JP6909299B2 - MЕK1/2阻害剤としてのN−{3−[3−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−6,8−ジメチル−2,4,7−トリオキソ−3,4,6,7−テトラヒドロ−2H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]−フェニル}−シクロプロパンカルボキサミドジメチルスルホキシド溶媒和物 - Google Patents

MЕK1/2阻害剤としてのN−{3−[3−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−6,8−ジメチル−2,4,7−トリオキソ−3,4,6,7−テトラヒドロ−2H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]−フェニル}−シクロプロパンカルボキサミドジメチルスルホキシド溶媒和物 Download PDF

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Description

本発明は、有害な細胞増殖を原因とする障害の処置のための薬物、特に抗腫瘍剤として関心のあるピリド[4,3−d]ピリミジン−2,4,7−トリオンの新しい誘導体、即ちN−{3−[3−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−6,8ジメチル−2,4,7−トリオキソ−3,4,6,7−テトラヒドロ−2H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]−フェニル}−シクロプロパンカルボキサミドジメチルスルホキシド溶媒和物に関する。より具体的には、本発明は、悪性黒色腫の処置のために用いることができる抗腫瘍薬として関心のあるMЕK1、MЕK2、及びMЕK1/2阻害剤に関する。
公知のMЕK1、MЕK2、及びMЕK1/2阻害剤が存在し、その構造は、1H,6H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,4,7−トリオンを含み(特許文献1〜3)、最先端の薬物は、メキニストである(トラメチニブジメチルスルホキシド、GSK1120212)(非特許文献1)。GSK1120212は、効率的なMEK1/2阻害剤であり、活性化前のもの(pp−MЕK1:IC50=14.9nM)と比べてC−Raf活性化(uMEK1:IC50=0.7nM)の前にu−MEKl/2に対してより高い効率を示す(非特許文献2)。
Figure 0006909299
しかし、トラメチニブ及びメキニストは、рН=2からрН=8の間の水性媒体にほとんど溶けない。トラメチニブ及びメキニストは、極性が高い溶媒を含む有機溶媒にも非常に溶けにくい(熱非極性溶媒にやや溶けにくい)。
このために、MEK1、MEK2、及びMЕK1/2に関して好ましい効率プロファイル、並びに水性又は有機溶媒に高い溶解性を示し得る化合物がいまだに望まれているのである。バイオアベイラビリティの改善により、これらの化合物は、がん治療剤としてより適切になることが期待される。
その他に、メキニストは、単一用量経口毒性が低いが(マウスについてLD50>2000mg/kg)、長期の高用量レベルの投与中に、著しい体重減少又は時には動物の死さえ観察される。よって、長期投与毒性がより低いこの群の製品についての探索がいまだに非常に重要である。
国際公開第2005/121142号 国際公開第2012/088033号 米国特許第7378423号
H.Abe、S.Kikuchi、K.Hayakawaら、ACS Med.Chem.Lett.2011、2、320−324 http://clincancerres.aacrjournals.org/content/17/5/989.full
本発明の目的は、長期投与中の毒性がより低い新規なMEK1、MEK2、及びMEK1/2阻害剤を創出することである。
この目的は、式1の新規化合物N−{3−[3−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−6,8−ジメチル−2,4,7−トリオキソ−3,4,6,7−テトラヒドロ−2H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]−フェニル}−シクロプロパンカルボキサミドジメチルスルホキシド溶媒和物により達成される。
