JP6770421B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機 Download PDF

Info

Publication number
JP6770421B2
JP6770421B2 JP2016244643A JP2016244643A JP6770421B2 JP 6770421 B2 JP6770421 B2 JP 6770421B2 JP 2016244643 A JP2016244643 A JP 2016244643A JP 2016244643 A JP2016244643 A JP 2016244643A JP 6770421 B2 JP6770421 B2 JP 6770421B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
room
detergent
water
water supply
powder detergent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016244643A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018094317A (ja
Inventor
正史 山本
正史 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2016244643A priority Critical patent/JP6770421B2/ja
Publication of JP2018094317A publication Critical patent/JP2018094317A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6770421B2 publication Critical patent/JP6770421B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Description

この発明は、給水装置を備える洗濯機に関する。
従来、洗濯機として、洗剤を水で溶解しながらに投入する機能を持った給水装置を備えるものがある。当該給水装置は、給水口とも呼ばれ、給水装置本体に対して引き出し式に収納される洗剤ケースを有して、粉末洗剤を収納した洗剤ケースの上部から給水を行い、粉末洗剤を水で溶解しながら流し出す構成となっている。
洗剤ケース内に収納された粉末洗剤の流し出しが不十分であると、粉末洗剤が洗剤ケース内で溶け残ってしまい、清水を必要とするすすぎ工程において溶け残りの粉末洗剤を含む水が供給される。溶け残りの粉末洗剤を含む水ですすぎを行うと、粉末洗剤が、仕上がった衣類に付着して、衣類にとって好ましくない。
そこで、洗剤ケースを箱形状にして、粉末洗剤を洗剤ケース内で予め溶解してから洗濯槽内に供給する洗剤投入装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2007−275327号公報
特許文献1の洗浄剤投入装置では、前面壁と後面壁と左右面壁とによって箱形状の粉末洗剤投入部を形成して、粉末洗剤投入部に溜められる水の勢いで、粉末洗剤投入部内の粉末洗剤を撹拌して溶解している。粉末洗剤を溶解した水は、後面壁を乗り越えて注水ケースに流れ落ちることによって、洗濯槽内に供給される。
しかしながら、洗濯機に使用する水として、水道水を利用することが多い。平地や給水施設の近くなどの水道の水圧(以下、高い水圧と言うこともある)に比して、水圧が低くて水量が少ない場所(例えば、山間部のような高地)もあり、特許文献1の洗浄剤投入装置では、水の勢いが弱くて水量が少ない場合、粉末洗剤投入部の底部に載置された粉末洗剤が撹拌されながら流し出されることがないため、粉末洗剤の溶け残りが粉末洗剤投入部内で発生する。
したがって、この発明の解決すべき技術的課題は、水量の大小に関わらず、粉末洗剤の溶け残りが発生しにくい給水装置を備える洗濯機を提供することである。
上記技術的課題を解決するために、この発明によれば、以下の洗濯機が提供される。
すなわち、この発明に係る洗濯機は、
粉末洗剤を収容する洗剤ケースと、前記洗剤ケースを収容するケース収容部を有する給水装置本体とを有する給水装置を備える洗濯機であって、
前記洗剤ケースは、粉末洗剤が載置される傾斜底面を有するとともに、前記給水装置本体に設けられた給水孔から吐出された水が前記傾斜底面の上流側から粉末洗剤に供給されるように構成された第1部屋を有し、
前記第1部屋の下方には第2部屋が配設されているとともに、前記第2部屋の下方には排出通路が配設されており、
前記第1部屋の下流端部に形成された第1開口から流出した粉末洗剤を含む流体を、前記第2部屋と前記排出通路とに分流する分流通路が、前記ケース収容部の反給水孔側に配設され、
前記第1部屋の前記傾斜底面を貫通して、前記給水孔から吐出される水の一部を前記第2部屋に供給する連通孔が、前記傾斜底面の上流側に形成されていることを特徴とする。
この発明では、粉末洗剤が傾斜底面に載置された第1部屋に対して水圧が高くて水量の多い水が供給される場合、第1開口から流出した粉末洗剤を含む流体が、分流通路によって第2部屋と排出通路とに分流する。第2部屋内に流入した流体は、連通孔から供給された水の流れによって撹拌されるので、粉末洗剤の溶解が促進される。粉末洗剤を含む流体は、連通孔から供給された水の流れによって第2部屋から分流通路に押し戻されたあと、排出通路を流れる。排出通路を流れた粉末洗剤を含む流体は、洗濯槽に供給されて、衣類の洗濯に使用される。このように、粉末洗剤を含む流体が給水装置から排出されるので、粉末洗剤の溶け残りが給水装置内で発生しにくくなる。
水圧が低くて水量の少ない水が供給される場合、第1部屋の第1開口から流出した粉末洗剤を含む流体は、分流通路によって第2部屋と排出通路とに分流しようとするものの、流体の勢いが弱いため、第2部屋にほとんど流入することなく、その大半が排出通路を流れる。たとえ粉末洗剤を含む流体が第2部屋に流入したとしても、連通孔から供給された水によって、第2部屋内の流体が分流通路に押し戻されて排出通路を流れる。排出通路を流れた流体は、洗濯槽に供給されて、衣類の洗濯に使用される。このように、粉末洗剤を含む流体が給水装置から排出されるので、粉末洗剤の溶け残りが給水装置内で発生しにくくなる。したがって、水量の大小に関わらず、粉末洗剤の溶け残りが発生しにくい給水装置を備える洗濯機を提供できる。
第1実施形態に係る縦型洗濯機の外観斜視図。 洗濯機の蓋を開いた状態を示す部分斜視図。 縦型洗濯機での給水装置の外観斜視図。 図3に示した給水装置から洗剤ケースを引き出した状態の外観斜視図。 給水装置を構成する洗剤ケースの平面図(上面図)。 図5に示した洗剤ケースの後面図。 第1実施形態において、水量が多い場合における給水装置内での流体の流れを説明する模式図。 第1実施形態において、水量が少ない場合における給水装置内での流体の流れを説明する模式図。 第2実施形態に係る縦型洗濯機での給水装置の洗剤ケースの平面図(上面図)。 図9に示した洗剤ケースの後面図。 第2実施形態において、水量が多い場合における給水装置内での流体の流れを説明する模式図。
(第1実施形態)
以下に、第1実施形態に係る縦型の洗濯機1の全体構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る縦型の洗濯機1の外観斜視図である。図2は、洗濯機1の蓋2を開いた状態を示す部分斜視図である。
以下、説明の便宜上、図1などにおいて、上パネル5において表示操作部6が設けられた側を前側とし、蓋2を回転可能に支持するヒンジ部が設けられた側を後側とし、洗濯機1を前側から見た図2を基準として洗濯機1の方向を特定する。なお、この実施形態は、あくまでも一例であって、当該実施形態に限定されるものではない。なお、水圧が高くて水量が多いというのは、例えば、15リッター/分以上であり、水圧が低くて水量が少ないというのは、例えば、5リッター/分以下である。
(洗濯機1の全体構成)
洗濯機1は、全自動式の縦型の洗濯機である。洗濯機1の外箱1Aは、略直方体形状であり、金属又は合成樹脂からなる。外箱1Aの上面及び底面が、開口している。外箱1Aの上面の開口部が、上パネル5で覆われている。上パネル5の前側には、洗濯動作に関する入力操作及び表示を行う表示操作部6が設けられている。外箱開口部12の後側を臨むように、後パネル7が上パネル5の後側に設けられている。上パネル5及び後パネル7は、例えば、合成樹脂からなる。
洗濯機1内に洗濯物を投入するための外箱開口部12が、上パネル5の中央に形成されている。蓋2は、平面視で、略円形状をしている。蓋2の下部分に設けられたヒンジ部が、給水パネル部8の上面部に設けられたヒンジ受部により回転可能に支持されている。外箱開口部12を覆う蓋2は、蓋2を回動させることによって開閉される。
外箱1Aの内部には、洗濯物を収容して洗濯及び脱水を行う洗濯槽3と、洗濯槽3を収容する水槽4が設けられている。洗濯槽3は、洗剤を溶かした水、又はすすぎ用の水(以下、これらを総称して「洗濯水」という。)を溜めることができる。水槽4および洗濯槽3は、上面が開口した有底筒状の形状をしており、水槽4が外側に、洗濯槽3が内側に同心に配置される。
水槽4は、サスペンション部材(図示しない)によって外箱1A内部で懸架されている。サスペンション部材は、水槽4の外面下部と外箱1Aの内面コーナー部とを連結する形で計4箇所に配設されている。サスペンション部材は、水槽4が外箱1A内で揺動できるように水槽4を弾性的に支持するとともに、振動を吸収する。
洗濯槽3は、テーパ状に広がる周壁を有し、該周壁の最上部において環状に配置した複数個の脱水孔(図示しない)を除き、液体を通すための開口部を有していない。即ち、洗濯槽3は、いわゆる「孔無し」タイプのものである。洗濯物の脱水のために洗濯槽3を高速回転させたときに発生する振動を抑制する環状のバランサ(図示しない)が、洗濯槽3の上部開口部の縁に装着される。なお、洗濯槽3は、孔無しタイプではなく、周壁に多数の孔を備える孔有りタイプであってもよい。
洗濯槽3内の洗濯水を撹拌して流動させるための撹拌翼であるパルセータ(図示しない)が、洗濯槽3の内部底面に配置される。駆動ユニット(図示しない)が、水槽4の下面に取り付けられる。駆動ユニットは、モータ及びクラッチ・ブレーキ機構を有する。クラッチ・ブレーキ機構は、ベルトでモータに連結されている。洗濯槽3の脱水軸及びパルセータのパルセータ軸のそれぞれが、上方に突出している。クラッチ・ブレーキ機構は電磁力で動作し、脱水軸及びパルセータ軸の一方を択一的にモータに連結する。また、クラッチ・ブレーキ機構は、電磁力によって脱水軸の回転にブレーキを掛けるとともに、ブレーキを解除する。なお、駆動ユニットは、モータの回転を、脱水軸及びパルセータ軸を介して、洗濯槽3及びパルセータに選択的に又は同時に伝える構成であってもよい。
脱水軸及びパルセータ軸は、二重軸構造になっている。脱水軸が外側に配され、パルセータ軸が内側に配される。脱水軸は、水槽4を貫通して洗濯槽3に連結され、洗濯槽3を回転可能に支持する。パルセータ軸は、水槽4及び洗濯槽3を貫通してパルセータに連結され、パルセータを回転可能に支持する。脱水軸と水槽4との間、及び脱水軸とパルセータ軸との間のそれぞれには、水漏れを防ぐためのシール部材が配置される。
洗濯槽3の底部中央部は、水槽4を含めた他の部分から遮断され且つ水密に設けられた排水路(図示しない)に連通している。排水路は、排水弁を介して外箱1Aの外部に排水する排水ホースに連通している。水槽4の底部には、脱水時に脱水孔を通じて排出される水を排水するための排水口が設けられている。排水口と排水ホースの部分とが、直接に連通している。したがって、脱水によって生じた水は、排水弁を通ることなく、直接に排水ホースを介して排出される。
(給水装置9の構成)
以下、図3から図6を参照しながら、洗濯機1の給水装置9における各要部の構成を説明する。
図3は、給水装置9の外観斜視図である。図2において、給水パネル部8の内部には、洗濯槽3に洗濯水を供給するための給水装置9(給水口)が設けられている。図3に示すように、給水装置9は、粉末洗剤、液体洗剤、柔軟剤あるいは漂白剤(以下、必要に応じて、洗剤等と総称する。)を貯留するための洗剤ケース70と、該洗剤ケース70が引き出し式に装着される給水装置本体50とを有する。
