JP6913529B2 - 香料組成物 - Google Patents
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Description
例えば特許文献1には、香りの持続性を得るために、約250℃以上の沸点と約3以上のClogP値とを有する香料を使用することが記載されている。
特許文献2には、防臭性を得るために、250℃以下の沸点を有する香料を、シリコーン高分子化合物及びカチオン性の水溶性高分子化合物と組み合わせて使用することが記載されている。
特許文献3には、防臭性を得るために、アミノ変性シリコーンとビグアニド系抗菌剤等とを組み合わせて使用することが記載されている。
〔1〕香料組成物であって、
下記の香料成分(A)〜(C):
(A)メチル酪酸エチル、酢酸ヘキシル、アルデヒドC-8、酢酸3−ヘキセニル、ローズオキシド、テトラヒドロリナロール、ジヒドロミルセノール、カンファー、リナロール、酢酸リナリル、酢酸2−(tert-ブチル)シクロヘキシル、酢酸イソボルニル、及び、アルデヒドC-12 MNAからなる群より選ばれる1種以上の香料成分
(B)ボルネオール、ドデカナール、プロピオン酸ゲラニル、シトラール、酢酸ゲラニル、δ-ダマスコン、フルーテート、α−ダマスコン、ゲラニオール、2−シクロヘキシルヘプタ−1,6−ジエン−3−オン、及び、トリシクロデセン−4−イル 8−アセテートからなる群より選ばれる1種以上の香料成分
(C)カシュメラン、アンバーコア、イソEスーパー、ジャバノール、アンブロキサン、ネロリンヤラヤラ、メチルアンスラニレート、クマリン、β−ナフチルメチルケトン、及び、ペオニールからなる群より選ばれる1種以上の香料成分
を含み、
香料成分(A)、香料成分(B)及び香料成分(C)の合計質量に対する香料成分(A)の質量の比((A)/((A)+(B)+(C)))が0.20〜0.60であり、
香料成分(A)、香料成分(B)及び香料成分(C)の合計質量に対する香料成分(B)の質量の比((B)/((A)+(B)+(C)))が0.05〜0.20であり、かつ、
香料成分(A)、香料成分(B)及び香料成分(C)の合計質量に対する香料成分(C)の質量の比((C)/((A)+(B)+(C)))が0.10〜0.45である、香料組成物。
〔2〕成分(A)、(B)及び(C)の合計の含量が、香料組成物の総質量の35〜95質量%である、前記〔1〕に記載の香料組成物。
〔3〕香料成分(A)が、メチル酪酸エチル、酢酸3−ヘキセニル、ローズオキシド、及び、酢酸2−(tert-ブチル)シクロヘキシルからなる群れより選ばれる1種以上の香料成分である、前記〔1〕又は〔2〕に記載の香料組成物。
〔4〕香料成分(B)が、ボルネオール、フルーテート、及び、2−シクロヘキシルヘプタ−1,6-ジエン-3-オンからなる群より選ばれる1種以上の香料成分である、前記〔1〕〜〔3〕のいずれか1項に記載の香料組成物。
〔5〕香料成分(C)が、アンバーコア、ジャバノール、及び、ペオニールからなる群より選ばれる1種以上の香料成分である、前記〔1〕〜〔4〕のいずれか1項に記載の香料組成物。
〔6〕前記〔1〕〜〔5〕のいずれか1項に記載の香料組成物を含む、液体柔軟剤組成物。
〔7〕主剤としてカチオン界面活性剤を含む、前記〔6〕に記載の液体柔軟剤組成物。
〔8〕カチオン界面活性剤が、エステル基(−COO−)及び/又はアミド基(−NHCO−)で分断されていてもよい、炭素数10〜26の炭化水素基を分子内に1〜3個有するアミン化合物、その塩及びその4級化物からなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物である、前記〔7〕に記載の液体柔軟剤組成物。
〔9〕前記〔1〕〜〔5〕のいずれか1項に記載の香料組成物を含む、液体洗剤組成物。
〔10〕主剤としてノニオン界面活性剤を含む、前記〔9〕に記載の液体洗剤組成物。
〔11〕ノニオン界面活性剤が、下記一般式(I)又は(II)で表される化合物である、前記〔10〕に記載の液体洗剤組成物。
R1−C(=O)O−[(EO)s/(PO)t]−(EO)u−R2・・・(I)
(式中、
R1は炭素数7〜22の炭化水素基であり、
R2は炭素数1〜6のアルキル基であり、
sはEOの平均繰り返し数を表し、6〜20の数であり、
tはPOの平均繰り返し数を表し、0〜6の数であり、
uはEOの平均繰り返し数を表し、0〜20の数であり、
EOはオキシエチレン基を表し、
POはオキシプロピレン基を表す。)
R3−O−[(EO)v/(PO)w]−(EO)x−H・・・(II)
(式中、
R3は炭素数7〜22の炭化水素基であり、
vはEOの平均繰り返し数を表し、3〜20の数であり、
wはPOの平均繰り返し数を表し、0〜6の数であり、
xはEOの平均繰り返し数を表し、0〜20の数であり、
EOはオキシエチレン基を表し、
POはオキシプロピレン基を表す。)
したがって、本発明は、従来の香料にはない付加価値を有する香料として有用である。
香料成分(A)は、不快なニオイ(特に皮脂臭や汗臭)に対する消臭・防臭効果に優れている。香料成分(A)の香りの持続性は、他の香料成分(B)及び(C)よりも低い。
好ましくは、香料成分(A)は、メチル酪酸エチル、酢酸ヘキシル、アルデヒドC-8、酢酸3−ヘキセニル、ローズオキシド、酢酸2−(tert-ブチル)シクロヘキシル及び酢酸イソボルニルからなる群れより選ばれる1種以上の香料成分である。
更に好ましくは、香料成分(A)は、メチル酪酸エチル、酢酸3−ヘキセニル、ローズオキシド、酢酸2−(tert-ブチル)シクロヘキシル、及び、酢酸イソボルニルからなる群れより選ばれる1種以上の香料成分である。
特に好ましくは、香料成分(A)は、メチル酪酸エチル、酢酸3−ヘキセニル、ローズオキシド、及び、酢酸2−(tert-ブチル)シクロヘキシルからなる群れより選ばれる1種以上の香料成分である。
香料成分(A)は、メチル酪酸エチル、酢酸ヘキシル、アルデヒドC-8、及び、酢酸3−ヘキセニルからなる群から選択される1種以上、好ましくは3種以上の香料成分を含むことが好ましい。
香料成分(B)は、不快なニオイ(特に皮脂臭や汗臭)に対する消臭・防臭効果に優れている。香料成分(B)の香りの持続性は、香料成分(A)よりも高く、香料成分(C)よりも低い。
好ましくは、香料成分(B)は、ボルネオール、プロピオン酸ゲラニル、酢酸ゲラニル、フルーテート、2−シクロヘキシルヘプタ−1,6-ジエン-3-オン、及び、トリシクロデセン−4−イル 8−アセテートからなる群より選ばれる1種以上の香料成分である。
更に好ましくは、香料成分(B)は、ボルネオール、プロピオン酸ゲラニル、フルーテート、2−シクロヘキシルヘプタ−1,6-ジエン-3-オン、及び、トリシクロデセン−4−イル 8−アセテートからなる群より選ばれる1種以上の香料成分である。
特に好ましくは、香料成分(B)は、ボルネオール、フルーテート、及び、2−シクロヘキシルヘプタ−1,6-ジエン-3-オンからなる群より選ばれる1種以上の香料成分である。
香料成分(B)は、ボルネオール、ドデカナール、プロピオン酸ゲラニル、及び、シトラールからなる群から選択される1種以上、好ましくは3種以上の香料成分を含むことが好ましい。
香料成分(C)は、不快なニオイ(特に皮脂臭や汗臭)に対する消臭・防臭効果(特にマスキング効果)に優れる。更に香料成分(C)は繊維製品(衣類)に残りやすく、その香りの持続性は他の香料成分(A)及び(B)よりも高い。
好ましくは、香料成分(C)は、アンバーコア、イソEスーパー、ジャバノール、ネロリンヤラヤラ、クマリン、β−ナフチルメチルケトン、及び、ペオニールからなる群より選ばれる1種以上の香料成分である。
更に好ましくは、香料成分(C)は、アンバーコア、ジャバノール、ネロリンヤラヤラ、β−ナフチルメチルケトン、及び、ペオニールからなる群より選ばれる1種以上の香料成分である。
特に好ましくは、香料成分(C)は、アンバーコア、ジャバノール、及び、ペオニールからなる群より選ばれる1種以上の香料成分である。
香料成分(C)は、カシュメラン、アンバーコア、及び、イソEスーパーからなる群から選択される1種以上、好ましくは2種以上の香料成分を含むことが好ましい。
メチル酪酸エチル、酢酸ヘキシル、アルデヒドC-8、及び、酢酸3−ヘキセニルからなる群から選択される1種以上の香料成分(A)と、
ボルネオール、ドデカナール、プロピオン酸ゲラニル、及び、シトラールからなる群から選択される1種以上の香料成分(B)と、
カシュメラン、アンバーコア、及び、イソEスーパーからなる群から選択される1種以上の香料成分(C)との組合せが好ましい。
ローズオキシド、テトラヒドロリナロール、ジヒドロミルセノール、及び、カンファーからなる群から選択される1種以上の香料成分(A)と、
酢酸ゲラニル、δ-ダマスコン、フルーテート、及び、α−ダマスコンからなる群から選択される1種以上の香料成分(B)と、
ジャバノール、アンブロキサン、及び、ネロリンヤラヤラからなる群から選択される1種以上の香料成分(C)との組合せが好ましい。
