JP6914595B2 - 給電システム、及び給電方法 - Google Patents

給電システム、及び給電方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6914595B2
JP6914595B2 JP2017180147A JP2017180147A JP6914595B2 JP 6914595 B2 JP6914595 B2 JP 6914595B2 JP 2017180147 A JP2017180147 A JP 2017180147A JP 2017180147 A JP2017180147 A JP 2017180147A JP 6914595 B2 JP6914595 B2 JP 6914595B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
coil
power receiving
resonance
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017180147A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019057976A (ja
Inventor
雅文 星野
雅文 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ablic Inc
Original Assignee
Ablic Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ablic Inc filed Critical Ablic Inc
Priority to JP2017180147A priority Critical patent/JP6914595B2/ja
Priority to US16/135,479 priority patent/US10826327B2/en
Publication of JP2019057976A publication Critical patent/JP2019057976A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6914595B2 publication Critical patent/JP6914595B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/10Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling
    • H02J50/12Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling of the resonant type
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/24Magnetic cores
    • H01F27/255Magnetic cores made from particles
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F38/00Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
    • H01F38/14Inductive couplings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/90Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power involving detection or optimisation of position, e.g. alignment
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/60Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power responsive to the presence of foreign objects, e.g. detection of living beings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Description

本発明は、給電システム、及び給電方法に関する。
近年、給電コイルと受電コイルとの電磁誘導、或いは電磁結合により、電力をワイヤレスに供給する給電システムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1の技術では、受電装置を含む電池内蔵機器が充電台(給電装置)に複数載せられると、電池内蔵機器の位置を検出し、送電コイル(給電コイル)を移動させて電池内蔵機器に給電を行い、電池を充電する。充電台は、複数の電池内蔵機器に対して、順番に送電コイル(給電コイル)を移動させて充電する。
特開2010−183706号公報
しかしながら、特許文献1では、複数の機器に対して、同時に給電できない上、例えば、受電装置の位置検出機能及び給電コイルの移動機構などの複雑な構成が必要であるという問題があった。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、簡易な構成により、複数の受電装置に対して、同時に給電することができる給電システム、及び給電方法を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、給電装置と、受電装置とを備え、前記給電装置から前記受電装置に電磁誘導によって給電する給電システムであって、前記給電装置は、巻線コイルである給電コイルと、前記給電コイルに直列に接続され、前記給電コイルを駆動する駆動信号によって、導通状態と非導通状態とが周期的に変更される第1のスイッチング素子と、前記給電コイルに励起される励起電圧における周期的な波形の変動に基づいて、前記受電装置に給電が必要であるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、前記第1のスイッチング素子に前記駆動信号を継続して供給するか否かの制御を行う駆動制御部と、を備え、前記受電装置は、磁心を有し、前記給電コイルから給電される受電コイルと、前記受電コイルと共振する共振コンデンサと、前記共振コンデンサの電気的な接続状態を変更して、共振状態と非共振状態とを切り替える制御をする第2のスイッチング素子とを有する共振回路と、自装置に給電が必要な場合に、前記共振回路の前記共振状態と前記非共振状態とを切り替えて、前記励起電圧に周期的な波形の変動を発生させるように、前記第2のスイッチング素子を制御する共振制御部と、を備え、前記給電コイルと前記受電コイルとは、前記給電コイルの中心軸と、前記受電コイルの中心軸とが直交し、且つ、前記受電コイルの巻線部分が、前記給電コイルが発生させた前記給電コイルの中心軸と平行な磁束の領域内に入らないように配置されることを特徴とする給電システムである。
また、本発明の一態様は、上記の給電システムにおいて、前記受電コイルは、前記受電コイルの磁心と、前記給電コイルとが、磁気回路を構成するように配置されることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の給電システムにおいて、前記給電コイルは、前記巻線コイルが巻回される中央部と、前記中央部の外側に配置された2つの側壁部とを有するE型の磁心を備え、受電コイルは、前記受電コイルの磁心が前記中央部と前記側壁部との間を跨ぐように配置されることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の給電システムにおいて、前記受電コイルは、前記受電コイルの磁心と、前記E型の磁心とが、磁気回路を構成するように配置されることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の給電システムにおいて、前記給電コイルと前記受電コイルとは、前記E型の磁心と前記受電コイルの磁心との間の距離が、前記中央部と前記側壁部との間隔の2分の1以下になるように配置されることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の給電システムにおいて、前記受電コイルの巻線部分が、前記給電コイルが発生させた前記給電コイルの中心軸と平行な磁束の領域内に入らないように、前記給電コイルの中心部に配置されている突起部を備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の給電システムにおいて、前記給電装置は、前記励起電圧における周期的な波形の変動を検出する変動検出部を備え、前記駆動制御部は、予め定められた第1の期間に前記駆動信号を前記第1のスイッチング素子に供給し、前記変動検出部に対して前記周期的な波形の変動を検出させるとともに、前記