JP6909758B2 - 乗客コンベア装置 - Google Patents

乗客コンベア装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6909758B2
JP6909758B2 JP2018098688A JP2018098688A JP6909758B2 JP 6909758 B2 JP6909758 B2 JP 6909758B2 JP 2018098688 A JP2018098688 A JP 2018098688A JP 2018098688 A JP2018098688 A JP 2018098688A JP 6909758 B2 JP6909758 B2 JP 6909758B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moving handrail
moving
guide piece
passenger conveyor
conveyor device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018098688A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019202848A (ja
Inventor
啓輔 竹本
啓輔 竹本
雄司 高木
雄司 高木
周平 下村
周平 下村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2018098688A priority Critical patent/JP6909758B2/ja
Priority to CN201910428950.7A priority patent/CN110526096B/zh
Publication of JP2019202848A publication Critical patent/JP2019202848A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6909758B2 publication Critical patent/JP6909758B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B23/00Component parts of escalators or moving walkways
    • B66B23/22Balustrades
    • B66B23/24Handrails

Landscapes

  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Description

本発明は、乗客コンベア装置に関する。
一般に、乗客コンベア装置は、無端状に連結されて循環移動するステップと、ステップの移動方向に沿って立設された一対の欄干と、欄干の周縁部に取り付けられ、ステップに同期して移動する移動手摺とを有する。
本技術分野の背景技術として、特開2011−063327号公報(特許文献1)がある。この公報には、移動手摺を案内する移動手摺案内装置として、欄干の外縁に備えられた案内フレームと、弾性変形させて案内フレームに取付けられ、自身の弾性力により案内フレームに固定される摺動部材とを有するものが記載されている。
また、本技術分野の背景技術として、特開2006−273531号公報(特許文献2)がある。この公報には、案内フレームに回転可能に支持されるとともに、移動手摺の両端部に配置される案内ローラが記載されている。
特開2011−063327号公報 特開2006−273531号公報
近年、乗客コンベア装置は、コスト低減や屈曲抵抗低減を図るため、また、複雑な移動手摺の軌道に対応可能とするため、移動手摺の薄型化が進んでいる。このため、標準型移動手摺を備える乗客コンベア装置と、薄型移動手摺を備える乗客コンベア装置と、が併存している。
ところで、特許文献1には、特定の移動手摺の厚さ寸法に対応した乗客コンベア装置の移動手摺案内装置のみが記載されている。
しかし、特定の移動手摺の厚さ寸法のみに対応した移動手摺案内装置では、標準型移動手摺を備える乗客コンベア装置を、薄型移動手摺を備える乗客コンベア装置に、リニューアルする際には、そのリニューアル期間が長くなる恐れがある。
例えば、標準型移動手摺を備える既設の乗客コンベア装置をリニューアルし、薄型移動手摺を適用しようとする場合には、移動手摺案内装置も薄型移動手摺の仕様に合わせたものへ交換する必要があり、リニューアル期間が長くなると共に、薄型移動手摺用の移動手摺案内装置を製作する必要があることから、そのリニューアルのコスト高を招くという課題があった。
また、特許文献2は、移動手摺の曲線部における移動手摺案内装置を示すものであり、厚さ寸法の異なる移動手摺に対応可能とする乗客コンベア装置を示唆するものではない。なお、特許文献2に記載される案内ローラは、移動手摺が移動する際には回転するものである。
そこで、本発明は、1つの移動手摺案内装置で、厚さ寸法の異なる2つの移動手摺に対応することのできる乗客コンベア装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明の乗客コンベア装置は、無端状に連結されて循環移動するステップと、ステップの移動方向に沿って立設された一対の欄干と、欄干の周縁部に設けられ、ステップに同期して移動する移動手摺と、移動手摺を支持し、前記欄干の周縁部に設けられた移動手摺案内装置を有する。
そして、移動手摺案内装置は、少なくとも2つの長さ寸法の辺を有し、前記移動手摺を2つの摺動面で支持可能な回転案内片を具備した案内フレームを有する。
つまり、この回転案内片は、リニューアルされることなく、移動手摺が運転されている間は、回転等することなく使用されるものである。
本発明によれば、1つの移動手摺案内装置で、厚さ寸法の異なる2つの移動手摺に対応することのできる乗客コンベア装置を提供することができる。例えば、標準型移動手摺を備える既設の乗客コンベア装置をリニューアルし、薄型移動手摺を適用しようとする場合にも、本発明によれば、リニューアル期間を短縮することが可能となる。
なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
乗客コンベア装置の構成例を示す全体構成図である。 欄干部分の構成例を示す断面図である。 標準型移動手摺を示す断面図である。 薄型移動手摺を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態を示し、標準型移動手摺を案内する移動手摺案内装置を模式的に示す説明図である。 本発明の第1の実施形態を示し、標準型移動手摺から薄型移動手摺へ対応を変化させた回転案内片を模式的に示す説明図である。 本発明の第1の実施形態を示し、薄型移動手摺を案内する移動手摺案内装置を模式的に示す説明図である。 本発明の第2の実施形態を示し、案内フレームに回転案内片を設けた移動手摺案内装置を模式的に示す説明図である。 本発明の第3の実施形態を示し、案内フレームに回転案内片を設けた移動手摺案内装置を模式的に示すものであり、軸を移動手摺移動方向に直交するように設けた説明図である。 本発明の第3の実施形態を示し、個々の回転案内片を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態を示し、引っ掛け機構を設けた回転案内片を模式的に示す説明図である。 本発明の第3の実施形態を示し、引っ掛け機構の凸部を示す斜視図である。
以下、本発明の乗客コンベア装置の実施形態について、図を参照して説明する。なお、各図において同一又は類似の構成には同じ符号を付して繰り返しの説明は省略する。
図1は、乗客コンベア装置の構成例を示す全体構成図である。
乗客コンベアの一例であるエスカレーター1は、上階床と下階床との間に架設され、上階床に向かって延在する上部水平部2aと、下階床に向かって延在する下部水平部2bと、上部水平部2aと下部水平部2bとの間に形成される傾斜部2cとを具備する本体フレーム2を備えている。
更に、エスカレーター1は、本体フレーム2の内部に設けられて無端状に連結され、乗降口3及び乗降口4の間を循環移動するステップ5と、上部機械室6に設置される駆動機7と、駆動スプロケット8及び駆動チェーン9を介して駆動機7により駆動される上部スプロケット10と、下部機械室11に設置される下部スプロケット12と、上部スプロケット10及び下部スプロケット12に巻回されるステップチェーン13とを備えている。
