JP6911500B2 - ポリウレタン樹脂製造用触媒組成物、及びそれを用いたポリウレタン樹脂の製造方法 - Google Patents
ポリウレタン樹脂製造用触媒組成物、及びそれを用いたポリウレタン樹脂の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6911500B2 JP6911500B2 JP2017092392A JP2017092392A JP6911500B2 JP 6911500 B2 JP6911500 B2 JP 6911500B2 JP 2017092392 A JP2017092392 A JP 2017092392A JP 2017092392 A JP2017092392 A JP 2017092392A JP 6911500 B2 JP6911500 B2 JP 6911500B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyurethane resin
- acid
- producing
- catalyst composition
- group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 0 *C(CN1C(*)(*)C2(*)*)N2C(*)(*)C1(*)I Chemical compound *C(CN1C(*)(*)C2(*)*)N2C(*)(*)C1(*)I 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
Description
で表される3級アミン化合物、及び下記一般式(2)
で示されるアミン化合物からなる群より選ばれる1種又は二種以上の化合物であることを特徴とする上記[1]に記載の触媒組成物。
N,N’−ジメチルエチレンジアミン、N,N’−ジメチルプロピレンジアミン、N,N’−ジメチルヘキサメチレンジアミン、トリメチルエチレンジアミン、トリメチルプロピレンジアミン、トリメチルテトラメチレンジアミン、トリメチルペンタメチレンジアミン、トリメチルヘキサメチレンジアミン、トリメチルヘプタメチレンジアミン、トリメチルオクタメチレンジアミン、トリメチルノナメチレンジアミン、トリメチルデカメチレンジアミン、テトラメチルジエチレントリアミン、ペンタメチルトリエチレンテトラミン、ヘキサメチルテトラエチレンペンタミン、ヘプタメチルペンタエチレンヘキサミン、ビス(N,N−ジメチルアミノプロピル)アミン、N−メチルピペラジン等の2級アミン化合物類、
N,N−ジメチルアミノエタノール、N,N−ジメチルアミノイソプロパノール、N,N−ジメチルアミノエトキシエタノール、N,N−ジメチルアミノエトキシイソプロパノール、N,N,N’−トリメチルアミノエチルエタノールアミン、N,N−ジメチルアミノエチル−N’−メチルアミノエチル−N”−メチルアミノエタノール、N,N−ジメチルアミノエチル−N’−メチルアミノエチル−N”−メチルアミノイソプロパノール、N,N−ジメチルアミノエトキシエトキシエタノール、N,N−ジメチルアミノエトキシエトキシイソプロパノール、N,N−ジメチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、N,N−ジメチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)プロパンジアミン、N,N−ジメチル−N’,N’−ビス(2−ヒドロキシプロピル)−1,3−プロパンジアミン、N,N,N’−トリメチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)ビス(2−アミノエチル)エーテル、N,N,N’−トリメチル−N’−(2−ヒドロキシイソプロピル)ビス(2−アミノエチル)エーテル、N,N−ビス(3−ジメチルアミノプロピル)−N−イソプロパノールアミン、N,N−ジメチルアミノヘキサノール、5−ジメチルアミノ−3−メチル−1−ペンタノール、N,N,N’−トリメチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)プロピレンジアミン、N,N,N’−トリメチル−N’−(2−ヒドロキシプロピル)プロピレンジアミン等のアルカノールアミン類等が例示される。
以下のポリウレタン原料を用い、軟質ポリウレタンフォームを製造した。
ポリオールとして、官能基数=2、水酸基価=28.0のポリエーテル系ポリオール(以下「ポリオールA」と称する)を100、及び官能基数=4、水酸基価=29.0のポリエーテル系ポリオール(以下「ポリオールB」と称する)を使用した。
上記したポリオール、整泡剤、発泡剤、アミン触媒(A)、及び有機酸(B)からなるポリウレタンプレミックス約190gを500ccのポリカップで調合した後、別容器に準備した上記ポリイソシアネート約120gを流し入れた。その後直ちに回転数6000rpmの撹拌羽で6秒間これらを混合した後、混合液を60℃に温度調節した5L金型(25×25×8cm)に流し入れ、密閉し、その7分後に脱型した。25度、湿度50%の条件にて、作製したフォームを1週間養生した後、以下に示す方法でVOCへの影響を評価した。
養生したフォームの中心部を10×10×8cmに裁断した。面積約4cm2、厚み約2mmのポリカーボネート樹脂(パルテック社製)を、作製したフォームと一緒に1Lの硝子容器に入れ、密閉した。密閉した容器を95℃に加熱して3日間養生したのち、ポリカーボネート樹脂を容器から取り出し、その外観及び樹脂の分解度を評価し、ウレタンフォームから発生するVOCの影響を比較した。樹脂の分解度の評価は、加熱試験後の試験片を2−プロパノール6gに浸漬し、溶出したビスフェノールA(BPA)をHPLCで定量することにより行った。
有機酸を使用しないこと以外は、実施例1と同様の方法でポリウレタン樹脂を製造しポリカーボネート樹脂の汚染性を評価した。
アミン化合物に対して有機酸を30モル%添加したこと以外は、実施例1と同様の方法でポリウレタン樹脂を製造し、ポリカーボネート樹脂の汚染性を評価した。
比較例3.
