JP6756639B2 - 給電システム、受電装置、及び給電方法 - Google Patents

給電システム、受電装置、及び給電方法 Download PDF

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Description

本発明は、給電システム、受電装置、及び給電方法に関する。
近年、給電コイルと受電コイルとの電磁誘導、或いは電磁結合により、電力をワイヤレスに供給する給電システムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1に記載の給電システムでは、受電装置が、受電コイルと、共振コンデンサと、共振状態を制御する共振制御トランジスタとを有する共振回路を備え、給電装置が、受電装置の共振状態の変更を、給電コイルに励起される励起電圧における周期的な波形の変動として検出する。給電装置は、検出した当該周期的な波形の変動に基づいて、受電装置への給電の要否を判定する。
特開2015−70689号公報
ところで、上述した給電システムでは、受電装置に接続される負荷が、例えば、充電が完了した充電池である場合など、負荷の消費電力が低下した状態になる場合がある。このような場合に、上述した給電システムでは、受電装置の共振回路が非共振状態に固定される。そのため、給電コイルに励起される励起電圧における周期的な波形の変動が検出されずに、給電装置は、受電装置に給電可能な状態でないと判定する。
しかしながら、上述した給電システムでは、例えば、給電コイルと受電コイルとの結合係数が低い場合などには、給電装置から受電装置に給電される電力が低下するため、非共振状態に固定された状態では、受電装置の消費電力を維持できずに、受電装置の共振回路が共振状態に制御されることがある。このような場合には、給電コイルに励起される励起電圧における周期的な波形の変動が検出されるため、給電装置は、受電装置に給電する必要がないのに、給電する必要があると誤判定することがあった。このように、上述した給電システムでは、受電装置に給電の必要があるか否かを誤判定する場合があった。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、受電装置に給電の必要があるか否かの誤判定を低減することができる給電システム、受電装置、及び給電方法を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、給電コイルを有する給電装置と、受電コイルを有し、負荷が接続される受電装置とを備え、前記給電装置から前記受電装置に電磁誘導によって電力を給電する給電システムであって、前記受電装置は、前記給電コイルから給電される前記受電コイルと、前記受電コイルと共振する共振コンデンサと、前記共振コンデンサの電気的な接続状態を変更して、共振状態を制御する第1のスイッチング素子とを有する共振回路と、前記受電コイルが受電した受電電力と、当該受電電力が供給される前記負荷が消費する消費電力とに基づいて、前記第1のスイッチング素子を制御し、前記負荷の消費電力が所定の値以下になった場合に、前記共振回路を非共振状態に維持するように、前記第1のスイッチング素子を制御する共振制御部と、を備え、前記給電装置は、前記給電コイルに直列に接続され、前記給電コイルを駆動する駆動信号によって、導通状態と非導通状態とが周期的に変更される第2のスイッチング素子と、前記共振コンデンサの電気的な接続状態の変更により検出される、前記給電コイルに励起される励起電圧における周期的な波形の変動に基づいて、前記受電装置に給電が必要であるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、前記第2のスイッチング素子に前記駆動信号を継続して供給するか否かの制御を行う駆動制御部と、を備えることを特徴とする給電システムである。
また、本発明の一態様は、上記の給電システムにおいて、前記共振制御部は、前記受電電力と、前記負荷が消費する消費電力とに基づいて、前記共振回路を非共振状態にするか否かを判定する共振判定部と、前記共振判定部が前記共振回路を非共振状態にすると連続して判定した非共振期間が所定の期間以上である場合に、前記共振回路を非共振状態に維持するように、前記第1のスイッチング素子を制御し、前記非共振期間が前記所定の期間未満である場合に、前記共振判定部によって判定された判定結果に基づいて、前記第1のスイッチング素子を制御する停止制御部とを備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の給電システムにおいて、前記共振判定部は、前記受電電力を整流して前記負荷に供給する供給線の電圧が所定の閾値以上である場合に、前記共振回路を前記非共振状態にすると判定し、前記供給線の電圧が前記所定の閾値未満である場合に、前記共振回路を前記共振状態にすると判定することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の給電システムにおいて、前記停止制御部は、前記非共振期間が所定の期間以上である場合に、停止要求信号を出力する計時回路と、前記計時回路が出力した前記停止要求信号に応じて、前記第1のスイッチング素子を非導通状態にする制御信号を出力する状態を保持する保持回路と、前記受電電力の供給の開始に応じて、前記第1のスイッチング素子を非導通状態にする制御信号を出力する状態を解除する解除回路とを備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の給電システムにおいて、前記給電装置は、前記共振コンデンサの電気的な接続状態の変更を、前記給電コイルに励起される励起電圧における周期的な波形の変動として検出する変動検出部を備え、前記駆動制御部は、予め定められた第1の期間に前記駆動信号を前記第2のスイッチング素子に供給し、前記変動検出部に対して前記周期的な波形の変動を検出させるとともに、前記第1の期間において前記受電装置に給電が必要であると判定した場合に、前記第1の期間後の予め定められた第2の期間に前記第2のスイッチング素子に前記駆動信号の供給を継続して、前記給電コイルを連続的に駆動し、前記第1の期間において前記受電装置に給電が必要でないと判定した場合に、前記第2の期間に前記第2のスイッチング素子に前記駆動信号の供給を停止して、前記給電コイルを間欠的に駆動し、前記第1の期間と前記第2の期間とを交互に、且つ、定期的に生成することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の給電システムにおいて、前記駆動制御部は、前記第1の期間の前に、前記受電装置に給電が必要であるか否かの判定の初期化を行う初期化期間を有し、前記所定の期間は、前記初期化期間内に、前記共振回路を非共振状態に維持するか否かの判定が実行されるように定められていることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の給電システムにおいて、前記周期的な波形の変動には、前記励起電圧におけるピーク電圧の変動が含まれ、前記駆動制御部は、
前記励起電圧におけるピーク電圧の変動に基づいて、前記受電装置に給電が必要であるか否かを判定することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、給電コイルに励起される励起電圧における周期的な波形の変動に基づいて、受電装置に給電が必要であるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、前記給電コイルを駆動する駆動信号を継続して供給するか否かの制御を行う給電装置から、電磁誘導によって電力を給電され、負荷が接続される受電装置であって、前記給電コイルから給電される受電コイルと、前記受電コイルと共振する共振コンデンサと、前記共振コンデンサの電気的な接続状態を変更して、共振状態を制御するスイッチング素子とを有する共振回路と、前記受電コイルが受電した受電電力と、当該受電電力が供給される前記負荷が消費する消費電力とに基づいて、前記スイッチング素子を制御し、前記負荷の消費電力が所定の値以下になった場合に、前記共振回路を非共振状態に維持するように、前記スイッチング素子を制御する共振制御部と、を備えることを特徴とする受電装置である。
また、本発明の一態様は、給電コイルから給電される受電コイルと、前記受電コイルと共振する共振コンデンサと、前記共振コンデンサの電気的な接続状態を変更して、共振状態と非共振状態とを切り替える第1のスイッチング素子とを有する共振回路を有し、負荷が接続される受電装置と、前記給電コイルを有する給電装置と、を備え、前記給電装置から前記受電装置に電磁誘導によって電力を給電する給電システムの給電方法であって、前記給電装置が、前記給電コイルに直列に接続された第2のスイッチング素子の導通状態と非導通状態とを周期的に変更して、前記給電コイルを駆動する駆動信号を前記第2のスイッチング素子に供給する駆動信号供給ステップと、前記受電装置が、前記受電コイルが受電した受電電力と、当該受電電力が供給される前記負荷が消費する消費電力とに基づいて、前記第1のスイッチング素子を制御し、前記負荷の消費電力が所定の値以下になった場合に、前記共振回路を非共振状態に維持するように、前記第1のスイッチング素子を制御する共振制御ステップと、前記給電装置が、前記共振コンデンサの電気的な接続状態の変更により検出される、前記給電コイルに励起される励起電圧における周期的な波形の変動に基づいて、前記受電装置に給電が必要であるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、前記第2のスイッチング素子に前記駆動信号を継続して供給するか否かの制御を行う駆動制御ステップと、を含むことを特徴とする給電方法である。
本発明によれば、受電装置に給電の必要があるか否かの誤判定を低減することができる。