更に、エスカレーター1は、ステップ5の移動方向に沿ってステップ5の側方に立設される一対の欄干14と、この欄干14の周縁部に支持され、ステップ5に同期して移動する移動手摺15と、上部スプロケット10と同軸に設けられる移動手摺駆動用スプロケット16と、移動手摺駆動用スプロケット16に巻き掛けられる移動手摺駆動用チェーン17と、移動手摺駆動用チェーン17を介して駆動される移動手摺駆動装置18とを備えている。
移動手摺駆動装置18は、移動手摺駆動用チェーン17により駆動される駆動輪19と、これに対向して配置された従動輪20を備えている。駆動輪19が移動手摺駆動装置用チェーン17により駆動されることにより、移動手摺15は、駆動輪19と従動輪20との摩擦で駆動する。
図2は、欄干部分の構成例を示す断面図である。
欄干14は、ステップ5の移動方向(図2の紙面に対して垂直方向)に沿ってステップ5の側方に一対が立設される。なお、本実施形態では、欄干14はガラスパネル21で形成されているが、ガラスパネル21に限定されるものではなく金属パネルであってもよい。
そして、欄干14の周縁部には、移動手摺案内装置22が取り付けられている。移動手摺案内装置22は、移動手摺15をガイドする案内フレーム23を備えている。つまり、移動手摺15は、欄干14の周縁部に設けられた案内フレーム23を支持するものである。なお、案内フレーム23には、その剛性を担保するため、例えば金属が使用される。
図3は、標準型移動手摺を示す断面図である。
標準型移動手摺15aは、樹脂やゴムで形成されており、厚さ寸法H1を有している。また、C字状の断面を有する移動手摺案内装置22との係止領域にあっては、間隔寸法H2を有している。つまり、この係止領域において、移動手摺15は動手摺案内装置22に嵌合する。
図4は、薄型移動手摺を示す断面図である。
薄型移動手摺15bは、樹脂やゴムで形成されており、標準型移動手摺15aより薄い、厚さ寸法H3を有している。また、C字状の断面を有する移動手摺案内装置22との係止領域にあっては、標準型移動手摺15aより小さい、間隔寸法H4を有している。つまり、この係止領域において、移動手摺15は動手摺案内装置22に嵌合する。
ここで、図5、図6、図7を用いて、移動手摺案内装置22の詳細について説明する。
図5は、本発明の第1の実施形態を示し、標準型移動手摺を案内する移動手摺案内装置を模式的に示す説明図であり、図6は、本発明の第1の実施形態を示し、標準型移動手摺から薄型移動手摺へ対応を変化させた回転案内片を模式的に示す説明図であり、図7は、本発明の第1の実施形態を示し、薄型移動手摺を案内する移動手摺案内装置を模式的に示す説明図である。
第1の実施形態で説明する移動手摺案内装置22は、直線部に配置されるものであり、欄干14の上端に設けられた案内フレーム23(図2参照)と、案内フレーム23に軸24を介して回転可能に軸支されている回転案内片25と、を備えている。
軸24は、移動手摺15の移動方向と平行に案内フレーム23に設けられており、図6に示すように、回転案内片25は、軸24を中心に90度回転する。つまり、回転案内片25は、移動手摺15の移動方向と直交する方向に回転可能である(図6中の矢印参照)。回転案内片25は、第1の長さ寸法L1の辺、及び、第2の長さ寸法L2の辺を有して構成されている。
移動手摺案内装置22を標準型移動手摺15aに適用する場合、図5(a)、(b)に示すように、回転案内片25を縦置きとし、幅狭(L2)の摺動面が標準型移動手摺15aの内周面に摺接して支持するようにする。なお、第1の長さ寸法L1が標準型移動手摺15aの係止領域の間隔寸法H2(図3参照)に対応することになる。
一方、移動手摺案内装置22を薄型移動手摺15bに適用する場合、図7(a)、(b)に示すように、回転案内片25を横置きとし、幅広(L1)の摺動面が薄型移動手摺15bの内周面に摺接して支持するようにする。なお、第2の長さ寸法L2が標準型移動手摺15bの係止領域の間隔寸法H4(図4参照)に対応することになる。
つまり、第1の長さ寸法L1は、標準型移動手摺15aの係止領域における間隔寸法H2と略同一以下となっているおり、第2の長さ寸法L2は、薄型移動手摺15bの係止領域における間隔寸法H4と略同一以下となっている。
また、第1の実施形態で説明する回転案内片25は、移動手摺15が直線状に移動する直線部に配置されるものであることから、比較的大きな幅寸法W1を有している。なお、回転案内片25は、樹脂または金属により形成されるものである。
