JP6195214B2 - 電気錠システム - Google Patents

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Description

本発明は、非接触通電により電気錠に駆動電力を供給する電気錠システムに関する。
近年、集合住宅や事業施設などにおいてセキュリティシステムを導入するために、扉などの可動建材に電気錠を設置する事例が増加している。従来、可動建材に設けられた電気錠に駆動電力を供給するために、例えば壁や枠体などの固定構造体側から蝶番部分を介して可動建材側に電線を配設している。ところが、可動建材の開閉に伴い、電線の捩れや周辺部材との接触摩擦などが生じ、継続的な使用により、電線が短絡したり断線したりする虞がある。そこで、非接触給電装置を用いて、可動建材側に電力を供給することが提案されている(特許文献1参照)。
非接触給電装置は、電磁誘導方式を用いたものが一般的であり、共振型のスイッチング電源などが用いられる。より具体的には、固定構造体側に設けられ、商用電源から電力の供給を受ける給電ユニットと、可動建材側に設けられる受電ユニットで構成されている。給電ユニットは、交流電力を直流電力に変換すると共に、直流電力を所定の周波数で発振させる高周波インバータ回路と、磁気トランスの一次側コイル及びフェライトコアなどで構成されている。受電ユニットは、磁気トランスの二次側コイル及びフェライトコアと、二次側コイルに誘起された交流電力を整流する整流・平滑化回路などで構成されている。
特開2009−55745号公報
非接触給電装置を用いた電気機器としては、例えば電動歯ブラシやシェーバなどが知られているが、これらは所定の充電器に装着された状態で、非接触給電装置を用いて二次電池に充電される。そのため、充電器側に設けられた一次側コイルと電動歯ブラシやシェーバに設けられた二次側コイルの位置精度はかなり高い。それに対して、扉などの可動建材に非接触給電装置を取り付ける場合、可動建材側に設けられる受電ユニットに関しては、工場出荷時に取り付けられることが多いのに対して、固定構造体側に設けられる給電ユニットは、建築作業者により、可動建材側の受電ユニットに対向するように、現物合わせで取り付けられる。そのため、給電ユニットと受電ユニットの垂直方向における位置誤差や水平方向における隙間のばらつきはかなり大きい。給電ユニット側及び受電ユニット側のフェライトコアは、実際に必要な寸法よりも、上述の位置誤差や隙間ばらつきを許容できるように、余裕をもって大きめに造られており、給電ユニット及び受電ユニットが大型化及び高コスト化する。
また、電気錠の施錠及び解錠は、必ず扉を閉めた状態、すなわち、給電ユニットと受電ユニットが対向した状態で行われるが、電気錠を施錠又は解錠するためにモータや電磁石などのアクチュエータを駆動する必要があり、アクチュエータの駆動の際、一時的に大電力(例えば10W程度)を必要とする。一方、電気錠が施錠又は解錠された後は、マイコンによる施錠又は解錠の確認動作及び電気錠が施錠又は解錠されたことを表示するためのLEDの点灯など、必要な電力量は少なくなる。一般的な家庭においては、電気錠の施錠及び解錠は、1日当たりせいぜい数回乃至数十回程度であり、非接触給電装置は、一日のうちのほとんどを待機電力の供給に用いられているのが現状である。
さらに、非接触給電装置を構成する給電ユニット及び受電ユニットはトランスの一次側及び二次側に相当するので、非接触給電装置はオープンギャップのスイッチング電源と看なすことができ、放射ノイズが非常に大きい。そのため、特に給電ユニットには、大容量のコンデンサ(キャパシタ)や大型のコイル及びフェライトコア(インダクタ)などを用いたノイズフィルタ回路が設けられており、給電ユニットが大型化及び高コスト化する。
さらに、商用電源が停電しているときは非接触給電装置から電気錠に対して電力が供給されないため、安全面の配慮から自動解錠を余儀なくされる場合があり、セキュリティ上の問題が生じる。また、扉が開いているときも非接触給電装置から電気錠に対して電力が供給されないため、電気錠やその他の機能、例えばLF帯無線を利用した認証システムを使用することができない。
本発明は、上記従来例の問題を解決するためになされたものであり、停電時や扉が開かれているときでも電力の供給が可能であり、且つ、非接触給電装置を構成する給電ユニット及び受電ユニットが小型化及び低コスト化が可能な電気錠システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電気錠システムは、固定構造体側に設けられる給電ユニットと可動建材側に設けられる受電ユニットで構成され、電磁誘導により給電ユニットから受電ユニットに電力を供給する非接触給電装置と、
前記可動建材側に設けられる電気錠と、
前記可動建材側に設けられ、前記受電ユニットから出力される電力によって充電され、前記電気錠に駆動電力を供給する蓄電素子を備え、
前記給電ユニットは、ノイズフィルタ回路と、高周波インバータ回路と、磁気トランスの一次コイルを備え、
前記受電ユニットは、前記磁気トランスの二次コイルと、前記蓄電素子の充電回路と、前記蓄電素子の充電電圧を検出する充電電圧検出回路と、前記蓄電素子の充電電圧と所定電圧の第1閾値及び前記第1閾値よりも低電圧の第2閾値とを比較し、前記蓄電素子の充電電圧が前記第2閾値未満となったときに前記蓄電素子の充電を開始し、前記蓄電素子の充電電圧が前記第1閾値以上となったときに前記蓄電素子の充電を停止する充電制御回路をさらに備え、
前記受電ユニットの前記充電制御回路と前記給電ユニットの前記高周波インバータ回路の間にフォトカプラが接続され、
前記充電制御回路は、前記蓄電素子に充電するときだけ、前記給電ユニットから前記受電ユニットに対して、前記電気錠を駆動するには不十分であるが、前記蓄電素子を充電するには十分な電力が供給され、前記高周波インバータ回路に発振動作を行わせない期間中に継続して、前記フォトカプラを介して所定の信号を前記高周波インバータ回路に入力することを特徴とする。
前記充電制御回路は、前記蓄電素子の経年劣化、又はシステムエラーや部品故障など恒常的な異常を検出することが好ましい。
また、前記充電制御回路は、前記蓄電素子に対する一時的な充電異常、例えば給電ユニットと受電ユニットの間における金属異物の介在などを検出することが好ましい。
さらに、前記可動建材側に、前記蓄電素子に接続され、前記蓄電素子を充電可能な自己発電素子を設けることが好ましい。
このような構成によれば、一時的に大電力を必要とする電気錠の駆動電力は蓄電素子から供給され、非接触給電装置からは蓄電素子を充電するための小電力が長時間にわたって供給される。そのため、給電ユニットから受電ユニットに供給される電力は、従来の電気錠システムに比べて遙かに小さくて済み、給電ユニットの一次コイル及びフェライトコアや受電ユニットの二次コイル及びフェライトコアを小型化することができる。さらに、非接触給電装置から放出される放射ノイズが低減されるので、ノイズフィルタ回路の小型化も可能になる。その結果、非接触給電装置を構成する給電ユニット及び受電ユニットが小型化及び低コスト化が可能となる。さらに、可動建材側に蓄電素子が設けられているので、停電時や扉が開かれているときでも電気錠やその他の機能に対して電力の供給が可能である。
本発明の一実施形態に係る電気錠システムの一構成例を示す図。 本発明の一実施形態に係る電気錠システムの他の構成例を示す図。 電気錠システム及びその非接触給電装置のブロック構成図。 蓄電素子の充電電圧と充電開始及び停止を管理する閾値の関係を示す図。 電気錠の施錠/解錠動作における消費電力量と蓄電素子への充電電力量の関係を示す図。
本発明の一実施形態に係る電気錠システムについて説明する。図1は、蝶番によって回転支持された開閉扉にこの電気錠システムを応用した構成例を示し、図2は、引き戸にこの電気錠システムを応用した構成例を示す。
図1又は図2において、非接触給電装置8は給電ユニット10と受電ユニット20で構成され、給電ユニット10は固定構造体である枠体1側に設けられ、受電ユニット20は可動建材(扉)2側に給電ユニット10に対向するように設けられている。可動建材2には、電気錠3と、電気錠3の施錠及び解錠を制御する電気錠制御ユニット4と、例えばリチウムイオン二次電池などの蓄電素子5と、太陽電池パネル(自己発電素子)6などが設けられている。図1では、蝶番7側に給電ユニット10と受電ユニット20が設けられているが、本実施形態に係る電気錠システムでは、非接触給電装置8を用いているため、電気錠3と同じ側に給電ユニット10と受電ユニット20を設けることも可能である。
図3は、電気錠システム及びその非接触給電装置8のブロック構成を示す。上記のように、非接触給電装置8は給電ユニット10と受電ユニット20で構成され、給電ユニット10は、例えば共振型スイッチング電源の一次側(入力側)に相当し、受電ユニット20は二次側(出力側)に相当する。給電ユニット10は、商用電源9に接続され、例えば50Hz又は60Hzの交流電力が入力される。給電ユニット10は、ノイズフィルタ回路11と、高周波インバータ回路12と、磁気トランスの一次コイル13などで構成されている。ノイズフィルタ回路11は、例えば電源投入時の突入電流を低減するサーミスタ素子、サージ吸収素子(バリスタ)、ノイズ電圧を低減させるためのLCフィルタ回路素子などで構成されている。高周波インバータ回路12は、入力された交流電力を直流電力に変換する整流・平滑化回路と、直流電力を所定の周波数に発振させる発振回路などで構成されている。高周波インバータ回路12の種類としては、特に限定されるものではなく、プッシュプル型、ハーフブリッジ型、フルブリッジ型などのインバータ回路を用いることができる。受電ユニット20は、磁気トランスの二次コイル21、ダイオードブリッジ及び平滑コンデンサなどで構成された整流・平滑化回路22、充電回路23、充電電圧検出回路24、充電制御回路25などで構成されている。なお、図示していないが、レギュレータなどの電圧安定化素子をさらに設けてもよい。
給電ユニット10側の一次コイル13及びそのフェライトコア(図示せず)は、給電ユニット10の筐体10a(図1参照)のうち、受電ユニット20と対向する面10bの内側に配置されている。また、受電ユニット20側の二次コイル21及びそのフェライトコア(図示せず)は、受電ユニット20の筐体20aのうち、給電ユニット10と対向する面20bの内側に配置されている。そのため、例えば図1に示すように、可動建材(扉)2を閉じた状態では、給電ユニット10側の一次コイル13と受電ユニット20側の二次コイル21が互いに対向し合い、非接触給電装置8の磁気トランスを構成する。また、給電ユニット10の筐体10aの受電ユニット20と対向する面10bには、例えばフォトカプラ(PC)30を構成する発光素子又は受光素子が設けられており、受電ユニット20の筐体20aの給電ユニット10と対向する面20bには、上記フォトカプラ30を構成する受光素子又は発光素子が設けられている。このフォトカプラ30は、受電ユニット20の充電制御回路25と高周波インバータ回路12との間に接続されている。後述するように、フォトカプラ30を介して所定の信号が充電制御回路25から高周波インバータ回路12に入力されているとき又は入力されていないときに、高周波インバータ回路12は発振動作を行う。
充電回路23は、整流・平滑化回路22と太陽電池パネル6に接続されており、必要に応じて、整流・平滑化回路22又は太陽電池パネル6から出力される直流電力を用いて蓄電素子5を充電する。充電電圧検出回路24は、蓄電素子5の充電電圧を検出し、検出信号を充電制御回路25に入力する。充電制御回路25は、例えば、マイコン及びメモリなどで構成され、あらかじめメモリに、蓄電素子5の充電電圧と比較される所定電圧の第1閾値及び第1閾値よりも低電圧の第2閾値が記憶されている。図4に示すように、充電制御回路25は、蓄電素子5の充電電圧と第1閾値及び第2閾値とを比較し、充電電圧が第2閾値未満の低電圧状態となったときに蓄電素子5の充電を開始し、充電電圧が第1閾値以上の高電圧状態となったときに蓄電素子5の充電を停止する。すなわち、充電制御回路25は、蓄電素子5の充電電圧を常に一定の範囲に維持するように機能する。なお、施錠/解錠動作中に蓄電素子5の充電電圧が第2閾値未満の低電圧状態となったときも同様である。
ここで、蓄電素子5が太陽電池パネル6からの直流電力によって充電されるとき及び蓄電素子5に充電をしないときは、高周波インバータ回路12による発振動作は不要である。換言すれば、高周波インバータ回路12による発振動作を行わせるときは、太陽電池パネル6から直流電力が出力されていないか又は不十分であり、且つ、蓄電素子5の充電電圧が低下しているときである。そこで、充電制御回路25は、高周波インバータ回路12による発振動作を行わせるときだけ、フォトカプラ30を介して所定の信号を高周波インバータ回路12に入力する。あるいは、高周波インバータ回路12による発振動作を行わせないときに、充電制御回路25から、フォトカプラ30を介して所定の信号を高周波インバータ回路12に入力するように構成してもよい。このように、高周波インバータ回路12の発振を必要最小限に抑制することにより、商用電源9の消費電力を低減させると共に、非接触給電装置8からの空間ノイズ輻射を抑制することができる。
この実施形態においては、太陽電池パネル6からの直流電力によっても蓄電素子5の充電が可能であるため、充電制御回路25は、過充電防止回路として機能し、充電回路23の起動及び停止を制御する。太陽電池パネル6が設けられていないときは、充電回路23を常時充電可能状態としておき、充電制御回路25は、蓄電素子5に充電するときだけ高周波インバータ回路12を発振させるように、高周波インバータ回路12を制御するように構成してもよい。
次に、電気錠3の施錠/解錠動作における消費電力量と蓄電素子5への充電電力量の関係を図5に示す。図5において、実線は電気錠3及び電気錠制御ユニット4などによる消費電力量の大まかな時間変化を表し、一点鎖線は蓄電素子5に充電するために非接触給電装置8によって消費される充電電力量の大まかな時間変化を表す。なお、電気錠制御ユニット4などによる待機電力量は一定であると仮定する。電気錠3を施錠又は解錠する場合、電気錠を駆動するためのモータや電磁石などのアクチュエータが駆動される。アクチュエータの駆動により短時間ではあるが大きな電流が流れ、負荷が最大となる。一方、電気錠3が施錠又は解錠された後は、電気錠制御ユニット4のマイコンによる施錠又は解錠の確認動作及び電気錠が施錠又は解錠されたことを表示するためのLEDの点灯など、必要な電力量は少なくなる。
本実施形態に係る電気錠システムにおいては、電気錠3及び電気錠制御ユニット4に対する電力供給は蓄電素子5によって行われ、電気錠3の施錠/解錠動作に応じて、蓄電素子5からの放電量は変化する。ところが、非接触給電装置8は、蓄電素子5の充電にのみ用いられ、直接電気錠3及び電気錠制御ユニット4に対する電力供給は行わない。そのため、蓄電素子5に充電するために非接触給電装置8によって消費される充電電力量は、ほぼ一定である。また、非接触給電装置8の消費電力量、すなわち、給電ユニット10から受電ユニット20に対して供給される電力は、電気錠3を駆動するには不十分であるが、蓄電素子5を充電するには十分な電力であればよい。
このように、給電ユニット10から受電ユニット20に供給される電力は、従来の電気錠システムに比べて遙かに小さくて済み、給電ユニット10の一次コイル13及びそのフェライトコアや受電ユニット20の二次コイル21及びそのフェライトコアは、従来のものに比べて小型のもので十分である。省電力化に伴い、非接触給電装置8から放出される放射ノイズが低減されるので、ノイズフィルタ回路11の小型化も可能になる。その結果、非接触給電装置8を構成する給電ユニット10及び受電ユニット20も小型化及び低コスト化が可能となる。
さらに、可動建材2側に蓄電素子5が設けられているので、商用電源9が停電した場合であっても、直ちに電気錠3を解錠する必要はない。すなわち、停電時の自動解錠に乗じた不審者の侵入を防ぐことができる。さらに、太陽電池パネル6が発電可能であれば、商用電源9が長時間停電し続けているときでも、電気錠3の機能を維持することができる。さらに、近年、LF帯無線を利用した認証システムと電気錠システムを組み合わせて、認証リモコンキーを所有するユーザが可動建材2から所定範囲内に接近しただけで、自動的に電気錠を解錠することが提案されている。このシステムをさらに応用し、可動建材(扉)2が開かれているときに、認証リモコンキーを所有しない人物が屋内に侵入しようとすると、警報を鳴らすことも可能である。例えば、人体感知センサが人を感知しているにも拘わらず、認証システムから認証信号が出力されないときは、不審者が侵入しようとしている可能性があるので、警報音を出力する。逆に、人体感知センサが人を感知し、且つ、認証システムから認証信号が出力されると、関係者が入室しようとしていると推定できるので、警報音とは異なる音声を出力すればよい。この場合、扉が開かれているときでも認証システムなどその他の機能に対して、蓄電素子5から電力を供給することができる。
他の応用例として、充電制御回路25は、蓄電素子5の経年劣化、恒常的な異常、一時的な充電異常を検出することができる。一般的に、二次電池の充放電回数に限界があることは知られているので、例えば、充電制御回路25は、充電回路23を起動した回数などから、蓄電素子5の充放電回数をカウントすることができる。あるいは、充電電圧検出回路24は、蓄電素子5の充電電圧を常時モニタしているので、充電制御回路25は、充電時の波形の傾きの変化や充電間隔などから蓄電素子5の経年劣化の度合いを推定することができる。一般的に、蓄電素子5が劣化していないときは、充電時の波形の傾きが急で、充電間隔が長い。一方、蓄電素子5が劣化してくると、充電時の波形の傾きが緩やかになり、充電間隔が短くなる。蓄電素子5が経年劣化したと推定されると、例えばLEDを点灯させて、ユーザに蓄電素子5の寿命が近いことなどを通知することができる。また、蓄電素子5に液漏れなどの恒久的な異常が発生したときは、一定時間を経過しても蓄電素子5の充電電圧が上記第2閾値以上に上昇しないので、例えばLEDを点滅させるなどして、直ちに異常発生を通知することができる。これらの場合のLEDの駆動電力は、蓄電素子5からではなく、非接触給電装置8から供給することができる。
さらに、枠体1と可動建材2の隙間にチラシや回覧板などが挟まれ、この異物が磁界の作用を妨げる金属物であった場合、給電ユニット10から受電ユニット20に十分な電力が供給されず、蓄電素子5の充電に支障をきたすような一時的な異常も起こりうる。このような状態が長時間続くと、蓄電素子に充電されていた電力がやがて放電され、電気錠制御ユニット4や電気錠3を駆動することができなくなる。また、非接触給電装置8から電力を供給することができないので、LEDを点滅させることもできなくなる。この場合、同時にフォトカプラ30を介して所定の信号を充電制御回路25から高周波インバータ回路12に入力することもできなくなる。従って、フォトカプラ30を利用して枠体1と可動建材2の隙間にチラシや回覧板などが挟まれたことを検出し、蓄電素子5に十分な電力が残されている間に警報音を出力することも可能である。
1 枠体(固定構造体)
2 可動建材(扉)
3 電気錠
4 電気錠制御ユニット
5 蓄電素子
6 太陽電池パネル(自己発電素子)
8 非接触給電装置
9 商用電源
10 給電ユニット
11 ノイズフィルタ回路
12 高周波インバータ回路
13 (磁気トランスの)一次コイル
20 受電ユニット
21 (磁気トランスの)二次コイル
22 整流・平滑化回路
23 充電回路
24 充電電圧検出回路
25 充電制御回路
30 フォトカプラ

Claims (4)

  1. 固定構造体側に設けられる給電ユニットと可動建材側に設けられる受電ユニットで構成され、電磁誘導により給電ユニットから受電ユニットに電力を供給する非接触給電装置と、
    前記可動建材側に設けられる電気錠と、
    前記可動建材側に設けられ、前記受電ユニットから出力される電力によって充電され、前記電気錠に駆動電力を供給する蓄電素子を備え、
    前記給電ユニットは、ノイズフィルタ回路と、高周波インバータ回路と、磁気トランスの一次コイルを備え、
    前記受電ユニットは、前記磁気トランスの二次コイルと、前記蓄電素子の充電回路と、前記蓄電素子の充電電圧を検出する充電電圧検出回路と、前記蓄電素子の充電電圧と所定電圧の第1閾値及び前記第1閾値よりも低電圧の第2閾値とを比較し、前記蓄電素子の充電電圧が前記第2閾値未満となったときに前記蓄電素子の充電を開始し、前記蓄電素子の充電電圧が前記第1閾値以上となったときに前記蓄電素子の充電を停止する充電制御回路をさらに備え、
    前記受電ユニットの前記充電制御回路と前記給電ユニットの前記高周波インバータ回路の間にフォトカプラが接続され、
    前記充電制御回路は、前記蓄電素子に充電するときだけ、前記給電ユニットから前記受電ユニットに対して、前記電気錠を駆動するには不十分であるが、前記蓄電素子を充電するには十分な電力が供給され、前記高周波インバータ回路に発振動作を行わせない期間中に継続して、前記フォトカプラを介して所定の信号を前記高周波インバータ回路に入力することを特徴とする電気錠システム。
  2. 前記充電制御回路は、前記蓄電素子の経年劣化又は恒常的な異常を検出することを特徴とする請求項1に記載の電気錠システム。
  3. 前記充電制御回路は、前記蓄電素子に対する一時的な充電異常を検出することを特徴とする請求項に記載の電気錠システム。
  4. 前記可動建材側に、前記蓄電素子に接続され、前記蓄電素子を充電可能な自己発電素子を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の電気錠システム。
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