図3に示すように、複数の給水接続口40が、後パネル7の後側に凸設されている。給水接続口40は、例えば水道水を供給するため、図示しない水道蛇口及び連結具を介してホースに連結され、洗剤用給水弁41及び柔軟剤用給水弁42を介して、給水装置9の粉末洗剤用導水口及び柔軟剤用導水口のそれぞれに連通している。また、他方の給水接続口40には、温水用給水弁43を介して、ボイラーなどからの温水を給水装置9に供給することもできる。
給水接続口40を通じて導入された水道水又は温水(以下、必要に応じて、単に「水」という。)は、給水装置9に供給される。以下、図3から図6を参照しながら、給水装置9の構成を詳細に説明する。
図3及び図4に示すように、給水装置9は、給水装置本体50と、該給水装置本体50に対して引き出し式にスライドして着脱可能に設けられる洗剤ケース70とから構成される。
(給水装置本体50の構成)
給水装置本体50は、樹脂材料を成型することによって作製された給水カバー部30及びケース収容部60を備え、両者を溶着することによって一体に取り付けられた水密構造をしている。給水カバー部30は、下側が開口したボックス形状をしている。給水装置本体50は、前側が開口したボックス形状をしている。給水装置本体50の前側に形成された開口は、洗剤ケース70を着脱可能に装着するための装着開口として働く。
(ケース収容部60の構成)
図4から図8に示すように、ケース収容部60は、前側が開口したボックス形状をしている。ケース収容部60の天面部分は、給水板部51を構成している。
図3に示すケース収容部60の給水板部51は、粉末洗剤用給水孔61(図7,図8及び図11に図示)と柔軟剤用給水孔と液体洗剤用給水孔とを有する。粉末洗剤用給水孔61が、ケース収容部60の給水板部51の中央前側に設けられている。粉末洗剤用給水孔61は、給水板部51を貫通して、粉末洗剤用給水室69と粉末洗剤収容室78とを連通する孔である。柔軟剤用給水孔が、ケース収容部60の給水板部51の左前側に設けられている。柔軟剤用給水孔は、給水板部51を貫通して、柔軟剤用給水室と柔軟剤収容室80とを連通する孔である。液体洗剤用給水孔が、ケース収容部60の給水板部の右前側に設けられている。液体洗剤用給水孔は、給水板部51を貫通して、液体洗剤用給水室と液体洗剤収容室79とを連通する孔である。
(洗剤ケース70の構成)
図5は、給水装置9を構成する洗剤ケース70の平面図(上面図)である。図6は、図5に示した洗剤ケース70の後面図である。洗剤ケース70は、上側が開口したボックス形状をしている。洗剤ケース70は、給水装置本体50の装着開口に対して着脱可能に構成されている。洗剤ケース70は、右側壁71、右仕切り壁72、左仕切り壁73、左側壁74、前壁75、後壁76及び底壁(傾斜底面)77を有する。
図5に示すように、洗剤ケース70は、中央の粉末洗剤収容室78、右側の液体洗剤収容室79及び左側の柔軟剤収容室80に区画されている。粉末洗剤収容室78は、右仕切り壁72、左仕切り壁73、前壁75及び底壁77によって画定されている。液体洗剤収容室79は、右側壁71、右仕切り壁72、前壁75、後壁76及び底壁77によって画定されている。柔軟剤収容室80は、左仕切り壁73、左側壁74、前壁75、後壁76及び底壁77によって画定されている。
図3及び図4に示すように、前壁75には、各収容室78,79,80に収容すべき対象物の名称が表記されている。例えば、前壁75の右側には液体(LIQUID)と、前壁75の中央には粉末(POWDER)と、前壁75の左側には柔軟剤(SOFTENER)とそれぞれ表記され、液体及び粉末という表記の下には洗剤(DETERGENT)・漂白剤(BLEACH)と表記されている。前壁75は、洗剤ケース70を引き出すときの取手として用いられる。
図6に示すように、洗剤ケース70は、粉末洗剤収容室(第1部屋)78と、粉末洗剤収容室(第1部屋)78の下方に配設された第2部屋88とを有する。粉末洗剤収容室(第1部屋)78は、粉末洗剤が載置される底壁(傾斜底面)77を有するとともに、給水装置本体50に設けられた粉末洗剤用給水孔(給水孔)61から吐出された水が底壁(傾斜底面)77の上流側から粉末洗剤に供給されるように構成されている。粉末洗剤収容室(第1部屋)78の後側に位置する下流端部には、第1開口78Aが形成されている。
図6に示すように、粉末洗剤収容室(第1部屋)78の真下には、第2部屋88が配設されている。第2部屋88は、下右側壁91、下左側壁92、下底壁93、下前壁94及び底壁77によって画定されている。粉末洗剤用給水孔61の反対側に位置する第2部屋88の端部、すなわち、分流通路90に対面する第2部屋88の後側に位置する端部には、粉末洗剤を含む流体の出入を可能にする第2開口88Aが形成されている。
第2部屋88が、洗剤ケース70に形成されているので、洗剤ケース70を取り外したときに、第2部屋88の掃除を容易に行うことができる。
粉末洗剤収容室(第1部屋)78の内容積に対する第2部屋88の内容積の割合が大きくなると、連通孔66を通じて第2部屋88に供給される水の勢いが弱められるおそれがある。そこで、例えば、粉末洗剤収容室(第1部屋)78の内容積に対する第2部屋88の内容積は、50%以下であることが好ましく、5%から45%であることがさらに好ましい。
粉末洗剤収容室(第1部屋)78の第1開口78Aと第2部屋88の第2開口88Aとは、分流通路90を介して連通している。分流通路90は、ケース収容部60における粉末洗剤用給水孔61の反対側(すなわち反給水孔側)に配設される空間である。分流通路90によって、粉末洗剤収容室(第1部屋)78の第1開口78Aから流出した粉末洗剤を含む流体が、第2部屋88と排出通路96とに分流する。
図7及び図8の断面図に示すように、粉末洗剤収容室(第1部屋)78の底壁(傾斜底面)77は、前側から後側にかけて後下がりに傾斜している。第2部屋88の下底壁93は、後側から前側にかけてわずかに前上がりに(第2開口88Aから見て、上り勾配に)傾斜しているが、水平に近い平坦面である。例えば、水平面に対する下底壁93の傾斜角度は、1度から3度である。なお、底壁(傾斜底面)77での傾斜、あるいは、下底壁93での傾斜という記載は、洗濯機1を水平面上に載置したときに、底壁(傾斜底面)77あるいは下底壁93が水平面に対して傾斜していることに関するものである。
第2部屋88の下底壁93が、流体が分流通路90に向けて流れるように傾斜しているので、後述するように、水圧が低くて水量が少ない場合に、粉末洗剤を含む流体が第2部屋88に流入しにくい。また、連通孔66を通じて第2部屋88に供給された水によって形成された分流通路90に向けての流れは、第2部屋88に流入した粉末洗剤を含む流体を分流通路90に向けて押し流すことができる。したがって、第2部屋88での粉末洗剤の溶け残りの発生を防止できる。
また、図7及び図8の断面図に示すように、洗剤ケース70の下底壁93とケース収容部60の底部との間には、排出通路96が形成されている。排出通路96における底壁は、後側から前側にかけて比較的急な勾配で前下がりに傾斜している。排出通路96の前側には、流出出口68が設けられている。流出出口68は、洗濯槽3の内部を臨む位置に配置されている。洗濯時においては、水が洗剤ケース70の粉末洗剤収容室78や液体洗剤収容室79を通過することにより、洗剤を含む流体すなわち洗濯水が作り出され、洗剤を含む流体(洗濯水)が、流出出口68を通じて、洗濯槽3に供給される。また、すすぎ時においては、水が洗剤ケース70の柔軟剤収容室80を通過することにより、柔軟剤を含む流体が作り出されて、洗濯槽3に供給される。
粉末洗剤収容室(第1部屋)78における底壁(傾斜底面)77の上流側、すなわち前側には、連通孔66が形成されている。連通孔66は、粉末洗剤収容室(第1部屋)78の底壁(傾斜底面)77を貫通する孔であり、粉末洗剤用給水孔61から吐出される水の一部を第2部屋88に供給する。連通孔66は、例えば、左右方向に延在する矩形形状をしている。連通孔66は、傾斜した底壁(傾斜底面)77の最も上流側に形成されている。当該構成によれば、粉末洗剤を実質的に含まない水を連通孔66を通じて第2部屋88に供給して、第2部屋88内での粉末洗剤の溶け残りを防止できる。
なお、連通孔66の開口面積が大きくなりすぎると、第2部屋88へ供給される水の勢いが水面(表面張力)で吸収(緩衝)されやすくなる。そのため、例えば、粉末洗剤収容室(第1部屋)78の平面視面積に対して連通孔66の開口面積が20%以下であることが好ましく、1%から18%であることがさらに好ましい。
粉末洗剤用給水孔61から吐出された水を連通孔66に案内するための案内リブ66Aが、連通孔66の下流側に設けられている。案内リブ66Aは、例えば、左右方向に延在し、底壁(傾斜底面)77に立設されたリブである。当該構成によれば、連通孔66を通じて第2部屋88に供給される水の量をより多く確保できる。
図4から図6に示すように、液状体である液体洗剤及び柔軟剤のそれぞれを収容するための液体洗剤収容室79及び柔軟剤収容室80には、それぞれ、サイフォン部81,82が設けられている。
後壁76において液体洗剤収容室79及び柔軟剤収容室80に対応する各部分は、底壁77とつながっているので、閉じられた連続壁が形成されている。
粉末洗剤収容室78、液体洗剤収容室79及び柔軟剤収容室80のそれぞれに給水すると、粉末洗剤を含む流体、液体洗剤を含む流体、及び柔軟剤を含む流体が、それぞれ作り出される。それらの流体は、排出通路96を流れたあと、流出出口68を通じて、洗濯槽3に供給される。
(給水装置9の作用)
図7及び図8を参照して、上述した給水装置9の作用について説明する。なお、図7及び図8における粉末洗剤収容室(第1部屋)78と第2部屋88と排出通路96とでの矢印の長さは、流体(水、洗剤を含む流体、あるいは洗剤を溶解した流体)の流れの強さを模式的に示している。
使用者は、洗濯運転を行う前に洗濯槽3内に洗濯物を収納するとともに、洗剤ケース70を引き出して、粉末洗剤収容室78に粉末洗剤を投入するか又は液体洗剤収容室79に液体洗剤を投入する。また、柔軟剤を使用する場合には、洗剤ケース70の柔軟剤収容室80に液体の柔軟剤を投入する。
洗濯運転は、例えば、洗い工程、すすぎ工程、及び脱水工程の順で実行される。洗い工程では、例えば、洗濯物の重量検知、給水及び洗いが行われる。図示しない制御部は、検知した洗濯物の重量に基づいて水槽4に供給される水の量を決定し、給水を開始する。制御部は、排水弁を閉じ、洗剤用給水弁41及び温水用給水弁43のどちらか一方又は両方を開く。これにより、小流量の水又は大流量の水が、洗剤用導水口34を通じて給水装置本体50の粉末洗剤用給水室69及び液体洗剤用給水室に供給される。
まず、図7を参照しながら、粉末洗剤が底壁(傾斜底面)77に載置された粉末洗剤収容室(第1部屋)78に対して水圧が高くて水量の多い水が供給される場合について説明する。
粉末洗剤用給水室69に供給された水は、粉末洗剤用給水孔(給水孔)61を通じて、粉末洗剤収容室78に吐出される。粉末洗剤収容室78に吐出された水は、底壁(傾斜底面)77の上流側から粉末洗剤に供給される水と、連通孔66を通じて第2部屋88に供給される水とに分かれる。
粉末洗剤収容室78において、粉末洗剤に供給される水は、底壁(傾斜底面)77に載置された粉末洗剤と一緒に底壁77に沿って流れる。その結果、粉末洗剤収容室78内の粉末洗剤を含む流体が、第1開口78Aを通じて分流通路90に流出する。分流通路90に流出した粉末洗剤を含む流体は、第2部屋88と排出通路96とに分流する。第2開口88Aを通じて第2部屋88に流入した粉末洗剤を含む流体は、第2部屋88の上流側すなわち前側にある連通孔66に向けて流れようとするが、連通孔66を通じて第2部屋88に供給される水の流れとぶつかり合う。
第2部屋88において、第2部屋88に流入した粉末洗剤を含む流体と、連通孔66を通じて第2部屋88に供給される水とがぶつかり合うことによって、粉末洗剤を含む流体が撹拌されて、粉末洗剤の溶解が促進される。粉末洗剤を溶解した流体は、連通孔66から供給された水の流れによって第2部屋88の下底壁93に沿って分流通路90に向けて押し流される。分流通路90に向けて押し流された粉末洗剤を溶解した流体は、第2開口88Aを通じて分流通路90に流出する。分流通路90に流出する粉末洗剤を溶解した流体は、排出通路96を流れた後、流出出口68を通じて洗濯槽3に供給される。
なお、分流通路90において第2部屋88に流入しなかった粉末洗剤を含む流体は、排出通路96を流れた後、流出出口68を通じて洗濯槽3に供給される。
次に、図8を参照しながら、粉末洗剤が底面(傾斜底面)77に載置された粉末洗剤収容室(第1部屋)78に対して水圧が低くて水量の少ない水が供給される場合について説明する。
粉末洗剤用給水室69に供給された水は、粉末洗剤用給水孔(給水孔)61を通じて、粉末洗剤収容室78に吐出される。粉末洗剤収容室78に吐出された水は、底壁(傾斜底面)77の上流側から粉末洗剤に供給される水と、連通孔66を通じて第2部屋88に供給される水とに分かれる。
粉末洗剤に供給される水は、底壁(傾斜底面)77に載置された粉末洗剤と一緒に底壁77に沿って流れる。その結果、粉末洗剤収容室78内の粉末洗剤を含む流体が、第1開口78Aを通じて分流通路90に流出する。分流通路90に流出した粉末洗剤を含む流体は、第2部屋88と排出通路96とに分流するが、流体の勢いが弱いため、その大半が排出通路96を流れる。排出通路96を流れる粉末洗剤を含む流体は、流出出口68を通じて洗濯槽3に供給される。
少量ではあるものの第2開口88Aを通じて第2部屋88に流入した粉末洗剤を含む流体は、第2部屋88の上流側すなわち前側にある連通孔66に向けて下底壁93に沿って流れようとするが、流体の勢いが弱いため、第2開口88A付近に滞留してしまう。第2開口88A付近に滞留する粉末洗剤を含む流体は、連通孔66を通じて第2部屋88に供給される水の流れとぶつかり合う。当該ぶつかり合いによって、粉末洗剤を含む流体が撹拌されて、粉末洗剤の溶解が促進される。
粉末洗剤を溶解した流体は、連通孔66から供給された水の流れによって第2部屋88の下底壁93に沿って分流通路90に向けて押し流される。分流通路90に向けて押し流された粉末洗剤を溶解した流体は、第2開口88Aを通じて分流通路90に流出する。分流通路90に流出した粉末洗剤を溶解した流体は、排出通路96を流れた後、流出出口68を通じて洗濯槽3に供給される。
したがって、水量の大小に関わらず、粉末洗剤の溶け残りが発生しにくい給水装置9を有する洗濯機1を提供できる。
(第2実施形態)
次に、図9から図11を参照しながら、給水装置9の変形例を説明する。
図9は、給水装置9の洗剤ケース70の平面図(上面図)であり、図10は、洗剤ケース70の後面図であり、図11は、水量の多い場合における給水装置9内での流体の流れを説明する模式図である。
図9及び図11によく示されるように、洗剤ケース70が、その後側において、左右一対の流れ規制部98を有する。各流れ規制部98は、左右の後壁76と第1開口78Aとの境界部に配設された縦リブである。各流れ規制部98は、後側に向けて延在する板状形状をしている。各流れ規制部98は、その下部が、下右側壁91及び下左側壁92まで延在してもよい。各流れ規制部98は、洗剤ケース70の後側への配設によって、分流通路90内に配設される。
各流れ規制部98によって、第1開口78Aから流出する粉末洗剤を含む流体は、横方向に(左右方向に)流れることが規制されている。その結果、分流通路90での流れが悪くなり、粉末洗剤を含む流体が分流通路90に滞留する。上記第1実施形態と同様に粉末洗剤を含む流体が第2開口88Aを通じて第2部屋88に流入する。それとともに、分流通路90に滞留する粉末洗剤を含む流体が、第2開口88Aを通じて第2部屋88に流入しやすくなっている。
他方、上記第1実施形態と同様に連通孔66を通じて第2部屋88に水が供給されるが、分流通路90での流れが悪くなっているため、第2部屋88に水が溜まり始め、ついには給水装置9内に水が溜まるようになる。図11の点線が、給水装置9内に溜まった水の水面を示している。給水装置9の粉末洗剤収容室(第1部屋)78にも水が溜まることで、粉末洗剤収容室(第1部屋)78において、底面(傾斜底面)77に載置された粉末洗剤が溶解するようになる。また、第2部屋88において、第2部屋88に流入した粉末洗剤を含む流体が、連通孔66を通じて第2部屋88に供給される水の流れとぶつかり合うことによって、粉末洗剤を含む流体が撹拌されて、粉末洗剤の溶解が促進される。
粉末洗剤収容室(第1部屋)78において、粉末洗剤を溶解した流体は、第1開口78Aを通じて分流通路90に流出し、分流通路90に流出した粉末洗剤を溶解した流体は、排出通路96を流れた後、流出出口68を通じて洗濯槽3に供給される。粉末洗剤収容室(第1部屋)78において、粉末洗剤を溶解した流体は、第2開口88Aを通じて分流通路90に流出する。分流通路90に流出した粉末洗剤を溶解した流体は、排出通路96を流れた後、流出出口68を通じて洗濯槽3に供給される。
左右一対の流れ規制部98によって、分流通路90内での流体の横方向の流れが規制されるため、粉末洗剤を含む流体が分流通路90内に溜まって、粉末洗剤を含む流体が第2部屋88に流入しやすくなる。第2部屋88内で、粉末洗剤を含む流体が、連通孔66を通じて第2部屋88に供給される水の流れによって撹拌されて粉末洗剤の溶解が促進される。
なお、水圧が低くて水量の少ない水が粉末洗剤収容室(第1部屋)78に供給される場合、給水装置9内での流体の流れは、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
上記実施形態では、第2部屋88が洗剤ケース70側に形成されているが、第2部屋88が給水装置本体50側に形成される態様とすることができる。
(第4実施形態)
上記実施形態では、流れ規制部98が洗剤ケース70側に形成されているが、流れ規制部98が給水装置本体50側に形成される態様とすることができる。すなわち、流れ規制部98が分流通路90内に設けられている。
以上説明したように、一実施形態の洗濯機1は、
粉末洗剤を収容する洗剤ケース70と、前記洗剤ケース70を収容するケース収容部60を有する給水装置本体50とを有する給水装置9を備える洗濯機1であって、
前記洗剤ケース70は、粉末洗剤が載置される傾斜底面77を有するとともに、前記給水装置本体50に設けられた給水孔61から吐出された水が前記傾斜底面77の上流側から粉末洗剤に供給されるように構成された第1部屋78を有し、
前記第1部屋78の下方には第2部屋88が配設されているとともに、前記第2部屋88の下方には排出通路96が配設されており、
