JP4457644B2 - ポリウレタン樹脂製造用のアミン触媒組成物 - Google Patents

ポリウレタン樹脂製造用のアミン触媒組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP4457644B2
JP4457644B2 JP2003385012A JP2003385012A JP4457644B2 JP 4457644 B2 JP4457644 B2 JP 4457644B2 JP 2003385012 A JP2003385012 A JP 2003385012A JP 2003385012 A JP2003385012 A JP 2003385012A JP 4457644 B2 JP4457644 B2 JP 4457644B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tertiary amine
bis
complex metal
amine compound
producing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003385012A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005146109A (ja
Inventor
豊 玉野
浩幸 吉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tosoh Corp filed Critical Tosoh Corp
Priority to JP2003385012A priority Critical patent/JP4457644B2/ja
Publication of JP2005146109A publication Critical patent/JP2005146109A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4457644B2 publication Critical patent/JP4457644B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Description

本発明は、軟質、硬質、半硬質、エラストマー等のポリウレタン樹脂製造用の触媒組成物に関する。更に詳しくは、揮発性有機化合物(VOC)の内アルデヒド類の含有量が低減化されたポリウレタン樹脂製造用のアミン触媒組成物、その製造方法及びそれを用いたポリウレタン樹脂の製造方法に関するものである。
ポリウレタン樹脂はポリオールとポリイソシアネートとを触媒及び必要に応じて発泡剤、界面活性剤、架橋剤等の存在下に反応させて製造される。特に、発泡剤を用いて製造されるポリウレタン製品は、家具類、自動車のシート等の内装品、電機冷蔵庫や住宅の断熱材等の用途に多用されている。従来このポリウレタン樹脂の製造に数多くの金属系化合物や第3級アミン化合物を触媒として用いることが知られている(ポリウレタンの製造及び触媒について、例えば、非特許文献1参照)。これら触媒は単独又は併用することにより工業的にも多用されている。
これら触媒のうち、とりわけ第3級アミン化合物は生産性、成形性に優れることよりポリウレタン樹脂製造用のアミン系触媒として広く用いられている。例えば、従来公知のトリエチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサンジアミン、ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテル、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチルジエチレントリアミン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、N−エチルモルフォリン、N,N−ジメチルベンジルアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7等の化合物である。金属系触媒は、ほとんどの場合アミン系触媒と併用されることが多く単独での使用は少ない。
近年、揮発性有機化合物(VOC)による室内空気の汚染を原因とする、いわゆるシックハウス症候群や化学物質過敏症等健康に関する問題が指摘され始めている。これを受け、厚生労働省はシックハウス症候群を引き起こす可能性のある13物質について許容濃度を設定し規制に乗り出した。
これら13物質の内、ホルムアルデヒドに代表されるアルデヒド類は早くからVOC規制の強化対象物質となっている。住宅用建材等からホルムアルデヒドが発散するとされる問題については、平成15年7月1日より改正建築基準法にてホルムアルデヒドの規制が強化されるに至っている。また、自動車においても車内空間からのVOC削減化が強く要求され始め、自動車シートをはじめとする内装品からのVOC削減化が急務となって来ている。従来、自動車内装品に用いられるポリウレタンフォーム製品には、ポリオール、ポリイソシアネート及びアミン触媒等が用いられて製造されることから、これら原料にも当然VOC規制対象物質の低減化が強く要求されて来ている。
従来アミン触媒として用いられる第3級アミン化合物には、少なからずホルムアルデヒド及びアセトアルデヒドが含まれている。特に、アルコール類やホルムアルデヒドを原料として用いる第3級アミン化合物の製造法においては、アルコール類の酸化物や過剰量のホルムアルデヒドが製品中に混入することが懸念される(第3級アミン化合物の製造法について、例えば、特許文献1参照)。このような製造法において、反応後、水酸化ナトリウム処理をおこない残存したホルムアルデヒドを減少させる方法が提案されているが、未だ目的を達するに至っていない(第3級アミン化合物の製造法について、例えば、特許文献2参照)。
また、ホルムアルデヒドを捕捉する化合物として、1,2級アミン類(例えば、エチレンジアミン、ジメチルアミン、ピペラジン等)、及びヒドラジド類(例えば、アジピン酸ジヒドラジド等)を用いる方法が提案されている(ホルムアルデヒドの捕捉方法について、例えば、特許文献3、特許文献4参照)。しかしながら、これらホルムアルデヒドを捕捉しうる化合物を用いてもそのアルデヒド類低減効果は十分でなく、更なるアルデヒド類の低減化が要求されている。
