JP6910134B2 - 圧電振動素子及び圧電振動デバイス - Google Patents

圧電振動素子及び圧電振動デバイス Download PDF

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Description

本開示は、圧電振動素子及び圧電振動デバイスに関する。圧電振動デバイスは、例えば、水晶振動子又は水晶発振器である。
水晶振動子又は水晶発振器等に用いられる水晶振動素子は、例えば、板状の水晶片と、水晶片の1対の主面(最も広い面。板状部材の表裏。)に重なる1対の励振電極とを有している。このような水晶振動素子としては、例えば、水晶片の平面形状が矩形とされ、1対の励振電極の平面形状が矩形又は楕円形とされたものが知られている(特許文献1及び2)。
特開2014−011647号公報 特開2016−034107号公報
特性を向上させることができる圧電振動素子及び圧電振動デバイスが提供されることが望まれる。
本開示の一態様に係る圧電振動素子は、平面視において1対の長辺及び1対の短辺を有する板状の圧電片と、前記圧電片の両主面に重なっている1対の励振電極と、を有しており、前記1対の励振電極それぞれは、平面視において、前記1対の短辺の内側にて前記1対の短辺に沿って延びている1対の短縁と、前記1対の長辺の内側にて前記1対の長辺に沿って延びている1対の長縁と、を有しており、前記1対の短縁は、前記1対の短辺に平行な直線状であり、前記1対の長縁は、平面視において外側に膨らむ形状である。
一例において、前記圧電片は平板状である。
一例において、前記圧電片は、前記1対の励振電極が重なっているメサ部と、前記メサ部よりも薄く、かつ平面視において前記メサ部を囲む外周部と、を有しており、前記メサ部は、平面視において、前記1対の長辺に平行な1対の第2長辺、及び前記1対の短辺に平行な1対の第2短辺を有する形状であり、前記1対の励振電極は、前記メサ部よりも小さい。
一例において、前記圧電片をその長手方向に伝搬する屈曲振動による定在波の波長をλとしたときに、前記1対の短縁それぞれが、前記長手方向に伝搬する屈曲振動による定在波のいずれかの節から1/8λ以内の範囲に位置している。
一例において、前記圧電片をその短手方向に伝搬する屈曲振動による定在波の波長をλとしたときに、前記1対の長縁それぞれの中央部分が、前記短手方向に伝搬する屈曲振動による定在波のいずれかの節から1/8λ以内の範囲に位置している。
一例において、前記1対の長縁それぞれは、前記1対の短縁に平行で前記1対の短縁からの距離が等しい線を対称軸として線対称な曲線状である。
一例において、前記圧電振動素子は、前記1対の励振電極と接続されている1対の引出電極を更に有しており、前記1対の引出電極それぞれは、自己が接続されている励振電極の前記1対の長縁及び前記1対の短縁のうち前記1対の短縁のいずれかのみに接続されている。
一例において、前記1対の励振電極と接続されている1対の引出電極を更に有しており、前記1対の引出電極は、前記1対の短辺の一方に沿って配列されている1対のパッドを含んでいる。
本開示の一態様に係る圧電振動デバイスは、上記の圧電振動素子と、前記圧電振動素子をパッケージングしているパッケージと、を有している。
上記の構成によれば、特性を向上させることができる。
第1実施形態に係る水晶振動子の概略構成を示す分解斜視図。 図1の水晶振動子の構成を示す、図1のII−II線における断面図。 図3(a)は図1の水晶振動子の水晶振動素子を示す平面図、図3(b)は図3(a)のIIIb−IIIb線における断面図、図3(c)は図3(a)のIIIc−IIIc線における断面図。 第2実施形態に係る水晶振動素子の斜視図。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明で用いられる図面は模式的なものであり、図面上の寸法比率等は現実のものとは必ずしも一致していない。便宜上、層状の部材の表面(すなわち断面でない面)にハッチングを付すことがある。
本開示の水晶振動子又は水晶振動素子は、いずれが上方又は下方とされてもよいものであるが、以下では、便宜上、図1及び図2の紙面上方(+Y′軸方向)を上方として上面又は下面等の用語を用いることがある。また、単に平面視又は平面透視という場合においては、特に断りがない限りは、上記のように便宜的に定義した上下方向において見ることをいうものとする。
<第1実施形態>
(水晶振動子の全体構成)
図1は、本開示の実施形態に係る水晶振動子1(以下、「水晶」は省略することがある。)の概略構成を示す分解斜視図である。また、図2は、振動子1の構成を示す、図1のII−II線における断面図である。
