池システム出力Pbatは負となることから、実受電電力PjAは負荷電力PLと蓄電池システム出力Pbatとの和となり、図2(a)に示すように、実受電電力PjAは増加する。これにより、深夜の安価な電力を蓄電池13に充電している。この状態において、実受電電力PjAは契約電力閾値Pjrefを超えていない。また、ネガワット取引がないので、図2(c)に示すように実受電電力PjAと仮想受電電力PjBとは同値となる。なお、蓄電池13は満充電となると充電を停止する。
このように、ネガワット取引発動がなく実受電電力PjAが契約電力閾値Pjrefを超えない場合は、実受電電力PjAと仮想受電電力PjBとは同値となり、スケジュール運転部17によるスケジュール運転での蓄電池13の充放電運転が行われたとしても、実受電電力PjAは契約電力閾値Pjrefにより制限されることがない。
図3はネガワット取引発動がなく実受電電力PjAが契約電力閾値Pjrefを超えた場合の本発明の第1実施形態のネガワット取引支援装置を有した蓄電池システムの動作の一例を示す説明図であり、図3(a)は受電電力調整需要家内の負荷電力PL及び実受電電力PjAのグラフ、図3(b)は蓄電池システム出力Pbat(正が放電、負が充電)のグラフ、図3(c)は実受電電力PjA及び仮想受電電力PjBのグラフである。
蓄電池システム11の制御装置15には契約に基づく最大電力である契約電力閾値Pjrefが設定され、実受電電力PjAがこれを超過するような場合には、スケジュール運転部17のスケジュール運転に優先して蓄電池13の放電電力が決定され、超過した電力を蓄電池13の放電電力で補うように新たな電力基準値で運転される。また夜間の充電時にも、充電によって実受電電力PjAが契約電力閾値Pjrefを超過するような場合には、スケジュール運転の充電電力値を減少させて、超過しないような充電電力で運転される。
図3(a)において、時点t0以前において負荷電力PLは実受電電力PjAで賄っており、実受電電力PjAは契約電力閾値Pjrefを超えていない。時点t0において負荷電力PLが契約電力閾値Pjrefを超過すると、実受電電力PjAだけでは負荷電力PLを賄えないので、図3(b)に示すように、時点t0から(負荷電力PL−契約電力閾値Pjref)に相当する電力を蓄電池13の放電電力で補うように蓄電池システム出力Pbatが調整される。すなわち、スケジュール運転部17のスケジュール運転から受電電力制御部16の受電点電力制御に遷移する。これにより、実受電電力PjAが契約電力閾値Pjrefを超えることを防止する。
そして、時点t1において、スケジュール運転部17のスケジュール運転が開始されるため、蓄電池13の放電はそのスケジュール運転による放電電力値Pxになるので、図3(a)に示すように、実受電電力PjAは減少し日中の電力需要を軽減する。この状態において、実受電電力PjAは契約電力閾値Pjrefを超えていない。また、ネガワット取引がないので、図3(c)に示すように実受電電力PjAと仮想受電電力PjBとは同値となる。
時点t2〜時点t3において負荷電力PLは実受電電力PjAで賄っており、実受電電力PjAは契約電力閾値Pjrefを超えていない。そして、図3(b)に示すように、時点t3においてスケジュール運転での充電が充電電力値Pyで開始されるが、充電電力値Pyで蓄電池13を充電すると実受電電力PjAが契約電力閾値Pjrefを超過してしまう場合には、蓄電池13への充電電力を減少させて実受電電力PjAが契約電力閾値Pjrefを超過しないように充電電力を調整する。そして、時点t4で実受電電力PjAが契約電力閾値Pjrefを下回るとスケジュール運転どおりの充電電力値Pyで充電される。
このように、ネガワット取引発動がなく実受電電力PjAが契約電力閾値Pjrefを超えた場合は、実受電電力PjAと仮想受電電力PjBとは同値であるが、実受電電力PjAが契約電力閾値Pjrefを超えると、スケジュール運転部17のスケジュール運転から受電電力制御部16の受電点電力制御に遷移し、スケジュール運転部17によるスケジュール運転に加え、実受電電力PjAが契約電力閾値Pjrefを超えないような運転を行う。
図4はネガワット取引発動があり実受電電力PjAが契約電力閾値Pjrefを超えた場合の本発明の第1実施形態のネガワット取引支援装置を有した蓄電池システムの動作の一例を示す説明図であり、図4(a)は受電電力調整需要家内の負荷電力PL及び実受電電力PjAのグラフ、図4(b)は蓄電池システム出力Pbat(正が放電、負が充電)のグラフ、図4(c)は実受電電力PjA及び仮想受電電力PjBのグラフである。図4では、図3の蓄電池システムの動作に加え、ネガワット取引発動があった場合を示している。図3と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
いま、図3に示した時点1〜時点t2の間の時点t11においてネガワット取引のDRがあり、時点t11〜時点t12の間(DR発動継続期間T1)にDRによる電力需要の削減量PDRを行ったとする。時点t11〜時点t12の間(DR発動継続期間T1)においては、実受電電力PjAがベースラインP0から電力需要の削減量PDRを減算したネガワット取引目標値Pnref(=P0−PDR)以下になるように制御される。前述したように、ネガワット取引目標値Pnref(=P0−PDR)はネガワット取引発動時の実際の受電電力目標値であるので、実受電電力PjAがネガワット取引目標値Pnref以下になるように制御することによりネガワット取引を満すことになる。
すなわち、図4(a)に示すように、実受電電力PjAが時点t11〜時点t12の間(DR発動継続期間T1)でネガワット取引目標値Pnrefを超えるときは、蓄電池13は、図4(b)に示すように、この超えた分の電力量に相当する電力を蓄電池13の放電電力で補うように蓄電池13から放電する。これにより、時点t11〜時点t12の間(DR発動継続期間T1)においてネガワット取引を満たすようにする。
この場合、時点t11〜時点t12の間(DR発動継続期間T1)において、図4(a)に示すように、実受電電力PjAはネガワット取引目標値Pnrefに制限されるが、図4(c)に示すように仮想受電電力PjBは、実受電電力PjAに受電電力バイアス値Pbias(=Pjref−Pnref)を加算した値となる。このように、ネガワット取引発動があった場合は、ネガワット取引発動があったネガワット期間T1においては、実受電電力PjAと仮想受電電力PjBは異なった値となる。
この仮想受電電力PjBが蓄電池システム11の制御装置15に入力され、制御装置15は仮想受電電力PjBが契約電力閾値Pjref以下になるように蓄電池13の放電量を制御することになる。つまり、実受電電力PjAが契約電力閾値Pjrefを超えないような運転を行いつつ、ネガワット取引を満たす運転を行う。なお、時点t11〜時点t12の間(DR発動継続期間T1)以外の期間においては、実受電電力PjAと仮想受電電力PjBは同値である。
本発明の第1実施形態によれば、既存の受電電力調整設備(蓄電池システム11)の制御装置15にネガワット取引支援装置を設けだけで、ネガワット取引発動がない期間では実受電電力PjAが契約電力閾値Pjrefを超えないような運転を行い、ネガワット取引発動があったネガワット期間には、実受電電力PjAが契約電力閾値Pjrefを超えないような運転を行いつつ、ネガワット取引を満たす運転を行うことができる。従って、既存の受電電力調整設備を改造したり取替ることなくネガワット取引が可能となり、既存の受電電力調整設備の型式によることなく既存の受電電力調整設備を利用してネガワット取引を行うことができるのでコストの低減となる。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。図5は、本発明の第2実施形態のネガワット取引支援装置の構成図である。図5では、受電電力調整設備が蓄電池システム11である場合を示しており、図1に示した第1実施形態のネガワット取引支援装置に対し、契約電力閾値Pjrefからネガワット取引目標値Pnref(=P0−PDR)を減算して求めた受電電力バイアス値Pbias(=Pjref−Pnref)を実受電電力PjAに加算して仮想受電電力PjBを算出することに代えて、
実受電電力PjAとネガワット取引目標値Pnref(=P0−PDR)との偏差をゼロとするための蓄電池システム出力目標値Pbatref(受電電力調整設備の出力目標値)を演算する制御要素30を設け、
制御要素30で算出された蓄電池システム出力目標値Pbatrefに契約電力閾値Pjrefを加算するとともに蓄電池システム出力Pbatを減算する加減算器22を設け、
制御要素30で演算した蓄電池システム出力目標値Pbatrefが制御装置15から出力される蓄電池システム出力目標値Pbatrefになるように仮想受電電力PjBを算出するようにしたものである。図1と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
図5において、第1実施形態の場合と同様に、通信器24は上位装置からDR情報として電力需要の削減量PDRを受信する。ネガワット取引目標値算出部25は、第1実施形態の場合と同様に、ベースラインP0から電力需要の削減量PDRを減算してネガワット取引目標値Pnref(=P0−PDR)を算出する。ネガワット取引目標値Pnrefは、前述したように、ネガワット取引発動時の実受電電力PjAの目標値である。ネガワット取引目標値Pnrefがネガワット取引発動時の実受電電力PjAの目標値であることから、ネガワット取引発動時においては、実受電電力PjAがネガワット取引目標値Pnrefになるように蓄電池システム出力Pbatを制御すればよいことになる。