第1の期間において前記受電装置に給電が必要であると判定した場合に、前記第1の期間後の予め定められた第2の期間に前記第2のスイッチング素子に前記駆動信号の供給を継続して、前記給電コイルを連続的に駆動し、前記第1の期間において前記受電装置に給電が必要でないと判定した場合に、前記第2の期間に前記第1のスイッチング素子に前記駆動信号の供給を停止して、前記給電コイルを間欠的に駆動し、前記第1の期間と前記第2の期間とを交互に、且つ、定期的に生成することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、巻線コイルである給電コイルと、前記給電コイルに直列に接続され、前記給電コイルを駆動する駆動信号によって、導通状態と非導通状態とが周期的に変更される第1のスイッチング素子とを備える給電装置から、磁心を有する受電コイルであり、前記給電コイルから給電される受電コイルと、前記受電コイルと共振する共振コンデンサと、前記共振コンデンサの電気的な接続状態を変更して、共振状態と非共振状態とを切り替える制御をする第2のスイッチング素子とを有する共振回路を備える受電装置に電磁誘導によって給電する給電システムの給電方法であって、前記給電コイルと前記受電コイルとが、前記給電コイルの中心軸と、前記受電コイルの中心軸とが直交し、且つ、前記受電コイルの巻線部分が、前記給電コイルが発生させた前記給電コイルの中心軸と平行な磁束の領域内に入らないように配置される配置ステップと、前記給電装置が、前記給電コイルに励起される励起電圧における周期的な波形の変動に基づいて、前記受電装置に給電が必要であるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、前記第1のスイッチング素子に前記駆動信号を継続して供給するか否かの制御を行う駆動制御ステップと、前記受電装置が、自装置に給電が必要な場合に、前記共振回路の前記共振状態と前記非共振状態とを切り替えて、前記励起電圧に周期的な波形の変動を発生させるように、前記第2のスイッチング素子を制御する共振制御ステップと、を含むことを特徴とする給電方法である。
本発明によれば、簡易な構成により、複数の受電装置に対して、同時に給電することができる。
第1の実施形態による給電システムの一例を示す構成図である。 第1の実施形態における給電コイルと受電コイルとの配置例を示す図である。 第1の実施形態による給電システムの一例を示すブロック図である。 第1の実施形態による受電装置の共振制御処理の一例を示すフローチャートである。 受電装置に給電可能な場合における給電コイルの電圧、及び波高値変動検出部の検出信号の一例を示す図である。 受電装置に給電可能な状態でない場合における給電コイルの電圧、及び波高値変動検出部の検出信号の一例を示す図である。 第1の実施形態による給電装置の駆動制御処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態による給電装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。 第2の実施形態による給電システムの一例を示す構成図である。 第2の実施形態における給電コイルと受電コイルとの配置例を示す図である。 第3の実施形態による給電システムの一例を示す構成図である。 第4の実施形態による受電コイルの一例を示す構成図である。 第4の実施形態による給電システムの一例を示す構成図である。
以下、本発明の一実施形態による給電システムについて、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明に係る第1の実施形態による給電システム100の一例を示す構成図である。
図1に示すように、給電システム100は、給電装置1と、受電装置2−1を有する電子機器3−1と、受電装置2−2を有する電子機器3−2とを備えている。
なお、本実施形態において、受電装置2−1と、受電装置2−2とは、同一の構成であり、給電システム100が備える任意の受電装置を示す場合、又は特に区別しない場合には、受電装置2として説明する。
また、本実施形態において、電子機器3−1と、電子機器3−2とは、同一の構成であり、給電システム100が備える任意の電子機器を示す場合、又は特に区別しない場合には、電子機器3として説明する。
また、図1に示す例では、給電システム100は、2つの電子機器3(2つの受電装置2)に給電する一例を示しており、電子機器3(受電装置2)を少なくとも1つ備えていればよい。
給電システム100は、給電装置1から受電装置2に電磁誘導によって給電する。
給電装置1は、給電コイル11と、給電回路50とを備える。
給電コイル11は、例えば、中心軸C1を中心軸とする平板状の巻線コイルであり、後述する受電コイル21に電磁誘導により電力を供給(給電)する。
給電回路50は、給電コイル11を駆動する駆動信号を生成する。なお、給電回路50の詳細な構成については、後述する。
受電装置2は、受電コイル21と、受電回路40とを備える。なお、図1において、受電装置2−1が備える受電コイル21及び受電回路40を、受電コイル21−1及び受電回路40−1とし、受電装置2−2が備える受電コイル21及び受電回路40を、受電コイル21−2及び受電回路40−2とする。
受電コイル21は、例えば、巻線部211と棒状フェライトコア212(棒状の磁心の一例)を有するソレノイドコイルであり、給電コイル11から給電される。
受電回路40は、給電コイル11から受電コイル21に供給される電力を直流電力に変換して、後述する負荷26(図3参照)に供給する。なお、受電回路40の詳細な構成については、後述する。
なお、図1では、給電コイル11と受電コイル21との位置関係を示している。この図において、給電コイル11と受電コイル21との位置関係をXYZ直交系により説明すると、給電コイル11の中心軸C1(巻線の中心軸)と平行な方向をZ軸方向とし、紙面の左右方向をX軸方向とし、紙面の表裏方向をY軸方向として説明する。
図1に示すように、受電コイル21は、受電コイル21の中心軸C2(巻線の中心軸)が、例えば、X軸方向に平行になるように配置される。すなわち、給電コイル11と受電コイル21とは、給電コイル11の中心軸C1と、受電コイル21の中心軸C2とが直交するように配置される。また、受電コイル21は、ソレノイドコイルの巻線部分(巻線部211)が、給電コイル11が発生させた給電コイル11の中心軸C1と平行な磁束の領域内(領域A1内)に入らないように配置される。
なお、領域A1に生成された磁束は、受電コイル21の棒状フェライトコア212内を通過して、給電コイル11の外側を通過して領域A1に戻る。このように、受電コイル21を給電コイル11からZ軸方向に離れた位置に配置することで、磁気回路G1(G2)が形成され、給電コイル11から受電コイル21に電磁誘導により電力が供給される。すなわち、受電コイル21は、棒状フェライトコア212と、給電コイル11とが、磁気回路G1(G2)を構成するように配置される。
また、本実施形態における給電コイル11は、受電コイル21−1と受電コイル21−2との2つの受電コイル21に同時に給電可能である。
また、図2は、本実施形態における給電コイル11と受電コイル21との配置例を示す図である。ここでは、給電コイル11と受電コイル21をZ軸方向から見た場合の配置について説明する。
図2において、給電コイル11は、XY平面が巻線の平面に一致するように配置されており、受電コイル21−1及び受電コイル21−2は、棒状フェライトコア212が給電コイル11の中心からの放射線状になるように配置されている。また、受電コイル21−1及び受電コイル21−2は、上述した給電コイル11の中心軸C1と平行な磁束の領域内(領域A1内)に、ソレノイドコイルの巻線部分(巻線部211)が入らないように、配置されている。
なお、受電コイル21−1及び受電コイル21−2は、例えば、給電コイル11の直径の約半分(1/2)以下の長さである。
次に、図3を参照して、受電回路40及び給電回路50を含む、本実施形態による給電システム100の構成の詳細について説明する。
図3は、本実施形態における実施形態による給電システム100の一例を示すブロック図である。
図3に示すように、給電システム100は、給電装置1と、受電装置2を有する電子機器3とを備えている。
給電システム100は、給電装置1から受電装置2にワイヤレス(非接触)により電力を供給するシステムであり、例えば、受電装置2が備える負荷26を動作させる電力を、給電装置1から受電装置2に供給する。
電子機器3は、例えば、携帯電話端末やPDA(Personal Digital Assistant)などであり、受電装置2と負荷26とを備える。また、給電装置1は、例えば、受電装置2に対応する充電器などである。
給電装置1は、給電コイル11と、共振コンデンサ12と、駆動トランジスタ13と、駆動信号生成部14と、波高値変動検出部15と、駆動制御部16とを備えている。ここで、共振コンデンサ12と、駆動トランジスタ13と、駆動信号生成部14と、波高値変動検出部15と、駆動制御部16とが、給電回路50に対応する。