振動子1は、例えば、全体として、概略、薄型の直方体状とされる電子部品である。その寸法は適宜に設定されてよい。例えば、比較的小さいものでは、長辺(X軸方向)又は短辺(Z′軸方向)の長さが1〜2mmであり、厚さ(Y′軸方向)が0.2〜0.4mmである。
振動子1は、例えば、凹部3aが形成された素子搭載部材3と、凹部3aに収容された水晶振動素子5(以下、「水晶」は省略することがある。)と、凹部3aを塞ぐ蓋7とを有している。
振動素子5は、発振信号の生成に利用される振動を生じる部分である。素子搭載部材3及び蓋7は、振動素子5をパッケージングするパッケージ8を構成している。素子搭載部材3の凹部3aは蓋7により封止され、その内部は、例えば、真空とされ、又は適宜なガス(例えば窒素)が封入されている。
素子搭載部材3は、例えば、素子搭載部材3の主体となる基体9と、振動素子5を実装するための1対の素子搭載パッド11と、振動子1を不図示の回路基板等に実装するための複数(図示の例では4つ)の外部端子13とを有している。
基体9は、セラミック等の絶縁材料からなり、上記の凹部3aを構成している。素子搭載パッド11は、金属等からなる導電層により構成されており、凹部3aの底面に位置している。外部端子13は、金属等からなる導電層により構成されており、基体9の下面に位置している。素子搭載パッド11及び外部端子13は、基体9内に配置された導体(図2。符号省略)によって互いに接続されている。蓋7は、例えば、金属から構成され、素子搭載部材3の上面にシーム溶接等により接合されている。
振動素子5は、例えば、水晶片15と、水晶片15に電圧を印加するための1対の励振電極17と、振動素子5を1対の素子搭載パッド11に実装するための1対の引出電極19とを有している。
振動素子5は、概略板状であり、凹部3aの底面に対向するように凹部3aに収容される。そして、1対の引出電極19が1対のバンプ21(図2)により1対の素子搭載パッド11に接合される。これにより、振動素子5は、素子搭載部材3に片持ち梁のように支持される。また、1対の励振電極17は、1対の引出電極19を介して1対の素子搭載パッド11と電気的に接続され、ひいては、複数の外部端子13のいずれか2つと電気的に接続される。バンプ21は、例えば、導電性接着剤からなる。導電性接着剤は、例えば、導電性のフィラーが熱硬化性樹脂に混ぜ込まれて構成されている。
このようにして構成された振動子1は、例えば、不図示の回路基板の実装面に素子搭載部材3の下面を対向させて配置され、外部端子13が半田などにより回路基板のパッドに接合されることによって回路基板に実装される。回路基板には、例えば、発振回路23(図2)が構成されている。発振回路23は、外部端子13及び素子搭載パッド11を介して1対の励振電極17に交流電圧を印加して発振信号を生成する。この際、発振回路23は、例えば、水晶片15の厚みすべり振動のうち基本波振動を利用する。オーバートーン振動が利用されてもよい。
(水晶振動素子の構成)
水晶片15は、例えば、いわゆるATカット板である。すなわち、図1に示すように、水晶において、X軸(電気軸)、Y軸(機械軸)及びZ軸(光軸)からなる直交座標系XYZを、X軸回りに30°以上40°以下(一例として35°15′)回転させて直交座標系XY′Z′を定義したときに、水晶片15はXZ′平面に平行に切り出された板状である。
水晶片15は、例えば、平板状である。すなわち、水晶片15は、概ね全体が一定の厚さの板状とされており、特に符号を付さないが、1対の主面(符号省略)と、1対の主面を結ぶ複数の側面とを有している。主面の語は、最も広い面(板状部材の表裏)を指す。
なお、水晶片の外形がエッチングによって形成される場合、エッチングに対する水晶の異方性等によって比較的大きな誤差(系統誤差のようなもの)が生じる。本開示の説明においては、このような誤差の存在は無視するものとする。例えば、実際の水晶片15においては、側面が主面に直交せずに傾斜していたり、側面が平面にならずに外側に膨らむ形状になっていたりすることがあるが、そのような傾斜及び/又は膨らみの図示及び説明は省略する。第三者の製品が本開示の技術に関わるか否か判断する場合においてもそのような誤差による差異は無視されてよい。なお、偶然誤差のようなものが無視されてよいことはもちろんである。
図1に示すように、水晶片15の平面視における形状は長方形(ここでは正方形を含まない。)である。すなわち、水晶片15(その主面)は、1対の長辺15nと、1対の長辺15nの両端同士を結ぶ1対の短辺15sとを有している。なお、本開示において、長方形(1対の長辺及び1対の短辺を有する形状)は、角部が面取りされた形状を含むものとする。特に断りがない限り、ATカット板では、例えば、主面はXZ′平面に略平行な面であり、長辺15nはX軸に略平行な辺であり、短辺15sはZ′軸に略平行な辺である。
水晶片15の厚みは、厚みすべり振動についての所望の固有振動数に基づいて設定される。例えば、基本波振動を用いる場合において、固有振動数をF(MHz)とすると、この固有振動数Fに対応する水晶片15の厚みt(μm)を求める基本式は、t=1670/Fである。なお、実際には、水晶片15の厚みは、励振電極17の重さ等も考慮して、基本式の値から微調整された値とされる。
水晶片15の各種の寸法は、等価直列抵抗の低減等の種々の観点から、シミュレーション計算及び実験等に基づいて適宜に設定されてよい。一例を挙げると、例えば、長辺15nの長さは600μm以上1mm以下、短辺15sの長さは500μm以上700μm以下(ただし長辺15nの長さより短い)、水晶片15の厚さは40μm以上70μm以下である。
1対の励振電極17及び1対の引出電極19は、水晶片15の表面に重なる導電層により構成されている。導電層は、例えば、Au(金)、Ag(銀)又はAu−Ag合金等の金属である。導電層は、互いに材料が異なる複数の層から構成されていてもよい。導電層の厚みは適宜に設定されてよいが、一例を示すと、0.05μm以上0.3μm以下である。なお、図2等では、導電層は、その厚さが実際の厚さよりも厚く示されている。
1対の励振電極17は、水晶片15の1対の主面に位置している。1対の励振電極17は、例えば、互いに同一の形状であり、平面透視においてその全体同士が重なっている。図1に示すように、励振電極17の形状は、長方形の1対の長辺を外側へ膨らませたような形状(樽形状)となっている。すなわち、励振電極17において、水晶片15の1対の短辺15sの内側にて1対の短辺15sに沿って延びている1対の短縁17sは、1対の短辺15sに平行な直線状であり、水晶片15の1対の長辺15nの内側にて1対の長辺15nに沿って延びており、1対の短縁17sの両端同士を結んでいる1対の長縁17nは、外側に膨らむ形状である。本開示の技術は、このような励振電極17の形状を特徴の一つとしている。
1対の引出電極19は、例えば、1対の励振電極17からX軸方向の一方側(本実施形態では+X側)に延び出ており、水晶片15の1対の主面のうち少なくとも一方の主面に、1対のバンプ21と接合される1対のパッド19aを有している。図示の例では、振動素子5は、1対の主面のいずれを凹部3aの底面に対向させてもよいように、X軸回りに180°回転対称に形成されており、1対の引出電極19は、1対の主面のそれぞれにおいて1対のパッド19a(合計で2対のパッド19a)を有している。なお、1対の主面の一方の主面に位置する励振電極17と他方の主面に位置するパッド19aとは、水晶片15の側面(短辺15sに位置する側面及び/又は長辺15nに位置する側面)を介して接続されている。
(励振電極の形状の詳細)
図3(a)は、振動素子5を示す平面図である。図3(b)は、図3(a)のIIIb−IIIb線における断面図である。図3(c)は、図3(a)のIIIc−IIIc線における断面図である。なお、図3(b)及び図3(c)では、水晶片15の断面は、ハッチングが付されずに示されている。
励振電極17の1対の長縁17nは、上記のように外側に膨らむ形状である。別の観点では、長縁17nは、その端部側部分よりも中央側部分が水晶片15の長辺15nに近い。具体的には、例えば、長縁17nは、外側に膨らむ曲線からなる。当該曲線は、例えば、1対の短縁17sに平行で1対の短縁17sからの距離が等しい線L1(図3(a))を仮定したときに(距離D1=距離D2)、当該線L1を対称軸として線対称の形状である。このような長さ方向に線対称な曲線としては、例えば、線L1上に位置する点P1を中心とする円弧が挙げられる。なお、図3(a)では、図示の都合上、点P1は円弧状の長縁17nの正確な中心とはなっていない。
水晶片15の両主面に交流電圧を印加すると、水晶片15においては、利用対象の厚みすべり振動だけでなく、不要振動としての屈曲振動も生じる。その結果、例えば、図3(b)に示すように、水晶片15の長手方向を伝搬方向とする屈曲振動による定在波31L(長手方向に腹及び節が配列される定在波)が生じる。及び/又は、図3(c)に示すように、水晶片15の短手方向を伝搬方向とする屈曲振動による定在波31W(短手方向に腹及び節が配列される定在波)が生じる。
ここで、定在波31Lは、水晶片15の長手方向を伝搬方向とする屈曲振動による定在波のうち利用対象の厚みすべり振動と最も結合しやすいものとする。同様に、定在波31Wは、水晶片15の短手方向を伝搬方向とする屈曲振動による定在波のうち利用対象の厚みすべり振動と最も結合しやすいものとする。定在波31Lの波長λ及び定在波31Wの波長λ(μm)は、例えば、シミュレーション計算又は実験によって求められてよい。
なお、周波数温度特性は、例えば、温度変化に対する水晶片の固有振動数(振動素子の発振周波数)の変化量よって示される。ATカット板においては、固有振動数の変化量は、概ね、温度を変数とする3次関数となる。
図3(b)において点線L2で示すように、励振電極17の短縁17sは、定在波31Lの節に一致している。なお、短縁17sの位置は、節の位置(点線L2)から若干ずれていてもよい。そのずれ量は、例えば、λ/8以下又はλ/16以下である。
同様に、図3(c)において点線L3で示すように、励振電極17の長縁17nの所定部分は、定在波31Wの節に一致している。なお、所定部分は、例えば、長縁17nの中央部分(線L1上の部分)、又は長縁17nのうち最も外側に位置する部分(本実施形態では両者は同一)である。また、所定部分の位置は、節の位置(点線L2)から若干ずれていてもよい。そのずれ量は、例えば、λ/8以下又はλ/16以下である。
1対の引出電極19それぞれは、例えば、励振電極17から延び出ている1対の配線部19bと、1対の配線部19bと接続され、水晶片15の下面に位置している1対のパッド19a(既に述べたように本実施形態では上面にも1対のパッド19aが設けられている。)とを有している。配線部19bは、例えば、長縁17n及び短縁17sのうち短縁17sのみから延び出ている。配線部19bが延び出る短縁17sは、例えば、1対の短縁17sのうち+X側に位置する短縁17sである。もちろん、−X側の短縁17sであってもよい。1対のパッド19aは、配線部19bの幅方向において配線部19bよりも幅広に形成されており、また、水晶片15の短辺15sに沿って配列されている。
以上のとおり、本実施形態では、振動素子5は、平面視において1対の長辺15n及び1対の短辺15sを有している板状の水晶片15と、水晶片15の両主面に重なっている1対の励振電極17と、を有している。1対の励振電極17それぞれは、平面視において、1対の短辺15sの内側にて1対の短辺15sに沿って延びている1対の短縁17sと、1対の長辺15nの内側にて1対の長辺15nに沿って延びている1対の長縁17nと、を有している。1対の短縁17sは、1対の短辺15sに平行な直線状であり、1対の長縁17nは、平面視において外側に膨らむ形状である。
また、別の観点では、本実施形態に係る振動子1は、上記のような振動素子5と、振動素子5をパッケージングしているパッケージ8とを有している。
従って、長辺15nと長縁17nとの距離d1(図3(a))は、水晶片15の長手方向の位置によって異なる。その結果、例えば、距離d1に依存する定在波(上記の定在波31Wとは別のもの)が水晶片15の長手方向の比較的長い範囲に亘って生じるおそれが低減され、利用対象の厚みすべり振動と結合することを抑制できる。ひいては、例えば、特定の温度において等価直列抵抗の上昇が生じたり、及び/又は振動素子5の周波数温度特性に局所的な乱れが生じたりするおそれを低減できる。
さらに、励振電極17が楕円形状ではなく、樽形状であることから、例えば、まず、長方形の励振電極を設計し、その特性をさらに向上させるように本開示の励振電極17を設計することができる。従って、例えば、長方形の励振電極の成膜量及び電極寸法に関して、最適値が求められているとき、又はこれらの値の変更では特性改善が困難なときに特性をさらに向上させることができる。別の観点では、長方形の励振電極についての設計のノウハウを利用することができる。
なお、長縁17nの膨らみの程度は適宜に設定されてよい。長縁17nが長辺15nに平行な直線よりも多少なりとも外側に膨らむことによって、多少なりとも距離d1に依存する定在波の発生を抑制できる。本願発明者は、長縁17nの曲率半径を短縁17sの長さの約15倍〜25倍の範囲で変化させて振動素子5を試作し、その特性を調べ、いずれの曲率半径においても特性が向上することを確認している。
また、本実施形態では、水晶片15は、平板状である。
このような水晶片15においては、メサ型の水晶片(後述する第2実施形態参照)等に比較して、水晶片15の外縁付近へエネルギーが漏れて振動が生じやすい。従って、長縁17nが外側に膨らむことによる定在波の発生の抑制効果による特性向上が現れやすい。
