JP7478600B2 - 異常通知システム - Google Patents

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Description

本開示は、異常通知システムに関する。
現在、荷物の配送に無人飛行体であるドローンを活用する動きが世界各国で活発化しつつある。例えば、特許文献1では、ドローンを用いた荷物配送システムが開示されている。
特開2019-159811号公報
ところで、将来的に荷物の配送用にドローンが活用される場合、ドローンは、地上から約150mの上空を自律走行モード(自動運転モード)で飛行することが想定されている。一方で、ドローンが強風等の悪天候の中で飛行している場合や当該ドローンの至近距離に他のドローンが飛行している場合には、当該ドローンの自律走行が不能となってしまう状況や当該ドローンが他のドローンに衝突する状況が想定される。このような状況下において、ドローン及び当該ドローンにより保持された荷物が地上に落下することで、地上の歩行者等に甚大な被害をもたらす虞がある。上記観点より、ドローンの落下を地上の歩行者等に事前に通知するための異常通知システムについて検討の余地がある。
本開示は、上空を飛行するドローンの落下を歩行者等に事前に通知することができる異常通知システムを提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る異常通知システムは、交通インフラ設備に設けられていると共に、空中を飛行するドローンの異常を通知する。
前記異常通知システムは、
前記交通インフラ設備の周辺環境を示す周辺環境データを取得し、
前記周辺環境データに基づいて、前記ドローンを検出し、
前記周辺環境データに基づいて、前記ドローンが落下する可能性があるかどうかを判断し、
前記ドローンが落下する可能性があるとの判断に応じて、前記ドローンの落下を予告する情報を視覚的及び/又は可聴的に外部に向けて提示する。
上記構成によれば、ドローンの落下を予告する情報が視覚的及び/又は可聴的に外部に向けて提示されるので、異常通知システムの付近に存在する歩行者等は、上空を飛行するドローンの落下を事前に把握することが可能となる。このように、上空を飛行するドローンの落下を歩行者等に事前に通知することができる異常通知システムを提供することができる。
また、前記交通インフラ設備は、信号機又は街路灯であってもよい。
上記によれば、異常通知システムが既存の交通インフラ設備である信号機や街路灯に設けられている。このように、異常通知システムを設けるための場所として、既存の交通インフラ設備を有効的に活用することができる。
また、前記異常通知システムは、マスター側の異常通知システムとして機能してもよい。
前記マスター側の異常通知システムは、前記ドローンの落下を予告する落下予告信号をスレーブ側の異常通知システムに送信してもよい。
上記構成によれば、ドローンの落下を予告する落下予告信号がマスター側の異常通知システムからスレーブ側の異常通知システムに送信される。このように、マスター側の異常通知システムとスレーブ側の異常通知システムとの間において、ドローンの落下に関する情報が共有される。
また、前記スレーブ側の異常通知システムは、前記マスター側の異常通知システムからの前記落下予告信号の受信に応じて、前記ドローンの落下を予告する情報を視覚的及び/又は可聴的に外部に向けて提示してもよい。
上記構成によれば、スレーブ側の異常通知システムからドローンの落下を予告する情報が視覚的及び/又は可聴的に外部に向けて提示される。このように、スレーブ側の異常通知システムの付近に存在する歩行者等は、上空を飛行するドローンの落下を把握することが可能となる。
また、前記異常通知システムは、
前記ドローンの落下を予告する情報を視覚的に外部に向けて提示する警告ランプと、
前記ドローンの落下を予告する情報を可聴的に外部に向けて提示する警告スピーカーと、
を備えてもよい。
上記構成によれば、異常通知システムに設けられた警告ランプ及び警告スピーカーを通じて、異常通知システムの付近に存在する歩行者等は、上空を飛行するドローンの落下を把握することが可能となる。
また、前記異常通知システムは、前記周辺環境データを取得するように構成されたセンサを備えてもよい。
前記センサは、
前記周辺環境を示す画像データを取得するカメラと、
前記周辺環境を示すレーダデータを取得するミリ波レーダと、
前記周辺環境を示す点群データを取得するLiDARユニットと、
のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
上記構成によれば、異常通知システムに設けられたカメラ、ミリ波レーダ及び/又はLiDARユニットを通じて、空中を飛行するドローンを検出することができると共に、当該ドローンの異常を判断することが可能となる。
また、前記異常通知システムは、
前記周辺環境データに基づいて、前記ドローンの落下位置を予測し、
前記予測した落下位置に向けて路面描画パターンを照射してもよい。
上記構成によれば、異常通知システムの周辺に存在する歩行者等は、ドローンの落下位置に向けて照射された路面描画パターンを視認することで、上空を飛行するドローンの落下位置を事前に把握することができる。
前記異常通知システムは、
前記周辺環境データに基づいて、前記ドローンの現在位置情報を取得し、
前記ドローンの現在位置情報に基づいて、前記ドローンの周辺に向けてサーチライトを出射してもよい。
上記構成によれば、ドローンの周辺に向けて出射されたサーチライトにより、ドローンのセンシング機能(特に、カメラを用いたセンシング機能)を支援することができる。
また、前記異常通知システムは、
前記周辺環境データに基づいて、前記ドローンの落下軌道を予測し、
前記予測した落下軌道に基づいて、前記ドローンを捕獲するための捕獲装置の駆動を制御してもよい。
上記構成によれば、捕獲装置により地上に向かって落下してくるドローンを捕獲できるため、ドローンが歩行者等に衝突する状況を防止することが可能となる。
また、前記異常通知システムは、前記ドローンの落下を予告する落下予告信号を前記交通インフラ設備の周辺に存在する携帯端末に向けて送信してもよい。
上記構成によれば、異常通知システムの周辺に存在する歩行者等は、自身が保持する携帯端末を通じて、上空を飛行するドローンの落下を把握することができる。
本開示によれば、上空を飛行するドローンの落下を歩行者等に事前に通知することができる異常通知システムを提供することができる。
マスター側異常通知システムとスレーブ側異常通知システムとを示す概略図である。 マスター側異常通知システムの構成とスレーブ側異常通知システムの構成とを示すブロック図である。 交差点に設けられたマスター側異常通知システムと3つのスレーブ側異常通知システムとを示す図である。 ドローンの落下を通知する一連の処理を説明するためのシーケンス図である。
以下、本開示の実施形態(以下、単に「本実施形態」という。)について図面を参照しながら説明する。本図面に示された各部材の寸法は、説明の便宜上、実際の各部材の寸法とは異なる場合がある。
最初に、図1から図3を参照して本実施形態に係るマスター側異常通知システム2(以下、単に「異常通知システム2」という。)とスレーブ側異常通知システム3(以下、単に「異常通知システム3」という。)について説明する。図1は、異常通知システム2(マスター側)と異常通知システム3(スレーブ側)とを示す概略図である。図2は、異常通知システム2の構成と異常通知システム3の構成とを示すブロック図である。図3は、交差点に設けられた異常通知システム2と3つの異常通知システム3a~3cとを示す図である。
図1に示すように、異常通知システム2は、信号機40(交通インフラ設備の一例)に設けられていると共に、空中を飛行するドローン1(無人飛行体)の異常を通知するように構成されている。異常通知システム2は、異常通知システム3(スレーブ側)を制御するマスター側の異常通知システムとして動作する。一方、異常通知システム3は、信号機40の付近に設置された信号機60(交通インフラ設備の一例)に設けられていると共に、異常通知システム2と同様にドローン1の異常を通知するように構成されている。
図1及び図2に示すように、異常通知システム2は、制御ユニット20と、カメラ21と、LiDAR(Light Detection and Ranging)ユニット22と、ミリ波レーダ23と、無線通信モジュール24とを備える。また、異常通知システム2は、路面描画装置25と、照明ユニット26と、警告ランプ27と、警告スピーカー28と、捕獲装置29とをさらに備える。
