JP6911528B2 - トナー搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トナー搬送装置及び画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置において、感光体上や中間転写ベルト上に残留しているトナーをクリーニングユニットにより除去し、廃トナー搬送ユニットの搬送路内を搬送スクリューなどの回転搬送部材により排出先に向かって搬送される。
近年、高画質化を目的としてトナーが小粒径化されるとともに、画像印刷の生産性を上げるためにトナーが低融点化される傾向がある。このようなトナーの小粒径化及び低融点化によりトナーの流動性が悪化するため、廃トナー搬送ユニット間の接合部でトナーが凝集や固着や架橋を起こし、トナー詰まりがより発生し易くなっている。
特許文献1では、廃トナー搬送ユニット間の接合部に、細長い部材からなるW形状のトナー崩し部材50を配置している。W形状の2つの折り返し部51,52が搬送スクリュー73と接触することで、トナー崩し部材50が、拘束されたW形状の両端部53を支点にトナー搬送方向に対して上下又は左右に移動し、落下してくるトナーを解す。しかし、このような形状では、第1の折り返し部51が搬送スクリュー73から受ける力に対して第1の折り返し部51の上下方向の移動量は大きくなく、トナー掻き解き効果は限定的である。また、両端部53から第1の折り返し部51までのトナー搬送方向の距離は、両端部53から第2の折り返し部52までのトナー搬送方向の距離より大きいため、第2の折り返し部52の上下方向の移動量は第1の折り返し部51により制限されてしまう。
そこで本発明は、クリーニング装置と廃トナー搬送装置の間の流入部又は廃トナー搬送装置の排出部におけるトナー詰まりを、力のロスを抑制できる簡単な構成を有するトナー掻解手段によって効果的に防止できるトナー搬送装置を提供することを目的とする。
この課題を解決するため、流入部から入るトナーを排出部へ向けて搬送する搬送スクリューと、前記流入部又は前記排出部に設けられたトナー掻解手段とを有し、前記トナー掻解手段は、前記搬送スクリューによって振動してトナーを掻き解く掻解部と、前記掻解部を片持ち支持する支持部とを有し、前記掻解部は、前記支持部から順に、前記搬送スクリューに接触する第1接触部及び第2接触部を少なくとも有し、前記支持部から前記第2接触部までの前記搬送スクリューの長手方向の距離は、前記支持部から前記第1接触部までの前記搬送スクリューの長手方向の距離より大きいトナー搬送装置において、前記トナー掻解手段は、平板状の弾性素材で形成され、山折部と谷折部を組み合わせた形状を有し、前記第1接触部は当該谷折部に形成され、前記第2接触部は前記支持部と反対側の前記掻解部の先端に形成されていることを特徴とするトナー搬送装置を提案する。
クリーニング装置と廃トナー搬送装置の間の流入部又は廃トナー搬送装置の排出部におけるトナー詰まりを、力のロスを抑制できる簡単な構成を有するトナー掻解手段によって効果的に防止できる。
本発明の実施形態に係るカラー画像形成装置の概略図である。 ベルトクリーニングユニットの概略断面図を示す図である。 本発明の実施形態に係るベルトクリーニングユニットと廃トナー搬送ユニットの接合部に配置されたアジテータを示す概略断面図である。 本発明の実施形態に係るベルトクリーニングユニットと廃トナー搬送ユニットの接合部に配置されたアジテータを示す概略断面図である。 アジテータ72の振幅を示す概略部分拡大図である。 アジテータの第2の実施形態を示す概略平面図である。 図6に示したアジテータの斜視図である。 アジテータと搬送スクリューの羽根の接触及び解除を示すフローチャートである。
図1は、本発明の実施形態に係るカラー画像形成装置の概略図である。
画像形成装置は、感光体1、感光体1の回りには感光体クリーニングユニット2、帯電器4、露光手段5、現像手段、これら手段の上方に設けられトナー像を担持する像担持体である中間転写ベルト10などを有している。現像手段はイエロー現像器6、マゼンタ現像器7、シアン現像器8、ブラック現像器9の4個の現像器から構成される。フルカラー画像形成時はイエロー現像器6、マゼンタ現像器7、シアン現像器8、ブラック現像器9の順で可視像を形成し、各色の可視像が中間転写ベルト10上に順次重ね転写されることでフルカラー画像が形成される。また、感光体クリーニングユニット2は、感光体1上のトナーを清掃するためのブレード3を備えている。
なお図1において、「a」はイエロー、「b」はマゼンタ、「c」はシアン、「d」はブラックに対応する符号として用いているが、各色の装置は同一に構成されているため、以下では適宜「a」、「b」、「c」、「d」の表記を省略して説明する。
中間転写ベルト10上にはその搬送方向に沿って、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4つの画像形成手段が横に並べて配置され、タンデム画像形成装置を構成している。
各画像形成手段では、像担持体としての感光体1a,1b,1c,1dの表面を帯電手段4a,4b,4c,4dにて帯電し、露光装置5a,5b,5c,5dにより静電潜像を作成する。次に、現像手段6,7,8,9にて静電潜像をトナー像に現像する。そして1次転写部としての転写ローラ11a,11b,11c,11dにてトナー像を感光体1に対向する中間転写ベルト10上に転写する。感光体クリーニングユニット2内には、感光体1の回転方向に対してカウンタ方向に感光体1に当接しているブレード3が設けられており、感光体1上の転写残トナーは感光体クリーニングユニット2にて回収される。回収されたトナーは廃トナー容器86に収容される。中間転写ベルト10から回収されたトナーも同様に廃トナー容器86に収容される。