また、本実施形態では、水晶片15をその長手方向に伝搬する屈曲振動による定在波31Lの波長をλとしたときに、1対の短縁17sそれぞれが、定在波31Lの節から1/8λ以内の範囲に位置している。
従って、例えば、短縁17sが定在波31Lの腹に位置する態様(当該態様も本開示に係る技術に含まれる)に比較して、短縁17sにおける定在波31Lによる振動は小さい。その結果、例えば、定在波31Lが厚みすべり振動と結合して振動素子5の周波数温度特性に影響を及ぼすおそれが低減される。
また、本実施形態では、水晶片15をその短手方向に伝搬する屈曲振動による定在波31Wの波長をλとしたときに、1対の長縁17nそれぞれの中央部分が、定在波31Wの節から1/8λ以内の範囲に位置している。
従って、例えば、長縁17nの中央部分が定在波31Wの腹に位置する態様(当該態様も本開示に係る技術に含まれる)に比較して、長縁17nの中央部分における定在波31Wによる振動は小さい。その結果、例えば、定在波31Wが水晶片15の長手方向中央における厚みすべり振動と結合して振動素子5の周波数温度特性に影響を及ぼすおそれが低減される。
また、本実施形態では、1対の長縁17nそれぞれは、1対の短縁17sに平行で1対の短縁17sからの距離が等しい線L1を対称軸として線対称な曲線状である。
ここで、振動エネルギーの分布の形状(エネルギーの等高線の形状)は、励振電極17の中心(図形重心:そのまわりでの一次モーメントが0であるような点)を中心とする円乃至は楕円となる。従って、長縁17nの形状を上記のようにすることによって、励振電極17の形状を振動エネルギーの分布の形状に近づけることができ、効率的にエネルギー閉じ込め効果を得ることができる。
また、本実施形態では、振動素子5は、1対の励振電極17と接続されている1対の引出電極19を更に有している。1対の引出電極19それぞれは、自己が接続されている励振電極17の1対の長縁17n及び1対の短縁17sのうちの1対の短縁17sのいずれかのみに接続されている。
従って、例えば、1対の引出電極19が長縁17n及び短縁17sの双方又は長縁17nのみから延び出る態様(これらの態様も本開示に係る技術に含まれる)に比較して、長縁17nの長さが減じられない。その結果、例えば、長縁17nが外側に膨らむ形状であることによって奏される効果がより発揮される。また、例えば、引出電極19が長縁17nから延び出ていないことから、長縁17nの膨らみを変えても、引出電極19の面積は変化しない。ひいては、引出電極19が水晶片15に印加する電界の変化が抑制される。その結果、例えば、長縁17nの設計変更によって意図しないスプリアスが生じるおそれが低減され、設計変更が容易化される。
また、本実施形態では、1対の引出電極19は、1対の短辺15sの一方に沿って配列されている1対のパッド19aを含んでいる。
従って、例えば、長縁17nの膨らみを変えても、長縁17nと1対の引出電極19との間の距離は変化しない。ひいては、励振電極17と引出電極19との間に形成される電界の変化が抑制される。その結果、例えば、短縁17sを膨らむ形状にして、この膨らみを調整する態様に比較して、意図しないスプリアスが生じるおそれが低減される。
また、本実施形態では、水晶片15は、ATカット水晶片であり、1対のパッド19aは、+X側の短辺15sに沿って配列されている。
従って、振動素子5は、+X側を固定端として片持ち梁状に支持される。この場合、例えば、振動素子5が−X側を固定端として片持ち梁状に支持される態様(当該態様も本開示に係る技術に含まれる)に比較して、周波数温度特性を向上させることができる。その結果、長縁17nを膨らむ形状にすることによる特性向上の効果と相俟って、周波数温度特性に優れた振動素子5を実現することができる。
<第2実施形態>
以下の説明では、第1実施形態の構成と同一又は類似する構成については、第1実施形態の構成に付した符号を付すことがあり、また、説明を省略することがある。第1実施形態の構成に対応する(類似する)構成について、第1実施形態の構成とは異なる符号を付した場合においても、特に断りがない事項については、第1実施形態の構成と同様である。
図4は、第2実施形態に係る水晶振動素子205を示す斜視図である。
振動素子205は、例えば、第1実施形態の振動素子5と同様に、素子搭載部材3及び蓋7とを含むパッケージ8によってパッケージされて水晶振動子を構成するものである。
振動素子205は、いわゆるメサ型である点のみが第1実施形態の振動素子5と相違する。励振電極17及び引出電極19は、基本的に第1実施形態のものと同様である。ただし、振動素子205がメサ型であることによって、引出電極19は段差を有している。具体的な寸法が振動素子205がメサ型であることに応じて適宜に設定されてよいことはもちろんである。
メサ型である振動素子205の水晶片215は、メサ部225と、平面視においてメサ部225を囲み、1対の主面間(Y′軸方向)の厚みがメサ部225よりも薄い外周部227とを有している。このような形状により、例えば、エネルギー閉じ込め効果が向上する。
メサ部225の形状は、例えば、互いに平行な1対の主面を有する板状である。メサ部225の平面形状は、例えば、長方形(ここでは正方形を含まない)であり、1対の長辺225n及び1対の短辺225sを有している。ATカット板では、例えば、メサ部225の主面はXZ′平面に略平行な面であり、長辺225nはX軸に略平行な辺であり、短辺225sはZ′軸に略平行な辺である。
外周部227の形状は、例えば、メサ部225を無視すると、互いに平行な1対の主面を有する板状である。外周部227の外縁の形状は、水晶片215全体としての平面形状であり、また、第1実施形態における水晶片15の平面形状と同様である。すなわち、外周部227(水晶片215)は、1対の長辺215n及び1対の短辺215sを有している。ATカット板では、例えば、外周部227の主面はXZ′平面に略平行な面であり、長辺215nはX軸に略平行な辺であり、短辺215sはZ′軸に略平行な辺である。
平面視において、メサ部225は、例えば、水晶片215(外周部227)の外縁に対して、Z′軸方向においては中心に位置し、X軸方向においては一方側(引出電極19とは反対側)にずれて位置している。ただし、メサ部225は、X軸方向において水晶片15の中心に位置してもよい。
Y′軸方向において外周部227は、メサ部225の中央に位置している。すなわち、メサ部225の外周部227からの高さ(水晶片215をメサ型にするための外周部227における掘り込み量)は、水晶片215の1対の主面同士で同等である。
メサ部225の厚みは、第1実施形態における水晶片15の厚みと同様に、厚みすべり振動についての所望の固有振動数に基づいて設定される。外周部227の厚みは、エネルギー閉じ込め効果の観点などから適宜に設定される。例えば、水晶片215の1対の主面の一方側における、メサ部225の主面と外周部227の主面との高さの差(外周部227における掘り込み量)は、メサ部225の厚みの5%以上15%以下であり、例えば10%程度である。
水晶片215の各種の寸法は、第1実施形態と同様に、適宜に設定されてよい。一例を挙げると、長辺215nの長さは600μm以上1mm以下、短辺215sの長さは500μm以上700μm以下(ただし長辺215nの長さより短い)、メサ部225の厚みは40μm以上70μm以下、長辺225nの長さは450μm以上750μm以下(ただし長辺215nの長さより短い)、短辺225sの長さは400μm以上650μm以下(ただし短辺215sの長さ及び長辺225nの長さより短い)である。
平面視において、1対の励振電極17は、メサ部225よりも小さく、メサ部225の主面に収まっている。1対の引出電極19は、パッド19aが外周部227に位置しており、配線部19bは、メサ部225から外周部227に亘っている。
本実施形態においても、振動素子205は、平面視において1対の長辺215n及び1対の短辺215sを有する板状の水晶片215と、水晶片215の両主面に重なっている1対の励振電極17と、を有している。1対の励振電極17それぞれは、平面視において、1対の短辺215sの内側にて1対の短辺215sに沿って延びている1対の短縁17sと、1対の長辺215nの内側にて1対の長辺215nに沿って延びている1対の長縁17nと、を有している。1対の短縁17sは、1対の短辺215sに平行な直線状であり、1対の長縁17nは、平面視において外側に膨らむ形状である。
従って、例えば、第1実施形態と同様の効果が奏される。例えば、長縁17nと長辺215nとの距離に依存する定在波を生じにくくすることができ、かつ長方形をベースとした設計が可能である。
また、本実施形態では、水晶片215は、1対の励振電極17が重なっているメサ部225と、メサ部225よりも薄く、かつ平面視においてメサ部225を囲む外周部227と、を有している。メサ部225は、平面視において、1対の長辺215nに平行な1対の長辺225n、及び1対の短辺215sに平行な1対の短辺225sを有する形状である。1対の励振電極17は、メサ部225よりも小さい。
従って、励振電極17の長縁17n及び短縁17sの形状は、メサ部225の長辺225n及び短辺225sに対しても、水晶片215の長辺215n及び短辺215sに対してと同様の効果を奏する。例えば、長縁17nと長辺225nとの距離に依存する定在波を生じにくくすることができ、かつ長方形のメサ部をベースとした設計が可能である。
本発明は、以上の実施形態に限定されず、種々の態様で実施されてよい。
圧電振動素子を有する圧電振動デバイスは、圧電振動子に限定されない。例えば、圧電振動素子に加えて、圧電振動素子に電圧を印加して発振信号を生成する集積回路素子(IC:Integrated Circuit)を有する発振器であってもよい。また、例えば、圧電振動デバイス(圧電振動子)は、圧電振動素子の他に、サーミスタ等の他の電子素子を有するものであってもよい。また、圧電振動デバイスは、恒温槽付のものであってもよい。圧電振動デバイスにおいて、圧電振動素子をパッケージングするパッケージの構造は、適宜な構成とされてよい。例えば、パッケージは、上面及び下面に凹部を有する断面H型のものであってもよい。
圧電片は、水晶片に限定されない。例えば、圧電片は、水晶に金属等からなるドーパントを注入した材料からなるものであってもよい。ただし、このような水晶にドーパントを注入した材料からなる圧電片は、水晶片の一種と捉えられてもよい。また、圧電片は、例えば、セラミックからなるものであってもよい。
圧電振動素子は、厚みすべり振動を利用するものに限定されない。厚みすべり振動を利用する場合において、圧電片(水晶片)は、ATカット板に限定されない。どのような振動モードを利用するものであっても、圧電片の直線状の長辺と、励振電極の外側に膨らむ形状の長縁との組み合わせによって、両者の距離に依存する定在波を生じにくくすることができる等の何かしらの効果が奏される。例えば、厚みすべり振動を利用する場合において、水晶片は、BTカット板であってもよい。
圧電振動素子は、1対のパッド(引出電極)が一主面に設けられて片持ち梁状に支持されるものに限定されない。例えば、1対の引出電極が1対の励振電極から互いに逆方向に延び、圧電振動素子の両端が支持されてもよい。また、圧電振動素子は、ばね端子等によって立てられた状態で支持されるものであってもよい。
励振電極の長縁は、円弧(曲率が全体に亘って一定の曲線)に限定されない。例えば、長縁は、一部に直線を含んでいてもよいし、曲率が長さ方向の位置によって変化していてもよい。また、例えば、励振電極は、楕円の長手方向の両端を長軸に直交する直線で切り取った形状であってもよい。長縁は、1対の短縁からの距離が等しい対称軸に対して線対称の形状でなくてもよい。例えば、円弧の中心は、1対の短縁に平行で1対の短縁の一方よりも他方に近い線上に位置していてもよい。また、その結果、1対の直線状の短縁は、互いに長さが異なっていてもよい。
励振電極の長縁及び/又は短縁は、実施形態の説明で言及したように、屈曲振動の定在波の節ではなく、腹に位置してもよい。また、屈曲振動の定在波を考慮せずに長縁及び/又は短縁の位置が設定されてもよい。
水晶片は、平板状のもの及びメサ型のものに限定されない。例えば、水晶片は、いわゆるコンベックス型又はべベル型のものであってもよい。なお、べベル型のものは、面取り量が小さければ、平板状の一種とされてもよい。
圧電振動素子がメサ型である場合において、励振電極は、メサ部よりも広くてもよい。この場合であっても、例えば、励振電極の長縁と圧電片全体の長辺との距離が一定でないことによって当該距離に依存する定在波の発生が抑制される。また、励振電極がメサ部よりも広い場合又は狭い場合において、メサ部の形状は、矩形でなくてもよい。
1…水晶振動子(圧電振動デバイス)、5…水晶振動素子(圧電振動素子)、15…水晶片(圧電片)、15n…長辺、15s…短辺、17…励振電極、17n…長縁、17s…短縁。

Claims (8)

  1. 平面視において直線状の1対の長辺及び直線状の1対の短辺を有する板状の圧電片と、
    前記圧電片の両主面に重なっている1対の励振電極と、
    を有しており、
    前記1対の励振電極それぞれは、平面視において、
    前記1対の短辺の内側にて前記1対の短辺に沿って延びている1対の短縁と、
    前記1対の長辺の内側にて前記1対の長辺に沿って延びている1対の長縁と、を有しており、
    前記1対の短縁は、前記1対の短辺に平行な直線状であり、
    前記1対の長縁は、平面視において外側に膨らむ曲線状であり、
    前記1対の長縁それぞれの曲率半径は、前記1対の短縁の1つの長さの15倍〜25倍であり、
    前記圧電片は平板状である
    圧電振動素子。
  2. 平面視において直線状の1対の長辺及び直線状の1対の短辺を有する板状の圧電片と、
    前記圧電片の両主面に重なっている1対の励振電極と、
    を有しており、
    前記1対の励振電極それぞれは、平面視において、
    前記1対の短辺の内側にて前記1対の短辺に沿って延びている1対の短縁と、
    前記1対の長辺の内側にて前記1対の長辺に沿って延びている1対の長縁と、を有しており、
    前記1対の短縁は、前記1対の短辺に平行な直線状であり、
    前記1対の長縁は、平面視において外側に膨らむ曲線状であり、
    前記1対の長縁それぞれの曲率半径は、前記1対の短縁の1つの長さの15倍〜25倍であり、
    前記圧電片は、
    前記1対の励振電極が重なっているメサ部と、
    前記メサ部よりも薄く、かつ平面視において前記メサ部を囲む外周部と、を有しており、
    前記メサ部は、平面視において、前記1対の長辺に平行な1対の第2長辺、及び前記1対の短辺に平行な1対の第2短辺を有する形状であり、
    前記1対の励振電極は、前記メサ部よりも小さい
    圧電振動素子。
  3. 平面視において直線状の1対の長辺及び直線状の1対の短辺を有する板状の圧電片と、
    前記圧電片の両主面に重なっている1対の励振電極と、
    を有しており、
    前記1対の励振電極それぞれは、平面視において、
    前記1対の短辺の内側にて前記1対の短辺に沿って延びている1対の短縁と、
    前記1対の長辺の内側にて前記1対の長辺に沿って延びている1対の長縁と、を有しており、
    前記1対の短縁は、前記1対の短辺に平行な直線状であり、
    前記1対の長縁は、平面視において外側に膨らむ曲線状であり、
    前記1対の長縁それぞれの曲率半径は、前記1対の短縁の1つの長さの15倍〜25倍であり、
    前記圧電片をその長手方向に伝搬する屈曲振動による定在波の波長をλとしたときに、前記1対の短縁それぞれが、前記長手方向に伝搬する屈曲振動による定在波のいずれかの節から1/8λ以内の範囲に位置している
    圧電振動素子。
  4. 平面視において直線状の1対の長辺及び直線状の1対の短辺を有する板状の圧電片と、
    前記圧電片の両主面に重なっている1対の励振電極と、
    を有しており、
    前記1対の励振電極それぞれは、平面視において、
    前記1対の短辺の内側にて前記1対の短辺に沿って延びている1対の短縁と、
    前記1対の長辺の内側にて前記1対の長辺に沿って延びている1対の長縁と、を有しており、
    前記1対の短縁は、前記1対の短辺に平行な直線状であり、
    前記1対の長縁は、平面視において外側に膨らむ曲線状であり、
    前記1対の長縁それぞれの曲率半径は、前記1対の短縁の1つの長さの15倍〜25倍であり、
    前記圧電片をその短手方向に伝搬する屈曲振動による定在波の波長をλとしたときに、前記1対の長縁それぞれの中央部分が、前記短手方向に伝搬する屈曲振動による定在波のいずれかの節から1/8λ以内の範囲に位置している
    圧電振動素子。
  5. 前記1対の長縁それぞれは、前記1対の短縁に平行で前記1対の短縁からの距離が等しい線を対称軸として線対称な曲線状である
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の圧電振動素子。
  6. 前記1対の励振電極と接続されている1対の引出電極を更に有しており、
    前記1対の引出電極それぞれは、自己が接続されている励振電極の前記1対の長縁及び前記1対の短縁のうち前記1対の短縁のいずれかのみに接続されている
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の圧電振動素子。
  7. 前記1対の励振電極と接続されている1対の引出電極を更に有しており、
    前記1対の引出電極は、前記1対の短辺の一方に沿って配列されている1対のパッドを含んでいる
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の圧電振動素子。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の圧電振動素子と、
    前記圧電振動素子をパッケージングしているパッケージと、
    を有している圧電振動デバイス。
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