JP2017120999A - 水晶振動素子及び水晶振動デバイス - Google Patents
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Abstract
Description
0.9×Lcal/t≦L/t≦1.1×Lcal/t
ただし、
Lcal/t=0.003958×F3-0.392946×F2+13.051140×F-130.061211
図1は、本発明の実施形態に係る水晶振動子1(以下、「水晶」は省略することがある。)の概略構成を示す分解斜視図である。また、図2は、図1のII−II線における断面図である。
図3は、振動素子5を示す上面図である。図4(a)は、振動素子5を示す底面図である。図4(b)は図3におけるIVb−IVb線における断面図である。図4(c)は図3におけるIVc−IVc線における断面図である。
本実施形態の説明では、水晶振動素子における各部の寸法に対して、以下のように記号を割り振るものとする。
L:水晶片15の長さ(X軸方向)
W:水晶片15の幅(Z′軸方向)
Lm:メサ部15mの長さ(X軸方向)
Wm:メサ部15mの幅(Z′軸方向)
t:メサ部15mの厚さ(共振周波数からの換算値、Y′軸方向)
Le:励振電極17の長さ(X軸方向)
We:励振電極17の幅(Z′軸方向)
上述した形状の振動子5を種々の寸法で実際に作製し、そのCIを調べる実験を行った。その結果、水晶片15の長さLが比較的短い場合(例えば1000μm未満の場合)においては、特許文献1の開示内容等とは逆に、L/tが比較的小さくなるように長さLが設定されることが好ましいことが分かった。以下では、その実験に関して、比較的好ましい結果(比較的小さいCI)が得られたときの寸法(実施例の寸法)、及びCIの値を示す。
図5は、実施例の寸法を示す図表である。
図6〜図11は、共振周波数F毎の実験結果を示している。各図(a)は、長さL(無次元化長さL/t)を変化させたときのCIの変化を示す図表である。各図(b)は、各図(a)に示した値をプロットしたグラフである。
図6(a)及び図6(b)は、共振周波数Fが24MHzの場合における実験結果を示している。
図7(a)及び図7(b)は、共振周波数Fが27.12MHzの場合における実験結果を示している。
図8(a)及び図8(b)は、共振周波数Fが32MHzの場合における実験結果を示している。
図9(a)及び図9(b)は、共振周波数Fが37.4MHzの場合における実験結果を示している。
図10(a)及び図10(b)は、共振周波数Fが38.4MHzの場合における実験結果を示している。
図11(a)及び図11(b)は、共振周波数Fが40MHzの場合における実験結果を示している。
上記のように、複数の共振周波数Fについて、水晶片15の、好適な無次元長さL/tを得た結果、本願発明者は、好適なL/tと共振周波数Fとの間に相関があることを見出した。そこで本願発明者は、共振周波数Fを変数として好適なL/tを算出する近似式を提案する。これにより、例えば、実験を行った共振周波数以外の共振周波数についても、好適なL/tを予測して、振動素子5を作製することができる。具体的には、以下のとおりである。
図12(a)は、近似式の導出に用いた値(図12(a)の左側)、及び近似式による算出結果(図12(a)の右側)を示す図表である。まず、近似式の導出に用いた値について説明する。
ここで、「Lexp(μm)」の欄の値は、各共振周波数におけるCIの測定値自体、その測定値のL/tの変化に対する変化の傾向等を考慮して、適宜に抽出した。具体的には、以下のとおりである。
図12(b)は、上記のように共振周波数毎に抽出した最適の長さLを無次元化したL/t、及び当該最適な無次元化長さL/tに対する近似曲線を示す図である。横軸は、共振周波数F(MHz)を示し、縦軸は、水晶片15の無次元化長さL/tを示している。菱形の点は、抽出した最適のL/tを示しており、実線の曲線は、最適のL/tを示す点に関して最小二乗法で得られた近似曲線を示している。グラフ上部には、近似曲線の式(x=F、y=L/t)及び決定係数(R2)が示されている。
Lcal/t=0.003958×F3-0.392946×F2+13.051140×F-130.061211 (1)
図12(a)の図表において、紙面右側の欄は、上記(1)式による算出結果を示している。具体的には、以下のとおりである。
実施例は、全て水晶片15の長さLが1mm未満(共振周波数が24MHzのとき856μm、27.12MHzのとき838μm、32MHzのとき812μm、37.4MHzのとき697μm、38.4MHzのとき682μm、40MHzのとき710μm)である。このような実施例においては、従来の見解とは異なり、無次元化長さL/tが18未満(共振周波数が24MHzのとき12.30、27.12MHzのとき13.62、32MHzのとき15.56、38.4MHzのとき15.68、40MHzのとき17.01)のときにCIの値が小さくなることが見出された。
0.9×Lcal/t≦L/t≦1.1×Lcal/t (2)
0.9×Lcal/t≦L/t≦1.1×Lcal/t
ただし、
Lcal/t=0.003958×F3-0.392946×F2+13.051140×F-130.061211
F=24MHzであり、かつ、11.66≦L/t≦12.30である。又は、
F=27.12MHzであり、かつ、13.37≦L/t≦13.62である。又は、
F=32MHzであり、かつ、14.98≦L/t≦15.56である。又は、
F=37.4MHzであり、かつ、15.32≦L/t≦15.61である。又は、
F=38.4MHzであり、かつ、15.41≦L/t≦15.68である。又は、
F=40MHzであり、かつ、11.72≦L/t≦17.01である。
F=32MHzであり、15.14≦L/t≦15.30である。又は、
F=37.4MHzであり、15.36≦L/t≦15.56である
Claims (11)
- ATカット水晶片と、
前記水晶片の両主面に設けられた1対の励振電極と、
を有しており、
共振周波数をF(MHz)とし、前記水晶片の長手方向の長さをL(μm)とし、t=1670/Fとしたときに、
L<1000μm、かつL/t<18である。
水晶振動素子。 - 下記の不等式を満たす請求項1に記載の水晶振動素子。
0.9×Lcal/t≦L/t≦1.1×Lcal/t
ただし、
Lcal/t=0.003958×F3-0.392946×F2+13.051140×F-130.061211 - F=24MHzであり、かつ
11.66≦L/t≦12.30である
請求項1に記載の水晶振動素子。 - F=27.12MHzであり、かつ
13.37≦L/t≦13.62である
請求項1に記載の水晶振動素子。 - F=32MHzであり、かつ
14.98≦L/t≦15.56である
請求項1に記載の水晶振動素子。 - 15.14≦L/t≦15.30である
請求項5に記載の水晶振動素子。 - F=37.4MHzであり、かつ
15.32≦L/t≦15.61である
請求項1に記載の水晶振動素子。 - 15.36≦L/t≦15.56である
請求項7に記載の水晶振動素子。 - F=38.4MHzであり、かつ
15.41≦L/t≦15.68である
請求項1に記載の水晶振動素子。 - F=40MHzであり、かつ
16.72≦L/t≦17.01である
請求項1に記載の水晶振動素子。 - 請求項1〜10のいずれか1項に記載の水晶振動素子と、
前記水晶振動素子が実装されたパッケージと、
を有している水晶振動デバイス。
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JP2015256961A JP2017120999A (ja) | 2015-12-28 | 2015-12-28 | 水晶振動素子及び水晶振動デバイス |
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Cited By (1)
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CN110224681A (zh) * | 2019-07-09 | 2019-09-10 | 成都泰美克晶体技术有限公司 | 一种短h型结构的高频抛光石英晶片 |
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-
2015
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CN110224681B (zh) * | 2019-07-09 | 2024-01-26 | 成都泰美克晶体技术有限公司 | 一种短h型结构的高频抛光石英晶片 |
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