そこで、実受電電力PjAとネガワット取引目標値Pnrefとの偏差ΔPjAを偏差演算部29で求め制御要素30に出力する。制御要素30は実受電電力PjAとネガワット取引目標値Pnrefとの偏差ΔPjAがゼロとなる蓄電池システム出力目標値Pbatrefを演算する。加減算器22の加算器31は制御要素30で算出された蓄電池システム出力目標値Pbatrefに契約電力閾値Pjrefを加算し、加減算器22の減算器32は蓄電池システム出力Pbatを減算する。
ここで、加減算器22で、制御要素30で算出された蓄電池システム出力目標値Pbatrefに契約電力閾値Pjrefを加算したり、蓄電池システム出力Pbatを減算するのは、以下の理由による。前述したように、既存の受電電力調整設備の制御装置は標準仕様で製作されていることから内部構造を改造することは非標準扱いとなるが、メーカや型式が異なっても、既存の受電電力調整設備の制御装置15は、内部で契約電力閾値Pjref及び蓄電池システム出力Pbatを取り扱っているので、それらを相殺するためである。
制御装置15の内部において、契約電力閾値Pjrefは、蓄電池システム出力目標値Pbatrefを算出するために蓄電池システム出力目標値算出部21に負極性で入力されている。そこで、制御装置15の内部での負極性の契約電力閾値Pjrefを相殺するために加算器31で正極性の契約電力閾値Pjrefを加算している。同様に、蓄電池システム出力Pbatは、仮想負荷電力PLBを算出を算出するために負荷電力算出部20に正極性で入力されている。そこで、制御装置15の内部での正極性の蓄電池システム出力Pbatを相殺するために減算器32で契約電力閾値Pjrefを減算している。
加減算器22で得られた出力値Pk1(=Pbatref+Pjref−Pbat)はゲート切替部33を介して制御装置15に出力される。ゲート切替部33は、DR発動指令Xに基づき、DR発動時刻からその継続時間だけa接点33aをオン、b接点33bをオフし、加減算器22にて得られた出力値Pk1を制御装置15に出力する。これにより、ゲート切替部33は、DR発動指令Xがあったときは加減算器22にて得られた出力値Pk1をネガワット取引時の仮想受電電力として実受電電力PjAに代えて制御装置15に出力することになる。なお、DR発動指令Xがないときには、ネガワット取引支援装置23は実受電電力PjAを制御装置15に出力する。つまり、実受電電力PjAと仮想受電電力PjBとは同値となる。
制御装置15は、DR発動指令Xがあったときは加減算器22で得られた出力値Pk1(=Pbatref+Pjref−Pbat)を仮想受電電力PjBとし、仮想受電電力PjB(=Pbatref+Pjref−Pbat)を基に制御する。制御装置15内において、負荷電力算出部20により蓄電池システム出力Pbatが仮想受電電力PjB(=Pbatref+Pjref−Pbat)に加算され、蓄電池システム出力目標値算出部21により契約電力閾値Pjrefが減算されるので、選択回路19のa接点から出力される蓄電池システム出力目標値Pbatrefは、制御要素30で算出された蓄電池システム出力目標値Pbatrefと同値となる。
負荷電力算出部20で算出され負荷電力超過判定部18に出力される仮想負荷電力PLBは、下記(4)式で示される。
PLB=PjB+Pbat
=(Pbatref+Pjref−Pbat)+Pbat
=Pbatref+Pjref …(4)
この仮想負荷電力PLBが契約電力閾値Pjrefを超えるときは選択回路19のa接点19aがオンとなり、制御装置15から電力変換装置14に出力される蓄電池システム出力目標値Pbatrefは、制御要素30で算出された蓄電池システム出力目標値Pbatrefと同値となる。これにより、ネガワット取引に対応したとしても、結果的に実受電電力PjAが契約電力閾値Pjrefを超えないように制御される。
第2実施形態によれば、ネガワット取引発動時には、制御装置15内で契約電力閾値Pjref及び蓄電池システム出力Pbatを相殺できる出力値Pk1を加算して仮想受電電力PjBを求め、制御装置15は仮想受電電力PjBを基にして、蓄電池システム出力Pbatが制御要素30で算出した蓄電池システム出力目標値Pbatrefになるように制御することで、実受電電力PjAが契約電力閾値Pjref以下となるように制御できる。これにより、既存の受電電力調整設備を改造したり取替ることなくネガワット取引が可能となる。従って、既存の受電電力調整設備の型式によることなく既存の受電電力調整設備を利用してネガワット取引を行うことができる。