中間転写ベルト10は、2次転写対向ローラ12、ばね14により付勢されたテンションローラ13、張架ローラ15、18により張架されており、図中反時計回りに回転走行可能である。具体的には、図2に示すように、2次転写対向ローラ12には駆動モータ80が接続しており、駆動モータ80には駆動モータ80を制御するコントローラ90が接続している。従って、2次転写対向ローラ12は駆動モータ80からの動力によって駆動される。1次転写ローラ11は感光体1と中間転写ベルト10との接触部であって中間転写ベルト10の内側に配置されており、ばね27によって加圧されている。1次転写ローラ11には各電圧印加装置100(100a〜100d)により所定の1次転写バイアスが印加される。
中間転写ベルト10は、PVDF(フッ化ビニルデン)、ETFE(エチレン−四フッ化エチレン共重合体)、PI(ポリイミド)、PC(ポリカーボネート)、PAI(ポリアミドイミド)等を単層又は複数層に構成し、カーボンブラック等の導電性材料を分散させ、その体積抵抗率を10^8〜10^12Ωcm、かつ表面抵抗率を10^9〜10^13Ωcmの範囲となるよう調整されている。なお、必要に応じ中間転写ベルト10の表面に離型層をコートしても良い。コートに用いる材料としては、ETFE(エチレン−四フッ化エチレン共重合体)、PTFE(ポリ四フッ化エチレン)、PVDF(フッ化ビニルデン)、PEA(パ−フルオロアルコキシフッ素樹脂)、FEP(四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体)、PVF(フッ化ビニル)等のフッ素樹脂が使用できるが、これに限定されるものではない。中間転写ベルト10の製造方法は注型法、遠心成形法等があり、必要に応じてその表面を研磨しても良い。
中間転写ベルト10の体積抵抗率が上述した範囲を超えると、転写に必要なバイアスが高くなって、電源コストの増大を招くため好ましくない。また、転写工程、記録媒体剥離工程などで中間転写ベルト10の帯電電位が高くなり、かつ自己放電が困難になるため除電手段を設ける必要が生じる。また、体積抵抗率および表面抵抗率が上記範囲を下回ると、帯電電位の減衰が早くなるため自己放電による除電には有利となるが、転写時の電流が面方向に流れるためトナー飛び散りが発生してしまう。従って、本発明における中間転写ベルト10の体積抵抗率及び表面抵抗率は上記範囲内でなければならない。なお、体積抵抗率及び表面抵抗率の測定は高抵抗抵抗率計(三菱化学社製:ハイレスタIP)にHRSプローブ(内側電極直径5.9mm、リング電極内径11mm)を接続し、中間転写ベルト10の表裏に100V(表面抵抗率は500V)の電圧を印加して10秒後の測定値を用いた。
また、画像形成装置は中間転写ベルト10をクリーニングするベルトクリーニングユニット51を有している。ベルトクリーニングユニット51については、図2を用いて後述する。
また、2次転写対向ローラ12に対向して2次転写部としての2次転写ローラ21が配置されている。2次転写ローラ21はSUS等の金属製芯金上に、導電性材料によって10^6〜10^10Ωの抵抗値に調整されたウレタン等の弾性体を被覆することで構成されている。ここで、2次転写ローラ21の抵抗値が上記範囲を超えると電流が流れ難くなるため、必要な転写性を得る為にはより高電圧を印加しなければならなくなり、電源コストの増大を招く。また、高電圧を印加するため転写部ニップ前後の空隙にて放電が起こるため、ハーフトーン画像上に放電による白ポチ抜けが発生する。逆に、2次転写ローラ21の抵抗値が上記範囲を下回ると同一画像上に存在する複数色画像部(例えば3色重ね像)と単色画像部との転写性が両立できなくなる。これは、2次転写ローラ21の抵抗値が低いため、比較的低電圧で単色画像部を転写するのに十分な電流が流れるが、複数色画像部を転写するには単色画像部に最適な電圧よりも高い電圧値が必要となるため、複数色画像部を転写できる電圧に設定すると単色画像では転写電流過剰となり転写効率の低減を招く。
なお、2次転写ローラ21の抵抗値測定は、導電性の金属製板に2次転写ローラ21を設置し、芯金両端部に片側4.9N(両側で合計9.8N)の荷重を掛けた状態にて、芯金と前記金属製板との間に1000Vの電圧を印加した時に流れる電流値から算出した。また、2次転写ローラ21は2次転写対向ローラ12に加圧当接されており、対向ローラ12と連れ回りするように構成されている。2次転写対向ローラ12には電圧印加装置102により2次転写バイアスが印加され、2次転写ローラ21と2次転写対向ローラ12のニップ部に位置する2次転写位置にて中間転写ベルト10上のトナー像が記録媒体25に転写される。本実施形態では、定電流制御を行っている。
2次転写ローラ21の上方には、記録媒体25上に2次転写された画像を定着する定着装置30を設けている。定着装置30は、定着ローラに加圧ローラを押し当てて構成されている。
このように構成された画像形成装置の動作は以下のようである。
画像形成装置のスタートスイッチを押すと、コントローラ90からの信号により駆動モータ80(図2)が2次転写対向ローラ12を回転駆動して他のローラを従動回転させ、中間転写ベルト10を回転搬送する。同時に、個々の画像形成手段において各感光体1を回転して各感光体1上にそれぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの単色画像を形成する。そして、中間転写ベルト10の搬送とともに1次転写ローラ11にバイアスを印加し、それらの単色画像を中間転写ベルト10上に順次転写して合成カラー画像を形成する。
一方、スタートスイッチを押したとき、給紙部31の給紙ローラ26の1つを選択回転し、ペーパーバンクに多段に備える給紙カセットの1つから記録媒体25を繰り出し、分離ローラで1枚ずつ分離して給紙路に入れ、搬送ローラ27で搬送して装置本体内の給紙路に導き、レジストローラ28に突き当てて止める。
そして、中間転写ベルト10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ28を回転し、中間転写ベルト10と2次転写ローラとの間に記録媒体25を送り込み、2次転写ローラ21で転写して記録媒体25上にカラー画像を記録する。この際、記録媒体25が転写入口ガイド部材19に沿って搬送されるよう対向転写入口ガイド部材43が備えられている。なお、転写バイアスは2次転写ローラ21に印加しても良いし、2次転写部としての2次転写対向ローラ12に印加しても良い。
2次転写ローラ21と2次転写対向ローラ12のニップ部で記録媒体25に転写された4色重ね画像は、2次転写ローラ21により2次転写出口ガイド41及び定着入口ガイド42に案内されて定着装置30へ搬送される。定着装置30の定着ローラと加圧ローラで熱と圧力を加えて転写画像を定着した後、記録媒体25は排紙ローラ32によって排紙される。
一方、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーはクリーニングユニット51により除去され、中間転写ベルト10はタンデム画像形成装置による再度の画像形成に備える。
図2は、ベルトクリーニングユニットの概略断面図を示す。
図2(a)は装置前側から見たベルトクリーニングユニット51の断面図、図2(b)は図2(a)の矢視方向に見たクリーニングユニット51の断面図、図2(c)はベルトクリーニングユニットと廃トナー搬送ユニットの動力伝達部を示す概略図である。
ベルトクリーニングユニット51は画像転写後に像担持体としての中間転写ベルト10上に残留するトナーを除去するクリーニング装置である。ベルトクリーニングユニット51は本発明の実施形態に係るトナー搬送装置の構成部品である。図2(b)に示すように、ベルトクリーニングユニット51は、ウレタンゴムよりなるクリーニング手段としてのクリーニングブレード20と、クリーニングブレード20により除去したトナーを排出部である開口部64へ向けて搬送する別の搬送スクリューとしての搬送スクリュー60とを筐体52内に有する。筐体52内には、トナーが搬送される搬送路63が形成されており、搬送路63の端部にはトナーが落ちる開口部64が形成されている。搬送スクリュー60は、円筒形の軸62と、軸62から半径方向外側に突出する螺旋状の突起である羽根61とからなる。
図2(a)において、中間転写ベルト10は反時計回りに回転され、クリーニングブレード20はその中間転写ベルト10に対してカウンタ方向に当接している。したがって、クリーニングブレード20によって中間転写ベルト10上に残ったトナーは堰き止められ、清掃される。なお、クリーニングブレードとしてウレタンゴムブレードの他に、導電性ブラシやローラを用いて残留トナーを静電的に回収するものを用いても良い。
クリーニングブレード20によって中間転写ベルト10上から除去したトナーは、搬送スクリュー60の回転により、クリーニングユニット51の下方に設けられた廃トナー搬送ユニット71に落とされる。その後、トナーは廃トナー搬送ユニット71の排出部である開口部85から落下してダクト81へ入り、ダクト81が連通する画像形成装置の下方に設けられた廃トナー容器86(図1)に収容される。廃トナー容器86には、回収トナー量を検知する手段が設けられており、トナー満杯時には装置を停止させる等してトナーが溢れる事を防止している。
なお、クリーニングブレード20と中間転写ベルト10の密着性を高めるために、対向ローラ16が、クリーニングブレード20に対向して中間転写ベルト10の内周面に配置されている。図2(b)に示すように、搬送スクリュー60は、中間転写ベルト10及びクリーニングブレード20の左右方向の幅よりも外側まで延在している。クリーニングブレード20により中間転写ベルト10上から除去された廃トナーは、回転駆動する搬送スクリュー60により図2(b)に示す矢印方向(装置前側)にクリーニングユニット51内の搬送路63を搬送される。その後、廃トナーは搬送路63の開口部64より、クリーニングユニット51の下方に配置された廃トナー搬送ユニット71に受け渡され、廃トナー搬送ユニット71内の搬送スクリュー70によりさらに下流に搬送される。
前述のように、中間転写ベルト10は、駆動モータ80からの駆動力を伝達される2次転写対向ローラ12により回転駆動され、対向ローラ16は中間転写ベルト10との接触摩擦により中間転写ベルト10に連れ回る。
一方、図2(c)に示すように、搬送スクリュー60の軸62の端部には歯車68が設けられており、この歯車68は、中間転写ベルト10に連れ回る対向ローラ16の端部に設けられた歯車38と噛み合っている。よって、搬送スクリュー60は対向ローラ16から駆動力を得ている。また、搬送スクリュー70の軸79の端部には歯車78が設けられており、この歯車78は歯車68と噛み合っている。よって、搬送スクリュー70は搬送スクリュー60の歯車68から駆動力を得ている。