特開昭60−130551号公報
特開昭59−199655号公報 特開2000−169757号公報 特開2001−187402号公報 岩田敬治編、「ポリウレタン樹脂ハンドブック」、日刊工業新聞社発行、1987年
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ポリウレタン樹脂製品である家具類や自動車のシート等のクッション材や住宅の断熱材等のアルデヒド類を削減化することを目的とするポリウレタン樹脂製造に用いられるアミン触媒組成物、その製造方法及びそれを用いたポリウレタン樹脂の製造方法を提供することである。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた。その結果、ポリウレタン樹脂製造の際に用いられる第3級アミン化合物と錯金属水素化物と溶剤を混合し溶液化すると、アルデヒド類の量が低減化された触媒組成物となることを見出し本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
1.第3級アミン化合物、錯金属水素化物及び溶剤を含有してなるポリウレタン樹脂製造用の触媒組成物、
2.第3級アミン化合物と錯金属水素化物を溶剤に溶解させてなるポリウレタン樹脂製造用の触媒組成物、
3.第3級アミン化合物と錯金属水素化物を溶剤に溶解させることを特徴とする上記ポリウレタン樹脂製造用の触媒組成物の製造方法、
4.ポリオールとポリイソシアネートとを、上記の触媒組成物の存在下で反応させることを特徴とするポリウレタン樹脂の製造方法、
5.ポリオールとポリイソシアネートとを、上記の触媒組成物の存在下、発泡剤として、水、液化炭酸ガス及び低沸点有機化合物からなる群より選ばれた1種又は2種以上を用いて反応させることを特徴とするポリウレタンフォームの製造方法、並びに
6.第3級アミン化合物及び錯金属水酸化物をポリオールに添加し溶解させたポリオールプレミックスと、ポリイソシアネートとを反応させることを特徴とするポリウレタン樹脂の製造方法、である。
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
本発明のポリウレタン樹脂製造用の触媒組成物は、第3級アミン化合物、錯金属水素化物及び溶剤を含有する触媒組成物であり、第3級アミン化合物と錯金属水素化物を溶剤に溶解させてなる触媒組成物である。
本発明において、第3級アミン化合物は、分子内に少なくとも第3級アミノ基を1個以上有する構造のものから選択されればよく、特に限定するものではないが、従来公知のポリウレタン樹脂製造用のアミン系触媒、例えば、トリエチレンジアミン、N,N’−ジメチルピペラジン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテル、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルプロピレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサンジアミン、1−(2‘−ジメチルアミノエチル)−4−メチルピペラジン、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチルジエチレントリアミン、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチル−(3−アミノプロピル)エチレンジアミン、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチルジプロピレントリアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルグアニジン、1,3,5−トリス(N,N−ジメチルアミノプロピル)ヘキサヒドロ−S−トリアジン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7、1−メチルイミダゾール、1,2−ジメチルイミダゾール、1−イソブチル−2−メチルイミダゾール、1−ジメチルアミノプロピルイミダゾール、1−(2‘−ヒドロキシプロピル)−2−メチルイミダゾール、N−メチルジシクロヘキシルアミン、N,N−ジメチルベンジルアミン、N,N−ジメチルオクチルアミン、N,N−ジメチルデシルアミン、N,N−ジメチルドデシルアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、N,N−ジメチルイソプロパノールアミン、N,N−ジメチルヘキサノールアミン、N,N−ジメチルアミノエトキシエタノール、N,N,N’−トリメチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、N,N,N’−トリメチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)プロパンジアミン、N−(2−ヒドロキシプロピル)−N,N’,N”,N”−テトラメチルジエチレントリアミン、N,N−ジメチルアミノプロピルアミン、ビス(ジメチルアミノプロピル)アミン、N,N−ジメチル−N‘,N’−ビス(イソプロパノール)プロパンジアミン、ビス(ジメチルアミノプロピル)イソプロパノールアミン、N,N,N’−トリメチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)ビス(2−アミノエチル)エーテル、3−キヌクリジノール等が好ましく、更に好ましくは、これらの内、アルコール類やホルムアルデヒドを原料に用いて製造された第3級アミン化合物である。
本発明において錯金属水素化物としては、特に限定するものではないが、例えば、ナトリウムボロハイドライド(NaBH)、カリウムボロハイドライド(KBH)、リチウムボロハイドライド(LiBH)、亜鉛ボロハイドライド(Zn(BH)、シアノ化ナトリウムボロハイドライド(NaBHCN)、ナトリウムボロハイドライドトリメトキシド(NaBH(OCH)、リチウムアルミニウムハイドライド(LiAlH)等が挙げられ、さらにはリチウムアルミニウムハイドライドの水素原子の一部を置換したトリs−ブチル体、トリメトキシド体及びトリt−ブトキシド体が例示できるが、これらの内、ナトリウムボロハイドライド、カリウムボロハイドライド、リチウムボロハイドライド及びリチウムアルミニウムハイドライドが好ましく、更に好ましくは汎用的に用いることが可能なナトリウムボロハイドライドである。
本発明において溶剤としては、錯金属水素化物及び第3級アミン化合物を溶解しうる溶剤であればよく、特に限定するものではないが、ポリウレタン樹脂製造用として用いることから、アルコール類又は水が好ましい。アルコール類としては、樹脂物性維持のためグリコール以上の多官能性アルコールが好適であり、エチレングリコール、ジエチレングリコール及びポリエチレングリコール類、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール及びポリプロピレングリコール類、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、さらにはポリウレタン樹脂製造用として用いられるポリエーテルポリオール類が選択される。ポリエーテルポリオール類としては、例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、シュークロース、ソルビトール、マンニトール等の多価アルコール類、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、アミノエチルピペラジン等のアミン類、エタノールアミン、ジエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン類等の少なくとも2個以上の活性水素基を有する化合物を出発原料としてこれにエチレンオキシドやプロピレンオキシドに代表されるアルキレンオキサイドの付加重合反応により得られる分子量が100〜10000のものが選択される。これらの内、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール及び水が更に好ましく使用される。
本発明の触媒組成物において、錯金属水素化物の量は、第3級アミン化合物100重量部に対して0.01〜100重量部の範囲が好ましく、コスト的には0.01〜50重量部の範囲が更に好ましい。また、溶剤の量は、第3級アミン化合物100重量部に対して通常1〜200重量部の範囲であり、更に好ましくは1〜100重量部の範囲である。1重量部以下の場合には錯金属水素化物が溶解せずに沈殿するおそれがあり、その場合、溶液中に存在するアルデヒド類の水素化反応が十分に進まなくなるため、結果的にアルデヒド残存量が多くなってしまうおそれがある。また、200重量部以上の場合には触媒組成物中の第3級アミン化合物濃度が低くなるため、ポリウレタン樹脂製造時にはその使用量が多くなってしまい結果的に樹脂物性の低下を招くおそれがある。
本発明の触媒組成物を用いたポリウレタン樹脂の製造方法は、ポリオールとポリイソシアネートとを、触媒組成物及び必要に応じて発泡剤、界面活性剤、架橋剤等の存在下で反応させポリウレタン樹脂製品を得る方法である。製品としては、軟質ポリウレタンフォーム、半硬質ポリウレタンフォーム、硬質ポリウレタンフォーム及びエラストマー等が挙げられる。これらの内、本発明の触媒組成物は、軟質及び半硬質ポリウレタンフォーム、並びに硬質ポリウレタンフォームに特に好ましく適用される。
本発明のポリウレタン樹脂の製造方法に使用されるポリオールとしては、従来公知のポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリマーポリオール、さらには含リンポリオールやハロゲン含有ポリオール等の難燃ポリオール等が使用できる。これらのポリオールは単独で使用することもできるし、適宜混合して併用することもできる。
本発明において、ポリエーテルポリオールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、シュークロース、ソルビトール、マンニトール等の多価アルコール類、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、アミノエチルピペラジン等のアミン類、エタノールアミン、ジエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン類等の少なくとも2個以上の活性水素基を有する化合物を出発原料としてこれにエチレンオキシドやプロピレンオキシドに代表されるアルキレンオキサイドの付加反応により、例えば、Gunter Oertel著、「Polyurethane Handbook」、(ドイツ)、1985年版、Hanser Publishers社、第42〜53頁に記載の方法により製造することができる。
ポリエステルポリオールとしては、二塩基酸とグリコールの反応から得られるもの、さらに岩田敬治著、「ポリウレタン樹脂ハンドブック」、1987年初版、日刊工業新聞社、117頁に記載されているようなナイロン製造時の廃物、トリメチロールプロパン、ペンタエリストールの廃物、フタル酸系ポリエステルの廃物、廃品を処理し誘導したポリエステルポリオール等が挙げられる。
ポリマーポリオールとしては、例えば、前記ポリエーテルポリオールとエチレン性不飽和単量体例えばブタジエン、アクリロニトリル、スチレン等をラジカル重合触媒の存在下に反応させた、重合体ポリオールが挙げられる。
難燃ポリオールとしては、例えば、リン酸化合物にアルキレンオキシドを付加して得られる含リンポリオール、エピクロルヒドリンやトリクロロブチレンオキシドを開環重合して得られる含ハロゲンポリオール、フェノールポリオール等が挙げられる。
これらポリオールの分子量(Mw)は62〜15000のものが使用できる。軟質及び半硬質のポリウレタンフォームには、分子量(Mw)1000〜15000のものが使用されるが、好ましくは分子量(Mw)2000〜15000のポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール及びポリマーポリオールである。硬質ポリウレタンフォームには、分子量(Mw)62〜3000のものが使用されるが、好ましくは分子量(Mw)100〜1000のポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール及びポリマーポリオールである。
本発明に使用されるポリイソシアネートは、公知のものであればよく、例えば、トルエンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ナフチレンジイシシアネート、キシリレンジイソシアネート等の芳香族ポリイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等の脂肪族ポリイソシアネート、ジシクロヘキシルジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート等の脂環式ポリイソシアネート及びこれらの混合体が挙げられる。TDIとその誘導体としては、2,4−トルエンジイソシアネートと2,6−トルエンジイソシアネートの混合物又はTDIの末端イソシアネートプレポリマー誘導体を挙げることができる。MDIとその誘導体としては、MDIとその重合体のポリフェニル−ポリメチレンジイソシアネートの混合体、及び/又は末端イソシアネート基をもつジフェニルメタンジイソシアネート誘導体を挙げることができる。これら有機ポリイソシアネートの内、TDIとMDIが好ましく使用される。
これらポリイソシアネートとポリオールの使用比率としては、特に限定されるものではないがイソシアネートインデックス(イソシアネート基/イソシアネート基と反応しうる活性水素基)で表すと、一般に軟質フォーム、半硬質フォームの製造では一般に60〜130の範囲であり、硬質フォーム及びウレタンエラストマーの製造においては一般に60〜400の範囲である。
本発明のポリウレタンの製造方法に使用される触媒は、前記本発明の触媒組成物であるがそれ以外にも本発明のようにアルデヒド類が削減化された他の触媒を併用して用いることができる。他の触媒としては、例えば従来公知の有機金属触媒、第4級アンモニウム塩類等を挙げることができる。
有機金属触媒としては、特に限定するものではないが、例えば、スタナスジアセテート、スタナスジオクトエート、スタナスジオレエート、スタナスジラウレート、ジブチル錫オキサイド、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジクロライド、ジオクチル錫ジラウレート、オクタン酸鉛、ナフテン酸鉛、ナフテン酸ニッケル、ナフテン酸コバルト等が挙げられる。
第4級アンモニウム塩類としては、特に限定するものではないが、例えば、従来公知の、テトラメチルアンモニウム有機酸塩、テトラアルキルアンモニウム水酸化物、2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムギ酸塩、2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウム2−エチルヘキサン酸塩等が挙げられる。
本発明のポリウレタン樹脂の製造方法に用いられる発泡剤は、水、液化炭酸ガス、又は低沸点有機化合物である。低沸点有機化合物としては、炭化水素系、ハロゲン化炭化水素系の化合物が例示される。炭化水素としては、従来公知のメタン、エタン、プロパン、ブタン、ペンタン、シクロペンタン、ヘキサン等が使用できる。また、ハロゲン化炭化水素としては、従来公知のハロゲン化メタン、ハロゲン化エタン類、フッ素化炭化水素類、例えば、塩化メチレン、HCFC−141b、HFC−245fa、HFC−356mfc等が使用できる。これら発泡剤の使用においては、水と低沸点有機化合物をそれぞれ単独使用してもよいし、併用してもよい。特に好ましい発泡剤は水又は液化炭酸ガスである。その使用量は目的とする製品の密度により変わり得るが、通常ポリオール100重量部に対して通常0.1重量部以上であり、好ましくは0.5〜10.0重量部の範囲である。
本発明のポリウレタン樹脂の製造方法において、必要であれば、界面活性剤を用いることができる。本発明において使用される界面活性剤としては、従来公知の有機シリコーン系界面活性剤が例示され、その使用量は、ポリオール100重量部に対して0.1〜10重量部である。
本発明のポリウレタン樹脂の製造方法において、必要であれば、架橋剤又は鎖延長剤を添加することができる。架橋剤又は鎖延長剤としては、低分子量の多価アルコール(例えば、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、グリセリン等)、低分子量のアミンポリオール(例えば、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等)又はポリアミン(例えば、エチレンジアミン、キシリレンジアミン、メチレンビスオルソクロルアニリン等)を例示することができる。これらの内、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンが好ましい。
それらの他、本発明のポリウレタン樹脂の製造方法においては、必要に応じて、着色剤、難燃剤、老化防止剤、連通化剤、その他公知の添加剤等も使用できる。これらの添加剤の種類、添加量は公知の形式と手順を逸脱しないならば通常使用される範囲で十分使用することができる。
本発明のポリウレタンの製造方法としては、本発明の触媒組成物に使用される第3アミン化合物と錯金属水酸化物、及び必要に応じて発泡剤、界面活性剤、架橋剤等をポリオールに添加し溶解させたポリオールプレミックスと、ポリイソシアネートとを反応させる製造形態を含む。本発明において、ポリオールプレミックスの製造は、通常各原料を常温下に混合溶解させればよく、特に加熱する必要はない。また、第3級アミン化合物と錯金属水酸化物の使用量は、ポリオール100重量部に対して、それぞれ0.01〜1重量部の範囲が好ましい。0.01重量部未満では、アルデヒド類の残存量が多くなるおそれがある。また1重量部よりも多くなると得られる樹脂の物性低下が大きくなるおそれがある。
本発明のポリウレタン樹脂の製造方法にて製造される製品は種々の用途に使用できる。具体的な用途としては、軟質フォームでは、例えば、クッションとしてのベッド、自動車シート、マットレス等、半硬質フォームでは、例えば、自動車関連のインスツルメントパネル、ヘッドレスト、ハンドル等、硬質フォームでは、例えば、冷凍庫、冷蔵庫、断熱建材等が挙げられる。
本発明の触媒組成物は、触媒液中のアルデヒド類が非常に少ないため、ポリウレタン樹脂製造用の触媒として用いるとポリウレタン製品中のアルデヒド類を削減化できる。このため、ポリウレタン製品のVOC削減に有効となる。また、本発明の触媒組成物は、透明な液状を呈しており不溶な固形物がないため、ポリウレタン樹脂の製造に際して生産設備への問題を起こすことがない。
以下、実施例、比較例に基づいて説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
合成例1
10Lの攪拌機付きオートクレーブにジエチレントリアミン(東ソー(株)社製DETA)1200g(11.6mol)と水1200g及び触媒R−Ni(川研ファインケミカル社製)60gを仕込んだ。オートクレーブを密閉、水素置換後、攪拌下に90℃まで昇温した。続けてオートクレーブ内に圧力3MPaで水素を導入しつつ37%ホルマリン水溶液4800g(59.2mol)を6時間かけてポンプで供給した。1時間熟成反応を行った後、冷却して反応液を取り出した。引き続き触媒R−Niを分別ろ過し7260gの反応液を得た。
この反応液の一部約6000gに165gの48%NaOH水溶液を添加した後、蒸留装置を用いて大気圧下に水を留去後、減圧下に生成物であるN,N,N’,N”,N”−ペンタメチルジエチレントリアミンを留出させて1250gを得た。この第3級アミン化合物を触媒Aとした。
合成例2
合成例1の反応液の残り約1200gをそのまま蒸留装置を用いて大気圧下に水を留去後、減圧下に生成物であるN,N,N’,N”,N”−ペンタメチルジエチレントリアミンを留出させて235gを得た。この第3級アミン化合物を触媒Bとした。
合成例3
10Lの攪拌機付きオートクレーブにヘキサメチレンジアミン(試薬)1200g(10.3mol)と水1200g及び触媒R−Ni(川研ファインケミカル社製)36gを仕込んだ。オートクレーブを密閉、水素置換後、攪拌下に70℃まで昇温した。続けてオートクレーブ内に圧力3MPaで水素を導入しつつ37%ホルマリン水溶液3357g(41.4mol)を6時間かけてポンプで供給した。1時間熟成反応を行った後、冷却して反応液を取り出した。引き続き触媒R−Niを分別ろ過し5770gの反応液を得た。
この反応液の一部約1200gに27gの48%NaOH水溶液を添加した後、蒸留装置を用いて大気圧下に水を留去後、減圧下に生成物であるN,N,N’,N’−テトラメチルヘキサンジアミンを留出させて220gを得た。この第3級アミン化合物を触媒Cとした。
実施例1〜実施例6、参考例1〜参考例5、及び比較例1〜比較例10
第3級アミン化合物として、合成例1で得られた触媒A90g、錯金属水素化物としてナトリウムボロハイドライド0.1g、及び溶媒としてジプロピレングリコール9.9gを200mlの硝子製サンプル瓶に計り入れた。攪拌子を投入して約1時間攪拌を継続したところ無色透明な液体が得られた。これを実施例1の触媒組成物としてホルムアルデヒド及びアセトアルデヒドの定量分析を実施した。
同様に第3級アミン化合物と錯金属水素化物及び溶媒、さらにはアルデヒド捕捉剤を変化させて実施例2〜実施例6、参考例1〜参考例5、及び比較例1〜比較例10の触媒組成物を得た。これらも同様にホルムアルデヒド及びアセトアルデヒドの定量分析を実施した。
定量分析はJIS K0303の2,4−ジニトロフェニルヒドラジン−ガスクロマトグラフ法(DNPH−GC法)に準じて実施した。但し、ガスにてアルデヒド類を捕集するのではなく触媒液中にあるアルデヒド類と2,4−ジニトロフェニルヒドラジンとを液同士で接触反応させる方法にて実施した。これらの結果を表1に合わせて示す。
Figure 0004457644
実施例1〜実施例6までで明らかなごとく、第3級アミン化合物、錯金属水素化物及び溶媒からなる本発明の触媒組成物はホルムアルデヒド及びアセトアルデヒドの残存量が非常に少ない。比較例1〜比較例5は第3級アミン化合物のみの例であるが、ホルムアルデヒドが100ppm以上存在している。比較例6〜比較例8は従来のアルデヒド補足剤の使用例であるが、殆ど補足効果を示していない。比較例9〜比較例10は第3級アミン化合物と錯金属水素化物のみの組成液の例であるが、錯金属水素化物が溶解しないためホルムアルデヒドの低下量が大きくなく、また組成液中に固形物が残る。
実施例7
本発明の触媒組成物を用いポリウレタンフォームを製造した例を示す。
ポリオール(三洋化成社製、FA−703)100g、水2.8g、トリエタノールアミン(関東化学製試薬)3.0g、及び実施例1で得られた触媒組成物0.1gと参考例4で得られた触媒組成物0.6gを300mlポリエチレンカップに取り、攪拌機(2000rpm)にて10秒間攪拌した。このポリオールプレミックスを25℃に温度調整した。別容器で25℃に温度調整したイソシアネート液(ジフェニルメタンジイソシアネート:日本ポリウレタン社製MR200)をインデックス{イソシアネート基/OH基(モル比)×100)}が105となる61.5gをポリオールプレミックスのカップの中に入れ、素早く攪拌機にて6000rpmで5秒間攪拌した。混合攪拌した混合液を40℃に温度調節した2lポリエチレンカップに移し発泡成形した。発泡成形中の反応性は、クリームタイム15秒、ゲルタイム46秒、ライズタイム66秒であった。また成形フォームの外観及びセル状態を観察したところ、外観上変形や収縮が見られずセル荒れもなく正常なフォームと判断できた。成形フォームをカットしてコア密度を測定したところ45kg/mであった。なお、反応性の測定方法は以下のとおりである。
・反応性の測定項目
クリームタイム:発泡開始時間、フォームが上昇開始する時間を目視にて測定
ゲルタイム :反応が進行し液状物質より、樹脂状物質に変わる時間を測定
ライズタイム :フォームの上昇が停止する時間を目視にて測定

Claims (9)

  1. 第3級アミン化合物、錯金属水素化物及び溶剤を含有してなるポリウレタン樹脂製造用の触媒組成物であって、
    第3級アミン化合物が、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチルジエチレントリアミン、ジメチルアミノエトキシエタノール、及びN,N−ジメチルシクロヘキシルアミンからなる群より選ばれた1種又は2種以上であり、かつ錯金属水素化物がナトリウムボロハライド、カリウムボロハライド、リチウムボロハイドライド及びリチウムアルミニウムハイドライドからなる群より選ばれた1種又は2種であること、又は
    第3級アミン化合物が、トリエチレンジアミン、N,N’−ジメチルピペラジン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテル、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルプロピレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサンジアミン、1−(2‘−ジメチルアミノエチル)−4−メチルピペラジン、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチルジエチレントリアミン、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチル−(3−アミノプロピル)エチレンジアミン、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチルジプロピレントリアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルグアニジン、1,3,5−トリス(N,N−ジメチルアミノプロピル)ヘキサヒドロ−S−トリアジン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7、1−メチルイミダゾール、1,2−ジメチルイミダゾール、1−イソブチル−2−メチルイミダゾール、1−ジメチルアミノプロピルイミダゾール、1−(2‘−ヒドロキシプロピル)−2−メチルイミダゾール、N−メチルジシクロヘキシルアミン、N,N−ジメチルベンジルアミン、N,N−ジメチルオクチルアミン、N,N−ジメチルデシルアミン、N,N−ジメチルドデシルアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、N,N−ジメチルイソプロパノールアミン、N,N−ジメチルヘキサノールアミン、N,N−ジメチルアミノエトキシエタノール、N,N,N’−トリメチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、N,N,N’−トリメチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)プロパンジアミン、N−(2−ヒドロキシプロピル)−N,N’,N”,N”−テトラメチルジエチレントリアミン、N,N−ジメチルアミノプロピルアミン、ビス(ジメチルアミノプロピル)アミン、N,N−ジメチル−N‘,N’−ビス(イソプロパノール)プロパンジアミン、ビス(ジメチルアミノプロピル)イソプロパノールアミン、N,N,N’−トリメチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)ビス(2−アミノエチル)エーテル、3−キヌクリジノールからなる群より選ばれた1種又は2種以上であり、かつ錯金属水素化物がリチウムアルミニウムハイドライドであること
    を特徴とするポリウレタン樹脂製造用の触媒組成物
  2. 第3級アミン化合物と錯金属水素化物を溶剤に溶解させてなるポリウレタン樹脂製造用の触媒組成物であって、
    第3級アミン化合物が、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチルジエチレントリアミン、ジメチルアミノエトキシエタノール、及びN,N−ジメチルシクロヘキシルアミンからなる群より選ばれた1種又は2種以上であり、かつ錯金属水素化物がナトリウムボロハライド、カリウムボロハライド、リチウムボロハイドライド及びリチウムアルミニウムハイドライドからなる群より選ばれた1種又は2種であること、又は
    第3級アミン化合物が、トリエチレンジアミン、N,N’−ジメチルピペラジン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテル、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルプロピレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサンジアミン、1−(2‘−ジメチルアミノエチル)−4−メチルピペラジン、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチルジエチレントリアミン、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチル−(3−アミノプロピル)エチレンジアミン、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチルジプロピレントリアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルグアニジン、1,3,5−トリス(N,N−ジメチルアミノプロピル)ヘキサヒドロ−S−トリアジン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7、1−メチルイミダゾール、1,2−ジメチルイミダゾール、1−イソブチル−2−メチルイミダゾール、1−ジメチルアミノプロピルイミダゾール、1−(2‘−ヒドロキシプロピル)−2−メチルイミダゾール、N−メチルジシクロヘキシルアミン、N,N−ジメチルベンジルアミン、N,N−ジメチルオクチルアミン、N,N−ジメチルデシルアミン、N,N−ジメチルドデシルアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、N,N−ジメチルイソプロパノールアミン、N,N−ジメチルヘキサノールアミン、N,N−ジメチルアミノエトキシエタノール、N,N,N’−トリメチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、N,N,N’−トリメチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)プロパンジアミン、N−(2−ヒドロキシプロピル)−N,N’,N”,N”−テトラメチルジエチレントリアミン、N,N−ジメチルアミノプロピルアミン、ビス(ジメチルアミノプロピル)アミン、N,N−ジメチル−N‘,N’−ビス(イソプロパノール)プロパンジアミン、ビス(ジメチルアミノプロピル)イソプロパノールアミン、N,N,N’−トリメチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)ビス(2−アミノエチル)エーテル、3−キヌクリジノールからなる群より選ばれた1種又は2種以上であり、かつ錯金属水素化物がリチウムアルミニウムハイドライドであること
    を特徴とするポリウレタン樹脂製造用の触媒組成物
  3. 第3級アミン化合物と錯金属水素化物の混合比率が、第3級アミン化合物100重量部に対して錯金属水素化物0.01〜100重量部の範囲であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のポリウレタン樹脂製造用の触媒組成物。
  4. 第3級アミン化合物が、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチルジエチレントリアミン、ジメチルアミノエトキシエタノール、及びN,N−ジメチルシクロヘキシルアミンからなる群より選ばれた1種又は2種以上であり、かつ錯金属水素化物がナトリウムボロハライド、カリウムボロハライド、リチウムボロハイドライド及びリチウムアルミニウムハイドライドからなる群より選ばれた1種又は2種であること、又は
    第3級アミン化合物が、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチルジエチレントリアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサンジアミン、ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテル、トリエチレンジアミン、ジメチルアミノエトキシエタノール、及びN,N−ジメチルシクロヘキシルアミンからなる群より選ばれた1種又は2種以上であり、かつ錯金属水素化物がリチウムアルミニウムハイドライドであること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のポリウレタン樹脂製造用の触媒組成物
  5. 第3級アミン化合物と錯金属水素化物を溶剤に溶解させることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のポリウレタン樹脂製造用の触媒組成物の製造方法。
  6. ポリオールとポリイソシアネートとを、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の触媒組成物の存在下で反応させることを特徴とするポリウレタン樹脂の製造方法。
  7. 第3級アミン化合物及び錯金属水酸化物をポリオールに添加し溶解させたポリオールプレミックスと、ポリイソシアネートとを反応させるポリウレタン樹脂の製造方法であって、
    第3級アミン化合物が、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチルジエチレントリアミン、ジメチルアミノエトキシエタノール、及びN,N−ジメチルシクロヘキシルアミンからなる群より選ばれた1種又は2種以上であり、かつ錯金属水素化物がナトリウムボロハライド、カリウムボロハライド、リチウムボロハイドライド及びリチウムアルミニウムハイドライドからなる群より選ばれた1種又は2種であること、又は
    第3級アミン化合物が、トリエチレンジアミン、N,N’−ジメチルピペラジン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテル、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルプロピレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサンジアミン、1−(2‘−ジメチルアミノエチル)−4−メチルピペラジン、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチルジエチレントリアミン、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチル−(3−アミノプロピル)エチレンジアミン、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチルジプロピレントリアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルグアニジン、1,3,5−トリス(N,N−ジメチルアミノプロピル)ヘキサヒドロ−S−トリアジン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7、1−メチルイミダゾール、1,2−ジメチルイミダゾール、1−イソブチル−2−メチルイミダゾール、1−ジメチルアミノプロピルイミダゾール、1−(2‘−ヒドロキシプロピル)−2−メチルイミダゾール、N−メチルジシクロヘキシルアミン、N,N−ジメチルベンジルアミン、N,N−ジメチルオクチルアミン、N,N−ジメチルデシルアミン、N,N−ジメチルドデシルアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、N,N−ジメチルイソプロパノールアミン、N,N−ジメチルヘキサノールアミン、N,N−ジメチルアミノエトキシエタノール、N,N,N’−トリメチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、N,N,N’−トリメチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)プロパンジアミン、N−(2−ヒドロキシプロピル)−N,N’,N”,N”−テトラメチルジエチレントリアミン、N,N−ジメチルアミノプロピルアミン、ビス(ジメチルアミノプロピル)アミン、N,N−ジメチル−N‘,N’−ビス(イソプロパノール)プロパンジアミン、ビス(ジメチルアミノプロピル)イソプロパノールアミン、N,N,N’−トリメチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)ビス(2−アミノエチル)エーテル、3−キヌクリジノールからなる群より選ばれた1種又は2種以上であり、かつ錯金属水素化物がリチウムアルミニウムハイドライドであること
    を特徴とするポリウレタン樹脂の製造方法
  8. 第3級アミン化合物が、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチルジエチレントリアミン、ジメチルアミノエトキシエタノール、及びN,N−ジメチルシクロヘキシルアミンからなる群より選ばれた1種又は2種以上であり、かつ錯金属水素化物がナトリウムボロハライド、カリウムボロハライド、リチウムボロハイドライド及びリチウムアルミニウムハイドライドからなる群より選ばれた1種又は2種であること、又は
    第3級アミン化合物が、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチルジエチレントリアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサンジアミン、ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテル、トリエチレンジアミン、ジメチルアミノエトキシエタノール、及びN,N−ジメチルシクロヘキシルアミンからなる群より選ばれた1種又は2種以上であり、かつ錯金属水素化物がリチウムアルミニウムハイドライドであること
    を特徴とする請求項7に記載のポリウレタン樹脂の製造方法
  9. 第3級アミン化合物及び錯金属水酸化物の使用量が、ポリオール100重量部に対してそれぞれ0.01〜1重量部の範囲であることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のポリウレタン樹脂の製造方法。
JP2003385012A 2003-11-14 2003-11-14 ポリウレタン樹脂製造用のアミン触媒組成物 Expired - Fee Related JP4457644B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003385012A JP4457644B2 (ja) 2003-11-14 2003-11-14 ポリウレタン樹脂製造用のアミン触媒組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003385012A JP4457644B2 (ja) 2003-11-14 2003-11-14 ポリウレタン樹脂製造用のアミン触媒組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005146109A JP2005146109A (ja) 2005-06-09
JP4457644B2 true JP4457644B2 (ja) 2010-04-28