本実施形態による給電システムの一例を示すブロック図である。 本実施形態における波高値変動検出部及び間欠制御部の一例を示すブロック図である。 本実施形態における停止回路の一例を示すブロック図である。 本実施形態における給電装置の動作の一例を示すフローチャートである。 受電装置に給電が必要である場合における給電装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。 受電装置に給電が必要でない場合における給電装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。 受電装置に給電が必要である場合における駆動制御部の動作の一例を示すタイミングチャートである。 受電装置に給電が必要でない場合における駆動制御部の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本実施形態における給電装置の動作の一例を示すフローチャートである。 受電装置に給電が必要である場合における停止回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。 受電装置に給電が必要でない場合における停止回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。
以下、本発明の一実施形態による給電システムについて、図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る実施形態による給電システム100の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、給電システム100は、給電装置1と、受電装置2を有する電子機器3とを備えている。
給電システム100は、給電装置1から受電装置2にワイヤレス(非接触)により電力を供給するシステムであり、例えば、受電装置2が備える負荷26を動作させる電力を、給電装置1から受電装置2に供給する。
電子機器3は、例えば、携帯電話端末やPDA(Personal Digital Assistant)などであり、受電装置2と負荷26とを備える。また、給電装置1は、例えば、受電装置2に対応する充電器などである。
<給電装置1の構成>
給電装置1は、給電コイル11、共振コンデンサ12、駆動トランジスタ13、駆動信号生成部14、バッファ15、波高値変動検出部40、及び駆動制御部50を備えている。
給電コイル11は、第1端子がVCCの端子に接続され、第2端子がノードN1に接続されている。給電コイル11は、例えば、電磁誘導、又は電磁結合により、受電装置2が備える受電コイル21に電力を供給するコイルである。給電コイル11は、負荷26に電力を供給する際に、受電コイル21と対向して配置され、電磁誘導により受電コイル21に給電する。
共振コンデンサ12は、給電コイル11と並列に接続されており、給電コイル11と共振するコンデンサである。ここで、給電コイル11と共振コンデンサ12とは、共振回路10を構成している。共振回路10は、給電コイル11のインダクタンス値と共振コンデンサ12の容量値とにより定まる所定の共振周波数(例えば、100kHz(キロヘルツ))により共振する。
駆動トランジスタ13(第2のスイッチング素子)は、例えば、FET(電界効果トランジスタ)であり、共振回路10に直列に接続されている。本実施形態では、一例として、駆動トランジスタ13が、N型チャネルMOS(Metal Oxide Semiconductor)FETである場合について説明する。なお、以下の説明において、MOSFETをMOSトランジスタといい、N型チャネルMOSトランジスタをNMOSトランジスタという場合がある。
具体的に、駆動トランジスタ13は、ソース端子がGND端子に接続され、ゲート端子が駆動制御部50の出力信号線に接続され、ドレイン端子がノードN1に接続されている。駆動トランジスタ13は、駆動制御部50の制御によりオン状態(導通状態)とオフ状態(非導通状態)とを周期的に繰り返す。すなわち、駆動トランジスタ13のスイッチング動作によって、共振回路10に電力の供給と開放とが繰り返される。これにより、給電コイル11に周期的な信号が発生し、給電コイル11から電磁誘導により受電コイル21に給電する。
駆動信号生成部14は、給電コイル11を駆動する駆動信号DRVを生成する。ここで、駆動信号DRVは、駆動トランジスタ13のオン状態(導通状態)とオフ状態(非導通状態)とを周期的に変更する信号である。すなわち、駆動信号生成部14は、駆動トランジスタ13のオン状態/オフ状態を周期的に制御する駆動信号DRVを生成する。
バッファ15は、入力信号と等しい電圧信号を出力する出力回路であり、例えば、ボルテージフォロア回路である。バッファ15は、入力端子がノードN1に接続され、出力端子がノードN3に接続されている。すなわち、バッファ15は、給電コイル11の電圧(ノードN1の給電コイル11端の電圧)を波高値変動検出部40に出力する。
波高値変動検出部40(変動検出部)は、後述する受電装置2の共振コンデンサ22の接続状態に応じた受電装置2の共振回路20の共振状態の変更を、給電コイル11に励起される励起電圧における周期的な波形の変動として検出する。なお、周期的な波形の変動には、例えば、励起電圧におけるピーク電圧の変動が含まれ、本実施形態では、波高値変動検出部40が、受電装置2の共振回路20の共振状態の変更を、給電コイル11に励起される励起電圧におけるピーク電圧の変動として検出する場合について説明する。
また、詳細は後述するが、受電装置2は、受電コイル21の共振回路20を共振状態と非共振状態とを切り替える制御を行っている。受電装置2の共振回路20が共振状態であるか否かによって、給電コイル11に励起される励起電圧の周期的な波形が変動するため、波高値変動検出部40は、バッファ15から出力される給電コイル11の電圧(励起電圧)に相当する電圧波形のピーク電圧の変化(変動)を検出し、検出結果を検出信号CとしてノードN4に出力する。波高値変動検出部40は、例えば、給電コイル11の電圧のピーク電圧の変動を検出した場合に、H状態(ハイ状態)を出力するパルス信号を出力する。また、波高値変動検出部40は、例えば、給電コイル11の電圧のピーク電圧の変動を検出しない場合に、パルス信号を出力せずに、L状態(ロウ状態)を維持する。なお、波高値変動検出部40の詳細な構成については図2を参照して後述する。
駆動制御部50は、駆動信号生成部14が生成した駆動信号DRVを駆動トランジスタ13に供給する制御を行う。駆動制御部50は、共振コンデンサ22の電気的な接続状態の変更により検出される、給電コイル11に励起される励起電圧における周期的な波形の変動に基づいて、受電装置2に給電が必要であるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、駆動トランジスタ13に駆動信号を継続して供給するか否かの制御を行う。すなわち、駆動制御部50は、波高値変動検出部40が検出したピーク電圧の変動に基づいて、受電装置2に給電が必要であるか否か(受電装置2に給電可能な状態であるか否か)を判定し、当該判定結果に基づいて、駆動トランジスタ13に駆動信号DRVを継続して供給するか否かの制御を行う。
駆動制御部50は、例えば、受電装置2に給電が必要である(受電装置2に給電可能な状態である)と判定した場合に、駆動信号DRVの供給を継続して、連続して給電コイル11を駆動する連続駆動を行う。また、駆動制御部50は、例えば、受電装置2に給電が必要でない(受電装置2に給電可能な状態でない)と判定した場合に、駆動信号DRVの供給を停止して、間欠的に(断続的に)給電コイル11を駆動する間欠駆動を行う。
なお、受電装置2に給電が必要でない場合とは、例えば、負荷26が充電池であり、満充電により給電装置1からの電力の供給が必要なくなった場合などであり、この場合、負荷26の消費電力が低下した状態(軽負荷になった状態)になる。また、受電装置2に給電が必要でない場合には、受電装置2に給電可能な状態でない場合を含めてもよい。ここで、受電装置2に給電可能な状態でない場合とは、例えば、受電装置2がない場合(給電コイル11と受電コイル21との位置が適切でない場合も含む)や、金属異物が給電コイル11の上に置かれた場合などである。
具体的に、駆動制御部50は、例えば、予め定められた検出期間(第1の期間)に駆動信号DRVを駆動トランジスタ13に供給し、波高値変動検出部40に対してピーク電圧の変動を検出させる。そして、駆動制御部50は、この検出期間において受電装置2に給電が必要であると判定した場合に、検出期間後の予め定められた給電期間(第2の期間)に駆動トランジスタ13に駆動信号DRVの供給を継続して、給電コイル11を連続的に駆動する。駆動制御部50は、検出期間において受電装置2に給電が必要でないと判定した場合に、検出期間後の給電期間に駆動トランジスタ13に駆動信号DRVの供給を停止して、給電コイル11を間欠的に駆動する。
また、駆動制御部50は、間欠制御部51、タイミング生成部52、AND回路53、及び切り替え部54を備えている。
間欠制御部51は、タイミング生成部52が生成したタイミング信号である信号A及び信号Bと、波高値変動検出部40の検出信号Cとに基づいて、上述した、給電コイル11の連続駆動と、給電コイル11の間欠駆動とを切り替える制御を行う。間欠制御部51は、例えば、受電装置2に給電が必要である場合に、出力信号DをH状態にして、駆動信号DRVを継続して駆動トランジスタ13に供給させる。また、間欠制御部51は、例えば、受電装置2に給電可能な状態でない場合に、出力信号DをL状態にして、駆動トランジスタ13への駆動信号DRVの供給を停止させる。
タイミング生成部52は、上述した検出期間(第1の期間)と給電期間(第2の期間)とを交互に、且つ、定期的に生成する。具体的には、検出期間及び給電期間を生成するためのタイミング信号である信号A及び信号Bを生成し、間欠制御部51及び切り替え部54に出力する。なお、信号A及び信号Bの詳細については後述する。
AND回路53は、2つの入力信号をAND論理演算(論理積演算)する演算回路であり、間欠制御部51の出力信号D(駆動制御信号)に基づいて、切り替え部54を介して、駆動信号DRVを駆動トランジスタ13に供給するか否かの制御を行う。