本出願人は、式1の新規化合物N−{3−[3−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−6,8−ジメチル−2,4,7−トリオキソ−3,4,6,7−テトラヒドロ−2H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]−フェニル}−シクロプロパンカルボキサミドジメチルスルホキシド溶媒和物が、長期投与中に非毒性であり、MEK1、MEK2、及びMEK1/2に対する効率においてトラメチニブに匹敵することを予期せぬことに見出した。
よって、式1の新規化合物N−{3−[3−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−6,8−ジメチル−2,4,7−トリオキソ−3,4,6,7−テトラヒドロ−2H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]−フェニル}−シクロプロパンカルボキサミドジメチルスルホキシド溶媒和物は、MEK1、MEK2、及びMEK1/2が関与する障害の処置、例えば悪性黒色腫を含むがんの処置において特に有用であり得る。
本発明の主題は、式1のN−{3−[3−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−6,8−ジメチル−2,4,7−トリオキソ−3,4,6,7−テトラヒドロ−2H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]−フェニル}−シクロプロパンカルボキサミドジメチルスルホキシド溶媒和物である。
Figure 0006909299
本発明の主題は、式1の化合物を含むMEK1、MEK2、及びMEK1/2阻害剤でもある。
式1の新規化合物の利点は、有機媒体中の溶解性がより高いことであり、このことは、より広い種類の適切な処方を提供でき、より高いバイオアベイラビリティ及びその他の薬物動態パラメータを可能にする。よって、例えば、ジメチルスルホキシド中の式1の化合物の溶解性は、トラメチニブのものより2倍を超えて大きい。4%ジメチルスルホキシドと96%植物油との混合物中の溶解性もより高い。トラメチニブのものと比較して、様々な媒体中の式1の化合物の溶解性を、表1に示す。
表1.様々な媒体中の式1の化合物及びトラメチニブの溶解性
Figure 0006909299
式1の新規化合物の阻害活性は、MEK1に関してトラメチニブの阻害活性と匹敵し、実験値はIС50=8.02nM(トラメチニブについてIC50=8.14nM)である。
原型(メキニスト、トラメチニブのジメチルスルホキシド複合体)と比較して投与毒性の推移が著しく低いことが、式1の新規化合物の絶対的な利点である。A375ヒト黒色腫異種移植片モデルに対する効率研究は、式1の化合物が腫瘍成長を阻害し、用量依存性の様式で腫瘍退縮を引き起こしたことを示した。式1の化合物の効率はメキニストのものに匹敵し、式1の化合物は毒性がより低い。メキニストによる実験的処置は、著しい体重減少及び2匹の動物の死をもたらしたが、式1の化合物は、より高い用量でさえ動物の死を引き起こさなかった。
式1の化合物対メキニストの抗腫瘍活性研究を、NMRIヌード雌マウスに対して行った。腫瘍の形成後、動物を、群における平均腫瘍サイズが約150mMとなるように群分けした。動物を、試験生成物で21日間処置した。3mg/kg以下の用量で式1の化合物を投与された実験群の動物の体重は、対照群の動物のものと有意に異ならなかった(図1)。10mg/kgの用量の式1の化合物による処置は、動物の体重減少をもたらし、これは、1回目の投与から研究中を通して観察されたが、処置開始日と比較して20%以下であった。しかし、9日間の3mg/kgのメキニストの胃内投与は、著しい体重減少と2匹の動物の死をもたらし、このことにより、この群において、体重の回復のために3日間処置を中止する必要があった。
腫瘍成長の動態を図2に示す。0.3mg/kgの式1の化合物の胃内投与は、腫瘍成長に影響しなかったが、腫瘍成長の著しい阻害が全ての他の群で観察された。また、1mg/kgの式1の化合物を投与された8匹の動物のうち3匹、並びに3及び10mg/kgの式1の化合物を投与されたそれぞれ7/8匹及び8/8匹の動物で腫瘍退縮が観察された。3mg/kgのメキニストの胃内投与も、群における100%の動物において退縮を引き起こした。
よって、式1の化合物は、用量依存性腫瘍成長阻害及び退縮を示し、動物の死を引き起こさず、研究した最大用量においてのみ動物の体重を中程度に低減させた。
本発明の主題は、式1の化合物を含むMEK1、MEK2、及びMEK1/2阻害剤でもある。この阻害剤は、患者における悪性黒色腫を含むがんの処置のために用いられることが好ましい。
本発明の主題は、溶媒、例えばCHCl、テトラヒドロフラン、N,Nージメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、又はN−メチルピロリドン中での、式2の1−(3−アミノフェニル)−3−シクロプロピル−5−{(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ}−6,8−ジメチルピリド[4,3−d]ピリミジン−2,4,7(1Н,3Н,6Н)−トリオン又はその塩とシクロプロピルカルボン酸又はその活性化誘導体(例えば、この酸のクロロ無水物又はそれぞれの活性化エステル若しくは無水物)との相互作用と、ジメチルスルホキシド中の熱飽和溶液を徐々に冷却することにより、得られた生成物の結晶溶媒和物を更に得る、式1の化合物の製造方法でもある。
Figure 0006909299
本発明の主題は、式1の化合物を含む医薬組成物及び剤形の調製のための活性成分である。
本発明の主題は、MEK1、MEK2、及びMEK1/2阻害剤特性を示し、治療有効量の活性成分としての式1の化合物と、医薬的に許容される賦形剤と、を含む医薬組成物である。
医薬組成物は、経口用(例えば、錠剤、香錠、ハード若しくはソフトカプセル剤、水性若しくは油性懸濁剤、乳剤、分散性粉剤若しくは顆粒剤、シロップ剤、又はエリキシル剤)、外用(例えば、クリーム剤、軟膏剤、ゲル剤、水性若しくは油性液剤、又は懸濁剤)、吸入用(例えば、微粉末又は液体エアロゾル)、吹送用(例えば、微粉剤)又は非経口投与用(例えば、静脈内、皮下若しくは筋内投与注射用の滅菌水性若しくは油性液剤、又は直腸投与用の坐剤)に適切な形態であり得る。
医薬組成物は、公知の従来の医薬賦形剤を用いる通常の方法により得ることができる。よって、経口投与を意図する医薬組成物は、例えば1又はいくつかの着色剤、甘味料、香料、及び/又は防腐剤を含んでよい。
通常、式1の化合物は、治療有効用量を通常提供する5〜5000mg/mの体表面積、即ち、約0.1〜100mg/kgの単一用量として患者に投与される。通常、単一剤形、例えば錠剤又はカプセル剤は、例えば1〜250mgの活性成分を含む。1日用量は、患者、具体的な投与経路及び処置の際の障害の重症度に依存して常に変動する。よって、特定の患者の処置を行う医師は、最適用量を決定できる。本明細書において、用語「療法」は、「予防」を含む。
MEK1、MEK2、及びMEK1/2に対する阻害活性を有する式1の化合物は、MEK1、MEK2、及びMEK1/2活性に関する疾患又は医療状態の処置、例えばがんの処置のために用いることができる。式1の化合物又はその医薬的に許容される塩及び/若しくは溶媒和物を用いる処置に感受性であり得るがんの種類は、(限定することなく)悪性黒色腫を含む。
本発明の主題は、治療有効量の式1の化合物を含む、MEK1、MEK2、及びMEK1/2に関する疾患の処置のための薬物でもある。本発明のバージョンの1つは、この薬物が、MEK1、MEK2、及びMEK1/2に関し、がんを含む疾患の処置を意図することである。
本発明の主題は、上で規定する式1の化合物の使用を含む、MEK1、MEK2、及びMEK1/2に関する疾患の処置の方法でもある。本発明のバージョンの1つは、MEK1、MEK2、及びMEK1/2に関し、がんを含む疾患の処置である。
本発明の別の態様によると、式1の化合物は、上で規定するように、治療有効量の式1の化合物を医薬的に許容される賦形剤と混合することによる、がんの処置のための薬物の調製のために用いることが提案される。
本発明の別の態様によると、処置を必要とする患者において抗がん効果を得る方法も提案され、該方法は、患者に有効量の式1の化合物を投与することを含む。
本発明の別の態様によると、MEK1/2阻害が有用である疾患に罹患した人の処置の方法も提案され、該方法は、そのような処置を必要とする患者に、有効量の式1の化合物を投与する工程を含む。特に、MEK1、MEK2、及びMEK1/2阻害が有用な疾患は、がんである。
がんが一般的な意味において示される本明細書中で言及する任意の態様又はバージョンにおいて、前記がんは、脳腫瘍(悪性星細胞腫及び乏突起神経膠腫の要素を有する神経膠腫等)、食道癌、胃癌、肝癌、膵癌、結腸直腸癌(大腸癌、直腸癌等)、肺癌(非小細胞肺癌、小細胞肺癌、原発及び転移性扁平上皮癌等)、腎臓癌、乳癌、卵巣癌、前立腺癌、皮膚癌、神経芽腫、肉腫、骨軟骨腫、骨腫、骨肉腫、精上皮腫、性腺外の腫瘍、精巣腫瘍、子宮癌(子宮頸癌、子宮内膜癌等)、頭部癌及び頸部腫瘍(上顎洞、喉頭癌、咽頭癌、舌癌、口腔癌等)、多発性骨髄腫、悪性リンパ腫(細網肉腫、リンパ肉腫、ホジキン病等)、真性赤血球増加症、白血病(急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、急性リンパ球性白血病、慢性リンパ球性白血病等)、甲状腺腫、骨盤癌、尿管腫瘍、膀胱腫瘍、胆嚢癌、胆管癌、悪性黒色腫、小児腫瘍(ユーイング肉腫、ウィルムス腫瘍、横紋筋肉腫、血管肉腫、胎児性精巣腫瘍、神経芽腫、網膜芽細胞腫、肝芽腫、腎芽腫等)等から選択できる。
上記のがん疾患の処置は、単剤療法として用いることができるか、あるいは本発明による化合物に加えて一般的な手術又は放射線療法若しくは化学療法若しくは免疫療法を含むことができる。この化学療法は、同時、連続的、又は別々に導入でき、以下の範疇からの1以上の抗がん剤を更に含むことができる:抗増殖性/抗がん剤及び医療的腫瘍学において用いられるそれらの組み合わせ、細胞分裂阻害剤、浸潤抑制剤、増殖因子阻害剤、血管新生抑制剤、血管剤、損傷性エンドセリン受容体アンタゴニスト、アンチセンス療法、遺伝子療法アプローチ、及び免疫療法アプローチ(J)。
よって、本発明は、式1の化合物と上で規定するようなさらなる抗腫瘍物質とを含む、がんの併用処置のための医薬組成物を提案する。
本発明は、式1の化合物と上で規定するような更なる抗腫瘍物質とを含む、がんの併用処置のための医薬組成物を提案する。
併用療法に関して用いる用語「併用処置」は、同時、別々、又は連続的な投与と理解されるべきである。
本発明は、がんの併用処置のための、式1の化合物と更なる抗腫瘍物質との使用を提案する。
本発明は、図面により支持される。
研究中の薬物による処置中の動物の体重変化の動態。 メキニスト及び式1の化合物での処置中の異種移植片モデルにおけるA375ヒト黒色腫腫瘍成長の動態。
本発明を、具体例を用いてより詳細に説明する。以下の実施例は、説明のために提示され、本発明を限定することを意図しない。当業者は、実質的に同じ結果を得るために変更又は改変できる様々な重要でないパラメータを容易に理解できる。
実施例1.N−{3−[3−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−6,8−ジメチル−2,4,7−トリオキソ−3,4,6,7−テトラヒドロ−2H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]−フェニル}−シクロプロパンカルボキサミドジメチルスルホキシド溶媒和物の調製方法
塩化シクロプロピルカルボニル(182mg、1.74mmol)を、式2の1−(3−アミノフェニル)−3−シクロプロピル−5−{(2−フルオロ−4−ヨードフェニル)アミノ}−6,8−ジメチルピリド[4,3−d]ピリミジン−2,4,7(1Н,3Н,6Н)−トリオン(500mg、0.87mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(225mg、1.74mmol)の5mLのジメチルホルムアミド中の溶液に周囲温度にて加え、反応物を一晩混合した。反応の完了時に、真空下で溶媒を蒸発させ、残渣を5mLのジクロロメタンに溶解し、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液及び塩化ナトリウム飽和水溶液で連続的に洗浄した。有機層を分け、無水硫酸ナトリウムで一晩乾燥し、ろ過し、ろ液を真空下で蒸発させた。ジクロロメタン及びジクロロメタンと酢酸エチル(1:1)との混液を溶離液として用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより生成物を単離した。粗生成物(250mg)を1.3mLのジメチルスルホキシドに70℃にて溶解し、溶液を1時間混合し、次いで周囲温度に冷却し、一晩混合した。沈殿物をろ取し、フィルタ上でジクロロメタンを用いて洗浄し、高真空下、40〜50℃にて2時間乾燥した。N−{3−[3−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−6,8−ジメチル−2,4,7−トリオキソ−3,4,6,7−テトラヒドロ−2H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]−フェニル}−シクロプロパンカルボキサミドジメチルスルホキシド溶媒和物(130mg、48%)を白色結晶粉末として得た。
H NMR(CDC1,400MHz):0.79(m,2Н),0.86(m,2Н),1.05−1.15(m,4Н),1.44(s,3Н),1.5(m,1Н),2.62(s,6H),2.74(m,1H),3.21(s,3H),6.7(t,1H),7.03(m,1H),7.31−7.4(m,2H),7.45(d,1H),7.53(d,1H),7.65(s,1H),7.71(s,1H),11.3(s,1H).
実施例2.式1の化合物及びトラメチニブ原型の熱力学的溶解性の決定。研究中の化合物5mgを、1mLのユニバーサル緩衝液(Pion Ltd)、pH=2.0、4.0又は7.0と15分間25℃にて混合した。溶液が濁り始めるまで更なる量の物質を用いた。溶液を含むバイアルを混合しながら25℃にて24時間インキュベートして、飽和溶液と沈殿物との間の平衡を達成した。平衡時に、200μLの溶液(1つの試料につき2つ)を、96ウェルフィルタプレート(Millipore)を通してろ過して、沈殿物を分けた。ろ液中の化合物の濃度を、標準検量線を用いる分光光度法により決定した。物質の光吸収スペクトルを測定し、選択した波長(通常、物質最大吸収λmaxに相当する)にて検量線をプロットした。ろ液中の物質の濃度(即ち溶解度)を、以下の式により算出した:
溶解度=(ODλmaxろ液−ODλmaxブランク)/傾き×1.67×ろ液希釈
式中:
ODλmaxろ液=ろ液の吸光度:
ODλmaxブランク=物質を含まないブランク溶液の吸光度;
傾き=検量線の傾き;
1.67=アセトニトリル中のろ液の希釈係数;
ろ液希釈=緩衝液中のろ液の希釈係数。
結果を表1に示す。
実施例3.アッセイ。物質を、Z’−LYTEスクリーニングプラットフォーム(Life Technologies)を用いてMEK1キナーゼ活性に対する影響について試験した。反応混合物中のDMSOの濃度は1%であった。100%DMSO中の研究中の物質の100nLの100倍液だめを、2.4μLキナーゼ緩衝液(50mMのHEPES、pH7.5、0.01%BRIJ−35、10mMのMgCl、1mMのEGTA)で希釈し、384ウェルプレート(黒色、小容量、Corning製、カタログ#3676)中の、5μLの2倍基質/キナーゼ混合物(MЕK1/不活性化MARK1(ERK2)/Ser/Thr03、最終含量0.08〜0.31ngのMЕK1、105ngの不活性化MARK1(ERK2)、及び2μMのSer/Thr03)に加えた。物質をキナーゼと周囲温度にて10分間プレインキュベートした。その後、2.5μLの4倍ATP溶液を加えて、反応を開始した(反応混合物中のATPの最終濃度は100μMである)。振とう機上での30秒のインキュベーションの後に、反応物を周囲温度にて60分間インキュベートした。次いで、1:1024に希釈した5μLの試薬В(Life Technologies)を加え、周囲温度にて更に60分間インキュベートした。励起400nM並びに発光445nM及び520nMにて蛍光を測定した。ペプチド基質のリン酸化度を、以下の式により算出した(低い発光比は、ペプチドがリン酸化されている、即ち、キナーゼ活性が阻害されないことを意味し、高い発光比は、ペプチドがリン酸化されていない、すなわちキナーゼ活性が阻害されていることを意味する)。
以下のようにしてリン酸化%を算出した:
Figure 0006909299
以下のようにして阻害%を算出した:
Figure 0006909299
式中:
100%=平均クマリン発光シグナル、100%リン酸化対照;
0%=平均クマリン発光シグナル、0%リン酸化対照;
100%=平均蛍光発光シグナル、100%リン酸化対照;
0%=平均蛍光発光シグナル、0%リン酸化対照。
実施例4.ヒト黒色腫異種移植片モデルにおける効率の研究。この研究は、ProQinase GmbHフライブルグ、Breisacher Str.117、D−79106フライブルグ、ドイツにおいて行った。
А375ヒト黒色腫細胞を、10%FBSを添加したDMEM培地を用いて、95%空気及び5%СOを含む湿潤雰囲気において、37℃にてバイアル中で培養した。がん細胞を、適応期間の後に動物に移行した。その最後に、細胞を、TrypLE Express(Invitrogen)を用いて収集し、洗浄し、3×10細胞/mLの最終濃度にて滅菌PBSに懸濁した。この細胞懸濁物を、マウスの左側腹部に皮下(SC)注射した(マウス当たり3×10細胞又は100μL)。
平均腫瘍サイズが100〜200mmに達したときに、動物を実験群に分け、試験薬物での処置を開始した。生成物を毎日胃内投与し、対照群は溶媒を投与された。実験での生成物用量を表2に示す。
表2.ヒト黒色腫異種移植片モデルにおける効率の研究における生成物の用量
Figure 0006909299
重要な測定パラメータ:
皮下移植した腫瘍の測定は、細胞導入の日から開始して週2回行った。腫瘍量(mm)は、以下の式により決定した:
V=L×W/2,
式中、L及びWは、それぞれ最大及び最小腫瘍直径(mm)に相当する。測定は、スライド式ノギスを用いて行った。
研究は、腫瘍成長阻害値の算出を含んだ:
Т/С=Vexp/Vctrl×100%,
式中:
ctrl=対照群における平均腫瘍量;
exp=実験群における平均腫瘍量。
動物の健康及び挙動も監視し、致死数の結果及び腫瘍退縮も記録した:
退縮=(Vini−Vfin)/V×100%
式中:
ini=処置開始時の初期腫瘍量;
fin=処置終了時の腫瘍量。
動物の体重測定は、週3回行った。
表3.処置21日後の腫瘍阻害パラメータ(Т/С)
Figure 0006909299
図2は、メキニスト及び式1の化合物での処置中の異種移植片モデルにおけるA375黒色腫腫瘍成長の動態を示す。
式1の化合物は、メキニストの効果の強度に匹敵する用量依存性の腫瘍成長阻害及び退縮を示した。しかし、メキニストとは異なり、式1の化合物は、研究したいずれの用量でも動物の死を引き起こさず(メキニスト処置は、著しい体重減少及び2匹の動物の死をもたらした)、研究した最大用量において動物体重が中程度減少しただけであった。このことは、黒色腫処置効率を損なうことなく、メキニストと比較して式1の化合物の毒性がより低いことを示唆する。
実施例5.錠剤としての薬物の調製。1600mgのデンプン、1600mgの粉砕ラクトース、400mgのタルク、及び1000mgの式1の阻害剤を混合し、棒に圧縮する。この棒を顆粒に粉砕し、ふるいにかけて14〜16メッシュの顆粒を収集する。これらの顆粒を適切な形の錠剤(各500mg)に圧縮する。
実施例6.カプセル剤としての薬物の調製。式1の阻害剤をラクトースと混合する(2:1)。この粉末混合物を、適切なサイズのゼラチンカプセルに充填する(各600mg)。
実施例7.筋内、腹腔内又は皮下注射用の組成物としての薬物の調製。500mgの式1の阻害剤を300mgのクロロブタノール、2mLのプロピレングリコール、及び100mLの注射用水と混合する。溶液をろ過し、1mLのアンプルに充填し、次いでこれを密閉する。
当業者は、同じ結果を得るために変更又は改変できる様々な重要でないパラメータを容易に理解できる。本明細書に記載したもの以外の本発明の様々な改変は、上で提供した記載から当業者に明らかである。

Claims (8)

  1. 式1のN−{3−[3−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−6,8−ジメチル−2,4,7−トリオキソ−3,4,6,7−テトラヒドロ−2H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]−フェニル}−シクロプロパンカルボキサミドジメチルスルホキシド溶媒和物。
    Figure 0006909299
  2. 請求項1に記載の式1の化合物を含む、医薬組成物及び剤形調製するための活性成分。
  3. MEK1、MEK2、及びMEK1/2阻害剤特性を示し、治療有効量の活性成分としての請求項1に記載の式1の化合物と、医薬的に許容される賦形剤と、を含む、医薬組成物。
  4. 医薬的に許容される容器に入れられた錠剤、カプセル剤、又は注射剤の形で用いるための、請求項3に記載の医薬組成物。
  5. 請求項1に記載の式1の化合物を含む、MEK1、MEK2、及びMEK1/2に関連する疾患の処置用の薬物。
  6. 治療有効量の請求項1に記載の式1の化合物と医薬的に許容される賦形剤とを混合することによる、がんの処置用の薬物の調製方法。
  7. 悪性黒色腫の処置のための、請求項に記載の薬物の調製方法。
  8. 式2の化合物又はその塩とシクロプロパンカルボン酸又はその活性化誘導体との相互作用を含む、請求項1に記載の式1の化合物の調製方法。
    Figure 0006909299
JP2019540504A 2016-10-10 2016-12-12 MЕK1/2阻害剤としてのN−{3−[3−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−4−ヨードフェニルアミノ)−6,8−ジメチル−2,4,7−トリオキソ−3,4,6,7−テトラヒドロ−2H−ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]−フェニル}−シクロプロパンカルボキサミドジメチルスルホキシド溶媒和物 Active JP6909299B2 (ja)

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