前記第1部屋78の下流端部に形成された第1開口78Aから流出した粉末洗剤を含む流体を、前記第2部屋88と前記排出通路96とに分流する分流通路90が、前記ケース収容部60の反給水孔側に配設され、
前記第1部屋78の前記傾斜底面77を貫通して、前記給水孔61から吐出される水の一部を前記第2部屋88に供給する連通孔66が、前記傾斜底面77の上流側に形成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、粉末洗剤が傾斜底面77に載置された第1部屋78に水が供給されると、水圧が高くて水量が多い場合、第1開口78Aから流出した粉末洗剤を含む流体が、分流通路90によって第2部屋88と排出通路96とに分流する。第2部屋88内に流入した流体は、連通孔66から供給された水の流れによって撹拌されるので、粉末洗剤の溶解が促進される。粉末洗剤を含む流体は、連通孔66から供給された水の流れによって第2部屋88から分流通路90に押し流されたあと、排出通路96を流れる。排出通路96を流れた粉末洗剤を含む流体は、洗濯槽3に供給されて、衣類の洗濯に使用される。このように、粉末洗剤を含む流体が給水装置9から排出されるので、粉末洗剤の溶け残りが給水装置9内で発生しにくくなる。
水圧が低くて水量が少ない場合、第1部屋78の第1開口78Aから流出した粉末洗剤を含む流体は、分流通路90によって第2部屋88と排出通路96とに分流しようとするものの、流体の勢いが弱いため、第2部屋88にほとんど流入することなく、その大半が排出通路96を流れる。たとえ粉末洗剤を含む流体が第2部屋88に流入したとしても、連通孔66から供給された水によって、第2部屋88内の流体が分流通路90に押し流されて排出通路96を流れる。排出通路96を流れた流体は、洗濯槽3に供給されて、衣類の洗濯に使用される。このように、粉末洗剤を含む流体が給水装置9から排出されるので、粉末洗剤の溶け残りが給水装置9内で発生しにくくなる。したがって、水量の大小に関わらず、粉末洗剤の溶け残りが発生しにくい給水装置9を有する洗濯機1を提供できる。
前記給水孔61から吐出された水を前記連通孔66に案内するための案内リブ66Aが、前記連通孔66の下流側に設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、連通孔66を通じて第2部屋88に供給される水の量をより多く確保できる。
前記連通孔66が、前記傾斜底面77の最も上流側に形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、粉末洗剤を実質的に含まない水を連通孔66を通じて第2部屋88に供給して、第2部屋88内での粉末洗剤の溶け残りを防止できる。
前記分流通路90に対面する前記第2部屋88の端部には、前記流体の出入を可能にする第2開口88Aが形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、粉末洗剤を含む流体が第2開口88Aを通じて第2部屋88を出入する過程で、粉末洗剤を含む流体が撹拌されて粉末洗剤の溶解が促進される。
前記第1部屋78の前記第1開口78Aから流出した前記流体の横方向の流れを規制する流れ規制部98が、前記分流通路90内に設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、分流通路90内での流体の横方向の流れが規制されるため、粉末洗剤を含む流体が分流通路90内に溜まり、粉末洗剤を含む流体が第2部屋88に流入しやすくなり、第2部屋88内で、粉末洗剤を含む流体が撹拌されて粉末洗剤の溶解が促進される。
前記第2部屋88が、前記洗剤ケース70に形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、洗剤ケース70を取り外したときに、第2部屋88の掃除を容易に行うことができる。
前記第2部屋88の下底壁93が、前記流体が前記分流通路90に向けて流れるように傾斜していることが好ましい。
上記構成によれば、水圧が低くて水量が少ない場合に、粉末洗剤を含む流体が第2部屋88に入り込みにくくなる。また、連通孔66を通じて第2部屋88に供給された水によって分流通路90に向けて流れる流れが形成されて、第2部屋88に流入した粉末洗剤を含む流体を分流通路90に向けて押し流すことができる。したがって、第2部屋88での粉末洗剤の溶け残りの発生を防止できる。
この実施形態を具体的に説明したが、この実施形態は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲又はその均等の範囲において種々変更して実施することができる。
この実施形態を説明するために、洗濯槽3が洗濯機1の垂直方向に配置された縦型洗濯機を例示しているが、この実施形態は当該洗濯機1に限定されるものではない。この実施形態は、洗濯槽3が水平方向に配置された横ドラム型洗濯機、又は洗濯槽3が水平方向に対して傾斜して配置された斜めドラム型洗濯機にも適用できる。また、この実施形態は、全自動式の洗濯機1には限らず、洗濯槽と脱水槽とが別々に設けられた二槽式洗濯機にも適用できる。さらに、これらの洗濯機1は、乾燥機能を有してもよいし、乾燥機能を有さなくてもよい。乾燥機能は、例えば、シーズヒータ及びヒートポンプのうちの少なくとも一方の加熱部によって生成される温風で提供される。
1 洗濯機
1A 外箱
2 蓋
3 洗濯槽
4 水槽
5 上パネル
6 表示操作部
7 後パネル
8 給水パネル部
9 給水装置(給水口)
12 外箱開口部
13 開口内縁
30 給水カバー部
40 給水接続口
41 洗剤用給水弁
42 柔軟剤用給水弁
43 温水用給水弁
50 給水装置本体
51 給水板部
60 ケース収容部
61 粉末洗剤用給水孔(給水孔)
66 連通孔
66A 案内リブ
67 底部
68 流出出口
69 粉末洗剤用給水室
70 洗剤ケース
71 右側壁
72 右仕切り壁
73 左仕切り壁
74 左側壁
75 前壁
76 後壁
77 底壁(傾斜底面)
78 粉末洗剤収容室(第1部屋)
78A 第1開口
79 液体洗剤収容室
80 柔軟剤収容室
81 サイフォン部
82 サイフォン部
88 第2部屋
88A 第2開口
90 分流通路
91 下右側壁
92 下左側壁
93 下底壁
94 下前壁
96 排出通路
98 流れ規制部