実施例1における触媒Aの代わりに、トリエチレンジアミン(触媒Cと表記)を主触媒として使用したこと以外は、実施例1と同様の方法でポリウレタン樹脂を製造しポリカーボネート樹脂の汚染性を評価した。
実施例1における触媒Aの代わりに、N,N−bis(3−ジメチルアミノプロピル)‐N−イソプソパノールアミン(CAS No:67151−63−7、触媒Dと表記)を主触媒として使用したこと以外は、実施例1と同様の方法でポリウレタン樹脂を製造し、ポリカーボネート樹脂の汚染性を評価した。
以下のポリウレタン原料を用い、軟質ポリウレタンフォームを製造した。
[ポリウレタン原料]
ポリオールとして、官能基数=3、水酸基価=56.0のプロピレントリオール(以下「ポリオールC」と称する)を使用した。
上記したポリオールC、整泡剤、発泡剤、アミン触媒(A)、及び有機酸(B)からなるポリウレタンプレミックス約258gを500ccのポリカップで調合した後、別容器に準備した上記ポリイソシアネート約147gを流し入れた。その後直ちに回転数3500rpmの撹拌羽で10秒間これらを混合した後、混合液を40℃に温度調節した15.6L金型(25×25×25cm)に流し入れ、その10分後に脱型した。25度、湿度50%の条件にて、作製したフォームを1週間養生した後、以下に示す方法で圧縮歪及び通気性を評価した。
上記作製したフォームの中心部から5×5×2.5cm寸法の試験片を4個カットし、試験前の厚みを測定する。試験はJIS K6401−1980に準じて、圧縮冶具を用い試験片を50%圧縮、70℃×22hrsの条件下に置き促進劣化処理を行う。処理後圧縮を解放し、23℃×30分の状態調整後、試験片の厚みを測定し、圧縮歪(ドライセット:Dry−CS)[=(試験前の厚み−試験後の厚み)/試験前の厚み×100]を求めた。
上記作製したフォームの中心部から5×5×1cm寸法の試験片を4個カットする。試験はJIS K6400−7に準じて、通気性試験装置を用い、マノメータの圧力差が125±1Paとなるように風量を調節した後、試験片を垂直に透過する空気量を測定して通気性を求める。
有機酸を使用しないこと以外は、実施例11と同様の方法でポリウレタン樹脂を製造し機械物性を評価した。
Claims (7)
- 上記一般式(1)で示される3級アミン化合物と、上記N,N,N’−トリメチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)ビス(2−アミノエチル)エーテルとの混合比率が、[一般式(1)で示される3級アミン化合物]/[N,N,N’−トリメチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)ビス(2−アミノエチル)エーテル]=1/99〜99/1(重量比)であることを特徴とする請求項1に記載のポリウレタン樹脂製造用の触媒組成物。
- 上記有機酸(B)が、酢酸、シュウ酸、及びトリメリット酸から選ばれる少なくとも1種の有機酸であることを特徴とする請求項1に記載の触媒組成物。
- 上記有機酸(B)に由来するカルボキシル基の総モル数が、アミン触媒(A)の総モル数に対して1〜15%の範囲であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の触媒組成物。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載の触媒組成物の存在下、ポリオールとポリイソシアネートとを反応させることを特徴とするポリウレタン樹脂の製造方法。
- 前記の触媒組成物の使用量が、ポリオール100重量部に対して0.1〜20重量部の範囲であることを特徴とする請求項5に記載のポリウレタン樹脂の製造方法。
- 請求項5に記載のポリウレタン樹脂の製造方法であって、触媒組成物と発泡剤の存在下、ポリオールとポリイソシアネートとを反応させることを特徴とするポリウレタン樹脂の製造方法であって、前記の発泡剤が水であり、前記ポリウレタン樹脂が軟質ポリウレタン樹脂であることを特徴とする製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016098770 | 2016-05-17 | ||
JP2016098770 | 2016-05-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017206686A JP2017206686A (ja) | 2017-11-24 |
JP6911500B2 true JP6911500B2 (ja) | 2021-07-28 |
Family
ID=60414879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017092392A Active JP6911500B2 (ja) | 2016-05-17 | 2017-05-08 | ポリウレタン樹脂製造用触媒組成物、及びそれを用いたポリウレタン樹脂の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6911500B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7167502B2 (ja) * | 2018-06-27 | 2022-11-09 | 東ソー株式会社 | 硬化性に優れるポリウレタンフォーム製造用のアミン触媒、及びそれを用いたポリウレタンフォームの製造法 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5489618A (en) * | 1993-11-29 | 1996-02-06 | Osi Specialties, Inc. | Process for preparing polyurethane foam |
JP5560543B2 (ja) * | 2008-08-07 | 2014-07-30 | 東ソー株式会社 | ポリウレタン樹脂製造用のアミン触媒組成物及びそれを用いたポリウレタン樹脂の製造方法 |
EP2295438B1 (en) * | 2008-05-30 | 2015-03-18 | Tosoh Corporation | Process for producing hydroxyalkyltriethylenediamine compound, and catalyst composition for the production of polyurethane resin using the hydroxyalkyltriethylenediamine compound |
JP5365482B2 (ja) * | 2009-11-26 | 2013-12-11 | 東ソー株式会社 | ポリウレタン樹脂製造用のアミン触媒組成物及びそれを用いたポリウレタン樹脂の製造方法 |
TW201418304A (zh) * | 2012-06-29 | 2014-05-16 | Tosoh Corp | 聚氨酯樹脂製造用觸媒組成物及使用其之聚氨酯樹脂之製造方法 |
WO2014030654A1 (ja) * | 2012-08-21 | 2014-02-27 | 東ソー株式会社 | ポリウレタンフォーム製造用の原料配合組成物及びポリウレタンフォーム又はイソシアヌレート変性ポリウレタンフォームの製造方法 |
JP2015224325A (ja) * | 2014-05-29 | 2015-12-14 | 東ソー株式会社 | ポリウレタン樹脂製造用触媒組成物、及びそれを用いたポリウレタン樹脂の製造方法 |
JP2016037550A (ja) * | 2014-08-07 | 2016-03-22 | 東ソー株式会社 | ポリウレタン樹脂製造用触媒組成物、及びそれを用いたポリウレタン樹脂の製造方法 |
EP3078696A1 (de) * | 2015-04-08 | 2016-10-12 | Evonik Degussa GmbH | Herstellung emissionsarmer polyurethane |
-
2017
- 2017-05-08 JP JP2017092392A patent/JP6911500B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017206686A (ja) | 2017-11-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2726202C (en) | Process for producing hydroxyalkyltriethylenediamine, and catalyst composition for the production of polyurethane resin using it | |
EP1534766B2 (en) | Process for preparing polyurethane foam | |
JP5560553B2 (ja) | ポリウレタン樹脂製造用のアミン触媒組成物及びそれを用いたポリウレタン樹脂の製造方法 | |
JP5560543B2 (ja) | ポリウレタン樹脂製造用のアミン触媒組成物及びそれを用いたポリウレタン樹脂の製造方法 | |
JP2010007072A (ja) | ポリウレタンフォームの放出を低減させるための方法 | |
EP1312630A1 (en) | Process for the production of flexible polyurethane foams | |
JP2017171728A (ja) | ポリウレタン樹脂製造用触媒組成物、及びそれを用いたポリウレタン樹脂の製造方法 | |
JP2008056849A (ja) | ポリウレタン樹脂製造用触媒組成物及びポリウレタン樹脂の製造方法 | |
EP2868679B1 (en) | Catalyst composition for producing polyurethane resin, and method for producing polyurethane resin using said catalyst composition | |
EP2116559A1 (en) | Catalyst composition for production of flexible polyurethane foam | |
EP1092737B1 (en) | Catalyst composition for the production of a polyurethane resin, and method for producing a polyurethane resin | |
JP6911500B2 (ja) | ポリウレタン樹脂製造用触媒組成物、及びそれを用いたポリウレタン樹脂の製造方法 | |
JP2015224325A (ja) | ポリウレタン樹脂製造用触媒組成物、及びそれを用いたポリウレタン樹脂の製造方法 | |
JP2007023115A (ja) | 軟質ポリウレタンフォーム製造用の触媒組成物 | |
JP4945904B2 (ja) | 硬質ポリウレタンフォームの製造方法 | |
JP5076405B2 (ja) | ポリウレタン樹脂製造用触媒及びそれを用いたポリウレタン樹脂の製造方法 | |
JP4457644B2 (ja) | ポリウレタン樹脂製造用のアミン触媒組成物 | |
JP6891467B2 (ja) | ポリウレタンフォーム製造用触媒組成物、及びそれを用いた軟質ポリウレタンフォームの製造方法 | |
JP5375542B2 (ja) | ポリウレタン製造用触媒及びポリウレタン製造方法 | |
JP3572421B2 (ja) | 軟質ポリウレタンフォームの製造法 | |
CN113943413A (zh) | 用于具有改善的压缩和老化性能的冷固化软质块状泡沫的无氮和低氮交联添加剂 | |
JP2016037550A (ja) | ポリウレタン樹脂製造用触媒組成物、及びそれを用いたポリウレタン樹脂の製造方法 | |
JP2003105052A (ja) | ポリウレタン樹脂製造用のアミン触媒組成物及びそれを用いたポリウレタン樹脂の製造法 | |
JP2020172612A (ja) | 硬化性に優れるポリウレタンフォーム製造用のアミン触媒組成物及びそれを用いたポリウレタンフォームの製造方法 | |
JP4186652B2 (ja) | ポリウレタン樹脂製造用の触媒組成物及びポリウレタン樹脂の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200416 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201225 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210202 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210329 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210608 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210621 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6911500 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |