JP2013223283A - 非接触給電システム - Google Patents

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守宏 黒田
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Abstract

【課題】給電時において、送電コイルを搭載する送電側装置に対する受電側装置の配置位置・向きがばらついても、給電効率の低下を抑制すること。
【解決手段】送電コイル20と、第一受電コイル40と、中心軸が、第一受電コイル40の中心軸と略直交する第二受電コイル50と、中心軸が、第一受電コイル40の中心軸および第二受電コイル50の中心軸と略直交する第三受電コイル60と、を含むことを特徴とする非接触給電システム。
【選択図】図1

Description

本発明は、非接触給電システムに関するものである。
非接触給電システムは、摩耗部品がなくメンテナンスフリーである、ショートや感電の心配がなく水中でも給電が可能である、回転体にも給電が可能である、ガラスやプラスティックなどの非磁性体の隔壁を通して給電が可能である、接触・摩耗による粉塵が発生しない、高性能蓄電デバイス(キャパシタ・リチウムイオン電池など)との適性が良く、急速充電が可能であるなどの特徴を有する(たとえば、非特許文献1参照)。この非接触給電システムは、携帯電話等の携帯型電子機器、電動工具、電動アシスト自転車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車などの各種装置への給電が可能である。
非接触給電システムは、基本的に、電源に接続された送電コイルと、バッテリなどに接続された受電コイルとを有している。また、送電コイルと受電コイルとの間に中継コイルを配置した非接触給電システムも提案されている(特許文献1,2参照)。
特開2011−151989号公報 特開2011−160505号公報
http://www.showa-aircraft.co.jp/products/EV/kyuuden.html
ここで、非接触給電システムを構成する送電コイルおよび受電コイルとして、たとえば、中心軸に対して導線を内周側から外周側へと巻回して構成を有する平板状のコイルを用いる場合、給電効率を最大とするためには、送電コイルの中心軸と受電コイルの中心軸とを一致させた状態で非接触給電を行うことが最も好ましい。すなわち、現在の非接触給電システムでは、指向性を有するため、送電コイルの向きに対して受電コイルの向きがずれると給電効率が低下する。このため、給電効率を確保するためには、給電時に出来る限り送電コイルの向きに対して受電コイルの向きを合わせなければならない。しかしながら、通常、受電コイルは、受電コイルを搭載する受電側装置内の所定の位置に固定して配置されている。このため、給電する場合には、送電コイルを搭載する送電側装置に対して受電側装置を所定の位置に配置しなければならない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、給電時において、送電コイルを搭載する送電側装置に対する受電側装置の配置位置・向きがばらついても、給電効率の低下を抑制できる非接触給電システムを提供することを課題とする。
上記課題は以下の本発明により達成される。すなわち、
第一の本発明の非接触給電システムは、送電コイルと、第一受電コイルと、中心軸が、第一受電コイルの中心軸と略直交する第二受電コイルと、中心軸が、第一受電コイルの中心軸および第二受電コイルの中心軸と略直交する第三受電コイルと、を含むことを特徴とする。
第一の本発明の非接触給電システムの一実施態様は、送電コイルの外径が、第一受電コイルの外径、第二受電コイルの外径および第三受電コイルの外径から選択されるいずれの外径よりも大きいことが好ましい。
第一の本発明の非接触給電システムの他の実施態様は、第一受電コイルの内側の空間の一部と、第二受電コイルの内側の空間の一部と、第三受電コイルの内側の空間の一部と、が互いに重複していることが好ましい。
第一の本発明の非接触給電システムの他の実施態様は、第一受電コイルの内側の空間、第二受電コイルの内側の空間および第三受電コイルの内側の空間、から選択される少なくともいずれか2つの空間の組み合わせにおいて、一方の空間と他方の空間とが互いに全く重複していないことが好ましい。
第一の本発明の非接触給電システムの他の実施態様は、第一受電コイルの内側の空間と、第二受電コイルの内側の空間と、第三受電コイルの内側の空間と、が互いに全く重複していないことが好ましい。
第二の本発明の非接触給電システムは、送電コイルと、第一受電コイルと、中心軸が、第一受電コイルの中心軸と略直交する第二受電コイルと、を含み、非接触給電中において、送電コイルの中心軸方向に対する第一受電コイルおよび第二受電コイルの相対的な位置が常に略一定であり、かつ、第一受電コイルの中心軸および第二受電コイルの中心軸が、前記送電コイルの中心軸に対して常に略直交することを特徴とする。
第二の本発明の非接触給電システムの一実施形態は、送電コイルの外径が、第一受電コイルの外径および第二受電コイルの外径から選択されるいずれの外径よりも大きいことが好ましい。
第二の本発明の非接触給電システムの他の実施形態は、第一受電コイルの内側の空間の一部と、第二受電コイルの内側の空間の一部と、が互いに重複していることが好ましい。
第二の本発明の非接触給電システムの他の実施形態は、第一受電コイルの内側の空間と、第二受電コイルの内側の空間とが、互いに重複していないことが好ましい。
本発明によれば、給電時において、送電コイルを搭載する送電側装置に対する受電側装置の配置位置・向きがばらついても、給電効率の低下を抑制できる非接触給電システムを提供することができる。
第一の本実施形態の非接触給電システムの一例を示す模式図である。 コイルの外径およびコイルの内側の空間の定義を説明するための説明図である。 コイルの外径およびコイルの内側の空間の定義を説明するための他の説明図である。 第一の本実施形態の非接触給電システムにおける3種類の受電コイルの第一の配置態様の一例を示す模式図である。 第一の本実施形態の非接触給電システムにおける3種類の受電コイルの第二の配置態様の一例を示す模式図である。 第一の本実施形態の非接触給電システムにおける3種類の受電コイルの第二の配置態様の他の例を示す模式図である。 第二の本実施形態の非接触給電システムの一例を示す模式図である。 第二の本実施形態の非接触給電システムにおける2種類の受電コイルの第一の配置態様の一例を示す模式図である。 第二の本実施形態の非接触給電システムにおける2種類の受電コイルの第二の配置態様の一例を示す模式図である。
図1は、第一の本実施形態の非接触給電システムの一例を示す模式図である。なお、図1中、送電コイルおよび3種類の受電コイル以外のその他の構成については記載を省略してある。また、図1およびその他の図面中に示すX軸とY軸とは直交し、X軸とZ軸とは直交し、Y軸とZ軸とは直交する。図1に示す非接触給電システム10は、送電コイル20と、3種類の受電コイル30、すなわち、第一受電コイル40(30)と、第二受電コイル50(30)と、第三受電コイル60(30)とを有している。
ここで、送電コイル20は、導線を周方向に巻回して形成された同心円状のコイルであり、その中心軸はZ軸と平行を成すように配置されている。そして、送電コイル20に電流が流れると磁束が発生する。この際、送電コイル20の周囲には、たとえば、図1に例示するような以下の4つの磁束線が形成される。
(1)送電コイル20の中心軸Cと一致すると共にZ軸と平行を成し、かつ、送電コイル20の下面20B側から上面20T側へと向かう磁束線M1
(2)上面20TをX軸方向に沿って送電コイル20の内周側から外周側に向かい、Z軸方向に沿って上面20Tから下面20Bに向かい、続いて、下面20TをX軸方向に沿って送電コイル20の外周側から内周側に向かい、さらに、Z軸方向に沿って下面20Bから上面20Tに向かう磁束線M2
(3)上面20TをY軸方向に沿って送電コイル20の内周側から外周側に向かい、Z軸方向に沿って上面20Tから下面20Bに向かい、続いて、下面20TをY軸方向に沿って送電コイル20の外周側から内周側に向かい、さらに、Z軸方向に沿って下面20Bから上面20Tに向かう磁束線M3
(4)上面20TをX軸およびY軸に対して45度で交差する方向に沿って送電コイル20の内周側から外周側に向かい、Z軸方向に沿って上面20Tから下面20Bに向かい、続いて、下面20TをX軸およびY軸に対して45度で交差する方向に沿って送電コイル20の外周側から内周側に向かい、さらに、Z軸方向に沿って下面20Bから上面20Tに向かう磁束線M4
また、第一受電コイル40、第二受電コイル50および第三受電コイル60は、立方体70の外周面に沿うように巻回されている。図1に示す例では、立方体70は、3対の面のうち、1対の面がXY平面と平行を成し、他の1対の面がYZ平面と平行を成し、さらに他の1対がZX平面と平行を成している。そして、(1)第一受電コイル40は、その中心軸がX軸と平行を成すと共に、第一受電コイル40を構成する導線が、立方体70の6つ面のうちXY平面と平行な面およびZX平面と平行な面に沿って巻回されて構成され、(2)第二受電コイル50は、その中心軸がY軸と平行を成すと共に、第二受電コイル50を構成する導線が立方体70の6つの面のうちXY平面と平行な面およびYZ平面と平行な面に沿って巻回されて構成され、(3)第三受電コイル60は、その中心軸がZ軸と平行を成すと共に、第三受電コイル60を構成する導線が立方体70の6つの面のうちZX平面と平行な面およびYZ平面と平行な面に沿って巻回されて構成されている。すなわち、第一受電コイル40、第二受電コイル50および第三受電コイル60は、1つの閉じた空間、すなわち当該空間を占める立方体70の外面、を囲うように巻回されることで、これら3種の受電コイル30が一体を成す受電ユニット80A(80)を形成している。
ここで、たとえば、受電ユニット80Aが、送電コイル20の上面20T側であって、磁束線M1と第三受電コイル60の中心軸とが一致する位置P1に配置された場合、送電コイル20により発生した磁束は、第三受電コイル60によって電力に変換される。また、受電ユニット80Aが、送電コイル20の上面20T側であって、磁束線M2と第一受電コイル40の中心軸とが一致する位置P2に配置された場合、送電コイル20により発生した磁束は、第一受電コイル40によって電力に変換される。また、受電ユニット80Aが、送電コイル20の上面20T側であって、磁束線M3と第二受電コイル50の中心軸とが一致する位置P3に配置された場合、送電コイル20により発生した磁束は、第二受電コイル50によって電力に変換される。さらに、受電ユニット80Aが、送電コイル20の上面20T側であって、磁束線M4と、第一受電コイル40の中心軸および第二受電コイル50の中心軸の各々に対して45度の角度で交差するラインとが一致する位置P4に配置された場合、送電コイル20により発生した磁束は、第一受電コイル40および第二受電コイル50によって電力に変換される。
なお、受電ユニット80Aでは、上述した磁束線M1〜磁束線M4以外にも、様々な方向を向いた磁束を電力に変換できる。すなわち、任意の磁束線については、X軸方向に平行な成分と、Y軸方向に平行な成分と、Z軸方向に平行な成分とに分解できる。よって、この場合、X軸方向に平行な成分については第一受電コイル40により電力に変換でき、Y軸方向に平行な成分については第二受電コイル50により電力に変換でき、Z軸方向に平行な成分については第三受電コイル60により電力に変換できる。
このように、3種の受電コイル30を有する受電ユニット80Aが、送電コイル20の近傍に配置されるのであれば、送電コイル20に対する受電ユニット80Aの位置および/または向きにばらつきが生じても第一受電コイル40、第二受電コイル50および第三受電コイル60から選択される少なくとも1種の受電コイル30が必ず送電コイル20により発生した磁束を電力に変換できる。それゆえ、給電時において、送電コイル20を搭載する送電側装置に対する、受電ユニット80Aを搭載した受電側装置の配置位置・向きがばらついても、給電効率の低下を抑制できる。
それゆえ、第一の本実施形態の非接触給電システム10では、給電時において、送電側装置に対して、受電側装置の配置位置や向きを正確に合わせる必要がない。
なお、図1に示す例では、位置P1〜位置P4等に例示される送電コイル20近傍の任意の1箇所の位置に1個の受電ユニット80Aが配置される場合について説明したが、位置P1〜P4等に例示される送電コイル20近傍の任意の複数箇所の位置に複数個の受電ユニット80Aを配置してもよい。また、図1に示す受電ユニット80Aでは、3種類の受電コイル30の中心軸は、各々、X軸、Y軸およびZ軸と平行を成しているが、任意の方向を回転軸として任意の角度だけ受電ユニット80Aを回転させてもよい。
なお、受電側装置が、携帯電話、スマートフォンなどの携帯型電子機器である場合、従来の非接触給電システムでは、給電時に送電側装置の配置位置や向きを合わせるために、以下の(i)、(ii)に例示するような位置・向き合わせ方式が用いられている。しかしながら、第一の本実施形態の非接触給電システム10では、このような位置・向き合わせ方式を採用しなくても十分に高い給電効率を確保できるため、受電側装置および/または送電側装置の構造をより簡略化・小型化するのが容易である。
(i)受電側装置に内蔵された磁石と、送電側装置に内蔵された磁石との吸引力を利用して、受電側装置の使用者が感覚的に位置・向きを合わせる方式
(ii)ステッピングモータで送電コイルを動かして位置合わせする方式
これに加えて、送電側装置と受電側装置とが相対的に移動および/または回転している状態でも給電が容易になる。ここで、第一の本実施形態の非接触給電システム10を電気自動車やハイブリッド電気自動車の給電に利用した場合、自動車側に3種類の受電コイル30が搭載され、路面側に送電コイル20を配置した場合を想定する。この場合、走行中または一時停止中の自動車に対して、車両の車種・サイズを問わずに給電することも可能となる。なお、送電コイル20を路面に埋め込むあるいは路面上に配置する場合、たとえば、パーキングエリア(特に、不特定多数の車が時間単位で一時的に駐車するエリア)、都市部などの交通量が多い交差点、高速道路や幹線道路などにおいて渋滞が生じやすいエリアの道路、あるいは、通常の速度で走行しながら給電することを目的とした給電用道路あるいは給電用車線などに送電コイル20を設置できる。
なお、図1に示す例では、3種類の受電コイル30のうちの1種の受電コイル30の中心軸は、他の2種類の受電コイル30の中心軸と直交している。すなわち、いずれか1種の受電コイル30の中心軸と、他の1種の受電コイル30の中心軸とが交差する角度(交差角度)は90度である。しかしながら、3種類の受電コイル30のうちの1種の受電コイル30の中心軸は、他の1種の受電コイル30の中心軸と略直交していてもよい。この場合、交差角度は、90度±20度の範囲内であることが好ましく、90度±10度の範囲内であることがより好ましく、90度±5度の範囲内であることがさらに好ましい。また、3種類の受電コイル30の中心軸と、送電コイル20の中心軸Cとは、図1に示す例では直交あるいは平行を成しているが、直交あるいは平行を成していなくてもよい。さらに、第一の本実施形態の非接触給電システム10では、中心軸が互いに略直交する3種類の受電コイル30に加えて、これら3種類の受電コイル30の中心軸に対して、交差する中心軸を有する受電コイルを1種以上、さらに備えていてもよい。このような場合でも、給電時において、送電コイル20を搭載する送電側装置に対する、受電ユニット80Aを搭載した受電側装置の配置位置・向きがばらついても、給電効率の低下を十分に抑制できる。
また、図1に示す例では、送電コイル20および3種の受電コイル30は、導線を巻回して構成されているが、薄膜状の配線を渦巻状に配置して構成されたものでもよい。このような薄膜状の配線の形成方法としては公知の方法が適宜利用でき、たとえば、銀などの導電性物質を含む導電性ペーストを用いてスクリーン印刷などにより形成したり、導電性薄膜をフォトリソグラフィとエッチングとを利用してパターニングすることにより形成したり、あるいは、基板表面に電解めっき等により配線を析出形成したりすることができる。
また、図1に示す例では、3種類の受電コイル30は、1つの立方体70の外面を覆うように設けられている。しかし、3種類の受電コイル30は、この立方体70の代わりに、直方体、球体等の任意の形状を有する1つの閉じた空間の外面を覆うように設けることができる。また、立方体70に例示される1つの閉じた空間は、3種類の受電コイル30の内周側を支持する部材(コア材など)で占められていてもよく、何らの固体が配置されない空間であってもよい。
第一の本実施形態の非接触給電システム10において、送電コイル20の外径R0に対する、第一受電コイル40の外径R1、第二受電コイル50の外径R2および第三受電コイルの外径R3の相対的関係は特に限定されない。しかしながら、図1に例示したように、送電コイル20の外径R0は、第一受電コイル40の外径R1、第二受電コイル50の外径R2および第三受電コイル60の外径R3から選択されるいずれの外径よりも大きいことが好ましい。この場合、送電側装置に対する受電側装置の相対的な配置位置や向きを大きく変えても高い給電効率を維持できる範囲、すなわち、給電時に高い給電効率を維持する上で受電側装置が配置可能な空間(高給電効率空間)をより大きくすることができる。この場合、外径R0に対する外径R1、R2、R3各々の比率、すなわち、R1/R0、R2/R0、R3/R0は、1.0前後またはそれ以下であれば特に限定されないが、より広い高給電効率空間の確保と、絶対的な給電能力の確保とをバランス良く両立させる観点では、R1/R0、R2/R0、R3/R0は、0.01〜1.0程度の範囲内が好ましく、0.5〜1.0程度の範囲内がより好ましい。なお、本願明細書において、「コイルの外径」とは、コイルの中心軸と直交する平面において、コイルの外縁形状が円形である場合は直径を意味し、コイルの外縁形状が楕円形である場合は長径(最大径)を意味し、コイルの形状が多角形である場合は最大径を意味する。
また、3種類の受電コイル30の相対的な配置関係は、図1に示す例に限定されるものではない。すなわち、3種類の受電コイル30の配置態様としては、(1)第一受電コイル40の内側の空間の一部と、第二受電コイル50の内側の空間の一部と、第三受電コイル60の内側の空間の一部と、が互いに重複する配置態様(第一の配置態様)、あるいは、(2)第一受電コイル40の内側の空間、第二受電コイル50の内側の空間および第三受電コイル60の内側の空間、から選択される少なくとも2つの空間の組み合わせにおいて、一方の空間と他方の空間とが互いに全く重複していない配置態様(第二の配置態様)、のいずれの配置態様でもよい。ここで、本願明細書において、「コイルの内側の空間」とは、コイルの内周側の面と、コイルの上面または上端面と面一を成す面と、コイルの下面または下端面と面一を成す面とで囲まれた空間を意味する。
以下に、「コイルの外径」および「コイルの内側の空間」について図面を用いてより具体的に説明する。図2は、コイルの外径およびコイルの内側の空間の定義を説明するための説明図である。ここで、図2(A)は、コイル100の外観図である。また、図2(B)は、図2(A)に示すコイル100の符号A−A間の端面図であり、具体的にはコイル100の中心軸Aを含む平面で切断した端面について示す図である。図2に示すコイル100は、導線110を内周側から外周側へと巻回した構造を有し、その平面形状は同心円状である。図2に示すコイル100においては、外径Rはコイル100の直径を意味する。また、コイル100の内側の空間Sは、コイル100の内周側の面100Sと、コイル100の一方の面(上面)と面一を成す面100Tと、コイル100の他方の面(下面)と面一を成す面100Bとで囲まれた領域を意味する。
図3は、コイルの外径およびコイルの内側の空間の定義を説明するための他の説明図である。ここで、図3(A)は、コイル102の外観図である。また、図3(B)は、図3(A)に示すコイル102の符号B−B間の端面図であり、具体的にはコイル102の中心軸Aを含む平面で切断した端面について示す図である。図3に示すコイル102は、導線110を中心軸Aと平行な方向に巻回した構造を有し、両端が開口した四角筒状の形状を有する。図3に示すコイル102においては、外径Rは、コイル102の最大径(図中では対角長さ)を意味する。また、また、コイル102の内側の空間Sは、コイル102の内周側の面102Sと、コイル102の一方の端面(上端面)と面一を成す面102Tと、コイル102の他方の端面(下端面)と面一を成す面102Bとで囲まれた領域を意味する。
図4は、3種類の受電コイル30の第一の配置態様の一例を示す模式図であり、具体的には、図1に示す受電ユニット80Aを拡大して示す拡大図である。受電ユニット80Aを構成する3種類の受電コイル30は、いずれも図3に示すコイル102と同形状のコイルである。ここで、図4およびその他の図面に示す立方体70は、空間中における3種類の受電コイル30の相対的な配置位置を説明する上で、仮想の基準位置として示すものである。
図4から明らかなように、受電ユニット80Aでは、第一受電コイル40の内側の空間の一部と、第二受電コイル50の内側の空間の一部と、第三受電コイル60の内側の空間の一部とが、立方体70の中心点C近傍において互いに重複することになる。なお、この中心点Cは、第一受電コイル40の中心軸と、第二受電コイル50の中心軸と、第三受電コイル60の中心軸とが交差する点でもある。図1および図4に例示したように、3種類の受電コイル30を第一の配置態様で配置した場合は、これら3種類の受電コイル30を1箇所にまとめて配置できる。これに加えて、立方体70に例示されるように一つの閉じた空間を囲うように3種類の受電コイル30を配置できる。このため、たとえば、1個のコア材の外面を囲うように3種類の受電コイル30を配置できる。
なお、図4に示す例では、立方体70という一つの閉じた空間を囲うように3種類の受電コイル30が配置されているため、第一受電コイル40の外径と、第二受電コイル50の外径と、第三受電コイル60の外径とは、実質同一である。しかしながら、これら3種の受電コイル30の外径は実質同一でなくてもよい。たとえば、第一受電コイル40および第三受電コイル60の外周面側に接して配置されている第二受電コイル50の外径を、他の2種類の受電コイル40、60よりも大きくし、第二受電コイル50を、その内周面が第一受電コイル40および第三受電コイル60の外周面から離間するように配置してもよい。
なお、ノートブック型のコンピューター、携帯型音楽再生プレーヤ、携帯電話、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、ICレコーダなどの携帯型電子機器(受電側装置)に3種類の受電コイル30を配置する場合、携帯型電子機器の内部スペースは限られているため、3種類の受電コイル30の配置が困難となる場合がある。すなわち、空間中における3種類の受電コイル30の配置位置の制限が大きい第一の配置態様、特に、図1および図4に例示したような一つの閉じた空間を3種類の受電コイル30で囲うように3種類の受電コイル30を配置する配置態様を採用することが困難となる可能性がある。このような問題を解決するためには、第一の配置態様と比較して、空間中における3種類の受電コイル30の配置位置の制限が小さい第二の配置態様を採用することが好ましい。この場合、携帯型電子機器の内部または外面において、他に利用用途が無い空スペース等を適宜利用することが容易となり、携帯型電子機器の大型化を抑制、あるいは、携帯型電子機器をより小型化することができる。
図5は、3種類の受電コイル30の第二の配置態様の一例を示す模式図であり、具体的には図4に示す受電ユニット80Aから第三受電コイル60を取り外し、第三受電コイル60を、第一受電コイル40および第二受電コイル50から離反した位置に配置した配置態様について示す図である。図5に示す受電ユニット80B(80)は、図4に示す例に対して、立方体70から離間した位置に第三受電コイル60を配置した以外は、受電ユニット80Aと同様の構成を有する。また、第三受電コイル60は、図4に示す例に対してY軸方向に平行に移動した位置であって、かつ、第一受電コイル40の外周面から離間した位置に配置されている。このため、第一受電コイル40の内側の空間の一部と、第二受電コイル50の内側の空間の一部とは、図4に例示した場合と同様に重複している。しかし、第三受電コイル60の内側の空間と第一受電コイル40の内側の空間とは互いに全く重複しておらず、かつ、第三受電コイル60の内側の空間と第二受電コイル50の内側の空間とは互いに全く重複していない。
図6は、3種類の受電コイル30の第二の配置態様の他の例を示す模式図であり、具体的には、第一受電コイル40の内側の空間と、第二受電コイル50の内側の空間と、第三受電コイル60の内側の空間と、が互いに全く重複しないように3種類の受電コイル30を配置した配置態様について示す図である。図4において一つの閉じた空間を占める立方体70を基準位置とした場合、図6に示す受電ユニット80C(80)では、3種類の受電コイル30の全てが、立方体70から離間した位置に配置される。すなわち、第一受電コイル40は、YZ平面と平行を成す立方体70の一対の外面のうちの一方の外面(図中では、奥側の外面)と対向する位置に配置され、第二受電コイル50は、ZX平面と平行を成す立方体70の一対の外面のうちの一方の外面(図中では、左側の外面)と対向する位置に配置され、第三受電コイル60は、XY平面と平行を成す立方体70の一対の外面のうちの一方の外面(図中では、下側の外面)と対向する位置に配置される。このため、第一受電コイル40の内側の空間と、第二受電コイル50の内側の空間と、第三受電コイル60の内側の空間と、は互いに全く重複しない。
3種類の受電コイル30を受電側装置の内部および/または外面に配置する場合、図6に一例を示したように、第二の配置態様の中でも、3種類の受電コイル30の内側の空間が互いに全く重複しない配置態様は、最も配置位置の選択の自由度が高い。したがって、このような配置態様は、内部スペースが極めて限られる携帯型電子機器において採用することが特に好ましい。
なお、3種類の受電コイル30が互いに近接した位置にまとまって配置された受電ユニット80として、図4〜図6に具体例を示したが、受電ユニット80の構成や、受電ユニット80を構成する3種類の受電コイル30の形状・サイズ・構造については、図4〜図6に例示したものに限定されるものではない。
以上に説明したように、3種類の受電コイル30は、図1および図4に例示したような第一の配置態様、あるいは、図5および図6に例示したような第二の配置態様で、受電側装置の内部および/または外面に配置することができる。なお、受電側装置には、3種類の受電コイル30が各々1個、合計3個配置されていればよいが、3種類の受電コイル30のうち少なくともいずれか1種類の受電コイル30の個数が、他の種類の受電コイル30の個数よりも1個以上多くてもよい。この場合、第一の配置態様および第二の配置態様は、いずれか1種の受電コイル30を基準とした際に、当該1種の受電コイル30と、当該1種の受電コイル30の最も近い位置に配置されている残りの2種類の受電コイル30との相対的配置関係によって定められる。たとえば、受電側装置に搭載される受電コイル30が、1個の第一受電コイル40、2個の第二受電コイル50、1個の第三受電コイル60から構成される事例を想定した場合、第一受電コイル40と、2個の第二受電コイル50のうち第一受電コイル40に最も近い位置に配置された第二受電コイル50と、第三受電コイル60との相対的配置関係を考慮して、第一の配置態様または第二の配置態様のいずれに該当するのかを判断する。なお、上記の想定事例において、第一受電コイル40に最も近い位置に配置された第二受電コイル50が2個ある場合は、3種類、合計4個の受電コイル30が第一の配置態様で配置されることになる。
また、3種類の受電コイル30の総数が3×n個であり、かつ、各々の種類の受電コイル30の総数、言い換えれば受電ユニット80の総数がn個である場合(但し、nは2以上の整数)、第一の配置態様および第二の配置態様は、全ての第一受電コイル40から選択された任意の第一受電コイル40を基準とした場合において、当該第一受電コイル40、当該第一受電コイル40の最も近い位置に配置されている第二受電コイル50および当該第一受電コイル40の最も近い位置に配置されている第三受電コイル60からなる3種類の受電コイル30の相対的配置関係によって定められる。
この場合、以下の(1)〜(3)から選択される態様にて受電コイル30を配置できる。
(1)全ての第一受電コイル40の各々について、当該第一受電コイル40と、当該第一受電コイル40の最も近くに配置されている第二受電コイル50と、当該第一受電コイル40の最も近くに配置されている第三受電コイル60とが、第一の配置態様を満たすように配置される態様。
(2)全ての第一受電コイル40のうちの一部のコイルの各々について、当該第一受電コイル40と、当該第一受電コイル40の最も近くに配置されている第二受電コイル50と、当該第一受電コイル40の最も近くに配置されている第三受電コイル60とが、第一の配置態様を満たすように配置され、全ての第一受電コイル40のうちの残りの一部のコイルの各々について、当該第一受電コイル40と、当該第一受電コイル40の最も近くに配置されている第二受電コイル50と、当該第一受電コイル40の最も近くに配置されている第三受電コイル60とが、第二の配置態様を満たすように配置される態様。
(3)全ての第一受電コイル40の各々について、当該第一受電コイル40と、当該第一受電コイル40の最も近くに配置されている第二受電コイル50と、当該第一受電コイル40の最も近くに配置されている第三受電コイル60とが、第二の配置態様を満たすように配置される態様。
なお、上記(1)に示す態様の具体例としては、受電側装置内の互いに離間した位置に、図4に示す受電ユニット80Aを2個以上配置した例を挙げることができる。また、上記(2)に示す態様の具体例としては、受電側装置内の互いに離間した位置に、図4に示す受電ユニット80Aを1個以上と、図5に示す受電ユニット80Bおよび図6に示す受電ユニット80Cから選択される少なくとも1種の受電ユニットを1個以上と、を配置した例を挙げることができる。また、上記(3)に示す態様の具体例としては、受電側装置内の互いに離間した位置に、図5に示す受電ユニット80Bおよび図6に示す受電ユニット80Cから選択される少なくとも1種の受電ユニットを2個以上配置した例を挙げることができる。
ここで、n数は特に限定されず、受電側装置の構成や送電側装置の構成に応じて適宜選択できるが、n数は2〜8の範囲内が好ましく、2〜5の範囲内がより好ましく、2〜4の範囲内がさらに好ましく、2〜3の範囲内が特に好ましい。また、受電側装置が携帯型電子機器である場合、より広い高給電効率空間の確保と、受電ユニット80によるスペースの消費抑制とをバランス良く両立させる観点からは、n数は2〜5の範囲内が好ましく、2〜4の範囲内がさらに好ましく、2〜3の範囲内が特に好ましい。また、受電側装置に搭載されるn個の受電ユニット80は、略点対称配置、略線対称配置、略回転対称配置、略等間隔配置あるいはこれらを2種類以上組み合わせた配置などのように規則的に配置されることが好ましいが、必要に応じて不規則的に配置してもよい。
なお、3種類の受電コイル30の総数は、3×n個ではなく、3×n+α個でもよい。ここで、αは、3種類の受電コイル30のうち、いずれか1種類または2種類の受電コイル30の個数である。3種類の受電コイル30の総数が3×n+α個の場合、3種類の受電コイル30のうち少なくともいずれか1種類または2種類の受電コイル30の個数が、他の種類の受電コイル30の個数よりも1個以上多くなる。
受電側装置に配置された3種類の受電コイル30を支持・固定する部材としては、受電側装置の用途、種類、構造等に応じて適宜選択できる。このような支持・固定部材としては代表的にはコア部材が挙げられる。しかしながら、受電側装置を構成する部材の一部を支持・固定部材として利用することもできる。たとえば、受電側装置が、当該装置の内部または外部に平面部分を有する場合、当該平面部分に3種類の受電コイルを配置することができる。この場合、3種類の受電コイル30を支持・固定するための専用の部材を受電側装置内に新たに設ける必要が無い。また、受電側装置が、筐体と、この筐体内に配置された回路基板とを少なくとも備えた携帯型電子機器である場合、筐体の内壁面、筐体の外壁面、回路基板の表面、回路基板の裏面、および、回路基板の端面から選択される少なくとも1つ以上の面を支持・固定部材として利用し、これらの面に3種類の受電コイル30を適宜配置することができる。この場合、3種類の受電コイル30を支持・固定するための専用の部材を携帯型電子機器内に設ける必要が無いため、内部スペースの限られた携帯型電子機器の大型化を抑制することができる。
次に、第二の本実施形態の非接触給電システムについて説明する。図7は第二の本実施形態の非接触給電システムの一例を示す模式図であり、図8は、図7に示す受電ユニットを拡大して示す拡大図である。図7に示す第二の本実施形態の非接触給電システム12は、図1に示す第一の本実施形態の非接触給電システム10を構成する受電ユニット80から、第三の受電コイル60を取り除いた以外は、同様の構成を有する。すなわち、図7に示す非接触給電システム12は、送電コイル20と、2種類の受電コイル30、すなわち、第一受電コイル40(30)と、第二受電コイル50(30)とを有している。そして、これら2種類の受電コイル30が一体を成す受電ユニット90A(90)を形成している。図7および図8に示す受電ユニット90Aは、図1および図2に示す受電ユニット80Aから第三受電コイル60を取り除いた以外は、受電ユニット80Aと同様の構成を有する。
但し、図7に例示した第二の本実施形態の非接触給電システム12では、非接触給電中において、送電コイル20の中心軸Cの方向に対する第一受電コイル40および第二受電コイル50の相対的な位置が常に略一定であり、かつ、第一受電コイル40の中心軸および第二受電コイル50の中心軸が、送電コイル20の中心軸Cに対して常に略直交する。すなわち、この場合、2種の受電コイル30を有する受電ユニット90Aが、送電コイル20の近傍に配置されるのであれば、送電コイル20に対する受電ユニット90Aの位置および/または向きにばらつきが生じても第一受電コイル40および第二受電コイル50から選択される少なくとも1種の受電コイル30が必ず送電コイル20により発生した磁束のうち、X軸方向およびY軸方向と平行な成分を電力に変換できる。そして、送電コイル20により発生した磁束のうち、X軸方向およびY軸方向と平行な成分は、図7に例示したように送電コイル20の中心軸Cの近傍の限られた狭い範囲(位置P1近傍)を除けば、送電コイル20の両面全面に存在する。よって、受電ユニット90Aが位置P2、P3、P4のいずれの位置に存在しても、第一受電コイル40および/または第二受電コイル50により、磁束のうち、X軸方向およびY軸方向と平行な成分を電力に変換できる。それゆえ、給電時において、送電コイル20を搭載する送電側装置に対する、受電ユニット90Aを搭載した受電側装置の配置位置・向きがばらついても、特異点となる送電コイル20の中心軸Cの近傍(位置P1近傍)を除けば、給電効率の低下を抑制できる。
それゆえ、第二の本実施形態の非接触給電システム12では、給電時において、送電側装置に対して、XY平面方向における受電側装置の配置位置や向きを正確に合わせる必要がない。
なお、図7に示す例では、位置P2〜位置P4等に例示される送電コイル20近傍の任意の1箇所の位置に1個の受電ユニット90Aが配置される場合について説明したが、位置P2〜P4等に例示される送電コイル20近傍の任意の複数箇所の位置に複数個の受電ユニット90Aを配置してもよい。また、図7に示す受電ユニット90Aでは、3種類の受電コイル30の中心軸は、各々、X軸およびY軸と平行を成しているが、Z軸を回転軸として任意の角度だけ受電ユニット90Aを回転させてもよい。また、非接触給電時における受電ユニット90Aの配置位置は、基本的に送電コイル20近傍であればよいが、磁束のZ軸成分については電力に変換できないため、送電コイル20の面(上面20Tおよび/または下面20B)上に位置することが特に好ましい。言い換えれば、特異点(位置P1近傍)と送電コイル20の外周端近傍よりも外側とを除く領域に位置することが特に好ましい。
なお、非接触給電中における受電側装置の配置位置や向きの制限がより少なく、かつ、給電効率が局所的に著しく低下するような特異点が存在しない点では、第二の本実施形態の非接触給電システム12よりも第一の本実施形態の非接触給電システム10の方がより有利である。しかしながら、非接触給電を行う場合、一般的に、送電側装置に対して受電側装置の配置位置や向きが3次元的にばらつくよりも、2次元的にばらつくことの方が多い。
たとえば、受電側装置が、携帯電話、スマートフォンなどの携帯型電子機器である場合、これらの携帯型電子機器の形状は平板状であり、送電側装置(充電器)の携帯型電子機器を配置する面(受電側装置配置面)も平面であることが一般的である。そして、この場合、送電側装置の受電側装置配置面上に、この面と、平板状の受電側装置(携帯型電子機器)の表裏面のいずれか一方の面とが向き合うように、平板状の受電側装置を配置した状態で非接触給電を行うことになる。したがって、非接触給電を行う場合、送電側装置に対して受電側装置の配置位置や向きが2次元的にばらつくことになる。
また、電気自動車やハイブリッド電気自動車の非接触給電においても、一般的に、送電側装置は路面等に固定して配置されており、受電側装置(電気自動車、ハイブリッド電気自動車)も車種が同一であれば、路面から受電側装置内に配置された受電コイル30までの高さも略一定である。したがって、非接触給電を行う場合、送電側装置に対して受電側装置の配置位置や向きが実質的に2次元的にばらつくことになる。
以上に説明した事情を考慮すれば、非接触給電を行う際に、送電側装置に対して受電側装置の配置位置や向きのばらつきが、実質的に2次元的なばらつきである場合には、第三受電コイル60を省略した第二の本実施形態の非接触給電システム12も採用できる。この場合、受電側装置の構成をより簡略化できる第二の本実施形態の非接触給電システム12の方が、第一の本実施形態の非接触給電システム10よりもコスト、生産性、メンテナンス性、受電側装置の小型化等の面で、より有利である。
なお、図7および図8に示す例では、2種類の受電コイル30のうちの1種の受電コイル30の中心軸は、他の1種類の受電コイル30の中心軸と直交している。すなわち、1種の受電コイル30の中心軸と、他の1種の受電コイル30の中心軸とが交差する角度(交差角度)は90度である。しかしながら、2種類の受電コイル30のうちの1種の受電コイル30の中心軸は、他の1種の受電コイル30の中心軸と略直交していてもよい。この場合、交差角度は、90度±20度の範囲内であることが好ましく、90度±10度の範囲内であることがより好ましく、90度±5度の範囲内であることがさらに好ましい。
また、2種類の受電コイル30の中心軸と、送電コイル20の中心軸Cとは、図7に示す例では完全に直交しているが、略直交していてもよい。なお、2種類の受電コイル30の中心軸と、送電コイル20の中心軸Cとが略直交する位置関係は、少なくとも非接触給電中において維持されていればよく、それ以外の期間では維持される必要は無い。この場合、各々の種類の受電コイル30の中心軸と送電コイル20の中心軸Cとの交差角度は、90度±20度の範囲内であることが好ましく、90度±10度の範囲内であることがより好ましく、90度±5度の範囲内であることがさらに好ましい。
さらに、第二の本実施形態の非接触給電システム12では、2種類の受電コイル30に加えて、送電コイル20の中心軸Cと略直交し、かつ、これら2種類の受電コイル30の中心軸に対しても交差する中心軸を有する受電コイルを1種以上、さらに備えていてもよい。このような場合でも、給電時において、送電コイル20を搭載する送電側装置に対する、受電ユニット80Aを搭載した受電側装置の配置位置・向きがばらついても、給電効率の低下を十分に抑制できる。
第二の本実施形態の非接触給電システム12において、送電コイル20の外径R0に対する、第一受電コイル40の外径R1および第二受電コイル50の外径R2の相対的関係は特に限定されない。しかしながら、図7に例示したように、送電コイル20の外径R0は、第一受電コイル40の外径R1および第二受電コイル50の外径R2から選択されるいずれの外径よりも大きいことが好ましい。この場合、送電側装置に対する受電側装置の相対的な配置位置や向きを大きく変えても高い給電効率を維持できる範囲、すなわち、給電時に高い給電効率を維持する上で受電側装置が配置可能な空間(高給電効率空間)をより大きくすることができる。この場合、外径R0に対する外径R1、R2各々の比率、すなわち、R1/R0、R2/R0は、1.0前後またはそれ以下であれば特に限定されないが、より広い高給電効率空間の確保と、絶対的な給電能力の確保とをバランス良く両立させる観点では、R1/R0、R2/R0は、0.01〜1.0程度の範囲内が好ましく、0.5〜1.0程度の範囲内がより好ましい。
また、2種類の受電コイル30の相対的な配置関係は、図7および図8に示す例に限定されるものではない。すなわち、2種類の受電コイル30の配置態様としては、(1)第一受電コイル40の内側の空間の一部と、第二受電コイル50の内側の空間の一部と、が互いに重複する配置態様(第一の配置態様)、あるいは、(2)第一受電コイル40の内側の空間および第二受電コイル50の内側の空間とが互いに全く重複していない配置態様(第二の配置態様)、のいずれの配置態様でもよい。ここで図7および図8は、第一の配置態様の一例を示したものである。
図8は、2種類の受電コイル30の第二の配置態様の一例を示す模式図である。図8に示す例では、第一受電コイル40の内側の空間と、第二受電コイル50の内側の空間と、が互いに全く重複しないように2種類の受電コイル30が配置されている。なお、図8に示す受電ユニット90B(90)は、図6に示す受電ユニット80Cから第三受電コイル60を取り除いたものと同様の構成を有する。
2種類の受電コイル30を受電側装置の内部および/または外面に配置する場合、図9に一例を示したように、第二の配置態様は、最も配置位置の選択の自由度が高い。したがって、第二の配置態様は、内部スペースが極めて限られる携帯型電子機器において採用することが特に好ましい。
なお、2種類の受電コイル30が互いに近接した位置にまとまって配置された受電ユニット90として、図8〜図9に具体例を示したが、受電ユニット90の構成や、受電ユニット90を構成する2種類の受電コイル30の形状・サイズ・構造については、図8〜図9に例示したものに限定されるものではない。
以上に説明したように、2種類の受電コイル30は、図7および図8に例示したような第一の配置態様、あるいは、図9に例示したような第二の配置態様で、受電側装置の内部および/または外面に配置することができる。なお、受電側装置には、2種類の受電コイル30が各々1個、合計2個配置されていればよいが、2種類の受電コイル30のうちいずれか1種類の受電コイル30の個数が、他の種類の受電コイル30の個数よりも1個以上多くてもよい。この場合、第一の配置態様および第二の配置態様は、いずれか1種の受電コイル30を基準とした際に、当該1種の受電コイル30と、当該1種の受電コイル30の最も近い位置に配置されている残りの1種類の受電コイル30との相対的配置関係によって定められる。たとえば、受電側装置に搭載される受電コイル30が、1個の第一受電コイル40と、2個の第二受電コイル50とから構成される事例を想定した場合、第一受電コイル40と、2個の第二受電コイル50のうち第一受電コイル40に最も近い位置に配置された第二受電コイル50との相対的配置関係を考慮して、第一の配置態様または第二の配置態様のいずれに該当するのかを判断する。なお、上記の想定事例において、第一受電コイル40に最も近い位置に配置された第二受電コイル50が2個ある場合は、2種類、合計3個の受電コイル30が第一の配置態様で配置されることになる。
また、2種類の受電コイル30の総数が2×n個であり、かつ、各々の種類の受電コイル30の総数、言い換えれば受電ユニット90の総数がn個である場合(但し、nは2以上の整数)、第一の配置態様および第二の配置態様は、全ての第一受電コイル40から選択された任意の第一受電コイル40を基準とした場合において、当該第一受電コイル40、当該第一受電コイル40の最も近い位置に配置されている第二受電コイル50からなる2種類の受電コイル30の相対的配置関係によって定められる。
この場合、以下の(1)〜(3)から選択される態様にて受電コイル30を配置できる。
(1)全ての第一受電コイル40の各々について、当該第一受電コイル40と、当該第一受電コイル40の最も近くに配置されている第二受電コイル50とが、第一の配置態様を満たすように配置される態様。
(2)全ての第一受電コイル40のうちの一部のコイルの各々について、当該第一受電コイル40と、当該第一受電コイル40の最も近くに配置されている第二受電コイル50とが、第一の配置態様を満たすように配置され、全ての第一受電コイル40のうちの残りの一部のコイルの各々について、当該第一受電コイル40と、当該第一受電コイル40の最も近くに配置されている第二受電コイル50とが、第二の配置態様を満たすように配置される態様。
(3)全ての第一受電コイル40の各々について、当該第一受電コイル40と、当該第一受電コイル40の最も近くに配置されている第二受電コイル50とが、第二の配置態様を満たすように配置される態様。
なお、上記(1)に示す態様の具体例としては、受電側装置内の互いに離間した位置に、図8に示す受電ユニット90Aを2個以上配置した例を挙げることができる。また、上記(2)に示す態様の具体例としては、受電側装置内の互いに離間した位置に、図8に示す受電ユニット90Aを1個以上と、図9に示す受電ユニット90Bを1個以上と、を配置した例を挙げることができる。また、上記(3)に示す態様の具体例としては、受電側装置内の互いに離間した位置に、図9に示す受電ユニット90Bを2個以上配置した例を挙げることができる。
ここで、n数は特に限定されず、受電側装置の構成や送電側装置の構成に応じて適宜選択できるが、n数は2〜8の範囲内が好ましく、2〜5の範囲内がより好ましく、2〜4の範囲内がさらに好ましく、2〜3の範囲内が特に好ましい。また、受電側装置が携帯型電子機器である場合、より広い高給電効率空間の確保と、受電ユニット90によるスペースの消費抑制とをバランス良く両立させる観点からは、n数は2〜5の範囲内が好ましく、2〜4の範囲内がさらに好ましく、2〜3の範囲内が特に好ましい。また、受電側装置に搭載されるn個の受電ユニット90は、略点対称配置、略線対称配置、略回転対称配置、略等間隔配置あるいはこれらを2種類以上組み合わせた配置などのように規則的に配置されることが好ましいが、必要に応じて不規則的に配置してもよい。
なお、2種類の受電コイル30の総数は、2×n個ではなく、2×n+α個でもよい。ここで、αは、2種類の受電コイル30のうち、いずれか1種類の受電コイル30の個数である。2種類の受電コイル30の総数が2×n+α個の場合、2種類の受電コイル30のうちのいずれか1種類の受電コイル30の個数が、他の種類の受電コイル30の個数よりも1個以上多くなる。
また、n数を2以上とした場合、受電側装置に搭載される2個以上の受電ユニット90から選択されるいずれか1個の受電ユニット90が、偶々、非接触給電中に特異点(図7の位置P1近傍)に位置することになっても、残りの受電ユニット90により確実に給電を行うことが極めて容易となる。たとえば、2個以上の受電ユニット90を搭載した受電側装置が、平板状の携帯型電子機器である場合、携帯型電子機器の平面方向に対して2個以上の受電ユニット90を互いに離間して配置すればよい。
さらに、受電側装置に搭載される受電ユニット90の数が1個の場合あるいは2個以上の場合のいずれにおいても、受電側装置には、単位時間当たりの給電度合を示すインジケータを設けることが好ましい。この場合、ユーザが、給電を行う為に、送電側装置の近傍に受電側装置を配置した際に、インジケータを参照することで1個の受電ユニット90が特異点近傍に位置するか否かを判断し、必要に応じて受電側装置の配置位置を容易に見直すことができる。そして、インジケータを参照した結果、1個の受電ユニット90が特異点近傍に位置することが判明した場合には、受電側装置の位置をXY平面方向に対して少しずらせば、安定的かつ高い給電効率を容易に確保することができる。この理由は、送電コイル20の平面方向の面積に占める特異点の面積割合は非常に小さいためである。
なお、インジケータの構成は特に限定されない。インジケータは、たとえば、単位時間当たりの給電量が一定の閾値を超えた場合に点灯し、閾値以下の場合は消灯する1個のランプから構成されていてもよく、単位時間当たりの給電量に比例して発光強度または発光色が変化する1個のランプから構成されていてもよく、あるいは、単位時間当たりの給電量に比例して、発光するランプの数が増減する複数個のランプから構成されていてもよい。
また、以上に説明した点以外のその他の構成についても、第二の本実施形態の非接触給電システム12は、下記(i)および(ii)に示す事項を除いては、第一の本実施形態の非接触給電システム10と実質同様の構成を採用することができる。
(i)第三受電コイル60を有さない。
(ii)非接触給電中において、送電コイル20の中心軸Cの方向に対する第一受電コイル40および第二受電コイル50の相対的な位置が常に略一定であり、かつ、第一受電コイル40の中心軸および第二受電コイル50の中心軸が、送電コイル20の中心軸Cに対して常に略直交する。
以上に説明した本実施形態の非接触給電システム10、12では、電磁誘導方式で給電を行うが、たとえば、共鳴方式などの他の方式で給電を行うこともできる。共鳴方式で給電を行う場合、送電コイル20および受電コイル30の各々にコンデンサを接続し、送電側および受電側の双方の共振器を磁界共鳴させて、給電を行う。
なお、本実施形態の非接触給電システム10、12に用いられる送電コイル20の形状・サイズ・構造については、図1および図7に示した例に限定されず、公知のコイル形状および任意のサイズを適宜選択できる。たとえば、送電コイル20の外周形状および内周形状は円形であってもよく、楕円形であってもよく、三角形、四角形、五角形、六角形等の多角形であってもよい。また、送電コイル20は、図1および図7に例示したように、中心軸Cと直交する平面に送電コイル20を構成する導線(あるいは配線)が配置された構造(平板型構造)を有していてもよく、中心軸と平行な方向に送電コイル20を構成する導線を積み上げた構造(筒型構造)を有していてもよい。なお、筒型構造を有するコイルとしは、図2(B)に例示したコイル102が挙げられる。
また、送電コイル20の外径は特に限定されず、非接触給電システム10の利用用途に応じて適宜選択できる。たとえば、携帯電話やスマートフォンなどの携帯型電子機器の非接触給電用途では、外径は10mm〜100mmの範囲内が好ましく、30mm〜50mmの範囲内がより好ましい。また、電気自動車あるいはハイブリッド電気自動車の非接触給電用途では、外径は10cm〜100cmの範囲内が好ましく、30cm〜50cmの範囲内がより好ましい。
なお、第一の本実施形態の非接触給電システム10では、3種類の受電コイル30の中心軸が互いに略直交する関係を有していため、実質的に指向性が無い。しかしながら、第一の本実施形態の非接触給電システム10の変形実施形態、すなわち、第三の本実施形態の非接触給電システムでは、3種類の受電コイル30の中心軸は、互いに90度よりも大幅に小さい角度、たとえば、数度〜40度、50度程度の鋭角を成すように交差したものとしてもよい。第三の本実施形態の非接触給電システムでは、指向性を有するため、送電コイル20を搭載する送電側装置に対する受電側装置の配置位置・向きがばらついた場合、受電側装置の配置位置・向きによっては大幅に給電効率が低下してしまう場合があるが、一定の配置位置・向きの範囲内であれば給電効率の低下を抑制できる。
また、第二の本実施形態の非接触給電システム12では、2種類の受電コイル30の中心軸が互いに略直交する関係を有していため、XY平面方向に対して実質的に指向性が無い。しかしながら、第二の本実施形態の非接触給電システム12の変形実施形態、すなわち、第四の本実施形態の非接触給電システムでは、2種類の受電コイル30の中心軸は、互いに90度よりも大幅に小さい角度、たとえば、数度〜40度、50度程度の鋭角を成すように交差したものとしてもよい。第四の本実施形態の非接触給電システムでは、XY平面方向に対して指向性を有するため、送電コイル20を搭載する送電側装置に対する受電側装置の配置位置・向きがばらついた場合、受電側装置の配置位置・向きによっては大幅に給電効率が低下してしまう場合があるが、一定の配置位置・向きの範囲内であれば給電効率の低下を抑制できる。
10 非接触給電システム
12 非接触給電システム
20 送電コイル
20T 上面
20B 下面
30 受電コイル
40 第一受電コイル
50 第二受電コイル
60 第三受電コイル
70 立方体
80、80A、80B、80C 受電ユニット
90、90A、90B 受電ユニット
100 コイル
100S コイル100の内周側の面
100T コイル100の一方の面(上面)と面一を成す面
100B コイル100の他方の面(下面)と面一を成す面100B
102 コイル
102S コイル102の内周側の面
102T コイル102の一方の端面(上端面)と面一を成す面
102B コイル102の他方の端面(下端面)と面一を成す面102
110 導線

Claims (9)

  1. 送電コイルと、
    第一受電コイルと、
    中心軸が、前記第一受電コイルの中心軸と略直交する第二受電コイルと、
    中心軸が、前記第一受電コイルの中心軸および前記第二受電コイルの中心軸と略直交する第三受電コイルと、を含むことを特徴とする非接触給電システム。
  2. 請求項1に記載の非接触給電システムにおいて、
    前記送電コイルの外径が、前記第一受電コイルの外径、前記第二受電コイルの外径および前記第三受電コイルの外径から選択されるいずれの外径よりも大きいことを特徴とする非接触給電システム。
  3. 請求項1または2に記載の非接触給電システムにおいて、
    前記第一受電コイルの内側の空間の一部と、前記第二受電コイルの内側の空間の一部と、前記第三受電コイルの内側の空間の一部と、が互いに重複していることを特徴とする非接触給電システム。
  4. 請求項1または2に記載の非接触給電システムにおいて、
    前記第一受電コイルの内側の空間、前記第二受電コイルの内側の空間および前記第三受電コイルの内側の空間、から選択される少なくともいずれか2つの空間の組み合わせにおいて、
    一方の空間と他方の空間とが互いに全く重複していないことを特徴とする非接触給電システム。
  5. 請求項1、2または4のいずれか1つに記載の非接触給電システムにおいて、
    前記第一受電コイルの内側の空間と、前記第二受電コイルの内側の空間と、前記第三受電コイルの内側の空間と、が互いに全く重複していないことを特徴とする非接触給電システム。
  6. 送電コイルと、
    第一受電コイルと、
    中心軸が、前記第一受電コイルの中心軸と略直交する第二受電コイルと、を含み、
    非接触給電中において、
    前記送電コイルの中心軸方向に対する前記第一受電コイルおよび前記第二受電コイルの相対的な位置が常に略一定であり、かつ、
    前記第一受電コイルの中心軸および前記第二受電コイルの中心軸が、前記送電コイルの中心軸に対して常に略直交することを特徴とする非接触給電システム。
  7. 請求項6に記載の非接触給電システムにおいて、
    前記送電コイルの外径が、前記第一受電コイルの外径および前記第二受電コイルの外径から選択されるいずれの外径よりも大きいことを特徴とする非接触給電システム。
  8. 請求項6または7に記載の非接触給電システムにおいて、
    前記第一受電コイルの内側の空間の一部と、前記第二受電コイルの内側の空間の一部と、が互いに重複していることを特徴とする非接触給電システム。
  9. 請求項6または7に記載の非接触給電システムにおいて、
    前記第一受電コイルの内側の空間と、前記第二受電コイルの内側の空間とが、互いに重複していないことを特徴とする非接触給電システム。
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