Claims (5)

  1. 粉末洗剤を収容する洗剤ケースと、前記洗剤ケースを収容するケース収容部を有する給水装置本体とを有する給水装置を備える洗濯機であって、
    前記洗剤ケースは、粉末洗剤が載置される傾斜底面を有するとともに、前記給水装置本体に設けられた給水孔から吐出された水が前記傾斜底面の上流側から粉末洗剤に供給されるように構成された第1部屋を有し、
    前記第1部屋の下方には第2部屋が配設されているとともに、前記第2部屋の下方には排出通路が配設されており、
    前記第1部屋の下流端部に形成された第1開口から流出した粉末洗剤を含む流体を、前記第2部屋と前記排出通路とに分流する分流通路が、前記ケース収容部の反給水孔側に配設され、
    前記第1部屋の前記傾斜底面を貫通して、前記給水孔から吐出される水の一部を前記第2部屋に供給する連通孔が、前記傾斜底面の上流側に形成されている、洗濯機。
  2. 請求項1に記載の洗濯機において、
    前記給水孔から吐出された水を前記連通孔に案内するための案内リブが、前記連通孔の下流側に設けられている、洗濯機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の洗濯機において、
    前記連通孔が、前記傾斜底面の最も上流側に形成されている、洗濯機。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の洗濯機において、
    前記分流通路に対面する前記第2部屋の端部には、前記流体の出入を可能にする第2開口が形成されている、洗濯機。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の洗濯機において、
    前記第1部屋の前記第1開口から流出した前記流体の横方向の流れを規制する流れ規制部が、前記分流通路内に設けられている、洗濯機。
JP2016244643A 2016-12-16 2016-12-16 洗濯機 Active JP6770421B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016244643A JP6770421B2 (ja) 2016-12-16 2016-12-16 洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016244643A JP6770421B2 (ja) 2016-12-16 2016-12-16 洗濯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018094317A JP2018094317A (ja) 2018-06-21
JP6770421B2 true JP6770421B2 (ja) 2020-10-14

Family

ID=62631224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016244643A Active JP6770421B2 (ja) 2016-12-16 2016-12-16 洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6770421B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5922560B2 (ja) * 1977-11-02 1984-05-28 松下電器産業株式会社 洗濯機の洗剤投入装置
JPS5817885U (ja) * 1981-07-29 1983-02-03 株式会社日立製作所 全自動洗濯機の洗剤投入装置
JP4374375B2 (ja) * 2006-11-08 2009-12-02 日立アプライアンス株式会社 洗濯機
KR20120053579A (ko) * 2010-11-18 2012-05-29 삼성전자주식회사 세제공급장치 및 이를 가지는 세탁기
CN104746312B (zh) * 2015-02-09 2017-02-22 合肥市宏键精工模具有限责任公司 一种洗衣粉速溶进水盒组件

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018094317A (ja) 2018-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6456927B2 (ja) 洗濯機
US20120125055A1 (en) Detergent supply device and washing machine having the same
US7481082B2 (en) Detergent supply apparatus of washing machine
KR20130016932A (ko) 세탁기
JP2005168652A (ja) 洗濯機
KR20120071528A (ko) 세탁기
JP2005137945A (ja) 洗濯機
CN108691152B (zh) 洗衣机
WO2012114753A1 (ja) ドラム式洗濯機
JP2004329536A (ja) 洗濯機
JP6543808B2 (ja) 洗濯機
JP6943604B2 (ja) 洗濯機
JP7324977B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP6770421B2 (ja) 洗濯機
US20100132416A1 (en) Washing Machine and Tub Cover of the Same
JP6311124B2 (ja) 洗濯機
JP6908397B2 (ja) 洗濯機
JP2021087611A (ja) 洗濯機
JP5555616B2 (ja) 洗濯機
JP2012075686A (ja) ドラム式洗濯機
KR102487866B1 (ko) 세탁기
JP2022010809A (ja) 洗濯機
JP5804855B2 (ja) 洗濯機
JP2022173739A (ja) 洗濯機
WO2015040774A1 (ja) 洗濯機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190920

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20200330

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20200417

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200818

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200901

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200925

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6770421

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150