給電コイル11は、第1端子が電源VCCに接続され、第2端子がノードN1に接続されている。給電コイル11は、例えば、電磁誘導、又は電磁結合により、受電装置2が備える受電コイル21に電力を供給するコイルである。給電コイル11は、受電装置2に給電する際に、受電コイル21と上述した図1及び図2に示すように配置され、電磁誘導により受電コイル21に給電する。なお、給電コイル11は、複数(例えば、2つ)の受電装置2(受電コイル21)に同時に給電可能である。
共振コンデンサ12は、給電コイル11と並列に接続されており、給電コイル11と共振するコンデンサである。ここで、給電コイル11と共振コンデンサ12とは、共振回路10を構成している。共振回路10は、給電コイル11のインダクタンス値と共振コンデンサ12の容量値とにより定まる所定の共振周波数(例えば、100kHz(キロヘルツ))により共振する。
駆動トランジスタ13(第1のスイッチング素子の一例)は、例えば、FET(電界効果トランジスタ)であり、共振回路10に直列に接続されている。本実施形態では、一例として、駆動トランジスタ13が、N型チャネルMOS(Metal Oxide Semiconductor)FETである場合について説明する。なお、以下の説明において、MOSFETをMOSトランジスタといい、N型チャネルMOSトランジスタをNMOSトランジスタという場合がある。
具体的に、駆動トランジスタ13は、ソース端子が電源GNDに接続され、ゲート端子が駆動信号生成部14の出力信号線に接続され、ドレイン端子がノードN1に接続されている。駆動トランジスタ13は、駆動信号生成部14が生成する駆動信号DRVによりオン状態(導通状態)とオフ状態(非導通状態)とを周期的に繰り返す。このように、駆動トランジスタ13は、給電コイル11を駆動する駆動信号DRVによって、オン状態とオフ状態とが周期的に変更される。すなわち、駆動トランジスタ13のスイッチング動作によって、共振回路10に電力の供給と開放とが繰り返えされる。これにより、給電コイル11に周期的な信号が発生し、給電コイル11から電磁誘導により受電コイル21に給電する。
駆動信号生成部14は、駆動トランジスタ13のオン状態とオフ状態とを変更して、給電コイル11を駆動する駆動信号DRVを生成する。ここで、駆動信号DRVは、駆動トランジスタ13のオン状態とオフ状態とを周期的に変更する信号である。すなわち、駆動信号生成部14は、駆動トランジスタ13のオン状態/オフ状態を周期的に制御する駆動信号DRVを生成する。また、駆動信号生成部14は、駆動制御部16から出力される制御信号に基づいて、駆動信号DRVを出力、又は駆動信号DRVの出力を停止する。
波高値変動検出部15(変動検出部の一例)は、後述する受電装置2の共振コンデンサ22の接続状態に応じた受電装置2の共振回路20の共振状態と非共振状態と切り替わりの変更を、給電コイル11に励起される励起電圧における周期的な波形の変動として検出する。なお、周期的な波形の変動には、励起電圧におけるピーク電圧の変動が含まれ、本実施形態では、波高値変動検出部15は、受電装置2の共振回路20の共振状態の変更を、給電コイル11に励起される励起電圧におけるピーク電圧の変動として検出する。波高値変動検出部15は、検出したピーク電圧の変動の検出結果を駆動制御部16に出力する。
波高値変動検出部15は、例えば、サンプルホールド回路を利用して、給電コイル11に励起されるピーク電圧を保持し、ピーク電圧の変動を検出する。
駆動制御部16は、駆動信号生成部14から駆動信号DRVを駆動トランジスタ13に供給するとともに、共振コンデンサ22の電気的な接続状態の変更により検出される、給電コイル11に励起される励起電圧における周期的な波形の変動に基づいて、受電装置2に給電可能な状態である(受電装置2に給電が必要である)か否かを判定する。駆動制御部16は、当該判定結果に基づいて、駆動トランジスタ13に駆動信号を継続して供給するか否かの制御を行う。すなわち、駆動制御部16は、波高値変動検出部15が検出したピーク電圧の変動に基づいて、受電装置2に給電可能な状態である(受電装置2に給電が必要である)か否かを判定し、当該判定結果に基づいて、駆動トランジスタ13に駆動信号DRVを継続して供給するか否かの制御を行う。
駆動制御部16は、例えば、受電装置2に給電可能な状態である(受電装置2に給電が必要である)と判定した場合に、駆動信号生成部14に駆動信号DRVの供給を継続させて、連続して給電コイル11を駆動する連続駆動を行う。また、駆動制御部16は、例えば、受電装置2に給電可能な状態でない(受電装置2に給電が不要である)と判定した場合に、駆動信号生成部14に駆動信号DRVの供給を停止させて、間欠的に(断続的に)給電コイル11を駆動する間欠駆動を行う。なお、受電装置2に給電可能な状態でない(給電不可能な状態)とは、例えば、受電装置2がない場合(給電コイル11と受電コイル21との位置が適切でない場合も含む)や、金属異物が給電コイル11の上に置かれた場合などのことである。
具体的に、駆動制御部16は、例えば、予め定められた検出期間(第1の期間)に、駆動信号生成部14に駆動信号DRVを駆動トランジスタ13に供給させ、波高値変動検出部15に対してピーク電圧の変動を検出させる。そして、駆動制御部16は、この検出期間において受電装置2に給電可能な状態であると判定した場合に、検出期間後の予め定められた給電期間(第2の期間)に、駆動信号生成部14に駆動トランジスタ13に駆動信号DRVの供給を継続させ、給電コイル11を連続的に駆動する。駆動制御部16は、検出期間において受電装置2に給電可能な状態でないと判定した場合に、検出期間後の給電期間に、駆動信号生成部14に駆動トランジスタ13に駆動信号DRVの供給を停止させて、給電コイル11を間欠的に駆動する。
受電装置2は、受電コイル21と、共振コンデンサ22と、共振制御トランジスタ23と、整流ダイオード24と、平滑コンデンサ25と、共振制御部30とを備えている。また、受電装置2は、負荷26に給電装置1から受電した電力を供給する。ここで、共振コンデンサ22と、共振制御トランジスタ23と、整流ダイオード24と、平滑コンデンサ25と、共振制御部30とが受電回路40に対応する。
受電コイル21は、第1端子がノードN2に接続され、第2端子が電源GND1に接続されている。受電コイル21は、例えば、電磁誘導、又は電磁結合により、給電装置1が備える給電コイル11から電力を供給されるコイルである。受電コイル21は、負荷26に電力を供給する際に、上述した図1及び図2に示すような位置関係で給電コイル11の近傍に配置される。
共振コンデンサ22は、共振制御トランジスタ23を経由して受電コイル21と並列に接続されており、受電コイル21と共振するコンデンサである。共振コンデンサ22は、ノードN2とノードN3との間に接続されている。
ここで、受電コイル21と共振コンデンサ22と共振制御トランジスタ23とは、共振回路20を構成している。共振回路20は、受電コイル21のインダクタンス値と共振コンデンサ22の容量値とにより定まる所定の共振周波数(例えば、100kHz)により共振する。なお、本実施形態では、受電装置2の共振周波数と給電装置1の共振周波数とは等しく、例えば、100kHzである。
共振制御トランジスタ23(第2のスイッチング素子の一例)は、共振コンデンサ22の電気的な接続状態を変更して、共振回路20の共振状態と非共振状態とを切り替えるスイッチング素子である。共振制御トランジスタ23は、共振コンデンサ22とともに受電コイル21と並列に接続され、且つ、共振コンデンサ22と直列に接続されている。共振制御トランジスタ23は、例えば、NMOSトランジスタであり、ソース端子が電源GND1に接続され、ドレイン端子がノードN3に接続されている。また、共振制御トランジスタ23は、ゲート端子が後述する共振制御部30からの出力信号線に接続されている。共振制御トランジスタ23は、共振制御部30によって、オン状態にされることにより共振コンデンサ22が機能し、共振回路20に共振を発生させる。また、共振制御トランジスタ23は、共振制御部30によって、オフ状態にされることにより共振コンデンサ22が電気的に切り離され、共振回路20の共振を停止させる。
整流ダイオード24は、アノード端子が受電コイル21の一端であるノードN2に接続され、カソード端子が平滑コンデンサ25の一端であるノードN4に接続されている。整流ダイオード24は、受電コイル21が受電した電力を整流して、直流電力に変換する。すなわち、整流ダイオード24は、受電コイル21に発生する交流電力(交流電圧)を直流電力(直流電圧)に変換し、負荷26に電力を供給する。
平滑コンデンサ25は、整流ダイオード24が変換した直流電力を平滑化する。
負荷26は、例えば、電子機器3が備える各種回路、駆動部、蓄電池や二次電池を充電する回路などであり、整流ダイオード24によって整流された直流電圧によって動作又は充電される。