リナロール、酢酸リナリル、酢酸2−(tert-ブチル)シクロヘキシル、酢酸イソボルニル、及び、アルデヒドC-12 MNAからなる群から選択される1種以上の香料成分(A)と、
ゲラニオール、2−シクロヘキシルヘプタ−1,6−ジエン−3−オン、及び、トリシクロデセン−4−イル 8−アセテートからなる群から選択される1種以上の香料成分(B)と、
メチルアンスラニレート、クマリン、β−ナフチルメチルケトン、及び、ペオニールからなる群から選択される1種以上の香料成分(C)との組合せが好ましい。
本発明において、香料成分(A)、香料成分(B)及び香料成分(C)の合計質量に対する香料成分(B)の質量の比((B)/((A)+(B)+(C)))は0.05〜0.20であり、好ましくは0.08〜0.15であり、更に好ましくは0.05〜0.15である。
本発明において、香料成分(A)、香料成分(B)及び香料成分(C)の合計質量に対する香料成分(C)の質量の比((C)/((A)+(B)+(C)))は0.10〜0.45であり、好ましくは0.10〜0.40であり、更に好ましくは0.15〜0.35である。
本発明の香料組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、上記(A)〜(C)の必須成分以外の任意成分、例えば、(A)〜(C)成分以外の香料、溶剤や酸化防止剤等を配合してもよい。
(A)〜(C)成分以外の香料としては、当該技術分野で汎用の香料を使用可能であり特に限定されないが、使用できる香料原料のリストは、様々な文献、例えば「Perfume and Flavor Chemicals」,Vol.I and II,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994)および「合成香料 化学と商品知識」、印藤元一著、化学工業日報社(1996)および「Perfume and Flavor Materials of Natural Origin」,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994)および「香りの百科」、日本香料協会編、朝倉書店(1989)および「Perfumery Material Performance V.3.3」,Boelens Aroma Chemical Information Service(1996)および「Flower oils and Floral Compounds In Perfumery」,Danute Lajaujis Anonis,Allured Pub.Co.(1993)等に記載されている。
(A)〜(C)成分以外の香料は、1種類の香料を単独で用いてもよく、2種類以上からなる混合物として用いてもよい。
(A)〜(C)成分以外の香料の含量は、配合目的を達成できる量である限り特に限定されないが、香料組成物の総質量に対して、好ましくは5〜65%質量%である。
溶剤は使用する(A)〜(C)成分の溶解性に応じて適宜設定することができるが、例えば、アセチン(トリアセチン)、MMBアセテート(3−メトキシ−3−メチルブチルアセテート)、スクロースジアセテートヘキサイソブチレート、エチレングリコールジブチレート、ヘキシレングリコール、ジブチルセバケート、デルチールエキストラ(イソプロピルミリステート)、メチルカルビトール(ジエチレングリコールモノメチルエーテル)、カルビトール(ジエチレングリコールモノエチルエーテル)、TEG(トリエチレングリコール)、安息香酸ベンジル(BB)、プロピレングリコール、フタル酸ジエチル、トリプロピレングリコール、アボリン(ジメチルフタレート)、デルチルプライム(イソプロピルパルミテート)、ジプロピレングリコール(DPG)、ファルネセン、ジオクチルアジペート、トリブチリン(グリセリルトリブタノエート)、ヒドロライト−5(1,2−ペンタンジオール)、プロピレングリコールジアセテート、セチルアセテート(ヘキサデシルアセテート)、エチルアビエテート、アバリン(メチルアビエテート)、シトロフレックスA−2(アセチルトリエチルシトレート)、シトロフレックスA−4(トリブチルアセチルシトレート)、シトロフレックスNo.2(トリエチルシトレート)、シトロフレックスNo.4(トリブチルシトレート)、ドゥラフィックス(メチルジヒドロアビエテート)、MITD(イソトリデシルミリステート)、ポリリモネン(リモネンポリマー)や、1,3−ブチレングリコール等が挙げられる。
香料組成物には、香料用酸化防止剤、例えば、液体柔軟剤組成物や液体洗剤組成物用の香料に一般的に使用される酸化防止剤を配合してもよい。香料用酸化防止剤としては、2,6−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシトルエン(BHT)、t−ブチル−p−ヒドロキシアニソール(BHA)、p−メトキシフェノール、β−ナフトール、フェニル−α−ナフチルアミン、テトラメチルジアミノジフェニルメタン、γ−オリザノール、ビタミンE(α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロール)、2,2’−エチリデンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェノール)、トリス(テトラメチルヒドロキシピペリジノール)・1/3クエン酸塩、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、クェルセチンや、4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン等が挙げられる。好ましくは2,6−ジ−t−ジブチル−4−ヒドロキシトルエンである。
酸化防止剤の配合量は、香料組成物の総質量に対して、例えば0.001〜10質量%、好ましくは0.01〜5質量%である。
本発明の香料組成物は、公知の方法、例えば香料成分(A)〜(C)を、任意成分を用いることなくそのまま組み合わせるか、又は、香料成分(A)〜(C)を溶剤へ添加して混合することにより製造できる。
本発明の香料組成物は、柔軟剤や洗剤の香料成分として好適に用いることができる。
以下、本発明の香料組成物を含む液体柔軟剤組成物(以下「本発明の液体柔軟剤組成物」ともいう)及び液体洗剤組成物(以下「本発明の液体洗剤組成物」ともいう)について詳述する。
液体柔軟剤組成物における本発明の香料組成物の含量は、前記香料組成物が意図する効果を発揮できる量である限り特に限定されないが、液体柔軟剤組成物の総質量に対し、好ましくは0.3〜3質量%、更に好ましくは0.5〜2質量%である。
具体例としては、主剤としてのカチオン界面活性剤((D)成分)、ノニオン界面活性剤((E)成分)、水溶性塩類((F)成分)、シリコーン化合物、水溶性溶剤、染料及び/又は顔料、紫外線吸収剤、防腐剤、抗菌剤、消臭剤、スキンケア成分や、水等を挙げることができる。
以下、いくつかの成分について詳細に説明する。
カチオン界面活性剤は、繊維製品(衣類等)へ柔軟性(風合い)を付与する効果(すなわち、柔軟剤本来の機能)を液体柔軟剤組成物へ付与するために配合される。
カチオン界面活性剤としては、液体柔軟剤に一般的に配合されているものを特に制限なく使用することができるが、「エステル基(−COO−)及び/又はアミド基(−NHCO−)で分断されていてもよい、炭素数10〜26の炭化水素基を分子内に1〜3個有するアミン化合物、その塩及びその4級化物からなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物」が好ましい。
炭素数10〜26の炭化水素基(以下、本明細書において「長鎖炭化水素基」ということがある)の炭素数は10〜26であり、17〜26が好ましく、19〜24がより好ましい。炭素数が10以上であると柔軟性付与効果が良好であり、26以下であると液体柔軟剤組成物のハンドリング性が良好である。
長鎖炭化水素基は、飽和であっても不飽和であってもよい。長鎖炭化水素基が不飽和である場合、二重結合の位置はいずれの箇所にあっても構わないが、二重結合が1個の場合には、その二重結合の位置は長鎖炭化水素基の中央であるか、中央値を中心に分布していることが好ましい。
長鎖炭化水素基は、鎖状の炭化水素基であっても、構造中に環を含む炭化水素基であってもよく、好ましくは鎖状の炭化水素基である。鎖状の炭化水素基は、直鎖状、分岐鎖状のいずれであってもよい。鎖状の炭化水素基としては、アルキル基またはアルケニル基が好ましく、アルキル基がより好ましい。
該分断基を有する場合、1つの長鎖炭化水素基が有する分断基の数は1つであっても2つ以上であってもよい。すなわち、長鎖炭化水素基は、分断基によって1ヶ所が分断されていてもよく、2ヶ所以上が分断されていてもよい。分断基を2つ以上有する場合、各分断基は、同じであっても異なっていてもよい。
なお、長鎖炭化水素基がその炭素鎖中に分断基を有する場合、分断基が有する炭素原子は、長鎖炭化水素基の炭素数にカウントするものとする。
長鎖炭化水素基は、通常、工業的に使用される牛脂由来の未水添脂肪酸、不飽和部を水添もしくは部分水添して得られる脂肪酸、パーム椰子、油椰子などの植物由来の未水添脂肪酸もしくは脂肪酸エステル、あるいは不飽和部を水添もしくは部分水添して得られる脂肪酸又は脂肪酸エステル等を使用することにより導入される。
アミン化合物としては、2級アミン化合物(長鎖炭化水素基の数が2個)又は3級アミン化合物(長鎖炭化水素基の数が3個)が好ましく、3級アミン化合物がより好ましい。
R1〜R3のうちの少なくとも1つは、炭素数10〜26の炭化水素基、−CH2CH(Y)OCOR4、又は−(CH2)nNHCOR5である。]
−CH2CH(Y)OCOR4中、Yは水素原子又はCH3であり、水素原子が特に好ましい。R4は炭素数7〜21の炭化水素基、好ましくは炭素数15〜19の炭化水素基である。一般式(D1)で表される化合物中にR4が複数存在するとき、該複数のR4は互いに同一であってもよく、それぞれ異なっていても構わない。
R4が不飽和脂肪酸残基である場合、シス体とトランス体が存在するが、シス体/トランス体の質量比率は、40/60〜100/0が好ましく、70/30〜90/10が特に好ましい。
(a)飽和脂肪酸/不飽和脂肪酸の比率(質量比)が90/10〜0/100、より好ましくは80/20〜0/100である。
(b)シス体/トランス体の比率(質量比)が40/60〜100/0、より好ましくは70/30〜90/10である。
(c)炭素数18の脂肪酸が60質量%以上、好ましくは80質量%以上であり、炭素数20の脂肪酸が2質量%未満であり、炭素数21〜22の脂肪酸が1質量%未満である。
R5は炭素数7〜21の炭化水素基、好ましくは炭素数15〜19の炭化水素基である。一般式(D1)で表される化合物中にR5が複数存在するとき、該複数のR5は互いに同一であってもよく、それぞれ異なっていても構わない。
R5としては、R4と同様のものが具体的に挙げられる。
R1〜R3のうち、1つ又は2つが長鎖炭化水素基である場合、残りの2つ又は1つは、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、−CH2CH(Y)OH、又は−(CH2)nNH2であり、炭素数1〜4のアルキル基、−CH2CH(Y)OH、又は−(CH2)nNH2であることが好ましい。ここで、炭素数1〜4のアルキル基としては、メチル基又はエチル基が好ましく、メチル基が特に好ましい。−CH2CH(Y)OHにおけるYは、−CH2CH(Y)OCOR4中のYと同様である。−(CH2)nNH2におけるnは、−(CH2)nNHCOR5中のnと同様である。
R9及びR10における炭素数7〜21の炭化水素基としては、前記一般式(D1)のR4における炭素数7〜21の炭化水素基と同様のものが挙げられる。なお、式中にR9が複数存在するとき、該複数のR9は互いに同一であってもよく、それぞれ異なっていても構わない。
アミン化合物の塩は、該アミン化合物を酸で中和することにより得られる。アミン化合物の中和に用いる酸としては、有機酸でも無機酸でもよく、例えば塩酸、硫酸や、メチル硫酸等が挙げられる。アミン化合物の中和は、公知の方法により実施できる。
アミン化合物の4級化物は、該アミン化合物に4級化剤を反応させて得られる。アミン化合物の4級化に用いる4級化剤としては、例えば、塩化メチル等のハロゲン化アルキルや、ジメチル硫酸等のジアルキル硫酸などが挙げられる。これらの4級化剤をアミン化合物と反応させると、アミン化合物の窒素原子に4級化剤のアルキル基が導入され、4級アンモニウムイオンとハロゲンイオン又はモノアルキル硫酸イオンとの塩が形成される。4級化剤により導入されるアルキル基は、炭素数1〜4のアルキル基が好ましく、メチル基又はエチル基がより好ましく、メチル基が特に好ましい。アミン化合物の4級化は、公知の方法により実施できる。
一般式(D1)で表される化合物、その塩及びその4級化物からなる群から選ばれる少なくとも1種が好ましく、
一般式(D1−1)〜(D1−8)で表される化合物、その塩及びその4級化物からなる群から選ばれる少なくとも1種がより好ましく、
一般式(D1−4)〜(D1−6)で表される化合物、その塩及びその4級化物からなる群から選ばれる少なくとも1種が特に好ましい。
特に、一般式(D1−4)で表される化合物の4級化物と、(D1−5)で表される化合物の4級化物と、(D1−6)で表される化合物の4級化物とを併用することが好ましい。
更に、その4級化物を用いる場合には、4級化剤としてジメチル硫酸を用いることがより好ましい。その際、柔軟性付与の観点から「化合物(D1−2)の4級化物/化合物(D1−3)の4級化物」で表される存在比率が、質量比で99/1〜50/50となるように合成することが好ましい。
また、その4級化物を用いる場合には、4級化反応を十分に進行させる点で、4級化剤としてジメチル硫酸を用いることがより好ましい。化合物(D1−4)、(D1−5)及び(D1−6)の各4級化物の存在比率は、柔軟性付与の観点から質量比で、化合物(D1−4)の4級化物が1〜60質量%、化合物(D1−5)の4級化物が5〜98質量%、化合物(D1−6)の4級化物が0.1〜40質量%であることが好ましく、化合物(D1−4)の4級化物が30〜60質量%、化合物(D1−5)の4級化物が10〜55質量%、化合物(D1−6)の4級化物が5〜35質量%であることがより好ましい。
なお、化合物(D1−4)、(D1−5)及び(D1−6)を4級化する場合、一般的に4級化反応後も4級化されていないエステルアミンが残留する。その際、「4級化物/4級化されていないエステルアミン」の比率は70/30〜99/1の質量比率の範囲内であることが好ましい。
またその4級化物を用いる場合には、4級化剤として塩化メチルを用いることが好ましく、「化合物(D1−7)の4級化物/化合物(D1−8)の4級化物」で表される存在比率が、質量比で99/1〜50/50となるように合成することが好ましい。
ノニオン界面活性剤は、本発明の液体柔軟剤組成物が乳化物である場合に、主に、乳化物中での油溶性成分の乳化分散安定性を向上する目的で配合することができる。ノニオン界面活性剤を配合すると、商品価値上充分なレベルの凍結復元安定性が確保されやすい。
ノニオン界面活性剤としては、例えば、多価アルコール、高級アルコール、高級アミン又は高級脂肪酸から誘導されるものを用いることができる。より具体的には、グリセリンまたはペンタエリスリトールに炭素数10〜22脂肪酸がエステル結合したグリセリン脂肪酸エステルまたはペンタエリスリトール;炭素数10〜22のアルキル基又はアルケニル基を有し、エチレンオキシドの平均付加モル数が10〜100モルであるポリオキシエチレンアルキルエーテル;ポリオキシエチレン脂肪酸アルキル(該アルキルの炭素数1〜3)エステル;エチレンオキシドの平均付加モル数が10〜100モルであるポリオキシエチレンアルキルアミン;炭素数8〜18のアルキル基又はアルケニル基を有するアルキルポリグルコシド;エチレンオキシドの平均付加モル数が10〜100モルである硬化ヒマシ油などが挙げられる。中でも、炭素数10〜18のアルキル基を有し、エチレンオキシドの平均付加モル数が20〜80モルのポリオキシエチレンアルキルエーテルが好ましい。
ノニオン界面活性剤は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上からなる混合物として用いてもよい。
ノニオン界面活性剤の含量は、配合目的を達成できる量である限り特に限定されないが、液体柔軟剤組成物の総質量に対し、好ましくは0.01〜10質量%、より好ましくは0.1〜8質量%、さらに好ましくは0.5〜5質量%である。
水溶性塩類は、液体柔軟剤組成物の粘度をコントロールする目的で配合することができる。水溶性塩類としては、無機塩及び有機塩のいずれも使用可能である。具体的には、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化ナトリウム、p−トルエンスルホン酸ナトリウム等を用いることができるが、中でも塩化カルシウム、塩化マグネシウムが好ましい。
水溶性塩類は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上からなる混合物として用いてもよい。
水溶性塩類の含量は、配合目的を達成できる量である限り特に限定されないが、液体柔軟剤組成物の総質量に対し、0.01〜1質量%である。なお、水溶性塩類は、液体柔軟剤組成物製造のどの工程で配合しても構わない。
シリコーン化合物は、液体柔軟剤組成物の香りの持続性を更に向上させる目的で配合することができる。シリコーン化合物の種類に特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
シリコーン化合物の分子構造は、直鎖状であってもよいし、分岐状であってもよいし、また、架橋していてもよい。
また、シリコーン化合物は変性シリコーン化合物であってもよい。前記変性シリコーン化合物は、1種の有機官能基により変性されたものであってもよいし、2種以上の有機官能基により変性されたものであってもよい。
シリコーン化合物は、オイルの状態で使用することができ、また任意の乳化剤によって分散された乳化物の状態でも使用することができる。
シリコーン化合物の具体例としては、例えば、ジメチルシリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、メチルフェニルシリコーン、アルキル変性シリコーン、高級脂肪酸変性シリコーン、メチルハイドロジェンシリコーン、フッ素変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、カルビノール変性シリコーンや、アミノ変性シリコーンなどが挙げられる。
シリコーン化合物は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上からなる混合物として用いてもよい。
シリコーン化合物の含量は、配合目的を達成できる量である限り特に限定されないが、液体柔軟剤組成物の総質量に対し、例えば0.1〜5質量%である。
水溶性溶剤としては、低級(炭素数1〜4)アルコール、グリコールエーテル系溶剤、多価アルコールからなる群から選ばれる1種又は2種以上が好ましい。具体的には、エタノール、イソプロパノール、グリセリン、エチレングリコール、ブチルカルビトール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリオキシエチレンフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、及び下記一般式(X)で表わされる水溶性溶剤から選ばれる溶媒成分を配合することが好ましい。
R11−O−(C2H4O)y−(C3H6O)z−H ・・・(X)
〔式中、R11は、炭素数1〜6、好ましくは2〜4のアルキル基又はアルケニル基である。yおよびzは平均付加モル数であり、yは1〜10、好ましくは2〜5、zは0〜5、好ましくは0〜2の数を示す。〕
水溶性溶剤として、上記に挙げた中でも、エタノール、エチレングリコール、ブチルカルビトール、プロピレングリコール、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、が好ましい。
水溶性溶剤は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上からなる混合物として用いてもよい。
水溶性溶剤の含量は、配合目的を達成できる量である限り特に限定されないが、液体柔軟剤組成物の総質量に対し、好ましくは0.001〜30質量%、より好ましくは0.01〜25質量%、さらに好ましくは0.1〜20質量%である。
染料及び/又は顔料は、液体柔軟剤組成物の外観を向上する目的で配合することができる。好ましくは、酸性染料、直接染料、塩基性染料、反応性染料及び媒染・酸性媒染染料から選ばれる、赤色、青色、黄色もしくは紫色系の水溶性染料の1種以上である。
添加できる染料の具体例は、染料便覧(有機合成化学協会編,昭和45年7月20日発行,丸善株式会社)などに記載されている。
液体柔軟剤組成物の保存安定性や繊維に対する染着性の観点からは、分子内に水酸基、スルホン酸基、アミノ基及びアミド基から選ばれる少なくとも1種類の官能基を有する酸性染料、直接染料や、反応性染料が好ましく、その含量は液体柔軟剤組成物全体に対し、好ましくは1〜50ppm、より好ましくは1〜30ppmである(質量基準)。
本発明の液体柔軟剤組成物に用いられる染料としては、特開平6−123081号公報、特開平6−123082号公報、特開平7−18573号公報、特開平8−27669号公報、特開平9−250085号公報、特開平10−77576号公報、特開平11−43865号公報、特開2001−181972号公報又は特開2001−348784号公報などに記載されている染料を用いることもできる。
防腐剤は、液体柔軟剤組成物の防腐力や殺菌力を強化し、長期保存中の防腐性を保つために配合することができる。
防腐剤としては、液体柔軟剤分野において公知の成分を特に制限なく用いることができる。具体例としては、例えば、イソチアゾロン系の有機硫黄化合物、ベンズイソチアゾロン系の有機硫黄化合物、安息香酸類、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プロパンジオール等が挙げられる。
イソチアゾロン系の有機硫黄化合物としては、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−n−ブチル−3−イソチアゾロン、2−ベンジル−3−イソチアゾロン、2−フェニル−3−イソチアゾロン、2−メチル−4,5−ジクロロイソチアゾロン、5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンや、これらの混合物などが挙げられる。なかでも、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンが好ましく、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンと2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンとの混合物がより好ましく、前者が約77質量%と後者が約23質量%との混合物やその希釈液(例えば、イソチアゾロン液)が特に好ましい。
ベンズイソチアゾロン系の有機硫黄化合物としては、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4,5−トリメチレン−4−イソチアゾリン−3−オン、類縁化合物としてジチオ−2,2−ビス(ベンズメチルアミド)や、これらの混合物などが挙げられる。中でも、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンが特に好ましい。
安息香酸類としては、安息香酸又はその塩、パラヒドロキシ安息香酸又はその塩、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチルや、パラオキシ安息香酸ベンジル等が挙げられる。
防腐剤の含量は、配合目的を達成できる量である限り特に限定されないが、液体柔軟剤組成物の総質量に対し、好ましくは0.0001〜1質量%である。
紫外線吸収剤は、紫外線を防御する効果のある薬剤であり、紫外線を吸収し、赤外線や可視光線等に変換して放出する成分である。
紫外線吸収剤としては、例えば、p−アミノ安息香酸、p−アミノ安息香酸エチル、p−アミノ安息香酸グリセリル、p−ジメチルアミノ安息香酸アミル等のアミノ安息香酸誘導体;サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸ジプロピレングリコール、サリチル酸オクチル、サリチル酸ミリスチル等のサリチル酸誘導体;ジイソプロピルケイ皮酸メチル、p−メトキシケイ皮酸エチル、p−メトキシケイ皮酸イソプロピル、p−メトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル、p−メトキシケイ皮酸ブチル等のケイ皮酸誘導体;2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、2、2'−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン誘導体;ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル等のアゾール系化合物;4−t−ブチル−4'−メトキシベンゾイルメタン等が挙げられる。
本発明の液体柔軟剤組成物は、好ましくは水を含む水性組成物である。
水としては、水道水、精製水、純水、蒸留水、イオン交換水など、いずれも用いることができる。なかでもイオン交換水が好適である。
水の含量は特に限定されず、所望の成分組成を達成するために適宜配合することができる。
液体柔軟剤組成物のpHは特に限定されないが、保存経日に伴う(D)成分の分子中に含まれるエステル基の加水分解を抑制する観点から、25℃におけるpHを1〜6の範囲に調整することが好ましく、2〜4の範囲に調整することがより好ましい。
pH調整には、塩酸、硫酸、リン酸、アルキル硫酸、安息香酸、パラトルエンスルホン酸、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、グリコール酸、ヒドロキシエタンジホスホン酸、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、ジメチルアミン、N−メチルエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン等の短鎖アミン化合物、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩や、アルカリ金属珪酸塩などのpH調整剤を用いることができる。
液体柔軟剤組成物の粘度は、その使用性を損なわない限り特に限定されないが、25℃における粘度が1000mPa・s未満であることが好ましい。保存経日による粘度上昇を考慮すると、製造直後の液体柔軟剤組成物の25℃における粘度が800mPa・s未満であるのがより好ましく、500mPa・s未満であるのがさらに好ましい。このような範囲にあると、洗濯機への投入の際のハンドリング性等の使用性が良好である。
なお、液体柔軟剤組成物の粘度は、B型粘度計(TOKIMEC社製)を用いて測定することができる。
本発明の液体柔軟剤組成物は、公知の方法、例えば主剤としてカチオン界面活性剤を用いる従来の液体柔軟剤組成物の製造方法と同様の方法により製造できる。
例えば、本発明の香料組成物、(D)成分及び(E)成分を含む油相と、水相とを、(D)成分の融点以上の温度条件下で混合して乳化物を調製し、その後、得られた乳化物に必要に応じて他の成分(例えば、(F)成分)を添加、混合することにより製造することができる。
油相は、(D)成分の融点以上の温度で、本発明の香料組成物、(D)成分及び(E)成分と必要に応じて任意成分とを混合することにより調製できる。
水相は、水と必要に応じて任意成分とを混合することにより調製できる。
本発明の液体柔軟剤組成物の使用方法に特に制限はなく、一般の液体柔軟剤組成物と同様の方法で使用することができる。例えば、洗濯のすすぎの段階ですすぎ水へ本発明の液体柔軟剤組成物を溶解させて被洗物を柔軟処理する方法や、本発明の液体柔軟剤組成物をたらいのような容器中の水に溶解させ、更に被洗物を入れて浸漬処理する方法がある。
液体洗剤組成物における本発明の香料組成物の含量は、前記香料組成物が意図する効果を発揮できる量である限り特に限定されないが、液体洗剤組成物の総質量に対し、好ましくは0.1〜3質量%、更に好ましくは0.2〜1質量%である。
具体例としては、ノニオン界面活性剤((G)成分)、高級脂肪酸又はその塩((H)成分)、水混和性有機溶剤((I)成分)、アニオン界面活性剤((J)成分)、酵素、酵素安定化剤、アミノカルボン酸系のキレート剤、水溶性塩類、防腐剤、再汚染防止剤、着色剤やアルカリ剤等を挙げることができる。
以下、いくつかの成分について詳細に説明する。
ノニオン界面活性剤としては、繊維製品用の液体洗剤に用いられているノニオン界面活性剤を用いることができる。
(G)成分は1種でもよく、2種以上を併用してもよい。
液体洗剤を繊維製品に塗布して長時間放置したときにゲル化し難い点で、下記一般式(I)で表される化合物(以下、化合物(I)ともいう。)が好ましい。
また、インク汚れ、皮脂汚れ等の洗浄力に優れる点で、下記一般式(II)で表される化合物(以下、化合物(II)ともいう。)が好ましい。
R3−O−[(EO)v/(PO)w]−(EO)x−H・・・(II)
なお、平均繰り返し数は、ガスクロマトグラフィー等によって測定することができる
一般式(II)において、R3は直鎖の炭化水素基であってもよく、分岐鎖の第1級の炭化水素基及び直鎖の第2級炭化水素基から選ばれる基であってもよい。
一般式(II)において、R3が直鎖の炭化水素基の場合、v+xは3〜20が好ましく、5〜18がより好ましく、6〜18がさらに好ましく、11〜18が特に好ましい。wは0〜6の数であり、0〜3が好ましい。
一般式(II)において、R3が分岐鎖の第1級の炭化水素基及び直鎖の第2級炭化水素基から選ばれる基である場合、v+xは3〜8が特に好ましく、wは0が好ましい。
ポリオキシエチレン脂肪酸アルキルエステル、特にMEEは、水溶液系中で分子同士の配向性が弱く、ミセルが不安定なノニオン界面活性剤である。このため、ポリオキシエチレン脂肪酸アルキルエステルは、高濃度でゲル化等を生じず、仮に1種単独で多量に液体洗剤中に配合されても、水への溶解性を高められると推測される。従って、ポリオキシエチレン脂肪酸アルキルエステルを含む液体洗剤が水に接触すると速やかに分散されて洗浄液となると考えらえる。また洗浄液中のポリオキシエチレン脂肪酸アルキルエステルの濃度が速やかに均一となり、洗浄初期から適切な濃度の洗浄液と被洗物(繊維製品)とを接触させることができ、その結果、高い洗浄力を発揮できると考えられる。
ポリオキシエチレン脂肪酸アルキルエステル等のポリオキシアルキレン型ノニオン界面活性剤のナロー率は、下記の数式(S)で求められる値である。
iはアルキレンオキシドの付加モル数を示す。
Yiは、式(S)で表される成分全体の中に存在するアルキレンオキシドの付加モル数がiであるアルキレンオキシド付加体の割合(質量%)を示す。
前記ナロー率は、例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸アルキルエステルの製造方法等によって制御することができる。
前記の表面改質された複合金属酸化物触媒の好適なものとしては、例えば、金属水酸化物等により表面改質された、金属イオン(Al3+、Ga3+、In3+、Tl3+、Co3+、Sc3+、La3+、Mn2+等)が添加された酸化マグネシウム等の複合金属酸化物触媒や、金属水酸化物及び/又は金属アルコキシド等により表面改質されたハイドロタルサイトの焼成物触媒等が挙げられる。
前記複合金属酸化物触媒の表面改質においては、複合金属酸化物100質量部に対して、金属水酸化物及び/又は金属アルコキシドの割合を0.5〜10質量部とすることが好ましく、1〜5質量部とすることがより好ましい。
ポリオキシエチレン脂肪酸アルキルエステルの製造方法は上述した方法に限定されない。例えば、アルカリ土類金属化合物とオキシ酸等の混合物より調製されるアルコキシル化触媒により、脂肪酸アルキルエステルにアルキレンオキシドを付加する方法によっても、ポリオキシエチレン脂肪酸アルキルエステルを製造できる。上記のアルコキシル化触媒については、特許第04977609号公報、国際公開第1993/004030号、国際公開第2002/038269、国際公開第2012/028435等で開示されており、例えば、カルボン酸のアルカリ土類金属塩及び/又はヒドロキシカルボン酸のアルカリ土類金属塩と硫酸等の混合物より調製したアルコキシル化触媒等が挙げられる。
(G)成分は、化合物(I)および化合物(II)からなる群から選ばれる1種以上を含むことが好ましく、化合物(I)の1種以上と化合物(II)の1種以上とを含むことがさらに好ましい。
(G)成分の総質量に対して、化合物(I)と化合物(II)の合計の含有量は60〜100質量%が好ましく、80〜100質量%がより好ましく、90〜100質量%がさらに好ましい。
化合物(I)と化合物(II)を併用する場合、液体洗剤組成物の総質量に対して、化合物(I)の含有量は5〜60質量%が好ましく、10〜50質量%がより好ましく、20〜40質量%がさらに好ましい。液体洗剤組成物の総質量に対して、化合物(II)の含有量は1〜20質量%が好ましく、3〜10質量%がより好ましく、4〜6質量%がさらに好ましい。
化合物(I)/化合物(II)で表される含有量の質量比は、0.5〜60が好ましく、2〜10がより好ましく、4〜8がさらに好ましい。
(G)成分が化合物(I)を含む場合、化合物(I)の総質量に対して、MEEの割合が80〜100質量%であることが好ましく、85〜100質量%がより好ましく、90〜100質量%がさらに好ましい。
(H)成分は高級脂肪酸またはその塩である。「高級脂肪酸」とは、炭素数8〜22の脂肪酸を意味する。(H)成分はすすぎ性の向上に寄与する。すすぎ性が向上すると洗浄処理後のすすぎ処理の回数を減らすことができる。
高級脂肪酸としては、炭素数8〜18の鎖状モノカルボン酸が好ましい。具体的には、一般式:R11−COOH[式中、R11は炭素数7〜17の脂肪族炭化水素基である。]で表される化合物が挙げられる。
前記一般式中、R11の脂肪族炭化水素基は、直鎖状であっても分岐鎖状であってもよく、直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基、又は直鎖状若しくは分岐鎖状のアルケニル基が好ましい。R11の脂肪族炭化水素基における炭素数は7〜17であり、炭素数11〜17が好ましい。R11の炭素数が7以上であると、再汚染防止効果がより高まる。一方、R11の炭素数が17以下であると、(H)成分の水への溶解性がより高まる。
(H)成分は、1種単独で用いてもよく、2種以上を適宜組み合わせて用いてもよい。
また、(H)成分は、単一鎖長の混合物であってもよく、2以上の鎖長の混合物であってもよい。
液体洗剤組成物の総質量に対して、(H)成分の含有量は1〜10質量%が好ましく、1〜8質量%がより好ましく、1〜5質量%がより好ましい。下限値以上であると、長時間塗布後の洗濯処理時に良好なすすぎ性が得られやすい。上限値以下であると液体洗剤組成物の安定性に優れる。
特に、(H)成分がヤシ脂肪酸またはその塩を含むことが好ましい。(H)成分の総質量に対して、ヤシ脂肪酸とヤシ脂肪酸塩の合計の割合が60〜100質量%であることが好ましく、80〜100質量%がより好ましく、90〜100質量%がさらに好ましい。
液体洗剤組成物は、少なくともSP値が12未満の水混和性有機溶剤(I−1)を含むことが好ましい。さらにSP値が12以上の水混和性有機溶剤(I−2)を含んでいてもよい。
本明細書において、水混和性有機溶剤とは、25℃のイオン交換水1Lに50g以上溶解する有機溶剤をいう。
SP値は、ヒルデブラント(Hildebrand)により導入された正則溶液論により定義された値を用いる。具体的には、モル蒸発熱△Hとモル体積Vより、SP値はδ=(△H/V−T)1/2で定義される。すなわち、1モル体積の液体が蒸発するために必要な蒸発熱の平行根(cal/cm3)1/2から計算される値である。
(I−1)成分のSP値は7以上12未満が好ましく、8〜10がより好ましく、9〜10がさらに好ましい。
(I−2)成分のSP値は12以上22以下が好ましく、12〜18がより好ましく、12〜15がさらに好ましい。
(I−1)成分としては、例えばブタノール(δ=11.4)、ブチルカルビトール(δ=9.9)、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール(δ=9.88)、エチレングリコールモノブチルエーテル(δ=9.5)、メトキシブチルアセテート(δ=8.9)等が挙げられる。(I−1)成分は1種を用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
(I−2)成分としては、例えば、グリセリン(δ=21.10)、エチレングリコール(δ=16.30)、プロピレングリコール(δ=14.80)、ジエチレングリコール(δ=14.60)、エタノール(δ=12.92)等が挙げられる。(I−2)成分は1種を用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
(I−1)成分と(I−2)成分を併用する場合、(I−1)成分のSP値と(I−2)成分のSP値との差が5〜10の範囲内であることが好ましく、4〜8の範囲内がより好ましく、3〜5の範囲内がさらに好ましい。なお、(I−1)成分または(I−2)成分を2種以上用いる場合は、(I−1)成分のSP値と(I−2)成分のSP値との差の最大値および最小値がいずれも上記の範囲内であることが好ましい。
(I−1)成分の含有量の上限は特に限定されないが、液体洗剤組成物の臭気の観点からは、10質量%以下が好ましく、8質量%以下がより好ましく、6質量%以下がさらに好ましい。
液体洗剤組成物に(I−2)成分を含有させる場合、液体洗剤組成物の総質量に対して、(I−2)成分の含有量は1〜10質量%が好ましく、1〜8質量%がより好ましく、1〜3質量%がさらに好ましい。下限値以上であると、液体洗剤組成物の液安定性に優れる。また長時間塗布後の洗濯処理時のすすぎ性がより優れる。上限値以下であるとコストの観点から優れる。
(I−1)成分/(I−2)成分で表される質量比は0.1〜8が好ましく、1〜6がより好ましく、1〜4がさらに好ましい。下限値以上であると液安定性がより優れ、上限値以下であると臭気の観点から優れる。
(J)成分は、アニオン界面活性剤(ただし、高級脂肪酸塩((H)成分)を除く。)である。
アニオン界面活性剤としては、従来、繊維製品用などの液体洗剤に用いられているアニオン界面活性剤を用いることができる。例えば、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩;α−オレフィンスルホン酸又はその塩;直鎖状又は分岐鎖状のアルキル硫酸エステル又はその塩;ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル又はその塩;ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル硫酸エステル又はその塩;アルキル基を有するアルカンスルホン酸又はその塩;α−スルホ脂肪酸エステル又はその塩;アルキルエーテルカルボン酸又はその塩、ポリオキシアルキレンエーテルカルボン酸又はその塩、アルキルアミドエーテルカルボン酸又はその塩、アルケニルアミドエーテルカルボン酸又はその塩、アシルアミノカルボン酸又はその塩等のカルボン酸型アニオン界面活性剤;アルキルリン酸エステル又はその塩、ポリオキシアルキレンアルキルリン酸エステル又はその塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルリン酸エステル又はその塩、グリセリン脂肪酸エステルモノリン酸エステル又はその塩等のリン酸エステル型アニオン界面活性剤などが挙げられる。
アニオン界面活性剤の塩の形態としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩;マグネシウム等のアルカリ土類金属塩;モノエタノールアンモニウム、ジエタノールアンモニウム等のアルカノールアミン塩などが挙げられる。
(J)成分は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明の液体洗剤組成物は、好ましくは水を含む水性組成物である。
水としては、水道水、精製水、純水、蒸留水、イオン交換水など、いずれも用いることができる。なかでもイオン交換水が好適である。
水の含量は特に限定されず、所望の成分組成を達成するために適宜配合することができる。
液体洗剤組成物のpHは特に限定されないが、25℃におけるpHを4〜9の範囲に調整することが好ましく、6〜8の範囲に調整することがより好ましい。pHがこのような範囲にあると液体洗剤組成物の液安定性を良好に維持できる。
pH調整には、塩酸、硫酸、リン酸、アルキル硫酸、安息香酸、パラトルエンスルホン酸、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、グリコール酸、ヒドロキシエタンジホスホン酸、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、ジメチルアミン、N−メチルエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン等の短鎖アミン化合物、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩や、アルカリ金属珪酸塩などのpH調整剤を用いることができる。
液体洗剤組成物の粘度は、その使用性を損なわない限り特に限定されないが、25℃における粘度が1000mPa・s未満であることが好ましい。保存経日による粘度上昇を考慮すると、製造直後の液体洗剤組成物の25℃における粘度が800mPa・s未満であるのがより好ましく、500mPa・s未満であるのがさらに好ましい。このような範囲にあると、洗濯機への投入の際のハンドリング性等の使用性が良好である。
なお、液体洗剤組成物の粘度は、B型粘度計(TOKIMEC社製)を用いて測定することができる。
本発明の液体洗剤組成物は、公知の方法、例えば主剤としてノニオン界面活性剤を用いる従来の液体洗剤組成物の製造方法と同様の方法により製造できる。
例えば、本発明の液体洗剤組成物は、本発明の香料組成物と、上記(G)〜(J)成分、必要に応じてその他の成分、水を混合することにより調製される。
混合条件は特に限定されないが、酵素(アルカラーゼ)を添加する際のpH(25℃)は7付近が好ましい。また酵素(アルカラーゼ)を添加する際の温度は、40℃以下が好ましい。また、(G)成分を所定量含有する溶液に酵素(アルカラーゼ)を配合した場合、水分が少ないため凝集して濁りが生じるおそれがある。したがって、酵素(アルカラーゼ)は予め、水、または安息香酸ナトリウム等を添加した水溶液と混合し、その後、他の成分と混合することが好ましい。
本発明の液体洗剤組成物の使用方法に特に制限はなく、一般の液体洗剤組成物と同様の方法で洗濯に使用することができる。具体例としては、本発明の液体洗剤組成物を洗濯時に被洗物と一緒に水に投入する方法、泥汚れや皮脂汚れに本発明の液体洗剤組成物を直接塗布する方法や、本発明の液体洗剤組成物を予め水に溶かして衣類を浸漬する方法等が挙げられる。
尚、実施例及び比較例において、各成分の含量はすべて質量%(指定のある場合を除き、純分換算)を示す。
表1中、「A/(A+B+C)」は、香料成分(A)、香料成分(B)及び香料成分(C)の合計質量に対する香料成分(A)の質量の比を示す。
表1中、「B/(A+B+C)」は、香料成分(A)、香料成分(B)及び香料成分(C)の合計質量に対する香料成分(B)の質量の比を示す。
表1中、「C/(A+B+C)」は、香料成分(A)、香料成分(B)及び香料成分(C)の合計質量に対する香料成分(C)の質量の比を示す。
表1中、「A+B+C(%)」は、香料組成物の総質量に対する香料成分(A)、香料成分(B)及び香料成分(C)の合計の含量(質量%)である。
前記の香料組成物I〜Vを含む液体柔軟剤組成物を調製した。
香料組成物以外には、下記の成分を使用した。
下記のD−1を使用した。
D−1:カチオン界面活性剤(特開2003−12471の実施例4に記載の化合物)
D−1は、一般式(D1−4)、(D1−5)及び(D1−6)で表される化合物(各式中、R9は炭素数15〜17のアルキル基又はアルケニル基である)をジメチル硫酸で4級化したものを含む組成物である。
下記のE−1を使用した。
E−1:ノニオン界面活性剤(1級イソトリデシルアルコールのエチレンオキシド60モル付加物、BASF社製ルテンゾールTO3にエチレンオキサイドを付加させたもの)
内径100mm、高さ150mmのガラス容器と、攪拌機(アジターSJ型、島津製作所製)を用い、各成分の配合量を後記表4に記載の通り調整して、次の手順により液体柔軟剤組成物を調製した。
まず、香料組成物、(D)成分及び(E)成分を混合攪拌して、油相混合物を得た。他方、共通成分1をバランス用イオン交換水に溶解させて水相混合物を得た。ここで、バランス用イオン交換水の質量は、980gから油相混合物、(F)成分((F)成分を溶解するのに必要なイオン交換水を含む)の合計量を差し引いた残部に相当する。
次に、(D)成分の融点以上に加温した油相混合物をガラス容器に収納して攪拌しながら、(D)成分の融点以上に加温した水相混合物を2度に分割して添加し、攪拌した。ここで、水相混合物の分割比率は30:70(質量比)とし、攪拌は回転速度1,000rpmで、1回目の水相混合物添加後に3分間、2回目の水相混合物添加後に2分間行った。しかる後、(F)成分を添加した。尚、(F)成分は添加前にイオン交換水に溶解し、20%wt水溶液として用いた。また必要に応じて、塩酸(試薬1mol/L、関東化学)又は水酸化ナトリウム(試薬1mol/L、関東化学)を適量添加してpH2.5(25℃)に調整し、更に全体質量が1,000gになるようにイオン交換水を添加して、表4に示す組成を有する液体柔軟剤組成物(実施例1〜6及び比較例1)を得た。
表4中、各成分の数値は、液体柔軟剤組成物の総質量に対する含量(質量%)である。
得られた液体柔軟剤組成物について、以下の手順により「不快なニオイに対する消臭・防臭効果」及び「香りの持続性」の評価を行った。
1.評価用布の前処理
市販の綿肌シャツ(BVD製)を、市販洗剤「トッププラチナクリア」(ライオン社製)で、二槽式洗濯機(三菱電機製CW−C30A1−H)を用いて、以下の前処理を3回行った。
前処理:洗剤標準使用量、浴比30倍、45℃の水道水での洗浄10分間と、続く注水すすぎ10分間とのサイクルを2回。
まず、前処理した綿肌シャツを半裁した。半裁した一方のシャツ片(A)は、実施例又は比較例のいずれかの液体柔軟剤組成物を用いて柔軟処理を行い、他方のシャツ片(B)は、香料未配合のベース組成物を用いて柔軟処理を行った。なお、ベース組成物は、香料組成物を配合しなかったことを除き、前記「液体柔軟剤組成物の調製」欄に記載の手順に従い調製したものである。
シャツ片を、二槽式洗濯機(三菱電機製CW−C30A1−H)を用いて、市販洗剤「トッププラチナクリア」(ライオン社製)で10分間洗浄し(標準使用量、標準コース、浴比20倍、25℃の水道水使用)、1回目のすすぎ(3分間)の後、2回目のすすぎ(3分間)を行った。洗浄、すすぎの各工程間に脱水を1分間行った。
2回目のすすぎ開始時に、液体柔軟剤組成物を添加して、3分間の柔軟処理(シャツ片1Kgに対して液体柔軟剤組成物5mL。浴比20倍。25℃の水道水使用)を行った。
柔軟処理後、脱水を1分間行い、シャツ片を二槽式洗濯機から取り出し、20℃、40%RHの恒温恒湿条件下で20時間乾燥した。
その後、シャツ片(A)と(B)とを縫い合わせて肌シャツとし、これを評価用布とした。
肌シャツを、20〜30代の男性5名に1日間着用させた。着用後の肌シャツのニオイ(皮脂臭や汗臭等の不快なニオイ)について、専門パネラー4名が官能一対比較を行った。評価は、以下に示す評価基準に従って実施し、平均点を算出した。評価結果を表4の「消臭・防臭効果」欄に示す。商品価値上、1.0点以上を合格とした。
<評価基準>
2:対照よりもはっきりと良好である。
1:対照よりもやや良好である。
0:対照とほぼ同じである。
−1:対照の方がやや良好である。
−2:対照の方がはっきりと良好である。
*対照は、ベース組成物で柔軟処理した肌シャツ片(B)のニオイ
1.評価用布の前処理
市販の綿タオル(東進社製)を、市販洗剤「トッププラチナクリア」(ライオン社製)で、二槽式洗濯機(東芝製VH−30S)を用いて、以下の前処理を3回行った。
前処理:洗剤標準使用量、浴比30倍、45℃の水道水での洗浄10分間と、続く注水すすぎ10分間とのサイクルを2回。
前処理した綿タオル1.0kgを、二槽式洗濯機(東芝製VH−30S)を用いて、市販洗剤「トッププラチナクリア」(ライオン社製)で10分間洗浄し(標準使用量、標準コース、浴比30倍、25℃の水道水使用)、その後1分間の脱水を行い、次いで1回目のすすぎを3分間行った。1回目のすすぎの後、1分間の脱水を行い、次いでに2回目のすすぎを3分間行った。
2回目のすすぎの開始時に、液体柔軟剤組成物を添加して、3分間の柔軟処理(液体柔軟剤組成物6.67mL。浴比20倍。25℃の水道水使用)を行った。柔軟処理後、脱水を1分間行った。
1分間の脱水後、二槽式洗濯機から綿タオルを取出し、20℃、40%RHの恒温恒湿条件下で18時間乾燥させ、これを評価用布とした。
綿タオルを、20℃、40RHの条件下で3日間保管した後、香気強度を、下記の6段階臭気強度表示法に準拠して官能評価した。専門パネラー5名の平均点として表した結果を表4の「香り持続性」欄に示す。商品価値上、2.0点以上を合格とした。
<6段階臭気強度表示法>
0:無臭
1:やっと検知できる程度の香り
2:何の香りか分かる程度の香り
3:楽に感知できる香り
4:強い香り
5:強烈な香り
前記の香料組成物I又はVを含む液体洗剤組成物を調製した。
香料組成物以外には、下記の成分を使用した。
下記のG−1〜G−2を使用した。
G−1(MEE):脂肪酸メチルエステルエトキシレート(脂肪酸の炭素数12〜14、EOの平均付加モル数15)。上記一般式(I)中、R1=炭素数11のアルキル基および炭素数13のアルキル基、R2=メチル基、s=15、t=0、u=0。下記合成方法により合成されたもの。ナロー率30%。
G−2(AE(15EO)):天然アルコールに15モル相当のエチレンオキシドを付加したもの。上記一般式(II)中、R3=炭素数12のアルキル基および炭素数14のアルキル基、v=15、w=0、x=0。下記合成方法により合成されたもの。
特開2000−144179号公報に記載の合成方法に準じて合成した。
組成が2.5MgO・Al2O3・zH2Oである水酸化アルミナ・マグネシウム(協和化学工業株式会社製、商品名「キョーワード300」)を600℃で1時間、窒素雰囲気下で焼成して、焼成水酸化アルミナ・マグネシウム(未改質)触媒を得た。焼成水酸化アルミナ・マグネシウム(未改質)触媒2.2gと、0.5N水酸化カリウムエタノール溶液2.9mLと、ラウリン酸メチルエステル280gと、ミリスチン酸メチルエステル70gとを4Lオートクレーブに仕込み、オートクレーブ内で触媒の改質を行った。次いで、オートクレーブ内を窒素で置換した後、温度を180℃、圧力を0.3MPaに維持しつつ、エチレンオキシド1052gを導入し、撹拌しながら反応させた。
得られた反応液を80℃に冷却し、水159gと、濾過助剤として活性白土および珪藻土をそれぞれ5gとを添加し混合した後、触媒を濾別してMEEを得た。
プロクター・アンド・ギャンブル社製のCO−1214(商品名)224.4gと、30質量%NaOH水溶液2.0gとを耐圧型反応容器内に仕込み、該反応容器内を窒素置換した。次に、温度100℃、圧力2.0kPa以下で30分間脱水した後、温度を160℃まで昇温した。次いで、反応液を撹拌しながら、エチレンオキシド(ガス状)760.6gを反応液中に徐々に加えた。この時、反応温度が180℃を超えないように添加速度を調節しながら、エチレンオキシドを吹き込み管で加えた。エチレンオキシドの添加終了後、温度180℃、圧力0.3MPa以下で30分間熟成した後、温度180℃、圧力6.0kPa以下で10分間、未反応のエチレンオキシドを留去した。
次に、温度を100℃以下まで冷却した後、反応物の1質量%水溶液のpHが約7になるように、70質量%p−トルエンスルホン酸を加えて中和し、AE(15EO)を得た。
下記のH−1〜H−2を使用した。
H−1:ヤシ脂肪酸(炭素数:8〜18)、日油社製、商品名「椰子脂肪酸」。
H−2:パルミチン酸(炭素数:16)、日油社製、商品名「NAA−160」
下記のI−1を使用した。
I−1:3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール(SP値:9.88)、クラレ社製、商品名「ソルフィット(ファイングレード)」。
下記のJ−1〜J−2を使用した。
J−1:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(LAS)、(ライオン社製、商品名「ライポンLH−200」)。
J−2:ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩(AES)、(ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸エステルナトリウムとポリオキシエチレンミリスチルエーテル硫酸エステルナトリウムとの混合物、EOの平均付加モル数1)。
更に任意成分として、下記表3に記載の共通成分2を使用した。
各成分を後記表5に記載の配合で混合して、液体洗剤組成物を調製した。
表5中、各成分の数値は、液体洗剤組成物の総質量に対する含量(質量%)である。
得られた液体洗剤組成物について、以下の手順により「不快なニオイに対する消臭・防臭効果」及び「香りの持続性」の評価を行った。
1.評価用布の前処理
市販の綿肌シャツ(BVD製)を、市販洗剤「トッププラチナクリア」(ライオン社製)で、二槽式洗濯機(三菱電機製CW−C30A1−H)を用いて、以下の前処理を3回行った。
前処理:洗剤標準使用量、浴比30倍、45℃の水道水での洗浄10分間と、続く注水すすぎ10分間とのサイクルを2回。
まず、前処理した綿肌シャツを半裁した。半裁した一方のシャツ片(A)は、実施例又は比較例のいずれかの液体洗剤組成物を用いて洗濯処理を行い、他方のシャツ片(B)は、香料未配合のベース組成物を用いて洗濯処理を行った。なお、ベース組成物は、香料組成物を配合しなかったことを除き、前記「液体洗剤組成物の調製」欄に記載の手順に従い調製したものである。
シャツ片を、二槽式洗濯機(三菱電機製CW−C30A1−H)を用いて、液体洗剤組成物で10分間洗浄し(標準使用量、標準コース、浴比20倍、25℃の水道水使用)、1回目のすすぎ(3分間)の後、2回目のすすぎ(3分間)を行った。洗浄、すすぎの各工程間に脱水を1分間行った。
すすぎ処理後、脱水を1分間行い、シャツ片を二槽式洗濯機から取り出し、20℃、40%RHの恒温恒湿条件下で20時間乾燥した。
その後、シャツ片(A)と(B)とを縫い合わせて肌シャツとし、これを評価用布とした。
肌シャツを、20〜30代の男性5名に1日間着用させた。着用後の肌シャツのニオイ(皮脂臭や汗臭等の不快なニオイ)について、専門パネラー4名が官能一対比較を行った。評価は、以下に示す評価基準に従って実施し、平均点を算出した。評価結果を表5の「消臭・防臭効果」欄に示す。商品価値上、1.0点以上を合格とした。
<評価基準>
2:対照よりもはっきりと良好である。
1:対照よりもやや良好である。
0:対照とほぼ同じである。
−1:対照の方がやや良好である。
−2:対照の方がはっきりと良好である。
*対照は、ベース組成物で洗濯処理した肌シャツ片(B)のニオイ
1.評価用布の前処理
市販の綿タオル(東進社製)を、市販洗剤「トッププラチナクリア」(ライオン社製)で、二槽式洗濯機(東芝製VH−30S)を用いて、以下の前処理を3回行った。
前処理:洗剤標準使用量、浴比30倍、45℃の水道水での洗浄10分間と、続く注水すすぎ10分間とのサイクルを2回。
前処理した綿タオル1.0kgを、二槽式洗濯機(東芝製VH−30S)を用いて、液体洗剤組成物で10分間洗浄し(標準使用量、標準コース、浴比30倍、25℃の水道水使用)、その後1分間の脱水を行い、次いで1回目のすすぎを3分間行った。1回目のすすぎの後、1分間の脱水を行い、次いでに2回目のすすぎを3分間行った。
1分間の脱水後、二槽式洗濯機から綿タオルを取出し、20℃、40%RHの恒温恒湿条件下で18時間乾燥させ、これを評価用布とした。
綿タオルを、20℃、40RHの条件下で3日間保管した後、香気強度を、下記の6段階臭気強度表示法に準拠して官能評価した。専門パネラー5名の平均点として表した結果を表5の「香り持続性」欄に示す。商品価値上、2.0点以上を合格とした。
<6段階臭気強度表示法>
0:無臭
1:やっと検知できる程度の香り
2:何の香りか分かる程度の香り
3:楽に感知できる香り
4:強い香り
5:強烈な香り
Claims (11)
- 香料組成物であって、
下記の香料成分(A)〜(C):
(A)メチル酪酸エチル、酢酸ヘキシル、アルデヒドC-8、酢酸3−ヘキセニル、ローズオキシド、テトラヒドロリナロール、ジヒドロミルセノール、カンファー、リナロール、酢酸リナリル、酢酸2−(tert-ブチル)シクロヘキシル、酢酸イソボルニル、及び、アルデヒドC-12 MNAからなる群より選ばれる1種以上の香料成分
(B)ボルネオール、ドデカナール、プロピオン酸ゲラニル、シトラール、酢酸ゲラニル、δ-ダマスコン、フルーテート、α−ダマスコン、ゲラニオール、2−シクロヘキシルヘプタ−1,6−ジエン−3−オン、及び、トリシクロデセン−4−イル 8−アセテートからなる群より選ばれる1種以上の香料成分
(C)カシュメラン、アンバーコア、イソEスーパー、ジャバノール、アンブロキサン、ネロリンヤラヤラ、メチルアンスラニレート、クマリン、β−ナフチルメチルケトン、及び、ペオニールからなる群より選ばれる1種以上の香料成分
を含み、
香料成分(A)、香料成分(B)及び香料成分(C)の合計質量に対する香料成分(A)の質量の比((A)/((A)+(B)+(C)))が0.20〜0.60であり、
香料成分(A)、香料成分(B)及び香料成分(C)の合計質量に対する香料成分(B)の質量の比((B)/((A)+(B)+(C)))が0.05〜0.20であり、かつ、
香料成分(A)、香料成分(B)及び香料成分(C)の合計質量に対する香料成分(C)の質量の比((C)/((A)+(B)+(C)))が0.10〜0.45であり、
香料成分(A)、(B)及び(C)の合計の含量が、香料組成物の総質量の70〜95質量%である、香料組成物。 - 香料成分(A)が、メチル酪酸エチル、酢酸3−ヘキセニル、ローズオキシド、及び、酢酸2−(tert-ブチル)シクロヘキシルからなる群れより選ばれる1種以上の香料成分である、請求項1に記載の香料組成物。
- 香料成分(B)が、ボルネオール、フルーテート、及び、2−シクロヘキシルヘプタ−1,6-ジエン-3-オンからなる群より選ばれる1種以上の香料成分である、請求項1又は2に記載の香料組成物。
- 香料成分(C)が、アンバーコア、ジャバノール、及び、ペオニールからなる群より選ばれる1種以上の香料成分である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の香料組成物。
- 香料成分(A)が、メチル酪酸エチル、酢酸ヘキシル、アルデヒドC-8、酢酸3−ヘキセニル、ローズオキシド、テトラヒドロリナロール、ジヒドロミルセノール、カンファー、リナロール、酢酸リナリル、酢酸2−(tert-ブチル)シクロヘキシル、酢酸イソボルニル、及び、アルデヒドC-12 MNAからなる群より選ばれる11種以上の香料成分であり、
香料成分(B)が、ボルネオール、ドデカナール、プロピオン酸ゲラニル、シトラール、酢酸ゲラニル、δ-ダマスコン、フルーテート、α−ダマスコン、ゲラニオール、2−シクロヘキシルヘプタ−1,6−ジエン−3−オン、及び、トリシクロデセン−4−イル 8−アセテートからなる群より選ばれる9種以上の香料成分であり、
香料成分(C)が、カシュメラン、アンバーコア、イソEスーパー、ジャバノール、アンブロキサン、ネロリンヤラヤラ、メチルアンスラニレート、クマリン、β−ナフチルメチルケトン、及び、ペオニールからなる群より選ばれる4種以上の香料成分である、請求項1に記載の香料組成物。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の香料組成物を含む、液体柔軟剤組成物。
- 主剤としてカチオン界面活性剤を含む、請求項6に記載の液体柔軟剤組成物。
- カチオン界面活性剤が、エステル基(−COO−)及び/又はアミド基(−NHCO−)で分断されていてもよい、炭素数10〜26の炭化水素基を分子内に1〜3個有するアミン化合物、その塩及びその4級化物からなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物である、請求項7に記載の液体柔軟剤組成物。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の香料組成物を含む、液体洗剤組成物。
- 主剤としてノニオン界面活性剤を含む、請求項9に記載の液体洗剤組成物。
- ノニオン界面活性剤が、下記一般式(I)又は(II)で表される化合物である、請求項10に記載の液体洗剤組成物。
R1−C(=O)O−[(EO)s/(PO)t]−(EO)u−R2・・・(I)
(式中、
R1は炭素数7〜22の炭化水素基であり、
R2は炭素数1〜6のアルキル基であり、
sはEOの平均繰り返し数を表し、6〜20の数であり、
tはPOの平均繰り返し数を表し、0〜6の数であり、
uはEOの平均繰り返し数を表し、0〜20の数であり、
EOはオキシエチレン基を表し、
POはオキシプロピレン基を表す。)
R3−O−[(EO)v/(PO)w]−(EO)x−H・・・(II)
(式中、
R3は炭素数7〜22の炭化水素基であり、
vはEOの平均繰り返し数を表し、3〜20の数であり、
wはPOの平均繰り返し数を表し、0〜6の数であり、
xはEOの平均繰り返し数を表し、0〜20の数であり、
EOはオキシエチレン基を表し、
POはオキシプロピレン基を表す。)
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