この構成において、印刷ジョブの終了後に、コントローラ90は駆動モータ80によって2次転写対向ローラ12を逆回転し、中間転写ベルト10を例えば2mm逆回転させることで、クリーニングブレード20に溜まったトナーなどの異物をクリーニングブレード20の上流へ一度吐き出す。これにより、クリーニングブレード20の特定の箇所に異物が溜まり、異物がクリーニングブレード20を貫通するなどの不具合を防ぐことができる。
図3,4は、本発明の実施形態に係るベルトクリーニングユニットと廃トナー搬送ユニットの接合部に配置されたアジテータを示す概略断面図である。
図3(a)に示すように、廃トナー搬送ユニット71は、ベルトクリーニングユニット51から受け渡されて開口部75から入る廃トナーを排出部としての開口部85(図2(a))へ向けて下流に搬送する搬送スクリュー70を筐体76内に有する。廃トナー搬送ユニット71は本発明の実施形態に係るトナー搬送装置の構成部品である。搬送スクリュー70は、円筒形の軸79と、軸79から半径方向外側に突出する螺旋状の突起である羽根73とからなる。搬送スクリュー70の回転により、廃トナーは右側から左側に搬送される。
ベルトクリーニングユニット51は中間転写ベルト10の幅方向(図2(a)、図3の紙面垂直方向)に延在し、装置前側には開口部64が形成されている一方、廃トナー搬送ユニット71は中間転写ベルト10の走行方向(図2(a)、図3の左右方向)に延在し、その端部に開口部74が形成されている。よって、ベルトクリーニングユニット51の開口部64と廃トナー搬送ユニット71の開口部74が重なる部分が、ベルトクリーニングユニット51と廃トナー搬送ユニット71の接合部75である。
上方に配置されたベルトクリーニングユニット51内を搬送された廃トナーは、この接合部75を自由落下によって通過し、下方に配置された廃トナー搬送ユニット71に受け渡される。ベルトクリーニングユニット51から廃トナー搬送ユニット71へのトナーの自由落下に拠る搬送は、搬送スクリューを用いた搬送に比べて搬送力が劣るため、接合部75においてはトナーの凝集、固着又は架橋が生じやすく、したがってトナー詰まりが発生しやすい。そこで、本実施形態では、接合部75における廃トナーの搬送力を向上させるため、接合部75の部分にアジテータ72を設けている。アジテータ72は、回転する搬送スクリュー70の羽根73に接触することで上下に振動し、接合部75でのトナーの流動性を向上させ、トナー詰まりを防ぐことができる。
次に、図4を用いてアジテータ72の構成について説明する。
図4に示すように、トナー掻解手段としてのアジテータ72は、搬送スクリュー70によって振動してトナーを掻き解く掻解部72zと、掻解部72zを片持ち支持するための平坦な支持部である基部72aとを有する。掻解部72zは、基部72aから順に、基部72aから斜め下方に延びる第1部分72b、該第1部分72bの下端部であって搬送スクリュー70との第1接触部72c、該第1接触部72cから斜め上方に延びる第2部分72d、該第2部分72dの上端部72e、該上端部72eから斜め下方に延びる第3部分72f、及び、該第3部分72fの下端部であって搬送スクリュー70との第2接触部72gを有する。ここで、「順に」とは、アジテータ72の基部72aから先端(第2接触部72g)に向かってアジテータ72を辿って行った場合に、第1接触部72c→第2接触部72gの順に辿ることを意味する。そして、基部72aから第2接触部72gまでのスクリュー長手方向の距離は、基部72aから第1接触部72cまでのスクリュー長手方向の距離より大きい。アジテータ72の掻解部72zは、基部72aから前方に延びる山折部と谷折部を有しており、基部72aに向かって戻る折り返し部を有しない。
アジテータ72は、平坦な1枚の弾性的な素材、例えばプラスチックフィルムやポリエステルフィルムを折り曲げることで作られる。これにより、アジテータ72が搬送スクリュー70に繰り返し接触しても搬送スクリュー70が損傷することはない。また、本実施形態では1つの掻解部72zを備えた1つのアジテータが設けられているが、2つ以上のアジテータが、搬送スクリュー70の長手方向と交差方向に並列に設けられてもよい。
図4に示すように、搬送スクリュー70の羽根と羽根の間隔である1ピッチ幅P内には、アジテータ72の第1接触部72c及び第2接触部72gが位置し、これら2点が回転する搬送スクリュー70の羽根73と接触する。搬送スクリュー70が1ピッチだけ回転する際のアジテータ72の振動回数は、搬送スクリュー70の1ピッチ幅P内に存在するアジテータ72の接触部の数に一致する。
本実施形態では、アジテータ72の接触部が搬送スクリュー70の1ピッチ内に2箇所あるため、搬送スクリュー70の1ピッチの回転の間にアジテータ72は上下に2回振動する。しかしながら、アジテータ72に第3接触部を形成することで、搬送スクリュー70の1ピッチの回転の間のアジテータ72の振動数を3回とすることもできる。同様にして、アジテータ72に4箇所以上の接触部を形成することで、搬送スクリュー70の1ピッチの回転の間のアジテータ72の振動数を4回以上に設定してもよい。
アジテータ72の上下振動の幅を大きくするために、第1接触部72c及び第2接触部72gは搬送スクリュー70の軸79にできるだけ近づけると好ましい。一方で、アジテータ72の上下振動は、第1接触部72c及び第2接触部72gと軸79との接触ではなく、第1接触部72c及び第2接触部72gと羽根73との接触により生じるため、搬送スクリュー70の回転負荷を軽減するために、第1接触部72c及び第2接触部72gは軸79に接触しないことが好ましい。
また図4に示すように、アジテータ72は、搬送スクリュー70の長手方向と平行に延在し、搬送スクリュー70に接触して上下に振動する。これにより、搬送スクリュー70のピッチPや廃トナー搬送ユニット間の接合部75の開口部のスクリュー長手方向長さの制限を受けずに、アジテータ72の振動回数を調整できる。
また、アジテータ72は山折部と谷折部を組み合わせた形状を有し、第1接触部72cは谷折部に形成されている。これにより、谷折部の深さを変えることでアジテータ72の振動の大きさ(振幅)を調整することができる。
次に、図3を参照して搬送スクリュー70の回転により生じるアジテータ72の上下振動について具体的に説明する。
初期状態の図3(a)においてアジテータ72は搬送スクリュー70に接触していない。搬送スクリュー70が回転すると、点線77で示される羽根73は初めに第1接触部72cと接触し、この時アジテータ72は上方へ大きく振動してその上端部72eは最上位置に達する(図3(b))。これは、アジテータ72が片持ち支持部である基部72aから前方に向かって折り返し部を有さずに延びているため、羽根73からの力が第1接触部72cと第1接触部よりも前方に位置する上端部72eとにロスなく直接的に伝わるからである。従って、アジテータ72の上下の可動範囲が大きくなり、トナーを掻き解く効果も向上される。さらに搬送スクリュー70が回転すると、点線77で示される羽根73は前進して第2部分72dと第3部分72fの間に達して搬送スクリュー70と接触しなくなるため、アジテータ72は弾性力により元の位置に戻る(図3(c))。この図3(b)から図3(c)に示すアジテータ72の動きが1回目の振動に相当し、この振動により接合部75においてトナーが掻き解される。
さらに搬送スクリュー70が回転すると、点線77で示される羽根73は前進して第2接触部72gと接触し、この時アジテータ72は上方へ再び振動して、その上端部72eは図3(a)に示す最上位置よりも下方の位置に達する(図3(d))。このとき、アジテータ72の片持ち支持部である基部72aから第2接触部72gまでのスクリュー長手方向の距離は、基部72aから第1接触部72cまでのスクリュー長手方向の距離より大きいため、羽根73から第2接触部72gに伝わる力は第1接触部72cによって制限されず、力のロスが抑制される。よって、簡単な構成を有するアジテータ72により接合部におけるトナー詰まりを効果的に防止できる。さらに搬送スクリュー70が回転すると、第2接触部72gと接触していた羽根73が前進して、搬送スクリュー70に接触しなくなり、アジテータ72は弾性力により初期状態に戻る(図3(a))。この図3(d)から図3(a)に示すアジテータ72の動きが2回目の振動に相当し、この振動により接合部75においてトナーが再び掻き解される。
上述した図3(a)→図3(b)→図3(c)→図3(d)→図3(a)におけるアジテータ72の2回の上下振動は、搬送スクリュー70の1ピッチの回転の間に生じるものである。このようにして搬送スクリュー70が回転している間はアジテータ72がこの上下振動を繰り返すため、接合部75におけるトナーはアジテータ72によって満遍なく掻き解され、トナーの凝集、固着、架橋が起こりやすく、トナー詰まりが発生しやすい接合部75においてもトナー詰まりを簡単な構成で効果的に防ぐことができる。
アジテータ72は設置枚数(面積)が多い(広い)とトナーの搬送経路を狭めてしまったり、振動回数が少ないとアジテータの上にトナーが溜まったりと、設置条件によっては逆にトナー詰まりの原因となる場合もある。そのため、必要最小限の枚数(面積)のアジテータ72を設置するとともに、搬送スクリューの1ピッチの回転の間にアジテータを複数回振動させることが好ましい。
ところで、図2(c)に関連して述べたように、印刷ジョブの終了後に、コントローラ90は駆動モータ80によって2次転写対向ローラ12を逆回転し、中間転写ベルト10を例えば2mm逆回転させる。このとき、印刷ジョブの終了後に中間転写ベルト10を逆回転させるための、搬送スクリュー70の歯車78の逆回転量は、搬送スクリュー70の1ピッチより小さいと好ましい。これにより、逆回転した搬送スクリュー70の羽根73がアジテータ72の第2接触部72gや第1接触部72cと接触し、アジテータ72が羽根73により押し潰されることが防がれる。
図5は、アジテータ72の振幅を示す概略部分拡大図である。
点線で示すアジテータ72’は図3(a)の初期状態に相当し、アジテータ72’の上端部72e’は、ベルトクリーニングユニット51の搬送スクリュー60の羽根61から最も遠ざかっている。実線で示すアジテータ72は図3(b)の状態に相当し、アジテータ72の上端部72eは最上位置に達していて搬送スクリュー60の羽根61に最も近づいている。このとき、上端部72e’と上端部72eの間の距離Xは例えば2.9mmであり、これがアジテータの最大振幅(上端部の最大可動量)に相当する。
一方、上端部72eと羽根61の間の距離Yは例えば2.2mmである。搬送スクリュー60から搬送スクリュー70に自由落下してくるトナーをアジテータ72の上下振動により効果的に掻き解くには、アジテータ72の上端部72eと搬送スクリュー60の羽根61の間の距離Yはなるべく小さい方が良いが、距離Yを、上端部72eと羽根61の接触が生じない距離に設定する必要がある。このためには、アジテータ72を屈曲させて山折部、谷折部を形成する際、基部72aから、第1部分72bと第2部分72dで形成される谷折部の深さを変えることでアジテータ72の振動の大きさ(振幅)を調整すればよい。
なお、図5において搬送スクリュー70が左斜め下方に傾いているのは、重力を利用してトナーを上流から下方へ搬送しやすくするためである。
図6は、アジテータの第2の実施形態を示す概略平面図である。
図示のように、このトナー掻解手段としてのアジテータ82は、搬送スクリュー70によって振動してトナーを掻き解く2つの掻解部である第1掻解部82x及び第2掻解部82yと、掻解部を片持ち支持するための平坦な支持部である基部82aとを有する。第1掻解部82x及び第2掻解部82yは、共通の基部82aから延在していて搬送スクリュー70の長手方向と交差方向に並列に設置されている。これにより、螺旋状の搬送スクリュー70によって、第1掻解部82x及び第2掻解部82yのそれぞれがずれて振動するので、より効果的にトナー詰まりを防ぐことができる。本実施形態では、アジテータ82は搬送スクリュー70の長手方向と交差方向に並列に設置された2つの掻解部を有しているが、この形態に限られず、アジテータ82は3個以上の掻解部を有してもよい。上述したように、アジテータ82は、平坦な1枚の弾性的な素材、例えばプラスチックフィルムやポリエステルフィルムを折り曲げることで作られる。
第1掻解部82x及び第2掻解部82yは、図4の実施形態における掻解部72zと同様の構成を有する。すなわち、第1掻解部82xは、基部82aから順に、基部82aから斜め下方に延びる第1部分82b、第1部分82bの下端部であって搬送スクリュー70との第1接触部82c、第1接触部82cから斜め上方に延びる第2部分82d、該第2部分82dの上端部82e、該上端部82eから斜め下方に延びる第3部分82f、及び、該第3部分82fの下端部であって搬送スクリュー70との第2接触部82gを有する。基部82aから第2接触部82gまでのスクリュー長手方向の距離は、基部82aから第1接触部82cまでのスクリュー長手方向の距離より大きい。
同様に、第2掻解部82yは、基部82aから順に、基部82aから斜め下方に延びる第1部分82h、第1部分82hの下端部であって搬送スクリュー70との第1接触部82i、第1接触部82iから斜め上方に延びる第2部分82j、該第2部分82jの上端部82k、該上端部82kから斜め下方に延びる第3部分82l、及び、該第3部分82lの下端部であって搬送スクリュー70との第2接触部82mを有する。基部82aから第2接触部82mまでのスクリュー長手方向の距離は、基部82aから第1接触部82iまでのスクリュー長手方向の距離より大きい。
また、本実施形態では、第1掻解部82x及び第2掻解部82yは同一に構成されているため、基部82aから同じスクリュー長手方向の距離に、第1接触部82c及び第1接触部82i、上端部82e及び上端部82k、第2接触部82g及び第2接触部82mをそれぞれ有する。
また、第1掻解部82x及び第2掻解部82yは、搬送スクリュー70と直交方向に共通の幅Qを有する。第1掻解部82xと第2掻解部82yと間には隙間83が形成されており、この隙間83の間隔Rは、第1掻解部82xと第2掻解部82yの幅Qに等しい。第1掻解部82xと第2掻解部82yとの間に隙間83を形成することで、アジテータ82の上方に配置されたベルトクリーニングユニット51から自由落下してくるトナーが隙間83を通過するため、接合部にトナーが滞留しにくくなる。
なお、隙間の間隔Rは、第1掻解部82xと第2掻解部82yの幅Q以上であると好ましい。
さらに、例えば第2部分82d及び第2部分82jはその中央付近に穴を有していてもよい。穴を形成することにより、上から自由落下してくるトナーは穴を通って搬送スクリュー70上に落ち、搬送スクリュー70で搬送されるため、接合部75にトナーが滞留しにくくなる。形成する穴の位置や大きさは、第1掻解部82x及び第2掻解部82yの十分な強度と弾性が維持されるように選択されればよい。
本実施形態では、開口部74は例えば縦横約10mmの矩形を有しており、第1掻解部82xと第2掻解部82yの長さNは開口部の横幅の約3/4にわたって延在している。しかしながら、これに限られず、アジテータ82を設ける必要のある位置である開口部74の横幅と、アジテータ82によるトナーの掻き解き効果とを考慮して、第1掻解部82xと第2掻解部82yの長さNをより長く又はより短く設定してもよい。
また、アジテータ82の基部82aは、搬送スクリュー70の搬送方向上流側において、廃トナー搬送ユニット71の上面71aに固定手段により固定されている。固定手段としては、例えば糊付けやねじ留めが使用できる。他方で、搬送スクリュー70の搬送方向下流側におけるアジテータ82の端部は固定されておらず、自由端である。これにより、アジテータ82と回転する搬送スクリュー70が接触したとき、アジテータ82が図6の上下方向にずれたり搬送スクリュー70に引っかかったりせずに、アジテータ82の自由端が上下にスムーズに振動する。
逆に、搬送スクリュー70の搬送方向下流側において、アジテータ82の基部82aを廃トナー搬送ユニット71の上面71aに固定手段により固定し、搬送スクリュー70の搬送方向上流側におけるアジテータ82の端部を自由端として構成してもよい。しかし、この場合、回転する搬送スクリュー70がアジテータ82の自由端を潰し、アジテータ82が上手く上下振動しない。あるいは、搬送スクリュー70がアジテータ82の自由端と噛み合って、ロックしてしまう可能性がある。したがって、搬送スクリュー70の搬送方向下流側におけるアジテータ82の端部を自由端として構成するほうが好ましい。
本実施形態では、アジテータ82の基部82aは廃トナー搬送ユニット71の上面71aに固定されているが、これに代えて、アジテータ82は接合部75においてベルトクリーニングユニット51側に設けられ、搬送スクリュー60により上下に振動されてもよい。具体的には、図2(b)を参照して、アジテータ82は、ベルトクリーニングユニット51の開口部64又は接合部75において搬送スクリュー60の長手方向と平行に、且つ、図4の状態とは上下逆さまに設置される。この際、アジテータ82の基部82aは、搬送スクリュー60の搬送方向上流側(図2(b)の右側)において、ベルトクリーニングユニット51の筐体52に固定されるのに対し、搬送スクリュー60の搬送方向下流側におけるアジテータ82の端部は固定されず、自由端として構成される。
ところで、廃トナー搬送ユニット71のさらに下流側には、廃トナー搬送ユニット71から受け渡されるトナーを搬送する別の廃トナー搬送ユニットが設けられてもよい。このとき、アジテータ82が、接合部75に加えて廃トナー搬送ユニット71と別の廃トナー搬送ユニットの接合部においても、上流側の廃トナー搬送ユニット71に設けられ、搬送スクリュー70により上下に振動されてもよい。
この場合、逆に、アジテータ82が、接合部75に加えて廃トナー搬送ユニット71と別の廃トナー搬送ユニットの接合部においても、下流側の別の廃トナー搬送ユニットに設けられ、別の廃トナー搬送ユニット内に設けられた搬送スクリューにより上下に振動されてもよい。
次に、図7及び図8を用いてアジテータと搬送スクリューの接触について説明する。図7は、図6に示したアジテータの斜視図であり、図8はアジテータと搬送スクリューの羽根の接触及び解除を示すフローチャートである。
図7の状態は、アジテータ82が搬送スクリュー70に接触していない初期状態であって、図3(a)において示した初期状態と同様である。
図7に示すように、搬送スクリュー70の羽根73は円筒形の軸79に斜めに設けられている。よって、搬送スクリュー70の回転により羽根73が矢印方向に右側から左側に前進すると、羽根73は初めに第1掻解部82xの第1接触部82cと接触し、この時アジテータ82の第1掻解部82xは上方へ大きく振動してその上端部82eは最上位置に達する(図8、S1参照)。このとき、第1掻解部82xは図3(b)に示す位置にある。
羽根73がさらに前進すると、羽根73は第1掻解部82xの第1接触部82cと接触しなくなるため、アジテータ82の第1掻解部82xは弾性力により元の位置に戻る(図8、S2参照)。このとき、第1掻解部82xは図3(c)に示す位置にある。
羽根73がさらに前進すると、羽根73は次に第2掻解部82yの第1接触部82iと接触し、この時アジテータ82の第2掻解部82yは上方へ大きく振動してその上端部82kは最上位置に達する(図8、S3参照)。このとき、第2掻解部82yは図3(b)に示す位置にある。
羽根73がさらに前進すると、羽根73は第2掻解部82yの第1接触部82iと接触しなくなるため、アジテータ82の第2掻解部82yは弾性力により元の位置に戻る(図8、S4参照)。このとき、第2掻解部82yは図3(c)に示す位置にある。
羽根73がさらに前進すると、羽根73は次に第1掻解部82xの第2接触部82gと接触し、この時アジテータ82の第1掻解部82xは上方へ再び振動してその上端部82eは最上位置よりも下方の位置に達する(図8、S5参照)。このとき、第1掻解部82xは図3(d)に示す位置にある。
羽根73がさらに前進すると、羽根73は第1掻解部82xの第2接触部82gと接触しなくなるため、第1掻解部82xは弾性力により初期状態に戻る(図8、S6参照)。このとき、第1掻解部82xは図3(a)に示す位置にある。
羽根73がさらに前進すると、羽根73は次に第2掻解部82yの第2接触部82mと接触し、この時アジテータ82の第2掻解部82yは上方へ再び振動してその上端部82kは最上位置よりも下方の位置に達する(図8、S7参照)。このとき、第2掻解部82yは図3(d)に示す位置にある。
羽根73がさらに前進すると、羽根73は第2掻解部82yの第2接触部82mと接触しなくなるため、第2掻解部82yは弾性力により初期状態に戻る(図8、S8参照)。このとき、第2掻解部82yは図3(a)に示す位置にある。
以上のように、図8の初期状態から、搬送スクリュー70の1ピッチの回転終了までに、ステップS1からS8を繰り返す。
要約すると、アジテータ82は、搬送スクリュー70の長手方向と交差方向に並列に設置された2つの第1掻解部82x及び第2掻解部82yを有するため、螺旋状の羽根73は第1掻解部82x及び第2掻解部82yに別々のタイミングで接触する。具体的には、羽根73は順次、第1接触部82c、第1接触部82i、第2接触部82g、第2接触部82mに接触する。従って、第1掻解部82x及び第2掻解部82yは同時に上下振動せずに、別々のタイミングで上下振動を繰り返す。第1掻解部82x及び第2掻解部82yの動きのタイミングをずらすことで、接合部においてトナーを掻き解く効果が増大され、より効果的にトナーの滞留を防止することができる。
しかしながら、図7に示す構成に限られず、斜めに配置された羽根73に対して第1掻解部82x及び第2掻解部82yが同時に接触し、これらが同時に上下振動するように構成してもよい。このためには、羽根73が第1掻解部82xの第1接触部82cに接触した時に第2掻解部82yの第1接触部82iも羽根73に接触するように、第2掻解部82yの第1接触部82iを、羽根73の斜めの傾きに一致するように第1掻解部82xの第1接触部82cよりも右側に形成すればよい。第1掻解部82xの第2接触部82gと第2掻解部82yの第2接触部82mの位置関係についても同様である。
なお、上述の実施形態ではトナー掻解手段を接合部(流入部)75に設けた例を説明したが開口部(排出部)85に設けても良いし、両方に設けても良い。開口部(排出部)85にトナー掻解手段を設けることで、搬送スクリュー70とダクト81とのトナーの受け渡し部分にトナーが滞留することを防止でき、トナーを廃トナー容器86へ円滑に搬送することができる。
また、上述の実施形態では廃トナーを搬送する搬送スクリューについて説明し、その流入部又は排出部にトナー掻解手段を設けた例を説明したが、現像手段の中あるいはその上流の位置にトナーを搬送する搬送スクリューを設けるとともに、その流入部又は排出部にトナー掻解手段を設けてもよい。この場合も、搬送スクリューに接する流入部又は排出部でトナーが滞留することを防止できる。
70 搬送スクリュー
72,82 アジテータ(トナー掻解手段)
72a,82a 基部(支持部)
72c,82c,82i 第1接触部
72g,82g,82m 第2接触部
72z 掻解部
75 接合部(流入部)
82x 第1掻解部(掻解部)
82y 第2掻解部(掻解部)
85 開口部(排出部)
特開2008−268574号公報

Claims (9)

  1. 流入部から入るトナーを排出部へ向けて搬送する搬送スクリューと、
    前記流入部又は前記排出部に設けられたトナー掻解手段とを有し、
    前記トナー掻解手段は、前記搬送スクリューによって振動してトナーを掻き解く掻解部と、前記掻解部を片持ち支持する支持部とを有し、
    前記掻解部は、前記支持部から順に、前記搬送スクリューに接触する第1接触部及び第2接触部を少なくとも有し、
    前記支持部から前記第2接触部までの前記搬送スクリューの長手方向の距離は、前記支持部から前記第1接触部までの前記搬送スクリューの長手方向の距離より大きいトナー搬送装置において、
    前記トナー掻解手段は、平板状の弾性素材で形成され、山折部と谷折部を組み合わせた形状を有し、前記第1接触部は当該谷折部に形成され、前記第2接触部は前記支持部と反対側の前記掻解部の先端に形成されていることを特徴とするトナー搬送装置。
  2. 前記搬送スクリューの1ピッチの間に、前記トナー掻解手段の前記第1接触部及び前記第2接触部が位置する、ことを特徴とする請求項1に記載のトナー搬送装置。
  3. 前記トナー掻解手段の前記支持部は、前記搬送スクリューの搬送方向上流側において固定され、前記搬送スクリューの搬送方向下流側における前記トナー掻解手段の端部は自由端である、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のトナー搬送装置。
  4. 前記トナー掻解手段は、前記搬送スクリューの長手方向と平行に延在し、前記搬送スクリューに接触して上下に振動するアジテータである、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のトナー搬送装置。
  5. 前記掻解部は、前記搬送スクリューの長手方向と交差方向に並列に設置された複数の掻解部を有する、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のトナー搬送装置。
  6. 前記複数の掻解部の間には隙間が形成されており、当該隙間の間隔は、前記複数の掻解部の幅と等しいか又はそれより大きい、ことを特徴とする請求項5に記載のトナー搬送装置。
  7. トナー像を担持する像担持体の幅方向に延在し、一方の端部に開口部が形成されているベルトクリーニングユニットと、
    前記像担持体の走行方向に延在し、一方の端部に開口部が形成されている廃トナー搬送ユニットと、を備え、
    前記ベルトクリーニングユニットの前記開口部と前記廃トナー搬送ユニットの前記開口部が重なる部分が接合部となり、前記流入部を構成し、
    前記トナー掻解手段は、前記流入部において前記ベルトクリーニングユニット側に設けられ、該ベルトクリーニングユニットに設けられた搬送スクリューにより上下に振動される、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のトナー搬送装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のトナー搬送装置を備えた画像形成装置。
  9. 印刷ジョブの終了後にトナー像を担持する像担持体を逆回転させるための、前記搬送スクリューの歯車の逆回転量は、前記搬送スクリューの1ピッチより小さい、ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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