JP2024055079A - 電力伝送システム - Google Patents
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Abstract
【課題】不要な通信装置のコストや不要な消費電力が削減でき、電力伝送システムが省電力性に優れる電力伝送システムを提供する。【解決手段】電力伝送システムは、マイクロ波を非接触の状態で伝播させて2次電池に給電するマイクロ波非接触給電装置を備え、マイクロ波非接触給電装置は、マイクロ波を送電する送電機と、送電機から送電されたマイクロ波を受電する受電機と、を有し、受電機は、2次電池の蓄電状態を検出する検出部と、無線通信を用いて検出部の検出結果を送信機に通知する通知部と、を含み、検出部及び通知部は、2次電池までの送電経路の途中に設けられ、送電機は、通知部によって通知された検出部の検出結果に基づいて送電の可否を判断する判断部を含む。【選択図】図1
Description
本発明は、電力伝送システムに関する。
従来、電力伝送システムとしての非接触充電システムが知られている(特許文献1参照)。特許文献1に開示された非接触給電システムは、送電部及び通信手段を有する送電側装置と、受電部、通信手段及び切換手段を有する受電側装置と、を備える。送電部は、受電側装置に接続されたバッテリ(2次電池)の充電が開始される前に、微小電力を受電部へ送電する。これにより、送電部と受電部との機械的な接触を必要とせずに、非接触充電システムの復帰が実行可能である。
この特許文献1の非接触充電システムでは、送電側装置と受電側装置との間に非接触給電の送電経路とは別系統であって電源を有する通信経路が確保されている。そして、非接触充電システムは、受電側装置にてバッテリの状態を示す情報を取得し、送電側装置に送信する。これにより、送電側装置の送電の要否を判断する。
しかし、特許文献1の技術では、通信経路が送電経路とは別系統であって電源を有するため、通信装置のコストや消費電力が過大になる。
本発明の目的は、上記課題を解決するためになされたものであり、不要な通信装置のコストや不要な消費電力が削減でき、電力伝送システムが省電力性に優れる電力伝送システムを提供することにある。
本発明に係る電力伝送システムは、マイクロ波を非接触の状態で伝播させて2次電池に給電するマイクロ波非接触給電装置を備え、前記マイクロ波非接触給電装置は、マイクロ波を送電する送電機と、前記送電機から送電されたマイクロ波を受電する受電機と、を有し、前記受電機は、前記2次電池の蓄電状態を検出する検出部と、無線通信を用いて前記検出部の検出結果を前記送信機に通知する通知部と、を含み、前記検出部及び前記通知部は、前記2次電池までの送電経路の途中に設けられ、前記送電機は、前記通知部によって通知された前記検出部の検出結果に基づいて送電の可否を判断する判断部を含む。
本発明では、不要な通信装置のコストや不要な消費電力が削減でき、電力伝送システムが省電力性に優れる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
<電力伝送システム100>
図1は、本発明の実施形態に係る電力伝送システム100を示すブロック図である。図1に示されるように、電力伝送システム100は、マイクロ波電力伝送による送電を実施するシステムである。
図1は、本発明の実施形態に係る電力伝送システム100を示すブロック図である。図1に示されるように、電力伝送システム100は、マイクロ波電力伝送による送電を実施するシステムである。
以下説明する本発明の実施形態では、電力伝送システム100がホテル錠システムに適用される場合を例に挙げる。ただし、電力伝送システム100が適用可能なシステムは、ホテル錠システムに限定されない。電力伝送システム100が適用可能なシステムは、他の例としてはマンション等を含む住宅、店舗、事業所、工場等の扉錠システムに適用できる。
電力伝送システム100は、カードスイッチシステム10と、電子錠システム20と、を備える。
カードスイッチシステム10は、電源11と、カードスイッチ12と、を備える。カードスイッチシステム10は、カードスイッチ12に電力を供給し、カードスイッチ12をオン又はオフに切り替える。
電源11は、送電網を介してカードスイッチ12に電力を供給する。
カードスイッチ12は、扉に隣接して区画部の出入口を構成した隔壁部に、扉の解錠又は施錠に使用する非接触式ICカードを差すと電源11からの電力を区画部内に給電する。カードスイッチ12は、非接触式ICカードを抜くと電源11から区画部内への電力の給電を遮断する。カードスイッチ12は、電源11と送電線によって繋がっている。
電子錠システム20は、扉に設置された電子錠21を備える。電子錠システム20は、扉に設置された電子錠21に給電された電力により、扉の解錠又は施錠を実施するシステムである。
なお、ホテル錠システムに適用された電力伝送システム100において、扉によって解錠又は施錠される出入口を有する区画部はホテルの客室であり、区画部内として客室内があり、区画部外としてホテルの廊下スペースがあり、区画部を複数備える構造体はホテル建屋であり、電子錠21はホテル錠である。
電子錠21は、キーレスと呼ばれ、文字通り鍵(キー)の必要ない(レス)錠前である。電子錠21は、電気の力を使って扉を施解錠する機構を組み込んだ錠前である。ここで、電子錠21は、電気配線を使用して給電する電気錠とは異なる。電子錠21は、給電用のある電源からの送電網に通じた電気配線を配設することがない。また、電子錠21は、一般的な電池を使った錠前ではなく、マイクロ波電力伝送による給電によって扉を施解錠する錠前である。
電子錠21は、GND端子に接続された2次電池211を有する。電子錠21は、充電された2次電池211の電力を用いて扉を施解錠する。2次電池211には、マイクロ波電力伝送によって送電された電源電力が充電される。
<マイクロ波非接触給電装置1>
マイクロ波非接触給電装置1は、電子錠21が設けられた扉と、扉が設けられた区画部と、に分離して配置されている。マイクロ波非接触給電装置1は、区画部側から扉側へマイクロ波を非接触の状態で伝播させて電子錠21の2次電池211に給電する。マイクロ波非接触給電装置1は、送電機13と、受電機22と、を有する。
マイクロ波非接触給電装置1は、電子錠21が設けられた扉と、扉が設けられた区画部と、に分離して配置されている。マイクロ波非接触給電装置1は、区画部側から扉側へマイクロ波を非接触の状態で伝播させて電子錠21の2次電池211に給電する。マイクロ波非接触給電装置1は、送電機13と、受電機22と、を有する。
<送電機13>
送電機13は、マイクロ波電力伝送送電機である。送電機13は、MCU(Micro Controller Unit)14と、リーダライタ部16と、第1無線通信アンテナ17と、WLAN(Wireless LAN)18と、第2無線通信アンテナ19と、を有する。MCU14は、CPUと通信ポートと制御部142とを含み、送電機13の送電を制御する。WLAN18は、送電機13をノートPC等に搭載された外部システム30と無線通信可能にする。
送電機13は、マイクロ波電力伝送送電機である。送電機13は、MCU(Micro Controller Unit)14と、リーダライタ部16と、第1無線通信アンテナ17と、WLAN(Wireless LAN)18と、第2無線通信アンテナ19と、を有する。MCU14は、CPUと通信ポートと制御部142とを含み、送電機13の送電を制御する。WLAN18は、送電機13をノートPC等に搭載された外部システム30と無線通信可能にする。
送電機13は、電源11から給電されるマイクロ波を受電機22に送電する。送電機13は、カードスイッチシステム10に搭載されている。送電機13は、扉に隣接して区画部内の出入口を構成した隔壁部に設置されている。
送電機13は、カードスイッチ12に対する電源11からの送電網に配置されている。詳しくは、送電機13は、カードスイッチ12に対する電源11からの送電網のうちカードスイッチ12によって電気の通電又は遮断の切り替えが実施されないようカードスイッチ12を経由しないで電源11に送電線を用いて電気的に接続されている。
送電機13は、リーダライタ部16から第1無線通信アンテナ17に送電兼通信線を介してマイクロ波となる電力を送電する。送電機13は、第1無線通信アンテナ17を用いて受電機22に向けて送電線といった有線を用いないでマイクロ波の無線電力を送電する。
送電機13は、送電兼通信線を介してリーダライタ部16と第1無線通信アンテナ17とを繋げている。
送電機13は、WLAN18を用いて外部システム30と通信可能である。送電機13は、通信線を介してWLAN18と第2無線通信アンテナ19とを繋げている。第2無線通信アンテナ19は、外部システム30の外部無線アンテナ31と無線回線を介して接続され、送電機13と外部システム30とを無線通信させる。
<受電機22>
受電機22は、マイクロ波を送電側から非接触の状態で受電するマイクロ波電力伝送受電機である。受電機22は、送電機13からマイクロ波を非接触の状態で受電する電力を電子錠21の2次電池211に給電する。受電機22は、電池の代わりにマイクロ波電力伝送による給電を利用している。ここで、電子錠21は、NFCカードリーダー、デットボルト、ラッチボルト駆動用モーター等を搭載している。このため、電池駆動式電子錠である場合には、1年程度の間だけ電池によって動作可能な製品であり、1年毎の電池交換が必要である。これに対し、電子錠21は、2次電池211を搭載し、電池交換も必要なく、メンテナンス不要である。
受電機22は、マイクロ波を送電側から非接触の状態で受電するマイクロ波電力伝送受電機である。受電機22は、送電機13からマイクロ波を非接触の状態で受電する電力を電子錠21の2次電池211に給電する。受電機22は、電池の代わりにマイクロ波電力伝送による給電を利用している。ここで、電子錠21は、NFCカードリーダー、デットボルト、ラッチボルト駆動用モーター等を搭載している。このため、電池駆動式電子錠である場合には、1年程度の間だけ電池によって動作可能な製品であり、1年毎の電池交換が必要である。これに対し、電子錠21は、2次電池211を搭載し、電池交換も必要なく、メンテナンス不要である。
受電機22は、扉を開錠又は施錠する電子錠21に組み込まれ、使用者が扉の開閉に用いる扉ハンドルに設けられた電子錠21に内蔵されている。受電機22は、電子錠21と共に電子錠システム20に搭載されている。受電機22は、受電アンテナ23と、整流回路221と、グランド端子GNDに接続されたコンデンサ(容量)222と、RFIDタグ部A26と、第3無線通信アンテナ27と、を有する。
受電機22は、送電機13の第1無線通信アンテナ17から送電されたマイクロ波を受電アンテナ23によって受電する。
受電機22は、送電線を介して接続された受電アンテナ23と整流回路221とを通ってグランド端子GNDに接続されたコンデンサ222に送電機13から送電した電力を充電して電子錠21の電源電力として利用する。
受電機22は、RFIDタグ部A26を用いて送電機13のリーダライタ部16と無線通信可能である。受電機22は、通信線を介してRFIDタグ部A26と第3無線通信アンテナ27とを繋げている。電子錠21は、第1無線通信アンテナ17及び第3無線通信アンテナ27を用いたRFIDタグ部A26とリーダライタ部16との無線通信を介して、外部システム30と情報をやり取り可能且つ外部システム30から制御可能である。
ここで、RFIDタグ部A26とリーダライタ部16との無線通信方式は、UHF帯を用いる。RFIDタグ部A26とリーダライタ部16との無線通信方式は、例えば、バックスキャッタ通信を用いる。バックスキャッタ通信とは、RFIDのRFIDタグ部A26のパッシブタグで用いられる通信方式である。RFIDタグ部A26のパッシブタグは、リーダライタ部16の送信電力をDCに変換し、電源電力として利用することで動作する。リーダライタ部16への返答は、リーダライタ部16の送信波(UHF RFID Tagリードコマンド)に対して内部インピーダンスを変えることで変調し、応答信号を作成する。しかし、これに限られない。その他の無線通信方式が用いられてもよい。
<マイクロ波非接触給電装置1の作用及び効果>
マイクロ波非接触給電装置1は、マイクロ波電力伝送による送電を実施する。マイクロ波電力伝送では、伝送距離が比較的長距離にすることが可能になる。伝送距離の長距離化には、必然的に生じる伝搬損失の増大により電力効率向上の面で制限があるものの、送受電デバイスの配置間距離の自由度が増すという利点もある。
マイクロ波非接触給電装置1は、マイクロ波電力伝送による送電を実施する。マイクロ波電力伝送では、伝送距離が比較的長距離にすることが可能になる。伝送距離の長距離化には、必然的に生じる伝搬損失の増大により電力効率向上の面で制限があるものの、送受電デバイスの配置間距離の自由度が増すという利点もある。
例えば、周波数920MHz、光速300Mm/s、送信電力250mW、第1無線通信アンテナゲイン3dBi、受電アンテナゲイン6dBi、レクテナ電力変換効率20%とした場合には、電子錠21の動作消費電力2.0mWを伝送可能な送電機13と受電機22との間の距離は、上記式(1)にて計算されるように37cm程度となる。
隔壁部(壁)に設置されたカードスイッチ12は、電子錠21から比較的近い距離に設置されている。つまり、区画部の解錠に使用する非接触式ICカードを抜くと区画部内電源が遮断されて屋内照明が消える。このため、必然的にドアノブ近くにカードスイッチ12が設置されている。このようなカードスイッチ12の電源11には、カードスイッチ12の施解錠に関わらずに電源11から給電される送電機13を設置している。これにより、マイクロ波電力伝送による給電が常時可能になる。
カードスイッチシステム10に組み込んだ送電機13と、電子錠システム20に組み込んだ受電機22と、がマイクロ波非接触給電装置1を構成している。また、送電機13が扉によって開閉される出入口を有する区画部内の隔壁部の内部に設けられ、受電機22が扉の扉ハンドルに設けられた電子錠21に内蔵されている。そして、区画部と電子錠21とがある程度離れていてもマイクロ波電力伝送による送電によって電子錠21が給電される。これにより、マイクロ波非接触給電装置1を構成している送電機13及び受電機22の配置間距離の自由度を活かして、電子錠21への安定的な給電が実現できる。
受電機22には、RFIDタグ部A(UHF帯RFID Tag)26も実装し、電子錠21に接続して、インターフェースをとることにより、カードスイッチシステム10と電子錠システム20との間の通信も可能とする。
<電力伝送システム100の特徴>
受電機22は、検出部と、通知部と、を含む。検出部及び通知部は、受電機22内にて2次電池211まで至る前の送電線による送電経路の途中から分岐して設けられている。
受電機22は、検出部と、通知部と、を含む。検出部及び通知部は、受電機22内にて2次電池211まで至る前の送電線による送電経路の途中から分岐して設けられている。
検出部は、2次電池211の蓄電状態を検出する。検出部は、分圧抵抗223、224と、コンパレータ226と、スイッチング素子227と、を含む。分圧抵抗223、224は、2次電池211の出力電圧を分圧する分圧回路を構成する。分圧抵抗223、224は、2次電池211とグランド端子GNDとの間に配置されている。分圧抵抗223、224は、2次電池211側の分圧抵抗223を含む抵抗値と、グランド端子GND側の分圧抵抗224を含む抵抗値と、の間の抵抗比(分圧比)に基づいて、2次電池211の出力電圧を分圧する。これにより、2次電池211の蓄電状態を表す物理量としての電圧が、基準値REFB225と比較可能なレベルへと調整される。分圧された電圧は、コンパレータ226に入力される。コンパレータ226は、反転入力端子に入力される分圧された電圧を、非反転入力端子に入力される基準電圧(基準値REFB225)と比較する。スイッチング素子227は、コンパレータ226の出力を接続されると共にRFIDタグ部B228に接続されている。スイッチング素子227は、分圧された電圧が基準値REFB225よりも大きい場合、ONとなり、分圧された電圧が基準値REFB225以下である場合、OFFとなる。分圧された電圧が基準値REFB225よりも大きい場合とは、2次電池211の蓄電が十分な状態であることを意味する。一方、分圧された電圧が基準値REFB225以下である場合とは、2次電池211の蓄電が十分な状態でないことを意味する。
通知部は、無線通信を用いて検出部の検出結果を送電機13に通知する。通知部は、RFIDタグ部B228であり、RFIDタグ部B228からリーダライタ部16への無線通信によって、検出部の検出結果を送電機13に通知する。RFIDタグ部B228とリーダライタ部16との無線通信方式としては、種々の方式を採用可能であるが、ここでは、RFIDタグ部A26とリーダライタ部16との無線通信方式と同様、UHF帯を用いたバックスキャッタ通信を採用する。RFIDタグ部B228のパッシブタグは、リーダライタ部16の送信電力をDCに変換し、電源電力として利用することで動作する。リーダライタ部16への返答は、リーダライタ部16の送信波(UHF RFID Tagリードコマンド)に対して内部インピーダンスを変えることで変調し、応答信号を作成する。
RFIDタグ部B228は、スイッチング素子227のON又はOFF、つまりスイッチング素子227の端子間の状態(以下、単に「端子間の状態」という)を記録するメモリ(図示せず)を有する。RFIDタグ部B228とリーダライタ部16との無線通信方式では、リーダライタ部16の送信波(UHF RFID Tagリードコマンド)に対して、端子間の状態がONであるかOFFであるかを識別可能な応答信号が作成される。リーダライタ部16により応答信号から端子間の状態が読み出されることにより、検出部の検出結果が送電機13に通知される。
送電機13は、判断部を含む。判断部は、通知部によって通知された検出部の検出結果に基づいて送電の可否を判断する。判断部は、検出部での2次電池211の蓄電状態が基準値REFB225を超えた検出結果に基づいて送電を停止する。判断部は、検出部での2次電池211の蓄電状態が基準値REFB225を下回った検出結果に基づいて送電を開始する。判断部は、MCU14に構成されている。
図2は、本発明の実施形態に係る間欠読み出し時の波形を示すグラフ図である。図2に示されるように、RFIDタグ部B228の端子間の状態を間欠的に読み出す間欠読み出し時の波形は、送信信号及び送電電力の出力が高まる期間が短く、且つ、送信信号及び送電電力の出力が高まる期間の間の期間が長く(換言すれば、デューティ比が低い)、出力が間欠的に繰り返される間欠用波形である。
図3は、本発明の実施形態に係る連続読み出し時の波形を示すグラフ図である。図3に示されるように、RFIDタグ部B228の端子間の状態を連続的に読み出す連続読み出し時の波形は、送信信号及び送電電力の出力が高まる期間が長く、且つ、送信信号及び送電電力の出力が高まる期間の間の期間が短く(換言すれば、デューティ比が高い)、出力が連続的に繰り返される連続用波形である。
送電機13の制御部142は、判断部が送電を停止した場合には送電電力の出力波形が図2に示される間欠用波形を呈するように送電の出力を制御する。また、送電機13の制御部142は、判断部が送電を開始した場合には送電電力の出力波形が図3に示される連続用波形を呈するように送電の出力を制御する。送電出力の増幅は、制御部142によってタイミングを維持しながら適宜実施される。つまり、制御部142は、判断部が送電を停止した場合と判断部が送電を開始した場合とで送電機13の送電の出力波形を異ならせる送電制御を実施する。ちなみに、本発明の実施形態では、リーダライタ部16からRFIDタグ部A26及びRFIDタグ部B228へのUHF RFID Tagリードコマンドの送信が送電機13から受電機22への送電を兼ねている。したがって、判断部が送電を停止した場合には、UHF RFID Tagリードコマンドの出力波形が図2に示されるように間欠的となり、これに伴って送電電力の出力波形も図2に示されるように間欠的となる。同様に、判断部が送電を開始した場合には、UHF RFID Tagリードコマンドの出力波形が図3に示されるように連続的となり、これに伴って送電電力の出力波形も図3に示されるように間欠的となる。
<送信送電制御の処理の流れの説明>
図4は、本発明の実施形態に係る送信送電制御を示すフローチャートである。図4に示される送信送電制御ルーチンは、所定時間おきに繰り返し実行される。
図4は、本発明の実施形態に係る送信送電制御を示すフローチャートである。図4に示される送信送電制御ルーチンは、所定時間おきに繰り返し実行される。
制御部142は、S101にて、スイッチング素子227がONか否かを判定する。スイッチング素子227がONである(S101-YES)場合には、処理がS102に移行する。スイッチング素子227がONではない(S101-NO)場合には、処理がS103に移行する。
制御部142は、S102にて、送電電力を間欠送電する。S102の処理の後、処理が一旦終了する。
制御部142は、S103にて、送電電力を連続送電する。S103の処理の後、処理が一旦終了する。
<変形例1>