共振制御部30は、共振制御トランジスタ23を制御することにより、共振回路20の共振状態を制御する。共振制御部30は、給電コイル11から受電コイル21が受電した受電電力と、当該受電電力が供給される負荷26が消費する消費電力とに基づいて、共振制御トランジスタ23を制御する。共振制御部30は、例えば、受電コイル21が受電した受電電力を整流して負荷26に供給する供給線の電圧(ノードN4の電圧)に基づいて、共振制御トランジスタ23を制御する。なお、この供給線の電圧(ノードN4の電圧)は、受電電力と負荷26の消費電力とに応じて変動する。そのため、供給線の電圧(ノードN4の電圧)に基づいて、共振制御トランジスタ23を制御することは、受電電力と負荷26の消費電力とに基づいて、共振制御トランジスタ23を制御することの一例である。
共振制御部30は、例えば、供給線の電圧(ノードN4の電圧)が所定の閾値以下である場合に、共振回路20が共振状態になるように、共振制御トランジスタ23を制御する。また、共振制御部30は、例えば、供給線の電圧(ノードN4の電圧)が所定の閾値より大きい場合に、共振回路20が非共振状態になるように、共振制御トランジスタ23を制御する。これにより、共振制御部30は、自装置(受電装置2又は電子機器3)に給電が必要な場合に、共振回路20の共振状態と非共振状態とを切り替えて、給電コイル11の励起電圧に周期的な波形の変動を発生させるように、共振制御トランジスタ23を制御する。
また、共振制御部30は、抵抗31、抵抗32、コンパレータ33、及び基準電源34を備えている。
抵抗31は、第1端子がノードN4に接続され、第2端子がノードN5に接続されている。また、抵抗32は、第1端子がノードN5に接続され、第2端子がGND1端子に接続されている。抵抗31と抵抗32とは、ノードN4とGND1端子との間に直列に接続され、抵抗31と抵抗32との抵抗値の比率によりノードN4の電圧を抵抗分圧して降圧した電圧をノードN5に出力する。
コンパレータ33は、+入力端子が基準電源34に接続され、−入力端子がノードN5に接続されている。コンパレータ33は、ノードN5の電圧と、基準電源34の出力電圧とを比較し、ノードN5の電圧が、基準電源34の出力電圧以下である場合に、共振制御トランジスタ23をオン状態にする。コンパレータ33は、ノードN5の電圧が、基準電源34の出力電圧より大きい場合に、共振制御トランジスタ23をオフ状態にする。また、基準電源34は、所定の閾値電圧を出力する定電圧源である。
このように、コンパレータ33は、受電電力と、当該受電電力が供給される負荷26が消費する消費電力とに基づいて、共振回路20を非共振状態にするか否か(共振制御トランジスタ23をオフ状態にするか否か)を判定する。これにより、共振制御部30は、受電装置2に給電が必要な場合に、共振回路20の共振状態と非共振状態とを切り替えて、励起電圧に周期的な波形の変動を発生させる。
次に、図面を参照して、本実施形態による給電システム100の動作について説明する。
図4は、本実施形態による受電装置2の共振制御処理の一例を示すフローチャートである。
図4において、給電装置1の給電コイル11から受電装置2の受電コイル21にワイヤレス(非接触)により電力が供給されると、受電装置2は、ノードN4の電圧(受電電圧)が所定の閾値以下であるか否かを判定する(ステップS101)。具体的には、図3の共振制御部30が、抵抗31及び抵抗32によりノードN4の電圧(受電電圧)を抵抗分圧し、当該抵抗分圧した電圧(ノードN5の電圧)と基準電源34の出力電圧とをコンパレータ33が比較することにより、ノードN4の電圧(受電電圧)が所定の閾値以下であるか否かを判定する。
共振制御部30は、ノードN4の電圧(受電電圧)が所定の閾値以下である場合(ステップS101:YES)に、共振制御トランジスタ23をオン状態にする(ステップS102)。すなわち、共振制御部30が、共振制御トランジスタ23のゲート端子に、H状態を出力する。これにより、共振制御トランジスタ23がオン状態になり、共振コンデンサ22が共振回路20に電気的に接続される。
また、共振制御部30は、ノードN4の電圧(受電電圧)が所定の閾値より大きい場合(ステップS101:NO)に、共振制御トランジスタ23をオフ状態にする(ステップS103)。すなわち、共振制御部30が、共振制御トランジスタ23のゲート端子に、L状態を出力する。これにより、共振制御トランジスタ23がオフ状態になり、共振コンデンサ22が共振回路20から電気的に切り離される。
ステップS102又はステップS103の処理の後、共振制御部30は、ステップS101の処理に戻し、ステップS101からステップS103の処理が繰り返される。
このように、共振制御部30は、共振回路20の共振状態を切り替える制御を行う。すなわち、共振制御部30は、共振回路20を共振状態と非共振状態とを周期的に切り替える制御を行う。これにより、給電装置1の給電コイル11の電圧が図5に示すように周期的な変動として観測される。
図5は、受電装置2に給電可能な場合における給電コイル11の電圧、及び波高値変動検出部15の検出信号の一例を示す図である。
この図において、波形W1及び波形W2は、上から順に、(a)給電コイル11の電圧(ノードN1の電圧)、及び(b)波高値変動検出部15の検出信号の波形をそれぞれ示している。なお、各波形の縦軸は、(a)が電圧を示し、(b)が論理状態を示している。また、横軸は、時間を示している。
この図に示す例は、受電装置2に給電可能な場合(受電装置2に給電が必要な場合)であり、受電装置2の共振回路20が共振状態と非共振状態とに切り替えられるため、波形W1に示すように、給電コイル11の電圧のピーク電圧が変動することになる。
また、このように、ピーク電圧が低い位置(波形W2のポイントP1を参照)において、波高値変動検出部15は、波形W2に示すように、検出信号にパルス信号が出力しない。
また、図6は、受電装置2に給電可能な状態でない場合(受電装置2に給電が必要ない場合)における給電コイル11の電圧、及び波高値変動検出部15の検出信号の一例を示す図である。
この図において、波形W3及び波形W4は、上から順に、(a)給電コイル11の電圧(ノードN1の電圧)、及び(b)波高値変動検出部15の検出信号の波形をそれぞれ示している。なお、各波形の縦軸は、(a)が電圧を示し、(b)が論理状態を示している。また、横軸は、時間を示している。
図6に示す例は、例えば、金属異物が給電コイル11の上に置かれた場合や受電装置2に給電可能な状態でない場合であり、受電装置2の共振回路20は、共振状態は切り替えられないため、波形W3に示すように、給電コイル11の電圧のピーク電圧が変動することはない。
そのため、波形W4に示すように、波高値変動検出部15は、検出信号にパルス信号を常に出力する。
このように、本実施形態における給電装置1は、受電装置2が受電可能である(受電装置2に給電が必要である)か否かを、給電コイル11の電圧におけるピーク電圧の変動に基づいて判定可能であり、この判定結果に基づいて、給電コイル11を連続駆動するか、間欠駆動するかの切り替えを行う。
なお、本実施形態における給電システム100は、受電装置2が受電可能であるか否かを給電コイル11の電圧の変動を検出して判定しているので、例えば、受電側から給電側に異物検出ための信号を通知及び受信するための大掛かりな専用送信部及び専用受信部を設ける必要がない。また、給電システム100は、通知用コイル及び受信用コイルなどの通知・受信のための専用の経路を設ける必要がない。
次に、図7及び図8を参照して、本実施形態による給電装置1の駆動制御処理について説明する。
図7は、本実施形態による給電装置1の駆動制御処理の一例を示すフローチャートである。
図7において、給電装置1は、まず、駆動トランジスタ13への駆動信号DRVを供給させる(ステップS201)。具体的には、給電装置1の駆動制御部16は、駆動信号生成部14から駆動信号DRVを、駆動トランジスタ13のゲート端子に供給させる。これにより、駆動信号生成部14が、駆動トランジスタ13のオン状態とオフ状態とを周期的に変更して、給電コイル11を駆動する駆動信号DRVを駆動トランジスタ13に供給する。
次に、駆動制御部16は、給電コイル11の電圧のピーク電圧の変動の検出結果を取得する(ステップS202)。すなわち、波高値変動検出部15が、ピーク電圧の変動を検出し、駆動制御部16は、波高値変動検出部15が検出したピーク電圧の変動の検出結果を取得する。
次に、駆動制御部16は、ピーク電圧の変動があるか否かを判定する(ステップS203)。駆動制御部16は、ピーク電圧の変動がある場合(ステップS203:YES)に、駆動トランジスタ13への駆動信号DRVの供給を継続する(ステップS204)。すなわち、駆動制御部16は、駆動信号生成部14に駆動信号DRVの出力を継続させる。ステップS204の処理後に、給電期間を経過した後に、駆動制御部16は、処理をステップS201に戻す。これにより、給電装置1は、給電コイル11を連続駆動する。