切り替え部54は、例えば、A端子(ノードN2)の入力とB端子の入力とを制御信号に基づいて選択して出力するセレクタ回路である。切り替え部54は、タイミング生成部52から出力される信号Aに基づいて、A端子の入力(駆動信号DRV)又はB端子の入力(AND回路53の出力)を駆動トランジスタ13のゲート端子に出力する。
切り替え部54は、例えば、信号AがL状態である場合に、A端子の入力(駆動信号DRV)を駆動トランジスタ13のゲート端子に出力し、信号AがH状態である場合に、B端子の入力(AND回路53の出力)を駆動トランジスタ13のゲート端子に出力する。
<受電装置2の構成>
受電装置2は、受電コイル21と、共振コンデンサ22と、共振制御トランジスタ23と、整流ダイオード24と、平滑コンデンサ25と共振制御部30とを備えている。また、受電装置2は、負荷26に給電装置1から受電した電力を供給する。
受電コイル21は、第1端子がノードN5に接続され、第2端子がGND1端子に接続されている。受電コイル21は、例えば、電磁誘導、又は電磁結合により、給電装置1が備える給電コイル11から電力を供給されるコイルである。受電コイル21は、負荷26に電力を供給する際に、給電コイル11と対向して配置される。
共振コンデンサ22は、受電コイル21と並列に接続されており、受電コイル21と共振するコンデンサである。共振コンデンサ22は、ノードN5とノードN6との間に接続されている。
ここで、受電コイル21と共振コンデンサ22と共振制御トランジスタ23とは、共振回路20を構成している。共振回路20は、受電コイル21のインダクタンス値と共振コンデンサ22の容量値とにより定まる所定の共振周波数(例えば、100kHz)により共振する。なお、本実施形態では、受電装置2の共振周波数と給電装置1の共振周波数とは等しく、例えば、100kHzである。
共振制御トランジスタ23(第1のスイッチング素子の一例)は、共振コンデンサ22の電気的な接続状態を変更して、共振回路20の共振状態と非共振状態とを切り替えるスイッチング素子である。共振制御トランジスタ23は、共振コンデンサ22とともに受電コイル21と並列に接続され、且つ、共振コンデンサ22と直列に接続されている。共振制御トランジスタ23は、例えば、NMOSトランジスタであり、ソース端子がGND1端子に接続され、ドレイン端子がノードN6に接続されている。また、共振制御トランジスタ23は、ゲート端子が後述する共振制御部30からの出力信号線に接続されている。共振制御トランジスタ23は、共振制御部30によって、オン状態にされることにより共振コンデンサ22が機能し、共振回路20に共振を発生させる。また、共振制御トランジスタ23は、共振制御部30によって、オフ状態にされることにより共振コンデンサ22が電気的に切り離され、共振回路20の共振を停止させる。
整流ダイオード24(整流部)は、アノード端子が受電コイル21の一端であるノードN5に接続され、カソード端子が平滑コンデンサ25の一端であるノードN7に接続されている。整流ダイオード24は、受電コイル21が受電した電力を整流して、直流電力に変換する。すなわち、整流ダイオード24は、受電コイル21に発生する交流電力(交流電圧)を直流電力(直流電圧)に変換し、負荷26に電力を供給する。
平滑コンデンサ25は、整流ダイオード24が変換した直流電力を平滑化する。
負荷26は、例えば、電子機器3が備える各種回路、駆動部、充電池や二次電池、充電池や二次電池を充電する回路などであり、整流ダイオード24によって整流された直流電圧によって動作又は充電される。なお、負荷26は、例えば、マイコン(マイクロコンピュータ)を使用したシステム、当該システムの電源回路、オーディオアンプ、無線回路、センサ回路、照明駆動回路、表示回路などであってもよい。
共振制御部30は、共振制御トランジスタ23を制御することにより、共振回路20の共振状態を制御する。共振制御部30は、給電コイル11から受電コイル21が受電した受電電力と、当該受電電力が供給される負荷26が消費する消費電力とに基づいて、共振制御トランジスタ23を制御する。共振制御部30は、例えば、受電コイル21が受電した受電電力を整流して負荷26に供給する供給線の電圧(ノードN7の電圧)に基づいて、共振制御トランジスタ23を制御する。なお、この供給線の電圧(ノードN7の電圧)は、受電電力と負荷26の消費電力とに応じて変動する。そのため、供給線の電圧(ノードN7の電圧)に基づいて、共振制御トランジスタ23を制御することは、受電電力と負荷26の消費電力とに基づいて、共振制御トランジスタ23を制御することの一例である。
共振制御部30は、例えば、供給線の電圧(ノードN7の電圧)が所定の閾値以上である場合に、共振回路20が非共振状態になるように、共振制御トランジスタ23を制御する。また、共振制御部30は、例えば、供給線の電圧(ノードN7の電圧)が所定の閾値より小さい場合に、共振回路20が共振状態になるように、共振制御トランジスタ23を制御する。
また、共振制御部30は、負荷26の消費電力が所定の値以下になった場合に、共振回路20を非共振状態に維持するように、共振制御トランジスタ23を制御する。共振制御部30は、例えば、共振回路20を非共振状態にすると連続して判定された非共振期間が所定の期間以上である場合に、共振回路20を非共振状態に維持するように、共振制御トランジスタ23を制御する。
また、共振制御部30は、抵抗31,抵抗32、コンパレータ33、基準電源34、及び停止回路35を備えている。
抵抗31は、第1端子がノードN7に接続され、第2端子がノードN8に接続されている。また、抵抗32は、第1端子がノードN8に接続され、第2端子がGND1端子に接続されている。抵抗31と抵抗32とは、ノードN7とGND1端子との間に直列に接続され、抵抗31と抵抗32との抵抗値に比率によりノードN7の電圧を抵抗分圧して降圧した電圧をノードN8に出力する。
コンパレータ33(共振判定部の一例)は、+入力端子が基準電源34に接続され、−入力端子がノードN8に接続されている。コンパレータ33は、受電電力を整流して負荷26に供給する供給線の電圧が所定の閾値以上である場合に、共振回路20を非共振状態にすると判定し、供給線の電圧が所定の閾値未満である場合に、共振回路20を共振状態にすると判定する。具体的に、コンパレータ33は、ノードN8の電圧と、基準電源34の出力電圧とを比較し、ノードN8の電圧が、基準電源34の出力電圧以上である場合に、共振制御トランジスタ23をオフ状態にするための信号(L(ロウ)状態)をノードN9に出力する。また、コンパレータ33は、ノードN8の電圧が、基準電源34の出力電圧より小さい場合に、共振制御トランジスタ23をオン状態にするための信号(H(ハイ)状態)をノードN9に出力する。
また、基準電源34は、所定の閾値電圧を出力する定電圧源である。このように、コンパレータ33は、受電電力と、当該受電電力が供給される負荷26が消費する消費電力とに基づいて、共振回路20を非共振状態にするか否か(共振制御トランジスタ23をオフ状態にするか否か)を判定する。
停止回路35(停止制御部の一例)は、コンパレータ33が共振回路20を非共振状態にすると連続して判定した非共振期間が所定の期間以上である場合に、共振回路20を非共振状態に維持するように、共振制御トランジスタ23を制御する。この場合、停止回路35は、共振制御トランジスタ23をオフ状態に維持するように、共振制御トランジスタ23のゲート端子にL状態を出力する。また、停止回路35は、非共振期間が所定の期間未満である場合に、コンパレータ33によって判定された判定結果に基づいて、共振制御トランジスタ23を制御する。この場合、停止回路35は、コンパレータ33によって判定された判定結果に基づいて、共振制御トランジスタ23を、オン状態とオフ状態とのいずれかに制御する。なお、停止回路35は、共振制御トランジスタ23をオン状態にする場合に、共振制御トランジスタ23のゲート端子にH状態を出力する。なお、停止回路35の構成の詳細については、後述する。
次に、図2を参照して、本実施形態における波高値変動検出部40及び間欠制御部51の構成について説明する。
図2は、本実施形態における波高値変動検出部40及び間欠制御部51の一例を示すブロック図である。
<波高値変動検出部40の構成>
図2に示すように、波高値変動検出部40は、抵抗41A、抵抗41B、オペアンプ42、ピークホールド回路401、及び変動検出回路402を備えている。
抵抗41A及び抵抗41Bは、抵抗41Aと抵抗41Bとの抵抗値に比率によりノードN3の電圧を抵抗分圧して降圧した電圧をノードN11に出力する。
オペアンプ42は、ボルテージフォロア回路を構成しており、ノードN11の電圧と等しい電圧をノードN12に出力する。
ピークホールド回路401は、入力された電圧信号のピーク電圧を保持し、保持したピーク電圧を出力する。ここでは、ピークホールド回路401は、抵抗41A及び抵抗41Bによって抵抗分圧された給電コイル11における励起電圧のピーク電圧を保持する。
ピークホールド回路401は、ダイオード43、コンデンサ44、抵抗45、及びオペアンプ46を備えている。
ダイオード43は、アノード端子がノードN12に接続され、カソード端子がコンデンサ44の一端であるノードN13に接続されている。ダイオード43は、保持されているピーク電圧よりも低い電圧が、ノードN12から入力された場合に、電流が逆流するのを防止する。
コンデンサ44は、第1端子がノードN13に接続され、第2端子がGND端子に接続されている。コンデンサ44は、ピークホールド回路401に入力された電圧信号のピーク電圧を保持する。
抵抗45は、第1端子がノードN13に接続され、第2端子がGND端子に接続されている。抵抗45は、保持されているピーク電圧を放電して、ピークホールド回路401を初期化する。
オペアンプ46は、ボルテージフォロア回路を構成しており、ノードN13の電圧と等しい電圧をノードN14に出力する。
