JP6908397B2 - 洗濯機 - Google Patents

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本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
一般に、洗い、すすぎ、脱水等からなる洗濯の各行程を自動で実行する洗濯機においては、注水ケース部分に、引出し式の洗剤等収容ケースが設けられている(例えば特許文献1参照)。洗剤等収容ケースには、洗剤を収容する洗剤収容部と、柔軟剤等の洗濯助剤を収容する柔軟剤収容部とが並んで設けられており、注水ケースには、それら各収容部に夫々対応した複数の給水経路が設けられている。これにて、洗い行程の開始時には、洗剤収容部を通して給水が行われ、洗剤が水に溶けながら水槽内に投入される。また、最終のためすすぎ行程の開始時には、柔軟剤収容部を通して給水が行われ、柔軟剤が水に溶けながら水槽内に投入される。
特開2002−166093号公報
上記のような注水ケースにあっては、特に洗剤収容部に液体洗剤が貯留されているような場合に、比較的高い水圧で洗剤収容部に水が供給されると、液体洗剤と多量の水とが勢い良く混ぜられて大量の泡が発生する虞があり、ひいてはその泡が注水ケースから溢れ出してしまうことも考えられる。そのため、従来では、液体洗剤に関しては、洗剤収容部に貯留することなく、そのまま水槽に供給することも行われているが、水槽内の衣類に濃い液体洗剤が長い時間付着していると、色落ちなどを招いてしまう虞もある。
そこで、注水ケースに洗剤収容部を備えるものにあって、給水時に洗剤により大量の泡が発生して注水ケースから溢れてしまうことを未然に防止することができる洗濯機を提供する。
実施形態の洗濯機は、洗濯水が溜められる水槽と、給水源からの水を注水ケースを通して前記水槽内に給水する給水機構とを備えるものであって、前記注水ケース内には、上面が開口した容器状の洗剤収容部を有する収容ケースが配置され、該収容ケースの下部に位置して前記収容ケース内を通った水を出口に向けて流す底部通水部が設けられ、前記給水機構により該注水ケースに供給された水が、前記洗剤収容部に供給された後前記底部通水部に流れ落ちる第1の給水態様を実行することが可能に構成されると共に、前記注水ケースには、前記収容ケースの後側に位置して、該注水ケース内を前後に仕切る仕切壁が設けられることにより、該仕切壁の後ろ側に、前記第1の給水態様にあって一部の水が前記洗剤収容部に入らずに直接的に流れ込む後部水路が形成され、前記後部水路の水が該仕切壁の下辺部に部分的に形成された開口部を通して、前記底部通水部に流れる構成とされている。
一実施形態を示すもので、洗濯機の外観を示す側面図 洗濯機の内部構成を概略的に示す縦断側面図 洗濯機の洗濯物出入口部分を収容ケースを引出した状態で示す斜視図 注水ケースのロアケースと給水ホースとの接続部分を示す斜視図 ロアケースの平面図 図5のA−A線に沿うロアケースの縦断正面図 ロアケース内に収容ケースが収容された状態を示す平面図 図7のB−B線に沿う縦断側面図
以下、いわゆる縦軸型の洗濯機に適用した一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る洗濯機1の外観構成を概略的に示しており、図2は、洗濯機1の内部構成を概略的に示している。ここで、洗濯機1は、例えば鋼板から全体として矩形箱状に構成された外箱2を備え、図3にも示すように、その外箱2の上部に、合成樹脂製のトップカバー3を備えている。
図2に示すように、前記外箱2内には、洗濯水を溜めることが可能な水槽4が、周知構成の弾性吊持機構5により弾性的に吊り下げ支持されて設けられている。前記水槽4の底部には、排水口6が形成されている。この排水口6には、電子制御式の排水弁7を備えた排水路8が接続されている。尚、詳しく図示はしないが、水槽4の底部にはエアトラップが設けられ、このエアトラップに接続されたエアチューブを介して、水槽4内の水位を検出する水位センサ(図示せず)が設けられている。
前記水槽4内には、脱水槽を兼用する縦軸型の洗濯槽10が回転可能に設けられている。この洗濯槽10は、有底円筒状をなし、その周壁部には、多数個の脱水孔10aが形成されている。この洗濯槽10の上端部には、例えば液体封入形の回転バランサ11が取付けられている。また、洗濯槽10の内底部には、撹拌手段を構成するパルセータ12が配設されている。洗濯槽10内には、図示しない衣類が収容されるようになっており、衣類の洗い、すすぎ、脱水等の行程からなる洗濯運転が行われる。
また、図2に一部のみ示すように、前記パルセータ12の裏面には、ポンプ羽根12aが一体に設けられ、洗濯槽10の内底部に、遠心ポンプからなるポンプ室9が形成されている。図示は省略しているが、洗濯槽10の側壁部には、前記ポンプ室9に外周の例えば120度間隔の3カ所に位置する各出口部から上方に延びる3個の揚水路が設けられている。これにて、パルセータ12の回転により、洗濯槽10内の洗濯液(水や、洗剤が溶けた水等)が、ポンプ室9から揚水路を上昇し、洗濯槽10の上部から吐出(散水)されるようになっている。
図2に示すように、前記水槽4の外底部には、周知構成の駆動機構15が配設されている。詳しい図示及び説明は省略するが、この駆動機構15は、例えばアウタロータ形のDC三相ブラシレスモータからなる洗濯機モータ、中空の槽軸18、該槽軸18を貫通する撹拌軸19、前記洗濯機モータの回転駆動力をそれら軸18、19に選択的に伝達するクラッチ機構等を備えている。前記槽軸18の上端には、前記洗濯槽10が連結されており、前記撹拌軸19の上端には、前記パルセータ12が連結されている。
前記クラッチ機構は、例えばソレノイドを駆動源としており、後述する制御装置21(図4参照)により制御される。これにて、クラッチ機構は、洗い時及びすすぎ時(洗い行程)には洗濯槽10の固定(停止)状態で、洗濯機モータの駆動力を、撹拌軸19を介してパルセータ12に伝達してパルセータ12を直接正逆回転駆動する。また、脱水時(脱水行程)等には、クラッチ機構は、槽軸18と撹拌軸19との連結状態で、洗濯機モータの駆動力を槽軸18を介して洗濯槽10に伝達し、洗濯槽10(及びパルセータ12)を一方向に高速で直接回転駆動するようになっている。
一方、図3、図4にも一部示すように、前記水槽4の上部には、水槽カバー13が装着されている。この水槽カバー13には、ほぼ中央部に洗濯物出し入れ用の開口部13aが設けられていると共に、その開口部13aを開閉する内蓋14が取付けられている。更に、水槽カバー13の後部寄り部分には、後述する給水機構により、水槽4内に給水を行うための給水口20が設けられている。尚、図示はしないが、前記トップカバー3内には、水槽4内に乾燥風を供給して衣類を乾燥させるための乾燥ユニットが設けられており、水槽カバー13には、乾燥ユニットの給気ダクト及び排気ダクトが夫々接続される接続口16及び17(図4参照)が設けられている。
図1〜図3に示すように、前記トップカバー3は、下面が開口すると共に、その上面が前方に向けて下降傾斜するような薄形の中空箱状をなしている。そして、このトップカバー3の中央部には、前記洗濯槽10の上方(水槽カバー13の開口部13aの上方)に位置して、ほぼ円形の洗濯物の出入口3aが形成されている。トップカバー3の上面には、全体として矩形パネル状をなし、前記出入口3aを開閉するための蓋23が開閉可能に設けられている。
また、図2、図3に示すように、このトップカバー3の上面の前辺部には、横長形状の操作パネル24が設けられている。詳しく図示はしないが、この操作パネル24は、ユーザが洗濯機1に対する電源の入り切りや各種の設定・指示等を行うための操作部や、必要な表示を行う表示部等を備えて構成されている。操作パネル24の裏面側には、前記制御装置21(電子ユニット)が設けられている。この制御装置21は、コンピュータを主体として構成され、洗濯機1全体を制御して洗い、すすぎ、脱水等の洗濯運転の各行程、更には乾燥ユニットによる乾燥の行程を実行する。
図2に示すように、このトップカバー3の後部には、水槽4内への給水を行うための給水機構(給水ユニット)25が設けられている。この給水機構25は、接続口26、給水弁27、注水ケース28、給水ホース29等を備える。前記接続口26には、給水源としての図示しない水道の蛇口に接続された接続ホースの先端部が接続される。詳しく図示はしないが、給水弁27は、電磁的に開閉動作する開閉弁(切替弁)からなり、前記接続口26に接続された一つの入口と、第1、第2の2つの出口とを備え、全閉又はいずれか一方の出口を開放するように構成されている。この給水弁27は、前記制御装置21により制御される。
さて、前記注水ケース28について、図4から図8も参照して詳述する。注水ケース28は、図4〜図8に示すような、プラスチック製のロアケース31と、このロアケース31の上面側に結合される図示しないアッパケースとから、全体としてほぼ矩形箱状に構成されている。ロアケース31は、周囲(四辺)部に立上り壁部を有する薄型の矩形容器状をなしている。また、注水ケース28(ロアケース31)の左部の後側には、図示しない風呂水ポンプが組付けられるポンプ配置部32が一体に設けられている。
この注水ケース28(ロアケース31)の前面は、図3に示すように、前記出入口3aに臨んでおり、横長矩形状の前面開口部31a(図5等参照)が設けられている。そして、注水ケース28内には、図7、図8にも示すように、引出し式の収容ケース33が、前面開口部31aを通して前方への引出しが可能に配置される。収容ケース33はプラスチックからなり、注水ケース31内への収容時に前面開口部31aを塞ぐような前蓋33aを有している。これと共に、図7に示すように、その前蓋33aの背面側には、洗剤(液体、粉末)が収容される洗剤収容部34、及び、洗濯助剤例えば柔軟剤が収容される洗濯助剤収容部としての柔軟剤収容部35が、左右に並んで一体的に設けられている。図8に示すように、前蓋33aには、手掛け部33bが設けられている。
そのうち洗剤収容部34は、上面が開口したやや幅広の矩形容器状をなすと共に、その底面は、後方に行くほど下降する緩やかな傾斜状に構成されている。また、図7に示すように、洗剤収容部34の底面後辺部に洗剤出口部34aが形成されている。図7、図8に示すように、前記柔軟剤収容部35は、前記洗剤収容部34よりもやや幅狭で、前後方向にも小さいほぼ矩形容器状をなしている。このとき、柔軟剤収容部35の底面部は、後端部寄り部分が最も低くなる緩やかな傾斜を有しており、最も低い部分に出口穴35aが形成されていると共に、その出口穴35aの上部に位置して周知構成のサイフォン部36が設けられている。
このサイフォン部36は、柔軟剤収容部35の底面から上方に延びる円管状の筒状部36aを有すると共に、前記筒状部36aの外径よりやや大きな内径寸法を有する下面が開口した円筒キャップ状のキャップ部(図示せず)を有している。前記筒状部36aは上下に貫通する貫通穴を有し、その下端開口部が前記出口穴35aに一致している。詳しく図示はしないが、キャップ部は、筒状部36aの外周との間や、筒状部36aの上端開口部36bとの間に隙間を有した状態で、下端が柔軟剤収容部35の底面からやや浮上った状態に被せられるように設けられる。
これにて、柔軟剤収容部35内に上方から給水がなされて次第に水位が上がっていくと、それに合わせて筒状部36aの外周とキャップ部の内周との間を水位が上昇し、その水が筒状部36aの上端開口部36bを超えたところで、サイフォンの原理により、柔軟剤収容部35内の水が筒状部36aを通って出口穴35aから排出される。更に本実施形態では、柔軟剤収容部35には、その後壁部の上端部から、後方に向けてほぼ水平に延びるようにして、返し板部37が設けられている。この返し板部37は、洗剤収容部34の後端部と一致する位置まで奥方に延びて設けられており、後述する後部水路への柔軟剤の漏れ出しを防止する役割を果たす。