また、駆動制御部16は、ピーク電圧の変動がない場合(ステップS203:NO)に、駆動トランジスタ13への駆動信号DRVの供給を停止する(ステップS205)。すなわち、駆動制御部16は、駆動信号生成部14に駆動信号DRVの出力を停止させる。ステップS205の処理後に、給電期間を経過した後に、駆動制御部16は、処理をステップS201に戻す。これにより、給電装置1は、給電コイル11を間欠駆動する。
また、図8は、本実施形態による給電装置1の動作の一例を示すタイミングチャートである。
図8において、波形W5及び波形W6は、上から順に、(a)受電装置2が無い場合、又は、受電装置2に給電が必要ない場合の給電コイル11の電圧、及び(b)受電装置2が有る場合、又は、受電装置2に給電が必要な場合の給電コイル11の電圧の波形をそれぞれ示している。ここで、各波形の縦軸は、電圧を示し、横軸は、時間を示している。
また、この図において、時刻T1から時刻T2(及び時刻T3から時刻T4)の期間TR1は、検出期間(第1の期間)を示し、時刻T2から時刻T3の期間TR2は、給電期間(第2の期間)を示している。
図8(a)の波形W5に示すように、給電装置1の駆動制御部16は、時刻T1から時刻T2の検出期間(期間TR1)として、駆動トランジスタ13に駆動信号DRVを供給させて、給電コイル11を駆動する。ここでは、受電装置2が無い場合、又は、受電装置2に給電が必要ない場合であるため、駆動制御部16は、検出期間(期間TR1)において、給電コイル11の電圧における周期的なピーク電圧の変動が検出されない。そのため、駆動制御部16は、時刻T2から時刻T3の期間TR2、駆動トランジスタ13に駆動信号DRVの供給を停止させて、間欠駆動させる。なお、駆動信号DRVの供給が停止されている間、給電コイル11の電圧は、電源VCCの電圧Vccになる。
これに対して、図8(b)に示す例では、受電装置2が有る場合、又は、受電装置2に給電が必要な場合であるため、波形W6に示すように、駆動制御部16は、検出期間(期間TR1)において、給電コイル11の電圧における周期的なピーク電圧の変動を検出する。そのため、駆動制御部16は、時刻T2から時刻T3の期間TR2(給電期間)において、波形W6に示すように、駆動トランジスタ13に駆動信号DRVの供給を継続させて、連続駆動させる。
なお、給電装置1に対して、図1及び図2に示すように2つの受電装置2を配置した場合には、2つの受電装置2のうちの少なくとも一方が給電を必要とする場合には、給電コイル11の電圧の波形の変動が検出される。この場合には、駆動制御部16は、時刻T2から時刻T3の期間TR2(給電期間)において、波形W6に示すように、駆動トランジスタ13に駆動信号DRVの供給を継続させて、連続駆動させて、2つの受電装置2のうちの一方又は両方に給電を行う。
また、2つの受電装置2のうちの両方が給電を必要としない場合には、給電コイル11の電圧の波形の変動が検出されなくなる。この場合には、駆動制御部16は、時刻T2から時刻T3の期間TR2(給電期間)において、波形W5に示すように、駆動トランジスタ13に駆動信号DRVの供給を停止させて、間欠駆動させる。
以上説明したように、本実施形態による給電システム100は、給電装置1と、受電装置2とを備え、給電装置1から受電装置2に電磁誘導によって給電する。給電装置1は、巻線コイルである給電コイル11と、駆動トランジスタ13(第1のスイッチング素子)と、駆動制御部16と、を備える。駆動トランジスタ13は、給電コイル11に直列に接続され、給電コイル11を駆動する駆動信号によって、導通状態と非導通状態とが周期的に変更される。駆動制御部16は、給電コイル11に励起される励起電圧における周期的な波形の変動に基づいて、受電装置2に給電が必要であるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、駆動トランジスタ13に駆動信号DRVを継続して供給するか否かの制御を行う。また、受電装置2は、共振回路20と、共振制御部30と、を備える。共振回路20は、棒状フェライトコア212(棒状の磁心)を有するソレノイドコイルであり、給電コイル11から給電される受電コイル21と、受電コイル21と共振する共振コンデンサ22と、共振コンデンサ22の電気的な接続状態を変更して、共振状態と非共振状態とを切り替える制御をする共振制御トランジスタ23(第2のスイッチング素子)とを有する。共振制御部30は、自装置(受電装置2)に給電が必要な場合に、共振回路20の共振状態と非共振状態とを切り替えて、励起電圧に周期的な波形の変動を発生させるように、共振制御トランジスタ23を制御する。そして、給電コイル11と受電コイル21とは、給電コイル11の中心軸C1と、受電コイル21の中心軸C2とが直交し、且つ、ソレノイドコイルの巻線部分(巻線部211)が、給電コイル11が発生させた給電コイル11の中心軸C1と平行な磁束の領域内に入らないように配置される。
これにより、本実施形態による給電システム100は、受電コイル21に棒状フェライトコア212(棒状の磁心)を有するソレノイドコイルを用いており、給電コイル11の中心軸C1と、受電コイル21の中心軸C2とが直交するように配置することで、給電コイル11から複数の受電コイル21に給電可能である。よって、本実施形態による給電システム100は、例えば、受電装置2の位置検出機能及び給電コイル11の移動機構などの複雑な構成を給電装置1が備える必要なく、複数の受電装置2に対して、同時に給電することができる。このように、本実施形態による給電システム100は、簡易な構成により、複数の受電装置2に対して、同時に給電することができる。
また、本実施形態による給電システム100では、駆動制御部16が、給電コイル11に励起される励起電圧における周期的な波形の変動に基づいて、受電装置2に給電が必要であるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、駆動トランジスタ13に駆動信号DRVを継続して供給するか否かの制御を行う。これにより、本実施形態による給電システム100では、給電コイル11に励起される励起電圧における周期的な波形の変動によって、例えば、受電装置2に給電が必要でない場合に、自動的に給電を停止することができる。
また、本実施形態による給電システム100において、給電コイル11の全面に、アルミ箔を置いた場合に、約100度以上の発熱であり、給電コイル11の直径の半分のアルミ箔2枚を、給電コイル11に置いた場合に、約70度の発熱であった。また、例えば、金属のワッシャを給電コイル11に置いた場合に、約60度の発熱であった。本実施形態による給電システム100では、上述した給電コイル11の中心軸C1と平行な磁束の領域A1内以外の領域は、受電コイル21の中心軸C2とほぼ平行な磁束となるため、給電コイル11に置かれた金属面(アルミ箔などの面)に垂直な磁束を低減することができる。そのため、本実施形態による給電システム100は、金属面に垂直な磁束による渦電流による発熱を低減することができる。
また、本実施形態では、受電コイル21は、棒状フェライトコア212と、給電コイル11とが、磁気回路G1(G2)を構成するように配置される。
これにより、本実施形態による給電システム100は、給電コイル11から受電コイル21に効率良く給電することができる。
また、本実施形態では、給電装置1は、給電コイル11の励起電圧における周期的な波形の変動を検出する波高値変動検出部15(変動検出部)を備える。駆動制御部16は、予め定められた第1の期間(期間TR1)に駆動信号DRVを駆動トランジスタ13に供給し、変動検出部に対して周期的な波形の変動を検出させるとともに、第1の期間において受電装置2に給電が必要であると判定した場合に、第1の期間後の予め定められた第2の期間(期間TR2)に共振制御トランジスタ23に駆動信号DRVの供給を継続して、給電コイル11を連続的に駆動する。また、駆動制御部16は、第1の期間において受電装置2に給電が必要でないと判定した場合に、第2の期間に駆動トランジスタ13に駆動信号の供給を停止して、給電コイル11を間欠的に駆動する。そして、駆動制御部16は、第1の期間と第2の期間とを交互に、且つ、定期的に生成する。
これにより、本実施形態における給電システム100は、例えば、給電コイル11の上に金属異物が置かれた場合に、給電コイル11を間欠的に駆動するため、金属異物による発熱を適切に抑制することができるとともに、受電装置2に給電が必要でない場合に、給電を自動的に停止することができる。また、本実施形態における給電システム100は、例えば、受電装置2に給電が必要でない場合に、給電コイル11を間欠的に駆動するため、給電装置1の待機電力を低減させることができる。
また、本実施形態による給電方法は、給電コイル11に直列に接続され、給電コイル11を駆動する駆動信号によって、導通状態と非導通状態とが周期的に変更される駆動トランジスタ13とを備える給電装置1から、共振回路20を備える受電装置2に電磁誘導によって給電する給電システム100の給電方法であり、配置ステップと、駆動制御ステップと、共振制御ステップと、を含む。ここで、共振回路20は、棒状フェライトコア212を有するソレノイドコイルであり、給電コイル11から給電される受電コイル21と、受電コイル21と共振する共振コンデンサ22と、共振コンデンサ22の電気的な接続状態を変更して、共振状態と非共振状態とを切り替える制御をする共振制御トランジスタ23とを有する。配置ステップにおいて、給電コイル11と受電コイル21とが、給電コイル11の中心軸C1と、受電コイル21の中心軸C2とが直交し、且つ、ソレノイドコイルの巻線部分(巻線部211)が、給電コイル11が発生させた給電コイル11の中心軸C1と平行な磁束の領域内に入らないように配置される。駆動制御ステップにおいて、給電装置1が、給電コイル11に励起される励起電圧における周期的な波形の変動に基づいて、受電装置2に給電が必要であるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、駆動トランジスタ13に駆動信号を継続して供給するか否かの制御を行う。共振制御ステップにおいて、受電装置2が、自装置に給電が必要な場合に、共振回路の共振状態と非共振状態とを切り替えて、励起電圧に周期的な波形の変動を発生させるように、共振制御トランジスタ23を制御する。
これにより、本実施形態による給電方法は、上述した給電システム100と同様の効果を奏し、簡易な構成により、複数の受電装置2に対して、同時に給電することができる。
なお、本実施形態では、給電コイル11として平板コイルの例で説明したが、中心軸C1を中心軸として軸の周囲に巻線があれば、他の形式のコイルでも同様の効果が得られる。また、本実施形態では、磁心の一例としてフェライトコア材の例で説明したが、同様の働きをする材質であればセンダストやパーマロイ等フェライトコア材以外の材料でもよい。
[第2の実施形態]
次に、図面を参照して、本発明に係る第2の実施形態による給電システム100aについて説明する。
図9は、本実施形態による給電システム100aの一例を示す構成図である。
図9に示す給電システム100aは、給電装置1aと2つの受電装置2とを備えるが、第1の実施形態と同様の部分の記載を省略している。例えば、2つの受電装置2は、受電コイル21(21−1、21−2)以外の構成の記載を省略し、給電装置1aは、給電コイル11a以外の構成の記載を省略している。
なお、本実施形態において、第1の実施形態と同一の構成は、同一の符号を付与して、その説明を省略する。
図9において、給電装置1aは、給電コイル11aを備える。
給電コイル11aは、中心軸C1を中心軸とした巻線部111と、E型フェライトコア112(E型の磁心)とを備える。E型フェライトコア112は、巻線コイルが巻回される中央部CTと、中央部CTの外側に配置された2つの側壁部(SD1、SD2)とを有する。
また、本実施形態では、受電コイル21は、棒状フェライトコア212が中央部CTと側壁部(SD1、SD2)との間を跨ぐように(横切るように)配置される。すなわち、受電コイル21は、棒状フェライトコア212と、E型フェライトコア112とが、磁気回路G3(G4)を構成するように配置される。
なお、給電コイル11aと受電コイル21とは、E型フェライトコア112と棒状フェライトコア212との間の距離d2が、中央部CTと側壁部SD1(SD2)との間隔d1の2分の1以下になるように配置される。
また、図10は、本実施形態における給電コイル11aと受電コイル21との配置例を示す図である。ここでは、給電コイル11aと受電コイル21をZ軸方向から見た場合の配置を示している。
図10に示すように、受電コイル21−1及び受電コイル21−2は、棒状フェライトコア212が給電コイル11aの中心からの放射線状になるように、且つ、E型フェライトコア112の中央部CTと側壁部SD1(SD2)とを結ぶ方向と一致するように、配置されている。また、受電コイル21−1及び受電コイル21−2は、上述した給電コイル11aの中心軸C1と平行な磁束の領域内(領域A1内)に、ソレノイドコイルの巻線部分(巻線部211)が入らないように、配置されている。
なお、本実施形態における給電装置1aと受電装置2との基本的な動作は、上述した図4〜図8に示す第1の実施形態と同様であるため、ここではその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態による給電システム100aでは、給電コイル11aは、巻線コイルが巻回される中央部CTと、中央部の外側に配置された2つの側壁部(SD1、SD2)とを有するE型フェライトコア112(E型の磁心)を備える。受電コイル21は、棒状フェライトコア212が中央部CTと側壁部(SD1、SD2)との間を跨ぐように配置される。
これにより、磁束がE型フェライトコア112と、棒状フェライトコア212との間を通過するようになるため、本実施形態による給電システム100aは、給電コイル11aから受電コイル21にさらに効率良く給電することができる。よって、本実施形態による給電システム100aは、簡易な構成により、複数の受電装置2に対して、同時に、且つ、効率良く給電することができる。
また、本実施形態による給電システム100aでは、E型フェライトコア112により、磁束の経路が制限されるため、金属異物が給電コイル11a上に置かれた場合に、第1の実施形態よりも発熱を低減することができる。例えば、本実施形態による給電システム100aにおいて、給電コイル11aの直径の半分のアルミ箔2枚を、給電コイル11aに置いた場合に、約60度の発熱であった。このように、本実施形態による給電システム100aは、上述した第1の実施形態に比べて、金属異物による発熱を低減することができる。
また、本実施形態では、受電コイル21は、棒状フェライトコア212と、E型フェライトコア112とが、磁気回路G3(G4)を構成するように配置される。
これにより、本実施形態による給電システム100aは、給電コイル11aから受電コイル21にさらに効率良く給電することができる。また、本実施形態ではE型フェライトコア112の例で説明したが、E型フェライトコア112の中央部CTの長さと側壁部SD1及びSD2の長さとが同じ場合だけでなく、中央部CTの長さと側壁部SD1及びSD2の長さとが異なっていてもよい。
また、本実施形態では、給電コイル11aと受電コイル21とは、E型フェライトコア112と棒状フェライトコア212との間の距離d2が、中央部CTと側壁部SD1(SD2)との間隔d1の2分の1以下になるように配置される。すなわち、中央部CTと側壁部SD1(SD2)との間を磁束が通過する距離よりも、棒状フェライトコア212を経由する磁気回路G3(G4)により空気中を磁束が通過する距離を短くする。
これにより、本実施形態による給電システム100aは、給電コイル11aから受電コイル21に適切な距離により受電コイル21を磁束が通過し易くなるため、さらに効率良く給電することができる。
[第3の実施形態]
次に、図面を参照して、本発明に係る第3の実施形態による給電システム100bについて説明する。本実施形態では、上述した第1の実施形態の変形例について説明する。
図11は、本実施形態による給電システム100bの一例を示す構成図である。
図11に示す給電システム100bは、給電装置1bと2つの受電装置2とを備えるが、第1の実施形態と同様の部分の記載を省略している。例えば、2つの受電装置2は、受電コイル21(21−1、21−2)以外の構成の記載を省略し、給電装置1bは、給電コイル11b及び突起部113以外の構成の記載を省略している。
なお、本実施形態において、第1の実施形態と同一の構成は、同一の符号を付与して、その説明を省略する。
図11に示すように、本実施形態における給電装置1bは、給電コイル11bを備えている。給電コイル11bは、例えば、平板状の巻線コイルであり、突起部113を備える。突起部113は、ソレノイドコイルの巻線部分(巻線部211)が、給電コイル11bが発生させた給電コイル11bの中心軸C1と平行な磁束の領域内(領域A1内)に入らないように、給電コイル11bの中心部に配置されている。
なお、本実施形態における給電装置1bと受電装置2との基本的な動作は、上述した図4〜図8に示す第1の実施形態と同様であるため、ここではその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態による給電システム100bでは、給電装置1bは、ソレノイドコイルの巻線部分(巻線部211)が、給電コイル11bが発生させた給電コイル11bの中心軸C1と平行な磁束の領域内(領域A1内)に入らないように、給電コイル11bの中心部に配置されている突起部113を備える。
これにより、本実施形態による給電システム100bでは、給電コイル11bの中心軸C1と平行な磁束の領域内(領域A1内)に、受電コイル21が配置されることを防止するため、簡易な構成により、複数の受電装置2に対して、同時に、且つ、さらに効率良く給電することができる。
[第4の実施形態]
次に、図面を参照して、本発明に係る第4の実施形態による給電システム100cについて説明する。上述した各実施形態では、受電コイル21は、棒状フェライトコア212を備える例を説明したが、他の形状のフェライトを備えてもよく、本実施形態では、受電コイル21が、他の形状のフェライトを備える場合の変形例について説明する。
図12は、第4の実施形態による受電コイル21aの一例を示す構成図である。ここで、図12(a)は、受電コイル21aをZ軸方向から見た外観図を示し、図12(b)は、AA’における受電コイル21aの断面図を示している。
図12に示すように、受電コイル21aは、巻線部211と、U字状のフェライトコアであるU型フェライトコア212aを備えている。なお、受電コイル21aは、棒状フェライトコア212の代わりに、U型フェライトコア212aを備える点を除いて、第2の
実施形態と同様である。
また、図13は、本実施形態による給電システム100cの一例を示す構成図である。
図13に示す給電システム100cは、給電装置1aと2つの受電装置2とを備えるが、第1の実施形態と同様の部分の記載を省略している。なお、本実施形態の受電装置2は、受電コイル21(21−1、21−2)とは異なる受電コイル21a(21a−1、21a−2)を備えており、ここでは、受電コイル21a(21a−1、21a−2)以外の構成の記載を省略する。
なお、本実施形態において、第2の実施形態と同一の構成は、同一の符号を付与して、その説明を省略する。
図13に示すように、本実施形態における給電システム100cは、上述した2つの受電コイル21a(21a−1、21a−2)と、給電コイル11aとを備えている。
なお、本実施形態における給電装置1aと受電装置2との基本的な動作は、上述した図4〜図8に示す第1の実施形態と同様であるため、ここではその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態による給電システム100cでは、受電装置2は、棒状フェライトコア212の代わりに、U型フェライトコア212a(U型の磁心)を備える。
これにより、本実施形態による給電システム100cは、第2の実施形態と同様に、給電コイル11aから受電コイル21aに効率良く給電することができる。
なお、本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記の各実施形態において、給電コイル11(11a、11b)の励起電圧の周期的な波形の変動を検出する変動検出部の一例として、給電コイル11(11a、11b)のピーク電圧を検出する波高値変動検出部15を用いる例を説明したが、これに限定されるものではない。変動検出部は、例えば、励起電圧の波形の周波数の変動、又は励起電圧の波形の周期の変動として検出してもよい。
また、上記の各実施形態において、受電装置2の共振制御部30は、受電電力と負荷26の消費電力とに基づいて、共振回路20を非共振状態にするか否かを判定する一例として、受電電力を整流して負荷26に供給する供給線の電圧(ノードN4の電圧)に基づいて、共振回路20を非共振状態にするか否かを判定する例を説明したがこれに限定されるものではない。例えば、共振制御部30は、供給線の電圧(ノードN4の電圧)の代わりに、負荷26に流れる電流に基づいて、共振回路20を非共振状態にするか否かを判定するようにしてもよいし、他の手法を用いてもよい。例えば、負荷26が蓄電池(二次電池)である場合には、共振制御部30は、蓄電池に流れ込む電流又は蓄電池の出力電圧に基づいて、充電が完了したか否かを判定し、充電が完了している場合には、共振回路20の共振状態と非共振状態とを切り替えないようにしてもよい。
また、給電システム100(100a、100b)が備える各構成は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよい。また、給電システム100(100a、100b)が備える各構成は、メモリ及びCPUにより構成され、給電システム100(100a、100b)が備える各構成を実現するためのプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
1、1a、1b 給電装置
2、2−1、2−2 受電装置
3、3−1、3−2 電子機器
10、20 共振回路
11、11a、11b 給電コイル
12、22 共振コンデンサ
13 駆動トランジスタ
14 駆動信号生成部
15 波高値変動検出部
16 駆動制御部
21、21−1、21−2、21a、21a−1、21a−2 受電コイル
23 共振制御トランジスタ
24 整流ダイオード
25 平滑コンデンサ
26 負荷
30 共振制御部
31、32 抵抗
33 コンパレータ
34 基準電源
40、40−1、40−2 受電回路
50 給電回路
100、100a、100b、100c 給電システム
111、211 巻線部
112 E型フェライトコア
113 突起部
211 巻線部
212 棒状フェライトコア
212a U型フェライトコア
CT 中央部
SD1、SD2 側壁部

Claims (8)

  1. 給電装置と、受電装置とを備え、前記給電装置から前記受電装置に電磁誘導によって給電する給電システムであって、
    前記給電装置は、
    巻線コイルである給電コイルと、
    前記給電コイルに直列に接続され、前記給電コイルを駆動する駆動信号によって、導通状態と非導通状態とが周期的に変更される第1のスイッチング素子と、
    前記給電コイルに励起される励起電圧における周期的な波形の変動に基づいて、前記受電装置に給電が必要であるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、前記第1のスイッチング素子に前記駆動信号を継続して供給するか否かの制御を行う駆動制御部と、
    を備え、
    前記受電装置は、
    磁心を有し、前記給電コイルから給電される受電コイルと、前記受電コイルと共振する共振コンデンサと、前記共振コンデンサの電気的な接続状態を変更して、共振状態と非共振状態とを切り替える制御をする第2のスイッチング素子とを有する共振回路と、
    自装置に給電が必要な場合に、前記共振回路の前記共振状態と前記非共振状態とを切り替えて、前記励起電圧に周期的な波形の変動を発生させるように、前記第2のスイッチング素子を制御する共振制御部と、
    を備え、
    前記給電コイルと前記受電コイルとは、前記給電コイルの中心軸と、前記受電コイルの中心軸とが直交し、且つ、前記受電コイルの巻線部分が、前記給電コイルが発生させた前記給電コイルの中心軸と平行な磁束の領域内に入らないように配置される
    ことを特徴とする給電システム。
  2. 前記受電コイルは、前記受電コイルの磁心と、前記給電コイルとが、磁気回路を構成するように配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の給電システム。
  3. 前記給電コイルは、前記巻線コイルが巻回される中央部と、前記中央部の外側に配置された2つの側壁部とを有するE型の磁心を備え、
    受電コイルは、前記受電コイルの磁心が前記中央部と前記側壁部との間を跨ぐように配置される
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の給電システム。
  4. 前記受電コイルは、前記受電コイルの磁心と、前記E型の磁心とが、磁気回路を構成するように配置される
    ことを特徴とする請求項3に記載の給電システム。
  5. 前記給電コイルと前記受電コイルとは、前記E型の磁心と前記受電コイルの磁心との間の距離が、前記中央部と前記側壁部との間隔の2分の1以下になるように配置される
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の給電システム。
  6. 前記給電装置は、
    前記受電コイルの巻線部分が、前記給電コイルが発生させた前記給電コイルの中心軸と平行な磁束の領域内に入らないように、前記給電コイルの中心部に配置されている突起部を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の給電システム。
  7. 前記給電装置は、
    前記励起電圧における周期的な波形の変動を検出する変動検出部を備え、
    前記駆動制御部は、
    予め定められた第1の期間に前記駆動信号を前記第1のスイッチング素子に供給し、前記変動検出部に対して前記周期的な波形の変動を検出させるとともに、前記第1の期間において前記受電装置に給電が必要であると判定した場合に、前記第1の期間後の予め定められた第2の期間に前記第2のスイッチング素子に前記駆動信号の供給を継続して、前記給電コイルを連続的に駆動し、
    前記第1の期間において前記受電装置に給電が必要でないと判定した場合に、前記第2の期間に前記第1のスイッチング素子に前記駆動信号の供給を停止して、前記給電コイルを間欠的に駆動し、
    前記第1の期間と前記第2の期間とを交互に、且つ、定期的に生成する
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の給電システム。
  8. 巻線コイルである給電コイルと、前記給電コイルに直列に接続され、前記給電コイルを駆動する駆動信号によって、導通状態と非導通状態とが周期的に変更される第1のスイッチング素子とを備える給電装置から、磁心を有する受電コイルであり、前記給電コイルから給電される受電コイルと、前記受電コイルと共振する共振コンデンサと、前記共振コンデンサの電気的な接続状態を変更して、共振状態と非共振状態とを切り替える制御をする第2のスイッチング素子とを有する共振回路を備える受電装置に電磁誘導によって給電する給電システムの給電方法であって、
    前記給電コイルと前記受電コイルとが、前記給電コイルの中心軸と、前記受電コイルの中心軸とが直交し、且つ、前記受電コイルの巻線部分が、前記給電コイルが発生させた前記給電コイルの中心軸と平行な磁束の領域内に入らないように配置される配置ステップと、
    前記給電装置が、前記給電コイルに励起される励起電圧における周期的な波形の変動に基づいて、前記受電装置に給電が必要であるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、前記第1のスイッチング素子に前記駆動信号を継続して供給するか否かの制御を行う駆動制御ステップと、
    前記受電装置が、自装置に給電が必要な場合に、前記共振回路の前記共振状態と前記非共振状態とを切り替えて、前記励起電圧に周期的な波形の変動を発生させるように、前記第2のスイッチング素子を制御する共振制御ステップと、
    を含むことを特徴とする給電方法。
JP2017180147A 2017-09-20 2017-09-20 給電システム、及び給電方法 Active JP6914595B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017180147A JP6914595B2 (ja) 2017-09-20 2017-09-20 給電システム、及び給電方法
US16/135,479 US10826327B2 (en) 2017-09-20 2018-09-19 Power feeding system and power feeding method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017180147A JP6914595B2 (ja) 2017-09-20 2017-09-20 給電システム、及び給電方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019057976A JP2019057976A (ja) 2019-04-11
JP6914595B2 true JP6914595B2 (ja) 2021-08-04

Family

ID=65719481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017180147A Active JP6914595B2 (ja) 2017-09-20 2017-09-20 給電システム、及び給電方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10826327B2 (ja)
JP (1) JP6914595B2 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5293308A (en) * 1991-03-26 1994-03-08 Auckland Uniservices Limited Inductive power distribution system
JP3185634B2 (ja) * 1995-10-30 2001-07-11 松下電器産業株式会社 電源装置
JP2010183706A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Sanyo Electric Co Ltd 充電台
JP2011109810A (ja) * 2009-11-17 2011-06-02 Panasonic Electric Works Co Ltd 非接触給電装置
JP2013223283A (ja) * 2012-04-13 2013-10-28 Sumida Corporation 非接触給電システム
DE102012209898A1 (de) * 2012-06-13 2013-12-19 Siemens Aktiengesellschaft Anordnung zur induktiven drahtlosen Abgabe von Energie
JP5687719B2 (ja) * 2013-01-31 2015-03-18 トヨタ自動車株式会社 受電装置、送電装置および電力伝送システム
JP6165009B2 (ja) * 2013-09-27 2017-07-19 エスアイアイ・セミコンダクタ株式会社 給電システム、給電装置、及び給電方法
WO2017100747A1 (en) * 2015-12-11 2017-06-15 Sanjaya Maniktala System for inductive wireless power transfer for portable devices
US10320241B2 (en) * 2017-05-17 2019-06-11 Apple Inc. Wireless charging system with object recognition

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019057976A (ja) 2019-04-11
US20190089198A1 (en) 2019-03-21
US10826327B2 (en) 2020-11-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101933462B1 (ko) 무선 전력의 크기를 조정하는 무선 전력 수신기
KR101893104B1 (ko) 스위치를 이용하여 무선 전력을 조정하는 무선 전력 수신기
KR101254550B1 (ko) 무접촉 급전 설비의 2차측 수전 회로 장치
JP6165009B2 (ja) 給電システム、給電装置、及び給電方法
JP4774217B2 (ja) 電力伝送装置、電力伝送方法
RU2530010C2 (ru) Бесконтактное питающее оборудование
JP5527407B2 (ja) 無線による受電装置及び受電方法
JP5954788B2 (ja) 電子部品、受電装置、及び給電システム
JP2011120451A (ja) ワイヤレス給電装置、ワイヤレス電力伝送システムおよびそれらを利用したテーブルと卓上ランプ
JP2011101575A (ja) ワイヤレス給電装置およびワイヤレス電力伝送システム
EP2375531A2 (en) Wireless power receiver and wireless power transmission system
US8027176B2 (en) Switching power supply circuit
JP2012060812A (ja) 非接触電力伝送装置
JP5545341B2 (ja) ワイヤレス給電装置
US9570225B2 (en) Magnetoelectric device capable of storing usable electrical energy
JP6035282B2 (ja) 誘導電力伝送デバイス
JP6756639B2 (ja) 給電システム、受電装置、及び給電方法
US20150280582A1 (en) Resonance dc/dc converter
JP6914595B2 (ja) 給電システム、及び給電方法
JP6528234B2 (ja) 給電システム、給電装置、及び給電方法
JP4414446B2 (ja) スイッチング電源回路
KR20160140434A (ko) 급전 시스템
JP6756632B2 (ja) 給電システム、給電装置、及び給電方法
JP6479515B2 (ja) 受電装置、電子機器、及び給電システム
JP2021103741A (ja) 非接触給電システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200825

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210712

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210713

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210713

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6914595

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350