第1の実施形態にあっては、エスカレーター1に標準型移動手摺15aを具備する場合、図5(a)、(b)に示すように、回転案内片25を縦置きとし、移動手摺案内装置22の幅狭(L2)の摺動面を標準型移動手摺15aの内周面に摺接させ案内する。なお、図5(a)は、回転案内片25を斜視的に示した図であり、図5(b)は、標準型移動手摺15aと回転案内片25とを概略的に示した断面図である。
そして、エスカレーター1のリニューアル時に、薄型移動手摺15bを採用する場合、図6に示すように、回転案内片25を、軸24を介して回転させて使用し、図7(a)、(b)に示すように、回転案内片25を横置きとし、移動手摺案内装置22の幅広(L1)の摺動面を薄型移動手摺15bの内周面に摺接させ案内する。なお、図7(a)は、回転案内片25を斜視的に示した図であり、図7(b)は、薄型移動手摺15bと回転案内片25とを概略的に示した断面図である。
また、図7(a)において、移動手摺移動方向を示す矢印は、図5(a)と同様の方向になるため、省略している。
第1の実施形態によれば、移動手摺案内装置22が、欄干14の直線部の周縁部に設けられた案内フレーム23と、案内フレーム23に軸24を介して回転可能に軸支されるとともに、2つの長さ寸法L1及びL2の辺を有し、移動手摺15を2つの摺動面で支持可能な回転案内片25とを備えることにより、1つの移動手摺案内装置22で、標準型移動手摺15aおよび薄型移動手摺15bに対応可能となり、コスト低減を図ることができる。
また、エスカレーター1のリニューアル時に、異なる厚さ寸法を有する移動手摺15を採用する場合であっても、回転案内片25を回転させるだけで対応することができ、容易にリニューアルすることができるとともに、リニューアル期間が短縮可能となる。つまり、第1の実施形態で説明した移動手摺案内装置22は、リニューアル期間や工程が短縮可能となる機構を有することになる。
なお、図5(a)及び図7(a)に示す回転案内片25には、移動手摺15に接するそれぞれの摺動面に溝(図示せず)を有することが好ましい。
次に、欄干14の曲線部に配置される移動手摺案内装置32について説明する。
図8は、本発明の第2の実施形態を示し、案内フレームに回転案内片を設けた移動手摺案内装置を模式的に示す説明図である。
第2の実施形態における移動手摺案内装置32は、欄干14の曲線部に配置されるものであり、欄干14の周縁部に設けられた案内フレーム33と、移動手摺移動方向に複数個が並んで設けられ、案内フレーム33に軸34を介して回転可能に軸支される回転案内片35とを備えている。
軸34は、移動手摺15(15a、15b)の移動方向と平行に案内フレーム33に設けられており、回転案内片35は、移動手摺15の移動方向と直交する方向に(軸34を中心に90度)回転可能となる。
回転案内片35は、それぞれ、第1の長さ寸法L1の辺及び第2の長さ寸法L2の辺を有して構成される。
移動手摺案内装置32を標準型移動手摺15aに適用する場合を、図8(a)、(b)に示す。この場合、回転案内片35を縦置きとし、幅狭(L2)の摺動面が標準型移動手摺15aの内周面に摺接し支持するようにする。
一方、移動手摺案内装置32を薄型移動手摺15bに適用する場合を、図8(c)、(d)に示す。この場合、回転案内片35を横置きとし、幅広(L1)の摺動面が薄型移動手摺15bの内周面に摺接し支持するようにする。
また、回転案内片35は、移動手摺15が曲線状に移動する曲線部に配置されるものであることから、移動手摺移動方向に複数個が並んで設けられ、それぞれが比較的小さな幅寸法W2を有している。
つまり、移動手摺15の直線部に設置される回転案内片45の移動手摺15の移動方向の長さより、移動手摺15の曲線部に設置される回転案内片45の移動手摺15の移動方向の長さのほうが短いことが好ましい。なお、この関係は第3の実施形態においても同様である。
また、曲線部に配置される回転案内片35は、この回転案内片35が移動手摺15を支持することから、少なくとも3つ以上が必要である。
第2の実施形態にあっては、エスカレーター1に標準型移動手摺15aを具備する場合、図8(a)、(b)に示すように、回転案内片35を縦置きとし、移動手摺案内装置32の幅狭(L2)の摺動面を標準型移動手摺15aの内周面に摺接させ案内する。
一方、エスカレーター1に薄型移動手摺15bを具備する場合、図8(c)、(d)に示すように、回転案内片35を横置きとし、移動手摺案内装置32の幅広(L1)の摺動面を薄型移動手摺15bの内周面に摺接させ案内する。
第2の実施形態によれば、回転案内片35を、複数個設け、複数個設けられた回転案内片35を、移動手摺移動方向に並べて設け、曲線部において連設することにより、2つの長さ寸法L1及びL2の辺を有し、標準型移動手摺15a及び薄型移動手摺15bに対応可能とした回転案内片35を、欄干14の曲線部においても適用することができる。
なお、回転案内片35は、欄干14の曲線部にて移動手摺15を支持する必要があることから、例えば、欄干14が直線部から曲線部へ変化する部分、欄干14の曲線部の頂点部分、欄干14が曲線部から直線部へ変化する部分の3か所に設置することが好ましい。更には、これら部分の間にも、適宜、回転案内片35を設置することができるため、回転案内片35は複数個(好ましくは3つ以上)設置することが好ましい。
なお、図8(a)は、標準型移動手摺15aと回転案内片25とを概略的に示した断面図であり、図8(b)は、標準型移動手摺15aに使用した回転案内片25の平面図であり、図8(c)は、薄型移動手摺15bと回転案内片25とを概略的に示した断面図であり、図8(d)は、薄型移動手摺15bに使用した回転案内片25の平面図である。
更に、ここで、軸44を移動手摺15(15a、15b)の移動方向と直交するように配置した移動手摺案内43について説明する。
図9は、本発明の第3の実施形態を示し、案内フレームに回転案内片を設けた移動手摺案内装置を模式的に示すものであり、軸を移動手摺移動方向に直交するように設けた説明図である。
第3の実施形態における移動手摺案内装置42は、欄干14の曲線部に配置されるものであり、欄干14の周縁部に設けられた案内フレーム43と、移動手摺移動方向に複数個(好ましくは3つ以上)が並んで設けられ、案内フレーム43に軸44を介して回転可能に軸支される回転案内片45とを備えている。
そして、移動手摺15の移動方向に回転案内片45が回転することを阻止する引っ掛け機構46を備えている。
軸44は、移動手摺15(15a、15b)の移動方向と直交するように案内フレーム43に設けられており、回転案内片45は、移動手摺15の移動方向と平行に(軸44を中心に90度)回転可能となる。このように軸44を移動手摺15の移動方向と直交するように配置することにより、棒状の軸44が移動手摺15の曲線軌道に影響することを防ぎ、曲線部においてなめらかな移動手摺15の移動を実現する。
回転案内片45は、それぞれ、第1の長さ寸法L1の辺及び第2の長さ寸法L2の辺を有して構成される。
移動手摺案内装置42を標準型移動手摺15aに適用する場合を、図9(a)、(b)に示す。この場合、回転案内片45を縦置きとし、幅狭(L2)の摺動面が標準型移動手摺15aの内周面に摺接し支持するようにする。
一方、移動手摺案内装置42を薄型移動手摺15bに適用する場合を、図9(c)、(d)に示す。この場合、回転案内片45を横置きとし、幅広(L1)の摺動面が薄型移動手摺15bの内周面に摺接し支持するようにする。
なお、図9(a)は、標準型移動手摺15aと回転案内片25とを概略的に示した断面図であり、図9(b)は、標準型移動手摺15aに使用した回転案内片25の平面図であり、図9(c)は、薄型移動手摺15bと回転案内片25とを概略的に示した断面図であり、図9(d)は、薄型移動手摺15bに使用した回転案内片25の平面図である。
また、図9に示す移動手摺15(15a、15b)は、図9において、左側から右側へ移動することが好ましい。つまり、本実施形態の場合は、移動手摺15(15a、15b)は、一方向への移動に適しているといえる。
これは、回転案内片45を支持する軸44が、移動手摺15の移動方向と直交するように案内フレーム43に設置されている関係上、移動手摺15の移動中の回転案内片45の回転を防止する必要があるためである。つまり、その対応策として、後に説明する図11に示す引っ掛け機構46が回転案内片45の回転を防止するが、この引っ掛け機構46との関係上、移動手摺15は一方向への移動が好ましいといえる。
図10は、本発明の第3の実施形態を示し、個々の回転案内片を示す斜視図である。
図10に示すように、個々の回転案内片45は、案内フレーム43に、移動手手摺15の移動方向に、軸44を中心に、回転可能に支持されている。
回転案内片45を標準型移動手摺15aに適用する場合は、回転案内片45を縦置きとし、幅狭(L2)の摺動面が標準型移動手摺15aの内周面に摺接し支持するようにする。
一方、回転案内片45を薄型移動手摺15bに適用する場合は、回転案内片45を横置きとし、幅広(L1)の摺動面が薄型移動手摺15bの内周面に摺接し支持するようにする。
図11は、本発明の第3の実施形態を示し、引っ掛け機構を設けた回転案内片を模式的に示す説明図である。
図11に示す引っ掛け機構46は、回転案内片45の側面に設けられ、回転案内片45を縦置きとした時にその垂直面が案内フレーム43に当接するくさび状の第1の凸部47aと、回転案内片45の側面に設けられ、回転案内片45を横置きとした時にその垂直面が案内フレーム43に当接するくさび状の第2の凸部47bと、を有している。
第1の凸部47a及び第2の凸部47bの高さ寸法は、回転案内片45の側面と案内フレーム43との間の隙間寸法より若干大きく設定されており、回転案内片45を移動手摺15の移動方向、すなわち図11において、回転案内片45を時計回りに回転させようとすると、その垂直面が案内フレーム43に当接して回転を阻止する。
一方、回転案内片45を移動手摺15の移動方向と逆、すなわち図11において、回転案内片45を反時計回りに回転させると、第1の凸部47a及び第2の凸部47bの傾斜部が、回転案内片45の側面と案内フレーム43との間の隙間に入り込み、さらに力を加えることで第1の凸部47a及び第2の凸部47bが、回転案内片45の側面と案内フレーム43との間の隙間を通過し、回転するようになっている。
したがって、引っ掛け機構46の高さ寸法は、つまり、第1の凸部47a及び第2の凸部47bの高さ寸法は、回転案内片45の側面と案内フレーム43との間の隙間寸法とから決定される。
なお、回転案内片45の回転変更が1回のみの場合には、第1の凸部47aは案内フレーム43を通過することがないため、少なくとも第2の凸部47bのみをくさび状に形成すれば足りる。
第3の実施形態にあっては、エスカレーター1に標準型移動手摺15aを具備する場合、図9(a)、(b)に示すように、回転案内片45を縦置きとし、移動手摺案内装置42の幅狭(L2)の摺動面を標準型移動手摺15aの内周面に摺接させ案内する。
このとき、図11(a)に示すように、回転案内片45の側面に設けた第1の凸部47aの垂直面(くさび状の引っ掛け機構46の垂直面)が案内フレーム43に当接することにより、標準型移動手摺15aの摺動によって回転案内片45が回転してしまうことを阻止することができる。
そして、エスカレーター1のリニューアル時に、薄型移動手摺15bを採用する場合、回転案内片45を、軸44を介して回転させて使用し、図9(c)、(d)に示すように、回転案内片45を横置きとし、移動手摺案内装置42の幅広(L1)の摺動面を薄型移動手摺15bの内周面に摺接させ案内する。
すなわち、図11(b)に示すように、回転案内片45を反時計回りに回転させ、第2の凸部47bの傾斜部を回転案内片45の側面と案内フレーム43との間の隙間に入り込ませ、さらに力を加えることで第2の凸部47bを、回転案内片45の側面と案内フレーム43との間の隙間を通過させ、図9(c)、(d)及びに示すように、回転案内片45を横置きとする。
このとき、図11(c)に示すように、回転案内片45の側面に設けた第2の凸部47bの垂直面(くさび状の引っ掛け機構46の垂直面)が案内フレーム43に当接することにより、薄型移動手摺15bの摺動によって回転案内片45が回転してしまうことを阻止することができる。
なお、図11(a)は、標準型移動手摺15aに適用した場合の回転案内片45の正面図と横面図であり、図11(b)は、標準型移動手摺15aから薄型移動手摺15bへ移動中の回転案内片45の正面図と横面図であり、図11(c)薄型移動手摺15bに適用した場合の回転案内片45の正面図と横面図である。
第3の実施形態によれば、回転案内片45を、移動手摺15の曲線部において、移動手摺移動方向に複数個が並んで設けられ、棒状の軸44を移動手摺15の移動方向と直交するように配置することにより、棒状の軸44が移動手摺15の曲線部の軌道に影響することを防ぎ、曲線部においてなめらかな移動手摺15の移動を実現することができる。