変動検出回路402(検出回路の一例)は、ピークホールド回路401が保持する保持電圧と、励起電圧のピーク電圧とに基づいて、ピーク電圧の変動を検出する。具体的には、変動検出回路402は、ピークホールド回路401の出力電圧を所定の抵抗比により抵抗分圧して降圧した電圧と、ピークホールド回路401の入力電圧とを比較して、比較結果を検出信号CとしてノードN4に出力する。
また、変動検出回路402は、抵抗47A、抵抗47B、及びコンパレータ48を備えている。
抵抗47A及び抵抗47Bは、抵抗47Aと抵抗47Bとの抵抗値に比率によりピークホールド回路401の出力電圧(ノードN14の電圧)を抵抗分圧して降圧した電圧をノードN15に出力する。
コンパレータ48は、+入力端子がノードN12に接続され、−入力端子がノードN15に接続されており、ノードN15の電圧と、ピークホールド回路401の入力電圧とを比較して、比較結果を検出信号CとしてノードN4に出力する。ここで、ノードN15の電圧は、抵抗47A及び抵抗47Bにより、ピーク電圧が所定に比率で降圧された電圧であり、ピーク電圧の変動がない場合には、ノードN15の電圧よりもノードN12の電圧の方が高くなるため、コンパレータ48は、検出信号CにH状態を出力する。また、コンパレータ48は、ピーク電圧の変動がある場合には、ノードN15の電圧よりもノードN12の電圧が低下するため、コンパレータ48は、検出信号CにL状態を出力する。
<間欠制御部51の構成>
間欠制御部51は、インバータ70、OR回路71、OR回路75、AND回路72、NAND回路73、D−F/F(Dフリップフロップ)74、及びD−F/F76を備えている。
インバータ70は、例えば、入力信号の論理反転した信号を出力する反転出力回路であり、入力端子が信号Aの信号線に接続され、出力端子がAND回路72及びNAND回路73の入力端子に接続されている。なお、インバータ70は、信号Aの反転信号を出力する。
OR回路71は、例えば、2つの入力信号をOR論理演算(論理和演算)する演算回路であり、信号Aと信号Bとに基づいて、D−F/F76のリセット信号を生成する。
AND回路72は、例えば、2つの入力信号をAND論理演算する演算回路であり、信号Aの反転信号と、駆動信号DRVとに基づいて、D−F/F74及びD−F/F76のクロック信号を出力する。ここで、D−F/F74及びD−F/F76には、駆動信号DRVをクロック信号として入力される。
NAND回路73は、例えば、2つの入力信号をNAND論理演算する演算回路であり、信号Aの反転信号と、波高値変動検出部40の検出信号Cとに基づいて、D−F/F74のリセット信号を出力する。
D−F/F74は、D端子にVCC端子が接続され、出力信号DFFQ1をQ端子からOR回路75に出力する。
OR回路75は、D−F/F74の出力信号DFFQ1と、D−F/F74の出力信号Dとを論理和した出力信号をD−F/F74のD端子に出力する。
D−F/F76は、D端子にOR回路75の出力信号線が接続されており、出力信号として駆動制御信号DをAND回路53、及びOR回路75に出力する。
次に、図3を参照して、本実施形態における停止回路35の構成について説明する。
図3は、本実施形態における停止回路35の一例を示すブロック図である。
<停止回路35の構成>
図3に示すように、停止回路35は、解除回路351、計時回路352、及び保持回路353を備えている。
解除回路351は、受電電力の供給の開始に応じて、共振制御トランジスタ23を非導通状態にする制御信号を出力する状態を解除(リセット)する。解除回路351は、ピークホールド回路を有し、受電コイル21に電力が供給されていない場合に、信号B1にL状態を出力し、受電コイル21に電力が供給された場合に、信号B1にH状態を出力する。解除回路351は、信号B1にL状態を出力することで、後述する保持回路353のD−F/F95をリセットする。解除回路351は、ダイオード81、抵抗82、抵抗83、抵抗84、抵抗85、コンパレータ86、ダイオード87、コンデンサ88、及び抵抗89を備えている。
ダイオード81は、アノード端子が信号A1の信号線(ノードN5)に接続され、カソード端子がノードN21に接続されている。ダイオード81は、受電コイル21の受電電圧(ノードN5の電圧)を検出するとともに、受電コイル21の電圧がノードN21より低くなった場合に電流が逆流するのを防止する。
抵抗82及び抵抗83は、抵抗82と抵抗83との抵抗値に比率によりダイオード81を通過した電圧(ノードN21の電圧)を抵抗分圧して降圧した電圧をノードN22に出力する。
抵抗84及び抵抗85は、抵抗84と抵抗85との抵抗値に比率によりVCC1電圧(ノードN7の電圧)を抵抗分圧して降圧した電圧をノードN23に出力する。
コンパレータ86は、+入力端子がノードN22に接続され、−入力端子がノードN23に接続されており、ノードN22の電圧と、ノードN23の電圧とを比較して、比較結果をダイオード87のアノード端子に出力する。ここで、ノードN22の電圧は、抵抗82及び抵抗83により、受電コイル21の受電電圧(ノードN5の電圧)が所定に比率で降圧された電圧であり、受電コイル21が受電している場合には、ノードN23の電圧よりもノードN22の電圧の方が高くなるため、コンパレータ86は、H状態を出力する。また、コンパレータ86は、受電コイル21が受電していない場合には、ノードN23の電圧よりもノードN22の電圧が低下するため、コンパレータ86は、L状態を出力する。
ダイオード87は、アノード端子がコンパレータ86の出力信号線に接続され、カソード端子がコンデンサ88の一端であるノードN24に接続されている。ダイオード87は、保持されているピーク電圧よりも低い電圧が、コンパレータ86から出力された場合に、電流が逆流するのを防止する。
コンデンサ88は、第1端子がノードN24に接続され、第2端子がGND1端子に接続されている。コンデンサ88は、ダイオード87に入力された電圧信号のピーク電圧を保持する。
抵抗89は、第1端子がノードN22に接続され、第2端子がGND1端子に接続されている。抵抗89は、保持されているピーク電圧を放電して、解除回路351を初期化する。
なお、ダイオード87、コンデンサ88、及び抵抗89は、ピークホールド回路を構成している。
計時回路352は、共振回路20の非共振期間が所定の期間以上(例えば、200μS(マイクロ秒)以上)である場合に、信号E1(停止要求信号)を出力する。計時回路352は、例えば、コンパレータ33の出力信号である信号C1がL状態になった場合に、連続する信号C1のL状態の期間を、三角波を利用して計時し、信号C1のL状態の期間が所定の期間以上になった場合に、信号E1にH状態を出力する。計時回路352は、制御トランジスタ91、抵抗92、コンデンサ93、及びインバータ94を備えている。
制御トランジスタ91は、例えば、NMOSトランジスタであり、ソース端子がGND1端子に接続され、ドレイン端子が信号D1の信号線(ノードN25)に接続されている。また、制御トランジスタ91は、ゲート端子がコンパレータ33の出力信号線(信号C1の信号線)に接続されている。制御トランジスタ91は、信号C1がH状態になった場合に、オン状態になり、信号D1をL状態にする。また、制御トランジスタ91は、信号C1がL状態になった場合に、オフ状態になり、信号D1には、後述する抵抗92を介してVCC1電圧が供給されて、三角波信号が生成される。
抵抗92は、第1端子がVCC1端子に接続され、第2端子がノードN25に接続されている。
コンデンサ93は、第1端子がノードN25に接続され、第2端子がGND1端子に接続されている。
なお、抵抗92及びコンデンサ93は、抵抗92を介してVCC1端子からコンデンサ93に電荷が充電されることにより、信号E1に三角波信号を生成する。
インバータ94は、例えば、入力信号の論理反転した信号を出力する反転出力回路であり、入力端子が信号D1の信号線に接続され、出力端子が信号E1の信号線に接続されている。インバータ94は、信号D1に生成される三角波が、インバータ94のスレッシュホールド電圧Vthに達した場合に、L状態を信号E1に出力する。また、インバータ94は、制御トランジスタ91がオン状態になり、信号D1がL状態(スレッシュホールド電圧Vth未満)になった場合に、H状態を信号E1に出力する。
保持回路353は、計時回路352が出力した信号E1(停止要求信号)に応じて、共振制御トランジスタ23をオフ状態にする制御信号(信号G1)を出力する状態を保持する。保持回路353は、D−F/F95と、AND回路96とを備えている。
D−F/F95は、例えば、リセット付きD−F/Fであり、D端子と/PR(以下の説明において、上線付き端子名を、端子名の前に“/”を記載して表現する)端子とにVCC端子が接続され、D−F/F95の/Q出力端子にAND回路96の入力端子が接続されている。また、D−F/F95は、CK端子に信号E1が入力され、/CLRに信号B1が入力されている。D−F/F95は、信号B1がL状態になることによりリセットされて、/Q出力端子(信号F1)にH状態を出力する。また、D−F/F95は、信号B1がH状態になった後に、信号E1の立ち上がりをトリガーとして、/Q出力端子(信号F1)にL状態を出力する。
AND回路96は、D−F/F95が出力する信号F1と、信号C1とを論理積した出力信号を信号G1として出力する。AND回路96は、例えば、信号F1がH状態である場合には、信号C1をそのまま信号G1として出力する。また、AND回路96は、例えば、信号F1がL状態である場合には、信号G1の出力をL状態に保持(固定)する。
次に、本実施形態における給電システム100の動作について図面を参照して説明する。まず、給電装置1の動作について説明する。
図4は、本実施形態における給電装置1の動作の一例を示すフローチャートである。
この図において、給電装置1の駆動制御部50は、まず、駆動トランジスタ13に駆動信号DRVを供給する(ステップS101)。具体的には、駆動制御部50のタイミング生成部52が信号A及び信号BにL状態を出力し、切り替え部54がA端子側に切り替えられる。これにより、駆動信号DRVが、駆動信号生成部14から駆動トランジスタ13のゲート端子に供給される。
次に、駆動制御部50は、間欠制御部51の駆動制御信号Dをリセット(初期化)する(ステップS102)。すなわち、タイミング生成部52が信号A及び信号BにL状態を出力することにより、間欠制御部51のD−F/F76の駆動制御信号Dがリセットされる。
次に、給電装置1の波高値変動検出部40が給電コイル11の電圧のピーク電圧の変動を検出する(ステップS103)。
次に、間欠制御部51が、ピーク電圧の変動があるか否かを判定する(ステップS104)。すなわち、タイミング生成部52が、信号BをH状態にして検出期間に移行させ、間欠制御部51は、波高値変動検出部40の検出信号Cに基づいて、ピーク電圧の変動があるか否かを判定する。
間欠制御部51は、ピーク電圧の変動がある場合(ステップS104:YES)に、駆動トランジスタ13への駆動信号DRVの供給を継続する(ステップS105)。すなわち、間欠制御部51が、駆動制御信号DをH状態にし、AND回路53が、切り替え部54のB端子側に、駆動信号DRVを供給する。そして、タイミング生成部52は、信号AをH状態にして、給電期間を開始し、切り替え部54の入力をB端子側に切り替える。これにより、駆動信号DRVが、AND回路53を経由して、駆動トランジスタ13のゲート端子に供給される。このステップS105の処理後に、給電期間を経過した後に、ステップS101に戻り、給電装置1は、図5に示すように、給電コイル11を連続駆動する。
また、間欠制御部51は、ピーク電圧の変動がない場合(ステップS104:NO)に、駆動トランジスタ13への駆動信号DRVの供給を停止する(ステップS106)。すなわち、間欠制御部51が、駆動制御信号DをL状態にし、AND回路53が、切り替え部54のB端子側に対して、駆動信号DRVの供給を停止させる。そして、タイミング生成部52は、信号AをH状態にして、給電期間を開始し、切り替え部54の入力をB端子側に切り替える。これにより、駆動信号DRVが、AND回路53により停止されて、給電コイル11の駆動が停止される。このステップS106の処理後に、給電期間を経過した後に、ステップS101に戻り、給電装置1は、図6に示すように、給電コイル11を間欠駆動する。
図5は、受電装置2に給電が必要である場合における給電装置1の動作の一例を示す第1のタイミングチャートである。
この図において、波形W1〜W4は、上から順に、(a)給電コイル11の電圧(ノードN1の電圧)、(b)信号A、(c)信号B、及び(d)駆動制御信号Dの波形をそれぞれ示している。なお、各波形の縦軸は、(a)が電圧を示し、(b)〜(d)が論理状態を示している。また、横軸は、時間を示している。
この図の時刻T1において、タイミング生成部52が信号AをL状態にする。これにより、切り替え部54に入力がA端子側になるとともに、間欠制御部51の出力信号である駆動制御信号Dがリセットされる。
次に、時刻T2において、タイミング生成部52が信号BをH状態にする。これにより、検出期間TR2が開始され、間欠制御部51が、波高値変動検出部40の検出信号Cに基づいて、ピーク電圧の変動があるか否かを判定する。
また、時刻T3において、タイミング生成部52が信号AをH状態にするとともに、信号BをL状態にする。これにより、給電期間TR3が開始され、切り替え部54に入力がB端子側になる。
図5に示す例では、受電装置2に給電が必要な場合であるので、波形W4に示すように、切り替え部54のB端子側から駆動信号DRVの供給が継続され、結果として、波形W1に示すように、給電装置1は、連続駆動となる。この場合、給電装置1は、受電装置2に対して、負荷26に必要な十分な電力を供給することができる。
なお、時刻T4〜時刻T6の動作は、時刻T1〜時刻T3の動作と同様である。ここで、期間TR1は、信号AのL状態の期間を示し、期間TR2は、信号BのH状態の期間を示す。また、時刻T3から時刻T4までの期間が給電期間TR3を示し、時刻T1から時刻T4までの期間TR4がタイミング生成部52の1周期となり、時刻T1から時刻T2までの期間がリセット期間TR5となる。
また、図6は、受電装置2に給電が必要でない場合における給電装置1の動作の一例を示す第1のタイミングチャートである。
この図において、波形W5〜W8は、上から順に、(a)給電コイル11の電圧(ノードN1の電圧)、(b)信号A、(c)信号B、及び(d)駆動制御信号Dの波形をそれぞれ示している。なお、各波形の縦軸は、(a)が電圧を示し、(b)〜(d)が論理状態を示している。また、横軸は、時間を示している。
この図における時刻T1〜時刻T6、及び期間TR1〜TR5は、図5と同様である。
図6に示す例では、受電装置2に給電が必要でない場合であるので、波形W8に示すように、駆動制御信号DがL状態になるため、切り替え部54のB端子側から駆動信号DRVの供給が停止され、結果として、波形W5に示すように、給電装置1は、間欠駆動となる。なお、駆動信号DRVの供給が停止されている間、給電コイル11の電圧は、VCC端子の電圧Vccになる。この場合、給電装置1は、期間TR1の間のみ、給電コイル11を駆動するので、給電コイル11の上に金属異物が置かれた場合の発熱を抑制することができる。また、給電装置1は、待機電力を低減することができる。
なお、検出期間TR2(第1の期間)と給電期間TR3(第2の期間)とは、例えば、給電コイル11と金属異物とが電磁結合した場合の発熱による金属異物の上昇温度が所定の温度以下になるように、検出期間TR2より給電期間TR3を長く定められている。ここで、所定の温度とは、例えば、給電装置1の保障範囲の温度などである。
次に、図7及び図8を参照して、給電装置1の動作について詳細に説明する。
図7は、受電装置2に給電が必要である場合における駆動制御部50の動作の一例を示すタイミングチャートである。
図7において、波形W11〜W16は、上から順に、(a)信号A、(b)信号B、(c)駆動信号DRV、(d)検出信号C、(e)D−F/F74の出力信号DFFQ1、及び(f)駆動制御信号Dの波形をそれぞれ示している。なお、各波形の縦軸は、論理状態を示している。また、横軸は、時間を示している。
また、時刻T11から時刻T12までの期間がリセット期間TR5を示し、時刻T12から時刻T13までの期間が検出期間TR2を示し、時刻T11から時刻T12までの期間が信号AのL状態の期間TR5を示している。
検出期間TR2において図7に示すように、検出信号Cの立ち上がりにより、D−F/F74の出力信号DFFQ1がリセットされ、駆動信号DRVの立ち上がりにより、この出力信号DFFQ1がH状態になる。また、出力信号DFFQ1がH状態である場合に、駆動制御信号Dは、駆動信号DRVの立ち上がりによりH状態になる。そのため、検出期間TR2において、検出信号Cにピーク電圧の変動が検出された場合(パルス信号が出力されない場合)に、間欠制御部51は、D−F/F74の出力信号DFFQ1がリセットされずに、H状態が維持され、駆動信号DRVの立ち上がりにより、D−F/F76の出力信号である駆動制御信号DがH状態になる。これにより、D−F/F76の出力信号は、H信号を保持し続けるので、駆動信号DRVが、時刻T13以降においても継続して駆動トランジスタ13に供給される。
このように間欠制御部51は、例えば、上述したピーク電圧の変動が給電コイル11の繰り返し駆動回数の数十回から数百回に一回の変動に減ってしまった場合であっても、ピーク電圧の変動の有無の結果を保持する機能を備えている。間欠制御部51は、駆動信号DRVの毎周期ごとにピーク電圧の変動を監視するので、共振状態の切り替え頻度が少ない場合であっても、確実にピーク電圧の変動の有無を捉えることができる。
図8は、受電装置2に給電が必要でない場合における駆動制御部50の動作の一例を示すタイミングチャートである。
図8において、波形W21〜W26は、上から順に、(a)信号A、(b)信号B、(c)駆動信号DRV、(d)検出信号C、(e)D−F/F74の出力信号DFFQ1、及び(f)駆動制御信号Dの波形をそれぞれ示している。なお、各波形の縦軸は、論理状態を示している。また、横軸は、時間を示している。
また、時刻T11から時刻T12までの期間がリセット期間TR5を示し、時刻T12から時刻T13までの期間が検出期間TR2を示し、時刻T11から時刻T12までの期間が信号AのL状態の期間TR5を示している。
検出期間TR2において図8に示す例では、受電装置2に給電が必要でない場合であるため、波高値変動検出部40は、ピーク電圧の変動を検出しない。そのため、検出信号Cの立ち上がりにより、D−F/F74の出力信号DFFQ1が常にリセットされ、間欠制御部51は、駆動制御信号DをL状態に維持する。これにより、駆動信号DRVの駆動トランジスタ13への供給が、時刻T13以降において停止される。
次に、図9〜図11を参照して、本実施形態における受電装置2の動作について説明する。
図9は、本実施形態における受電装置2の動作の一例を示すフローチャートである。
この図において、受電装置2の共振回路20の共振状態の制御に関する動作について説明する。
図9において、給電装置1の給電コイル11から受電装置2の受電コイル21にワイヤレス(非接触)により電力が供給されると、受電装置2は、整流ダイオード24を介して出力される出力電圧(ノードN7の電圧)が電圧V1以上(所定の閾値以上)あるか否かを判定する(ステップS201)。具体的には、共振制御部30が、抵抗31及び抵抗32によりノードN7の電圧(出力電圧)を抵抗分圧し、当該抵抗分圧した電圧(ノードN8の電圧)と基準電源34の出力電圧とをコンパレータ33が比較することにより、ノードN7の電圧(出力電圧)が電圧V1以上であるか否かを判定する。なお、給電装置1の給電コイル11から受電装置2の受電コイル21に給電されると、共振制御部30の停止回路35(D−F/F95)がリセットされる。
共振制御部30は、ノードN7の電圧(出力電圧)が電圧V1以上である場合(ステップS201:YES)に、処理をステップS202に進める。また、共振制御部30は、ノードN7の電圧(出力電圧)が電圧V1未満である場合(ステップS201:NO)に、処理をステップS203に進める。
ステップS202において、共振制御部30は、共振制御トランジスタ23をオフ状態にする。ここでは、D−F/F95がリセットされているため、停止回路35は、コンパレータ33の出力である信号C1のL状態を、共振制御トランジスタ23のゲート端子に、信号G1として出力する。ステップS202の処理後に、共振制御部30は、処理をステップS201に戻す。
また、ステップS203において、共振制御部30は、共振制御トランジスタ23をオン状態にする。ここでは、D−F/F95がリセットされているため、停止回路35は、コンパレータ33の出力である信号C1のH状態を、共振制御トランジスタ23のゲート端子に、信号G1として出力する。
次に、共振制御部30は、共振回路20の非共振期間が所定の期間以上であるか否かを判定する(ステップS204)。例えば、停止回路35は、計時回路352を利用して、共振回路20の非共振期間が所定の期間以上であるか否かを判定する。共振制御部30は、共振回路20の非共振期間が所定の期間以上である場合(ステップS204:YES)に、処理をステップS205に進める。また、共振制御部30は、共振回路20の非共振期間が所定の期間未満である場合(ステップS204:NO)に、処理をステップS201に戻す。
ステップS205において、共振制御部30は、共振制御トランジスタ23をオフ状態に維持する。例えば、計時回路352により共振回路20の非共振期間が所定の期間以上である場合に信号E1に出力されるL状態により、信号E1の立ち上がりをトリガーに、D−F/F95がH状態を保持して、信号F1にL状態を出力する。これにより、AND回路96の出力がL状態に固定される。このように、計時回路352は、信号G1をL状態に固定して、共振制御トランジスタ23をオフ状態に維持する。
次に、共振制御部30は、リセット要求があるか否かを判定する(ステップS206)。共振制御部30は、解除回路351から出力される信号B1により、リセット要求があるか否かを判定する。ここで、リセット要求は、例えば、受電コイル21への受電電力の供給が停止した場合に、解除回路351が信号B1にL状態を出力して、保持回路353をリセット(解除)し、受電電力の供給が開始されると、解除回路351が信号B1にH状態を出力して、保持回路353のリセット状態を解除する。共振制御部30は、リセット要求がある場合(ステップS206:YES)に、保持回路353をリセット(解除)して、処理をステップS201に戻す。また、共振制御部30は、リセット要求がない場合(ステップS206:NO)に、処理をステップS205に戻し、共振制御トランジスタ23をオフ状態に維持する。
次に、図10及び図11を参照して、受電装置2の動作について詳細に説明する。
図10は、受電装置2に給電が必要である場合における停止回路35の動作の一例を示すタイミングチャートである。
この図において、波形W31〜W37は、停止回路35における信号であって、上から順に、(a)信号A1(ノードN5の電圧)、(b)信号B1、(c)信号C1、(d)信号D1、(e)信号E1、(f)信号F1、及び(g)信号G1の波形をそれぞれ示している。なお、各波形の縦軸は、(a)、(b)、(d)、が電圧を示し、(c)、(e)〜(g)が論理状態を示している。また、横軸は、時間を示している。
また、この図における時刻T1〜時刻T3、及び期間TR1〜TR3、及び期間TR5は、図5に対応している。
この図の時刻T1において、給電装置1の給電コイル11から受電装置2の受電コイル21にワイヤレス(非接触)により電力が供給されると、信号A1(ノードN5の電圧)に交流信号が供給され、停止回路35の解除回路351は、信号B1をL状態からH状態に遷移させる。保持回路353のD−F/F95は、信号B1のL状態の期間によりリセットされ、信号F1にH状態を出力する(波形W36)。また、D−F/F95は、信号B1がH状態に遷移することで、信号E1により信号F1の状態を変更可能な状態に移行する。
また、時刻T1において、コンパレータ33は、信号C1にH状態を出力するため、計時回路352は、信号E1にH状態を出力し、保持回路353のAND回路96は、信号G1にH状態を出力する(波形W37)。これにより、共振制御トランジスタ23がオン状態になり、受電装置2の共振回路20が、共振状態になる。
次に、時刻T14において、コンパレータ33が、信号C1にL状態を出力すると(波形W33)、計時回路352の信号D1の電圧が徐々に上昇する(波形W34)。また、信号C1がL状態になることにより、保持回路353のAND回路96は、信号G1にL状態を出力する(波形W37)。これにより、共振制御トランジスタ23がオフ状態になり、受電装置2の共振回路20が、非共振状態になる。
次に、時刻T15において、再びコンパレータ33が、信号C1にH状態を出力すると(波形W33)、計時回路352の制御トランジスタ91がオン状態になり、信号D1の電圧がGND1電圧になる(波形W34)。ここで、信号C1のL状態の期間DW1は、受電装置2の共振回路20の非共振期間に対応する。この非共振期間(期間DW1)が、所定の期間(例えば、200μS)未満であるため、信号D1の電圧が、インバータ94のスレッシュホールド電圧Vth未満になり、計時回路352は、信号E1をH状態のまま維持する(波形W35)。そのため、保持回路353の信号F1は、H状態のまま維持され(波形W36)、信号C1がH状態になることにより、保持回路353のAND回路96は、信号G1にH状態を出力する(波形W37)。これにより、共振制御トランジスタ23がオン状態になり、受電装置2の共振回路20が、共振状態になる。
このように、受電装置2に給電が必要である場合には、非共振期間(期間DW1)が、所定の期間(例えば、200μS)未満になるため(期間DW1<200μS)、停止回路35は、信号C1をそのまま信号G1として出力して、共振制御トランジスタ23を制御する。
なお、上述した所定の期間(例えば、200μS)は、リセット期間TR5内(初期化期間内)に、受電装置2の共振回路20を非共振状態に維持するか否かの判定が実行されるように定められている。すなわち、所定の期間(例えば、200μS)は、検出期間TR2の前のリセット期間TR5より短い期間に設定されている。
図10に示す例では、リセット期間TR5が終了した検出期間TR2においても、非共振期間(期間DW1)が所定の期間(例えば、200μS)未満で、信号C1が周期的に変化する。そのため、停止回路35は、信号C1をそのまま信号G1として共振制御トランジスタ23に出力し、共振回路20が共振状態と非共振状態とが周期的に切り替わるように制御する。その結果、給電装置1では、検出期間TR2において、波高値変動検出部40が、給電コイル11に励起される励起電圧におけるピーク電圧の変動を検出し、駆動制御部50が、図5に示すように、給電期間TR3も継続して駆動トランジスタ13に駆動信号DRVを供給する。
また、図11は、受電装置2に給電が必要でない場合における停止回路35の動作の一例を示すタイミングチャートである。
この図において、波形W41〜W47は、停止回路35における信号であって、上から順に、(a)信号A1(ノードN5の電圧)、(b)信号B1、(c)信号C1、(d)信号D1、(e)信号E1、(f)信号F1、及び(g)信号G1の波形をそれぞれ示している。なお、各波形の縦軸は、(a)、(b)、(d)、が電圧を示し、(c)、(e)〜(g)が論理状態を示している。また、横軸は、時間を示している。
また、この図における時刻T1〜時刻T3、及び期間TR1〜TR3、及び期間TR5は、図6に対応している。
この図の時刻T1における停止回路35の動作は、上述した図10の動作と同様であるため、ここではその説明を省略する。
次に、時刻T16において、コンパレータ33が、信号C1にL状態を出力すると(波形W43)、計時回路352の信号D1の電圧が徐々に上昇する(波形W44)。また、信号C1がL状態になることにより、保持回路353のAND回路96は、信号G1にL状態を出力する(波形W47)。これにより、共振制御トランジスタ23がオフ状態になり、受電装置2の共振回路20が、非共振状態になる。
次に、時刻T17において、非共振状態が所定の期間(例えば、200μS)継続されると、信号D1の電圧が、インバータ94のスレッシュホールド電圧Vth以上になり、計時回路352は、信号E1にL状態を出力する(波形W45)。
次に、時刻T18において、再びコンパレータ33が、信号C1にH状態を出力すると(波形W43)、計時回路352の制御トランジスタ91がオン状態になり、信号D1の電圧がGND1電圧になる(波形W44)。これにより、計時回路352は、信号E1にH状態を出力する(波形W45)。信号E1の立ち上がりにより、保持回路353のD−F/F95は、信号F1にL状態を出力する(波形W46)。
ここで、信号C1のL状態の期間DW2は、受電装置2の共振回路20の非共振期間に対応する。この非共振期間(期間DW2)が、所定の期間(例えば、200μS)以上であるため、計時回路352は、信号E1に一時的にL状態になるパルス信号(停止要求信号)を出力する(波形W45)。このパルス信号(停止要求信号)により、保持回路353のD−F/F95が、信号F1にL状態を出力し(波形W46)、AND回路96が、信号G1をL状態に固定する(波形W47)。これにより、共振制御トランジスタ23がオフ状態になり、受電装置2の共振回路20が、非共振状態に維持される。
図11に示す例では、リセット期間TR5が終了した検出期間TR2において、非共振状態に維持される。その結果、給電装置1では、検出期間TR2において、波高値変動検出部40が、給電コイル11に励起される励起電圧におけるピーク電圧の変動を検出できずに、駆動制御部50が、図6に示すように、給電期間TR3に駆動トランジスタ13への駆動信号DRVの供給を停止し、給電装置1は、間欠駆動となる。