Family

ID=34693235

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003385012A Expired - Fee Related JP4457644B2 (ja) 2003-11-14 2003-11-14 ポリウレタン樹脂製造用のアミン触媒組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4457644B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016107388A1 (zh) * 2014-12-31 2016-07-07 江苏奥斯佳材料科技有限公司 一种聚氨酯催化剂及其应用
CN109312042A (zh) * 2016-06-14 2019-02-05 株式会社普利司通 聚氨酯用醛清除剂、聚氨酯和聚氨酯的制造方法

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2116559A1 (en) * 2007-02-27 2009-11-11 Tosoh Corporation Catalyst composition for production of flexible polyurethane foam
JP4724149B2 (ja) * 2007-05-09 2011-07-13 住化バイエルウレタン株式会社 ポリウレタン樹脂の製造法およびそのポリウレタン成形品
KR100913226B1 (ko) 2009-03-03 2009-08-24 주식회사 푸른뜰 무독성 폴리우레탄 칩 및 이를 이용한 친환경 자전거 도로 시공 방법
US9273175B2 (en) * 2011-10-03 2016-03-01 Air Products And Chemicals, Inc. Tertiary amine composition and method for making the composition
JP6213954B2 (ja) * 2013-07-16 2017-10-18 アイシーケイ株式会社 速硬化性2液型環境対応ウレタン防水材組成物
CN111499518B (zh) * 2020-05-08 2023-01-13 万华化学集团股份有限公司 一种制备五甲基二乙烯三胺的方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016107388A1 (zh) * 2014-12-31 2016-07-07 江苏奥斯佳材料科技有限公司 一种聚氨酯催化剂及其应用
US10889681B2 (en) 2014-12-31 2021-01-12 Jiangsu Osic Performance Materials Co. Ltd. Polyurethane catalyst and application thereof
CN109312042A (zh) * 2016-06-14 2019-02-05 株式会社普利司通 聚氨酯用醛清除剂、聚氨酯和聚氨酯的制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005146109A (ja) 2005-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101246496B1 (ko) 히드록시알킬화 폴리알킬렌폴리아민 조성물, 그의 제조방법 및 이것을 사용한 폴리우레탄 수지의 제조 방법
JP5076419B2 (ja) ポリウレタン樹脂製造用のアミン触媒組成物及びそれを用いたポリウレタン樹脂の製造方法
JP6364710B2 (ja) ポリウレタン樹脂製造用の触媒組成物及びそれを用いたポリウレタン樹脂の製造方法
JP5055730B2 (ja) ポリウレタン樹脂製造用の触媒組成物及びポリウレタン樹脂の製造方法
JP4904775B2 (ja) ヒドロキシアルキル化ポリアルキレンポリアミン組成物、その製造方法及びそれを用いたポリウレタン樹脂の製造方法
EP1092737B1 (en) Catalyst composition for the production of a polyurethane resin, and method for producing a polyurethane resin
JP4457644B2 (ja) ポリウレタン樹脂製造用のアミン触媒組成物
US20030088046A1 (en) Catalyst for production of a polyurethane resin and method for producing a polyurethane resin
JP4432241B2 (ja) ポリウレタン樹脂製造用の触媒組成物及びポリウレタン樹脂の製造方法
JP4945904B2 (ja) 硬質ポリウレタンフォームの製造方法
JP6891467B2 (ja) ポリウレタンフォーム製造用触媒組成物、及びそれを用いた軟質ポリウレタンフォームの製造方法
JP5561261B2 (ja) ポリウレタン樹脂製造用の触媒組成物及びポリウレタン樹脂の製造方法
JP5375542B2 (ja) ポリウレタン製造用触媒及びポリウレタン製造方法
JP3572422B2 (ja) 硬化速度に優れた硬質ポリウレタンフォームの製造法
JP5272375B2 (ja) ポリウレタン樹脂製造用のアミン触媒及びそれを用いたポリウレタン樹脂の製造方法
JP4784033B2 (ja) ポリウレタン樹脂製造用のアミン触媒組成物及びそれを用いたポリウレタン樹脂の製造法
JP4538985B2 (ja) ポリウレタン樹脂製造用の触媒及びポリウレタン樹脂の製造方法
JP2006045258A (ja) ポリウレタン樹脂製造用の触媒組成物、及びそれを用いた軟質ポリウレタンフォームの製造方法
JP4779248B2 (ja) ポリウレタン樹脂製造用の触媒及びポリウレタン樹脂の製造方法
JP5206123B2 (ja) アミン化合物、ポリウレタンフォーム製造用のポリオール組成物及びそれを用いたポリウレタンフォームの製造法
JP4887584B2 (ja) ポリウレタン樹脂製造の為の触媒組成物
JP4186652B2 (ja) ポリウレタン樹脂製造用の触媒組成物及びポリウレタン樹脂の製造方法
JP6969073B2 (ja) ポリウレタン樹脂製造用触媒組成物、及びそれを用いた軟質ポリウレタンフォームの製造方法
JP4765228B2 (ja) ポリウレタン樹脂製造のためのアミン触媒組成物
JP3994740B2 (ja) ポリウレタン樹脂を製造するためのイミダゾール触媒

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091013

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100119

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100201

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4457644

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130219

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140219

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees