JP5027707B2 - 電気錠システム - Google Patents

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Description

本発明は、電気錠システムに関するものである。
近年、集合住宅や事業所などへのセキュリティシステムの導入によって、開閉扉に電気錠装置を設置する事例が増加しており、開閉扉に設けた電気錠装置に給電するために、扉枠側に設けた一次側ユニットと、扉枠に支持される開閉扉側に設けた二次側ユニットとを有し、一次側ユニットから二次側ユニットへ非接触給電を行うことによって、扉枠側から一次側ユニットおよび二次側ユニットを介して開閉扉に配置した電気錠装置に電力供給する電気錠システムが提供されていた(例えば特許文献1参照)。
特許第3927272号公報
上記構成の電気錠システムでは、施解錠時以外の待機時にも電気錠装置の動作を制御する回路に動作電力を供給しているので、待機時の無負荷損失が増加し、待機時の消費電力が大きくなるという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、待機時の消費電力を低減した電気錠システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、扉枠側に設けた一次側ユニットと、扉枠に支持される開閉扉側に設けた二次側ユニットと、開閉扉に配置した電気錠装置とを有し、一次側ユニットから二次側ユニットへ非接触給電を行うことによって、扉枠側から一次側ユニットおよび二次側ユニットを介して電気錠装置に電力供給する電気錠システムであって、一次側ユニットは、一次側コイルと、入力電源をスイッチングすることにより入力電源を高周波に変換して一次側コイルに供給するスイッチング電源部と、スイッチング電源部のスイッチング動作を制御する電源制御部とを備えるとともに、二次側ユニットは、開閉扉が閉まった状態で一次側コイルと磁気結合する二次側コイルと、二次側コイルから供給される高周波を安定化して電気錠装置に動作電力を供給する安定化電源部と、電気錠装置の施解錠動作を制御する電気錠制御部と、二次側コイルから供給される電流により充電されて電気錠制御部に動作電力を供給する第1の蓄電要素と、第1の蓄電要素の充電電圧を監視してフィードバック信号を非接触で電源制御部に出力する電圧監視部とを備え、電源制御部は、電気錠装置が施解錠動作を行う施解錠時は、スイッチング電源部の動作を、所定周波数でスイッチング動作を行うフル動作に切り替えるとともに、施解錠時以外の待機時は、スイッチング電源部の動作を、所定周波数でスイッチング動作を行う期間とスイッチング動作を停止させる期間とを交互に繰り返す間欠動作に切り替え、且つ、間欠動作時は、フィードバック信号に基づいて充電電圧が所定の基準電圧を下回らないように、間欠動作のデューティを変化させることを特徴とする。なお間欠動作のデューティとは、間欠動作中に所定周波数でスイッチング動作を行う期間と、スイッチング動作を停止させる期間との比率のことを言う。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、電源制御部は、電気錠装置から施解錠動作の完了信号を受け取ると、スイッチング電源部の動作をフル動作から間欠動作に切り替えることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、電源制御部は、スイッチング電源部の動作を間欠動作からフル動作に切り替えた時点より所定の施解錠時間が経過すると、フル動作から間欠動作に切り替えることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか1つの発明において、二次側コイルから供給される高周波を安定化して第1の蓄電要素を充電する充電回路部を備え、当該充電回路部は、施解錠時に第1の蓄電要素への充電動作を停止することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4の発明において、待機時から施解錠時に切り替わった時点での第1の蓄電要素の充電電圧が所定の閾値電圧未満の場合、充電回路部は、充電電圧が閾値電圧に達するまで第1の蓄電要素の充電動作を行ってから、充電動作を停止することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れか1つの発明において、二次側コイルから供給される電流により充電される第2の蓄電要素を安定化電源部の前段に設け、安定化電源部は第2の蓄電要素から電源供給を受けて電気錠装置に動作電力を供給することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れか1つの発明において、開閉扉の開状態を検知する検知手段を備え、電源制御部は、検知手段が開閉扉の開状態を検知している状態では、スイッチング電源部のスイッチング動作を停止させることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、電源制御部が、施解錠時以外の待機時にはスイッチング電源部の動作をフル動作から間欠動作に切り替えているので、待機時の無負荷損失を低減して、待機時の消費電力を低減することができる。さらに電源制御部では、間欠動作時に、フィードバック信号に基づいて充電電圧が所定の基準電圧を下回らないよう間欠動作のデューティを変化させているので、無負荷損失をさらに低減して、待機時の消費電力をさらに低減できるという効果がある。
請求項2の発明によれば、施解錠動作が完了すると、スイッチング電源部の動作をフル動作から間欠動作に切り替えているので、待機時にフル動作が行われるのを確実に防止でき、待機時の消費電力をさらに低減できる。
請求項3の発明によれば、施解錠動作を開始してから所定の施解錠時間が経過すると、スイッチング電源部の動作をフル動作から間欠動作に切り替えているので、電気錠装置側の動作を監視する回路などを追加する必要がないという効果がある。
請求項4の発明によれば、施解錠時には第1の蓄電要素への充電動作を停止しているので、電気錠装置への電力供給と第1の蓄電要素の充電動作とが同時に行われて、過負荷状態となる虞を低減できるという効果がある。
請求項5の発明によれば、待機時から施解錠時に切り替わった時点で第1の蓄電要素の充電電圧が所定の閾値電圧未満の場合は、充電電圧が閾値電圧に達するまで第1の蓄電要素の充電動作を継続しているので、充電電圧が閾値電圧未満の状態で充電動作が停止されたために、施解錠動作中に電気錠制御部の動作電源が不足するといった事態を防止することができる。
請求項6の発明によれば、一次側ユニットのスイッチング電源部の給電能力が、電気錠装置を動作させるのに必要な電力より不足している場合でも、安定化電源部の前段に設けた第2の蓄電要素から電源供給を受けて、安定化電源部が電気錠装置に動作電力を供給しているので、電気錠装置を動作させるのに必要な電力より給電能力が低いスイッチング電源部を使用できる。そして、スイッチング電源に給電能力の小さいものを使用することで、スイッチング電源の小型化や発熱量の低減が可能になるという効果がある。
ところで、開閉扉が開けられると、一次側コイルと二次側コイルとの磁気的な結合がなくなり、一次側ユニットから二次側ユニットへ電力を供給することができないが、請求項7の発明によれば、開閉扉が開いている状態では、電源制御部がスイッチング電源部のスイッチング動作を停止させているので、無負荷損失を低減して、消費電力をさらに低減することができる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図4に本発明に係る電気錠システムの概略構成図を示す。この電気錠システムは、例えば玄関扉のような開閉扉12を遠隔から施錠又は解錠するために用いられ、開閉扉12に設けられた電気錠装置4と、蝶番11を介して開閉扉12を開閉自在に支持する扉枠10側から電気錠装置4に給電するための非接触給電装置1と、宅内に設置された電気錠操作器5および操作子機6,6と、屋外に設置された非接触キーリーダ7およびシークレットスイッチ8とを主要な構成として備えている。
操作子機6は施解錠操作のための操作釦6aを有し、操作釦6aが押操作されると電気錠操作器5に操作信号を出力する。
電気錠操作器5は、施解錠操作のための操作釦5aを備えるとともに、操作子機6が接続される子機接続端子(図示せず)を有し、操作釦5aが押操作されるか、又は、操作子機6から操作信号が入力されると、信号線9を介して非接触給電装置1に施解錠命令を送信する。
非接触キーリーダ7は、建物の外側にいる家人がIDタグ7aやICカード7bを用いて電気錠装置4を施錠又は解錠させるために用いられる。ユーザがIDタグ7a又はICカード7bを非接触キーリーダ7の読み取り部7cに近付けると、非接触キーリーダ7とIDタグ7a又はICカード7bとの間で非接触通信が行われ、IDタグ7a又はICカード7bから識別情報が読み取られる。非接触キーリーダ7は、読み取った識別情報を予め登録してある識別情報と照合し、両者が一致すると、信号線9を介して非接触給電装置1に施解錠命令を送信する。
シークレットスイッチ8は、建物の外側にいる家人が暗証番号を入力することによって、電気錠装置4を施錠又は解錠させるために用いられる。シークレットスイッチ8の前面には、0〜9までの番号キー8aと、スタートキー8bと、エンドキー8cと、施解錠状態を示す表示ランプ8dとが設けられ、各キー8a〜8cおよび表示ランプ8dはカバー8eによって開閉自在に覆われている。ユーザがカバー8eを開けてスタートキー8bを押した後、番号キー8aを用いて所定の桁数の暗証番号を入力し、最後にエンドキー8cを押すと、シークレットスイッチ8が、入力された暗証番号を予め登録されている暗証番号と照合し、両者が一致すると、信号線9を介して非接触給電装置1に施解錠命令を送信する。
非接触給電装置1は、扉枠10に設けた一次側ユニット2と、開閉扉12に設けた二次側ユニット3とで構成され、一次側ユニット2と二次側ユニット3との間で非接触給電を行うことによって、一次側ユニット2から二次側ユニット3を介して電気錠装置4に動作電力を供給する。また一次側ユニット2は、電気錠操作器5や非接触キーリーダ7やシークレットスイッチ8から施解錠命令を受信すると、二次側ユニット3との間で例えば赤外線を用いた無線通信を行うことにより二次側ユニット3へ施解錠命令を送信し、二次側ユニット3により電気錠装置4に施解錠動作を行わせるようになっている。
而して、この電気錠システムでは、宅内に設置された電気錠操作器5や操作子機6の操作釦5a,6aを押操作したり、宅外に設置された非接触キーリーダ7にIDタグ7a又はICカード7bをかざしたり、宅外に設置されたシークレットスイッチ8に暗証番号を入力することによって、非接触給電装置1に施解錠命令が送信され、非接触給電装置1により電気錠装置4に施解錠動作を行わせることができる。
次に、非接触給電装置1の構成および動作について図1〜図3を参照してより詳細に説明する。
非接触給電装置1の一次側ユニット2は、一次側コイルn1と、商用電源ACを整流する整流器21と、整流器21の直流出力端間に接続された平滑コンデンサC1と、スイッチング電源回路22と、制御IC23と、マイコン24と、通信回路25とを主要な構成として備える。
一次側コイルn1は、開閉扉12を閉じた状態で二次側ユニット3が対向する扉枠10の部位に配設される。
商用電源ACは整流器21によって整流されるとともに、平滑コンデンサC1によって平滑された後、スイッチング電源回路22の一次側に入力される。
スイッチング電源回路22は、入力電源(平滑コンデンサC1の両端電圧)をスイッチングすることによって、入力電源を高周波に変換し、一次側コイルn1に供給する。
制御IC23は、スイッチング電源回路22のスイッチング動作を制御する制御回路が集積化されたものであり、マイコン24から入力される制御信号に応じてスイッチング動作を制御する。スイッチング電源回路22のスイッチング動作は、マイコン24から入力される制御信号に応じてフル動作又は間欠動作の何れかに切り替えられる。ここで、フル動作とは、その期間中に所定周波数でスイッチング動作を行う動作状態を言い、間欠動作とは、所定周波数でスイッチング動作を行う期間と、スイッチング動作を停止させる期間とが交互に繰り返されるような動作状態を言う。そして施解錠時には、電気錠装置4に施解錠動作を行わせるために必要な電力を二次側ユニット3に供給する必要があるので、スイッチング電源回路22の動作がフル動作に切り替えられる。一方、施解錠時以外の待機時は二次側ユニット3で必要な電力が少なくて済むので、スイッチング電源回路22の動作が間欠動作に切り替えられる。
通信回路25は、例えば赤外線を用いたワイヤレス通信を行うことにより、二次側ユニット3との間で信号を授受する。
マイコン24は、信号線9を介して外部から施解錠命令が入力されると通信回路25を介して二次側ユニット3に施解錠命令を送信するとともに、スイッチング電源回路22の動作を間欠動作からフル動作に切り替える制御信号を制御IC23に出力する。またマイコン24は、間欠動作時に通信回路25を介して二次側ユニット3から後述のフィードバック信号が入力されると、フィードバック信号に基づいて間欠動作時のデューティを変化させる。また電気錠装置4による施解錠動作が完了すると、マイコン24は、スイッチング電源回路22の動作をフル動作から間欠動作に切り替える制御信号を制御IC23に出力する。
一方、二次側ユニット3は、二次側コイルn2と、整流・平滑回路31と、スイッチSW1と、DC−DCコンバータ32と、DC−DCコンバータ32の出力端子間にダイオードD1を介して接続されたコンデンサC2(第1の蓄電要素)と、分圧回路33と、DC−DCコンバータ34と、判定回路35と、制御回路36と、通信回路37とを主要な構成として備えている。尚、本実施形態では第1の蓄電要素をコンデンサで構成しているが、二次電池で第1の蓄電要素を構成しても良い。
整流・平滑回路31(安定化電源部)は、二次側コイルn2から供給される高周波を安定化(整流、平滑)して所定電圧値の直流電圧に変換し、スイッチSW1を介して電気錠装置4に供給する。
DC−DCコンバータ32は、整流・平滑回路31の出力電圧を所定電圧値の直流電圧に変換し、ダイオードD1を介してコンデンサC2を充電する。
分圧回路33はコンデンサC2の両端間に接続された分圧抵抗R1,R2の直列回路からなり、コンデンサC2の充電電圧VC2を所定の分圧比で分圧して、判定回路35に出力する。
DC−DCコンバータ34は、コンデンサC2の両端電圧を所定の電圧値に変換して判定回路35および制御回路36に供給する。
判定回路35は、分圧回路33の出力から求めたコンデンサC2の充電電圧VC2と所定の基準電圧(上側基準電圧VHおよび下側基準電圧VL)との高低をそれぞれ判定する。すなわち充電電圧VC2が下側基準電圧VLを下回ると、判定回路35は電圧低下信号を制御回路36に出力し、充電電圧VC2が上側基準電圧VHに達すると、判定回路35は充電完了信号を制御回路36に出力する。
通信回路37は、例えば赤外線を用いたワイヤレス通信を行うことにより、一次側ユニット2の通信回路25との間で信号を授受する。
制御回路36は、通信回路37を介して施解錠命令が入力されるとスイッチSW1をオンして電気錠装置4に電源を供給するとともに、電気錠装置4に開閉信号を与え、電気錠装置4により施錠又は解錠動作を行わせる。また制御回路36は、待機時にスイッチSW1をオフし、電気錠装置4への給電を遮断しており、無駄な電力消費を抑制している。また待機時には、制御回路36は、判定回路35の判定結果に応じたフィードバック信号を通信回路37を介して一次側ユニット2へ送信させる。ここで、制御回路36は、判定回路35から電圧低下信号が入力されるとスイッチング電源回路22によるスイッチング動作を開始させる動作開始信号をフィードバック信号として出力し、判定回路35から充電完了信号が入力されるとスイッチング動作を停止させる停止信号をフィードバック信号として出力する。ここにおいて、分圧回路33、判定回路35および制御回路36から電圧監視部が構成され、制御回路36から電気錠制御部が構成される。
次に、本実施形態の電気錠システムの動作について図2および図3を参照して説明する。電気錠装置4が施解錠動作を行っていない待機時には、マイコン24は、スイッチング動作を間欠動作に切り替える制御信号を制御IC23に出力し、制御IC23がスイッチング電源回路22の動作を間欠動作に切り替えている。この時、一次側ユニット2から二次側ユニット3へ施解錠動作時に比べて小さな電力が供給され、二次側ユニット3では、二次側コイルn2の出力を整流・平滑回路31が整流、平滑し、さらにDC−DCコンバータ32が所定電圧値に返還してコンデンサC2を充電する。そして、DC−DCコンバータ34がコンデンサC2の両端電圧を所定電圧に変換し、判定回路35及び制御回路36に動作電力を供給する。
この待機時において、電気錠操作器5の操作釦5aが操作されるか、操作子機6の操作釦6aが操作されると(図2のステップS1)、電気錠操作器5から一次側ユニット2のマイコン24に施解錠命令が入力される(ステップS2)。マイコン24は、施解錠命令が入力されると、スイッチング動作をフル動作に切り替える制御信号(間欠動作解除命令)を制御IC23に出力し(ステップS3)、制御IC23がスイッチング電源回路22の動作をフル動作に切り替えるので、一次側ユニット2から二次側ユニット3へ電気錠装置4の施解錠動作に必要な電力が供給される。またマイコン24は、制御IC23を用いてスイッチング電源回路22の動作をフル動作に切り替えた後、通信回路25から二次側ユニット3へ施解錠命令を出力させる(ステップS4)。このとき、二次側ユニット3では通信回路37が施解錠命令を受信して制御回路36に送信し、制御回路36が、スイッチSW1をオンして電気錠装置4に電力を供給するとともに、電気錠装置4に施解錠命令を出力して、電気錠装置4に施錠又は解錠動作を行わせる。そして、電気錠装置4の施解錠動作が完了すると、電気錠装置4から施解錠動作完了信号が制御回路36に送られ、制御回路36では、この施解錠動作完了信号を通信回路37から一次側ユニット2へ送信させる(ステップS5)。一次側ユニット2では、通信回路25が施解錠動作完了信号を受信してマイコン24に出力しており、マイコン24が、施解錠動作完了信号の入力に応じて、スイッチング動作を間欠動作に切り替える制御信号(間欠動作移行命令)を制御IC23に出力するとともに(ステップS6)、制御IC23がスイッチング電源回路22の動作を間欠動作に切り替える。
このように本実施形態の電気錠システムでは、施解錠時はスイッチング電源回路22の動作をフル動作に切り替えて、電気錠装置4の施解錠動作に必要な電力を二次側ユニット3に供給するとともに、待機時にはスイッチング電源回路22の動作を間欠動作に切り替えて、二次側ユニット3に供給する電力を低下させているので、無負荷損失を低減して、待機時の消費電力を低減することができる。またマイコン24は、二次側ユニット3から施解錠動作完了信号が入力された時点で、スイッチング動作を間欠動作に切り替えているので、待機時にフル動作が行われるのを確実に防止して、待機時の消費電力を低減することができる。
なおマイコン24では、スイッチング動作を間欠動作からフル動作に切り替えた時点より所定の施解錠時間(電気錠装置4に給電を開始してから施解錠動作が完了するまでの間に必要な時間の最大値)が経過すると、スイッチング動作をフル動作から間欠動作に切り替えるようにしても良く、この場合は電気錠装置4側の動作を監視する回路などを追加する必要がないという利点がある。
また本システムでは、待機時に一次側ユニット2のスイッチング電源回路22を間欠動作させているのであるが、間欠動作時のデューティを二次側ユニット3からのフィードバック信号に応じて変化させている。なお、間欠動作時のデューティとは、間欠動作中に所定周波数でスイッチング動作を行う期間と、スイッチング動作を停止させる期間との比率のことを言う。
図3(a)(b)は間欠動作時の動作を示し、時刻t1までの期間ではスイッチング電源回路22が所定周波数でスイッチング動作を行っており、この間にDC−DCコンバータ32によってコンデンサC2が充電され、コンデンサC2の両端電圧が徐々に上昇する。
そして、時刻t1において充電電圧VC2が上側基準電圧VHに達すると、判定回路35から制御回路36に充電完了信号が出力され、制御回路36が通信回路37を介して一次側ユニット2へ停止信号を出力するので、一次側ユニット2のマイコン24は制御IC23を制御して、スイッチング電源回路22のスイッチング動作を停止させる。スイッチング電源回路22のスイッチング動作が停止すると、一次側ユニット2から二次側ユニット3への電力供給がなくなるので、DC−DCコンバータ32からコンデンサC2への充電動作が停止する。このときコンデンサC2が放電を開始して、判定回路35及び制御回路36に動作電力が供給されるので、コンデンサC2の両端電圧VC2は徐々に低下する。
その後、時刻t3において充電電圧VC2が下側基準電圧VLよりも低下すると、判定回路35から制御回路36に電圧低下信号が出力され、制御回路36が通信回路37を介して一次側ユニット2へ動作開始信号を出力するので、一次側ユニット2のマイコン24は制御IC23を制御して、スイッチング電源回路22のスイッチング動作を開始させる。スイッチング電源回路22がスイッチング動作を開始すると、一次側ユニット2から二次側ユニット3へ再び電力が供給され、DC−DCコンバータ32から判定回路35および制御回路36に動作電力が供給されるとともに、コンデンサC2に充電電流が供給されるので、コンデンサC2の両端電圧VC2が徐々に上昇する。そして、時刻t3において充電電圧VC2が上側基準電圧VHに達すると、上述と同様の動作を経てスイッチング電源回路22のスイッチング動作が停止されることになり、以後は上述の動作を繰り返すことで、スイッチング電源回路22が間欠動作を行うのである。
このように、待機時においてコンデンサC2の充電電圧VC2が下側基準電圧VLを下回ると、スイッチング電源回路22がスイッチング動作を開始し、充電電圧VC2が上側基準電圧VHに達すると、スイッチング動作を開始するので、制御回路36の動作に最低限必要な電力のみを二次側ユニット3へ供給できるように、間欠動作時のデューティが調整されるから、待機時の消費電力をさらに低減することができる。なお、間欠動作時のデューティは、一次側ユニット2および二次側ユニット3の施工条件やチリ寸法によって変動し、磁気トランスTの磁気結合が高いほど、オンデューティが小さくなって、待機時の消費電力が低減されるのである。
(実施形態2)
本発明の実施形態2について以下に説明する。尚、電気錠システムの構成は実施形態1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、図示および説明は省略する。
上述の実施形態1では、電気錠装置4の施解錠動作中もDC−DCコンバータ32が動作を継続して、コンデンサC2を充電しているが、本実施形態では、電気錠装置4の施解錠動作中は、二次側ユニット3の制御回路36がDC−DCコンバータ32の動作を停止させている。この場合、充電回路部たるDC−DCコンバータ32からコンデンサC2への充電動作が停止されるので、電気錠装置4への給電とコンデンサC2への充電動作とが同時に行われることはない。したがって、電気錠装置4への給電動作とコンデンサC2への充電動作が同時に行われることによって、過負荷状態となる虞を無くすことができる。
ここで、コンデンサC2の充電電圧VC2が比較的低い状態であるにもかかわらず、DC−DCコンバータ32による充電が停止されると、施解錠動作中に制御回路36に供給する電力がコンデンサC2の充電エネルギーで賄いきれない場合がある。このような事態を防止するため、待機時から施解錠時に切り替わった時点で、判定回路35により、コンデンサC2の充電電圧VC2が所定の閾値電圧未満と判定された場合は、制御回路36が、判定回路35の判定結果に基づいて、充電電圧VC2が閾値電圧に達するまでDC−DCコンバータ32を動作させ、コンデンサC2の充電動作を行わせた後にDC−DCコンバータ32の動作を停止させるのが好ましく、施解錠動作中に制御回路36への供給電力が不足するような事態を防止することができる。
(実施形態3)
本発明の実施形態3を図5に基づいて説明する。本実施形態では、実施形態1又は2で説明した電気錠システムにおいて、判定回路35及び制御回路36に動作電力を供給するための一次電池E1を設けている。尚、一次電池E1以外の構成は実施形態1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
判定回路35では、分圧回路33の分圧電圧から求めた充電電圧VC2と所定の基準電圧との高低を比較するとともに、一次電池E1の両端電圧と所定の閾値電圧との高低を比較しており、一次電池E1の両端電圧が閾値電圧以上であれば高電圧信号を、閾値電圧未満であれば低電圧信号を制御回路36に出力する。