これに対し、前記ロアケース31の内底部には、図4、図5等に示すように、横方向の一方に偏った位置である右端部の前部に位置して、水の出口38が円形に形成されている。また、図8にも示すように、ロアケース31の底面は、出口38に向けて緩やかに下降傾斜している。図5、図8等に示すように、ロアケース31の内底部には、上記収容ケース33の下方に位置して、該収容ケース33が載置状とされる複数本のリブ39が形成されており、それらリブ39によって通水用の空間が確保され、前記出口38に向けて水が流れる底部通水部40が設けられている。尚、図4に示すように、注水ケース28(ロアケース31)の出口38は、蛇腹状の給水ホース29を介して前記給水口20と接続されている。
一方、詳しく図示はしないが、前記アッパケースには、前記給水弁27が組込まれていると共に、収容ケース33に水を供給するための上部通水部が設けられる。この上部通水部は、図7に想像線で示すように、前記給水弁27の第1の出口からつながる第1の流路44と、給水弁27の第2の出口からつながる第2の流路45とを備えている。前記第1の流路44を通った水は、洗剤収容部34の上方に設けられた複数個の第1の注水孔46から下方に流れ落ち、前記第2の流路45を通った水は、柔軟剤収容部35の上方に設けられた複数個の第2の注水孔47から下方に流れ落ちるように構成されている。
これにて、給水弁27の第1の出口が開放されると、水が第1の流路44を通って複数個の第1の注水孔46からシャワー状に洗剤収容部34に供給され、洗剤収容部34の出口部34aから底部通水部40に流れ落ち、出口38及び給水ホース29を通って水槽4に供給される。これを第1の給水態様と称する。また、給水弁27の第2の出口が開放されると、水が第2の流路45を通って複数個の第2の注水孔47からシャワー状に柔軟剤収容部35に供給され、サイフォン部36を通って出口穴35aから底部通水部40に流れ落ち、出口38及び給水ホース29を通って水槽4に供給される。これを第2の給水態様と称する。
そして、本実施形態では、図4〜図8に示すように、ロアケース31内には、収容ケース33の後側に位置して、ロアケース31内を前後に仕切る仕切壁42が一体に設けられている。これにより、ロアケース31内には、仕切壁42の後ろ側に位置して、後部水路43が形成されている。この後部水路43は、上記した第1の給水態様にあって第1の注水孔から落下した一部の水が、洗剤収容部34に入らずに直接的に流れ込むように設けられている。また、洗剤収容部34の後壁部から後方にあふれた水が流れ込むように設けられている。
前記仕切壁42には、図6、図8等に示すように、その下辺部に部分的に開口部42aが形成されている。これにて、後部水路43を流れる水が、開口部42aを通って底部通水部40に流れる構成とされている。このとき、図4、図6に示すように、仕切壁42の開口部42aは、前記収容ケース33のうち洗剤収容部34の横幅方向範囲から外れた位置であり、且つ、ロアケース31の水の出口38の位置と同じ側つまり右側に位置して設けられている。尚、前記柔軟剤収容部35に設けられた返し板部37は、開口部42aよりも上方に位置して設けられている。
次に、上記構成の洗濯機1の作用について述べる。洗濯運転を開始するにあたっては、ユーザは、洗濯機1の電源をオンし、洗濯槽10内に衣類を収容する。これと共に、収容ケース33を引き出して、洗剤収容部34に、必要量の粉末洗剤或いは液体洗剤を投入し、また柔軟剤を使用する場合には、柔軟剤収容部35に柔軟剤を投入しておく。この後、収容ケース33を注水ケース28内に収納した上で、ユーザは、操作パネル24にて開始操作を行う。
すると、制御装置21は、操作パネル24におけるユーザの設定操作等に応じて、各センサからの入力信号や予め記憶された制御プログラムに基づいて、洗濯機1の各機構を制御し、周知の洗い、すすぎ、脱水の各行程からなる洗濯運転を自動で実行する。洗い行程開始時には水槽4内への給水が行われるが、この給水では、給水弁27の第1の出口が開放され、第1の給水態様で給水が行われる。このとき、水が第1の流路44を通って洗剤収容部34に供給され、予め洗剤収容部34に洗剤が収容されていることにより、その洗剤を溶かしながら出口部34aから底部通水部40に流れ落ち、洗剤が溶けた水が出口38を通って水槽4に供給される。
ここで、洗剤収容部34に対して、上方からシャワー状に注水がなされるのであるが、注水ケース28(ロアケース31)内には、仕切壁42によって収容ケース33と隔てられた後部水路43が形成されている。そのため、洗剤収容部34に向けて注水された水の一部は、洗剤収容部34に入って洗剤を溶かしながら出口部34aを通って底部通水部40に流れ落ちるが、残りの一部の水は、後部水路43に流れ込み、開口部42aを通って底部通水部40に流れ、洗剤が溶けた水と合流するようにして、出口38から水槽4に供給されるようになる。
これにより、洗剤収容部34において、洗剤と多量の水とが勢い良く混ぜられることを防止することができ、その分、泡の発生を抑えることができる。また、後部水路43を通った水は、部分的に形成された比較的小さい開口部42aを通るので、開口部42aを通る水の流速は比較的小さくなり、底部通水部40における洗剤の泡立ちも抑えることができる。また、仕切壁42の開口部42aは、収容ケース33のうち洗剤収容部34の横幅方向範囲から外れた位置に設けられているので、洗剤収容部34から流れ落ちた洗剤を含む水と、仕切壁42の開口部42aを通った水とが混ざりにくくなり、その分、底部通水部40における洗剤と水との混合、ひいては泡立ちが抑えられる。
しかも、仕切壁42の開口部42aは、水の出口38の位置と同じ側に設けられているので、開口部42aから出口38までの距離が比較的短く済み、開口部42aを通った水を、速やかに出口38から排出することができる。その分、洗剤収容部34を通った洗剤を含む水と、開口部42aを通った水とが、底部通水部40で混ざり合って泡立つことも抑えることができる。更に、第1の給水態様の給水が行われた際、水跳ねなどにより柔軟剤収容部35に水が入って、柔軟剤が跳ねて柔軟剤収容部35から後方に飛び出してしまう虞もあるが、返し板部37が設けられていることにより、柔軟剤が不必要に出てしまうことを抑制することができる。
この後、すすぎ行程では、ためすすぎが複数回例えば2回行われるが、最初のためすすぎにおいても、第1の給水態様で給水が行われる。更に、すすぎ行程の最後のためすすぎにおいては、給水弁27の第2の出口が開放され、第2の給水態様で給水が行われる。これにより、柔軟剤収容部35に注水が行われ、柔軟剤収容部35に収容されていた柔軟剤を水に溶かしながら、柔軟剤が溶けた水がサイフォン部36を通して出口穴35aから連続的に(一気に)排出され、底部通水部40に流れ落ち、出口38を通って水槽4に供給される。
このように本実施形態の洗濯機1によれば、注水ケース28(ロアケース31)には、収容ケース33の後側に位置して、該注水ケー28ス内を前後に仕切る仕切壁42が設けられることにより、該仕切壁42の後ろ側に、第1の給水態様にあって一部の水が洗剤収容部34に入らずに直接的に流れ込む後部水路43が形成され、後部水路43の水が該仕切壁42の下辺部に部分的に形成された開口部42aを通して、底部通水部40に流れる構成とした。
これにより、洗剤収容部34において、洗剤と多量の水とが勢い良く混ぜられることを防止することができ、その分、泡の発生を抑えることができる。また、後部水路43を通った水は、部分的に形成された比較的小さい開口部42aを通るので、開口部42aを通る水の流速は比較的小さくなり、底部通水部40における洗剤の泡立ちも抑えることができる。この結果、注水ケース28に洗剤収容部34を備えるものにあって、給水時に洗剤により大量の泡が発生して注水ケース28から溢れてしまうことを未然に防止することができるという優れた効果を奏する。
特に本実施形態では、仕切壁42の開口部42aを、収容ケース33のうち洗剤収容部34の横幅方向範囲から外れた位置に設けたので、洗剤の泡立ちの抑制効果をより一層高めることができる。また、仕切壁42の開口部42aを、水の出口38の位置と同じ側に設けたので、洗剤収容部34を通った洗剤を含む水と、開口部42aを通った水とが、底部通水部40で混ざり合って泡立つことも抑えることができる。
更に本実施形態では、柔軟剤収容部35の後部には、開口部42aよりも上方に位置して、後部水路43への柔軟剤の漏れ出しを防止するための返し板部37を設けた。これにより、第1の給水態様による給水時など、本来柔軟剤収容部35から柔軟剤が出ることがないときに、水跳ねなどにより柔軟剤が後部水路43を通って出てしまうことが、返し板部37によって阻止される。第2の給水態様の給水が行われた際に、柔軟剤収容部35に貯留されていた柔軟剤を、確実に水槽4に供給することができるようになる。
尚、上記した実施形態に限定されるものではなく、図示は省略するが、例えば次のような拡張、変更も可能である。即ち、上記実施形態では、注水ケースに設けられる収容ケースに、洗剤収容部と柔軟剤収容部とを設けるようにしたが、洗濯助剤として漂白剤を収容する漂白剤収容部を設けるようにしても良い。洗剤収容部が、洗剤投入部として、粉末洗剤用と液体洗剤用との2つが設けられていても良い。これらの場合、給水経路(給水態様)をさらに増やすこともできる。
また、上記実施形態では、縦軸型の洗濯機に適用したが、縦軸型の洗濯機に限らず、ドラム式洗濯機など洗濯機全般に適用することができる。以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は洗濯機、3はトップカバー、4は水槽、10は洗濯槽、12はパルセータ(撹拌体)、13は水槽カバー、20は給水口、21は制御装置、24は操作パネル、25は給水機構、27は給水弁、28は注水ケース、31はロアケース、33は収容ケース、34は洗剤収容部、34は柔軟剤収容部(洗濯助剤収容部)、37は返し板部、38は出口、40は底部通水部、42は仕切壁、42aは開口部、43は後部水路、44は第1の流路、45は第2の流路を示す。

Claims (4)

  1. 洗濯水が溜められる水槽と、
    給水源からの水を、注水ケースを通して前記水槽内に給水する給水機構とを備える洗濯機であって、
    前記注水ケース内には、上面が開口した容器状の洗剤収容部を有する収容ケースが配置され、該収容ケースの下部に位置して前記収容ケース内を通った水を出口に向けて流す底部通水部が設けられ、
    前記給水機構により該注水ケースに供給された水が、前記洗剤収容部に供給された後前記底部通水部に流れ落ちる第1の給水態様を実行することが可能に構成されると共に、
    前記注水ケースには、前記収容ケースの後側に位置して、該注水ケース内を前後に仕切る仕切壁が設けられることにより、該仕切壁の後ろ側に、前記第1の給水態様にあって一部の水が前記洗剤収容部に入らずに直接的に流れ込む後部水路が形成され、前記後部水路の水が該仕切壁の下辺部に部分的に形成された開口部を通して、前記底部通水部に流れる構成とされている洗濯機。
  2. 前記仕切壁の開口部は、前記収容ケースのうち前記洗剤収容部の横幅方向範囲から外れた位置に設けられている請求項1記載の洗濯機。
  3. 前記注水ケースの水の出口は、該注水ケースの底部の横方向のどちらか一方に偏った位置に設けられていると共に、前記仕切壁の開口部は、前記水の出口の位置と同じ側に設けられている請求項1又は2記載の洗濯機。
  4. 前記収容ケースには、前記洗剤収容部に横に並んで洗濯助剤収容部が設けられ、
    前記洗濯助剤収容部の後部には、前記開口部よりも上方に位置して、前記後部水路への洗濯助剤の漏れ出しを防止するための返し板部が設けられている請求項1から3のいずれか一項に記載の洗濯機。
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