以上説明したように、本実施形態による給電システム100は、給電コイル11を有する給電装置1と、受電コイル21を有し、負荷26が接続される受電装置2とを備え、給電装置1から受電装置2に電磁誘導によって電力を給電する。受電装置2は、共振回路20と、共振制御部30と、を備える。共振回路20は、給電コイル11から給電される受電コイル21と、受電コイル21と共振する共振コンデンサ22と、共振コンデンサ22の電気的な接続状態を変更して、共振状態を制御する共振制御トランジスタ23(第1のスイッチング素子)とを有する。共振制御部30は、受電コイル21が受電した受電電力と、当該受電電力が供給される負荷26が消費する消費電力とに基づいて、共振制御トランジスタ23を制御し、負荷26の消費電力が所定の値以下になった場合に、共振回路20を非共振状態に維持するように、共振制御トランジスタ23を制御する。給電装置1は、駆動トランジスタ13(第2のスイッチング素子)と、駆動制御部50とを備える。駆動トランジスタ13は、給電コイル11に直列に接続され、給電コイル11を駆動する駆動信号DRVによって、オン状態とオフ状態とが周期的に変更される。駆動制御部50は、共振コンデンサ22の電気的な接続状態の変更により検出される、給電コイル11に励起される励起電圧における周期的な波形の変動に基づいて、受電装置2に給電が必要であるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、駆動トランジスタ13に駆動信号DRVを継続して供給するか否かの制御を行う。
これにより、本実施形態による給電システム100は、負荷26の消費電力が所定の値以下になった場合に、受電装置2の共振回路20を非共振状態に維持するように、共振制御トランジスタ23を制御する。そのため、本実施形態による給電システム100は、例えば、給電コイル11と受電コイル21との結合係数が低い場合などの給電装置1から受電装置2に給電される電力が低下した場合などでも、受電装置2の共振回路20を非共振状態に固定することができる。すなわち、本実施形態による給電システム100は、このような場合に、受電装置2側において、給電コイル11に励起される励起電圧における周期的な波形の変動が発生しないようにするため、給電装置1が、受電装置2に給電する必要がないのに、給電する必要があると誤判定することを低減することができる。よって、本実施形態による給電システム100は、受電装置2に給電の必要があるか否かの誤判定を低減することができる。
また、本実施形態による給電システム100は、例えば、受電装置2に給電する必要がない場合に、給電装置1からの給電を適切に停止することができるため、省電力化を図ることができる。すなわち、本実施形態における給電システム100では、受電装置2がない場合においても、同様に、駆動トランジスタ13に駆動信号DRVの供給を停止できるので、給電装置1の待機電力を低減させることができる。
また、本実施形態では、共振制御部30は、コンパレータ33(共振判定部)と、停止回路35(停止制御部)とを備える。コンパレータ33は、受電電力と、負荷26が消費する消費電力とに基づいて、共振回路20を非共振状態にするか否かを判定する。停止回路35は、コンパレータ33が共振回路20を非共振状態にすると連続して判定した非共振期間が所定の期間以上(例えば、200μS以上)である場合に、共振回路20を非共振状態に維持するように、共振制御トランジスタ23を制御する。また、停止回路35は、非共振期間が所定の期間未満である場合に、コンパレータ33によって判定された判定結果に基づいて、共振制御トランジスタ23を制御する。
これにより、本実施形態による給電システム100は、非共振期間が所定の期間以上であるか否かを判定する簡易な手法により、負荷26の消費電力が所定の値以下になったことを判定することができる。よって、本実施形態による給電システム100は、簡易な手法により、受電装置2に給電の必要があるか否かの誤判定を低減することができる。
また、本実施形態では、コンパレータ33(共振判定部)は、受電電力を整流して負荷26に供給する供給線(例えば、ノードN7)の電圧が所定の閾値以上である場合に、共振回路20を非共振状態にすると判定し、供給線の電圧が所定の閾値未満である場合に、共振回路20を共振状態にすると判定する。
これにより、本実施形態による給電システム100では、受電装置2が、簡易な手法により、共振状態と非共振状態とを適切に切り替えることができる。
また、本実施形態では、停止回路35は、計時回路352と、保持回路353と、解除回路351とを備える。計時回路352は、非共振期間が所定の期間以上である場合に、停止要求信号(例えば、信号E1のパルス信号)を出力する。保持回路353は、計時回路352が出力した停止要求信号に応じて、共振制御トランジスタ23をオフ状態にする制御信号を出力する状態を保持する。解除回路351は、受電電力の供給の開始に応じて、共振制御トランジスタ23をオフ状態にする制御信号を出力する状態を解除する。
これにより、本実施形態による給電システム100は、簡易な回路手段により、受電装置2に給電する必要があるか否かに応じて、共振回路20を非共振状態に維持(保持)するか否かを正確に制御することができる。
また、本実施形態では、給電装置1は、共振コンデンサ22の電気的な接続状態の変更を、給電コイル11に励起される励起電圧における周期的な波形の変動として検出する波高値変動検出部40(変動検出部)を備える。駆動制御部50は、予め定められた第1の期間(例えば、検出期間TR2)に駆動信号DRVを駆動トランジスタ13に供給し、波高値変動検出部40に対して周期的な波形の変動を検出させる。駆動制御部50は、第1の期間において受電装置2に給電が必要であると判定した場合に、第1の期間後の予め定められた第2の期間(例えば、給電期間TR3)に駆動トランジスタ13に駆動信号DRVの供給を継続して、給電コイル11を連続的に駆動する。また、駆動制御部50は、第1の期間において受電装置2に給電が必要でないと判定した場合に、第2の期間に駆動トランジスタ13に駆動信号DRVの供給を停止して、給電コイル11を間欠的に駆動する。そして、駆動制御部50は、第1の期間と第2の期間とを交互に、且つ、定期的に生成する。
これにより、本実施形態による給電システム100は、例えば、受電装置2に給電が必要でない場合に、給電コイル11を間欠的に駆動するため、給電装置1の待機電力を低減させることができる。
また、本実施形態では、駆動制御部50は、第1の期間(例えば、検出期間TR2)の前に、受電装置2に給電が必要であるか否かの判定の初期化を行う初期化期間(例えば、リセット期間TR5)を有する。そして、所定の期間は、初期化期間内に、受電装置2の共振回路20を非共振状態に維持するか否かの判定が実行されるように定められている。
これにより、本実施形態では、給電装置1は、本実施形態による給電システム100は、受電装置2に給電の必要があるか否かの誤判定をさらに低減することができる。
また、本実施形態では、周期的な波形の変動には、励起電圧におけるピーク電圧の変動が含まれ、駆動制御部50は、励起電圧におけるピーク電圧の変動に基づいて、受電装置2に給電が必要であるか否かを判定する。
これにより、本実施形態における給電システム100は、ピーク電圧の変動を検出するという簡易な手法により、励起電圧における周期的な波形の変動を検出することができる。すなわち、本実施形態における給電システム100は、簡易な手法により、受電装置2に給電の必要があるか否かを判定することができる。
また、本実施形態による受電装置2は、給電コイル11に励起される励起電圧における周期的な波形の変動に基づいて、受電装置2に給電が必要であるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、給電コイル11を駆動する駆動信号DRVを継続して供給するか否かの制御を行う給電装置1から、電磁誘導によって電力を給電され、負荷26が接続される受電装置であって、共振回路20と、共振制御部30と、を備える。共振回路20は、給電コイル11から給電される受電コイル21と、受電コイル21と共振する共振コンデンサ22と、共振コンデンサ22の電気的な接続状態を変更して、共振状態を制御するスイッチング素子とを有する。共振制御部30は、受電コイル21が受電した受電電力と、当該受電電力が供給される負荷26が消費する消費電力とに基づいて、スイッチング素子を制御し、負荷26の消費電力が所定の値以下になった場合に、共振回路20を非共振状態に維持するように、スイッチング素子を制御する。
これにより、本実施形態による受電装置2は、上述した給電システム100と同様の効果を奏し、受電装置2に給電の必要があるか否かの誤判定を低減することができる。
また、本実施形態による給電方法は、共振回路20を有し、負荷26が接続される受電装置2と、給電コイル11を有する給電装置1と、を備え、給電装置1から受電装置2に電磁誘導によって電力を給電する給電システム100の給電方法であって、駆動信号供給ステップと、共振制御ステップと、駆動制御ステップと、を含む。駆動信号供給ステップにおいて、給電装置1が、給電コイル11に直列に接続された駆動トランジスタ13のオン状態とオフ状態とを周期的に変更して、給電コイル11を駆動する駆動信号DRVを駆動トランジスタ13に供給する。共振制御ステップにおいて、受電装置2が、受電コイル21が受電した受電電力と、当該受電電力が供給される負荷26が消費する消費電力とに基づいて、共振制御トランジスタ23を制御し、負荷26の消費電力が所定の値以下になった場合に、共振回路20を非共振状態に維持するように、共振制御トランジスタ23を制御する。駆動制御ステップにおいて、給電装置1が、共振コンデンサ22の電気的な接続状態の変更により検出される、給電コイル11に励起される励起電圧における周期的な波形の変動に基づいて、受電装置2に給電が必要であるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、駆動トランジスタ13に駆動信号DRVを継続して供給するか否かの制御を行う。
これにより、本実施形態による給電方法は、上述した給電システム100と同様の効果を奏し、受電装置2に給電の必要があるか否かの誤判定を低減することができる。
なお、本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記の実施形態において、給電コイル11の励起電圧の周期的な波形の変動を検出する変動検出部の一例として、給電コイル11のピーク電圧を検出する波高値変動検出部40を用いる例を説明したが、これに限定されるものではない。変動検出部は、例えば、励起電圧の波形の周波数の変動、又は励起電圧の波形の周期の変動として検出してもよい。
また、上記の実施形態において、受電装置2に給電が必要でない場合(消費電力が低下した状態になる場合)の一例として、負荷26が充電池であり、満充電により給電装置1からの電力の供給が必要なくなった場合について説明したが、これに限定されるものではない。受電装置2に給電が必要でない場合(消費電力が低下した状態になる場合)は、例えば、負荷26に相当する各種回路の電源が停止(オフ)されている場合、パワーダウンモードなどの低消費電力モードである場合などであってもよい。
また、給電システム100が備える各構成は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよい。また、給電システム100が備える各構成は、メモリ及びCPUにより構成され、給電システム100(100a〜100c)が備える各構成を実現するためのプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
1 給電装置
2 受電装置
10、20 共振回路
11 給電コイル
12、22 共振コンデンサ
13 駆動トランジスタ
14 駆動信号生成部
15 バッファ
21 受電コイル
23 共振制御トランジスタ
24 整流ダイオード
25 平滑コンデンサ
26 負荷
30 共振制御部
31、32、41A、41B、45、47A、47B、82、83、84、85、89、92 抵抗
33、48、86 コンパレータ
34 基準電源
35 停止回路
40 波高値変動検出部
42、46 オペアンプ
43、81、87 ダイオード
44、88、93 コンデンサ
50 駆動制御部
51 間欠制御部
52 タイミング生成部
53、72、96 AND回路
54 切り替え部
70、94 インバータ
71、75 OR回路
73 NAND回路
74、76、95 D−F/F
91 制御トランジスタ
100 給電システム
351 解除回路
352 計時回路
353 保持回路
401 ピークホールド回路
402 変動検出回路

Claims (9)

  1. 給電コイルを有する給電装置と、受電コイルを有し、負荷が接続される受電装置とを備え、前記給電装置から前記受電装置に電磁誘導によって電力を給電する給電システムであって、
    前記受電装置は、
    前記給電コイルから給電される前記受電コイルと、前記受電コイルと共振する共振コンデンサと、前記共振コンデンサの電気的な接続状態を変更して、共振状態を制御する第1のスイッチング素子とを有する共振回路と、
    前記受電コイルが受電した受電電力と、当該受電電力が供給される前記負荷が消費する消費電力とに基づいて、前記第1のスイッチング素子を制御し、前記負荷の消費電力が所定の値以下になった場合に、前記共振回路を非共振状態に維持するように、前記第1のスイッチング素子を制御する共振制御部と、
    を備え、
    前記給電装置は、
    前記給電コイルに直列に接続され、前記給電コイルを駆動する駆動信号によって、導通状態と非導通状態とが周期的に変更される第2のスイッチング素子と、
    前記共振コンデンサの電気的な接続状態の変更により検出される、前記給電コイルに励起される励起電圧における周期的な波形の変動に基づいて、前記受電装置に給電が必要であるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、前記第2のスイッチング素子に前記駆動信号を継続して供給するか否かの制御を行う駆動制御部と、
    を備えることを特徴とする給電システム。
  2. 前記共振制御部は、
    前記受電電力と、前記負荷が消費する消費電力とに基づいて、前記共振回路を非共振状態にするか否かを判定する共振判定部と、
    前記共振判定部が前記共振回路を非共振状態にすると連続して判定した非共振期間が所定の期間以上である場合に、前記共振回路を非共振状態に維持するように、前記第1のスイッチング素子を制御し、前記非共振期間が前記所定の期間未満である場合に、前記共振判定部によって判定された判定結果に基づいて、前記第1のスイッチング素子を制御する停止制御部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の給電システム。
  3. 前記共振判定部は、前記受電電力を整流して前記負荷に供給する供給線の電圧が所定の閾値以上である場合に、前記共振回路を前記非共振状態にすると判定し、前記供給線の電圧が前記所定の閾値未満である場合に、前記共振回路を前記共振状態にすると判定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の給電システム。
  4. 前記停止制御部は、
    前記非共振期間が所定の期間以上である場合に、停止要求信号を出力する計時回路と、
    前記計時回路が出力した前記停止要求信号に応じて、前記第1のスイッチング素子を非導通状態にする制御信号を出力する状態を保持する保持回路と、
    前記受電電力の供給の開始に応じて、前記第1のスイッチング素子を非導通状態にする制御信号を出力する状態を解除する解除回路と
    を備えることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の給電システム。
  5. 前記給電装置は、
    前記共振コンデンサの電気的な接続状態の変更を、前記給電コイルに励起される励起電圧における周期的な波形の変動として検出する変動検出部を備え、
    前記駆動制御部は、
    予め定められた第1の期間に前記駆動信号を前記第2のスイッチング素子に供給し、前記変動検出部に対して前記周期的な波形の変動を検出させるとともに、前記第1の期間において前記受電装置に給電が必要であると判定した場合に、前記第1の期間後の予め定められた第2の期間に前記第2のスイッチング素子に前記駆動信号の供給を継続して、前記給電コイルを連続的に駆動し、
    前記第1の期間において前記受電装置に給電が必要でないと判定した場合に、前記第2の期間に前記第2のスイッチング素子に前記駆動信号の供給を停止して、前記給電コイルを間欠的に駆動し、
    前記第1の期間と前記第2の期間とを交互に、且つ、定期的に生成する
    ことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の給電システム。
  6. 前記駆動制御部は、前記第1の期間の前に、前記受電装置に給電が必要であるか否かの判定の初期化を行う初期化期間を有し、
    前記所定の期間は、前記初期化期間内に、前記共振回路を非共振状態に維持するか否かの判定が実行されるように定められている
    ことを特徴とする請求項5に記載の給電システム。
  7. 前記周期的な波形の変動には、前記励起電圧におけるピーク電圧の変動が含まれ、
    前記駆動制御部は、
    前記励起電圧におけるピーク電圧の変動に基づいて、前記受電装置に給電が必要であるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の給電システム。
  8. 給電コイルに励起される励起電圧における周期的な波形の変動に基づいて、受電装置に給電が必要であるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、前記給電コイルを駆動する駆動信号を継続して供給するか否かの制御を行う給電装置から、電磁誘導によって電力を給電され、負荷が接続される受電装置であって、
    前記給電コイルから給電される受電コイルと、前記受電コイルと共振する共振コンデンサと、前記共振コンデンサの電気的な接続状態を変更して、共振状態を制御するスイッチング素子とを有する共振回路と、
    前記受電コイルが受電した受電電力と、当該受電電力が供給される前記負荷が消費する消費電力とに基づいて、前記スイッチング素子を制御し、前記負荷の消費電力が所定の値以下になった場合に、前記共振回路を非共振状態に維持するように、前記スイッチング素子を制御する共振制御部と、
    を備えることを特徴とする受電装置。
  9. 給電コイルから給電される受電コイルと、前記受電コイルと共振する共振コンデンサと、前記共振コンデンサの電気的な接続状態を変更して、共振状態と非共振状態とを切り替える第1のスイッチング素子とを有する共振回路を有し、負荷が接続される受電装置と、前記給電コイルを有する給電装置と、を備え、前記給電装置から前記受電装置に電磁誘導によって電力を給電する給電システムの給電方法であって、
    前記給電装置が、前記給電コイルに直列に接続された第2のスイッチング素子の導通状態と非導通状態とを周期的に変更して、前記給電コイルを駆動する駆動信号を前記第2のスイッチング素子に供給する駆動信号供給ステップと、
    前記受電装置が、前記受電コイルが受電した受電電力と、当該受電電力が供給される前記負荷が消費する消費電力とに基づいて、前記第1のスイッチング素子を制御し、前記負荷の消費電力が所定の値以下になった場合に、前記共振回路を非共振状態に維持するように、前記第1のスイッチング素子を制御する共振制御ステップと、
    前記給電装置が、前記共振コンデンサの電気的な接続状態の変更により検出される、前記給電コイルに励起される励起電圧における周期的な波形の変動に基づいて、前記受電装置に給電が必要であるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、前記第2のスイッチング素子に前記駆動信号を継続して供給するか否かの制御を行う駆動制御ステップと、
    を含むことを特徴とする給電方法。
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