変形例1では、本発明の実施形態と相違する部分だけを述べる。図5は、本発明の実施形態の変形例1に係る電力伝送システム100を示すブロック図である。
変形例1では、本発明の実施形態と相違する部分だけを述べる。図5は、本発明の実施形態の変形例1に係る電力伝送システム100を示すブロック図である。
<電力伝送システム100の第1の特徴>
電力伝送システム100は、受電機22に設けられる検出部及び通知部を2つ設けている。2つの検出部は、分圧抵抗223、224、229と、コンパレータ226、231と、スイッチング素子227、232と、を含む。2つの検出部における2次電池211の蓄電状態を比較する基準値は、判断部が送電を停止する停止基準値REFB225と、停止基準値REFB225よりも低く判断部が送電を開始する開始基準値REFC230と、を含む。
電力伝送システム100は、受電機22に設けられる検出部及び通知部を2つ設けている。2つの検出部は、分圧抵抗223、224、229と、コンパレータ226、231と、スイッチング素子227、232と、を含む。2つの検出部における2次電池211の蓄電状態を比較する基準値は、判断部が送電を停止する停止基準値REFB225と、停止基準値REFB225よりも低く判断部が送電を開始する開始基準値REFC230と、を含む。
2つの検出部が設けられたことにより、分圧回路を構成する分圧抵抗223、224、229も3つに増設している。分圧抵抗224は、本発明の実施形態と異なり、分圧抵抗223、229の間に配置され、グランド端子GNDに直接接続されていない。整流抵抗229は、グランド端子GNDに接続されている。
コンパレータ226は、整流抵抗223、224の間の出力電圧を入力される。分圧抵抗223、224の間の出力電圧は、2次電池211側の分圧抵抗223を含む抵抗値と、グランド端子GND側の分圧抵抗224、229を含む抵抗値と、の抵抗比(第1分圧比)に基づいて、2次電池211の蓄電状態を表す物理量としての電圧を分圧したものである。コンパレータ226は、第1分圧比に基づいて分圧された電圧を基準電圧(停止基準値REFB225)と比較する。コンパレータ231は、分圧抵抗224、229の間の出力電圧を入力される。分圧抵抗224、229の間の出力電圧は、2次電池211側の分圧抵抗223、224を含む抵抗値と、グランド端子GND側の分圧抵抗229を含む抵抗値と、の抵抗比(第2分圧比)に基づいて、2次電池211の蓄電状態を表す物理量としての電圧を分圧したものである。コンパレータ231は、第2分圧比に基づいて分圧された電圧を基準電圧(開始基準値REFC230)と比較する。
スイッチング素子227は、コンパレータ226の出力を接続されると共にRFIDタグ部B228に接続されている。スイッチング素子227は、第1分圧比に基づいて分圧された電圧が基準値REFB225よりも大きい場合、ONとなり、第1分圧比に基づいて分圧された電圧が基準値REFB225以下である場合、OFFとなる。スイッチング素子232は、コンパレータ231の出力を接続されると共にRFIDタグ部C233に接続されている。スイッチング素子232は、第2分圧比に基づいて分圧された電圧が基準値REFC230よりも大きい場合、ONとなり、第2分圧比に基づいて分圧された電圧が基準値REFC230以下である場合、OFFとなる。第1分圧比に基づいて分圧された電圧及び第2分圧比に基づいて分圧された電圧がそれぞれ対応する基準値よりも大きい場合、2次電池211の蓄電状態は高レベルにある(例えば満充電状態)。第1分圧比に基づいて分圧された電圧及び第2分圧比に基づいて分圧された電圧がそれぞれ対応する基準値以下である場合、2次電池211の蓄電状態は低レベルにある。第1分圧比に基づいて分圧された電圧が対応する基準値以下であり且つ第2分圧比に基づいて分圧された電圧が対応する基準値より大きい場合、2次電池の蓄電状態は中レベルにある。例えば、蓄電状態が高レベル又は中レベルにある場合、蓄電は十分であると判断してよく、蓄電状態が低レベルにある場合、蓄電は十分でないと判断してよい。
なお、検出部及び通知部は、複数設けられてもよい。複数の検出部では、2次電池の蓄電状態を比較する基準値が互いに異なっているとよい。
<送信送電制御の処理の流れの説明>
図6は、本発明の実施形態の変形例1に係る送信送電制御を示すフローチャートである。図6に示される送信送電制御ルーチンは、所定時間おきに繰り返し実行される。
図6は、本発明の実施形態の変形例1に係る送信送電制御を示すフローチャートである。図6に示される送信送電制御ルーチンは、所定時間おきに繰り返し実行される。
制御部142は、S101にて、スイッチング素子227がONか否かを判定する。スイッチング素子227がONである(S101-YES)場合には、処理がS102に移行する。S102の処理は、本発明の実施形態と同様である。スイッチング素子227がONではない(S101-NO)場合には、処理がS104に移行する。
制御部142は、S104にて、スイッチング素子232がONか否かを判定する。スイッチング素子232がONである(S104-YES)場合には、処理がS102に移行する。スイッチング素子232がONではない(S104-NO)場合には、処理がS103に移行する。S103の処理は、本発明の実施形態と同様である。
<バックアップ電源40>
電力伝送システム100は、バックアップ電源(1次電池)40を備える。バックアップ電源40は、受電機22と電子錠21の2次電池211とを接続した第1の給電線61に第2の給電線62を介して接続されている。バックアップ電源40は、受電機22が遮蔽物等によって給電ができない場合に受電機22からの給電を切り替えられて、内部に蓄電された電力を電子錠21の2次電池211に給電する。
電力伝送システム100は、バックアップ電源(1次電池)40を備える。バックアップ電源40は、受電機22と電子錠21の2次電池211とを接続した第1の給電線61に第2の給電線62を介して接続されている。バックアップ電源40は、受電機22が遮蔽物等によって給電ができない場合に受電機22からの給電を切り替えられて、内部に蓄電された電力を電子錠21の2次電池211に給電する。
バックアップ電源40は、自己放電が少なく長期間動作可能である条件を満たすことが必要になる。このため、バックアップ電源40には、例えば塩化チオニルリチウム電池が用いられる。塩化チオニルリチウム電池は、スマートメータ等で使用される上記条件を満たす電池である。塩化チオニルリチウム電池の出力電圧は、3.6Vであり、他の1次電池と比べても高い。
電力伝送システム100は、ダイオード41を備える。ダイオード41は、第2の給電線62の途中に配置され、受電機22からバックアップ電源40への給電を阻害すると共にバックアップ電源40から電子錠21の2次電池211への給電を許容する。
<電力伝送システム100の第2の特徴>
電力伝送システム100は、残量検出部と、残量通知部と、を含む。残量検出部及び残量通知部は、受電機22内に構成されている。
電力伝送システム100は、残量検出部と、残量通知部と、を含む。残量検出部及び残量通知部は、受電機22内に構成されている。
残量検出部は、バックアップ電源40の電池残量を検出する。残量検出部は、分圧抵抗234、235と、コンパレータ237と、スイッチング素子238と、を含む。分圧抵抗234、235は、バックアップ電源40の出力電圧を分圧する分圧回路を構成する。分圧抵抗235は、グランド端子GNDに接続されている。コンパレータ237は、分圧抵抗234、235の間の出力電圧を入力される。分圧抵抗234、235の間の出力電圧は、バックアップ電源40側の分圧抵抗234を含む抵抗値と、グランド端子GND側の分圧抵抗235と、の抵抗比(第3分圧比)に基づいて、バックアップ電源40の電池残量を表す物理量としての電圧を分圧したものである。コンパレータ237は、第3分圧比に基づいて分圧された電圧を基準電圧(基準値REFD236)と比較する。スイッチング素子238は、コンパレータ237の出力を接続されると共にRFIDタグ部D239に接続されている。スイッチング素子238は、第3分圧比に基づいて分圧された電圧が基準値REFD236よりも大きい場合、ONとなり、第3分圧比に基づいて分圧された電圧が基準値REFD236以下である場合、OFFとなる。第3分圧比に基づいて分圧された電圧が基準値REFD236よりも大きい場合とは、バックアップ電源40の電池残量が十分な状態であることを意味する。一方、第3分圧比に基づいて分圧された電圧が基準値REFD236以下である場合とは、バックアップ電源40の電池残量が十分な状態でないことを意味する。
残量通知部は、無線通信を用いて残量検出部の検出結果を送電機13に通知する。残量通知部は、RFIDタグ部D239であり、RFIDタグ部D239からリーダライタ部16への無線通信によって、検出部の検出結果を送電機13に通知する。
送電機13は、交換判断部を含む。交換判断部は、残量通知部によって通知された残量検出部の検出結果に基づいてバックアップ電源40の交換可否を判断する。交換判断部は、MCU14に構成されている。
<バックアップ電源40の交換時期通知制御の処理の流れの説明>
図7は、本発明の実施形態の変形例に係るバックアップ電源40の交換時期通知制御を示すフローチャートである。図7に示される交換時期通知制御ルーチンは、所定時間おきに繰り返し実行される。
図7は、本発明の実施形態の変形例に係るバックアップ電源40の交換時期通知制御を示すフローチャートである。図7に示される交換時期通知制御ルーチンは、所定時間おきに繰り返し実行される。
制御部142は、S201にて、スイッチング素子238がONか否かを判定する。スイッチング素子238がONである(S201-YES)場合には、処理が一旦終了する。スイッチング素子238がONではない(S201-NO)場合には、処理がS202に移行する。
制御部142は、S202にて、WLAN18を介して外部システム30にバックアップ電源40の交換時期を通知する。
<付記>
電力伝送システム100は、マイクロ波を非接触の状態で伝播させて2次電池211に給電するマイクロ波非接触給電装置1を備える。マイクロ波非接触給電装置1は、マイクロ波を送電する送電機13と、送電機13から送電されたマイクロ波を受電する受電機22と、を有する。受電機22は、2次電池211の蓄電状態を検出する検出部と、無線通信を用いて検出部の検出結果を送電機13に通知する通知部と、を含む。検出部及び通知部は、2次電池211までの送電経路の途中に設けられている。送電機13は、通知部によって通知された検出部の検出結果に基づいて送電の可否を判断する判断部を含む。
電力伝送システム100は、マイクロ波を非接触の状態で伝播させて2次電池211に給電するマイクロ波非接触給電装置1を備える。マイクロ波非接触給電装置1は、マイクロ波を送電する送電機13と、送電機13から送電されたマイクロ波を受電する受電機22と、を有する。受電機22は、2次電池211の蓄電状態を検出する検出部と、無線通信を用いて検出部の検出結果を送電機13に通知する通知部と、を含む。検出部及び通知部は、2次電池211までの送電経路の途中に設けられている。送電機13は、通知部によって通知された検出部の検出結果に基づいて送電の可否を判断する判断部を含む。
この構成によれば、電源を別途有する通信手段を設けることなく2次電池211の蓄電状態が基準値REFB225を超えた検出結果に基づいて送電を停止でき、不要な消費電力が削減でき、電力伝送システム100が省電力性に優れる。
判断部は、検出部での2次電池211の蓄電状態が基準値REFB225を超えた検出結果に基づいて送電を停止する。
この構成によれば、不要な消費電力が削減でき、電力伝送システム100が省電力性に優れる。
判断部は、検出部での2次電池211の蓄電状態が基準値REFB225を下回った検出結果に基づいて送電を開始する。
この構成によれば、必要になれば送電機13の送電が開始され、2次電池211の蓄電状態が安定する。
送電機13は、リーダライタ部16を有する。受電機22は、リーダライタ部16と無線通信可能なRFIDタグ部B228を有する。
この構成によれば、送電機13から受電機22へのマイクロ波非接触給電の電力伝送中に、送電機13と受電機22とが異なる周波数帯で無線通信できる。
リーダライタ部16とRFIDタグ部B228との無線通信は、バックスキャッタ通信である。
この構成によれば、送電機13から受電機22へのマイクロ波非接触給電の電力伝送中に、送電機13と受電機22とが異なる周波数帯でバックスキャッタ通信を用いて無線通信できる。
検出部は、2次電池211の電圧を基準値REFB225と比較するコンパレータ226と、コンパレータ226の出力を接続されると共にRFIDタグ部B228に接続されたスイッチング素子227と、を含む。通知部は、RFIDタグ部B228からリーダライタ部16への無線通信によって、検出部の検出結果を送電機13に通知する。
この構成によれば、電源を別途有する通信手段を設けることなく無線通信を用いて検出部の検出結果が送電機13に通知できる。
検出部及び通知部は、複数設けられている。複数の検出部では、2次電池211の蓄電状態を比較する基準値REFが互いに異なる。
この構成によれば、互いに異なる基準値REFを用いて送電の開始と送電の停止とが異なる物理量レベルで設定できる。
検出部及び通知部は、2つ設けられている。2つの検出部における2次電池211の蓄電状態を比較する基準値は、判断部が送電を停止する停止基準値REFB225と、停止基準値REFB225よりも低く判断部が送電を開始する開始基準値REFC230と、を含む。
この構成によれば、互いに異なる停止基準値REFB225と開始基準値REFC230とを用いて送電の停止と送電の開始とが異なる物理量レベルで設定できる。
電力伝送システム100は、受電機22からの給電を切り替えて2次電池211に給電させるバックアップ電源40を備える。電力伝送システム100は、バックアップ電源40の電池残量を検出する残量検出部を含む。電力伝送システム100は、無線通信を用いて残量検出部の検出結果を送電機13に通知する残量通知部を含む。送電機13は、残量通知部によって通知された残量検出部の検出結果に基づいてバックアップ電源40の交換可否を判断する交換判断部を含む。
この構成によれば、電源を別途有する通信手段を設けることなくバックアップ電源40を監視することで、バックアップ電源40の消耗を検知でき、バックアップ電源40の交換時期が速やかに通知できる。
送電機13は、判断部が送電を停止した場合と判断部が送電を開始した場合とで送電の出力波形を異ならせる制御を実施する制御部142を有する。
この構成によれば、例えば判断部が送電を停止した際に通信間隔が間欠的に実行でき、余計な通信が削減され、不要な消費電力が削減でき、電力伝送システム100が省電力性に優れる。
<その他>
上記実施形態では、マイクロ波電力伝送を用いて送電機13からマイクロ波を非接触の状態で受電機22に受電させて電力を電子錠21の2次電池211に給電していた。しかし、これに限られない。受電機22に受電させた電力は、異なる動作デバイスの2次電池211に給電されてもよい。
上記実施形態では、マイクロ波電力伝送を用いて送電機13からマイクロ波を非接触の状態で受電機22に受電させて電力を電子錠21の2次電池211に給電していた。しかし、これに限られない。受電機22に受電させた電力は、異なる動作デバイスの2次電池211に給電されてもよい。
また、送電機13は、区画部内だけでなく区画部外(ホテルの場合には廊下スペース等)に設けられてもよい。送電機13が区画部外に設けられる場合としては、例えば電源から送電網が配設された既存のインターホンに送電機13が内蔵されてもよい。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明は、主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することが可能である。
1 マイクロ波非接触給電装置
10 カードスイッチシステム
11 電源
12 カードスイッチ
13 送電機
14 MCU
16 リーダライタ部
17 第1無線通信アンテナ
18 WLAN
19 第2無線通信アンテナ
20 電子錠システム
21 電子錠
22 受電機
23 受電アンテナ
26 RFIDタグ部A
27 第3無線通信アンテナ
30 外部システム
31 外部無線アンテナ
40 バックアップ電源
41 ダイオード
61 第1の給電線
62 第2の給電線
100 電力伝送システム
211 2次電池
221 整流回路
222 コンデンサ
223 分圧抵抗
224 分圧抵抗
225 基準値(停止基準値)REFB
226 コンパレータ
227 スイッチング素子
228 RFIDタグ部B
229 分圧抵抗
230 開始基準値REFC
231 コンパレータ
232 スイッチング素子
233 RFIDタグ部C
234 分圧抵抗
235 分圧抵抗
236 基準値REFD
237 コンパレータ
238 スイッチング素子
239 RFIDタグ部D
10 カードスイッチシステム
11 電源
12 カードスイッチ
13 送電機
14 MCU
16 リーダライタ部
17 第1無線通信アンテナ
18 WLAN
19 第2無線通信アンテナ
20 電子錠システム
21 電子錠
22 受電機
23 受電アンテナ
26 RFIDタグ部A
27 第3無線通信アンテナ
30 外部システム
31 外部無線アンテナ
40 バックアップ電源
41 ダイオード
61 第1の給電線
62 第2の給電線
100 電力伝送システム
211 2次電池
221 整流回路
222 コンデンサ
223 分圧抵抗
224 分圧抵抗
225 基準値(停止基準値)REFB
226 コンパレータ
227 スイッチング素子
228 RFIDタグ部B
229 分圧抵抗
230 開始基準値REFC
231 コンパレータ
232 スイッチング素子
233 RFIDタグ部C
234 分圧抵抗
235 分圧抵抗
236 基準値REFD
237 コンパレータ
238 スイッチング素子
239 RFIDタグ部D
Claims (10)
- マイクロ波を非接触の状態で伝播させて2次電池に給電するマイクロ波非接触給電装置を備え、
前記マイクロ波非接触給電装置は、マイクロ波を送電する送電機と、前記送電機から送電されたマイクロ波を受電する受電機と、を有し、
前記受電機は、前記2次電池の蓄電状態を検出する検出部と、無線通信を用いて前記検出部の検出結果を前記送電機に通知する通知部と、を含み、
前記検出部及び前記通知部は、前記2次電池までの送電経路の途中に設けられ、
前記送電機は、前記通知部によって通知された前記検出部の検出結果に基づいて送電の可否を判断する判断部を含む、
電力伝送システム。 - 前記判断部は、前記検出部での前記2次電池の蓄電状態が基準値を超えた検出結果に基づいて送電を停止する、
請求項1に記載の電力伝送システム。 - 前記判断部は、前記検出部での前記2次電池の蓄電状態が基準値を下回った検出結果に基づいて送電を開始する、
請求項1に記載の電力伝送システム。 - 前記送電機は、リーダライタ部を有し、
前記受電機は、前記リーダライタ部と無線通信可能なRFIDタグ部を有する、
請求項1に記載の電力伝送システム。 - 前記リーダライタ部と前記RFIDタグ部との無線通信は、バックスキャッタ通信である、
請求項4に記載の電力伝送システム。 - 前記検出部は、前記2次電池の物理量を基準値と比較するコンパレータと、前記コンパレータの出力を接続されると共に前記RFIDタグ部に接続されたスイッチング素子と、を含み、
前記通知部は、前記RFIDタグ部から前記リーダライタ部への無線通信によって、前記検出部の検出結果を前記送電機に通知する、
請求項4に記載の電力伝送システム。 - 前記検出部及び前記通知部は、複数設けられ、
複数の前記検出部では、前記2次電池の蓄電状態を比較する基準値が互いに異なる、
請求項1に記載の電力伝送システム。 - 前記検出部及び前記通知部は、2つ設けられ、
2つの前記検出部における前記2次電池の蓄電状態を比較する基準値は、前記判断部が送電を停止する停止基準値と、前記停止基準値よりも低く前記判断部が送電を開始する開始基準値と、を含む、
請求項1に記載の電力伝送システム。 - 前記受電機からの給電を切り替えて前記2次電池に給電させるバックアップ電源と、
前記バックアップ電源の電池残量を検出する残量検出部と、
無線通信を用いて前記残量検出部の検出結果を前記送電機に通知する残量通知部と、
を備え、
前記送電機は、前記残量通知部によって通知された前記残量検出部の検出結果に基づいて前記バックアップ電源の交換可否を判断する交換判断部を含む、
請求項1に記載の電力伝送システム。 - 前記送電機は、前記判断部が送電を停止した場合と前記判断部が送電を開始した場合とで送電の出力波形を異ならせる制御を実施する制御部を有する、
請求項6に記載の電力伝送システム。
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JP2022161693A JP2024055079A (ja) | 2022-10-06 | 2022-10-06 | 電力伝送システム |
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