次に、本発明の第3実施形態を説明する。図6は、本発明の第3実施形態のネガワット取引支援装置の構成図である。図6では、受電電力調整設備が蓄電池システム11である場合を示しており、図5に示した第1実施形態のネガワット取引支援装置に対し、DR情報として通信器24は上位装置から電力需要の削減量PDRを受信することに代えて、電力出力指令値PDR2を受信し、受信した電力出力指令値が制御装置15から出力される蓄電池システム出力目標値Pbatrefになるように仮想受電電力PjBを算出するようにしたものである。DR情報が電力出力指令値PDR2であることから、ネガワット取引目標値算出部25、偏差演算部29、制御要素30が削除された構成となっている。図5と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
図6において、通信器24は上位装置からDR情報として電力需要の削減量PDRに代えてネガワット取引による電力出力指令値PDR2を受信する。電力出力指令値PDR2は、受電電力調整需要家の蓄電池システム出力(受電電力調整設備の出力)を出力指令値である。そこで、第3実施形態では、通信器24で受信した電力出力指令値PDR2が制御装置15から出力される蓄電池システム出力目標値Pbatref(受電電力調整設備の出力目標値)になるように仮想受電電力PjBを算出する。
加減算器22の加算器31は通信器24で受信した電力出力指令値PDR2に契約電力閾値Pjrefを加算し、加減算器22の減算器32は蓄電池システム出力Pbatを減算する。加減算器22で、通信器24で受信した電力出力指令値PDR2に契約電力閾値Pjrefを加算したり、蓄電池システム出力Pbatを減算するのは、第2実施形態の場合と同様に、制御装置15の内部で契約電力閾値Pjref及び蓄電池システム出力Pbatを取り扱っているので、それらを相殺するためである。
加減算器22で得られた出力値Pk2(=PDR2+Pjref−Pbat)はゲート切替部33を介して制御装置15に出力される。ゲート切替部33は、DR発動指令Xに基づき、DR発動時刻からその継続時間だけa接点33aをオン、b接点33bをオフし、加減算器22にて得られた出力値Pk2を制御装置に出力する。これにより、ゲート切替部33は、DR発動指令Xがあったときは実受電電力PjAに加減算器22にて得られた出力値Pk2をネガワット取引時の仮想受電電力PjBとして実受電電力PjAに代えて制御装置15に出力することになる。なお、DR発動指令Xがないときには、ネガワット取引支援装置23は実受電電力PjAを制御装置15に出力する。つまり、実受電電力PjAと仮想受電電力PjBとは同値となる。
制御装置15は、DR発動指令Xがあったときは実受電電力PjAに加減算器22で得られた出力値Pk2(=PDR2+Pjref−Pbat)を仮想受電電力PjBとし、仮想受電電力PjB(=PDR2+Pjref−Pbat)を基に制御する。制御装置15内において、負荷電力算出部20により蓄電池システム出力Pbatが仮想受電電力PjB(=PDR2+Pjref−Pbat)に加算され、蓄電池システム出力目標値算出部21により契約電力閾値Pjrefが減算されるので、選択回路19のa接点から出力される蓄電池システム出力目標値Pbatrefは、通信器24で受信した電力出力指令値PDR2と同値となる。
負荷電力算出部20で算出され負荷電力超過判定部18に出力される仮想負荷電力PLBは、下記(5)式で示される。
PLB=PjB+Pbat
=(PDR2+Pjref−Pbat)+Pbat
=PDR2+Pjref …(5)
この仮想負荷電力PLBが契約電力閾値Pjrefを超えるときは選択回路19のa接点19aがオンとなり、制御装置15から電力変換装置14に出力される蓄電池システム出力目標値Pbatrefは、通信器24で受信した電力出力指令値PDR2と同値となる。これにより、ネガワット取引に対応したとしても、結果的に実受電電力PjAが契約電力閾値Pjrefを超えないように制御される。
第3実施形態によれば、ネガワット取引発動時には、制御装置15内で契約電力閾値Pjref及び蓄電池システム出力Pbatを相殺できる出力値Pk2を加算して仮想受電電力PjBを求め、制御装置15は仮想受電電力PjBを基にして、蓄電池システム出力Pbatが通信器24で受信した電力出力指令値PDR2になるように制御することで、実受電電力PjAが契約電力閾値Pjref以下となるように制御できる。これにより、既存の受電電力調整設備を改造したり取替ることなくネガワット取引が可能となる。従って、既存の受電電力調整設備の型式によることなく既存の受電電力調整設備を利用してネガワット取引を行うことができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…蓄電池システム
12…負荷
13…蓄電池
14…電力変換装置
15…制御装置
16…受電電力制御部
17…スケジュール運転部
18…負荷電力超過判定部
19…選択回路
20…負荷電力算出部
21…蓄電池システム出力目標値算出部
23…ネガワット取引支援装置
24…通信器
25…ネガワット取引目標値算出部
26…受電電力バイアス値算出部
27…ゲート部
28…仮想受電電力算出部
29…偏差演算部
30…制御要素
31…加算器
32…減算器
33…ゲート切替部

Claims (5)

  1. 受電電力が契約電力閾値以下の電力になるように受電電力を調整する受電電力調整設備を有した受電電力調整需要家がネガワット取引を行う際に受電電力調整需要家が受電している実受電電力が前記契約電力閾値を超えないように前記受電電力調整設備を制御する制御装置の前段に設けられ、
    ネガワット取引による電力需要の削減量を受信する通信器と、
    ネガワット取引の要請がなかった場合に想定される電力需要量であるベースラインから前記通信器で受信した電力需要の削減量を減算してネガワット取引目標値を算出するネガワット取引目標値算出部と、
    前記制御装置に設定された前記契約電力閾値から前記ネガワット取引目標値算出部で算出されたネガワット取引目標値を減算して算出した受電電力バイアス値を、前記実受電電力に加算してネガワット取引時の仮想受電電力を算出し実受電電力に代えて前記制御装置に出力する仮想受電電力算出部とを備えたことを特徴とするネガワット取引支援装置。
  2. 受電電力が契約電力閾値以下の電力になるように受電電力を調整する受電電力調整設備を有した受電電力調整需要家がネガワット取引を行う際に受電電力調整需要家が受電している実受電電力が前記契約電力閾値を超えないように前記受電電力調整設備を制御する制御装置の前段に設けられ、
    ネガワット取引による電力需要の削減量を受信する通信器と、
    ネガワット取引の要請がなかった場合に想定される電力需要量であるベースラインから前記通信器で受信した電力需要の削減量を減算してネガワット取引目標値を算出するネガワット取引目標値算出部と、
    前記実受電電力と前記ネガワット取引目標値算出部で算出されたネガワット取引目標値との偏差をゼロとするための前記受電電力調整設備の出力目標値を演算する制御要素と、
    前記制御要素で演算した前記受電電力調整設備の出力目標値が前記制御装置から出力される前記受電電力調整設備の出力目標値になるように、前記制御要素で演算した前記受電電力調整設備の出力目標値に前記契約電力閾値を加算するとともに前記受電電力調整設備の出力を減算する加減算器と、
    ネガワット取引時でないときは前記実受電電力を前記制御装置に出力しネガワット取引時には前記加減算器で得られた出力値をネガワット取引時の仮想受電電力として実受電電力に代えて前記制御装置に出力するゲート切替部とを備えたことを特徴とするネガワット取引支援装置。
  3. 上位装置から前記通信器を介して前記ベースラインを受信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のネガワット取引支援装置。
  4. 過去の受電電力データに基づいて前記ベースラインを算出するベースライン算出部を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のネガワット取引支援装置。
  5. 受電電力が契約電力閾値以下の電力になるように受電電力を調整する受電電力調整設備を有した受電電力調整需要家がネガワット取引を行う際に受電電力調整需要家が受電している実受電電力が前記契約電力閾値を超えないように前記受電電力調整設備を制御する制御装置の前段に設けられ、
    ネガワット取引による電力出力指令値を受信する通信器と、
    前記通信器で受信した電力出力指令値が前記制御装置から出力される前記受電電力調整設備の出力目標値になるように、前記通信器で受信した電力出力指令値に前記契約電力閾値を加算するとともに前記受電電力調整設備の出力を減算する加減算器と、
    ネガワット取引時でないときは前記実受電電力を前記制御装置に出力しネガワット取引時には前記加減算器で得られた出力値をネガワット取引時の仮想受電電力として実受電電力に代えて前記制御装置に出力するゲート切替部とを備えたことを特徴とするネガワット取引支援装置。
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