JP6913564B2 - 交通制御システム - Google Patents

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Description

本発明は車両や歩行者等の移動体の安全かつ円滑な交通を確保する交通制御システムに関するものである。
交通制御のための機器や構造物として信号機があり、車両や歩行者は信号機の信号表示にしたがって通行している。しかし、従来の信号機は、基本的に予め設定したプログラムで一方的に信号表示を行なう構成であるので、場合によっては安全かつ円滑な交通が確保されないことがある。例えば、交通量の変化や緊急車両に信号機の信号表示が臨機応変に対応できないことがあり、円滑な交通が阻害される。
特許文献1には、路側機により緊急車両を検出し、当該緊急車両の走行状況に対応して路側機を制御して緊急車両を誘導することにより、その円滑な走行を可能にした技術が提案されている。また、特許文献2には、ICタグ等を利用して歩行者と歩行者用信号機の制御装置とを無線通信可能とし、歩行者において歩行者用信号機を制御することにより歩行者の安全を確保する技術が提案されている。
特開2016−110413号公報 特開2009−294877号公報
特許文献1は、緊急車両の円滑な交通を目的としているので、一般車両の円滑な交通を実現することは難しい、例えば、交差点の一方方向の交通量が多いとき、これと交差する方向の交通量が少ないのにかかわらず、一方方向の信号機の赤表示によって渋滞が生じることを解消することはできない。また、右折専用レーンのない片側一車線の道路では、1台の右折車によって渋滞が生じることがあるが、これを解消することはできない。
特許文献2は、歩行者がユーザ携帯端末を操作して歩行者用信号機を制御する必要があるため、歩行者の負担が多い。また、複数の歩行者が存在して、それぞれが異なる操作を行うような場合には、歩行者用信号機の制御が複雑になる。
本発明の目的は、歩行者と車両を含めた移動体の安全かつ円滑な交通を実現することが可能な交通制御システムを提供することにある。
本発明は、少なくとも電光掲示板等のように表示画面にパターンや文字を表示する標識表示機能を有する標識構造物が配設されている道路に配設されて歩行者、車両等の移動体の移動を制御するための交通制御手段を備える交通制御システムであって、移動体は自身の固有情報を含む情報担体を備えており、交通制御手段は、移動体を検出する移動体検出部と、検出した移動体の移動、停止状態から当該道路における交通の状態を検出する交通状態検出部と、情報担体から移動体の固有情報を検出する固有情報検出部と、検出した移動体の移動を助長するために標識構造物の標識表示を制御する標識表示制御部を備える。
本発明においては、さらに標識表示制御部は、移動体検出部及び交通状態検出部で検出した移動体の交通状態と、固有情報検出部で検出した移動体の固有情報とを対比して標識構造物の表示画面に移動体の移動を誘導するための表示を行なう。
本発明によれば、移動体の交通状態を検出し、さらには移動体の固有情報を検出することにより、交差点を含む道路標識が存在する道路における移動体の安全かつ円滑な交通制御が実現できる。
交通制御システムの実施形態1の概念図。 実施形態1の主となる信号機の概略図。 制御本体のブロック構成図。 実施形態1の交通制御の形態1を説明する平面図。 実施形態1の交通制御の形態2を説明する平面図。 実施形態1の交通制御の形態3を説明する平面図。 実施形態2の信号機の概略図。 情報担体を説明する概略図。 実施形態2の制御本体のブロック構成図。
(実施形態1)
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の交通制御システムの実施形態1の概念図である。交通制御対象となる道路、ここでは交差点CRには所定位置に信号機、道路標識、街灯等の構造物が設けられているが、この構造物としての信号機SIG(総称)に本発明にかかる交通制御手段1が配設されている。
この交通制御手段1は、交差点に配設されている複数の全ての信号機SIGに関連付けられた状態で配設されている。図1には、便宜的に4つの信号機SIG1〜SIG4が図示されており、これら4つの信号機SIG1〜SIG4のうち、主となる1つの信号機SIG1に交通制御手段1の制御本体11が配設されている。
図2は前記した主となる1つの信号機SIG1の概略図であり、当該信号機SIG1は、地上に立設されたポスト23に支持された信号表示部2を有している。この信号表示部2は少なくとも赤青黄色の信号灯21を備えるとともに、これらの信号灯21を駆動して標識のための点灯、点滅を実行する信号駆動部22を備えている。
前記信号機SIG1には前記交通制御手段1の制御本体11が配設されている。この制御本体11は、信号機SIG1のポスト23に支持された制御キャビネット内に組み込まれている。後述するように、前記信号駆動部22は当該制御本体11によって前記信号灯21の点灯・点滅を制御する。
前記信号機SIG1のポスト23の一部には、移動体を検出するための検出端末としての撮像手段10が配設されている。この撮像手段10は他の信号機SIG2〜SIG4にも配設されている。この撮像手段10はCCDやCMOS撮像素子を用いたカメラで構成されており、交差点CR及びその近傍を通行する歩行者W、車両V等の移動体Mを撮像する。この場合、1つの撮像手段10で全ての移動体Mを撮像するようにしてもよく、あるいは複数の撮像手段10で撮像した画像を合成して全ての移動体Mを撮像するようにしてもよい。
図3は前記制御本体11のブロック構成図であり、前記点灯駆動部22と、前記した検出端末としての前記各撮像手段10にそれぞれ無線接続する通信部12を備えている。ここでは電磁波や赤外線を利用して無線接続されている。この通信部12は、前記撮像手段10で撮像した画像を受信する一方で、前記信号駆動部22に対して信号駆動信号を送信する。
また、前記制御本体11は、前記通信部12で受信した画像から個々の移動体を検出する移動体検出部13を備えている。この移動体検出部13は、撮像手段10で撮像した画像を画像解析することにより移動体Mを検出し、さらには歩行者Wや車両Vを識別して検出する。
さらに、前記制御本体11は、検出した移動体Mに基づいて交差点CRでの交通状態を判断する交通状態検出部14を備えている。例えば、移動体検出部13で検出した移動体Mの経時的な位置変化、すなわち移動軌跡を求め、これから移動体Mの速度や進行方向等を検出する。そして、移動体Mが歩行者Wの場合には、歩行者Wが歩道や横断歩道を移動しているか、あるいは信号待ちしているか等の歩行状態を検出する。また、移動体Mが自転車や自動車等の車両Vの場合には、当該車両の標識灯(ウインカー等)の点灯状態を参照して直進、右折、あるいは左折する走行状態を検出する。
前記制御本体11は、前記交通状態検出部14での検出に基づいて、信号機SIG1〜SIG4の信号表示部2での信号表示を制御する標識表示制御部15を備えている。ここでは、標識表示制御部15は前記通信部12を介して交差点に存在する全ての信号機SIG1〜SIG4の信号駆動部22に無線で接続されており、これら信号機SIG1〜SIG4の点灯状態を制御する。この場合、各信号機SIG1〜SIG4に対しては、特定の信号機の青信号の時間を長くし、他の信号機の赤信号の時間を長くする等の任意の標識表示の制御を行うことが可能とされている。
この標識表示制御部15では、例えば、過去における種々の交通状態と、そのときの信号機の点灯制御の履歴を記憶する記憶部(図示せず)を備えておき、現在の交通状態と、記憶されている過去の種々の交通状態と、そのときにおける信号機の点灯制御結果を対比することにより、それぞれにおける信号機の好適な点灯制御を行うように構成してもよい。すなわち、信号制御に学習機能を持たせ、最も好適な信号制御を実行することが可能である。
以上説明した交通制御手段1を備える交通制御システムによる代表的な制御形態例を図4を参照して説明する。先ず、交通制御手段1では、撮像手段10で撮像した交差点の画像から、移動体検出部13が移動体M、さらには歩行者W、車両Vを検出する。次いで、検出した移動体に基づいて、交通状態検出部14において歩行者Wや車両Vの移動状態を認識し、この移動状態に基づいて交差点CRにおける交通状態を検出する。
図4Aの場合は、交差点CRにおける一方向R1の車両Vの交通量が多く、これと交差する他方向R2の交通量が少ない状況にあり、そのため一方向側の信号機SIG2,SIG4が赤信号表示になると渋滞が生じ易くなる。交通制御手段1は、移動体検出部13で各方向の車両Vの交通量を検出し、交通状態検出部14において両方向の交通量を比較するとともに、各車両Vの移動状態を検出する。
そして、一方向R1の交通量が他方向R2の交通量よりも顕著に多く、渋滞が生じ易い状態であることを検出すると、標識表示制御部15は、一方向側の信号機SIG2,SIG4の青信号の時間を、他方向側の信号機SIG1,SIG3の青信号の時間よりも長くする制御信号を出力する。この制御信号は通信部12を介して各信号機SIG1〜SIG4の信号駆動部22に送信され、各信号機SIG1〜SIG4の信号表示が制御される。これにより、一方向側の車両Vが交差点を通過し易くなり、交通量の差が要因となる交差点CRでの渋滞が解消される。
図4Bの場合は、右折専用レーンのない交差点CRにおいて、一方向道路R1側において1台の右折車V1によって後続車両Vに渋滞が生じている。交通制御手段1は、移動体検出部13で車両Vを検出し、交通状態検出部14において交差点CRにおける各車両Vの走行状態を検出する。渋滞を検出した場合には、各車両V1,Vの車速や、停止している時間等を検出する。また、同時に対向車線側の車両Vの交通量を検出する。
標識表示制御部15は、検出した渋滞している車両Vの停止時間が所定時間を越えたときには、対向車線側の車両Vの交通量を参照し、右折車が優先的に右折できように、対向車線側の信号機SIG2を臨時的な赤信号に制御する。右折車V1が右折して渋滞が緩和されたら、対向車側の信号機SIG2を青信号に戻す制御を行う。これにより、渋滞が解消される。
この場合、図2に示されているように、信号機SIG(SIG4)に矢印表示の補助信号機3を設けておき、右折車V1に対して当該補助信号機3を点灯させるようにしてもよい。また、図示は省略するが、これと同時に対向車側の信号機SIG(SIG2)においては、右折車を優先させるための臨時的な赤信号であることを表示するために、赤信号を特異な周期で点滅させる表示としてもよい。
図4Cの場合は、歩行者W1が横断歩道を横断しており、また歩行者W2が信号待ちしている。交通制御手段1は、移動体検出部13においてこれら歩行者W1,W2を検出すると、道路状態検出部14は、歩行者W1の歩行速度を検出し、また歩行者W2の信号待ち時間を検出する。
標識表示制御部15は、検出した歩行者W1の歩行速度が所定速度よりも遅いとき、すなわち歩行者が幼児や高齢者のような場合には、対応する信号機SIG1の青信号を歩行者W1が完全に渡り切るまで継続することにより、歩行者W1の安全を確保する。また、歩行者W2の待ち時間と、交差する道路の車両Vの交通量を参照し、待ち時間が所定時間を越え、かつ交差する道路における交通量が所定量よりも少ないときには、歩行者W2に対応する信号機SIG2の赤信号の時間を短くし、歩行者W2の信号待ち時間を短縮する。
このように、実施形態1の交通制御システムは、移動体検出部13により交差点における移動体を検出し、さらに交通状態検出部14が交通状態を検出し、標識表示制御部15において最大多数の移動体が円滑に交通できるような信号機の制御を行う。これにより、歩行者や車両を含めた交差点における円滑な交通が確保される。
ここで、本発明における交通制御手段1の移動体検出部13は、交差点における移動体を検出し、かつ交通状態検出部14において当該移動体による交通状態が検出できるのであれば、実施形態1の撮像手段10で撮像した画像に基づく移動体の検出に代えて、LiDAR、ミリ波レーダー等による検出信号を利用して移動体を検出する構成としてもよい。
実施形態1では、交通制御手段1の制御本体11を1つの信号機SIG1に配設しているが、制御本体11を複数の信号機にそれぞれ配設し、それぞれの制御本体11を撮像手段10や信号部2に有線で接続するとともに、各制御本体11を相互に無線又は有線で接続した構成としてもよい。また、交通制御手段1は信号機以外の道路標識、街灯、掲示板、その他の建造物に配設されてもよい。
実施形態1では、信号機のある交差点に適用した形態を示したが、交差点以外に設置されている信号機に対しても適用することが可能である。
(実施形態2)
図5は実施形態2における信号機SIGの概略図である。すなわち、図1に示した実施形態1と同様に交差点に複数の信号機SIGが配設されているとした場合、各信号機SIGには信号表示部2に加えて表示画面を有する電光掲示板4が配設されている。この電光掲示板4は交通制御手段1での制御により、表示画面に任意のパターンや文字を表示することが可能とされている。例えば、図示は省略するが、電光掲示板4を駆動する駆動部(図示せず)は実施形態1と同様に制御本体11の通信部12に無線接続されている。
また、実施形態2では、歩行者や車両は、自身の固有情報が記憶された情報担体5を保有している。この情報担体5は、例えばICチップ51であり、図6(a)に示すように、歩行者Wはバッグ等の携帯物やベルト等の装身具にICチップ51を取り付けている。また、災害時や交通安全のために装着するヘルメットにICチップ51を取り付けてもよい。このICチップ51は、ICカードに搭載されているICチップを利用してもよい。さらには、情報担体5はICチップに代えて、携帯電話機やスマートフォン等の携帯通信機に設けられている記憶媒体で構成してもよい。
また、図6(b)に示すように、車両Vには情報担体5として、ランプや車体の一部、例えば、ハイマウントストップランプ、シャークフィンアンテナ、樹脂製ウインド(リアウインド)や樹脂製ボディに、それぞれICチップ51を搭載している。
あるいは、情報担体5は、図6(c)に示すように、ICチップに代えて、車両Vの車体の一部、例えばトランクリッドやボンネットの外表面に、肉眼では識別不可能な材料で印刷した特異な情報パターン52で構成してもよい。なお、この情報パターン52は歩行者のヘルメットの表面に設けることも可能である。
図7は実施形態2の交通制御手段1の制御本体11のブロック構成図である。実施形態1の制御本体11と等価な部分には同一符号を付してある。ここで、移動体検出部13は、移動体が有している情報担体5を検出することにより移動体を検出することが可能とされている。そのため、移動体の検出端末として、例えば、ICチップ51を無線(電磁波)で検出するICセンサー、車両やヘルメット等に印刷された情報パターン52に特定波長の光を照射し、その反射光を検出することにより当該情報パターン52を光学的に検出する光学検出器が利用できる。また、この場合には、図5に鎖線で示した検査端末としての撮像手段10を省略することができる。
また、情報担体5としてICチップ51に代えて移動体が携帯している携帯通信機を利用する場合には、検出端末として無線通信を行って移動体を検出する無線機が利用できる。この場合、無線機は制御本体11に設けられている通信部12を利用することができる。また、情報担体として、車両に装備されているナビゲーション装置やETC装置等の無線機器を利用し、これらを通信部12にて検出することにより車両Vを検出することも可能である。
さらに、実施形態2の制御本体11は、前記情報担体5を検出することにより移動体の固有情報を検出する固有情報検出部16が設けられている。この固有情報検出部16は前記情報担体5、すなわちICチップ51に記憶され、あるいは情報パターン52に含まれている情報を検出することにより、移動体の固有情報を検出することができる。例えば、歩行者Wの固有情報から、高齢者、児童、障害者等が検出できる。また、車両Vの固有情報から、緊急車両、高齢者運転車両、初心者運転車両等が検出できる。
実施形態2における交通制御手段1による制御は、図1に示した実施形態1での制御と同様であるが、これに加えて固有情報検出部16で検出した移動体の固有情報に基づいて、標識表示制御手段15において信号機SIGのより細かい信号制御が可能になる。例えば、検出した歩行者Wの固有情報から、歩行者Wが障害者の場合には、横断歩道を横断する際の青時間をさらに長く制御する。また、児童の場合には信号機SIGに併設されている電光掲示板4に児童が横断中であることの表示を行う。
車両Vに対する信号制御も実施形態1と同様であるが、特に、情報担体5の固有情報から緊急車両を検出した場合には、当該緊急車両が交差点に接近したときには、その方向の信号機を優先的に青信号として円滑な移動を可能にする。あるいは、複数台が連なって走行する団体バスの場合には、全部のバスが通過するまで青信号とする。
また、交差点CRで事故が生じたときには、そのときの交通状態に応じて交差点CRにおける全ての信号機SIGの赤信号と青信号の時間を適宜に制御する。特に、被害者、加害車両等の情報担体5の固有情報から、救急や消防、警察への通報を選択肢の一つとする。合せて、検出した緊急車両の円滑な移動を制御する。これらにより、事故が生じたときの車両Vの渋滞を緩和し、かつ緊急車両が迅速に到着できるようにし被害者等の救護を可能とする。
実施形態2では車両V、特に自動車に情報担体5を備えることにより、情報担体5で当該自動車を特定することができるので、例えば、前部ナンバープレートの取り付け位置を変更し、あるいは撤去することも可能になる。前者の場合には歩行者との接触事故が生じたときに、歩行者に対するダメージを緩和する。後者の場合には、さらに自動車の軽量化による燃費向上が可能になる。
実施形態2の情報担体5は、交通状態を制御するための利用に限定されるものではなく、災害時に歩行者の情報担体5により非難者の確認に利用できる。また、自動運転車等の無人移動体に適用でき、さらには情報担体5から当該無人移動体の情報を取得することにより、例えば目的地、進路等を読み取り、無人移動体が円滑に移動できるように信号機を制御する。
ここで、情報担体5としてICチップや携帯通信機、無線通信機等を用いた場合には、交通制御手段1の固有情報検出部16は、これらICチップや通信機に記憶された情報に基づいて移動体の固有情報を検出するようにしてもよい。例えば、歩行者Wの行先や車両Vの走行先等の移動情報を固有情報として検出し、標識表示制御部15はこの移動情報に基づいて歩行者や車両のさらなる円滑な移動を可能にする信号制御や表示制御を行うことが可能になる。
(実施形態3)
実施形態3は、図を参照しての説明は省略するが、自動運転移動体、例えば自動運転車やドローン(無人飛行体)に適用した実施形態であり、基本的には実施形態2と同様である。すなわち、自動運転車やドローンに、図6(b),(c)に示した実施形態2と同様のICチップ51や情報パターン52等の情報担体5が配設される。また、情報担体5として、自動運転車やドローンに、実施形態2の交通制御手段1の制御本体11と無線接続可能な無線機が搭載される。
ここで、自動運転車は例えば配送センターから荷物を運送する配送車であり、あるいは無人の配送ドローンであり、配送先に向けて自動走行、自動飛行するように設定されている。そのため、配送車や配送ドローンに配設されている情報担体5、例えばICチップ51には配送先、配送荷物等の情報が実施形態2で説明した固有情報の一部として記憶されている。
あるいは、自動運転車に情報担体5としての無線機が搭載されている場合には、当該無線機は交通制御手段1の制御本体11に無線接続される一方で、図には表れない配送センターにも無線接続されており、当該配送車の配送先、配送荷物等の移動情報は無線機を介して配送センターから制御本体11に送信することが可能とされている。なお、制御本体11と配送センターは無線又は有線で接続されており、相互に情報を送受しあるいは共有できる。
実施形態3では、自動運転車が交差点を走行する際に、実施形態1,2と同様の標識表示制御、すなわち信号機SIGの点灯制御や電光掲示板4での表示を行うことにより、交差点での歩行者や車両の円滑な移動を可能とする。
また、実施形態3では、前記したように、配送車や配送ドローンの情報担体5の固有情報に含まれる配送先や配送荷物を検出することにより、配送車や配送ドローンが正しい経路で交差点を通過したか否かを判定することも可能になる。誤った方向に移動したときには、配送センターに連絡する。配送センターは当該配送車や配送ドローンの情報担体5に記憶されている情報を確認し、誤っている場合には無線により情報を是正して正しい配送先に誘導する。
この場合には、配送車や配送ドローンが配送する配送荷物についても、情報担体5を利用して監視することができる。特に、配送車で危険物を配送する際には、交通制御手段は配送車の車速や、周囲に存在する他車両を監視し、事故防止のための信号制御や、他車両に対する掲示等の標識表示制御を実行する。
実施形態3における無人運転車は、人を運送する無人タクシーや無人バスにも適用できる。特に、後者の場合には停留所で乗車待ちする乗客の有無や、当該停留所で降車する乗の有無により、無人バスの停車、通過を誘導し、無駄な停車を防止して渋滞を防止する。
実施形態2,3においても、交通制御手段を、交差点以外に設置されている信号機に配設し、あるいは信号機の無い交差点や道路の一側に電光掲示板を配設し、この電光掲示板を道路標識として、または信号機として機能させるように構成してもよい。
1 交通制御手段
2 信号表示部
3 補助信号機
4 電光掲示板
5 情報担体
10 撮像手段(検出端末)
11 制御本体
12 通信部
13 移動体検出部
14 交通状態検出部
15 標識表示制御部
16 固有情報検出部
21 信号灯
22 信号駆動部
51 ICチップ
52 情報パターン
SIG(SIG1〜SIG4) 信号機
M 移動体
V 車両
W 歩行者
CR 交差点

Claims (6)

  1. 少なくとも電光掲示板等のように表示画面にパターンや文字を表示する標識表示機能を有する標識構造物が配設されている道路に配設されて歩行者、車両等の移動体の移動を制御するための交通制御手段を備える交通制御システムであって、前記移動体は自身の固有情報を含む情報担体を備えており、前記交通制御手段は、移動体を検出する移動体検出部と、検出した移動体の移動、停止状態から当該道路における交通の状態を検出する交通状態検出部と、前記情報担体から当該移動体の固有情報を検出する固有情報検出部と、当該検出した移動体の移動を助長するために前記標識構造物の標識表示を制御する標識表示制御部を備え、前記標識表示制御部は、前記移動体検出部及び前記交通状態検出部で検出した移動体の交通状態と、前記固有情報検出部で検出した当該移動体の固有情報とを対比して前記標識構造物の表示画面に当該移動体の移動を誘導するための表示を行なう交通制御システム。
  2. 前記移動体検出部は、前記道路の所定領域に存在する移動体を検出する検出端末に接続されている請求項1に記載に記載の交通制御システム。
  3. 前記標識表示制御部は、前記固有情報検出部で検出した特定の移動体の移動を他の移動体の移動に優先して誘導させるための制御を行う請求項に記載の交通制御システム。
  4. 前記検出端末は、前記移動体を撮像する撮像手段で構成され、前記移動体検出部は当該撮像手段で撮像した画像を解析して移動体を検出する請求項2または3に記載の交通制御システム。
  5. 前記情報担体はICチップであり、前記検出端末はICチップを電磁的に検出する無線機で構成され、ICチップに記憶された固有情報から移動体とその固有情報を検出する請求項2または3に記載の交通制御システム。
  6. 前記情報担体は特殊材料を移動体に印刷した印刷体であり、前記検出端末は当該印刷体を光学的に読み取って移動体とその固有情報を検出する請求項2または3に記載の交通制御システム。
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