制御ユニット20は、異常通知システム2に設けられた各構成要素を制御するように構成されている。制御ユニット20は、例えば、1以上のプロセッサと1以上のメモリを含むコンピュータシステムと、トランジスタ等のアクティブ素子及びパッシブ素子から構成される電子回路を含む。プロセッサは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)のうちの少なくとも一つを含む。メモリは、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)を含む。ROMは、フラッシュメモリを含んでもよい。ROMには、信号機40の周辺環境を示す周辺環境データ(例えば、画像データ等)に基づいて信号機40の周辺環境を特定するための周辺環境特定プログラムが記憶されてもよい。例えば、周辺環境特定プログラムは、ディープラーニング等のニューラルネットワークを用いた機械学習によって構築されたプログラム(学習済みモデル)である。
カメラ21は、信号機40の周辺環境を示す画像データ(周辺環境データの一例)を取得するように構成されている。カメラ21は、例えば、CCD(Charge-Coupled Device)やCMOS(相補型MOS)等により構成されている。LiDARユニット22は、外部に向けて赤外線レーザ光を走査することで、信号機40の周辺環境を示す三次元点群データ(周辺環境データの一例)を取得するように構成されている。LiDARユニット22は、例えば、赤外線レーザ光を出射するように構成された光源部と、赤外線レーザ光を水平方向及び垂直方向に走査させるように構成された光偏向器と、レンズ等の光学系と、対象物によって反射された赤外線レーザ光を受光するように構成された受光部とを備えてもよい。ミリ波レーダ23は、外部に向けてミリ波を出射することで、信号機40の周辺環境を示すレーダデータ(周辺環境データの一例)を取得するように構成されている。ミリ波レーダ23は、例えば、ミリ波を外部に向けて出射するように構成された送信アンテナと、対象物によって反射されたミリ波を受信するように構成された受信アンテナと、高周波回路と、信号処理回路とを備えてもよい。カメラ21、LiDARユニット22及びミリ波レーダ23は、異常通知システム2に設けられた周辺環境データを取得するセンサとして機能する。
無線通信モジュール24は、高周波回路と、送受信アンテナと、信号処理回路とを備えている。無線通信モジュール24は、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、DSRC(登録商標)又はLPWA等の無線通信規格に基づいて、異常通知システム2(マスター側)と異常通知システム3(スレーブ側)とを通信可能に接続するように構成されている。さらに、無線通信モジュール24は、上記無線通信規格に基づいて、信号機40の付近に存在する歩行者P1が携帯する携帯端末K1と異常通知システム2とを通信可能に接続するように構成されている。携帯端末K1は、通信機能を有するデバイスであって、例えば、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン又は歩行者P1に装着されたウェアラブルデバイスである。
路面描画装置25は、信号機40の周辺の路面上に路面描画パターンL2を照射するように構成されている。路面描画装置25は、例えば、光源部と、駆動ミラーと、レンズやミラー等の光学系と、光源駆動回路と、ミラー駆動回路とを有する。光源部は、レーザ光源又はLED光源である。例えば、レーザ光源は、赤色レーザ光と、緑色レーザ光と、青色レーザ光をそれぞれ出射するように構成されたRGBレーザ光源である。駆動ミラーは、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラー、DMD(Digital Mirror Device)、ガルバノミラー、ポリゴンミラー等である。光源駆動回路は、光源部を駆動制御するように構成されている。特に、光源駆動回路は、制御ユニット20から送信された所定の路面描画パターンに関連する信号に基づいて、光源部の動作を制御するための制御信号を生成した上で、当該生成された制御信号を光源部に送信するように構成されている。ミラー駆動回路は、駆動ミラーを駆動制御するように構成されている。特に、ミラー駆動回路は、制御ユニット20から送信された所定の路面描画パターンL2に関連する信号に基づいて、駆動ミラーの動作を制御するための制御信号を生成した上で、当該生成された制御信号を駆動ミラーに送信するように構成されている。光源部がRGBレーザ光源である場合、路面描画装置25は、レーザ光を走査することで様々の色の光パターンを路面上に描画することが可能となる。
照明ユニット26は、外部に向けてサーチライトL1を出射するように構成されている。照明ユニット26は、サーチライトL1を出射する光源部と、当該光源部の駆動を制御する駆動制御回路とを備える。警告ランプ27は、ドローン1の落下を予告する情報を視覚的に外部に向けて提示するために、ドローン1が落下する可能性があるとの判断に応じて点灯するように構成されている。警告ランプ27は、例えば、赤色光を外部に向けて出射してもよい。警告スピーカー28は、ドローン1の落下を予告する情報を可聴的に外部に向けて提示するように構成されている。特に、警告スピーカー28は、ドローン1が落下する可能性があるとの判断に応じて、ドローン1の落下を予告する音声ガイダンスや警告音を出力するように構成されている。捕獲装置29は、地上に向かって落下してくるドローン1を捕獲するように構成されている。この点において、捕獲装置29は、地上に向かって落下してくるドローン1に向けて捕獲網を発射するように構成されている。
ドローン1は、遠隔操作モード又は自律走行モード(自動運転モード)で空中を飛行するように構成されている。ドローン1は、例えば、荷物配送サービスに活用されてもよい。ドローン1は、制御部と、カメラ等のセンサと、飛行機構として機能する複数のプロペラと、各プロペラを回転させるモータと、無線通信部とを有してもよい。
異常通知システム3(スレーブ側)は、制御ユニット30と、無線通信モジュール32と、警告ランプ33と、警告スピーカー34とを備える。制御ユニット30は、異常通知システム3に設けられた各構成要素を制御するように構成されている。また、制御ユニット30は、例えば、1以上のプロセッサと1以上のメモリを含むコンピュータシステムと、トランジスタ等のアクティブ素子及びパッシブ素子から構成される電子回路を含む。プロセッサは、例えば、CPU、MPU、GPUのうちの少なくとも一つを含む。メモリは、ROMと、RAMを含む。
無線通信モジュール32は、高周波回路と、送受信アンテナと、信号処理回路とを備えている。無線通信モジュール32は、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、DSRC(登録商標)又はLPWA等の無線通信規格に基づいて、異常通知システム3(スレーブ側)と異常通知システム2(マスター側)を通信可能に接続するように構成されている。さらに、無線通信モジュール32は、上記無線通信規格に基づいて、信号機60の付近に存在する歩行者P2が携帯する携帯端末K2と異常通知システム2とを通信可能に接続するように構成されている。携帯端末K2は、通信機能を有するデバイスであって、例えば、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン又は歩行者P2に装着されたウェアラブルデバイスである。
警告ランプ33は、ドローン1の落下を予告する情報を視覚的に外部に向けて提示するために、ドローン1が落下する可能性があるとの判断に応じて点灯するように構成されている。警告ランプ33は、例えば、赤色光を外部に向けて出射してもよい。警告スピーカー34は、ドローン1が落下する可能性があるとの判断に応じて、ドローン1の落下を予告する音声ガイダンスや警告音を出力するように構成されている。
図1及び図2では、マスター側異常通知システム2の周囲に1つのスレーブ側異常通知システム3が図示されているが、1つのマスター側異常通知システム2の周囲に複数のスレーブ側異常通知システムが設けられてもよい。例えば、図3に示すように、異常通知システム2(マスター側)が交差点の付近に設置された信号機40に設けられている場合、3つの異常通知システム(スレーブ側)3a~3cが交差点の付近に設けられてもよい。この場合、各異常通知システム3a~3cは、図1及び図2に示す異常通知システム3と同様の構成及び機能を有するものとする。異常通知システム2は、各異常通知システム3a~3cの動作を制御するように構成されている。また、交差点に設置された信号機60aに異常通知システム3aが設けられていると共に、交差点に設置された信号機60bに異常通知システム3bが設けられている。さらに、交差点に設置された信号機60cに異常通知システム3cが設けられている。
次に、図4を参照してドローン1の落下を通知する一連の処理について説明する。図4は、ドローン1の落下を通知する一連の処理を説明するためのシーケンス図である。
図4に示すように、ステップS1において、異常通知システム2の制御ユニット20は、信号機40の周辺環境を示す周辺環境データをカメラ21、LiDARユニット22及び/又はミリ波レーダ23から取得する。ここで、周辺環境データは、カメラ21から取得された画像データ、LiDARユニット22から取得された三次元点群データ、及び/又はミリ波レーダ23から取得されたレーダデータである。
次に、ステップS2において、制御ユニット20は、取得した周辺環境データ及びメモリに保存された周辺環境特定プログラムに基づいて、信号機40の上空を飛行中のドローン1を検出する。次に、ステップS3において、制御ユニット20は、周辺環境データに基づいて、ドローン1が落下する可能性があるかどうかを判断する。例えば、制御ユニット20は、ドローン1の異常挙動(ふらつき)やドローン1が図示しない他のドローンに近接している状況を考慮した上で、ドローン1が落下する可能性があるかどうかを判断する。
次に、制御ユニット20は、ドローン1が地上に落下する可能性があると判断した場合に、ドローン1の地上への落下を予告する落下予告信号を生成する。その後、制御ユニット20は、無線通信モジュール24を介して当該生成した落下予告信号を異常通知システム3に向けてブロードキャストする(ステップS4)。一方、制御ユニット20は、ドローン1が地上に落下する可能性がないと判断した場合には、ステップS4以降の各処理を実行しない。
さらに、制御ユニット20は、ドローン1が地上に落下する可能性があると判断した場合に、ドローン1の落下を予告する情報を視覚的及び可聴的に外部に向けて提示する(ステップS5)。具体的には、制御ユニット20は、ドローン1の落下を予告する情報を視覚的に外部に向けて提示するために、警告ランプ27を点灯させる。さらに、制御ユニット20は、ドローン1の落下を予告する情報を可聴的に外部に向けて提示するために、ドローン1の落下予告に関連した音声ガイダンスや警告音を警告スピーカー28から出力させる。
一方で、スレーブ側異常通知システム3は、マスター側異常通知システム2からの落下予告信号の受信に応じて、ドローン1の落下を予告する情報を視覚的及び可聴的に外部に向けて提示する(ステップS6)。具体的には、異常通知システム3の制御ユニット30は、ドローン1の落下を予告する情報を視覚的に外部に向けて提示するために、警告ランプ33を点灯させる。さらに、制御ユニット30は、ドローン1の落下を予告する情報を可聴的に外部に向けて提示するために、ドローン1の落下予告に関連した音声ガイダンスや警告音を警告スピーカー34から出力させる。
次に、ステップS7において、制御ユニット20は、周辺環境データに基づいてドローン1の落下位置を予測する。その後、制御ユニット20は、予測したドローン1の落下位置に向けて路面描画パターンL2が照射されるように路面描画装置25を制御する。図1に示すように、例えば、円形状の光パターンが路面描画パターンL2の一例として路面上に描画されてもよい。また、路面描画パターンL2の他の一例として、ドローン1の落下に関連する文字情報又はイラスト情報が路面上に描画されてもよい。
次に、ステップS8において、制御ユニット20は、周辺環境データに基づいてドローン1の現在位置情報を取得した上で、ドローン1の現在位置情報に基づいてドローン1の周辺に向けてサーチライトL1が照射されるように照明ユニット26を制御する。
次に、ステップS9において、制御ユニット20は、周辺環境データに基づいてドローン1の落下軌道を予測した上で、予測した落下軌道に基づいて捕獲網がドローン1に向けて発射されるように捕獲装置29の駆動を制御する。
尚、図4に示すステップS1からS9の処理の順番は単なる一例であって、ステップS1からS9の順番は特に限定されるものではない。例えば、ステップS5からS9の処理は、ステップS3の処理とステップS4の処理との間に実行されてもよい。また、ステップS5からS9の各処理は同時に実行されてもよい。
本実施形態によれば、警告ランプ27及び警告スピーカー28を通じてドローン1の落下を予告する情報が視覚的及び可聴的に外部に向けて提示されるため、異常通知システム2が搭載された信号機40の付近に存在する歩行者P1は、上空を飛行するドローン1の落下を事前に把握することが可能となる。このように、上空を飛行するドローン1の落下を歩行者P1に事前に通知することができる異常通知システム2を提供することができる。