また、回転案内片45に、引っ掛け機構46を設置することにより、移動手摺15の移動方向に回転案内片45が回転することを阻止することができる。つまり、回転案内片45を軸支する軸44を、移動手摺15の移動方向と直交するように配置したものであっても、移動手摺15の摺動によって回転案内片45が回転してしまうことを阻止することができる。
以上、本発明の乗客コンベア装置の実施形態について、その作用効果も含めて説明した。しかしながら、本発明の乗客コンベア装置は、上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
1 エスカレーター
2 本体フレーム
3、4 乗降口
5 ステップ
14 欄干
15 移動手摺
15a 標準型移動手摺
15b 薄型移動手摺
18 移動手摺駆動装置
22、32、42 移動手摺案内装置
23、33、43 案内フレーム
24、34、44 軸
25、35、45 回転案内片
46 引っ掛け機構
47a、47b 凸部

Claims (7)

  1. 無端状に連結されて循環移動するステップと、前記ステップの移動方向に沿って立設された一対の欄干と、前記欄干の周縁部に設けられ、前記ステップに同期して移動する移動手摺と、前記移動手摺を支持し、前記欄干の上端に設けられた移動手摺案内装置と、を有する乗客コンベア装置において、
    前記移動手摺案内装置は、少なくとも2つの長さ寸法の辺を有し、前記移動手摺を2つの摺動面で支持可能な回転案内片を具備した案内フレームを有することを特徴とする乗客コンベア装置。
  2. 請求項1に記載の乗客コンベア装置において、
    前記回転案内片は、前記案内フレームに設置された軸を中心に回転することを特徴とする乗客コンベア装置。
  3. 請求項2に記載の乗客コンベア装置において、
    前記回転案内片は、複数個設けられ、
    前記複数個設けられた回転案内片は、移動手摺移動方向に並んで前記移動手摺の曲線部に設置されることを特徴とする乗客コンベア装置。
  4. 請求項2に記載の乗客コンベア装置において、
    前記軸は、前記移動手摺の移動方向と直交するように設置されることを特徴とする乗客コンベア装置。
  5. 請求項4に記載の乗客コンベア装置において、
    前記回転案内片は、前記移動手摺の移動方向に前記回転案内片が回転することを阻止するための引っ掛け機構を設置されることを特徴とする乗客コンベア装置。
  6. 請求項5に記載の乗客コンベア装置において、
    前記引っ掛け機構の高さ寸法は、前記回転案内片の側面と前記案内フレームとの間の隙間寸法より大きく設定されていることを特徴とする乗客コンベア装置。
  7. 無端状に連結されて循環移動するステップと、前記ステップの移動方向に沿って立設され、直線部と曲線部とを有する一対の欄干と、前記欄干の周縁部に設けられ、前記ステップに同期して移動する移動手摺と、前記移動手摺を支持し、前記欄干の上端に設けられた移動手摺案内装置と、を有する乗客コンベア装置において、
    前記移動手摺案内装置は、少なくとも2つの長さ寸法の辺を有し、前記移動手摺を2つの摺動面で支持可能な回転案内片を具備した案内フレームを有する共に、前記直線部に設置される回転案内片の前記移動手摺の移動方向の長さより、前記曲線部に設置される回転案内片の前記移動手摺の移動方向の長さのほうが、短いことを特徴とする乗客コンベア装置。
JP2018098688A 2018-05-23 2018-05-23 乗客コンベア装置 Active JP6909758B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018098688A JP6909758B2 (ja) 2018-05-23 2018-05-23 乗客コンベア装置
CN201910428950.7A CN110526096B (zh) 2018-05-23 2019-05-22 乘客传送带装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018098688A JP6909758B2 (ja) 2018-05-23 2018-05-23 乗客コンベア装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019202848A JP2019202848A (ja) 2019-11-28
JP6909758B2 true JP6909758B2 (ja) 2021-07-28

Family

ID=68659786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018098688A Active JP6909758B2 (ja) 2018-05-23 2018-05-23 乗客コンベア装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6909758B2 (ja)
CN (1) CN110526096B (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5226522A (en) * 1992-07-16 1993-07-13 Otis Elevator Company Moving handrail guide mount with vibration isolation
JP5017341B2 (ja) * 2009-09-15 2012-09-05 株式会社日立製作所 乗客コンベア
JP5645461B2 (ja) * 2010-04-28 2014-12-24 三菱電機株式会社 乗客コンベヤ
CN104444745A (zh) * 2013-09-15 2015-03-25 由国峰 电梯扶手收拢系统
CN107934730A (zh) * 2017-12-19 2018-04-20 杜俊钰 自动扶梯或自动人行道扶手保护装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN110526096A (zh) 2019-12-03
CN110526096B (zh) 2020-10-27
JP2019202848A (ja) 2019-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4107852B2 (ja) コンベア装置
JP6410961B2 (ja) 乗客コンベヤ
JP6909758B2 (ja) 乗客コンベア装置
KR100639718B1 (ko) 컨베이어 장치
JP2012062151A (ja) 乗客コンベア
KR100690461B1 (ko) 컨베이어 장치
JP2015129035A (ja) 乗客コンベア
JP5969060B2 (ja) 乗客コンベア
JP6046232B1 (ja) 乗客コンベアの手摺りベルト清掃装置及びそれを用いた乗客コンベア
JP6453423B1 (ja) 乗客コンベア用手摺ベルト及びそれを用いた乗客コンベア
JP6567630B2 (ja) 乗客コンベアの踏段
JP2006044823A (ja) 乗客コンベアのハンドレール案内装置
JP2021187629A (ja) 乗客コンベア
JP2581854B2 (ja) マンコンベア装置
JP6781240B2 (ja) 手摺りベルト及びそれを用いた乗客コンベア
JP2007161458A (ja) 乗客コンベア
JP6113821B1 (ja) 乗客コンベア
JP2000327248A (ja) 乗客コンベア
JP6441442B1 (ja) 乗客コンベアの製造方法
JP2007045537A (ja) マンコンベア
JP2006124065A (ja) 乗客コンベアのハンドレール案内装置
JP6339129B2 (ja) 乗客コンベア
JPH0340855Y2 (ja)
CN112299217A (zh) 乘客输送机
JP2009062103A (ja) 乗客コンベアの手摺りベルト案内装置および乗客コンベア

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200625

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210629

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6909758

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150