そして、制御回路36は、待機時に判定回路35から高電圧信号が入力されると、通信回路37を介して一次側ユニット2へ停止信号を送信し、スイッチング電源回路22のスイッチング動作を停止させており、待機時の入力電源による消費電力をゼロにすることができる。
一方、一次電池E1の消耗によって一次電池E1の両端電圧が閾値電圧を下回り、判定回路35から制御回路36に低電圧信号が入力されると、制御回路36が、通信回路37を介して一次側ユニット2へ動作開始信号を送信し、スイッチング電源回路22のスイッチング動作を開始させ、以後は実施形態1で説明したのと同様の動作を行って、スイッチング電源回路22に間欠動作を行わせる。
なお、一次電池E1が脱着可能であれば、電池交換によって一次電池E1の両端電圧が閾値電圧以上となる状態に戻すことができ、この場合は待機時にスイッチング電源回路22のスイッチング動作が停止されるので、待機時の入力電源による消費電力をゼロにすることができる。
また、一次電池E1の消耗により一次電池E1の容量が不足気味になった場合は、制御回路36がスイッチング電源回路22を間欠動作させ、DC−DCコンバータ32によりコンデンサC2を充電させることで、判定回路35および制御回路36の動作電力を得ることができる。
(実施形態4)
本発明の実施形態4について図6および図7を参照して説明する。尚、本実施形態の電気錠システムは、実施形態1〜3で説明した電気錠システムと同様の構成を有しており、共通する構成要素には同一の符号を付して、図示および説明は省略する。
電気錠システムが備える非接触給電装置1の一次側ユニット2は、開閉扉12の開閉を検知して、検知結果をマイコン24に出力する開閉センサ26(検知手段)を備える以外は、実施形態1で説明したものと同様の構成を有しているので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。なお、開閉センサ26は、例えばリミットスイッチのような近接スイッチや、赤外線を用いた光電形近接スイッチ(所謂赤外線スイッチ)や、磁気検出素子と磁石の組合わせで開閉扉の開閉を検知する磁気形近接スイッチ(所謂磁気スイッチ)など、扉の開閉を検知するために用いられる従来周知のスイッチで構成される。
一方、二次側ユニット3は、二次側コイルn2と、整流・平滑回路31と、ダイオードD1と、コンデンサC2と、分圧回路33と、DC−DCコンバータ38,34と、判定回路35と、制御回路36と、通信回路37と、スイッチSW1とを主要な構成として備えている。なお本実施形態では、二次側コイルn2から供給される電流により充電されて制御回路36などに動作電力を供給する第1の蓄電要素と、二次側コイルn2から供給される電流により充電されて安定化電源(DC−DCコンバータ38)に動作電力を供給する第2の蓄電要素を、一つのコンデンサC2で兼用している。なお本実施形態では第1、第2の蓄電要素をコンデンサで構成しているが、二次電池で蓄電要素を構成しても良い。
整流・平滑回路31は、二次側コイルn2から供給される高周波を整流、平滑した電圧を出力する。
コンデンサC2は、整流・平滑回路31の出力端子間にダイオードD1を介して接続され、整流・平滑回路31の出力電圧によって充電される。
分圧回路33はコンデンサC2の両端間に接続された分圧抵抗R1,R2の直列回路からなり、コンデンサC2の充電電圧を所定の分圧比で分圧して、判定回路35に出力する。
DC−DCコンバータ32は、整流・平滑回路31の出力電圧を所定電圧値の直流電圧に変換し、スイッチSW1を介して電気錠装置4に供給する。
DC−DCコンバータ34は、DC−DCコンバータ32の出力電圧を所定の電圧値に変換して判定回路35および制御回路36に供給する。
判定回路35は、分圧電圧から求めたコンデンサC2の充電電圧VC2と所定の基準電圧(上側基準電圧VHおよび下側基準電圧VL)との高低をそれぞれ判定する。すなわち充電電圧VC2が下側基準電圧VLを下回ると、判定回路35は電圧低下信号を制御回路36に出力し、充電電圧VC2が上側基準電圧VHに達すると、判定回路35は充電完了信号を制御回路36に出力する。
通信回路37は、例えば赤外線を用いたワイヤレス通信を行うことにより、一次側ユニット2の通信回路25との間で信号を授受する。
制御回路36は、通信回路37を介して施解錠信号が入力されるとスイッチSW1をオンして電気錠装置4に電源を供給するとともに、電気錠装置4に開閉信号を与えて施錠又は解錠動作を行わせる。また待機時には、制御回路36は、判定回路35の判定結果に基づいたフィードバック信号を通信回路37を介して一次側ユニット2へ送信させる。ここで、制御回路36は、判定回路35から電圧低下信号が入力されるとスイッチング電源回路22によるスイッチング動作を開始させる動作開始信号をフィードバック信号として出力し、判定回路35から充電完了信号が入力されるとスイッチング動作を停止させる停止信号をフィードバック信号として出力する。ここにおいて、分圧回路33、判定回路35および制御回路36から電圧監視部が構成され、制御回路36から電気錠制御部が構成される。
次に、本システムの動作について図7を参照して説明する。電気錠装置4が施解錠動作を行っていない待機時(時刻t14までの期間Ta)には、マイコン24は、スイッチング動作を間欠動作に切り替える制御信号を制御IC23に出力し、制御IC23がスイッチング電源回路22の動作を間欠動作に切り替えている。間欠動作時は、スイッチング電源回路22がスイッチング動作を行う動作期間と、スイッチング電源回路22が停止する停止期間とが交互に切り替えられ、動作期間中に一次側ユニット2から二次側ユニット3へ電力が供給される。この動作期間中に二次側ユニット3では二次側コイルn2の出力を整流・平滑回路31が整流、平滑して、整流・平滑回路31の出力によってコンデンサC2が充電されるとともに、コンデンサC2の充電電圧がDC−DCコンバータ38,34によって所定電圧に変換されて、判定回路35および制御回路36に供給される。
待機動作中の時刻t14に電気錠操作器5などから一次側ユニット2のマイコン24に施解錠命令が入力されると、マイコン24は、施解錠命令の入力に応じてスイッチング動作をフル動作に切り替える制御信号(間欠動作解除命令)を制御IC23に出力し、制御IC23がスイッチング電源回路22の動作をフル動作に切り替えるので、一次側ユニット2から二次側ユニット3へ電気錠装置4の施解錠動作に必要な電力が供給される。またマイコン24は、スイッチング電源回路22の動作をフル動作に切り替えた後、通信回路25から二次側ユニット3へ施解錠命令を出力させる。二次側ユニット3では、通信回路37が施解錠命令を受信して制御回路36に送信し、制御回路36が、スイッチSW1をオンして電気錠装置4に電力を供給するとともに、電気錠装置4に施解錠命令を出力して、電気錠装置4に解錠動作を行わせる(時刻t15)。その後、時刻t16において電気錠装置4の施解錠動作が完了すると、電気錠装置4から施解錠動作完了信号が制御回路36に送られ、制御回路36では、この施解錠動作完了信号を通信回路37から一次側ユニット2へ送信させる。一次側ユニット2では、通信回路25が施解錠動作完了信号を受信してマイコン24に出力しており、マイコン24が、施解錠動作完了信号の入力に応じて、スイッチング動作を間欠動作に切り替える制御信号(間欠動作移行命令)を制御IC23に出力するとともに、制御IC23がスイッチング電源回路22の動作を間欠動作に切り替える。
その後、電気錠装置4が解錠された状態の時刻t21において開閉扉12が開けられると、開閉センサ26が開閉扉12の開状態を検知して、開信号をマイコン24に出力する。マイコン24は、開閉センサ26から開信号が入力されると、制御IC23に停止信号を出力して、スイッチング電源回路22の動作を停止させる。また時刻t22において開閉扉12が閉じられ、開閉センサ26からマイコン24に閉信号が入力されると、マイコン24は、制御IC23に動作開始信号を出力して、スイッチング電源回路22の間欠動作を再開させる。
このように本システムでは、施解錠時はスイッチング電源回路22の動作をフル動作に切り替えて、電気錠装置4の施解錠動作に必要な電力を二次側ユニット3に供給するとともに、待機時にはスイッチング電源回路22の動作を間欠動作に切り替えて、二次側ユニット3に供給する電力を低下させているので、無負荷損失を低減して、待機時の消費電力を低減することができる。またマイコン24は、二次側ユニット3から施解錠動作完了信号が入力された時点で、スイッチング動作を間欠動作に切り替えているので、待機時にフル動作が行われるのを確実に防止して、待機時の消費電力を低減することが可能である。
さらに本実施形態では、電気錠装置4に電源を供給するDC−DCコンバータ38の前段にコンデンサC2を設けて、待機動作中に一次側ユニット2から給電される電力によりコンデンサC2を充電しており、DC−DCコンバータ38はコンデンサC2から電源供給を受けて電気錠装置4に動作電力を供給している。ここで、コンデンサC2の容量を、一次側ユニット2のスイッチング電源回路22の給電能力に比べて十分大きく設定すれば、スイッチング電源回路22の給電能力が電気錠装置4を動作させるのに必要な電力より不足している場合でも、コンデンサC2からDC−DCコンバータ38に電源を供給することで、電気錠装置4に必要な電力を供給することができる。したがって、一次側ユニット2のスイッチング電源回路22に電気錠装置4を動作させるのに必要な電力より給電能力が低いものを使用でき、スイッチング電源回路22の小型化や発熱量の低減が可能になる。
また更に、本実施形態では開閉扉12が開けられると、一次側コイルn1と二次側コイルn2との磁気的な結合がなくなり、一次側ユニット2から二次側ユニット3へ電力を供給することができないが、本実施形態では開閉扉12が開けられた期間Tcにおいて、スイッチング電源回路22の動作を停止させているので、無負荷損失を低減して、消費電力をさらに低減することができる。
なお本実施形態では、開閉扉12の開状態を検知するために別途開閉センサ26を設けているが、開閉扉12が開けられると、通信回路25,37間の通信が不能になるので、一次側ユニット2のマイコン24が、二次側ユニット3からのフィードバック信号を受信できなくなったことから、開閉扉12の開状態を検知するようにしても良く、この場合はマイコン24の演算機能により、開閉扉12の開状態を検知する検知手段が構成される。
実施形態1の電気錠システムを示すブロック図である。 同上の動作を説明する流れ図である。 (a)は同上のコンデンサC2の充電電圧VC2を示す波形図、(b)はスイッチング電源回路の動作状態を示すタイムチャートである。 同上を用いる電気錠システムの概略構成図である。 実施形態3の電気錠システムを示すブロック図である。 実施形態4の電気錠システムを示すブロック図である。 (a)は同上のコンデンサC2の充電電圧VC2を示す波形図、(b)はスイッチング電源回路の動作状態を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 非接触給電装置
2 一次側ユニット
3 二次側ユニット
4 電気錠装置
10 扉枠
12 開閉扉
22 スイッチング電源回路(スイッチング電源部)
23 制御IC
24 マイコン(電源制御部)
31 整流・平滑回路(安定化電源部)
33 分圧回路
35 判定回路(電圧監視部)
36 制御回路(電気錠制御部)
n1 一次側コイル
n2 二次側コイル
C2 コンデンサ(第1の蓄電要素)
SW1 スイッチ

Claims (7)

  1. 扉枠側に設けた一次側ユニットと、扉枠に支持される開閉扉側に設けた二次側ユニットと、開閉扉に配置した電気錠装置とを有し、一次側ユニットから二次側ユニットへ非接触給電を行うことによって、扉枠側から一次側ユニットおよび二次側ユニットを介して電気錠装置に電力供給する電気錠システムであって、
    一次側ユニットは、一次側コイルと、入力電源をスイッチングすることにより入力電源を高周波に変換して一次側コイルに供給するスイッチング電源部と、スイッチング電源部のスイッチング動作を制御する電源制御部とを備えるとともに、
    二次側ユニットは、開閉扉が閉まった状態で一次側コイルと磁気結合する二次側コイルと、二次側コイルから供給される高周波を安定化して電気錠装置に動作電力を供給する安定化電源部と、電気錠装置の施解錠動作を制御する電気錠制御部と、二次側コイルから供給される電流により充電されて電気錠制御部に動作電力を供給する第1の蓄電要素と、第1の蓄電要素の充電電圧を監視してフィードバック信号を非接触で電源制御部に出力する電圧監視部とを備え、
    前記電源制御部は、電気錠装置が施解錠動作を行う施解錠時は、スイッチング電源部の動作を、所定周波数でスイッチング動作を行うフル動作に切り替えるとともに、施解錠時以外の待機時は、スイッチング電源部の動作を、所定周波数でスイッチング動作を行う期間とスイッチング動作を停止させる期間とを交互に繰り返す間欠動作に切り替え、且つ、間欠動作時は、前記フィードバック信号に基づいて前記充電電圧が所定の基準電圧を下回らないように、間欠動作のデューティを変化させることを特徴とする電気錠システム。
  2. 前記電源制御部は、電気錠装置から施解錠動作の完了信号を受け取ると、スイッチング電源部の動作をフル動作から間欠動作に切り替えることを特徴とする請求項1記載の電気錠システム。
  3. 前記電源制御部は、スイッチング電源部の動作を間欠動作からフル動作に切り替えた時点より所定の施解錠時間が経過すると、フル動作から間欠動作に切り替えることを特徴とする請求項1記載の電気錠システム。
  4. 二次側コイルから供給される高周波を安定化して第1の蓄電要素を充電する充電回路部を備え、当該充電回路部は、施解錠時に第1の蓄電要素への充電動作を停止することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の電気錠システム。
  5. 待機時から施解錠時に切り替わった時点での第1の蓄電要素の充電電圧が所定の閾値電圧未満の場合、前記充電回路部は、充電電圧が閾値電圧に達するまで第1の蓄電要素の充電動作を行ってから、充電動作を停止することを特徴とする請求項4記載の電気錠システム。
  6. 前記二次側コイルから供給される電流により充電される第2の蓄電要素を前記安定化電源部の前段に設け、安定化電源部は第2の蓄電要素から電源供給を受けて電気錠装置に動作電力を供給することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の電気錠システム。
  7. 開閉扉の開状態を検知する検知手段を備え、前記電源制御部は、検知手段が開閉扉の開状態を検知している状態では、スイッチング電源部のスイッチング動作を停止させることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の電気錠システム。
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