また、本実施形態では、ドローン1の落下を予告する落下予告信号がマスター側異常通知システム2からスレーブ側異常通知システム3に送信された後に、ドローン1の落下を予告する情報が異常通知システム3から視覚的及び可聴的に外部に向けて提示される。このため、異常通知システム3が搭載された信号機60の付近に存在する歩行者P2は、上空を飛行するドローン1の落下を事前に把握することが可能となる。この点において、図3に示すように、落下予告信号が異常通知システム2から異常通知システム3a~3bに送信される場合には、ドローン1の落下を予告する情報が異常通知システム3a~3cから視覚的及び可聴的に外部に向けて提示される。このため、信号機40の付近に存在する歩行者だけでなく信号機60a~60cの付近に存在する歩行者も、上空を飛行するドローン1の落下を事前に把握することが可能となる。
また、本実施形態では、異常通知システム2によって予測されたドローン1の落下位置に向けて路面描画パターンL2が照射されるので、信号機40の付近に存在する歩行者P1等は、路面上に描画された路面描画パターンL2を視認することで、上空を飛行するドローン1の落下位置を事前に把握することができる。さらに、本実施形態では、サーチライトL1がドローン1の周辺に向けて出射されるため、当該サーチライトL1によってドローン1のセンシング機能を支援することができる。特に、ドローン1は、ドローン1に搭載されたカメラによって取得された画像データに基づいて、ドローン1の周辺環境を特定している。このため、ドローン1の周辺を照らすサーチライトL1によってドローン1のセンシング機能を支援することができる。
また、本実施形態では、捕獲装置29から発射される捕獲網によって地上に向かって落下するドローン1を捕獲することができるため、ドローン1が地上にいる歩行者等に衝突してしまう状況を防止することが可能となる。
尚、本実施形態では、異常通知システム2が落下予告信号を外部に向けてブロードキャストした後に、異常通知システム3が落下予告信号を受信している。一方で、異常通知システム3に追加して、携帯端末K1,K2が落下予告信号を受信してもよい。この場合、携帯端末K1,K2の各々は、異常通知システム2からの落下予告信号の受信に応じて、携帯端末に搭載された表示部又はスピーカーを通じて、ドローン1の落下を予告する情報を視覚的又は可聴的に外部に向けて提示してもよい。このように、歩行者P1は、携帯端末K1を通じて、上空を飛行するドローン1の落下を事前に把握することが可能となる。同様に、歩行者P2は、携帯端末K2を通じて、上空を飛行するドローン1の落下を事前に把握することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明をしたが、本発明の技術的範囲が本実施形態の説明によって限定的に解釈されるべきではないのは言うまでもない。本実施形態は単なる一例であって、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内において、様々な実施形態の変更が可能であることが当業者によって理解されるところである。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲に記載された発明の範囲及びその均等の範囲に基づいて定められるべきである。
本実施形態では、異常通知システム2,3は信号機に設けられているが、本実施形態はこれに限定されるものではない。この点において、異常通知システム2,3は、信号機以外の交通インフラ設備に設けられてもよい。例えば、異常通知システム2,3は、街路灯に設けられてもよい。
また、本実施形態では、警告ランプ27及び警告スピーカー28を通じてドローン1の落下を予告する情報が視覚的及び可聴的に外部に向けて提示されているが、本実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、異常通知システム2には警告ランプ27及び警告スピーカー28のうちのいずれか一方のみが搭載されてもよい。同様に、異常通知システム3には警告ランプ33及び警告スピーカー34のうちいずれか一方のみが搭載されてもよい。この場合、ドローン1の落下を予告する情報が視覚的又は可聴的に外部に向けて提示される。
1:ドローン
2:異常通知システム(マスター側異常通知システム)
3,3a,3b,3c:異常通知システム(スレーブ側異常通知システム)
20:制御ユニット
21:カメラ
22:LiDARユニット
23:ミリ波レーダ
24:無線通信モジュール
25:路面描画装置
26:照明ユニット
27:警告ランプ
28:警告スピーカー
29:捕獲装置
30:制御ユニット
32:無線通信モジュール
33:警告ランプ
34:警告スピーカー
40,60,60a,60b,60c:信号機

Claims (8)

  1. 交通インフラ設備に設けられていると共に、空中を飛行するドローンの異常を通知する異常通知システムであって、
    前記異常通知システムは、
    前記交通インフラ設備の周辺環境を示す周辺環境データを取得し、
    前記周辺環境データに基づいて、前記ドローンを検出し、
    前記周辺環境データに基づいて、前記ドローンが落下する可能性があるかどうかを判断し、
    前記ドローンが落下する可能性があるとの判断に応じて、前記ドローンの落下を予告する情報を視覚的及び/又は可聴的に外部に向けて提示し、
    前記周辺環境データに基づいて、前記ドローンの落下位置を予測し、
    前記予測した落下位置に向けて路面描画パターンを照射する、
    異常通知システム。
  2. 交通インフラ設備に設けられていると共に、空中を飛行するドローンの異常を通知する異常通知システムであって、
    前記異常通知システムは、
    前記交通インフラ設備の周辺環境を示す周辺環境データを取得し、
    前記周辺環境データに基づいて、前記ドローンを検出し、
    前記周辺環境データに基づいて、前記ドローンが落下する可能性があるかどうかを判断し、
    前記ドローンが落下する可能性があるとの判断に応じて、前記ドローンの落下を予告する情報を視覚的及び/又は可聴的に外部に向けて提示し、
    前記周辺環境データに基づいて、前記ドローンの現在位置情報を取得し、
    前記ドローンの現在位置情報に基づいて、前記ドローンの周辺に向けてサーチライトを出射する、
    異常通知システム。
  3. 交通インフラ設備に設けられていると共に、空中を飛行するドローンの異常を通知する異常通知システムであって、
    前記異常通知システムは、
    前記交通インフラ設備の周辺環境を示す周辺環境データを取得し、
    前記周辺環境データに基づいて、前記ドローンを検出し、
    前記周辺環境データに基づいて、前記ドローンが落下する可能性があるかどうかを判断し、
    前記ドローンが落下する可能性があるとの判断に応じて、前記ドローンの落下を予告する情報を視覚的及び/又は可聴的に外部に向けて提示し、
    前記周辺環境データに基づいて、前記ドローンの落下軌道を予測し、
    前記予測した落下軌道に基づいて、前記ドローンを捕獲するための捕獲装置の駆動を制御する、
    異常通知システム。
  4. 前記交通インフラ設備は、信号機又は街路灯である、請求項1から3のうちいずれか一項に記載の異常通知システム。
  5. 前記異常通知システムは、マスター側の異常通知システムとして機能し、
    前記マスター側の異常通知システムは、前記ドローンの落下を予告する落下予告信号をスレーブ側の異常通知システムに送信し、
    前記スレーブ側の異常通知システムは、
    前記マスター側の異常通知システムからの前記落下予告信号の受信に応じて、前記ドローンの落下を予告する情報を視覚的及び/又は可聴的に外部に向けて提示する、
    請求項1から3のうちいずれか一項に記載の異常通知システム。
  6. 前記異常通知システムは、
    前記ドローンの落下を予告する情報を視覚的に外部に向けて提示する警告ランプと、
    前記ドローンの落下を予告する情報を可聴的に外部に向けて提示する警告スピーカーと、
    を備える、
    請求項1からのうちいずれか一項に記載の異常通知システム。
  7. 前記異常通知システムは、
    前記周辺環境データを取得するように構成されたセンサを備え、
    前記センサは、
    前記周辺環境を示す画像データを取得するカメラと、
    前記周辺環境を示すレーダデータを取得するミリ波レーダと、
    前記周辺環境を示す点群データを取得するLiDARユニットと、
    のうちの少なくとも一つを含む、
    請求項1からのうちいずれか一項に記載の異常通知システム。
  8. 前記異常通知システムは、
    前記ドローンの落下を予告する落下予告信号を前記交通インフラ設備の周辺に存在する携帯端末に向けて送信する、
    請求項1からのうちいずれか一項に記載の異常通知システム。
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